JP2020003096A - 調理容器及び加熱調理器 - Google Patents

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敬仁 横山
Takahito Yokoyama
敬仁 横山
裕徳 冨川
Hironori Tomikawa
裕徳 冨川
健 平田
Takeshi Hirata
健 平田
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Abstract

【課題】油等の液体がこびり付き難い調理容器及びこれを備えた加熱調理器を提供することを課題とする。【解決手段】調理容器3の底部4は、複数の突条部40、凹部41、溝部42及び液溜部43を有している。複数の突条部40は、底部4の上面に形成され、前後方向に並んでいる。凹部41は、隣り合う突条部40の間に形成され、左右方向に延びている。溝部42は、底部4における左右方向の端部の上面に形成され、前後方向に延びている。液溜部43は、底部4の前後方向の端部の上面に形成されている。凹部41の底面は、溝部42につながり、左右方向において溝部42に近い部分ほど下方に位置するように傾斜した第1傾斜面411を含んでいる。溝部42の底面は、液溜部43につながり、液溜部43に近い部分ほど下方に位置するように傾斜した第2傾斜面422を含んでいる。【選択図】図4

Description

本開示は、調理容器及び加熱調理器に関する。
特許文献1には、グリル庫の内部に設けられるグリル皿が開示されている。このグリル皿は、被調理物を載置する調理物載置部を底面に備えている。調理物載置部は、グリル皿の底面に上方に突出するように形成した複数の突部を備えている。突部は、グリル庫横幅方向に延びた帯状に形成されている。また、グリル皿の底面におけるグリル庫横幅方向の両横側箇所には、調理物載置部に載置された被調理物から落下した焼き汁を貯留する貯留部が形成されている。
特開2014−119243号公報
ところで、上述したグリル皿にあっては、グリル皿を加熱して行う調理時において、魚又は肉等の調理対象物から出た油又は汁等の液体が貯留部に溜まることがある。このように貯留部に溜まった油等の液体が高温で加熱されると、調理容器に汚れとしてこびり付き、掃除がし難くなる可能性がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、油等の液体がこびり付き難い調理容器及びこれを備えた加熱調理器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る調理容器は、底部と周壁部とを備えている。前記底部は、前後方向に延びている。前記周壁部は、前記底部の周縁部から上方に向かって突出している。前記底部は、複数の突条部、凹部、溝部及び液溜部を有している。前記複数の突条部は、前記底部の上面に形成され、調理対象物が載せられる部分となり、前後方向に並んでいる。前記凹部は、隣り合う前記突条部の間に形成され、左右方向に延びている。前記溝部は、前記底部における左右方向の端部の上面に形成され、前後方向に延びている。前記液溜部は、前記底部の前後方向の端部の上面に形成されている。前記凹部の底面は、第1傾斜面を含んでいる。前記第1傾斜面は、前記溝部につながり、左右方向において前記溝部に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。前記溝部の底面は、第2傾斜面を含んでいる。前記第2傾斜面は、前記液溜部につながり、前記液溜部に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。
また、本開示の一態様に係る加熱調理器は、前記調理容器と加熱部を備えている。前記加熱部は、前記調理容器を加熱する。
本開示の一態様に係る調理容器及び加熱調理器にあっては、調理容器に油等の液体がこびり付き難い。
図1は、一実施形態の調理容器を備えた加熱調理器の斜視図である。 図2は、同上の加熱調理器のグリル装置の斜視図である。 図3は、同上のグリル装置の断面図である。 図4は、同上の調理容器の平面図である。 図5は、図4のa−a線断面図である。 図6は、図4のb−b線断面図である。 図7は、図4のc−c線断面図である。 図8は、図7のd部拡大図である。
(1)概要
以下に示す実施形態は、調理容器及び加熱調理器に関し、詳しくは、調理対象物が載せられる複数の突条を備えた調理容器及びこの調理容器を備えた加熱調理器に関する。
図1に示す本実施形態の調理容器3を備えた加熱調理器1は、グリル付きのガスこんろであって、詳しくはキッチンカウンター(図示せず)に形成された孔に上方より挿入されて設置されるドロップインこんろである。調理容器3は、グリル皿として用いられる。なお、本開示の技術は、グリル付きテーブルこんろ、こんろを備えないガスグリル又はガスオーブン、あるいはグリル装置を備えないガスこんろ又は電磁調理器等にも適用可能である。すなわち、加熱調理器1は、調理容器3を加熱するための加熱部23を備えていればよい。
本実施形態の調理容器3は、調理容器3の内部に魚又は肉等の調理対象物が入れられた状態で、加熱調理器1が備えた加熱部23(図2及び図3参照)によって加熱される。
図4及び図5に示すように、調理容器3は、底部4と、周壁部7とを備えている。底部4は、前後方向に延びている。周壁部7は、底部4の周縁部から上方に向かって突出している。
底部4は、複数の突条部40、凹部41、溝部42及び液溜部43を有している。複数の突条部40は、底部4の上面に形成されており、前後方向に並んでいる。複数の突条部40は、調理対象物が載せられる部分である。凹部41は、隣り合う突条部40の間に形成され、左右方向に延びている。
溝部42は、底部4における左右方向の端部の上面に形成され、前後方向に延びている。液溜部43は、底部4の前後方向の端部の上面に形成されている。図6に示すように、凹部41の底面は、第1傾斜面411を含んでいる。第1傾斜面411は、左右方向において溝部42に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。図7に示すように溝部42の底面は、第2傾斜面422を含んでいる。第2傾斜面422は、液溜部43に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。
本実施形態の調理容器3では、図4に示す複数の突条部40に載せられた調理対象物から出た油等の液体が、凹部41に流れ込む。凹部41に流れた液体は、第1傾斜面411に沿って溝部42に流れ込み、この後、第2傾斜面422に沿って液溜部43に流れ込む。このため、例えば、調理容器3の底部4の中央部が加熱部23によって加熱されたときには、調理容器3において高温に加熱される部分から離れた低温の液溜部43に、油等の液体が溜まりやすくなる。このため、調理容器3には、油等の液体がこびり付き難くなる。
(2)詳細
以下、加熱調理器1の各構成について、加熱調理器1が設置された状態を基準にして規定した図1に示す方向を用いて説明する。なお、本実施形態の調理容器3は、図2に示すように、底部4の長さ方向が前後方向と平行となるように設置されるが、加熱調理器1において調理容器3が設置される方向はこれに限定されず、例えば、底部4の長さ方向が左右方向と平行になるように設置されてもよい。
図1に示すように、本実施形態の加熱調理器1は、ケーシング10、天板11、複数のこんろバーナー12、複数の五徳13、グリル装置2及び調理容器3を備えている。
ケーシング10は、上方に開口した箱状に形成されている。ケーシング10の内部には、複数のこんろバーナー12が設置されている。天板11はケーシング10上に設置されている。天板11はケーシング10の上面を覆っている。複数のこんろバーナー12の各々は、天板11に形成された孔を通って上方に突出している。天板11上には、こんろバーナー12毎に五徳13が設置されている。
グリル装置2は、加熱室20を有している。本実施形態の加熱室20は、図2に示すように、前方に開口した箱状に形成されたグリル庫である。加熱室20は、ケーシング10と天板11(図1参照)とで囲まれた空間に配置されている。加熱室20は、底部200、左右の側壁部201,202、後壁部203及び天井部204を有している。加熱室20の内側には、底部200、左右の側壁部201,202、後壁部203及び天井部204で囲まれた加熱空間が形成されている。加熱空間には、調理対象物が収納される調理容器3が配置される。
加熱室20の前端部には、開口部205が形成されている。加熱室20内の加熱空間は、開口部205を介してケーシング10(図1参照)の前方に開放される。調理容器3は、開口部205を通して加熱室20に出し入れされる。
本実施形態のグリル装置2は、開口部205を開閉するグリル扉21(図1参照)と、グリル扉21を支持した支持機構22とを更に有している。支持機構22は、加熱室20に対して前後方向に移動可能に設置された左右一対のスライドレール220(図3参照)を有している。一対のスライドレール220の前端部は、図1に示すグリル扉21に連結されている。利用者は、グリル扉21を前後方向に移動することで、加熱室20の開口部205をグリル扉21によって開閉することができる。
図3に示すように、グリル装置2は、加熱室20に配置された調理容器3を加熱するための加熱部23を更に有している。本実施形態の加熱部23は、グリルバーナーであり、複数のバーナー230,231を有している。
本実施形態の加熱部23は、複数のバーナー230,231として、上バーナー230及び下バーナー231を有している。上バーナー230及び下バーナー231の各々は、ブンゼンバーナーである。
上バーナー230は、加熱室20の上部(詳しくは天井部204)に取り付けられている。上バーナー230は、加熱室20に配置された調理容器3の上方に位置し、この調理容器3を上方から加熱する。調理容器3の底部4に載せられた調理対象物は、上バーナー230で生じた火炎による輻射熱によって加熱される。
下バーナー231は、加熱室20の下部(詳しくは底部200)に設置されている。下バーナー231は、加熱室20内に配置された調理容器3の下方に位置し、この調理容器3を下方から加熱する。下バーナー231は、上方から見て、調理容器3の底部4における前後方向の中央部と重なり、かつ、底部4の左右方向の中央部と重なる。つまり、下バーナー231は、上方から見て、調理容器3の底部4の中央部と重なる位置に設置されている。
下バーナー231で生じた炎は、調理容器3の底部4の中央部のみに当たる。このため、底部4においては、中央部が高温になりやすく、左右方向の両端部及び前後方向の両端部は、中央部と比べて高温になり難い。調理容器3に載せられた調理対象物は、下バーナー231によって加熱された調理容器3の熱が、調理対象物に伝達することで加熱される。
本実施形態のグリル装置2は、図2に示す容器受け25を備えている。容器受け25は、調理容器3を取り外し可能に支持する。容器受け25は、上方から見て矩形の枠状に形成されている。容器受け25は、例えば、金属製の線材を変形させ、この線材の両端を溶接等でつなぐことによって形成される。
容器受け25は、一対のスライドレール220に着脱可能に取り付けられている。容器受け25は、容器受け25の前端部及び後端部の各々から上方に突出した支持部250,251を有している。調理容器3は、容器受け25の前後の支持部250,251によって下方から支持されている。
容器受け25及び調理容器3は、グリル扉21(図1参照)及び一対のスライドレール220と共に前後方向に移動する。グリル扉21が開口部205を閉じる閉位置に配置されたとき、容器受け25及び調理容器3は、加熱室20内に配置される。利用者は、グリル扉21を閉位置より前方に動かすことで、容器受け25及び調理容器3を、加熱室20の開口部205よりも前方に配置することができる。
図1に示すように、加熱調理器1は、操作部14を更に備えている。本実施形態の操作部14は、複数のこんろバーナー12を操作するためのこんろ用操作部140と、複数のバーナー230,231を操作するためのグリル用操作部141とを有している。
本実施形態のこんろ用操作部140は、複数の押し釦式の操作部140aを有している。本実施形態のグリル用操作部141は、押し釦式の操作部141aと、タッチパネル式の操作部141bとを有している。操作部141bは、カンガルーポケット式の操作部である。
加熱調理器1の利用者は、こんろ用操作部140を操作することで、各こんろバーナー12の点火と消火の切り替え及び火力調節等を行うことができる。また、利用者は、グリル用操作部141の押し釦式の操作部141aを操作することで、各バーナー230,231(図3参照)の点火と消火の切り替えを行うことができる。また、利用者は、グリル用操作部141の操作部141bを操作することで、各バーナー230,231の火力調節及び自動調理の設定及び開始等を行うことができる。
調理容器3は、図2に示すように、上方に開口した浅底の矩形箱状に形成されている。本実施形態の調理容器3は、金属製であり、詳しくは、アルミニウム合金製である。なお、調理容器3は、アルミニウム合金以外の金属から形成されてもよいし、金属以外の材料から形成されてもよい。
図4に示すように、本実施形態の調理容器3の底部4は、上方から見て略矩形状に形成されている。具体的に本実施形態の底部4は、前後方向の寸法が左右方向の寸法よりも長く、四隅が角張らないように弧状に丸まった略矩形板状に形成されている。また、本実施形態の底部4は、上方から見て点対称形状に形成されており、また、左右対称形状に形成されている。
調理容器3の周壁部7は、底部4の周縁部から上方に向かって突出している。周壁部7は、上方から見て略矩形の枠状に形成されている。具体的に本実施形態の周壁部7の平面形状は、四隅が角張らないように弧状に丸まった略矩形の枠状に形成されている。
周壁部7は、前後の壁部70,71と、左右の壁部72,73とを有している。図2に示すように、前後の壁部70,71の各々は、取付片74を有している。各取付片74は、対応する壁部70,71の上端部に形成されており、周壁部7の前後方向における外側に向かって突出している。調理容器3の前後の壁部70,71の取付片74は、容器受け25の前後の支持部250,251によってそれぞれ支持される。
図4に示すように、底部4の上面には、上方に向かって突出した複数の突条部40が形成されている。複数の突条部40は、前後方向に並んでいる。各突条部40は、上方から見て左右方向に直線状に延びている。複数の突条部40は、平行である。各突条部40は、底部4の上面における外周端部(左右方向の両端部及び前後方向の両端部)を除く部分にのみ形成されている。複数の突条部40は、調理対象物が載せられる部分である。
図5に示すように各突条部40の上面は、同じ高さに位置した平面であり、底部4の上面において最も上方に位置している。このため、底部4上に調理対象物が載せられたとき、底部4は、突条部40の上面のみが調理対象物に接触しやすく、突条部40の上面以外の部分は、調理対象物に接触し難い。
本実施形態では、底部4の上面に3以上の突条部40が形成されており、底部4の上面は、複数の凹部41を有している。各凹部41は、隣り合う突条部40の間に形成されている。図4に示すように、各凹部41は、上方から見て左右方向に直線状に延び、上方に向かって開口していた溝である。各凹部41の前側の内面は、突条部40の後面で構成されており、各凹部41の後側の内面は、突条部40の前面で構成されている。
本実施形態の底部4の上面は、左右一対の溝部42を有している。左右一対の溝部42は、底部4の上面における左右方向の両端部にそれぞれ形成されている。各溝部42は、複数の凹部41につながっている。具体的に左右一対の溝部42のうち、左側の溝部42は、各凹部41の左端につながっており、右側の溝部42は、各凹部41の右端につながっている。
本実施形態の底部4の上面は、前後一対の液溜部43を有している。前後一対の液溜部43は、底部4の上面における前後方向の両端部にそれぞれ形成されている。各液溜部43は、上方から見て左右方向に直線状に延び、上方に向かって開口した溝である。本実施形態の各液溜部43は、底部4の上面の左右方向の全長にわたっている。
各液溜部43は、一対の溝部42につながっている。具体的に前後一対の液溜部43のうち、前側の液溜部43は、左右方向の両端部が各溝部42の前端につながっており、後側の液溜部43は、左右方向の両端部が各溝部42の後端につながっている。本実施形態では、前側の液溜部43が、複数の突条部40のうち最も前方に位置する突条部40の前面の下端につながっており、後側の液溜部43が、複数の突条部40のうち最も後方に位置する突条部40の後面の下端につながっている。
複数の凹部41及び一対の溝部42は、複数の突条部40に載せられた調理対象物から出た油等の液体が、凹部41及び溝部42を順に経て液溜部43に流れ込みやすくなるように、以下に示すように構成されている。
各凹部41の底面は、図6に示すように、左右方向の中央部が最も高く、この中央部から左右一対の溝部42に向かって下り傾斜している。すなわち、各凹部41の底面は、左右方向の中央部を挟んだ左右両側部分にそれぞれ形成された一対の第1傾斜面411を有しており、各第1傾斜面411は、対応する溝部42(他方の第1傾斜面411とは反対側に位置する溝部42)に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。各第1傾斜面411は、対応する溝部42につながっている。具体的に本実施形態の各凹部41の底面は、前後方向と直交する断面形状が、上方に突出した弧状で、かつ左右対称形状である。
このため、複数の突条部40に載せられた調理対象物から各第1傾斜面411に流れた油等の液体は、第1傾斜面411に沿って溝部42に流れ込みやすい。なお、各凹部41の底面は、左右方向において中央部からずれた部分が最も高く、この部分から左右一対の溝部42に向かって下り傾斜してもよい。すなわち、各凹部41の底面は、左右方向の中間部(両端部の間の部分であって、中央部とその両側の部分とで構成された部分)に最も高い部分があり、この部分から左右一対の溝部42に向かって下り傾斜していればよい。
各溝部42の底面の全体は、各凹部41の底面において最も低い部分(左端部及び右端部)よりも低い。このため、各凹部41から各溝部42に流れ込んだ油等の液体は、各凹部41に逆流し難い。
図7に示すように、各溝部42の底面は、前後方向の中央部が最も高く、この中央部から前後一対の液溜部43に向かって下り傾斜している。すなわち、各溝部42の底面は、前後方向の中央部を挟んだ前後両側部分にそれぞれ形成された一対の第2傾斜面422を有しており、各第2傾斜面422は、対応する液溜部43(他方の第2傾斜面422とは反対側に位置する液溜部43)に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。各第2傾斜面422は、対応する液溜部43につながっている。具体的に本実施形態の各溝部42の底面は、左右方向と直交する断面形状が、上方に突出した弧状で、かつ前後対称形状である。
このため、凹部41から第2傾斜面422に流れた油等の液体は、第2傾斜面422に沿って液溜部43に流れ込みやすい。なお、各溝部42の底面は、前後方向において中央部からずれた部分が最も高く、この部分から前後一対の液溜部43に向かって下り傾斜してもよい。すなわち、各溝部42の底面は、前後方向の中間部(両端部の間の部分であって、中央部とその両側の部分とで構成された部分)に最も高い部分があり、この部分から、前後一対の液溜部43に向かって下り傾斜していればよい。
図8に示すように、各液溜部43の底面の全体は、各溝部42の底面において最も低い部分(前端部及び後端部)よりも低い。このため、溝部42から液溜部43に流れ込んだ油等の液体は、溝部42に逆流し難い。
なお、各液溜部43の底面は、前後方向と直交する断面において水平面に対して傾斜していなくてもよい。また、各液溜部43の底面は、例えば、液溜部43の液体が一対の溝部42に逆流しないように、例えば、左右方向の中間部に最も低い部分があり、この部分よりも一対の溝部42に近い部分ほど上方に位置するように傾斜した面であってもよい。
図3に示すように、加熱室20に配置された調理容器3が加熱部23によって加熱されたとき、複数の突条部40上に載せられた魚又は肉等の調理対象物は、油又は汁等の液体を出す。この液体は、主に図4に示す複数の凹部41に流れ込む。このように凹部41に流れ込んだ液体は、凹部41の第1傾斜面411に沿って溝部42に流れ込み、この後、溝部42の第2傾斜面422に沿って液溜部43に流れ込む。このため、調理対象物から出た油等の液体は、液溜部43に溜まりやすい。各液溜部43は、調理容器3の底部4において、下バーナー231の炎が当たる中央部から離れた位置にあり、各液溜部43に溜まった液体は、高温になり難い。このため、各液溜部43に溜まった液体が、調理容器3にこびり付くことが抑制される。
なお、本実施形態の調理容器3及び加熱調理器1は、適宜設計変更可能である。例えば、調理容器3は、左右一対の溝部42のうち、左側の溝部42だけ又は右側の溝部42だけを備えてもよい。この場合、各凹部41の底面は、溝部42に向かって下り傾斜した第1傾斜面であってもよい。すなわち、この場合、各凹部41の底面は、第1傾斜面を一つだけ有する。
また、調理容器3は、前後一対の液溜部43のうち、前側の液溜部43だけ又は後側の液溜部43だけを備えてもよい。この場合、各溝部42の底面は、液溜部43に向かって下り傾斜した第2傾斜面であってもよい。この場合、各溝部42の底面は、第2傾斜面を一つだけ有する。
また、調理容器3の底部4の形状は、略矩形状に限られず、前後方向に延びた楕円形状等であってもよい。
また、加熱調理器1の加熱部23は、上バーナー230及び下バーナー231のうち、上バーナー230だけを有してもよいし、下バーナー231だけを有してもよい。
(3)態様
以上説明した実施形態から明らかなように、第1の態様の調理容器3は、以下に示す構成を有する。調理容器3は、底部4と周壁部7とを備えている。底部4は、前後方向に延びている。周壁部7は、底部4の周縁部から上方に向かって突出している。底部4は、複数の突条部40、凹部41、溝部42及び液溜部43を有している。複数の突条部40は、底部4の上面に形成され、前後方向に並んでいる。複数の突条部40は、調理対象物が載せられる部分となる。凹部41は、隣り合う突条部40の間に形成され、左右方向に延びている。溝部42は、底部4における左右方向の端部の上面に形成され、前後方向に延びている。液溜部43は、底部4の前後方向の端部の上面に形成されている。凹部41の底面は、第1傾斜面411を含んでいる。第1傾斜面411は、溝部42につながり、左右方向において溝部42に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。溝部42の底面は、第2傾斜面422を含んでいる。第2傾斜面422は、液溜部43につながり、液溜部43に近い部分ほど下方に位置するように傾斜している。
この態様によれば、複数の突条部40に載せられた調理対象物から出た油等の液体は、凹部41及び溝部42を通って液溜部43に流れ込む。このため、調理対象物から出た油等の液体は、調理容器3の底部4において中央部から離れて高温に加熱され難い液溜部43に溜まりやすい。したがって、油等の液体は、調理容器3にこびり付き難くなる。
第2の様態の調理容器3は、第1の様態との組み合わせにより実現され得る。第2の態様の液溜部43の底面は、溝部42の底面において最も低い部分よりも低い。
この態様によれば、液溜部43に溜まった油等の液体が、溝部42に逆流し難くなる。
第3の様態の調理容器3は、第1又は第2の様態との組み合わせにより実現され得る。第3の態様の底部4は、一対の溝部42を有している。一対の溝部42は、底部4における左右方向の両端部にそれぞれ形成されている。一対の溝部42は、凹部41につながっている。液溜部43は、一対の溝部42につながっている。凹部41の底面は、左右方向の中間部から一対の溝部42に向かって下り傾斜している。
この態様によれば、凹部41に流れ込んだ油等の液体は、一対の溝部42に分散し、この後、液溜部43に流れ込む。この場合、凹部41の液体が液溜部43に到るまでの距離が短くなりやすいため、液体は一層液溜部43に溜まりやすくなる。
第4の様態の調理容器3は、第1〜第3のいずれか一つの様態との組み合わせにより実現され得る。第4の態様の底部4は、一対の液溜部43を有している。一対の液溜部43は、底部4における前後方向の両端部にそれぞれ形成されている。溝部42の底面は、前後方向の中間部から一対の液溜部43に向かって下り傾斜している。
この態様によれば、各溝部42に流れ込んだ油等の液体は、一対の液溜部43に分散して流れ込む。この場合、各溝部42の液体が液溜部43に到るまでの距離が短くなりやすいため、液体は一層液溜部43に到達して溜まりやすくなる。
第5の様態の加熱調理器1は、以下に示す構成を有する。第5の態様の加熱調理器1は、調理容器3と加熱部23とを備えている。調理容器3は、第1〜第4のいずれか一つの態様の調理容器3である。加熱部23は調理容器3を加熱する。
この態様によれば、調理対象物を入れた調理容器3を加熱部23で加熱することで、調理対象物を加熱調理することができる。また、この場合、調理容器3には油等の液体がこびり付き難いため、調理容器3の手入れが容易になる。
1 加熱調理器
20 加熱室
23 加熱部
3 調理容器
4 底部
40 突条部
41 凹部
411 第1傾斜面
42 溝部
422 第2傾斜面
43 液溜部
7 周壁部

Claims (5)

  1. 前後方向に延びた底部と、
    前記底部の周縁部から上方に向かって突出した周壁部とを備え、
    前記底部は、
    前記底部の上面に形成され、調理対象物が載せられる部分となり、前後方向に並んだ複数の突条部と、
    隣り合う前記突条部の間に形成され、左右方向に延びた凹部と、
    前記底部における左右方向の端部の上面に形成され、前後方向に延びた溝部と、
    前記底部の前後方向の端部の上面に形成された液溜部とを有し、
    前記凹部の底面は、
    前記溝部につながり、左右方向において前記溝部に近い部分ほど下方に位置するように傾斜した第1傾斜面を含み、
    前記溝部の底面は、
    前記液溜部につながり、前記液溜部に近い部分ほど下方に位置するように傾斜した第2傾斜面を含んだ、
    調理容器。
  2. 前記液溜部の底面は、前記溝部の前記底面において最も低い部分よりも低い、
    請求項1に記載の調理容器。
  3. 前記底部は、
    前記底部における左右方向の両端部にそれぞれ形成された一対の前記溝部を有し、
    前記一対の溝部は、前記凹部につながっており、
    前記液溜部は、前記一対の溝部につながっており、
    前記凹部の底面は、
    左右方向の中間部から前記一対の溝部に向かって下り傾斜した、
    請求項1又は請求項2に記載の調理容器。
  4. 前記底部は、
    前記底部における前後方向の両端部にそれぞれ形成された一対の前記液溜部を有し、
    前記溝部の底面は、前後方向の中間部から前記一対の液溜部に向かって下り傾斜した、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の調理容器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の調理容器と、
    前記調理容器を加熱する加熱部とを備えた、
    加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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