JP2019200306A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく画像診断を実施し、画像不良を検知すること。【解決手段】感光ドラム1上にトナー像を形成するプロセスカートリッジ5と、転写された感光ドラム1のトナー像を用紙Pに転写する中間転写ベルト8と、定着装置17と、用紙P上のトナー像を読み取る画像読み取り部2050と、画像不良に応じたテスト画像を決定し、用紙Pにトナー像として形成させるテストパターン画像生成部1042と、テスト画像と画像読み取り部2050により読み取られたトナー像とを比較し画像不良の有無を判定する画像比較判定部1041と、用紙Pの印刷枚数を計数し、印刷枚数に応じて画像診断の実施を要求するプリント履歴管理部2040と、を備え、プリント履歴管理部2040は、定着装置17による画像不良の有無を診断するため、用紙Pのサイズに応じた用紙P上の所定の画像領域にテスト画像を形成するようにテストパターン画像生成部1042に要求する。【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置では、次のような画像診断システムが知られている。すなわち、画像形成装置は、テストパターン画像を記録材上に出力し、出力された記録材上の画像をスキャナ等の画像読み取り装置により読み取る。画像診断システムは、画像読み取り装置による読み取り結果と元のテストパターン画像とを比較することによって、画像不良や装置の異常を検知する。例えば特許文献1では、交換部品の交換時期の正確な予測を行うため、テストパターン画像を出力し、出力されたテストパターン画像の読み取り結果と、元のテストパターン画像とを比較して、交換部品の異常の有無を判定する画像診断システムが提案されている。また、例えば特許文献2では、画像診断システムは、中央管理手段からの指令に従って、診断チャートを出力し、出力された診断チャート画像を読み取り、元の画像情報と比較することにより、画像形成装置に異常がないか診断を行う。そして、ユーザは、画像診断システムの診断結果に応じて、消耗品の交換、又はサービスエンジニアへのサービスコール等を行う提案がなされている。
特開2015−34807号公報 特許第3127931号公報
しかしながら、画像診断の実施タイミングを、交換部品の寿命を元に判断していると、ユーザの画像形成装置の使い方によっては、異常の発見が遅れてしまい、画像診断を実施する前に画像不良が発生してしまう場合がある。一方、交換部品が新しいときから画像診断を頻繁に行うようにすると、消耗品である交換部品の使用時間が増えるだけでなく、画像診断中は印刷ジョブの実行ができないため、ユーザビリティが低下することになる。また、交換部品に応じて、いろいろな画像診断を画像領域の全エリアについて実施すると、交換部品の使用時間が増えるだけでなく、診断に要する時間もより長く要することになり、ユーザビリティも低下する。そのため、画像診断の回数や画像診断に要する時間を削減しつつ、適切なタイミングで画像診断を実施し、画像不良を検知したいという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、効率よく画像診断を実施し、画像不良を検知することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)感光体と、前記感光体を露光して前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、トナーを収容するトナー容器を有し、前記感光体上の前記静電潜像を前記トナーを用いて現像しトナー像を形成する現像部と、を有する画像形成手段と、前記感光体上の前記トナー像が転写され、転写された前記トナー像を記録材に転写する転写部と、記録材に転写された未定着のトナー像を前記記録材に定着させる定着部と、記録材上のトナー像を読み取る読み取り部と、診断する画像不良に応じたテスト画像を決定し、決定された前記テスト画像を前記画像形成手段により記録材上にトナー像として形成させるテスト画像生成手段と、画像診断を行うための前記テスト画像と、前記テスト画像に基づいて記録材上に形成され前記読み取り部により読み取られたトナー像とを比較することにより画像不良の有無を判定する判定手段と、記録材の印刷枚数を計数し、記録材の前記印刷枚数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求する計数手段と、を備え、前記計数手段は、前記定着部による画像不良の有無を診断するために、前記記録材のサイズに応じた前記記録材上の所定の画像領域に、前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする画像形成装置。
(2)感光体と、前記感光体を露光して前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、トナーを収容するトナー容器を有し、前記感光体上の前記静電潜像を前記トナーを用いて現像しトナー像を形成する現像部と、を有する画像形成手段と、無端のベルトと、前記ベルト上に残留したトナー像を除去するクリーニング部と、を有し、前記ベルトに転写された前記感光体上の前記トナー像を記録材に転写する転写部と、記録材に転写された未定着のトナー像を前記記録材に定着させる定着部と、記録材上のトナー像を読み取る読み取り部と、診断する画像不良に応じたテスト画像を決定し、決定された前記テスト画像を前記画像形成手段により記録材上にトナー像として形成させるテスト画像生成手段と、画像診断を行うための前記テスト画像と、前記テスト画像に基づいて記録材上に形成され前記読み取り部により読み取られたトナー像とを比較することにより画像不良の有無を判定する判定手段と、記録材上の印刷可能な画像領域を複数のエリアに分割し、前記エリア毎に印字率が所定の閾値よりも高い高印字率の印刷回数を計数し、前記エリアの前記高印字率の印刷回数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求する計数手段と、を備え、前記計数手段は、前記クリーニング部によるクリーニング不良の有無を診断するために、前記エリアに前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする画像形成装置。
(3)感光体と、前記感光体を露光して前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、トナーを収容するトナー容器を有し、前記感光体上の前記静電潜像を前記トナーを用いて現像しトナー像を形成する現像部と、を有する画像形成手段と、無端のベルトと、前記ベルト上に残留したトナー像を除去するクリーニング部と、を有し、前記ベルトに転写された前記感光体上の前記トナー像を記録材に転写する転写部と、記録材に転写された未定着のトナー像を前記記録材に定着させる定着部と、記録材上のトナー像を読み取る読み取り部と、診断する画像不良に応じたテスト画像を決定し、決定された前記テスト画像を前記画像形成手段により記録材上にトナー像として形成させるテスト画像生成手段と、画像診断を行うための前記テスト画像と、前記テスト画像に基づいて記録材上に形成され前記読み取り部により読み取られたトナー像とを比較することにより画像不良の有無を判定する判定手段と、記録材の印刷枚数を計数し、記録材の前記印刷枚数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求するとともに、記録材上の印刷可能な画像領域を複数のエリアに分割し、前記エリア毎に印字率が所定の閾値よりも高い高印字率の印刷枚数を計数し、前記エリアの前記高印字率の印刷枚数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求する計数手段と、を備え、前記計数手段は、前記定着部による画像不良の有無を診断するために、前記記録材のサイズに応じた前記記録材上の所定の画像領域に、前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求するとともに、前記クリーニング部によるクリーニング不良の有無を診断するために、前記エリアに前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、効率よく画像診断を実施し、画像不良を検知することができる。
実施例1〜3の画像形成装置の構成を示す概略断面図 実施例1〜3の画像形成装置のコントローラ及びエンジンの制御ブロック図 実施例1のプリント履歴情報のカウンタと画像領域の対応付けを説明する図 実施例1の画像診断の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例2の画像領域のエリア分割を説明する図 実施例2の画像診断の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例3の画像診断の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例3の画像診断の制御シーケンスを示すフローチャート 実施例3の画像診断のテストパターン画像の例を示す図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例1で使用する画像形成装置の構成を示す概略断面図である。本実施例の画像形成装置は、電子写真方式のカラーレーザビームプリンタ100(以下、プリンタ100という)である。プリンタ100は、中間転写ベルト8の矢印Aで示す回転方向(反時計回り方向)に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並べられた、着脱可能な4連のプロセスカートリッジ5(5Y、5M、5C、5K)を備える。なお、各符号の末尾の添え字Y、M、C、Kは、それぞれプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応する構成であることを示す。以下では、特定の感光ドラム1等を指す場合を除き、符号の添え字を省略することとする。各プロセスカートリッジ5は同じ構成を有し、矢印方向(時計回り方向)に回転する感光体である感光ドラム1、帯電ローラ2、現像部である現像ローラ3及びトナー容器23、クリーニングブレード4(クリーニング手段)、廃トナー容器24を有する。また、プロセスカートリッジ5の図中下方には、露光装置7が配置され、画像信号に基づいて感光ドラム1に対する露光を行う。
感光ドラム1は画像形成時にはモータ(不図示)により回転駆動され、帯電ローラ2は、感光ドラム1の回転に伴って従動回転し、感光ドラム1の表面を所定の極性・電位で一様に帯電する。そして、露光部である露光装置7は、画像信号に基づいて感光ドラム1を露光し、感光ドラム1の表面(感光体上)に静電潜像を形成させる。現像ローラ3に現像電圧電源装置(不図示)から現像電圧が印加されることにより、感光ドラム1上の静電潜像にトナーが付着し、トナー像として現像される。なお、各トナー容器23内に収容されるトナーは、負帯電の非磁性一成分トナーであり、静電潜像の現像は、非磁性一成分接触現像方式によって行われる。
中間転写ベルトユニットは、無端の中間転写ベルト8、駆動ローラ9、二次転写対向ローラ10、ベルトクリーニングブレード21、廃トナー容器22から構成される。また、中間転写ベルト8の内側の各感光ドラム1に対向する位置に、一次転写ローラ6が配設され、一次転写ローラ6には、一次転写電圧電源装置(不図示)により正極性の一次転写電圧が印加される構成である。駆動ローラ9がモータ(不図示)により回転駆動することにより、中間転写ベルト8は図中矢印A方向に回動され、二次転写対向ローラ10も従動回転する。各感光ドラム1上のトナー像は、対向する一次転写ローラ6に正極性の一次転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト8上に順次、転写され、4色のトナー像が重畳されることにより形成されたフルカラーのトナー像が二次転写ローラ11に搬送される。中間転写ベルト8に転写されないで感光ドラム1表面に残ったトナーは、クリーニング部であるクリーニングブレード4により除去され、除去されたトナーは、廃トナー容器24に蓄えられる。
給搬送装置12は、記録材である用紙Pを収納する給紙カセット13から用紙Pを給紙する給紙ローラ14と、給紙された用紙Pを用紙搬送路54に搬送する搬送ローラ対15とを有する。給搬送装置12から搬送された用紙Pは、レジストローラ対16によって用紙搬送路54を、転写部である二次転写ローラ11へと搬送される。二次転写ローラ11に正極性の電圧を印加することにより、中間転写ベルト8上(ベルト上)のトナー像は、搬送された用紙Pに転写される。用紙Pに転写されずに中間転写ベルト8上に残ったトナーは、ベルトクリーニングブレード21により除去され、除去されたトナーは、廃トナー容器22に蓄えられる。
トナー像が転写された用紙Pは、定着装置17に搬送される。定着部である定着装置17は、フィルム加熱方式の定着器である。定着装置17は、定着ヒータ30、定着ヒータ30の温度を測定する温度センサ31を内蔵した定着ローラ18、定着ローラ18に圧接するための加圧ローラ19を有している。用紙P上(用紙上)の未定着のトナー像は、定着装置17において加熱及び加圧されることにより用紙Pに定着されて、その後、排出ローラ対20により、画像形成物(プリント済みの用紙など)としてプリンタ100外(機外)へ排出される。
プリンタ100では、用紙Pの両面印刷が可能であり、両面印刷を行うための両面搬送路55を備えている。用紙Pの両面印刷を行う場合には、定着装置17を通過した、片面が印刷された用紙Pの後端が両面フラッパ50の位置を通過した後に、用紙Pの搬送が停止される。そして、両面フラッパ50のポジションが両面搬送路55側に切り替えられ、排出ローラ対20の回転方向を決定する反転クラッチ2024(図2参照)により、排出ローラ対20の回転方向が用紙Pを両面搬送路55へ搬送する方向に切り替えられる。そして、排出ローラ対20が回転駆動して、用紙Pの搬送が再開されると、用紙Pは両面搬送路55へと搬送される。両面搬送路55に設けられた両面搬送ローラ対51及び本体合流ローラ対53により、用紙Pは再度、用紙搬送路54へと搬送され、レジストローラ対16まで搬送される。そして、用紙Pの裏面に表面と同様の画像形成処理が実行され、その後、用紙Pは定着装置17を通過した後、排出ローラ対20により、プリンタ100の機外へ排出される。
また、プリンタ100は、両面搬送路55に画像読み取り部2050を備えている。画像読み取り部2050は、発光素子(不図示)とCIS(CONTACT IMAGE SENSOR)とを有し、両面搬送路55に搬送された用紙P上の画像を読み取るスキャン機能を提供する。用紙Pの表面の画像を読み取る場合には、上述した両面印刷の場合と同様に、両面搬送路55へ用紙Pを搬送し、用紙Pが両面搬送ローラ対51を通過したタイミングで、画像読み取り部2050は用紙Pの表面の画像読み取りを開始する。画像読み取り部2050は、両面搬送路55を搬送される用紙Pに発光素子からの光を照射し、用紙P上の画像からの反射光をCISが受光することで、画像を読み取り、画像データとして画像読み取り部2050内のメモリに蓄積する。画像読み取りが完了した用紙Pは、用紙搬送路54を搬送され、排出ローラ対20により、プリンタ100の機外へ排出される。また、プリンタ100の図中上部に設置された操作部1014は、タッチパネルを有し、各種情報を表示するとともに、タッチパネルを介して各種データを入力することができる。
[画像形成装置の制御部の構成]
図2は、本実施例のプリンタ100の制御部であるコントローラ1000及びエンジン2000の構成を示す制御ブロック図である。図2に示すように、プリンタ100は、コントローラ1000と、エンジン2000と、を備えている。コントローラ1000は、ローカルエリアネットワーク(LAN)を介して接続された外部コンピュータ(不図示)からの印刷ジョブの受信や、エンジン2000への画像データの送信等を行う。また、エンジン2000は、画像形成を行う画像出力デバイスである。
コントローラ1000は、エンジン2000とLAN1013とに接続され、画像情報やデバイス情報の入出力を行う制御部である。コントローラ1000は、コントローラ制御部1010、ハードディスク装置(HDD)1020、ラスターイメージプロセッサ1030、読み取り画像処理部1033、エンジン画像処理部1034を有している。更に、コントローラ1000は、操作部I/F(インタフェース)1011、ネットワークI/F1012を有している。
コントローラ制御部1010は、プリンタ100全体を制御するCPUであり、ワークメモリであるRAM(不図示)と、コントローラ制御部1010を起動するためのブートプログラムが格納されたROM(不図示)を有している。HDD1020には、コントローラ制御部1010により実行されるシステムソフトウェアや、各種画像データが格納されている。また、画素計測部1040、画像比較判定部1041、テストパターン画像生成部1042は、HDD1020に格納されたシステムソフトウェアであり、コントローラ制御部1010により実行されることにより実現される機能である。画素計測部1040は、印刷する画像データに基づいて、印字率情報を算出する。判定手段である画像比較判定部1041は、印刷を行うビットマップイメージと、印刷後に読み取られたビットマップイメージの濃度値を比較、判定する。テスト画像生成手段であるテストパターン画像生成部1042は、テストパターン画像(テスト画像)を選択したり、画像の形状を変更したり、画像の濃度を補正したりして、自己診断を行うためのテストパターン画像を生成する。
操作部I/F1011は、操作部1014とのインタフェース部であり、コントローラ制御部1010は、操作部1014のタッチパネルに表示する情報を、操作部I/F1011を介して、操作部1014に出力する。また、操作部1014のタッチパネルから入力された情報は、操作部I/F1011を介して、コントローラ制御部1010に入力される。ネットワークI/F1012は、LAN1013に接続され、LAN1013を介して接続された外部コンピュータ(不図示)等からの印刷ジョブ等の情報の入出力を行う。
ラスターイメージプロセッサ1030は、外部コンピュータ等からの印刷ジョブに含まれた画像データであるPDLコードを、エンジン2000での画像形成を行うために、ビットマップイメージに展開する。エンジン画像処理部1034は、ラスターイメージプロセッサ1030により展開されたビットマップイメージに対して、補正、解像度変換等を行い、エンジン2000に送信する画像データに変換する。読み取り画像処理部1033は、画像読み取り部2050で読み取られた用紙P上の画像データに対する補正、加工、編集を行う。また、コントローラ1000のコントローラ制御部1010と、エンジン2000のエンジン制御部2010とは、エンジンI/F1100を介して接続されている。コントローラ制御部1010は、エンジンI/F1100を介して、エンジン制御部2010へ画像形成動作等の各種動作指示、及び画像データの送信を行う。
エンジン2000は、エンジンI/F1100を介して、コントローラ1000と接続され、用紙Pへの画像形成を行う制御部である。エンジン2000は、エンジン制御部2010、定着制御部2020、モータ駆動部2021、露光制御部2022、画像読み取り部2050を有している。
エンジン制御部2010は、エンジンI/F1100を介してコントローラ制御部1010と接続されており、コントローラ1000からの指示に基づいて、エンジン2000の各装置を動作させ、用紙Pへ印刷を行う。エンジン制御部2010は、エンジン2000全体を制御するCPUであり、ワークメモリであるRAM(不図示)と、エンジン2000を制御するプログラムが格納されたROM(不図示)とから構成されている。プリント履歴管理部2040、画像読み取り制御部2041は、ROMに格納されたプログラムであり、エンジン制御部2010によって実行されることにより実現される機能である。計数手段であるプリント履歴管理部2040は、不揮発性メモリ2030に記録された用紙Pのサイズ毎の印刷枚数等の印刷履歴情報に基づいて、画像診断を行うかどうか判断する。また、画像読み取り制御部2041は、画像読み取り部2050による用紙P上の画像読み取りの制御を行う。
定着制御部2020は、定着装置17への電力供給や定着ヒータ30の温度を制御する。モータ駆動部2021は、プリンタ100内の感光ドラム1や中間転写ベルト8、加圧ローラ19等を駆動するためのモータの駆動を制御する。露光制御部2022は、感光ドラム1上に静電潜像を形成する露光装置7の制御を行う。エンジン制御部2010は、両面フラッパ50や反転クラッチ2024と接続され、両面印刷時には、両面フラッパ50を制御して用紙Pの搬送路を切り替えたり、反転クラッチ2024を制御して、排出ローラ対20の回転方向を切り替えたりする。このように、エンジン制御部2010は、各制御部を制御して、コントローラ1000からエンジンI/F1100を介して送信される画像データに基づいて、電子写真方式の画像形成プロセスにより、用紙Pへトナー像を印刷する。
また、エンジン制御部2010は、画像読み取り部2050と接続されている。用紙Pの表面に印刷された画像を読み取る場合は、エンジン制御部2010は、画像読み取り制御部2041を制御して、画像読み取り部2050による用紙Pの画像読み取りを行う。画像読み取り制御部2041は、用紙Pの搬送方向の先端が両面搬送ローラ対51を通過し、画像読み取り部2050に到達する前に、画像読み取り部2050へ読み取りを指示する。そして、エンジン制御部2010は、用紙Pが画像読み取り部2050を通過し、画像読み取り部2050による画像読み取りが完了した後、コントローラ制御部1010に画像読み取りの完了を通知する。そして、コントローラ制御部1010は、画像読み取りの完了通知を受信すると、エンジン制御部2010を介して、画像読み取り部2050のメモリに蓄積されている読み取られた画像データを取得する。なお、コントローラ1000及びエンジン2000の各機能は、コントローラ制御部1010及びエンジン制御部2010が各種制御プログラムを実行することで実現してもよい。また、コントローラ1000及びエンジン2000の機能の一部、又は全ての機能をASIC(特定用途向けの専用回路)が行ってもよい。
[画像診断による定着装置の寿命判断]
本実施例では、用紙Pに形成されたテストパターン画像の画像診断に基づいて、定着装置17の使用可能期間の終了(いわゆる寿命)を判断する実施例について説明する。定着装置17では、定着処理を行うために用紙Pが定着装置17内を通過することにより、定着ローラ18の表面が摩耗する。特に、通過する用紙Pの端部に対向する定着ローラ18の部分は、より多く摩耗するため、用紙幅(用紙Pの搬送方向に直交する方向の長さ)が同じ用紙Pが繰り返し搬送され続け、限界を超える(寿命に到達する)と、例えば白抜け等の異常が発生する。すなわち、同じ用紙幅の用紙Pが定着装置17を通過した枚数(以下、通紙枚数という)が、ある閾値を超えると、白抜け等の異常画像が発生する可能性がある。そこで、本実施例では、用紙サイズ毎の通紙枚数をカウントして、カウント値が閾値を超えた場合には、該当する用紙の幅方向の端部に対応するエリアにテストパターン画像を形成して画像診断を行い、定着装置17の寿命到達を判断する実施例について説明する。
<用紙サイズ毎の通紙枚数の計数>
エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、印刷した(画像形成された)用紙の種類毎に印刷枚数をカウントし、不揮発性メモリ2030に記録する。表1は、不揮発性メモリ2030に記憶されたカウンタの例を示した図であり、使用可能な用紙の用紙幅に応じてカウンタが分けられている。表1において、各列は、カウンタ番号、用紙の種類、用紙の紙幅(mm)、印刷枚数を示すカウントを示している。本実施例でのカウンタは6種類あり、カウンタ番号1〜6のカウンタを、以下では、それぞれカウンタ1〜カウンタ6という。また「種類」は、本実施例の画像形成装置で使用可能な用紙の種類を示す。すなわち、使用可能な用紙は、B5紙(182mm×257mm)、B6紙(128mm×182mm)、A6紙(105mm×148mm)、A5紙(148mm×210mm)、A4紙(210mm×297mm)である。また、LETTER紙(215.9mm×279.4mm)、LEGAL紙(215.9mm×355.6mm)、EXECUTIVE紙(184.15mm×266.7mm)も使用可能な用紙である。なお、各用紙の括弧内の数値は、各用紙のサイズ(縦、横方向の長さ)を示している。「紙幅」は、各用紙の搬送方向(副走査方向ともいう)に直交する主走査方向の長さである用紙幅を示している。例えば、カウンタ1で印刷枚数がカウントされる用紙B5−P/B6−Lの用紙幅は、182.0mmであり、カウンタ4で印刷枚数がカウントされる用紙A4−P/A5−Lの用紙幅は、210.0mmである。なお、表1の「種類」に記載されている「P」、「L」は、それぞれ該当の用紙の長辺部が副走査方向側である、該当の用紙の長辺部が主走査方向側であることを示している。また、「カウント」は、定着装置17が使用開始されてからの各サイズの用紙が通過した枚数を示しており、例えば、用紙A6−Pは123456枚、用紙A4−P/A5−Lは67枚が定着装置17を通過している。
Figure 2019200306
<用紙幅とテストパターン画像が形成されるエリアとの対応付け>
図3は、表1のカウンタ番号に対応した用紙の種類、紙幅と、テストパターン画像が形成される用紙P上のエリアとの対応付けを説明する図である。本実施例では、テストパターン画像が形成される対象エリアを用紙Pの主走査方向(用紙の幅方向)に、エリアA〜エリアFの6つのエリア(領域)に分割している。図3(a)は、各カウンタ番号に対応する用紙の種類と、その紙幅を示した表であり、図3(b)は、エリアA〜エリアFを各用紙の紙幅と対応付けた図である。図3(b)において、下側の図は、用紙の幅(主走査方向)をエリアA〜エリアFに分割した各エリアを図示した図である。なお、図3(b)において、副走査方向は、用紙の搬送方向を示す。一方、図3(b)の上側の図は、カウンタ番号に対応する用紙の幅を矢印で示した図である。例えば、カウンタ1で枚数を計測している用紙B5−P/B6−Lの用紙幅は、図3(b)の上側の図では、四角いボックスに1が記載された矢印で示される。また、カウンタ番号2のカウンタ2で枚数を計測している用紙A6−Pの用紙幅は、四角いボックスに2が記載された矢印で示されている。同様に、カウンタ番号5のカウンタ5で枚数を計測している用紙LETTER/LEGALの用紙幅は、四角いボックスに5が記載された矢印で示される。
例えば、図3(a)のカウンタ1のカウント値が画像診断を行うための閾値を超えたと判断された場合、図3(b)に示す用紙の端部であるエリアAとエリアFに画像不良が発生する可能性がある。そのため、エリアAとエリアFの画像診断が行われる。同様に、カウンタ2、3が閾値を超えたと判断された場合には、それぞれエリアBとエリアEの画像診断が行われる。更に、カウンタ4、5、6が閾値を超えたと判断された場合には、それぞれエリアAとエリアFの画像診断が行われる。
[画像診断が起動される通紙枚数の閾値]
表2は、図3で説明した用紙Pの種類に対応した各カウンタのカウント値に応じて、実施される画像診断の実施条件についてまとめた図である。表2では、画像診断の実施レベルをレベル0〜5に分けており、それぞれの実施レベルに対応するカウンタのカウント閾値、及び各実施レベルにおける画像診断の実施周期を示す実施頻度を表している。診断実施レベル0は、カウンタのカウント値が100000未満の場合であり、画像診断の対象外であり、カウント値が100000未満の間は、画像診断は行われない。診断実施レベル1は、カウンタのカウント値が100000以上(所定枚数以上)、110000未満の場合であり、診断実施レベル1では、カウント値が1000(所定頻度)毎に画像診断が実施される。診断実施レベル2は、カウンタのカウント値が10000以上増加して110000以上、120000未満の場合であり、診断実施レベル2では、カウント値が700毎に画像診断が実施される。診断実施レベル3は、カウンタのカウント値が120000以上、130000未満の場合であり、診断実施レベル3では、カウント値が500毎に画像診断が実施される。診断実施レベル4は、カウンタのカウント値が130000以上、140000未満の場合であり、診断実施レベル4では、カウント値が300毎に画像診断が実施される。そして、診断実施レベル5は、カウンタのカウント値が140000以上の場合であり、診断実施レベル5では、カウント値が100毎に画像診断が実施される。また、カウンタのカウント値が、各診断実施レベルのカウント閾値に到達した場合(例えば、カウント値が、100000、110000等)には、画像診断が実施される。なお、各カウンタは、図3に示すように、紙幅が同じ用紙毎に設けられているため、用紙の種類に応じて、実施される画像診断の実施レベルが異なることになる。
Figure 2019200306
[定着装置の寿命判断の制御シーケンス]
図4は、用紙1ページに印刷が行われる毎に、用紙サイズに応じた定着装置17の通紙枚数を更新し、通紙枚数に応じて定着装置17の画像診断の実施を制御する制御シーケンスを示すフローチャートである。図4の処理は、用紙1ページが印刷される毎に起動される。なお、用紙幅に応じた用紙に対応し、定着装置17を通過した用紙の枚数(通紙枚数)を測定する、表1で説明したカウンタが設けられているものとする。また、通紙枚数をカウントするカウンタのカウント値、画像診断を実施する頻度を制御する次回実施カウンタのカウント値は、定着装置17が交換される毎に0に設定されるものとする。更に、表2に示す各データを対応付けたテーブルが、エンジン制御部2010のROMに格納されているものとする。
ステップ(以下、Sという)100では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、印刷された用紙の種類(用紙の用紙幅)に対応したカウンタの印刷枚数を示すカウント値を更新する。S101では、プリント履歴管理部2040は、ROMに格納されたテーブルを参照して、S100で更新したカウンタのカウント値とカウント閾値とを比較することにより、画像診断実施レベル0かどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、カウンタのカウント値が100000未満の画像診断実施レベル0であると判断すると処理を終了し、カウンタのカウント値が100000以上であり、画像診断実施レベル0ではないと判断した場合には処理をS102に進める。S102では、プリント履歴管理部2040は、ROMに格納されたテーブルを参照して、S100で更新したカウンタのカウント値が画像診断実施レベルのカウント閾値かどうか判断する。カウント閾値は、前述した表2に示す、診断実施レベル1〜5に対応するカウント閾値であり、例えば、診断実施レベル1の場合にはカウント閾値は100000、診断実施レベル2の場合にはカウント閾値は110000を指す。プリント履歴管理部2040は、カウンタのカウント値が画像診断実施レベルのカウント閾値であると判断した場合には処理をS105に進め、カウンタのカウント値が画像診断実施レベルのカウント閾値ではないと判断した場合には処理をS103に進める。
S103では、プリント履歴管理部2040は、S100で更新したカウンタに対応して設けられ、画像診断の実施頻度を制御する次回実施カウンタのカウント値は0かどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、次回実施カウンタのカウント値が0であると判断した場合には処理をS105に進め、次回実施カウンタのカウント値が0ではないと判断した場合には処理をS104に進める。S104では、プリント履歴管理部2040は、画像診断を実施するタイミングではないので、次回実施カウンタのカウント値を1減算し、処理を終了する。
S105では、プリント履歴管理部2040は、画像診断を実施するタイミングとなったため、S100で更新したカウンタに対応する用紙の幅方向の端部の対象エリアの画像診断を実施するため、画像診断の実施要求をコントローラ制御部1010に通知する。例えば、プリント履歴管理部2040は、該当カウンタに対応する対象エリア(例えばカウンタ1の場合にはエリアA、F)の画像診断の実施要求をコントローラ制御部1010に通知する。コントローラ制御部1010は、画像診断の実施要求を受信すると、画像診断の実施を開始する。すなわち、コントローラ制御部1010のテストパターン画像生成部1042は、HDD1020より画像診断の要求があった対象エリアに対する単色ベタ画像のテストパターン画像を取得し、エンジン制御部2010に送信するために、画像データに変換する。そして、テストパターン画像生成部1042は、画像診断のための印刷指示、すなわち、用紙Pへのテストパターン画像の印刷指示、及び印刷されたテストパターン画像の読み取り指示をエンジン制御部2010に送信する。
S106では、エンジン制御部2010は、コントローラ制御部1010から受信したテストパターン画像の画像データに基づいて、用紙Pへの印刷を行う。S107では、エンジン制御部2010は、印刷した用紙Pを両面搬送路55に搬送し、画像読み取り制御部2041を制御して、画像読み取り部2050によって用紙Pに印刷されたテストパターン画像を読み取り、画像読み取り部2050のメモリに格納する。エンジン制御部2010は、画像読み取り部2050によるテストパターン画像の読み取りが終了すると、コントローラ制御部1010に通知する。
S108では、コントローラ制御部1010は、テストパターン画像の読み取り終了の通知を受信すると、エンジン制御部2010に画像読み取り部2050が読み取ったテストパターン画像データの送信を指示する。エンジン制御部2010は、テストパターン画像データの送信指示を受信すると、画像読み取り制御部2041を制御して、画像読み取り部2050のメモリより読み取ったテストパターン画像データを取得し、コントローラ制御部1010に送信する。これにより、コントローラ制御部1010は、画像読み取り部2050により読み取りが行われたテストパターン画像データを取得する。コントローラ制御部1010の画像比較判定部1041は、エンジン制御部2010から取得した画像データのうちテストパターン画像に対応する領域の画像データと、テストパターン画像とを比較することで、画像診断を行う。画像診断は、画像の白抜け等による画像の劣化が発生していないかどうか、2つの画像データを比較して判定を行う。なお、画像診断は、全画像領域のビットマップイメージを解析するのではなく、対象エリアだけテストパターン画像のビットマップイメージを解析して、画像の白抜け等の画像の劣化が発生しているかどうか判定する。
S109では、画像比較判定部1041は、テストパターン画像を用いた画像診断の結果は正常であるかどうか判断する。画像比較判定部1041は、画像診断結果は正常であると判断した場合には処理をS110に進め、画像診断結果は正常ではない(画像の劣化が発生している)と判断した場合には処理をS111に進める。S110では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、画像比較判定部1041より画像診断結果が正常であることが通知されると、次の処理を行う。すなわち、プリント履歴管理部2040は、ROMに格納されたテーブルを参照して、S100で更新したカウンタのカウント値に対応する診断実施レベルの実施頻度を次回実施カウンタに設定し、処理を終了する。S111では、画像比較判定部1041は、定着装置17が寿命到達したと判定し、例えば操作部I/F1011を介して、操作部1014の画面に、定着装置17の寿命到達を示すメッセージを表示し、ユーザに報知し、処理を終了する。
なお、図4は、用紙1ページ分の印刷を行う印刷ジョブの場合の制御シーケンスを示したフローチャートである。例えば、連続印刷を行う印刷ジョブを実行している場合には、画像診断を行うためのテストパターン画像の印刷は、連続印刷を行う印刷ジョブが終了した後に実施される。そのため、その間に、カウンタのカウント値がカウント閾値に到達したり、次回実施カウンタのカウント値が0になったりして、画像診断の実施が必要となる場合がある。そこで、連続印刷が行われている場合には、カウンタや次回実施カウンタにフラグ情報を設け、画像診断が必要な場合には該当のカウンタ、次回実施カウンタに対応するフラグ情報をセットする。そして、連続印刷が終了した後、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、フラグ情報を参照し、フラグ情報がセットされたカウンタ、次回実施カウンタに対応したエリアの画像診断の実施を要求する処理を行うようにすればよい。
本実施例では、画像読み取り部2050は、両面搬送路55に設けられているが、印刷した用紙上の画像を読み取ることができるのであれば、この構成には限定されるものではない。画像読み取り装置を用紙の搬送路上に設置する構成でなくとも、例えば、画像形成装置が原稿読み取り装置を有しており、テストパターン画像を出力した用紙を、原稿読み取り装置で読み取るようにしてもよい。
また、本実施例では、表1に示すように、用紙サイズ毎のカウンタを6種類として説明したが、6種類に限定するものではなく、不定形の用紙サイズも含め、画像形成装置が搬送しうる画像サイズに応じた数のカウンタを設けてもよい。更に、図3で説明した画像領域のエリア分割についても同様で、本実施例では、画像診断の対象エリアをエリアA〜Fの6エリアに分割したが、エリア分割数を限定するものではなく、任意の数に分割してもよい。また、表2では、診断実施レベルをレベル0〜レベル5までで説明したが、表2に示す数値は一例であり、診断実施レベルのレベル数、カウント閾値、各診断実施レベルにおける実施頻度を限定するものではない。
以上説明したように、用紙サイズ毎の通紙枚数に応じて対象エリアの画像診断を行うことで、ビットマップイメージの解析エリアを限定して画像診断の時間を短縮することができる。更に、同じサイズの用紙を繰り返して使うような使用状況で用紙端部により定着ローラ18の表層が削られて、通常よりも異常画像が発生しやすいユーザの使用状況において、適切なタイミングで画像診断が行われ、画像不良を検知することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、効率よく画像診断を実施し、画像不良を検知することができる。
実施例1では、画像診断により定着装置17の寿命を判定する実施例について説明した。実施例2では、クリーニング不良の画像診断により、中間転写ベルトユニットの寿命を判定する実施例について説明する。なお、画像形成装置の構成、コントローラ1000及びエンジン2000の構成は、実施例1と同様であり、同じ構成には同じ符号を使用することで、ここでの説明を省略する。
[画像診断の概要]
本実施例では、画像領域を複数のエリアに分割し、エリア毎の印字率情報に基づいて、印字率の高い印刷を行った回数をカウントし、カウント値が閾値を超えた場合、該当エリアの画像診断を行う方法について説明する。
<用紙の画像領域と画像診断の対象エリアとの対応付け>
図5は、用紙上での印刷可能な領域である画像領域と、印字率の高い印刷を行った回数を測定する画像診断の対象エリア(以下、エリアともいう)との対応付けを説明する図である。本実施例では、画像領域を主走査方向(用紙の幅方向)に4つの対象エリア、エリアA〜エリアDに分割し、対象エリア毎に設けたカウンタにより、印字率の高い印刷回数の測定を行う。
コントローラ制御部1010の画素計測部1040は、印刷ジョブにおいて用紙Pに印刷される画像データに基づいて、図5に示す対象エリア毎に印字率情報を算出する。そして、コントローラ制御部1010がエンジン制御部2010へ印刷指示を出すときに、画素計測部1040は、図5に示す対象エリア毎の印字率情報をエンジン制御部2010に通知する。なお、印字率情報は、該当エリアの全画素数を、該当エリアに印刷される画素数で除することにより算出するものとする。また、印字率情報は、用紙1枚毎に算出するものとし、用紙の種類により用紙の面積が異なるため、該当エリアの全画素数は異なることになる。
印字率の高いエリアでは、用紙Pに中間転写ベルト8上のトナー像が転写される際に、用紙Pに転写されずに、トナーが中間転写ベルト8上に残ることがある。以下、転写後に中間転写ベルト8上に残ったトナーを残留トナーという。そして、中間転写ベルト8のクリーニング時にベルトクリーニングブレード21で全ての残留トナーを除去しきれずに、中間転写ベルト8上にトナーが残るクリーニング不良が発生することがあり、その結果、画像不良が発生する場合がある。本実施例では、クリーニング不良が生じた場合には、中間転写ベルトユニットは寿命到達したものとしている。
<印字率の高いエリアの印刷回数の計数>
エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、コントローラ制御部1010の画素計測部1040から取得した各エリアの印字率情報に基づいて、印字率情報が所定の閾値以上のエリアがあるかどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、印字率情報が所定の閾値以上のエリアについては、不揮発性メモリ2030に設けられた、画像エリアに対応するカウンタのカウント値を更新する。なお、閾値は、予めエンジン制御部2010のROMに格納されているものとする。表3は、不揮発性メモリ2030に設けられたカウンタの例を示した図である。本実施例では、画像領域のエリアA〜エリアDに対応して、カウンタ番号が1〜4のカウンタが設けられている。また、表3において、「高印字カウント」は、該当エリアの印字率情報が所定の閾値以上であった回数を示している。例えば、図5において、エリアAについては高印字率の印刷が12回行われたことを示し、エリアBについては高印字率の印刷が123456回行われたことを示している。
Figure 2019200306
[画像診断が起動される高印字率カウント値の閾値]
表4は、表3で説明した各カウンタの高印字カウント回数に応じて、実施する画像診断の条件についてまとめた図である。表4は、実施例1で説明した表2と同様の構成であり、画像診断の実施レベルをレベル0〜5に分けており、それぞれの実施レベルに対応するカウント閾値、及び各実施レベルにおける画像診断の実施周期を示す実施頻度を表している。実施例2においても、実施例1と同様に、表4に示されたカウント閾値、実施頻度に基づいて、画像診断が行われる。すなわち、各エリアで高印字プリント回数が100000回以上(所定回数以上)になると、画像不良が発生する可能性がある。例えば、カウンタの高印字カウント値が110000を超えた場合は、表4より、画像診断の診断実施レベル2と判断し、高印字カウント値が700枚(所定頻度)毎に画像診断を行うこととする。なお、表4の画像診断の実施レベル1〜5のカウント閾値、実施頻度は、実施例1の表2と同じ値となっているが、異なる値でもよい。
Figure 2019200306
[中間転写ベルトユニットの寿命判断の制御シーケンス]
図6は、用紙1ページに印刷が行われる毎に、画像エリア毎に高印字率の印刷が行われた場合には該当画像エリアのカウンタを更新し、高印字率の印刷回数を示すカウント値に応じて画像診断の実施を制御する制御シーケンスを示すフローチャートである。図6の処理は、用紙1ページが印刷される毎に起動される。なお、画像領域のエリア毎に高印字率の印刷回数を測定する、表3で説明したカウンタが設けられているものとする。また、高印字率の印刷回数をカウントするカウンタのカウント値、画像診断を実施する頻度を制御する次回実施カウンタのカウント値は、中間転写ベルトユニットが交換される毎に0に設定されるものとする。更に、表4に示すデータを対応付けたテーブル、及び高印字率かどうかを判断するための閾値が、エンジン制御部2010のROMに格納されているものとする。
S200では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、コントローラ制御部1010が印刷指示を出す際に、画素計測部1040より用紙1枚毎に、画像領域の画像エリア毎の印字率情報を取得する。S201では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、高印字率のエリアに対応するカウンタのカウント値を更新する。具体的には、プリント履歴管理部2040は、ROMに格納された閾値情報を参照して、画素計測部1040より取得したエリアの印字率情報が所定の閾値以上かどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、該当エリアの印字率情報が所定の閾値以上であると判断した場合には、該当エリアのカウンタのカウントを1だけ増加させる。S202では、プリント履歴管理部2040は、エリア毎の画像診断の要否を示すエリアフラグをリセットする。
S203では、プリント履歴管理部2040は、該当のエリアに対応するカウンタのカウント値が、画像診断実施レベル0かどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、カウンタのカウント値が100000未満の画像診断実施レベル0であると判断すると処理をS208に進め、カウンタのカウント値が100000以上で、画像診断実施レベル0ではないと判断すると処理をS204に進める。S204では、プリント履歴管理部2040は、該当のエリアに対応するカウンタのカウント値が画像診断実施レベルのカウント閾値かどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、カウンタのカウント値が画像診断実施レベルのカウント閾値であると判断した場合には処理をS207に進め、カウンタのカウント値が画像診断実施レベルのカウント閾値ではないと判断した場合には処理をS205に進める。
S205では、プリント履歴管理部2040は、該当のエリアに対応するカウンタに対応して設けられ、画像診断の実施頻度を制御する次回実施カウンタのカウント値は0かどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、次回実施カウンタのカウント値が0であると判断した場合には処理をS207に進め、次回実施カウンタのカウント値が0ではないと判断した場合には処理をS206に進める。S206では、プリント履歴管理部2040は、次回実施カウンタのカウント値を1減算し、処理をS208に進める。S207では、プリント履歴管理部2040は、該当のエリアに対する画像診断を行うため、該当のエリアに対応するエリアフラグをセットする。S208では、プリント履歴管理部2040は、全てのエリアに対応する画像診断の要否処理が終了したかどうか判断し、終了したと判断した場合には、処理をS209に進め、終了していないと判断した場合には、処理をS203に戻す。
S209では、プリント履歴管理部2040は、エリア毎の画像診断の要否を示すエリアフラグの状態に基づいて、画像診断が必要なエリアがあるかどうか判断する。プリント履歴管理部2040は、エリアフラグがセットされているエリアがある場合には、処理をS210に進め、エリアフラグがセットされているエリアがない場合には、処理を終了する。
S210では、プリント履歴管理部2040は、エリアフラグがセットされた画像領域のエリアの状態を判断するための画像診断を実施するため、該当エリアの画像診断の実施要求をコントローラ制御部1010に通知する。例えば、プリント履歴管理部2040は、該当カウンタに対応する対象エリア(例えばカウンタ1の場合には、表3よりエリアA)のクリーニング不良の画像診断の実施要求をコントローラ制御部1010に通知する。コントローラ制御部1010は、画像診断の実施要求を受信すると、画像診断の実施を開始する。すなわち、コントローラ制御部1010のテストパターン画像生成部1042は、HDD1020より画像診断の要求があった対象エリアに対するテストパターン画像(例えば全白画像)を取得し、エンジン制御部2010に送信するために画像データに変換する。そして、テストパターン画像生成部1042は、画像診断のための印刷指示、すなわち、用紙Pへのテストパターン画像の印刷指示、及び印刷されたテストパターン画像の読み取り指示をエンジン制御部2010に送信する。
S211では、エンジン制御部2010は、コントローラ制御部1010から受信したテストパターン画像の画像データに基づいて、用紙Pへの印刷を行う。S212では、エンジン制御部2010は、印刷した用紙Pを両面搬送路55に搬送し、画像読み取り制御部2041を制御して、画像読み取り部2050によって用紙Pに印刷されたテストパターン画像を読み取り、画像読み取り部2050のメモリに格納する。エンジン制御部2010は、画像読み取り部2050によるテストパターン画像の読み取りが終了すると、コントローラ制御部1010に通知する。
S213では、コントローラ制御部1010は、テストパターン画像の読み取り終了の通知を受信すると、エンジン制御部2010に画像読み取り部2050が読み取ったテストパターン画像データの送信を指示する。エンジン制御部2010は、テストパターン画像データの送信指示を受信すると、画像読み取り制御部2041を制御して、画像読み取り部2050のメモリより読み取ったテストパターン画像データを取得し、コントローラ制御部1010に送信する。これにより、コントローラ制御部1010は、画像読み取り部2050により読み取りが行われたテストパターン画像データを取得する。コントローラ制御部1010の画像比較判定部1041は、エンジン制御部2010から取得した画像データのうちテストパターン画像に対応する領域の画像データと、テストパターン画像とを比較することで、画像診断を行う。画像診断は、画像の汚れが発生していないかどうか、2つの画像データを比較して判定を行う。なお、画像診断は、全画像領域のビットマップイメージを解析するのではなく、対象エリアだけテストパターン画像のビットマップイメージを解析して、画像の汚れ等の画像の劣化が発生しているかどうか判定する。
S214では、画像比較判定部1041は、テストパターン画像を用いた画像診断の結果は正常であるかどうか判断する。画像比較判定部1041は、画像診断結果は正常であると判断した場合には処理をS215に進め、画像診断結果は正常ではない(画像の汚れが発生している)と判断した場合には処理をS216に進める。S215では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、画像比較判定部1041より画像診断結果が正常であることが通知されると、次の処理を行う。すなわち、プリント履歴管理部2040は、ROMに格納されたテーブルを参照して、画像診断を行ったエリアのカウンタに対応する次回実施カウンタに診断実施レベルの実施頻度の値を設定し、処理を終了する。S216では、画像比較判定部1041は、クリーニング不良が発生しており、中間転写ベルトユニットが寿命到達したと判定し、操作部1014の画面に、中間転写べルトユニットの寿命到達を示すメッセージを表示し、ユーザに報知し、処理を終了する。
なお、本実施例の説明では、画像エリアを主走査方向に4分割したが、エリア分割数を限定するものではなく、任意の数に分割してもよい。また、本実施例では、画像領域を主走査方向にエリアを分割したが、画像領域を副走査方向のエリアに分割してもよい。また、表4では、診断実施レベルをレベル0〜レベル5までで説明したが、表4に示す数値は一例であり、診断実施レベルのレベル数、カウント閾値、各診断実施レベルにおける実施頻度を限定するものではない。
以上説明したように、本実施例では、画像領域を複数のエリアに分割し、エリア毎の印字率情報を元に高印字率の印刷を行ったエリアのカウンタを更新し、高印字率の印刷回数(カウンタのカウント値)に応じて、該当エリアの画像診断を行う。これにより、ビットマップイメージの解析エリアを限定することが可能となり、画像診断に要する時間を短縮することができる。更に、帳票等のような特定のエリアだけ印字率の高い画像を繰り返し印刷することで、通常よりも画像不良が発生しやすいユーザの使用状況に応じて、適切なタイミングで画像診断を行い、画像不良を検知することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、効率よく画像診断を実施し、画像不良を検知することができる。
実施例1では、印刷した用紙枚数に応じて、用紙幅に応じたエリアの画像診断を行うことで、定着装置17の寿命判定を行う実施例について説明した。実施例2では、印字率情報に基づいて高印字率のエリアの画像診断を行うことで、中間転写ベルトユニットの寿命判定を行う実施例について説明した。実施例3では、定着装置17の寿命判定を行う画像診断と中間転写ベルトユニットの寿命判定を行う画像診断の2つの画像診断を同時に実施する実施例について説明する。なお、画像形成装置の構成、コントローラ1000及びエンジン2000の構成は、実施例1、2と同様であり、同じ構成には同じ符号を使用することで、ここでの説明を省略する。
[2つの画像診断の実施]
本実施例のエンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、定着装置17の寿命判定を行う画像診断のため、印刷が行われる毎に、印刷された用紙の種類(用紙の用紙幅)に対応したカウンタを更新する。そして、プリント履歴管理部2040は、カウント値が所定の値に到達する毎に、カウンタに対応する画像エリアについての画像診断を行う。また、プリント履歴管理部2040は、クリーニング不良の有無に基づいて中間転写ベルトユニットの寿命判定を行う画像診断のため、印刷が行われる毎に、コントローラ制御部1010の画素計測部1040より画像領域のエリアの印字率情報を取得する。そして、プリント履歴管理部2040は、取得した印字率情報が所定の閾値以上の場合には、該当画像エリアに対応したカウンタを更新し、カウント値が所定の値に到達する毎にカウンタに対応する画像エリアについての画像診断を行う。
そのため、ある印刷を行った際にカウント値が所定の値に到達し、定着装置17の寿命判定を行う画像診断と、中間転写ベルトユニットの寿命判定を行う画像診断の、2つの画像診断の実施が必要となる場合がある。この場合、2つの画像診断において画像診断の対象となる画像エリアが重複していない場合には、それぞれの画像エリアの画像診断に応じたテストパターン画像を印刷し、印刷画像を読み取った結果に基づいて画像診断を行えばよい。一方、2つの画像診断において画像診断の対象となる画像エリアが重複している場合には、どちらの画像診断を優先的に行うのかを指定する優先度情報を予め、不揮発性メモリ2030に設定しておき、優先度情報を参照して、画像診断を実施する。
[画像診断の制御シーケンス]
図7は、印刷が行われる毎に、用紙の種類や印字率情報に基づいて、画像診断の要否を決定するカウンタを更新し、カウンタのカウント値に応じて、定着装置・クリーニング不良の画像診断を行う制御シーケンスを示すフローチャートである。図7の処理は、用紙1ページが印刷される毎に起動される。なお、定着装置17の画像診断の要否を判定するために、実施例1と同様に、用紙の種類に対応したカウンタが設けられているものとする。また、定着装置17の画像診断の実施タイミングを指示するために、前述した表2のように、画像診断の診断レベル、診断レベルのカウント閾値、実施頻度を対応付けたテーブルが、エンジン制御部2010のROMに格納されている。クリーニング不良の画像診断の要否を判定するために、実施例2と同様に、画像エリア毎に高印字率の印刷回数を測定するカウンタが設けられているものとする。また、クリーニング不良の画像診断の実施タイミングを指示するために、前述した表4のように、画像診断の診断レベル、診断レベルのカウント閾値、実施頻度を対応付けたテーブルをエンジン制御部2010のROMに格納されている。
また、定着装置17の画像診断を行う画像エリアは、実施例1の図3(b)に示す、用紙の種類に対応したカウンタに対応付けられた画像エリアであるエリアA〜エリアFとする。クリーニング不良の画像診断を行う画像エリアについても、定着装置17の画像診断を行う画像エリアと同じ、エリアA〜エリアFとする。なお、実施例1の図4では定着装置17の画像診断の制御シーケンスについて、実施例2の図6ではクリーニング不良の画像診断の制御シーケンスについて詳しく説明を行った。そのため、図7のフローチャートでは、画像診断の要否判断や画像診断の実施の処理については簡略化した記載とし、以下では、実施例1の図4、及び実施例2の図6での対応する処理を示すことにより、ここでの詳しい処理の説明は省略する。
S300では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、印刷された用紙の種類(用紙の用紙幅)に対応したカウンタのカウント値を更新する。S301では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、コントローラ制御部1010の画素計測部1040より、用紙1枚毎に画像エリア毎の印字率情報を取得する。プリント履歴管理部2040は、取得した画像エリアの印字率情報が所定の閾値以上の場合には、該当画像エリアに対応するカウンタのカウント値を更新する。
S302では、プリント履歴管理部2040は、S300で更新したカウンタのカウント値を参照して、定着装置17の画像診断が必要かどうか判断し、必要と判断した場合には処理をS304に進め、必要ではないと判断した場合には処理をS303に進める。なお、S302の処理は、実施例1の図4のS101〜S104の処理に対応する。
S303では、プリント履歴管理部2040は、S301で更新したカウンタのカウント値を参照して、クリーニング不良の画像診断が必要かどうか判断し、必要と判断した場合には、処理をS309に進め、必要ではないと判断した場合には処理を終了する。なお、S303の処理は、実施例2の図6のS202〜S209の処理に対応する。
S304ではプリント履歴管理部2040は、S301で更新したカウンタのカウント値を参照してクリーニング不良の画像診断が必要かどうか判断し、必要と判断した場合には処理をS305に進め、必要ではないと判断した場合には処理をS308に進める。なお、S304の処理は、実施例2の図6のS202〜S209の処理に対応する。
S305では、プリント履歴管理部2040は、S300で更新したカウンタに対応する画像診断の対象となるエリアと、S301で更新したカウンタに対応する画像診断の対象となるエリアとが重複するかどうかを判断する。プリント履歴管理部2040は、それぞれの画像診断の対象となるエリアのうち、重複するエリアがあると判断した場合には処理をS307に進め、重複するエリアがないと判断した場合には処理をS306に進める。ここで、例えば、S301で更新したカウンタがカウンタ番号1のカウンタの場合には、図3を参照すると、画像診断の対象となるエリアは、エリアAとエリアFである。一方、S301で更新したカウンタに対応する画像診断の対象となるエリアが例えばエリアAの場合には、画像診断の対象となるエリアAが重複するため、2つの画像診断を実施することができない。一方、S301で更新したカウンタに対応する画像診断の対象となるエリアが例えばエリアCの場合には、画像診断の対象となるエリアAが重複しないため、2つの画像診断を同時に実施することができる。
S306ではプリント履歴管理部2040は、S300で更新したカウンタに対応する対象エリアには定着装置17の画像診断を、S301で更新したカウンタに対応する対象エリアにはクリーニング不良の画像診断をコントローラ制御部1010に要求する。コントローラ制御部1010は、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040からの画像診断の実施要求を受信すると、対象エリアについて定着装置/クリーニング不良の画像診断を実施する。
S307では、プリント履歴管理部2040は、不揮発性メモリ2030に設定された優先度情報を参照して、優先設定は定着装置17の画像診断かどうかを判断する。プリント履歴管理部2040は、優先設定は定着装置17の画像診断であると判断した場合には処理をS308に進め、優先設定は定着装置17の画像診断ではない(クリーニング不良の画像診断である)と判断した場合には処理をS309に進める。
S308では、プリント履歴管理部2040は、S300で更新したカウンタに対応する対象エリアについて定着装置17の画像診断の実施要求をコントローラ制御部1010に行う。コントローラ制御部1010は、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040からの画像診断の実施要求を受信すると、対象エリアについて定着装置17の画像診断を実施する。なお、S308の処理は、実施例1の図4のS105〜S111の処理に対応する。
S309では、プリント履歴管理部2040は、S301で更新したカウンタに対応する対象エリアについてクリーニング不良の画像診断の実施要求をコントローラ制御部1010に行う。コントローラ制御部1010は、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040からの画像診断の実施要求を受信すると、対象エリアについてクリーニング不良の画像診断を実施する。なお、S309の処理は、実施例2の図6のS210〜S216の処理に対応する。
なお、優先設定により、今回実施できなかった画像診断については、図7のフローチャートでは不図示であるが、次の印刷ジョブの実行で図7の処理が起動された際に、実施されるものとする。また、実施例1と同様に、本実施例でも、連続印刷が行われる印刷ジョブの場合には、連続印刷が終了した後に、画像診断が実施されるものとする。なお、本実施例では、画像診断の対象となるエリアは、定着装置・クリーニング不良の画像診断において、共にエリアA〜エリアFの同じエリアに分けられていたが、定着装置・クリーニング不良の画像診断毎に異なるエリアに分割してもよい。エリアが重複した場合の画像診断は、図7に示すように、優先度情報に基づいて、画像診断を実施するようにすればよい。また、クリーニング不良の画像診断のエリアは、主走査方向に分割されたエリアだけでなく、副走査方向に分割されたエリアでもよい。この場合、2つの画像診断の実施が要求された場合には、エリアが重複することになるが、優先度情報に基づいて、画像診断を実施するようにすればよい。
<画像診断の対象エリアが重複していなかった場合の画像診断>
図8は、図7のフローチャートで、それぞれの対象エリアについて定着装置/クリーニング不良の画像診断を行うS306の処理の制御シーケンスを示すフローチャートである。S400では、プリント履歴管理部2040は、定着装置17の画像診断を行う対象エリアと、クリーニング不良の画像診断を行う対象エリアを指定して、画像診断の実施要求をコントローラ制御部1010に通知する。コントローラ制御部1010は、画像診断の実施要求を受信すると、テストパターン画像生成部1042により、定着装置17の画像診断の要求があった対象エリアに対する単色ベタ画像のテストパターン画像をHDD1020より取得し、画像データに変換する。同様に、テストパターン画像生成部1042は、クリーニング不良の画像診断の要求があった対象エリアに対する全白画像のテストパターン画像をHDD1020より取得し、画像データに変換する。そして、テストパターン画像生成部1042は、エンジン制御部2010に画像診断のために、用紙Pへのテストパターン画像の印刷及び印刷されたテストパターン画像の読み取りをエンジン制御部2010に指示する。ここで、図9は、テストパターン画像生成部1042が決定したテストパターン画像の例を示す図である。図9は、エリアBとエリアEに定着装置17の画像診断を行うための単色ベタ画像のテストパターン画像αを出力し、エリアCにはクリーニング不良の画像診断を行うための全白画像のテストパターン画像βを出力した例である。なお、テストパターン画像βは全白画像であるが、ここでは、説明のためハッチングさせている。
S401では、エンジン制御部2010は、コントローラ制御部1010のテストパターン画像生成部1042から受信したテストパターン画像を用紙Pに印刷する。S402では、エンジン制御部2010は、印刷した用紙Pを両面搬送路55に搬送し、画像読み取り制御部2041を制御して、画像読み取り部2050により用紙Pに印刷されたテストパターン画像を読み取る。
S403ではコントローラ制御部1010の画像比較判定部1041は、該当エリアの定着装置17の画像診断のテストパターン画像と、画像読み取り部2050で読み取ったテストパターン画像とを用いて、画像の白抜け等の画像の劣化の比較判定を実施する。S404では、画像比較判定部1041は、テストパターン画像を用いた定着装置17の画像診断の判定結果は正常であるかどうか判断する。画像比較判定部1041は、画像診断結果は正常であると判断した場合には処理をS405に進め、画像診断結果は正常ではない(画像の劣化が発生している)と判断した場合には処理をS406に進める。S405では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、画像比較判定部1041より画像診断結果は正常であると通知されると、ROMに格納されたテーブルを参照して実施頻度を次回実施カウンタに設定し処理をS407に進める。S406では、画像比較判定部1041は、定着装置17が寿命到達したと判定し、定着装置17の寿命到達を報知し、処理をS407に進める。
S407では、コントローラ制御部1010の画像比較判定部1041は、該当エリアのクリーニング不良のテストパターン画像と、画像読み取り部2050で読み取ったテストパターン画像とを用いて、画像の汚れ等の画像の劣化について比較判定を実施する。S408では、画像比較判定部1041は、テストパターン画像を用いたクリーニング不良の画像診断の結果は正常であるかどうか判断する。画像比較判定部1041は、画像診断結果は正常であると判断した場合には処理をS409に進め、画像診断結果は正常ではない(画像の劣化が発生している)と判断した場合には処理をS410に進める。S409では、エンジン制御部2010のプリント履歴管理部2040は、画像比較判定部1041より画像診断結果が正常であることが通知されると、ROMに格納されたテーブルを参照して、実施頻度を次回実施カウンタに設定し、処理を終了する。S410では、画像比較判定部1041は、中間転写ベルトユニットが寿命到達したと判定し、中間転写ユニットの寿命到達を報知し、処理を終了する。
本実施例の説明では、画像診断の優先度は予め不揮発性メモリ2030に記憶されているとしたが、ユーザやサービスマン等が操作部から設定を変更できるようにして、変更した設定を不揮発性メモリ2030に格納するようにしてもよい。また、カウントしているプリント枚数に応じて、カウント値が大きい方を自動的に優先とするようにしてもよい。
以上説明したように、画像診断の優先度を設定することで、記録された複数のプリント履歴情報によって複数の画像診断の実施条件が同時に成立した場合に、優先度の高い画像診断を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、効率よく画像診断を実施し、画像不良を検知することができる。
1 感光ドラム
5 プロセスカートリッジ
8 中間転写ベルト
17 定着装置
1041 画像比較判定部
1042 テストパターン画像生成部
2040 プリント履歴管理部
2050 画像読み取り部

Claims (26)

  1. 感光体と、前記感光体を露光して前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、トナーを収容するトナー容器を有し、前記感光体上の前記静電潜像を前記トナーを用いて現像しトナー像を形成する現像部と、を有する画像形成手段と、
    前記感光体上の前記トナー像が転写され、転写された前記トナー像を記録材に転写する転写部と、
    記録材に転写された未定着のトナー像を前記記録材に定着させる定着部と、
    記録材上のトナー像を読み取る読み取り部と、
    診断する画像不良に応じたテスト画像を決定し、決定された前記テスト画像を前記画像形成手段により記録材上にトナー像として形成させるテスト画像生成手段と、
    画像診断を行うための前記テスト画像と、前記テスト画像に基づいて記録材上に形成され前記読み取り部により読み取られたトナー像とを比較することにより画像不良の有無を判定する判定手段と、
    記録材の印刷枚数を計数し、記録材の前記印刷枚数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求する計数手段と、
    を備え、
    前記計数手段は、前記定着部による画像不良の有無を診断するために、前記記録材のサイズに応じた前記記録材上の所定の画像領域に、前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像領域は、記録材の印刷可能な領域の、記録材の搬送方向と直交する方向に分割された複数の領域であり、
    前記テスト画像が形成される前記所定の画像領域は、記録材の搬送方向と直交する方向の端部が位置する領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記計数手段は、記録材のサイズ毎に計測する印刷枚数が所定枚数以上になると、所定頻度で前記画像診断の実施を前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記計数手段は、記録材のサイズ毎の前記印刷枚数が増えるほど、前記画像診断の実施要求の頻度を増加させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記テスト画像は、ベタ画像であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、前記読み取り部により読み取られた前記テスト画像の白抜きを検知すると、前記定着部の寿命到達を報知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部は、記録材上のトナー像を定着させるための定着ローラを有し、
    前記テスト画像の前記白抜けが、前記定着ローラの摩耗により生じることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 感光体と、前記感光体を露光して前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、トナーを収容するトナー容器を有し、前記感光体上の前記静電潜像を前記トナーを用いて現像しトナー像を形成する現像部と、を有する画像形成手段と、
    無端のベルトと、前記ベルト上に残留したトナー像を除去するクリーニング部と、を有し、前記ベルトに転写された前記感光体上の前記トナー像を記録材に転写する転写部と、
    記録材に転写された未定着のトナー像を前記記録材に定着させる定着部と、
    記録材上のトナー像を読み取る読み取り部と、
    診断する画像不良に応じたテスト画像を決定し、決定された前記テスト画像を前記画像形成手段により記録材上にトナー像として形成させるテスト画像生成手段と、
    画像診断を行うための前記テスト画像と、前記テスト画像に基づいて記録材上に形成され前記読み取り部により読み取られたトナー像とを比較することにより画像不良の有無を判定する判定手段と、
    記録材上の印刷可能な画像領域を複数のエリアに分割し、前記エリア毎に印字率が所定の閾値よりも高い高印字率の印刷回数を計数し、前記エリアの前記高印字率の印刷回数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求する計数手段と、
    を備え、
    前記計数手段は、前記クリーニング部によるクリーニング不良の有無を診断するために、前記エリアに前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記計数手段は、各々の前記エリアの前記高印字率の印刷回数が所定回数以上になると、所定頻度で前記エリアの前記画像診断の実施を前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記計数手段は、各々の前記エリアの前記高印字率の印刷回数が増えるほど、前記画像診断の実施要求の頻度を増加させることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記テスト画像は、白画像であることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記判定手段は、前記テスト画像の汚れを検知すると、前記転写部の寿命到達を報知することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記エリアは、記録材の印刷可能な画像領域を、記録材の搬送方向と直交する方向に分割されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記エリアは、記録材の印刷可能な画像領域を、記録材の搬送方向に分割されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 感光体と、前記感光体を露光して前記感光体上に静電潜像を形成する露光部と、トナーを収容するトナー容器を有し、前記感光体上の前記静電潜像を前記トナーを用いて現像しトナー像を形成する現像部と、を有する画像形成手段と、
    無端のベルトと、前記ベルト上に残留したトナー像を除去するクリーニング部と、を有し、前記ベルトに転写された前記感光体上の前記トナー像を記録材に転写する転写部と、
    記録材に転写された未定着のトナー像を前記記録材に定着させる定着部と、
    記録材上のトナー像を読み取る読み取り部と、
    診断する画像不良に応じたテスト画像を決定し、決定された前記テスト画像を前記画像形成手段により記録材上にトナー像として形成させるテスト画像生成手段と、
    画像診断を行うための前記テスト画像と、前記テスト画像に基づいて記録材上に形成され前記読み取り部により読み取られたトナー像とを比較することにより画像不良の有無を判定する判定手段と、
    記録材の印刷枚数を計数し、記録材の前記印刷枚数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求するとともに、記録材上の印刷可能な画像領域を複数のエリアに分割し、前記エリア毎に印字率が所定の閾値よりも高い高印字率の印刷枚数を計数し、前記エリアの前記高印字率の印刷枚数に応じて、前記テスト画像生成手段に前記画像診断の実施を要求する計数手段と、を備え、
    前記計数手段は、前記定着部による画像不良の有無を診断するために、前記記録材のサイズに応じた前記記録材上の所定の画像領域に、前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求するとともに、前記クリーニング部によるクリーニング不良の有無を診断するために、前記エリアに前記テスト画像を形成するように前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記計数手段は、記録材のサイズ毎に計測する印刷枚数が所定枚数以上になると、第1の所定頻度で前記画像診断の実施を前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記計数手段は、記録材のサイズ毎の前記印刷枚数が増えるほど、前記画像診断の実施要求の頻度を増加させることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記定着部による画像不良の有無を診断するための前記テスト画像は、ベタ画像であることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記判定手段は、前記読み取り部により読み取られた前記テスト画像の白抜きを検知すると、前記定着部の寿命到達を報知することを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記計数手段は、各々の前記エリアの前記高印字率の印刷枚数が所定枚数以上になると、第2の所定頻度で前記エリアの前記画像診断の実施を前記テスト画像生成手段に要求することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  21. 前記計数手段は、各々の前記エリアの前記高印字率の印刷枚数が増えるほど、前記画像診断の実施要求の頻度を増加させることを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 前記クリーニング部によるクリーニング不良の有無を診断するための前記テスト画像は、白画像であることを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の画像形成装置。
  23. 前記判定手段は、前記テスト画像の汚れを検知すると、前記転写部の寿命到達を報知することを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記テスト画像が形成される前記所定の画像領域は、記録材の印刷可能な領域の、記録材の搬送方向と直交する方向に分割された複数の領域のうちの、記録材の搬送方向と直交する方向の端部が位置する領域であり、
    前記エリアは、記録材の印刷可能な領域を、記録材の搬送方向と直交する方向に分割されていることを特徴とする請求項15から請求項23のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  25. 前記テスト画像生成手段は、前記計数手段から前記定着部による画像不良の有無の診断、及び前記クリーニング部によるクリーニング不良の有無の診断を要求された場合には、前記定着部の画像不良による診断を行う前記所定の画像領域、及び前記クリーニング不良の診断を行う前記エリアが重複している場合には、先に実施すべき画像診断を指示する優先度情報に基づいて選択された画像診断のテスト画像を形成することを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
  26. 前記テスト画像生成手段は、前記計数手段から前記定着部による画像不良の有無の診断、及び前記クリーニング部によるクリーニング不良の有無の診断を要求された場合で、前記定着部の画像不良による診断を行う前記所定の画像領域、及び前記クリーニング不良の診断を行う前記エリアが重複していない場合には、各々の診断で指定されたエリアに、各々の診断に対応する前記テスト画像を形成することを特徴とする請求項25に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US12537903B2 (en) 2022-09-29 2026-01-27 Canon Kabushiki Kaisha Inspection system, inspection apparatus and method of controlling the same that allows an instruction to re-diagnose a printing apparatus

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