JP2019142012A - 熱転写受像シート、印画物およびプリントシステム - Google Patents

熱転写受像シート、印画物およびプリントシステム Download PDF

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Abstract

【課題】昇華転写により熱転写受像シートの両面に画像が形成されても印画品質を良好に保つことができる熱転写受像シート、印画物およびプリントシステムを提供する。【解決手段】昇華転写によりその両面に画像が形成される熱転写受像シート10は、加熱デバイスに対する移動方向である搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部16と、搬送方向に沿って延びる第2縁部とを備えている。第1縁部16から搬送方向に沿って10mm内側に入った箇所Pに対する第1縁部16の高さである第1縁部16の反りの高さaが75μm以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、昇華転写によりその両面に画像が形成される熱転写受像シート、印画物およびプリントシステムに関する。
従来より、熱転写方式を用いて基材に階調画像や文字、記号等の単調画像を形成することが行われている。熱転写方式としては、昇華転写方式と溶融転写方式が広く用いられている。このうち、昇華転写方式は、色材として用いる昇華性染料をバインダー樹脂に溶融あるいは分散させた染料層を基材シ−トに担持した熱転写シートを使用し、この熱転写シートを、染料受容層を備えた熱転写受像シートに重ね、サーマルヘッド等の加熱デバイスに画像情報に応じたエネルギーを印加することにより、熱転写シート上の染料層中に含まれる昇華性染料を熱転写受像シートに移行させて画像を形成する方法である。ここで、枚葉状の熱転写受像シートに対して昇華転写により印画を行うプリンタとして例えば特許文献1に開示されるものが知られている。
所定の形状の枚葉状の熱転写受像シートを作製するにあたり、図6に示すように所定の形状よりも大きな枚葉状の熱転写受像シートを複数積み重ね、この積層された複数の枚葉状の熱転写受像シートからなるシート束80に対して上方から見て略四角形形状の枠状の刃90を押し当てる。そして、図6において矢印方向で示すように枠状の刃90によってシート束80を打ち抜くことにより、当該刃90のエッジ部分92によりシート束80の各熱転写受像シートが一度に切断される。このようにして所定の形状の枚葉状の熱転写受像シートが作製される。
特開2014−118229号公報
図6に示すようにシート束80を枠状の刃90によって打ち抜くことにより、当該刃90のエッジ部分92によりシート束80の各熱転写受像シートを一度に切断した場合には、各熱転写受像シートの縁部に反り(バリ)が生じる場合がある。具体的には、図6に示すようにシート束80に対して枠状の刃90を上方から下方に打ち抜いた場合には、各熱転写受像シートの縁部が下方に反る場合がある。熱転写受像シートの縁部にこのような反りが生じていた場合には、サーマルヘッド等の加熱デバイスにより当該熱転写受像シートに印画を行う際に印画品質が低下してしまうおそれがあった。ここで、熱転写受像シートの片面だけに画像を形成する場合には、熱転写受像シートの表裏を反転させて縁部の反りがサーマルヘッドに対して反対側を向くようにすることにより(すなわち、熱転写受像シートの縁部の反りが熱転写シートと反対側を向くようにすることにより)、熱転写受像シートに印画を行う際に印画品質が低下してしまうことを防止することができる。しかしながら、熱転写受像シートの両面に画像を形成する場合には、熱転写受像シートの表裏いずれかの面に対して印画を行う際に熱転写受像シートの縁部の反りがサーマルヘッド側を向くようになるため、印画品質が低下してしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、昇華転写により熱転写受像シートの両面に画像が形成されても印画品質を良好に保つことができる熱転写受像シート、印画物およびプリントシステムを提供することを目的とする。
本発明の熱転写受像シートは、昇華転写によりその両面に画像が形成される熱転写受像シートであって、加熱デバイスに対する移動方向である搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部と、前記搬送方向に沿って延びる第2縁部とを備え、前記第1縁部から前記搬送方向に沿って10mm内側に入った箇所に対する前記第1縁部の高さである前記第1縁部の反りの高さが75μm以下であることを特徴とする。
このような熱転写受像シートによれば、加熱デバイスに対する移動方向である搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部の反りの高さが75μm以下であることにより、昇華転写によりその両面に画像が形成されても印画品質を良好に保つことができる。
本発明の熱転写受像シートにおいては、前記第1縁部の反りの高さが5μm以上75μm以下の範囲内であってもよい。
本発明の熱転写受像シートは、基材と、前記基材の両面にそれぞれ積層された受容層とを有してもよい。
この場合、前記基材は積層体からなっていてもよい。
また、本発明の熱転写受像シートは、前記基材と各前記受容層の間に樹脂層を更に有してもよい。
この場合、前記樹脂層はポリエチレンテレフタレートフィルムであってもよい。
また、本発明の熱転写受像シートは、厚さが100μm以上1000μm以下の範囲内であってもよい。
この場合、厚さが400μm以上であってもよい。
また、本発明の印画物は、上記の熱転写受像シートにおける前記受容層上に画像が形成されたものである。
本発明のプリントシステムは、昇華転写によりその両面に画像が形成される熱転写受像シートと、前記熱転写受像シートに対して加熱デバイスによって昇華転写により画像を形成するプリンタと、を有するプリントシステムであって、前記熱転写受像シートは、前記加熱デバイスに対する移動方向である搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部と、前記搬送方向に沿って延びる第2縁部とを備え、前記第1縁部から前記搬送方向に沿って10mm内側に入った箇所に対する前記第1縁部の高さである前記第1縁部の反りの高さが75μm以下であることを特徴とする。
本発明の熱転写受像シート、印画物およびプリントシステムによれば、昇華転写により熱転写受像シートの両面に画像が形成されても印画品質を良好に保つことができる。
本発明の実施の形態による枚葉状の熱転写受像シートの構成を示す上面図である。 図1に示す熱転写受像シートの構成の一例を示す側面図である。 図1に示す熱転写受像シートの第1縁部に形成される反りの高さの規定方法を示す説明図である。 図1に示す熱転写受像シートに対してサーマルヘッド等の加熱デバイスによって昇華転写により画像を形成する動作を示す側面図である。 図1に示す熱転写受像シートの構成の他の例を示す側面図である。 刃によってシート束を打ち抜くことにより所定の形状の枚葉状の熱転写受像シートを作製する動作を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は、本実施の形態に係る枚葉状の熱転写受像シートの構成や当該熱転写受像シートに対して昇華転写により画像を形成する動作等を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態による枚葉状の熱転写受像シート10は、昇華転写によりその両面に画像が形成される長方形形状のものである。なお、図1において、白地の矢印は、後述するサーマルヘッド等の加熱デバイス40に対する移動方向である搬送方向(印画方向)を示している。図1に示すように、熱転写受像シート10は、搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部16と、搬送方向に沿って延びる一対の第2縁部18とを有している。
また、図2に示すように、本実施の形態による枚葉状の熱転写受像シート10は、基材20の両面に受容層28が重ねられた多層構造のものからなる。より詳細には、図2に示すように、基材20の表裏両面には接着剤22により樹脂層24が取り付けられており、各樹脂層24の外側にはそれぞれプライマー層26が設けられている。さらに、各プライマー層26の外側にはそれぞれ受容層28が設けられており、各受容層28が外側に露出するようになっている。
基材20は、一対の受容層28を保持するという役割を有するとともに、熱転写時には熱が加えられるため、過熱された状態でも取り扱い上支障のない程度の機械的強度を有する材料であることが好ましい。このような基材20としては、特に限定されるものではなく、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、またはサイズ度の高い紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、あるいはポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等のフィルムが挙げられ、また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルムも使用できるが、これらに限定されるものではない。また、基材20として上記材料の任意の組み合わせによる積層体も使用できる。代表的な積層体の例として、セルロース繊維紙と合成紙との積層体、あるいはセルロース合成紙とプラスチックフィルムとの積層体が挙げられる。なお、基材20の厚みは、熱転写受像シートに要求される強度や耐熱性等や、基材20として採用した素材の材質に応じて、適宜変更可能である。
基材20として紙基材を用いる場合、この紙基材の表裏両面に樹脂層24を設けることが好ましい。樹脂層24としては、ポリオレフィン樹脂層を設けることが好ましく、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン共重合体等が挙げられ、中でも、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートが好ましく用いられる。なお、熱転写受像シート10として受容層28が表裏両面に設けられるものが用いられる場合には、このような樹脂層24を省略することもできる。
熱転写受像シート10において基材20の両面に形成される受容層28は、熱転写による画像形成時に熱転写インクシートから転写される昇華性染料を受容するとともに、受容した昇華性染料を受容層28に保持することで、受容層28の面に画像を形成かつ維持するものである。本実施の形態では、受容層28は、塩ビ系樹脂を用いて形成されるものであるが、その他に、架橋剤、離型剤およびその他の添加剤をさらに含んでもよい。塩ビ系樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体(塩酢ビ系樹脂)を好適に使用できる。
本実施の形態では、熱転写受像シート10として、概してその厚さが100μm以上1000μm以下の範囲内であるようなものが用いられる。また、熱転写受像シート10として、概してその厚さが400μm以上であるような厚手のものが用いられることがより好ましい。また、熱転写受像シート10の第1縁部16の長さは20mm以上100mm以下の範囲内であることが好ましく、40mm以上80mm以下の範囲内であることが更に好ましい。また、熱転写受像シート10の第2縁部18の長さは40mm以上120mm以下の範囲内であることが好ましく、60mm以上100mm以下の範囲内であることが更に好ましい。また、熱転写受像シート10における第1縁部16の長さに対する第2縁部18の長さの割合(すなわち、第2縁部18の長さ÷第1縁部16の長さの数値)は、1以上2以下の範囲内であることが好ましく、1.5以上1.8以下の範囲内であることが更に好ましい。
次に、このような熱転写受像シート10の表裏両面に画像を形成する動作について図4を用いて簡単に説明する。枚葉状の熱転写受像シート10に対して昇華転写により印画を行うプリンタは、サーマルヘッド等の加熱デバイス40と、加熱デバイス40に対向する位置に設けられたプラテンローラ42とを備えており、熱転写受像シート10への印画位置が加熱デバイス40とプラテンローラ42との間に形成されている。そして、図4に示すように、熱転写受像シート10およびインクリボン等の熱転写シート30が重ね合わせられた状態で加熱デバイス40とプラテンローラ42との間の隙間に搬送されると、加熱デバイス40により熱転写受像シート10および熱転写シート30はプラテンローラ42に向かって押圧されるとともに加熱されるようになっている。このときの熱転写受像シート10の搬送方向(すなわち、図4における左方向)が、図1において白地の矢印で示す方向である。加熱デバイス40は、印画位置に対応する位置において、熱転写受像シート10の幅方向(図1における上下方向)、すなわち図4の紙面に対して直交する方向に沿って並ぶよう図示しない複数の発熱素子を有しており、これらの複数の発熱素子のうち一部の発熱素子を選択的に発熱させることで、印画されるべき画像に応じたパターンで熱転写シート30の表面に形成されている染料を昇華させて熱転写受像シート10に転写させ、このことにより熱転写受像シート10に対する印画を行うことができるようになっている。なお、本実施の形態では、このような熱転写受像シート10およびプリンタによりプリントシステムが構成されており、当該プリントシステムにおいて、プリンタにより熱転写受像シート10に画像が形成される際に、熱転写受像シート10は加熱デバイス40に対して当該熱転写受像シート10の第2縁部18の延びる方向に移動するようになっている。
より詳細には、加熱デバイス40による印画は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3原色と、オーバーコート剤(OC)の塗布を別々に行うようになっており、そのために、熱転写シート30には各色およびオーバーコート剤の領域が別々に設けられている。すなわち、同一の熱転写受像シート10に対して全ての印画が終了するまで、印画方向に熱転写受像シート10を搬送させつつ印画を行い、その逆方向に搬送させて再度印画開始位置に位置合わせを行い、次の印画を行うという動作を繰り返して行うようになっている。もちろん、単色のみの印画で良い場合には、繰り返しの印画動作を行うことなく、印画後にそのまま排出させるのみで足りる。なお、単色のみの印画であっても、同一の印画領域に数回の印画を繰り返して行うようにしても差し支えない。
また、本実施の形態では、熱転写受像シート10の表裏両面に画像を形成するため、熱転写受像シート10の一方の表面に対して加熱デバイス40により印画が行われた後、熱転写受像シート10の表裏を反転させることにより当該熱転写受像シート10の他方の表面に対して加熱デバイス40により印画を行うようになる。
ここで、本実施の形態の熱転写受像シート10では、第1縁部16から搬送方向に沿って10mm内側に入った箇所(すなわち、図1において第1縁部16から右側に10mm内側に入った箇所)に対する第1縁部16の高さである第1縁部16の反りの高さが5μm以上75μm以下の範囲内となっている。このような第1縁部16の反りの高さの規定方法について図3を用いて説明する。図3に示すように、第1縁部16の反りの高さaは、熱転写受像シート10におけるこの第1縁部16から搬送方向に沿って10mm内側に入った箇所(すなわち、参照符合Pで示す箇所)に対する、当該第1縁部16の高さとなる。このような反りの高さが第1縁部16の全長に亘って測定される。そして、このような測定において第1縁部16の全長におけるいずれか一箇所でも反りの高さが75μmよりも大きいような熱転写受像シート10は用いられない。もし第1縁部16の反りの高さが75μmよりも大きな熱転写受像シート10に対して加熱デバイス40により印画が行われる場合には、加熱デバイス40により当該熱転写受像シート10に印画を行う際に印画品質が低下してしまうおそれがあるからである。また、熱転写受像シート10の第1縁部16の反りの高さを5μmよりも小さくしようとした場合には、図6に示すように枠状の刃90によってシート束80を打ち抜くことにより所定の形状の枚葉状の熱転写受像シート10を作製する際に良品率が低下するという問題がある。このように、本実施の形態では、第1縁部16の反りの高さが5μm以上75μm以下の範囲内であるような熱転写受像シート10を用いることが好ましく、このことにより昇華転写によりその両面に画像が形成されても印画品質を良好に保つことができる。
また、本実施の形態では、熱転写受像シート10の縁部のうち、搬送方向における前端側の第1縁部16(すなわち、図1における熱転写受像シート10の左側の縁部)のみならず、搬送方向における後端側の第1縁部16(すなわち、図1における熱転写受像シート10の右側の縁部)についても、反りの高さが5μm以上75μm以下の範囲内となっている。
なお、熱転写受像シート10における搬送方向に沿って延びる第2縁部18については、当該第2縁部18の反りの高さが75μmよりも大きくなっていても特段の不都合はない。図4に示すように加熱デバイス40によって熱転写受像シート10に印画が行われる際に熱転写受像シート10および熱転写シート30が重ね合わせられた状態で加熱デバイス40とプラテンローラ42との間の隙間に搬送されると、加熱デバイス40により熱転写受像シート10および熱転写シート30はプラテンローラ42に向かって押圧されるため、加熱デバイス40とプラテンローラ42との間に熱転写受像シート10が挟まれている間は第2縁部18の反りが加熱デバイス40による押圧力によって平らな状態になるように矯正されるからである。
なお、本発明に係る熱転写受像シートは、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、熱転写受像シートとして、昇華転写によりその両面に画像が形成される長方形形状の印画部分と、作業者により把持される持ち手部分とを有するものが用いられてもよい。この場合には、昇華転写により印画部分の両面に画像が形成された後、印画部分と持ち手部分との境界線の箇所が切断されることにより、持ち手部分が印画部分から切り離されるようになる。なお、このような熱転写受像シートでは、持ち手部分における搬送方向に直交する方向に延びる縁部の反りの高さが75μmよりも大きくなっていても特段の不都合はない。
また、本発明に係る熱転写受像シートとして、溶融転写により受像層が基材に転写されてから、昇華転写によりこの受像層に画像が形成されるものが用いられてもよい。このような変形例に係る熱転写受像シートについて図5を用いて説明する。図5に示す熱転写受像シート10aは、基材20の表裏両面に接着剤22により樹脂層24がそれぞれ取り付けられたものであり、各樹脂層24が外側に露出するようになっている。また、このような熱転写受像シート10aに対して印画が行われる際に、まず、溶融転写により受像層が樹脂層24の外側に転写され、次にサーマルヘッド等の加熱デバイスによって昇華転写によりこの受像層に画像が形成されるようになる。すなわち、図5に示す熱転写受像シート10aの樹脂層24の外側に受容層が重ね合わせられ、その後、この受像層に画像が形成される。このような熱転写受像シート10aでも、加熱デバイスに対する移動方向である搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部の反りの高さが5μm以上75μm以下の範囲内となっている。このように、図5に示す熱転写受像シート10aでも、第1縁部の反りの高さを75μm以下とすることによって、受像層が樹脂層24の外側に重ね合わせられた後に昇華転写によってこの受像層の両面に画像が形成されても印画品質を良好に保つことができる。
以下に、実施例と比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定解釈されるものではない。
[実施例1]
実施例1に係る熱転写受像シートとして、基材の両面に受容層を有する多層構造のものを用意した。具体的には、図2に示すような、基材の表裏両面に接着剤により樹脂層が設けられるとともに、各樹脂層の外側にそれぞれプライマー層が設けられ、さらに、各プライマー層の外側にそれぞれ受容層が設けられ、各受容層が外側に露出する熱転写受像シートを用意した。このような熱転写受像シートの作成方法を以下に詳述する。
(熱転写受像シートの作成)
厚み12μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に、下記組成のプライマー層用塗工液を、乾燥時の厚みが1.5μmとなるように塗布・乾燥してプライマー層を形成し、次いで、プライマー層上に、下記組成の受容層用塗工液をバーコーターにより、乾燥時の厚みが4μmとなるように塗布・乾燥して受容層を形成し、PETフィルム上に、プライマー層、受容層がこの順で積層された積層体を得た。次いで、厚み390μm(坪量360g/m)の芯材紙(OKLカード 王子製紙(株))の一方の面上に、上記で得られた積層体を、貼合した。また、上記芯材紙の他方の面も同様に、PETフィルム上に、プライマー層、受容層がこの順で積層された積層体を貼合した。なお、芯材紙と積層体との貼合は、下記組成の接着層用塗工液(厚み4μm)により行った。これにより、芯材紙の両面に、当該芯材紙側から、PETフィルム、プライマー層、受容層が設けられた熱転写受像シートを得た。
(プライマー層用塗工液)
・ポリエステル樹脂 4.2部
(ポリエスター(登録商標)WR−905 日本合成化学工業(株))
・酸化チタン 8.4部
(TCA−888 堺化学工業(株))
・イソプロピルアルコール 10部
・水 30部
(受容層用塗工液)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 10部
(ソルバイン(登録商標)C 日信化学工業(株))
・シリコーンオイル 1部
(X−22−3000T 信越化学工業(株))
・トルエン 35部
・メチルエチルケトン 35部
(接着層用塗工液)
・ウレタン樹脂 30部
(タケラック(登録商標)A−969V 三井化学(株))
・イソシアネート 10部
(タケネート(登録商標)A−5 三井化学(株))
・酢酸エチル 60部
[実施例2]
PETフィルムの厚みを50μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2に係る熱転写受像シートを作成した。
[実施例3]
PETフィルムを、厚み50μmの多孔質PPフィルムに変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例3に係る熱転写受像シートを作成した。
[比較例1]
PETフィルムの厚みを4.5μmに変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例1に係る熱転写受像シートを作成した。
[比較例2]
PETフィルムを、厚み35μmの多孔質PPフィルムに変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例2に係る熱転写受像シートを作成した。
[熱転写受像シートの評価]
上記の実施例1〜3および比較例1、2に係る熱転写受像シートについて、加熱デバイスに対する移動方向(搬送方向)に直交する方向に延びる第1縁部の反り高さを測定した。また、上記の実施例1〜3および比較例1、2に係る熱転写受像シートについて、加熱デバイスにより印画が行われた後の画像における白抜けの評価を目視にて行った。評価結果を以下に示す。
[評価基準]
○:白抜けなし。
×:白抜け発生。
Figure 2019142012
上記の表1に示すように、樹脂層としてPETフィルムおよび多孔質PPフィルムを用いた場合の各々において、これらのフィルムの厚さを小さくし過ぎると、搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部の反りの高さが75μmよりも大きくなった。また、搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部の反りの高さが75μm以下である場合には、加熱デバイスにより印画が行われた後の画像において白抜けが発生しないか、わずかに発生しても実使用上問題ないものであった。一方、搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部の反りの高さが75μmを越える場合には、加熱デバイスにより印画が行われた後の画像において白抜けが生じてしまい、印画品質が悪くなった。
また、樹脂層としてPETフィルムを用いた場合には、樹脂層として同じフィルム厚の多孔質PPフィルムを用いた場合と比較して、搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部の反りの高さが小さくなった(実施例2および実施例3を参照)。このため、搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部の反りの高さを低くするにあたり、樹脂層としてPETフィルムを用いることがより好ましい。
10、10a 熱転写受像シート
16 第1縁部
18 第2縁部
20 基材
22 接着剤
24 樹脂層
26 プライマー層
28 受容層
30 熱転写シート
40 加熱デバイス
42 プラテンローラ
80 シート束
90 刃
92 エッジ部分

Claims (10)

  1. 昇華転写によりその両面に画像が形成される熱転写受像シートであって、
    加熱デバイスに対する移動方向である搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部と、前記搬送方向に沿って延びる第2縁部とを備え、
    前記第1縁部から前記搬送方向に沿って10mm内側に入った箇所に対する前記第1縁部の高さである前記第1縁部の反りの高さが75μm以下である、熱転写受像シート。
  2. 前記第1縁部の反りの高さが5μm以上75μm以下の範囲内である、請求項1記載の熱転写受像シート。
  3. 基材と、前記基材の両面にそれぞれ積層された受容層とを有する、請求項1または2記載の熱転写受像シート。
  4. 前記基材は積層体からなる、請求項3記載の熱転写受像シート。
  5. 前記基材と各前記受容層の間に樹脂層を更に有する、請求項3または4記載の熱転写受像シート。
  6. 前記樹脂層はポリエチレンテレフタレートフィルムである、請求項5記載の熱転写受像シート。
  7. 厚さが100μm以上1000μm以下の範囲内である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の熱転写受像シート。
  8. 厚さが400μm以上である、請求項7記載の熱転写受像シート。
  9. 請求項3乃至6のいずれか一項に記載の熱転写受像シートにおける前記受容層上に画像が形成されたものである、印画物。
  10. 昇華転写によりその両面に画像が形成される熱転写受像シートと、前記熱転写受像シートに対して加熱デバイスによって昇華転写により画像を形成するプリンタと、を有するプリントシステムであって、
    前記熱転写受像シートは、前記加熱デバイスに対する移動方向である搬送方向に直交する方向に延びる第1縁部と、前記搬送方向に沿って延びる第2縁部とを備え、前記第1縁部から前記搬送方向に沿って10mm内側に入った箇所に対する前記第1縁部の高さである前記第1縁部の反りの高さが75μm以下である、プリントシステム。
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