JP2019141982A - クーラント処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固液分離を好適にし、スクレーパによる加工屑の回収を効率良く行うことのできる処理装置を提供する。【解決手段】 適宜量のクーラントを貯留することができるクーラントタンク1と、クーラントタンクに加工屑を含む未処理のクーラントを流入するための流入部2と、流入部から適宜な距離を有してクーラントタンク内のクーラントを吸引する吸引手段4と、流入部と吸引手段との間に配置されたフィルタ6と、フィルタの表面を摺動しつつ循環移動するスクレーパ7とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械に使用されるクーラントの処理装置に関し、特に、切粉等の加工屑を含有するクーラントから加工屑を除去してクーラントを再生するための処理装置に関するものである。
一般的なクーラント処理装置は、クーラント処理装置をドラムフィルタで形成し、フィルタドラムの外部から内方へ移動するクーラントを処理済みとして排出する構成であった(特許文献1参照)。
特開2010−253601号公報 実登2579236号公報
ところが、フィルタドラムの周辺には、特に、処理前のクーラントを貯留するタンクの底には、沈降した加工屑が堆積する状態となり、この堆積した加工屑を除去するための作業が必要となるものであった。
これに対し、加工屑を処理装置から搬出するための回収機構が案出されており、その回収方法としては、大別してマグネット方式とスクレーパ方式があった。マグネット方式とは、コンベアにマグネットを設置する形式であり、スクレーパ方式とは、スクレーパによって掻き出す構成のものである。
ところが、マグネット方式は、磁着する加工屑の回収には効果的であるが、磁着しない屑の回収には不向きであった。また、スクレーパ方式は、その前提として液体から加工屑が分離(固液分離)されていることが前提であり(特許文献2参照)、不十分な分離状態の場合には、回収すべき加工屑が処理済みクーラントに混入することもあり得るものであった。特に、固液分離が不完全となる場合には、加工屑に浸透するクーラントを同時に廃棄することとなり、クーラントの余分な廃棄による環境上の問題を生じ得ることが懸念されていた。
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、固液分離を好適にし、スクレーパによる加工屑の回収を効率良くし、結果的にはクーラントの廃棄量を抑制することのできる処理装置を提供することである。
そこで、本願の発明者らが鋭意研究した結果、本発明を完成するに至ったものである。すなわち、本発明は、工作機械から排出されるクーラントに含まれる加工屑を除去して再生利用するためのクーラント処理装置であって、適宜量のクーラントを貯留することができるクーラントタンクと、該クーラントタンクに加工屑を含む未処理のクーラントを流入するための流入部と、該流入部から適宜な距離を有して前記クーラントタンク内のクーラントを吸引する吸引手段と、前記流入部と前記吸引手段との間に配置されたフィルタと、該フィルタの表面を摺動しつつ循環移動するスクレーパとを備えることを特徴とするものである。
上記構成によれば、加工屑を含む未処理のクーラントは、流入部からクーラントタンクに供給され、このクーラントタンクに流入され貯留するクーラントは、全体として吸引手段による吸引によって流動することとなり、未処理のクーラントが流入部と吸引手段の間に設置されるフィルタを通過することにより、濾過されることとなる。すなわち、フィルタの目によって通過できない加工屑はフィルタに残存し、フィルタの目を通過するクーラントは、加工屑を含まない処理後のクーラントとして再生されることとなる。また、フィルタの表面には、スクレーパが摺動することから、フィルタに残る加工屑はスクレーパによって掻き取られることとなり、フィルタの目詰まりを解消させることで、継続的なクーラントの処理を可能にするものである。
フィルタとしては、無数のスリットを有するスリットフィルタを使用し、このスリットフィルタのスリットが、100μm以下の間隙に形成された細長い貫通孔によって構成されることにより、未処理のクーラントに含有する微細な加工屑の通過を阻止し、液体であるクーラントのみを通過させることができる。このスリットフィルタを通過させることによって固液を分離することができる。また、当該貫通孔の長手方向に沿ってスクレーパを摺動させることにより、加工屑がスリットの長手方向に誘導されることとなる。スクレーパは循環移動するため、繰り返しスリットフィルタによって分離された加工屑を排除させることができる。
また、フィルタが、適宜面積の平面的な表面部を有し、この表面部を斜状に配置して上端を前記クーラントタンクよりも上位となる構成とする場合には、クーラントタンクに貯留されるクーラントの液面よりも上方において、スクレーパによる加工屑の移動が行われることとなり、クーラントの液面よりも上方においてもフィルタによる固液分離を継続させることができる。これにより、廃棄される加工屑に含まれるクーラントを極めて少量とし、クーラントの無駄な廃棄を抑えることができる。
なお、吸引手段としては、吸引ポンプを使用することができ、この吸引ポンプがクーラントタンクのクーラントを流動させつつ吸引できるものであればよく、吸引ポンプ以外の吸引手段によって構成してもよい。例えば、サイクロンセパレータなどを使用してもよい。
本発明によれば、特別な誘導装置を設けることなく、吸引手段によってクーラントを吸引することによりフィルタを通過させ、未処理のクーラントを十分に固液分離することができる。
特に、フィルタとして細長のスリットを有するスリットフィルタとし、スクレーパは、当該スリットの長手方向に沿って摺動するものである場合には、スリットによって捕捉された加工屑が、スクレーパの摺動によってスリットの長手方向に沿って移動を誘導されることとなり、加工屑の移動を円滑にし得るものとなる。また、スリットを形成する間隙(幅方向の間隙)を100μm以下とすることにより、捕捉される加工屑は、スリットの間隙に係入することを抑えられ、スクレーパによる移動に沿って容易に搬出され得ることとなる。従って、スクレーパによる加工屑の回収効率が向上することとなる。
(a)は本発明の実施形態の全体を示す説明図であり、(b)は部分的な断面を示す説明図である。 (a)はフィルタ、スクレーパおよび循環駆動部の関係を示す説明図であり、(b)はIIB−IIB線による切断部端面図である。 本発明の実施形態の作動態様を示す説明図である。 フィルタ上端近傍の作動状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の変形例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態の概要を示すものであり、(a)は全体の概略を示し、(b)は構成部の一部を破断した状態を示すものである。本実施形態の概略は、この図1(a)に示されるように、未処理のクーラントを貯留することができるクーラントタンク1と、この一端に設けられる流入部2と、他端に設置される処理部3と、吸引ポンプ(吸引手段)4とを備えたものである。詳細は後述するが、クーラントタンク1に貯留されるクーラントは、吸引ポンプ4の作動による吸引力に伴って流動し、流入部2を上流、処理部3を下流として、吸引ポンプ4を経由して送液パイプ5に流下するものである。
図1(b)に示されているように、処理部3は、クーラントタンク1と一体的に構成され、内部には、フィルタ6が傾斜して設けられ、このフィルタ6の表面を摺動可能なスクレーパ7が複数設けられている。この複数のスクレーパ7は、チェーンベルト等の無端状に移動する循環駆動部8に適宜間隔を有して設置されている。なお、循環駆動部8は、処理部3の外部に設置されるモータ81によって駆動される駆動部側のスプロケット82と、従動部側に設けられる従動ローラ83との間にチェーンベルトが懸架されるものとしている。チェーンベルトは、ローラチェーンで構成されており、従動部側の従動ローラ表面を転動しつつ循環移動の方向を変更可能としている。なお、フィルタ6の表面に近接する移動範囲が張り側となり、反対側が緩み側となっており、張り側には所定のテンションが付与され、このテンションは、フィルタ6の表面に対する押圧力として機能させることができるものである。また、フィルタ6の上端近傍は、フィルタ6を越えた位置からフィルタ6の外方へ加工屑を排出できるものとしており、当該位置には、加工屑を排出できるような構造となっている。本実施形態では、加工屑の集積を容易にするための回収箱9を備えるものを例示している。
クーラントタンク1は、全体として箱形に形成されており、適宜容量のクーラントを貯留できる容量を有している。クーラントの貯留は、停滞する状態ではなく、吸引ポンプ4によって吸引されるため、常時流動している。従って、貯留すべき適宜容量とは大量ではなく、処理に必要な最低限度の容量に抑えられている。その意味において、このクーラントタンク1は、流路形成のための初期流路として機能するものである。なお、本実施形態のクーラントタンク1によって形成される流路断面は、幅方向および高さ方向に直線的な矩形とするものを例示している。
なお、上述のように、クーラントタンク1に貯留されるクーラントは、吸引ポンプ4の作動によって流動するため、一般的な箱形としたものであってもよいが、クーラントタンク1の底面11に案内手段を形成する構成としてもよい。すなわち、底面11を流入部2の側から下流側に向かって徐々に低位となる形状とするのである。底面11の高さを徐々に低下させることにより、加工屑を含む未処理のクーラントを流動させるべき方向へ案内させることができる。特に、金属屑のように比重の大きい加工屑は、クーラントの流動に伴って円滑に移動しないこともあり得ることから、底面11の高さを変更して流動方向に容易な移動を案内しているのである。この案内手段は、底面11の形状によって構成するほか、コンベアを設置する構成であってもよい。
また、底面11は、直線的に傾斜させる構成でもよいが、タンク容量を有効に利用するために、図示のような曲線状としてもよい。この底面(案内手段)11の終端(最下端)に連続する状態で、フィルタ6を設置するように構成している。
本実施形態における流入部2は、例えば、両側2ヶ所に開口する接続部21,22が設けられ、本体部20の内部において連通している。そして、一方の接続部21の逆側において1ヶ所において、クーラントタンク1に連続させることにより、両接続部21,22から流入するクーラントをクーラントタンク1に吐出させることができるものである。また、上記接続部21,22よりも下位において、かつ突設された状態の樋状部材23が構成されている。この樋状部材23は、工作機械から排出されるクーラント以外の液体(例えば潤滑油等)のための流路構成部(例えば、潤滑油流路部)として機能させている。工作機械から排出される潤滑油等は、この樋状部材23を経由して回収されるものであり、クーラントとは異なる流路を形成することにより、順次処理した後に再度の利用に供されるクーラントへの混入を防止している。なお、工作機械の種類によっては、クーラントが工作機械の中央の一ヶ所から排出されることがあり、そのような場合は、前記接続部21,22は中央の一ヶ所に集約される構成となる。この場合においても樋状部材23を設けることにより潤滑油等の混入を防止し得るものである。このような工作機械の種類に応じた流入部2の変更は、クーラントタンク1との間でフランジ等によって接続することにより、容易に変更が可能である。
クーラントタンク1には、流入部2が設置される反対側底部に排出部12が設けられ、これが吸引ポンプ4に連続して吸引力をタンク内に伝達するものとしている。この排出部12は、フィルタ6を通過した(加工屑が除かれた)クーラントを排出する部分であり、幅方向(奥行き方向)の1ヶ所に集中して設けられるものである。クーラントの流動は、貯留液の水圧と吸引ポンプ4による陰圧によるものであることから、1ヶ所に集中して設ける場合においても、クーラントが停滞することはないが、幅方向(奥行き方向)両側における停滞を防止するためには、二ヶ所を開口し(二ヶ所に排出部を設け)、吸引ポンプ4との接合直前に合流させる構成でもよい。
なお、吸引ポンプ4は、フィルタ付きポンプを使用することにより、クーラントに含有する微細な不純物(浮遊物等)を除去したうえで、処理後のクーラントとして再利用に供するものとしてよい。
処理部3の内部に設置されるフィルタ6、スクレーパ7および循環駆動部8について詳述する。図2(a)は、スクレーパ7を備える循環駆動部8と、フィルタ6とを分離した状態を示すものであり、図2(b)は、IIB−IIB線による切断部端面の拡大図である。
フィルタ6は、この図2に示すように、適宜面積の平面的な表面部を有するように構成されており当該表面部は、所定の傾斜角で斜状に設置されるものである。本実施形態において使用されるフィルタ6は、いわゆるウェッジワイヤフィルタ(またはウェッジワイヤスクリーン)と称されるもの(以下、この種の構成によるものをスリットフィルタという)である。スリットフィルタ6は、断面三角形状のワイヤを微細な間隙Cを設けつつ並設してなるものであり、この微細な間隙Cによる細長いスリット60が無数に構成されている。。
また、無数のスリット60は、ワイヤの長手方向に細長く連続しており、その間隙Cは、100μ以下としている。なお、図2(b)にスリットフィルタ6の部分的な切断部端面を示しているが、この図のように、ワイヤ部分の断面形状を略三角形とし、その一辺がフィルタ機能を有するべき表面側6Aに整列されることにより、円滑な平面を構成している。また、当該表面側6Aにおける間隙を前述の100μm以下としているが、裏面側6Bにあっては、それ以上の間隙を有する構成とすることができる。
他方、循環駆動部8は、高位において適宜間隔を有する二ヶ所に設けられるスプロケット82a,82bと、下位において同様に二ヶ所に設けられる従動ローラ83a,83bとの間に、それぞれ同種二本の無端チェーン80a,80bが懸架されている。この無端チェーン80a,80bはローラチェーンが用いられ、前述のとおり、上位のスプロケット82a,82bがモータの回転駆動力を得るものであり、下位の従動ローラ83a,83bは、回転することなくローラチェーンの転動を可能にするものである。従って、上位のスプロケット82a,82bを回転駆動させることにより、従動ローラ83a,83bとの間で、二本の無端チェーン80a,80bが、同時に循環移動することができる。なお、従動ローラ83a,83bは回転可能に設けてもよく、回転自在なスプロケットで構成してもよい。
無端チェーン80a,80bの移動方向は、スプロケット82と従動ローラ83の間は直線的であり、スプロケット82および従動ローラ83では、向きを変更するように円軌道となる。従って、直線的に移動する領域(この区間を直線移動領域と称する)を使用することにより、長い区間における加工屑の掻き出し操作を可能にするものである。
スクレーパ7は、断面略L字状の長尺部材によって構成され、上記構成の二本の無端チェーン80a,80bに両端を支持された状態で設置されている。断面略L字状を形成する一方の平面部を無端チェーン80a,80bのリンクピンに固定することにより、他方の平面部を立設させた状態としている。なお、このスクレーパ7は、長手方向を無端チェーン80a,80bの移動方向に直交させており、かつ、複数のスクレーパ7の長手方向を平行にしつつ、相互に一定間隔となるように(例えば、同じ数の外側リンクピンを介在させて)設けられている。
スクレーパ7の一方の平面部がリンクピンに固定されていることから、無端チェーン80a,80bの循環移動に伴って、適宜間隔を有するスクレーパ7を間欠的に移動させることができる。従って、両スプロケット82,83の中間領域(直線移動領域)において、スクレーパ7は直線的に移動し、スプロケット82および従動ローラ83で反転して逆向きに移動し、再び同じ領域を直線的に移動させることができる。
そこで、無端チェーン80a,80bから突出するスクレーパ7の他方の平面部先端縁を、前述のフィルタ(スリットフィルタ)6の表面に摺接させるのである。詳細には、循環駆動部8の無端チェーン80a,80bが直線的に移動する方向を、フィルタ(スリットフィルタ)6の傾斜に合わせて斜め方向とし、当該直線的に移動する区間において、スクレーパ7の移動により、その先端縁がフィルタ(スリットフィルタ)6の表面を摺動し得るように配置するのである。
スクレーパ7の移動方向は、無端チェーン80a,80bの移動に委ねられるものであるところ、無端チェーン80a,80bは、駆動側に設けられるスプロケット82a,82bがモータ81(図1)によって駆動される。この駆動によるスプロケット82a,82bの回転方向は、フィルタ(スリットフィルタ)6に摺接されるスクレーパ7が、下位から上位へ移動する方向としている。これにより、クーラントタンク1(図1)の底部においてフィルタ(スリットフィルタ)6まで誘導された加工屑をタンク外へ移動させることができる。この加工屑を移動させるスクレーパ7は、無端チェーン80a,80bの張り側となるため、掻き出しに必要な駆動力を受けることができるものとなっている。
また、スクレーパ7の先端縁がフィルタ(スリットフィルタ)6の表面を摺動する際、両者間に僅かな間隙が形成されると、当該間隙から加工屑が脱落することが懸念されるため、スクレーパ7に対して適度な付勢力を付与している。その際の付勢力は、無端チェーン80a,80bの弾力性と、張り側に作用する駆動力によって作用させることができる。
なお、上述のようにフィルタ6がスリットフィルタである場合、スリットフィルタ6の長細いスリット60の長手方向がスクレーパ7の移動方向に合わせてられており、加工屑の搬送に際して抵抗力を軽減するものとしている。また、このスリット60は、クーラントの水面を脱した上位に至って設けられており、スクレーパ7がクーラントを同時に移動させる際には、クーラントの水面よりも上位において液切り効果を得ることができるものである。
また、フィルタ(スリットフィルタ)6は、斜状に設置されるものであるところ、その下端部分は下位の従動ローラ83a,83bよりも下方に延出させて設けられ、スクレーパ7が従動ローラ83a,83bによって上方移動する際には既に摺動可能な状態としている。さらに、クーラントタンクの底面に到達させることにより、クーラントの通過可能な領域(接触可能表面積)を拡大させている。すなわち、クーラントが広い範囲でフィルタ(スリットフィルタ)6に接触できることにより、クーラントの自由な移動を促し、クーラントの停滞を抑え、かつ吸引ポンプ4による吸引力によるクーラントの円滑な流動を生じさせることができるのである。
本実施形態は、上記のような構成であるから、図3に示すように、クーラントタンク1に未処理のクーラントCT1が流入され、適度な水位CLが維持される状態において、継続的に未処理のクーラントCT1が流入されるとともに、フィルタ(スリットフィルタ)6を通過したほぼ同量の処理後のクーラントCT2が吸引ポンプ4によって吸引される。この吸引ポンプ4の吸引によりクーラントCT1,CT2の全体が流動することとなる。
また、流入される未処理のクーラントCT1に含有する加工屑SWは、クーラントタンク1の底面11の傾斜に伴って、クーラントCT1の流動とともに底面11の低位に移動する。その最も低位に到達した位置からスクレーパ7によって掻き出され、フィルタ(スリットフィルタ)6に沿って徐々に上位に搬送されることとなる。このフィルタ(スリットフィルタ)6の上端よりも上位に達するまで移動されることにより、自然落下により排出される。この排出位置に回収用の箱9などを設けることにより加工屑SWを容易に回収できる。
ところで、フィルタ(スリットフィルタ)6の上端近傍における加工屑SWの回収については、スクレーパ7からの容易な離脱を可能にするため、フィルタ(スリットフィルタ)6の上端におけるスクレーパ7の付勢力の開放位置を設けている。
すなわち、図4に示すように、個々のスクレーパ7は、第1の(一方の)平面部71と第2の(他方の)平面部72とで断面略L字状に形成され、この第1の平面部71が、無端チェーン80に連結部材83を介して装着されるものであることから、立設状態で設置される第2の平面部72の先端縁が、フィルタ(スリットフィルタ)6の表面に摺接される先端縁となる。
ここで、この摺接状態に適度な付勢力を付与させることにより、無端縁チェーン80の移動方向(直線方向)に直交する方向に対し、僅かな角度Rだけ傾斜させることができる。つまり、付勢力を受けつつ移動するスクレーパ7は、フィルタ(スリットフィルタ)6の表面との摺動による摩擦抵抗によって引っ張られ、無端チェーン80による牽引方向に対して遅れる側に僅かに傾斜するのである。スクレーパ7は、常に付勢力に抗して直立するための(直交方向へ戻るような)反力を生じているが、フィルタ(スリットフィルタ)6の表面によって当該反力が抑えられる状態となるものである。この傾斜角Rは、無端チェーン80を構成する個々のリンクピンの相対的な角で変化によるものである。そして、フィルタ(スリットフィルタ)6が存在する領域では、角度Rは維持されることとなる(図4(a))。
ところが、図4(b)に示すように、スクレーパ7が、フィルタ(スリットフィルタ)6の上端6Cを越えることにより、スクレーパ7が直立するための反力を抑える対象物が存在しないこととなり、直後に反力が作用してスクレーパ7の状態が復元される。このときの反動により、スクレーパ7が僅かに振動することとなる。この振動は一時的かつ角度Rに相当する角度変化であるため、スクレーパ7の先端縁に僅かな遠心力を作用させることとなり、スクレーパ7の表面に付着する加工屑の離脱を促すことができる。
なお、図4に示されるように、フィルタ(スリットフィルタ)6の上端6Cには、回収部9に向かって下向きに傾斜する誘導部91が設けられている。この誘導部91は、スクレーパ7から離脱した加工屑を回収部9に誘導するためのものであるが、さらに折り返し部92が形成され、加工屑SWに付着するクーラントを回収するためのレール93に移動させるようにしている。折り返し部92の表面は、誘導部91の傾斜方向とは逆向きとなっており、鉛直方向を越えて傾斜させることにより、加工屑SWの付着はなく、クーラントのみ付着させることができるものとしている。
本実施形態は上記のような構成であるから、未処理のクーラントCT1が、フィルタ(スリットフィルタ)6の目(微細なスリット60)を通過させることにより、当該目(スリット60)を通過できない加工屑を排除することができ、通過後のクーラントCT2を最後のクーラントとして回収することができる。また、クーラントCT1,CT2の流動は、吸引ポンプ4による吸引によって行われるものであるが、吸引ポンプ4の作動により、処理後のクーラントを直ちに所定の工作機械へ送液することができる状態とすることができる。
このように、吸引ポンプ4によって処理後のクーラントCT2が常時吸引されることから、これと同量の未処理のクーラントCT1を継続的に流入させることができる。従って、クーラントタンク1は、流動するクーラントCT1,CT2による適度な水位を維持できるものであればよく、装置全体を比較的小型にすることができる。また、吸引ポンプ4による吸引方向が一定であることから、フィルタ(スリットフィルタ)6に捕捉される加工屑SWに対する吸引力が同じ方向に作用し、捕捉された加工屑SWがフィルタ(スリットフィルタ)6の表面から離脱し難い状態とすることとができ、スクレーパ7による掻き出しの効率を向上させ得る。
また、クーラントタンク1に流入される未処理のクーラントCT1には加工屑SWが含まれているが、タンク底部に傾斜した底面(案内手段)11を形成することにより、特別な移動手段を設置することなく、加工屑SWをフィルタ(スリットフィルタ)6まで移動させることができる。なお、加工屑SWの移動手段設置を排除するものではなく、タンク底部にコンベアベルトなどを設置する構成でもよい。コンベアベルトを案内手段として設ける場合には、クーラントタンク1の底面において、コンベアベルトを流入部2の近傍からフィルタ(スリットフィルタ)6の下端近傍までの範囲設置し、当該範囲においてベルト面を移動させるように配置すればよいものである。
他方、フィルタ6がスリットフィルタである場合には、当該スリットフィルタ6のスリット60の長手方向が、スクレーパ7の摺動方向に沿って配置されることから、スリット60によって捕捉された加工屑SWが、スクレーパ7の摺動に伴って移動する際、スリット60の長手方向に誘導され、円滑な掻き出しが可能となる。
本発明の実施形態は上記のとおりであるが、上記実施形態は本発明の一例を示すものであって、これらに限定される趣旨ではない。従って、他の要素を追加し、または変形することは可能である。
例えば、上記構成の実施形態では、フィルタ(スリットフィルタ)6の上端6Cに設けられる誘導部91は、折り返し部92を備え、その折り返し部92にクーラントのみを付着させて回収(クーラントタンクへの返送)を可能にしているが、図5(a)に示すように、この折り返し部92の他端縁90を中央から左右へ向かって山形状とする構成としてもよい。この場合には、回収用のレール93は、左右の両端近傍2ヶ所に設置すればよい。
すなわち、中央部を最も高位とし、左右両端に向かって徐々に低位となるように傾斜させるのである。一般的に、加工屑SWに付着してフィルタ(スリットフィルタ)6から放出されるクーラントは僅かな量(水滴程度)であるため、誘導部91(または折り返し部92)から滴下する程の量ではなく、各表面を伝わって端縁に移動し、適量まで溜まった状態ではじめて滴下することとなる。そこで、端縁90に移動した僅かなクーラントを、当該端縁に沿って移動させるのである。
これにより、回収用のレール93は、樋状の細いものを使用することができ、また、左右両端近傍に設置することができることから、専ら中央近傍において加工屑SWが放出される部分にレール93を配置しない構成とすることができ、加工屑SWの混入防止に資することができる。
また、同様に、誘導部91の構成として、図5(b)に示すように、折り返し部92を設けない構成としてもよい。この場合においても、下端縁90は、山形状とすることにより、クーラントのみを下端縁90から左右へ流下させることが可能となる。この構成の場合には、誘導部91の表面に加工屑SWも付着することとなり得るが、基本的に、クーラントが表面に付着すれば、その表面を伝わらせて端縁90まで移動させ得ることから、クーラントの回収を可能とするものである。
他方、全体構造として、吸引ポンプ4に代えてサイクロンセパレータを用いる構成としてもよい。サイクロンセパレータは、いわゆる遠心分離型の吸引装置であり、クーラントに対して遠心力を付与することにより、さらにクーラントを分離処理することも可能となる。さらには、これら以外の吸引装置を用いることも可能である。
1 クーラントタンク
2 流入部
3 処理部
4 吸引ポンプ
5 送液パイプ
6 フィルタ(スリットフィルタ)
7 スクレーパ
8 循環駆動部
11 案内手段(クーラントタンクの底面)
91 誘導部
92 折り返し部

Claims (11)

  1. 工作機械から排出されるクーラントに含まれる加工屑を除去して再生利用するためのクーラント処理装置であって、
    適宜量のクーラントを貯留することができるクーラントタンクと、
    該クーラントタンクに加工屑を含む未処理のクーラントを流入するための流入部と、
    該流入部から適宜な距離を有して前記クーラントタンク内のクーラントを吸引する吸引手段と、
    前記流入部と前記吸引手段との間に配置されたフィルタと、
    該フィルタの表面を摺動しつつ循環移動するスクレーパと
    を備えることを特徴とするクーラント処理装置。
  2. 前記クーラントタンクは、前記流入部から前記フィルタに向かって未処理のクーラントの流動方向を案内する案内手段を備えるものである請求項1に記載のクーラント処理装置。
  3. 前記案内手段は、前記流入部から前記フィルタに至る範囲において、前記クーラントタンクの底面を徐々に低くする傾斜面によって構成されたものである請求項2に記載のクーラント処理装置。
  4. 前記フィルタは、適宜な長さを有する細長に形成されたスリットが無数に設けられたスリットフィルタであり、前記スクレーパは、該スリットの長手方向に沿って摺動するように設置されている請求項1〜3のいずれかに記載のクーラント処理装置。
  5. 前記スリットは、幅寸法を100μm以下とするものである請求項4に記載のクーラント処理装置。
  6. 前記クーラントタンクは、未処理のクーラントが流動するときの流路断面を幅方向および高さ方向に直線的な矩形とするものであり、前記フィルタは、少なくとも前記流路断面の幅方向全体に達する幅寸法および該流路断面の高さ方向全体よりも長尺な高さ寸法を有するものである請求項1〜5のいずれかに記載のクーラント処理装置。
  7. 前記フィルタの下端縁は、前記クーラントタンクの底面近傍に到達するように設置されるものである請求項6に記載のクーラント処理装置。
  8. 前記スクレーパは、無端状に移動する循環駆動部に適宜間隔を有して設置され、前記フィルタの表面に対して付勢されつつ摺動するものである請求項1〜7のいずれかに記載のクーラント処理装置。
  9. 前記フィルタは、適宜面積の平面的な表面部を有し、該表面部を斜状に配置して上端を前記クーラントタンクよりも上位としてなるものであり、
    前記循環駆動部は、前記スクレーパを前記フィルタの表面部に沿って直線的に移動する直線移動領域を有し、該直線移動領域は前記フィルタの上端近傍において反転させる反転部を有するものである請求項8に記載のクーラント処理装置。
  10. 前記フィルタの上端部近傍には、前記スクレーパが搬送する加工屑を排出するように誘導する誘導部が設けられるものであり、該誘導部の下端縁は、中央を高位かつ両端を低位とする山形状に形成されているものである請求項9に記載のクーラント処理装置。
  11. 前記流入部は、前記工作機械から未処理のクーラントが排出される排出位置に接続される接続部と、前記クーラントタンクに吐出部とを備え、前記接続部は、未処理のクーラントを前記吐出部へ流下させるクーラント流路部と、前記工作機械から排出される潤滑油の混入を排除する潤滑油流路部が、個別に設けられているものである請求項1〜10のいずれかに記載のクーラント処理装置。
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