JP2019210077A - シート排出装置及び画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの排出性を良好にできる構成を提供する。【解決手段】一対の腰付ローラ52は、一対の排出駆動ローラ50の外側で、駆動軸54に設けられ、ニップ部Nよりも従動軸55側に突出する。腰付レバー53は、駆動軸54の軸線方向における一対の排出駆動ローラ50の内側で、駆動軸54から従動軸55側に突出する。また、腰付レバー53は、従動軸55側への突出量が変化可能に駆動軸54とは異なる位置に固定されている。【選択図】図4

Description

本発明は、シートを排出するシート排出装置と、このようなシート排出装置を備えた画像読取装置に関する。
シートを排出するシート排出装置として、シートを波形状にして排出することでシートの積載性を向上させた構成がある。例えば、駆動軸に設けられた一対の排出ローラの外側と、一対の排出ローラの内側に、それぞれ一対の排出ローラよりも外径が大きい腰付ローラを設けた構成が提案されている(特許文献1)。
特開2015−37998号公報
特許文献1に記載の構成の場合、名刺などの小さいサイズのシートを排出する場合に、このシートが一対の排出ローラの外側の腰付ローラには当接せずに内側の腰付ローラに当接して排出される場合がある。腰付ローラは一対の排出ローラよりも外径が大きいため、一対の排出ローラにより小さいサイズのシートを排出する際に内側の腰付ローラによりシートの排出速度が加速され、排出されたシートが反転してしまうなどシートの排出性が低下する虞がある。
上記を鑑み、本発明に係るシート排出装置は、第1軸と、前記第1軸に設けられた一対の第1排出ローラと、第2軸と、前記第2軸に設けられ、前記一対の第1排出ローラにそれぞれ当接してシートを挟持するニップ部を形成し、前記一対の第1排出ローラと共に回転することで、前記ニップ部に挟持されたシートを排出する一対の第2排出ローラと、前記第1軸の軸線方向に関し前記一対の第1排出ローラの外側で、前記第1軸に設けられ、前記ニップ部よりも前記第2軸側に突出する一対の第1突出部と、前記第1排出ローラと前記第2排出ローラのうちの一方の一対の排出ローラが設けられる一方の軸の軸線方向における前記一対の排出ローラの内側で、前記一方の軸から他方の軸側に突出し、前記他方の軸側への突出量が変化可能に前記一方の軸とは異なる位置に固定された第2突出部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、シートの排出性を良好にできる。
実施形態に係る画像読取装置の概略構成断面図。 実施形態に係る画像読取装置の主要部を示す模式図。 実施形態に係るシート排出装置の斜視図。 実施形態に係るシート排出装置の正面図。 実施形態に係る画像読取装置のシート排出装置及びシート排出積載部における断面図。 実施形態の別例に係るシート排出装置の斜視図。 実施形態に係るシート排出装置の概略断面図。 実施形態に係る排出従動ローラの(a)正面図、(b)側面図。 実施形態に係る排出駆動ローラ及び腰付レバーを上方から見た平面図。 実施形態に係るシート排出装置で薄紙を排出する様子を示す断面図で、(a)薄紙がニップ部の前にある状態を、(b)薄紙がニップ部でニップされている状態を、(c)薄紙がニップ部から排出された状態を、それぞれ示す図。 実施形態に係るシート排出装置で薄紙がニップ部でニップされている状態を示す、シート排出装置の正面図。 図11の中央部分を拡大して概略的に示す図。 実施形態に係るシート排出装置で厚紙を排出する様子を示す断面図で、(a)厚紙がニップ部の前にある状態を、(b)厚紙がニップ部でニップされている状態を、(c)厚紙がニップ部から排出された状態を、それぞれ示す図。 実施形態に係るシート排出装置で厚紙がニップ部でニップされている状態を示す、シート排出装置の正面図。 実施形態の別の第1例に係る画像読取装置のシート排出装置及びシート排出積載部における断面図。 実施形態の別の第2例に係る画像読取装置のシート排出装置及びシート排出積載部における断面図。
実施形態について、図1ないし図14を用いて説明する。まず、図1及び図2を用いて本実施形態の画像読取装置の概略構成について説明する。
[画像読取装置]
画像読取装置200は、原稿としてのシートSを搬送し、シートSの両面又は片面の画像を読み取る。このために、画像読取装置200は、シート取込装置101を備える。シート取込装置101は、シート積載台(原稿載置台)1を有し、シート積載台1には、シートSが複数枚積載可能である。このシート積載台1は昇降自在に構成されている。シート積載台駆動モータ2は、シート積載台1を昇降させる。シート検知センサ3は、シート積載台1に積載されたシートSがシート取込位置にあることを検知する。シート積載検知センサ12は、シート積載台1のシート積載面1aにシートSが積載されていることを検知する。シート積載台1は、シートSの搬送方向に交差(本実施形態では、直交)するシートSの幅方向両端に当接して、シートSの幅方向位置を規制する規制板1bを有する。
原稿ピックアップ部の一例としてのピックアップローラ4(取り込み手段)は、シート積載台1のシートSをシート積載台1から送り出す。ピックアップローラ駆動モータ5は、ピックアップローラ4を回転させる。図2ではシートS上面がシート取込位置にあり、ピックアップローラ4を回転させればシートSの取り込みが始まる状態である。また、ピックアップローラ4はシート取込位置とシート取込位置よりも上方の退避位置とに不図示の駆動手段によって移動できる。ピックアップローラ4はシートSを取り込むときは取込位置に移動され、取り込みが終わったら退避位置に移動される。
給送ローラ6は、給送モータ8によって、シートSを搬送方向下流側に給送する方向に回転するように駆動されている。分離ローラ7は、シートSを搬送方向上流側に押し戻す方向に回転する回転力を、不図示のトルクリミッタ(スリップクラッチ)を介して分離モータ9から常時受けている。給送ローラ6と分離ローラ7との間にシートSが1枚存在するときは、上記トルクリミッタが伝達する分離ローラ7がシートSを上流側に押し戻す方向の回転力の上限値より、給送ローラ6によって下流側に送られるシートSと分離ローラ7との間の摩擦力によってシートSが下流側に給送される方向への回転力が上回り、分離ローラ7は給送ローラ6に追従して回転する(連れ回りする)。
一方、給送ローラ6と分離ローラ7との間にシートが複数枚存在するときは、分離ローラ7はシートSを上流側に押し戻す方向の回転をローラ軸から受け、最も上位のシートS以外が下流側に搬送されないようにする。
このように給送ローラ6がシートSを下流側に給送する作用と、分離ローラ7のシートSを下流側に搬送されないようにする作用とによって、シートSが重なって給送ローラ6と分離ローラ7とのニップ部に送り込まれたとき、最も上のシートSのみ下流側に給送され、それ以外のシートSは下流側に搬送されないようにされることで、重なったシートSが分離給送される。よって、給送ローラ6と分離ローラ7とは、一対の分離ローラ対42(原稿分離部)を構成する。なお、本実施形態では、分離ローラ対42を使用しているが、分離ローラ対42の代わりに分離ローラと給送ローラのどちらか一方をベルトにした、分離ベルトローラ対を使用してもよい。また、分離ローラを分離パッドに置き換え、シートSに当接することで下流側へ複数枚のシートSが搬送されることを防ぐようにしてもよい。
このように構成されたピックアップローラ4、給送ローラ6、分離ローラ7などからなる原稿ピックアップ部によって、シート積載台1に積載されたシートSが1枚ずつに分離されて、画像読取装置200内部に取り込まれる。
また、分離されたシートSが通過する位置に重送検知センサ30を備えることで、原稿分離部によってシートSが一枚ずつに分離できているかを検知することができる。本実施形態においては重送検知センサ30として超音波の送受信部を用いた検出装置を用いており、搬送路を跨いだ送受信部間における超音波の減衰量によって重送を検知することができる。
搬送モータ10は、分離後のシートSを、読取ユニット14、15によってシートS上の画像の読み取りが行われる画像読取位置まで搬送し、更に排出位置まで搬送するため、その他のローラ(原稿搬送部)を駆動する。また、搬送モータ10は、シートSの読み取りに最適な速度や、シートの解像度等の設定に応じてシートSの搬送速度を変更できるよう各ローラを駆動する。
ニップ隙間調整モータ11は、給送ローラ6と分離ローラ7との隙間、或いは分離ローラ7に対してシートSを介して給送ローラ6が圧接する圧接力を調整する。これにより、シートSの厚みに適合した隙間、或いは圧接力が調整され、シートSを分離することができる。
レジストクラッチ19は、搬送モータ10の回転駆動力を、シートSを搬送する搬送部としてのレジストローラ18に伝達、又は当該伝達を遮断する。レジストローラ17、18で構成されるレジストローラ対の回転を停止することにより、給送されるシートSの先端をレジストローラ対のニップ部に突き当てて、シートの斜行を補正する。
搬送ローラ20、21で構成される搬送ローラ対、搬送ローラ22、23で構成される搬送ローラ対、及び図1に示すさらに下流側の後述するシート排出装置100のローラ対を含むローラ対は、シートをシート排出積載部44に搬送する。上ガイド板40と下ガイド板41との2つのガイド板は、分離ローラ対、レジストローラ対、各搬送ローラ対により搬送されるシートSを案内する。即ち、上ガイド板40と下ガイド板41とで、シートを搬送する搬送路400を形成している。
また、後述する読取ユニット14、15により画像が読み取られたシートは、排出搬送路401を搬送され、シート排出装置100によりシート排出積載部44に排出される。排出搬送路401は、互いに対向して配置される第1ガイド部402、第2ガイド部403により形成されている。第1ガイド部402及び第2ガイド部403は、それぞれ湾曲するように形成されている。このため、排出搬送路401は、搬送路400により搬送されたシートを折り返すような経路となっており、搬送路400や分離ローラ対42などの上方に配置されたシート排出積載部44にシートを搬送可能としている。なお、第1ガイド部402と上ガイド板40とが、第2ガイド部403と下ガイド板41とがそれぞれ一体に構成されていても良いし、別体であっても良い。
レジスト前センサ32は、レジストローラ17、18で構成されるレジストローラ対の上流側に配設され、搬送されるシートSを検知する。レジスト後センサ33は、レジストローラ17、18で構成されるレジストローラ対の下流側に配設され、搬送されるシートSを検知する。
レジスト後センサ33によってシートSが検知されると、制御手段としての制御装置45によって読取ユニット14、15に対し画像の読み取り指示が出され、搬送されるシートSの画像が読み取られる。読取部としての読取ユニット14、15は、上述のようにシートSが搬送される搬送路400を挟むように対向して配置され、シートの両面又は片面の画像を読み取る。
即ち、読取ユニット14、15は、それぞれ、例えば、筐体と、筐体内に配置されたラインイメージセンサと、ラインイメージセンサの搬送路400側に配置されたコンタクトガラスとを有する。このような読取ユニット14、15は、搬送部としてのレジストローラ17、18によって搬送されるシート(原稿)Sの画像を、コンタクトガラスを介してラインイメージセンサにより読み取り可能である。
制御装置45は、画像読取装置200全体の制御を行う。このような制御装置45は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。CPUは、ROMに格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら各部の制御を行う。また、RAMには、作業用データや入力データが格納されており、CPUは、前述のプログラム等に基づいてRAMに収納されたデータを参照して制御を行う。読取ユニット14、15によって読み取られたシートの画像は、不図示のインターフェース部を介して情報処理装置などの外部装置に対して送信される。
[シート排出装置]
次に、シート排出装置100について説明する。図1に示したように、シート排出装置100は、画像読取装置200の排出搬送路401の最下流に配置され、読取ユニット14、15で画像が読み取られたシートを、シート排出積載部44に排出する。
シート排出装置100は、図3及び図4に示すように、駆動軸54、従動軸55、一対の排出駆動ローラ50、一対の排出従動ローラ51、一対の腰付ローラ52、腰付レバー53を有する。そして、一対の排出駆動ローラ50と一対の排出従動ローラ51とで排出ローラ対60を構成している。
第1軸としての駆動軸54は、図1に示すように、排出駆動モータ56によって回転駆動される。第2軸としての従動軸55は、駆動軸54と略平行に排出搬送路401を介して対向する位置に配置されている。本実施形態では、駆動軸54は、従動軸55よりも重力方向上側に配置されている。なお、駆動軸が従動軸の重力方向下側に配置されていても良い。
一対の第1排出ローラとしての一対の排出駆動ローラ50は、駆動軸54に軸線方向に関して互いに間隔をあけて設けられている。一対の排出駆動ローラ50は、駆動軸54に相対回転不能に固定されており、排出駆動モータ56により駆動軸54が回転駆動されると、駆動軸54と共に回転する。また、一対の排出駆動ローラ50は、例えば、名刺サイズのような小さいサイズのシートであっても挟持搬送可能な間隔で配置されている。
一対の第2排出ローラとしての一対の排出従動ローラ51は、従動軸55に軸線方向に関して互いに間隔をあけて設けられている。そして、一対の排出従動ローラ51は、一対の排出駆動ローラ50にそれぞれ当接してシートを挟持するニップ部Nを形成し、一対の排出駆動ローラ50と共に(本実施形態では、従動して)回転することで、ニップ部Nに挟持されたシートを、シート排出積載部44に排出する。一対の排出従動ローラ51は、従動軸55に固定されており、一対の排出駆動ローラ50に従動することで、従動軸55と共に回転する。なお、従動軸55を固定とし、一対の排出従動ローラ51を従動軸55に対して相対回転させるようにしても良い。
[腰付ローラ]
一対の第1突出部としての一対の腰付ローラ52は、駆動軸54の軸線方向に関して一対の排出駆動ローラ50の外側(駆動軸54の両軸端側)に、それぞれ駆動軸54に対して相対回転可能に設けられている。また、図4に示すように、一対の腰付ローラ52は、シートが排出される排出方向(後述する図7の矢印A方向)から見た場合に、ニップ部Nを通り、シートが排出される排出方向と平行な仮想線(ニップ線)L1よりも従動軸55側(第2軸側)に突出する。即ち、一対の腰付ローラ52は、駆動軸54に設けられ、ニップ部Nよりも従動軸55側に突出する。なお、仮想線L1は、排出方向から見た場合に一対のニップ部Nを通る線として示している。
具体的には、一対の腰付ローラ52は、駆動軸54に対して相対回転可能に設けられ、且つ、一対の排出駆動ローラ50よりも外径が大きい一対のローラである。また、一対の腰付ローラ52と一対の排出駆動ローラ50は、同心上に配置されている。このため、図5に示すように、一対の腰付ローラ52の外周面は、一対の排出駆動ローラ50の外周面よりも従動軸55側に突出する。したがって、図4からも明らかなように、一対の腰付ローラ52の外周面は、ニップ部Nを通る仮想線L1よりも従動軸55側に突出することになる。
このような一対の腰付ローラ52は、一対の排出駆動ローラ50の外側に配置されているため、名刺サイズのような小サイズのシートが一対の排出駆動ローラ50により搬送されている場合には、この小サイズのシートには接触しない。換言すれば、名刺サイズ(例えば55mm×91mm)のような小サイズのシートに接触しない、排出駆動ローラ50よりも外側(両端側)の位置に腰付ローラが配置されている。一方、排出されるシートが所定サイズ以上(名刺サイズなどの小サイズよりも大きい、例えば、ハガキサイズ以上)である場合に、一対の腰付ローラ52は、シートの排出方向に関して少なくともニップ部Nの直上流でこの所定サイズ以上のシートに当接する。
一対の腰付ローラ52は、上述のように、駆動軸54に設けられたローラであるため、シートの排出方向に関して、ニップ部Nの直上流から直下流まででシートと当接し続けるようにしている。即ち、シートがニップ部Nに入る直前からニップ部Nを通過している間、更にはニップ部Nを出た直後まで、一対の腰付ローラ52がシートに当接し続ける。これら「直上流」及び「直下流」については後述する。
上述のように、一対の腰付ローラ52は、排出駆動ローラ50よりも外径が大きいため、ニップ部Nで挟持搬送される所定サイズ以上のシートの表面のうち、一対の排出駆動ローラ50の外側の位置を押圧する。これにより、一対の腰付ローラ52は、このシートのニップ部Nで挟持される位置よりも幅方向(排出方向に交差(本実施形態では、直交)する仮想線L1方向)の両端側を波打たせ、このシートに腰を付けた状態で排出する役割を有する。この結果、排出されるシートの先端が上下に丸まったりすることなく排出される。
また、一対の腰付ローラ52は、全体が弾性部材で構成されている。具体的には、図3に示すように、一対の腰付ローラ52は、円筒状のゴム部材に軸線方向に貫通した複数の孔を設けたローラとしている。なお、図6に示す本実施形態の別例のシート排出装置100Aのように、一対の腰付ローラ52Aとして、スポンジ材のような柔らかく、弾力ある材質を使用しても良い。図6の腰付ローラ52Aは、スポンジ材を円筒状に形成し、図3の腰付ローラ52のような軸線方向に貫通する複数の孔を形成していない。
このように一対の腰付ローラ52(52A)を弾性部材で構成することにより、腰が付きにくい(剛性が高い)シート(例えば厚いシート)をニップ部Nで挟持搬送する時に、腰付ローラ52の外周面が弾性変形する。この結果、シートへの負荷を減らして搬送できる。逆に、排出時にシートが丸まり易く、腰が付きやすい(剛性が低い)シート(例えば薄いシート)を搬送する時には、腰付ローラ52の外周面がほぼ弾性変形せず、このシートに腰を付けて排出することができる。
また、腰付ローラ52を駆動軸54と共に回転駆動させてしまうと、腰付ローラ52の外径が排出駆動ローラ50よりも大きいため、腰付ローラ52の周速度が排出駆動ローラ50よりも速くなってしまう。この結果、搬送されるシート面に対して腰付ローラ52が滑り、腰付ローラ52及びシートの摩耗の原因となってしまう。このため、腰付ローラ52は、駆動軸54に対して相対回転可能に支持されている。これにより、腰付ローラ52はシートの搬送速度に合わせて従動回転するため、腰付ローラ52及びシートを摩耗させずに、シートを搬送できる。本実施形態においては一例として、腰付ローラ52が駆動軸54との間にベアリングを介して取り付けられている。
[腰付レバー]
第2突出部としての腰付レバー53は、第1軸と第2軸のうちの一方の軸としての駆動軸54の軸線方向に関して、駆動軸54に設けられた一方の一対の排出ローラとしての一対の排出駆動ローラ50の内側で、駆動軸54から従動軸55側に突出する。また、腰付レバー53は、従動軸55側への突出量が変化可能に駆動軸54とは異なる位置に固定されている。このような腰付レバー53は、駆動軸54を中心に回転しないように駆動軸54以外の固定部(後述する揺動軸53b)に対して設けられている。即ち、腰付レバー53は、一対の排出駆動ローラ50の間、本実施形態の場合、一対の排出駆動ローラ50の間部分の軸線方向中央に配置されている。また、腰付レバー53は、駆動軸54の軸線方向から見た場合に、ニップ部Nを通る仮想線L1(図4)よりも第1軸と第2軸のうちの他方の軸としての従動軸55側(他方の軸側)に突出し、その突出量が変化可能である。即ち、腰付レバー53は、一対の排出駆動ローラ50よりも従動軸55側(第2軸側)に突出し、仮想線L1から従動軸55側に突出する突出量が変化可能である。そして、腰付レバー53は、シートが排出される排出方向に関して少なくともニップ部Nの直上流でシートに当接する。
また、腰付レバー53は、シートの排出方向に関してニップ部Nの直下流でもシートに当接する。本実施形態では、腰付レバー53は、ニップ部Nの直上流から直下流まででシートと当接し続けるようにしている。即ち、シートがニップ部Nに入る直前からニップ部Nを通過している間、更にはニップ部Nを出た直後まで、腰付レバー53がシートに当接し続ける。これら「直上流」及び「直下流」については後述する。
本実施形態の場合、図7に示すように、腰付レバー53は、シートに当接する当接部53aと、当接部53aを他方の軸としての従動軸55側に向けて付勢する付勢手段としての引っ張りばね53cとを有する。当接部53aは、一方の軸としての駆動軸54と略平行に配置された揺動軸53bを中心に揺動可能に設けられている。本実施形態においては腰付レバー53全体が揺動可能に設けられている。
即ち、腰付レバー53は、揺動軸53bにより揺動自在に支持されたレバー部530を有し、このレバー部530の一部を当接部53aとしている。具体的には、レバー部530は、揺動軸53bに支持される支持部531と、支持部531からニップ部N側に延びた先端側部分532と、支持部531からニップ部Nと反対側に延びた基端側部分533とが一体に構成されたものである。そして、先端側部分532の排出搬送路401側の側面(下側面)を当接部53aとしている。先端側部分532は、その先端部を略上方に折り曲げるように湾曲させている。
一方、基端側部分533の基端部には、引っ張りばね53cの一端を引っ掛けるための引っ掛け部534が設けられている。引っ張りばね53cの他端は、装置本体の不図示の固定部分に引っ掛けられている。これにより、基端側部分533が引っ張りばね53cにより排出搬送路401から離れる方向(図7の略上方)に引っ張られ、先端側部分532が揺動軸53bを中心に排出搬送路401に向かう方向(矢印C方向)に付勢される。
なお、レバー部530は、シートと当接していない状態で、先端側部分532の一部が排出搬送路401に侵入し、且つ、その先端部がニップ部Nよりも従動軸55側に位置するように取り付けられている。また、不図示の規制部材によりそれ以上、従動軸55側に揺動しないように揺動が規制されている。この状態における腰付レバー53の位置を、初期位置とする。
本実施形態の場合、揺動軸53bは、駆動軸54よりもシートの排出方向(矢印A方向)に関して上流側で、且つ、排出搬送路401よりも駆動軸54側(第1軸側、即ち、上側)に設けられている。なお、揺動軸53bは、駆動軸54よりもシートの排出方向下流側で、ニップ部Nを通り排出方向と平行な仮想線L2よりも駆動軸54側に設けても良い。なお、仮想線L2は、駆動軸54の軸線方向から見た場合にニップ部Nを通る線として示している。
このように構成される腰付レバー53は、揺動軸53bにより揺動自在に支持されており、駆動軸54を中心に回転しない。また、腰付レバー53は、引っ張りばね53cの付勢力によって、当接部53aが排出搬送路401からニップ部Nに向けて搬送されたシートと当接する。このように当接部53aがシートに押し当たることによりシートに腰を付けることができる。
また、腰付レバー53は、搬送されるシートの剛性によっては揺動軸53bを中心に揺動して、先端側部分532が駆動軸54側(矢印B方向)に退避するように移動する。即ち、当接部53aが排出駆動ローラ50よりも従動軸55側に突出する突出量が変化する。
具体的には、腰付レバー53は、坪量が第1の坪量であるシートと当接する場合よりも、第1の坪量よりも坪量が大きい第2の坪量であるシートと当接する場合の方が、突出量が小さくなる。即ち、厚紙などの坪量が大きいシートの場合、剛性が高く腰が付きにくいため、当接部53aと当接することで、当接部53aが引っ張りばね53cの付勢力に抗して持ち上がる。
一方、薄紙などの坪量が小さいシートの場合、剛性が低く腰が付きやすいため、当接部53aと当接しても、当接部53aが引っ張りばね53cの付勢力に抗して持ち上がらないか、僅かに持ち上がる程度である。また、普通紙のような厚紙よりも剛性が低く、薄紙より剛性が低いシートの場合、当接部53aと当接した際に、薄紙の時よりも当接部53aが持ち上がり、厚紙の時よりも当接部53aが持ち上がらない。このため、腰付レバー53は、薄紙や普通紙などのシートをニップ部Nで搬送する場合には、このシートの腰を付けて排出する。
なお、薄紙は、例えば坪量が52g/m未満であり、普通紙は、例えば坪量が52g/mよりも大きく128g/m未満であり、厚紙は、例えば坪量が128g/m以上である。
このように構成される腰付レバー53は、一対の排出駆動ローラ50の内側に配置されているため、名刺などの幅方向の長さが短く、排出時に一対の腰付ローラ52に当たらない小サイズのシートを搬送する場合にも、この小サイズのシートに当接する。このため、このような小サイズのシートであっても、腰付レバー53により腰付けを行うことができる。勿論、小サイズのシートよりも大きいサイズのシートであっても、腰付レバー53が当接して腰付が行われる。
[腰付ローラ及び腰付レバーがシートに当接するタイミング]
ここで、腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートに当接するタイミングについて説明する。まず、腰付ローラ52及び腰付レバー53にシートが当接を開始するニップ部Nの「直上流」について、図7を用いて説明する。図7に示すように、ニップ部Nは、排出駆動ローラ50と排出従動ローラ51とが当接してシートを挟持する部分であり、シートの排出方向(矢印A方向)に関して所定の長さを有する。ニップ部Nの直上流は、排出搬送路401を搬送されてきたシートがニップ部Nに入る直前であり、本実施形態では、次のように定義する。
図7に示すように、排出駆動ローラ50及び排出従動ローラ51の回転軸線方向に直交する断面において、排出駆動ローラ50の外周面と排出従動ローラ51の外周面との共通接線をT1、T2とする。接線T1、T2は、互いに交差しない接線であり、接線T1は、排出駆動ローラ50及び排出従動ローラ51の外周面とニップ部Nの排出方向上流側で接する線である。接線T2は、排出駆動ローラ50及び排出従動ローラ51の外周面とニップ部Nの排出方向下流側で接する線である。
また、シートの排出方向と平行でニップ部Nを通る仮想線L2と接線T1との交点をP1、仮想線L2と接線T2との交点をP2とする。この場合に、ニップ部Nのシートの排出方向に関して「直上流」は、ニップ部Nの上流端(上流端を含まない)から交点P1までの間とする。即ち、ニップ部Nの上流端から交点P1までの間でニップ部Nの上流端を含まない範囲で、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートに当接する。一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートに当接を開始する位置は、この範囲であれば良く、例えば、ニップ部Nの上流端から交点P1の間の排出方向中央からニップ部Nの上流端までの間で、ニップ部Nの上流端を含まない範囲でも良い。
一方、ニップ部Nの上流端から交点P1までの間で、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートから離れるようにしても良いが、少なくとも一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53は、シートがニップ部Nの上流端に到達するまでシートに接していることが好ましい。
また、ニップ部Nのシートの排出方向に関して「直下流」は、ニップ部Nの下流端(下流端を含まない)から交点P2までの間とする。即ち、ニップ部Nの下流端から交点P2までの間でニップ部Nの下流端を含まない範囲で、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートに当接する。一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートに当接を開始する位置は、この範囲であっても良く、例えば、ニップ部Nの下流端から交点P2の間の排出方向中央からニップ部Nの下流端までの間で、ニップ部Nの下流端を含まない範囲でも良い。
なお、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートから離れる位置は、ニップ部Nの下流端から交点P2の間の何れの位置でも良い。例えば、ニップ部Nの下流端から交点P2の間の排出方向中央から交点P2までの間で、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートから離れるようにしても良い。
また、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53は、少なくともニップ部Nの直上流でシートに当接すれば良く、ニップ部N及びニップ部Nの直下流で接触しなくても良い。この場合、一対の腰付ローラ52を、腰付レバー53と同様の構成としても良い。また、シートと直上流のみで接触する場合、ニップ部Nの上流端に到達するまで接触し続けるようにしても良い。
但し、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53は、ニップ部Nの直下流でもシートに当接することが好ましい。この方が、より確実にシートの腰を付けた状態で排出できるためである。本実施形態では、上述のように、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53は、ニップ部Nの直上流から直下流まででシートと当接し続けるようにしている。
なお、ニップ部Nにシートが挟持されている状態では、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53がシートに当接していなくても良い。この場合、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53を、例えば、ニップ部Nの直上流と直下流のみでシート当接するような形状、例えば、この2箇所でシートに向けて突出する突部を有するような形状としても良い。
また、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53が、シートに当接を開始するタイミングは、同時でも、どちらが先でも良い。即ち、腰付レバー53が先にシートに当たっても、一対の腰付ローラ52の方が先にシートに当たっても良い。同様に、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53が、シートから離れる(当接が解除される)タイミングは、同時でも、どちらが先でも良い。即ち、腰付レバー53の方が後にシートから離れても良いし、一対の腰付ローラ52の方が後にシートから離れても良い。
[蹴り出し突部]
図4に示すように、一対の排出従動ローラ51の外周面には、それぞれ第3突出部としての蹴り出し突部51aが形成されている。即ち、蹴り出し突部51aは、一対の排出従動ローラ51の外周面のうち、ニップ部Nから従動軸55の軸線方向に外れた位置に、排出従動ローラ51の外周面から突出するように設けられている。本実施形態の場合、蹴り出し突部51aは、一対の排出従動ローラ51の外周面のうち、従動軸55の軸線方向に関して外側の端部に設けられている。
このような一対の蹴り出し突部51aは、従動軸55側(第2軸側)に設けられ、従動軸55の軸線方向から見た場合に、一対の排出従動ローラ51よりも駆動軸54側に突出する。そして、一対の蹴り出し突部51aは、シートの排出方向に関して少なくともニップ部Nの直上流でシートに当接可能である。
また、蹴り出し突部51aは、図8(a)、(b)に示すように、一対の排出従動ローラ51の外周面の全周に亙って間欠的に設けられた複数の突起510を有する。そして、複数の突起510の外接円の直径が排出従動ローラ51の外径よりも大きくなるようにしている。
このよう蹴り出し突部51aは、主に、ニップ部Nを抜けた薄いシートを装置の排出口から蹴り出すように、勢いを付けて排出する役割を有する。これにより、腰付レバー53及び腰付ローラ52によって負荷をかけられたシートの後端が排出口に残ることなく、シートをシート排出積載部44に排出できる。
また、蹴り出し突部51aは、シートを排出する際にシートに当接してシートに腰を付ける効果もある。蹴り出し突部51aは、複数の突起510を排出従動ローラ51の外周面の全周に亙って有するため、腰付ローラ52と同様に、シートの排出方向に関して、ニップ部Nの直上流から直下流まででシートと当接し続ける。
なお、蹴り出し突部51aについても、一対の腰付ローラ52と同様に弾性部材で構成しても良い。弾性部材で構成することにより、腰が付きにくい(剛性が高い)シート(例えば厚いシート)をニップ部Nで挟持搬送する時に、蹴り出し突部51aが弾性変形して、シートへの負荷を減らすことができる。
また、蹴り出し突部51aがシートに当接を開始するタイミングは、一対の腰付ローラ52及び腰付レバー53と同時でも、異なっていても良い。例えば、腰付レバー53よりも先に当接するようにしても良い。例えば、一対の腰付ローラ52、蹴り出し突部51a、腰付レバー53の順でシートが当接するようにしても良い。本実施形態では、シートは、腰付レバー53、蹴り出し突部51a、一対の腰付ローラ52の順で当接するようにしている。これは、ニップ部Nでシートが挟まれると、その内側にある腰付レバー53にシートが当接してもシートが撓みにくいため、早めに腰付レバー53にシートを当てた方が、腰付レバー53による腰付の効果をより確実に得られるためである。また、腰付レバー53から順に外側に向かって蹴り出し突部51a、腰付ローラ52の順でシートが当接すると、シートが波うち易くなり、腰付の効果をより確実に得られるため、好ましい。当接が解除されるタイミングは、この逆である。また、当接が解除されるタイミングについても、これらが同時、或いは、異なっていても良い。
また、蹴り出し突部51aは、図8(b)では、排出従動ローラ51の外周面に6等分に分かれて複数の突起510が配置されているが、この数は適宜設定可能である。また、蹴り出し突部51aは、このように突起を複数に分割していなくても良く、突起を外周面に連続させても良い。
[腰付レバーの作用]
ここで、特許文献1に記載のように、腰付レバー53の代わりに腰付ローラを一対の排出駆動ローラ50の間に配置した場合、小サイズのシートの搬送時に、シートの後端がニップ部Nから離れた時に、腰付ローラからシートへ働く付勢力によりシートが加速して排出されてしまう。そのため、シートの先端が上方に向かって反転してしまう虞がある。
これに対して本実施形態では、一対の排出駆動ローラ50の間には、駆動軸54を中心に回転しないように腰付レバー53を設けている。このため、小サイズのシートを搬送した場合でも、腰付レバー53とシートとが当接することにより摩擦が発生し、シートにブレーキがかかるため、反転することなくシートを排出できる。
図9は、シート排出装置100を上方から見た図である。本実施形態では、腰付レバー53の当接部53a(図7)は、排出方向に関して直上流から直下流に亙って搬送されるシートと摺動する。このため、排出されるシートに対して、腰付レバー53によりブレーキをかけることができ、シートが勢い良く排出されて反転したりすることを防止でき、シートの排出性を良好にできる。
特に、腰付レバー53の当接部53aは、シートの排出方向(矢印A方向)に関し、ニップ部N(図7)内(特に、ニップ部N内のうちの排出方向中央よりも下流の摺動位置53d)でも、ニップ部Nで搬送されるシートと摺動する。このため、排出されるシートに対して、より確実にブレーキをかけることができる。また、腰付レバー53の当接部53aは、ニップ部Nの直下流でも当接しているため、ニップ部Nを通過した後のシートに対して更にブレーキを掛けることができる。以下、シートの種類に応じたシートの排出の流れについて、図10ないし図14を用いて説明する。
[薄紙]
まず、シートが坪量の小さい薄紙(以下、シートS1)である場合について、図10ないし図12を用いて説明する。まず、図10(a)に示すように、シートS1が排出搬送路401を通ってシート排出装置100に向けて搬送されてくる。排出搬送路401は、上述したように湾曲して形成されているため、シートS1は、上側にある第2ガイド部403に案内されてニップ部N(図11など参照)に向けて矢印方向に搬送される。このとき、腰付レバー53は、シートS1に当接していないため、上述の初期位置に位置する。
次に、シートS1が更にニップ部Nに向けて搬送されると、シートS1は、まず、ニップ部Nの直上流で、一対の腰付ローラ52、蹴り出し突部51a、及び、腰付レバー53に当接する。このため、シートS1は、一対の腰付ローラ52、蹴り出し突部51a、及び、腰付レバー53により腰が付けられた状態でニップ部Nに突入する。そして、シートS1は、図10(b)に示すように、腰が付けられた状態のままでニップ部Nを矢印方向に搬送される。
この際、シートS1は、図11及び図12に示すように、幅方向に関して、ニップ部Nの内側で腰付レバー53により図11、12の下方に、ニップ部Nの外側で蹴り出し突部51aにより図11、12の上方に、更にその外側で腰付ローラ52により図11、12の下方にそれぞれ押される。この結果、シートS1は、波打った形状、即ち、腰が付けられた状態でニップ部Nから排出される。
一対の腰付ローラ52、蹴り出し突部51a、及び、腰付レバー53は、シートS1がニップ部Nの直下流まで当接し続ける。このため、シートS1は、これらにより腰が付けられた状態でニップ部Nを通過し、図10(c)に示すように、ニップ部Nから排出された後も腰が維持される。そして、シートS1は、矢印D方向に略直線的に排出され、矢印E方向(下方向)に緩やかに落下し、シート排出積載部44に排出される。
[厚紙]
次に、シートが坪量の大きい厚紙(以下、シートS2)である場合について、図13及び図14を用いて説明する。まず、図13(a)に示すように、シートS2が、上述のシートS1と同様に、排出搬送路401を通ってシート排出装置100に向けて搬送されてくる。このとき、腰付レバー53は、シートS2に当接していないため、上述の初期位置に位置する。
次に、シートS2が更にニップ部Nに向けて搬送されると、シートS2は、まず、ニップ部Nの直上流で、一対の腰付ローラ52、蹴り出し突部51a、及び、腰付レバー53に当接する。但し、シートS2は、剛性が高いため、一対の腰付ローラ52が弾性変形し、腰付レバー53の当接部53a(図7参照)が排出搬送路401から退避するように移動する。このためシートS2は、これらによる腰付けが殆ど行われていない状態でニップ部Nに突入する。そして、シートS2は、図13(b)に示すように、殆ど腰が付けられていない状態のままでニップ部Nを矢印方向に搬送される。この場合の腰付レバー53の排出駆動ローラ50からの突出量は、例えば、ほぼ0となる。
この際、シートS2は、図14に示すように、幅方向に関して、ほぼ波打ちがないような状態となる。このため、シートS2は、幅方向に略直線的な形状でニップ部Nを通過し、図13(c)に示すように、ニップ部Nから排出された後は、矢印方向に緩やかに排出される。
以上のように、本実施形態では、一対の排出駆動ローラ50の間には、駆動軸54を中心に回転しないように腰付レバー53を設けている。このため、小サイズのシートを搬送した場合でも、腰付レバー53とシートとが当接することにより摩擦が発生し、シートにブレーキがかかるため、シート後端を付勢することによるシートの反転を抑えてシートを排出できる。
また、腰付レバー53は、ニップ部Nの直上流でシートに当接するため、例えば、小サイズのシートであっても、腰を付けた状態でシートをニップ部Nに送り込むことができる。このため、小サイズのシートであっても、シートの排出性を良好にできる。また、本実施形態では、腰付レバー53は、ニップ部Nの直下流でもシートに当接しているため、より確実にシートに腰を付けた状態でより確実に排出できる。更に、腰付レバー53は、ニップ部Nの直上流から直下流まで当接し続けるため、より安定してシートに腰を付けることができる。
また、シートに当接して腰を付ける部材が駆動軸54を中心に回転しない腰付レバー53であるため、ニップ部Nから排出されるシートに腰付レバー53が当接することで、このシートに対してブレーキを掛けることができる。このように、本実施形態では、シートへの腰付けを行え、シートにブレーキをかけて排出することができるため、シートの排出性を良好にできる。
[実施形態の別の第1例]
図15は、実施形態の別の第1例として、腰付レバー53Aを、上述の構成よりも下流に設けた構成を示している。腰付レバー53Aは、シートの排出方向の位置が異なるだけで、上述の腰付レバー53と同じ構成を有する。別の第1例の場合、腰付レバー53Aは、シートの排出方向に関して少なくともニップ部N(図7参照)の直下流でシートに当接し、直上流では当接しない。なお、図15の例では、腰付レバー53Aは、ニップ部Nの直下流のみで当接するが、ニップ部Nでも当接するようにしても良い。このような構成であっても、シートがニップ部Nから排出される際に、腰付レバー53Aによりシートに腰を付けることが可能である。特に、ニップ部Nを抜けてからシートに腰を付けるため、シート及びローラに負荷をかけずにシートに腰を付けることができる。
[実施形態の別の第2例]
図16は、実施形態の別の第2例として、腰付レバー53Bを、上述の構成よりも上流に設けた構成を示している。腰付レバー53Bは、シートの排出方向の位置が異なるだけで、上述の腰付レバー53と同じ構成を有する。別の第2例の場合、腰付レバー53Bは、シートの排出方向に関して少なくともニップ部N(図7参照)の直上流でシートに当接し、直下流では当接しない。なお、図16の例では、腰付レバー53Bは、ニップ部Nの直上流のみで当接するが、ニップ部Nでも当接するようにしても良い。このような構成であっても、シートがニップ部Nから排出される際に、腰付レバー53Bによりシートに腰を付けることが可能である。
[他の実施形態]
上述の説明では、第2突出部を腰付レバー53、53A、53Bとしたが、第2突出部は、他の構成であっても良い。例えば、第2突出部は、板バネのような弾性部材であっても良い。例えば、板バネの一端を固定し、他端を自由端とし、この自由端側を、ニップ部を通る排出方向と平行な仮想線よりも従動軸55側に突出させるようにしても良い。
また、腰付レバー53、53A、53Bは、従動軸55側に設けて、駆動軸54側に突出するようにしても良い。この場合、一方の軸が従動軸55となり、腰付レバー53、53A、53Bは、従動軸55を中心に回転しないように設けられる。また、腰付レバー53、53A、53Bは、従動軸55に設けられた一対の排出従動ローラ51の内側に設けられ、ニップ部Nを通る排出方向と平行な仮想線L1よりも駆動軸54側に突出し、その突出量が変化可能である。シートとの当接位置は、腰付レバー53、53A、53Bが駆動軸54側に設けられている場合と同様である。
また、一対の腰付ローラ52は、従動軸55側にあっても良い。この場合、蹴り出し突部51aは、排出駆動ローラ50に設けることが好ましい。
ニップ部Nの直上流と直下流の範囲を規定する接線は、腰付ローラ52と排出従動ローラ51の接線であっても良い。即ち、接線T1を、腰付ローラ52及び排出従動ローラ51の外周面とニップ部Nの排出方向上流側で接する線とし、接線T2を、腰付ローラ52及び排出従動ローラ51の外周面とニップ部Nの排出方向下流側で接する線としても良い。
また、本発明のシート排出装置は、画像読取装置以外に、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置や、製本やステイプルなどの処理をシートに施すシート処理装置のシート排出部分にも適用可能である。
14、15・・・読取ユニット(読取部)/17、18・・・レジストローラ(搬送部)/50・・・排出駆動ローラ(第1排出ローラ)/51・・・排出従動ローラ(第2排出ローラ)/51a・・・蹴り出し突部(第3突出部)/52、52A・・・腰付ローラ(第1突出部)/53、53A、53B・・・腰付レバー(第2突出部)/53a・・・当接部/53b・・・揺動軸/53c・・・引っ張りばね(付勢手段)/54・・・駆動軸(第1軸)/55・・・従動軸(第2軸)/100・・・シート排出装置/200・・・画像読取装置/510・・・突起

Claims (17)

  1. 第1軸と、
    前記第1軸に設けられた一対の第1排出ローラと、
    第2軸と、
    前記第2軸に設けられ、前記一対の第1排出ローラにそれぞれ当接してシートを挟持するニップ部を形成し、前記一対の第1排出ローラと共に回転することで、前記ニップ部に挟持されたシートを排出する一対の第2排出ローラと、
    前記第1軸の軸線方向に関し前記一対の第1排出ローラの外側で、前記第1軸に設けられ、前記ニップ部よりも前記第2軸側に突出する一対の第1突出部と、
    前記第1排出ローラと前記第2排出ローラのうちの一方の一対の排出ローラが設けられる一方の軸の軸線方向における前記一対の排出ローラの内側で、前記一方の軸から他方の軸側に突出し、前記他方の軸側への突出量が変化可能に前記一方の軸とは異なる位置に固定された第2突出部と、を備える、
    ことを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記第1突出部は、前記第1軸の軸線方向から見た場合に、前記ニップ部を通り、シートが排出される排出方向と平行な仮想線よりも前記第2軸側に突出し、排出されるシートが所定サイズ以上である場合に、シートが排出される排出方向に関して少なくとも前記ニップ部の直上流で前記所定サイズ以上のシートに当接し、
    前記第2突出部は、前記一方の軸の軸線方向から見た場合に、前記仮想線よりも前記第1軸と第2軸のうちの他方の軸側に突出し、前記排出方向に関して少なくとも前記ニップ部の直上流でシートに当接する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記一対の第1突出部は、前記第1軸に対して相対回転可能に設けられ、且つ、前記一対の第1排出ローラよりも外径が大きい一対のローラである、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート排出装置。
  4. 前記第1軸は、回転駆動される駆動軸である、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載のシート排出装置。
  5. 前記第2突出部は、シートが排出される排出方向に関して前記ニップ部の直下流でもシートに当接する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載のシート排出装置。
  6. 前記第2突出部は、前記排出方向に関して前記ニップ部の直上流から直下流までシートに当接し続ける、
    ことを特徴とする、請求項5に記載のシート排出装置。
  7. 前記第2突出部は、坪量が第1の坪量であるシートと当接する場合よりも、前記第1の坪量よりも坪量が大きい第2の坪量であるシートと当接する場合の方が、前記突出量が小さくなる、
    ことを特徴とする、請求項1ないし6のうちの何れか1項に記載のシート排出装置。
  8. 前記第2突出部は、シートに当接する当接部と、前記当接部を前記他方の軸側に向けて付勢する付勢手段とを有する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし7のうちの何れか1項に記載のシート排出装置。
  9. 前記当接部は、前記一方の軸と略平行な軸を中心に揺動可能に設けられている、
    ことを特徴とする、請求項8に記載のシート排出装置。
  10. 前記第2軸側に設けられ、前記第2軸の軸線方向から見た場合に、前記一対の第2排出ローラよりも前記第1軸側に突出し、シートが排出される排出方向に関して少なくとも前記ニップ部の直上流でシートに当接可能な一対の第3突出部を備えた、
    ことを特徴とする、請求項1ないし9のうちの何れか1項に記載のシート排出装置。
  11. 前記第3突出部は、前記一対の第2排出ローラの外周面のうち、前記ニップ部から前記第2軸の軸線方向に外れた位置に、前記外周面から突出するように設けられている、
    ことを特徴とする、請求項10に記載のシート排出装置。
  12. 前記第3突出部は、前記一対の第2排出ローラの外周面の全周に亙って間欠的に設けられた複数の突起を有する、
    ことを特徴とする、請求項11に記載のシート排出装置。
  13. 前記第3突出部は、前記一対の第2排出ローラの外周面のうち、前記第2軸の軸線方向に関して外側の端部に設けられている、
    ことを特徴とする、請求項11又は12に記載のシート排出装置。
  14. 前記第1軸は、前記第2軸よりも重力方向上側に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし13のうちの何れか1項に記載のシート排出装置。
  15. 前記一方の軸は、前記第1軸である、
    ことを特徴とする、請求項1ないし14のうちの何れか1項に記載のシート排出装置。
  16. 前記第1突出部は、前記第1軸の軸線方向から見た場合に、前記ニップ部を通り、シートが排出される排出方向と平行な仮想線よりも前記第2軸側に突出し、排出されるシートが所定サイズ以上である場合に、前記排出方向に関して少なくとも前記ニップ部の直下流で前記所定サイズ以上のシートに当接し、
    前記第2突出部は、前記一方の軸の軸線方向から見た場合に、前記仮想線よりも前記第1軸と第2軸のうちの他方の軸側に突出し、前記排出方向に関して少なくとも前記ニップ部の直下流でシートに当接する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のシート排出装置。
  17. シートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取り可能な読取部と、
    前記読取部で画像を読み取られたシートを排出する、請求項1ないし16のうちの何れか1項に記載のシート排出装置と、を備えた、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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