JP2019190784A - 除水または除塵装置用の防音ボックス - Google Patents
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Abstract
Description
この種の装置として例えば図8に示す除水装置がある。
この除水装置は、装置本体1の上部にネットコンベア2を設け、このネットコンベアの搬送面2a上に処理対象物を乗せて搬送するようにしている。
また、装置本体1の上面には、ネットコンベア2の搬送面2aを覆ったり解放したりできるユニットカバー3を設け、このユニットカバー3内に、エア噴射ユニット4を装着している。このエア噴射ユニット4には、図示しない複数のエア噴射ノズルが取り付けられ、このエア噴射ノズルは、図示しない圧縮エア源から導かれる圧縮エアを噴射しながら、その噴射反力で噴射口が旋回する。
そして、ユニットカバー3を閉じた状態でこの装置を作動させれば、上下のエア噴射ユニット4,5のエア噴射ノズルから搬送面2a上の処理対象物に向かって圧縮エアが噴射され、処理対象物の表面に付着している水滴を吹き飛ばすことができる。
このような防音ボックス6が設けられているのは、次の理由による。
除水装置の運転中には、多数のエア噴射ノズルから圧縮エアが噴射される。そのため、圧縮エアの噴射音、噴射後の乱流音、処理対象物へのエアの衝突音、搬送面2a上での処理対象物の振動音などが発生し、それが騒音源となるからである。この騒音は除水装置の周囲で作業しなければならない作業者にとっては非常に不快なものであり、時には健康被害となることもあった。そこで、ユニットカバー3を上記防音ボックス6で覆うことによって周囲の騒音を低減するようにしていた。
なお、上記エア噴射ユニット4,5から噴射される圧縮エアは、ネットコンベア2で搬送される物体の表面に付着した塵などを吹き飛ばすことができる。つまり、図8に示す除水装置と同様の構成は、除塵装置としても利用できる。このような除塵装置においても、除水装置と同様の騒音が発生するため、上記防音ボックス6を備えることで騒音を低減させていた。
上記ボックス本体7内に付着した水滴や塵などは、清掃によって取り除かなければならないが、スポンジ状の吸音板に付着した水滴や塵などを十分に取り除く作業は手間がかかるものである。
また、吸音板はボックス本体7に接着剤で接着されているので、吸音板を洗浄することも困難であった。
ところが、ボックス本体7に接着剤で接着された吸音板は、乾燥させるのにも時間がかかってしまう。
また、除塵装置においても、防音ボックスのボックス本体7内に塵が付着し、それを放置すれば、蓄積した塵が搬送面2a上に落下してしまうことがある。これではせっかく除塵した処理対象物に異物が再付着してしまう。
そのため、特に、上記除水または除塵装置が食品製造ラインに組み込まれている場合には、ボックス本体7内を清掃して、常時清潔に保つことが必要である。
ボックス本体7は、除水装置や除塵装置の本体に取り付けられているので、それを開いて内側を清掃する際に、塵などを搬送面2a上に落としてしまうことがあった。もし、塵などを搬送面2aに落としてしまえば、せっかく除塵した処理対象物に異物が再付着してしまうことになるので、ボックス本体7内の清掃には十分な注意が必要である。このように、細心の注意が必要な清掃は、さらに作業性が悪いという問題があった。
また、汚れた吸音板を交換しようとしても、接着剤で接着された吸音板をボックス本体7から強引に剥がさなければならず、接着剤が残ってしまえば、新たな吸音板をきれいに貼り付けることができないこともあった。
そして、上記ユニットカバーを覆ったり解放したりするボックス本体が、上記装置本体に開閉可能に取り付けられるとともに、このボックス本体が閉じた状態で起立する4つの内側面には、下端側開口縁に沿って設けられたチャネル状の重量支持部と、この重量支持部と平行もしくは直交する方向に伸びるチャネル状の倒れ防止支持部とが設けられ、上記重量支持部と倒れ防止支持部とのチャネル内に、各内側面を覆うスポンジ状の側面用吸音板がはめ込まれるとともに、ボックス本体の天井面には天井面の輪郭に沿ったチャネル状の天井用支持部が設けられ、この天井用支持部のチャネル内に天井面を覆うスポンジ状の天井用吸音板の外周端がはめ込まれている。
そのうえで、スポンジ状の吸音板を撓ませながらチャネルに対して簡単に着脱することができるので、ボックス本体とは別にした吸音板を清掃したり、洗浄したり、乾燥させたりすることができる。
また、汚れた吸音板を新品の吸音板に交換することも簡単にできる。
したがって、ボックス本体内を清潔に保つことが容易になる。
さらに、吸音板を乾燥状態に保って、吸水による吸音効果の低下を防止することもできる。
さらに、吸音板を取り付ける際にも、吸音板を撓ませながらチャネルに外周を挿入するだけで良く、取り付け作業も簡単である。
このように、吸音板の着脱を容易にしながら、確実な支持が実現できる。
また、吸音板はその外周が支持部で支持されるが、面積が小さい分割吸音板の外周を支持すれば、面積が大きい吸音板よりも確実な支持が可能になる。
図1に示すボックス本体9は、例えばステンレスの板金加工で形成されたもので、ボックス本体9を閉じた状態で、搬送面2aに対して起立する4つの側面10,11,12,13と天井面14とで囲まれている。
また、天井面14には図示しないファンを取り付ける排気窓14a,14bを開口させている。
なお、この実施形態では、上記側面10,11,12,13及び天井面14とは、特にことわらない限り、ボックス本体9の内側面を指すことにする。
図示のように、上記側面10,11,12,13の下端側には、各側面10,11,12,13を構成する板材を内側に折り曲げてチャネル状の支持部が形成されている。
具体的には、側面10の下端には側面10の幅方向に長さを有する支持部15(図2,3,7参照)が形成され、側面11には上記出入り口11aを避けて側面11の下端に沿った支持部16(図3参照),17と、出入り口11aの上側に沿った支持部18が形成されている(図7参照)。
さらに、出入り口11aの両脇には、図2,7に示すように、上下方向に伸びる支持部19,20が形成されている。これら支持部19,20も、側面11を構成する板材を折り曲げて形成されたものである。
さらに、側面13には、上記側面11の支持部16(図3参照),17,18,19,20それぞれと対向する位置に、側面13を構成する板材を折り曲げることによって、チャネル状の支持部22(図3参照),23,24,25,26が形成されている(図2参照)。
このように各面を構成する板材を折り曲げて形成された支持部のチャネルには吸音板がはめ込まれるようにしている。
図3は、図1のIII-III線断面図であり、ボックス本体9の中から側面10の方向を見たものである。ただし、側面10は側面用吸音板36で覆われていて、図3においては側面用吸音板36の裏側に位置している。
なお、側面11と側面13とは互いに対称形なので、図7には側面11側の構成要素の符号とともに、側面13側において側面11側の各部材と正対する部材の符号を、丸かっこ( )内に示している。
さらに、のぞき窓10aの周囲には、チャネル部材33,34,35が固定されている。これらチャネル部材33,34,35は、その開口をそれぞれ上記チャネル部材31,32,28の開口に対向させている。
なお、上記のぞき窓10aは一点鎖線で示した樹脂製の透明板10bで閉鎖され、上記チャネル部材33,34,35は、この透明板10bの外側を囲むようにして側面10に固定されている。
また、その他のチャネル部材28,31,32,33,34,35が上記重量支持部で支持された側面用吸音板36の倒れを防止する倒れ防止支持部を構成している。
そして、チャネル部材28,35が重量支持部と平行な倒れ防止支持部であり、チャネル部材31,32,33,34が重量支持部と直交する方向に伸びる倒れ防止支持部である。
なお、倒れ防止支持部は、重量支持部と平行に伸びるもの、もしくは直交する方向に伸びるもののいずれか一方のみでも構わない。
この側面12にも、側面10のチャネル部材28と同様のチャネル部材37(図7参照)が、上記チャネル部材28と対向する位置に固定され、支持部21と平行に伸びる倒れ防止支持部を構成している。
すなわち、このチャネル部材37も、天井面14との間に天井用吸音板27a,27b,27cの厚み相当の間隔を保った位置で、開口を上記支持部21の開口と対向させ、支持部21と平行に伸びる部材である。そして、このチャネル部材37の長手方向両端は、側面11,13との間に、これら側面11,13を覆う、側面用吸音板29,30の厚み相当の間隔を保つようにしている。
そして、長方形の側面用吸音板38が、図7に示すように、上記支持部21と、チャネル部材37及び上記図示しない一対のチャネル部材のチャネル内に嵌め込まれて支持され、側面12を覆っている。
さらに、図3,7に示すように、側面11の上方には天井用吸音板27cの厚み相当の間隔を保持して、開口を支持部16の開口に対向させたチャネル部材39が固定されている。このチャネル部材39は側面11の幅方向ほぼ全長に亘る長さを備えている。
なお、上記側面用吸音板29の下端を支持する支持部16,17,18が、ボックス本体9の下端開口縁に沿った、この発明の重量支持部であり、上下に伸びる支持部19,20及び上方のチャネル部材39が倒れ防止支持部を構成している。
具体的には、側面11のチャネル部材39と正対する位置、すなわち天井面14との間に天井用吸音板27aの厚み相当の間隔を保った位置に、開口を支持部22の開口と対向させ、支持部22と平行に伸びるチャネル部材40(図3,7参照)が固定されている。このチャネル部材40は、側面13の幅方向ほぼ全長に亘る長さを備えている。
なお、この側面13側においても、側面用吸音板36,38の幅方向の端面を支持するためのチャネル部材32及び側面13に固定された図示しないチャネル部材と、側面13との間隔が、側面用吸音板30を支持する、チャネル状の倒れ防止支持部として機能する。
したがって、側面用吸音板29,30,36,38は、全体を撓ませることによってその外周をチャネルから取りだすことができるとともに、チャンネル内に嵌め込むこともできる。
この実施形態では、天井面14を三等分した面積の天井用吸音板27a,27b,27cで天井面14を覆うようにしている。上記各天井用吸音板27a,27b,27cがこの発明の分割吸音板である。
そして、各側面10,11,12,13には、上記したように天井面14との間に、天井用吸音板27a,27b,27cの厚み相当の間隔を保ってチャネル部材28,37,39,40が固定されている。このように4側面に固定されたチャネル部材28,37,39,40は、天井面14の輪郭に沿って設けられ、これら4つのチャネル部材28,37,39,40が矩形の枠を構成している。
このように天井用吸音板27a,27b,27cを上記枠と天井面14との間に押し込めば、天井用吸音板27a,27b,27cの縁を、上記側面10,11,12,13に密着させることができる。
したがって、この実施形態では、上記チャネル部材28,37,39,40が、それぞれ側面用吸音板の倒れ防止支持部の機能と天井用支持部の機能とを兼ねることになる。
そして、支持部材41と上記チャネル部材40との間に天井用吸音板27aが架け渡され、支持部材41,42間に天井用吸音板27bが、支持部材42と上記チャネル部材39との間に天井用吸音板27cが架け渡されることになる。
また、3枚の天井用吸音板27a,27b,27cのうち中央に位置する天井用吸音板27bには、天井面14に形成された排気窓14a,14bに対応する開口を形成し、排気窓14a,14bに取り付けたファンによってボックス本体9内の蒸気などを排出するようにしている。
そのため、清掃や交換に手間を掛けずに、ボックス本体9内を清潔に保つことができる。
そして、上記各支持部は、吸音板の全周を支える必要はない。支持部は、各吸音板がずれたり倒れたりしない範囲で支持できる長さを備えていればよいし、長手方向に分割された複数の部材で構成されてもよい。
さらに、側面用吸音板を複数の分割吸音板で構成してもよい。
天井用吸音板または壁面用吸音板が、複数の分割吸音板で構成された場合には、一部材で構成される場合と比べて、個々の部材の重量が小さくなるため、着脱時の取り扱いが容易になるというメリットがある。一方、着脱すべき部材の数が多くなり、その分、手間がかかることもある。したがって、分割吸音板の数は、側面や天井面の面積や吸音板の重量などに応じて、決定することが好ましい。
さらに、重量支持部には、その長手方向に連続的に水抜き孔を形成して、吸音板が吸収した水分を外部に排出させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では除水装置に取り付けられる防音ボックスについて説明したが、上記ボックス本体9は除塵装置用の防音ボックスとして用いることができ、その場合も上記と同様の効果が得られる。
上記制振板は、上記各支持部を避けて側面10,11,12,13及び天井面14に接着剤などで固定することができる。この制振板は、吸音板で覆われるので、水滴や塵などが直接付着することはないし、吸音板のようにスポンジ状ではないので、水分がしみ込むこともない。かりに、この制振板の表面に、水分や塵が付着したとても、上記吸音板を取り外せば、それらを簡単にふき取ることができる。
2 (搬送手段)ネットコンベア
2a 搬送面
3 ユニットカバー
4,5 エア噴射ユニット
9 ボックス本体
10,11,12,13 側面
14 天井面
15,16,17,18,21,22,23,24 (重量)支持部
19,20,25,26(倒れ防止)支持部
28,31,32,33,34,35,37,39,40 (倒れ防止支持部)チャネル部材
41,42 (天井用支持部)支持部材
29,30,36,38 側面用吸音板
27a,27b,27c 天井用吸音板
Claims (3)
- 装置本体に設けられた搬送手段の搬送面に対して開閉可能にされたユニットカバー内に、上記搬送手段で搬送される処理対象物に向かって圧縮エアを噴射するエア噴射ユニットを内蔵した除水または除塵装置に用いる防音ボックスであって、
上記ユニットカバーを覆ったり解放したりするボックス本体が、上記装置本体に開閉可能に取り付けられるとともに、
このボックス本体が閉じた状態で起立する4つの内側面には、
下端側開口縁に沿って設けられたチャネル状の重量支持部と、この重量支持部と平行もしくは直交する方向に伸びるチャネル状の倒れ防止支持部とが設けられ、
上記重量支持部と倒れ防止支持部とのチャネル内に、各内側面を覆うスポンジ状の側面用吸音板がはめ込まれるとともに、
ボックス本体の天井面には天井面の輪郭に沿ったチャネル状の天井用支持部が設けられ、この天井用支持部のチャネル内に天井面を覆うスポンジ状の天井用吸音板の外周端がはめ込まれた
除水または除塵装置用の防音ボックス。 - 上記側面用吸音板は、ボックス本体が閉じた状態で、その上端と天井面との間に上記天井用吸音板の厚み相当の間隔が保持される高さ方向の寸法を備え、
上記間隔が上記天井用支持部を構成する請求項1に記載の除水または除塵装置用の防音ボックス。 - 上記側面用吸音板または天井用吸音板のうちいずれかが、
複数の分割吸音板で構成されるとともに、上記分割吸音板で覆われる側面または天井面には、上記分割吸音板の外周がはめ込まれるチャネル状の支持部が設けられた
請求項1または2に記載の除水または除塵装置用の防音ボックス。
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