JP2020009689A - ヒーターユニット - Google Patents
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Abstract
Description
フィルム状ヒーターは、金属製ブロックとの熱接触を向上させるため、充填材としてスタイキャスト等の樹脂を充填したり、グリース、インジウム等の柔らかい金属板を入れる等が行われている。しかしながら、高真空以上が要求される場合や昇温させる上限温度が高い場合においては、上記の樹脂や金属板の使用が制限される場合もある。また、高出力を必要とする場合にはフィルム状ヒーターのサイズを大きくすることを要し、施工上の困難さも大きくなる。さらには、極低温から高温までの温度変化を繰り返す中でフィルム状ヒーターと金属製ブロックとの接触状態が悪くなることもある。
カートリッジヒーターを使用したヒーターユニットにおいては、大気中や液体中では、仕様上推奨されるクリアランスで金属製ブロックに空けた挿入孔にカートリッジヒーターを挿入することにより問題なく使用することができる。また、カートリッジヒーターと挿入孔との隙間にグリースやスタイキャスト等の充填材を入れることで熱接触を向上させて使用することが多い。
そこで、金属製ブロックにできる限りカートリッジヒーターの直径に近い大きさの挿入孔を設け、当該挿入孔に充填材を用いずにカートリッジヒーターを挿し込むような施工がされたヒーターユニットが用いられている。
また、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示されている場合があるが、各構成要素の寸法や比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、金属製ブロック5は、熱伝導性に優れている金属材料を加工したものが好ましく、特に、純銅を加工した銅製ブロックが好ましい。
そして、筒状楔子17の雌ねじ部17bと楔子拡径部材19の雄ねじ部19aの径は、雄ねじ部19aが雌ねじ部17bに螺合され、かつ螺合したときに筒状楔子17が拡径するように、適宜設定されている。
2D1+d2<A
A<2D1+d1
ヒーターユニット1においては、金属製ブロック5の孔部15におけるヒーター挿入部9と押付部材挿入部13のそれぞれに、カートリッジヒーター3の発熱部7とヒーター押付部材11の筒状楔子17とが挿入されている。
本発明に係るヒーターユニットの比較対象として、図5に示すヒーターユニット33を用いて実験を行った。
ヒーターユニット33は、金属製ブロックとして直径φ45mm、全長65mmの銅製ブロック35に、ヒーター挿入部37として直径φ9.38mmの穴を開け、ヒーター挿入部37にカートリッジヒーター3(発熱体:ニクロム線、WATLOW社製ファイヤーロッドカートリッジヒーター、直径φ9.35mm)の発熱部7を挿入して作製したものである。
本発明に係るヒーターユニットとして、図3に示すヒーターユニット23を用いて実験を行った。
ヒーターユニット23は、図8に示すように、直径φ45mm、全長65mmの円筒状の銅製ブロック25に、ヒーター挿入部9として直径φ9.38mmの丸穴と押付部材挿入部13として直径φ6mmの丸穴を開け、ヒーター挿入部9にカートリッジヒーター3(発熱体:ニクロム線、WATLOW社製ファイヤーロッドカートリッジヒーター、直径φ9.35mm)を挿入し、かつ、押付部材挿入部13に図9に示す筒状楔子17を挿入し、筒状楔子17を拡径して発熱部7を楔止したものである。
比較例1に係るヒーターユニット33と実施例1に係るヒーターユニット23を用いた実験により求めた銅製ブロックの温度とヒーター抵抗値の結果を図10に示す。図10において、横軸は、カートリッジヒーターの加熱開始からの経過時間、左軸は、極大値で規格化したヒーター抵抗値、右軸は、銅製ブロックの温度である。また、図10中には、ヒーター抵抗値が極大値及び極小値における発熱部の温度を示している。
実施例2では、図1に示すヒーターユニット1を用いて実験を行った。ここで、ヒーターユニット1における金属製ブロック5としては、図11に示す形状の銅製ブロック49を用い、2つのヒーター挿入部9に2つのカートリッジヒーター3の発熱部7をそれぞれ挿入した。さらに、押付部材挿入部13には、実施例1と同様、図9に示す形状の筒状楔子17を挿入した。
実施例2に係るヒーターユニット1を、図12に示す装置51に装着した状態で、筒状楔子17の引き抜き、カートリッジヒーター3の交換が可能かどうかを検証した。装置51は、冷凍機に用いられるものであって、一端側にフランジ53が設けられた有底形状の外管55と、フランジ53を貫通して外管55の内側に挿入されたSUS304製の保持パイプ57とを有する二重管構造であり、保持パイプ57は、その底部にヒーターユニット1が設置されると共に、内側に配管59が挿入されている。
以上より、本発明に係るヒーターユニットにおいては、手が届かないような狭い場所に取付けられた場合であっても、筒状楔子を引き抜くことができ、カートリッジヒーターを交換できることが実証された。
3 カートリッジヒーター
5 金属製ブロック
7 発熱部
7a 弧状面部
9 ヒーター挿入部
9a 湾曲面部
11 ヒーター押付部材
13 押付部材挿入部
13a 湾曲面部
15 孔部
17 筒状楔子
17a 切欠き部
17b 雌ねじ部
17c 平面部
17d 弧状面部
17e 挿入開始端
17f 段差部
19 楔子拡径部材
19a 雄ねじ部
21 リード線
23 ヒーターユニット
25 銅製ブロック
27 筒状楔子
27a 切欠き部
29 筒状楔子
29a 切欠き部
31 筒状楔子
31a 切欠き部
33 ヒーターユニット
35 銅製ブロック
37 ヒーター挿入部
41 定電流電源装置
43 電圧計
45 温度センサー
47 温度表示計
49 銅製ブロック
51 装置
53 フランジ
55 外管
57 保持パイプ
59 配管
Claims (6)
- 発熱体が金属管で覆われた発熱部を有するカートリッジヒーターと、該カートリッジヒーターの発熱部が挿入されて加熱される金属製ブロックと、を備えるヒーターユニットであって、
前記金属製ブロックは、前記発熱部が挿入されるヒーター挿入部と、該ヒーター挿入部に挿入された前記発熱部を内壁に押し付けるヒーター押付部材が挿入される押付部材挿入部とを有する孔部を備え、
前記ヒーター押付部材は、周壁を切り欠いた切欠き部が少なくとも一つ形成されて拡径可能な筒状の筒状楔子と、該筒状楔子に挿入されて該筒状楔子を拡径する楔子拡径部材と、を有し、
該楔子拡径部材が前記筒状楔子に挿入されて該筒状楔子が拡径し、該拡径した筒状楔子が前記発熱部を押圧し、該発熱部が前記孔部の内壁に押し付けられていることを特徴とするヒーターユニット。 - 前記発熱部と前記筒状楔子は、外周面に弧状面部を有し、前記ヒーター挿入部と前記押付部材挿入部には、前記発熱部と前記筒状楔子の弧状面部に沿う湾曲面部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のヒーターユニット。
- 前記筒状楔子は、内面に雌ねじが形成された雌ねじ部を有すると共に、前記発熱部を押圧する部位に平面部を備えてなり、
前記楔子拡径部材は、前記筒状楔子の雌ねじ部に螺合して前記筒状楔子を拡径する雄ねじ部を備えてなり、
前記孔部は、前記発熱部と前記筒状楔子を挿入して該筒状楔子の雌ねじ部に前記楔子拡径部材の雄ねじ部を螺合するときに、前記平面部が前記発熱部に当接して前記筒状楔子が回り止めされる孔径に設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のヒーターユニット。 - 前記筒状楔子は、前記平面部における前記楔子拡径部材が挿入される挿入開始端側に、表面が凹んだ段差部を有し、
該段差部は、前記発熱部と前記筒状楔子を前記孔部に挿入し、かつ該筒状楔子の前記挿入開始端側のみに前記楔子拡径部材が螺合されている状態において、前記発熱部を押圧しないように形成されていることを特徴とする請求項3記載のヒーターユニット。 - 前記楔子拡径部材は、先端側に縮径部を有し、該縮径部のみが前記筒状楔子に螺合されている状態において、該筒状楔子は拡径しないことを特徴とする請求項3又は4に記載のヒーターユニット。
- 真空環境下で使用されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のヒーターユニット。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2018131414A JP6738375B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | ヒーターユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2018131414A JP6738375B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | ヒーターユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020009689A true JP2020009689A (ja) | 2020-01-16 |
| JP6738375B2 JP6738375B2 (ja) | 2020-08-12 |
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ID=69152227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2018131414A Active JP6738375B2 (ja) | 2018-07-11 | 2018-07-11 | ヒーターユニット |
Country Status (1)
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|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024516035A (ja) * | 2021-05-04 | 2024-04-11 | ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー | 埋込型抵抗ヒータを有する金属ヒータアセンブリ |
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-
2018
- 2018-07-11 JP JP2018131414A patent/JP6738375B2/ja active Active
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| JP7830513B2 (ja) | 2021-05-04 | 2026-03-16 | ワットロー・エレクトリック・マニュファクチャリング・カンパニー | 埋込型抵抗ヒータを有する金属ヒータアセンブリ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP6738375B2 (ja) | 2020-08-12 |
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