JP2020002785A - バルブ水車 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランナベーンとディスチャージリングとの接触を抑制できるバルブ水車を提供すること。
【解決手段】
本発明の実施形態によれば、発電機を内蔵するバルブと、前記バルブから所定の間隙を介した外周に設けられ、この外周と前記バルブとの間に流路を形成するケーシングと、前記バルブの下流側に連結されるランナと、前記ランナの外周を囲うディスチャージリングと、前記バルブおよび前記ディスチャージリングを前記流路を介して固定する固定部と、前記ケーシングと前記ディスチャージリングとの間に設けられる連結部と、を備え、前記ディスチャージリングは、前記連結部を介して前記ケーシングに連結されることにより、前記バルブに追従可能に構成される。
【選択図】図1
【解決手段】
本発明の実施形態によれば、発電機を内蔵するバルブと、前記バルブから所定の間隙を介した外周に設けられ、この外周と前記バルブとの間に流路を形成するケーシングと、前記バルブの下流側に連結されるランナと、前記ランナの外周を囲うディスチャージリングと、前記バルブおよび前記ディスチャージリングを前記流路を介して固定する固定部と、前記ケーシングと前記ディスチャージリングとの間に設けられる連結部と、を備え、前記ディスチャージリングは、前記連結部を介して前記ケーシングに連結されることにより、前記バルブに追従可能に構成される。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、バルブ水車に関する。
バルブ水車には斜流水車、カプラン水車、バルブ水車などの軸流水車がある。例えばバルブ水車の場合、流水の水路であるケーシングの内部に、発電機の筐体であるバルブが設けられる。バルブの下流側にはランナが設けられ、このランナと発電機とが回転軸を介して連結される。
バルブは、ステーベーンを介してケーシングの外周に打設された基礎に固定される。すなわち、ステーベーンの一端はバルブの外周面に固定され、その他端はケーシングの内周面を貫き、基礎に埋め込まれて固定される。これにより、バルブがステーベーンを介して水路内部に保持される。
ランナの外周は、ディスチャージリングに囲われている。ランナの外周面とディスチャージリングの内周面との間には所定の間隙が設けられるが、この間隙が大きいほど、ランナおよび発電機の回転駆動に寄与しない漏れ流れが多くなる。したがって、一般的にはこの間隙は小さく設計される。
しかしながら、バルブ水車においては、バルブの支持剛性の不足、流水の圧力分布の偏り、あるいは水圧脈動等に起因してバルブが固定位置から変位する場合がある。バルブが変位すると、バルブに収容された発電機およびこの発電機に連結されたランナがバルブに追従して変位し、ランナとディスチャージリングとの接触事故を引き起こす可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ランナベーンとディスチャージリングとの接触を抑制できるバルブ水車を提供することである。
上記の課題を解決するために、実施形態のバルブ水車によれば、発電機を内蔵するバルブと、前記バルブから所定の間隙を介した外周に設けられ、この外周と前記バルブとの間に流路を形成するケーシングと、前記バルブの下流側に連結されるランナと、前記ランナの外周を囲うディスチャージリングと、前記バルブおよび前記ディスチャージリングを前記流路を介して固定する固定部と、前記ケーシングと前記ディスチャージリングとの間に設けられる連結部と、を備え、前記ディスチャージリングは、前記連結部を介して前記ケーシングに連結されることにより、前記バルブに追従可能に構成される。
本発明の第一から第三の実施形態について説明する。各実施形態では、後述するディスチャージリングが固定部を介してバルブに固定され、バルブの変位や振動に追従して可動する。これにより、ディスチャージリングとランナベーンとの接触を抑えることができる。各実施形態では、固定部の種類とその固定方法に違いがある。以降では、各実施形態について詳細に説明する。なお、以降の説明では、水車運転時における上流側を単に上流側、水車運転時における下流側を単に下流側と表記する。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係るバルブ水車について、図1を用いて説明する。図1は、第一の実施形態に係るバルブ水車の概要図である。図1に描かれた矢印は、流水の流れ方向を表す。本実施形態におけるバルブ水車1は、ケーシング2と、バルブ3と、第一のステーベーン4と、第二のステーベーン5(固定部)と、ガイドベーン6と、ランナ7と、ディスチャージリング8と、吸出し管9と、フレキシブルジョイント10aおよび10bから構成される。つまり、ディスチャージリング8の固定部として第二のステーベーン5が設けられる。
第一の実施形態に係るバルブ水車について、図1を用いて説明する。図1は、第一の実施形態に係るバルブ水車の概要図である。図1に描かれた矢印は、流水の流れ方向を表す。本実施形態におけるバルブ水車1は、ケーシング2と、バルブ3と、第一のステーベーン4と、第二のステーベーン5(固定部)と、ガイドベーン6と、ランナ7と、ディスチャージリング8と、吸出し管9と、フレキシブルジョイント10aおよび10bから構成される。つまり、ディスチャージリング8の固定部として第二のステーベーン5が設けられる。
ケーシング2は、上池(図示していない)からの流水を導入する水路であり、例えば鉄管等によって形成される。本実施形態におけるケーシング2とは、流水の水路のうち、後述するディスチャージリング8よりも上流側の部分を指し、一般的な水車に設けられるガイドベーン外筒などは含まれない。ケーシング2の外周側には、基礎が打設される。
バルブ3は発電機(図示していない)を収容する筐体であり、ケーシング2の内部に配置される。ここでいうケーシング2の内部に配置とは、少なくともバルブ3の上流側の端部がケーシング2に囲われていることを示し、必ずしもバルブ3全体がケーシング2の内部に収容されることに限定されるものではない。
第一のステーベーン4は、バルブ水車1の固定羽根である。第一のステーベーン4の一端はバルブ3の外周面に固定され、その他端はケーシング2の内周面を貫き、基礎に固定される。これにより、第一のステーベーン4を介してバルブ3がケーシング2に連結される。ここでいう第一のステーベーン4は、バルブ3をケーシング2の内周面に保持できればよく、従来のステーベーンのように、バルブの変位や振動を抑える程度に固定する必要はない。
第二のステーベーン5は、バルブ水車1の固定羽根であると共に、バルブ3を後述するディスチャージリング8に固定する固定部である。この第二のステーベーン5は、その一端がバルブ3の外周面に、他端がディスチャージリング8の内周面にそれぞれ固定される。また、第二のステーベーン5は、バルブ3およびディスチャージリング8を固定できる程度の翼長や厚さ、例えば第一のステーベーン4の翼長や厚さの一割から半分程度に設計されればよく、その設計値は特定の値に限定されない。
ガイドベーン6は、第一のステーベーン4および第二のステーベーン5よりも下流側かつ後述するランナベーン7bよりも上流側に設けられ、その開度を変えることによりケーシング2からランナ7に流れる流水の流量を調整する。
ランナ7は、ランナボス7aと、ランナベーン7bを有する。ランナボス7aは、回転主軸AXを介して発電機(図示していない)に連結され、その外周にはランナベーン7bが設けられる。
ディスチャージリング8は流水によって回転しない静止部であり、ランナベーン7bとの間に微小な間隔を設けてその外周を囲う。本実施形態におけるディスチャージリング8とは、ケーシング2と吸出し管9との間に設けられた部分を指す。すなわち、このディスチャージリング8は、一般的なバルブ水車のディスチャージリングに加え、ガイドベーン外筒などもその一部に含まれる。ただし、このディスチャージリング8はランナベーン7bの外周を囲うと共に、第二のステーベーン5(固定部)に固定される固定箇所を有すればよく、本実施形態で例示したように必ずしもガイドベーン外筒などをその一部に含む必要はない。また、ディスチャージリング8の外周面よりも周方向外側には、ディスチャージリング8が変位可能な程度の空間11が設けられる。この空間11は、従来のディスチャージリングを据え付けるための既設の空間を用いればよく、必ずしも新たな空間を設ける必要はない。
ディスチャージリング8は、後述するフレキシブルジョイント10aおよび10bを介してケーシング2、吸出し管9にそれぞれ連結されると共に、第二のステーベーン5(固定部)を介してバルブ3に固定される。すなわち、ディスチャージリング8は、流水から受ける回転力によっては回転しないものの、バルブ3の変位や振動に伴い第二のステーベーン5を介して力を受けた場合には可動する程度に固定される。
フレキシブルジョイント10aおよび10bは、バルブ3に追従してディスチャージリング8が可動できる程度にディスチャージリング8と、ケーシング2および吸出し管9とを連結する連結部であり、本実施形態においては、その両端がフランジ面の蛇腹で構成される。なお、本実施形態におけるフレキシブルジョイント10aおよび10bは、ディスチャージリングがバルブに追従可能に連結し、かつ内周側の水密性を保持できる構成であればよく、例えばゴムやゴム引布で構成されてもよい。また、本実施形態ではフレキシブルジョイント10aおよび10bを用いてディスチャージリング8を連結させる場合を例示しているが、ディスチャージリング8のいずれか一方の側のみを、フレキシブルジョイント10aまたは10bを用いて連結させる構成としてもよい。
すなわち、フレキシブルジョイント10aは、その両端に設けられたフランジ面において、ケーシング2の下流側の端面およびディスチャージリング8の上流側の端面とそれぞれ結合する。フレキシブルジョイント10bは、同様にそのフランジ面において、ディスチャージリング8の下流側の端面および吸出し管9の上流側の端面とそれぞれ結合する。
次に、本実施形態の作用について説明する。上池(図示していない)から供給された流水は、ケーシング2、第一のステーベーン4、第二のステーベーン5(固定部)、およびガイドベーン6を順次経てランナ7に供給され、ランナボス7aおよびランナベーン7b(つまり、ランナ10)を回転させる。ランナボス7aが回転することで、ランナボス7aと共に発電機が回転駆動する。ランナ7から流出した流水は、吸出し管9を経て下池(図示していない)に放出される。
一般的に、このようなバルブ水車においては、定負荷運転よりも少ない流量で運転する部分負荷運転時に渦流が発生しやすく、流水の流量が少ないほど、渦流の渦芯は螺旋状となりやすい。渦芯が螺旋状の渦流が生じると、ランナの回転方向で相対的に水圧の高い領域と低い領域とが発生し、これらの領域が渦芯の振れ回りに応じて周期的に変化(水圧脈動)する。
水圧脈動が生じる状態において、バルブ3は水圧脈動の影響を受けて変位(振動)する。バルブ3が変位した場合、ランナ7はバルブ3に追従して変位する。この際に、ディスチャージリング8が第二のステーベーン5(固定部)を介してバルブ3に連結されるため、ディスチャージリング8もバルブ3に追従して変位する。したがって、ランナ7とディスチャージリング8の双方がバルブ3に追従して変位するため、バルブ3が変位した場合でもランナベーン7bおよびディスチャージリング8との間隙を保ち、これらの接触を防ぐことができる。
すなわち、本実施形態では、第二のステーベーン5(固定部)を介してバルブ3とディスチャージリング3とを固定し、バルブ3の変位に追従してディスチャージリング8が動くようにする。一般的に、バルブ3とランナ7とは発電機(図示しない)および回転主軸AXを介して連結されているため、バルブ3が動く場合には、ランナ7とディスチャージリング8が同じように動く。したがって、バルブ3が変位した場合でも、ランナ7のランナベーン7bおよびディスチャージリング8との間隙を保つことができ、これらの接触を防ぐことができる。
上述する第一の実施形態によれば、バルブ3とディスチャージリング8とを固定部である第二のステーベーン5を介して固定し、バルブ3の変位に追従してディスチャージリング8が動く構造とすることで、バルブ3が変位した場合でもランナ7とディスチャージリング8との接触を防ぐことができ、ランナ7とディスチャージリング8との間隙をより小さく設計できる。また、ランナ7とディスチャージリング8との接触を防ぐことができるから、第一のステーベーン4は、バルブ3をケーシング2の内周面に保持できる程度の強度を有していればよく、その翼長や厚さを従来よりも小さく設計できる。したがって、第一のステーベーン4の抗力等による損失を抑えることができる。
なお、本実施形態においては、ランナベーン7bよりも上流側、かつ第一のステーベーン4よりも下流側に第二のステーベーン5(固定部)が設置される場合を例示して説明したが、第二のステーベーン5は、バルブ3とディスチャージリング8とを固定できればよく、その設置位置は限定されない。
また、本実施形態の変形例として、例えばディスチャージリング8と吸出し管9とを一体の構造としてもよい。また、本実施形態の他の変形例として、例えば図2に示すように、ディスチャージリング8に変位減衰装置11を設けてもよい。このような構成とすることで、第一の実施形態と同様の効果に加え、ディスチャージリング8を介してバルブ3の変位をより早く抑制することもできる。したがって、第一のステーベーン4をさらに小さく設計し、第一のステーベーン4で生じる流れ損失をさらに抑えることができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態に係るランナベーンおよびバルブ水車について、図3および図4を用いて説明する。図3は、第二の実施形態に係るランナベーンの拡大図であり、図4は、第二の実施形態に係るランナベーンをA−A方向からみた断面図である。以降では、第一の実施形態と異なる箇所について説明し、それ以外の箇所は第一の実施形態と同じものとして、ここではその説明を省略する。図3に示すように、本実施形態におけるバルブ水車1は、ケーシング2と、バルブ3と、第一のステーベーン4と、ランナ7と、ディスチャージリング8と、吸出し管9と、フレキシブルジョイント10aおよび10bと、ガイドベーン16から構成される。本実施形態では、ディスチャージリング8の固定部として、後述するガイドベーン16のガイドベーン内軸16aが設けられる。
第二の実施形態に係るランナベーンおよびバルブ水車について、図3および図4を用いて説明する。図3は、第二の実施形態に係るランナベーンの拡大図であり、図4は、第二の実施形態に係るランナベーンをA−A方向からみた断面図である。以降では、第一の実施形態と異なる箇所について説明し、それ以外の箇所は第一の実施形態と同じものとして、ここではその説明を省略する。図3に示すように、本実施形態におけるバルブ水車1は、ケーシング2と、バルブ3と、第一のステーベーン4と、ランナ7と、ディスチャージリング8と、吸出し管9と、フレキシブルジョイント10aおよび10bと、ガイドベーン16から構成される。本実施形態では、ディスチャージリング8の固定部として、後述するガイドベーン16のガイドベーン内軸16aが設けられる。
ガイドベーン16は、翼であるガイドベーン本体の他に、ガイドベーン内軸16aと、ガイドベーン外軸16bを備え、第一のステーベーン4よりも下流側かつランナベーン7bよりも上流側に設けられる。ガイドベーン本体は、その開度を変えることによりケーシング2からランナ7に流れる流水の流量を調整する。
ガイドベーン内軸16aは、ガイドベーン16の固定軸であると共に、バルブ3を後述するディスチャージリング8に固定する固定部である。ガイドベーン内軸16aは、その一端がバルブ3の外周面に、他端がディスチャージリング8の内周面にそれぞれ固定される。すなわちガイドベーン内軸16aは、従来のガイドベーン軸のように流水からの回転力に耐えうるだけでなく、バルブ3とディスチャージリング8を固定することにより、ディスチャージリング8を支持できる程度の強度を有している。このガイドベーン内軸16aの径や長さは、バルブ3とディスチャージリング8とを固定できる程度に設計されればよく、その設計値は特定の範囲に限定されない。また、ガイドベーン内軸16aの設置位置は、図面に記載された箇所に限定されない。
ガイドベーン外軸16bは、ガイドベーン内軸16aの外周面を囲う中空の回転軸である。ガイドベーン外軸16bはガイドベーン本体と一体に形成され、ガイドベーン外軸16bを介して、ガイドベーン16のガイドベーン本体の開度を調整する。本実施形態では、ガイドベーン外軸16bの内周面がガイドベーン内軸16aの外周面に対して所定の間隙をもって離れている場合を例示して説明するが、この内周面は、ガイドベーン内軸16aの外周面と回転摺動可能に接していてもよい。
つまり、図4に示すように、本実施形態におけるガイドベーン16は、ガイドベーン軸として中空軸であるガイドベーン外軸16bを有し、その中空の部分にバルブ3とディスチャージリング8の固定部であるガイドベーン内軸16aを設けている。このような構成を有することにより、ガイドベーンとしての流水の流量を調整する機能を保ちつつ、バルブ3の変位に追従してディスチャージリング8が動くようにすることができる。
上述する第二の実施形態によれば、バルブ3とディスチャージリング8の固定部であるガイドベーン内軸16aをガイドベーン16に設けることにより、第一の実施形態と同様の効果を有することができる。また、ガイドベーン16の軸を固定部として用いることにより、流路に新たな固定部を設ける必要がなく、固定部を設けたことによる抗力等の損失をさらに抑えることができる。
なお、本実施形態におけるガイドベーン16は、ガイドベーン本体とガイドベーン外軸16bとが一体に形成される場合を例示して説明しているが、その構造は、ガイドベーン外軸16bを介してガイドベーン16のガイドベーン本体の開度を調整できればよい。例えば、ガイドベーン本体に設けた勘合部にガイドベーン外軸16bを嵌合してもよいし、図5に示すように、半円形の凹部17aを有するガイドベーンの上流側18aと、半円形の凹部17bを有するガイドベーン16の下流側18bとを、溶接等の方法により接合し、この凹部17aおよび17bでガイドベーン内軸16aを囲んでもよい。
また、本実施形態の他の変形例として、既設のガイドベーン本体にガイドベーン外軸を構成する孔部を設けてもよい。
(第三の実施形態)
第三の実施形態に係るランナベーンおよびバルブ水車について、図6および図7を用いて説明する。図6は、第三の実施形態に係るランナベーンの拡大図であり、図7は、第二の実施形態に係るランナベーンをB−B方向からみた断面図である。以降では、第一および第二の実施形態と異なる箇所について説明し、それ以外の箇所は第一あるいは第二の実施形態と同じものとして、ここではその説明を省略する。図6に示すように、本実施形態におけるバルブ水車1は、ケーシング2と、バルブ3と、第一のステーベーン4と、ランナ7と、ディスチャージリング8と、吸出し管9と、フレキシブルジョイント10aおよび10bと、ガイドベーン26から構成される。本実施形態では、ディスチャージリング8の固定部として、後述するガイドベーン26の固定部26aが設けられる。
第三の実施形態に係るランナベーンおよびバルブ水車について、図6および図7を用いて説明する。図6は、第三の実施形態に係るランナベーンの拡大図であり、図7は、第二の実施形態に係るランナベーンをB−B方向からみた断面図である。以降では、第一および第二の実施形態と異なる箇所について説明し、それ以外の箇所は第一あるいは第二の実施形態と同じものとして、ここではその説明を省略する。図6に示すように、本実施形態におけるバルブ水車1は、ケーシング2と、バルブ3と、第一のステーベーン4と、ランナ7と、ディスチャージリング8と、吸出し管9と、フレキシブルジョイント10aおよび10bと、ガイドベーン26から構成される。本実施形態では、ディスチャージリング8の固定部として、後述するガイドベーン26の固定部26aが設けられる。
ガイドベーン26は、回動部26bと、固定部26aから構成され、第一のステーベーン4よりも下流側かつランナベーン7bよりも上流側に設けられる。
固定部26aは、ガイドベーン26のガイドベーン軸よりも下流側を構成する固定羽根であり、バルブ3を後述するディスチャージリング8に固定する固定部である。この固定部26aは、その一端がバルブ3の外周面に、他端がディスチャージリング8の内周面にそれぞれ固定される。
回動部26bは、ガイドベーン軸を含むガイドベーン26の下流側を構成する回転羽根であり、そのガイドベーン翼の開度を変えることによりケーシング2からランナ7に流れる流水の流量を調整する。
つまり、図7に示すように、本実施形態におけるガイドベーン26は、回動部26bだけがガイドベーン軸周りに回転する。このような構造を有することにより、ガイドベーンとしての流水の流量を調整する機能を保ちつつ、バルブ3の変位に追従してディスチャージリング8が動くようにすることができる。
上述する第三の実施形態によれば、ガイドベーン26の上流側を固定部26aとして設け、この固定部26aを介してバルブ3とディスチャージリング8を固定することにより、第一の実施形態あるいは第二の実施形態と同様の効果を有することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1.バルブ水車、2.ケーシング、3.バルブ、4.第一のステーベーン、5.第二のステーベーン、6.ガイドベーン、7.ランナ、7a.ランナボス、7b.ランナベーン、8.ディスチャージリング、9.吸出し管、10a、10b.フレキシブルジョイント、16.ガイドベーン、16a.ガイドベーン内軸、16b.ガイドベーン外軸、17a、17b.凹部、18a.ガイドベーンの上流側、18b.ガイドベーンの下流側、26.ガイドベーン、26a.固定部、26b.回動部
Claims (6)
- 発電機を内蔵するバルブと、
前記バルブから所定の間隙を介した外周に設けられ、この外周と前記バルブとの間に流路を形成するケーシングと、
前記バルブの下流側に連結されるランナと、
前記ランナの外周を囲うディスチャージリングと、
前記バルブおよび前記ディスチャージリングを前記流路を介して固定する固定部と、
前記ケーシングと前記ディスチャージリングとの間に設けられる連結部と、
を備え、
前記ディスチャージリングは、前記連結部を介して前記ケーシングに連結されることにより、前記バルブに追従可能に構成されるバルブ水車。 - 発電機を内蔵するバルブと、
前記バルブから所定の間隙を介した外周に設けられ、この外周と前記バルブとの間に流路を形成するケーシングと、
前記バルブの下流側に連結されるランナと、
前記ケーシングに連結されて前記ランナの外周を囲うディスチャージリングと、
前記ランナを通過した流水を排出する吸出し管と、
前記バルブおよび前記ディスチャージリングを前記流路を介して固定する固定部と、
前記ケーシングと前記吸出し管との間に設けられる連結部と、
を備え、
前記ディスチャージリングは、前記連結部を介して前記吸出し管に連結されることにより、前記バルブに追従可能に構成されるバルブ水車。 - 前記固定部は、前記連結部と前記ランナとの間に設けられる請求項1または2に記載されたバルブ水車。
- 前記固定部は、ガイドベーンよりも下流側に設けられる請求項1から3のいずれかに記載されたバルブ水車。
- 前記固定部は、ガイドベーンよりも上流側に設けられる請求項1から3のいずれかに記載されたバルブ水車。
- 前記固定部は、ガイドベーンの内軸であり、
前記ガイドベーンは、前記固定部から所定の間隙を介してその外周に回転可能に設けられて前記ガイドベーンの回動中心を構成する外軸を有する請求項1から3のいずれかに記載されたバルブ水車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018119633A JP2020002785A (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | バルブ水車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018119633A JP2020002785A (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | バルブ水車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020002785A true JP2020002785A (ja) | 2020-01-09 |
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ID=69099110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2018119633A Pending JP2020002785A (ja) | 2018-06-25 | 2018-06-25 | バルブ水車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2020002785A (ja) |
-
2018
- 2018-06-25 JP JP2018119633A patent/JP2020002785A/ja active Pending
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