JP2020007976A - フィルタ診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタ故障診断の信頼性を向上させる。【解決手段】フィルタ診断装置は、期間判断部と出力取得部と上流微粒子量取得部と第1,2関連量算出部と故障判断部を備える。期間判断部は、フィルタ再生処理完了直後の故障判定期間内であるかを判断する。出力取得部は、故障判定期間内に、微粒子センサの検出結果を示すセンサ出力を取得する。上流微粒子量取得部は、上流微粒子量を示す情報を取得する。第1関連量算出部は、上流微粒子量と再生直後捕集効率に基づき、故障判定期間内にフィルタから排出される微粒子量に関連した第1下流微粒子関連量を算出する。第2関連量算出部は、センサ出力に基づき、故障判定期間内にフィルタから排出される微粒子の量に関連した第2下流微粒子関連量を算出する。故障判断部は、第1,2関連量算出部により算出された第1,2下流微粒子関連量に基づいてフィルタ故障を判断する。【選択図】図1
Description
本開示は、内燃機関の排気管に取り付けられたフィルタの故障診断を行うフィルタ診断装置に関する。
特許文献1には、排気管に取り付けられたフィルタの下流側に設置された微粒子センサの検出信号に基づいて、フィルタが故障しているか否かを判断する故障診断装置が記載されている。特許文献1に記載の微粒子センサは、一対の電極を備える。そして、一対の電極間に一定の電圧が印加されることにより、一対の電極間に付着した微粒子の量に応じた電流が一対の電極間に流れ、微粒子センサは、一対の電極間に流れる電流に応じた検出信号を出力する。
特許文献2には、コロナ放電によりイオンを生成する放電部を備え、生成したイオンを被測定ガス中に含まれる微粒子に付着させて帯電微粒子を生成することにより、被測定ガスに含まれる微粒子の量を検出する微粒子センサが記載されている。
特許文献2に記載の微粒子センサでは、微粒子センサの検出結果を示すセンサ出力の電流レベルがpAオーダーまたはnAオーダーであり微弱である。このため、特許文献2に記載の微粒子センサを上記フィルタの故障診断に用いる場合において、ノイズの影響を抑制して故障診断の信頼性を向上させるには、排気管内を通過する排気ガスに含まれる微粒子の量が多いタイミングで故障診断を実行することが望ましい。
本開示は、フィルタ故障診断の信頼性を向上させることを目的とする。
本開示の一態様は、内燃機関の排気管に取り付けられて、内燃機関から排出される排気ガスに含まれる微粒子を除去するフィルタの故障診断を、フィルタから排出される微粒子の量を検出する微粒子センサを用いて行うフィルタ診断装置である。微粒子センサは、自身の内部に流入される排気ガスに含まれる微粒子を帯電させて帯電微粒子を生成するように構成された検出部を備える。
フィルタ診断装置は、期間判断部と、出力取得部と、上流微粒子量取得部と、第1関連量算出部と、第2関連量算出部と、故障判断部とを備える。
期間判断部は、フィルタに捕集された微粒子を除去することによりフィルタを再生するフィルタ再生処理が完了した直後における予め設定された故障判定期間内であるか否かを判断するように構成される。
期間判断部は、フィルタに捕集された微粒子を除去することによりフィルタを再生するフィルタ再生処理が完了した直後における予め設定された故障判定期間内であるか否かを判断するように構成される。
出力取得部は、故障判定期間内であると期間判断部が判断した場合に、微粒子センサの検出結果を示すセンサ出力を取得するように構成される。
上流微粒子量取得部は、フィルタに流入する前における排気ガスに含まれる微粒子の量である上流微粒子量を示す上流微粒子量情報を取得するように構成される。
上流微粒子量取得部は、フィルタに流入する前における排気ガスに含まれる微粒子の量である上流微粒子量を示す上流微粒子量情報を取得するように構成される。
第1関連量算出部は、上流微粒子量取得部により取得された上流微粒子量情報が示す上流微粒子量と、フィルタ再生処理が完了した直後におけるフィルタの捕集効率を示す予め設定された再生直後捕集効率とに基づいて、故障判定期間内においてフィルタから排出される微粒子の量に関連した第1下流微粒子関連量を算出するように構成される。
第2関連量算出部は、出力取得部により取得されたセンサ出力に基づいて、故障判定期間内においてフィルタから排出される微粒子の量に関連した第2下流微粒子関連量を算出するように構成される。
故障判断部は、第1関連量算出部により算出された第1下流微粒子関連量と、第2関連量算出部により算出された第2下流微粒子関連量とに基づいて、フィルタが故障しているか否かを判断するように構成される。
故障判断部は、第1関連量算出部により算出された第1下流微粒子関連量と、第2関連量算出部により算出された第2下流微粒子関連量とに基づいて、フィルタが故障しているか否かを判断するように構成される。
このように構成された本開示のフィルタ診断装置は、上流微粒子量と再生直後捕集効率とに基づいて推定された第1下流微粒子関連量と、センサ出力に基づいて算出された第2下流微粒子関連量とに基づいて、フィルタの故障を判断する。センサ出力は、フィルタ再生処理が完了した直後においてフィルタから排出される微粒子の量を微粒子センサが検出した結果を示す。そして、フィルタ再生処理が完了した直後におけるフィルタの捕集効率は、フィルタ再生処理が開始される前と比較して低くなる。すなわち、フィルタ再生処理が完了した直後は、フィルタ再生処理が開始される前と比較して、センサ出力が大きくなる。このため、本開示のフィルタ診断装置は、フィルタの故障を判断するために用いられるセンサ出力に対するノイズの影響を抑制することができ、フィルタ故障診断の信頼性を向上させることができる。
また、本開示の一態様では、第1関連量算出部は、内燃機関が使用された累積時間と再生直後捕集効率との間で正の相関を有するように再生直後捕集効率を設定するようにしてもよい。これにより、本開示のフィルタ診断装置は、故障判定期間内においてフィルタから排出される微粒子の量をより精度良く推定することができ、フィルタ故障診断の信頼性を更に向上させることができる。
また、本開示の一態様では、フィルタ診断装置が、過渡判断部と、禁止部とを備えるようにしてもよい。過渡判断部は、内燃機関を搭載した車両が燃料噴射を伴って加速している過渡状態であるか否かを、予め設定された過渡判断条件に基づいて判断するように構成される。禁止部は、故障判定期間内であると期間判断部が判断し、且つ、過渡状態であると過渡判断部が判断している場合に、故障判断部によるフィルタの故障判断を禁止するように構成される。これにより、本開示のフィルタ診断装置は、内燃機関の運転状態が安定していないために上流微粒子量の推定精度が悪くなる過渡状態であるときを除外して、フィルタが故障しているか否かを判断するため、フィルタ故障診断の信頼性を更に向上させることができる。
また、本開示の一態様では、第1下流微粒子関連量および第2下流微粒子関連量は、故障判定期間内においてフィルタから排出される微粒子の量の平均値であってもよいし、故障判定期間内においてフィルタから排出される微粒子の量を累積した累積値であってもよい。また、第1下流微粒子関連量と第2下流微粒子関連量とを比較することで、フィルタが故障しているか否かを判断することができる。
以下に本開示の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態のセンサ制御装置1は、車両に搭載され、図1に示すように、微粒子センサ2を制御する。
本実施形態のセンサ制御装置1は、車両に搭載され、図1に示すように、微粒子センサ2を制御する。
センサ制御装置1は、ディーゼルエンジン3を制御する電子制御装置4との間で通信線5を介して、データを送受信することが可能に構成されている。以下、電子制御装置4をエンジンECU4という。ECUは、Electronic Control Unitの略である。
ディーゼルエンジン3の排気管6には、排気ガスを取り込んで排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF7が設置されている。DPFは、Diesel Particulate Filterの略である。
微粒子センサ2は、排気管6におけるDPF7より下流側に設置され、DPF7から排出された排気ガスに含まれる微粒子(例えば、煤)の量を検出する。
微粒子センサ2は、図2に示すように、ケーシング11、セラミック素子12およびケーブル13を備える。図2において、微粒子センサ2の下端側を先端側FE、微粒子センサ2の上端側を後端側BE、微粒子センサ2の長手方向を軸線方向DAという。
微粒子センサ2は、図2に示すように、ケーシング11、セラミック素子12およびケーブル13を備える。図2において、微粒子センサ2の下端側を先端側FE、微粒子センサ2の上端側を後端側BE、微粒子センサ2の長手方向を軸線方向DAという。
ケーシング11は、セラミック素子12の先端側FEを排気管6の内部に突出させるようにしてセラミック素子12を保持する。
ケーシング11は、内側金具21と、外側金具22と、絶縁スペーサ23,24と、絶縁ホルダ25と、セパレータ26,27とを備える。
ケーシング11は、内側金具21と、外側金具22と、絶縁スペーサ23,24と、絶縁ホルダ25と、セパレータ26,27とを備える。
内側金具21は、主体金具31と、ガス取入管32と、内筒33と、内筒接続金具34とを備える。
主体金具31は、軸線方向DAに延びる筒状に形成されたステンレス製の部材である。主体金具31は、本体部41とフランジ部42とを備える。本体部41は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成され、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔41aと、貫通孔41aの径方向内側に突出する棚部41bとを備える。棚部41bは、先端側FEへ近づくにつれて貫通孔41aの径方向外側から中心に向かう傾きを有する内向きのテ―パ面として形成されている。フランジ部42は、本体部41の外周から径方向に沿って外側へ延びる板状に形成されている。
主体金具31は、軸線方向DAに延びる筒状に形成されたステンレス製の部材である。主体金具31は、本体部41とフランジ部42とを備える。本体部41は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成され、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔41aと、貫通孔41aの径方向内側に突出する棚部41bとを備える。棚部41bは、先端側FEへ近づくにつれて貫通孔41aの径方向外側から中心に向かう傾きを有する内向きのテ―パ面として形成されている。フランジ部42は、本体部41の外周から径方向に沿って外側へ延びる板状に形成されている。
主体金具31の貫通孔41aの内部には、先端側FEから後端側BEに向かって順に、セラミック素子12の径方向周囲を取り囲む筒状の部材であるセラミックホルダ43と、粉末充填層である滑石リング44,45と、セラミックスリーブ46とが積層されている。
セラミックスリーブ46と主体金具31の後端側BEの端部との間には、加締リング47が配置されている。セラミックホルダ43と主体金具31の棚部41bとの間には、金属ホルダ48が配置されている。金属ホルダ48は、滑石リング44およびセラミックホルダ43を保持する。主体金具31の後端側BEの端部は、加締リング47を介してセラミックスリーブ46を先端側FEに向かって押し付けるように加締められる部分である。
ガス取入管32は、主体金具31の先端側FEの端部に設けられ、外側プロテクタ51および内側プロテクタ52を備える。外側プロテクタ51および内側プロテクタ52は、軸線方向DAに延びる筒状に形成されたステンレス製の部材である。内側プロテクタ52は、セラミック素子12の先端側FEの端部を覆った状態で主体金具31に溶接され、外側プロテクタ51は、内側プロテクタ52を覆った状態で主体金具31に溶接されている。
内筒33は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成されたステンレス製の部材である。内筒33は、本体部54とフランジ部55とを備える。本体部54は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成され、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔54aを備える。フランジ部55は、本体部54における先端側FEの端部の外周から径方向に沿って外側へ延びる板状に形成されている。内筒33は、先端側FEの端部の開口部内に主体金具31の後端側BEの端部を嵌め込んだ状態、すなわち、フランジ部55を主体金具31のフランジ部42に重ねた状態で、主体金具31に溶接される。
内筒33の貫通孔54aの内部には、先端側FEから後端側BEに向かって順に、絶縁ホルダ25と、セパレータ26と、セパレータ27とが積層されている。
絶縁ホルダ25は、セラミック素子12の径方向周囲を取り囲む筒状に形成された絶縁性の部材である。
絶縁ホルダ25は、セラミック素子12の径方向周囲を取り囲む筒状に形成された絶縁性の部材である。
セパレータ26は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成された絶縁性の部材である。セパレータ26には、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔26aが形成されている。貫通孔26a内には、セラミック素子12がセパレータ26における後端側BEの端部から突出するように、セラミック素子12が挿入される。
セパレータ27は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成された絶縁性の部材である。セパレータ27の内部には、セラミック素子12における後端側BEの端部が挿入される。セパレータ27には、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔27aおよび貫通孔27bが形成されている。セパレータ27の外表面には、径方向外側に突出するフランジ部27cが形成されている。
内筒33の後端側BEの端部は、フランジ部27cを先端側FEに向かって押し付けるように加締められる。これにより、絶縁ホルダ25、セパレータ26およびセパレータ27は、内筒33に対して固定された状態で保持される。
内筒接続金具34は、後端側BEの端部が閉塞されている筒状に形成されたステンレス製の部材である。内筒接続金具34は、先端側FEの端部の開口部内に内筒33の後端側BEの端部を嵌め込んだ状態で、内筒33に溶接される。内筒接続金具34における後端側BEの端部には、ケーブル13を挿入するための複数の挿入口34aが形成されている。
外側金具22は、取付金具61と外筒62とを備える。取付金具61は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成されたステンレス製の部材である。取付金具61は、本体部71と六角部72とを備える。本体部71は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成され、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔71aと、貫通孔71aの径方向内側に突出する棚部71bとを備える。棚部71bは、先端側FEへ近づくにつれて貫通孔71aの径方向外側から中心に向かう傾きを有する内向きのテ―パ面として形成されている。本体部71における先端側FEの外周には、排気管6に固定するための雄ネジが形成されている。六角部72は、本体部71における後端側BEの外周から径方向に沿って外側へ延びて外周が六角形の板状に形成されている。
排気管6には、微粒子センサ2を挿入するための挿入口6aが形成されている。そして、排気管6の外周面には、挿入口6aから突出するようにして取付用ボス6bが取り付けられている。このため、取付用ボス6bのネジ穴に微粒子センサ2を挿入して、取付金具61の雄ネジを取付用ボス6bのネジ穴の内周壁に形成された雌ネジに螺合することで、ガス取入管32が排気管6の内周面から突出するようにして微粒子センサ2が排気管6に取り付けられる。
外筒62は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成されたステンレス製の部材である。外筒62は、大径部74と小径部75とを備える。大径部74は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成され、先端側FEの端部の開口部内に取付金具61の後端側BEの端部を嵌め込んだ状態で取付金具61に溶接される。
小径部75は、軸線方向DAに延びて外径および内径が大径部74より小さい円筒状に形成され、大径部74における後端側BEの端部から軸線方向DAに沿って突出するように配置されている。小径部75は、後端側BEの端部において径方向に沿って内側に延びる円環状に形成された縮径部75aを備える。縮径部75aの中央領域には、ケーブル13を挿入するための挿入口75bが形成されている。
大径部74の内部には、内筒33および内筒接続金具34が収容される。小径部75の内部には、先端側FEから後端側BEに向かって順に外筒接続金具64とグロメット65とが積層された状態で収容される。
外筒接続金具64は、後端側BEの端部が閉塞されている筒状に形成されたステンレス製の部材である。外筒接続金具64における後端側BEの端部には、ケーブル13を挿入するための複数の挿入口64aが形成されている。
グロメット65は、軸線方向DAに延びる円柱状に形成された耐熱ゴム製の部材である。グロメット65には、ケーブル13を挿入するための複数の貫通孔65aが形成されている。
グロメット65は、その外周面が小径部75の内周面を押し付けた状態で、小径部75の内部に収容される。また、小径部75の外周面が径方向内向きに加締められることにより、外筒接続金具64と小径部75とが一体に固定される。これにより、グロメット65は、小径部75の挿入口75bを塞いだ状態で小径部75の内部に固定される。
絶縁スペーサ23は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成されたアルミナ製の部材である。絶縁スペーサ23は、大径部81と、小径部82と、段差部83と、傾斜部84とを備える。
大径部81は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成される。小径部82は、軸線方向DAに延びて外径および内径が大径部81より小さい円筒状に形成され、大径部81よりも先端側FEに配置される。
段差部83は、軸線方向DAに延びて外径が大径部81に等しく且つ内径が小径部82に等しい円筒状に形成される。そして段差部83は、大径部81における先端側FEの端部から軸線方向DAに沿って突出するように配置されている。これにより、大径部81と段差部83との接続箇所には、径方向内側に突出する段差83aが形成される。
傾斜部84は、段差部83と小径部82との間に配置されて、内径が小径部82に等しい円筒状に形成される。また傾斜部84は、段差部83との接続箇所から小径部82との接続箇所へ向うにつれて外径が徐々に小さくなるように形成される。
絶縁スペーサ23は、傾斜部84の外周面が取付金具61の棚部71bに接触した状態で取付金具61の貫通孔71aの内部に収容される。絶縁スペーサ23は、上記のように取付金具61の内側に収容されることにより、絶縁スペーサ23における先端側FEの端部において、排気ガスに接するガス接触表面23aを有するように形成されている。
そして主体金具31は、フランジ部42が絶縁スペーサ23の段差83aにより支持された状態で絶縁スペーサ23の内部に収容される。これにより、主体金具31は、取付金具61と電気的に絶縁された状態で取付金具61の内部に収容される。
絶縁スペーサ24は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成されたアルミナ製の部材である。絶縁スペーサ24は、大径部86と、小径部87とを備える。
大径部86は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成される。小径部87は、軸線方向DAに延びて外径が大径部86より小さく且つ内径が大径部86に等しい円筒状に形成される。小径部87は、大径部86における先端側FEの端部から軸線方向DAに沿って突出するように配置されている。小径部87の外周面には、周方向に沿って延びる溝87aが形成されている。溝87aには、円筒状に形成されたヒータ接続金具89が配置されている。
大径部86は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成される。小径部87は、軸線方向DAに延びて外径が大径部86より小さく且つ内径が大径部86に等しい円筒状に形成される。小径部87は、大径部86における先端側FEの端部から軸線方向DAに沿って突出するように配置されている。小径部87の外周面には、周方向に沿って延びる溝87aが形成されている。溝87aには、円筒状に形成されたヒータ接続金具89が配置されている。
絶縁スペーサ24は、小径部87が絶縁スペーサ23の大径部81の内部に挿入されることにより、絶縁スペーサ23よりも後端側BEに配置される。これにより、内筒33と取付金具61とが電気的に絶縁される。そして、絶縁スペーサ24の大径部86と取付金具61の後端側BEの端部との間には、線パッキン90が配置されている。取付金具61の後端側BEの端部は、線パッキン90を介して絶縁スペーサ24を先端側FEに向かって押し付けるように加締められる。これにより、絶縁スペーサ23,24は、取付金具61の内部に固定される。
ケーブル13は、図3に示すように、電線101,102,103,104,105を備える。電線101は、三重同軸ケーブルであり、リード線101aと、内側外部導体101bと、外側外部導体101cとを備える。内側外部導体101bは、リード線101aの周囲を包囲する。外側外部導体101cは、内側外部導体101bの周囲を包囲する。電線102は、三重同軸ケーブルであり、リード線102aと、内側外部導体102bと、外側外部導体102cとを備える。内側外部導体102bは、リード線102aの周囲を包囲する。外側外部導体102cは、内側外部導体102bの周囲を包囲する。電線103,104,105はそれぞれ、単芯の絶縁電線であり、リード線103a,104a,105aを備える。
リード線101a,102a,103a,104aはそれぞれ、先端側FEの端部が金属端子106,107,108,109に接続される。リード線101a,102a,103a,104aは、内筒33の内部に挿入される。そして金属端子106は、セパレータ26の内部に配置される。金属端子107,108,109は、セパレータ27の内部に配置される。
リード線105aは、図2に示すように、外筒62の内部に挿入される。そして、リード線105aにおける先端側FEの端部はヒータ接続金具89に接続される。内側外部導体101b,102bは、内筒接続金具34の挿入口34aで内筒接続金具34に接触することで、内側金具21と電気的に接続される。外側外部導体101c,102cは、外筒接続金具64の挿入口64aで外筒接続金具64に接触することで、外側金具22と電気的に接続される。
絶縁スペーサ23は、図4に示すように、発熱抵抗体111を備える。発熱抵抗体111は、線状に形成されており、小径部82の全周にわたって小径部82の内部に蛇行状に埋め込まれている。絶縁スペーサ23は、ヒータ端子112を備える。ヒータ端子112は、傾斜部84の外周面上の全体に亘って形成されている。そして、発熱抵抗体111の一端がヒータ端子112に接続される。
絶縁スペーサ23は、図5に示すように、ヒータ端子113を備える。ヒータ端子113は、大径部81の内周面上において、大径部81の周方向に沿って延びる環状に形成されている。そして、発熱抵抗体111の他端がヒータ端子113に接続される。絶縁スペーサ23と絶縁スペーサ24とが取付金具61の内部に固定されている状態では、絶縁スペーサ24の溝87aに配置されたヒータ接続金具89と、絶縁スペーサ23のヒータ端子113とが接触する。
セラミック素子12は、図6に示すように、セラミック層121,122,123が順次積層されることにより、軸線方向DAに延びる板状に形成されている。またセラミック素子12は、セラミック層121とセラミック層122との間に挟まれた放電電極体124を備える。
セラミック層121,122,123は、図7に示すように、軸線方向DAに延びる板状に形成されたアルミナ製の部材である。セラミック層121は、セラミック層122,123よりも軸線方向DAに沿った長さが短い。セラミック層122およびセラミック層123は、軸線方向DAに沿った長さが互いに等しい。
放電電極体124は、針状電極部141と、リード部142とを備える。針状電極部141は、軸線方向DAに延びる針状に形成された白金製の部材である。リード部142は、パターン印刷により軸線方向DAに延びる長尺状に形成されたタングステン製の部材である。針状電極部141における後端側BEの端部が、リード部142における先端側FEの端部に接続される。
セラミック素子12は、絶縁被覆層125,126と、補助電極体127と、素子用ヒータ128とを備える。
絶縁被覆層125は、印刷によりセラミック層121と同じ矩形状に形成されたアルミナ製の部材である。絶縁被覆層126は、印刷によりセラミック層122,123と同じ矩形状に形成されたアルミナ製の部材である。
絶縁被覆層125は、印刷によりセラミック層121と同じ矩形状に形成されたアルミナ製の部材である。絶縁被覆層126は、印刷によりセラミック層122,123と同じ矩形状に形成されたアルミナ製の部材である。
補助電極体127は、パターン印刷により軸線方向DAに延びる薄膜状に形成された電極である。補助電極体127は、矩形状に形成された補助電極部144と、軸線方向DAに延びる長尺状に形成されたリード部145とを備える。補助電極部144における後端側BEの端部が、リード部145における先端側FEの端部に接続される。
素子用ヒータ128は、白金を主成分としセラミックが含まれる白金ペーストを用いたパターン印刷により形成された部材である。素子用ヒータ128は、発熱抵抗体147とリード部148,149とを備える。発熱抵抗体147の一端にリード部148が接続され、発熱抵抗体147の他端にリード部149が接続される。
そしてセラミック素子12は、セラミック層123上に、セラミック層123に近い順に、素子用ヒータ128、絶縁被覆層126、補助電極体127、セラミック層122、放電電極体124、絶縁被覆層125およびセラミック層121が積層された構造を有する。なお、図6に示すように、放電電極体124は、針状電極部141における先端側FEの一部分と、リード部142における後端側BEの一部分とが絶縁被覆層125およびセラミック層121に覆われないように配置される。
そして、セラミック層121,122においてセラミック素子12の外部に対して露出し、主体金具31の内部に収容されるセラミックホルダ43の先端から先端側FEに向かって突出している部分は、排気ガスに接するガス接触表面12aである。このガス接触表面12aのうち、針状電極部141の周囲は、絶縁性が低下すると針状電極部141によるコロナ放電が抑制されてしまうガス接触表面12bである。
またセラミック素子12は、図7に示すように、導通パターン131と電極パッド132,133,134とを備える。
導通パターン131は、絶縁被覆層126とセラミック層123との間において、素子用ヒータ128より後端側BEに配置される。電極パッド132,133,134は、セラミック層123においてセラミック層122に対向する面とは反対側の面上に密着して配置されている。また、電極パッド132,133,134は、セラミック素子12における後端側BEの端部に配置されている。
導通パターン131は、絶縁被覆層126とセラミック層123との間において、素子用ヒータ128より後端側BEに配置される。電極パッド132,133,134は、セラミック層123においてセラミック層122に対向する面とは反対側の面上に密着して配置されている。また、電極パッド132,133,134は、セラミック素子12における後端側BEの端部に配置されている。
導通パターン131は、絶縁被覆層126における後端側BEの端部に形成された貫通孔126aを介して、補助電極体127のリード部145と電気的に接続される。さらに導通パターン131は、セラミック層123を貫通するスルーホール導体123aを介して、電極パッド132と電気的に接続される。
電極パッド133は、セラミック層123を貫通するスルーホール導体123bを介して、素子用ヒータ128のリード部148と電気的に接続される。電極パッド134は、セラミック層123を貫通するスルーホール導体123cを介して、素子用ヒータ128のリード部149と電気的に接続される。
そして、放電電極体124における後端側BEの端部は、金属端子106に接触する。電極パッド132は、金属端子107に接触する。電極パッド133は、金属端子108に接触する。電極パッド134は、金属端子109に接触する。
センサ制御装置1は、図8に示すように、絶縁トランス161と、内側回路ケース162と、外側回路ケース163と、イオン源電源回路164と、補助電極電源回路165と、計測制御部166とを備える。
絶縁トランス161は、一次側鉄心171と、二次側鉄心172と、一次側コイル173と、二次側コイル174,175とを備える。一次側コイル173は、一次側鉄心171に巻き付けられている。一次側コイル173の両端は、計測制御部166に接続される。二次側コイル174,175は、二次側鉄心172に巻き付けられている。二次側コイル174の両端は、イオン源電源回路164に接続される。二次側コイル175の両端は、補助電極電源回路165に接続される。
内側回路ケース162は、イオン源電源回路164および補助電極電源回路165を包囲する導体である。内側回路ケース162は、二次側鉄心172、内側外部導体101bおよび内側外部導体102bに接続される。
外側回路ケース163は、内側回路ケース162および計測制御部166を包囲する導体である。外側回路ケース163は接地されている。また外側回路ケース163は、一次側鉄心171、外側外部導体101cおよび外側外部導体102cに接続される。
イオン源電源回路164は、一次側コイル173に電流が流れることにより二次側コイル174の両端で発生する高電圧を出力する。イオン源電源回路164は、出力端164a,164bを備える。出力端164aは、内側外部導体101bに接続される。出力端164bは、リード線101aに接続される。なお、出力端164bの電位は、出力端164aの電位より高い。
補助電極電源回路165は、一次側コイル173に電流が流れることにより二次側コイル175の両端で発生する高電圧を出力する。補助電極電源回路165は、出力端165a,165bを備える。出力端165aは、内側外部導体102bに接続される。出力端165bは、リード線102aに接続される。なお、出力端165bの電位は、出力端165aの電位より高い。
計測制御部166は、電流検出回路181と、ヒータ通電回路182,183と、マイクロコンピュータ184と、レギュレータ電源185とを備える。
電流検出回路181は、入力端181a,181bおよび出力端181cを備える。入力端181aは、内側回路ケース162に接続される。入力端181bは、外側回路ケース163に接続される。電流検出回路181は、入力端181aと入力端181bとの間を流れる電流を検出し、その検出結果を示す信号を出力端181cから出力する。
電流検出回路181は、入力端181a,181bおよび出力端181cを備える。入力端181aは、内側回路ケース162に接続される。入力端181bは、外側回路ケース163に接続される。電流検出回路181は、入力端181aと入力端181bとの間を流れる電流を検出し、その検出結果を示す信号を出力端181cから出力する。
ヒータ通電回路182は、出力端182a,182bを備える。出力端182aは、リード線103aに接続される。出力端182bは、外側回路ケース163に接続される。ヒータ通電回路182は、マイクロコンピュータ184からの指示に従って、出力端182aと出力端182bとの間にPWM制御電圧を印加することにより、素子用ヒータ128へPWM信号を出力して、素子用ヒータ128の温度を制御する。PWMは、Pulse Width Modulationの略である。
ヒータ通電回路183は、出力端183a,183bを備える。出力端183aは、リード線105aに接続される。出力端183bは、外側回路ケース163に接続されるとともに、リード線104aに接続される。ヒータ通電回路183は、マイクロコンピュータ184からの指示に従って、出力端183aと出力端183bとの間に、予め設定されたヒータ通電電圧を印加することにより、発熱抵抗体111を発熱させる。
マイクロコンピュータ184は、CPU、ROM、RAMおよび信号入出力部等を備える。マイクロコンピュータの各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPUが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
レギュレータ電源185は、センサ制御装置1の外部に設置されているバッテリ8から電圧供給を受けて、センサ制御装置1を動作させるための電圧を生成する。
図9に示すように、外側プロテクタ51は、先端側FEの端部に開口部51aが形成されている。また外側プロテクタ51は、側面の先端側FEに複数のガス取入口51bが形成されている。内側プロテクタ52は、内側プロテクタ52における先端側FEの端部が外側プロテクタ51の開口部51aから先端側FEへ突出するように配置される。
図9に示すように、外側プロテクタ51は、先端側FEの端部に開口部51aが形成されている。また外側プロテクタ51は、側面の先端側FEに複数のガス取入口51bが形成されている。内側プロテクタ52は、内側プロテクタ52における先端側FEの端部が外側プロテクタ51の開口部51aから先端側FEへ突出するように配置される。
内側プロテクタ52は、先端側FEの端部にガス排出口52aが形成されている。また内側プロテクタ52は、側面において、外側プロテクタ51のガス取入口51bよりも後端側BEに複数のガス導入口52bが形成されている。
矢印L1で示すように排気ガスが排気管6内を流れると、内側プロテクタ52のガス排出口52aの外側で排気ガスの流速が上昇し、ガス排出口52aの付近に負圧が発生する。
この負圧により、矢印L2,L3,L4で示すように、内側プロテクタ52内の排気ガスが、ガス排出口52aから内側プロテクタ52の外部へ排出される。これにより、矢印L5,L6で示すように、外側プロテクタ51のガス取入口51bの付近に存在している排気ガスが、ガス取入口51bを通って外側プロテクタ51の内部へ吸引される。さらに、矢印L7,L8,L9,L10で示すように、外側プロテクタ51の内部へ吸引された排気ガスは、ガス導入口52bを通って内側プロテクタ52の内部へ流入する。
この負圧により、矢印L2,L3,L4で示すように、内側プロテクタ52内の排気ガスが、ガス排出口52aから内側プロテクタ52の外部へ排出される。これにより、矢印L5,L6で示すように、外側プロテクタ51のガス取入口51bの付近に存在している排気ガスが、ガス取入口51bを通って外側プロテクタ51の内部へ吸引される。さらに、矢印L7,L8,L9,L10で示すように、外側プロテクタ51の内部へ吸引された排気ガスは、ガス導入口52bを通って内側プロテクタ52の内部へ流入する。
そして、イオン源電源回路164によって放電電極体124の針状電極部141に高電圧(例えば、1〜2kV)が印加されると、針状電極部141と内側プロテクタ52との間でコロナ放電が発生する。このコロナ放電により、針状電極部141の周囲で陽イオンPIが発生する。
また、ガス導入口52bから排気ガスが流入することにより、内側プロテクタ52の内部では、後端側BEから先端側FEへ向かう排気ガスの気流が発生している。これにより、針状電極部141の周囲で発生した陽イオンPIが、排気ガスに含まれる微粒子MPに吸着して帯電し、帯電微粒子を生成する。
また、補助電極電源回路165によって補助電極体127の補助電極部144に予め設定された電圧(例えば、100〜200V)が印加される。これにより、排気ガス中の微粒子MPに吸着せずに浮遊する陽イオンPIは、補助電極部144との間で作用する反発力により、補助電極部144から遠ざかる方向に移動する。そして、補助電極部144から遠ざかる方向に移動する陽イオンPIは、陰極となる内側プロテクタ52の内壁に捕捉される。一方、陽イオンPIが吸着することにより帯電微粒子は、陽イオンPIと比較して質量が大きいため、補助電極部144との間で作用する反発力の影響が小さい。このため、帯電微粒子は、排気ガスの流れに従って、ガス排出口52aから排出される。
なお、内側金具21と外側金具22は、絶縁スペーサ23,24により互いに絶縁されている。すなわち、外側金具22は外側外部導体101c,102cを介して接地され、内側金具21は、接地電位にされている外側金具22と絶縁された状態で排気管6内に保持されている。
ここで、微粒子センサ2の外部へ排出される陽イオンPIの流れに相当する電流を漏洩電流Iescとし、内側金具21に捕捉される陽イオンPIの流れに相当する電流を捕捉電流Itrpとすると、下式(1)に示す関係が成立する。
Iin=Idc+Itrp+Iesc ・・・(1)
そして、放電電流Idcと捕捉電流Itrpが内側金具21に流れ、入力電流Iinは一定値に保持されている。入力電流Iinは、コロナ放電により陽イオンPIを発生させるための電流である。
そして、放電電流Idcと捕捉電流Itrpが内側金具21に流れ、入力電流Iinは一定値に保持されている。入力電流Iinは、コロナ放電により陽イオンPIを発生させるための電流である。
このため、下式(2)に示すように、入力電流Iinと、放電電流Idcおよび捕捉電流Itrpの合計との差分により、漏洩電流Iescを算出することができる。
Iesc=Iin−(Idc+Itrp) ・・・(2)
上式(2)に示すように、内側金具21では、入力電流Iinに対して漏洩電流Iesc分少ない電流が流れるために、内側金具21の基準電位が外側金具22の基準電位より低下する内側金具21の電位の低下に伴い、この電位低下を補償する補償電流Icが電流検出回路181から内側外部導体102bを介して内側金具21へ流れる。この補償電流Icは、漏洩電流Iescに相当する。換言すれば、補償電流Ic(または、漏洩電流Iesc)は、帯電微粒子の量に応じて流れる信号電流に相当する。電流検出回路181は、補償電流Icの値を計測し、この補償電流Icの計測値を、漏洩電流Iescの計測値とする。そして電流検出回路181は、漏洩電流Iescの計測値を示す漏洩電流信号をマイクロコンピュータ184へ出力する。
Iesc=Iin−(Idc+Itrp) ・・・(2)
上式(2)に示すように、内側金具21では、入力電流Iinに対して漏洩電流Iesc分少ない電流が流れるために、内側金具21の基準電位が外側金具22の基準電位より低下する内側金具21の電位の低下に伴い、この電位低下を補償する補償電流Icが電流検出回路181から内側外部導体102bを介して内側金具21へ流れる。この補償電流Icは、漏洩電流Iescに相当する。換言すれば、補償電流Ic(または、漏洩電流Iesc)は、帯電微粒子の量に応じて流れる信号電流に相当する。電流検出回路181は、補償電流Icの値を計測し、この補償電流Icの計測値を、漏洩電流Iescの計測値とする。そして電流検出回路181は、漏洩電流Iescの計測値を示す漏洩電流信号をマイクロコンピュータ184へ出力する。
マイクロコンピュータ184は、電流検出回路181から入力された漏洩電流信号に基づいて漏洩電流Iescの計測値を特定し、漏洩電流Iescの計測値と排気ガス中の微粒子の量との対応関係を示すマップまたは演算式などを用いて、排気ガス中の微粒子の量を算出する。ここで、排気ガス中の微粒子の量は、例えば、微粒子の表面積を基準とする量として評価することもでき、微粒子の質量を基準とする量として評価することもできる。あるいは、排ガス中の微粒子量は、単位体積量の排ガス中の微粒子の個数を基準とする量として評価することもできる。本実施形態では、[mg/m3]を単位として微粒子量を算出する。
またマイクロコンピュータ184は、素子用ヒータ128および発熱抵抗体111を発熱させることにより、放電電極体124の針状電極部141に付着した微粒子と、絶縁スペーサ23におけるガス接触表面23aに付着した微粒子とを燃焼させて除去する。
またマイクロコンピュータ184は、フィルタ故障判定処理と過渡期間判定処理とを実行する。
まず、フィルタ故障判定処理の手順を説明する。フィルタ故障判定処理は、マイクロコンピュータ184の動作中に繰り返し実行される処理である。
まず、フィルタ故障判定処理の手順を説明する。フィルタ故障判定処理は、マイクロコンピュータ184の動作中に繰り返し実行される処理である。
フィルタ故障判定処理が実行されると、マイクロコンピュータ184のCPUは、図10に示すように、まずS10にて、電流検出回路181から出力される漏洩電流信号(以下、センサ出力)を、前回取得した時点から予め設定された単位測定時間(本実施形態では50ms)が経過した時点で取得する。その後S20にて、S10で取得したセンサ出力に基づいて、排気ガス中の微粒子の量を算出する。
そしてS30にして、予め設定された故障判定開始条件が成立したか否かを判断する。本実施形態の故障判定開始条件は、エンジンECU4から定期的(本実施形態では50ms毎)に受信するDPF再生フラグ情報が示すDPF再生フラグの値が1から0に変化してから予め設定された故障判定開始時間(本実施形態では、例えば10秒)が経過していない状態から、故障判定開始時間が経過した状態へ遷移することである。すなわち、マイクロコンピュータ184のCPUは、前回(すなわち、単位測定時間前)のS30において「DPF再生フラグの値が1から0に変化してから故障判定開始時間が経過していない」と判断し、今回のS30において「故障判定開始時間が経過している」と判断した場合に、故障判定開始条件が成立したと判断する。以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
エンジンECU4は、DPF7に捕集された微粒子を燃焼させて除去するDPF再生処理を実行しているときにDPF再生フラグの値を1に設定し、DPF再生処理を実行していないときにDPF再生フラグの値を0に設定する。なお、エンジンECU4は、DPF7に捕集された微粒子の量を推定し、推定した微粒子量が予め設定された再生開始判定値より大きくなった場合に、排気行程中のポスト噴射をDPF再生処理として実行する。排気管6においてDPF7より上流側に設置された酸化触媒は、ポスト噴射により排気管6内に供給された未燃燃料である炭化水素(HC)を触媒反応により燃焼させて排気ガスの温度を上昇させる。そして、昇温された排気ガスがDPF7に流入することでDPF7の温度が上昇し、DPF7に捕集された微粒子が燃焼する。これにより、DPF7から微粒子が除去される。
ここで、故障判定開始条件が成立していない場合には、S10に移行する。一方、故障判定開始条件が成立した場合には、S40にて、RAMに設けられたタイマT1を起動する。このタイマT1は、例えば1秒毎にインクリメントするタイマであり、起動されると、その値が0からインクリメント(すなわち、1加算)する。
そしてS50にて、前回取得した時点から単位測定時間が経過した時点でセンサ出力を取得する。その後S60にて、S50で取得したセンサ出力に基づいて、排気ガス中の微粒子の量を算出する。さらにS70にて、ディーゼルエンジン3から排気管6へ排出された排気ガスの流量(以下、排気流量)を示す排気流量情報をエンジンECU4から取得する。
そしてS80にて、下流累積値Vc_dを算出する。具体的には、まず、S60で算出された微粒子量に、排気流量情報が示す排気流量を乗じた乗算値を算出する。その後、RAMに設けられた下流累積値Vc_dに格納された値と、算出された乗算値とを加算し、この加算値を下流累積値Vc_dに格納する。なお、エンジンECU4は、少なくとも吸気流量、排気温度および燃料噴射量に基づいて、排気流量を算出する。また、S60で算出された微粒子量は、[mg/m3]を単位とした値であり、排気流量情報が示す排気流量は[m3/s]を単位とした値である。したがって、下流累積値Vc_dの単位は、[mg/s]である。
またS90にて、ディーゼルエンジン3から排出された排気ガスに含まれる微粒子の量(以下、上流微粒子量)を示す上流微粒子量情報をエンジンECU4から取得する。上流微粒子量は[mg/s]を単位とした値である。エンジンECU4は、ディーゼルエンジン3を制御するための制御値(例えば、吸入空気量、燃料噴射タイミング、噴射量および噴射圧など)と、ディーゼルエンジン3の運転状態を検出する各種センサからの検出信号とに基づいて、上流微粒子量を推定する。なお、エンジンECU4が上流微粒子量を推定する手法については、例えば特開2015−190397号公報等にて公知であるため、詳述は省略する。
さらにS100にて、上流累積値Vc_uを算出する。具体的には、RAMに設けられた上流累積値Vc_uに格納された値と、S90で取得した上流微粒子量情報が示す上流微粒子量とを加算し、この加算値を上流累積値Vc_uに格納する。
そしてS110にて、RAMに設けられた過渡期間フラグがセットされているか否かを判断する。ここで、過渡期間フラグがセットされている場合には、図11に示すように、フィルタ故障判定処理を一旦終了する。一方、過渡期間フラグがセットされていない場合には、図10に示すように、S120にて、予め設定された故障判定終了条件が成立したか否かを判断する。本実施形態の故障判定終了条件は、タイマT1の値が予め設定された故障判定終了時間(本実施形態では、20秒)に相当する値以上であることである。
ここで、故障判定終了条件が成立していない場合には、S50に移行する。一方、故障判定終了条件が成立した場合には、図11に示すように、S130にて、下流平均微粒子量を算出する。具体的には、下流累積値Vc_dをタイマT1の値で除した除算値を上記の下流平均微粒子量とする。
そしてS140にて、ディーゼルエンジン3が使用された累積時間(以下、エンジン使用時間)を示すエンジン使用時間情報をエンジンECU4から取得する。さらにS150にて、再生直後捕集効率EF_rを設定する。具体的には、S140で取得したエンジン使用時間情報が示すエンジン使用時間に基づき、捕集効率マップを参照して、再生直後捕集効率EF_rを算出する。捕集効率マップは、エンジン使用時間と再生直後捕集効率EF_rとの対応関係が設定されたマップであり、エンジン使用時間と再生直後捕集効率EF_rとの間で正の相関を有するように設定されている。なお、「エンジン使用時間と再生直後捕集効率EF_rとの間で正の相関を有する」とは、エンジン使用時間の増加に伴い連続的に再生直後捕集効率EF_rが増加することだけではなく、エンジン使用時間の増加に伴い段階的に再生直後捕集効率EF_rが増加することも含む。捕集効率マップは、例えば、エンジン使用時間が1万時間増加する毎に、再生直後捕集効率EF_rが0.02増加するように設定されている。
エンジン使用時間が長くなるほど再生直後捕集効率EF_rが増加するのは、DPF7内にアッシュが堆積するためである。アッシュは、エンジンオイルや燃料添加剤などに由来する金属酸化物、硫酸塩やリン酸塩からなる不燃性物質である。排気ガスがDPF7内を通過することによりDPF7内にアッシュが堆積する。DPF7内を通過する排気ガスの量が多い程、DPF7内に堆積するアッシュの量が多くなる。そして、上述のようにアッシュは不燃性物質であるため、DPF7内に堆積した微粒子と異なり、DPF再生処理により燃焼させて除去することができない。これにより、エンジン使用時間が長くなる程、DPF7内に堆積したアッシュの量が多くなり、DPF7内を微粒子が通過し難くなるために、再生直後捕集効率EF_rが増加する。
そしてS160にて、下流推定平均微粒子量を算出する。具体的には、まず、S150設定された再生直後捕集効率EF_rと、上流累積値Vc_uとを用いて、下式(3)により、下流推定微粒子量Ve_dを算出する。そして、算出された下流推定微粒子量Ve_dをタイマT1の値で除した除算値を上記の下流推定平均微粒子量とする。
Ve_d = (1−EF_r)×Vc_u ・・・(3)
さらにS170にて、下流累積値Vc_dおよび上流累積値Vc_uをリセット(すなわち、0に設定)する。
さらにS170にて、下流累積値Vc_dおよび上流累積値Vc_uをリセット(すなわち、0に設定)する。
そしてS180にて、微粒子量比が予め設定された故障判定値以上であるか否かを判断する。微粒子量比は、下流平均微粒子量を下流推定平均微粒子量で除した除算値である。ここで、微粒子量比が故障判定値未満である場合には、フィルタ故障判定処理を一旦終了する。一方、微粒子量比が故障判定値以上である場合には、S190にて、RAMに設けられたフィルタ故障フラグをセットし、フィルタ故障判定処理を一旦終了する。
次に、過渡期間判定処理の手順を説明する。過渡期間判定処理は、マイクロコンピュータ184の動作中に繰り返し実行される処理である。
過渡期間判定処理が実行されると、マイクロコンピュータ184のCPUは、図12に示すように、まずS310にて、車両の走行速度(以下、車速)を示す車速情報をエンジンECU4から取得する。そしてS320にて、過渡期間フラグがセットされているか否かを判断する。
過渡期間判定処理が実行されると、マイクロコンピュータ184のCPUは、図12に示すように、まずS310にて、車両の走行速度(以下、車速)を示す車速情報をエンジンECU4から取得する。そしてS320にて、過渡期間フラグがセットされているか否かを判断する。
ここで、過渡期間フラグがセットされている場合には、S350に移行する。一方、過渡期間フラグがセットされていない場合には、S330にて、予め設定された過渡期間開始条件が成立したか否かを判断する。本実施形態の過渡期間開始条件は、車速が0[m/s]である状態から、車速が0[m/s]より大きい状態へ移行することである。ここで、過渡期間開始条件が成立していない場合には、過渡期間判定処理を一旦終了する。一方、過渡期間開始条件が成立した場合には、S340にて、過渡期間フラグをセットして、過渡期間判定処理を一旦終了する。
またS320にて、過渡期間フラグがセットされている場合には、S350にて、予め設定された過渡期間終了条件が成立したか否かを判断する。本実施形態の過渡期間終了条件は、車速の単位時間当りの変化量が0[m/s2]より大きい状態から、車速の単位時間当りの変化量が0[m/s2]である状態へ移行することである。換言すると、車両が加速している状態から、車両が定速走行している状態へ移行することである。ここで、過渡期間終了条件が成立していない場合には、過渡期間判定処理を一旦終了する。一方、過渡期間終了条件が成立した場合には、S360にて、過渡期間フラグをクリアして、過渡期間判定処理を一旦終了する。
図13は、DPF再生処理直前からDPF再生処理直後までにおけるDPF再生フラグ、DPF下流排気温度およびDPF下流微粒子量の時間変化を示す。DPF下流排気温度は、DPF7から排出された排気ガスの温度である。DPF下流微粒子量は、DPF7から排出された排気ガスに含まれる微粒子の量である。
図13に示すように、時刻t0から時刻t1までの期間TP1は、DPF再生処理直前の期間である。期間TP1では、DPF再生フラグの値は0である。また、期間TP1におけるDPF下流排気温度を温度ET1[℃]とし、期間TP1におけるDPF下流微粒子量を微粒子量AP1[mg/m3]とする。
時刻t1から時刻t2までの期間TP2は、DPF再生処理中の期間である。期間TP2では、DPF再生フラグの値は1である。期間TP2におけるDPF下流排気温度は、温度ET1[℃]から徐々に上昇し、時刻t2で温度ET2[℃]となる。期間TP2におけるDPF下流微粒子量は、粒子量AP1[mg/m3]より小さい粒子量AP2[mg/m3]となる。
時刻t2から時刻t5までの期間TP3は、DPF再生処理直後であり且つDPF故障判定(すなわち、S30〜S190の処理)が行われていない期間である。期間TP3では、DPF再生フラグの値は0である。期間TP3におけるDPF下流排気温度は、温度ET2[℃]から徐々に下降する。また、期間TP3では、DPF再生処理直後に、DPF下流微粒子量のピークが発生する。すなわち、DPF再生処理直後にDPF下流微粒子量が急激に増加して、時刻t3で粒子量AP3[mg/m3]となり、その直後にDPF下流微粒子量が急激に減少して、時刻t4で、粒子量AP1[mg/m3]より大きい粒子量AP4[mg/m3]となる。その後、DPF下流微粒子量は、粒子量AP4[mg/m3]を維持する。
時刻t5から時刻t6までの期間TP4は、DPF再生処理直後であり且つDPF故障判定が行われている期間である。期間TP4では、DPF再生フラグの値は0である。期間TP4では、DPF下流排気温度は徐々に下降する。また、期間TP4では、粒子量AP4[mg/m3]を維持する。したがって、DPF再生処理直後の期間TP4では、DPF再生処理直前の期間TP1よりもDPF下流微粒子量が大きくなる。
このように構成されたセンサ制御装置1は、DPF7の故障診断を、DPF7から排出される微粒子の量を検出する微粒子センサ2を用いて行う。DPF7は、ディーゼルエンジン3の排気管6に取り付けられて、ディーゼルエンジン3から排出される排気ガスに含まれる微粒子を除去する。微粒子センサ2は、内側金具21およびセラミック素子12を備える。以下、内側金具21およびセラミック素子12を検出部ともいう。内側金具21およびセラミック素子12(すなわち、検出部)は、自身の内部に流入される排気ガスに含まれる微粒子を帯電させて帯電微粒子を生成するように構成される。
センサ制御装置1は、DPF7に捕集された微粒子を除去することによりDPF7を再生するDPF再生処理が完了した直後における予め設定された故障判定期間内であるか否かを判断する。故障判定期間は、故障判定開始条件が成立してから故障判定終了条件が成立するまでの期間である。センサ制御装置1は、故障判定期間内であると判断した場合に、微粒子センサ2の検出結果を示すセンサ出力を取得する。
またセンサ制御装置1は、DPF7に流入する前における排気ガスに含まれる微粒子の量である上流微粒子量を示す上流微粒子量情報を取得する。またセンサ制御装置1は、取得された上流微粒子量情報が示す上流微粒子量と、DPF再生処理が完了した直後におけるDPF7の捕集効率を示す予め設定された再生直後捕集効率EF_rとに基づいて、故障判定期間内においてDPF7から排出される微粒子の量に関連した下流推定平均微粒子量を算出する。またセンサ制御装置1は、取得されたセンサ出力に基づいて、故障判定期間内においてDPF7から排出される微粒子の量に関連した下流平均微粒子量を算出する。そしてセンサ制御装置1は、下流推定平均微粒子量と下流平均微粒子量とに基づいて、DPF7が故障しているか否かを判断する。
このようにセンサ制御装置1は、上流微粒子量と再生直後捕集効率EF_rとに基づいて推定された下流推定平均微粒子量と、センサ出力に基づいて算出された下流平均微粒子量とに基づいて、DPF7の故障を判断する。センサ出力は、DPF再生処理が完了した直後においてDPF7から排出される微粒子の量を微粒子センサ2が検出した結果を示す。そして、DPF再生処理が完了した直後における再生直後捕集効率EF_rは、DPF再生処理が開始される前と比較して低くなる。すなわち、DPF再生処理が完了した直後は、DPF再生処理が開始される前と比較して、センサ出力が大きくなる。このため、センサ制御装置1は、DPF7の故障を判断するために用いられるセンサ出力に対するノイズの影響を抑制することができ、DPF7の故障診断の信頼性を向上させることができる。
またセンサ制御装置1は、エンジン使用時間と再生直後捕集効率EF_rとの間で正の相関を有するように再生直後捕集効率EF_rを設定する。これにより、センサ制御装置1は、下流推定平均微粒子量をより精度良く推定することができ、DPF7の故障診断の信頼性を更に向上させることができる。
またセンサ制御装置1は、ディーゼルエンジン3を搭載した車両が燃料噴射を伴って加速している過渡状態であるか否かを、予め設定された過渡判断条件に基づいて判断する。過渡判断条件は、過渡期間開始条件が成立してから過渡期間終了条件が成立するまでである。そしてセンサ制御装置1は、故障判定期間内であると判断し、且つ、過渡状態であると判断している場合に、DPF7の故障診断を禁止する。これにより、センサ制御装置1は、ディーゼルエンジン3の運転状態が安定していないために上流微粒子量の推定精度が悪くなる過渡状態であるときを除外して、DPF7が故障しているか否かを判断するため、DPF7の故障診断の信頼性を更に向上させることができる。
以上説明した実施形態において、センサ制御装置1はフィルタ診断装置に相当し、ディーゼルエンジン3は内燃機関に相当し、DPF7はフィルタに相当し、内側金具21およびセラミック素子12が検出部に相当する。
また、S30,S40、S120は期間判断部としての処理に相当し、S50は出力取得部としての処理に相当し、S90は上流微粒子量取得部としての処理に相当し、S100,S140〜S160は第1関連量算出部としての処理に相当し、S60〜S80,S130は第2関連量算出部としての処理に相当し、S180は故障判断部としての処理に相当する。
また、DPF再生処理はフィルタ再生処理に相当し、下流推定平均微粒子量は第1関連量算出部により算出された第1下流微粒子関連量に相当し、下流平均微粒子量は第2関連量算出部により算出された第2下流微粒子関連量に相当する。
また、S310〜S360は過渡判断部としての処理に相当し、S110は禁止部としての処理に相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
例えば上記実施形態では、第1下流微粒子関連量に相当する下流推定平均微粒子量および第2下流微粒子関連量に相当する下流平均微粒子量が、故障判定期間内においてDPF7から排出される微粒子の量の平均値である形態を示した。しかし、第1、第2下流微粒子関連量として、故障判定期間内においてDPF7から排出される微粒子の量を累積した累積値を用いるようにしてもよい。
また上記実施形態では、エンジン使用時間に基づいて再生直後捕集効率EF_rを設定する形態を示したが、エンジン使用時間の代わりに、エンジン使用時間と正の相関を有するパラメータを用いるようにしてもよい。例えば、DPF7が使用された累積時間であるフィルタ使用時間、または、フィルタ使用時間に亘ってDPF7内に堆積した微粒子の総量である微粒子総堆積量を用いるようにしてもよい。
また上記実施形態では、故障判定期間内に過渡状態になると、故障判定期間内におけるセンサ出力の取得を中止することによりDPF7の故障診断を禁止する形態を示した。しかし、故障判定期間内に過渡状態になってもセンサ出力の取得を中止することなく継続し、故障判定期間が終了した後に、DPF7の故障診断を禁止するようにしてもよい。または、故障判定期間内において過渡状態になったときのセンサ出力のみを除外にして、DPF7の故障を判断するようにしてもよい。
また上記実施形態では、捕集効率マップを参照して、再生直後捕集効率EF_rを算出する形態を示したが、エンジン使用時間と再生直後捕集効率EF_rとの対応関係が設定された関係式を用いて再生直後捕集効率EF_rを算出するようにしてもよい。
また上記実施形態では、車速を用いて、過渡状態であるか否かを判断する形態を示した。しかし、車速以外のパラメータを用いて、車両が燃料噴射を伴って加速している過渡状態であるか否かを判断するようにしてもよい。例えば、エンジン回転数、燃料噴射圧、アクセル開度、燃料噴射量、ディーゼルエンジン3に吸入される空気量(以下、吸入空気量)、吸気空気圧およびスロットル開度の少なくとも一つを用いるようにしてもよい。または、「吸入空気量×吸気空気圧」のように、エンジン負荷またはトルクを推定するためのパラメータを用いるようにしてもよい。または、空燃比、排気ガス温度、燃料噴射タイミング、EGRバルブタイミングおよびDPF差圧の少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
上述したセンサ制御装置1の他、当該センサ制御装置1を構成要素とするシステム、当該センサ制御装置1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、故障診断方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…センサ制御装置、2…微粒子センサ、3…ディーゼルエンジン、6…排気管、7…DPF、12…セラミック素子、21…内側金具
Claims (5)
- 内燃機関の排気管に取り付けられて、前記内燃機関から排出される排気ガスに含まれる微粒子を除去するフィルタの故障診断を、前記フィルタから排出される前記微粒子の量を検出する微粒子センサを用いて行うフィルタ診断装置であって、
前記微粒子センサは、
自身の内部に流入される前記排気ガスに含まれる前記微粒子を帯電させて帯電微粒子を生成するように構成された検出部を備え、
前記フィルタ診断装置は、
前記フィルタに捕集された前記微粒子を除去することにより前記フィルタを再生するフィルタ再生処理が完了した直後における予め設定された故障判定期間内であるか否かを判断するように構成された期間判断部と、
前記故障判定期間内であると前記期間判断部が判断した場合に、前記微粒子センサの検出結果を示すセンサ出力を取得するように構成された出力取得部と、
前記フィルタに流入する前における前記排気ガスに含まれる前記微粒子の量である上流微粒子量を示す上流微粒子量情報を取得するように構成された上流微粒子量取得部と、
前記上流微粒子量取得部により取得された前記上流微粒子量情報が示す前記上流微粒子量と、前記フィルタ再生処理が完了した直後における前記フィルタの捕集効率を示す予め設定された再生直後捕集効率とに基づいて、前記故障判定期間内において前記フィルタから排出される前記微粒子の量に関連した第1下流微粒子関連量を算出するように構成された第1関連量算出部と、
前記出力取得部により取得された前記センサ出力に基づいて、前記故障判定期間内において前記フィルタから排出される前記微粒子の量に関連した第2下流微粒子関連量を算出するように構成された第2関連量算出部と、
前記第1関連量算出部により算出された前記第1下流微粒子関連量と、前記第2関連量算出部により算出された前記第2下流微粒子関連量とに基づいて、前記フィルタが故障しているか否かを判断するように構成された故障判断部と
を備えるフィルタ診断装置。 - 請求項1に記載のフィルタ診断装置であって、
前記第1関連量算出部は、前記内燃機関が使用された累積時間と前記再生直後捕集効率との間で正の相関を有するように前記再生直後捕集効率を設定するフィルタ診断装置。 - 請求項1または請求項2に記載のフィルタ診断装置であって、
前記内燃機関を搭載した車両が燃料噴射を伴って加速している過渡状態であるか否かを、予め設定された過渡判断条件に基づいて判断するように構成された過渡判断部と、
前記故障判定期間内であると前記期間判断部が判断し、且つ、前記過渡状態であると前記過渡判断部が判断している場合に、前記故障判断部による前記フィルタの故障判断を禁止するように構成された禁止部と
を備えるフィルタ診断装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のフィルタ診断装置であって、
前記第1下流微粒子関連量および前記第2下流微粒子関連量は、前記故障判定期間内において前記フィルタから排出される前記微粒子の量の平均値であるフィルタ診断装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のフィルタ診断装置であって、
前記第1下流微粒子関連量および前記第2下流微粒子関連量は、前記故障判定期間内において前記フィルタから排出される前記微粒子の量を累積した累積値であるフィルタ診断装置。
Priority Applications (1)
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-
2018
- 2018-07-09 JP JP2018129986A patent/JP2020007976A/ja active Pending
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