JP2020002920A - 吸気マニホルド - Google Patents
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Abstract
【課題】さらなる構造工夫により、前述した空間に制約のあることを受け入れながらも、各気筒の吸入効率を向上させ、排ガス規制の強化にも対応可能となるように、容積を増やせることが可能な吸気マニホルドを提供する。【解決手段】吸気マニホルド1において、複数の吸気ポートp、p、pを全て覆う大きさに形成された1つの開口4を備えるマニホルド本体部2と、空気の導入管部5を備える吸気部3とを備え、導入管部5の内周面5Aに螺旋状の凹凸Aが形成されている。螺旋状の凹凸Aは、前記内周面5Aから径外側に凹む状態で前記導入管部5に形成された螺旋溝12により構成されている【選択図】図1
Description
本発明は、産業用ディーゼルエンジンや建機用エンジンなどの各種エンジンに用いられる吸気マニホルドの改良に関するものである。
エンジンの吸気マニホルドは、例えば特許文献1において開示されているように、空気供給側の1つの通路から各気筒(各吸気ポート)に枝分かれしている構造のものが一般的である。
産業用エンジン、例えば、発展途上国向けや廉価機種用の小型ディーゼルエンジンなどにおいては、コスト及び省スペース化のために、各気筒毎に分離せずに各吸気ポートを覆う1つの大きな開口(吸気出口)を備えた吸気マニホルド、いわゆる箱型の吸気マニホルドも多用されている(特許文献2を参照)。
箱型の吸気マニホルドでは、吸気ポート毎に枝分かれせず1つの内部空間による吸入路を有しているので、他の吸気ポートから逆流してくる脈動派の影響を受け易い面がある。この影響が大きいと、吸気ポートへの吸入量が所期する量よりも減ってしまい、燃焼状態が悪化し、ディーゼルエンジンでは黒煙やPMが増加する不都合を招く。
そこで、箱型の吸気マニホルドでは、その容積を十分に取って、吸気マニホルド自体が各気筒共通のサージタンクにもなるようにして、吸気干渉を減らして吸入量を増やすことが考えられた。吸入量が増えると、出力向上のみならず、PMなどの排ガス低減も行え、排ガス規制の強化に対応可能となる利点が得られる。
しかしながら、小型ディーゼルエンジンでは、複数気筒のうちの端にある吸気ポートの近傍にインジェクションポンプがあり、燃料噴射管の取り回しの関係上、吸気ポート周辺空間には制約がある。故に、枝分かれ型、箱形を問わず、吸気マニホルドの形状は制約のある空間に合せたものにならざるを得ず、十分な容積を取ることが難しい問題がある。この問題は、吸気マニホルドが箱型の場合はより顕著である。
本発明の目的は、さらなる構造工夫により、前述した空間に制約のあることを受け入れながらも、各気筒の吸入効率を向上させ、排ガス規制の強化にも対応可能となるように、容積を増やせることが可能な吸気マニホルドを提供する点にある。
本発明は、吸気マニホルドにおいて、
複数の吸気ポートを全て覆う大きさに形成された1つの開口を備えるマニホルド本体部と、空気の導入管部を備える吸気部とを備え、前記導入管部の内周面に螺旋状の凹凸が形成されていることを特徴とする。
複数の吸気ポートを全て覆う大きさに形成された1つの開口を備えるマニホルド本体部と、空気の導入管部を備える吸気部とを備え、前記導入管部の内周面に螺旋状の凹凸が形成されていることを特徴とする。
例えば、螺旋状の凹凸は、前記内周面から径外側に凹む状態で前記導入管部に形成された螺旋溝により構成されているのが望ましい。
本発明によれば、螺旋状の凹凸が形成されていることにより、空気は螺旋状に案内されて乱流を生じながら吸気部に取り込まれ、吸入効率が改善されるとともに、効率的に冷却されながらマニホルド本体部へ進んで行く。つまり、吸気部から取り込まれる空気は冷却され、かつ、吸入効率も良くなるので、吸気ポートへ空気を多く送り込むことができる。
従って、吸気マニホルドの大きさ(容積)を変えることなく、吸気ポートへの吸入量を増大させることが可能になり、廉価な手段でありながら、出力の向上、排ガスの低減、特にPMの低減が行えるようになる。
その結果、空間に制約のあることを受け入れながらも、各気筒の吸入効率を向上させ、排ガス規制の強化にも対応可能となるように、容積を増やせることが可能な吸気マニホルドを提供することができる。
以下に、本発明による吸気マニホルドの実施の形態を、立型3気筒の産業用ディーゼルエンジンに適用されている場合について、図面を参照しながら説明する。なお、2気筒用や4気筒用など、気筒数に対応した吸気マニホルドへの本発明の適用は可能である。
図1に示されるように、吸気マニホルド1は、シリンダヘッド6の吸気ポートpに対応した開口4を備えるマニホルド本体部2と、空気の導入管部5を備える吸気部3とを備えている。マニホルド本体部2は、シリンダヘッド6に形成されている直列配置された3つの吸気ポートp,p,pを覆う大きさを有する横長形状の1つの開口4と、開口4を囲繞する外周フランジ壁2Aを備えている。
吸気部3はマニホルド本体部2に対して、その長手方向(開口4の長手方向)に大きく偏った位置に設けられ、導入管部5と開口4とは互いに反対向きに開口している。マニホルド本体部2の内部は、円筒状の1つの導入管部5と横長形状の開口4とを連通させる1つの内部空間である吸入路7に形成されている。
マニホルド本体部2は、上壁8、下壁9、及び背壁10を備えており、上壁8及び下壁9の開口側端が外周フランジ壁2Aに形成されている。
マニホルド本体部2は、上壁8、下壁9、及び背壁10を備えており、上壁8及び下壁9の開口側端が外周フランジ壁2Aに形成されている。
吸気マニホルド1は、マニホルド本体部2の外周フランジ壁2Aをシリンダヘッド6の吸気側の側面6aに当接させ、5箇所のボルト11によりシリンダヘッド6に取り付けることが可能である。吸気部3には、図示しないエアクリーナが接続される構成が一般的である。導入管部5から取り込まれた空気は、吸入路7を後から前に向かって流れながら、3箇所の吸気ポートpに吸い込まれていく。なお、図1などにおいては、吸気部3のある方を後、その反対側を前とする。
〔実施形態1〕
図1及び図2に示されるように、導入管部5の内周面5Aに螺旋状の凹凸Aが形成されている。螺旋状の凹凸Aは、内周面5Aから径外側に凹む状態で導入管部5に形成された螺旋溝12により構成されている。螺旋溝12は、導入管部5の管中心Qに関して均等角度(45度)毎の8箇所に形成されている。
図1及び図2に示されるように、導入管部5の内周面5Aに螺旋状の凹凸Aが形成されている。螺旋状の凹凸Aは、内周面5Aから径外側に凹む状態で導入管部5に形成された螺旋溝12により構成されている。螺旋溝12は、導入管部5の管中心Qに関して均等角度(45度)毎の8箇所に形成されている。
図2(A),(B)に示されるように、螺旋溝12は、溝底14、螺旋外側の外側壁15、螺旋内側の内側壁16を有し、厚肉の導入管部5を内周面5Aから径外側に凹入形成されている。螺旋溝12の終端部〔図2(B)では左側端〕は、内周面5Aと同一面となるように溝深さhが漸減されているが、この限りではない。なお、図2(B)の17は、螺旋溝12の深さがゼロになる箇所を示している。
導入管部5に複数個所の螺旋溝12による螺旋状の凹凸Aが形成されていることにより、空気は螺旋状に案内されて乱流を生じながら吸気部3に取り込まれ、吸入効率が改善されるとともに、効率的に冷却されながらマニホルド本体部2の吸入路7へ進んでゆくようになる。螺旋溝12が管中心Q周りに8箇所も形成されているので、有効な螺旋流による確実な乱流の発生に寄与できる。また、空気が螺旋状に進むので、経口長が長くなったことに相当し、脈動低減に寄与できる。
このように冷却されながら吸入効率も良くなるので、結果的に吸気ポートpへ空気を多く送り込むことができる。また、吸入効率がよくなるので、吸入路7が各吸気ポートp,p,pに対する共通のサージタンクとして機能することができ、その点でも各気筒吸気時の吸気干渉を減らすことができる。
従って、吸気マニホルド1の大きさ(容積)を変えることなく、吸気ポートpへの吸入量を増大させることが可能になり、廉価な手段でありながら、出力の向上、排ガス、特にPMの低減に繋がり、排ガス規制強化により高次元で対応させることが可能になる。
〔実施形態2〕
図3に示されるように、螺旋状の凹凸Aは、内周面5Aから管中心Qに向かう状態で導入管部5に突設された螺旋条13により構成されている。即ち、図2に示す螺旋溝12に代えて、高さkを有して突出する螺旋条13を8箇所に設けた構成の螺旋状の凹凸Sである。螺旋溝12と同様に、螺旋条13の終端部も、内周面5Aと同一面となるように高さkが漸減されているが、この限りではない。
図3に示されるように、螺旋状の凹凸Aは、内周面5Aから管中心Qに向かう状態で導入管部5に突設された螺旋条13により構成されている。即ち、図2に示す螺旋溝12に代えて、高さkを有して突出する螺旋条13を8箇所に設けた構成の螺旋状の凹凸Sである。螺旋溝12と同様に、螺旋条13の終端部も、内周面5Aと同一面となるように高さkが漸減されているが、この限りではない。
複数の螺旋条13による螺旋状の凹凸Aによる作用効果は、前述した実施形態1による螺旋状の凹凸Aによる作用効果と同等である。
〔別実施形態〕
螺旋溝12や螺旋条13の大きさ、長さ、捻り具合(曲率)、個数、深さh又は高さkなどは、種々に変更設定が可能である。
また、図示は省略するが、複数の吸気ポート毎に専用の管を持つ枝分かれ形の吸気マニホルドにも本発明の適用が可能である。
螺旋溝12や螺旋条13の大きさ、長さ、捻り具合(曲率)、個数、深さh又は高さkなどは、種々に変更設定が可能である。
また、図示は省略するが、複数の吸気ポート毎に専用の管を持つ枝分かれ形の吸気マニホルドにも本発明の適用が可能である。
2 マニホルド本体部
3 吸気部
4 開口
5 導入管部
5A 内周面
12 螺旋溝
13 螺旋条
A 螺旋状の凹凸
p 吸気ポート
3 吸気部
4 開口
5 導入管部
5A 内周面
12 螺旋溝
13 螺旋条
A 螺旋状の凹凸
p 吸気ポート
Claims (6)
- 吸気ポートに対応した開口を備えるマニホルド本体部と、空気の導入管部を備える吸気部とを備え、前記導入管部の内周面に螺旋状の凹凸が形成されている吸気マニホルド。
- 前記螺旋状の凹凸は、前記内周面から径外側に凹む状態で前記導入管部に形成された螺旋溝により構成されている請求項1に記載の吸気マニホルド。
- 前記螺旋状の凹凸は、前記内周面から管中心に向かう状態で前記導入管部に突設された螺旋条により構成されている請求項1に記載の吸気マニホルド。
- 前記螺旋状の凹凸の終端部は、前記内周面と同一面となるように深さ又は高さが漸減されている請求項1〜3の何れか一項に記載の吸気マニホルド。
- 前記開口は、複数の吸気ポートを全て覆う大きさに形成された1つの開口に設定されている請求項1〜4の何れか一項に記載の吸気マニホルド。
- 前記吸気ポートが直列に3つ並んだ3気筒エンジン用のマニホルド本体部を有する請求項1〜5の何れか一項に記載の吸気マニホルド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018125643A JP2020002920A (ja) | 2018-06-30 | 2018-06-30 | 吸気マニホルド |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2018125643A JP2020002920A (ja) | 2018-06-30 | 2018-06-30 | 吸気マニホルド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020002920A true JP2020002920A (ja) | 2020-01-09 |
Family
ID=69099432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018125643A Pending JP2020002920A (ja) | 2018-06-30 | 2018-06-30 | 吸気マニホルド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2020002920A (ja) |
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-
2018
- 2018-06-30 JP JP2018125643A patent/JP2020002920A/ja active Pending
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