JP2020006779A - 車両用ホイール - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、従来と比べて副気室の容積をより大きく確保することができるヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)を有する車両用ホイールを提供する。
【解決手段】本発明の車両用ホイール1は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材10が、ウェル部11cの外周面11dに隣接してホイール幅方向Yに延びる底板25bと、前記底板25bのホイール径方向Zの外側で前記底板25bと所定の間隔をあけて対向する上板25aと、前記底板25bのホイール幅方向Yの両端からホイール径方向Zの外側に立ち上がる一対の側板25cと、によって囲む空間で副気室SCを形成する本体部13と、前記底板25bと一対の前記側板25cとのそれぞれの接合部19からホイール幅方向Yの外側に延出して前記ウェル部11cに係止される一対の縁部14と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の車両用ホイール1は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材10が、ウェル部11cの外周面11dに隣接してホイール幅方向Yに延びる底板25bと、前記底板25bのホイール径方向Zの外側で前記底板25bと所定の間隔をあけて対向する上板25aと、前記底板25bのホイール幅方向Yの両端からホイール径方向Zの外側に立ち上がる一対の側板25cと、によって囲む空間で副気室SCを形成する本体部13と、前記底板25bと一対の前記側板25cとのそれぞれの接合部19からホイール幅方向Yの外側に延出して前記ウェル部11cに係止される一対の縁部14と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両用ホイールに関する。
従来、タイヤ空気室内での気柱共鳴音を消音するヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)をウェル部の外周面に取り付けたホイールが知られている(例えば、特許文献1参照)。このホイールの副気室部材は、内側に副気室を有し、ホイール周方向に沿って長く形成される本体部と、この本体部の長手方向の略全長にわたってその両側からホイール幅方向にそれぞれ延出する板状の一対の縁部と、を備えている。そして、縁部の延出先端のそれぞれがウェル部に形成された溝部に嵌り込むことで、副気室部材はウェル部に取り付けられている。
また、このような従来のホイールの副気室部材は、本体部を構成する底板から一対の縁部にわたって、ウェル部の外周面側に凸となるように所定の曲率で湾曲している。このようなホイールにおいては、ホイール回転時に副気室部材に遠心力が働いた際に、外周面側に凸の形状が逆に凸となる方向に反転しようとする。しかしながら、この反転しようとする副気室部材の動きは、溝部に対して縁部が突っ張る動きとなって溝部に対する縁部の嵌合力が一段と高められる。つまり、このホイールによれば、副気室部材をウェル部から引き剥がそうとする遠心力が増すほど、ウェル部に対する副気室部材の保持力が高められることとなる。
また、このような従来のホイールの副気室部材は、本体部を構成する底板から一対の縁部にわたって、ウェル部の外周面側に凸となるように所定の曲率で湾曲している。このようなホイールにおいては、ホイール回転時に副気室部材に遠心力が働いた際に、外周面側に凸の形状が逆に凸となる方向に反転しようとする。しかしながら、この反転しようとする副気室部材の動きは、溝部に対して縁部が突っ張る動きとなって溝部に対する縁部の嵌合力が一段と高められる。つまり、このホイールによれば、副気室部材をウェル部から引き剥がそうとする遠心力が増すほど、ウェル部に対する副気室部材の保持力が高められることとなる。
ところが、従来のホイール(例えば、特許文献1参照)は、延出する縁部によってホイール幅方向の本体部の大きさが制限される問題があった。そのため従来のホイールは、本体部内に形成される副気室の容積を大きく確保できない問題があった。したがって、従来のホイールにおいては、副気室の容積をより大きく確保することで消音性能に優れたヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)を有するものが望まれている。
本発明の課題は、従来と比べて副気室の容積をより大きく確保することができるヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)を有する車両用ホイールを提供することにある。
前記課題を解決した本発明は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、前記副気室部材は、前記ウェル部の前記外周面に隣接してホイール幅方向に延びる底板と、前記底板のホイール径方向外側で前記底板と所定の間隔をあけて対向する上板と、前記底板のホイール幅方向両端からホイール径方向外側に立ち上がる一対の側板と、によって囲む空間で副気室を形成する本体部と、前記底板と一対の前記側板とのそれぞれの接合部からホイール幅方向外側に延出して前記ウェル部に係止される一対の縁部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、従来と比べて副気室の容積をより大きく確保することができるヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)を有する車両用ホイールを提供することができる。
次に、本発明の実施形態に係る車両用ホイールついて、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照する図面において、「X」は、ホイール周方向、「Y」は、ホイール幅方向、「Z」は、ホイール径方向、をそれぞれ示している。また、ホイール幅方向Yは、ホイールにおけるウェル部の外周面の中央側を「ホイール幅方向Yの内側」と称し、ホイールにおけるリムフランジ側を「ホイール幅方向Yの外側」と称することがある。
以下では、まず車両用ホイールの全体構成について説明した後に、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材について説明する。
以下では、まず車両用ホイールの全体構成について説明した後に、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材について説明する。
<車両用ホイールの全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ホイール1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用ホイール1は、例えばアルミニウム合金、マグネシウム合金などの金属製のリム11に、例えばポリプロピレン、ポリアミドなどの合成樹脂製の副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)が取り付けられて構成されている。
図1中、符号12は、リム11を図示しないハブに連結するためのディスクである。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ホイール1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用ホイール1は、例えばアルミニウム合金、マグネシウム合金などの金属製のリム11に、例えばポリプロピレン、ポリアミドなどの合成樹脂製の副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)が取り付けられて構成されている。
図1中、符号12は、リム11を図示しないハブに連結するためのディスクである。
リム11は、ホイール幅方ホイール向Yの両端部にそれぞれ形成される図示しないビードシート同士の間で、ホイール径方向のホイール軸側に向かって窪んだウェル部11cを有している。この窪みの底面で規定されるウェル部11cの外周面11dは、ホイール幅方向Yにわたってホイール軸を中心に略同径になっている。
このような本実施形態でのリム11は、ホイール幅方向Yの一側で、ウェル部11cの外周面11dからリムフランジ側に向けて立ち上る立ち上り部15aと、外周面11dにおけるホイール幅方向Yの中程でホイール径方向の外側に隆起する隆起部15bと、を有している。
これら立ち上り部15aと隆起部15bとは、ホイール周方向Xに環状に延在している。
これら立ち上り部15aと隆起部15bとは、ホイール周方向Xに環状に延在している。
<副気室部材>
次に、副気室部材10について説明する。
図2は、副気室部材10の全体斜視図である。図3は、図1のIII−III断面図である。
図2に示すように、副気室部材10は、一方向に長い部材であって、本体部13と、管体18と、縁部14と、を備えている。このような副気室部材10は、本体部13の中央でホイール幅方向Yに延びる仕切り壁16を境に、ホイール周方向Xに対称形状となるように構成されている。
次に、副気室部材10について説明する。
図2は、副気室部材10の全体斜視図である。図3は、図1のIII−III断面図である。
図2に示すように、副気室部材10は、一方向に長い部材であって、本体部13と、管体18と、縁部14と、を備えている。このような副気室部材10は、本体部13の中央でホイール幅方向Yに延びる仕切り壁16を境に、ホイール周方向Xに対称形状となるように構成されている。
本体部13は、その長手方向に湾曲している。つまり、本体部13は、副気室部材10がウェル部11c(図1参照)の外周面11d(図1参照)に取り付けられる際に、ホイール周方向Xに沿うようになっている。
本体部13は、内側が中空になっている。この中空部(図示省略)は、後記の副気室SC(図3参照)を形成している。この中空部は、仕切り壁16によってホイール周方向Xに二分されている。
本体部13は、内側が中空になっている。この中空部(図示省略)は、後記の副気室SC(図3参照)を形成している。この中空部は、仕切り壁16によってホイール周方向Xに二分されている。
図3に示すように、本体部13は、長手方向(図2のホイール周方向X)に直交する断面視で、ホイール幅方向Yに長い略矩形を呈している。
具体的には、本体部13は、ウェル部11cの外周面11dに隣接してホイール幅方向Yに延びる底板25bと、外周面11d上で底板25bと対向するように配置される上板25aと、底板25bのホイール幅方向Yの両端から立ち上がり、上板25aに接合される一対の側板25cと、を有している。
具体的には、本体部13は、ウェル部11cの外周面11dに隣接してホイール幅方向Yに延びる底板25bと、外周面11d上で底板25bと対向するように配置される上板25aと、底板25bのホイール幅方向Yの両端から立ち上がり、上板25aに接合される一対の側板25cと、を有している。
底板25bは、ホイール幅方向Yに略平坦になるように延びる板体で形成されている。このような底板25bは、ホイール周方向X(図1参照)に外周面11dと略同じ曲率で湾曲するように形成されている。
上板25aは、底板25bと所定の間隔をあけて対向するように、ホイール周方向X(図1参照)に所定の曲率で湾曲している。
側板25cは、ウェル部11cの外周面11dに対して略垂直にホイール径方向Zの外側に底板25bから立ち上がるように形成されている。
このような上板25aと底板25bと側板25cとは、本体部13の内側に副気室SCを囲繞形成している。
上板25aは、底板25bと所定の間隔をあけて対向するように、ホイール周方向X(図1参照)に所定の曲率で湾曲している。
側板25cは、ウェル部11cの外周面11dに対して略垂直にホイール径方向Zの外側に底板25bから立ち上がるように形成されている。
このような上板25aと底板25bと側板25cとは、本体部13の内側に副気室SCを囲繞形成している。
また、本体部13は、図2に示すように、ホイール周方向Xに複数個のブリッジ33が等間隔に並ぶように形成されている。また、ブリッジ33は、ホイール幅方向Yに2列になって並んでいる。
ブリッジ33は、図3に示すように、上側結合部33aと、下側結合部33bとが、上板25aと底板25bとの間の略中央の位置で接合されて形成されている。
なお、上側結合部33aは、上板25aが底板25b側に向かって部分的に窪むように形成されたものである。また、下側結合部33bは、底板25bが上板25a側に向かって部分的に窪むように形成されたものである。
なお、上側結合部33aは、上板25aが底板25b側に向かって部分的に窪むように形成されたものである。また、下側結合部33bは、底板25bが上板25a側に向かって部分的に窪むように形成されたものである。
このようなブリッジ33は、略円柱状を呈しており、上板25aと底板25bとを部分的に連結している。そして、ブリッジ33は、本体部13の上下方向のそれぞれの対応する位置に、平面視で円形の開口を形成している。
次に、管体18(図1参照)について説明する。
図1に示すように、管体18は、本体部13におけるホイール幅方向Yの一側に偏位した位置で、本体部13からホイール周方向Xに突出するように形成されている。
図1に示すように、管体18は、本体部13におけるホイール幅方向Yの一側に偏位した位置で、本体部13からホイール周方向Xに突出するように形成されている。
本実施形態での副気室部材10は、前記のように、仕切り壁16を境にホイール周方向Xに対称形状になっている。したがって、図1中、管体18は一つのみ図示しているが、本実施形態での管体18は、本体部13の長手方向(ホイール周方向X)の両端部において互いに対称となる位置でそれぞれ対となるように配置されている。ちなみに、本実施形態での一対の管体18同士は、ホイール軸を中心に互いに略90°間隔で開いた位置に配置されている。
このような管体18の内側には、図2に示すように、連通孔18aが形成されている。
また、連通孔18aは、管体18の内側から本体部13内までさらに延びている。本体部13内で延びる連通孔18aは、本体部13の中空部が隔壁62で部分的に仕切られることで形成されている。ちなみに、本実施形態での隔壁62は、上板25a側から底板25b側に向かって窪んで形成された凹部60と、底板25b側から上板25a側に向かって窪んで形成された凹部64とによって形成されている。
このような連通孔18aは、本体部13の内側に形成される副気室SC(図3参照)と、ウェル部11c(図3参照)上でタイヤ(図示省略)との間に形成されるタイヤ空気室9(図3参照)と、を連通させている。
また、連通孔18aは、管体18の内側から本体部13内までさらに延びている。本体部13内で延びる連通孔18aは、本体部13の中空部が隔壁62で部分的に仕切られることで形成されている。ちなみに、本実施形態での隔壁62は、上板25a側から底板25b側に向かって窪んで形成された凹部60と、底板25b側から上板25a側に向かって窪んで形成された凹部64とによって形成されている。
このような連通孔18aは、本体部13の内側に形成される副気室SC(図3参照)と、ウェル部11c(図3参照)上でタイヤ(図示省略)との間に形成されるタイヤ空気室9(図3参照)と、を連通させている。
次に、縁部14(図3参照)について説明する。
図3に示すように、縁部14は、底板25bのホイール幅方向Yの両端からホイール幅方向外側に延出する板体で形成されている。
言い換えれば、縁部14は、底板25bと側板25cとの接合部19から底板25bの延在方向に沿って延びている。つまり、縁部14は、ウェル部11cの外周面11dと略平行に延びている。
本実施形態での縁部14の厚さは、上板25a、底板25b及び側板25cの厚さと略同じ厚さに設定されている。そして、これらの縁部14は、その厚さや材料を適宜に選択することで、弾性変形するようになっている。
図3に示すように、縁部14は、底板25bのホイール幅方向Yの両端からホイール幅方向外側に延出する板体で形成されている。
言い換えれば、縁部14は、底板25bと側板25cとの接合部19から底板25bの延在方向に沿って延びている。つまり、縁部14は、ウェル部11cの外周面11dと略平行に延びている。
本実施形態での縁部14の厚さは、上板25a、底板25b及び側板25cの厚さと略同じ厚さに設定されている。そして、これらの縁部14は、その厚さや材料を適宜に選択することで、弾性変形するようになっている。
縁部14の延出先端は、立ち上り部15aと隆起部15bとにそれぞれ形成された溝部17に嵌り込んでいる。
ちなみに、溝部17は、立ち上り部15aと隆起部15bとが互いに向き合う側にそれぞれ開口している。また、本実施形態での溝部17の開口幅は、後記する副気室部材10のウェル部11cに対する取付工程(図4参照)において、縁部14が溝部17に嵌り込む際の縁部14の変位幅に等しいクリアランスCLを、底板25bの厚さに加えた幅に設定されている。なお、本実施形態でのクリアランスCLは、ウェル部11cの外周面11dから縁部14の下部までの高さで、0.5mm〜1.0mm程度を想定しているが、これに限定されるものではない。
そして、この縁部14のそれぞれの延出端は、ホイール幅方向Yの底板25bの延長線上で溝部17に嵌り込んで係止される。
ちなみに、溝部17は、立ち上り部15aと隆起部15bとが互いに向き合う側にそれぞれ開口している。また、本実施形態での溝部17の開口幅は、後記する副気室部材10のウェル部11cに対する取付工程(図4参照)において、縁部14が溝部17に嵌り込む際の縁部14の変位幅に等しいクリアランスCLを、底板25bの厚さに加えた幅に設定されている。なお、本実施形態でのクリアランスCLは、ウェル部11cの外周面11dから縁部14の下部までの高さで、0.5mm〜1.0mm程度を想定しているが、これに限定されるものではない。
そして、この縁部14のそれぞれの延出端は、ホイール幅方向Yの底板25bの延長線上で溝部17に嵌り込んで係止される。
以上のような本実施形態に係る副気室部材10は、樹脂成形品を想定しているがこれに限定されるものではなく金属等の他の材料で形成することもできる。なお、樹脂製の場合は、その軽量化や量産性の向上、製造コストの削減、副気室SCの気密性の確保等を考慮すると、軽量で高剛性のブロー成形可能な樹脂が望ましい。中でも、ポリプロピレン、ポリアミドなどが望ましい。
<副気室部材の取付方法>
次に、ウェル部11cに対する副気室部材10の取付方法について説明する。図4(a)から図4(c)は、ウェル部11cに対する副気室部材10の取付方法を説明する工程説明図である。
図4(a)に示すように、この副気室部材10の取付方法においては、副気室部材10をウェル部11cの外周面11dに向けて押圧するプッシャ(押圧装置)50を使用することを想定している。
次に、ウェル部11cに対する副気室部材10の取付方法について説明する。図4(a)から図4(c)は、ウェル部11cに対する副気室部材10の取付方法を説明する工程説明図である。
図4(a)に示すように、この副気室部材10の取付方法においては、副気室部材10をウェル部11cの外周面11dに向けて押圧するプッシャ(押圧装置)50を使用することを想定している。
これらのプッシャ50としては、例えば、エアシリンダのエア圧で押圧力を発生するものが挙げられる。
なお、図4(a)から図4(c)中、プッシャ50は、作図の便宜上、仮想線(二点鎖線)で示している。
なお、図4(a)から図4(c)中、プッシャ50は、作図の便宜上、仮想線(二点鎖線)で示している。
本実施形態で使用するプッシャ50としては、例えば、副気室部材10の長手方向(図2のホイール周方向X)の曲率に倣った円弧形状の輪郭を有するエッジ部分を備える板状部材が挙げられる。なお、本発明に適用できるプッシャ50はこれに限定するものではなく適宜に設計変更することができる。
この取付方法では、図4(a)に示すように、まず副気室部材10が傾けられて隆起部15bの溝部17に縁部14が嵌め込まれる。
そして、溝部17が嵌め込まれた縁部14とは反対側の縁部14にプッシャ50が押し当てられて、白抜き矢印の方向に荷重が掛けられる。
これにより副気室部材10は、図4(b)に示すように、ウェル部11cの外周面11dに接近する。そして、プッシャ50が押し当てられた縁部14は、立ち上り部15aの溝部17の直ぐ上方に形成されるエッジ部Eに当接する。縁部14は、エッジ部Eから受ける反力により撓む。
そして、溝部17が嵌め込まれた縁部14とは反対側の縁部14にプッシャ50が押し当てられて、白抜き矢印の方向に荷重が掛けられる。
これにより副気室部材10は、図4(b)に示すように、ウェル部11cの外周面11dに接近する。そして、プッシャ50が押し当てられた縁部14は、立ち上り部15aの溝部17の直ぐ上方に形成されるエッジ部Eに当接する。縁部14は、エッジ部Eから受ける反力により撓む。
次いで、図4(c)に示すように、プッシャ50によって縁部14が立ち上り部15aの溝部17に嵌り込むことで、本体部13の底板25bがウェル部11cの外周面11dに隣接するように配置され、この取付方法の一連の工程が終了する。
次に、本実施形態の車両用ホイール1の奏する作用効果について説明する。
図5(a)は、本発明の実施形態に係る車両用ホイール1の奏する作用効果を説明するための概略図であり、図5(b)は、参考例としての車両用ホイール101の概略図である。
図5(a)は、本発明の実施形態に係る車両用ホイール1の奏する作用効果を説明するための概略図であり、図5(b)は、参考例としての車両用ホイール101の概略図である。
まず、参考例としてのホイール101の構成について説明する。
図5(b)に示すように、参考例としてのホイール101の副気室部材110は、本体部113と、本体部113からホイール幅方向Yに延出する板体で形成される一対の縁部114を備えている。この縁部114の延出先端は、ウェル部11cに形成された溝部117に嵌め込まれて係止されている。
図5(b)に示すように、参考例としてのホイール101の副気室部材110は、本体部113と、本体部113からホイール幅方向Yに延出する板体で形成される一対の縁部114を備えている。この縁部114の延出先端は、ウェル部11cに形成された溝部117に嵌め込まれて係止されている。
参考例での副気室部材110は、本体部113を構成する底板125bから一対の縁部114にわたって、ウェル部11cの外周面11d側に凸となるように所定の曲率で湾曲している。このようなホイール101においては、ホイール回転時に副気室部材110に遠心力Fが働いた際に、外周面側に凸の形状が逆に凸となる方向に反転しようとする。
このような反転しようとする副気室部材110の動きは、溝部117に対して縁部114が突っ張る動きとなって溝部117に対する縁部114の嵌合力が一段と高められる。つまり、このホイール101によれば、副気室部材110をウェル部11cから引き剥がそうとする遠心力Fが増すほど、ウェル部11cに対する副気室部材110の保持力が高められることとなる。
しかしながら、このホイール101は、延出する縁部114によってホイール幅方向Yの本体部113の大きさが制限される。そのためホイール101は、本体部113内に形成される副気室SCの容積も制限される。
これに対して本実施形態に係る車両用ホイール1の副気室部材10は、図5(a)に示すように、底板25bがウェル部11cの外周面11dに隣接してホイール幅方向に延びている。また、縁部14は、底板25bと側板25cとの接合部19からホイール幅方向Yの外側に延出してウェル部11cに係止されている。
このような車両用ホイール1によれば、底板25bが外周面11dに隣接して延びているので、湾曲する参考例での底板125b(図5(b)参照)を有する副気室部材110(図5(b)参照)と異なって、副気室SCの容積を大きく確保することができる。
このような副気室部材10を備える車両用ホイール1は、ロードノイズの消音性能に一段と優れる。
このような副気室部材10を備える車両用ホイール1は、ロードノイズの消音性能に一段と優れる。
また、この車両用ホイール1では、縁部14が底板25bと側板25cとの接合部19からホイール幅方向Yの外側に延出することで、ウェル部11cの外周面11dに沿って立ち上り部15aと隆起部15bのそれぞれの溝部17に延びることとなる。
つまり、溝部17に向かって直線的に延びる本実施形態での縁部14は、溝部117(図5(b)参照)に向かって湾曲して延びる参考例での縁部114(図5(b)参照)と比べてその延在長さを短く設定することができる。
これにより本実施形態での縁部14は、副気室部材10に遠心力Fが働いた際に、その撓み量を低く抑えることができる。
したがって、このような車両用ホイール1によれば、遠心力Fが掛った際のウェル部11cに対する副気室部材10の保持力を高めることができる。
つまり、溝部17に向かって直線的に延びる本実施形態での縁部14は、溝部117(図5(b)参照)に向かって湾曲して延びる参考例での縁部114(図5(b)参照)と比べてその延在長さを短く設定することができる。
これにより本実施形態での縁部14は、副気室部材10に遠心力Fが働いた際に、その撓み量を低く抑えることができる。
したがって、このような車両用ホイール1によれば、遠心力Fが掛った際のウェル部11cに対する副気室部材10の保持力を高めることができる。
また、縁部14(図5(a)参照)の延在長さが短く設定されることで、車両用ホイール1(図5(a)参照)は、側板25cのそれぞれを立ち上り部15aと隆起部15bのそれぞれに近接配置することができる。これにより車両用ホイール1は、副気室SC(図5(a)参照)の容積を高めることができる。
また、本実施形態の車両用ホイール1は、一対の縁部14のそれぞれの延出端が、ウェル部11cに形成された溝部17に嵌り込んで係止されている。
このような車両用ホイール1によれば、遠心力Fが掛った際のウェル部11cに対する副気室部材10の保持力をより一層高めることができる。
このような車両用ホイール1によれば、遠心力Fが掛った際のウェル部11cに対する副気室部材10の保持力をより一層高めることができる。
また、副気室部材10の縁部14は、前記のように、短く設定できることで、ウェル部11cの外周面11dの延長上に設けられた溝部17に対しても、僅かな撓み量で嵌り込むことができる。つまり、この車両用ホイール1によれば、底板25bが外周面11dに隣接する構造をより簡単、かつ確実に形成することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、ウェル部11cの外周面11dがホイール幅方向Yにわたってホイール軸を中心に略同径になっている車両用ホイール1について説明したが、本発明は外周面11dの径がホイール幅方向Yにわたって変化する構成とすることもできる。つまり、車両用ホイール1は、底板25bが外周面11dに沿って形成される限り、ホイール周方向Xに交差する断面視で、外周面11dがホイール軸に対して傾斜するもの、及び/又は部分的に湾曲するものであってもよい。
前記実施形態では、ウェル部11cの外周面11dがホイール幅方向Yにわたってホイール軸を中心に略同径になっている車両用ホイール1について説明したが、本発明は外周面11dの径がホイール幅方向Yにわたって変化する構成とすることもできる。つまり、車両用ホイール1は、底板25bが外周面11dに沿って形成される限り、ホイール周方向Xに交差する断面視で、外周面11dがホイール軸に対して傾斜するもの、及び/又は部分的に湾曲するものであってもよい。
1 車両用ホイール
9 タイヤ空気室
10 副気室部材
11 リム
11c ウェル部
11d 外周面
13 本体部
14 縁部
15a 立ち上り部
15b 隆起部
17 溝部
18 管体
18a 連通孔
19 接合部
25a 上板
25b 底板
25c 側板
33 ブリッジ
33a 上側結合部
33b 下側結合部
50 プッシャ
E エッジ部
SC 副気室
X ホイール周方向
Y ホイール幅方向
Z ホイール径方向
9 タイヤ空気室
10 副気室部材
11 リム
11c ウェル部
11d 外周面
13 本体部
14 縁部
15a 立ち上り部
15b 隆起部
17 溝部
18 管体
18a 連通孔
19 接合部
25a 上板
25b 底板
25c 側板
33 ブリッジ
33a 上側結合部
33b 下側結合部
50 プッシャ
E エッジ部
SC 副気室
X ホイール周方向
Y ホイール幅方向
Z ホイール径方向
Claims (2)
- ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、
前記副気室部材は、
前記ウェル部の前記外周面に隣接してホイール幅方向に延びる底板と、前記底板のホイール径方向外側で前記底板と所定の間隔をあけて対向する上板と、前記底板のホイール幅方向両端からホイール径方向外側に立ち上がる一対の側板と、によって囲む空間で副気室を形成する本体部と、
前記底板と一対の前記側板とのそれぞれの接合部からホイール幅方向外側に延出して前記ウェル部に係止される一対の縁部と、
を備えることを特徴とする車両用ホイール。 - 請求項1に記載の車両用ホイールにおいて、
前記一対の縁部のそれぞれの延出端は、前記ウェル部に形成された溝部に嵌り込んで係止されていることを特徴とする車両用ホイール。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018128746A JP2020006779A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 車両用ホイール |
| US16/502,358 US20200009923A1 (en) | 2018-07-06 | 2019-07-03 | Vehicle wheel |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018128746A JP2020006779A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 車両用ホイール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020006779A true JP2020006779A (ja) | 2020-01-16 |
Family
ID=69101829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018128746A Pending JP2020006779A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 車両用ホイール |
Country Status (3)
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|---|---|
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| CN (1) | CN110682737A (ja) |
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-
2018
- 2018-07-06 JP JP2018128746A patent/JP2020006779A/ja active Pending
-
2019
- 2019-07-03 US US16/502,358 patent/US20200009923A1/en not_active Abandoned
- 2019-07-04 CN CN201910601565.8A patent/CN110682737A/zh active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20200009923A1 (en) | 2020-01-09 |
| CN110682737A (zh) | 2020-01-14 |
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Legal Events
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