JP2019196876A - 空気調和機、空気調和機の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】被空調空間における生体の存否に応じた適切な空気清浄化動作を実現する。
【解決手段】空気調和機(1)は、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部(40)を備え、被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定部(12)と、生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードで清浄化部(40)を動作させるモード制御部(11)と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部を備えた空気調和機等に関する。
従来から、空気調和機の動作を自動で制御する技術が知られている。例えば、下記特許文献1には、長時間照射されると有害となる成分を居住空間内に向けて放出する放出運転の開始が指示されると、動体検知手段により動体が検知されたか否かを判断し、動体が検知されない場合に放出運転を行う空気調和機が開示されている。
特開2008−241201号公報(2008年10月9日公開)
しかしながら、上述のような従来技術では、居住空間に人が居続けている場合、動体が検出された状態が続くため、放出運転が一切行われず、放出運転による空気清浄化等の機能が全く働かないという問題がある。
また、空気調和機には、特許文献1のような特定成分を放出することなく、被空調空間の空気を清浄化するものもある。このような空気調和機では、ユーザが有害成分の被害を受けることはないものの、清浄化動作時に多少の音が発生し、そのような音を耳障りに感じるユーザも居る。このため、このような空気調和機においても、上記特許文献1と同様に、動体が検知されない場合に清浄化運転を行う構成として、耳障りな音がユーザの耳に入らないようにすることも考えられる。しかし、この場合も、被空調空間に人が居続けている間は空気清浄化機能が全く働かないという問題がある。
本発明の一態様は、被空調空間における生体の存否に応じた適切な空気清浄化動作を行うことができる空気調和機等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機は、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部を備えた空気調和機であって、上記被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定部と、上記生体判定部によって生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードで上記清浄化部を動作させるモード制御部と、を備えている。
本発明の一態様に係る空気調和機の制御方法は、上記の課題を解決するために、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部を備えた空気調和機の制御方法であって、上記被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定ステップと、上記生体判定ステップで生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードで清浄化部を動作させるモード制御ステップと、を含む。
本発明の一態様によれば、被空調空間における生体の存否に応じた適切な空気清浄化動作を行うことが可能になる。
本発明の実施形態1に係る空気調和機の概略構成を示すブロック図である。 上記空気調和機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る空気調和機の概略構成を示すブロック図である。 上記空気調和機における通電時間比率の制御例を示す図であり、(a)は被空調空間に生体が存在しないと判定された場合の例であり、(b)は生体が存在すると判定された場合の例である。 上記空気調和機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る空気調和機の概略構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1〜図2に基づいて詳細に説明する。
(空気調和機の概略構成)
図1は、本実施形態に係る空気調和機1の概略構成を示すブロック図である。空気調和機1は、被空調空間の空気を清浄化する装置である。なお、本発明に直接的な関係のない構成要素(例えば、吸気口や排気口等)は図示を省略している。また、空気調和機1は、空気を清浄化する機能以外の機能を備えていてもよい。例えば、空気調和機1は、被空調空間を加湿する加湿機能付きの空気清浄機であってもよい。また、例えば、空気調和機1は、空気清浄化機能に加えて、被空調空間の温度を調整する空調機能を備えたエアコン等であってもよい。
図1に示すように、空気調和機1は、空気調和機1の各部を統括的に制御する制御部10と、空気調和機1で用いられる各種情報を記憶する記憶部20とを備えている。制御部10には、モード制御部11と、生体判定部12が含まれる。これらの構成については後述する。また、空気調和機1は、ユーザによる操作を受け付ける入力部30と、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部40と、生体を検知する人感センサ50とを備える。
ユーザは、入力部30への操作によって、空気調和機1の電源のオン・オフ、動作モード(詳細は後述)の設定などを切り替えることができる。入力部30は、空気調和機1の本体表面に設けられたボタン等であってもよいし、リモコンから送信される遠隔操作信号を受信する信号受信部であってもよい。
清浄化部40は、被空調空間の空気を清浄化する機能を有しているものであればよい。本実施形態では、清浄化部40が、送風機により被空調空間の空気を吸気し、吸気した空気から埃などをフィルタにより除去して排気するものである例を説明する。なお、例えば、清浄化部40は、被空調空間の有害成分を除去する物質を放出することによって空気を清浄化する機能をさらに有するものであってもよい。例えば、清浄化部40は、放電によりイオン等の活性種を発生させて浮遊カビ菌などを除去する機能をさらに有するものであってもよい。
人感センサ50は、被空調空間に存在する生体を検知する。人感センサ50は、生体を検知できるものであればよく、例えば赤外線センサであってもよいし、近接センサ等であってもよい。また、人感センサ50の代わりに、例えば、非空調空間の画像を撮影し、撮影した画像の変化から生体(動体)を検知する装置を設けてもよい。
(モード制御部と生体判定部)
モード制御部11は、生体判定部12によって生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも低出力の動作モードで清浄化部40を動作させる。
本実施形態の空気調和機1には、低出力モードと、通常モードの2つの動作モードがある。低出力モードは、通常モードよりも清浄化部40の出力を落として、清浄化部40が発生させる音の大きさを小さくする動作モードである。このため、低出力モードは静音モードともいえる。モード制御部11は、低出力モード時には、通常モードよりも送風機の回転速度を低くして、清浄化部40の吸気速度を遅くする。これにより、低出力モードでは、通常モードよりも空気清浄化力は低くなるが、清浄化部40が発生させる音の大きさは小さくなる。
なお、モード制御部11は、低出力モード時において、最大吸気速度(送風機の最大回転速度)を通常モードよりも低く変更してもよい。これは、清浄化部40が、例えば埃センサ等の検出値に応じて吸気速度を自動で変更する場合に有効である。また、モード制御部11は、低出力モード時において、通常モードよりも清浄化部40の吸気頻度(送風機の駆動頻度)を低くしてもよい。例えば、モード制御部11は、通常モードでは清浄化部40に連続的に吸気動作を行わせる一方、低出力モードでは清浄化部40の吸気動作を間欠的に行わせてもよい。つまり、モード制御部11は、低出力モード時において、(1)送風機の回転速度を低くする、(2)送風機の最大回転速度を低くする、および(3)送風機の駆動頻度を下げる、の少なくとも何れかの制御を行ってもよい。
このように、低出力モードは、全体として通常モードよりも出力が低く、それゆえ通常モードよりも空気清浄化力が低い動作モードであればよい。また、例えば、清浄化部40が放電によりイオン等の活性種を発生させる機能をさらに有するものである場合には、モード制御部11は、送風機に対する上述の各制御の代わりに、または当該制御と共に、(1)放電電圧を下げる、(2)最大電圧を下げる、および(3)放電頻度を下げる、の少なくとも何れかの制御を行ってもよい。
また、本実施形態の空気調和機1は、入力部30を介した入力操作により、低出力モードで動作させることもできるし、通常モードで動作させることもできる。そして、本実施形態の空気調和機1は、入力部30を介した入力操作により、低出力モードと通常モードを、被空調空間における生体(ユーザ等)の有無に応じて自動で切り替える自動運転モードで動作させることもできる。
生体判定部12は、被空調空間に生体が存在するか否かを判定する。具体的には、生体判定部12は、人感センサ50の出力に基づいて生体が存在するか否かを判定する。例えば、生体判定部12は、人感センサ50が、生体が存在することを示す信号を出力していれば生体が存在すると判定し、出力していなければ生体が存在しないと判定するものであってもよい。
以上のように、本実施形態の空気調和機1は、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部40を備えた空気調和機1である。そして、空気調和機1は、上記被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定部12を備えている。また、空気調和機1は、生体判定部12によって生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する通常モードよりも空気清浄化力の低い低出力モードで清浄化部40を動作させるモード制御部11と、を備えている。
これにより、被空調空間における生体の存否に応じて、清浄化動作を適切に制御することができる。例えば、被空調空間にユーザが居る場合には、空気清浄化力の低い動作モードで清浄化部40を動作させる。よって、空気調和機1の動作をユーザが気になりにくくすることができると共に、ユーザが居る状態でも空気を清浄化することができる。また、被空調空間にユーザが居ない期間には、通常モードで清浄化動作を行い、被空調空間の空気の清浄化を速やかに進めることができる。
(処理の流れ)
図2は、本実施形態に係る空気調和機1(より詳細には制御部10に含まれる各部)が実行する処理(空気調和機の制御方法)の一例を示すフローチャートである。
(S11)
S11では、モード制御部11は、タイマカウントを開始する。S11の処理を行う契機は、空気調和機1の動作モードが自動運転モードに切り替えられたことである。例えば、空気調和機1の起動時に自動運転モードで動作開始される構成とした場合、空気調和機1の電源がオン状態になったことを契機としてS11の処理を行ってもよい。タイマカウント開始時において、清浄化部40は通常モードまたは低出力モードで動作している。
(S12、生体判定ステップ)
S12では、生体判定部12が、人感センサ50の出力信号に基づき、被空調空間に生体が存在するか否かを判定する。なお、S12の判定は、所定期間(例えば数分〜数十分)の人感センサ50の出力信号に基づいて行ってもよい。この場合、生体判定部12は、所定期間継続的に生体を検知したことを示す信号が出力されていれば生体が存在すると判定する。S12で生体が存在すると判定された場合(S12でYES)には、S13の処理に進む。一方、S12で生体が存在しないと判定された場合(S12でNO)には、S14の処理に進む。
(S13、モード制御ステップ)
S13では、モード制御部11は、低出力モードで清浄化部40を動作させる。具体的には、モード制御部11は、直前のS12の判定時に清浄化部40を通常モードで動作させていた場合には、清浄化部40の動作モードを低出力モードに切り替える。一方、モード制御部11は、直前のS12の判定時に清浄化部40を低出力モードで動作させていた場合には、動作モードの切り替えは行わず、清浄化部40の動作モードを低出力モードで維持する。モード制御部11は、S12で生体が存在すると判定された後、低出力モードを所定時間(例えば数分〜数時間)継続する。
(S14)
S14では、モード制御部11は、通常モードで清浄化部40を動作させる。具体的には、モード制御部11は、直前のS12の判定時に清浄化部40を通常モードで動作させていた場合には、清浄化部40の動作モードを通常モードで維持する。一方、モード制御部11は、直前のS12の判定時に清浄化部40を低出力モードで動作させていた場合には、動作モードを通常モードに切り替える。そして、モード制御部11は、S12で生体が存在すると判定された後、通常モードを所定時間(例えば数分〜数時間)継続する。
(S15)
S15では、モード制御部11は、S11でカウント開始したタイマの値に基づき、自動運転モードでの動作の継続時間である所定時間(例えば数時間)が経過したか否かを判定する。モード制御部11は、所定時間が経過したと判定した場合(S15でYES)、自動運転モードを終了する。自動運転モード終了後は、モード制御部11は、清浄化部40を通常モードで動作させてもよいし、低出力モードで動作させてもよく、空気清浄化動作を終了させてもよい。一方、モード制御部11が所定時間経過していないと判定した場合(S15でNO)、処理はS12に戻る。
なお、図2では、自動運転モードを所定時間だけ行う例を説明したが、自動運転モードを適用する時間に上限を設ける必要は必ずしもない。つまり、モード制御部11は、自動運転モードを適用した後は、ユーザが該モードを解除したり、電源がOFFされたりしない限り、自動運転モードでの動作を継続してもよい。この場合、自動運転モードでの動作中、S11およびS15の処理は行われず、S12〜S14の処理が繰り返される。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下図3〜図4に基づいて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。実施形態3以降も同様である。
(空気調和機の概略構成)
図3は、本実施形態に係る空気調和機1aの概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、空気調和機1aは、制御部10aと、記憶部20と、入力部30と、清浄化部40aと、人感センサ50と、臭いセンサ60を備える。
(清浄化部)
清浄化部40aは、電極41と、電極電源42と、を備える。清浄化部40aは、塩化ナトリウムを含む水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成し、その電解水により被空調空間の空気を除菌・脱臭するものである。電極41は、上記電気分解に用いる電極である。電極電源42は、電極41に電圧を印加する電源である。本実施形態のモード制御部11は、電極電源42による電圧の印加を制御する。
(動作モード)
本実施形態の空気調和機1aには、低出力モード、通常モード、および高出力モードの3つの動作モードがある。低出力モードは、通常モードよりも清浄化部40aの出力を落として、清浄化部40が生成する電解水における次亜塩素酸の濃度を低くする動作モードである。一方、高出力モードは、通常モードよりも清浄化部40aの出力を上げて、清浄化部40が生成する電解水における次亜塩素酸の濃度を高くする動作モードである。通常モードは、低出力モードと高出力モードの中間の出力の動作モードである。清浄化部40aの空気清浄化力は、次亜塩素酸の濃度が高いほど高い。
モード制御部11は、電極電源42による電極41への通電時間比率を変えることにより、上記各モードを切り替える。これについて、図4に基づいて説明する。図4は、通電時間比率の制御例を示す図であり、(a)は、被空調空間に生体が存在しないと判定された場合の例であり、(b)は生体が存在すると判定された場合の例である。なお、通電時間比率とは、清浄化部40aを動作させている時間に対する、電極41に通電されている時間の比率である。通電時間比率は、単位時間当たりの電極41への通電時間と言い換えられる。
図4の(a)(b)の例では、電極41に通電されている時間帯と、通電する電流値とを棒グラフで示している。棒グラフが描かれていない時間帯は、通電されていない時間帯である。つまり、棒グラフの密度が高いほど、通電時間間隔が狭く、通電時間比率が高いことを示している。通電時間間隔は、例えば数分〜数十分である。
(a)(b)の例では、何れも生体検知期間(被空調空間に生体が存在するか否かを判定する期間)における通電時間比率は同じである。この通電時間比率は、低出力モードにおける通電時間比率である。つまり、図4の(a)(b)の例では、モード制御部11は、被空調空間に生体が存在するか否かを判定する期間に、清浄化部40aを低出力モードで動作させている。
ここで、生体検知期間において、被空調空間に生体が存在しないと判定された場合、モード制御部11は、電極電源42を制御して、清浄化部40aの動作モードを高出力モードに切り替える。これにより、図4の(a)に示すように、電極電源42による電極41への通電時間比率が、生体検知期間よりも高くなる。電極41に通電している期間には次亜塩素酸が発生するので、高出力モードへの切り替え後は切り替え前と比べて、生成される電解水における次亜塩素酸の濃度が高くなる。これにより、高出力モードでは、低出力モードと比べて、空気の清浄化力が高くなる。ただし、高出力モードでは、低出力モードと比べて、次亜塩素酸の濃度が高くなることにより、塩素臭も強くなってしまう。なお、通常モードにおける通電時間比率は、低出力モードよりも高く、高出力モードよりも低い。
一方、生体検知期間において、被空調空間に生体が存在すると判定された場合、モード制御部11は、清浄化部40aの動作モードを低出力モードで維持する。この場合、図4の(b)に示すように、電極電源42による電極41への通電時間比率は、生体検知期間中および期間後を通じて同じになる。低出力モードでは、高出力モードと比べて空気の清浄化力は低くなるが、次亜塩素酸の濃度が低くなることにより、高出力モードと比べて塩素臭が抑えられる。
なお、通電時間比率を制御する代わりに、電極41への印加電圧を制御することによって動作モードを切り替えてもよい。印加電圧が高いほど、次亜塩素酸の発生量は多くなるので、この場合の印加電圧は、低出力モードが最も低く、通常モードは低出力モードよりも高く、高出力モードは通常モードよりも高くなる。つまり、この場合、モード制御部11は、通常モードから低出力モードに切り替えるときには印加電圧を下げる制御を行い、通常モードから高出力モードに切り替えるときには印加電圧を上げる制御を行う。また、印加電圧と通電時間比率を共に制御対象としてもよい。なお、清浄化部40aが、放電によりイオン等の活性種を発生させて浮遊カビ菌などを除去する構成である場合も、同様の制御で動作モードを切り替えることができる。
(モード維持判定部と臭いセンサ)
上述のように、本実施形態のモード制御部11は、被空調空間に生体が存在しないと判定された場合に、清浄化部40aの動作モードを高出力モードに切り替える。これにより、被空調空間に生体が存在しない期間中に、被空調空間の空気清浄化を迅速に進めることができる。ただし、被空調空間に生体が存在しないからといって、高出力モードでの動作を続けていると、ユーザが被空調空間に来たときに、強い塩素臭を感じるおそれがある。
このため、空気調和機1aには臭いセンサ60とモード維持判定部13を設けている。臭いセンサ60は、清浄化部40aが空気を清浄化する際に発する臭いのレベルを検出する。より詳細には、臭いセンサ60は、塩素臭を検出して、その強さを示す数値を出力する。
そして、モード維持判定部13は、高出力モードを維持するか否かを被空調空間の空気の状態に基づいて判定する。具体的には、モード維持判定部13は、臭いセンサ60によって検出された塩素臭のレベル(臭いの強さ)が閾値以上である場合に高出力モードを維持しないと判定し、閾値未満である場合には維持すると判定する。モード維持判定部13が高出力モードを維持しないと判定した場合、モード制御部11は、清浄化部40aの動作モードを低出力モードに切り替える。なお、切り替え後の動作モードは、高出力モードよりも次亜塩素酸の発生量が少ないモードであればよく、通常モードであってもよい。
(処理の流れ)
図5は、空気調和機1aが実行する処理(空気調和機の制御方法)の一例を示すフローチャートである。なお、S21、S22、S25の処理は、図2のS11、S12、S15の処理とそれぞれ同様であるから、ここでは説明を繰り返さない。また、S21では低出力モードで空気清浄動作が開始されるとする。
(S23)
S23では、モード制御部11は、低出力モードで清浄化部40aを動作させる。S21では低出力モードで空気清浄動作が開始されているので、低出力モードによる動作が継続されることになる。具体的には、モード制御部11は、S22で生体が存在すると判定された後、低出力モードを所定時間(例えば数分〜数時間)継続する。
(S24)
一方、S24では、モード制御部11は、高出力モードで清浄化部40aを動作させる。S21では低出力モードで空気清浄動作が開始されているので、モード制御部11は、動作モードを高出力モードに切り替える。具体的には、モード制御部11は、電極電源42を制御して、電極41への通電時間比率を高くする。モード制御部11は、S22で生体が存在しないと判定された後、高出力モードを所定時間(例えば数分〜数時間)継続する。
(S26)
S26では、モード維持判定部13は、臭いセンサ60の出力値に基づき、高出力モードを維持するか否かを判定する。維持すると判定した場合(S26でYES)、動作モードの切り替えは行われず、処理はS25に進む。一方、維持しないと判定した場合(S26でNO)、処理はS23に進む。この場合、S23でモード制御部11が動作モードを低出力モードに切り替える。
なお、上記では、S21にて低出力モードで空気清浄動作を開始する例を説明したが、通常モードで空気清浄動作を開始してもよい。この場合、モード制御部11は、S23では通常モードから低出力モードへと動作モードを切り替え、S24では通常モードから高出力モードへと動作モードを切り替える。また、高出力モードで空気清浄動作を開始してもよい。この場合、モード制御部11は、S23では高出力モードから低出力モードまたは通常モードへと動作モードを切り替え、S24では高出力モードを維持する。
また、本実施形態では、被空調空間の空気の状態を臭いセンサ60で検知する例を説明したが、被空調空間の空気の状態の検知方法はこの例に限られない。例えば、空気調和機1aが埃などを除去するフィルタと、被空調空間における埃の量を検知する埃センサとをさらに備えていた場合、埃センサにより被空調空間の空気の状態を検知してもよい。埃センサの検出値は、清浄化部40aが発生させた臭いの強さを直接示すものではないが、埃の量が十分少なくなるまで清浄化運転を行っていれば、清浄化部40aによる清浄化も十分であるとみなせるためである。この他にも例えば、高出力モードでの動作継続時間が上限を超えている場合に、塩素臭が強くなっているとみなして、低出力モードまたは通常モードへと動作モードを切り替える構成としてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、以下図6に基づいて詳細に説明する。
(空気調和機の概略構成)
図6は、本実施形態に係る空気調和機1bの概略構成を示すブロック図である。空気調和機1bは、実施形態2で説明した空気調和機1aと概ね同様の構成を備えている。以下、空気調和機1bと空気調和機1aとの相違点について詳細に説明する。
(外部機器制御部と通信部)
空気調和機1bは、通信部70を備えている点と、制御部10bには外部機器制御部14が含まれる点で、空気調和機1aと相違している。通信部70は、空気調和機1bが外部機器2と通信するためのものである。通信部70は、無線通信するためのものであってもよいし、有線通信するためのものであってもよい。
外部機器2は、空気調和機1bが動作制御することが可能な機器であり、被空調空間への送風機能を少なくとも備えている。例えば、外部機器2は、通信機能を備えた、エアコン、空気清浄機、除菌脱臭機、サーキュレータ、扇風機、加湿器、あるいは除湿器等であってもよい。
制御部10bには、外部機器制御部14が含まれる。外部機器制御部14は、通信部70を介して外部機器2と通信して、外部機器2の動作を制御する。具体的には、外部機器制御部14は、清浄化部40aが空気を清浄化する際に発する臭いの強さが閾値以上である場合に、外部機器2に送風動作を開始させる。これにより、被空調空間に空気の流れが生じるので、清浄化部40aが発生させる塩素臭をユーザが気になりにくくすることができる。
なお、外部機器制御部14は、外部機器2が送風動作を行っている場合、風量を増加させる制御、または風量を変更させる制御を行ってもよい。また、外部機器制御部14は、(a)送風開始、(b)風量増加、および(c)風向変更のうち複数の処理を外部機器2に実行させてもよい。風向を変更させる場合、例えば空気調和機1bに向けて送風されるように制御してもよいし、被空調空間内で空気が循環するように、床面、天井、あるいは壁面に向けて送風されるように制御してもよい。
(処理の流れ)
空気調和機1bが実行する処理(空気調和機の制御方法)の流れは、図5に示す空気調和機1aの処理の流れと比べて、S26でNOと判定された場合に、外部機器制御部14が外部機器2の制御を行う点で相違している。具体的には、S26でNOと判定された場合、すなわち臭いセンサ60の出力値が閾値を超えた場合、外部機器制御部14は、通信部70を介して外部機器2と通信し、外部機器2に送風動作を開始させる。なお、送風動作を開始させた後、S23、S25、S22、S24の処理を経て、S26でYESと判定された場合、外部機器制御部14は、外部機器2に送付動作を終了させてもよい。また、臭いセンサ60の出力値が閾値を超えた場合、高出力モードは維持しつつ、外部機器2に送風動作を行わせてもよい。その他の処理は、空気調和機1aと同様である。
〔他の構成例〕
上記各実施形態の空気調和機が実行する処理の一部は、空気調和機と通信可能な他の装置に行わせてもよい。例えば、人感センサを備えた装置(例えばテレビ等の空気調和機の被空調空間に配置されている装置)と空気調和機とを含むシステムを構成すれば、上記装置に、被空調空間に生体が存在するか否かを判定する処理を実行させることができる。そして、この判定結果を空気調和機に通知することにより、該空気調和機は、生体の存否に応じた動作モードで動作することができる。
また、一般的に、テレビがONになっていればユーザがテレビを見ていると考えられるから、人感センサを用いることなく、テレビの動作状態に基づいて被空調空間に生体が存在するか否かを判定することも可能である。また、テレビに限られず、被空調空間に配置された機器の動作状態や、当該機器に対するユーザ操作の有無などから被空調空間に生体が存在するか否かを判定することも可能である。
また、生体の存否に応じた動作モードを、空気調和機と通信可能な他の装置に決定させることも可能である。例えば、人感センサを備えた装置から、被空調空間における生体の検知結果を、スマートフォン等の情報処理装置に送信し、該情報処理装置にて生体の有無を判定すると共に、生体の存否に応じた動作モードを決定してもよい。この場合、上記情報処理装置が直接、または他の通信装置を介して空気調和機に制御信号を送信することにより、上記決定した動作モードで空気調和機を動作させることができる。このように、上記各実施形態で説明した空気調和機の制御方法は、空気調和機単体で実現することもできるし、通期調和機と通信可能な1または複数の装置を用いて実現することもできる。
また、実施形態1では、清浄化部40が送風機により被空調空間の空気を吸気し、吸気した空気から埃などをフィルタにより除去して排気するものである例を説明したが、被空調空間の空気を清浄化する機能を備えていればよく、この例に限られない。例えば、清浄化部40は、送風機等を備えていないが、被空調空間の有害成分を除去する物質を放出することによって空気を清浄化する機能を有したものであってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
空気調和機1の制御ブロック(特に制御部10に含まれる各部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、空気調和機1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。これは、空気調和機1aの制御ブロック(特に制御部10aに含まれる各部)、および空気調和機1bの制御ブロック(特に制御部10bに含まれる各部)についても同様である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機(1)は、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部(40)を備えた空気調和機(1)であって、上記被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定部(12)と、生体判定部(12)によって生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードで清浄化部(40)を動作させるモード制御部(11)と、を備えている。
上記の構成によれば、被空調空間にユーザが居る場合には、より空気清浄化力の低い動作モードで清浄化部(40)が動作し、ユーザが居ない場合には、より空気清浄化力の高い動作モードで清浄化部(40)が動作する。空気清浄化力を抑えた動作モードでは、動作音なども抑えられるため、ユーザは、被空調空間に居るときに清浄化動作が気になりにくい。そして、被空調空間から離れている間に、被空調空間の空気の清浄化が速やかに進められる。よって、上記の構成によれば、被空調空間における生体の存否に応じた適切な空気清浄化動作を行うことができる。
本発明の態様2に係る空気調和機(1)は、上記態様1において、モード制御部(11)は、生体判定部(12)によって生体が存在しないと判定されたことに応じて、清浄化部(40)の動作モードを、上記判定時よりも空気清浄化力の高い動作モードに切り替えてもよい。
上記の構成によれば、生体が存在しないと判定された場合に、より空気清浄化力の高い動作モードに切り替える。よって、生体が存在すると判定された場合に空気清浄化力の低い動作モードとすることによる清浄化力の低下を、ユーザが被空調空間から離れている間に補って、十分な空気清浄効果を得ることが可能になる。
本発明の態様3に係る空気調和機(1)は、上記態様2において、上記切り替え後の動作モードを維持するか否かを、上記被空調空間の空気の状態に基づいて判定するモード維持判定部(13)を備え、モード制御部(11)は、モード維持判定部(13)が上記切り替え後の動作モードを維持しないと判定した場合、清浄化部(40)の動作モードを、当該切り替え後の動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードに切り替えてもよい。
上記の構成によれば、より空気清浄化力の高い動作モードに切り替えた後、その動作モードを維持するか否かを被空調空間の空気の状態に基づいて判定し、維持しないと判定した場合、より空気清浄化力の低い動作モードに切り替える。これにより、被空調空間の空気の状態からみて、空気清浄化力の高い動作モードを維持しないことが好ましい場合に、より空気清浄化力の低い動作モードに自動的に切り替えることができる。
本発明の態様4に係る空気調和機(1)は、上記態様1から3の何れかにおいて、清浄化部(40)による空気の清浄化に伴って発生した臭いの強さが閾値以上である場合に、少なくとも上記被空調空間への送風機能を備えた外部機器(2)に、(a)上記被空調空間への送風開始、(b)風量増加、および(c)風向変更の少なくとも何れかの処理を実行させる外部機器制御部(14)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、空気の清浄化に伴って発生した臭いが強い状態となったときに、外部機器によって被空調空間に空気の流れを発生させて、清浄化に伴う臭いをユーザが気になりにくくすることができる。
本発明の態様5に係る空気調和機(1)は、上記態様1から4の何れか1項において、清浄化部(40)は、清浄化部(40)が備える電極(41)に通電することにより、空気を清浄化する物質を発生させるものであり、モード制御部(11)が、生体が存在すると判定された場合に適用する動作モードは、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも、上記電極への単位時間当たりの通電時間が短いものであってもよい。
電極への単位時間当たりの通電時間を短くすることにより、空気を清浄化する物質の発生量を抑えることができるから、上記の構成によれば、被空調空間にユーザが居る場合に空気を清浄化する物質の発生量を抑えることができる。これは、例えば空気を清浄化する物質に臭いがある場合等に有用である。
本発明の態様6に係る空気調和機の制御方法は、被空調空間の空気を清浄化する清浄化部(40)を備えた空気調和機(1)の制御方法であって、上記被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定ステップ(S12)と、上記生体判定ステップで生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードで清浄化部を動作させるモード制御ステップ(S13)と、を含む。該制御方法によれば、上記空気調和機と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る空気調和機は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記空気調和機が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記空気調和機をコンピュータにて実現させる空気調和機の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1a、1b 空気調和機
2 外部機器
11 モード制御部
12 生体判定部
13 モード維持判定部
14 外部機器制御部
40 清浄化部
41 電極
42 電極電源

Claims (7)

  1. 被空調空間の空気を清浄化する清浄化部を備えた空気調和機であって、
    上記被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定部と、
    上記生体判定部によって生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードで上記清浄化部を動作させるモード制御部と、を備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 上記モード制御部は、上記生体判定部によって生体が存在しないと判定されたことに応じて、上記清浄化部の動作モードを、上記判定時よりも空気清浄化力の高い動作モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 上記切り替え後の動作モードを維持するか否かを、上記被空調空間の空気の状態に基づいて判定するモード維持判定部を備え、
    上記モード制御部は、上記モード維持判定部が上記切り替え後の動作モードを維持しないと判定した場合、上記清浄化部の動作モードを、当該切り替え後の動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 上記清浄化部による空気の清浄化に伴って発生した臭いの強さが閾値以上である場合に、少なくとも上記被空調空間への送風機能を備えた外部機器に、(a)上記被空調空間への送風開始、(b)風量増加、および(c)風向変更の少なくとも何れかの処理を実行させる外部機器制御部を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和機。
  5. 上記清浄化部は、該清浄化部が備える電極に通電することにより、空気を清浄化する物質を発生させるものであり、上記モード制御部が、生体が存在すると判定された場合に適用する動作モードは、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも、上記電極への単位時間当たりの通電時間が短いことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の空気調和機。
  6. 被空調空間の空気を清浄化する清浄化部を備えた空気調和機の制御方法であって、
    上記被空調空間に生体が存在するか否かを判定する生体判定ステップと、
    上記生体判定ステップで生体が存在すると判定された場合、生体が存在しないと判定された場合に適用する動作モードよりも空気清浄化力の低い動作モードで上記清浄化部を動作させるモード制御ステップと、を含むことを特徴とする空気調和機の制御方法。
  7. 請求項6に記載の空気調和機の制御方法をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、上記生体判定ステップおよび上記モード制御ステップを上記コンピュータに実行させる制御プログラム。
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