JP2020003679A - 発光装置、光信号送信装置及び光伝送システム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、レンズの光軸と発光点の中心とを一致させる場合に比べ、発光点への戻り光量が低減された発光装置などを提供する。
請求項2に記載の発明は、前記発光点は、前記レンズの前記光軸からずれた当該光軸に平行な直線上において、前記光伝送部に対して最大の結合効率が得られる位置よりも、当該レンズの前側焦点に近い位置に設けられている請求項1に記載の発光装置である。
請求項3に記載の発明は、前記発光点は、前記最大の結合効率が得られる位置での当該発光点への戻り光量に対し、戻り光量の低下が10dB以上となる位置に設けられている請求項2に記載の発光装置である。
請求項4に記載の発明は、前記発光点は、前記最大の結合効率に対し、結合効率の低下が1dB以下となる位置に設けられている請求項2又は請求項3に記載の発光装置である。
請求項5に記載の発明は、前記発光点は、前記レンズの前側焦点距離に対し、0.9倍以上且つ1.3倍未満の距離に設けられている請求項1に記載の発光装置である。
請求項6に記載の発明は、前記レンズは、当該レンズの後側焦点に端部が設けられている請求項2に記載の発光装置である。
請求項7に記載の発明は、前記発光部は、複数の発光点を備える請求項1に記載の発光装置である。
請求項8に記載の発明は、複数の前記発光点は、前記レンズの前記光軸を中心とする円に沿って配置されている請求項7に記載の発光装置である。
請求項9に記載の発明は、複数の前記発光点は、数が奇数であって、前記円に沿って等間隔に配置されている請求項8に記載の発光装置である。
請求項10に記載の発明は、前記発光部における前記発光点は、面発光レーザ素子である請求項1に記載の発光装置である。
請求項11に記載の発明は、前記面発光レーザ素子は、シングルモード発振する請求項10に記載の発光装置である。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の発光装置と、前記発光装置を駆動して、取得した電気信号を当該発光装置が備える発光点により光信号に変換させる駆動部と、を備える光信号送信装置である。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の光信号送信装置と、前記光信号送信装置から出力される主光線が結合される位置に設けられた光伝送部と、を備える光伝送システムである。
請求項2、3に記載の発明によれば、レンズの光軸に平行な直線上において最大の結合効率が得られる位置に設けられている場合に比べ、発光点への戻り光量が抑制される。
請求項4に記載の発明によれば、最大の結合効率に対する結合効率の低下を1dB以下に抑制した状態で、発光点への戻り光量が抑制される。
請求項5に記載の発明によれば、前側焦点距離に対し、0.9倍未満の距離に設けられている場合に比べ、結合効率が向上し、1.3倍以上の距離に設けられている場合と比較し、戻り光量が抑制される。
請求項6に記載の発明によれば、レンズの端部が後側焦点でない場合に比べ、光軸に平行な光をレンズの端部において光軸上に集光させられる。
請求項7に記載の発明によれば、単体の発光点の場合に比べ、光量が増加する。
請求項8に記載の発明によれば、円に沿って配置されていない場合に比べ、発光点の配置がしやすい。
請求項9に記載の発明によれば、等間隔に配置されていない場合に比べ、熱が均一に分散させられる。
請求項10に記載の発明によれば、端面発光素子に比べ、レンズとの組み合わせが容易になる。
請求項11に記載の発明によれば、マルチモード発振に比べ、伝送距離を大きくできる。
請求項12に記載の発明によれば、レンズの光軸と発光点の中心とを一致させる場合に比べ、発光点への戻り光量が低減された光送信ができる。
請求項13に記載の発明によれば、レンズの光軸と発光点の中心とを一致させる場合に比べ、発光点への戻り光量が低減された光伝送ができる。
なお、以下では、アルミニウムをAlとするなど、元素記号を用いて表記する場合がある。
図1は、光伝送システム1の一例を示す図である。光伝送システム1は、例えば、コンピュータ、サーバなどの電子装置間でデータなどのデジタル信号の伝送を、光通信技術を用いて行うシステムである。データセンタなど、複数のコンピュータやサーバを備えるシステムでは、複数のコンピュータやサーバなどの電子装置を架に搭載し、それらの電子機器を並列に動作させるとともに、それらの間で高速にデジタル信号の伝送が行われる。この電子装置間のデジタル信号の伝送を、光を用いた光通信で行うことで、電気信号を用いて行う場合に比べ、高速化が達成できるとともに、ノイズの影響を受けにくくなる。
光信号送信装置10は、光源部11と、信号変調部12とを備える。なお、光源部11は、発光装置の一例、そして、信号変調部12は、駆動部の一例である。また、光ファイバ20が、光伝送部の一例である。
光信号送信装置10が備える光源部11は、発光点(後述する図2の発光点110)を備える。
信号変調部12は、信号処理装置30が処理した電気信号を取得し、光源部11を駆動してデジタル信号に対応する光信号に変換する。光源部11は、信号変調部12によって駆動され、発光点から光ファイバ20のコア21に向けて光信号を出射する。
光ファイバ20は、コア21とクラッド22とを備える。コア21は、クラッド22に比べて屈折率が小さい部材で構成されている。コア21に入射した光信号は、コア21とクラッド22との境界で反射を繰り返しながら、コア21内を伝搬する。
ここでは、光ファイバ20は、一例としてマルチモードであるとする。マルチモードの光ファイバ20では、コア21の直径は50μmなどである。なお、光ファイバ20は、マルチモードに比べてコア21の径が小さい、シングルモードであってもよい。
なお、光ファイバ20の代わりに、他の領域と異なる屈折率に設定された導光領域が設けられた導光デバイスであってもよい。
信号処理装置30は、データなどのデジタル信号を処理する機能を有する。信号処理装置30は、例えばコンピュータやサーバである。これらは、CPU、ROM、RAM、入出力ポートなどを備え、RAM上に実行可能な状態に展開されたプログラムによって、データなどのデジタル信号を処理する。この場合のデジタル信号は、電気信号である。そして、信号処理装置30は、他の信号処理装置で処理させるために、処理したデジタル信号を入出力ポートに接続された光信号送信装置10に電気信号として出力する。
そして、信号受信装置に接続された他の信号処理装置により、デジタル信号がデータなどとして処理される。
光源部11は、発光部100と、結合レンズ200とを備える。
図2は、光源部11を説明する図である。図2(a)は、発光部100の正面図、図2(b)は、図2(a)のIIB−IIB線での光源部11の断面図である。
図2(a)に示すように、光源部11の発光部100は、一例として3個の発光点110を備える。ここでは、3個の発光点110をそれぞれ区別する場合は、発光点110−1、110−2、110−3と表記する。発光点110−1、110−2、110−3は、中心Oの半径rの円111上に等間隔に配列されている。中心Oを発光部100の中心と表記する。
ここでは発光点110と表記するが、発光点110は点でなく、光を発光する発光素子において、予め定められた面積を有して、光を出射する部分(後述する図9に示す出射面112)をいう。なお、発光点110の中心を発光点110の中心Cとする。つまり、隣接する2個の発光点110の中心Cは、中心Oに対して中心角120°に配置されている。
なお、ギャップZfを「0」に設定してもよい。但し、ギャップZfを「0」にした場合に、コア21に入射する光量が最も高くなるとは限らない。よって、コア21に入射する光量が多くなるように、つまり結合効率が高くなる値にギャップZfを設定すればよい。
ここでは、結合レンズ200は、平凸レンズ部210と円柱部220とで構成されているとしたが、他の形状のレンズであってもよい。例えば、結合レンズ200は、円柱部220を備えない平凸レンズ、両凸レンズなどであってもよい。
なお、集束とは、光線が1点など狭い面積に集まることである。なお、集光すると表記することがある。
また、発光点110は、中心Oの半径rの円上に設けられていなくてもよい。
以上説明したように、発光点110が中心Oから離れて配置され、発光部100の表面における戻り光120が、発光点110を構成する発光素子の動作に悪影響を与えにくい位置に設定されていればよい。
しかし、図4に示すように、コア21の端面23に照射された光は、光強度が強い部分がコア21の内側に含まれ、コア21の外側に照射される光量が抑制されている。よって、コア21に入射させるために、コア21の端面23に光を集束することを要しない。つまり、発光部100を結合レンズ200の前側焦点面FFPに設置し、コア21の端面23を後側焦点面RFPに設置して、平行光をコア21の端面23に照射することを可能としている。
図5は、発光点110に照射される戻り光の光量と結合レンズ200から発光部100までの距離Dとの関係を説明する図である。図5において横軸は、結合レンズ200の端から発光部100までの距離D(mm)である。なお、図2において、右方向に+z方向としたので、距離Dは、負で表記される。ここでは、結合レンズ200の前側焦点面FFPは、結合レンズ200から距離Dで−0.26mmにある。そして、縦軸は、戻り光の光量(dBm)である。なお、図5では、戻り光の光量を戻り光量(dBm)と表記する。そして、結合レンズ200と光ファイバ20におけるコア21の端面23とのギャップZfは、0.6mmに設定されている。そして、発光点110が配置された円111の半径rとして、0.020mm、0.022mm、0.024mmの3つの場合を示している。
図5に示した、発光点110に照射される戻り光の光量と結合レンズ200から発光部100までの距離Dとの関係は、シミュレーションによって得た。
そして、図6でも、発光点110が配置された円111の半径rとして、0.020mm、0.022mm、0.024mmの3つの場合を示している。
図6に示した、光ファイバ20のコア21への入射光量と結合レンズ200から発光部100までの距離Dとの関係は、シミュレーションによって得た。
図7では、前側焦点FF、前側焦点面FFP、後側焦点RF、後側焦点面RFPに加えて、結合レンズ200から前側焦点FF側に、2倍前側焦点FF2及び2倍前側焦点面FFP2を表記している。さらに、図7では、結合レンズ200から後側焦点RF側に、2倍後側焦点RF2及び2倍後側焦点面RFP2を表記している。つまり、2倍前側焦点FF2は、結合レンズ200の光軸OA上において、前側焦点FFに対する前側焦点距離の2倍の位置である。また、2倍前側焦点面FFP2は、2倍前側焦点FF2における光軸OAに垂直な面である。同様に、2倍後側焦点RF2は、結合レンズ200の光軸OA上において、後側焦点RFに対する後側焦点距離の2倍の位置である。また、2倍後側焦点面RFP2は、2倍後側焦点RF2における光軸OAに垂直な面である。
図8は、発光部100の中心Oが光軸OAからずれた場合における戻り光量を示す図である。図8(a)は、発光部100の中心Oと光軸OAとの関係を説明する図、図8(b)は、戻り光量である。図8(b)において、横軸は、中心Oの光軸OAに対するずれ量であるy方向オフセットS(μm)、縦軸は、戻り光量(dBm)である。
(垂直共振器面発光レーザVCSELの構造)
図9は、3個の発光点110を備える発光部100の拡大図である。図9(a)は、発光部100の上面図、図9(b)は、図9(a)のIXB−IXB線での発光部100の断面図である。発光部100は、外形が四角形状のチップとして構成されているとしたが、他の形状であってもよい。
なお、3個の垂直共振器面発光レーザVCSELは、同じ構造を有しているので、以下では1個の垂直共振器面発光レーザVCSEL、ここでは、垂直共振器面発光レーザVCSEL−2を例に説明する。なお、垂直共振器面発光レーザVCSEL−2を垂直共振器面発光レーザVCSELと表記する。
なお、垂直共振器面発光レーザVCSELの上面から見た外形は、円形でなくともよく、楕円、四角形、多角形など他の形状であってもよい。
垂直共振器面発光レーザVCSELは、例えばGaAsによるn型の基板410の一方の面(これを、表面と表記する。)上に、n型の下部分布ブラッグ反射層411と、活性層412と、酸化狭窄層413と、p型の上部分布ブラッグ反射層414と、p型のコンタクト層415と、p側電極416と、層間絶縁層417と、出射面保護層418と、配線層419とを備える。なお、分布ブラッグ反射層は、DBR(Distributed Bragg Reflector)層と呼ばれることから、以下では、n型の下部分布ブラッグ反射層411を下部DBR層411と、p型の上部分布ブラッグ反射層414を上部DBR層414と表記する。
基板410は、n型のGaAsを例として説明するが、不純物を添加していないイントリンシック(i)のGaAsでもよい。また、InP、GaN、InAs、その他III−V族、II−VI材料からなる半導体基板、サファイア、Si、Geなどでもよい。基板を変更した場合、基板上にモノリシックに積層される材料は、基板の格子定数に略整合(歪構造、歪緩和層、メタモルフィック成長を含む)する材料を用いる。ただし、基板410が電気絶縁性である場合には、基準電位(GNDなど)を供給する配線を別途設けることが必要となる。また、基板410を除く半導体層積層体を他の支持基板に張り付け、他の支持基板上に半導体層積層体を設ける場合は、支持基板と格子定数が整合している必要はない。これらについての詳細な説明は、省略する。
p側電極416は、上面から見た場合に、メサの中心部を囲むように設けられる。p側電極416は、p型であるコンタクト層415とオーミックコンタクトがとりやすい金属材料で構成されている。
次に、垂直共振器面発光レーザVCSELの製造方法を説明する。
図10は、垂直共振器面発光レーザVCSELの製造方法を説明する図である。図10(a)は、半導体層積層体形成工程、図10(b)は、メサエッチング工程、図10(c)は、酸化領域形成工程、図10(d)は、p側電極形成工程及び層間絶縁層形成工程、図10(e)は、出射面保護層形成工程及びn側電極形成工程、図10(f)は、配線層形成工程である。
前述したように、酸化狭窄層413は、上部DBR層414の一部としてもよい。
Claims (13)
- 光を出射する発光点を有する発光部と、
前記発光点が出射する光の光路上に設けられ、当該発光点が出射する光を、外部に設けられる光伝送部と結合させるレンズと、を備え、
前記発光点が、前記レンズの光軸に垂直な方向において、当該光軸からずらして設けられている発光装置。 - 前記発光点は、前記レンズの前記光軸からずれた当該光軸に平行な直線上において、前記光伝送部に対して最大の結合効率が得られる位置よりも、当該レンズの前側焦点に近い位置に設けられている請求項1に記載の発光装置。
- 前記発光点は、前記最大の結合効率が得られる位置での当該発光点への戻り光量に対し、戻り光量の低下が10dB以上となる位置に設けられている請求項2に記載の発光装置。
- 前記発光点は、前記最大の結合効率に対し、結合効率の低下が1dB以下となる位置に設けられている請求項2又は請求項3に記載の発光装置。
- 前記発光点は、前記レンズの前側焦点距離に対し、0.9倍以上且つ1.3倍未満の距離に設けられている請求項1に記載の発光装置。
- 前記レンズは、当該レンズの後側焦点に端部が設けられている請求項2に記載の発光装置。
- 前記発光部は、複数の発光点を備える請求項1に記載の発光装置。
- 複数の前記発光点は、前記レンズの前記光軸を中心とする円に沿って配置されている請求項7に記載の発光装置。
- 複数の前記発光点は、数が奇数であって、前記円に沿って等間隔に配置されている請求項8に記載の発光装置。
- 前記発光部における前記発光点は、面発光レーザ素子である請求項1に記載の発光装置。
- 前記面発光レーザ素子は、シングルモード発振する請求項10に記載の発光装置。
- 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の発光装置と、
前記発光装置を駆動して、取得した電気信号を当該発光装置が備える発光点により光信号に変換させる駆動部と、
を備える光信号送信装置。 - 請求項12に記載の光信号送信装置と、
前記光信号送信装置から出力される主光線が結合される位置に設けられた光伝送部と、
を備える光伝送システム。
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