JP2019128024A - パワーユニットの密閉構造 - Google Patents

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英知 汐田
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智仁 大野
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Abstract

【課題】エンジンと共用される複数種類のトランスアクスルを車両に搭載する場合に、複数種類のトランスアクスルの合わせ面の内側に設けられた開口部をエンジン側の合わせ面で確実かつ容易に密閉することのできるパワーユニットの密閉構造を提供する。【解決手段】エンジンハウジングにおけるトランスアクスルハウジングに連結するための第1合わせ面35は、車両の高さ方向の下側に第2開口部38を密閉するため異種合わせ面71を有する。異種合わせ面71は、第1トランスアクスルハウジング側の合わせ面に接合される第1形態合わせ面72と、第1トランスアクスルハウジングとは種類の異なる第2トランスアクスルハウジング側の合わせ面に接合される第2形態合わせ面73とを備える。第2形態合わせ面73は、第1形態合わせ面72に対してクランク軸の回転軸線C1を中心とする半径方向で外側に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンとトランスアクスルとを連結したパワーユニットにおける密閉構造に関するものである。
従来、ハイブリッド車両には、トランスアクスルを使用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のトランスアクスルは、動力伝達部の歯車群や発電機能を有する2つのモータをトランスアクスルケース内に収容している。このようなトランスアクスルは、エンジンと連結されることでパワーユニットを構成する。
特開2017−53369号公報
ハイブリッド車両は、駆動力源としてモータをエンジンに加えた車両である。このため、ハイブリッド車両では、エンジンに対して、例えば出力の異なるモータを収容したものや動力伝達部の構成が異なる歯車群を収容したものなど種類の異なる複数のトランスアクスルを同じエンジンに共用することで部品点数の削減を図ることが望まれている。その場合、エンジンハウジングとトランスアクスルケースとの合わせ面を共用すると、合わせ面の内側に存在する開口部を全ての種類のものに対して密閉させる必要がある。しかしながら、種類の異なるトランスアクスルは、エンジンハウジングの合わせ面に接合される合わせ面の形状が異なることが多い。エンジンハウジングおよびトランスアクスルケースの開口部は、車両の外部に向けて開いているから、互いの合わせ面を密閉させて塵埃や水などの侵入を確実に防止することが求められ、また簡便な作業で密閉することが求められる。しかしながら、従来では、そのような要請に十分に応えることのできる構造がなく、新たに開発する余地があった。
この発明は上記の技術的課題に着目して考え出されたものであり、エンジンと共用される複数種類のトランスアクスルを車両に搭載する場合に、複数種類のトランスアクスルの合わせ面の内側に設けられた開口部をエンジン側の合わせ面で確実かつ容易に密閉することのできるパワーユニットの密閉構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、エンジンハウジングにトランスアクスルハウジングが連結されるとともに、前記エンジンハウジングにおける前記トランスアクスルハウジングを連結する第1端部に前記トランスアクスルハウジングの第2端部により密閉される第1開口部の周縁に設けられた第1合わせ面を有し、かつ、前記トランスアクスルハウジングにおける前記エンジンハウジングを連結する前記第2端部に前記第1端部により密閉される第2開口部の周縁に設けられた第2合わせ面を有し、かつ、前記トランスアクスルハウジングにおける前記第2端部に対して前記エンジンハウジングとは逆側の第3端部に設けられた第3開口部の周縁に他のケースが連結される第3合わせ面が形成されたパワーユニットの密閉構造において、前記第1合わせ面は、前記パワーユニットを搭載した車両の高さ方向の下側に、前記第2開口部を密閉するため異種合わせ面を有し、前記異種合わせ面は、前記トランスアクスルハウジングの前記第2合わせ面に接合される第1形態合わせ面と、前記トランスアクスルハウジングとは種類の異なる第2トランスアクスルハウジングの第4合わせ面に接合される第2形態合わせ面とを備え、前記第2形態合わせ面は、前記第1形態合わせ面に対してエンジンの出力軸を中心とする半径方向での外側に配置されており、かつ、前記第2開口部内に前記第3合わせ面を前記他のケースに固定するための締結用孔が露呈されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、トランスアクスルハウジングの第2合わせ面に接合される第1形態合わせ面と、トランスアクスルハウジングとは種類の異なる第2トランスアクスルハウジングの第2合わせ面に接合される第2形態合わせ面とを備えた異種合わせ面をエンジンハウジングの第1端部に設けている。このため、エンジンと共用化されるトランスアクスルケースをハイブリッド車両に使用した場合に、複数種類のトランスアクスルハウジングごとに設けられている第2開口部をエンジンハウジングの第1端部で確実かつ容易に密閉することができる。また、第2形態合わせ面を設けたため、第2形態合わせ面に第2トランスアクスルハウジングの第1合わせ面を接合しても、第1開口部を密閉することができる。さらに、第2開口部内に第3合わせ面を他のケースに固定するための締結用孔を露呈させることができたから、締結部材の締結を、第3合わせ面を拡大することなく一方向から実施することができる。
本発明で密閉構造の対象とするパワーユニットを示す断面図である。 第1合わせ面を示す説明図である。 異種合わせ面と第1トランスアクスルハウジングの第2合わせ面の一部との接合状態を示す説明図である。 異種合わせ面と第2トランスアクスルハウジングの第2合わせ面の一部との接合状態を示す説明図である。 第2トランスアクスルハウジングの第2合わせ面および第4合わせ面をエンジンハウジング側から見た説明図である。 トランスアクスルハウジングを示す正面図である。 ギヤ室を示す断面図である。 トランスアクスルハウジングのギヤ室を示す断面図である。
以下に、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。図1は、本発明で密閉構造の対象とするパワーユニット10を示す断面図である。図1に示すようにパワーユニット10は、エンジンハウジング11とトランスアクスルケース12とを連結して構成されている。エンジンハウジング11は、周知のように駆動力源であるエンジン13と一体的に形成されている。トランスアクスルケース12は、駆動力源として発電機能を有するモータを収容する。モータは、例えば第1モータ15および第2モータ16で構成されている。
また、トランスアクスルケース12は、駆動力源から出力されたトルクを駆動輪に伝達する動力伝達機構17を収容する。動力伝達機構17は、遊星歯車機構18や減速機構19を含む歯車群で構成されており、互いに平行な4つの回転軸の軸線C1からC4を備えている。第1軸線C1は、エンジン13の出力軸14に一致している。第1軸線C1上には、遊星歯車機構18が配置され、かつ第1モータ15の第1ロータ軸20が回転可能に支持されている。遊星歯車機構18は、エンジン13から出力される駆動力を第1モータ15側と駆動輪側とに分配する分配比を変える動力分配機構を構成する。第2軸線C2上には、減速機構19の一部を構成するカウンタ軸21が回転可能に支持されている。第3軸線C3上には、第2モータ16の第2ロータ軸22が回転可能に支持されている。第2ロータ軸22から出力されるトルクは、減速機構19を介して駆動輪に伝達される。また、第4軸線C4上には、減速機構19の一部を構成するデファレンシャルギヤ23が配置され、かつ車幅方向に沿って設けられた一対の駆動軸24が回転可能に支持されている。
本実施形態のトランスアクスルは、第1ロータ軸20および第2ロータ軸22がそれぞれ異なる第1軸線C1および第3軸線C3上に配置された複軸式の構成になっている。しかしながら、本発明では複軸式の構成に限らず、第1モータ15および第2モータ16が、例えば第1軸線C1上にそれぞれ配置された構成のものであってもよい。また、本実施形態のトランスアクスルは、2つのモータ15,16を備えているが、本発明ではこれに限らず、一つのモータを備える構成であってもよい。さらに動力伝達機構17は、第1モータ15、第2モータ16、およびエンジン13の少なくとも一つから出力されるトルクを駆動輪に向けて伝達する構成であればよい。なお、図1は、分かりやすくするために模式的に示しており、実際のサイズや形状とは異なる。
トランスアクスルケース12は、エンジンハウジング11側から順にトランスアクスルハウジング30、エクステンションケース31およびリヤカバー32を有する。エクステンションケース31は、本発明の実施形態における他のケースの一例である。トランスアクスルハウジング30およびエクステンションケース31は、一体的に構成されていてもよい。この場合には、リヤカバー32が本発明の実施形態における他のケースに相当する。
エンジンハウジング11は、トランスアクスルハウジング30に接合される第1端部34を有する。第1端部34は、第1合わせ面35、および複数の第1ボルト孔36を有する。第1合わせ面35は、エンジンハウジング11におけるトランスアクスルハウジング30を連結する端部にトランスアクスルハウジング30の端部により密閉される第1開口部37の周縁に設けられている。第1合わせ面35は、所定の幅を有して設けられており、第1ボルト孔36は、第1合わせ面35の幅内に形成されている。
トランスアクスルハウジング30は、エンジンハウジング11側の端に第2開口部38を、かつエクステンションケース31側に第3開口部39をそれぞれ有する筒形状になっている。第2開口部38側には、エンジンハウジング11に接合される第2端部40が形成されている。第2端部40は、第2合わせ面41、および複数の第2ボルト孔42を有する。第2合わせ面41は、第2開口部38の外周に沿って形成されており、所定の幅を有している。複数の第2ボルト孔42は、第2合わせ面41の幅内に設けられている。第2ボルト孔42には、ボルト28の雄ネジが螺合される雌ネジが形成されている。第2合わせ面41は、第1合わせ面35に複数のボルト28により固定される。なお、第2合わせ面41および第1合わせ面35の固定は、ボルト28に限らず、周知の締結部材による固定であってよい。また、第2ボルト孔42を貫通孔にし、そしてナットを使用して締結してもよい。
トランスアクスルハウジング30は、エンジンハウジング11側とエクステンションケース31側とに内部を仕切る第1隔壁43が設けられている。第1合わせ面35および第2合わせ面41が固定されると、第1隔壁43とエンジンハウジング11との間の内部に、例えばダンパ装置44が収容されるダンパ室45が形成される。ダンパ室45は、外気と遮断されるように気密状態にされる。ダンパ装置44は、第1軸線C1上に配置され、かつエンジン13の出力軸14が入力軸に連結され、かつエンジン13から出力されるトルク変動などを吸収する。ダンパ装置44の出力軸は、動力伝達機構17の入力軸に連結される。
トランスアクスルハウジング30には、エクステンションケース31側に第3端部46を有する。第3端部46は、一部が第2端部40よりも出力軸14を中心とする半径方向に膨出した形状になっている。第3端部46は、第3合わせ面47、および複数の第3ボルト孔48を有する。第3合わせ面47は、第3開口部39の外周に沿って形成されており、所定の幅を有している。複数の第3ボルト孔48は、第3合わせ面47の幅内に設けられている。
エクステンションケース31には、トランスアクスルハウジング30側に第4端部50が形成されている。第4端部50は、第4合わせ面51、および複数の第4ボルト孔52を有する。第4合わせ面51は、エクステンションケース31におけるトランスアクスルハウジング30側の端に設けられた第4開口部53の外周に所定の幅を有して設けられている。複数の第4ボルト孔52は、第4合わせ面51の幅内に設けられている。第4合わせ面51は、第3合わせ面47に複数のボルト54により固定される。
エクステンションケース31は、トランスアクスルハウジング30側とリヤカバー32側とに内部を仕切る第2隔壁55を備える。第3合わせ面47および第4合わせ面51を固定することにより、第1隔壁43と第2隔壁55との間の内部には、例えば動力伝達機構17が収容されるギヤ室56が形成される。ギヤ室56は、オイルなどの冷却機能を有する潤滑油が外部に漏れないように液密状態にされる。
エクステンションケース31には、リヤカバー32側に第5端部58が形成されている。第5端部58は、第5合わせ面59、および複数の第5ボルト孔60を有する。第5合わせ面59は、エクステンションケース31におけるリヤカバー側の端に設けられた第5開口部61の外周に所定の幅を有して設けられている。複数の第5ボルト孔60は、第5合わせ面59の幅内に設けられている。第5合わせ面59は、リヤカバー32に設けられた第6合わせ面62に複数のボルト63により固定される。
第5合わせ面59および第6合わせ面62を互いを密着させて固定することで、第2隔壁55とリヤカバー32との間の内部には、第1モータ15および第2モータ16が収容されるモータ室65が形成される。モータ室65は、オイルなどの冷却機能を有する潤滑油が外部に漏れないように液密状態にされる。
図2は、第1合わせ面35を示す説明図である。本実施形態のエンジンハウジング11には、例えばギヤ室56の容積の異なる第1トランスアクスルハウジングまたは第2トランスアクスルハウジングの固定が可能になっている。
図2に示すように第1合わせ面35は、共有合わせ面70および共有合わせ面70に繋がる異種合わせ面71を備える。共有合わせ面70は、第1トランスアクスルハウジングに形成された第2合わせ面、または第2トランスアクスルハウジングに形成された第2合わせ面に接合される面である。その共有合わせ面70は、第1合わせ面35のうち下部を除く範囲、つまり図2に示す符号H1で示す範囲となっている。また、異種合わせ面71は、第1合わせ面35のうち下部、つまり図2に示す符号H2で示す範囲となっている。その異種合わせ面71は、第1トランスアクスルハウジングの第2合わせ面41の一部に接合される第1形態合わせ面72と、第2トランスアクスルハウジングの第2合わせ面41の一部に接合される第2形態合わせ面73とを有する。
第1形態合わせ面72および第2形態合わせ面73は、車両の高さ方向にずれている。つまり、第2形態合わせ面73は、第1形態合わせ面72に対して第1軸線C1を中心とする半径方向の外側に向けて膨らんだ形状になっている。第1形態合わせ面72と第2形態合わせ面73との間は、第1合わせ面35に露呈し、かつ貫通していない底有りの空洞部74が形成されている。なお、第1形態合わせ面72と第2形態合わせ面73との間は、必ずしも空洞部74である必要はなく、代わりに空洞にしない実部であってもよい。
図3は、異種合わせ面と第1トランスアクスルハウジングの第2合わせ面の一部との接合状態を示す説明図である。図3に示すように異種合わせ面71に対して第1トランスアクスルハウジング30−1の第2合わせ面41−1を固定すると、第2合わせ面41−1の一部41−1aが第1形態合わせ面72に接合する。このため、第2合わせ面41−1および第1合わせ面35が確実に接合され、第1トランスアクスルハウジング30−1の第2開口部38が密閉される。
図4は、異種合わせ面と第2トランスアクスルハウジングの第2合わせ面の一部との接合状態を示す説明図である。図4に示すように異種合わせ面71に対して第2トランスアクスルハウジング30−2の第4合わせ面41−2を固定すると、第4合わせ面41−2の一部41−2aが第2形態合わせ面73に接合する。このため、第4合わせ面41−2および第1合わせ面35が確実に接合され、第2トランスアクスルハウジング30−2の第2開口部38が密閉される。このように第1合わせ面35に異種合わせ面71を備えることで、共通のエンジンハウジング11に複数種類のトランスアクスルハウジング30を連結することができるため、トランスアクスルハウジング30の部品点数を削減することができる。
図5は、第2トランスアクスルハウジングの第2合わせ面および第4合わせ面をエンジンハウジング11側から見た説明図である。図5に示すように第4合わせ面41−2には、複数の第2ボルト孔42が設けられている。エンジンハウジング11側から見ると、複数の第3ボルト孔48のうち下部にある一部のボルト孔、例えば第3ボルト孔48−1が第2開口部38の内部に配置されている。つまり、第3ボルト孔48−1を含む第3合わせ面47の下方の一部47aは、第4合わせ面41−2の一部41−2aに対して第2開口部38の内部に向けて窪んだ形状になっている。第3ボルト孔48−1は、本発明の実施形態における締結用孔の一例である。
トランスアクスルハウジング30のギヤ室56の断面形状は、第3合わせ面47の内側と略同じ断面形状になっている。このため、第3合わせ面47の下部47aを第4合わせ面41−2の一部41−2aよりも車両の高さ方向における上方に向けて窪ませたから、ギヤ室56のコンパクト化を図ることや、路面からギヤ室56を含むトランスアクスルハウジング30の下部までの車高を高くすることができる。また、エンジンハウジング11の下部がギヤ室56の下部よりも路面側に突出する構造になるため、路面がギヤ室56の下部よりも先にエンジンハウジング11の下部に干渉する。これにより、ギヤ室56の下部と路面との干渉を抑制することができ、よってギヤ室56のオイル漏れを抑制することができる。また、トランスアクスルハウジング30のギヤ室56は、車両のキャビンよりも前方に配置されているため路面と干渉しやすいが、前述したと同じまたは同様にエンジンハウジング11の下部により路面との干渉を抑制でき、よってギヤ室56のオイル漏れを抑制することができる。
図6は、トランスアクスルハウジングを示す正面図である。図6に示すようにトランスアクスルハウジング30には、正面側であるエンジンハウジング11側から見ると、第4合わせ面41−2、第2開口部38、および第3合わせ面47に設けられた複数の第3ボルト孔48が視認される。複数の第3ボルト孔48のうち、車両の高さ方向での下部にある第3ボルト孔48−1は第2開口部38の内部にある。第1隔壁43には、第3ボルト孔48−1をエンジンハウジング11側に向けて露呈させるための開口76を有する。
つまり、第3合わせ面47に設けられた第3ボルト孔48と第4合わせ面41−2に設けられた第2ボルト孔42とが車幅方向にて干渉することがない。これにより、トランスアクスルハウジング30にエクステンションケース31を複数のボルト54で固定する場合に、一方向、つまりエンジンハウジング11側から複数のボルト54の全てを挿入して締め付けることができる。つまり、トランスアクスルケース12は、例えば、図1に示したエンジンハウジング11を上にした姿勢で下側から順に組み立てられる。このとき、エクステンションケース31にトランスアクスルハウジング30を固定する場合に、全てのボルト54を上から下に向けて挿入して締結することができる。これにより、トランスアクスルハウジング30を反転することなくエクステンションケース31に固定することができ、組み付け工程の煩雑化を抑制することができる。
図7は、ギヤ室を示す断面図である。図7に示すようにギヤ室56は、デファレンシャルギヤ23の回転に連動して作動する機械式のオイルポンプ78が設けられている。オイルポンプ78は、ストレーナ79からオイルを吸い込む。ストレーナ79の近傍には、ドレン孔80が設けられている。ドレン孔80は、オイル交換時の排出孔である。
第3合わせ面47の一部47a、つまりギヤ室56の下方の一部56aを第2合わせ面41よりも第1軸線C1を中心とする半径方向の内側に窪ませたことにより、ギヤ室56の一部56aに隣接し、かつ車両の前後方向における略中央である中央部56bがギヤ室56における車両の高さ方向での最下部になる。これにより、一部56aよりも低い中央部56bにオイルを溜めることができる。この中央部56bにオイルポンプ78のストレーナ79が設けられている。このため、ストレーナ79のエア吸いを抑制することができる。また、ドレン孔80がストレーナ79の近傍に設けられているため、オイルの全部を排出し易い。さらに、一部56aを内側に設けたことによりギヤ室56の容積が少なくなる。このため、少ない油量で中央部56bでの油面高さ81を稼ぐことができる。
図8は、トランスアクスルハウジングのギヤ室を示す断面図である。図8に示すようにトランスアクスルハウジング30のギヤ室56の断面は、第3合わせ面47の内面と略同じ断面になっている。第4軸線C4は、ギヤ室56にて車両の前後方向における中央部56bに対して一方側に配置されている。そして、ギヤ室56の一部56aは、車両の前後方向における中央部56bに対して他方側に配置されている。このため、第4軸線C4を中心として一部56a側を路面に近づける方向に向けて、つまり図8に示す矢印方向に向けて回転させて、一部56aが路面に最も近づく位置になるまでの回転量に余裕がある。このため、トランスアクスルハウジング30の搭載姿勢の自由度を増やすことができる。なお、図8では、回転前の姿勢を二点鎖線で、回転後の姿勢を実線で示している。
10…パワーユニット、 11…エンジンハウジング、 30…トランスアクスルハウジング、 34…第1端部、 35…第1合わせ面、 37…第1開口部、 38…第2開口部、 39…第3開口部、 40…第2端部、 41…第2合わせ面、 46…第3端部、 47…第3合わせ面、 71…異種合わせ面、 72…第1形態合わせ面、 73…第2形態合わせ面、 48−1…第3ボルト孔。

Claims (1)

  1. エンジンハウジングにトランスアクスルハウジングが連結されるとともに、前記エンジンハウジングにおける前記トランスアクスルハウジングを連結する第1端部に前記トランスアクスルハウジングの第2端部により密閉される第1開口部の周縁に設けられた第1合わせ面を有し、かつ、前記トランスアクスルハウジングにおける前記エンジンハウジングを連結する前記第2端部に前記第1端部により密閉される第2開口部の周縁に設けられた第2合わせ面を有し、かつ、前記トランスアクスルハウジングにおける前記第2端部に対して前記エンジンハウジングとは逆側の第3端部に設けられた第3開口部の周縁に他のケースが連結される第3合わせ面が形成されたパワーユニットの密閉構造において、
    前記第1合わせ面は、前記パワーユニットを搭載した車両の高さ方向の下側に、前記第2開口部を密閉するため異種合わせ面を有し、
    前記異種合わせ面は、前記トランスアクスルハウジングの前記第2合わせ面に接合される第1形態合わせ面と、前記トランスアクスルハウジングとは種類の異なる第2トランスアクスルハウジングの第4合わせ面に接合される第2形態合わせ面とを備え、
    前記第2形態合わせ面は、前記第1形態合わせ面に対してエンジンの出力軸を中心とする半径方向での外側に配置されており、かつ、前記第2開口部内に、前記第3合わせ面を前記他のケースに締結するための締結用孔が露呈されていることを特徴とするパワーユニットの密閉構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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