以下、本発明を具現化したベルト1について、図面を参照して説明する。図1を参照し、ベルト1の概要について説明する。本発明の態様に係るベルト1は、所定の幅を有し、幅の方向である幅方向と直交する方向である厚み方向に所定の厚みを有し、幅方向及び厚み方向に直交する方向である延伸方向に延びる延伸部24を備えたベルト本体3を備える。ベルト1は、ベルト本体3の一方の端部30に取り付けられる端末部である剣先2と、ベルト本体3と剣先2を連結する剣先連結部4を備える。図4〜図10及び図12、図13に示すように、第一〜第三の第三実施形態に係るベルト1の剣先連結部4は、連結部材10と、剣先2と係合する剣先係合部材8と、ベルト本体3と係合するベルト係合部材9を備える。剣先連結部4は、剣先2を剣先連結部4に取り付ける剣先取付部5と、ベルト本体3を剣先連結部4に取り付けるベルト取付部6とを備える。剣先2とベルト本体3は、剣先係合部材8及びベルト係合部材9と係合した状態で剣先連結部4に固定される。剣先2は、剣先係合部材8と離間した状態で剣先連結部4から分離することにより、剣先連結部4と着脱可能に形成される。
図1に示すように、ベルト1はベルト本体3の他方の端部にバックル部45を備える。詳細な説明は省略するが、バックル部45はフレーム40と支持部43と係止ピン42、及びベルト通し44を備える。バックル部45はベルト本体3に取り付けられている。係止ピン42は係合部41で支持部43に回転可能に取り付けられている。剣先2はベルト穴46を備える。図1の例では、ベルト穴46は5個である。なお、ベルト穴46の個数はいくつであっても良い。ベルト1を使用する際に、剣先2をベルト通し44に挿入し、係止ピン42をベルト穴46に挿入する。図1に示す例では、ベルト本体3の表側は2色の材料によって形成され、幅方向のほぼ中心を境として第一色のベルト本体3aと第二色のベルト本体3bからなる。ベルト本体3の裏側は、図2に示すように1色である。なお、ベルト本体3の表側は必ずしも2色で形成する必要は無く、1色でも良いし或いは3色以上でも良い。また、ベルト本体3の裏側は表側と同様に2色でも良い。ベルト本体3の表側と裏側の色及び材質は種々の組合せが可能である。
次に、本発明に係る第一の実施形態に係るベルト1であるベルト1aについて、図2〜図6を参照して詳細に説明する。図2、図3に示すように、ベルト1aの連結部材10aは、剣先2とベルト本体3の厚み方向における一方の面とを覆う第一壁部100と、他方の面を覆う第二壁部101とを備える。第一壁部100と第二壁部101は、厚み方向においてほぼ対象形状であり、四隅の角が丸みを有し延伸方向において中央部が凹んだ形状である。図4に示すように、第一壁部100は、剣先係合部材8aが挿入される2つの剣先係合部材用穴130と、ベルト係合部材9aが挿入される2つのベルト係合部材用穴131とを備える。2つの剣先係合部材用穴130は、第一壁部100の延伸方向の一方の端部において、幅方向に離間して設けられている。2つのベルト係合部材用穴131は、第一壁部100の延伸方向の一方の端部において、幅方向に離間して設けられている。第二壁部101は、剣先2及びベルト本体3に接する側であって、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131に対向する位置に剣先係合部材用凹部104及びベルト係合部材用凹部105を備える。剣先係合部材用凹部104とベルト係合部材用凹部105の形状は、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aの先端形状に合わせた凹部形状である。
剣先2は、剣先係合部材用穴130に対応した位置に剣先開口部14aを備える。ベルト本体3は、ベルト係合部材用穴131に対応した位置にベルト開口部15aを備える。図5に示すように、剣先係合部材8aは、剣先係合部材用穴130に挿入されて剣先開口部14aにて剣先2に係合し、先端が剣先係合部材用凹部104に接触する。ベルト係合部材9aは、ベルト係合部材用穴131に挿入されてベルト開口部15aにてベルト本体3に係合した先端がベルト係合部材用凹部105に接触する。この状態で、剣先2及びベルト本体3が剣先連結部4aに固定される。
図2に示すように、ベルト開口部15aはハトメ16が取り付けられて補強されている。ベルト本体3は、延伸方向に引っ張られたときベルト開口部15aに荷重が集中するため、ハトメ16を取り付けることで変形や損傷を低減している。また、ベルト本体3の延伸方向の端部30は、ほどけることの防止と強度アップのために幅方向全体にわたって縫製処理されている。なお、第一壁部100と第二壁部101は、図2及び図3に示した形状に限定されない。例えば、四隅の角が丸みを有しなくてもよいし、延伸方向において中央部が突出した形状でもよく、他のあらゆる形状の採用が可能である。
図3に示すように、連結部材10aは、第一壁部100と第二壁部101、及び第一壁部100と第二壁部101をつなぐ2つの側壁部110によって一体的に形成されている。図4に示すように、連結部材10aは、延伸方向の一端に剣先挿入部106と、延伸方向の他端にベルト挿入部107を備える。剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは、少なくとも一部に雄ネジ形状が形成されている。剣先係合部材8aが剣先係合部材用穴130に挿入されたとき、剣先係合部材8aと剣先係合部材用穴130とが螺合し、ベルト係合部材9aがベルト係合部材用穴131に挿入されたとき、ベルト係合部材9aとベルト係合部材用穴131とが螺合する。剣先2は、剣先係合部材8aが剣先係合部材用穴130に挿入されていない状態で、延伸方向に沿って剣先挿入部106に着脱可能である。ベルト本体3は、ベルト係合部材9aがベルト係合部材用穴131に挿入されていない状態で、延伸方向に沿ってベルト挿入部107に着脱可能である。
図4及び図5に示すように、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは同様の形状をしたネジ部材である。剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは、先端が凸状である円錐形状になっている。剣先係合部材用凹部104とベルト係合部材用凹部105は、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aの先端形状である円錐形状に対応した凹部形状に形成されている。剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは、剣先係合部材用凹部104とベルト係合部材用凹部105と接触したときに先端がはまり込んで位置が決められる。
図4〜図6に示す例では、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは全長に渡って外径に雄ネジが形成されている。なお、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは第一壁部100に対応する位置に雄ネジが形成されておればよく、全長に渡って雄ネジが形成されていなくても良い。剣先係合部材8aとベルト係合部材9aの先端とは反対側に六角レンチが挿入されるように六角形の凹部が形成され、六角レンチを挿入して回転させることでネジ締めすることができる。
なお、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aの先端の反対側は、六角レンチに対応した形状に限らない。例えば、マイナスドライバーに対応した溝が形成され、マイナスドライバー等によって回転可能であっても良い。剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは、第一壁部100に対して螺合し、先端部が剣先係合部材用凹部104とベルト係合部材用凹部105に接触することで締め付け力が発生する。また、第一壁部100の剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131は、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aに形成された雄ネジピッチに対応した形状の雌ネジが形成されている。
なお、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aにセルフタップタイプの雄ネジが形成されているときは、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131は雌ネジを形成する必要は無く、雄ネジに対応した径を有する穴で良い。図5に示すように、第一壁部100に係合された剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは、厚み方向にはみ出さない長さである。なお、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aはネジの代わりに圧入ピンであっても良いしその他の締結具であっても良い。
図2〜図6に示す例では、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131は、一例として第一壁部100に備えられている。第一壁部100は図1に示すベルト1において、腰部に接する側である裏側にあり、第二壁部101は腰部に接する側とは反対側である表側にある。例えば、剣先連結部4aに装飾を目的とした彫刻を施す場合又はメッキがけを行う場合は、主に第二壁部101の表面に行われる。剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131は第一壁部100に備えられているので、表面には穴が無く見栄えが良い。なお、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131は、第一壁部100に限らず、第二壁部101に備えられても良い。或いは、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131は、全てが第一壁部100或いは第二壁部101のいずれか一方に備えられる必要は無く、一部が第一壁部100に備えられ、他が第二壁部101に備えられても良い。
また、図3〜図6に示した例では、第一壁部100、第二壁部101及び2つの側壁部110は一つの部品として形成されているがこれに限らない。例えば、第一壁部100、第二壁部101及び2つの側壁部110はそれぞれ別々の部品として形成した後に接合して一体にしてもよい。接合する方法は種々の方法を採用できる。第一壁部100、第二壁部101及び2つの側壁部110の材質によって可能な接合方法は異なるが、例えば金属材料を使用する場合は、接着、溶接、圧入等の採用が可能であるがその他の方法でも良い。樹脂材料を使用する場合は、接着、溶着、圧入等の採用が可能であるがその他の方法でも良い。
剣先係合部材8a及びベルト係合部材9aは、幅方向に離間して複数箇所備えられている。図2に示すように、剣先係合部材用穴130は幅方向に2箇所備えられ、2個の剣先係合部材8aが挿入される。ベルト係合部材用穴131は幅方向に2箇所備えられ、2個のベルト係合部材9aが挿入される。図2の例では、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131はそれぞれ2箇所に備えられているがこれに限らない。剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131がそれぞれ3箇所以上備えられても良いし、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131とが異なる個数備えられても良い。剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131の位置と個数に対応して、剣先係合部材用凹部104とベルト係合部材用凹部105が形成され、剣先係合部材8a及びベルト係合部材9aが備えられる。
図4は、連結部材10aに境界部7aが形成された例を示す。境界部7aは、連結部材10aの内部であって延伸方向のほぼ中心位置に形成されている。連結部材10aに対して、剣先挿入部106から剣先2を挿入する際に、剣先2の先端が境界部7aに当たる位置まで挿入することで、剣先開口部14aと剣先係合部材用穴130との位置合わせを容易に行うことができる。同様に、連結部材10aに対して、ベルト挿入部107からベルト本体3を挿入する際に、ベルト本体3の先端が境界部7aに当たる位置まで挿入することで、ベルト開口部15aとベルト係合部材用穴131との位置合わせを容易に行うことができる。
図5は、図4に対して境界部7aが無い場合を示す。連結部材10aは延伸方向に貫通している。剣先2は、ベルト本体3に比べて交換頻度が多くなることが予想される。よって、ベルト本体3が連結部材10aに取り付けられている状態で剣先2が交換される場合が多くなる。剣先挿入部106から剣先2を挿入する際に、剣先2の先端がベルト本体3に当たる位置まで挿入することで、剣先開口部14aと剣先係合部材用穴130との位置合わせを容易に行うことができる。よって、境界部7aが無くても良い。
図2〜図6に示したように、剣先連結部4aは少ない部品点数である。特に、連結部材10aは一体的に形成され、厚み方向の寸法は、剣先2又はベルト本体3の厚みに第一壁部100の板厚120と第二壁部101の板厚121の厚みを加えた寸法である。連結部材10aは厚さ方向の荷重を受けることは少ないので、板厚120と板厚121とを薄くすることができる。よって、連結部材10aの厚み方向の寸法を薄くすることができる。連結部材10aは金属製であっても良いし樹脂製であっても良い。或いは、他の材質であっても良い。
次に、本発明に係る第二の実施形態について、図7〜図11を参照して詳細に説明する。図7は、第二の実施形態に係るベルト1bにおいて、剣先連結部4bにおける第一連結部材200と第二連結部材201、及び剣先連結部4bに取り付けられる剣先2とベルト本体3を示した平面図である。なお、第二連結部材201は、第一連結部材200と対向する側を紙面の表側に示している。図8は、図1における断面A−Aであって、第一連結部材200と第二連結部材201に剣先2とベルト本体3を取り付ける前の状態を示した図である。図9は、図1における断面A−Aであって、第一連結部材200と第二連結部材201に剣先2とベルト本体3を取り付けた状態を示した図である。
図7〜図9に示すように、ベルト1aの剣先連結部4bは、連結部材10bと留め具202を備える。連結部材10bは、第一連結部材200と第二連結部材201からなる。第一連結部材200又は第二連結部材201の少なくとも一方に、剣先係合部材8bとベルト係合部材9bを備え、他方に剣先係合部材8bとベルト係合部材9bに対応した位置に剣先留め具用穴230及びベルト留め具用穴231を備える。
図8及び図9に示すように、剣先2は、剣先係合部材8bに対応した位置に剣先開口部14bを備え、剣先開口部14bに剣先係合部材8bが挿入される。剣先2は、剣先取付部5bにおいて厚み方向で第一連結部材200と第二連結部材201の間に挟まれる。ベルト本体3は、ベルト係合部材9bに対応した位置にベルト開口部15bを備え、ベルト開口部15bにベルト係合部材9bが挿入される。ベルト本体3は、ベルト取付部6bにおいて厚み方向で第一連結部材200と第二連結部材201の間に挟まれる。剣先連結部4aは、留め具202が剣先留め具用穴230及びベルト留め具用穴231に通され、剣先係合部材8bとベルト係合部材9bに挿入されることにより第一連結部材200と第二連結部材201とが固定される。なお、図2と同様に、図7に示すようにベルト開口部15bはハトメ16が取り付けられて補強されている。また、ベルト本体3の延伸方向の端部30は、ほどけることの防止と強度アップのために幅方向全体にわたって縫製処理されている。
留め具202は、例としてネジが使用される。剣先留め具用穴230及びベルト留め具用穴231は留め具202を挿入できるように留め具202の外径と同等か或いはやや大きなサイズの開口が形成されている。剣先係合部材8bとベルト係合部材9bは円柱形状であり、中心には厚み方向に沿って凹部50、凹部51が空けられてドーナッツ状になっている。凹部50及び凹部51は貫通穴では無く、第二連結部材201の表側からは穴が見えない。よって、ベルト1を腰部に取り付けたときに腰部とは反対側の表側となる第二連結部の表面に穴が見えないので、見栄えが良い。剣先開口部14bとベルト開口部15bは、剣先係合部材8bとベルト係合部材9bの外径に合わせて円形状の穴が空けられている。剣先開口部14bとベルト開口部15bの穴のサイズは必ずしも剣先係合部材8bとベルト係合部材9bの外径と同じである必要は無い。剣先係合部材8bとベルト係合部材9bの外径より小さくても良いし、大きくても良いし、或いは、同じでも良い。
ベルト1aの第一連結部材200又は第二連結部材201は、ベルト取付部6aにおいてベルト本体3を押さえる突部であるベルト押さえ突部203を備える。図7〜図9及び図11に示す例では、ベルト押さえ突部203は第二連結部材201の延伸方向の端部に備えられている。なお、ベルト押さえ突部203は第二連結部材201の延伸方向の端部に限らず、ベルト取付部6aのどこにあってもよい。また、ベルト押さえ突部203は第一連結部材200に備えられても良い。
ベルト1bの剣先係合部材8b及びベルト係合部材9bは幅方向に離間して複数箇所備えられる。図7は、剣先係合部材8b及びベルト係合部材9bがそれぞれ2個備えられた例を示す。剣先係合部材8b及びベルト係合部材9bは同じ数備えられても良いし異なっても良い。また2個以上の数であっても良い。
図7〜図11に示すように、第一連結部材200は境界部7bを備え、延伸方向において境界部7bが剣先取付部5bとベルト取付部6bとを分離する。境界部7bは、第一連結部材200に剣先2及びベルト本体3を取り付けるとき、先端部の取付位置の目安となる。また、剣先2の先端とベルト本体3の先端が重なり合うことを防止できる。
図8及び図9に示すように、剣先2は、第一連結部材200の剣先取付部5bにおいて一端を境界部7bに合わせ、剣先開口部14bを剣先係合部材8bに挿入する。ベルト本体3は、第一連結部材200のベルト取付部6bにおいて一端を境界部7bに合わせ、ベルト開口部15bをベルト係合部材9bに挿入する。第二連結部材201は、ベルト押さえ突部203を第一連結部材200の側にし、剣先留め具用穴230及びベルト留め具用穴231が剣先係合部材8bとベルト係合部材9bの位置に合うように第一連結部材200に取り付けられる。留め具202は、剣先係合部材8bとベルト係合部材9bのそれぞれの凹部50、凹部51に挿入して固定される。
図8及び図9に示す例では、留め具202は一般的な皿子ネジが使用される。剣先留め具用穴230及びベルト留め具用穴231は、留め具202の皿小ネジの形状に合わせて入り口が広がった形状になっている。図9に示すように、剣先留め具用穴230及びベルト留め具用穴231は、皿小ネジの先端が第二連結部材201の厚み方向端部より飛び出さないよう形成されている。留め具202がネジの場合は、留め具202を凹部50及び凹部51にネジ締めして固定される。凹部50及び凹部51は予め雌ネジが形成されていてもよいし、留め具202がセルフタッピングタイプのネジであれば、凹部50及び凹部51は所定の内径寸法の穴が形成されていれば良い。なお、留め具202は各種の締結具を採用可能である。留め具202はネジの代わりに圧入ピンであっても良いしその他の締結具であっても良い。
図9に示すように、第一連結部材200と第二連結部材201が連結された連結部材10bは、厚み方向の厚みが薄くなる。剣先2又はベルト本体3の厚さ寸法に加えて、第一連結部材200の板厚220と第二連結部材201の板厚221の厚さ寸法が剣先連結部4bの厚さ寸法となる。連結部材10bは厚さ方向の荷重を受けることは少ないので、板厚220と板厚221とを薄くすることができる。留め具202の長さは、剣先2及びベルト本体3の厚さ寸法に合わせる事ができる。よって、剣先連結部4bにおける厚さ寸法を薄くすることができる。例として、第一連結部材200と第二連結部材201が金属製の場合、板厚220と板厚221を薄くできるので、特に剣先連結部4bの厚み方向の寸法を薄くすることができる。なお、第一連結部材200と第二連結部材201は金属製に限らず、例えば樹脂製でもよいしその他の材質でも良い。
図7〜図10に示すように、剣先係合部材8bとベルト係合部材9b及び境界部7bは、一例として第一連結部材200に備えられている。第一連結部材200は図1に示すベルト1において、腰部に接する側である裏側にあり、第二連結部材201は腰部に接する側とは反対側である表側にある。例えば、剣先連結部4bに装飾を目的とした彫刻を施す場合又はメッキがけを行う場合は、主に第二連結部材201の表面に行われる。剣先留め具用穴230とベルト留め具用穴231は第一連結部材200に備えられているので、表面には穴が無く見栄えが良い。なお、剣先係合部材8bとベルト係合部材9b及び境界部7bは第一連結部材200に限らず、第二連結部材201に備えられても良い。或いは、剣先係合部材8bとベルト係合部材9b及び境界部7bは、全てが第一連結部材200或いは第二連結部材201のいずれか一方に備えられる必要は無く、一部が第一連結部材200に備えられ、他が第二連結部材201に備えられても良い。
図10を参照して、第一連結部材200の詳細を説明する。図10は、第二の実施形態に係る第一連結部材200の斜視図である。第一連結部材200は一方の面に剣先取付部5bとベルト取付部6bを備え、境界部7によって各領域が分離されている。図10では境界部7は連続した壁であるが、必ずしも連続した壁である必要は無い。例えば、剣先取付部5bとベルト取付部6bとの境界位置に不連続の突起があっても良いし、或いは不連続の壁でも良い。境界部7bの高さは、幅方向の両端部に設けられた壁252と同等の高さか或いは低くても良い。境界部7はベルト本体3と剣先2とを分離する境界の機能を果たせば良い。
剣先取付部5bは、2カ所に剣先係合部材8bを備える。2カ所の剣先係合部材8bは、幅方向の中心位置よりもそれぞれ壁252に近い位置に設けられている。剣先係合部材8bは円筒形状であり、中心に凹部50を備える。凹部50は貫通した穴では無い。なお、貫通した穴でもよい。
ベルト取付部6bも、2カ所にベルト係合部材9bを備える。2カ所のベルト係合部材9bは幅方向において剣先係合部材8bとほぼ同じ位置に設けられている。ベルト係合部材9bも剣先係合部材8bと同様に円筒形状であり、中心に凹部51を備える。凹部51は貫通した穴では無い。なお、貫通した穴でも良い。
図11を参照して、第二連結部材201の詳細を説明する。図11は、第二の実施形態に係る第二連結部材201の斜視図である。第二連結部材201は平板状であって延伸方向端部にベルト押さえ突部203を備えている。ベルト押さえ突部203は三角形状の刃部が設けられ、第二連結部材201を第一連結部材200に取り付けると、刃部の先端がベルト本体3に食い込んでベルト本体3を固定する。ベルト押さえ突部203は、図11に示すような同形状が連続的に並んだ形状でなくてもよい。例えば、刃部が一定間隔に形成され、刃部と刃部の間は空間があってもよい。あるいは、刃部の先端が鋭角でなくても良く、先端が丸みを持った形状でも良いし、先端が鈍角でも良い。刃部の先端は種々の形状の採用が可能である。第一連結部材200に第二連結部材201が取り付けられたとき、ベルト押さえ突部203は壁252と壁252との間にはまり込む。第二連結部材201には、第一連結部材200の剣先係合部材8b及びベルト係合部材9bの位置に対応して剣先留め具用穴230及びベルト留め具用穴231が計4カ所設けられている。
次に、図12及び図13を参照して本発明の第三の実施形態に係るベルト1cを説明する。図12は、図1における断面A−Aであって、第三の実施形態に係る第三連結部材300と第四連結部材301を示した図であり、剣先連結部4cに剣先2とベルト本体3を取り付ける前の状態を示した図である。図13は、図1における断面A−Aであって、第三の実施形態に係る第三連結部材300と第四連結部材301を示した図であり、剣先連結部4cに剣先2とベルト本体3を取り付けた状態を示した図である。
第三の実施形態に係るベルト1cの連結部材10cは、第三連結部材300と第四連結部材301を備え、第三連結部材300又は第四連結部材301の少なくとも一方に、剣先係合部材8cとベルト係合部材9cを備える。第三連結部材300と第四連結部材301は、剣先取付部5bの延伸方向の端部又はベルト取付部6bの延伸方向の端部における幅方向の両端部において、一方に回転軸穴302を備え他方に回転軸部303を備える。第三連結部材300と第四連結部材301は、第三連結部材300と第四連結部材301とが互いに係合し合う係合固定部である爪部304を第三連結部材300に備え、爪部305を第四連結部材301に備える。第三連結部材300と第四連結部材301とは、回転軸穴302及び回転軸部303によって相対的に回転可能である。
図12、図13に示す例では、回転軸穴302及び回転軸部303は、ベルト取付部6bの延伸方向の端部に備えられているが、剣先取付部5bの延伸方向の端部に備えられても良い。図12に示すように、第四連結部材301が第三連結部材300に対して開いた状態で、剣先係合部材8cは剣先2と離間し、ベルト係合部材9cはベルト本体3と離間する。図13に示すように、第四連結部材301が第三連結部材300に対して閉じた状態で、剣先係合部材8cが剣先2に係合可能であり、ベルト係合部材9cがベルト本体3に係合可能である。図示しないが、剣先係合部材8cとベルト係合部材9cは、幅方向に離間して複数箇所備えられてもよい。あるいは、図示しないが剣先係合部材8c及びベルト係合部材9cの先端は三角形状の刃部が備えられ、複数箇所に備えられた刃部が剣先2及びベルト本体3に係合しても良い。さらに、剣先係合部材8c及びベルト係合部材9cは幅方向に1カ所であってもよい。なお、刃部の形状は種々の形状の採用が可能である。
図12及び図13に示す例では、剣先係合部材8cとベルト係合部材9cは第四連結部材301に備えられている。第三の実施形態におけるベルト1cは、第三連結部材300の爪部304と第四連結部材301の爪部305とが係合して固定される。なお、剣先係合部材8cとベルト係合部材9cは第四連結部材301に備えられた例を示したがこれに限らない。剣先係合部材8cとベルト係合部材9cは第三連結部材300に備えられても良い。或いは、剣先係合部材8cとベルト係合部材9cの一方が第三連結部材300に備えられ、他方が第四連結部材301に備えられてもよい。
図12、図13に示すように、第三連結部材300は境界部7cを備え、延伸方向において境界部7cが剣先取付部5cとベルト取付部6cとを分離する。境界部7cは、第三連結部材300に剣先2及びベルト本体3を取り付けるとき、先端部の取付位置の目安となる。また、剣先2の先端とベルト本体3の先端が重なり合うことを防止できる。
次に、第一の実施形態に係るベルト1aと第二の実施形態に係るベルト1b、及び第三の実施形態に係るベルト1cに共通するベルト本体3について説明する。ベルト本体3は、例として延伸部24において編地21が延伸方向に沿って折り曲げて縫製され、編地21は、弾性糸と非弾性糸とから編成される経編地である。経編地の経方向を延伸方向とし、延伸方向の引張物性は伸張率5%の引張荷重がベルト幅10mm当たり3〜7Nであり、且つ伸張率10%の引張荷重がベルト幅10mm当たり5〜12Nである。
次に、ベルト本体3における延伸部24を形成する編地21の製造方法を説明する。延伸部24の編地21は、弾性糸と非弾性糸とを交編して弾性編地とし、弾性編地が積層される。編地21は、経編地が好ましく、弾性糸と非弾性糸との交編率は弾性糸15〜35%、非弾性糸65〜85%の範囲が好ましい。延伸部24は、得られた弾性編地を複数枚縫製複合して積層体とし、延伸方向の引張物性値を、伸長率5%の引張荷重がベルト幅10mm当たり3〜7Nであり、伸長率10%の引張荷重がベルト幅10mm当たり5〜12Nであるように調整される。延伸部24の編地21は、縫製複合して積層体とする場合、延伸部24の幅と同じ幅に編成した編地21を用いてもよいし、幅広に編成した編地21をベルト幅に裁断したり、折り曲げたりして、縫製複合してもよい。前記の引張物性値は、この縫製複合した積層体の示す値とすることが必要である。なお、ベルト本体3の材質、織り方を含めた製造方法はこれに限らず、伸縮性を有しない他の材質、製造方法によって製造されたものであっても良い。
以上説明したように、ベルト1(1a、1b、1c)は種々の効果を奏する。図1〜図4に示すように、剣先2は剣先係合部材8(8a、8b、8c)と係合した状態で剣先連結部4(4a、4b、4c)に固定され、ベルト本体3はベルト係合部材9(9a、9b、9c)と係合した状態で剣先連結部4(4a、4b、4c)に固定される。剣先2は、剣先係合部材8と離間した状態で剣先連結部4から分離することにより、剣先連結部4と着脱可能である。よって、ユーザーは自ら剣先2を交換することができる。損傷或いは変形した剣先2、購入時と異なるデザイン或いは材質からなる剣先2と交換することができる。
ベルト本体3の延伸部24における編地21が所定の引張荷重を有する伸縮性のある経編地を使用する場合、ベルト1は適切な範囲の引張荷重であるベルトサポーターとしての機能を果たす。剣先2のベルト穴46は、バックル部45の係止ピン42が挿入されるので、ベルト本体3において発生する引張荷重を受けて損傷を受けやすくなる。従来のように、剣先2がベルト本体3に縫い込まれていると、剣先2のみが損傷を受けたとしてもベルト1全体を廃棄する必要が生じる。しかしながら、本発明に係るベルト1であれば剣先2を交換することができるので、ベルト本体3を使用し続けながら新たな剣先2を使用することができる。比較的耐久性のあるベルト本体3を長期間使用し続けることができる。
また、図4〜図6に示すように、第一の実施形態に係るベルト1aにおいて、第一壁部100に剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131を備えるので、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aが挿入される位置が固定される。よって、剣先係合部材8aが剣先開口部14aに係合し、ベルト係合部材9aがベルト開口部15aに係合する。さらに、第二壁部101のうち剣先2及びベルト本体3に接する側であって、剣先係合部材用穴130とベルト係合部材用穴131に対向する位置に剣先係合部材用凹部104及びベルト係合部材用凹部105を備える。よって、剣先係合部材8aの先端とベルト係合部材9aの先端が、剣先係合部材用凹部104及びベルト係合部材用凹部105に傾くことなく接触し、剣先2とベルト本体3が剣先連結部4aに確実に固定される。
また、図3〜図6に示すように、ベルト1aの連結部材10aは、第一壁部100と第二壁部101、及び第一壁部100と第二壁部101をつなぐ2つの側壁部110によって一体的に形成されているので取扱が容易である。剣先係合部材8aとベルト係合部材9aは、少なくとも一部に雄ネジ形状が形成され、剣先係合部材8aが剣先係合部材用穴130に挿入されたとき、剣先係合部材8aと剣先係合部材用穴130とが螺合する。よって、剣先2とベルト本体3の取付作業が容易であり、剣先係合部材8aとベルト係合部材9aが連結部材10aに安定的に締結される。剣先2は、剣先係合部材8aが剣先係合部材用穴130に挿入されていない状態で、延伸方向に沿って剣先挿入部106に着脱可能なので、着脱作業が容易である。同様に、ベルト本体3は、ベルト係合部材9aがベルト係合部材用穴131に挿入されていない状態で、延伸方向に沿ってベルト挿入部107に着脱可能なので、着脱作業が容易である。
また、図8及び図9に示すように、第二の実施形態に係るベルト1bにおいて、剣先連結部4bはさらに留め具202を備える。第一連結部材200と第二連結部材201の少なくとも一方に剣先係合部材8bとベルト係合部材9bを備え、他方に剣先係合部材8bとベルト係合部材9bに対応した位置に剣先留め具用穴230とベルト留め具用穴231を備える。よって剣先連結部4bは、留め具202が剣先留め具用穴230とベルト留め具用穴231に通されて剣先係合部材8b及びベルト係合部材9bに挿入され、第一連結部材200と第二連結部材201とが固定される。剣先2は、剣先開口部14bに剣先係合部材8bが挿入され、剣先取付部5bにおいて厚み方向で第一連結部材200と第二連結部材201の間に挟まれ、剣先留め具用穴230に留め具202が挿入される。よって剣先2は、第一連結部材200と第二連結部材201に挟まれて固定され、剣先連結部4bに対してズレが少なくなる。
ベルト本体3は、ベルト開口部15bにベルト係合部材9bが挿入され、ベルト取付部6bにおいて厚み方向で第一連結部材200と第二連結部材201の間に挟まれ、ベルト留め具用穴231に留め具202が挿入される。よってベルト本体3は、第一連結部材200と第二連結部材201に挟まれて固定され、剣先連結部4bに対してズレが少なくなる。また、剣先連結部4bにおける厚さ方向は、剣先2或いはベルト本体3の厚さに加えて第一連結部材200の板厚220と第二連結部材201の板厚221によってのみ形成されるのでより薄くすることができる。
また、図7〜図9に示すように、第二の実施形態に係るベルト1bにおいて、第一連結部材200又は第二連結部材201は、ベルト取付部6bにおける延伸方向端部にベルト押さえ突部203を備えている。よって、ベルト本体3は、第一連結部材200に第二連結部材201が取り付けられたときベルト押さえ突部203によって固定されるので、ベルト1bが剣先連結部4bによってより確実に固定される。
また、全ての実施形態に係るベルト1(1a、1b、1c)において、図2及び図7に示すように(ベルト1cは図示しない)、剣先2とベルト本体3は、幅方向に離間して複数箇所の剣先係合部材8及びベルト係合部材9で係合されるので、よりズレが少なくなる。またベルト1が延伸方向に引っ張られたときに、剣先係合部材8及びベルト係合部材9にかかる負荷を分散させることができるので剣先2及びベルト本体3の変形及び損傷を軽減することができる。
また、図7、図8に示すように第三連結部材300と第四連結部材301は、ベルト取付部6cの延伸方向の端部(図示しない)又はベルト取付部6cの延伸方向の端部における幅方向の両端部において、一方に回転軸穴302を備え他方に回転軸部303を備える。第三連結部材300と第四連結部材301とは回転軸穴302と回転軸部303にて相対的に回転可能である。よって、ベルト1cは、剣先2の着脱がより簡単である。第四連結部材301が第三連結部材300に対して開いた状態で、剣先係合部材8cは剣先2と離間し、ベルト係合部材9cはベルト本体3と離間するので、剣先連結部4cに対して剣先2及びベルト本体3は着脱可能である。第四連結部材301が第三連結部材300に対して閉じた状態で、剣先係合部材8cが剣先2に係合可能であり、ベルト係合部材9cがベルト本体3に係合可能である。よって、剣先2とベルト本体3は、剣先連結部4cによってより確実に固定される。
第三連結部材300と第四連結部材301は、第三連結部材300と第四連結部材301とが互いに係合し合う係合固定部である爪部304を第三連結部材300に備え、爪部305を第四連結部材301に備える。よって、剣先連結部4cは第三連結部材300と第四連結部材301を閉じた状態で固定することができる。
図12、図13に示すように、ベルト1cの連結部材10cは、剣先取付部5cとベルト取付部6cとの間に境界部7cを備え、剣先取付部5cとベルト取付部6cは境界部7cによって分離される。よって、連結部材10cに剣先2を取り付ける際に取付位置の目安となり、剣先2を容易に取り付けることができる。また、剣先2とベルト本体3とが重なって取り付けられることを防止できる。
また、全ての実施形態に係るベルト1(1a、1b、1c)において、延伸部24における編地21は所定の引張荷重を有する伸縮性のある経編地なので、適切な範囲の引張荷重であるベルトサポーターとしての機能を果たすことができる。ベルト1は剣先連結部4を備えるので、仮に所定の引張荷重によって剣先2が損傷を受けたとしても剣先2のみ交換することができる。
ここで、剣先連結部4、4a、4b、4cが本発明の「剣先連結部」に相当し、連結部材10、10a、10b、10cが本発明の「連結部材」に相当する。剣先取付部5、5a、5b、5cが本発明の「剣先取付部」に相当し、ベルト取付部6、6a、6b、6cが本発明の「ベルト取付部」に相当する。剣先係合部材8、8a、8b、8cが本発明の「剣先係合部」に相当し、ベルト係合部材9、9a、9b、9cが本発明の「ベルト係合部材」に相当する。爪部304及び爪部305が本発明の「係合固定部」に相当する。
なお、本発明のベルト1は、上記実施形態に限定されるものでは無く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えることは勿論可能である。図10に示すように、剣先係合部材8bとベルト係合部材9bは円柱状の形状について説明したが、これに限らない。例えば、剣先係合部材8bとベルト係合部材9bの外径形状が多角形形状であっても良いし、星形、楕円形状、或いはその他の形状であってもよい。さらに、図2及び図7に示すように、剣先開口部14a、14bとベルト開口部15a、15bは円形形状であるがこれに限らない。例えば、多角形形状でも良いし、十字状の切欠きが設けられていて剣先係合部材8a、8b及びベルト係合部材9a、9bが挿入されると開いて開口部が形成されても良い。
また、境界部7(7a、7b、7c)は幅方向に連続して形成された壁を示したが(図5参照、第一の実施形態と第三の実施形態では図示しない)、これに限らない。例えば、幅方向において部分的に空間を有する不連続な壁であっても良い。或いは、境界部7は壁ではなく幅方向に円柱状の突起が並んでいても良い。剣先2とベルト本体3を分離できれば良いし、剣先2及びベルト本体3を取り付けるときの境界になれば良い。
また、図12、図13に示すように、剣先連結部4cは、第三連結部材300と第四連結部材301とが爪部304と爪部305とで係合して固定されるがこれに限らない。例えば、第一の実施形態に係るベルト1a或いは第二の実施形態に係るベルト1bに示したように、第三連結部材300と第四連結部材301とがネジ部材によって固定されても良い。