JP2019106949A - 通り抜け規制器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】開き戸で開閉される戸口において戸開時のペット等の通り抜けを規制する技術を提供する。【解決手段】通り抜け規制器具は、開き戸101で開閉される戸口102において戸開時の通り抜けを規制する器具であり、第1支持部1と、第2支持部2と、規制部3と、を備える。第1支持部1は、開き戸101の内面のうちの戸先101aに近いに位置に取り付けられる。第2支持部2は、戸口102の側縁部102bに取り付けられる。そして、規制部3は、折り畳み可能に連結された2つの規制部材31を含み、当該規制部3の両端部(線状部30a及び30b)がそれぞれ第1支持部1及び第2支持部2に回動可能に支持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ペットや幼児等の通り抜けを規制する技術に関する。
キッチンや階段等の危険な場所にペットや幼児等が侵入することを防止するべく、その様な場所の入口に設けることが可能な安全柵が存在する。従来の安全柵には、床に置いて入口を塞ぐもの(特許文献1参照)や、入口の左右の壁や柱に突っ張って固定するもの(特許文献2、3参照)、更には入口の天井と床に支柱を突っ張って固定するもの(特許文献4参照)などが存在する。
特開2008−118934号公報 特開2007−014587号公報 特開2008−142484号公報 特開2014−166262号公報
一方で、主にペットを屋内で放し飼いにする家庭では、玄関口の扉を開けたときにペットが逃げ出すという問題もあった。しかし、従来の安全柵では、ペットが玄関口から逃げ出すことを防止することが難しかった。なぜなら、従来の固定式の安全柵は、扉のない場所に突っ張って固定されるものであるため、玄関口等、扉を有する戸口には取り付け難いからである。又、床に置いて使用される従来の安全柵は、ペット等が寄り掛かったときに倒れる虞があり、ペットが逃げ出すことを防止できるとは限らない。
そこで本発明の目的は、開き戸で開閉される戸口において戸開時のペット等の通り抜けを規制する技術を提供することである。
本発明に係る通り抜け規制器具は、開き戸で開閉される戸口において戸開時の通り抜けを規制する器具であり、第1支持部と、第2支持部と、規制部と、を備える。第1支持部は、開き戸の内面のうちの戸先に近いに位置に取り付けられる。第2支持部は、戸口の側縁部に取り付けられる。そして、規制部は、折り畳み可能に連結された2つの規制部材を含み、当該規制部の両端部がそれぞれ第1支持部及び第2支持部に回動可能に支持されている。
上記通り抜け規制器具によれば、開き戸が開かれたとき、第1支持部と第2支持部とが互いに離れることで、これらに両端部が支持された規制部は、2つの規制部材を展開した状態(展開状態)へ移行する。又、開き戸が閉じられたとき、第1支持部と第2支持部とが互いに近づくことで、これらに両端部が支持された規制部は、2つの規制部材を折り畳んだ状態(折畳状態)へ移行する。即ち、開き戸の開閉に応じて、規制部の状態を、折畳状態と展開状態との間で変化させることができる。よって、開き戸が開かれたときであっても、展開状態にある規制部によってペット等の通り抜けが規制される。
上記通り抜け規制器具において、規制部は、第2支持部に支持される端部として、縦方向に延びた線状部を有し、第2支持部は、線状部が着脱可能に係合することで当該線状部を回動可能に支持する係合部を有していてもよい。この構成によれば、ユーザが戸口を通るときに、第2支持部側での規制部の支持を解除(即ち、係合部と線状部との係合を解除)することにより、通り抜けの規制を一時的に解除することができる。
上記通り抜け規制器具において、係合部には、係合位置へ線状部を導き入れるための入口が設けられていてもよい。この構成において、係合部は、上記入口を介して互いに対向する対向面がそれぞれに形成された第1係合構成部及び第2係合構成部から構成され、当該第2係合構成部は、自身の対向面を第1係合構成部の対向面から離間させる離間方向へ移動することが可能であることが好ましい。又、第2支持部は、離間方向とは逆方向へ第2係合構成部を付勢する付勢部材を更に有していることが好ましい。この構成によれば、係合部の入口を開閉させることで当該入口を通じて線状部を挿脱させることが可能になり、その結果として、係合部への線状部の係合及びその解除(即ち、第2支持部に対する規制部の着脱)が可能になる。しかも、係合部に線状部が係合しているときには、付勢部材の付勢力によって係合部の入口が閉じられることで、係合部からの線状部の脱落を防止することができる。
上記通り抜け規制器具において、第1係合構成部及び第2係合構成部の少なくとも何れか一方の対向面には、これに対向するもう一方の対向面とは反対側へ傾斜すると共に係合部の外側へ向けられた第1傾斜面が形成されていてもよい。この構成によれば、規制部の線状部を第1傾斜面に押し当て、その状態で線状部を係合部の内側へ向けて押し込むことにより、第2係合構成部には、第1傾斜面を介して、離間方向と同方向の押圧力を付与することができる。よって、線状部を押し込むことで上記入口を開くことでき、その結果として、係合部の内側へ線状部を挿入することが可能になる。この様に、線状部を係合部の内側へ向けて押し込むといった片手でも行うことが可能な簡単な操作で、線状部を係合部に係合させることができる。
上記通り抜け規制器具において、第1係合構成部及び第2係合構成部の少なくとも何れか一方の対向面には、これに対向するもう一方の対向面とは反対側へ傾斜すると共に係合部の内側へ向けられた第2傾斜面が形成されていてもよい。この構成によれば、規制部の線状部を係合部の外側へ向けて引っ張って、線状部を第2傾斜面に当接させることにより、第2係合構成部には、離間方向と同方向の押圧力を付与することができる。よって、線状部を引っ張ることで上記入口を開くことができ、その結果として、係合部の外側へ線状部を引き出すことが可能になる。この様に、線状部を係合部の外側へ向けて引っ張るといった片手でも行うことが可能な簡単な操作で、係合部と線状部との係合を解除することができる。
上記通り抜け規制器具は、2つの規制部材のうちの第2支持部に支持される規制部材の上端部に取り付けられるフック部を更に備え、第1支持部には、フック部を引っ掛けるための受け部が設けられていてもよい。この構成によれば、第2支持部側での規制部の支持を解除したときに、フック部を受け部に引っ掛けることにより、規制部を、2つの規制部材が折り畳まれた状態で開き戸の内面に密着させて保持することができる。よって、通り抜け規制器具による通り抜けの規制を実施しない場合において、開き戸の開閉時に、規制部が意図せず展開して通行が妨げられるといったことが生じない。
本発明によれば、開き戸で開閉される戸口において戸開時のペット等の通り抜けを規制することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る通り抜け規制器具を示すと共に、戸開時における当該通り抜け規制器具の状態を示した斜視図である。 戸閉時における通り抜け規制器具の状態を示した斜視図である。 2つの規制部材を連結する連結部の構成を示した分解斜視図である。 第1支持部の構成を示した分解斜視図である。 第2支持部の構成を正面側から見て示した分解斜視図である。 第2支持部の構成を背面側から見て示した分解斜視図である。 第2支持部の取付けに関する変形例を示した斜視図である。 第2支持部が有する係合部を示した横断面図である。 (A)第2支持部の係合部に規制部材の線状部を係合させるときのこれらの動き、(B)係合部と線状部との係合状態、及び(C)係合部と線状部との係合を解除するときのこれらの動き、をそれぞれ示した横断面図である。 フック部及びその使用状態を示した斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る通り抜け規制器具を示した斜視図である。図1に示される様に、通り抜け規制器具は、開き戸101で開閉される戸口102において戸開時の通り抜けを規制する器具であり、第1支持部1と、第2支持部2と、規制部3と、フック部4と、を備える。尚、戸開時及び戸閉時における通り抜け規制器具の状態がそれぞれ、図1及び図2に示されている。
先ず、規制部3について説明する。規制部3は、折り畳み可能に連結された2つの規制部材31を含む。本実施形態において、各規制部材31には、ワイヤで形成された柵部材が用いられている。具体的には、この柵部材は、ワイヤで形成された矩形状の枠内に、直線状に延びた複数のワイヤを柵状又はネット状に並べて固定することで構成されている。又、2つの規制部材31には、構成(形状やサイズ等)が同じ柵部材が用いられている。そして、2つの規制部材31は、それらの枠を形成しているワイヤのうちの縦方向D1に延びた部分(以下、これらの部分を「線状部301」と称す)どうしを、上下に1つずつ配された2つの連結部32によって回動可能に連結することにより、折り畳み可能に連結されている。
図3は、連結部32の構成を示した分解斜視図である。図3に示される様に、連結部32は、本体部321と、2つのカバー部322と、から構成されている。ここで、本体部321には、上述した2つの線状部301を回動可能に保持するための2つの保持位置Pc1及びPc2が設けられると共に、これらの位置に線状部301を導き入れるための1つの入口321aが設けられている。そして、2つのカバー部322は、本体部321に対して上下から入口321aに沿って挿入することが可能であり、本体部321へのカバー部322の取付けにより、入口321aが塞がれる。又、本体部321へのカバー部322の取付けにより、2つの保持位置Pc1及びPc2の間がカバー部322によって仕切られる。
この様な連結部32によれば、カバー部322を取り外した状態で、2つの線状部301を入口321aから挿入して、それぞれを保持位置Pc1及びPc2まで移動させた後、本体部321に対してカバー部322を取り付けるといった簡単な作業で、2つの線状部301を互いに連結することができる。
この様に構成された規制部3は、その両端部として、2つの規制部材31の枠をそれぞれ形成しているワイヤのうちの、互いに連結された部分(線状部301)とは反対側の位置において縦方向D1に延びた部分(以下、これらの部分をそれぞれ「線状部30a」及び「線状部30b」と称す)を有する。そして、後述する様に、これらの線状部30a及び30bがそれぞれ、第1支持部1及び第2支持部2に回動可能に支持される。
尚、2つの規制部材31には、柵部材に限らず、網戸状やガラス戸状の部材、更には板部材などが用いられてもよい。この場合、2つの規制部材31には、第1支持部1及び第2支持部2に回動可能に支持するための部分として、上述した線状部30a及び線状部30bに相当する部分を別途に設けることができる。又、2つの規制部材31には、形状やサイズ等の構成が同じものに限らず、形状やサイズ等の構成が異なるものが用いられてもよい。更に、2つの規制部材31は、これらを折り畳み可能に連結することができるのであれば、上述した連結部32で連結する場合に限らず、ヒンジ等の連結機構によって連結されてもよい。
図1及び図2に示される様に、第1支持部1は、開き戸101の内面のうちの戸先101aに近いに位置に取り付けられる。本実施形態では、開き戸101の下寄りの部分において、戸先101aに近い上下の2箇所の位置に第1支持部1が1つずつ取り付けられている。又、第2支持部2は、開き戸101が開閉可能に取り付けられる戸口102の側縁部102aとは反対側に位置する側縁部102b(即ち、開き戸101の戸先101a側に位置する側縁部)に取り付けられる。
図4は、第1支持部1の構成を示した分解斜視図である。図4に示される様に、第1支持部1は、本体部11と、2つのカバー部12と、から構成されている。ここで、本体部11には、規制部3の線状部30aを回動可能に支持するための支持位置Paが設けられると共に、この位置に線状部30aを導き入れるための1つの入口11aが設けられている。そして、2つのカバー部12は、本体部11に対して上下から入口321aに沿って挿入することが可能であり、本体部11へのカバー部12の取付けにより、入口11aが塞がれる。
この様な第1支持部1によれば、カバー部12を取り外した状態で、線状部30aを入口11aから挿入して支持位置Paまで移動させた後、本体部11に対してカバー部12を取り付けるといった簡単な作業で、線状部30aを第1支持部1によって支持することができる。
図5及び図6は、第2支持部2の構成を正面側及び背面側からそれぞれ見て示した分解斜視図である。図5及び図6に示される様に、第2支持部2は、本体部21と、摺動部22と、付勢部材23と、係合部24と、ロック部25と、を有する。
本体部21は、開き戸101の内側において戸口102の側縁部102bに固定される部分であり、当該側縁部102bに対して、両面テープ等の貼着部材やボルト等のネジ部材を用いて固定される。本実施形態では、側縁部102bのうちの、これとは反対側に位置するもう一方の側縁部102aの方を向いた第1面102cに、本体部21が固定される(図1及び図2参照)。
尚、戸口102の構造によっては、図7に示される様に、側縁部102bにおける上記第1面102cに、本体部21を固定するための十分なスペースがない場合がある。この場合、略L字状に形成された固定補助具5を用いることにより、本体部21を、第1面102cに固定するときと同じ姿勢を保ちつつ、側縁部102bのうちの内側を向いた第2面102dに固定することができる。尚、この第2面102dには、戸口102周りの壁や、2枚扉である場合における開き戸101とは別のもう一方の扉などが含まれる。
本体部21には、摺動部22を収納するための凹部211と、凹部211内での摺動部22の摺動を可能にするガイド溝212と、が形成されている。具体的には、本体部21の外面のうちの、本体部21が戸口102の側縁部102bに固定されたときにもう一方の側縁部102aの方を向くことになる正面21aに、凹部211が形成されている。又、縦方向D1に垂直な方向であって且つ側縁部102bの第1面102c(本実施形態では、本体部21が固定される面)に沿う方向(以下、「スライド方向D2」と称す)において摺動部22が摺動可能となるように、凹部211の上下の内面にそれぞれガイド溝212が形成されている。そして、凹部211及びガイド溝212は何れも、スライド方向D2における本体部21の一方の端面21b(本実施形態では内側の端面)へ突き抜けている。摺動部22においては、ガイド溝212に摺動可能に嵌合する嵌合部221が、摺動部22の上下の端部にそれぞれ形成されている。
この様な本体部21及び摺動部22によれば、本体部21の凹部211に対して端面21b側から摺動部22を挿入すると共に、上下のガイド溝212にも嵌合部221を挿入することができる。又、摺動部22を、凹部211に収納した状態で、ガイド溝212に沿って(即ち、スライド方向D2において)摺動させることができる。
付勢部材23は、摺動部22がスライド方向D2へ移動したときに当該摺動部22をスライド方向D2とは逆方向へ付勢する。即ち、付勢部材23は、摺動部22に対して、本体部21の凹部211内へ引き戻すための力を付与する。具体的には、付勢部材23は引っ張りバネであり、その両端部が、本体部21の凹部211の内底面211aに形成された突起部213(図5参照)と、摺動部22の背面に形成された突起部222(図6参照)と、に引っ掛けられる。
係合部24は、これに規制部3の線状部30bが着脱可能に係合することで、当該線状部30bを回動可能に支持する。図8は、係合部24を示した横断面図である。図8に示される様に、係合部24には、線状部30bを係合させる係合位置Pbが設けられると共に、この位置に線状部30bを導き入れるための入口24aが設けられている。
より具体的には、係合部24は、第1係合構成部241と第2係合構成部242とで構成されており、これらの構成部には、入口24aを介して互いに対向する対向面241a及び242aがそれぞれに形成されている。そして、摺動部22が凹部211に収納されたときに、対向面241a及び242aどうしが互いに接触又は近接することにより入口24aが閉じられる様に、本体部21に第1係合構成部241が設けられると共に、摺動部22に第2係合構成部242が設けられている。本実施形態では、本体部21の正面21aにおいて、スライド方向D2とは反対側に位置する凹部211の縁に沿って、第1係合構成部241が形成されている(図5参照)。又、第2係合構成部242は、摺動部22のうちの、本体部21の正面21aから露出する部分に形成されている。
従って、第2係合構成部242は、自身の対向面242aを第1係合構成部241の対向面241aから離間させる離間方向(本実施形態では、スライド方向D2に一致)へ移動することが可能である。よって、離間方向において第2係合構成部242を往復移動させることにより、係合部24の入口24aを開閉させることができる(図9(A)〜(C)参照)。
又、本実施形態では、摺動部22が離間方向(スライド方向D2)へ移動したとき、当該摺動部22には、付勢部材23によって本体部21の凹部211内へ引き戻すための力が付与される。従って、第2係合構成部242にも、付勢部材23による同様の力(離間方向とは逆方向の付勢力)が摺動部22を通じて付与される。よって、付勢部材23の付勢力に抗した力(離間方向への力)が第2係合構成部242に付与されることにより、第2係合構成部242が離間方向へ移動し、その結果として係合部24の入口24aが開かれる。一方、付勢部材23の付勢力に抗した力(離間方向への力)がなくなると、第2係合構成部242は離間方向とは逆方向へ移動し、その結果として係合部24の入口24aが閉じられる。
ロック部25は、係合部24の入口24aが閉じられた状態で摺動部22を本体部21に係脱可能にロックする。具体的には、ロック部25は、操作部251と、係合突起部252と、これらを互いに連結する連結部253と、を有する(図6参照)。そして、摺動部22には、その上部(嵌合部221が形成された端部を含む)に、ロック部25の連結部253を上下に摺動させるためのガイドスリット223が形成されている。又、本体部21には、上側のガイド溝212の上内面に、ロック部25を上方へ移動させたときに係合突起部252が係合する係合受け部214が形成されている。ここで、係合受け部214は、係合部24の入口24aが閉じられた状態のときに係合突起部252と対向する位置に設けられている。
上記ロック部25によれば、係合部24の入口24aが閉じられた状態で、ロック部25を上方へ移動させて係合突起部252を係合受け部214に係合させることにより、スライド方向D2への摺動部22の移動が禁止される。よって、第2支持部2で規制部3を支持した状態(即ち、第2支持部2の係合部24に規制部3の線状部30bを係合させた状態)において、係合突起部252を係合受け部214に係合させることにより、意図せず摺動部22がスライド方向D2へ摺動することを防止することができる。その結果として、第2支持部2による規制部3の支持が意図せず解除されてしまうことが防止される。
この様な第2支持部2によれば、係合部24の入口24aを開閉させることで、当該入口24aを通じて線状部30bを挿脱させることが可能になり、その結果として、係合部24への線状部30bの係合及びその解除(即ち、第2支持部2に対する規制部3の着脱)が可能になる。しかも、係合部24に線状部30bが係合しているときには、付勢部材23の付勢力によって係合部24の入口24aが閉じられることで、係合部24からの線状部30bの脱落を防止することができる。
上記通り抜け規制器具によれば、開き戸101が開かれたとき、第1支持部1と第2支持部2とが互いに離れることで、これらに両端部(線状部30a及び30b)が支持された規制部3は、2つの規制部材31を展開した状態(展開状態)へ移行する。又、開き戸101が閉じられたとき、第1支持部1と第2支持部2とが互いに近づくことで、これらに両端部が支持された規制部3は、2つの規制部材31を折り畳んだ状態(折畳状態)へ移行する。即ち、開き戸101の開閉に応じて、規制部3の状態を、折畳状態と展開状態との間で変化させることができる。よって、開き戸101が開かれたときであっても、展開状態にある規制部3によってペット等の通り抜けが規制される。この様に、上記通り抜け規制器具によれば、開き戸101で開閉される戸口102において戸開時のペット等の通り抜けを規制することができる。
又、ユーザが戸口102を通るときに、第2支持部2側での規制部3の支持を解除(即ち、第2支持部2の係合部24と規制部3の線状部30bとの係合を解除)することにより、通り抜けの規制を一時的に解除することができる。
更に、上記通り抜け規制器具は、戸口102において第1支持部1及び第2支持部2の取付位置を調整することにより、規制部3の高さを調整することができる。具体的には、上記通り抜け規制器具は、規制部3の下端を、ペット等が通り抜けることができない程度に浮かせて、戸口102に設けることができる。この様に規制部3の下端を浮かせることにより、ペットの毛玉や埃などが通り抜け規制器具に引っ掛かって当該器具の下方に溜まるといったことが生じ難くなる。又、規制部3の下側を、掃除機等で掃除することが可能になる。
本実施形態では、第2支持部2に対する規制部3の着脱(即ち、係合部24に対する線状部30bの着脱)を容易にするために、通り抜け規制器具は、以下の構成を更に有している。
図8に示される様に、第1係合構成部241の対向面241aには、第1傾斜面241xと第2傾斜面241yとが形成されている。ここで、第1傾斜面241xは、第2係合構成部242の対向面242aとは反対側へ傾斜すると共に、係合部24の外側へ向けられた面である。第2傾斜面241yは、第2係合構成部242の対向面242aとは反対側へ傾斜すると共に、係合部24の外側へ向けられた面である。又、第2係合構成部242の対向面242aには、第1傾斜面242xが形成されている。ここで、第1傾斜面242xは、第1係合構成部241の対向面241aとは反対側へ傾斜すると共に、係合部24の外側へ向けられた面である。
そして、この様な係合部24の形状によれば、当該係合部24において以下の様な動きを実現することができる。尚、図9(A)は、係合部24に線状部30bを係合させるときのこれらの動きを示した横断面図である。図9(B)は、係合部24と線状部30bとの係合状態を示した横断面図である。図9(C)は、係合部24と線状部30bとの係合を解除するときのこれらの動きを示した横断面図である。
先ず、係合部24に線状部30bを係合させるとき、図9(A)に示される様に線状部30bを第1傾斜面241x及び242xに押し当て、その状態で線状部30bを係合部24の内側へ向けて押し込む。このときに第1傾斜面241x及び242xの位置から線状部30bが脱落することを防止するべく、本実施形態では、脱落しそうになった線状部30bを受け止めるリブ部243が、第2係合構成部242において第1傾斜面242xに沿って形成されている。尚、このリブ部243は、第1係合構成部241において第1傾斜面241xに沿って形成されていてもよい。
そして、線状部30bを係合部24の内側へ向けて押し込むことにより、第1係合構成部241には、第1傾斜面241xを介して、スライド方向D2とは逆方向の押圧力が付与される。又、第2係合構成部242には、第1傾斜面242xを介して、スライド方向D2と同方向の押圧力が付与される。第1係合構成部241は、本体部21を介して戸口102の側縁部102bに固定されているため、押圧力が付与された場合でも動くことはない。一方、第2係合構成部242は、スライド方向D2へ移動することが可能であるため、上述したスライド方向D2と同方向の押圧力が付与され、且つ、その押圧力が付勢部材23の付勢力よりも大きくなった場合、付勢部材23の付勢力に抗してスライド方向D2へ移動する。よって、線状部30bを押し込むことで入口24aを開くことができ、その結果として、係合部24の内側へ線状部30bを挿入することが可能になる。
その後、線状部30bが入口24aを通過することで、図9(B)に示される様に、線状部30bは係合部24内の係合位置Pbへ導かれると共に、第2係合構成部242は、これに対する上記押圧力がなくなることで付勢部材23の付勢力によって元の位置へ戻り、その結果として、入口24aが再び閉じられる。この様に、線状部30bを係合部24の内側へ向けて押し込むといった片手でも行うことが可能な簡単な操作で、線状部30bを係合部24に係合させることができる。
次に、係合部24と線状部30bとの係合を解除するとき、図9(C)に示される様に線状部30bを係合部24の外側へ向けて引っ張る。これにより、線状部30bが、第1係合構成部241の第2傾斜面241yに当接すると共に、第2係合構成部242の対向面242a或いはこれと同一平面で拡がった内面242bに当接する。よって、第1係合構成部241には、第2傾斜面241yを介して、スライド方向D2とは逆方向の押圧力が付与される。又、第2係合構成部242には、対向面242a又は内面242bを介して、スライド方向D2と同方向の押圧力が付与される。第1係合構成部241は、本体部21を介して戸口102の側縁部102bに固定されているため、押圧力が付与された場合でも動くことはない。一方、第2係合構成部242は、スライド方向D2へ移動することが可能であるため、上述したスライド方向D2と同方向の押圧力が付与され、且つ、その押圧力が付勢部材23の付勢力よりも大きくなった場合、付勢部材23の付勢力に抗してスライド方向D2へ移動する。よって、線状部30bを引っ張ることで入口24aを開くことができ、その結果として、係合部24の外側へ線状部30bを引き出すことが可能になる。
その後、線状部30bが入口24aを通過することで、第2係合構成部242は、これに対する上記押圧力がなくなることで付勢部材23の付勢力によって元の位置へ戻り、その結果として、入口24aが再び閉じられる。この様に、線状部30bを係合部24の外側へ向けて引っ張るといった片手でも行うことが可能な簡単な操作で、係合部24と線状部30bとの係合を解除することができる。
尚、第2支持部2に対する規制部3の着脱時における係合部24の上記動作を実現することができるのであれば、係合部24の横断面形状は、上述したものに限定されない様々な形状に変形することができる。例えば、上述した第1傾斜面は、第1係合構成部241及び第2係合構成部242の何れか一方の対向面にのみ設けられてもよいし、両方の対向面に設けられてもよい。上述した第2傾斜面についても同様である。又、係合部24は、第1傾斜面及び第2傾斜面の何れか一方のみが形成された構成や、これらの傾斜面がない構成を有していてもよい。
図10は、フック部4及びその使用状態を示した斜視図である。図10に示される様に、フック部4は、2つの規制部材31のうちの第2支持部2に支持される規制部材31の上端部(枠を形成しているワイヤの上辺部分)に取り付けられる。本実施形態では、フック部4は、規制部材31の上端部に回動可能に取り付けられている。又、第1支持部1には、その上部に、フック部4を引っ掛けるための受け部13が設けられている。具体的には、上側のカバー部12に受け部13が形成されている(図4参照)。
この様なフック部4によれば、第2支持部2側での規制部3の支持を解除(即ち、第2支持部2の係合部24と規制部3の線状部30bとの係合を解除)したときに、フック部4を受け部13に引っ掛けることにより、規制部3を、2つの規制部材31が折り畳まれた状態で開き戸101の内面に密着させて保持することができる(図10参照)。よって、通り抜け規制器具による通り抜けの規制を実施しない場合において、開き戸101の開閉時に、規制部3が意図せず展開して通行が妨げられるといったことが生じない。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 第1支持部
2 第2支持部
3 規制部
4 フック部
5 固定補助具
11 本体部
11a 入口
12 カバー部
13 受け部
21 本体部
21a 正面
21b 端面
22 摺動部
23 付勢部材
24 係合部
24a 入口
25 ロック部
30a、30b 線状部
31 規制部材
32 連結部
101 開き戸
101a 戸先
102 戸口
102a、102b 側縁部
102c 第1面
102d 第2面
211 凹部
211a 内底面
212 ガイド溝
213 突起部
214 係合受け部
221 嵌合部
222 突起部
223 ガイドスリット
241 第1係合構成部
242 第2係合構成部
241a、242a 対向面
242b 内面
241x、242x 第1傾斜面
241y 第2傾斜面
243 リブ部
251 操作部
252 係合突起部
253 連結部
301 線状部
321 本体部
321a 入口
322 カバー部
D1 縦方向
D2 スライド方向
Pa 支持位置
Pb 係合位置
Pc1、Pc2 保持位置

Claims (6)

  1. 開き戸で開閉される戸口において戸開時の通り抜けを規制する器具であって、
    前記開き戸の内面のうちの戸先に近いに位置に取り付けられる第1支持部と、
    前記戸口の側縁部に取り付けられる第2支持部と、
    折り畳み可能に連結された2つの規制部材を含む規制部であって、その両端部がそれぞれ前記第1支持部及び前記第2支持部に回動可能に支持される規制部と、
    を備える、通り抜け規制器具。
  2. 前記規制部は、前記第2支持部に支持される前記端部として、縦方向に延びた線状部を有し、
    前記第2支持部は、前記線状部が着脱可能に係合することで当該線状部を回動可能に支持する係合部を有する、請求項1に記載の通り抜け規制器具。
  3. 前記係合部には、係合位置へ前記線状部を導き入れるための入口が設けられており、
    前記係合部は、前記入口を介して互いに対向する対向面がそれぞれに形成された第1係合構成部及び第2係合構成部から構成され、当該第2係合構成部は、自身の前記対向面を前記第1係合構成部の前記対向面から離間させる離間方向へ移動することが可能であり、
    前記第2支持部は、前記離間方向とは逆方向へ前記第2係合構成部を付勢する付勢部材を更に有する、請求項2に記載の通り抜け規制器具。
  4. 前記第1係合構成部及び前記第2係合構成部の少なくとも何れか一方の前記対向面には、これに対向するもう一方の前記対向面とは反対側へ傾斜すると共に前記係合部の外側へ向けられた第1傾斜面が形成されている、請求項3に記載の通り抜け規制器具。
  5. 前記第1係合構成部及び前記第2係合構成部の少なくとも何れか一方の前記対向面には、これに対向するもう一方の前記対向面とは反対側へ傾斜すると共に前記係合部の内側へ向けられた第2傾斜面が形成されている、請求項3又は4に記載の通り抜け規制器具。
  6. 前記2つの規制部材のうちの前記第2支持部に支持される規制部材の上端部に取り付けられるフック部を更に備え、
    前記第1支持部には、前記フック部を引っ掛けるための受け部が設けられている、請求項1〜5の何れかに記載の通り抜け規制器具。
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