JP2019189271A - 不正開封防止キャップ - Google Patents
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Abstract
Description
この種の不正開封防止キャップとして、容器本体の口部に螺着される有頂筒状の内キャップと、内キャップに対して周方向に回転可能に取り付けられ、内キャップを外側から囲む有頂筒状の外キャップと、を備え、内キャップの外周面には、外側に突出する被係止突部が設けられており、外キャップの周筒部には、径方向内側に弾性変形可能であり、被係止突部に周方向に係止可能な弾性片が設けられたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような不正開封防止キャップでは、弾性片を内側に押し込んで係止部を被係止突部に係止させることにより、外キャップが内キャップと共に口部に対する緩み方向に回転させることが可能となっている。
このように、弾性片を差込孔部に差し込まない限り外キャップが内キャップと共に口部に対して上記緩み側に意図せず回転することが防止されており、弾性片を差込孔部に差し込む操作を知らない非対象者による開封をより確実に防止できる。
この発明では、外キャップを口部に対して周方向の締め込み側に回転させたときに内キャップが外キャップと共に上記締め込み側に回転するので、不正開封防止キャップを開封した後に口部に対して再度装着することができる。したがって、不正開封防止キャップの利便性がさらに向上する。
本実施形態にかかる不正開封防止キャップ1は、図1及び図2に示すように、内部に内容物が収容された有底円筒状の容器本体2の円筒状の口部3に螺着される。容器本体2には、例えば薬や農薬、洗剤など特定の対象者のみに利用が制限されている内容物が収容されているが、内容物の種類は、これらに限定されない。不正開封防止キャップ1は、口部3に螺着される有頂円筒状の内キャップ5と、内キャップ5を外側から囲む有頂円筒状の外キャップ6と、を備える。
天壁部11の外周縁よりも径方向内側には、口部3に内嵌される円筒状のシール筒部13が下方に向けて突設されている。
周壁部12の下端部は、図1に示すように、周壁部12のうち下端部よりも上側の部分よりも拡径されており、被係止突部14よりも径方向外側に膨出している。周壁部12の下端部の外周面には、径方向外側に突出する被装着突部12Bが全周にわたって形成されている。
外キャップ6は、円筒状の内側部材23と、内側部材23を外側から囲む有頂円筒状の外側部材24と、によって形成されている。内側部材23は、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどで形成されており、外側部材24は、内側部材23よりも弾性を有する例えばエラストマーなどで形成されているが、内側部材23及び外側部材24を形成する材料は、これらに限定されない。これら内側部材23及び外側部材24は、例えば二材成形やインサート成形によって一体的に形成されている。
また、周筒部22の下端部の内周面には、径方向内側に突出して被装着突部12Bに対して下方から係止する装着突部22Aがほぼ全周にわたって形成されている。
さらに、図1及び図2に示すように、周筒部22のうち差込孔部22Bよりも締め込み方向A1側で隣接する部分における外周面には、径方向外側に向けて突出する弾性片26が形成されている。弾性片26は、締め込み方向A1に向かうにしたがって径方向外側に向けて周筒部22の外周面から離間するように延在している。弾性片26のうち緩み方向A2側に位置する基端部は、周筒部22に接続されている。弾性片26のうち締め込み方向A1側に位置する先端部には、径方向外側に突出する係止部26Aが形成されている。係止部26Aの周方向の厚さは、差込孔部22Bの周方向の幅と同等となっており、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込み可能となっている。また、係止部26Aの径方向の幅は、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込んだときに周壁部12に当接または近接する程度となっている。
図2及び図3に示すように、係止部26Aを差込孔部22Bに差し込まない状態では、外キャップ6を緩み方向A2に回転させると、ラチェット片部25は、被係止突部14に対して締め込み方向A1側から接近、当接する。そして、外キャップ6を内キャップ5に対してさらに緩み方向A2に回転させると、ラチェット片部25は、先端部が被係止突部14の第1側面14Aに沿って案内されながら、基端部を起点として径方向外側に向けて弾性変形し、被係止突部14を乗り越える。そのため、外キャップ6は、内キャップ5に対して緩み方向A2で空転し、外キャップ6を緩み方向A2に回転させる力は、内キャップ5に伝達されない。これにより、外キャップ6は、内キャップ5を口部3に対して緩み方向A2に回転させることができない。したがって、非対象者による意図しない開封が防止される。
また、上述のように、被係止突部14の第1側面14Aと周筒部22のうち差込孔部22Bの端面22Cとの間で係止部26Aを周方向に挟んでいるので、外キャップ6を緩み方向A2に回転させても、係止部26Aが被係止突部14の第1側面14Aを乗り越えたり係止部26Aが差込孔部22Bから抜け出たりすることが防止されている。これにより、係止部26Aと被係止突部14との係止状態がより確実に維持される。
折り返した弾性片26を抑えている指を離すと、図2に示すように、弾性片26が復元変形し、係止部26Aは、差込孔部22Bから抜け出る。そのため、開封後に係止部26Aを差込孔部22Bから引き抜く必要がない。
以上のようにして、不正開封防止キャップを使用する。
また、外キャップ6を口部3に対して締め込み方向A1に回転させたときにラチェット片部25が被係止突部14の第2側面14Bに緩み方向A2側から係止するので、不正開封防止キャップ1を口部3に再度装着することができる。
内キャップ51の周壁部61の外周面には、複数の被係止突部62が径方向外側に向けて突設されている。被係止突部62は、平面視で直角三角形状をなすと共に上下方向に延在しており、周方向に等間隔をあけて配設されている。被係止突部62のうち締め込み方向A1側の第1側面62Aは、ほぼ径方向に延在しており、緩み方向A2側の第2側面62Bは、緩み方向A2に向かうにしたがって径方向内側に向かうように傾斜している。
弾性片72は、差込孔部22Bを横断するように周方向に延在しており、弾性片72の締め込み方向A1側に位置する基端部は、周筒部73に接続されている。弾性片72の径方向外面のうち基端部側には、上下方向に延在し、径方向外側に突出する突リブ部72Aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
上述した第1実施形態にかかる不正開封防止キャップ1と同様に、弾性片72を差込孔部22Bに差し込まない状態では、外キャップ52を口部3に対して緩み方向A2に回転させても、外キャップ52は、内キャップ51に対して空転する。
これにより、非対象者による意図しない開封が防止される。ここで、弾性片72が差込孔部22Bを横断して延在しているので、非対象者によって意図せず弾性片72が差込孔部22Bに差し込まれることが抑制されている。
以上のようにして、不正開封防止キャップ50を使用する。
例えば、弾性片及び被係止突部は、少なくとも1つずつ設けられていればよく、弾性片を複数設けても、被係止突部を1つのみ設けてもよい。
弾性片は、差込孔部を横断するように延在してもよい。また、弾性片は、差込孔部に差し込むことができれば、周方向ではなく上下方向など、他の方向に延在してもよい。さらに、第1実施形態において、弾性片の先端部には、係止部が設けられているが、弾性片の先端部が被係止突部と周方向で係止可能であれば、係止部が設けられていなくてもよい。同様に、第2実施形態において、弾性片の先端部には、係止部が設けられていてもよい。
差込孔部は、下端において下方に開口した形状とされているが、上端において上方に開口した形状や窓部のように上下両端において上下方向に開口していない形状など、他の形状であってもよい。また、差込孔部は、上下方向に延在している必要はない。
第1実施形態において、ラチェット機構が設けられていなくてもよく、第2実施形態において、ラチェット機構が設けられてもよい。
外キャップは、二材成形やインサート成形によって一体的に形成されているが、内側部材及び外側部材それぞれを別に作成した後に外側部材に内側部材を嵌め込むことなどすることによって形成されてもよい。また、外キャップは、2つの部材を組み合わせることによって構成されているが、単一部材で構成されてもよい。例えば、外キャップをポリプロピレンなどで形成した場合には、弾性片及びラチェット片部を薄肉にして形成することにより、これら弾性片及びチェット片部に弾性を付与することができる。
各構成部材の説明において、「円筒状」などと記載しているが、楕円状や、三角形状、矩形状のような他の多角形状など、適宜他の形状であってもよい。
容器本体は、単層のボトル型容器に限らず、例えば二重容器などの積層型容器であってもよく、パウチ容器であってもよい。
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体の口部に螺着される有頂筒状の内キャップと、
前記内キャップに対してキャップ軸回りの周方向に回転可能に取り付けられ、前記内キャップを外側から囲む有頂筒状の外キャップと、
を備え、
前記内キャップの外周面には、外側に突出する被係止突部が設けられており、
前記外キャップの外周面には、外側に突出し、先端部を当該外キャップに形成された差込孔部に差し込むことによって前記被係止突部に前記周方向で係止可能な弾性片が突設されており、
前記弾性片が、前記差込孔部に差し込まれて前記内キャップにおける前記周方向に沿う前記口部に対する緩み側に向けて前記外キャップを回転させたときに、前記被係止突部と前記差込孔部の開口縁とによって前記周方向で挟まれることを特徴とする不正開封防止キャップ。 - 前記内キャップと前記外キャップとの間には、前記内キャップにおける前記口部に対する締め込み側に向けて前記外キャップを回転させたときに前記内キャップと前記外キャップとの相対回転を規制すると共に、前記緩み側に向けて前記外キャップを回転させたときに前記内キャップと前記外キャップとの相対回転を許容するラチェット機構が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の不正開封防止キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018082741A JP7076273B2 (ja) | 2018-04-24 | 2018-04-24 | 不正開封防止キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2018082741A JP7076273B2 (ja) | 2018-04-24 | 2018-04-24 | 不正開封防止キャップ |
Publications (2)
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| JP2019189271A true JP2019189271A (ja) | 2019-10-31 |
| JP7076273B2 JP7076273B2 (ja) | 2022-05-27 |
Family
ID=68388960
Family Applications (1)
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Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP7076273B2 (ja) |
Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
| JP2000335610A (ja) * | 1999-05-26 | 2000-12-05 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 安全キャップ付き容器 |
| JP2006103715A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Shirouma Science Co Ltd | セーフティーキャップ装置 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP7076273B2 (ja) | 2022-05-27 |
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