JP2019129621A - 駆動装置および放電方法 - Google Patents

駆動装置および放電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インホイールモータに不具合が生じた場合でも、インバータ内に残る電荷を短時間で放電させることができる駆動装置および放電方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る駆動装置は、モータと、インバータと、DC−DCコンバータと、制御部とを備える。モータは、被制御装置の駆動源である。インバータは、モータを駆動する。DC−DCコンバータは、被制御装置に搭載される機器に電力を供給する。制御部は、モータで不具合が生じている場合に、インバータに残る電荷をDC−DCコンバータに放電させる。【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置および放電方法に関する。
従来、左右輪それぞれにインバータで駆動されるインホイールモータを備え、それぞれの車輪が独立して回転駆動する車両が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
かかる車両では、車両を停止させる際などに、インバータ内に残る電荷をインホイールモータに流し、かかる電荷をインホイールモータで熱に変換して放電させる。
特開2010−247804号公報
しかしながら、上述の放電方法では、インホイールモータに1相短絡などの不具合が生じている場合には、インバータ内に残る電荷を短時間で放電させることが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、インホイールモータに不具合が生じている場合でも、インバータ内に残る電荷を短時間で放電させることができる駆動装置および放電方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る駆動装置は、モータと、インバータと、DC−DCコンバータと、制御部とを備える。前記モータは、被制御装置の駆動源であり、本実施例では移動体の駆動源として以降の説明を行う。前記インバータは、前記モータを駆動する。前記DC−DCコンバータは、前記移動体に搭載される機器に電力を供給する。前記制御部は、前記モータで不具合が生じている場合に、前記インバータに残る電荷を前記DC−DCコンバータに放電させる。
本発明によれば、インホイールモータに不具合が生じている場合でも、インバータ内に残る電荷を短時間で放電させることができる。
図1は、実施形態に係る車両の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る車両制御システムの構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る駆動装置の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る車両制御装置の構成を示すブロック図である。 図5Aは、実施形態に係る正常時の放電処理を説明するための図(1)である。 図5Bは、実施形態に係る正常時の放電処理を説明するための図(2)である。 図6Aは、実施形態に係る異常時の放電処理を説明するための図(1)である。 図6Bは、実施形態に係る異常時の放電処理を説明するための図(2)である。 図7は、車両制御装置が実行する放電処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する駆動装置および放電方法の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
<車両の構成>
最初に、実施形態に係る車両Cの構成について説明する。図1は、実施形態に係る車両Cの概要を示す図である。車両Cは、移動体の一例であり、かかる移動体は、被制御装置の一例である。なお、実施形態が適用される移動体は車両Cに限られず、たとえば、ロボットなどであってもよい。
車両Cは、図1に示すように、車体の左右側に配置された2つの前輪FWと、Y軸方向である車幅方向において車体中央に配置された1つの後輪RWとを有する一人乗り用の三輪型モビリティである。
なお、車両Cは、たとえば、前輪FWが1つ、後輪RWが2つであってもよく、あるいは、前輪FWが2つ、後輪RWが2つの四輪型の車両であってもよい。
また、車両Cは、車幅方向であるY軸方向へ車体を傾倒させるリーンアクチュエータ(以下、リーンACTとも呼称する。)12(図2参照)を有し、たとえば、かかるリーンACT12を旋回時に駆動して、車両Cを傾斜させる。
また、車両Cは、2つの前輪FWそれぞれにインホイールモータ(In-Wheel Motor:以下、IWMとも呼称する。)15(図2参照)を有するとともに、2つの前輪FWがドライブシャフトのようなハード的機構で結合していない。これにより、それぞれのIWM15を独立して駆動させることで車両Cの加速・減速を行う。
また、車両Cは、ステアリング制御に関し、機械的なリンク機構を持たず、舵角センサの操舵入力を基に電気的にステアリング制御を行う、いわゆるステア・バイ・ワイヤを採用している。
<車両制御システムの構成>
次に、実施形態に係る車両制御装置1を備える車両制御システムSについて説明する。図2は、実施形態に係る車両制御システムSの構成を示すブロック図である。なお、図2では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
車両制御システムSは、電源ECU(Electronic Control Unit)50と、統合ECU1と、リーンECU2と、ステアECU3と、電池ECU4と、IWM−ECU5と、コンバータECU6とを備える。このうち、統合ECU1は、実施形態に係る車両制御装置1に対応する。
電源ECU50は、車両Cの電源を制御する。統合ECU1は、系統全体を制御する。すなわち、統合ECU1は上位ECUであり、リーンECU2と、ステアECU3と、電池ECU4と、IWM−ECU5と、コンバータECU6とは下位ECUである。
統合ECU1は、それぞれの下位ECUにCAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークを通じて相互通信可能に接続される。なお、統合ECU1の詳細な機能ブロックについては後述する。
リーンECU2は、リーンACT12を制御する。かかるリーンACT12は、旋回加速度に応じて車体を車幅方向である左右方向に傾倒させて、車両Cの旋回を容易にする。また、リーンACT12は、車体における左右方向の傾倒状態を適切に保持して、車両Cの転倒を防止する。
ステアECU3は、運転者のステアリング操作に応じて車両Cが走行するように、ステアアクチュエータ(以下、ステアACTとも呼称する。)13を制御する。電池ECU4は、電池14の劣化を監視する。
IWM−ECU5は、運転者のアクセル操作またはブレーキ操作に応じて車両Cが加速または制動されるように、車両Cの2つの前輪FWにそれぞれ設けられるIWM15を制御する。
コンバータECU6は、車両Cに搭載される各種機器に所定電圧(たとえば、12V)の電力が供給されるように、車両Cに設けられるDC−DCコンバータ16を制御する。
リーンACT12は、リーンECU2からの指示、すなわち指示信号に基づいて車体を左右方向に傾倒させる。これにより、リーンACT12は、たとえば、車両Cの旋回時に車体の姿勢を変更する。また、リーンACT12は、走行路面の凹凸や、傾斜に応じて車体の姿勢を変更する。
ステアACT13は、ステアECU3からの指示、すなわち指示信号に基づいて後輪RWの転舵角を変更する。電源の一例である電池14は、蓄電池であり、たとえばリチウムイオン電池である。
IWM15は、IWM−ECU5からの指示、すなわち指示信号に基づいて2つの前輪FWを回転させ、かかる2つの前輪FWの回転数を制御する。IWM15は、たとえば、3相交流モータである。なお、車両Cには2つの前輪FWに対応する2つのIWM15が搭載されるが、理解の容易のため、実施形態ではIWM15の記載は1つに省略する。
DC−DCコンバータ16は、電池14から供給された電力を、所定電圧(たとえば、12V)に変換して、所定電圧に変換された電力を車両Cに搭載される各種機器に供給する。また、DC−DCコンバータ16は、車両Cを停止させる際などに、電池14からの電力供給が遮断された状態で動作させることにより、内部に設けられるコンデンサに残る電荷を放電する機能を有する。
<駆動装置の構成>
図3は、実施形態に係る駆動装置Pの構成を示すブロック図である。かかる駆動装置Pは、電池14からインバータ17に電力を供給する第1系統41と、電池14からリーンACT12、ステアACT13およびDC−DCコンバータ16に電力を供給する第2系統42とを有する。
かかる第2系統42は、第1系統41においてインバータ17より高圧側に設けられる分岐部43から分岐して、第1系統41においてインバータ17より低圧側に設けられる合流部44で合流する。すなわち、第1系統41と第2系統42とは、分岐部43から合流部44までの間で並列に設けられる。
第1系統41に設けられるインバータ17は、たとえば、電池14から供給される電力を所定の3相電力に変換し、かかる変換された3相電力を3相交流モータであるIWM15に出力することにより、IWM15を回転させる。
また、IWM15は、車両Cを停止させる際などに、電池14からインバータ17への電力供給が遮断された状態で動作させることにより、インバータ17の内部に設けられるコンデンサに残る電荷を熱に変換して放電する機能を有する。
第2系統42に設けられるリーンACT12と、ステアACT13と、DC−DCコンバータ16とは、第2系統42内でそれぞれ並列に接続される。
また、駆動装置Pは、第1リレーR1と、第2リレーR2と、第3リレーR3とを有する。第1リレーR1は、たとえば、電池14と合流部44との間に設けられる。なお、第1リレーR1は、電池14と合流部44との間に設けられる場合に限られず、分岐部43と合流部44との間における電池14側に設けられればよい。
第2リレーR2は、第1系統41における分岐部43とインバータ17との間に設けられる。第3リレーR3は、第2系統42における分岐部43とDC−DCコンバータ16との間(たとえば、第2系統42においてリーンACT12、ステアACT13およびDC−DCコンバータ16が分岐する分岐部45と、分岐部43との間)に設けられる。
ここまで説明したように、実施形態にかかる駆動装置Pでは、車両Cを駆動するIWM15に電力を供給するインバータ17と、車両Cの姿勢を制御するリーンACT12およびステアACT13とが、それぞれ第1系統41と第2系統42とで並列に接続されている。
これにより、IWM15やインバータ17で不具合などが生じた場合に、第2リレーR2および第3リレーR3を遮断することにより、かかる不具合の影響がリーンACT12やステアACT13におよぶことを抑制することができる。
<車両制御装置の構成>
図4は、実施形態に係る車両制御装置1の構成を示すブロック図である。車両制御装置1は、制御部20と、記憶部30とを備える。制御部20は、リレー制御部21と、検知部22と、放電制御部23とを有する。
ここで、車両制御装置1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部20のリレー制御部21、検知部22および放電制御部23として機能する。
また、制御部20のリレー制御部21、検知部22および放電制御部23の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部30は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、車両制御装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
リレー制御部21は、上述の第1リレーR1〜第3リレーR3がそれぞれ導通される状態(以下、導通状態とも呼称する。)または遮断される状態(以下、遮断状態とも呼称する。)となるように、第1リレーR1〜第3リレーR3を制御する。
検知部22は、インバータ17などに搭載されるIWM−ECU5からの情報に基づいて、IWM15に不具合が生じている場合に、かかる不具合が生じたことを検知する。たとえば、IWM15が1相短絡した場合には、短絡した相の出力をIWM−ECU5で検出できなくなることから、この検出情報をIWM−ECU5から受け取ることにより、IWM15に不具合が生じたことを検知部22が検知することができる。
放電制御部23は、車両Cを停止させる場合など、駆動装置Pにおいて電池14からの電力供給を遮断させる際に、DC−DCコンバータ16内およびインバータ17内のコンデンサに残る電荷を放電させる。
具体的には、放電制御部23は、IWM−ECU5やコンバータECU6、リレー制御部21などに所定の指令を出力することにより、DC−DCコンバータ16内およびインバータ17内のコンデンサに残る電荷を放電させる。
また、放電制御部23は、検知部22からの情報に基づいて、IWM15に不具合が生じていない場合(以下、正常時とも呼称する。)と、IWM15に不具合が生じている場合(以下、異常時とも呼称する。)とで、DC−DCコンバータ16内およびインバータ17内のコンデンサに残る電荷を放電させる処理を切り替える。つづいては、正常時と異常時とのそれぞれにおける放電処理について説明する。
<放電処理の詳細>
図5Aは、実施形態に係る正常時の放電処理を説明するための図(1)である。電池14からの電力供給を遮断させる指令を受信した放電制御部23は、コンバータECU6およびIWM−ECU5に所定の指令を出力して、DC−DCコンバータ16およびインバータ17を停止させる(ステップS1)。
なお、かかるステップS1の処理の際、放電制御部23は、リーンECU2およびステアECU3にも所定の指令を出力して、リーンACT12およびステアACT13も停止させるとよい。
ここで、IWM15に不具合が生じていないことを検知部22が検知すると(ステップS2)、放電制御部23は、リレー制御部21に所定の指令を出力して、第1リレーR1〜第3リレーR3を遮断させる(ステップS3)。なお、かかるステップS3の処理の際には、まず第1リレーR1を遮断して、その後所定の時間(たとえば、50〜100ms)経過した後に第2リレーR2と第3リレーR3とを遮断するとよい。
図5Bは、実施形態に係る正常時の放電処理を説明するための図(2)である。次に、放電制御部23は、IWM−ECU5に所定の指令を出力して、インバータ17内のコンデンサに残る電荷をIWM15に流して、かかる電荷をIWM15で熱に変換して放電させる(ステップS4)。
また、放電制御部23は、コンバータECU6に所定の指令を出力して、DC−DCコンバータ16内のコンデンサに残る電荷を、DC−DCコンバータ16を動作させて放電させる(ステップS5)。なお、ステップS5では、DC−DCコンバータ16を通常の動作モードで動作させてもよいし、放電用の動作モードで動作させてもよい。
かかるステップS1〜S5により、IWM15に不具合が生じていない場合に、DC−DCコンバータ16内およびインバータ17内のコンデンサに残る電荷を短時間で放電させることができる。なお、ステップS4とステップS5とは、いずれかが先でもよいし、同時に行ってもよい。
図6Aは、実施形態に係る異常時の放電処理を説明するための図(1)である。電池14からの電力供給を遮断させる指令を受信した放電制御部23は、コンバータECU6およびIWM−ECU5に所定の指令を出力して、DC−DCコンバータ16およびインバータ17を停止させる(ステップS11)。
なお、かかるステップS11の処理の際、放電制御部23は、リーンECU2およびステアECU3にも所定の指令を出力して、リーンACT12およびステアACT13も停止させるとよい。
ここで、IWM15に不具合が生じていることを検知部22が検知すると(ステップS12)、放電制御部23は、リレー制御部21に所定の指令を出力して、第1リレーR1を遮断させる(ステップS13)。すなわち、ステップS13では、第2リレーR2および第3リレーR3は導通状態が維持される。
これにより、図6Aに示すように、インバータ17から第2リレーR2、分岐部43、第3リレーR3、分岐部45、DC−DCコンバータ16および合流部44を経由してインバータ17に戻る閉回路46が駆動装置P内で形成される(ステップS14)。
図6Bは、実施形態に係る異常時の放電処理を説明するための図(2)である。放電制御部23は、コンバータECU6に所定の指令を出力して、DC−DCコンバータ16内のコンデンサに残る電荷を、DC−DCコンバータ16を動作させて放電させる(ステップS15)。なお、ステップS15では、DC−DCコンバータ16を通常の動作モードで動作させてもよいし、放電用の動作モードで動作させてもよい。
さらに、形成された閉回路46を経由して、インバータ17内のコンデンサに残る電荷を、DC−DCコンバータ16に流して放電させる(ステップS16)。
最後に、放電制御部23は、リレー制御部21に所定の指令を出力して、第2リレーR2および第3リレーR3を遮断させて、異常時の放電処理を終了する。なお、実施形態では、ステップS13で第1リレーR1を遮断した後、正常時よりも長い所定の時間(たとえば、1秒程度)経過した後に、第2リレーR2および第3リレーR3を遮断させるとよい。
これにより、インバータ17内に残る電荷を、閉回路46を経由して十分にDC−DCコンバータ16で放電させることができる。
ここまで説明した放電処理により、IWM15に不具合が生じている場合にも、DC−DCコンバータ16内およびインバータ17内のコンデンサに残る電荷を短時間で放電させることができる。
すなわち、実施形態では、インバータ17が設けられる第1系統41と、DC−DCコンバータ16が設けられる第2系統42とを並列に構成することにより、電池14を経由することなく駆動装置P内に閉回路46を形成することができる。したがって、実施形態によれば、IWM15が異常時の放電処理において、インバータ17内に残る電荷をDC−DCコンバータ16に放電させることができる。
<放電処理の手順>
つづいて、図7を参照しながら、実施形態に係る放電処理の手順について説明する。図7は、車両制御装置1が実行する放電処理の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部20は、電池14から各部への電力供給を遮断させる指令を受信したか否かを判断する(ステップS101)。そして、かかる指令を受信していない場合(ステップS101,No)、制御部20はステップS101をくり返す。
一方で、かかる指令を受信した場合(ステップS101,Yes)、放電制御部23は、コンバータECU6およびIWM−ECU5に所定の指令を出力して、DC−DCコンバータ16およびインバータ17を停止させる(ステップS102)。
なお、かかるステップS102の処理の際、放電制御部23は、リーンECU2およびステアECU3にも所定の指令を出力して、リーンACT12およびステアACT13も停止させるとよい。
次に、放電制御部23は、検知部22からの情報に基づいて、IWM15に不具合が生じているか否かを判断する(ステップS103)。そして、IWM15に不具合が生じていない場合(ステップS103,No)、すなわち正常時の場合、放電制御部23は、リレー制御部21に所定の指令を出力して、第1リレーR1〜第3リレーR3を遮断させる(ステップS104)。
次に、放電制御部23は、IWM−ECU5に所定の指令を出力して、インバータ17内のコンデンサに残る電荷をIWM15に流して、かかる電荷をIWM15で熱に変換して放電させる(ステップS105)。
また、放電制御部23は、コンバータECU6に所定の指令を出力して、DC−DCコンバータ16内のコンデンサに残る電荷を、DC−DCコンバータ16を動作させて放電させて(ステップS106)、処理を終了する。なお、ステップS105とステップS106とは、いずれかが先でもよいし、同時に行ってもよい。
一方で、IWM15に不具合が生じている場合(ステップS103,Yes)、すなわち異常時の場合、放電制御部23は、リレー制御部21に所定の指令を出力して、第1リレーR1を遮断させる(ステップS107)。これにより、放電制御部23は、駆動装置P内に閉回路46を形成する(ステップS108)。
次に、放電制御部23は、コンバータECU6に所定の指令を出力して、DC−DCコンバータ16内のコンデンサに残る電荷と、インバータ17内のコンデンサに残る電荷とを、DC−DCコンバータ16を動作させて放電させる(ステップS109)。ここで、インバータ17内のコンデンサに残る電荷は、閉回路46を経由してDC−DCコンバータ16に流される。
最後に、放電制御部23は、リレー制御部21に所定の指令を出力して、第2リレーR2および第3リレーR3を遮断させて(ステップS110)、処理を終了する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
実施形態に係る駆動装置Pは、モータ(IWM15)と、インバータ17と、DC−DCコンバータ16と、制御部20とを備える。モータ(IWM15)は、被制御装置(車両C)の駆動源である。インバータ17は、モータ(IWM15)を駆動する。DC−DCコンバータ16は、被制御装置(車両C)に搭載される機器に電力を供給する。制御部20は、モータ(IWM15)で不具合が生じている場合に、インバータ17に残る電荷をDC−DCコンバータ16に放電させる。これにより、IWM15に不具合が生じている場合でも、インバータ17内に残る電荷を短時間で放電させることができる。
また、実施形態に係る駆動装置Pは、インバータ17とDC−DCコンバータ16とに電力を供給する電源(電池14)と、電源(電池14)からインバータ17へ電力を供給する第1系統41と、第1系統41においてインバータ17より高圧側の分岐部43から分岐してDC−DCコンバータ16へ電力を供給し、第1系統41においてインバータ17より低圧側の合流部44で第1系統41と合流する第2系統42と、を備える。これにより、IWM15が異常時の放電処理において、インバータ17内に残る電荷をDC−DCコンバータ16に放電させることができる。
また、実施形態に係る駆動装置Pは、分岐部43と合流部44との間における電源(電池14)側に設けられる第1リレーR1と、分岐部43とインバータ17との間に設けられる第2リレーR2と、分岐部43とDC−DCコンバータ16との間に設けられる第3リレーR3と、を備える。そして、制御部20は、第2リレーR2と第3リレーR3とを導通状態で維持し、第1リレーR1を遮断状態に変更して、インバータ17に残る電荷をDC−DCコンバータ16に放電させる。これにより、駆動装置P内に閉回路46を形成し、かかる閉回路46を介してインバータ17内に残る電荷をDC−DCコンバータ16に流すことができる。
また、実施形態に係る駆動装置Pにおいて、制御部20は、第1リレーR1を遮断状態に変更して所定の時間経過した後に、第2リレーR2と第3リレーR3とを遮断状態に変更する。これにより、インバータ17内に残る電荷を、閉回路46を経由して十分にDC−DCコンバータ16で放電させることができる。
また、実施形態に係る駆動装置Pにおいて、第2系統42には、被制御装置(車両C)の姿勢を制御するアクチュエータ(リーンACT12、ステアACT13)が設けられる。これにより、IWM15やインバータ17に不具合などが生じた場合に、かかる不具合の影響がリーンACT12やステアACT13におよぶことを抑制することができる。
また、実施形態に係る放電方法は、被制御装置(車両C)に搭載される機器に電力を供給するDC−DCコンバータ16を停止させる工程(ステップS102)と、モータ(IWM15)を駆動するインバータ17とDC−DCコンバータ16とが接続される閉回路46を形成する工程(ステップS108)と、DC−DCコンバータ16を動作させて、インバータ17に残る電荷を閉回路46を経由してDC−DCコンバータ16に放電させる工程(ステップS109)と、を含む。これにより、IWM15に不具合が生じている場合でも、インバータ17内に残る電荷を短時間で放電させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 車両制御装置(統合ECU)
S 車両制御システム
P 駆動装置
5 IWM−ECU
6 コンバータECU
14 電池
15 IWM
16 DC−DCコンバータ
20 制御部
21 リレー制御部
22 検知部
23 放電制御部
30 記憶部
41 第1系統
42 第2系統
43、45 分岐部
44 合流部
46 閉回路

Claims (6)

  1. 被制御装置の駆動源であるモータと、
    前記モータを駆動するインバータと、
    前記被制御装置に搭載される機器に電力を供給するDC−DCコンバータと、
    前記モータで不具合が生じている場合に、前記インバータに残る電荷を前記DC−DCコンバータに放電させる制御部と、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記インバータと前記DC−DCコンバータとに電力を供給する電源と、
    前記電源から前記インバータへ電力を供給する第1系統と、
    前記第1系統において前記インバータより高圧側の分岐部から分岐して前記DC−DCコンバータへ電力を供給し、前記第1系統において前記インバータより低圧側の合流部で前記第1系統と合流する第2系統と、を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記分岐部と前記合流部との間における前記電源側に設けられる第1リレーと、
    前記分岐部と前記インバータとの間に設けられる第2リレーと、
    前記分岐部と前記DC−DCコンバータとの間に設けられる第3リレーと、
    を備え、
    前記制御部は、前記第2リレーと前記第3リレーとを導通状態で維持し、前記第1リレーを遮断状態に変更して、前記インバータに残る電荷を前記DC−DCコンバータに放電させること
    を特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記制御部は、前記第1リレーを遮断状態に変更して所定の時間経過した後に、前記第2リレーと前記第3リレーとを遮断状態に変更すること
    を特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記第2系統には、前記被制御装置の姿勢を制御するアクチュエータが設けられること
    を特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の駆動装置。
  6. 被制御装置に搭載される機器に電力を供給するDC−DCコンバータを停止させる工程と、
    モータを駆動するインバータと前記DC−DCコンバータとが接続される閉回路を形成する工程と、
    前記DC−DCコンバータを動作させて、前記インバータに残る電荷を前記閉回路を経由して前記DC−DCコンバータに放電させる工程と、を含むこと
    を特徴とする放電方法。
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