JP2019152174A - インシュレータの貼着方法及び冶具 - Google Patents

インシュレータの貼着方法及び冶具 Download PDF

Info

Publication number
JP2019152174A
JP2019152174A JP2018039211A JP2018039211A JP2019152174A JP 2019152174 A JP2019152174 A JP 2019152174A JP 2018039211 A JP2018039211 A JP 2018039211A JP 2018039211 A JP2018039211 A JP 2018039211A JP 2019152174 A JP2019152174 A JP 2019152174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
motor case
adhesive
attaching
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018039211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7067126B2 (ja
Inventor
佐藤 宗史
Soji Sato
宗史 佐藤
一寿 ななめ木
Kazuhisa Nanamegi
一寿 ななめ木
浩和 詫間
Hirokazu Takuma
浩和 詫間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP2018039211A priority Critical patent/JP7067126B2/ja
Publication of JP2019152174A publication Critical patent/JP2019152174A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7067126B2 publication Critical patent/JP7067126B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法において、接着剤に含まれる空気を追い出し、インシュレータとモータケースの間の接着層に空気が封じ込まれることを防止することである。【解決手段】上記課題を解決するために、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法であって、モータケース又はインシュレータの貼着面に、接着剤を塗布する塗布工程、モータケースとインシュレータを貼着する貼着工程、を備え、前記の塗布工程は、接着剤を塗布する塗布領域と、接着剤を塗布しない未塗布領域を形成することを特徴とする、インシュレータの貼着方法を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法に関する。また、本発明は、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法に使用するための冶具に関する。
ロケットモータは、固体の燃料と酸化剤を混錬してロケット本体に充填した固体燃料を推進薬(以下、「固体推進薬」という。)として使用する固体燃料ロケットである。ロケットモータは、防衛用ロケット弾、ミサイル、人工衛星打ち上げ用ロケットの推進機関、観測用ロケット、姿勢制御用ロケット等として広く利用されている。ロケットモータは、主にモータケース、ノズル、固体推進薬、点火装置で構成される。点火装置によってモータケースの内部に充填された固体推進薬が点火されると、モータケース内部に高温、高圧の燃焼ガスが発生し、この燃焼ガスがノズルから高速流出することにより推進力が発生する。
モータケースの内面には、モータケース内に充填される固体推進薬との断熱のためにインシュレータが貼着される。インシュレータは、固体推進薬の燃焼中に発生する高温、高圧、高速の燃焼ガスからモータケースを熱的に保護するものである。インシュレータの貼着方法としては、インシュレータの素片をモータケースの内面に順次接着剤にて貼り付けて積層し、ローラ等を用いて加圧することでモータケースの内面に密着させて貼着する。
また、特許文献1には、インシュレータの貼着方法として、エアバッグで加圧することによりモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法が開示されている。この貼着方法は、所定の大きさに裁断したインシュレータの素片を円筒状のマンドレルの外周に貼り合わせながら積層して中空状円筒状のインシュレータを成形し、成形されたインシュレータをマンドレルから抜き取った上で、モータケースの内部に挿入し、そして、インシュレータの内側からエアバッグで加圧してインシュレータをモータケースの内面に圧着させる方法である。
エアバッグによりインシュレータを圧着させる方法では、インシュレータとモータケースの間に空気が封じ込まれることを防止することができる。つまりは、エアバッグの肉厚を予め変化させ、エアバッグの長手方向中央部の肉厚を局部的に小さくすると、エアバッグを膨らませる際にエアバッグの長手方向中央部から長手方向両端部に向かって順にエアバッグが膨張するため、インシュレータとモータケースとの間の空気を追い出すことができるというものである。
特開平5−195874号公報
従来のインシュレータを圧着させる方法では、エアバッグによりインシュレータとモータケースの隙間の空気を追い出して、空気が封じ込まれることを防止している。しかしながら、インシュレータとモータケースを接着するための接着剤に気泡が含まれることがある。そして、この接着剤に含まれる気泡は、エアバッグにより圧着しても追い出されず、インシュレータとモータケースの間の接着層に空気が残ることがある。
接着層内に空気があると、焼食と剥離の増幅連鎖から設計燃焼面以外における固体推進薬の異常燃焼が生じ、ロケットモータの所定の燃焼性能を達することができない恐れがある。
本発明の課題は、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法において、接着剤に含まれる気泡を追い出し、インシュレータとモータケースの間の接着層に空気が封じ込まれることを防止することである。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意検討を重ねた結果、モータケース又はインシュレータの貼着面に接着剤を塗布する際に、接着剤を塗布する塗布領域と、接着剤を塗布しない未塗布領域を形成すると、インシュレータとモータケースに貼着する貼着工程において、接着剤が未塗布領域に広がって接着剤に含まれる気泡が追い出されることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下のインシュレータの貼着方法及び冶具である。
上記課題を解決するための本発明のインシュレータの貼着方法は、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法であって、モータケース又はインシュレータの貼着面に、接着剤を塗布する塗布工程、モータケースとインシュレータを貼着する貼着工程、を備え、前記の塗布工程は、接着剤を塗布する塗布領域と、接着剤を塗布しない未塗布領域を形成することを特徴とするものである。
このインシュレータの貼着方法によれば、インシュレータをモータケースの内面に貼着する際に、塗布領域の接着剤が未塗布領域に広がって、接着剤に含まれる気泡が追い出される。これにより、インシュレータとモータケースの間に空気が封じ込まれることを防止することができる。
更に、本発明のインシュレータの貼着方法の一実施態様によれば、未塗布領域は、複数の帯状に形成され、複数の帯状の未塗布領域は、等間隔に配置することを特徴とする。
この特徴によれば、未塗布領域が複数の帯状であるため、インシュレータを圧着する際に、押し出される空気が直線的にスムーズに排出される。これにより、接着剤による空気の巻き込みをより確実に抑えることができる。また、等間隔に配置することにより、接着剤が均等に広がるため、接着剤層の厚みが均等になるという効果がある。
更に、本発明のインシュレータの貼着方法の一実施態様によれば、塗布工程は、未塗布領域を形成するための冶具を使用することを特徴とする。
この特徴によれば、簡易的に、かつ、正確に未塗布領域を形成することができる。
更に、本発明のインシュレータの貼着方法の一実施態様によれば、塗布工程は、インシュレータの貼着面に、接着剤を塗布することを特徴とする。
モータケースの貼着面は、モータケースの内面であることから、接着剤が塗布しにくい。一方、インシュレータ側の貼着面は、インシュレータの外面であるため、上記の特徴によれば、接着剤が塗布しやすいという効果を奏する。
更に、本発明のインシュレータの貼着方法の一実施態様によれば、貼着工程は、インシュレータの内部に投入したエアバッグを膨張することにより、インシュレータをモータケースの内面に圧着することを特徴とする。
この特徴によれば、内部に投入されたエアバッグを膨張させることによって簡易的にインシュレータをモータケースの内面に貼着することができる。
更に、本発明のインシュレータの貼着方法の一実施態様によれば、貼着工程は、モータケースの内部を減圧することを特徴とする。
この特徴によれば、インシュレータの圧着による空気の追い出し作用だけでなく、減圧による空気の引き出し作用も加わるため、インシュレータとモータケースの間に空気が封じ込まれることを防止するという本発明の効果をより一層発揮することができる。
また、上記課題を解決するための本発明の冶具は、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法に使用するための冶具であって、モータケース又はインシュレータの貼着面に取り付けられ、接着剤を塗布しない未塗布領域を形成することを特徴とするものである。
この冶具によれば、本発明のインシュレータの貼着方法を、簡易的に、かつ、正確に実施することができる。
本発明によれば、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法において、接着剤に含まれる気泡を追い出し、インシュレータとモータケースの間の接着層に空気が封じ込まれることを防止することができる。
本発明の実施態様の塗布工程における冶具を取り付ける工程を示す概略説明図である。 本発明の実施態様の塗布工程における接着剤を塗布する工程及び冶具を取り外す工程を示す概略説明図である。 本発明の実施態様の貼着工程におけるインシュレータをモータケースの内部に導入する工程を示す概略説明図である。 本発明の実施態様の貼着工程におけるエアバッグを投入する工程及びエアバッグを膨らませてインシュレータをモータケースの内面に圧着する工程を示す概略説明図である。 本発明の他の実施態様の貼着工程におけるエアバッグを投入する工程及びエアバッグを膨らませてインシュレータをモータケースの内面に圧着する工程を示す概略説明図である。
本発明のインシュレータの貼着方法は、ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法であって、モータケース又はインシュレータの貼着面に、接着剤を塗布する塗布工程、モータケースとインシュレータを貼着する貼着工程、を備え、前記の塗布工程は、接着剤を塗布する塗布領域と、接着剤を塗布しない未塗布領域を形成することを特徴とする。
インシュレータは、ロケットモータのモータケースの内面に貼着されるものであり、モータケース内に充填される固体推進薬との断熱に利用されるものである。インシュレータの構成は、特に制限されないが、バインダーとしての機能を果たすエラストマーと、強度等の機械的な物性を向上させるフィラーと、種々の機能を果たす添加物とから構成されることが一般的である。好ましいエラストマーとしては、加硫可能なエラストマーであり、例えば、ポリイソプレン構造をもつ天然ゴムや、天然ゴムと同じポリイソプレン構造を有し、化学合成されたイソプレンゴムや、不飽和結合を有し、硫黄架橋を可能としたエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体や、アクリロニトリルとブタジエンの共重合体であるアクリロニトリルブタジエンゴムや、液状ブタジエンゴム(1,2−ブタジエンゴム、1,4−ブタジエンゴム)や、液状イソプレンゴム(1,4−イソプレンゴム)や、液状アクリロニトリルブタジエンゴムや、液状スチレン・ブタジエンゴムや、液状ポリブテンや、液状ウレタンゴムなどが例示される。これらのエラストマーは、1種類のゴムを単独で使用することも、各ゴムの持つ利点をそれぞれ利用するためにこれらのゴムをブレンドして使用することもできる。
フィラーとしては、芳香族ポリアミド系パルプ状繊維、芳香族ポリアミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、カーボンブラック、アスベスト、粒状シリカなどが使用される。これらは単独で使用することも、2種以上をブレンドして使用することもできる。
インシュレータに添加する添加物には、例えば、ゴム製品の硬度を調整し混錬性、加工性を改善するための軟化剤や可塑剤、ゴムの劣化を防止するための老化防止剤、ゴムの混錬、圧延時等の加工性を改善し、適切な粘着性を得るための加工助剤や粘着付与剤、鎖状ゴム分子を三次元構造に形成させるための加硫用又は架橋用配合剤などがある。これらの添加物は、使用されるエラストマーやフィラーとゴムの製造方法に適した添加物の組み合わせを適宜選択して使用される。
軟化剤及び可塑剤としては、鉱物油系軟化剤及び植物油系軟化剤が使用できる。鉱物油系軟化剤は、例えば、パラフィン系軟化剤、芳香族系軟化剤、ナフテン系軟化剤などが挙げられ、植物油系軟化剤は、例えば、ステアリン酸などの脂肪酸又はその塩、菜種油、パーム油、やし油などの脂肪油、パインオイル、ロジン、ファクチス(サブ)などが挙げられる。老化防止剤としては、例えば、アミン系、フェノール系老化防止剤及び硫黄化合物やホスファイト類が二次老化防止剤として使用することができる。加工助剤としては、ステアリン酸、ステアリン酸の金属塩、ステアリルアミン、高融点ワックス、低分子量ポリエチレングリコールなどが利用できる。また、粘着付与剤としては、クマロン樹脂、フェノール、テルペン系樹脂、石油系炭化水素樹脂、ロジン誘導体などが使用できる。
インシュレータに含まれる加硫可能なエラストマーとその他の添加物の合計含有量は、特に制限されないが、好ましくは30〜95質量%である。下限としては、より好ましくは35質量%以上であり、更に好ましくは40質量%以上であり、特に好ましくは50質量%以上である。上限としては、より好ましくは90質量%以下であり、更に好ましくは85質量%以下であり、特に好ましくは80質量%以下である。
なお、インシュレータに含まれるその他の添加物の含有量は、特に制限されないが、上限として20質量%以下であり、好ましくは15質量%以下であり、特に好ましくは10質量%以下である。
インシュレータに含まれるフィラーの含有量は、特に制限されないが、好ましくは5〜70質量%である。下限としては、より好ましくは10質量%以上であり、更に好ましくは15質量%以上であり、特に好ましくは20質量%以上である。上限としては、より好ましくは65質量%以下であり、更に好ましくは60質量%以下であり、特に好ましくは50質量%以下である。
貼着前のインシュレータの形状は、シート状であればよく、モータケースの形状に応じて適宜設計すればよい。例えば、平板状のシートだけでなく、円筒形状のシートや、矩形筒状のシートなどでもよい。また、シートは複数のシートが積層された積層体としてもよい。エアバッグ等を用いて、モータケースの内面の全周に一度に貼着できるという観点から、筒形状のシートが好ましく、均等に貼着できるという観点から、円筒形状のシートが特に好ましい。
接着剤は、モータケースの内面と、インシュレータを貼着するためのものであり、例えば、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤などが挙げられる。また、加硫により接着する加硫型の接着剤でもよい。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るインシュレータの貼着方法の実施態様を詳細に説明する。なお、実施態様に記載するインシュレータ、モータケース等の各部材の構造や、塗布領域や未塗布領域の形状など、塗布工程や貼着工程の具体的態様等については、本発明に係るインシュレータの貼着方法を説明するために例示したにすぎず、これに限定されるものではない。
[塗布工程]
塗布工程は、モータケース又はインシュレータの貼着面に、接着剤を塗布する工程である。本実施態様における接着剤を塗布する工程は、インシュレータに冶具を取り付ける工程、冶具を取り付けたインシュレータに接着剤を塗布する工程、接着剤を塗布したインシュレータから冶具を取り外す工程を備える。
図1に、本発明の実施態様の塗布工程における冶具2を取り付ける工程を示す。図1(A)には、インシュレータ1(左図)及び冶具2(右図)の概略説明図を示す。本実施態様におけるインシュレータ1の形状は、円筒形状である。冶具2は、未塗布領域を形成するためにインシュレータ1の貼着面である外面をマスキングするものである。
冶具2は、インシュレータ1と略同径の円柱状の土台22と、その上面の周囲に等間隔に取り付けられた複数の帯状のマスキング部21を備えたものである。また、複数の帯状のマスキング部21の幅径は、同一の幅径である。マスキング部21の材質は、可撓性を有するポリプロピレン製のシートである。
図1(B)に、インシュレータ1に冶具2を取り付ける工程の概略説明図を示す。図1(B)に示すように、インシュレータ1に冶具2を取り付ける工程は、土台22の天面にインシュレータ1を載置し、その後、インシュレータ1の外面にマスキング部21を貼付する。なお、図1(B)左図は、インシュレータ1を土台22の天面に載置した様子を示す斜視図であり、図1(B)右図は、インシュレータ1の外面にマスキング部21を貼付した様子を示す側面図である。
図2に、本発明の実施態様の塗布工程における接着剤を塗布する工程及び冶具2を取り外す工程を示す。図2の左図は、接着剤を塗布した後の状態を示しており、インシュレータ1に接着剤が塗布された領域をドット柄で示す。
接着剤を塗布する工程は、どのような方法でもよく、例えば、ヘラなどの塗布具を用いて塗布する方法や、噴霧器を用いて噴霧して塗布する方法や、接着剤にインシュレータを浸漬して塗布する方法などが挙げられる。
接着剤を塗布した後、冶具2を取り外す。図2の右図は、冶具2を取り外した状態のインシュレータ1を示す。図2右図に示すように、インシュレータ1の外面には、塗布領域11(ドット柄)と、未塗布領域12が形成される。また、未塗布領域12は、インシュレータ1の端部に開放されている(開放部13)。
未塗布領域12は、複数の帯状に形成され、インシュレータ1の外面の全周にわたって形成されている。また、複数の帯状の未塗布領域12は、インシュレータ1の軸心と略平行に形成され、各未塗布領域12は、インシュレータ1の一方の端部にそれぞれの開放部13を有する。開放部13を設けることにより、未塗布領域12の空気をインシュレータ1の一方の端部に向かって移送し、開放部13から引き抜くことができる。よって、圧着の際に、接着剤が空気を巻き込みにくいという効果をより一層発揮する。
さらに、塗布領域11及び未塗布領域12は、それぞれ等間隔に配置されている。これにより、接着剤が均等に広がるため、接着剤層の厚みが均等になるという効果がある。
なお、未塗布領域の形状及び配置は、どのような形状や配置としてよい。
形状としては、例えば、帯状、線状、矩形状、円弧状などが挙げられる。未塗布領域の空気を抜きやすいという観点から、好ましくは帯状、線状であり、特に好ましくは直線的な帯状、直線状である。
また、配置としては、例えば、インシュレータの軸心と略平行に配置したり、軸心と傾斜して配置したりしてもよい。未塗布領域の空気の抜けやすさを考慮すると、インシュレータの軸心と略平行に等間隔で配置することが好ましい。
塗布領域11の幅長と未塗布領域12の幅長の比(塗布幅/未塗布幅)は、特に制限されないが、好ましくは0.01〜100である。下限としては、より好ましくは0.1以上であり、さらに好ましくは0.5以上であり、特に好ましくは0.9以上である。上限としては、より好ましくは10以下であり、さらに好ましくは5以下であり、特に好ましくは1.1以下である。なお、塗布領域の幅長と未塗布領域の幅長の比とは、所定の高さ位置における塗布領域の幅長と未塗布領域の幅長の比を示す(図2右図参照。)。当該比の範囲は、インシュレータの高さ方向又は周方向の一部の領域において当該条件を満たせばよいが、接着層の厚さを均一にするという観点から、高さ方向又は周方向のいずれかの方向の全ての領域において当該条件を満たすことが好ましく、特には、高さ方向及び周方向の両方向の全ての領域において当該条件を満たすことが好ましい。
[貼着工程]
貼着工程は、モータケースとインシュレータを貼着する工程である。本発明の実施態様の貼着工程は、インシュレータをモータケースの内部に導入する工程、エアバッグを投入する工程、エアバッグを膨らませてインシュレータをモータケースの内面に圧着する工程を備える。
図3は、本発明の実施態様の貼着工程におけるインシュレータをモータケースの内部に導入する工程を示す。
図3に示すように、モータケース3の内部にインシュレータ1を導入する。エアバッグを下部に設置し、下部から上部に向かって圧着することを勘案して、インシュレータ1は、開放部13が上部となるように配置する。このように、エアバッグ等の圧着装置とインシュレータ1の開放部13との配置を、開放部13から未塗布領域12の空気が抜けるように、圧着方向の先端に開放部13を配置する。これにより、未塗布領域12の空気を追い出すことができる。
図4は、本発明の実施態様の貼着工程におけるエアバッグ4を投入する工程及びエアバッグ4を膨らませてインシュレータ1をモータケース3の内面に圧着する工程を示す概略説明図である。
図4の左図に示すように、インシュレータ1の内側にエアバッグ4を投入する。次に、モータケース3を密閉し、モータケース3の内部を真空ポンプ(図示しない)で減圧する。モータケース3の内部を減圧すると、図4右図に示すように、エアバッグ4が膨張してインシュレータ4をモータケース3の内面に圧着する。インシュレータ1を圧着させながら数時間放置して接着剤を硬化させることにより、インシュレータ1がモータケース2の内面に貼着する。なお、接着剤の硬化の際に、加熱処理してもよい。
また、エアバッグを膨らませる手段としては、実施態様のようにモータケースの内部を減圧してもよいし、エアバッグにコンプレッサで空気を供給してもよい。モータケースの内部を減圧すると、インシュレータとモータケースの間の空気を引き抜く作用があるため、インシュレータとモータケースの間に空気が封じ込まれることを一層防止することができる。別の態様としては、エアバッグを膨らませる際に、モータケースを減圧してインシュレータを圧着し、その後、接着剤の硬化の間は、エアバッグに空気を供給してインシュレータを圧着してもよい。
また、インシュレータを圧着させる工程では、エアバッグによる圧着だけでなく、加圧ローラ等の圧着装置により圧着してもよい。
なお、本発明のインシュレータの貼着方法の別の態様としては、接着剤をモータケースの内面側に塗布してもよい。また、接着剤をインシュレータ側とモータケース側の両方に塗布してもよい。
上記実施態様では、エアバッグ4を膨らませる手段としてモータケース3を減圧するが、圧着装置を問わず、減圧することが好ましい。貼着工程においてモータケース3の内部を減圧することにより、インシュレータ1とモータケース3の間の空気が引き抜かれるため、インシュレータ1と圧着装置の配置を、開放部13から未塗布領域12の空気が抜けるように配置しなくてもよい。
減圧することにより、例えば、図5に示すように、接着剤をインシュレータ1の全周に塗布した全周塗布領域14を、モータケース3のノズル側に配置し、ノズル側の対向する位置からエアバッグ4により圧着することができる。ノズル側のモータケース3とインシュレータ1との接着面には、火炎が入りやすいため、接着剤を多めに塗布して強固に接着する必要がある。全周塗布領域14をノズル側に配置し、ノズル側の対向する位置から圧着すると、ノズル側に接着剤が多く集まるためモータケース3とインシュレータ1が強固に接着される。
また、ノズル側の対向する位置には未塗布領域12が形成されていることから、エアバッグ4によりインシュレータ1を圧着した際に、塗布領域11の接着剤が未塗布領域12に広がり、接着剤中に含まれる気泡を接着剤から未塗布領域12に追い出すことができる。未塗布領域12に追い出された空気は、インシュレータ1とモータケース3との間から減圧により引き抜かれるため、インシュレータ1とモータケース3の間の接着層に空気が封じ込まれることを防止することができる。
1 インシュレータ、11 塗布領域、12 未塗布領域、13 開放部、14 全周塗布領域、2 冶具、21 マスキング部、22 土台、3 モータケース、4 エアバッグ

Claims (7)

  1. ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法であって、
    モータケース又はインシュレータの貼着面に、接着剤を塗布する塗布工程、
    モータケースとインシュレータを貼着する貼着工程、を備え、
    前記の塗布工程は、接着剤を塗布する塗布領域と、接着剤を塗布しない未塗布領域を形成することを特徴とする、インシュレータの貼着方法。
  2. 前記の未塗布領域は、複数の帯状に形成され、複数の帯状の未塗布領域は、等間隔に配置することを特徴とする、請求項1に記載のインシュレータの貼着方法。
  3. 前記の塗布工程は、未塗布領域を形成するための冶具を使用することを特徴とする、請求項1又は2に記載のインシュレータの貼着方法。
  4. 前記の塗布工程は、インシュレータの貼着面に、接着剤を塗布することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインシュレータの貼着方法。
  5. 前記の貼着工程は、インシュレータの内部に投入したエアバッグを膨張することにより、インシュレータをモータケースの内面に圧着することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインシュレータの貼着方法。
  6. 前記の貼着工程は、モータケースの内部を減圧することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインシュレータの貼着方法。
  7. ロケットモータ用のモータケースの内面にインシュレータを貼着する方法に使用するための冶具であって、
    モータケース又はインシュレータの貼着面に取り付けられ、接着剤を塗布しない未塗布領域を形成することを特徴とする、冶具。
JP2018039211A 2018-03-06 2018-03-06 インシュレータの貼着方法及び冶具 Active JP7067126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018039211A JP7067126B2 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 インシュレータの貼着方法及び冶具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018039211A JP7067126B2 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 インシュレータの貼着方法及び冶具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019152174A true JP2019152174A (ja) 2019-09-12
JP7067126B2 JP7067126B2 (ja) 2022-05-16

Family

ID=67948601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018039211A Active JP7067126B2 (ja) 2018-03-06 2018-03-06 インシュレータの貼着方法及び冶具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7067126B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111383A (ja) * 1984-06-27 1986-01-18 日産自動車株式会社 ライニングの施行方法
JPH01159451A (ja) * 1987-12-16 1989-06-22 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 直填方式による端面燃焼型ロケットモータの製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109236500A (zh) 2018-08-22 2019-01-18 北京灵动飞天动力科技有限公司 一种低成本固体火箭发动机装药燃烧室单元及其加工方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111383A (ja) * 1984-06-27 1986-01-18 日産自動車株式会社 ライニングの施行方法
JPH01159451A (ja) * 1987-12-16 1989-06-22 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 直填方式による端面燃焼型ロケットモータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7067126B2 (ja) 2022-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100762116B1 (ko) 유지 밀봉제 및 이의 제조방법
CA2683085A1 (en) Apparatus and process for making prosthetic suction sleeve
JP2015128893A (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP2016534345A (ja) 部品の表面の弾性接着剤又は弾性シーリング材の接着の試験
US9593785B2 (en) Connection method for a braided hose
JP7067126B2 (ja) インシュレータの貼着方法及び冶具
CN103819996A (zh) 一种高分子自密封热熔胶的用途及其制备方法
DE19715296C2 (de) Verfahren zur Herstellung eines Rohlings für Fahrzeugreifen
KR930004051B1 (ko) 보수포 만으로 타이어를 수선하는 방법
US4548102A (en) Hole filling system for tires
CN103849289A (zh) 一种高分子自封胶的用途及其制备方法
JPS58152612A (ja) タイヤの重量バランス修正用部材
JP2020033945A (ja) ロケットモータ
EP1818163B1 (en) Method and system for producing a precured tread strip
US2473784A (en) Inner tube and method of making the same
EP2969505A1 (en) Methods for retreading tires employing tread composites made with dry-transfer cement composite
KR101251424B1 (ko) 공기입 타이어의 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된 공기입 타이어
JP4412518B2 (ja) フッ素樹脂製チューブ被覆ロールの製造方法
US20140008005A1 (en) Envelope And Method For Retreading Tires
JP3760369B2 (ja) フッ素樹脂製チューブ被覆ベルトの製造方法
CN115216230A (zh) 一种自粘型结构胶带及其制备方法
US3282320A (en) Tire repair patch
JP2019188671A (ja) ライニング材剥離方法
JP2004161435A (ja) ゴムローラおよびそれに使用する治具
KR102740977B1 (ko) 튜브 형상의 접착식 인쇄 양식 부착층 및 이를 제조하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7067126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250