JP2020007674A - クリーニング布 - Google Patents

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大原 康之
Yasuyuki Ohara
康之 大原
禎浩 安藤
Sadahiro Ando
禎浩 安藤
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Abstract

【課題】メッシュ状のフィルタに固着した固着物をクリーニングすることができるクリーニング布を提供する。【解決手段】研磨材を保持する布状の基布を備えたクリーニング布であって、基布は、経糸及び/又は緯糸の少なくとも一部に研磨材が分散された布状織物であり、布状織物として織り上げられた状態において、経糸及び/又は緯糸における研磨材の少なくとも一部が表面に露出したものである。基布の一部に経糸又は緯糸のいずれか一方を絡糸として、研磨材を含有しない合成繊維を織り込んで基布の一面に起毛された複数本のカットパイル糸を更に備えている。布状の基布を構成する経糸又は緯糸のいずれか一方を絡糸として、研磨材が分散された繊維をパイル糸としてループ状に織り込んで、基布の一面に起毛された複数本のループパイル糸を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、クリーニング布に関する。
機器内の少なくとも一部を冷却するための送風を行うファンと、ファンにより生じる空気の吸気側に設けられた第1のフィルタ部と、第1のフィルタ部の吸気側に設けられたメッシュ状のスクリーンと、スクリーンに接触し移動するクリーニングブラシからなりスクリーンから塵埃を除去するクリーニング手段とを含む第2のフィルタ部と、第2のフィルタ部に塵埃を回収する塵受けトレーとから構成したフィルタ機構が知られている(特許文献1)。
二重芯鞘構造を有する複合モノフィラメントからなる研磨用ブラシ毛材であって、複合モノフィラメントの芯部が合成樹脂と砥材粒子との混合物からなり、且つ鞘部が芯部の合成樹脂とは異なる他の合成樹脂からなる研磨用ブラシ毛材も知られている(特許文献2)。
特開2016−172409号公報 特開2007−136571号公報
本発明は、メッシュ状のフィルタに固着した固着物をクリーニングすることができるクリーニング布を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のクリーニング布は、
研磨材を保持する布状の基布を備えたクリーニング布であって、
前記基布は、経糸及び/又は緯糸の少なくとも一部に研磨材が分散された布状織物である、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のクリーニング布において、
前記基布の一部に前記経糸又は前記緯糸のいずれか一方を絡糸として、研磨材を含有しない合成繊維を織り込んで前記基布の一面に起毛された複数本のカットパイル糸を更に備えた、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のクリーニング布において、
前記基布は、前記布状織物として織り上げられた状態において、前記経糸及び/又は前記緯糸における前記研磨材の少なくとも一部が表面に露出したものである、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項4に記載のクリーニング布は、
布状の基布を構成する経糸又は緯糸のいずれか一方を絡糸として、研磨材が分散された繊維をパイル糸としてループ状に織り込んで、前記基布の一面に起毛された複数本のループパイル糸を備えた、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のクリーニング布において、
前記研磨材は、アルミナ、シリカゲル、二酸化チタン、チタン酸バリウム、炭化ケイ素、酸化セリウムからなる群より選択される少なくとも一種の無機酸化物である、
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のクリーニング布において、
前記クリーニング布は、メッシュ状のフィルタに固着した固着物をクリーニングする清掃具に用いられるものである、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、メッシュ状のフィルタに固着した固着物を掻き出してクリーニングすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、メッシュ状のフィルタに固着した固着物を掻き出すとともに掻き出した固着物を拭き取ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、メッシュ状のフィルタに固着した固着物を掻き出しながら拭き取ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、メッシュ状のフィルタに固着した固着物を効率的に掻き出してクリーニングすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、メッシュ状のフィルタに固着した固着物を掻き出すことができる。
請求項6に記載の発明によれば、メッシュ状のフィルタに固着した固着物を掻き出してクリーニングすることができる清掃具を提供することができる。
第1実施形態に係るクリーニング布の織組織状態を示す正面図である。 第1実施形態に係るクリーニング布の拡大断面模式図である。 経糸の拡大模式図である。 クリーニング布の作用を説明する模式図である。 第2実施形態に係るクリーニング布を示す斜視図である。 第2実施形態に係るクリーニング布の構造を示す拡大断面模式図である。 第3実施形態に係るクリーニング布の構造を示す拡大断面模式図である。 (a)は被クリーニング体をクリーニングする清掃具の一例を示す斜視図、(b)は平面図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
「第1実施形態」
(1)クリーニング布の構成
図1は本実施形態に係るクリーニング布1の織組織状態を示す正面図、図2はクリーニング布1の拡大断面模式図、図3は経糸11の拡大模式図、図4はクリーニング布1の作用を説明する模式図である。
図1に示すように、クリーニング布1は、複数の経糸11と連続した一本の緯糸12とで製織された布状の基布10を備えた布状織物であって、ニードル織機、シャトル織機、又は、レピア織機等を用いて製織された平織りの織物である。
尚、織機としては、織り速度が速いと織口が安定せずほつれが発生する虞があり、シャトル織機が望ましい。
基布10における複数の経糸11及び/又は経糸21は、図3に模式的に示すように、少なくとも一部に研磨材Gが分散された繊維で構成されている。
一部に研磨材Gが分散された繊維は、その繊維径が0.1〜0.5mmのフィラメント糸であり、ナイロンやポリエステルなどの基材に研磨材Gを均一分散したものである。研磨材Gとしては、アルミナ、シリカゲル、二酸化チタン、チタン酸バリウム、炭化ケイ素、酸化セリウムからなる群より選択される少なくとも一種の無機酸化物が挙げられ、繊維中に1〜30Wt%含有されている。
これら研磨材Gは、繊維の表面にも露出して、被クリーニング体と摺擦することにより、被クリーニング体に固着した固着物を掻き出すことができる。
本実施形態では、図1に示すように、経糸11の組織に、研磨材Gが分散された繊維を本数の比率で5〜100%(100%は、全ての繊維が研磨材Gを含有する)使用して基布10を構成している。一例として、経糸200本中に、研磨材Gが分散された繊維を10本程度使用する(5%)ことで、被クリーニング体に固着した固着物を効果的に掻き出すことができる。
また、緯糸12の組織には、研磨材Gが分散された繊維を本数の比率で0〜100%(0%は使用しないことを意味する)使用して基布10を構成している。緯糸12は、経糸11に比べて少ない本数で使用された場合、複数の経糸11に対して織物の耳部(図1では、左右両端部分)で折り返されて繰り返し緯入れされ、基布10の表面に露出しにくいことから、研磨材Gを含有しない合成繊維のみを使用してもよい。
このように、複数の経糸11及び/又は経糸21が少なくとも一部に研磨材Gが分散された繊維で構成された基布10を有するクリーニング布1によれば、被クリーニング部の表面に摺擦した際に、図2に模式的に示すように、無機酸化物からなる研磨材Gが基布10の表面に露出することで、被クリーニング体の表面に対して引っ掻いて掻き出すように作用して、固着物をクリーニングすることができる。
図4には、被クリーニング体として円筒状のフィルタFに形成された小さなメッシュに付着した固着物をクリーニングする状態のクリーニング布1を模式的に示している。
例えば、図4に示すように、表面に多数の貫通孔MSが形成されたメッシュ(例えば、Φ0.15〜0.2mm)を有する円筒状のフィルタFから空気を取り入れる装置(例えば、ヘアドライヤ:図中 矢印参照)において、粘着物(例えば、整髪料)とともに吸い込まれた埃がメッシュに固着している場合、通常の布等で拭いても、固着した埃をクリーニングすることは困難である。
本実施形態に係るクリーニング布1は、基布10を構成する経糸11が研磨材Gが分散された繊維で構成されているために、研磨材Gは経糸11の表面にも露出し、フィルタFの表面に摺擦すると、研磨材Gがメッシュの貫通孔MSに入り込んで、メッシュに固着した埃を引っ掻きながら掻き出してクリーニングすることができる。
「第2実施形態」
図5は、本実施形態に係るクリーニング布2を示す斜視図、図6はクリーニング布2の構造を示す拡大断面模式図である。
クリーニング布2は、図5に示すように、複数の経糸21と連続した一本の緯糸22とで製織された布状の基布20と、基布20の一部に経糸21又は緯糸22のいずれか一方を絡糸として、研磨材Gを含有しない合成繊維を織り込んで基布20の一面(表面)に起毛された複数本のカットパイル糸23と、から構成されている。
基布20における複数の経糸21及び/又は緯糸22が少なくとも一部にアルミナ、シリカゲル、二酸化チタン、チタン酸バリウム、炭化ケイ素、酸化セリウムからなる群より選択される少なくとも一種の無機酸化物からなる研磨材Gが1〜30Wt%分散して含有された繊維で構成されている。本実施形態においては、経糸21にのみ、研磨材Gが分散された繊維を本数の比率で5〜10%使用し、緯糸22には研磨材Gを含まない繊維を用いて基布20を構成し、合成繊維からなるカットパイル糸23は、緯糸22を絡糸として起毛している。
カットパイル糸23は、例えば、ナイロン等のポリアミド類、ポリブチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル類、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン類などの合成繊維からなるフィラメント糸からなり、本実施形態においては、ナイロンが用いられている。
フィラメント糸の太さは、特に制限されないが、クリーニング布1としての拭き取り性が発揮できる繊度であればよく、0.05〜0.25mm程度の範囲である。
また、図5に示すように、基布20には、その裏面側に熱可塑性樹脂からなるコーティング層24が設けられている。すなわち、基布20を構成する経糸21及び緯糸22は、基布20の裏面側に露出する部分がコーティング層24により覆われ、緯糸22を絡糸として基布20の一面(表面)に起毛されたカットパイル糸23は、コーティング層24によって緯糸22と接着されて毛抜けが抑制されている。
本実施形態では、緯糸22を構成するポリエステル系繊維が有機材料の繊維素材であるため、素材との接着性、汎用性等の観点から、アクリル合成樹脂系エマルジョンもしくは酢酸ビニル合成樹脂系エマルジョンよりなるコーティング剤が用いられている。
このように、一部に研磨材Gが分散された経糸21と研磨材Gを含有しない緯糸22とで製織された布状の基布20と、基布20の一部に緯糸22を絡糸として合成繊維を織り込んで起毛したカットパイル糸23と、からなるクリーニング布によれば、被クリーニング体の表面に摺擦した際に、図6に示すように、基布20の表面に露出した研磨材Gが被クリーニング体の表面に対して引っ掻いて掻き出すように作用して、掻き出した固着物をカットパイル糸23で拭き取ることができる。
「第3実施形態」
図7は、本実施形態に係るクリーニング布3の構造を示す拡大断面模式図である。
クリーニング布3は、図7に示すように、複数の経糸31と連続した一本の緯糸32とで製織された布状の基布30と、基布30の一部に経糸31又は緯糸32のいずれか一方を絡糸として、研磨材Gが分散された繊維をパイル糸としてループ状に織り込んで、基布30の一面(表面)に起毛された複数本のループパイル糸33と、から構成されている。
基布30は、経糸31及び緯糸32を織り上げて得られる織布より形成されている。経糸31及び緯糸32には耐久性、柔軟性が高く、耐摩耗性に優れた繊維からなるフィラメント糸、紡績糸等の糸が使用されている。
このような繊維としては、ナイロン等のポリアミド類、ポリブチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル類、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン類などの合成繊維が挙げられる。本実施形態においては、ナイロンが使用されている。
ループパイル糸33は、アルミナ、シリカゲル、二酸化チタン、チタン酸バリウム、炭化ケイ素、酸化セリウムからなる群より選択される少なくとも一種の無機酸化物からなる研磨材Gが1〜30Wt%分散して含有されたモノフィラメント糸からなり、図7に示すように、基布30を構成する緯糸32にループ状に植設されている。すなわち、基布30に織り込まれた状態のループパイル糸33は、その基端部が基布30の経糸31及び緯糸32で締め付けられることにより、両端部が固定されており、湾曲するループ状の頂部が被クリーニング体の表面と摺擦する。
研磨材Gを含有するループパイル糸33がループ状をなすことで、ループパイル糸33の表面に露出した研磨材Gが被クリーニング体の表面に対して引っ掻いて掻き出すように作用して、掻き出した固着物をループで囲い込むように捕捉することができる。
ループパイル糸33の基布30からループの頂上までの長さは、特に限定されないがループが長すぎると繊維の弾力が無くなり、掻き取り性が低下する。一方、短すぎるとループの形成が不十分となり掻き取り効果が発揮されず、また、固着物の捕集領域が小さくなる。そのために、ループパイル糸33の長さとしては、2mm〜5mm、より好ましくは2mm〜4mmである。
また、図7に示すように、基布30には、その裏面側にアクリル合成樹脂系エマルジョンもしくは酢酸ビニル合成樹脂系エマルジョンよりなるコーティング層34が設けられている。
基布30を構成する経糸31及び緯糸32は、基布30の裏面側に露出する部分がコーティング層34により覆われ、緯糸32を絡糸として基布30上に起毛されたループパイル糸33は、コーティング層34によって経糸31及び緯糸32と接着されて毛抜けが抑制されている。
(3)清掃具
図8(a)は被クリーニング体をクリーニングする清掃具100の一例を示す斜視図、(b)は平面図である。
清掃具100は、被クリーニング体が、一例として図4に示すような円筒状のフィルタFである場合、被クリーニング体の形状に合わせて、全体が円形の支持体101の内面101aに本実施形態に係るクリーニング布1(または2、3)が、例えば3箇所に分割して貼り付けられている。
清掃者は清掃具100を、被クリーニング体に嵌め込むように装着して、例えば、図8に示す(矢印R 参照)ように、往復回転させることで、被クリーニング体に固着した固着物をクリーニングすることができる。
尚、清掃具100は、被クリーニング体の形状に合わせて支持体101の形状を適宜選択することで、平板状等他の形状とすることができる。
1、2、3・・・クリーニング布
10、20、30・・・基布
11、21、31・・・経糸
12、22、32・・・緯糸
23・・・カットパイル糸
33・・・ループパイル糸
24、34・・・コーティング層
100・・・清掃具
G・・・研磨材

Claims (6)

  1. 研磨材を保持する布状の基布を備えたクリーニング布であって、
    前記基布は、経糸及び/又は緯糸の少なくとも一部に研磨材が分散された布状織物である、
    ことを特徴とするクリーニング布。
  2. 前記基布の一部に前記経糸又は前記緯糸のいずれか一方を絡糸として、研磨材を含有しない合成繊維を織り込んで前記基布の一面に起毛された複数本のカットパイル糸を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のクリーニング布。
  3. 前記基布は、前記布状織物として織り上げられた状態において、前記経糸及び/又は前記緯糸における前記研磨材の少なくとも一部が表面に露出したものである、
    ことを特徴とする請求項1記載のクリーニング布。
  4. 布状の基布を構成する経糸又は緯糸のいずれか一方を絡糸として、研磨材が分散された繊維をパイル糸としてループ状に織り込んで、前記基布の一面に起毛された複数本のループパイル糸を備えた、
    ことを特徴とするクリーニング布。
  5. 前記研磨材は、アルミナ、シリカゲル、二酸化チタン、チタン酸バリウム、炭化ケイ素、酸化セリウムからなる群より選択される少なくとも一種の無機酸化物である、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のクリーニング布。
  6. 前記クリーニング布は、メッシュ状のフィルタに固着した固着物をクリーニングする清掃具に用いられるものである、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のクリーニング布。
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