JP2020004567A - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】接地電極の放熱性を向上することができる内燃機関用のスパークプラグを提供する。【解決手段】内燃機関用のスパークプラグ1は、ハウジング11と絶縁碍子12と中心電極2と接地電極3とプラグカバー4とを有する。ハウジング11は、筒状を呈している。絶縁碍子12は、ハウジング11の内側に保持されている。絶縁碍子12は、筒状を呈している。中心電極2は、絶縁碍子12の内側に保持されている。接地電極3は、中心電極2との間に放電ギャップGを形成する。プラグカバー4は、放電ギャップGが配される副燃焼室5をハウジング11と共に構成している。プラグカバー4は、内外に貫通する噴孔41を備える。接地電極3は、ハウジング11とプラグカバー4とにおける副燃焼室5に露出する面である副室内壁面6の複数箇所に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関する。
スパークプラグは、車両用エンジン、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いられる。特許文献1には、放電ギャップをプラグカバーで覆い、プラグカバーの内側に副燃焼室を形成したスパークプラグが開示されている。
かかるスパークプラグにおいては、プラグカバーに形成した噴孔を介して内燃機関の燃焼室内の混合気を副燃焼室に導入すると共に、放電ギャップにおいて火花放電を行うことにより混合気に着火し、副燃焼室において火炎を発生させる。そして、噴孔から副燃焼室外の燃焼室に火炎ジェットを噴出させ、燃焼室全体に火炎を広げる。これにより、燃焼速度の大きい内燃機関を得ることができる。
ここで、特許文献1に記載のスパークプラグは、プラグカバーに接地電極を接続しており、接地電極におけるプラグカバーへの接続部の反対側の端部は、中心電極の先端面との間に放電ギャップを形成している。
特開2018−6304号公報
特許文献1に記載のスパークプラグにおいて、接地電極の熱は、主に、金属製のプラグカバーを介してハウジングへ放熱される。しかしながら、接地電極におけるプラグカバーに接続された側と反対側(すなわち放電ギャップ側)の部位は、ハウジングまでの伝熱距離が長く、熱引きが悪い。そのため、当該部位が過度に高温になり、内燃機関のプレイグニッションやノッキングを招くおそれが考えられる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、接地電極の放熱性を向上することができる内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジング(11)と、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(12)と、
前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(2)と、
前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(3)と、
前記放電ギャップが配される副燃焼室(5)を前記ハウジングと共に構成しており、かつ、内外に貫通する噴孔(41)を備えたプラグカバー(4)と、を有し、
前記接地電極は、前記ハウジングと前記プラグカバーとにおける前記副燃焼室に露出する面である副室内壁面(6)の複数箇所に接続されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
前記態様の内燃機関用のスパークプラグにおいて、接地電極は、副室内壁面の複数箇所に接続されている。それゆえ、接地電極の熱は、副室内壁面に接続された複数箇所に向かって分散され放熱される。その結果、接地電極の放熱性を向上させることができる。
以上のごとく、前記態様によれば、接地電極の放熱性を向上することができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、スパークプラグの中心軸を通るとともに軸方向に平行な断面図。 図1の、II−II線矢視断面図。 実施形態2における、スパークプラグの中心軸を通るとともに軸方向に平行な断面図。 実施形態3における、スパークプラグの中心軸を通るとともに軸方向に平行な断面図。 実施形態4における、スパークプラグの中心軸を通るとともに軸方向に平行な断面図。 実施形態5における、スパークプラグの中心軸を通るとともに軸方向に平行な断面図。 図6の、VII−VII線矢視断面図。 実施形態6における、スパークプラグの中心軸を通るとともに軸方向に平行な断面図。 図8の、IX−IX線矢視断面図。 実施形態7における、スパークプラグの、軸方向に直交する断面図であって、接地電極の基端側の部位を切った断面図。 実施形態8における、スパークプラグの中心軸を通るとともに軸方向に平行な断面図。 図11の、XII−XII線矢視断面図。
(実施形態1)
内燃機関用のスパークプラグの実施形態につき、図1〜図2を用いて説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、ハウジング11と絶縁碍子12と中心電極2と接地電極3とプラグカバー4とを有する。ハウジング11は、筒状を呈している。絶縁碍子12は、ハウジング11の内側に保持されている。また、絶縁碍子12は、筒状を呈している。中心電極2は、絶縁碍子12の内側に保持されている。接地電極3は、中心電極2との間に放電ギャップGを形成する。プラグカバー4は、放電ギャップGが配される副燃焼室5をハウジング11と共に構成している。また、プラグカバー4は、内外に貫通する噴孔41を備える。接地電極3は、ハウジング11とプラグカバー4とにおける副燃焼室5に露出する面である副室内壁面6の複数箇所に接続されている。以後、本実施形態につき詳説する。
本明細書において、スパークプラグ1の中心軸が延びる方向を、軸方向Zという。また、軸方向Zにおけるスパークプラグ1の副燃焼室5が形成された側を先端側、その反対側を基端側という。また、スパークプラグ1の周方向を、単に周方向という。また、スパークプラグ1の径方向を、単に径方向という。
スパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いることができる。スパークプラグ1の基端部は、図示しない点火コイルと接続され、先端部は、内燃機関の燃焼室内に配される。
図1に示すごとく、ハウジング11には、外周部に取付ネジ部111が形成されている。スパークプラグ1は、取付ネジ部111において、図示しないシリンダヘッドに設けられた雌ネジ穴に螺合され、シリンダヘッドに取り付けられる。スパークプラグ1がシリンダヘッドに取り付けられた状態においては、スパークプラグ1における取付ネジ部111よりも先端側の部位が燃焼室に曝される。
図1に示すごとく、ハウジング11における取付ネジ部111の先端側には、先端側に向かって突出した円筒状のカバー取付部112を有する。カバー取付部112の外周面は、取付ネジ部111よりも内周側に凹んでいる。そして、カバー取付部112に、プラグカバー4が取り付けられている。すなわち、本実施形態において、ハウジング11とプラグカバー4とは別体である。
プラグカバー4は、略半球状のドーム形状を呈している。プラグカバー4は、スパークプラグ1の中心軸を回転軸とした回転体形状を有する。プラグカバー4は、その開放端を基端側に向けた状態で、ハウジング11のカバー取付部112に固定されている。プラグカバー4は、その基端部42において、カバー取付部112を外周から覆うように配されている。プラグカバー4の基端部42は、内周面がその先端側部分よりも外周側に向かって凹んでいる。そして、プラグカバー4の基端部42は、当該凹みにカバー取付部112を挿入するよう、カバー取付部112に嵌合されている。また、プラグカバー4の基端部42は、全周において、カバー取付部112に溶接されている。
プラグカバー4は、プラグカバー4の内外に貫通する噴孔41を複数有する。複数の噴孔41は、プラグカバー4の先端部に形成されている。また、複数の噴孔41は、スパークプラグ1の中心軸よりも径方向の外周側に形成されている。複数の噴孔41は、周方向に等間隔に形成されている。各噴孔41は、軸方向Zの先端側へ向かうにつれて径方向の外周側に向かうよう形成されている。なお、噴孔41の数、形状、配置箇所等は、要請に応じて適宜決定される。
ハウジング11及びプラグカバー4の双方に囲まれる空間が、副燃焼室5である。また、ハウジング11及びプラグカバー4における副燃焼室5に露出する面が、副室内壁面6である。そして、副室内壁面6の互いに離れた複数箇所に、接地電極3が接続されている。
図1、図2に示すごとく、接地電極3は、まっすぐ形成された円柱状を呈している。接地電極3は、例えばNi(すなわちニッケル)を主成分として含むNi基合金からなる。図1に示すごとく、本実施形態において、接地電極3の直径は、プラグカバー4の厚みよりも大きい。本実施形態において、接地電極3は、副室内壁面6を構成するハウジング11及びプラグカバー4のうち、プラグカバー4にのみ接続されている。
接地電極3は、副室内壁面6おける、軸方向Zの位置が互いに異なる複数箇所に接続されている。軸方向Zにおいて、接地電極3は、一部が副室内壁面6における中心電極2の先端面221よりも先端側の領域に接続されており、他の一部が副室内壁面6における中心電極2の先端面221よりも基端側の領域に接続されている。接地電極3の一端である先端側端部31は、副室内壁面6における、中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる位置に接続されている。先端側端部31は、中心電極2の先端面221の先端側に位置している。先端側端部31は、プラグカバー4におけるハウジング11との接続部(すなわち基端部42)までの伝熱距離が最も遠くなる部位、或いはその周辺に接続されている。なお、図1の断面において、軸方向Zに直交する方向の中心電極2の先端面221の外形位置を一点鎖線で表している。
また、接地電極3の先端側端部31の反対側の端部である基端側端部32は、副室内壁面6における、プラグカバー4の基端部42に対して先端側に隣接する部位に接続されている。接地電極3の基端側端部32は、副室内壁面6における、ハウジング11のカバー取付部112の先端面に対して先端側に隣接する位置に形成されている。なお、ハウジング11へのプラグカバー4の取付性向上の観点から、接地電極3の基端側端部32とカバー取付部112の先端面との間には隙間が形成されていることが好ましい。接地電極3の基端側端部32は、少なくとも一部が中心電極2の先端面221よりも軸方向Zの基端側に配されている。そして、接地電極3における、先端側端部31と基端側端部32との間の部位は、全周において副燃焼室5に露出している。これにより、副燃焼室5に生じる火炎の広がりが接地電極3で阻害されることを抑制することができる。
接地電極3は、両端部において、溶接によりプラグカバー4に接続されている。接地電極3は、長手方向における中央部において、中心電極2の先端面221との間に放電ギャップGを形成している。接地電極3における長手方向の中央部は、接地電極3の長手方向に直交する方向において中心電極2の先端面221と最も近接しており、この部分と、中心電極2の先端面221との間に火花放電を生じさせる放電ギャップGが形成されている。
ハウジング11、プラグカバー4、及び接地電極3は、電導性及び熱伝導性を有する材料からなる。そして、ハウジング11、プラグカバー4、及び接地電極3は、互いに熱的及び電気的に接続されている。
ハウジング11の内側に、絶縁碍子12が保持されている。絶縁碍子12は、先端部をハウジング11の取付ネジ部111の先端側に突出させ、基端部をハウジング11の基端側に突出させている。絶縁碍子12の内側における先端部に、中心電極2が挿通保持されている。
中心電極2は、先端部を絶縁碍子12から先端側に露出している。中心電極2は、中心電極部材21と、中心電極部材21の先端に取り付けられた中心電極チップ22とを有する。中心電極部材21は、例えば、Ni基合金からなる。また、中心電極チップ22は、たとえばPt(すなわち白金)等を円柱状に形成してなる。そして、中心電極チップ22の先端面221が、接地電極3との間に放電ギャップGを形成している。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1において、接地電極3は、副室内壁面6の複数箇所に接続されている。それゆえ、接地電極3の熱は、副室内壁面6に接続された複数箇所に向かって分散され放熱される。その結果、接地電極3の放熱性を向上させることができる。
また、接地電極3は、副室内壁面6おける、軸方向Zの位置が互いに異なる複数箇所に接続されている。それゆえ、プラグカバー4の温度分布を均一化しやすい。すなわち、プラグカバー4は、先端側が、燃焼室中央部に近く、かつ、ハウジング11までの伝熱距離が遠くなる。そのため、プラグカバー4は、先端側ほど高温になりやすい。そこで、接地電極3を、副室内壁面6における軸方向Zの位置が互いに異なる複数箇所に接続することにより、プラグカバー4の先端側の部位の熱は、接地電極3を介して効率的に放熱される。それゆえ、プラグカバー4の先端側部位が局所的に高温になることを防止しやすい。
また、接地電極3は、副室内壁面6における、中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる位置に接続されている。ここで、副室内壁面6における、中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる部位は、特にハウジング11までの伝熱距離が遠くなるため、特に高温になりやすい。そこで、接地電極3を、副室内壁面6における、中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる位置に接続することにより、プラグカバー4における中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる部位周辺の熱を、接地電極3を介して効率的に放熱することができる。
また、軸方向Zにおいて、接地電極3は、一部が副室内壁面6における中心電極2の先端面221よりも先端側の領域に接続されており、他の一部が副室内壁面6における中心電極2の先端面221よりも基端側の領域に接続されている。それゆえ、プラグカバー4の先端側部位の熱を、接地電極3を介してハウジング11側へ放熱しやすい。その結果、プラグカバー4が局所的に高温になることを防止でき、プラグカバー4の温度分布を均一化しやすい。
また、ハウジング11とプラグカバー4とは別体であり、接地電極3は、副室内壁面6を構成するハウジング11及びプラグカバー4のうち、プラグカバー4のみに接続されている。それゆえ、スパークプラグ1を製造するにあたって、まずプラグカバー4に接地電極3を接合し、その後、そのプラグカバー4をハウジング11に取り付けることにより、容易にスパークプラグ1を製造することができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、接地電極の放熱性を向上することができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図3に示すごとく、実施形態1に対して、接地電極3の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、接地電極3は、その母材を構成する接地母材33と、接地母材33に接続された接地チップ34とを有する。接地母材33は、例えばNi基合金からなり、接地チップ34は例えばPtからなる。そして、接地電極3は、接地チップ34が、放電ギャップGを形成している。すなわち、接地電極3は、接地チップ34において最も中心電極2の先端面221と近接している。
接地母材33は、まっすぐ形成された円柱状を呈している。接地母材33の直径は、プラグカバー4の厚みと同等、或いはそれ以下である。接地母材33の基端側端部32は、副室内壁面6における、ハウジング11のカバー取付部112の先端面に対して先端側に離れた位置に接続されている。その他、接地母材33におけるプラグカバー4への接続部位は、実施形態1における接地電極3の副室内壁面6への接続部位と同様である。
接地チップ34は、接地母材33の中央部における、中心電極2の先端面221を向く側の面に接合されている。接地チップ34は、接地チップ34と中心電極2の先端面221との並び方向に高さを有する円柱状に形成されている。なお、接地チップ34は、角柱状等、他の形状でもよい。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態においては、接地電極3は、接地母材33と、接地母材33に接続された接地チップ34とを有し、接地チップ34が、放電ギャップGを形成している。それゆえ、例えば接地チップ34を耐消耗性の高い材料で形成し、接地母材33を熱伝導性の高い材料で形成することにより、接地電極3の放熱性を確保しやすい。また、接地チップ34を耐消耗性の高い材料で構成することで、接地電極3の耐久性を向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本実施形態は、図4に示すごとく、実施形態2に対し、接地母材33の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、接地電極3は、放電ギャップG側に凸となるよう湾曲している。具体的には、接地母材33が、長手方向における中央に向かうにつれて、放電ギャップG側に向かうよう膨らんだ形状を有している。これにより、接地電極3全体は、放電ギャップG側に凸となるよう湾曲した形状を有する。
その他は、実施形態2と同様である。
本実施形態においては、接地電極3は、放電ギャップG側に凸となるよう湾曲している。それゆえ、接地電極3における放電ギャップGを形成する部位(本実施形態においては接地チップ34)以外の部位を、中心電極2の先端面221から遠ざけることができる。それゆえ、接地電極3における予期せぬ部位を起点として放電が生じることを防止することができる。
その他、実施形態2と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
本実施形態は、図5に示すごとく、実施形態3に対し、副室内壁面6への接地電極3の接続位置を変更した実施形態である。
本実施形態において、接地母材33の両端部は、副室内壁面6における、スパークプラグ1の中心軸を挟んで互いに反対側の位置に接続されている。接地母材33の両端部は、副室内壁面6における、軸方向Zの異なる位置に接続されている。なお、接地母材33は、副室内壁面6における中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる部位には接続されていない。
その他は、実施形態3と同様である。
本実施形態においても、実施形態3と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本実施形態は、図6、図7に示すごとく、2つの接地電極3を有するスパークプラグ1の実施形態である。図7において、中心電極2の先端面221の外形をプラグカバー4に軸方向Zに投影した投影輪郭を二点鎖線で示している。
本実施形態において、2つの接地電極3は、互いに同等の形状を有するが、互いに異なる姿勢で配されている。各接地電極3は、実施形態3で示した接地電極3と同様の形状を有する。それぞれの接地電極3の先端側端部31は、副室内壁面6における、中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる位置に接続されている。一方、図7に示すごとく、2つの接地電極3の基端側端部32は、副室内壁面6における互いに周方向に90°ずれた位置に接続されている。なお、図7において、噴孔の図示は省略している。
その他は、実施形態3と同様である。
本実施形態において、プラグカバー4の先端部の熱は、複数の接地電極3を介して放熱される。それゆえ、プラグカバー4の先端部の熱の放熱経路を増やすことができ、プラグカバー4の温度分布の均一化を一層図りやすい。また、複数の接地電極3を設けることにより、ハウジング11、プラグカバー4及び接地電極3の全体の熱容量を増やすこともできる。
その他、実施形態3と同様の作用効果を有する。
(実施形態6)
本実施形態は、図8、図9に示すごとく、3つの接地電極3を有するスパークプラグ1の実施形態である。
本実施形態において、3つの接地電極3は、互いに同等の形状を有するが、互いに異なる姿勢で配されている。各接地電極3は、実施形態3で示した接地電極3と同様の形状を有する。それぞれの接地電極3の先端側端部31は、副室内壁面6における、中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる位置に接続されている。一方、3つの接地電極3の基端側端部32は、副室内壁面6において、周方向に90°おきにずれた位置に接続されている。
その他は、実施形態5と同様である。
本実施形態においても、実施形態5と同様の作用効果を有する。
(実施形態7)
本実施形態は、図10に示すごとく、4つの接地電極3を有するスパークプラグ1の実施形態である。
本実施形態において、4つの接地電極3は、互いに同等の形状を有するが、互いに異なる姿勢で配されている。各接地電極3は、実施形態3で示した接地電極3と同様の形状を有する。それぞれの接地電極3の先端側端部31は、副室内壁面6における、中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる位置に接続されている。一方、4つの接地電極3の基端側端部32は、副室内壁面6において、周方向に90°おきにずれた位置に接続されている。
その他は、実施形態5と同様である。
本実施形態においても、実施形態5と同様の作用効果を有する。
(実施形態8)
本実施形態は、図11、図12に示すごとく、副室内壁面6の複数箇所に接続されたバイパス部材7をさらに有する実施形態である。
本実施形態は、基本構造を実施形態3と同様とする。そして、図12に示すごとく、軸方向Zから見たときの接地電極3の長手方向において、接地電極3の先端側端部31に隣接する位置に、バイパス部材7の一端が接続されている。軸方向Zから見たとき、接地電極3とバイパス部材7とは、直線状に配されている。
バイパス部材7は、まっすぐ形成された円柱状を呈している。バイパス部材7は、副室内壁面6における軸方向Zの位置が互いに異なる複数箇所に接続されている。また、軸方向Zにおいて、バイパス部材7は、先端側端部71が副室内壁面6における中心電極2の先端面221よりも先端側の領域に接続されており、他端側端部が副室内壁面6における中心電極2の先端面221よりも基端側の領域に接続されている。バイパス部材7の先端側端部71は、副室内壁面6における中心電極2の先端面221と軸方向Zに重なる位置に接続されている。
バイパス部材7の基端側端部72は、副室内壁面6における接地電極3の基端側端部32が接続された部位から周方向に180°ずれた位置に接続されている。バイパス部材7の基端側端部72は、副室内壁面6における、プラグカバー4の基端部42に対して先端側に離れた位置に接続されている。バイパス部材7の基端側端部72は、副室内壁面6における、ハウジング11のカバー取付部112の先端面に対して先端側に離れた位置に形成されている。バイパス部材7の基端側端部72は、少なくとも一部が中心電極2の先端面221よりも軸方向Zの基端側に配されている。バイパス部材7は、両端部において、溶接によりプラグカバー4に接続されている。
バイパス部材7と中心電極2の先端面221との最短距離は、放電ギャップGよりも大きい。バイパス部材7と中心電極2の先端面221との最短距離は、接地電極3と中心電極2の先端面221との最短距離(すなわち放電ギャップGの長さ)に応じて決めることができる。すなわち、バイパス部材7と中心電極2との間の最短距離は、放電ギャップGに放電が生じ、かつ、バイパス部材7と中心電極2の先端面221との間に放電が生じない程度に離れている。
その他は、実施形態3と同様である。
本実施形態は、副室内壁面6の複数箇所に接続されたバイパス部材7をさらに有する。それゆえ、プラグカバー4の先端部の熱の放熱経路を増やすことができ、プラグカバー4の温度分布の均一化を一層図りやすい。また、ハウジング11、プラグカバー4、接地電極3、及びバイパス部材7の全体の熱容量を増やすこともできる。
その他、実施形態3と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、前記各実施形態においては、接地電極3をプラグカバー4のみに接続した実施形態を示したが、これに限られず、接地電極3の一部がハウジング11に接続されていてもよい。また、同様に、実施形態8で示したバイパス経路の一部は、ハウジング11に接続されていてもよい。
1 内燃機関用のスパークプラグ
11 ハウジング
12 絶縁碍子
2 中心電極
3 接地電極
4 プラグカバー
41 噴孔
5 副燃焼室
6 副室内壁面
G 放電ギャップ

Claims (9)

  1. 筒状のハウジング(11)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(12)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(2)と、
    前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する接地電極(3)と、
    前記放電ギャップが配される副燃焼室(5)を前記ハウジングと共に構成しており、かつ、内外に貫通する噴孔(41)を備えたプラグカバー(4)と、を有し、
    前記接地電極は、前記ハウジングと前記プラグカバーとにおける前記副燃焼室に露出する面である副室内壁面(6)の複数箇所に接続されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 前記接地電極は、前記副室内壁面おける、軸方向(Z)の位置が互いに異なる複数箇所に接続されている、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 前記接地電極の一部は、前記副室内壁面における、前記中心電極の先端面(221)と軸方向(Z)に重なる位置に接続されている、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 軸方向(Z)において、前記接地電極は、一部が前記副室内壁面における前記中心電極の先端面(221)よりも先端側の領域に接続されており、他の一部が前記副室内壁面における前記中心電極の前記先端面よりも基端側の領域に接続されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 複数の前記接地電極を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  6. 前記副室内壁面の複数箇所に接続されたバイパス部材(7)をさらに有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  7. 前記ハウジングと前記プラグカバーとは、別体であり、前記接地電極は、前記副室内壁面を構成する前記ハウジング及び前記プラグカバーのうち、前記プラグカバーのみに接続されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  8. 前記接地電極は、前記放電ギャップ側に凸となるよう湾曲している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  9. 前記接地電極は、接地母材(33)と、前記接地母材に接続された接地チップ(34)とを有し、前記接地チップが、前記放電ギャップを形成している、請求項1〜8のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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