JP2019176580A - 蓄電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池を効率よく充電すること。【解決手段】実施形態に係る蓄電システムは、蓄電池と、管理装置とを具備する。蓄電池は、電力の充電および放電を行う。管理装置は、発電装置によって発電される発電電力が宅内の消費電力を上回った場合における発電電力と消費電力との差分である余剰電力が閾値を超えた場合に、余剰電力を用いて蓄電池の充電を開始する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、蓄電システムに関する。
近年、太陽光発電技術の普及に伴い、一般家庭でも太陽光パネル等の発電設備と蓄電池とを家屋に設置して、発電および充電を行い、電力を利用する蓄電システムが増えている。蓄電システムは、発電設備によって発電された電力が消費電力を上回った場合に、余剰分の電力である余剰電力を蓄電池に充電させる。
「東芝 電設資材 2017-2018」、[online]、[平成30年3月20日検索]、インターネット<URL:http://page2.cextension.jp/c4089/book/>
しかしながら、蓄電池の充電効率は余剰電力によって変動し、余剰電力の電力値が低いほど、充電効率が悪化する。したがって、電力値の低い余剰電力を用いて蓄電池を充電すると余剰電力の損失が大きくなる。
本発明が解決しようとする課題は、蓄電池を効率よく充電することができる蓄電システムを提供することである。
実施形態に係る蓄電システムは、蓄電池と、管理装置とを具備する。蓄電池は、電力の充電および放電を行う。管理装置は、発電装置によって発電される発電電力が宅内の消費電力を上回った場合における発電電力と消費電力との差分である余剰電力が閾値を超えた場合に、余剰電力を用いて蓄電池の充電を開始する。
本発明によれば、蓄電池を効率よく充電することができる。
図1は、実施形態に係る蓄電システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る管理装置のブロック図である。 図3は、余剰電力を説明する図である。 図4は、閾値と蓄電残量との関係を示す図である。 図5は、蓄電電力量と閾値との関係を示す図である。 図6は、実施形態に係る管理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下で説明する実施形態に係る蓄電システム1は、蓄電池30と、管理装置33とを具備する。蓄電池30は、電力の充電および放電を行う。管理装置33は、太陽光パネル21(発電装置の一例)によって発電される発電電力V1が宅内の消費電力V2を上回った場合における発電電力V1と消費電力V2との差分である余剰電力V3が閾値Thを超えた場合に、余剰電力V3を用いて蓄電池30の充電を開始する。
また、以下で説明する管理装置33は、余剰電力V3が閾値Th以下である場合、余剰電力を電力系統11へ逆潮させる。
また、以下で説明する管理装置33は、蓄電池30の蓄電残量に基づいて閾値Thを変更する。
また、以下で説明する管理装置33は、発電電力の履歴と消費電力の履歴とに基づいて閾値Thを変更する。
また、以下で説明する管理装置33は、発電電力に影響を与える因子情報に基づいて発電電力の推移を予測し、当該発電電力の推移にもとづいて閾値を変更する。
以下、図面を参照して、実施形態に係る蓄電システム1について説明する。実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る蓄電システム1のシステム構成について説明する。図1は、実施形態に係る蓄電システム1のシステム構成を示す図である。なお、図1に示す蓄電システム1のシステム構成は一例であってこれに限定されるものではない。
図1に示す例では、蓄電システム1は、ユーザ(需要家)の住宅HMに設けられ、蓄電池30を所定の電力系統11から供給される電力や太陽光パネル21により生成された電力により充電したり、蓄電池30を充電した電力を負荷である機器14a,14b,15a,15bへ供給したりする。
図1、2に示すように、蓄電システム1は、少なくとも蓄電池30と、管理装置33を具備しており、その他蓄電池用分電盤13、住宅用分電盤12、ホームゲートウェイGW、太陽光パネル21、第1パワーコンディショナ22等が含まれてもよい。なお、管理装置33(図2参照)は一例として蓄電池30内に設けられる場合について以下説明を行うが、ホームゲートウェイGW、宅外のサーバ、その他任意の場所に設置された機器が管理装置の機能を具備し、蓄電システム1を構成してもよい。
また、蓄電システム1は、ホームゲートウェイGWを経由して図示しないネットワークに接続可能である。また、蓄電システム1は、かかるネットワークによりEMS(エネルギーマネジメントシステム)クラウドやアグリゲータ等の外部のサーバSV(以下、サーバSVと記載する)との間で情報の送受信が可能である。
なお、ここでいうEMSクラウドとしてのサーバSVとは、需要家の電力需要を束ねて効果的にエネルギーマネジメントサービスを提供するサーバであり、蓄電システム1から各種情報を収集し、収集した情報を基に、電力消費量を把握し節電を支援するサービスや、電力売買、送電サービス、その他のサービスを行っている。また、アグリゲータとしてのサーバSVは、各蓄電システム1から各種情報を収集し、充放電による制御を行うことで電力需給を調整する。なお、サーバSVがアグリゲータである場合には、サーバSVが電力会社を兼ねてもよい。
例えば、図1において、各構成間を結ぶ実線は電気的な接続関係を示し、各構成間を結ぶ点線は情報の送受信が可能な接続関係を示す。なお、蓄電システム1の各構成の接続関係は図1に示した接続関係に限らず、他の接続関係であってもよい。例えば、実線で結ばれた各構成間において情報の送受信が可能であってもよいし、点線で結ばれた各構成間において電気的な接続関係があってもよい。
蓄電池30は、電力を蓄電するためのバッテリ(二次電池)である。蓄電池30は、電力系統11から供給される電力や太陽光パネル21により生成された電力により充電される。蓄電池30に蓄電された電力は、蓄電池用分電盤13や住宅用分電盤12を経由して住宅HM内の機器14a,14b,15a,15bに供給される。
例えば、蓄電池30は、蓄電池用分電盤13を経由して機器14a,14b,15a,15bのうち選定負荷の機器15a,15bに電力を供給する。また、例えば、蓄電池30は、住宅用分電盤12を経由して機器14a,14b,15a,15bのうち一般負荷の機器14a,14bに電力を供給する。例えば、蓄電池30は、停電時においては、蓄電池用分電盤13を経由して選定負荷の機器15a,15bのみに電力を供給する。
蓄電池用分電盤13および住宅用分電盤12は、住宅HMの配線に電気を分ける装置である。例えば、蓄電池用分電盤13および住宅用分電盤12は、漏電遮断器や配線用遮断器等の種々の機器を含む。例えば、蓄電池用分電盤13は、電力系統11や蓄電池30から供給される電力を住宅HMの選定負荷の機器15a,15bに供給したりする。また、例えば、住宅用分電盤12は、電力系統11や蓄電池30から供給される電力を住宅HMの一般負荷の機器14a,14bに供給したりする。
ホームゲートウェイGWは、サーバSVと住宅HM内の各装置、すなわち蓄電システム1の各装置との間の情報の送受信を可能にするネットワーク機器である。なお、ホームゲートウェイGWとサーバSVとの間に、所定の中継機器(例えばブロードバンドルータ)等が設けられる場合があるが、図1においては説明を省略する。また、ホームゲートウェイGWは、蓄電システム1の各装置間の情報の送受信を可能にする。例えば、ホームゲートウェイGWは、第1パワーコンディショナ22とサーバSVとの間の情報の送受信を可能にする。
太陽光パネル21は、例えば、太陽電池素子(セル)を必要枚数配列し、樹脂や強化ガラスなどによりパッケージ化した太陽電池モジュールであり、ソーラーパネルとも呼ばれる。なお、太陽光パネル21に用いられるセルは、どのようなセルであってもよい。例えば、太陽光パネル21に用いられるセルは、シリコン系のセルや化合物系のセルや有機系のセルなど、目的に応じて種々のセルが適宜選択されてもよい。また、太陽光パネル21は、発電装置の一例であって、太陽光パネル21に代えて、風力発電等を行うその他の発電装置が住宅HMに設置されることにしてもよい。
太陽光パネル21は、宅内で消費する電力よりも、太陽光パネル21によって自家発電された電力が多くなった場合に、その余剰電力を電力系統11に戻し売電する。また、蓄電池30は、宅内での消費電力V2が上昇した場合等には、電力系統11側から供給される電力量のピーク値を軽減するために、蓄電した電力を機器14a,14b,15a,15bに供給してもよい。
宅内の消費電力V2は、任意の電流検出センサであるセンサ10の検出値を用いて、検出した電流検と電圧とから消費電力を算出することができる。例えば、図1に示すようにセンサ10は電力系統11から宅内に供給される合計の電流を計測するために、例えば住宅用分電盤12の1次側を計測してもよい。
この場合には、センサ10の検出値と電圧とから宅内の消費電力を算出することができる。なお、センサ10が住宅用分電盤12の1次側を計測する場合に、住宅用分電盤12に太陽電池や燃料電池等の分散電源からの電力が供給されるときは、住宅用分電盤12の1次側を計測した値及び分散電源(図1では第1パワーコンディショナ22)から供給される値を計測し、住宅用分電盤12の1次側に供給される値と分散電源から供給される値との和を用いて宅内の消費電力V2を算出することができる。
また、センサ10は住宅用分電盤12の2次側に出力される値を用いて宅内の消費電力V2を算出してもよい。なお、消費電力V2の算出は、任意の箇所で行うことができ、例えば、図1に示すようにセンサ10の検出値を取得した蓄電池30が行ってもよいし、住宅用分電盤12内または別置した計測ユニット(図示しない)がセンサ10の検出値を用いて行ってもよい。
第1パワーコンディショナ22は、パワコン、PCS(Power Conditioning System)とも称される装置であって、太陽光パネル21から接続箱(図示せず)を経由して供給される電力を住宅HM内の機器14a,14b,15a,15bなどで利用可能にする装置である。例えば、第1パワーコンディショナ22は、太陽光パネル21から接続箱を経由して供給される直流電力を交流電力に変換する。また、例えば、第1パワーコンディショナ22は、直流電力をそのまま蓄電池30への充電に利用してもよいし、交流電力に変換した後、電力を住宅HM内での利用や、電力系統11への売電などに対応する出力に調整する。
ところで、従来技術では、太陽光パネルによって発電された発電電力が宅内の消費電力を上回った場合における発電電力と消費電力との差分である余剰電力が発生した場合に、余剰電力を用いて蓄電池へ充電していた。
しかしながら、余剰電力の電力値が所定値以下である場合に、かかる余剰電力を用いて蓄電池に充電すると、余剰電力に対して損失する電力の割合が大きくなり、蓄電池の充電効率が低下する。
そこで、実施形態に係る蓄電システム1では、余剰電力が閾値を超えた場合に、余剰電力を用いて蓄電池30の充電を開始することで、蓄電池30を効率よく充電することとした。また、実施形態に係る蓄電システム1では、上記の閾値を蓄電池30の蓄電残量等に応じて変更させることとも可能である。かかる点の詳細について説明する。
図2は、実施形態に係る蓄電池30のブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る蓄電池30は、電池部31と、第2パワーコンディショナ32と、管理装置33とを具備する。
電池部31は、繰り返し充放電が可能な二次バッテリであり、リチウムイオン電池や鉛電池やニッケル水素電池など、目的に応じて種々の蓄電池が適宜使用される。なお、電池部31は、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等であってもよい。第2パワーコンディショナ32は、変換部321および切替部322を有する。
変換部321は、電池部31へ供給される電力や、電池部31から機器14a,14b,15a,15bへ供給される電力を直流電流や交流電流に変換する回路を有する。また、変換部321は、電池部31の電力を電力会社等に売電する場合にも直交変換する。具体的には、変換部321は、FET(Field Effect Transistor)、コイル、抵抗を有する直流交流変換回路や、電圧の昇圧降圧回路により構成される。
切替部322は、電池部31の充放電を切り替える。例えば、切替部322は、後述する管理装置33による指示に応じて蓄電池用分電盤13と住宅用分電盤12との間に設けられたスイッチ素子(例えば、FET等)を制御することで、電池部31の充放電を切り替える。
実施形態に係る管理装置33は、通信部331と、制御部332と、記憶部333とを有する。制御部332は、取得部332aと、予測部332bと、設定部332cと、判定部332dを有する。記憶部333は、発電電力情報333aと、消費電力情報333bと、閾値情報333cとを記憶する。
通信部331は、例えば、所定の通信回路等によって実現される。例えば、通信部331は、サーバSV等と通信可能である。
記憶部333は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
制御部332は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、取得部332a、予測部332b、設定部332cおよび判定部332dを有する。
制御部332の取得部332aは、太陽光パネル21によって発電される発電電力の電力値および宅内の消費電力V2の電力値を取得する。取得部332aは、発電電力の電力値を記憶部333に発電電力情報333aとして格納し、消費電力の電力値を記憶部333に消費電力情報333bとして記憶する。
すなわち、発電電力情報333aは、発電電力の履歴であり、消費電力情報333bは、消費電力の履歴である。なお、管理装置33は、発電電力情報333aおよび消費電力情報333bを外部サーバ(例えば、サーバSV等)から取得することにしてもよい。
予測部332bは、発電電力情報333aおよび消費電力情報333bに基づき、発電電力の推移および消費電力の推移を予測する。つまり、予測部332bは、余剰電力の推移を予測する。また、予測部332bによって予測された余剰電力の推移は、設定部332cへ通知される。
図3は、余剰電力を説明する図である。なお、図3では、一日の余剰電力の推移を示す。図3に示すように、余剰電力V3は、発電電力V1が消費電力V2を上回った場合における発電電力V1と消費電力V2との差分である。
本実施形態において、発電装置が太陽光パネル21(図1参照)であるので、昼間に発電電力V1が増加し、消費電力V2を上回るため余剰電力V3が発生する。予測部332bは、発電電力情報333aから発電電力V1の推移を予測し、消費電力情報333bから消費電力V2の推移を予測する。
具体的には、例えば、予測部332bは、発電電力情報333aを参照し、太陽光パネル21の発電傾向を学習する。このとき、予測部332bは、発電電力V1へ影響を与える因子情報に基づいて発電電力V1の推移を予測することも可能である。
ここで、因子情報とは、季節情報、気象情報および位置情報を含む。これは、太陽光パネル21によって発電される発電電力V1は、季節や気象条件によって変動するためである。すなわち、季節が夏である場合、季節が冬である場合に比べて、太陽光パネル21で発電可能な時間が長くなるとともに、発電電力V1の増加が見込まれる。
また、気象が晴れである場合、雨や曇りである場合に比べて太陽光パネル21による発電電力V1の増加が見込まれる。また、蓄電システム1が設置される住宅HMの緯度によっても、太陽光パネル21による発電電力V1が変動する。
予測部332bは、因子情報を例えば、サーバSVから取得し、発電電力V1の推移を補正することとなる。このように、予測部332bは、因子情報に基づいて発電電力V1の推移を予測することで、発電電力V1の推移を精度よく予測することが可能となる。
また、予測部332bは、例えば、曜日や時刻、気温、天候、季節等の因子に基づき、消費電力V2の推移を予測する。例えば、休日と平日とでは、ユーザのライフスタイルが変化し、消費電力V2が異なる。また、気温や季節に応じて使用する季節家電が異なり、消費電力V2が変動する。
すなわち、予測部332bは、曜日や時刻、気温、天候、季節等の因子に基づき、消費電力V2の推移を予測することで、消費電力V2の推移を精度よく予測することが可能である。
つまり、予測部332bは、発電電力V1および消費電力V2の推移を精度よく予測することで、余剰電力V3の推移を精度よく推定することが可能である。
図2の説明に戻り、設定部332cについて説明する。設定部332cは、余剰電力V3を用いて電池部31を充電する際の余剰電力V3に対する閾値Thを設定する。つまり、実施形態に係る蓄電システム1では、余剰電力V3が閾値Thを超えた場合に、電池部31へ充電を開始し、余剰電力V3が閾値Th以下である場合、余剰電力V3を電力系統11へ逆潮させる。
言い換えれば、充電効率のよい余剰電力V3が閾値Thを超える場合に、余剰電力V3を蓄電池30の充電に回し、充電効率が劣る余剰電力V3が閾値Th以下である場合、余剰電力V3を電力会社へ売電する。
これにより、余剰電力V3を効率よく活用することが可能となる。また、より多くの余剰電力V3を電力会社へ売電することができるので、需要家は、売電に基づくインセンティブをより多く受け取ることが可能となる。
例えば、設定部332cは、記憶部333の閾値情報333cを参照し、電池部31の蓄電残量に基づいて閾値Thを設定する。図4は、閾値Thと蓄電残量との関係を示す図であり、閾値情報333cの具体例に対応する。
図4に示すように、閾値情報333cは、蓄電残量毎の閾値Thの値が対応付けられた情報である。具体的には、蓄電残量が多いほど、閾値Thの値が高くなる。すなわち、図4に示す例では、閾値Thの値は、a>b>cの関係となる。
つまり、蓄電システム1では、蓄電池30の蓄電残量が多い程、蓄電池30の充電効率が多い時間帯にのみ余剰電力V3を用いて充電を行う。一方、蓄電池30の蓄電残量が少ない場合には、充電効率が劣る場合でも、余剰電力V3を用いて蓄電池30を充電しておくことで、電力系統11から購入する電力量を抑えることができる。
ところで、蓄電システム1において、各住宅HMで消費する消費電力V2が異なる。したがって、蓄電池30に蓄電が必要な電力量が住宅HM毎に異なることとなる。このため、設定部332cは、蓄電池30へ蓄電する電力量(以下、蓄電電力量Iと記載する)に応じて閾値Thを設定することも可能である。
図5は、蓄電電力量Iと閾値Thとの関係を示す図である。図5に示す蓄電電力量Iは、余剰電力V3を積算した値である。例えば、設定部332cは、蓄電池30を満充電させる場合、蓄電池30の電池容量から充電開始前までの蓄電残量を差し引くことで、蓄電池30へ充電させる充電量を決定する。
設定部332cは、かかる充電量を蓄電電力量Iとした場合に、余剰電力V3が最も高くなる範囲で蓄電電力量Iを決定する。そして、設定部332cは、かかる蓄電電力量Iの開始時刻における余剰電力V3の値を閾値Thとして設定する。
つまり、設定部332cは、蓄電電力量Iに基づいて閾値Thを設定することで、蓄電池30の充電に必要な余剰電力のみを用いて蓄電池30を充電することが可能となる。なお、蓄電電力量Iは、任意に設定することが可能である。すなわち、夜間の消費電力V2が少ない場合には、蓄電電力量Iを少なくすることで、より多くの余剰電力V3を売電に回すこともできる。
図2の説明に戻り、判定部332dについて説明する。判定部332dは、余剰電力V3を蓄電池30の充電に使用するか否かを判定し、判定結果を第2パワーコンディショナ32の切替部322へ通知する。切替部322は、かかる判定結果に基づいて電池部31の充放電を切り替えることとなる。
判定部332dは、余剰電力V3を監視し、余剰電力V3が設定部332cによって設定された閾値Thを超えた場合に、余剰電力V3を蓄電池30の充電に使用すると判定する。一方、判定部332dは、余剰電力V3が閾値Th以下である場合、余剰電力V3を電力系統11に逆潮させることで、売電すると判定する。
次に、図6を用いて実施形態に係る蓄電システム1が実行する処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る蓄電システム1が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、かかる処理手順は、管理装置33によって繰り返し実行される。
図6に示すように、まず、管理装置33の設定部332cは、閾値Thを設定し(ステップS101)、判定部332dは、余剰電力V3が閾値Thを超えたか否かを判定する(ステップS102)。
ここで、判定部332dは、余剰電力V3が閾値Thを超えた場合(ステップS102,Yes)、余剰電力V3を用いて蓄電池30の充電を開始し(ステップS103)、処理を終了する。
また、判定部332dは、余剰電力V3が閾値Th以下であった場合(ステップS102,No)、電力会社に対して余剰電力V3を売電し(ステップS104)、処理を終了する。
上述したように、実施形態に係る蓄電システム1は、蓄電池30と、管理装置33とを具備する。蓄電池30は、電力の充電および放電を行う。管理装置33は、太陽光パネル21(発電装置の一例)によって発電される発電電力V1が宅内の消費電力V2を上回った場合における発電電力V1と消費電力V2との差分である余剰電力V3が閾値Thを超えた場合に、余剰電力V3を用いて蓄電池30の充電を開始する。したがって、実施形態に係る蓄電システム1によれば、蓄電池30を効率よく充電することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 蓄電システム
10 センサ
11 電力系統
12 住宅用分電盤
13 蓄電池用分電盤
21 太陽光パネル(発電装置の一例)
22 第1パワーコンディショナ
30 蓄電池
31 電池部
32 第2パワーコンディショナ
33 管理装置
Th 閾値
V1 発電電力
V2 消費電力
V3 余剰電力
I 蓄電電力量

Claims (5)

  1. 電力の充電および放電を行う蓄電池と;
    発電装置によって発電される発電電力が宅内の消費電力を上回った場合における前記発電電力と前記消費電力との差分である余剰電力が閾値を超えた場合に、前記余剰電力を用いて前記蓄電池の充電を開始する管理装置と;
    を具備する蓄電システム。
  2. 前記管理装置は、
    前記余剰電力が前記閾値以下である場合、前記余剰電力を電力系統へ逆潮させる
    請求項1に記載の蓄電システム。
  3. 前記管理装置は、
    前記蓄電池の蓄電残量に基づいて前記閾値を変更する
    請求項1または2に記載の蓄電システム。
  4. 前記管理装置は、
    前記発電電力の履歴と前記消費電力の履歴とに基づいて前記閾値を変更する
    請求項3に記載の蓄電システム。
  5. 前記管理装置は、
    前記発電電力に影響を与える因子情報に基づいて前記発電電力の推移を予測し、当該発電電力の推移に基づいて前記閾値を変更する
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の蓄電システム。
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JP7743029B1 (ja) * 2025-03-29 2025-09-24 産電工業株式会社 太陽光発電用蓄電システム及びその制御方法

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