JP2019201460A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割コアのコア強度を増加させるとともに、鉄損の低減と分割コアの高剛性を両立させた回転電機を得る。
【解決手段】積層された電磁鋼板を径方向に分割してなる分割コアを環状に配置して形成されたステータコアを有し、積層された電磁鋼板をかしめにより結合してなるかしめ部を設けるとともに隣接する前記分割コア同士が当接するコアバック部の長さの外周から1/3以内の範囲に前記かしめ部を配置したことを特徴とする。
【選択図】図10

Description

本願は、回転電機、特に、回転電機のステータ構造に関するものである。
近年、EV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)またはHEV(ハイブリッド車)においては、低負荷領域(市街地走行)から高負荷領域(登板走行、高速道路走行)まで広範囲の電費向上が求められている。また、車両駆動に用いられる回転電機についても、広範囲の回転領域でモータの小型化、高効率化、静粛性および出力密度向上が要求されている。特に、使用頻度の高い低負荷領域におけるモータの効率が電費に大きく影響することが知られている。
このような状況を鑑み、車両に使用される電動機や発電機等の回転電機は、永久磁石を使用し、回転電機の体格あたりの出力密度の向上を図っている。このため、回転電機に用いられるステータコアとして磁性部材である鉄心を積層して構成し、これによって鉄心に生じる渦電流を抑制し、モータの高効率化を図ったものが広く知られている。
また、鉄心を分割し、外周をフレームで円環状に固定した構造を採用することによって、生産性を向上させた分割コア構造が広く知られており、このような分割コアによりコイルの占積率や出力密度向上による高効率化、金型費低減、高速巻線化といった利点を得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第5819037号公報
一般的に分割コア構造のステータコアを用いる場合、生産性の向上から抜きかしめにより積層された電磁鋼板同士を締結しているが、コア剛性が低いと、フレームの焼き嵌めや圧入時に分割コア同士の接触部で応力が集中し、電磁鋼板が変形することになる。この結果、電磁鋼板の剥がれや座屈変形が生じ、磁気特性の低下、ステータの形状保持力が低下する。また、鉄損低減のために電磁鋼板を薄板化すると、コア剛性が低下し、更に電磁鋼板の変形が生じ易くなる。
このため、特許文献1に記載されているように、分割コアの電磁鋼板同士を締結するかしめ数を増加させ、かしめをコア中央部に配置することによってコア強度の増加を図ることになるが、かしめ損による鉄損が増加してモータの効率低下を招き、出力密度の増加、モータの小型化および電費の向上を妨げる要因となっている。
本願は、上記のような問題を解決するための技術を開示するものであり、分割コアのコア強度を増加させるとともに、鉄損の低減と分割コアの高剛性を両立させた回転電機を提
供することを目的としている。
本願に開示される回転電機は、ハウジングと、このハウジングに固定されたステータと、このステータの内周側に対向配置されたロータとを備えた回転電機であって、前記ステータは、積層された電磁鋼板を径方向に分割してなる分割コアを環状に配置して形成されたステータコアと、このステータコアの隣接する前記分割コアによって形成されたスロットに装着されたステータ巻線とを有し、前記積層された電磁鋼板をかしめにより結合してなるかしめ部を設けるとともに隣接する前記分割コア同士が当接するコアバック部の長さの外周から1/3以内の範囲に前記かしめ部を配置したことを特徴とするものである。
本願に開示される回転電機によれば、永久磁石の磁束通路に影響しない位置においてかしめ部を設けることによって低鉄損と分割コアの高剛性を両立させた回転電機のステータを得ることができる。
実施の形態1に係る回転電機の全体構成を示す断面図である。 図1における回転電機の要部を示す斜視図である。 図1における回転電機のステータを軸方向から見た平面図である。 図3におけるステータの要部を拡大して示す平面図である。 実施の形態1におけるスタータ巻線に用いられる単位コイルを軸方向から見た平面図である。 図5における単位コイルを示す斜視図である。 実施の形態1におけるステータ巻線を示す正面図である。 実施の形態1に係るステータを示す斜視図である。 実施の形態1に係るステータの分割コアを示すもので、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は要部断面図である。 分割コアの特性を説明するための概要図である。 実施の形態2に係るステータの分割コアを示す平面図である。 実施の形態2に係る分割コアの構成を示す平面図である。 実施の形態4に係るステータの分割コアを示す平面図である。 実施の形態5に係るステータの分割コアを示す平面図である。 実施の形態6に係るステータコアの一部構成を示す斜視図である。 実施の形態7に係るステータコアの一部構成を示す斜視図である。 実施の形態8に係る分割コアの構成を示すもので、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は要部断面図である。 実施の形態9に係るステータの構成を示す要部断面図である。 ステータの面外変形を説明するための概要図である。
以下、回転電機のステータの好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る回転電機の全体構成を示す断面図、図2は、図1における回転電機の要部を示す斜視図、図3は、図1におけるステータを軸方向から見た平面図、図4は、図3におけるステータの要部を拡大して示す平面図である。また、図5は、実施の形態1におけるスタータ巻線に用いられる単位コイルを軸方向から見た平面図、図6は、図5における単位コイルを示す斜視図、図7は、ステータ巻線を示す正面図、図8は、実施の形態1に係るステータを示す斜視図である。
図1において、回転電機100は、円筒状のフレーム1aおよびフレーム1aの開口を塞口する上下のブラケット1bからなるハウジング1と、フレーム1aの円筒内に固定されたステータ10と、ステータ10の内周側に対向配置されたロータ20とを備えている。
このロータ20は、上下のブラケット1bにベアリング21を介して回転可能に支持された回転軸22と、回転軸22に固着されたロータ鉄心23と、ロータ鉄心23の外周面側を軸方向に貫通する穴内に収納されて周方向に等ピッチで配列され、磁極を構成する永久磁石24とを備えており、いわゆる永久磁石型ロータが形成されている。
なお、ロータ20は、永久磁石式ロータに限定されるものではない。また、ロータ20として、絶縁しないロータ導体をロータ鉄心23のスロットに収納して両側を短絡環で短絡したかご形ロータ、または絶縁した導体線をロータ鉄心23のスロットに装着した巻線形ロータを用いてもよい。
次に、ステータ10の構成について図2から図11を参照し、具体的に説明する。なお、説明の便宜上、回転軸6の軸方向を軸方向、回転軸6の半径方向を径方向、回転軸6の軸心を中心とする回転方向を周方向とする。
ステータ10は、図2から図4に示すように、円筒状のフレーム1aに取り付けられるステータコア11と、ステータコア11に装着されたステータ巻線12とを備え、ステータコア11とステータ巻線12とを絶縁する絶縁部材13がステータコア11に装着され、さらに、ステータコア11内にワニスなどの充填剤が含浸されている。ここでは、ロータ20の極数を8、ステータコア11のスロット数を48、ステータ巻線12を三相巻線としている。すなわち、スロットは、毎極毎相当たり2個の割合でステータコア11に形成されている。
このようなステータコア11は、分割された分割コア110を組み合わせて形成されている。この分割コア110は、外周が円弧状のコアバック部111、コアバック部111から径方向内方に延びるティース部112を有し、隣接する分割コアにおけるコアバック部111の周方向の側面同士を当接させ円環状に配列することによってステータコア11が構成されている。なお、周方向に隣り合うティース部112間のスペースによってスロット113が形成されることになる。
一方、ステータ巻線12は、複数の単位コイル121から構成され、この単位コイル121は、絶縁被覆され、かつ接続部のない連続した銅線、アルミニウム線などからなる長方形断面の導体線(図5に示す)で形成されている。また、この単位コイル121は、図6に示すように、径方向内方から見て、「8」の字を横向きにしたコイルパターンに巻かれている。このように作製された単位コイル121は、分布巻きの重ね巻きの巻線である。
なお、長方形断面の導体線に代えて、円形断面の導体線を用いてもよい。また、6スロット間隔とは、周方向に連続する6本のティース部112の両側に位置するスロット113の間の間隔であり、ここでは1磁極ピッチに相当する。
次に、このようなステータ10を組み立てる場合、まず、単位コイル121を1スロットピッチで周方向に48個配列し、図7に示すように、未結線状態の円環状のステータ巻線12を作製する。このとき、未結線状態のステータ巻線12は、径方向に1列に並んだ第1、第2、第3、第4、第5および第6スロット挿入部の群が1スロットピッチで48個周方向に配列されている。
次に、48個の分割コア110をステータ巻線12の外径側に円環状に配列して配置し、これらの分割コア110を径方向内方に移動する。これによって、分割コア110のティース部112が周方向に隣り合う第1、第2、第3、第4、第5および第6スロット挿入部の群間に挿入される。その後、周方向に隣り合う分割コア110のコアバック部111の周方向の側面同士が突き合わされ、分割コア110の径方向内方への移動が終了する。
このような工程によって、図8に示すように、ステータ巻線12がステータコア11に装着される。最後に、一つの単位コイル121の第1端末と第2端末とを他の単位コイル121の第1端末と第2端末とに溶接などにより接合し、ステータ10が組み立てられることになる。
次に、実施の形態1における回転電機の要部であるステータコアについて、図9および図10を用いて説明する。
図9は、実施の形態1に係るステータコア11を構成する分割コアを示すもので、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は図BにおけるC−C線断面図である。
図において、ステータコア11を形成する分割コア110は、電磁鋼板が積層されて形成され、各電磁鋼板は、外周が円弧状に形成されたコアバック部111と、コアバック部111から径方向内方に延びるティース部112とを有し、コアバック部111の一方の側面の径方向中央位置に凸部111aが設けられ、他方の側面の径方向中央位置に凹部111bが設けられている。また、コアバック部111の径方向外周側に一対のかしめ部111cが設けられ、このかしめによって積層された複数の電磁鋼板が一体に結合されている。また、コアバック部111の凸部111aおよび凹部111bに隣接するコアバック部111の凹部111bおよび凸部111aを嵌合することによって、環状のステータコア11が形成されることになる。
ところで、積層された電磁鋼板の外周をフレーム1aによって固定した場合、図19に示すように分割コア110同士の当接面に周方向の荷重が作用することになり、電磁鋼板の締結強度が低い場合、電磁鋼板が周方向に滑り、面外変形、あるいは、たわみ座屈変形を発生することになる。
このため、本願においては、図10に示すように、コアバック部111の径方向幅Bの外周側D1であって内周側D2の1/3以内の範囲にかしめ部111cを設けており、これによって面外変形を抑制することができ、また、永久磁石の磁束が通る領域を避けることによって鎖交磁束Mに対する影響を軽減することができる。
実施の形態2.
図11は、実施の形態2に係るステータの分割コアを示す平面図である。
図において、分割コア110におけるコアバック部111の中央の最外径側を電磁鋼板の積層方向にレーザー溶接あるいはTIG溶接により締結部111dを形成したものである。ここで、締結部111dは、一対のかしめ部111cと二等辺三角形をなす頂部の位置に設けられている。
なお、その他の構成は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。また、以下の実施の形態についても、要部である分割コアを除き、実施の形態1と同じであるため、同様に説明を省略する。
このように、かしめ部111cと溶接による締結部111dとが三角形をなすコアバック部111の最外径側の位置に配置することにより、かしめ数を増加させることなく剛性を大幅に向上させることができ、面外変形、振動、騒音を抑制することができる。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係るステータの分割コアを示す平面図である。
図において、分割コア110におけるコアバック部111の最外径中央部に凹部111eを設け、この凹部111e内において電磁鋼板を積層方向に溶接により締結して構成されている。ここで、凹部111eの底面までの径R2をかしめ部111cまでの径R1より小さくすることにより、一対のかしめ部111cと締結部111dとが三角形をなすように配置している。
このように、コアバック部111の最外径部に凹部111eを設け、この凹部111e内で積層した電磁鋼板を溶接することにより、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、凹部111eにより、分割コア110の位置決め、搬送時の保持箇所、位置決め用として使用することができ、生産性を向上させることができる。
実施の形態4.
図13は、実施の形態4に係るステータの分割コアを示す平面図である。
実施の形態4の分割コア110においては、コアバック部111の中央部の最外径側で溶接した締結部111dに加えて隣接する分割コア110の間の最外径側で溶接した締結部111fを形成している。ここで、かしめ部111c、コアバック部111の中央の締結部111dおよび隣接する分割コア110の間の締結部111fが三角形状をなすように配置して構成されている。
このように、コアバック部111の径方向外周の中央部および隣接する分割コア110の間を溶接固定する締結部111d,111fを設けることによって、電磁鋼板の軸方向の締結強度を増加させることができ、面外変形、振動、騒音を抑制することができる。
実施の形態5.
図14は、実施の形態5に係るステータの分割コアを示す平面図である。
実施の形態5における分割コア110は、コアバック部111の径方向外周の中央に凹部111eを設け、この凹部111e内に溶接による締結部111dを設けている。
このように、コアバック部111の最外径側中央部の凹部111eにおいて積層した分割コア110間を溶接することによって、電磁鋼板の締結強度が増加することになり、面外変形、振動、騒音を抑制することができる。また、凹部111eを設けることにより、分割コア110の位置決めおよび搬送時の保持用として用いることができ、生産性を向上させることができる。
実施の形態6.
図15は、実施の形態6に係るステータコアの一部構成を示す斜視図である。
実施の形態6は、分割コア110の溶接箇所を積層された電磁鋼板の軸方向両端部側(L)にのみとし、軸方向中間部の溶接を省略している。
このように分割コア110の軸方向端部のみを溶接固定することにより、コア端部における剥離が生じにくくなり、面外変形を抑制する効果を得ることができる。また、溶接長を少なくすることにより、設備費を抑制し、生産性を向上させることができ、さらに、溶接部分による鉄損増加を抑制する効果を得ることができる。
実施の形態7.
図16は、実施の形態7に係るステータコアの一部構成を示す斜視図である。
実施の形態7の分割コア110においては、図に示すように積層された電磁鋼板のコア間の溶接による締結部111fとコア凹部内の溶接による締結部111dの軸方向の溶接位置を千鳥状に配置している。
このように、積層方向の溶接による締結部111d,111fを千鳥状に配置することにより、かしめ損による鉄損増加を抑制する効果を得ることができる。
実施の形態8.
図17は、実施の形態8に係る分割コアの構成を示す平面図および要部断面図である。
実施の形態8おける分割コア110は、2枚以上の積層された電磁鋼板をかしめ部111cにより締結する際、図(B)に示すように、せん断面Sを有するように形成している。
このように電磁鋼板をかしめ部111cにせん断面Sを形成することによって、かしめ強度が増大し、コア剛性の向上による面外変形抑制効果を得ることができる。
実施の形態9.
図18は、実施の形態9に係るステータの構成を示す要部断面図である。
実施の形態9におけるステータ10は、周方向に分割されたコアの1ティースにコイルが直接巻回された集中巻構造を有するもので、ステータコア11には、電磁鋼板が積層された状態で、1ティースごとに絶縁紙からなる絶縁部材13を介してステータ巻線12が設けられている。また、ステータ巻線12を収容するスロット113の一部に充填剤が含浸されている。
このようにコアの集中巻化により、生産性を向上させることができ、また、スロット113に充填剤を含浸することにより、コア側面と絶縁紙間、絶縁紙と巻線間に充填剤が充填されることになり、電磁鋼板同士が接着されることによって積層方向の締結強度が増加することになる。この結果、径方向の剛性を向上させることができ、面外変形、振動および騒音の抑制効果を得ることができる。
なお、本開示は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
100:回転電機、 1:ハウジング、 10:ステータ、 20:ロータ、
11:ステータコア、 12:ステータ巻線、 13:絶縁部材、
110:分割コア、 111:コアバック部、 112:ティース部、
113:スロット、 111d:締結部、 111c:かしめ部、
111f:締結部
実施の形態1に係る回転電機の全体構成を示す断面図である。 図1における回転電機の要部を示す斜視図である。 図1における回転電機のステータを軸方向から見た平面図である。 図3におけるステータの要部を拡大して示す平面図である。 実施の形態1におけるステータ巻線に用いられる単位コイルを軸方向から見た平面図である。 図5における単位コイルを示す斜視図である。 実施の形態1におけるステータ巻線を示す斜視図である。 実施の形態1に係るステータを示す斜視図である。 実施の形態1に係るステータの分割コアを示すもので、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は要部断面図である。 分割コアの特性を説明するための概要図である。 実施の形態2に係るステータの分割コアを示す平面図である。 実施の形態に係る分割コアの構成を示す平面図である。 実施の形態4に係るステータの分割コアを示す平面図である。 実施の形態5に係るステータの分割コアを示す平面図である。 実施の形態6に係るステータコアの一部構成を示す斜視図である。 実施の形態7に係るステータコアの一部構成を示す斜視図である。 実施の形態8に係る分割コアの構成を示すもので、(A)は平面図、(B)は要部断面図である。 実施の形態9に係るステータの構成を示す要部断面図である。 ステータの面外変形を説明するための概要図である。
以下、回転電機のステータの好適な実施の形態について図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る回転電機の全体構成を示す断面図、図2は、図1における回転電機の要部を示す斜視図、図3は、図1におけるステータを軸方向から見た平面図、図4は、図3におけるステータの要部を拡大して示す平面図である。また、図5は、実施の形態1におけるステータ巻線に用いられる単位コイルを軸方向から見た平面図、図6は、図5における単位コイルを示す斜視図、図7は、ステータ巻線を示す正面図、図8は、実施の形態1に係るステータを示す斜視図である。
次に、ステータ10の構成について図2から図11を参照し、具体的に説明する。なお、説明の便宜上、回転軸22の軸方向を軸方向、回転軸22の半径方向を径方向、回転軸22の軸心を中心とする回転方向を周方向とする。
ステータ10は、図2から図4に示すように、円筒状のフレーム1aに取り付けられるステータコア11と、ステータコア11に装着されたステータ巻線12とを備え、ステータコア11とステータ巻線12とを絶縁する絶縁部材13がステータコア11に装着され、さらに、ステータコア11内にワニスなどの充填剤が含浸されている。ここでは、ロータ20の極数を8、ステータコア11のスロット数を48、ステータ巻線12を三相巻線としている。すなわち、スロットは、毎極毎相当たり2個の割合でステータコア11に形成されている。

本願に開示される回転電機は、ハウジングと、このハウジングに固定されたステータと、このステータの内周側に対向配置されたロータとを備えた回転電機であって、 前記ステータは、電磁鋼板を方向に分割してなる分割コアを環状に配置し、かつ、複数の電磁鋼板を積層して形成されたステータコアと、このステータコアの隣接する前記分割コアによって形成されたスロットに装着されたステータ巻線とを有し、前記積層された電磁鋼板をかしめにより結合してなる一対のかしめ部を設けるとともに隣接する前記分割コア同士が当接するコアバック部の長さの外周から1/3以内の範囲に前記かしめ部を配置し、さらに、前記一対のかしめ部と二等辺三角形をなす頂部の前記コアバック部の中央部最外径部において前記積層された電磁鋼板を溶接したことを特徴とするものである。

Claims (9)

  1. ハウジングと、このハウジングに固定されたステータと、このステータの内周側に対向配置されたロータとを備えた回転電機であって、
    前記ステータは、積層された電磁鋼板を径方向に分割してなる分割コアを環状に配置して形成されたステータコアと、このステータコアの隣接する前記分割コアによって形成されたスロットに装着されたステータ巻線とを有し、前記積層された電磁鋼板をかしめにより結合してなるかしめ部を設けるとともに隣接する前記分割コア同士が当接するコアバック部の長さの外周から1/3以内の範囲に前記かしめ部を配置したことを特徴とする回転電機。
  2. 前記コアバック部の中央部最外径部において前記積層された電磁鋼板を溶接し、この溶接による締結部と前記かしめ部とを三角形に配置したことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記コアバック部の中央部最外径部に凹部を設け、この凹部内において前記積層された電磁鋼板を溶接したことを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記隣接する分割コア間を溶接してなる締結部を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記隣接する分割コア間の溶接による締結部と前記かしめ部とを三角形に配置したことを特徴とする請求項4に記載の回転電機。
  6. 前記溶接による締結部を前記ステータコアの軸方向両端部にのみ配置したことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 前記溶接による締結部を前記ステータコアの軸方向に千鳥状に配置していることを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
  8. 前記積層された電磁鋼板のかしめ部において、2面以上のせん断面をもってかしめたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機。
  9. 前記スロットに充填剤を含浸したことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機。
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