JP2019098960A - ワイパモータ及び車両用ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパの反転時の異音を低減することができるワイパモータを提供すること。
【解決手段】ワイパモータは、回転軸15aを回転駆動するモータ本体11と、回転軸15aの回転を減速して出力軸17に伝達する減速部12とを備え、出力軸17に駆動連結されるワイパ3を下反転位置から上反転位置まで揺動させる。減速部12は、非円形歯車33を有し、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置もしくはその近傍位置と対応した位置で出力軸17の回転速度が最も遅くなるように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイパモータ及び車両用ワイパ装置に関するものである。
従来から車両には車両用ワイパ装置が設けられ、車両用ワイパ装置には、ワイパにてウインドシールド等の払拭面を払拭するための動力としてのワイパモータが備えられている。このワイパモータは、一般的に回転軸を回転駆動するモータ本体と、回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部とを備え、出力軸に駆動連結されるワイパを下反転位置から上反転位置までの範囲で往復揺動させる。そして、このようなワイパモータとしては、下反転位置から上反転位置までのワイパの払拭域の中央付近において、出力軸のトルクが大きくなるように減速部(ギヤ)を構成し、払拭域の中央付近におけるワイパのストールを防止するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−193650号公報
ところで、上記のようにワイパの払拭域の中央付近において、出力軸のトルクが大きくなるように減速部を構成したワイパモータでは、ワイパが払拭域の中央付近にあるとき出力軸の回転速度が遅くなり、逆にワイパが下反転位置及び上反転位置と対応した位置の近傍にあるとき出力軸の回転速度が速くなることになる。この場合、ワイパが下反転位置及び上反転位置に到達する直前の速度と下反転位置及び上反転位置から離間する速度が速くなり、ワイパの反転時の異音が大きくなるという問題がある。なお、ワイパの位置に関わらず回転軸の回転を一定の減速比で減速して出力軸に伝達するワイパモータを用いた場合においても、ワイパの反転時の異音の低減が望まれている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ワイパの反転時の異音を低減することができるワイパモータ及び車両用ワイパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するワイパモータは、回転軸を回転駆動するモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部とを備え、前記出力軸に駆動連結されるワイパを下反転位置から上反転位置まで往復揺動させるためのワイパモータであって、前記減速部は、前記ワイパが下反転位置及び上反転位置もしくはその近傍位置と対応した位置で前記出力軸の回転速度が最も遅くなるように構成される。
同構成によれば、減速部は、ワイパが下反転位置及び上反転位置もしくはその近傍位置と対応した位置で出力軸の回転速度が最も遅くなるように構成されるため、ワイパの反転時の異音を低減することができる。
上記ワイパモータであって、前記減速部は、非円形歯車を有することが好ましい。
同構成によれば、前記減速部は、非円形歯車を有するため、簡単な構成で、ワイパが下反転位置及び上反転位置もしくはその近傍位置と対応した位置で出力軸の回転速度が最も遅くなるようにすることができる。
上記課題を解決する車両用ワイパ装置は、上記ワイパモータと、前記出力軸と前記ワイパとを駆動連結するリンク機構とを備える。
同構成によれば、車両用ワイパ装置においてワイパの反転時の異音を低減することができる。
上記車両用ワイパ装置であって、前記リンク機構は、前記出力軸の一方向の回転を揺動運動に変換する揺動変換機構を兼ねることが好ましい。
同構成によれば、リンク機構は、出力軸の一方向の回転を揺動運動に変換する揺動変換機構を兼ねるため、ワイパモータの出力軸(回転軸)を一方向に回転駆動させればよく、その制御が容易となる。よって、マイコン等を不要としながらも、機械的にワイパの反転時の異音を低減することができる。
上記車両用ワイパ装置であって、前記リンク機構は、前記ワイパが下反転位置及び上反転位置もしくはその近傍位置と対応した位置で前記出力軸の回転速度に対する前記ワイパの揺動速度の比が最も小さくなるように前記ワイパモータに駆動連結されることが好ましい。
同構成によれば、前記リンク機構は、前記ワイパが下反転位置及び上反転位置もしくはその近傍位置と対応した位置で前記出力軸の回転速度に対する前記ワイパの揺動速度の比が最も小さくなるように前記ワイパモータに駆動連結されるため、ワイパの反転時の異音をより低減することができる。
本発明のワイパモータでは、ワイパの反転時の異音を低減することができる。
一実施形態における車両用ワイパ装置の構成図。 一実施形態における減速機構の側面図。 一実施形態における出力軸の回転速度の特性図。
以下、車両用ワイパ装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、車両用ワイパ装置は、ワイパモータ1と、リンク機構2と、ワイパ3とを備える。
ワイパモータ1は、モータ本体11と、減速部12とを備える。モータ本体11は、略有底筒状のモータケース(ヨーク)13と、モータケース13の内周面に固着された永久磁石14と、モータケース13内に回転可能に配置されたロータ(電機子)15とを有し、外部電源からの駆動電流が供給されることによりロータ15を回転駆動する。減速部12は、前記モータケース13に固定されたギヤハウジング16と、ギヤハウジング16の内部に収容され前記ロータ15の回転軸15aの回転を減速して出力軸17に伝達する減速機構18とを有する。出力軸17は、リンク機構2を介してワイパ3と駆動連結される。
リンク機構2は、出力軸17に基端部が固定されたクランクアーム21と、ワイパ3が固定されるピボット軸Lに基端部が固定された揺動レバー22と、前記クランクアーム21の先端部と前記揺動レバー22の先端部とを連結するリンクロッド23とを有する。本実施形態のリンク機構2は、出力軸17の一方向の回転を揺動運動に変換する揺動変換機構を兼ねており、出力軸17が一方向に回転すると揺動レバー22がピボット軸L周りに往復揺動するように構成されている。
ここで、図1及び図2に示すように、前記減速機構18は、前記ロータ15の回転軸15aと一体回転するウォーム31と、該ウォーム31に噛合された円形のウォームホイール32と、該ウォームホイール32と前記出力軸17とを駆動連結する非円形歯車33とを備える。
非円形歯車33は、ウォームホイール32の軸方向(図2中、上方向)に積層されてウォームホイール32と同軸的に一体回転する略楕円形状の非円形第1歯車34と、ギヤハウジング16に回転可能に支持されて前記非円形第1歯車34と噛合される略楕円形状の非円形第2歯車35とを有し、非円形第2歯車35の軸中心に前記出力軸17が設けられている。非円形第1歯車34と非円形第2歯車35とは同じ形状に形成されている。そして、図1に示すように、非円形第1歯車34の短軸方向(非円形第1歯車34の軸中心から歯までの径寸法が最も短い方向)の歯に非円形第2歯車35の長軸方向(非円形第2歯車35の軸中心から歯までの径寸法が最も長い方向)の歯が噛み合っている状態で、前記ワイパ3が下反転位置(停止位置)又は上反転位置にあるように設定されている。これにより、減速部12(減速機構18)は、回転軸15aが一定の速度で回転した際に、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度が最も遅くなるように(機械的に)構成されている。言い換えると、減速部12(減速機構18)は、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で回転軸15aの回転速度に対する出力軸17の回転速度の比が最も小さくなるように(機械的に)構成されている。
具体的には、図3に示すように、回転軸15aが一定の速度で回転した際の非円形第1歯車34の1回転における出力軸17の回転速度Vは、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置(タイミングT1,T2)で最も遅くなるようになっている。
また、リンク機構2は、図1に示すように、非円形第1歯車34の短軸方向の歯に非円形第2歯車35の長軸方向の歯が噛み合っている状態(言い換えると、ワイパ3が下反転位置又は上反転位置にある状態)で、クランクアーム21とリンクロッド23とが一直線状に並ぶように設定されている。これにより、リンク機構2は、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度Vに対する揺動レバー22及びワイパ3の揺動(回動)速度の比が最も小さくなるように構成されている。
次に上記のように構成された車両用ワイパ装置の作用について説明する。
例えば、運転席に設けられたワイパスイッチが操作されると、モータ本体11に駆動電流が供給され、ロータ15(回転軸15a)が一方向に一定の回転速度で回転駆動される。すると、回転軸15aの回転は、ウォーム31及びウォームホイール32によって減速されつつ非円形歯車33にて(ワイパ3の位置に応じて)速度が可変されて出力軸17及びクランクアーム21が回転駆動される。すると、その動力がリンクロッド23を介して揺動レバー22に伝達され、揺動レバー22の往復揺動と共にピボット軸Lが往復回動され、ピボット軸Lに固定されたワイパ3が下反転位置から上反転位置までの範囲で往復揺動し、往復払拭動作が行われる。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)減速部12は、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度が機械的に最も遅くなるように構成されるため、ワイパ3の反転前後での速度が遅くなり、ワイパ3の反転時の異音を低減することができる。また、ワイパ3が予め定めた下反転位置や上反転位置を大きく越えてしまうオーバーランをも低減することができる。
(2)減速部12は、非円形歯車33(非円形第1歯車34及び非円形第2歯車35)を有するため、簡単な構成で、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度が機械的に最も遅くなるようにすることができる。具体的には、非円形歯車33の1回転において、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度が機械的に最も遅くなるようにできる。
(3)リンク機構2は、出力軸17の一方向の回転を揺動運動に変換する揺動変換機構を兼ねるため、ワイパモータ1の出力軸17(回転軸15a)を一方向に回転駆動させればよく、その制御が容易となる。よって、マイコン等を不要としながらも、機械的にワイパ3の反転時の異音を低減することができる。
(4)リンク機構2は、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度に対する揺動レバー22及びワイパ3の揺動(回動)速度の比が最も小さくなるように前記ワイパモータに駆動連結されるため、機械的にワイパ3の反転時の異音をより低減することができる。また、ワイパ3が予め定めた下反転位置や上反転位置を大きく越えてしまうオーバーランもより低減することができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、減速部12は、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度が機械的に最も遅くなるように構成したが、出力軸17の回転速度が機械的に最も遅くなる位置は、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置の近傍位置であっても良い。その場合でもワイパ3の反転前後での速度が遅くなりワイパ3の反転時の異音を機械的に低減することができる。また、ワイパ3が予め定めた下反転位置や上反転位置を大きく越えてしまうオーバーランをも低減することができる。
・上記実施形態では、減速部12は、非円形歯車33(非円形第1歯車34及び非円形第2歯車35)を有するとしたが、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置もしくは近傍位置と対応した位置で出力軸17の回転速度が最も遅くなる構成を有していればよく、非円形歯車以外の構成に変更してもよい。
・上記実施形態では、リンク機構2は、出力軸17の一方向の回転を揺動運動に変換する揺動変換機構を兼ねるとしたが、これに限定されず、例えば、ワイパモータ1の出力軸17(回転軸15a)を反転駆動させて、それと同期してワイパ3を揺動させるリンク機構としてもよいし、リンク機構を省略して出力軸にワイパを固定した構成としてもよい。また、リンク機構2は、ワイパ3が下反転位置及び上反転位置と対応した位置で出力軸17の回転速度に対する揺動レバー22及びワイパ3の揺動(回動)速度の比が最も小さくなるように構成されるとしたが、これに限定されず、他の比となるように構成してもよい。
1…ワイパモータ、2…揺動変換機構を構成するリンク機構、3…ワイパ、11…モータ本体、12…減速部、15a…回転軸、17…出力軸、33…非円形歯車、V…出力軸の回転速度。

Claims (5)

  1. 回転軸を回転駆動するモータ本体と、
    前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部と
    を備え、前記出力軸に駆動連結されるワイパを下反転位置から上反転位置まで往復揺動させるためのワイパモータであって、
    前記減速部は、前記ワイパが下反転位置及び上反転位置もしくはその近傍位置と対応した位置で前記出力軸の回転速度が最も遅くなるように構成されたことを特徴とするワイパモータ。
  2. 請求項1に記載のワイパモータであって、
    前記減速部は、非円形歯車を有することを特徴とするワイパモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のワイパモータと、
    前記出力軸と前記ワイパとを駆動連結するリンク機構と
    を備えたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 請求項3に記載の車両用ワイパ装置であって、
    前記リンク機構は、
    前記出力軸の一方向の回転を揺動運動に変換する揺動変換機構を兼ねることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 請求項3又は4に記載の車両用ワイパ装置であって、
    前記リンク機構は、
    前記ワイパが下反転位置及び上反転位置と対応した位置もしくはその近傍位置で前記出力軸の回転速度に対する前記ワイパの揺動速度の比が最も小さくなるように前記ワイパモータに駆動連結されたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021045003A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ

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