JP2020007618A - 積層成膜装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる方法で形成される第1層および第2層を交互に積層する積層成膜装置を提供する。【解決手段】基材9の被形成面9aに対面するように配置される蒸着材料7と、基材と蒸着材料との間に配置される蒸発制御体5と、原料ガス26を供給するガス供給部8と、基材と蒸発制御体との間にプラズマ領域21を形成するプラズマ発生源10とを備え、蒸発制御体は、開口部51と非開口部52とを交互に有し、基材と蒸発制御体との間で相対的な位置変化をもたらすように構成されており、基材の被形成面が、蒸発制御体の開口部と非開口部とに交互に対面することにより、それぞれ、活性化反応性蒸着法によって形成される第1層31と、プラズマ励起化学的気相成長法によって形成される第2層32とを被形成面の上で交互に形成する。【選択図】図1
Description
この発明は、異なる方法で形成される第1層および第2層を交互に積層する積層成膜装置に関する。
一種類の第1層だけでは、十分な効果を発揮できないため、第1層と、第1層とは異なる特性を有する第2層とを交互に積層した積層膜がある。例えば、非特許文献1は、水蒸気や酸素などのガスの侵入を防止するために、無機層と有機層とを交互に積層したガスバリア膜を開示する。
特許文献1は、従来技術の説明において、プラズマビームを用いたイオンプレーティング法によってガスバリア膜を形成するとき、有機層の形成と無機層の形成とが別々の工程であることを開示する。
特許文献2は、真空チャンバに向けてプラズマビームを生成する圧力勾配型プラズマガンを備える真空成膜装置を開示する。
特許文献3は、基材ホルダに対して自公転可能に取り付けられた基材に対面するように、複数のターゲットが配置されたスパッタリング装置を開示する。
小川倉一、「プラスチック基材へのガスバリア膜の低温形成技術と評価」、表面技術、2010年、第61巻、第10号、p.670−674
しかしながら、上記従来技術では、或る一つの方法を用いて成膜するだけであり、異なる方法を用いて第1層および第2層を形成することができない。
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、異なる方法で形成される第1層および第2層を交互に積層する積層成膜装置を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下の積層成膜装置が提供される。
すなわち、この発明に係る積層成膜装置は、
基材の被形成面に対面するように配置される蒸着材料と、
前記基材と前記蒸着材料との間に配置される蒸発制御体と、
前記基材と前記蒸発制御体との間に原料ガスを供給するガス供給部と、
前記基材と前記蒸発制御体との間にプラズマ領域を形成するプラズマ発生源とを備え、
前記蒸発制御体は、開口部と非開口部とを交互に有し、
前記基材と前記蒸発制御体との間で相対的な位置変化をもたらすように構成されており、
前記基材の前記被形成面が、前記蒸発制御体の前記開口部と前記非開口部とに交互に対面することにより、それぞれ、前記蒸着材料からの蒸発物と前記原料ガスとを前記プラズマ領域で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって形成される第1層と、前記原料ガスを前記プラズマ領域で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって形成される第2層とを前記被形成面の上で交互に形成することを特徴とする。
基材の被形成面に対面するように配置される蒸着材料と、
前記基材と前記蒸着材料との間に配置される蒸発制御体と、
前記基材と前記蒸発制御体との間に原料ガスを供給するガス供給部と、
前記基材と前記蒸発制御体との間にプラズマ領域を形成するプラズマ発生源とを備え、
前記蒸発制御体は、開口部と非開口部とを交互に有し、
前記基材と前記蒸発制御体との間で相対的な位置変化をもたらすように構成されており、
前記基材の前記被形成面が、前記蒸発制御体の前記開口部と前記非開口部とに交互に対面することにより、それぞれ、前記蒸着材料からの蒸発物と前記原料ガスとを前記プラズマ領域で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって形成される第1層と、前記原料ガスを前記プラズマ領域で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって形成される第2層とを前記被形成面の上で交互に形成することを特徴とする。
この発明によれば、基材と蒸発制御体との間での相対的な位置変化によって、基材の被形成面が蒸発制御体の開口部に対面すると、蒸着材料からの蒸発物と原料ガスとをプラズマ領域で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって第1層が形成され、基材の被形成面が蒸発制御体の非開口部に対面すると、原料ガスをプラズマ領域で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって第2層が形成される。したがって、異なる方法で形成される第1層および第2層を交互に積層することができる。
(第1実施形態)
図1および図2を参照しながら、第1実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図1および図2を参照しながら、第1実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図1に示すように、積層成膜装置1は、真空チャンバ2、回転駆動モータ3、蒸発制御体5、坩堝6、ガス供給部8、基材9、基材ホルダ9bおよびプラズマ発生源10を備える。真空チャンバ2は、図示しない真空ポンプに接続され、真空チャンバ2の内部が所定の減圧状態に保たれている。
坩堝6は、真空チャンバ2の内部であり且つ真空チャンバ2の下方に配置されている。凹形状の坩堝6には、後述する蒸着材料7が収容される。蒸着材料7がプラズマによって加熱されることによって、蒸着材料7から蒸発物22が蒸発する。基材9は、真空チャンバ2の内部であり且つ真空チャンバ2の上方の基材ホルダ9bに取り付けられている。基材9は、例えば、シート体、板体、またはロール状に巻回されたフィルム体などの様々な形状を取ることができる。図1に示した基材9は、板体であり、回転駆動モータ3から下方に延びるシャフト4によって回転可能に支持されている。基材9の被形成面9aは、坩堝6に収容された蒸着材料7に対面している。
蒸発制御体5は、真空チャンバ2の内部であり且つ坩堝6と基材9との間に配置されている。蒸発制御体5は、例えば、シート体、板体、またはロール状に巻回されたフィルム体などの様々な形状を取ることができるが、図1に示した蒸発制御体5は、板体である。蒸発制御体5は、開口部51と非開口部52とを有し、蒸着材料7からの蒸発物22の通過を制御する。開口部51は、蒸着材料7からの蒸発物22の通過を可能にする。非開口部52は、蒸着材料7からの蒸発物22の通過を遮断する。図1に示した蒸発制御体5では、例えば、左半分が開口部51であり、右半分が非開口部52である。蒸発制御体5と基材9との間には、隙間領域20が形成されている。
プラズマ発生源10が、真空チャンバ2の外部であり且つ真空チャンバ2の側方に配置されている。回転駆動モータ3が、真空チャンバ2の外側であり且つ上方に配置されている。プラズマ発生源10の周囲には、プラズマを真空チャンバ2内に導くための環状の収束コイル15が設けられている。真空チャンバ2の中には、ガス供給部8を通じて、例えば、後述する炭化水素系ガスやシラン系ガスなどの原料ガス26が供給される。また、坩堝6の下方には、プラズマを坩堝6に引き寄せるための坩堝磁石17が配置されている。
図1に示した積層成膜装置1では、圧力勾配型プラズマガン10がプラズマ発生源10として用いられている。圧力勾配型プラズマガン10は、放電電源16(後述する図6に図示)のマイナス側に接続された環状の陰極11と、放電電源16のプラス側に抵抗を介して接続された環状の第1中間電極12と、第2中間電極13とを備える。陰極11側から放電ガス29(例えばアルゴンガス)を供給し、放電ガス29をプラズマ状態にして第2中間電極13から真空チャンバ2内に向けて、プラズマ状態の放電ガス29を流出させるように構成されている。放電電源16のプラス側は、導電性材料からなる坩堝6に接続されている。
第2中間電極13からは、坩堝6内の蒸着材料7に向けて出射されるプラズマビーム19が形成され、プラズマビーム19の照射によって蒸着材料7が蒸発して、蒸発物22を生成する。生成された蒸発物22が、基材9の被形成面9aに付着して、薄膜が形成される。なお、収束コイル15は、プラズマビーム19に対して横断面を収縮させる働きを有する。坩堝6の下部に設けられた坩堝磁石17は、プラズマビーム19の焦点合わせおよびプラズマビーム19の湾曲を行う働きを有する。
圧力勾配型プラズマガン10は、プラズマビーム19の照射によって蒸発物22を生成させる加熱手段の機能と、真空チャンバ2内の略全体にわたってプラズマ領域21を発生させるプラズマ発生源の機能とを有する。
上記積層成膜装置1を用いて、第1層31と第2層32とを交互に形成することによって積層膜30を成膜する方法を説明する。
有機ELディスプレイや液晶ディスプレイに代表されるフラットパネルディスプレイでは、ディスプレイパネルの基材としてガラス基板が用いられるが、薄膜化、軽量化、耐衝撃性向上、フレキシブル化、更には、ロールツーロールプロセスへの適応の観点から、透明樹脂基板や透明樹脂フィルムへの代替要求が高まっている。
透明樹脂基板や透明樹脂フィルムの上に直に有機EL素子を形成した場合、有機EL素子が水蒸気や酸素ガスに弱いため、有機EL素子が劣化する。したがって、水蒸気や酸素ガスに対するガスバリア性を有するとともに透明であるガスバリア膜を、透明樹脂基板や透明樹脂フィルムの上に形成することが必要となる。
ガスバリア性を有する単一種類の薄層を複数で積層した積層膜の場合、ガスバリア性を有する薄層自体の脆さのために薄層に微小クラックが入ってしまい、ガスバリア性が低下する。そこで、図2に示すように、ガスバリア性を有する第1層31と、応力緩和性を有する第2層32とを交互に積層した透明な積層膜(ガスバリア膜)30を、透明樹脂基板や透明樹脂フィルムの上に形成することが検討されている。しかしながら、従来技術は、真空チャンバ2内において、或る一種類の方法を用いて、第1層31および第2層32を形成するものである。これに対して、本願の積層成膜装置1は、異なる方法で形成される第1層31および第2層32を交互に積層することを特徴としている。
以下に、SiOCHからなる第1層31と、CHからなる第2層32とを交互に積層する積層膜(ガスバリア膜)30の成膜方法を例示として説明する。
坩堝6にはSiOが蒸着材料7としてセットされ、ガス供給部8からはCH4ガスが原料ガス26として供給される。図示しない真空ポンプで真空チャンバ2内を減圧した後、放電電源16を起動する。プラズマガン10により放電ガス29のプラズマが生成されるとともに、このプラズマを収束させることで生成されるプラズマビーム19を蒸着材料7であるSiOに照射する。蒸着材料7がプラズマビーム19で高温に加熱されることにより、蒸着材料7からはSiOが蒸発物22として蒸発する。プラズマガン10によって生成されたプラズマの残部は、真空チャンバ2内の略全体にわたってプラズマ領域21を形成する。
蒸発物22のSiOが基材9の側に向けて蒸発するとき、蒸発制御体5の開口部51のところにある蒸発物22のSiOは、開口部51を通過して基材9の側にさらに進行できる。しかしながら、蒸発制御体5の非開口部52のところにある蒸発物22のSiOは、非開口部52によって進路が妨害されるため、基材9に向けて進むことができない。
蒸着材料7を収容した坩堝6から基材9の被形成面9aの近傍に至る領域では、プラズマ領域21が形成されているとともに、ガス供給部8から供給されたCH4ガスの原料ガス26が存在する。そのため、開口部51に対応し且つ被形成面9aの近傍でのプラズマ領域21において、蒸発物22のSiOと、原料ガス26のCH4ガスとが、プラズマによって活性化されて反応する。その結果、開口部51に対応するところでの被形成面9aの上には、微量のCHを含むSiOCH膜が第1層31として形成される。SiOCH膜は、水蒸気や酸素ガスに対するガスバリア性を有するとともに透明である。このように、蒸発物22と原料ガス26とをプラズマ領域21で活性化して反応させる方法は、活性化反応性蒸着法(Activated Reactive Evaporation:略してARE法)と呼ばれている。
他方、非開口部52に対応し且つ被形成面9aの近傍でのプラズマ領域21(隙間領域20)においては、蒸発物22のSiOが届かず、原料ガス26のCH4のみが、プラズマで活性化されて分解して反応する。その結果、非開口部52に対応するところでの被形成面9aの上には、CH膜が第2層32として形成される。CH膜は、応力緩和性を有するとともに透明である。このように、原料ガス26をプラズマ領域21で活性化して反応させる方法は、プラズマ励起化学的気相成長法(Plasma-Enhanced Chemical Vapor Deposition:略してプラズマCVD法)と呼ばれている。
ガスバリア膜としての積層膜30を形成する間、基材9は、基材回転駆動モータ3によって連続的に回転しているのに対して、蒸発制御体5は固定されている。そのため、基材9と蒸発制御体5との間で相対的な位置変化が連続的にもたらされる。そして、基材9の被形成面9aの或る特定の部分に着目すると、基材9の回転により、当該特定の部分が開口部51に対面する開口場面と、当該特定の部分が非開口部52に対面する遮蔽場面とが、交互に存在する。開口場面ではSiOCH膜の第1層31が活性化反応性蒸着法によって形成され、遮蔽場面ではCH膜の第2層32がプラズマ励起化学的気相成長法によって形成される。基材9が所定の回転速度(成膜可能な移動速度)で連続的に回転すると、基材9の被形成面9aの上には、第1層31および第2層32が交互に積層される。その結果、図2に示すように、所定の数で第1層31および第2層32が積層された積層膜30が、基材9の被形成面9aの上に形成される。
上記構成によれば、基材9と蒸発制御体5との間での相対的な位置変化によって、基材9の被形成面9aが蒸発制御体5の開口部51に対面すると、蒸着材料7からの蒸発物22と原料ガス26とをプラズマ領域21で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって第1層31が形成され、基材9の被形成面9aが蒸発制御体5の非開口部52に対面すると、原料ガス26をプラズマ領域21で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって第2層32が形成される。したがって、異なる方法で形成される第1層31と第2層32とを交互に積層した積層膜30が形成される。
蒸着材料7がSiOであるとともに、原料ガス26が炭化水素系ガスである場合、第1層31がガスバリア性を有するとともに、第2層32が応力緩和性を有する。したがって、ガスバリア性を有する第1層31と、応力緩和性を有する第2層32とが交互に積層されるので、優れたガスバリア性を有する積層膜(ガスバリア膜)30を基材9に形成できる。
(第2実施形態)
図3を参照しながら、第2実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図3を参照しながら、第2実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図3に示すように、第2実施形態に係る積層成膜装置1では、基材9がその長手方向に移動するとともに、蒸発制御体5が真空チャンバ2に固定されている。
基材9は、例えば、2つのロール間で巻回されたシート形状をしており、図示しない基材駆動モータがロールを駆動することによって、基材9が図3の左側から図3の右側に連続的に移動する。なお、図3では、便宜上、第1層31および第2層32の各厚みが、基材9の厚みよりも少し薄いくらいに図示されているが、実際の第1層31および第2層32の各厚みは数百ナノメートル程度である。
蒸発制御体5は、基材9の移動方向に沿って、開口部51および非開口部52が交互に配置されている。蒸発制御体5では、第1層31および第2層32の積層数に対応した数量の開口部51および非開口部52が形成されている。開口部51および非開口部52は、それぞれ、図3の紙面直交方向に延びている。基材9の被形成面9aと非開口部52との間であって、非開口部52寄りのところには、ガス供給部8が配設されている。ガス供給部8は、図3の紙面直交方向に延びていて、紙面直交方向に離間配置された複数のガス供給孔(図示しない)を通じて原料ガス26を供給する。
図3においては、例えば、基材9が左側から右側に向けて所定の移動速度(成膜可能な移動速度)で連続的に移動するのに対して、蒸発制御体5が固定されているので、基材9と蒸発制御体5との間では相対的な位置変化がもたらされる。
基材9が蒸発制御体5に対して連続的に移動するとき、図3の一番左側にある開口部51では、蒸着材料7からの蒸発物22と原料ガス26とをプラズマ領域21で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって、第1層31が、基材9の被形成面9aの直上に形成される。図3の左側にある非開口部52では、原料ガス26をプラズマ領域21で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって第2層32が、第1層31の上に形成される。同様に、図3の中央にある開口部51では、活性化反応性蒸着法によって、第1層31が、第2層32の上に形成され、図3の右側にある非開口部52では、プラズマ励起化学的気相成長法によって、第2層32が、第1層31の上に形成され、図3の一番右側にある開口部51では、活性化反応性蒸着法によって、第1層31が、第2層32の上に形成される。その結果、図2に示すように、第1層31および第2層32が所定の積層数で積層された積層膜30が、基材9の被形成面9aの上に形成される。
上記構成によれば、基材9と蒸発制御体5との間での相対的な位置変化によって、基材9の被形成面9aが蒸発制御体5の開口部51に対面すると、蒸着材料7からの蒸発物22と原料ガス26とをプラズマ領域21で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって第1層31が形成され、基材9の被形成面9aが蒸発制御体5の非開口部52に対面すると、原料ガス26をプラズマ領域21で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって第2層32が形成される。したがって、異なる方法で形成される第1層31と第2層32とを交互に積層した積層膜30が形成される。
(第3実施形態)
図4を参照しながら、第3実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図4を参照しながら、第3実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図4に示すように、第3実施形態に係る積層成膜装置1では、アノード部としての電子帰還電極18が、圧力勾配型プラズマガン10の出口側に設けられている。
坩堝6内の蒸着材料7が電気絶縁性である場合、坩堝6の表面や真空チャンバ2の内面などに電気絶縁性の蒸発物22が付着することによって、坩堝6の表面が電気的に絶縁された状態となり、真空チャンバ2内で通電不能となる。このため、プラズマビーム19に対する連続的に且つ安定した制御ができなくなり、成膜の安定性が低下する。
そこで、圧力勾配型プラズマガン10の出口部には、絶縁管14と電子帰還電極18とが設けられている。絶縁管14は、プラズマビーム19の周囲を取り囲み、電気的に浮遊状態として突設している。電子帰還電極18は、真空チャンバ2内にて絶縁管14の外周側を取巻くとともに、放電電源16のプラス側に接続され、圧力勾配型プラズマガン10の出口部よりも高い電位になっている。
アノード部としての電子帰還電極18が、蒸着材料7から離れた位置に設けられているので、電気絶縁性の蒸着材料7からの蒸発物22が電子帰還電極18に付着しにくくなる。また、圧力勾配型プラズマガン10から出たプラズマビーム19と電子帰還電極18との間に両者を遮る絶縁管14が設けられているので、プラズマビーム19が電子帰還電極18に入射して、陰極11と電子帰還電極18との間で異常放電が発生することを防止できる。したがって、プラズマビーム19の照射が連続的にかつ安定的に維持されるので、電気絶縁性の蒸着材料7が安定的に蒸発できる。
(第4実施形態)
図5を参照しながら、第4実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図5を参照しながら、第4実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
第4実施形態に係る積層成膜装置1では、第2実施形態と同様に、基材9がその長手方向に移動するとともに、蒸発制御体5が真空チャンバ2に固定されている。図5に示すように、基材9の被形成面9aとの反対側に位置するとともに蒸発制御体5の非開口部52と重なる部分には、プラズマ引き寄せ磁石28が配設されている。また、基材9の被形成面9aと非開口部52との間であって、非開口部52寄りのところには、ガス供給部8が配設されている。
プラズマ引き寄せ磁石28は、基材9の移動方向と直交する移動直交方向(すなわち、図5の紙面直交方向)に板状に延びている。例えば、プラズマ引き寄せ磁石28では、そのN極が、基材9の被形成面9aの側に位置して、そのS極が、基材9の被形成面9aとの反対側に位置する。
真空チャンバ2の内部で生成されたプラズマの一部は、プラズマ引き寄せ磁石28の磁力線の近傍に比較的多く存在するように引き寄せられる。隙間領域20における被形成面9aの近傍では、プラズマ引き寄せ磁石28の磁界によって、プラズマが引き寄せられて、プラズマ密度が高くなった高密度プラズマ領域25が形成される。当該高密度プラズマ領域25により、蒸着材料7から蒸発した蒸発物22や原料ガス26が、より活性化される。したがって、蒸発制御体5によってプラズマが回り込みにくくなっている隙間領域20における被形成面9aの近傍において、プラズマ密度が高くなった高密度プラズマ領域25が形成されるので、第1層31および第2層32の膜質および成膜速度が向上する。
(第5実施形態)
図6を参照しながら、第5実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図6を参照しながら、第5実施形態に係る積層成膜装置1を説明する。
図6に示すように、第5実施形態に係る積層成膜装置1では、圧力勾配型プラズマガン10がプラズマ発生源として用いられるとともに、蒸着材料7が、別の加熱手段によって加熱される。
坩堝6の下部には、磁石17を配置しないで、電気ヒータなどの加熱手段27を配置する。圧力勾配型プラズマガン10は、プラズマビーム19の照射によって真空チャンバ2内の略全体にわたってプラズマ領域21を発生させるプラズマ発生源としての機能を有する。
磁石17を坩堝6の下部に配置していないため、圧力勾配型プラズマガン10から照射されたプラズマビーム19は、湾曲することなく、図6のように、真空チャンバ2内をほぼ直線状に広がる。なお、照射口付近には、プラズマビーム19を上下方向にシート状に押しつぶすことを可能にする磁石(図示せず)を配置してもよい。
第5実施形態に係る積層成膜装置1では、圧力勾配型プラズマガン10がプラズマ発生源として用いられるとともに、蒸着材料7が、加熱手段27によって加熱されるように構成されている。
圧力勾配型プラズマガン10は、プラズマビーム19が、蒸発制御体5と基材9との間の隙間領域20において略水平方向に進行するように、配置されている。したがって、隙間領域20における基材9の近傍では、プラズマ密度の高いプラズマ領域21が形成される。
また、坩堝6の周囲や下部には、加熱手段27が配設されている。加熱手段27として、抵抗加熱ヒータや誘導加熱コイルなどが用いられる。加熱手段27によって、蒸着材料7を収容した坩堝6が加熱されることにより、蒸着材料7から蒸発物22が蒸発する。
隙間領域20における被形成面9aの近傍では、圧力勾配型プラズマガン10から略直進するプラズマビーム19によって、図1に示した第1実施形態の場合よりもプラズマ密度の高いプラズマ領域21が形成されている。当該プラズマ密度の高いプラズマ領域21により、蒸着材料7から蒸発した蒸発物22や原料ガス26が、より活性化される。したがって、隙間領域20における被形成面9aの近傍において、プラズマ密度の高いプラズマ領域21が形成されるので、第1層31および第2層32の膜質および成膜速度が向上する。
(蒸発制御体5の変形例)
次に、図7から図9を参照しながら、蒸発制御体5の変形例を説明する。
次に、図7から図9を参照しながら、蒸発制御体5の変形例を説明する。
図7は、蒸発制御体5の第1変形例を示す模式的平面図であり、図8は、蒸発制御体5の第2変形例を示す模式的平面図であり、図9は、蒸発制御体5の第3変形例を示す模式的平面図である。
図7に示すように、第1変形例に係る蒸発制御体5は、平面視で方形形状をしており、それぞれが直角三角形をした複数の開口部51および非開口部52を有する。開口部51および非開口部52が、交互に形成されて、回転中心を対称点とする点対称に構成されて、真空チャンバ2に固定されている。図7に例示した蒸発制御体5では、4組の開口部51および非開口部52が形成されている。基材9が一回転すると、基材9の被形成面9a上には、4組の第1層31および第2層32が交互に積層された積層膜30が形成される。
図8に示すように、第2変形例に係る蒸発制御体5は、平面視で長方形形状をしており、基材9の移動方向と蒸発制御体5の長手方向とが一致している。蒸発制御体5が真空チャンバ2に固定されて、基材9が蒸発制御体5の長手方向に移動するように構成されている。蒸発制御体5の長手方向に沿って、開口部51および非開口部52が、交互に形成されている。図8に例示した蒸発制御体5では、非開口部52が蒸発制御体5の背景部分を構成して、4つの開口部51が長手方向に離間して形成されている。基材9が連続的に移動すると、基材9の被形成面9a上には、3組の第1層31および第2層32が交互に積層されるとともに第1層31が被形成面9aの上に積層された積層膜30が形成される。
図9に示すように、第3変形例に係る蒸発制御体5は、平面視で長方形形状をしており、無端のベルト状に構成されている。ベルト状の蒸発制御体5は、一対のローラー54の間で架け渡されている。ローラー54が図示しないローラー駆動モータによって回転することにより、ベルト状の蒸発制御体5の上面部が、例えば、図9での左側から右側に移動し、下面部が、図9での右側から左側に移動する。蒸発制御体5には、非開口部52が蒸発制御体5の背景部分を構成して、矩形形状をした複数の開口部51が、長手方向に離間して形成されている。蒸発制御体5が長手方向に移動すると、蒸発制御体5での上面側の開口部51と下面側の開口部51とが、重なるときがある。上面側および下面側の開口部51が少なくとも部分的に重なったとき、蒸発物22の通過が可能になり第1層31が形成される。上面側および下面側の開口部51が全く重ならないとき、蒸発物22の通過が遮断されて第2層32が形成される。基材9の被形成面9a上には、上面側および下面側での開口部51の重なりに応じた第1層31および第2層32が交互に積層された積層膜30が形成される。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は、上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
原料ガス26は、CH4ガス以外に、C2H2ガス、C3H8ガスなどのCxHyの炭化水素系ガス、テトラメチルシラン(TetraMethylSilane:TMS)やテトラエトキシシラン(Tetraethyl orthosilicate:TEOS)などのシラン系ガスにすることができる。
ディスプレイパネルの基材9に対してガスバリア膜としての積層膜30を形成する場合、蒸着材料7は、SiO以外に、Si系やAl系やMg系やCr系の酸化物や窒化物であって、薄膜化したときに透明になるものであればよい。
酸素ガスや窒素ガスなどの反応用ガスを真空チャンバ2内に導入することができる。反応用ガスは、原料ガス26への添加、あるいはガス供給部8とは別の系統のガス供給部を通じた供給によって、真空チャンバ2内に導入することができる。例えば、蒸着材料7がSiOであり且つ原料ガス26がCH4ガスである場合に窒素ガスを導入すると、第1層31としてSiONCH膜が形成され、第2層32としてNCH膜が形成される。また、酸素ガスは、例えば、上述したSiO膜に酸素不足が起こる場合に導入できる。
プラズマからの加熱によって蒸発制御体5が変形することを防止するために、蒸発制御体5は、水冷構造にすることができる。
蒸発制御体5での開口部51および非開口部52での相対的移動量は、開口部51および非開口部52毎に異なるようにすることができる。開口部51での相対的移動量が大きくなると、第1層31の厚みが厚くなり、開口部51での相対的移動量が小さくなると、第1層31の厚みが薄くなる。非開口部52の相対的移動量が大きくなると、第2層32の厚みが厚くなり、非開口部52の相対的移動量が小さくなると、第2層32の厚みが薄くなる。したがって、開口部51および非開口部52での相対的移動量を変えることによって、第1層31および第2層32の厚みをそれぞれ変化させることができる。
蒸着材料7は、DC型、RF型、電子サイクロトロン共鳴(ECR)型、マグネトロン型またはイオンビーム型のスパッタ法によって蒸発させることもできる。スパッタ法で成膜するときに発生するプラズマは、真空チャンバ2内にプラズマ領域21を生成して、第1層31および第2層32の形成に利用される。
図3のように、複数のガス供給部8が隙間領域20に設けられている場合、ガス供給部8毎に供給する原料ガス26の種類を変えることができる。異なる組成や膜質を有する第1層31および第2層32が積層された積層膜30を形成できる。
蒸着材料7は、電子ビームやレーザ光やホローカソードなどの加熱手段27によって加熱することができる。
基材9と蒸発制御体5との間に形成される隙間領域20は、原料ガス26やプラズマが基材9の被形成面9aに適切に行き渡るように構成される。
基材9と蒸発制御体5との間で相対的な位置変化をもたらすように、基材9および蒸発制御体5の少なくとも一方が移動することができる。基材9と蒸発制御体5との間での相対的な位置変化を連続的にもたすことができる。当該構成によれば、第1層31および第2層32の形成が連続的に行われるので、第1層31および第2層32の膜質が均一化される。なお、基材9と蒸発制御体5との間での相対的な位置変化を、非連続的に(ステップ送りで)もたらす態様にすることもできる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係る積層成膜装置1は、
基材9の被形成面9aに対面するように配置される蒸着材料7と、
前記基材9と前記蒸着材料7との間に配置される蒸発制御体5と、
前記基材9と前記蒸発制御体5との間に原料ガス26を供給するガス供給部8と、
前記基材9と前記蒸発制御体5との間にプラズマ領域21を形成するプラズマ発生源10とを備え、
前記蒸発制御体5は、開口部51と非開口部52とを交互に有し、
前記基材9と前記蒸発制御体5との間で相対的な位置変化をもたらすように構成されており、
前記基材9の前記被形成面9aが、前記蒸発制御体5の前記開口部51と前記非開口部52とに交互に対面することにより、それぞれ、前記蒸着材料7からの蒸発物22と前記原料ガス26とを前記プラズマ領域21で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって形成される第1層31と、前記原料ガス26を前記プラズマ領域21で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって形成される第2層32とを前記被形成面9aの上で交互に形成することを特徴とする。
基材9の被形成面9aに対面するように配置される蒸着材料7と、
前記基材9と前記蒸着材料7との間に配置される蒸発制御体5と、
前記基材9と前記蒸発制御体5との間に原料ガス26を供給するガス供給部8と、
前記基材9と前記蒸発制御体5との間にプラズマ領域21を形成するプラズマ発生源10とを備え、
前記蒸発制御体5は、開口部51と非開口部52とを交互に有し、
前記基材9と前記蒸発制御体5との間で相対的な位置変化をもたらすように構成されており、
前記基材9の前記被形成面9aが、前記蒸発制御体5の前記開口部51と前記非開口部52とに交互に対面することにより、それぞれ、前記蒸着材料7からの蒸発物22と前記原料ガス26とを前記プラズマ領域21で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって形成される第1層31と、前記原料ガス26を前記プラズマ領域21で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって形成される第2層32とを前記被形成面9aの上で交互に形成することを特徴とする。
上記構成によれば、基材9と蒸発制御体5との間での相対的な位置変化によって、基材9の被形成面9aが蒸発制御体5の開口部51に対面すると、蒸着材料7からの蒸発物22と原料ガス26とをプラズマ領域21で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって第1層31が形成され、基材9の被形成面9aが蒸発制御体5の非開口部52に対面すると、原料ガス26をプラズマ領域21で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって第2層32が形成される。したがって、異なる方法で形成される第1層31と第2層32とを交互に積層した積層膜30を形成できる。
また、一実施形態の積層成膜装置1では、
前記プラズマ領域21が、プラズマビーム19を生成する圧力勾配型プラズマガン10によって生成され、前記蒸発物22が、前記蒸着材料7への前記プラズマビーム19の照射によってもたらされる。
前記プラズマ領域21が、プラズマビーム19を生成する圧力勾配型プラズマガン10によって生成され、前記蒸発物22が、前記蒸着材料7への前記プラズマビーム19の照射によってもたらされる。
上記実施形態によれば、圧力勾配型プラズマガン10によって、プラズマ領域21の形成と、蒸着材料7からの蒸発物22の蒸発とが可能になる。
また、一実施形態の積層成膜装置1では、
前記基材9の前記被形成面9aの反対側には、プラズマ引き寄せ磁石28が配設されている。
前記基材9の前記被形成面9aの反対側には、プラズマ引き寄せ磁石28が配設されている。
上記実施形態によれば、隙間領域20における被形成面9aの近傍では、プラズマ引き寄せ磁石28の磁界によって、プラズマ密度が高くなった高密度プラズマ領域25が形成され、当該高密度プラズマ領域25により、蒸着材料7から蒸発した蒸発物22や原料ガス26が、より活性化される。したがって、蒸発制御体5によってプラズマが回り込みにくくなっている隙間領域20における被形成面9aの近傍において、第1層31および第2層32の膜質および成膜速度が向上する。
また、一実施形態の積層成膜装置1では、
前記相対的な位置変化が、連続的にもたらされる。
前記相対的な位置変化が、連続的にもたらされる。
上記実施形態によれば、第1層31および第2層32の形成が連続的に行われるので、第1層31および第2層32の膜質が均一化される。
また、一実施形態の積層成膜装置1では、
前記蒸着材料7がSiOであるとともに前記原料ガス26が炭化水素系ガスであり、前記第1層31がガスバリア性を有するとともに前記第2層32が応力緩和性を有する。
前記蒸着材料7がSiOであるとともに前記原料ガス26が炭化水素系ガスであり、前記第1層31がガスバリア性を有するとともに前記第2層32が応力緩和性を有する。
上記実施形態によれば、ガスバリア性を有する第1層31と、応力緩和性を有する第2層32とが交互に積層されるので、優れたガスバリア性を有する積層膜(ガスバリア膜)30を基材9に形成できる。
また、一実施形態の積層成膜装置1では、
前記プラズマガン10の出口側には、アノード部18が設けられている。
前記プラズマガン10の出口側には、アノード部18が設けられている。
上記実施形態によれば、電気絶縁性の蒸着材料7からの蒸発物22がアノード部18に付着しにくくなるため、プラズマビーム19の照射が連続的にかつ安定的に維持されるので、電気絶縁性の蒸着材料7が安定的に蒸発できる。
1 積層成膜装置
2 真空チャンバ
3 基材回転駆動モータ
4 シャフト
5 蒸発制御体
6 坩堝
7 蒸着材料
8 ガス供給部
9 基材
9a 被形成面
9b 基材ホルダ
10 圧力勾配型プラズマガン(プラズマ発生源)
11 陰極
12 第1中間電極
13 第2中間電極
14 絶縁管
15 収束コイル
16 放電電源
17 坩堝磁石
18 電子帰還電極(アノード部)
19 プラズマビーム
20 隙間領域
21 プラズマ領域
22 蒸発物
25 高密度プラズマ領域
26 原料ガス
27 加熱手段
28 プラズマ引き寄せ磁石
29 放電ガス
30 積層膜(ガスバリア膜)
31 第1層
32 第2層
51 開口部
52 非開口部
54 ローラー
2 真空チャンバ
3 基材回転駆動モータ
4 シャフト
5 蒸発制御体
6 坩堝
7 蒸着材料
8 ガス供給部
9 基材
9a 被形成面
9b 基材ホルダ
10 圧力勾配型プラズマガン(プラズマ発生源)
11 陰極
12 第1中間電極
13 第2中間電極
14 絶縁管
15 収束コイル
16 放電電源
17 坩堝磁石
18 電子帰還電極(アノード部)
19 プラズマビーム
20 隙間領域
21 プラズマ領域
22 蒸発物
25 高密度プラズマ領域
26 原料ガス
27 加熱手段
28 プラズマ引き寄せ磁石
29 放電ガス
30 積層膜(ガスバリア膜)
31 第1層
32 第2層
51 開口部
52 非開口部
54 ローラー
Claims (5)
- 基材の被形成面に対面するように配置される蒸着材料と、
前記基材と前記蒸着材料との間に配置される蒸発制御体と、
前記基材と前記蒸発制御体との間に原料ガスを供給するガス供給部と、
前記基材と前記蒸発制御体との間にプラズマ領域を形成するプラズマ発生源とを備え、
前記蒸発制御体は、開口部と非開口部とを交互に有し、
前記基材と前記蒸発制御体との間で相対的な位置変化をもたらすように構成されており、
前記基材の前記被形成面が、前記蒸発制御体の前記開口部と前記非開口部とに交互に対面することにより、それぞれ、前記蒸着材料からの蒸発物と前記原料ガスとを前記プラズマ領域で活性化して反応させる活性化反応性蒸着法によって形成される第1層と、前記原料ガスを前記プラズマ領域で活性化して反応させるプラズマ励起化学的気相成長法によって形成される第2層とを前記被形成面の上で交互に形成することを特徴とする、積層成膜装置。 - 前記プラズマ領域が、プラズマビームを生成する圧力勾配型プラズマガンによって生成され、前記蒸発物が、前記蒸着材料への前記プラズマビームの照射によってもたらされることを特徴とする、請求項1に記載の積層成膜装置。
- 前記基材の前記被形成面の反対側には、プラズマ引き寄せ磁石が配設されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の積層成膜装置。
- 前記相対的な位置変化が、連続的にもたらされることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の積層成膜装置。
- 前記蒸着材料がSiOであるとともに前記原料ガスが炭化水素系ガスであり、前記第1層がガスバリア性を有するとともに前記第2層が応力緩和性を有することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の積層成膜装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018130824A JP2020007618A (ja) | 2018-07-10 | 2018-07-10 | 積層成膜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020007618A true JP2020007618A (ja) | 2020-01-16 |
Family
ID=69150875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018130824A Pending JP2020007618A (ja) | 2018-07-10 | 2018-07-10 | 積層成膜装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2020007618A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011195925A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Stanley Electric Co Ltd | イオンプレーティング法を用いた成膜方法およびそれに用いられる装置 |
| JP2012179763A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Nitto Denko Corp | 透明ガスバリアフィルム、透明ガスバリアフィルムの製造方法、有機エレクトロルミネッセンス素子、太陽電池および薄膜電池 |
| JP2014162931A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Chugai Ro Co Ltd | 成膜方法及び成膜装置 |
-
2018
- 2018-07-10 JP JP2018130824A patent/JP2020007618A/ja active Pending
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| JP2014162931A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Chugai Ro Co Ltd | 成膜方法及び成膜装置 |
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