JP2019121925A - アンテナ装置、及び、無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】グランドプレーンに対して垂直な方向に十分な通信距離を有するアンテナ装置、及び、無線通信装置を提供する。【解決手段】アンテナ装置は、グランドプレーンと、グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、第1面から離間する方向に給電点から第1端部まで延在する第1線路と、第1線路の第1端部からグランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、第2線路の第2端部からグランドプレーンの第1面に沿って、平面視で第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントとを含み、アンテナエレメントの給電点から第3線路の第3端部までの長さは、アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、共振周波数において第2線路に流れる共振電流のベクトルと第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う。【選択図】図1
Description
本発明は、アンテナ装置、及び、無線通信装置に関する。
従来より、ユーザの身体において、またはユーザの身体に近接して、使用されるように構成されたアンテナ装置であって、第1導電要素を有するアンテナ構造を備えており、前記アンテナ構造が、動作中に少なくとも前記第1導電要素に電流が誘起されるように構成されているアンテナ装置がある。前記第1導電要素が、前記アンテナ装置が意図された動作位置に配置されたときに、前記ユーザの身体の表面に対して実質的に直交する方向において、1/16波長と全波長の間の長さにわたって延在している。前記アンテナ装置では、電磁場は、主にユーザの表面に沿う方向に伝搬する(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来のアンテナ装置は、電磁場(電界)が主にユーザの表面に沿う方向に伝搬するものである。ユーザの表面に沿う方向は、アンテナ装置の接地面(グランドプレーン)に平行な方向である。
すなわち、従来のアンテナ装置は、グランドプレーンが広がる方向に沿って電界が分布するように指向性が設定されており、グランドプレーンから垂直に離れる方向に大きな指向性を有するものではない。このため、従来のアンテナ装置は、グランドプレーンに対して垂直な方向の通信距離を稼ぐことはできない。
そこで、グランドプレーンに対して垂直な方向に十分な通信距離を有するアンテナ装置、及び、無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンテナ装置は、グランドプレーンと、前記グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、前記第1面から離間する方向に前記給電点から第1端部まで延在する第1線路と、前記第1線路の第1端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、前記第2線路の第2端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って、平面視で前記第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントとを含み、前記アンテナエレメントの前記給電点から前記第3線路の第3端部までの長さは、前記アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、前記共振周波数において前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う。
グランドプレーンに対して垂直な方向に十分な通信距離を有するアンテナ装置、及び、無線通信装置を提供することができる。
以下、本発明のアンテナ装置、及び、無線通信装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態のアンテナ装置100を示す図である。図1(A)、(B)には、アンテナ装置100のシミュレーションモデルを示し、図1(C)にはアンテナ装置100の等価回路を示す。なお、以下では共通のXYZ座標を用いて説明し、平面視とはXY面視である。
図1は、実施の形態のアンテナ装置100を示す図である。図1(A)、(B)には、アンテナ装置100のシミュレーションモデルを示し、図1(C)にはアンテナ装置100の等価回路を示す。なお、以下では共通のXYZ座標を用いて説明し、平面視とはXY面視である。
図1(A)、(B)に示すように、アンテナ装置100は、グランドプレーン50と、アンテナエレメント110とを含む。アンテナ装置100は、例えば、スマートフォン端末機、タブレットコンピュータ、若しくはゲーム機のような無線通信を行う無線通信装置に含まれていてもよく、又は、IoT(Internet of Things)のネットワークを構築するために、あらゆる物体等に取り付けられていてもよい。物体等は、建造物等の壁のように固定的で移動しないものであってもよく、移動するものであってもよい。
グランドプレーン50は、接地電位又は基準電位に保持される金属層又は金属板であり、接地層又は接地板として捉えることもできる。グランドプレーン50は、XY平面に平行に配置されている。
グランドプレーン50は、例えば、上述した無線通信装置に含まれる金属層又は金属板等であってもよいし、専用の基板又は筐体等に設けられる金属層又は金属板等であってもよい。金属層又は金属板等は、例えばFR4(Flame Retardant type 4)のような規格の配線基板に含まれるものであってもよい。
グランドプレーン50の2つの面のうち、アンテナエレメント110が配設されるZ軸正方向側の面は、第1面の一例である。なお、シミュレーションモデルでは、グランドプレーン50は、無限に広がる接地層である。
アンテナエレメント110は、図1(A)に示すように平面視でグランドプレーン50と重ねて配置される。また、アンテナエレメント110は、図1(B)に示すように、給電点111A、線路111、折り曲げ部111B、線路112、折り曲げ部112A、線路113、及び先端部113Aを有する。
アンテナエレメント110は、金属製であり、例えば、銅箔のような金属層で実現される。アンテナエレメント110は、折り曲げ部111Bと折り曲げ部112Aで折り曲げられている形状を有する。
アンテナエレメント110は、給電点111Aから先端部113Aまでの長さ(全長)が、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の3/4(3λ/4)に対応する長さに設定される、モノポール型のアンテナ素子である。なお、共振周波数は一例として、2.44GHzである。また、電気長λは、アンテナエレメント110を伝搬する電磁波の波長である。
給電点111Aは、グランドプレーン50の近傍に配置される。より具体的には、給電点111Aは、グランドプレーン50のZ軸正方向側の面から所定の短距離を隔てた位置に配置される。所定の短距離は、例えば、給電点111Aとグランドプレーン50との間に配置される基板の絶縁層の厚さ程度であり、一例として1mmである。給電点111Aは、マイクロストリップライン又は同軸ケーブルの芯線等を介して給電回路に接続され、給電される。
線路111は、給電点111Aを有し、給電点111AからZ軸正方向に折り曲げ部111Bまで延在する。線路111の長さは、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の3/10(0.3λ)以下の長さに設定される。線路111は、第1線路の一例である。
折り曲げ部111Bは、Z軸正方向に延在する線路111をX軸正方向に折り曲げる部分である。また、折り曲げ部111Bは、線路111の給電点111Aとは反対側の端部でもあり、第1端部の一例である。また、折り曲げ部111Bは、線路111と線路112とを接続する部分であり、接続部として捉えることもできる。
ここでは、折り曲げ部111Bとして説明するが、金属層を折り曲げることによって線路111及び線路112を実現する形態に限らず、別々の線路111と線路112を折り曲げ部111Bで接続する形態であってもよい。折り曲げ部111Bを接続部として取り扱ってもよい。
線路112は、折り曲げ部111Bから折り曲げ部112AまでX軸方向に延在する。線路112は、第2線路の一例である。線路112は、折り曲げ部111Bと折り曲げ部112Aとの間で、グランドプレーン50に対して一定の高さの位置に配置されている。
折り曲げ部112Aは、X軸正方向に延在する線路112をY軸負方向に折り曲げる部分である。また、折り曲げ部112Aは、線路112の折り曲げ部111Bとは反対側の端部でもあり、第2端部の一例である。また、折り曲げ部112Aは、線路112と線路113とを接続する部分であり、接続部として捉えることもできる。
ここでは、折り曲げ部112Aとして説明するが、金属層を折り曲げることによって線路112及び線路113を実現する形態に限らず、別々の線路112と線路113を折り曲げ部112Aで接続する形態であってもよい。
線路113は、先端部113Aを有し、折り曲げ部112Aから先端部113AまでY軸方向に延在する。線路113は、第3線路の一例である。線路113は、折り曲げ部112Aと先端部113Aとの間で、グランドプレーン50に対して一定の高さの位置に配置されている。
先端部113Aは、線路113のY軸負方向側の端部であり、アンテナエレメント110の給電点111Aとは反対側の端部である。先端部113Aは、開放端であり、第3端部の一例である。
このようなアンテナエレメント110において、上述のように、給電点111Aから先端部113Aまでの長さ(全長)は、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の3/4(3λ/4)に対応する長さに設定される。
また、折り曲げ部112Aは、共振周波数fにおいて線路112に流れる共振電流のベクトルと、共振周波数fにおいて線路113に流れる共振電流のベクトルとが強め合うことができるようになる位置に設けられる。
線路112に流れる共振電流のベクトルと、線路113に流れる共振電流のベクトルとが強め合うとは、延在方向が異なる線路112及び113に流れる共振電流のベクトル同士の合成ベクトルのスカラーが、線路112及び113に流れる共振電流の2つのベクトルのいずれのスカラーよりも大きくなることをいう。
折り曲げ部112Aは、より好ましくは、共振周波数においてアンテナエレメント110に生じる共振電流の節に対応する位置に配置される。折り曲げ部112Aに共振電流の節が位置すれば、線路112及び113に流れる共振電流の2つのベクトルが効果的に強め合う関係になるからである。また、節に対応する位置とは、共振電流の節の一点に限らず、節の前後の位置も含み、線路112及び113に流れる共振電流の2つのベクトルが強め合う関係になる位置である。
また、給電点111Aから折り曲げ部111Bを経て折り曲げ部112Aに至るまでの長さは、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の0.0698倍から0.5070倍の長さ(0.0698λ〜0.5070λ)に対応する長さに設定される。このような長さに設定する理由については後述する。
また、線路111の長さは、上述のように、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の3/10(0.3λ)以下の長さに対応する長さに設定される。このような長さに設定する理由については後述する。
ここでは、一例として、線路111の長さ(給電点111Aから折り曲げ部111Bまでの長さ)が0.024λであり、給電点111Aから折り曲げ部111Bを経て折り曲げ部112Aに至るまでの長さが0.276λである形態について説明する。
この場合に、線路112の長さ(折り曲げ部111Bから折り曲げ部112Aまでの長さ)が0.252λであり、線路113の長さ(折り曲げ部112Aから先端部113Aまでの長さ)が0.496λである。
このような値に設定する理由については後述する。なお、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の3/4(3λ/4)に対応する長さとは、厳密な3λ/4だけに限らず、周囲の構成要素の誘電率等を考慮して、3λ/4から少しずらした長さを含む意味である。
また、波長(電気長λ)の3/10(0.3λ)以下の長さに対応する長さとは、厳密な0.3λに限らず、周囲の構成要素の誘電率等を考慮して、0.3λから少しずらした長さ以下の長さを含む意味である。
また、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の0.0698倍から0.5070倍の長さ(0.0698λ〜0.5070λ)に対応する長さとは、厳密な0.0698λ〜0.5070λの範囲に限らず、周囲の構成要素の誘電率等を考慮して、0.0698λ〜0.5070λの範囲から少しずらした範囲に含まれる長さを含む意味である。
このようなアンテナエレメント110の等価回路は、図1(C)に示すように、XZ平面では、給電点111Aから折り曲げ部112Aまで延在する回路になる。線路113は、折り曲げ部112Aから先端部113AまでY軸負方向に延在している。
図2は、アンテナ装置100を含む無線通信装置200の構成を示す図である。図2には、平面視における無線通信装置200の構成を示す。図2に示す無線通信装置200は、一例として、スマートフォン端末機に含まれるものである。
無線通信装置200は、基板51、アンテナエレメント110、DUP(Duplexer)210、LNA(Low Noise Amplifier)/PA(Power Amplifier)220、変調/復調器230、及びCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)チップ240を含む。
基板51は、一例としてFR4規格の配線基板であり、グランドプレーン50、絶縁層52、マイクロストリップライン53、及び配線54を有する。絶縁層52のZ軸負方向側の面には、グランドプレーン50が設けられており、Z軸正方向側の面には、マイクロストリップライン53及び配線54が設けられている。また、絶縁層52のZ軸正方向側の面には、DUP210、LNA/PA220、変調/復調器230、及びCPUチップ240が実装されている。
グランドプレーン50は、平面視で矩形状であり、同様に平面視で矩形状の絶縁層52の略全体に設けられている。アンテナエレメント110は、平面視でグランドプレーン50のX軸正方向側かつY軸正方向側の角部に位置するように、絶縁層52のZ軸負方向側に配置されている。
マイクロストリップライン53は、アンテナエレメント110のインピーダンスに整合する特性インピーダンス(例えば50Ω)を有しており、アンテナエレメント110とDUP210との間で低損失・低反射の状態で信号を伝送する。なお、ここでは、一例としてマイクロストリップライン53を介して給電する形態について説明するが、アンテナエレメント110と整合する特性インピーダンスを有する伝送路であれば、マイクロストリップライン53以外のものであってもよい。
アンテナエレメント110は、線路111による高さ(図1(B)参照)を有するため、絶縁層52のZ軸正方向側の面に、線路111による高さに等しい絶縁物を配置し、絶縁物によって保持されている。アンテナエレメント110とグランドプレーン50は、アンテナ装置100を構築する。
また、このような構成の代わりに、絶縁層52のZ軸正方向側に設けられる部材によってアンテナエレメント110が保持される構成であってもよい。このような部材は、例えば、アンテナ装置100を含む無線通信装置の筐体等である。
DUP210、LNA/PA220、変調/復調器230、及びCPUチップ240は、配線54を介して接続されている。
DUP210は、マイクロストリップライン53と図示しないビアとを介してアンテナエレメント110に接続されており、送信又は受信の切り替えを行う。DUP210は、フィルタとしての機能を有するため、アンテナエレメント110が複数の周波数の信号を受信した場合に、それぞれの周波数の信号を内部で分離することができる。
LNA/PA220は、送信波及び受信波の電力の増幅を行う。変調/復調器230は、送信波の変調と受信波の復調を行う。CPUチップ240は、無線通信装置200の通信処理を行う通信用プロセッサとしての機能と、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーションプロセッサとしての機能とを有する。なお、CPUチップ240は、送信するデータ又は受信したデータ等を格納する内部メモリを有する。また、LNA/PA220、変調/復調器230、及びCPUチップ240は、給電回路の一例である。
なお、マイクロストリップライン53と配線54は、例えば、絶縁層52の表面の銅箔をパターニングすることによって形成される。また、図2では図示を省くが、アンテナ装置100とDUP210との間には、インピーダンス特性を調整するための整合回路が設けられる。
図3は、実施の形態のアンテナエレメント110と、比較用のアンテナエレメント10A、10Bとを示す図である。図3には、電磁界シミュレーションで求めた垂直方向のゲインも示す。垂直方向とは、Z軸正方向であり、グランドプレーン50に対して垂直な方向である。また、垂直方向をアンテナ装置100の正面方向として取り扱ってもよい。
なお、図3では、グランドプレーン50を省略するが、図3(A)〜(C)において図1(A)と同様にグランドプレーン50が存在するものとして電磁界シミュレーションを行った。
図3(A)に示す実施の形態のアンテナエレメント110は、図1(B)に示すものと同一であり、線路111、112、113の長さが、それぞれ、0.024λ、0.252λ、0.496λである。
図3(B)に示す比較用のアンテナエレメント10Aは、アンテナエレメント110の線路113を線路112に対して折り曲げずに真っ直ぐに伸ばした構成を有する。より具体的には、アンテナエレメント10Aは、給電点11AからZ軸正方向に延在して折り曲げ部12AでX軸正方向に折り曲げられ、先端部13Aまで延在している。アンテナエレメント10Aは、逆L字型で3λ/4の長さを有する変形型のモノポールアンテナ用のアンテナエレメントである。
給電点11Aから折り曲げ部12Aまでの長さは0.024λであり、アンテナエレメント110の線路111の長さと同一である。すなわち、アンテナエレメント10Aのグランドプレーン50に対する高さは、アンテナエレメント110のグランドプレーン50に対する高さと等しい。折り曲げ部12Aから先端部13Aまでの長さは0.756λであり、給電点11Aから先端部13Aまでの長さは、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の3/4(3λ/4)に対応する長さである。
図3(C)に示す比較用のアンテナエレメント10Bは、図3(B)に示すアンテナエレメント10Aの長さを共振周波数fにおける波長(電気長λ)の1/4(λ/4)に短縮したものである。より具体的には、アンテナエレメント10Bは、給電点11BからZ軸正方向に延在して折り曲げ部12BでX軸正方向に折り曲げられ、先端部13Bまで延在している。アンテナエレメント10Bは、逆L字型のモノポールアンテナである。
給電点11Bから折り曲げ部12Bまでの長さは0.024λであり、アンテナエレメント110の線路111の長さと同一である。すなわち、アンテナエレメント10Bのグランドプレーン50に対する高さは、アンテナエレメント110のグランドプレーン50に対する高さと等しい。折り曲げ部12Bから先端部13Bまでの長さは0.252λである。
図3(A)に示すように、アンテナエレメント110の垂直方向のゲインは、7.3dBiであり、図3(B)に示すように、アンテナエレメント10Aの垂直方向のゲインは、1.1dBiであり、図3(C)に示すように、アンテナエレメント10Bの垂直方向のゲインは、3.6dBiであった。
以上より、アンテナエレメント110の垂直方向のゲインは、λ/4の長さを有する逆L字型のアンテナエレメント10Bの約2倍であった。一方、逆L字型で3λ/4の長さを有するアンテナエレメント10Aの垂直方向のゲインは、アンテナエレメント110の垂直方向のゲインの約1/7であり、アンテナエレメント10Bの垂直方向のゲインの約1/3であった。
図4は、アンテナエレメント110、10A、10Bの放射パターンを示す図である。図4におけるXYZ座標は、図1乃至図3に示すXYZ座標と等しい。図4(A)〜(C)では、XYZ座標の原点にアンテナエレメント110、10A、10Bがそれぞれ配置されている。
図4(A)に示すように、アンテナエレメント110の放射パターンは、垂直方向(Z軸正方向)を指向しており、+7.3dBiという大きなゲインが得られている。
また、図4(B)に示すように、アンテナエレメント10Aの放射パターンは、垂直方向(Z軸正方向)に大きな凹みがあり、ゲインは+1.1dBiと非常に小さな値になっている。
また、図4(C)に示すように、アンテナエレメント10Bの放射パターンは、垂直方向(Z軸正方向)を指向しているが、アンテナエレメント110に比べると、ゲインは約半分(+3.6dBi)である。
図5は、アンテナエレメント110、10A、10Bの電流分布を示す図である。図5に矢印で示す電流分布は、電磁界シミュレーションによって得たものである。矢印の向きは、ある瞬間において共振電流が流れる方向を示し、グレースケールで示す電流分布は、矢印の色が濃いほど電流密度が高いことを示し、矢印の色が薄いほど電流密度が低いことを示す。
図5(A)に示すように、アンテナエレメント110の電流分布は、給電点111Aと、折り曲げ部112A及び先端部113Aの中間部分とで最も高く、折り曲げ部112Aと先端部113Aとで最も低くなることが確認できた。
アンテナエレメント110は、3λ/4の長さを有するため、給電点111Aと、折り曲げ部112A及び先端部113Aの中間部分とに共振電流の腹が生じ、折り曲げ部112Aと先端部113Aとに共振電流の節が生じた。
また、図5(B)に示すように、アンテナエレメント10Aは、3λ/4の長さを有するため、電流分布では、給電点11Aからλ/4の位置と先端部13Aとに共振電流の節が生じ、給電点11Aと、給電点11Aからλ/2の位置とに共振電流の腹が生じた。
また、図5(C)に示すように、アンテナエレメント10Bは、λ/4の長さを有するため、電流分布では、先端部13Aに共振電流の節が生じ、給電点11Aに共振電流の腹が生じた。
以上のようなアンテナエレメント110、10A、10Bの電流分布からそれぞれのゲインについて検討する。アンテナエレメント10Bは、典型的な四半波長(λ/4)のモノポールアンテナであり、アンテナエレメント10Bのゲインを判断基準にすることができる。
アンテナエレメント10Aは、節の両側に矢印B1、B2で示す互いに逆向きの共振電流が生じることによって、放射が相殺されたものと考えられる。そして、放射が相殺されることによって、アンテナエレメント10Bよりもゲインが低くなったことと考えられる。
また、アンテナエレメント110は、折り曲げ部112Aが共振電流の節になっており、折り曲げ部112Aから折り曲げ部111Bに向かう共振電流と、折り曲げ部112Aから先端部113Aに向かう共振電流との方向が異なる。
このようなアンテナエレメント110において、アンテナエレメント10Bよりも大きなゲインが得られたのは、次のような理由によるものである。折り曲げ部112Aから折り曲げ部111Bに向かう共振電流のベクトルと、折り曲げ部112Aから先端部113Aに向かう共振電流のベクトルとの合成ベクトル(矢印Aで示すベクトル)が、アンテナエレメント10Bの共振電流のベクトルよりも大きくなることによって、アンテナエレメント10Bに対して約2倍のゲインが得られた。なお、アンテナエレメント10Bの共振電流のベクトルは、先端部13Bから折り曲げ部12Bの間で得られる電流ベクトルである。
図6は、アンテナ装置100のシミュレーションモデルにおいて、給電点111Aから折り曲げ部112Aまでの長さLを変えた(振った)場合のゲインを示す図である。ゲインは、垂直方向(Z軸正方向)のゲインである。長さLは、共振周波数fにおける波長(電気長λ)で除算して規格化した値で示す。
なお、線路111の長さは、0.024λで一定であり、アンテナエレメント110の長さは、3λ/4で略一定である。アンテナエレメント110の長さを3λ/4で略一定にしたのは、長さLを変えることに伴い、インピーダンスの調整等で多少長さを変えることがあるため、3λ/4で一定ではなく、3λ/4で略一定としたものである。
長さLを0.024λから約0.76λまで振ったところ、約0.25λでゲインが約7.3dBiになった。また、アンテナエレメント10Bのゲイン(3.6dBi)を判断基準にすると、長さLが0.0698λ〜0.5070λの範囲で、3.6dBi以上になった。
このため、長さLを0.0698λ〜0.5070λに設定することで、四半波長(λ/4)の長さを有するアンテナエレメント10Bのゲイン以上のゲインが得られることが分かった。なお、長さLが0.024λであることは、線路112の区間がなく、線路111に線路113を直接接続した構成のアンテナエレメントになる。
図7は、アンテナ装置100のシミュレーションモデルにおいて、給電点111Aから折り曲げ部111Bまでの高さhを変えた場合の長さLとゲインの関係を示す図である。ゲインは、垂直方向(Z軸正方向)のゲインである。長さLは、図6と同様に、給電点111Aから折り曲げ部112Aまでの長さであり、共振周波数fにおける波長(電気長λ)で除算して規格化した値で示す。なお、アンテナエレメント110の長さは、3λ/4で略一定である。アンテナエレメント110の長さを3λ/4で略一定にしたのは、図6と同様の意味である。
図7に示す特性は、長さLを0.024λから約0.76λまで振るとともに、高さhを振ることによって得られた。高さhは、0.0244λ、0.061λ、0.976λ、0.1342λ、0.1708λ、0.2074λ、0.244λ、0.2806λ、0.3172λ、0.3538λ、0.3904λ、0.427λ、0.4636λ、0.5002λ、0.5368λに設定した。
また、図8は、図7に示す特性から、高さhが0.0244λの特性を抜き出して示す図である。
図7に示すように、高さhが0.5002λの場合にゲインは約−23dBi〜約−24dBiという低い値になった。これは、共振電流の節は、給電点111Aから約0.25λの位置に生じるため、線路111の中間部に共振電流の節が生じて、放射が相殺されたためと考えられる。また、高さhが0.4636λと0.5386λの場合にも同様の現象が生じてゲインが約−5dBiと約−8dBiにそれぞれなったものと考えられる。
また、高さhが0.427λの場合も、線路111に生じる逆方向の共振電流によって放射が相殺され、ゲインが約0dBiになったものと考えられる。
高さhが0.3172λ、0.3538λ、0.3904λの場合のゲインは、それぞれ、約5dBi〜約5.5dBi、約4.5dBi〜約5dBi、約3dBiであった。
高さhが0.0244λ、0.061λ、0.976λ、0.1342λ、0.1708λ、0.2074λ、0.244λ、0.2806λの場合には、長さLが約0.3λ前後のときに、約7dBi以上の高いゲインが得られることが分かった。
また、図8に示すように、高さhが0.0244λのときには、長さLを振ると、ゲインが約2dBi〜7.3dBiの間で変化し、最大のゲイン(7.3dBi)を与える長さLは、約0.25λであった。
図9は、アンテナエレメント110の高さhとゲインの関係を示す図である。図9に菱形(◇)のマーカで示すゲインは、高さhが0.0244λ、0.061λ、0.976λ、0.1342λ、0.1708λ、0.2074λ、0.244λ、0.2806λ、0.3172λ、0.3538λ、0.3904λ、0.427λ、0.4636λ、0.5002λ、0.5368λの各々の場合に、長さLを振ることによって得られた最大のゲインである。すなわち、高さhが0.0244λの場合のゲインは、長さLが約0.25λの場合の値であり、高さhが0.5368λの場合のゲインは、長さLが約0.54λの場合の値である。
また、図9には、比較用に、アンテナエレメント10A(図5(B)参照)において、高さh(給電点11Aから折り曲げ部12Aまでの長さ)を振った場合のゲインの特性を四角(□)のマーカで示す。図9より、高さhが0.3λ以下であれば、アンテナエレメント10Aに比べてアンテナエレメント110のゲインが0.1dBi以上大きくなることが分かった。
以上、実施の形態によれば、共振周波数fにおける波長(電気長λ)の3/4の全長を有するアンテナエレメント110の折り曲げ部112Aを、線路112を流れる電流のベクトルと、線路113を流れる電流のベクトルとが強め合う関係になる位置に配置した。このため、ゲインの高いアンテナ装置100を提供することができる。
従って、グランドプレーンに対して垂直な方向に十分な通信距離を有するアンテナ装置100、及び、無線通信装置200を提供することができる。
また、より具体的には、折り曲げ部112Aを共振電流の節に対応する位置にしたので、線路112を流れる電流のベクトルと、線路113を流れる電流のベクトルとの合成ベクトルは、λ/4の全長を有する比較用のアンテナエレメント10B(図3(C)参照)の共振電流のベクトルよりも大きくなる。このため、ゲインの高いアンテナ装置100を提供することができる。
また、給電点111Aから折り曲げ部112Aまでの長さを電気長λの0.0698倍から0.5070倍の長さに対応する位置にすることにより、λ/4の全長を有する比較用のアンテナエレメント10B(図3(C)参照)のゲイン以上のゲインを得ることができる。
また、給電点111Aから折り曲げ部111Bまでの長さ(グランドプレーン50に対する高さh)を0.3λ以下にすることにより、電気長λの3/4の全長を有する逆L字型のアンテナエレメント10A(図3(B)参照)に比べて0.1dBi以上大きなゲインを有するアンテナ装置100を提供することができる。
なお、以上では、平面視において、アンテナエレメント110の線路112に対して線路113が直角に折り曲げられている形態について説明したが、平面視における線路112に対する線路113の角度は、垂直ではなくてもよい。平面視における線路112に対する線路113の角度は、線路112を流れる電流のベクトルと、線路113を流れる電流のベクトルとが強め合う合成ベクトルが得られ、アンテナエレメント10B(図3(C)参照)における共振電流のベクトルよりも大きな合成ベクトルが得られる角度であればよい。
また、以上では、線路111、112、113が直線状である形態について説明したが、直線状以外の形状であってもよい。図10、11は、実施の形態の変形例のアンテナエレメント110M1〜110M7を示す図である。
アンテナエレメント110M1〜110M7は、アンテナエレメント110の線路111、112、113のうちの少なくとも1つの形状をミアンダ状に変形したものである。線路111、112、113の長さ等の条件は、図1乃至図9を用いて説明したアンテナエレメント110と同様であるため、ここでは、アンテナエレメント110M1〜110M7の線路の形状等について説明する。
図10(A)に示すアンテナエレメント110M1は、線路111M1、112M1、113M1を有する。線路111M1は、給電点111M1から折り曲げ部111BM1まで直線状に延在し、線路112M1は、折り曲げ部111BM1から折り曲げ部112AM1までミアンダ状に延在し、線路113M1は、折り曲げ部112AM1から先端部113AM2に向かって直線部113CM1を経てからミアンダ状に延在している。
図10(B)に示すアンテナエレメント110M2は、線路111M2、112M2、113M2を有する。線路111M2は、給電点111M2から折り曲げ部111BM2までミアンダ状に延在し、線路112M2は、折り曲げ部111BM2から折り曲げ部112AM2までミアンダ状に延在し、線路113M2は、折り曲げ部112AM2から先端部113AM2に向かって直線部113CM2を経てからミアンダ状に延在している。
図10(C)に示すアンテナエレメント110M3は、線路111M3、112M3、113M3を有する。線路111M3は、給電点111M3から折り曲げ部111BM3までミアンダ状に延在し、線路112M3は、折り曲げ部111BM3から折り曲げ部112AM3までミアンダ状に延在し、線路113M3は、折り曲げ部112AM3から先端部113AM3に向かって直線状に延在している。
図11(A)に示すアンテナエレメント110M4は、線路111M4、112M4、113M4を有する。線路111M4は、給電点111M4から折り曲げ部111BM4までミアンダ状に延在し、線路112M4は、折り曲げ部111BM4から折り曲げ部112AM4まで直線状に延在し、線路113M4は、折り曲げ部112AM4から先端部113AM4に向かってミアンダ状に延在している。
図11(B)に示すアンテナエレメント110M5は、線路111M5、112M5、113M5を有する。線路111M5は、給電点111M5から折り曲げ部111BM5までミアンダ状に延在し、線路112M5は、折り曲げ部111BM5から折り曲げ部112AM5まで直線状に延在し、線路113M5は、折り曲げ部112AM5から先端部113AM5に向かって直線状に延在している。
図11(C)に示すアンテナエレメント110M6は、線路111M6、112M6、113M6を有する。線路111M6は、給電点111M6から折り曲げ部111BM6まで直線状に延在し、線路112M6は、折り曲げ部111BM6から折り曲げ部112AM6までミアンダ状に延在し、線路113M6は、折り曲げ部112AM6から先端部113AM6に向かって直線状に延在している。
図11(D)に示すアンテナエレメント110M7は、線路111M7、112M7、113M7を有する。線路111M7は、給電点111M7から折り曲げ部111BM7まで直線状に延在し、線路112M7は、折り曲げ部111BM7から折り曲げ部112AM7まで直線状に延在し、線路113M7は、折り曲げ部112AM7から先端部113AM7に向かってミアンダ状に延在している。
以上のようなアンテナエレメント110M1〜110M7では、線路112M1〜112M7に流れる共振電流のベクトル(X軸方向)と、線路113M1〜113M7に流れる共振電流のベクトル(Y軸方向)とがそれぞれ強め合うので、図1乃至図9を用いて説明したアンテナエレメント110を用いた場合と同様に、ゲインの高いアンテナ装置を提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ装置、及び、無線通信装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
グランドプレーンと、
前記グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、前記第1面から離間する方向に前記給電点から第1端部まで延在する第1線路と、前記第1線路の第1端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、前記第2線路の第2端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って、平面視で前記第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントと
を含み、
前記アンテナエレメントの前記給電点から前記第3線路の第3端部までの長さは、前記アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、
前記共振周波数において前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う、アンテナ装置。
(付記2)
前記第2端部は、前記共振周波数において前記アンテナエレメントに流れる共振電流の節に対応する位置である、付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記第2端部の位置は、前記給電点からの長さが前記共振周波数における波長の電気長の0.0698倍から0.5070倍の長さに対応する位置である、付記1記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記第1線路の給電点から第1端部までの長さは、前記共振周波数における波長の電気長の3/10以下の長さに対応する長さである、付記1乃至3のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと、前記共振周波数において前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとの合成ベクトルのスカラーは、前記給電点から延在するモノポールアンテナに前記共振周波数で流れる共振電流のベクトルのスカラーよりも大きい、付記1乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記第1線路、前記第2線路、又は前記第3線路は、ミアンダ状である、付記1乃至5のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記7)
前記第1線路は、前記第1面から垂直に延在する、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記8)
前記第2線路及び前記第3線路の前記第1面に対する高さは等しい、付記1乃至7のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記9)
前記第2線路の延在方向に対する平面視における前記第3線路の延在方向の角度は、直角である、付記1乃至8のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記10)
前記給電点は、前記第1面の近傍に配置される、付記1乃至9のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記11)
アンテナ装置と、
前記アンテナ装置に給電する給電回路と
を含む無線通信装置であって、
前記アンテナ装置は、
グランドプレーンと、
前記グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、前記第1面から離間する方向に前記給電点から第1端部まで延在する第1線路と、前記第1線路の第1端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、前記第2線路の第2端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って、平面視で前記第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントと
を有し、
前記アンテナエレメントの前記給電点から前記第3線路の第3端部までの長さは、前記アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、
前記共振周波数において前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う、無線通信装置。
(付記1)
グランドプレーンと、
前記グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、前記第1面から離間する方向に前記給電点から第1端部まで延在する第1線路と、前記第1線路の第1端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、前記第2線路の第2端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って、平面視で前記第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントと
を含み、
前記アンテナエレメントの前記給電点から前記第3線路の第3端部までの長さは、前記アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、
前記共振周波数において前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う、アンテナ装置。
(付記2)
前記第2端部は、前記共振周波数において前記アンテナエレメントに流れる共振電流の節に対応する位置である、付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記第2端部の位置は、前記給電点からの長さが前記共振周波数における波長の電気長の0.0698倍から0.5070倍の長さに対応する位置である、付記1記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記第1線路の給電点から第1端部までの長さは、前記共振周波数における波長の電気長の3/10以下の長さに対応する長さである、付記1乃至3のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと、前記共振周波数において前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとの合成ベクトルのスカラーは、前記給電点から延在するモノポールアンテナに前記共振周波数で流れる共振電流のベクトルのスカラーよりも大きい、付記1乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記第1線路、前記第2線路、又は前記第3線路は、ミアンダ状である、付記1乃至5のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記7)
前記第1線路は、前記第1面から垂直に延在する、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記8)
前記第2線路及び前記第3線路の前記第1面に対する高さは等しい、付記1乃至7のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記9)
前記第2線路の延在方向に対する平面視における前記第3線路の延在方向の角度は、直角である、付記1乃至8のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記10)
前記給電点は、前記第1面の近傍に配置される、付記1乃至9のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記11)
アンテナ装置と、
前記アンテナ装置に給電する給電回路と
を含む無線通信装置であって、
前記アンテナ装置は、
グランドプレーンと、
前記グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、前記第1面から離間する方向に前記給電点から第1端部まで延在する第1線路と、前記第1線路の第1端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、前記第2線路の第2端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って、平面視で前記第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントと
を有し、
前記アンテナエレメントの前記給電点から前記第3線路の第3端部までの長さは、前記アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、
前記共振周波数において前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う、無線通信装置。
100 アンテナ装置
50 グランドプレーン
110 アンテナエレメント
111A 給電点
111、112、113 線路
111B、112A 折り曲げ部
113A 先端部
200 無線通信装置
50 グランドプレーン
110 アンテナエレメント
111A 給電点
111、112、113 線路
111B、112A 折り曲げ部
113A 先端部
200 無線通信装置
Claims (6)
- グランドプレーンと、
前記グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、前記第1面から離間する方向に前記給電点から第1端部まで延在する第1線路と、前記第1線路の第1端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、前記第2線路の第2端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って、平面視で前記第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントと
を含み、
前記アンテナエレメントの前記給電点から前記第3線路の第3端部までの長さは、前記アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、
前記共振周波数において前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う、アンテナ装置。 - 前記第2端部は、前記共振周波数において前記アンテナエレメントに流れる共振電流の節に対応する位置である、請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記第2端部の位置は、前記給電点からの長さが前記共振周波数における波長の電気長の0.0698倍から0.5070倍の長さに対応する位置である、請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記第1線路の給電点から第1端部までの長さは、前記共振周波数における波長の電気長の3/10以下の長さに対応する長さである、請求項1乃至3のいずれか一項記載のアンテナ装置。
- 前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと、前記共振周波数において前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとの合成ベクトルのスカラーは、前記給電点から延在するモノポールアンテナに前記共振周波数で流れる共振電流のベクトルのスカラーよりも大きい、請求項1乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
- アンテナ装置と、
前記アンテナ装置に給電する給電回路と
を含む無線通信装置であって、
前記アンテナ装置は、
グランドプレーンと、
前記グランドプレーンの第1面側に設けられるアンテナエレメントであって、給電点と、前記第1面から離間する方向に前記給電点から第1端部まで延在する第1線路と、前記第1線路の第1端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って第2端部まで延在する第2線路と、前記第2線路の第2端部から前記グランドプレーンの第1面に沿って、平面視で前記第2線路の延在方向とは異なる方向に第3端部まで延在する第3線路とを有する、アンテナエレメントと
を有し、
前記アンテナエレメントの前記給電点から前記第3線路の第3端部までの長さは、前記アンテナエレメントの共振周波数における波長の電気長の3/4に対応する長さであり、
前記共振周波数において前記第2線路に流れる共振電流のベクトルと前記第3線路に流れる共振電流のベクトルとが強め合う、無線通信装置。
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