JP2020008341A - 磁気センサ - Google Patents

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Kei Tanabe
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Abstract

【課題】複数のセンサチップを支持するケースとこれに装着されたカバーを備える磁気センサにおいて、カバーの形状を単純化しつつ、カバーの固定をより確実にする。【解決手段】x方向に配列された複数のセンサチップを支持するケース10Aと、複数のセンサチップを覆うよう、ケース10Aに装着されたカバー20Aとを備える。ケース10Aは、x方向と交差するストッパー面S1を有し、カバー20Aは、x方向における一方の端部に位置する端面M1を有する。カバー20Aのx方向における移動は、端面M1とストッパー面S1が干渉することによって阻止される。本発明によれば、カバー20Aの長手方向における途中部分に切り欠きなどを設ける必要がないことから、カバー20Aの形状を単純化することができるとともに、カバー20Aの固定をより確実とすることができる。【選択図】図11

Description

本発明は磁気センサに関し、特に、紙幣などの被測定部材を一軸方向にスキャンすることによって磁気パターンを読み取る磁気センサに関する。
紙幣などの被測定部材を一軸方向にスキャンするタイプの磁気センサとしては、特許文献1に記載された磁気センサが知られている。特許文献1に記載された磁気センサは、長手方向に配列された複数のセンサチップを支持するケースと、これらセンサチップを覆うようケースに装着されたカバーを備えている。ケースの側面には、長手方向に延在するスリットが設けられており、ケースのスリットにカバーの折り曲げ部が挿入される。
特許文献1に記載の磁気センサにおいては、スリットの内部に突起が設けられ、折り曲げ部に切り欠きが設けられている。そして、突起と切り欠きが係合することによって、カバーがケースに固定される。
特開2001−59860号公報
しかしながら、特許文献1に記載の磁気センサにおいては、折り曲げ部の長手方向における途中部分に切り欠きを設ける必要があることから、カバーの作製コストが増大するという問題があった。また、スリット内に設けられた突起がカバーに設けられた切り欠きに係合する構成であることから、スリット内の突起が破損又は摩耗すると、カバーが長手方向にスライド自在となり、ケースから脱落するおそれがあった。
したがって、本発明は、複数のセンサチップを支持するケースとこれに装着されたカバーを備える磁気センサにおいて、カバーの形状を単純化しつつ、カバーの固定をより確実にすることを目的とする。
本発明による磁気センサは、第1の方向を長手方向とし、第1の方向に配列された複数のセンサチップを支持するケースと、複数のセンサチップを覆うよう、ケースに装着されたカバーとを備え、ケースは、第1の方向と交差する第1及び第2のストッパー面を有し、カバーは、第1の方向における一方の端部に位置する第1の端面と、第1の方向における他方の端部に位置する第2の端面を有し、カバーの第1の方向における一方側への移動は、第1の端面と第1のストッパー面が干渉することによって阻止され、カバーの第1の方向における他方側への移動は、第2の端面と第2のストッパー面が干渉することによって阻止されることを特徴とする。
本発明によれば、第1及び第2のストッパー面と干渉する第1及び第2の端面がカバーの長手方向における端部に位置していることから、カバーの長手方向における途中部分に切り欠きなどを設ける必要がない。これにより、カバーの形状を単純化することができる。しかも、第1及び第2のストッパー面の一方が仮に破損又は摩耗したとしても、第1及び第2のストッパー面の他方によって、カバーの脱落を防止することができる。
本発明において、ケースは、複数のセンサチップが配列された上面と、上面と直交する側面と、側面に設けられ、第1の方向に延在するスリットとを有し、カバーは、ケースの上面及び側面を覆う本体部と、本体部から折り曲げられ、スリットに挿入される折り曲げ部とを有するものであっても構わない。これによれば、ケースに設けられたスリットをガイドとしてカバーを装着することができる。
本発明において、ケースの第1及び第2のストッパー面は、スリットの内部に設けられており、第1の端面は、折り曲げ部の第1の方向における一方の端部によって構成され、第2の端面は、折り曲げ部の第1の方向における他方の端部によって構成されるものであっても構わない。これによれば、ケースの上面や側面に突起などを設ける必要がない。
本発明において、折り曲げ部は、第1の方向に延在する第3の端面を有し、第1の端面と第3の端面を繋ぐ第1の角部よりも、第2の端面と第3の端面を繋ぐ第2の角部の方が大きな面取り半径を有していても構わない。これによれば、第2の端面側からカバーをスライドさせることにより、カバーを容易にケースに装着することが可能となる。
本発明において、スリットは、第1の領域と第1の領域よりも幅の狭い第2の領域を有し、ケースの第1及び第2のストッパー面の少なくとも一方は、スリットの第1の領域と第2の領域の境界に位置する段差面によって構成されるものであっても構わない。或いは、スリットは、第1の領域と第1の領域よりも深さの浅い第2の領域を有し、ケースの第1及び第2のストッパー面の少なくとも一方は、スリットの第1の領域と第2の領域の境界に位置する段差面によって構成されるものであっても構わない。いずれの場合も、カバーの折り曲げ部に切り欠きなどを設けることなく、ケースにカバーを固定することが可能となる。
本発明において、ケースの第1及び第2のストッパー面は、上面又は側面に設けられており、カバーの第1の端面は、本体部の第1の方向における一方の端部によって構成され、カバーの第2の端面は、本体部の第1の方向における他方の端部によって構成されるものであっても構わない。これによれば、スリットの内部にストッパー面を設ける必要がなくなる。
本発明において、ケースの第1及び第2のストッパー面の少なくとも一方は、上面又は側面に設けられた突起によって構成され、カバーの本体部は、突起と係合する切り欠きを有していても構わない。これによれば、第1の方向と直交する方向におけるカバーのずれを防止することが可能となる。
このように、本発明によれば、複数のセンサチップを支持するケースとこれに装着されたカバーを備える磁気センサにおいて、カバーの形状を単純化しつつ、カバーの固定をより確実とすることが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ1の構成を説明するための略斜視図である。 図2は、ケース10Aのxz側面図である。 図3は、ケース10Aの長手方向における一方の端部14近傍のxz側面図である。 図4は、ケース10Aの長手方向における一方の端部14近傍のxy断面図である。 図5は、ケース10Aの長手方向における他方の端部15近傍のxz側面図である。 図6は、ケース10Aの長手方向における他方の端部15近傍のxy断面図である。 図7は、カバー20Aの構成を説明するための略斜視図である。 図8は、カバー20Aの折り曲げ部22の形状を説明するための略斜視図である。 図9は、磁気センサ1のyz断面図であり、ケース10Aにカバー20Aを装着する途中の状態を示している。 図10は、磁気センサ1のyz断面図であり、ケース10Aにカバー20Aが完全に装着された状態を示している。 図11は、ケース10Aにカバー20Aが完全に装着された状態を透過的に示すxz側面図である。 図12は、ケース10Bのxz側面図である。 図13は、ケース10Bの長手方向における一方の端部14近傍のxz側面図である。 図14は、ケース10Bの長手方向における一方の端部14近傍のxy断面図である。 図15は、磁気センサ2のyz断面図であり、ケース10Bにカバー20Bを装着する途中の状態を示している。 図16は、磁気センサ2のyz断面図であり、ケース10Bにカバー20Bが完全に装着された状態を示している。 図17は、ケース10Bにカバー20Bが完全に装着された状態を示す透視側面図である。 図18は、本発明の第3の実施形態による磁気センサ3の構成を説明するための略斜視図である。 図19は、ケース10Cのys側面図である。 図20(a),(b)は、それぞれ図19に示す領域a,bの拡大図である。 図21はケース10Cにカバー20Cが装着された状態を示すyz側面図であり、(a)は一方の端部14側を拡大した図であり、(b)は他方の端部15側を拡大した図である。 図22は、本発明の第4の実施形態による磁気センサ4の構成を説明するための略斜視図である。 図23は、ケース10Dのxy平面図である。 図24(a),(b)は、それぞれケース10Dのx方向における端部14,15の近傍を拡大して示すxz側面図である。 図25は、カバー20Dの構成を説明するための略斜視図である。 図26は、ケース10Dにカバー20Dが装着された状態をx方向から見た正面図である。 図27はケース10Dにカバー20Dが装着された状態を示すxz側面図であり、(a)は一方の端部14側を拡大した図であり、(b)は他方の端部15側を拡大した図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態による磁気センサ1の構成を説明するための略斜視図である。
図1に示すように、第1の実施形態による磁気センサ1は、x方向を長手方向とするケース10Aと、ケース10Aに装着されるカバー20Aと、ケース10Aに支持された複数のセンサチップ30とを備えている。図1には、ケース10Aにカバー20Aを途中まで挿入した状態が示されており、カバー20Aを矢印Aで示す方向にスライドさせることにより、カバー20Aを完全に装着することができる。
ケース10Aは、複数のセンサチップ30がx方向に配列され、xy平面を構成する上面11と、xz平面を構成する側面12,13と、側面12,13に設けられたスリット40を備えている。ケース10Aは、複数のセンサチップ30及びこれらに接続された複数の端子電極31を支持する筐体であり、樹脂などの非磁性絶縁材料などによって構成される。ケース10Aに搭載されるセンサチップ30の数は特に限定されない。センサチップ30は、z方向の磁束を検出する感磁素子を備えており、その出力信号は端子電極31を介して外部に供給される。
図2はケース10Aのxz側面図であり、図3はケース10Aの長手方向における一方の端部14近傍のxz側面図であり、図4はケース10Aの長手方向における一方の端部14近傍のxy断面図であり、図5はケース10Aの長手方向における他方の端部15近傍のxz側面図であり、図6はケース10Aの長手方向における他方の端部15近傍のxy断面図である。
図2〜図6に示すように、ケース10Aの側面12,13には、x方向に延在するスリット40が設けられている。スリット40は、ケース10Aの長手方向における一方の端部14側が開放されており、ここからカバー20Aが挿入される。ケース10Aの長手方向における他方の端部15側においては、スリット40が開放されておらず、ストッパー面S2においてスリット40が終端している。ストッパー面S2はyz面である。
本実施形態においては、スリット40のy方向における深さY1が一定である。これに対し、スリット40のz方向における幅は、x方向に位置によって異なる。具体的には、z方向における幅がZ1である第1の領域41と、z方向における幅がZ2(<Z1)である第2の領域42を有しており、第2の領域42がケース10Aの端部14側に開放されている。そして、スリット40の内部においては、第1の領域41と第2の領域42の境界に位置する段差面がストッパー面S1を構成する。ストッパー面S1はyz面である。
図7は、カバー20Aの構成を説明するための略斜視図である。
図7に示すように、カバー20Aは、ケース10Aの上面11及び側面12,13を覆う本体部21と、本体部21から内側へ折り曲げられ、スリット40に挿入される折り曲げ部22と、本体部21からz方向に突出する端子部23を有している。カバー20Aは、ステンレスなどの非磁性金属材料などからなり、被測定部材とセンサチップ30の接触を防止する役割を果たす。被測定部材としては、例えば紙幣を挙げることができる。この場合、紙幣をy方向にスキャンすることにより、紙幣に埋め込まれた磁気パターンをセンサチップ30によって読み取ることができる。端子部23は、カバー20Aを接地するために用いられる。
図8は、カバー20Aの折り曲げ部22の形状を説明するための略斜視図である。
図8に示すように、カバー20Aの折り曲げ部22は、x方向を長手方向としており、長手方向における一方の端部に位置する第1の端面M1と、長手方向における他方の端部に位置する第2の端面M2と、長手方向に延在する第3の端面M3を有している。第1及び第2の端面M1,M2は、いずれもyz面である。カバー20Aの本体部21と折り曲げ部22の成す角度θ、つまり折り曲げ角度は、90°未満に設定されている。
また、折り曲げ部22の第1の端面M1と第3の端面M3を繋ぐ部分は第1の角部R1を構成し、折り曲げ部22の第2の端面M2と第3の端面M3を繋ぐ部分は第2の角部R2を構成する。そして、本実施形態においては、第1の角部R1よりも第2の角部R2の方が大きな面取り半径を有している。これにより、カバー20Aを第2の端面M2側からスリット40に挿入すれば、第2の角部R2が大きな面取り半径を有していることから、第2の角部R2がスリット40の内部で引っかかりにくくなり、カバー20Aをスムーズに挿入することが可能となる。
図9及び図10は、本実施形態による磁気センサ1のyz断面図であり、図9はケース10Aにカバー20Aを装着する途中の状態を示し、図10はケース10Aにカバー20Aが完全に装着された状態を示している。また、図11は、ケース10Aにカバー20Aが完全に装着された状態を透過的に示すxz側面図である。
図9に示すように、ケース10Aの長手方向における一方の端部14側からカバー20Aを挿入すると、カバー20Aの折り曲げ部22が幅の狭い第2の領域42を通過する間は、バネ性によってカバー20Aが左右に広がり、ケース10Aの側面12,13とカバー20Aの本体部21の間には僅かな隙間が生じる。
そして、カバー20Aをより深くまで挿入し、折り曲げ部22の端面M1が幅の狭い第2の領域42を通過すると、図10に示すように、カバー20Aの広がりが解消され、ケース10Aの側面12,13とカバー20Aの本体部21がほぼ密着する。ここで、折り曲げ部22の折り曲げ角度θは、上述の通り90°未満に設定されていることから、折り曲げ部22の端面M1が幅の狭い第2の領域42を通過すると、端面M1とストッパー面S1が干渉し、これによりカバー20Aを引き抜く方向への移動が阻止される。一方、カバー20Aをより深く挿入する方向への移動については、端面M2とストッパー面S2が干渉することにより阻止される。これにより、カバー20Aがケース10Aに固定され、カバー20Aの脱落が防止される。
このように、本実施形態による磁気センサ1によれば、スリット40の内部に位置する第1及び第2のストッパー面S1,S2と、カバー20Aの折り曲げ部22のx方向における端部に位置する第1及び第2の端面M1,M2がそれぞれ干渉することから、折り曲げ部22の長手方向における途中部分に切り欠きなどを設けることなく、ケース10Aにカバー20Aを固定することが可能となる。しかも、第1のストッパー面S1は、スリット40の第1の領域41と第2の領域42の境界に位置する段差面によって構成されていることから、破損や摩耗なども生じにくい。
<第2の実施形態>
第2の実施形態による磁気センサ2の外観は図1に示すとおりであるが、第1の実施形態において用いたケース10Aがケース10Bに置き換えられ、第1の実施形態において用いたカバー20Aがカバー20Bに置き換えられている点において、第1の実施形態による磁気センサ1と相違している。その他の構成は、第1の実施形態による磁気センサ1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図12はケース10Bのxz側面図であり、図13はケース10Bの長手方向における一方の端部14近傍のxz側面図であり、図14はケース10Bの長手方向における一方の端部14近傍のxy断面図である。ケース10Bの長手方向における他方の端部15近傍の形状は、図5及び図6に示すケース10Aの形状と同じである。
図12〜図14に示すように、ケース10Bの側面12,13には、x方向に延在するスリット40が設けられている。本実施形態においては、スリット40のz方向における幅Z2が一定である。幅Z2は、図3に示す幅Z2と同じであっても構わない。これに対し、スリット40のy方向における深さは、x方向に位置によって異なる。具体的には、y方向における深さがY1である第1の領域41と、y方向における深さがY2(<Y1)である第2の領域42を有しており、第2の領域42がケース10Bの端部14側に開放されている。そして、スリット40の内部においては、第1の領域41と第2の領域42の境界に位置する段差面がストッパー面S1を構成する。ストッパー面S1はyz面である。
図15及び図16は、本実施形態による磁気センサ2のyz断面図であり、図15はケース10Bにカバー20Bを装着する途中の状態を示し、図16はケース10Bにカバー20Bが完全に装着された状態を示している。また、図17は、ケース10Bにカバー20Bが完全に装着された状態を示す透視側面図である。
まず、図15に示すように、ケース10Bの長手方向における一方の端部14側からカバー20Bを挿入すると、カバー20Bの折り曲げ部22が深さの浅い第2の領域42を通過する間は、バネ性によってカバー20Bが左右に広がり、ケース10Bの側面12,13とカバー20Bの本体部21の間には僅かな隙間が生じる。
そして、カバー20Bをより深くまで挿入し、折り曲げ部22の端面M1が深さの浅い第2の領域42を通過すると、図16に示すように、カバー20Bの広がりが解消され、ケース10Bの側面12,13とカバー20Bの本体部21がほぼ密着する。折り曲げ部22の端面M1が深さの浅い第2の領域42を通過すると、折り曲げ部22の全体が深さの深い第1の領域41に位置する。これにより、端面M1とストッパー面S1が干渉し、これによりカバー20Bを引き抜く方向への移動が阻止される。一方、カバー20Bをより深く挿入する方向への移動については、端面M2とストッパー面S2が干渉することにより阻止される。これにより、カバー20Bがケース10Bに固定されるため、カバー20Bの脱落が防止される。
本実施形態において使用するカバー20Bは、本体部21と折り曲げ部22の成す角度θ、つまり折り曲げ角度が90°に設定されていても構わないが、第1の実施形態において使用したカバー20Aと同様、折り曲げ部22の折り曲げ角度を90°未満に設定することにより、カバー20Bの本体部21をケース10Bの上面11に密着させることができる。
このように、本実施形態による磁気センサ2においても、第1の実施形態による磁気センサ1と同じ効果を得ることが可能である。
<第3の実施形態>
図18は、本発明の第3の実施形態による磁気センサ3の構成を説明するための略斜視図である。
図18に示すように、第3の実施形態による磁気センサ3は、第1の実施形態において用いたケース10Aがケース10Cに置き換えられ、第1の実施形態において用いたカバー20Aがカバー20Cに置き換えられている点において、第1の実施形態による磁気センサ1と相違している。その他の構成は、第1の実施形態による磁気センサ1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図19はケース10Cのys側面図であり、図20(a),(b)はそれぞれ図19に示す領域a,bの拡大図である。
図19及び図20に示すように、本実施形態において用いるケース10Cは、上面11のx方向における両端に突起16を有している。突起16は、z方向に突出し、y方向に延在する形状を有しており、そのyz面がストッパー面S1,S2を構成する。本実施形態において用いるケース10Cにおいては、スリット40の幅及び深さが一定である。また、本実施形態において用いるカバー20Cは、第2の実施形態において用いたカバー20Bと同じ構成を有していても構わない。
図21はケース10Cにカバー20Cが装着された状態を示すyz側面図であり、(a)は一方の端部14側を拡大した図であり、(b)は他方の端部15側を拡大した図である。
図21に示すように、ケース10Cにカバー20Cが装着されると、カバー20Cの本体部21の端面M1とストッパー面S1が干渉し、これによりカバー20Cを引き抜く方向への移動が阻止される。一方、カバー20Cをより深く挿入する方向への移動については、カバー20Cの本体部21の端面M2とストッパー面S2が干渉することにより阻止される。これにより、カバー20Cがケース10Cに固定されるため、カバー20Cの脱落が防止される。
本実施形態が例示するように、本発明において、ケースのストッパー面S1,S2がスリット40の内部に設けられていることは必須でない。また、カバーの端面M1,M2が折り曲げ部22の端部からなることも必須でない。尚、本実施形態においては突起16をケース10Cの上面11に設けているが、これをケース10Cの側面12又は13に設けても構わない。
<第4の実施形態>
図22は、本発明の第4の実施形態による磁気センサ4の構成を説明するための略斜視図である。
図22に示すように、第4の実施形態による磁気センサ4は、第3の実施形態において用いたケース10Cがケース10Dに置き換えられ、第3の実施形態において用いたカバー20Cがカバー20Dに置き換えられている点において、第3の実施形態による磁気センサ3と相違している。その他の構成は、第3の実施形態による磁気センサ3と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図23はケース10Dのxy平面図であり、図24(a),(b)はそれぞれケース10Dのx方向における端部14,15の近傍を拡大して示すxz側面図である。
図23及び図24に示すように、本実施形態において用いるケース10Dは、上面11のx方向における両端に突起17を有している。突起17は、z方向に突出するものの、第3の実施形態において用いたケース10Cの突起16とは異なり、y方向における中央部にのみ設けられている。本実施形態においても、突起17のyz面がストッパー面S1,S2を構成する。
図25は、カバー20Dの構成を説明するための略斜視図である。
図25に示すように、本実施形態において使用するカバー20Dは、本体部21のx方向における両端に切り欠き24が設けられている。その他の構成は、上述したカバー20A〜20Cと同じである。
図26は、ケース10Dにカバー20Dが装着された状態をx方向から見た正面図である。また、図27は、ケース10Dにカバー20Dが装着された状態を示すxz側面図であり、(a)は一方の端部14側を拡大した図であり、(b)は他方の端部15側を拡大した図である。
図26及び図27に示すように、ケース10Dにカバー20Dが装着されると、カバー20Dの切り欠き24によって構成される端面M1,M2と、ケース10Dの突起17によって構成されるストッパー面S1,S2がそれぞれ干渉し、これによりカバー20Dのx方向における移動が阻止される。しかも、カバー20Dの切り欠き24とケース10Dの突起17が互いに係合することから、カバー20Dのy方向におけるズレも防止することが可能となる。
尚、本実施形態においては突起17をケース10Dの上面11に設けているが、これをケース10Dの側面12又は13に設けても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1〜4 磁気センサ
10A〜10D ケース
11 ケースの上面
12,13 ケースの側面
14,15 ケースの端部
16,17 突起
20A〜20D カバー
21 本体部
22 折り曲げ部22
23 端子部
24 切り欠き
30 センサチップ
31 端子電極
40 スリット
41 第1の領域
42 第2の領域
M1 第1の端面
M2 第2の端面
M3 第3の端面
R1 第1の角部
R2 第2の角部
S1 ストッパー面
S2 ストッパー面

Claims (8)

  1. 第1の方向を長手方向とし、前記第1の方向に配列された複数のセンサチップを支持するケースと、
    前記複数のセンサチップを覆うよう、前記ケースに装着されたカバーと、を備え、
    前記ケースは、前記第1の方向と交差する第1及び第2のストッパー面を有し、
    前記カバーは、前記第1の方向における一方の端部に位置する第1の端面と、前記第1の方向における他方の端部に位置する第2の端面を有し、
    前記カバーの前記第1の方向における前記一方側への移動は、前記第1の端面と前記第1のストッパー面が干渉することによって阻止され、
    前記カバーの前記第1の方向における前記他方側への移動は、前記第2の端面と前記第2のストッパー面が干渉することによって阻止されることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記ケースは、前記複数のセンサチップが配列された上面と、前記上面と直交する側面と、前記側面に設けられ、前記第1の方向に延在するスリットとを有し、
    前記カバーは、前記ケースの前記上面及び前記側面を覆う本体部と、前記本体部から折り曲げられ、前記スリットに挿入される折り曲げ部とを有することを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記ケースの前記第1及び第2のストッパー面は、前記スリットの内部に設けられており、
    前記第1の端面は、前記折り曲げ部の前記第1の方向における前記一方の端部によって構成され、
    前記第2の端面は、前記折り曲げ部の前記第1の方向における前記他方の端部によって構成されることを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記折り曲げ部は、前記第1の方向に延在する第3の端面を有し、
    前記第1の端面と前記第3の端面を繋ぐ第1の角部よりも、前記第2の端面と前記第3の端面を繋ぐ第2の角部の方が大きな面取り半径を有していることを特徴とする請求項3に記載の磁気センサ。
  5. 前記スリットは、第1の領域と前記第1の領域よりも幅の狭い第2の領域を有し、
    前記ケースの前記第1及び第2のストッパー面の少なくとも一方は、前記スリットの第1の領域と前記第2の領域の境界に位置する段差面によって構成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の磁気センサ。
  6. 前記スリットは、第1の領域と前記第1の領域よりも深さの浅い第2の領域を有し、
    前記ケースの前記第1及び第2のストッパー面の少なくとも一方は、前記スリットの第1の領域と前記第2の領域の境界に位置する段差面によって構成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の磁気センサ。
  7. 前記ケースの前記第1及び第2のストッパー面は、前記上面又は側面に設けられており、
    前記カバーの前記第1の端面は、前記本体部の前記第1の方向における前記一方の端部によって構成され、
    前記カバーの前記第2の端面は、前記本体部の前記第1の方向における前記他方の端部によって構成されることを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
  8. 前記ケースの前記第1及び第2のストッパー面の少なくとも一方は、前記上面又は側面に設けられた突起によって構成され、
    前記カバーの前記本体部は、前記突起と係合する切り欠きを有していることを特徴とする請求項7に記載の磁気センサ。
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