JP2019192536A - 電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性の向上を図りつつ、バスバの表面の結露水が他の導電部品に流れることを防止しやすい電池モジュールを提供する。【解決手段】電池モジュール1は、積層された複数の電池と、電池の電極に接続された複数のバスバ3と、排出流路4とを有する。排出流路4は、複数のバスバ3のうちの少なくとも1つの対象バスバ30の表面に生じる水分を電池モジュール1外部へ案内する。【選択図】図4
Description
本発明は、電池モジュールに関する。
電気自動車やハイブリッド自動車のモータの駆動電源として、電池モジュールが用いられている。特許文献1に記載の電池モジュールは、積層された複数の電池と、電池の電極に接続されたバスバと、前記バスバを収容する合成樹脂製のケースとを有する。
かかる電池モジュールにおいては、前記バスバ周辺の空気中の水分が、バスバの表面で結露し、その結露水がバスバの表面を伝って他の導電部品へ付着するおそれがある。そこで、特許文献1に記載の電池モジュールは、バスバの表面の結露水がバスバに接続された電線に付着しないよう、バスバの表面における電線付近に止水材を塗布している。
しかしながら、特許文献1に記載の電池モジュールにおいては、バスバの表面に生じた結露水を止水する止水材を塗布する必要がある。それゆえ、電池モジュールの製造時において、塗布した止水材が硬化するまでに時間がかかるとともに止水材の塗布作業が煩雑であるため、電池モジュールの生産性の向上を図りにくい。また、止水材の量が少ないと、バスバの表面に生じた結露水が止水材を乗り越えて他の導電部品に付着することも考えられる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、生産性の向上を図りつつ、バスバの表面の結露水が他の導電部品に付着することを防止しやすい電池モジュールを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、積層された複数の電池(2)と、
前記電池の電極(22)に接続された複数のバスバ(3)と、
複数の前記バスバのうちの少なくとも1つの対象バスバ(30)の表面に生じる水分を、外部へ案内する排出流路(4)と、を有する電池モジュール(1)にある。
前記電池の電極(22)に接続された複数のバスバ(3)と、
複数の前記バスバのうちの少なくとも1つの対象バスバ(30)の表面に生じる水分を、外部へ案内する排出流路(4)と、を有する電池モジュール(1)にある。
前記態様の電池モジュールにおいては、対象バスバの表面に生じる水分を外部へ案内する排出流路を有する。それゆえ、対象バスバの表面に生じた結露水は、排出流路を通って電池モジュール外部の任意の領域に排水されるため、対象バスバの表面に生じた結露水が他の導電部品に接触することを防止しやすい。また、結露水の止水のための止水材を塗布する必要がないため、電池モジュールの生産性向上を図りやすい。
以上のごとく、前記態様によれば、生産性の向上を図りつつ、バスバの表面の結露水が他の導電部品に流れることを防止しやすい電池モジュールを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(実施形態1)
電池モジュールの実施形態につき、図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態の電池モジュール1は、図1、図2に示すごとく、積層された複数の電池2と、電池2の電極22に接続された複数のバスバ3と、排出流路4とを有する。排出流路4は、複数のバスバ3のうちの少なくとも1つの対象バスバ30の表面に生じる水分を電池モジュール1外部へ案内する。なお、図1においては、対象バスバ30以外のバスバを省略している。以後、本実施形態につき詳説する。
電池モジュールの実施形態につき、図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態の電池モジュール1は、図1、図2に示すごとく、積層された複数の電池2と、電池2の電極22に接続された複数のバスバ3と、排出流路4とを有する。排出流路4は、複数のバスバ3のうちの少なくとも1つの対象バスバ30の表面に生じる水分を電池モジュール1外部へ案内する。なお、図1においては、対象バスバ30以外のバスバを省略している。以後、本実施形態につき詳説する。
本明細書において、複数の電池2の積層方向を、単に積層方向Xという。また、本実施形態において、電池2における電極22の突出方向を上下方向Zという。また、上下方向Zにおいて、電池2における電極22が突出した側を上側といいその反対側を下側という。本実施形態において、上下方向Zは鉛直方向と一致しており、上下方向Zの上側は鉛直方向の上側と同じであり、上下方向Zの下側は鉛直方向の下側と同じである。ただし、これに限られず、上下方向Zは鉛直方向に対して傾斜していてもよい。また、上下方向Zと積層方向Xとの双方に直交する方向を横方向Yという。本実施形態において、積層方向Xと上下方向Zと横方向Yとは、互いに直交している。また、以後、単に内側といったときは、特に断らない限り、電池モジュール1の内側を意味するものとし、単に外側といったときは、特に断らない限り、電池モジュール1の外側を意味するものとする。
電池モジュール1は、電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両の床下に配置されている。電池モジュール1は、車両内の装置の電力源として用いられる。例えば、内燃機関用の回転電機を駆動させるための動力源とすることができる。
電池2は、例えばリチウムイオン二次電池である。電池2は、外装が鉄やアルミニウム等の金属からなる、いわゆる缶型の電池である。図1、図2に示すごとく、本実施形態において、複数の電池2は、互いに同等の形状を有する。
図1、図3に示すごとく、各電池2は、電池本体21と、電池本体21から上側に突出した一対の電極22とを有する。電池本体21は、積層方向Xに厚みを有する扁平な直方体形状を呈している。一対の電極22は、電池本体21の上面から上側に突出しているとともに、電池本体21の上面における横方向Yの両端部に配されている。
複数の電池2は、積層方向Xに積層されて積層体10を構成している。積層体10は、複数の電池2の上端の位置、すなわち電極22の上端位置を互いに揃えるように配されている。これに伴い、複数の電池2は、下面の位置も互いに揃っている。なお、複数の電池2の組付公差、各電池2の寸法公差等により、複数の電池2の下面の位置は必ずしも揃っていなくてもよい。複数の電池2における横方向Yの一方側の複数の電極22は、積層方向Xに直線状に並ぶよう配されている。同様に、複数の電池2における横方向Yの他方側の複数の電極22は、積層方向Xに直線状に並ぶよう配されている。横方向Yの両側のそれぞれにおいて、直線状に並んだ複数の電極22は、正極と負極とが交互に並んでいる。
図2に示すごとく、積層体10は、隣り合う電池2の電池本体21間に配された第一絶縁材11を有する。第一絶縁材11は、積層方向Xに厚みを有する矩形板状あるいは矩形シート状に形成されている。第一絶縁材11は、積層方向Xに隣り合う電池本体21同士が電気的に接触することを防止する役割を有する。第一絶縁材117は、ポリプロピレン樹脂(いわゆるPP)、ポリエチレン樹脂(いわゆるPE)、等からなる。
図1、図2に示すごとく、積層体10は、拘束部材5によって積層方向Xに拘束されている。拘束部材5は、一対のエンドプレート51と一対の第二絶縁材52と拘束バンド53と一対の第三絶縁材54とを有する。一対のエンドプレート51は、積層体10の積層方向Xの両側に配されている。一対の第二絶縁材52は、各エンドプレート51と各エンドプレート51に隣り合う電池本体21との間を電気的に絶縁する。拘束バンド53は、一対のエンドプレート51を接続する。第三絶縁材54は、拘束バンド53と複数の電池2間に配される。
各エンドプレート51は、積層方向Xに厚みを有する矩形板状に形成されている。図1に示すごとく、一対のエンドプレート51のうちの一方である低エンドプレート511は、他方のエンドプレート51よりも上面の高さが低くなるよう形成されている。図1、図3に示すごとく、低エンドプレート511の上面は、低エンドプレート511に隣接する電池2の電極22よりも下側に位置している。一対のエンドプレート51は、上下方向Zにおける下面の位置が互いに一致している。
第二絶縁材52は、積層方向Xに厚みを有する矩形板状あるいは矩形シート状に形成されている。第二絶縁材52は、エンドプレート51と該エンドプレート51に隣接する電池2の電池本体21とが電気的に接触することを防止する役割を有する。第二絶縁材52は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、等からなる。本実施形態において、第二絶縁材52は、第一絶縁材11と、形状、材料が同じものである。
図1、図2に示すごとく、拘束バンド53は、各エンドプレート51に固定される被固定部531と、被固定部531同士を連結するとともに積層方向Xに延在する連結部532とを有する。拘束バンド53は、帯状の金属の両端をその厚み方向に折り曲げたようなU字状を呈しており、その両端部を被固定部531とし、両被固定部531間を連結部532としている。そして、拘束部材5は、拘束バンド53の被固定部531がエンドプレート51にボルト締結されることにより、積層体10を積層方向Xに押圧した状態で拘束する。図1に示すごとく、本実施形態の電池モジュール1は、4つの拘束バンド53を有する。4つの拘束バンド53は、積層体10の横方向Yの両側、上下方向Zの上下の2か所の計4か所に配されている。
図1に示すごとく、第三絶縁材54は、横方向Yに厚みを有する矩形板状あるいは矩形シート状に形成されている。第三絶縁材54は、積層体10の横方向Yの両側にそれぞれ配された上下一対の拘束バンド53と積層体10との間に配されている。第三絶縁材54は、拘束バンド53と電池本体21とが電気的に接触することを防止する役割を有する。第三絶縁材54は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、等からなる。
図2に示すごとく、複数の電池2の電極22に、複数のバスバ3が接続されている。複数のバスバ3は、積層体10を構成する複数の電池2が直列接続となるよう、複数の電池2の電極22に接続される。バスバ3は、積層方向Xに隣り合う電極22間を電気的に接続する複数の中間バスバ31と、電池モジュール1の複数の電極22のうち、電池モジュール1の導電経路上の両端に位置する電極22に接続された一対の端部バスバ32とを有する。
一対の端部バスバ32は、電池モジュール1を外部に接続するためのものである。ここで、図示は省略するが、本実施形態の電池モジュール1が配置される車両は、横方向Yに本実施形態と同様の電池モジュールを複数並べることができる。そして、端部バスバ32は、本実施形態の電池モジュール1に隣接して配される別の電池モジュールに電気的に接続されるものとすることができる。
一対の端部バスバ32のうちの低エンドプレート511側に形成された端部バスバ32が、前述の対象バスバ30である。対象バスバ30は、図1〜図3に示すごとく、電極22に接続される第一バスバ部301と、第一バスバ部301における積層方向Xの外側の端部から下側に延設された第二バスバ部302と、第二バスバ部302から横方向Yに延設された第三バスバ部303とを有する。
第一バスバ部301は上下方向Zに厚みを有し、第二バスバ部302及び第三バスバ部303は積層方向Xに厚みを有する。第二バスバ部302及び第三バスバ部303は、低エンドプレート511の上側に配されている。第三バスバ部303は、低エンドプレート511の上面の長手方向(すなわち横方向Y)に長尺に形成されている。第三バスバ部303は、本実施形態の電池モジュール1に隣接して配される別の電池モジュールに接続される。
図1、図2に示すごとく、複数のバスバ3のそれぞれは、バスバケース6に収容されている。バスバケース6は、電気的絶縁性を有する。バスバケース6は、複数の電池2の上側に配されるとともにバスバ3を収容するバスバ収容部61を有する。バスバ収容部61は、バスバ3の数と同じ数形成されている。
図2に示すごとく、バスバ収容部61は、上下方向Zに厚みを有する底壁部611と、底壁部611から上側に立設されるとともに、バスバ3を囲む囲み壁612と、を有する。図3に示すごとく、底壁部611は、上下方向Zに貫通形成された電極挿入穴613が形成されている。電極挿入穴613には、電極22が挿入されており、電極22は、電極挿入穴613から囲み壁612の内側に配されている。
図2に示すごとく、中間バスバ31を囲む囲み壁612は、中間バスバ31の全周を囲っている。一方、端部バスバ32を囲む囲み壁612は、端部バスバ32の周方向の一部を囲っている。端部バスバ32を囲む囲み壁612は、積層方向Xの外側に開口している。端部バスバ32は、該端部バスバ32を囲む囲み壁612の開口から当該囲み壁612の外側まで延設されている。図1、図3に示すごとく、囲み壁612は、バスバ3よりも上側に突出するよう形成されている。囲み壁612は、積層方向Xに隣接する電極22同士の意図しない短絡を防止する役割や、図示は省略するがバスバ3を位置決めする役割を有する。
図3、図4に示すごとく、本実施形態において、排出流路4は、拘束部材5の上側に配された第一流路41と、拘束部材5に形成されるとともに第一流路41に連通する第二流路42とを有する。第一流路41は、バスバケース6の一部によって構成されている。図3に示すごとく、第一流路41は、バスバケース6のバスバ収容部61よりも下側に位置している。図3、図4に示すごとく、第一流路41は、第三バスバ部303を収容している。すなわち、対象バスバ30の少なくとも第三バスバ部303は、第一流路41内に配されている。
図1、図3、図4に示すごとく、第一流路41は、低エンドプレート511の上面に配されている。図1、図2、図4に示すごとく、第一流路41は、横方向Yに延在するとともに、上側に開口する溝状に形成されている。図3に示すごとく、第一流路41は、横方向Yに直交する断面形状が、上側に開口するU字状である。第一流路41と、第一流路41に配された第三バスバ部303との間には、隙間が形成されている。また、第一流路41は、対象バスバ30のバスバ収容部61に連通している。
図3、図4に示すごとく、第一流路41は、その底壁に、上下方向Zに貫通形成された貫通孔411を有する。貫通孔411は、第三バスバ部303の真下に形成されている。また、図4に示すごとく、貫通孔411は、横方向Yにおける低エンドプレート511の上面の中央位置に1つ形成されている。図3に示すごとく、第三バスバ部303の厚み方向(すなわち積層方向X)における貫通孔411の寸法は、第三バスバ部303の厚みより大きい。図3、図4に示すごとく、貫通孔411は、第二流路42に向かって開口している。すなわち、第一流路41と第二流路42とは、貫通孔411を介して連通している。
図3、図4に示すごとく、第二流路42は、第一流路41との境界部、すなわち貫通孔411よりも、鉛直方向の下側に位置している。第二流路42は、低エンドプレート511に形成されている。
第二流路42の少なくとも一部は、低エンドプレート511の上面に形成された上面流路421を有する。上面流路421は、低エンドプレート511の上面の一部が下側に凹むよう形成されている。上面流路421は、低エンドプレート511の厚み方向における低エンドプレート511の上面の中央が下側に凹んだ溝状に形成されている。すなわち、上面流路421は、横方向Yに直交する断面形状が、上側に開口するU字状である。上面流路421は、低エンドプレート511の上面の長手方向に延在する。図4に示すごとく、上面流路421は、横方向Yにおける低エンドプレート511の両端を除く領域に形成されている。また、上面流路421は、第一流路41と平行に形成されている。上面流路421の底面421aは、上下方向Zに直交するよう形成されている。
第二流路42は、上面流路421の長手方向における両端から下側に延設されるとともに下側に開口する縦流路422を更に有する。縦流路422は、上面流路421の長手方向の両端部のそれぞれから下側にまっすぐ形成されている。縦流路422は、低エンドプレート511を上下方向Zに貫通する穴である。つまり、第二流路42は、拘束部材5に形成された溝(すなわち上面流路421)と、拘束部材5を貫通するよう形成された穴(すなわち縦流路422)とによって構成されている。
次に、対象バスバ30表面に生じた結露水の排出経路につき説明する。なお、図4における矢印は、対象バスバ30表面に生じた結露水の排出経路を模式的に示したものである。
まず、対象バスバ30表面に生じた結露水は、対象バスバ30表面を介して第一流路41に到達する。あるいは、対象バスバ30表面に生じた結露水は、図3に示すごとく、対象バスバ30のバスバ収容部61から、このバスバ収容部61に連通した第一流路41に到達する。
次いで、図4に示すごとく、第一流路41に到達した結露水は、第一流路41に蓄積されて貫通孔411に到達する。貫通孔411に到達した結露水は、重力により貫通孔411から第二流路42に移動する。第二流路42に移動した結露水は、上面流路421に蓄積され、縦流路422へ到達する。そして、縦流路422へ到達した結露水は、重力で下側に移動し、電池モジュール1外部に排出される。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本実施形態の電池モジュール1においては、対象バスバ30の表面に生じる水分を外部へ案内する排出流路4を有する。それゆえ、対象バスバ30の表面に生じた結露水は、排出流路4を通って電池モジュール1外部の任意の領域に排水されるため、対象バスバ30の表面に生じた結露水が他の導電部品に接触することを防止しやすい。また、結露水の止水のための止水材を塗布する必要がないため、電池モジュール1の生産性向上を図りやすい。
本実施形態の電池モジュール1においては、対象バスバ30の表面に生じる水分を外部へ案内する排出流路4を有する。それゆえ、対象バスバ30の表面に生じた結露水は、排出流路4を通って電池モジュール1外部の任意の領域に排水されるため、対象バスバ30の表面に生じた結露水が他の導電部品に接触することを防止しやすい。また、結露水の止水のための止水材を塗布する必要がないため、電池モジュール1の生産性向上を図りやすい。
また、排出流路4の少なくとも一部は、バスバケース6の一部によって構成されている。同様に、排出流路4の少なくとも一部は、拘束部材5の一部によって構成されている。それゆえ、排出流路4を形成するための部品の点数を削減しやすい。特に、本実施形態において、排出流路4は、バスバケース6の一部及び拘束部材5の一部のみによって構成されている。それゆえ、排出流路4を形成するためだけの部材を別途用いることなく、一層部品点数の削減を図りやすい。
また、排出流路4は、拘束部材5の上側に配された第一流路41と、拘束部材5に形成されるとともに第一流路41に連通する第二流路42とを有する。これにより、電池モジュール1の大型化を抑制しやすい。すなわち、電池2の上には、電池2の電極22に接続されるバスバ3等の配線等が存在するが、拘束部材5の上はデッドスペースとなりやすい。それゆえ、拘束部材5の上側に流路を形成することにより、デッドスペースを有効活用でき、これにより電池モジュール1の大型化を抑制することができる。そして、第二流路42は、複数の電池2を拘束する役割を有する拘束部材5に形成しているため、部品点数の削減ができ、これによっても大型化を抑制できる。
また、第二流路42の少なくとも一部は、拘束部材5の上面の長手方向に延在するとともに拘束部材5の上面の一部が下側に凹むよう形成された上面流路421を有する。それゆえ、拘束部材5に流路を容易に形成することができる。
また、上面流路421は、拘束部材5の厚み方向における拘束部材5の上面の中央が下側に凹んだ溝状に形成されている。それゆえ、例えば結露水が上面流路421からはみ出ることを抑制でき、結露水を安定して排出することができる。
また、第二流路42は、上面流路421と、上面流路421の一部から下側に延設されるとともに下側に開口する縦流路422とを有する。それゆえ、上面流路421に到達した結露水は、重力で縦流路422から下側に排出される。それゆえ、排出流路4に結露水が滞留することを防止しやすい。
また、対象バスバ30の少なくとも一部は、排出流路4内に配されている。それゆえ、対象バスバ30の表面に生じた結露水を排出流路4に導きやすい。
以上のごとく、本実施形態によれば、生産性の向上を図りつつ、バスバの表面の結露水が他の導電部品に流れることを防止しやすい電池モジュールを提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図5に示すごとく、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
本実施形態は、図5に示すごとく、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、第二流路42の上面流路421は、横方向Yにおいて第一流路41と第二流路42との境界部である貫通孔411から遠ざかるほど、下側に向かうよう傾斜している。すなわち、上面流路421の底面421aは、横方向Yにおいて貫通孔411から遠ざかるほど、下側に向かうよう傾斜している。上面流路421は、横方向Yにおいて貫通孔411から遠ざかるほど、上面流路421が深くなるよう形成されている。また、本実施形態において、上面流路421は、横方向Yにおける低エンドプレート511の両端まで形成されている。
縦流路422は、上面流路421の両端から下側に延設されている。本実施形態において、縦流路422は、低エンドプレート511における横方向Yの両面のそれぞれの一部が、横方向Yの内側に凹むよう形成された溝である。縦流路422は、上面流路421と同様、積層方向Xにおける低エンドプレート511の横方向Yの面の中央に形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態において、上面流路421は、横方向Yにおいて第一流路41と第二流路42との境界部から遠ざかるほど、下側に向かうよう傾斜している。それゆえ、第一流路41から第二流路42に流れ出た結露水は、重力により上面流路421を横方向Yに移動する。それゆえ、結露水が上面流路421に滞留することを防止しやすい。
また、本実施形態において、拘束部材5に形成した第二流路42は、拘束部材5の上面及び横方向Yの両面に形成した溝のみによって構成されている。それゆえ、第二流路42を容易に形成しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
図6、図7に示すごとく、本実施形態も、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
図6、図7に示すごとく、本実施形態も、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
第二流路42は、第一流路41と第二流路42との境界部、すなわち貫通孔411の下側に位置しているとともに、拘束部材5を上下方向Zに貫通するよう形成されている。第二流路42は、低エンドプレート511を上下方向Zに貫通するよう形成された穴である。なお、これに限られず、第二流路42は、低エンドプレート511を上下方向Zに貫通するよう形成されるとともに、積層方向Xの一方に開口した溝であってもよい。図7に示すごとく、第二流路42は、横方向Yにおける低エンドプレート511の略中央に形成されている。また、第二流路42は、積層方向Xにおける低エンドプレート511の略中央に形成されている。
第二流路42は、上端部に、上側に向かうほど拡径した円錐台状部423を有する。第二流路42における円錐台状部423の下側は、上下方向Zにまっすぐ形成された円柱状に形成されている。
その他、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、第一流路41から第二流路42に流れ出た結露水は、重力により第二流路42を下側に流れ、第二流路42から排出される。それゆえ、第二流路42に結露水が滞留することを防止しやすい。また、低エンドプレート511に、上下方向Zに貫通する貫通孔411を形成することで第二流路42を形成できるため、第二流路42の形成が容易である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
図8、図9に示すごとく、本実施形態も、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
図8、図9に示すごとく、本実施形態も、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、上面流路421は、拘束部材5の厚み方向、すなわち積層方向Xにおける拘束部材5の上面の端部に形成されている。すなわち、上面流路421は、板状の低エンドプレート511における上面と積層方向Xにおける外側の面との間の角部を切り欠いた形状を有する。上面流路421は、上側及び積層方向Xにおける外側の双方に開口している。
さらに、図9に示すごとく、縦流路422は、積層方向Xの外側に開口している。そして、上面流路421及び縦流路422の双方は、低エンドプレート511における積層方向Xの外側の面が内側に凹んだ形状を有する。
その他は、実施形態1と同様である。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、例えば矩形板状の低エンドプレート511を、積層方向Xの外側から切削するだけで第二流路42全体を形成することができる。それゆえ、第二流路42の形成が容易となる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
図10、図11に示すごとく、本実施形態も、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
図10、図11に示すごとく、本実施形態も、実施形態1に対して、第二流路42の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、上面流路421は、板状の低エンドプレート511における上面と積層方向Xにおける内側の面との間の角部を切り欠いた形状を有する。上面流路421は、上側及び積層方向Xにおける内側の双方に開口している。
さらに、図11に示すごとく、縦流路422は、積層方向Xの内側に開口している。そして、上面流路421及び縦流路422の双方は、低エンドプレート511における積層方向Xの内側の面が外側に凹んだ形状を有する。そして、本実施形態において、低エンドプレート511に形成された上面流路421及び縦流路422の積層方向Xの内側の開口は、第二絶縁材52によって塞がれている。
その他は、実施形態1と同様である。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、実施形態1、及び実施形態4と同様の作用効果を有する。
(実施形態6)
本実施形態は、図12、図13に示すごとく、拘束部材5における低エンドプレート511と電池2との間に配された第二絶縁材52に、第二流路42を形成した実施形態である。第二流路42の上面流路421は、第二絶縁材52における、上面と低エンドプレート511側の面との間の角部を切り欠いた形状を有する。
本実施形態は、図12、図13に示すごとく、拘束部材5における低エンドプレート511と電池2との間に配された第二絶縁材52に、第二流路42を形成した実施形態である。第二流路42の上面流路421は、第二絶縁材52における、上面と低エンドプレート511側の面との間の角部を切り欠いた形状を有する。
図13に示すごとく、縦流路422は、積層方向Xにおける低エンドプレート511側及び下側に開口している。上面流路421及び縦流路422の双方は、第二絶縁材52における積層方向Xの外側の面が内側に凹んだ形状を有する。そして、本実施形態において、第二絶縁材52に形成された上面流路421及び縦流路422の積層方向Xの外側の開口は、低エンドプレート511によって塞がれている。
その他は、実施形態1と同様である。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、第二絶縁材52に第二流路42が形成されている。それゆえ、成形によって第二流路42を有する第二絶縁材52を形成することができる。それゆえ、第二流路42を形成するために切削等を行う必要がなく、生産工程の削減を図りやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態7)
本実施形態は、図14〜図17に示すごとく、実施形態1に対して、第一流路41、第二流路42を変更した実施形態である。
本実施形態は、図14〜図17に示すごとく、実施形態1に対して、第一流路41、第二流路42を変更した実施形態である。
本実施形態において、図14〜図16に示すごとく、対象バスバ30の第二バスバ部302は、第一バスバ部301における横方向Yの外側の端部から下側に延設されている。図14、図15に示すごとく、第三バスバ部303は、第二バスバ部302から積層方向Xにおける低エンドプレート511側と反対側に延設されている。第二バスバ部302及び第三バスバ部303は、横方向Yに厚みを有する。
図14、図16、図17に示すごとく、第二バスバ部302及び第三バスバ部303は、拘束部材5における一対の第三絶縁材54のうちの一方の上側に配されている。第三バスバ部303は、その下側の第三絶縁材54の上面の長手方向(すなわち積層方向X)に長尺に形成されている。
図14、図15に示すごとく、バスバケース6における対象バスバ30を収容するバスバ収容部61の囲み壁612は、横方向Yの外側に開口している。そして、対象バスバ30は、対象バスバ30を囲む囲み壁612の開口から当該囲み壁612の外側まで延設されている。
図14、図16、図17に示すごとく、第一流路41は、第三絶縁材54の上に配されている。第一流路41は、積層方向Xに延在するとともに、上側に開口する溝状に形成されている。図16に示すごとく、第一流路41は、積層方向Xに直交する断面形状が、上側に開口するU字状である。図17に示すごとく、第一流路41に形成された貫通孔411は、積層方向Xにおける第三絶縁材54の上面の中央位置に1つ形成されている。第三バスバ部303の厚み方向(すなわち横方向Y)における貫通孔411の寸法は、第三バスバ部303の厚みより大きい。
第二流路42は、第三絶縁材54に形成されている。第二流路42の上面流路421は、第三絶縁材54の上面に形成されている。図16に示すごとく、上面流路421は、第三絶縁材54の厚み方向における第三絶縁材54の上面の中央が下側に凹んだ溝状に形成されている。図17に示すごとく、上面流路421は、積層方向Xにおける第三絶縁材54の両端を除く領域に形成されている。
図17に示すごとく、本実施形態においても、第二流路42は、上面流路421の長手方向における両端から下側に延設されるとともに下側に開口する縦流路422をさらに有する。縦流路422は、第三絶縁材54を上下方向Zに貫通する穴である。すなわち、第二流路42は、拘束部材5に形成された溝(すなわち上面流路421)と、第三絶縁材54を貫通するよう形成された穴(すなわち縦流路422)とによって構成されている。
その他、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様である。
本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、前記各実施形態において、第一流路は、バスバケースの一部としたが、これに限られず、第一流路はバスバケースと別体でもよいし、電池上部に配されるバスバケース以外の絶縁部材の一部によって構成してもよい。また、例えば拘束バンドの連結部の上面等に第一流路を形成すること等も可能である。また、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。例えば、実施形態7において第二流路を、実施形態2〜6で示したような態様に変更することも可能である。
1 電池モジュール
2 電池
3 バスバ
30 対象バスバ
4 排出流路
2 電池
3 バスバ
30 対象バスバ
4 排出流路
Claims (11)
- 積層された複数の電池(2)と、
前記電池の電極(22)に接続された複数のバスバ(3)と、
複数の前記バスバのうちの少なくとも1つの対象バスバ(30)の表面に生じる水分を、外部へ案内する排出流路(4)と、を有する電池モジュール(1)。 - 前記各バスバを収容するとともに電気的絶縁性を有するバスバケース(6)をさらに有し、前記排出流路の少なくとも一部は、前記バスバケースの一部によって構成されている、請求項1に記載の電池モジュール。
- 複数の前記電池を、複数の前記電池の積層方向(X)に拘束する拘束部材(5)をさらに有し、前記排出流路の少なくとも一部は、前記拘束部材の一部によって構成されている、請求項1又は2に記載の電池モジュール。
- 前記排出流路は、前記拘束部材の上側に配された第一流路(41)と、前記拘束部材に形成されるとともに前記第一流路に連通する第二流路(42)とを有する、請求項3に記載の電池モジュール。
- 前記第二流路の少なくとも一部は、前記拘束部材の上面に形成された上面流路(421)を有し、前記上面流路は、前記拘束部材の前記上面の一部が下側に凹むよう形成されるとともに、前記上面の長手方向に延在する、請求項4に記載の電池モジュール。
- 前記上面流路は、前記拘束部材の厚み方向における前記拘束部材の前記上面の中央が下側に凹んだ溝状に形成されている、請求項5に記載の電池モジュール。
- 前記上面流路は、前記拘束部材の厚み方向における前記拘束部材の前記上面の端部に形成されている、請求項5に記載の電池モジュール。
- 前記上面流路は、前記拘束部材の前記上面の前記長手方向において前記第一流路と前記第二流路との境界部から遠ざかるほど、下側に向かうよう傾斜している、請求項5〜7のいずれか一項に記載の電池モジュール。
- 前記第二流路は、前記上面流路と、前記上面流路の一部から下側に延設されるとともに下側に開口する縦流路(422)とを有する、請求項5〜8のいずれか一項に記載の電池モジュール。
- 前記第二流路は、前記第一流路と前記第二流路との境界部の下側に位置しているとともに、前記拘束部材を上下方向(Z)に貫通するよう形成されている、請求項4に記載の電池モジュール。
- 前記対象バスバの少なくとも一部は、前記排出流路内に配されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の電池モジュール。
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