JP2019193045A - エラーレート推定装置、及び、エラーレート推定方法 - Google Patents

エラーレート推定装置、及び、エラーレート推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エラーレートを精度良く推定する。【解決手段】波形測定部101は、通信線501と電源線503との間の電圧の波形を測定する。ノイズ測定部103は、波形測定部101により測定された電圧の波形である測定電圧波形から、電源線502から通信線501に誘導された誘導ノイズの幅であるノイズ幅と、誘導ノイズが誘導された周期であるノイズ周期とを測定する。エラーレート推定部104は、ノイズ測定部103により測定されたノイズ幅とノイズ周期とに基づいて、エラーレートを推定する。表示部107は、エラーレート推定部104により推定されたエラーレートを示す情報を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、エラーレート推定装置、及び、エラーレート推定方法に関する。
現在、通信線と第1の電源線と第2の電源線とを含む3芯ケーブルにより複数の設備機器を相互に接続し、簡単な構成で通信と電力の供給とを実現する技術が知られている。この技術では、複数の設備機器は、第1の電源線と第2の電源線とを介して、交流電源から交流電力の供給を受ける。また、複数の設備機器は、通信線と第2の電源線とを用いたベースバンド伝送により相互に通信する。
例えば、特許文献1には、このような3芯ケーブルにより相互に接続された室外機及び室内機を備える空気調和装置が記載されている。特許文献1に記載された技術では、通信線と第1の電源線と第2の電源線との距離が非常に近くなるため、第1の電源線から通信線に誘導ノイズが誘導されることがある。このような誘導ノイズが発生すると、信号波形が歪み、ベースバンド伝送におけるエラーレートが高くなる。ここで、例えば、安定したベースバンド伝送が実現可能か否かを判断するために、エラーレートを知りたいという要望がある。
特開平11−193950号公報
しかしながら、特許文献1には、エラーレートを推定する技術は全く記載されていない。また、例えば、3芯ケーブルの種類及び長さからエラーレートを推定する方法では、推定の精度を高めることができない可能性が高い。このため、エラーレートを精度良く推定する技術が望まれている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、エラーレートを精度良く推定するエラーレート推定装置、及び、エラーレート推定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るエラーレート推定装置は、
通信線と第1の電源線と第2の電源線とにより相互に接続され、前記第1の電源線と前記第2の電源線とを介して交流電源から交流電力の供給を受ける複数の設備機器による前記通信線と前記第2の電源線とを用いたベースバンド伝送におけるエラーレートを推定するエラーレート推定装置であって、
前記通信線と前記第2の電源線との間の電圧の波形を測定する波形測定手段と、
前記波形測定手段により測定された前記電圧の波形である測定電圧波形から、前記第1の電源線から前記通信線に誘導された誘導ノイズの幅であるノイズ幅と、前記誘導ノイズが誘導された周期であるノイズ周期とを測定するノイズ測定手段と、
前記ノイズ測定手段により測定された前記ノイズ幅と前記ノイズ周期とに基づいて、前記エラーレートを推定するエラーレート推定手段と、
前記エラーレート推定手段により推定された前記エラーレートを示す情報を表示する表示手段と、を備える。
本発明では、通信線と第2の電源線との間の電圧の波形から、第1の電源線から通信線に誘導された誘導ノイズの幅であるノイズ幅と、誘導ノイズが誘導された周期であるノイズ周期と、が測定され、ノイズ幅とノイズ周期とに基づいて、エラーレートが推定される。従って、本発明によれば、エラーレートを精度良く推定することができる。
本発明の実施形態1に係るエラーレート推定装置が適用される通信システムの構成を示す図 設備機器における通信機能に関わる構成を示す図 本発明の実施形態1に係るエラーレート推定装置の物理的な構成を示す図 測定電圧波形を示す図 印加電圧波形を示す図 差分波形を示す図 部分波形を示す図 本発明の実施形態1に係るエラーレート推定装置が実行するエラーレート推定処理を示すフローチャート 表示画面を示す図 本発明の実施形態2に係るエラーレート推定装置が実行するビット判定処理の説明図
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(実施形態1)
まず、図1を参照して、本発明の実施形態1に係るエラーレート推定装置100が適用される通信システム1000について説明する。通信システム1000は、エラーレートの推定対象となる通信システムである。通信システム1000は、設備機器200と設備機器300とケーブル500とを備え、設備機器200と設備機器300とがケーブル500を介してベースバンド伝送により相互に通信する通信システムである。本実施形態では、通信システム1000は、室外機と室内機とが相互に通信しながら空調対象の空間の空調を実行する空調システムであるものとする。
設備機器200は、ケーブル500を介して設備機器300と通信する機器である。本実施形態では、設備機器200は、室外機であるものとする。設備機器300は、ケーブル500を介して設備機器200と通信する機器である。本実施形態では、設備機器300は、室内機であるものとする。ケーブル500は、通信線501と電源線502と電源線503とを芯線として有する3芯ケーブルである。通信線501は、ベースバンド伝送における信号電圧が印加される電線である。電源線502は、交流電源400における電源電位に設定される電線である。電源線502は、第1の電源線に対応する。電源線503は、交流電源400における接地電位に設定される電線である。電源線503は、第2の電源線に対応する。
設備機器200と設備機器300とは、通信線501と電源線502と電源線503とにより相互に接続される。設備機器200と設備機器300とは、電源線502と電源線503とを介して交流電源400から交流電力の供給を受ける。設備機器200と設備機器300とは、通信線501と電源線503とを用いてベースバンド伝送により相互に通信する。
交流電源400は、電源線502と電源線503とを介して、設備機器200と設備機器300とに交流電力を供給する。この交流電力における交流電圧の実効値は、例えば、100V又は200Vである。また、この交流電力の周波数は、例えば、50Hz又は60Hzである。交流電源400は、例えば、電力会社により提供される商用電源である。
ここで、図2を参照して、設備機器200における通信機能に関わる構成について簡単に説明する。なお、設備機器300における通信機能に関わる構成は、基本的に、設備機器200における通信機能に関わる構成と同様であるため、説明を省略する。図2に示すように、設備機器200は、通信機能に関わる構成として、交流負荷201と、直流電源202と、通信モジュール203とを備える。
交流負荷201は、電源線502と電源線503とを介して供給される交流電力を動力源とする負荷である。交流負荷201は、例えば、冷媒を圧縮する圧縮機、又は、空気を送風する送風機である。直流電源202は、電源線502と電源線503とを介して供給される交流電力を直流電力に変換し、直流の電源電圧であるVccを生成する電源である。Vccは、例えば、24V、12V、又は、5Vである。直流電源202は、例えば、整流回路と平滑回路と変圧回路とを備える。
通信モジュール203は、直流電源202により生成された直流の電源電圧を用いて、通信相手の通信モジュールと通信する。通信モジュール203は、送信回路204と受信回路205とを備える。送信回路204は、送信対象のフレームを構成するビットパターンに従って、通信線501と電源線503との間に印加する電圧を切り替えることにより、送信対象のフレームを送信する回路である。受信回路205は、通信線501と電源線503との間の電圧を測定することにより、受信対象のフレームを構成するビットパターンを特定し、受信対象のフレームを受信する回路である。
本実施形態では、ベースバンド伝送における伝送路符号としてNRZ(Non Return to Zero)を用いるNRZ方式を採用するものとする。NRZ方式では、1ビット分の符号を表す期間(以下、適宜「1ビット期間」という。)は、通信線501と電源線503との間の電圧は、V1(V)又は0(V)に維持される。なお、本実施形態では、電源線503は接地電位に設定されるため、通信線501は、V1(V)の電位又は接地電位に設定される。また、本実施形態では、通信速度は、625bps(bit per second)であるものとする。
次に、エラーレート推定装置100について説明する。まず、図3を参照して、エラーレート推定装置100の物理的な構成について説明する。エラーレート推定装置100は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、フラッシュメモリ14、RTC(Real Time Clock)15、タッチスクリーン16、A/D(Analog/Digital)変換器17、通信インターフェース18を備える。エラーレート推定装置100が備える各構成要素は、バスを介して相互に接続される。
CPU11は、エラーレート推定装置100の全体の動作を制御する。なお、CPU11は、ROM12に格納されているプログラムに従って動作し、RAM13をワークエリアとして使用する。ROM12には、エラーレート推定装置100の全体の動作を制御するためのプログラム及びデータが記憶される。RAM13は、CPU11のワークエリアとして機能する。つまり、CPU11は、RAM13にプログラム及びデータを一時的に書き込み、これらのプログラム及びデータを適宜参照する。
フラッシュメモリ14は、各種の情報を記憶する不揮発性メモリである。RTC15は、計時用のデバイスである。RTC15は、例えば、電池を内蔵し、エラーレート推定装置100の電源がオフの間も計時を継続する。RTC15は、例えば、水晶発振子を備える発振回路を備える。
タッチスクリーン16は、ユーザによりなされたタッチ操作を検知し、検知の結果を示す信号をCPU11に供給する。また、タッチスクリーン16は、CPU11などから供給された画像信号に基づく画像を表示する。このように、タッチスクリーン16は、エラーレート推定装置100のユーザインターフェースとして機能する。
A/D変換器17は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。通信インターフェース18は、エラーレート推定装置100を通信ネットワークに接続するためのインターフェースである。エラーレート推定装置100は、通信ネットワークを介して通信ネットワークに接続された各種の装置と通信することが可能である。通信インターフェース18は、例えば、NIC(Network Interface Card)などのLAN(Local Area Network)インターフェースを備える。
次に、図1を参照して、エラーレート推定装置100の機能について説明する。エラーレート推定装置100は、通信線501と電源線502と電源線503とにより相互に接続された設備機器200及び設備機器300による通信線501と電源線503とを用いたベースバンド伝送におけるエラーレートを推定する。エラーレート推定装置100は、通信線501と電源線503との間の電圧の波形に基づいて、ビットエラーレートを推定し、更に、ビットエラーレートに基づいて、フレームエラーレートを推定する。ビットエラーレートは、1ビットの符号が誤って伝送される確率である。フレームエラーレートは、1つのフレームが備える複数ビットの符号のうち少なくとも1つの符号が誤って伝送される確率である。以下、適宜、ビットエラーレートとフレームエラーレートとを総称する場合、単に、エラーレートという。
通信システム1000では、通信線501と電源線502と電源線503とが1つのケーブル500にまとめられ、交流電力の供給に用いられる電源線502及び電源線503のうち電源線503が通信線501とともに通信に用いられる。このため、通信システム1000では、電力供給と通信とに用いられる電線の総数が少なく、簡単な構成で電力供給と通信とが実現される。
しかしながら、通信システム1000では、通信線501と電源線502と電源線503との距離が非常に近い。このため、例えば、電源線502と電源線503との間に印加された交流電圧により、電源線502から通信線501に誘導ノイズが誘導される可能性が高い。この誘導ノイズの影響により、通信線501の電位が変動し、その結果、エラーレートが上昇する可能性がある。一方、エラーレートが高すぎる場合、何らかの対策を講じることが望ましい。そこで、エラーレート推定装置100は、エラーレートを推定し、何らかの対策を講じるべきか否かを判断する材料として、エラーレートを示す情報を表示する。
図1に示すように、エラーレート推定装置100は、機能的には、波形測定部101と、ノイズ測定部103とエラーレート推定部104とを備える制御部102と、記憶部105と、操作受付部106と、表示部107と、通信部108と、を備える。波形測定部101は、例えば、波形測定手段に対応する。ノイズ測定部103は、例えば、ノイズ測定手段に対応する。エラーレート推定部104は、例えば、エラーレート推定手段に対応する。
波形測定部101は、通信線501と電源線503との間の電圧の波形を測定する。波形測定部101は、例えば、通信線501と電源線503とに接続されたプローブから供給される電圧信号を予め定められたサンプリング周期でサンプリングすることにより、上記電圧の波形を測定する。この電圧の波形を、以下、適宜、「測定電圧波形」という。測定電圧波形を示す情報は、波形測定部101から制御部102に供給され、制御部102により記憶部105に保存される。波形測定部101の機能は、例えば、A/D変換器17の機能により実現される。
制御部102は、エラーレート推定装置100の全体を制御する。また、制御部102は、エラーレート推定処理における演算量の多い処理を実行する。制御部102の機能は、例えば、CPU11とROM12とRAM13とが協働することにより実現される。
ノイズ測定部103は、測定電圧波形から、ノイズ幅とノイズ周期とを測定する。このノイズ幅は、電源線502から通信線501に誘導された誘導ノイズの幅である。このノイズ周期は、この誘導ノイズが誘導された周期である。なお、電源線502と電源線503とに接続される交流電源400が商用電源である場合、商用電源の周期に対応する周期で、誘導ノイズが発生すると考えられる。典型的には、交流電圧における正のピークと負のピークとにおいて、誘導ノイズが発生すると考えられる。この場合、ノイズ周期は、交流電源400の周期の半分の値となる。
ただし、通信システム1000が設置された環境、通信モジュール203の種類、ケーブル500の種類、及び、ケーブル500の長さなどの条件によっては、交流電圧における正のピークと負のピークとのうちの一方のピークのみで誘導ノイズが発生したり、1つのピークに対して2つ以上の誘導ノイズが発生したり、交流電源400の周期の整数倍の周期で誘導ノイズが発生したりする可能性も考えられる。そこで、エラーレート推定装置100が、交流電源400の周期を特定可能な場合であっても、上記条件に応じたノイズ周期を測定することが望ましい。
また、ノイズ幅は、通信システム1000が設置された環境、通信モジュール203の種類、ケーブル500の種類、及び、ケーブル500の長さなどの条件に依存すると考えられる。そこで、エラーレート推定装置100は、上記条件に応じたノイズ幅を測定する。一方、上記条件が変わらなければ、ノイズ周期とノイズ幅とが変わらない可能性が高い。このため、測定されたノイズ周期と測定されたノイズ幅とに基づいて推定されたエラーレートは、上記条件が変わらなければ有効であると考えられる。
なお、ノイズ周期にばらつきがある場合、例えば、測定された複数のノイズ周期の平均値を採用することができる。また、ノイズ幅にばらつきがある場合、例えば、測定された複数のノイズ幅の平均値を採用することができる。ノイズ測定部103の機能は、例えば、CPU11とROM12とRAM13とが協働することにより実現される。
エラーレート推定部104は、ノイズ測定部103により推定されたノイズ幅とノイズ周期とに基づいて、エラーレートを推定する。なお、基本的に、ノイズ周期が短いほどエラーレートが高くなり、ノイズ幅が広いほどエラーレートが高くなると考えられる。また、基本的に、ノイズ幅は、誘導ノイズ全体のうち、ビット判定に影響を及ぼす程度の振幅を有する部分の幅である。エラーレート推定部104の機能は、例えば、CPU11とROM12とRAM13とが協働することにより実現される。
記憶部105は、エラーレート推定処理に関する各種の情報を記憶する。例えば、記憶部105は、通信システム1000において採用されているビット判定方法を示す情報、通信システム1000により送受信されるフレームのビットパターン及び送信タイミングを示す情報、通信速度を示す情報、及び、エラーレートを示す情報を記憶する。記憶部105の機能は、例えば、フラッシュメモリ14の機能により実現される。
操作受付部106は、エラーレート推定処理に関する各種の操作をユーザから受け付ける。例えば、操作受付部106は、エラーレート推定処理の開始を指示する操作、通信システム1000において採用されているビット判定方法を指定する操作、通信システム1000により送受信されるフレームのビットパターン及び送信タイミングを指定する操作、通信速度を指定する操作、及び、エラーレートを示す情報の表示を指示する操作を、ユーザから受け付ける。操作受付部106の機能は、例えば、タッチスクリーン16の機能により実現される。
表示部107は、エラーレート推定処理に関する各種の情報を表示する。例えば、表示部107は、エラーレート推定部104により推定されたエラーレートを示す情報を表示する。また、表示部107は、操作受付部106により各種の操作を受け付けるための画面を表示する。表示部107の機能は、例えば、CPU11とタッチスクリーン16とが協働することにより実現される。
通信部108は、エラーレート推定処理に関する各種の情報を、通信ネットワークに接続された各種の装置との間で、送受信する。例えば、通信部108は、ビット判定方法を示す情報、送受信されるフレームのビットパターン及び送信タイミングを示す情報、及び、通信速度を示す情報を、設備機器200、設備機器300、又は、設備機器200と設備機器300とを制御する制御装置から受信する。また、例えば、通信部108は、エラーレートを示す情報を、通信ネットワークに接続された表示装置に送信する。通信部108の機能は、例えば、CPU11と通信インターフェース18とが協働することにより実現される。
ここで、エラーレート推定部104は、ノイズ幅と、ノイズ周期と、ベースバンド伝送において採用されるビット判定方法と、に基づいて、ベースバンド伝送におけるビットエラーレートを推定する。また、エラーレート推定部104は、ビットエラーレートと、フレーム長と、に基づいて、フレームエラーレートを推定する。フレーム長は、1フレームに含まれるビット数である。例えば、エラーレート推定部104は、以下に示す式(1)に基づいて、フレームエラーレートを算出する。なお、FERはフレームエラーレートを表し、BERはビットエラーレートを表し、Nはフレーム長を表す。
FER=1−(1−BER)^N・・・(1)
表示部107は、ビットエラーレートとフレームエラーレートとのうち少なくとも一方のエラーレートを示す情報を表示する。つまり、表示部107は、ビットエラーレートのみを示す情報を表示してもよいし、フレームエラーレートのみを示す情報を表示してもよいし、ビットエラーレートとフレームエラーレートとの双方を示す情報を表示してもよい。また、表示部107は、フレーム長毎にフレームエラーレートを示す情報を表示してもよい。
ここで、設備機器200と設備機器300とのうち送信側の設備機器は、第1の電圧と第1の電圧よりも低い電圧である第2の電圧とのうちいずれか一方の電圧を、通信線501と電源線503との間に印加する。第1の電圧は、例えば、5Vである。第2の電圧は、例えば、0Vである。設備機器200と設備機器300とのうち受信側の設備機器は、通信線501と電源線503との間の電圧と、閾値電圧との比較結果からビット判定する。閾値電圧は、第1の電圧と第2の電圧との中間の電圧である。閾値電圧は、例えば、2.5Vである。例えば、受信側の設備機器は、通信線501と電源線503との間の電圧が閾値電圧を超える場合、ビットが‘1’であると判定し、通信線501と電源線503との間の電圧が閾値電圧を超えない場合、ビットが‘0’であると判定する。
ノイズ測定部103は、差分波形において、マージン電圧を超える振幅を有する期間をノイズ期間に設定する。そして、ノイズ測定部103は、このノイズ期間の長さをノイズ幅として測定し、このノイズ期間の周期をノイズ周期として測定する。差分波形は、測定電圧波形と印加電圧波形との差分の波形である。印加電圧波形は、送信側の設備機器により通信線501と電源線503との間に印加された電圧の波形である。マージン電圧は、第1の電圧と閾値電圧との差分の電圧であり、第2の電圧と閾値電圧との差分の電圧でもある。例えば、第1の電圧が5Vであり、第2の電圧が0Vであり、閾値電圧が2.5Vである場合、マージン電圧は2.5Vである。
図4と図5と図6とを参照して、測定電圧波形と印加電圧波形と差分波形とについて説明する。まず、図5に示すように、印加電圧波形は、送信するビットパターンに従って1ビット期間毎に第1の電圧又は第2の電圧を有する波形である。Tbitは、1ビット期間を表す。Vthは、閾値電圧を表す。V1は、第1の電圧である5Vを表す。0Vは、第2の電圧を表す。図5には、印加電圧波形が、‘0’、‘1’、‘0’、‘1’、‘1’、‘0’、‘1’という7ビットのビットパターン通りに電圧が印加された様子が示されている。なお、図5において、下向きの矢印は、受信側の設備機器においてビットレベルを判定する位置(以下、適宜「判定位置」という。)を示している。本実施形態では、図5に示すように、1ビット当たり1回だけビットレベルを判定する例について説明する。なお、判定位置は、1ビット期間における中心であるものとする。受信側の設備機器は、例えば、フレームの最初のビットであるスタートビットの検出位置から、判定位置を特定することができる。
なお、エラーレート推定装置100は、送信側の設備機器が送信するフレームのビットパターンを特定することができれば、印加電圧波形を特定することができる。例えば、記憶部105にこのビットパターンを示す情報が記憶されている場合、エラーレート推定装置100は、このビットパターンを示す情報に基づいて、印加電圧波形を特定することができる。或いは、エラーレート推定装置100は、測定電圧波形から印加電圧波形を推定してもよい。つまり、誘導ノイズの波形は、基本的に、正方向又は負の方向に山なりの形状であり、印加電圧波形のように矩形状の波形ではなく、ある程度推定可能な形状であると推定されるためである。
また、エラーレート推定装置100は、アイドル状態を検出し、アイドル状態において測定電圧波形を取得してもよい。この場合、印加電圧波形は、0Vの電圧が継続した電圧波形となる。なお、アイドル状態は、設備機器200及び設備機器300のいずれもフレームを送信していない状態であり、設備機器200及び設備機器300により通信線501と電源線503との間に電圧が印加されていない状態である。
図4に示すように、測定電圧波形は、印加電圧波形に、誘導ノイズの電圧の波形であるノイズ波形を加算した波形である。本実施形態では、2つの電圧波形の時間軸を合わせて各電圧波形に含まれる電圧を加算して1つの電圧波形を得ることを、2つの電圧波形を加算するという。また、2つの電圧波形の時間軸を合わせて各電圧波形に含まれる電圧を減算して1つの電圧波形を得ることを、2つの電圧波形の差分をとるという。
図4に、Bit3と表記された1ビット期間において正の誘導ノイズが誘導され、Bit6と表記された1ビット期間において負の誘導ノイズが誘導された例を示す。ここで、Bit3と表記された1ビット期間では、送信側の設備機器により通信線501と電源線503との間に印加された電圧は0Vである。また、Bit3と表記された1ビット期間における判定位置における正の誘導ノイズの振幅が、マージン電圧であるVmよりも大きいV2である。この場合、Bit3と表記された1ビット期間における判定位置における測定電圧波形上の電圧は、閾値電圧であるVthよりも大きいV2となる。従って、受信側の設備機器は、Bit3と表記された1ビット期間におけるビット判定において、符号が‘1’であると誤判定する。
一方、Bit6と表記された1ビット期間では、送信側の設備機器により通信線501と電源線503との間に印加された電圧は0Vである。また、Bit6と表記された1ビット期間における判定位置における負の誘導ノイズの振幅が、マージン電圧であるVmよりも大きいV3である。この場合、Bit6と表記された1ビット期間における判定位置における測定電圧波形上の電圧は、−Vthよりも小さい−V3となる。しかしながら、−V3がVthよりも小さい電圧であることにかわりはないため、受信側の設備機器は、Bit6と表記された1ビット期間におけるビット判定において、符号が‘0’であると正しく判定する。
このように、判定位置における誘導ノイズの振幅がマージン電圧よりも大きい場合、誤判定されるか否かは、符号の値と誘導ノイズの正負との関係による。具体的には、符号が‘1’で誘導ノイズが正である場合、及び、符号が‘0’で誘導ノイズが負である場合、誤判定されない。一方、符号が‘1’で誘導ノイズが負である場合、及び、符号が‘0’で誘導ノイズが正である場合、誤判定される。本実施形態では、正の誘導ノイズが発生する確率と負の誘導ノイズが発生する確率とが同じであり、符号が‘1’である確率と符号が‘0’である確率とが同じであるものとみなし、判定位置における誘導ノイズの振幅がマージン電圧よりも大きい場合、50%の確率で誤判定されるものとみなす。一方、判定位置における誘導ノイズの振幅がマージン電圧よりも小さい場合、誤判定されない。
図6に示すように、差分波形は、測定電圧波形と印加電圧波形との差分の波形であり、誘導ノイズの電圧の波形である。差分波形において、マージン電圧であるVmを超える振幅を有する期間であるPn1及びPn2がノイズ期間である。Pn1は、t1からt2までの期間である。Pn2は、t3からt4までの期間である。そして、Pn1及びPn2の長さがノイズ幅として求められる。なお、Pn1の長さとPn2の長さとが異なる場合、Pn1の長さとPn2の長さとの平均値がノイズ幅として求められる。また、Pn1の中心からPn2の中心までの長さであるTnがノイズ周期として求められる。なお、3つ以上のノイズ期間が検出された場合、隣接するノイズ期間の中心間の長さの平均値をノイズ周期として採用することができる。
ここで、上述したように、受信側の設備機器は、通信線501と電源線503との間の電圧と閾値電圧とを1つのビットに対して1回比較し、1回の比較結果からビット判定する。エラーレート推定部104は、部分波形の先頭から部分波形の末尾に至るまで、判定位置を予め定められたシフト量だけシフトさせながら、判定位置がノイズ期間と重なるか否かを判定したときに、判定位置とノイズ期間とが重なると判定される割合の半分の割合を、ビットエラーレートとして推定する。部分波形は、差分波形のうちノイズ周期分の波形である。
図7に部分波形を示す。ここでは、差分波形のうちt1からt3までの期間の波形を部分波形として採用する。ただし、部分波形は、差分波形から抽出されるノイズ周期分の波形であればよい。例えば、部分波形は、差分波形のうちt2からt4までの期間の波形でもよい。図7に示すように、部分波形には1つのノイズ期間が含まれる。そして、判定位置がノイズ期間と重なる場合、50%の確率で誤判定される。一方、判定位置がノイズ期間と重ならない場合、誤判定されない。
なお、差分波形は、部分波形の繰り返しであることが予想される。従って、1つの部分波形において、判定位置をシフトしながら判定位置とノイズ期間とが重なるか否かを判定することにより、ビットエラーレートを見積もることが可能である。例えば、シフト量をノイズ周期の1/1000にした場合、1000個の判定位置において判定位置とノイズ期間とが重なるか否かを判定し、1000回分の判定結果が得られる。ここで、例えば、1000回の判定のうち4回だけ、判定位置とノイズ期間とが重なると判定されるものとする。この場合、4個の判定位置のうち50%の判定位置、つまり、2個の判定位置において、誤判定されると推定される。従って、この場合、ビットエラーレートは、0.002と推定される。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、エラーレート推定装置100が実行するエラーレート推定処理について説明する。エラーレート推定処理は、エラーレート推定装置100の電源が投入されると開始される。
まず、エラーレート推定装置100は、通信関連情報を取得する(ステップS101)。例えば、エラーレート推定装置100は、操作受付部106を介して、ユーザから通信関連情報を取得する。あるいは、エラーレート推定装置100は、通信部108を介して、通信ネットワークに接続された各種の装置から通信関連情報を取得する。通信関連情報は、例えば、設備機器200又は設備機器300が送信するフレームのビットパターン及び送信タイミングを示す情報、通信速度を示す情報、又は、ビット判定方法を示す情報である。ビット判定方法は、例えば、1つのビットに対して設けられる判定位置の個数である。ななお、判定位置の個数が複数である場合、例えば、多数決判定により、ビットの符号が判定される。
エラーレート推定装置100は、ステップS101の処理を完了すると、電圧波形を測定する(ステップS102)。例えば、エラーレート推定装置100は、波形測定部101を制御して、電圧波形を測定する。エラーレート推定装置100は、ステップS102の処理を完了すると、電圧波形を測定した期間がアイドル状態であるか否かを判別する(ステップS103)。エラーレート推定装置100は、測定電圧波形に基づいて、アイドル状態であるか否かを判別することができる。
エラーレート推定装置100は、アイドル状態であると判別すると(ステップS103:YES)、アイドル状態における印加電圧波形を特定する(ステップS104)。この印加電圧波形は、0Vの電圧が継続した電圧波形である。エラーレート推定装置100は、アイドル状態でないと判別すると(ステップS103:NO)、ビットパターンを特定する(ステップS105)。なお、印加電圧波形は、基本的に、矩形波の組み合わせであり、誘導ノイズの電圧波形は、基本的に、矩形ではない。従って、エラーレート推定装置100は、測定電圧波形から、印加電圧波形と誘導ノイズの電圧波形とを分離することは可能である。なお、誘導ノイズの電圧波形は、差分波形である。
エラーレート推定装置100は、ステップS105の処理を完了すると、ビットパターンから印加電圧波形を特定する(ステップS106)。エラーレート推定装置100は、ステップS104の処理又はステップS106の処理を完了すると、差分波形を特定する(ステップS107)。
エラーレート推定装置100は、ステップS107の処理を完了すると、ノイズ期間を特定する(ステップS108)。エラーレート推定装置100は、ステップS108の処理を完了すると、ノイズ幅を特定する(ステップS109)。エラーレート推定装置100は、ステップS109の処理を完了すると、ノイズ周期を特定する(ステップS110)。
エラーレート推定装置100は、ステップS110の処理を完了すると、ビットエラーレートを推定する(ステップS111)。例えば、エラーレート推定装置100は、差分波形から抽出された部分波形と、ノイズ幅と、ノイズ周期とに基づいて、ビットエラーレートを推定する。エラーレート推定装置100は、ステップS111の処理を完了すると、上述した式(1)を用いて、フレームエラーレートを推定する(ステップS112)。エラーレート推定装置100は、ステップS112の処理を完了すると、エラーレートを表示する(ステップS113)。
図9に、エラーレートを示す情報を表示する画面である表示画面800を示す。表示画面800は、ビットエラーレートとフレームエラーレートとを示す情報を提示する画面である。表示画面800は、フレーム長毎にフレームエラーレートを示す情報を提示する画面であってもよい。エラーレート推定装置100は、ステップS113の処理を完了すると、エラーレート推定処理を完了する。
以上説明したように、本実施形態では、通信線501と電源線503との間の電圧の波形から、電源線502から通信線501に誘導された誘導ノイズの幅であるノイズ幅と、誘導ノイズが誘導された周期であるノイズ周期と、が測定され、ノイズ幅とノイズ周期とに基づいて、エラーレートが推定される。従って、本実施形態によれば、エラーレートを精度良く推定することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、ビット判定のための比較が1ビットに対して1回である例について説明した。本発明においては、ビット判定のための比較が1ビットに対して複数回であってもよい。本実施形態では、ビット判定のための比較が1ビットに対して3回である例について説明する。なお、エラーレート推定装置100における判定回数は、設備機器200及び設備機器300における判定回数と同じであれば、エラーレートの推定精度の向上が期待できる。
本実施形態では、受信側の設備機器は、通信線501と電源線503との間の電圧と閾値電圧とを1つのビットに対して複数回比較し、複数回の比較結果を用いた多数決判定によりビット判定する。
ここで、エラーレート推定部104は、部分波形の先頭から部分波形の末尾に至るまで、複数の判定位置を予め定められたシフト量だけシフトさせながら、複数の判定位置のうち過半数の判定位置がノイズ期間と重なるか否かを判定したときに、過半数の判定位置がノイズ期間と重なると判定される割合の半分の割合を、ビットエラーレートとして推定する。
図10に、1つのビットに対する判定位置として、t11で示される判定位置と、t12で示される判定位置と、t13で示される判定位置との3つの判定位置が設定された例を示す。なお、図10では、部分波形を簡略化し、t1からt2までの期間がノイズ期間であり、t2からt3までの期間が非ノイズ期間であることを模式的に示している。
t11で示される判定位置とt12で示される判定位置とはノイズ期間と重なり、t13で示される判定位置はノイズ期間と重ならない。従って、図10に示す判定位置群では、過半数の判定位置がノイズ期間と重なると判定される。以後、判定位置群を、予め定められたシフト量だけシフトして、同様に多数決判定される。例えば、シフト量がノイズ周期の1/1000である場合、1000回の多数決判定がなされる。そして、過半数の判定位置がノイズ期間と重なると判定された割合の半分の割合が、ビットエラーレートとして推定される。
なお、エラーレート推定装置100における判定位置の個数及び間隔は、設備機器200及び設備機器300における判定位置の間隔及び間隔と同じであることが好適である。このように、エラーレート推定装置100と設備機器200と設備機器300とで、ビットの判定条件を合わせることにより、ビットエラーレートの推定精度が高まることが期待できる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。本発明において、上記実施形態において説明した構成、機能、動作のどの部分を採用するのかは任意である。また、本発明において、上述した構成、機能、動作のほか、更なる構成、機能、動作が採用されてもよい。
例えば、実施形態1では、通信線501と電源線502と電源線503とが1つの3芯ケーブル500に含まれる例について説明した。本発明は、通信線501と電源線502と電源線503とが別々のケーブルに含まれている場合にも適用可能である。かかる構成においても、通信線501と電源線502と電源線503との距離が近ければ、電源線502から通信線501に誘導ノイズが誘導されることがあるためである。
実施形態1では、通信システム1000が空調システムであり、設備機器200が室外機であり、設備機器300が室内機である例について説明した。本発明において、通信システム1000は、空調システムに限定されないことは勿論である。例えば、通信システム1000が照明システムであり、設備機器200が照明制御装置であり、設備機器300が照明装置であってもよい。
本発明に係るエラーレート推定装置100の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータ又は情報端末装置に適用することで、当該パーソナルコンピュータ等を本発明に係るエラーレート推定装置100として機能させることも可能である。また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、複数の設備機器が通信線と一対の電源線とで相互に接続された通信システムに適用可能である。
11 CPU、12 ROM、13 RAM、14 フラッシュメモリ、15 RTC、16 タッチスクリーン、17 A/D変換器、18 通信インターフェース、100 エラーレート推定装置、101 波形測定部、102 制御部、103 ノイズ測定部、104 エラーレート推定部、105 記憶部、106 操作受付部、107 表示部、108 通信部、200,300 設備機器、201 交流負荷、202 直流電源、203 通信モジュール、204 送信回路、205 受信回路、400 交流電源、500 ケーブル、501 通信線、502,503 電源線、800 表示画面、1000 通信システム

Claims (7)

  1. 通信線と第1の電源線と第2の電源線とにより相互に接続され、前記第1の電源線と前記第2の電源線とを介して交流電源から交流電力の供給を受ける複数の設備機器による前記通信線と前記第2の電源線とを用いたベースバンド伝送におけるエラーレートを推定するエラーレート推定装置であって、
    前記通信線と前記第2の電源線との間の電圧の波形を測定する波形測定手段と、
    前記波形測定手段により測定された前記電圧の波形である測定電圧波形から、前記第1の電源線から前記通信線に誘導された誘導ノイズの幅であるノイズ幅と、前記誘導ノイズが誘導された周期であるノイズ周期とを測定するノイズ測定手段と、
    前記ノイズ測定手段により測定された前記ノイズ幅と前記ノイズ周期とに基づいて、前記エラーレートを推定するエラーレート推定手段と、
    前記エラーレート推定手段により推定された前記エラーレートを示す情報を表示する表示手段と、を備える、
    エラーレート推定装置。
  2. 前記エラーレート推定手段は、前記ノイズ幅と、前記ノイズ周期と、に基づいて、前記ベースバンド伝送におけるビットエラーレートを推定し、
    前記表示手段は、前記エラーレート推定手段により推定された前記ビットエラーレートと、前記ビットエラーレートから推定されるフレームエラーレートとのうち少なくとも一方のエラーレートを示す情報を表示する、
    請求項1に記載のエラーレート推定装置。
  3. 前記エラーレート推定手段は、前記ビットエラーレートと、1フレームに含まれるビット数であるフレーム長と、に基づいて、前記フレームエラーレートを推定する、
    請求項2に記載のエラーレート推定装置。
  4. 前記複数の設備機器のうち送信側の設備機器は、第1の電圧と前記第1の電圧よりも低い電圧である第2の電圧とのうちいずれか一方の電圧を、前記通信線と前記第2の電源線との間に印加し、
    前記複数の設備機器のうち受信側の設備機器は、前記通信線と前記第2の電源線との間の電圧と、前記第1の電圧と前記第2の電圧との中間の電圧である閾値電圧と、の比較結果からビット判定し、
    前記ノイズ測定手段は、前記測定電圧波形と、前記送信側の設備機器により前記通信線と前記第2の電源線との間に印加された電圧の波形である印加電圧波形と、の差分の波形である差分波形において、前記第1の電圧と前記閾値電圧との差分の電圧であるマージン電圧を超える振幅を有する期間をノイズ期間として、前記ノイズ期間の長さを前記ノイズ幅として測定し、前記ノイズ期間の周期を前記ノイズ周期として測定する、
    請求項2又は3に記載のエラーレート推定装置。
  5. 前記受信側の設備機器は、前記通信線と前記第2の電源線との間の電圧と前記閾値電圧とを1つのビットに対して1回比較し、1回の比較結果からビット判定し、
    前記エラーレート推定手段は、前記差分波形のうち前記ノイズ周期分の波形である部分波形の先頭から前記部分波形の末尾に至るまで、判定位置を予め定められたシフト量だけシフトさせながら、前記判定位置が前記ノイズ期間と重なるか否かを判定したときに、前記判定位置と前記ノイズ期間とが重なると判定される割合の半分の割合を、前記ビットエラーレートとして推定する、
    請求項4に記載のエラーレート推定装置。
  6. 前記受信側の設備機器は、前記通信線と前記第2の電源線との間の電圧と前記閾値電圧とを1つのビットに対して複数回比較し、複数回の比較結果を用いた多数決判定によりビット判定し、
    前記エラーレート推定手段は、前記差分波形のうち前記ノイズ周期分の波形である部分波形の先頭から前記部分波形の末尾に至るまで、複数の判定位置を予め定められたシフト量だけシフトさせながら、前記複数の判定位置のうち過半数の判定位置が前記ノイズ期間と重なるか否かを判定したときに、前記過半数の判定位置が前記ノイズ期間と重なると判定される割合の半分の割合を、前記ビットエラーレートとして推定する、
    請求項4に記載のエラーレート推定装置。
  7. 通信線と第1の電源線と第2の電源線とにより相互に接続され、前記第1の電源線と前記第2の電源線とを介して交流電源から交流電力の供給を受ける複数の設備機器による前記通信線と前記第2の電源線とを用いたベースバンド伝送におけるエラーレートを推定するエラーレート推定方法であって、
    前記通信線と前記第2の電源線との間の電圧の波形を測定し、
    測定された前記電圧の波形である測定電圧波形から、前記第1の電源線から前記通信線に誘導された誘導ノイズの幅であるノイズ幅と、前記誘導ノイズが誘導された周期であるノイズ周期とを測定し、
    測定された前記ノイズ幅と前記ノイズ周期とに基づいて、前記エラーレートを推定する、
    エラーレート推定方法。
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