JP2020041176A - 熱間プレス用鋼板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鋼板表面に、片面当たりのめっき付着量が120g/m2以下のZn合金めっき層を有し、さらに前記Zn合金めっき層の表面に、900℃における酸化物の標準反応ギブズエネルギーがZnよりも高い金属からなる金属層を有することを特徴とする熱間プレス用鋼板。
【選択図】なし
Description
[1]鋼板表面に、片面当たりのめっき付着量が120g/m2以下のZn合金めっき層を有し、
さらに前記Zn合金めっき層の表面に、900℃における酸化物の標準反応ギブズエネルギーがZnよりも高い金属からなる金属層を有することを特徴とする熱間プレス用鋼板。
[2]前記金属層は、Al、Si、Ti、Cr、Mn、Zrのうちの1種または2種以上から選択される金属または合金であることを特徴とする[1]に記載の熱間プレス用鋼板。
[3]前記Zn合金めっき層は、Zn−Al合金めっき層、Zn−Al−Mg合金めっき層、Zn−Al−Mg−Si合金めっき層、Zn−Fe合金めっき層、Zn−Ni合金めっき層のうちのいずれか1種であることを特徴とする[1]または[2]に記載の熱間プレス用鋼板。
[4]前記Zn−Ni合金めっき層は、10〜25質量%のNiを含み、残部はZnおよび不可避的不純物からなることを特徴とする[3]に記載の熱間プレス用鋼板。
一般的なめっき製造ラインで120g/m2超えの厚めっきを形成させるためには、ラインスピードを大幅に抑制する必要があり、コストアップを招く。したがって、片面当たりのめっき付着量は120g/m2以下とする。なお、好ましくは、90g/m2以下である。また、10g/m2未満では熱間プレス加熱時のFeスケール生成抑制効果が不十分になるため、10g/m2以上であることが好ましい。また、自動車用熱間プレス部材は主に足回りや骨格部材など耐食性を必要とする部位に適用される。そのため、めっき層としては犠牲防食作用を有するZn合金めっき層であることが必要である。
本発明では、Zn合金めっき層の表面に、900℃における酸化物の標準反応ギブスエネルギーがZnよりも高い金属からなる金属層を有する。一般に熱間プレス成形時において、鋼板は室温からオーステナイト単相域である900℃前後まで加熱される。この温度域において、Znめっき層表面に酸素との反応性に富んだ金属層として、900℃における酸化物の標準反応ギブスエネルギーがZnよりも高い金属からなる金属層をZn合金めっき層表面に付与することで、熱間プレス成形時にZnより易酸化元素からなる金属層が優先的に酸化される。その結果、Zn酸化による金属Zn量の低減を抑制し、更なる犠牲防食作用が担保される。Zn酸化による金属Zn量低減を抑制するために、熱間プレス成形時において、Znよりも酸素親和力の高い元素、すなわち、900℃における酸化物の標準反応ギブスエネルギーがZnよりも高い金属を金属層の金属として選択することが必要である。
Cは、鋼組織としてマルテンサイトなどを形成させることで強度を向上させる。1470MPa級を超えるような強度を得るためには0.20%以上必要である。一方、0.35%を超えるとスポット溶接部の靱性が劣化する。したがって、C量は0.20〜0.35%とすることが好ましい。
Siは鋼を強化して良好な材質を得るのに有効な元素である。そのためには0.1%以上必要である。一方、0.5%を超えるとフェライトが安定化されるため、焼き入れ性が低下する。したがって、Si量は0.1〜0.5%とすることが好ましい。
Mnは鋼の高強度化に有効な元素である。機械特性や強度を確保するためは1.0%以上含有させることが必要である。一方、3.0%を超えると焼鈍時の表面濃化が増加し、めっき密着性の確保が困難になる。したがって、Mn量は1.0〜3.0%とすることが好ましい。
P量が0.02%を超えると鋳造時のオーステナイト粒界へのP偏析に伴う粒界脆化により、局部延性の劣化を通じて強度と延性のバランスが低下する。したがって、P量は0.02%以下とすることが好ましい。
SはMnSなどの介在物となって、耐衝撃性の劣化や溶接部のメタルフローに沿った割れの原因となる。したがって、極力低減することが望ましく0.01%以下とすることが好ましい。また、良好な伸びフランジ性を確保するため、より好ましくは0.005%以下とする。
Nbは鋼の強化に有効な成分であるが、過剰に含まれると形状凍結性が低下する。したがって、Nbを含有させる場合は0.05%以下とする。
TiもNbと同様に鋼の強化には有効であるが、過剰に含まれると形状凍結性が低下するという課題がある。したがって、Tiを含有させる場合は0.05%以下とする。
Bはオーステナイト粒界からのフェライト生成および成長を抑制する作用を有するため、0.0002%以上の添加が好ましい。一方、過剰なBの添加は成形性を大きく損なう。したがって、Bを含有させる場合は0.0002〜0.0050%とする。
Crは鋼の強化および焼き入れ性を向上させるために有用である。このような効果を発現するためには0.1%以上の添加が好ましい。一方、合金コストが高いため0.3%超えの添加では大幅なコストアップを招く。したがって、Crを含有させる場合は0.1〜0.3%とする。
Sbも熱間プレスのプロセス中に鋼板表層の脱炭を抑止する効果がある。このような効果を発現するためには0.003%以上の添加が必要である。一方、Sb量が0.030%を超えると圧延荷重の増加を招くため生産性を低下させる。したがって、Sbを含有させる場合は0.003〜0.030%とする。
○:平均腐食深さが、金属層無しの場合と比較して100μm以上減少
△:平均腐食深さが、金属層無しの場合と比較して0μm以上100μm未満減少
×:平均腐食深さが、金属層無しの場合と比較して増大
評価○であれば、耐食性に優れた熱間プレス用鋼板と判断した。
○:クラック発生無しまたはクラック深さの平均値が10μm未満
△:クラック深さの平均値が10μm以上200μm未満
×:クラック深さの平均値が200μm以上
評価が○であれば、耐LME特性に優れるとした。
Claims (4)
- 鋼板表面に、片面当たりのめっき付着量が120g/m2以下のZn合金めっき層を有し、
さらに前記Zn合金めっき層の表面に、900℃における酸化物の標準反応ギブズエネルギーがZnよりも高い金属からなる金属層を有することを特徴とする熱間プレス用鋼板。 - 前記金属層は、Al、Si、Ti、Cr、Mn、Zrのうちの1種または2種以上から選択される金属または合金であることを特徴とする請求項1に記載の熱間プレス用金属鋼板。
- 前記Zn合金めっき層は、Zn−Al合金めっき層、Zn−Al−Mg合金めっき層、Zn−Al−Mg−Si合金めっき層、Zn−Fe合金めっき層、Zn−Ni合金めっき層のうちのいずれか1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱間プレス用鋼板。
- 前記Zn−Ni合金めっき層は、10〜25質量%のNiを含み、残部はZnおよび不可避的不純物からなることを特徴とする請求項3に記載の熱間プレス用鋼板。
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Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02254178A (ja) * | 1989-03-28 | 1990-10-12 | Nippon Steel Corp | 高耐食性重畳めっき鋼板 |
| JP2004124207A (ja) * | 2002-10-04 | 2004-04-22 | Nippon Steel Corp | 熱間プレス用Zn系めっき鋼板及びこれを使用した高強度自動車部品 |
| JP2018090879A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 熱間プレス成形用鋼板、熱間プレス成形品の製造方法、および熱間プレス成形品 |
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- 2018-09-07 JP JP2018167593A patent/JP6933197B2/ja active Active
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