JP2019189271A - 不正開封防止キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】非対象者による開封をより確実に防止できる不正開封防止キャップを提供すること。【解決手段】内キャップ5の外周面には、外側に突出する被係止突部14が設けられており、外キャップ6の外周面には、外側に突出し、係止部26Aを外キャップ6に形成された差込孔部22Bに差し込むことによって被係止突部14に周方向で係止可能な弾性片26が突設されており、弾性片26が、差込孔部22Bに差し込まれて内キャップ5における緩み方向A2に向けて外キャップ6を回転させたときに、被係止突部14と端面22Cとによって周方向で挟まれる。【選択図】図2

Description

本発明は、不正開封防止キャップに関する。
容器本体の不正開封を防止するために、容器本体の口部に不正開封防止キャップを取り付けることがある。このような不正開封防止キャップでは、特定の使用者(以下、「対象者」と称する)による開封を許容した上で、乳幼児や子供のような非使用対象者(以下、「非対象者」と称する)による意図しない開封を防止できることが好ましい。
この種の不正開封防止キャップとして、容器本体の口部に螺着される有頂筒状の内キャップと、内キャップに対して周方向に回転可能に取り付けられ、内キャップを外側から囲む有頂筒状の外キャップと、を備え、内キャップの外周面には、外側に突出する被係止突部が設けられており、外キャップの周筒部には、径方向内側に弾性変形可能であり、被係止突部に周方向に係止可能な弾性片が設けられたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような不正開封防止キャップでは、弾性片を内側に押し込んで係止部を被係止突部に係止させることにより、外キャップが内キャップと共に口部に対する緩み方向に回転させることが可能となっている。
特開2003−104408号公報
しかしながら、上記従来の不正開封防止キャップでは、非対象者が外キャップを握っただけでも、指先などで弾性片を押さえることによって弾性片を意図せず径方向内側に押し込む場合がある。このような場合では、被係止突部と弾性片とが係止してしまい、容器本体が意図せず開封される可能性があった。
そこで、本発明は、非対象者による開封をより確実に防止できる不正開封防止キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の不正開封防止キャップは、内容物が収容される容器本体の口部に螺着される有頂筒状の内キャップと、前記内キャップに対してキャップ軸回りの周方向に回転可能に取り付けられ、前記内キャップを外側から囲む有頂筒状の外キャップと、を備え、前記内キャップの外周面には、外側に突出する被係止突部が設けられており、前記外キャップの外周面には、外側に突出し、先端部を当該外キャップに形成された差込孔部に差し込むことによって前記被係止突部に前記周方向で係止可能な弾性片が突設されており、前記弾性片が、前記差込孔部に差し込まれて前記内キャップにおける前記周方向に沿う前記口部に対する緩み側に向けて前記外キャップを回転させたときに、前記被係止突部と前記差込孔部の開口縁とによって前記周方向で挟まれることを特徴とする。
この発明では、弾性片を差込孔部に挿入しない状態では、外キャップを口部に対して周方向の緩み側に回転させても、内キャップに対して空転する。一方、弾性片を差込孔部に差し込むと、弾性片の先端部が被係止突部に対して上記緩み側から係止し、この状態で外キャップを口部に対して上記緩み側に回転させると、外キャップが内キャップと共に口部に対して回転する。これにより、容器本体が開封される。ここで、差込孔部に差し込んだ弾性片を被係止突部と差込孔部の開口縁とによって周方向で挟むことにより、外キャップを上記緩み側に回転させたときに弾性片の先端部が被係止突部を周方向で乗り越えたり弾性片の先端部が差込孔部から抜け出たりすることを抑制し、外キャップを口部に対して上記緩み側に回転させたときに弾性片が被係止突部に係止している状態を維持しやすくなる。
このように、弾性片を差込孔部に差し込まない限り外キャップが内キャップと共に口部に対して上記緩み側に意図せず回転することが防止されており、弾性片を差込孔部に差し込む操作を知らない非対象者による開封をより確実に防止できる。
また、本発明の不正開封防止キャップでは、前記内キャップと前記外キャップとの間には、前記口部に対する締め込み側に向けて前記外キャップを前記周方向に回転させたときに前記内キャップと前記外キャップとの相対回転を規制すると共に、前記口部に対する緩み側に向けて前記外キャップを前記周方向に回転させたときに前記内キャップと前記外キャップとの相対回転を許容するラチェット機構が設けられていてもよい。
この発明では、外キャップを口部に対して周方向の締め込み側に回転させたときに内キャップが外キャップと共に上記締め込み側に回転するので、不正開封防止キャップを開封した後に口部に対して再度装着することができる。したがって、不正開封防止キャップの利便性がさらに向上する。
この発明にかかる不正開封防止キャップによれば、弾性片を差込孔部に挿入しない状態では外キャップが上記緩み側で内キャップに対して空転し、弾性片を差込孔部に差し込むことによって外キャップが内キャップと共に口部に対して上記緩み側に回転するので、外キャップが内キャップと共に意図せず回転することを防止し、非対象者による開封をより確実に防止できる。
本発明の第1実施形態にかかる不正開封防止キャップ及び不正開封防止キャップを装着した容器本体を示す軸方向断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図1の不正開封防止キャップの使用方法を説明する図である。 同じく、図1の不正開封防止キャップの使用方法を説明する図である。 同じく、図1の不正開封防止キャップの使用方法を説明する図である。 同じく、図1の不正開封防止キャップの使用方法を説明する図である。 本発明の第2実施形態にかかる不正開封防止キャップ及び不正開封防止キャップを装着した容器本体を示す軸方向断面図である。 図7のB−B矢視断面図である。 図7の不正開封防止キャップの使用方法を説明する図である。 同じく、図7の不正開封防止キャップの使用方法を説明する図である。
以下、本発明による不正開封防止キャップの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態にかかる不正開封防止キャップ1は、図1及び図2に示すように、内部に内容物が収容された有底円筒状の容器本体2の円筒状の口部3に螺着される。容器本体2には、例えば薬や農薬、洗剤など特定の対象者のみに利用が制限されている内容物が収容されているが、内容物の種類は、これらに限定されない。不正開封防止キャップ1は、口部3に螺着される有頂円筒状の内キャップ5と、内キャップ5を外側から囲む有頂円筒状の外キャップ6と、を備える。
ここで、内キャップ5及び外キャップ6は、それらの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この中心軸線をキャップ軸Oと称し、図1に示すように不正開封防止キャップ1を容器本体2に装着した状態で容器本体2の底部から不正開封防止キャップ1に向かう方向を上方、その逆方向を下方とする。また、キャップ軸Oから見た平面視でキャップ軸Oに交差する方向を径方向、キャップ軸O回りで周回する方向を周方向とする。さらに、例えば図2に示すように、周方向のうち口部3に対する不正開封防止キャップ1の締め込み側を締め込み方向A1、口部3に対する不正開封防止キャップ1の緩み方向を緩み方向A2と称する。
内キャップ5は、図1及び図2に示すように、平面視で円状の天壁部11と、天壁部11の外周縁から下方に向けて延設された円筒状の周壁部12と、を有する。これら天壁部11及び周壁部12は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
天壁部11の外周縁よりも径方向内側には、口部3に内嵌される円筒状のシール筒部13が下方に向けて突設されている。
周壁部12の内周面には、口部3の雄ネジ部3Aと螺合する雌ネジ部12Aが形成されている。周壁部12の外周面には、複数の被係止突部14が径方向外側に向けて突設されている。被係止突部14は、図2に示すように、平面視で直角三角形状をなすと共に上下方向に延在しており、周方向に等間隔をあけて配設されている。被係止突部14のうち締め込み方向A1側の第1側面14Aは、締め込み方向A1に向かうにしたがって径方向内側に向かうように傾斜しており、緩み方向A2側の第2側面14Bは、ほぼ径方向に延在している。したがって、第1側面14Aにおける周方向に対する傾斜角は、第2側面14Bにおける周方向に対する傾斜角よりも小さくなっている。
周壁部12の下端部は、図1に示すように、周壁部12のうち下端部よりも上側の部分よりも拡径されており、被係止突部14よりも径方向外側に膨出している。周壁部12の下端部の外周面には、径方向外側に突出する被装着突部12Bが全周にわたって形成されている。
外キャップ6は、図1及び図2に示すように、平面視で円状の頂板部21と、頂板部21の外周縁から下方に向けて延設された円筒状の周筒部22と、を有する。これら頂板部21及び周筒部22は、キャップ軸Oと同軸に配設されている。
外キャップ6は、円筒状の内側部材23と、内側部材23を外側から囲む有頂円筒状の外側部材24と、によって形成されている。内側部材23は、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどで形成されており、外側部材24は、内側部材23よりも弾性を有する例えばエラストマーなどで形成されているが、内側部材23及び外側部材24を形成する材料は、これらに限定されない。これら内側部材23及び外側部材24は、例えば二材成形やインサート成形によって一体的に形成されている。
周筒部22の内径は、周壁部12の下端部の外径よりも若干大径とされている。そのため、周筒部22の下端部における径方向内側への変位は、周筒部22の下端部が周壁部12の下端部に当接することによって制限される。なお、周壁部12の下端部を大径とすることによって周筒部22の下端部における径方向内側への変位を制限しているが、周壁部12の下端部に径方向外側に突出する突部を形成したり、周筒部22の下端部に径方向内側に突出する突部を形成したりするなど、他の構成により、周筒部22の下端部における径方向内側への変位を制限する変位制限部を構成してもよい。
また、周筒部22の下端部の内周面には、径方向内側に突出して被装着突部12Bに対して下方から係止する装着突部22Aがほぼ全周にわたって形成されている。
周筒部22の内周面には、図2に示すように、複数のラチェット片部25が径方向内側に向けて突設されている。ラチェット片部25は、薄板状をなしており、周方向に等間隔をあけて配設されている。ラチェット片部25は、締め込み方向A1に向かうにしたがって径方向内側に向けて周筒部22の内周面から離間するように延在しており、ラチェット片部25の先端部は、周壁部12の外周面に当接または近接している。これらラチェット片部25と被係止突部14とによって、ラチェット機構が構成される。
また、周筒部22には、上下方向に延在する差込孔部22Bが形成されている。差込孔部22Bの下端は、下方に向けて開口しており、周筒部22のうち差込孔部22Bの周方向の端面22C、22Dは、径方向内側に向かうにしたがって互いに接近するように径方向に対して傾斜している。
さらに、図1及び図2に示すように、周筒部22のうち差込孔部22Bよりも締め込み方向A1側で隣接する部分における外周面には、径方向外側に向けて突出する弾性片26が形成されている。弾性片26は、締め込み方向A1に向かうにしたがって径方向外側に向けて周筒部22の外周面から離間するように延在している。弾性片26のうち緩み方向A2側に位置する基端部は、周筒部22に接続されている。弾性片26のうち締め込み方向A1側に位置する先端部には、径方向外側に突出する係止部26Aが形成されている。係止部26Aの周方向の厚さは、差込孔部22Bの周方向の幅と同等となっており、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込み可能となっている。また、係止部26Aの径方向の幅は、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込んだときに周壁部12に当接または近接する程度となっている。
次に、以上のような構成の不正開封防止キャップ1の使用方法を説明する。
図2及び図3に示すように、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込まない状態では、外キャップ6を緩み方向A2に回転させると、ラチェット片部25は、被係止突部14に対して締め込み方向A1側から接近、当接する。そして、外キャップ6を内キャップ5に対してさらに緩み方向A2に回転させると、ラチェット片部25は、先端部が被係止突部14の第1側面14Aに沿って案内されながら、基端部を起点として径方向外側に向けて弾性変形し、被係止突部14を乗り越える。そのため、外キャップ6は、内キャップ5に対して緩み方向A2で空転し、外キャップ6を緩み方向A2に回転させる力は、内キャップ5に伝達されない。これにより、外キャップ6は、内キャップ5を口部3に対して緩み方向A2に回転させることができない。したがって、非対象者による意図しない開封が防止される。
ここで、周筒部22の下端部が周壁部12の下端部に当接することによって周筒部22の径方向内側への変位が制限されている。そのため、外キャップ6を内キャップ5に対して緩み方向A2に回転させたときにラチェット片部25が被係止突部14に対して被係止突部14を乗り越えられなくなる程度まで、周筒部22が周壁部12に対して接近することが抑制されている。これにより、外キャップ6を内キャップ5に対して緩み方向A2に回転させたときにラチェット片部25が被係止突部14を乗り越えられずに被係止突部14に対して締め込み方向A1側から係止してしまい、外キャップ6が内キャップ5と共に口部3に対して緩み方向A2に回転してしまうことがより確実に防止されている。
一方、口部3を開封するためには、まず、図4に示すように、弾性片26の基端部を起点に折り返し、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込む。この状態で外キャップ6を口部3に対して緩み方向A2に回転させると、図5に示すように、係止部26Aは、被係止突部14の第1側面14Aに締め込み方向A1側から当接、係止する。そして、外キャップ6を緩み方向A2に回転させると、係止部26Aは、被係止突部14の第1側面14Aと周筒部22のうち差込孔部22Bの締め込み方向A1側の端面22Cとによって周方向で挟まれる。これにより、係止部26Aが内キャップ5に対して周方向で移動することが規制される。そして、外キャップ6を緩み方向A2に回転させる力は、内キャップ5に伝達され、外キャップ6を口部3に対してさらに緩み方向A2に回転させると、外キャップ6は、内キャップ5と共に口部3に対して緩み方向A2に回転する。これにより、内キャップ5と共に口部3から取り外される。
ここで、外キャップ6を内キャップ5と共に口部3に対して緩み方向A2に回転させるためには、弾性片26を折り返して差込孔部22Bに差し込む必要があるので、非対象者によって意図せず弾性片26が差込孔部22Bに差し込まれることが抑制されている。
また、上述のように、被係止突部14の第1側面14Aと周筒部22のうち差込孔部22Bの端面22Cとの間で係止部26Aを周方向に挟んでいるので、外キャップ6を緩み方向A2に回転させても、係止部26Aが被係止突部14の第1側面14Aを乗り越えたり係止部26Aが差込孔部22Bから抜け出たりすることが防止されている。これにより、係止部26Aと被係止突部14との係止状態がより確実に維持される。
また、弾性片26が復元変形して係止部26Aが差込孔部22Bから抜け出ることをより抑制するために、図5に示すように、折り返した弾性片26を指で押さえておくことが好ましい。
折り返した弾性片26を抑えている指を離すと、図2に示すように、弾性片26が復元変形し、係止部26Aは、差込孔部22Bから抜け出る。そのため、開封後に係止部26Aを差込孔部22Bから引き抜く必要がない。
不正開封防止キャップ1を容器本体2の口部3に再度装着する場合には、図6に示すように、外キャップ6を口部3に対して締め込み方向A1に回転させる。外キャップ6を内キャップ5に対して締め込み方向A1に回転させると、ラチェット片部25の先端部が被係止突部14の第2側面14B対して緩み方向A2側から当接する。ここで、第2側面14Bの周方向に対する傾斜角が第1側面14Aの傾斜角よりも大きいので、ラチェット片部25の先端部は、第2側面14Bに沿って案内されて被係止突部14を乗り越えず、第2側面14Bに係止される。そのため、外キャップ6は、内キャップ5と共に口部3に対して締め込み方向A1に回転する。これにより、不正開封防止キャップ1は、容器本体2の口部3に再装着される。
以上のようにして、不正開封防止キャップを使用する。
以上、本実施形態にかかる不正開封防止キャップ1によれば、係止部26Aを差込孔部22Bに挿入しない状態では外キャップ6が緩み方向A2で内キャップ5に対して空転し、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込むことによって外キャップ6が内キャップ5と共に口部3に対して緩み方向A2に回転するので、外キャップ6が内キャップ5と共に意図せず口部3に対して回転することを防止し、非対象者による開封をより確実に防止できる。ここで、被係止突部14の第1側面14Aと周筒部22のうち差込孔部22Bの端面22Cとが差込孔部22Bに差し込んだ係止部26Aを周方向で挟むので、外キャップ6を緩み方向A2に回転させたときに係止部26Aが被係止突部14に係止している状態を維持しやすくなる。
また、外キャップ6を口部3に対して締め込み方向A1に回転させたときにラチェット片部25が被係止突部14の第2側面14Bに緩み方向A2側から係止するので、不正開封防止キャップ1を口部3に再度装着することができる。
次に、本発明による不正開封防止キャップの第2実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した実施形態と同様であり、上述した実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、以下の図面において上記図面と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
本実施形態にかかる不正開封防止キャップ50は、図7及び図8に示すように、内キャップ51及び外キャップ52を備える。
内キャップ51の周壁部61の外周面には、複数の被係止突部62が径方向外側に向けて突設されている。被係止突部62は、平面視で直角三角形状をなすと共に上下方向に延在しており、周方向に等間隔をあけて配設されている。被係止突部62のうち締め込み方向A1側の第1側面62Aは、ほぼ径方向に延在しており、緩み方向A2側の第2側面62Bは、緩み方向A2に向かうにしたがって径方向内側に向かうように傾斜している。
外キャップ52は、第1実施形態にかかる外キャップ6とは異なり、有頂円筒状の外キャップ本体71と、外キャップ本体71に取り付けられた弾性片72と、によって形成されている。これら外キャップ本体71及び弾性片72は、第1実施形態にかかる外キャップ6と同様に、例えば二材成形やインサート成形によって一体的に形成されている。
外キャップ52の周筒部73には、ラチェット片部25が設けられていない。
弾性片72は、差込孔部22Bを横断するように周方向に延在しており、弾性片72の締め込み方向A1側に位置する基端部は、周筒部73に接続されている。弾性片72の径方向外面のうち基端部側には、上下方向に延在し、径方向外側に突出する突リブ部72Aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
次に、以上のような構成の不正開封防止キャップ50の使用方法を説明する。
上述した第1実施形態にかかる不正開封防止キャップ1と同様に、弾性片72を差込孔部22Bに差し込まない状態では、外キャップ52を口部3に対して緩み方向A2に回転させても、外キャップ52は、内キャップ51に対して空転する。
これにより、非対象者による意図しない開封が防止される。ここで、弾性片72が差込孔部22Bを横断して延在しているので、非対象者によって意図せず弾性片72が差込孔部22Bに差し込まれることが抑制されている。
口部3を開封するためには、まず、図9に示すように、弾性片72を周方向の中間部分を起点として径方向内側に向けて折り曲げ、弾性片72の先端部を差込孔部22Bに差し込む。この状態で外キャップ52を口部3に対して緩み方向A2に回転させると、図10に示すように、弾性片72の先端部は、被係止突部62の第1側面62Aと周筒部73のうち差込孔部22Bの締め込み方向A1側の端面22Cとによって周方向で挟まれる。そして、外キャップ52を口部3に対して緩み方向A2に回転させると、外キャップ52は、内キャップ51と共に口部3に対して緩み方向A2に回転し、内キャップ51と共に口部3から取り外される。
以上のようにして、不正開封防止キャップ50を使用する。
なお、本実施形態にかかる不正開封防止キャップ50は、開封後に1回で使い切る内容物が収容されている容器本体2に装着されることを意図している。そのため、不正開封防止キャップ50では、第1実施形態にかかる不正開封防止キャップ1とは異なり、口部3に再装着する必要はない。しかし、例えば弾性片72の先端部を差込孔部22Bに差し込んだ状態で外キャップ52を締め込み方向A1に回転させると、弾性片72の先端部は、被係止突部62の第2側面62Bと周筒部22のうち差込孔部22Bの緩み方向A2側の端面22Dとによって周方向で挟まれる。この状態で外キャップ52を締め込み方向A1に回転させると、外キャップ52は、内キャップ51と共に締め込み方向A1に回転する。このようにすることで、不正開封防止キャップ50を口部3に再度装着することは可能である。
以上、本実施形態にかかる不正開封防止キャップ50によっても、上述した第1実施形態にかかる不正開封防止キャップ1と同様の作用、効果を奏する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、弾性片及び被係止突部は、少なくとも1つずつ設けられていればよく、弾性片を複数設けても、被係止突部を1つのみ設けてもよい。
弾性片は、差込孔部を横断するように延在してもよい。また、弾性片は、差込孔部に差し込むことができれば、周方向ではなく上下方向など、他の方向に延在してもよい。さらに、第1実施形態において、弾性片の先端部には、係止部が設けられているが、弾性片の先端部が被係止突部と周方向で係止可能であれば、係止部が設けられていなくてもよい。同様に、第2実施形態において、弾性片の先端部には、係止部が設けられていてもよい。
差込孔部は、下端において下方に開口した形状とされているが、上端において上方に開口した形状や窓部のように上下両端において上下方向に開口していない形状など、他の形状であってもよい。また、差込孔部は、上下方向に延在している必要はない。
第1実施形態において、ラチェット機構が設けられていなくてもよく、第2実施形態において、ラチェット機構が設けられてもよい。
外キャップは、二材成形やインサート成形によって一体的に形成されているが、内側部材及び外側部材それぞれを別に作成した後に外側部材に内側部材を嵌め込むことなどすることによって形成されてもよい。また、外キャップは、2つの部材を組み合わせることによって構成されているが、単一部材で構成されてもよい。例えば、外キャップをポリプロピレンなどで形成した場合には、弾性片及びラチェット片部を薄肉にして形成することにより、これら弾性片及びチェット片部に弾性を付与することができる。
各構成部材の説明において、「円筒状」などと記載しているが、楕円状や、三角形状、矩形状のような他の多角形状など、適宜他の形状であってもよい。
容器本体は、単層のボトル型容器に限らず、例えば二重容器などの積層型容器であってもよく、パウチ容器であってもよい。
この発明によれば、非対象者による開封をより確実に防止できる不正開封防止キャップに関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,50 不正開封防止キャップ、2 容器本体、3 口部、5,51 内キャップ、6,52 外キャップ、14,62 被係止突部、22B 差込孔部、25 ラチェット片部、26,72 弾性片

Claims (2)

  1. 内容物が収容される容器本体の口部に螺着される有頂筒状の内キャップと、
    前記内キャップに対してキャップ軸回りの周方向に回転可能に取り付けられ、前記内キャップを外側から囲む有頂筒状の外キャップと、
    を備え、
    前記内キャップの外周面には、外側に突出する被係止突部が設けられており、
    前記外キャップの外周面には、外側に突出し、先端部を当該外キャップに形成された差込孔部に差し込むことによって前記被係止突部に前記周方向で係止可能な弾性片が突設されており、
    前記弾性片が、前記差込孔部に差し込まれて前記内キャップにおける前記周方向に沿う前記口部に対する緩み側に向けて前記外キャップを回転させたときに、前記被係止突部と前記差込孔部の開口縁とによって前記周方向で挟まれることを特徴とする不正開封防止キャップ。
  2. 前記内キャップと前記外キャップとの間には、前記内キャップにおける前記口部に対する締め込み側に向けて前記外キャップを回転させたときに前記内キャップと前記外キャップとの相対回転を規制すると共に、前記緩み側に向けて前記外キャップを回転させたときに前記内キャップと前記外キャップとの相対回転を許容するラチェット機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の不正開封防止キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000335610A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Yoshino Kogyosho Co Ltd 安全キャップ付き容器
JP2006103715A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Shirouma Science Co Ltd セーフティーキャップ装置

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