JP2019116479A - 新規化合物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記一般式(1’)、
(一般式(1’)中、環A1は、下記部分構造式(1−1)〜(1−10)の何れかであり、R1およびR2は、それぞれ独立に、水素原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基、またはR1およびR2が、互いに連結して形成する窒素原子を含む環であり、環A1が表す5員〜8員の環を構成する原子が窒素原子を含まない場合、R1およびR2は、互いに連結して形成する環であり、該環は、窒素原子、酸素原子および炭素原子から任意に選ばれて形成され、該環にはベンゼン環が縮環していてもよい。)で表されることを特徴とする新規化合物である。
【選択図】なし
Description
(一般式(1’)中、環A1は、下記部分構造式(1−1)〜(1−10)の何れかであり、R1およびR2は、それぞれ独立に、水素原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基、またはR1およびR2が、互いに連結して形成する窒素原子を含む環であり、環A1が表す5員〜8員の環を構成する原子が窒素原子を含まない場合、R1およびR2は、互いに連結して形成する環であり、該環は、窒素原子、酸素原子および炭素原子から任意に選ばれて形成され、該環にはベンゼン環が縮環していてもよい。)で表されることを特徴とするものである。
(式中、*は、前記一般式(1’)中で二重結合にて窒素原子と連結する部位を表し、Xは、−NR13−を表し、R13は、それぞれ独立に、水素原子、ニトロ基、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、R25〜R30は、それぞれ独立に、水素原子、またはニトロ基を表す。)で表され新規化合物であることが好ましく、この場合、前記無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基が、炭素原子数1〜20のアルキル基であることがより好ましい。
(式中、*は、前記一般式(1’)中で二重結合にて窒素原子と連結する部位を表し、Xは、−CO−、−CS−、−NR13−を表し、R13は、水素原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、R35〜R40は、水素原子を表す。)で表される新規化合物であることも好ましく、この場合、前記無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基が、炭素原子数1〜20のアルキル基であることがより好ましい。
(式中、*は、前記一般式(1’)中で二重結合にて窒素原子と連結する部位を表し、Xは、−S−を表し、R71〜R78は、それぞれ独立に、水素原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基を表す。)で表される新規化合物であることも好ましく、この場合、前記無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基が、炭素原子数1〜20のアルキル基であることがより好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、(A)光開始剤(以下、「(A)成分」とも称す)と、(B)硬化性樹脂(以下、「(B)成分」とも称す)と、を含有する感光性樹脂組成物であり、(A)光開始剤が、上記一般式(1)で表される化合物を少なくとも1種含むものである。以下、本発明の感光性樹脂組成物の各成分につき、詳細に説明する。
本発明に係る(A)光開始剤は、下記一般式(1)、
で表される構造を有しており、一般式(1)中の環A1は、炭素原子、窒素原子、硫黄原子、酸素原子およびリン原子から任意に構成される5員〜8員の環である。この5員〜8員の環には他の環が縮環していてもよく、また、置換基を有していてもよい。一般式(1)中のR1およびR2は、それぞれ独立に、水素原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基、またはR1およびR2が、互いに連結して形成する窒素原子を含む環であり、この環にはベンゼン環環が縮環していてもよい。
R1またはR2がフェニル基である化合物;R1およびR2のいずれも水素原子ではない
化合物;R1およびR2が互いに連結して環を形成している化合物が好ましく、R1およ
びR2が互いに連結してピロリジン環、イミダゾール環、ピペリジン環またはピペラジン
環を形成している化合物がより好ましい。
本発明で用いられる(B)成分は、アニオン重合性官能基、または塩基を触媒とし硬化温度が低温化する樹脂を示し、紫外線等のエネルギー線を照射することにより重合して硬化する硬化性樹脂または硬化温度が低温化する硬化性樹脂である。上記アニオン重合性官能基とは、紫外線等の活性エネルギー線によって光塩基発生剤から発生する塩基により重合しうる官能基を意味し、例えば、エポキシ基、エピスルフィド基、環状モノマー(σ−バレロラクトン、ε−カプロラクタム)等が挙げられ、塩基を触媒とし硬化温度が低温化する樹脂としては、イソシアネートとアルコールによるウレタン結合形成反応、エポキシと水酸基の付加反応、エポキシとカルボン酸基の付加反応、エポキシとチオール基の付加反応、(メタ)アクリル基のマイケル付加反応、ポリアミック酸の脱水縮合反応等を利用したものが挙げられる。(B)成分としては、例えば、エポキシ樹脂、オキセタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。中でも、速やかに反応が進行することや接着性が良好であるという点から、エポキシ樹脂が好適である。
本発明の感光性樹脂組成物は、アルカリ溶液を用いてパターニングする目的で(C)アルカリ現像性樹脂(以下、「(C)成分」とも称す)を用いることができる。(C)成分は、フェノール性水酸基、チオール基およびカルボキシル基のうち1種以上の官能基を含有し、アルカリ溶液で現像可能な樹脂であり、好ましくはフェノール性水酸基を2個以上有する化合物、カルボキシル基含有樹脂、フェノール性水酸基およびカルボキシル基を有する化合物、チオール基を2個以上有する化合物が挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
級アルキル(メタ)アクリレート、イソブチレン等の不飽和基含有化合物との共重合により得られるカルボキシル基含有樹脂。なお、低級アルキルとは、炭素原子数1〜5のアルキル基を指す。
脂。
に多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有樹脂。
本発明の感光性樹脂組成物には、任意成分として、無機化合物、色材、潜在性エポキシ硬化剤、連鎖移動剤、増感剤、溶剤等の(D)添加剤(以下、「(D)成分」とも称す)を用いることができる。
本発明の硬化物は、本発明の感光性樹脂組成物にエネルギー線が照射されてなるものである。例えば、(1)本発明の感光性樹脂組成物の塗膜を基板上に形成する工程、(2)該塗膜に所定のパターン形状を有するマスクを介してエネルギー線(光)を照射する工程、(3)露光後のベーク工程、(4)露光後の被膜を現像する工程、(5)現像後の該被膜を加熱する工程により、パターン形成された硬化物を得ることができる。
一般式(1’)中、環A1は、炭素原子、窒素原子、硫黄原子、酸素原子およびリン原子から任意に構成される5員〜8員の環であり、5員〜8員の環には他の環が縮環していてもよく、また、置換基を有していてよい。R1およびR2は、それぞれ独立に、水素原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基、またはR1およびR2が、互いに連結して形成する窒素原子を含む環である。環A1が表す5員〜8員の環を構成する原子が窒素原子を含まない場合、R1およびR2は、互いに連結して形成する環であり、この環は、窒素原子、酸素原子および炭素原子から任意に選ばれて形成され、この環にはベンゼン環が縮環していてもよい。また、5〜8員の環に、他の環が縮環して2環〜4環となっているものが好ましい。縮環する環としては、芳香族炭化水素環が好ましく、ベンゼン環、ナフタレン環、フェナントレン環がより好ましい。縮環して2環〜4環となった環A1の好ましい具体例としては、上述の部分構造式(1−1)〜(1−10)が挙げられる。
ベンゾ[cd]インドール−2(1H)−オン5.0g(30mmol)、ローソン試薬3.3g(8mmol)とトルエン50mLの溶液を、100℃で1.5時間撹拌した。冷却後、水を加え油水分離し、油層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。油層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下脱溶媒し、チオアミド体とローソン試薬分解物の混合物7.9gを得た。
実施例1と同様の手法により、化合物No.2〜5およびNo.9を合成した。物性データ等を表1〜3に示す。
実施例2−1、2−2および比較例2−1として化合物No.4、5および比較化合物を用いて、化合物の残存率を評価した。まず、化合物No.4、5および比較化合物が0.1質量%となるように、酢酸/水=9:1の溶媒にそれぞれを溶解させた。得られた溶液が80℃になるように撹拌しながら3時間加温した。溶解後(0時間)を初期値としたときの3時間後の化合物残存率を算出した。なお、化合物残存率の算出に当たっては、その分析に高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた。得られた結果を下記表4に示す。
(A)成分として、下記表5に記載の化合物を5質量部、(B)成分として、EP−4901(ADEKA社製、ビスフェノールF型グリシジルエーテル)52質量部、および(D)添加剤成分として、カレンズMT BD1(昭和電工社製、エポキシ硬化剤)43質量部を混合し、三本ロールミルにて混練して、感光性樹脂組成物をそれぞれ得た。得られた感光性樹脂組成物について、超高圧水銀ランプによるUV光の照射なしおよび200mJ/cm2のUV光照射後に60℃にて60分間加熱し、硬化率を測定した。硬化率は、5,000mJ/cm2のUV光照射後、120℃で60分硬化させたときのFT−IRにおける(3,450cm−1のピーク強度)/(1,510cm−1のピーク強度)の値を硬化率100%として、相対値として求めた。結果を下記表5に示す。
下記表6および7に記載の組成比で配合した後、三本ロールミルにて混練して本発明の感光性樹脂組成物を作製した。得られた感光性樹脂組成物をガラス基板に塗布し(プリベーク後の膜厚が6μmとなるように調整)、90℃ホットプレートにて2分間乾燥させた。高圧水銀灯(HOYA CANDEO OPTRONICS CORPORATION製、照射照度20mW/cm2)で250mJ/cm2照射後、130℃で50分加熱した。その後、下記の現像液を用いて現像した。照射部における現像前後の膜厚変化より、照射部(硬化部)の現像耐性を評価し、また、非照射部の現像性を評価した。結果を表6および7に示す。
現像前の膜厚を100としたときの、現像後の膜厚を表す。100に近いほど硬化性が高く、耐現像性に優れることを示す。評価に用いた現像液はエタノールアミンを5質量%含むテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)が3質量%となるように調整したアルカリ水溶液(以下、TMAH現像液という)を用いた。
シクロペンタノン(有機溶剤)で現像が可能であった場合、TMAH現像液でも現像可能であった場合◎、シクロペンタノンで現像が可能であり、TMAH現像液で現像できなかった場合を〇、シクロペンタノンでも現像できなかった場合×とした。
No.1:化合物No.1の化合物
No.2:化合物No.2の化合物
No.3:化合物No.3の化合物
No.4:化合物No.4の化合物
No.5:化合物No.5の化合物
<(B)成分>
EPPN−201:フェノールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当量193g/eq.、日本化薬社製
G−01100:エポキシ基含有アクリル系ポリマー、エポキシ当量170g/eq.、Mw=12,000、日油社製
<(C)成分>
TRR−5010G:クレゾールノボラック型フェノール樹脂、水酸基当量120g/eq.、Mw=8,000、旭有機材工業社製
GDP−6095LR:ジシクロペンタジエン変性型フェノール樹脂、水酸基当量168−171g/eq.、Mw=443、群栄化学工業社製
共重合体1:スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン/メタクリル酸メチル=80/20、Mw=8,000、酸価=14mgHOH/g
<非アルカリ現像性樹脂>
非アルカリ現像性フェノールノボラック型フェノール樹脂、水酸基当量0g/eq.、Mw=14,000
Claims (9)
- 下記一般式(1’)、
(一般式(1’)中、環A1は、下記部分構造式(1−1)〜(1−10)の何れかであり、R1およびR2は、それぞれ独立に、水素原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基、またはR1およびR2が、互いに連結して形成する窒素原子を含む環であり、環A1が表す5員〜8員の環を構成する原子が窒素原子を含まない場合、R1およびR2は、互いに連結して形成する環であり、該環は、窒素原子、酸素原子および炭素原子から任意に選ばれて形成され、該環にはベンゼン環が縮環していてもよい。)で表されることを特徴とする新規化合物。
(式中、*は、前記一般式(1’)中で二重結合にて窒素原子と連結する部位を表し、Xはそれぞれ独立に、−CR11R12−、−CO−、−CS−、−NR13−、−S−、−SO2−、−O−、または−PR14−を表し、R11〜R14およびR21〜R78は、それぞれ独立に、水素原子、シアノ基、ニトロ基、−OR15、−COOR15、−CO−R15、−SR15、ハロゲン原子、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基、または、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数2〜20の複素環基を表し、R15は、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基、または、無置換若しくは置換基を有している炭素原子数2〜20の複素環基を表す。) - R1およびR2は、互いに連結して形成する窒素原子を含む環である請求項1記載の新規化合物。
- 前記無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基が、炭素原子数1〜20のアルキル基である請求項3記載の新規化合物。
- 前記無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基が、炭素原子数1〜20のアルキル基である請求項5記載の新規化合物。
- 前記無置換若しくは置換基を有している炭素原子数1〜20の炭化水素基が、炭素原子数1〜20のアルキル基である請求項7記載の新規化合物。
- 光塩基発生剤用である請求項1〜8のうちいずれか一項記載の新規化合物。
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