JP2020041397A - スラブ式軌道用の補修型枠及びこれを用いたスラブ式軌道の填充層補修工法 - Google Patents

スラブ式軌道用の補修型枠及びこれを用いたスラブ式軌道の填充層補修工法 Download PDF

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Abstract

【課題】填充層の補修を一層迅速且つ容易に行え、見栄えよく填充層を補修できるようにする。【解決手段】補修型枠30は、シート状のテープ基材34及びテープ基材34の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層38を有するテープ型枠32Aと、填充材装填空間21に連通し且つ上方に開放する填充材注入通路62を画定する注入用型枠(50、70、90)とを備え、テープ型枠32Aが、空隙Sの開放側の側部を閉塞して填充材装填空間21を画定するべく、路盤コンクリート1の上面1Aと軌道スラブ5の側面5Aとに架け渡されるように貼付されてL字形をなしている。【選択図】図2

Description

本発明は、スラブ式軌道用の補修型枠及びこれを用いたスラブ式軌道の填充層補修工法に関し、更に詳細には、填充層の補修の際に填充材を装填される空間を画定する補修型枠及びその補修型枠を用いたスラブ式軌道の填充層補修工法に関する。
鉄道用の軌道として、路盤コンクリートとその上方に配置されるコンクリート製の軌道スラブとの間にCAモルタル(セメントアスファルトモルタル)による填充層が設けられ、軌道スラブ上にレールが締結されたスラブ式軌道が知られている(例えば、特許文献1)。
CAモルタルによる填充層が外部に露呈する外周部分は、経年劣化するうえ、填充層にしみ込んだ水分が凍結・融解を繰り返すことによる凍害によって劣化が早いため、当該外周部分は比較的短期間のうちに補修が必要となる。填充層の外周部分の補修は、建て付けた型枠内に補修材を流し込む型枠注入工法により行われている。補修に用いる填充材には主に樹脂材が用いられており、型枠には一般的に木製型枠が用いられている。
ところが、木製型枠を用いる場合、運搬性や施工効率が悪く、取り扱いが煩雑であるうえ、安全性に欠けるといった問題があった。このような問題を解決し得る工法として、本出願人は、路盤コンクリートと軌道スラブとの間にできる空隙の外周部分に設置され、内部に気密室を画定する可撓材製の袋体と、袋体を横方向に貫通する填充材装填通路を画定し、気密室の流体圧によって縮径方向に弾性変形して填充材装填通路を閉塞する可撓材製の填充材注入用筒体とを有する補修型枠を提案している(特許文献2)。
特開2002−167421号公報 特開2015−168969号公報
しかしながら、特許文献2記載の補修型枠は、路盤コンクリートと軌道スラブとの間に配置される可撓材製の袋体を固定するために、袋体を膨らませてその下面を路盤コンクリートの上面に押し付け、袋体の上面を軌道スラブの下面に押し付ける必要がある。そのため、型枠の設置作業及び撤去作業が煩雑である。また、路盤コンクリートと軌道スラブとの間にできる空隙の外周部分に型枠配置用のスペースが必要になり、この部分に補修材を填充することができない。
本発明は、このような背景に鑑み、填充層の補修を一層迅速且つ容易に行え、見栄えよく填充層を補修できるようにすることを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明のある実施形態は、路盤コンクリート(1)と軌道スラブ(5)との間に填充層(3)が設けられ、前記軌道スラブにレール(9)が締結されたスラブ式軌道の前記填充層の外周部に側方に開放するように形成された空隙(S)を液状の填充材の注入によって補修するための補修型枠(30)であって、シート状のテープ基材(34、36)及び当該テープ基材の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層(38)を有するテープ型枠(32(32A〜32E))と、前記空隙に連通する填充材注入通路(62)を画定する注入用型枠(50、70、90)とを備え、前記テープ型枠が、前記空隙の開放側の側部を閉塞して填充材装填空間(21)を画定するべく、前記路盤コンクリートの上面(1A)と前記軌道スラブの側面(5A)とに架け渡されるように貼付されてL字形をなしている。
この構成によれば、路盤コンクリートの上面と軌道スラブの側面とに架け渡すようにテープ型枠を貼付することによって空隙の開放側の側部を閉塞できる。したがって、型枠の設置作業を迅速且つ容易に行える。また、テープ型枠を剥がすことによって撤去できるため、型枠の撤去作業も迅速且つ容易に行える。なお、テープ型枠を撤去しない場合には填充層の補修が一層容易になる。また、テープ型枠を、L字形をなして架け渡されるように路盤コンクリートの上面と軌道スラブの側面とに貼付するため、空隙の外周部分に型枠配置用のスペースが不要であり、空隙の全体の填充材を装填できる。したがって、見栄えよく填充層を補修することができる。また、テープ型枠はロールの状態で取り扱えることから、型枠材料の保管や運搬が簡単になる。
上記構成のスラブ式軌道用の補修型枠(30)において、前記テープ型枠(32)が透明又は半透明であるとよい。
この構成によれば、填充材装填空間における填充材の装填状態を視覚で確認することができる。そのため、填充材装填空間に填充材を確実に装填することができる。これにより、従来の型枠を用いた場合のように脱型後に発見された空隙箇所に填充材を再注入する再補修作業が不要になる。
上記構成のスラブ式軌道用の補修型枠(30)において、前記テープ基材(34、36)が、不織布(36)又は織布を含むとよい。
この構成によれば、テープ型枠が厚くなることを抑制しつつテープ型枠のせん断強度を高くすることができる。これにより、填充層の補修を一層迅速且つ容易に行える。具体的には、せん断強度が高いことによってテープ型枠が破れ難くなることから、型枠撤去作業が容易になり、厚くないことでテープ型枠が変形容易なことから、型枠設置作業が容易になる。
上記構成のスラブ式軌道用の補修型枠(30)において、前記粘着剤層(38)が前記テープ基材(34)の一方の面に設けられており、前記テープ型枠(32A)が前記軌道スラブ(5)の外側に屈曲して前記路盤コンクリート(1)の前記上面(1A)に貼付されていてよい。
この構成によれば、軌道スラブの外側で路盤コンクリートに貼付すればよいため、テープ型枠の設置作業(貼付作業)が容易である。
上記構成において、前記テープ型枠(32C)が、前記テープ基材(34、36)の両方の面に前記粘着剤層(38)が設けられた両面テープであり、前記軌道スラブ(5)の内側に屈曲して前記路盤コンクリート(1)の前記上面に貼付されているとよい。
この構成によれば、汎用品の両面テープをテープ型枠に用いることができる、また、填充材装填空間に装填された填充材の圧力によってテープ型枠が外側に膨らむこと(すなわち、路盤コンクリートに対するテープ型枠の接着面の外方への後退によってテープ型枠が弛んで膨らむこと)を防止できる。
あるいは、上記構成のスラブ式軌道用の補修型枠(30)において、前記粘着剤層(38)が前記テープ型枠(32D、32E)の上部にて前記テープ基材(34)の一方の面に設けられ、前記テープ型枠の下部にて前記テープ基材の他方の面に設けられており、前記テープ型枠が前記軌道スラブ(5)の内側に屈曲して前記路盤コンクリート(1)の前記上面(1A)に貼付されていてもよい。
この構成によれば、填充材装填空間に装填された填充材の圧力によってテープ型枠が外側に膨らむこと(すなわち、路盤コンクリートに対するテープ型枠の接着面の外方への後退によってテープ型枠が弛んで膨らむこと)を防止できる。
上記構成において、前記填充材装填空間(21)における前記軌道スラブ(5)の側面側に前記填充材を装填するための装填開口(40)が形成され、前記注入用型枠(50、70、90)が、前記軌道スラブの側方に、平面視で前記装填開口を取り囲むように配置され、前記軌道スラブの下面(5B)よりも高い位置に填充材注入口(60)を形成する箱状型枠(50)を含んでよい。
この構成によれば、軌道スラブの側方にて箱状型枠を容易に設置することができる。
装填開口が形成される場合、前記装填開口(40)が前記テープ型枠(32A)に形成された開口部であるとよい。
この構成によれば、テープ型枠を軌道スラブの全長にわたって設置した後に、所望の位置に開口部からなる装填開口を形成することができる。
あるいは、装填開口が形成される場合、前記装填開口(40)が、互いに離間するように設けられた2つの前記テープ型枠(32A)によって形成されていてもよい。
この構成によれば、テープ型枠の延長を短くすることができる。
上記構成において、前記テープ型枠(32B)が、互いに隣接する2つの前記軌道スラブ(5)の間隙の側部を閉塞するべく、2つの前記軌道スラブの前記側面に架け渡されるように貼付され、前記注入用型枠(50、70、90)が、2つの前記軌道スラブの間に隙間なく配置されて前記テープ型枠と協働して上方に開放するように前記填充材注入通路(62)を画定し、前記軌道スラブの下面(5B)よりも高い位置に填充材注入口(60)を形成する可撓材製の袋状型枠(70)を含むとよい。
この構成によれば、互いに隣接する2つの軌道スラブの間に、テープ型枠と袋状型枠とによって填充材注入通路を容易に形成することができる。
また、上記構成において、前記注入用型枠(50、70、90)が、前記テープ型枠(32)に外方へ延びるように一体に設けられた注入管(92)及び注入ホース(94)の少なくとも一方を含む管状型枠(90)を含むとよい。
この構成によれば、注入管又は注入ホースに注入用ノズルを接続し、圧送によって填充材を填充材装填空間に注入することができる。そのため、填充材の注入効率を向上できる。
また、上記課題を解決するために、本発明のある実施形態は、上記構成の補修型枠(30)を用いたスラブ式軌道の填充層補修工法であって、前記填充層(3)を外周囲から水平方向に所定の深さまで除去する除去工程と、前記填充材装填空間(21)を画定すべく、前記除去工程によって前記路盤コンクリート(1)と前記軌道スラブ(5)との間にできた前記空隙(S)の開放側の側部を閉塞するように前記スラブ式軌道用の補修型枠(30)を設置する型枠設置工程と、液状の前記填充材を前記填充材注入通路(62)に注入して前記填充材装填空間に装填する填充材注入工程とを含む。
この構成によれば、除去工程の後、補修型枠を迅速且つ容易に設置できる。したがって、除去工程の後、早期に填充材注入工程を行うことができる。あるいは、大量のテープ型枠を現場に持ち込めるため、除去工程の後、比較的長い延長にわたって補修型枠を設置して、填充材注入工程を比較的長い延長にわたって連続的にまとめて行うことができる。
上記構成の填充層補修工法において、前記テープ型枠(32)における前記填充材装填空間(21)の上部に対応する位置にエア抜き孔(74)を穿設するエア抜き孔穿設工程と、前記填充材の前記填充材装填空間への装填によって前記エア抜き孔からエアが抜けた後に前記テープ型枠にテープ(76)を貼付して前記エア抜き孔を閉塞するエア抜き孔閉塞工程とを更に含むとよい。
この構成によれば、簡単且つ所望の位置にエア抜き孔を穿設し、エア抜きが終わった後にテープの貼付によって簡単にエア抜き孔を閉塞することができる。したがって、填充材装填空間に確実に填充材を装填することができる。
上記構成の填充層補修工法において、前記填充材の硬化後に前記注入用型枠(50、70、90)を撤去する注入用型枠撤去工程と、前記填充材注入通路(62)にて硬化した不要填充材を撤去する不要填充材撤去工程とを更に含むとよい。
この構成によれば、不要な注入用型枠及び不要な填充材を撤去することで、見栄えよく填充層を補修することができる。
上記構成の填充層補修工法において、前記填充材の前記填充材装填空間(21)への装填の後、前記填充材装填空間と前記填充材注入通路(62)との連通部に堰板(78)を挿入する堰板挿入工程を更に含むとよい。
この構成によれば、填充材注入通路に溜まった状態で固まった填充材を、切断作業を要することなく容易に撤去することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明のある実施形態は、前記粘着剤層(38)が前記テープ型枠(32D、32E)の上部にて前記テープ基材(34)の一方の面に設けられ、前記テープ型枠の下部にて前記テープ基材の他方の面に設けられた構成の補修型枠(30)を用いたスラブ式軌道の填充層補修工法であって、前記填充層(3)を外周囲から水平方向に所定の深さまで除去する除去工程と、前記填充材装填空間(21)を画定すべく、前記除去工程によって前記路盤コンクリート(1)と前記軌道スラブ(5)との間にできた前記空隙(S)の開放側の側部を閉塞するように前記スラブ式軌道用の補修型枠(30)を設置する型枠設置工程と、液状の前記填充材を前記填充材注入通路(62)に注入して前記填充材装填空間に装填する填充材注入工程とを含み、前記テープ型枠は、使用前状態において、前記テープ基材の上部側の前記一方の面に設けられた前記粘着剤層を覆う上側用の内側離型紙(110)と、前記テープ基材の下部側の前記他方の面に設けられた前記粘着剤層を覆う下側用の外側離型紙(112)とを備え、前記外側離型紙にはテープ長手方向に沿って延びる複数の切込線(114)がテープ幅方向に間隔を空けて設けられており、前記型枠設置工程が、前記路盤コンクリートの前記上面に、前記軌道スラブの前記側面の直下に印(118)を付ける位置出し工程と、前記路盤コンクリートの前記上面から前記軌道スラブの下面までの高さ(H)に応じた切込線に沿って前記外側離型紙の下端部を取り除き、前記テープ型枠の下部を前記軌道スラブの内側に向けて前記外側離型紙の下縁を前記印に合わせ、前記テープ型枠を前記路盤コンクリートの前記上面に貼付する路盤側貼付工程と、前記内側離型紙を取り除き、前記テープ型枠をL字形に曲げ起こして前記テープ型枠の上部を前記軌道スラブの前記側面に貼付するスラブ側貼付工程とを含む。
この構成によれば、除去工程の後、補修型枠を迅速且つ容易に設置できる。したがって、除去工程の後、早期に填充材注入工程を行うことができる。また、路盤コンクリートの上面から軌道スラブの下面までの高さに応じた位置で外側離型紙の下端部を取り除き、外側離型紙の下縁を印に合わせることで、容易にテープ型枠を適切な位置に設置することができる。即ち、路盤コンクリートの上面に接着させたテープ型枠が必要以上に広い範囲にわたって路盤コンクリートに接着することがなく、容易にテープ型枠をL字形に曲げ起こして軌道スラブの側面に貼付することができる。また、テープ型枠の上部にて軌道スラブの側面側に設けられた粘着剤層が不要に大きく空隙に面することを抑制することができる。これにより、填充材の注入、硬化後にテープ型枠を除去する際に、テープ型枠が充填材に接着して除去し難くなることを抑制することができる。
このように本発明によれば、填充層の補修を一層迅速且つ容易に行え、見栄えよく填充層を補修することができる。
本発明による補修型枠が用いられ、本発明による填充層補修工法が適用されるスラブ式軌道の概要を示す斜視図 第1実施形態による補修型枠の設置状態を示す斜視図 図2に示す補修型枠の組立状態を示す斜視図 図2中のIV−IV断面図 図2中のV−V断面図 本実施形態による補修型枠の組立手順の説明図 本実施形態による補修型枠の組立手順の説明図 本実施形態による補修型枠の組立手順の説明図 本実施形態の変形例による補修型枠の組立状態を示す斜視図 第2実施形態による補修型枠を示す斜視図 第3実施形態による補修型枠を示す斜視図 第4実施形態による補修型枠を示す図4に相当する断面図 図12に示されるテープ型枠の詳細構成の3つの例を示す模式的断面図 第5実施形態による補修型枠を示す断面図 第6実施形態によるテープ型枠の使用前状態を示す斜視図 第6実施形態によるテープ型枠の組立手順の説明図 第6実施形態によるテープ型枠の組立手順の説明図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本発明による補修型枠30が用いられ、本発明による填充層補修工法が適用されるスラブ式軌道の概要を、図1を参照して説明する。
スラブ式軌道は、路盤コンクリート1上に形成されたCAモルタル(セメントアスファルトモルタル)による填充層3と、填充層3上に設置されたコンクリート製の軌道スラブ5とを有し、軌道スラブ5上に締結具7によってレール9が締結されている。軌道スラブ5は矩形板状(長方体形状)をしたプレキャスト製品である。填充層3の厚さ(高さ)は、50mm程度(30mm〜100mm程度)である。スラブ式軌道では、複数個の軌道スラブ5がレール敷設方向に並べて配置される。
軌道スラブ5の長手方向の両端部には位置決め用の凹部11が形成されている。路盤コンクリート1上には凹部11と係合する円柱状あるいは半円柱状の位置決め用の突起部13に突出形成されている。
突起部13は円柱状あるいは半円柱状をしている。凹部11は、平面視で略半円状をなし、突起部13の外径よりも50mm程度大きい内径を有する。凹部11と突起部13とは間隙をおいて同心円状に係合する。この間隙は、凹部11の内周面と突起部13の外周面との間に内径−外径差によって形成された平面視で円環状あるいは略半円環状の空間であり、路盤コンクリート1側(底部)に排水通路部17を残して円弧状填充層19によって埋められている。これにより、凹部11と突起部13とは円弧状填充層19と協働して路盤コンクリート1上における軌道スラブ5の横方向の移動を拘束(規制)する位置決め部として作用する。
次に、本発明による補修型枠30の第1実施形態の構成を、図2〜図5を参照して説明する。
図2に示されるように、補修型枠30は、填充層3の外周部を補修する際に、填充層3の外周部に側方に開放するように形成された空隙S(図4参照)に液状の填充材を注入するために用いられる。補修型枠30は、テープ型枠32(32A、32B)と、填充材注入用の箱状型枠50と、填充材注入用の袋状型枠70を有する。テープ型枠32は、填充層3の高さに配置された下段のテープ型枠32A及び、これよりも高い位置に配置された上段のテープ型枠32Bとして設置されている。
填充材には、2液混合型の合成樹脂に、骨材及び硬化剤を混合したものが用いられる。合成樹脂は、ビニルエステル樹脂や、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等であってよい。填充材は、レール9上に移動可能に設けられた台車に搭載された専用の填充材供給装置によって供給される。具体的には、填充材供給装置は、第1液と第2液とを別々に骨材や硬化剤と混合し、別々のポンプによって圧送した後に、注入ノズルの手前に設けられたミキサーによって混合したうえで注入ノズルから供給する。他の実施形態では填充材にCAモルタルやその他の材料が用いられてもよい。
テープ型枠32は、図4に示されるように、シート状の樹脂フィルム34、シート状の不織布36(不織布層)及び、樹脂フィルム34の不織布36側の面に塗布されたアクリル系等の粘着剤によって形成される粘着剤層38とを有する三層構造をなしている。樹脂フィルム34及び不織布36は、テープ型枠32における粘着剤を塗布するためのテープ基材をなす。テープ型枠32は、填充層3の厚さ(40mm〜80mm程度)よりも大きな幅(100mm〜150mm程度)と適宜な厚さ(0.1mm〜1mm程度)とを有し、使用前の状態では芯材に巻かれたロール状とされている。
樹脂フィルム34は、ポリエステル系樹脂によって形成されたフィルム(ポリエステル系フィルム)からなる。樹脂フィルム34は、可撓性を有しており、これによって優れた形状追従性をテープ型枠32に付与する一方、高い弾性率を有しており、これによって伸び難く、弛み難い特性をテープ型枠32に付与している。
不織布36は、高いせん断強度を有する繊維を薄いシート状に圧縮して形成したものであり、粘着剤によって樹脂フィルム34に一体に接合されることによって高いせん断強度をテープ型枠32に付与している。また、不織布36は、樹脂フィルム34に比べて高い耐熱性を有しており、填充材が硬化時に発熱して高温になってもテープ型枠32の伸びを抑制する。
粘着剤層38は、アクリル系等の粘着剤によって形成され、コンクリート面に対し、所定の180度引き剥がし粘着力を有している。具体的には、粘着剤層38は、填充材の装填圧力(側圧)が作用したときに剥がれず、人の力で剥がれる程度の粘着力をテープ型枠32に付与している。粘着剤層38は、テープ基材(34、36)の全面にわたってシート状に塗布されており、それ自体で填充材の透過を防止する機能を有する。
テープ型枠32は無色又は薄い白色の透明あるいは半透明であり、テープ型枠32が所定位置に設置された状態で、テープ型枠32の外部から裏側が見えるようになっている。ここで、裏側が見えるとは、裏面から離れた部分まで見えることを意味するものではなく、テープ型枠32の裏側に装填される填充材の液位が見えることを意味する。
このようなテープ型枠32として、例えば、日東電工株式会社製の接着テープ(製品名:HF−105P)を使用することができる。
テープ型枠32Aは、路盤コンクリート1の上面1Aと軌道スラブ5の側面5Aとに架け渡されるように貼付されてL字形をなし、空隙Sの開放側の側部を閉塞することで、填充層3の外周部に填充材装填空間21を画定する。テープ型枠32は、テープ基材である樹脂フィルム34及び不織布36の一方の面に粘着剤層38が設けられていることから、下端部は填充材装填空間21を画定する部分に対して軌道スラブ5の外側に屈曲して路盤コンクリート1の上面1Aに貼付されている。テープ型枠32は、填充材装填空間21を画定する部分が軌道スラブ5の側面5Aに貼付された上部から弛みなく鉛直に垂下し、且つできるだけ小さな曲率半径をもって屈曲するように、上部及び下部の位置を調整して貼付されている。
図2に示されるように、テープ型枠32Aは、前後方向に互いに隣接する2つの軌道スラブ5の空隙Sの開放側の側部をまとめて閉塞するように、これらの軌道スラブ5を跨いで連続的に設置されている。言い換えれば、テープ型枠32Aは、互いに隣接する2つの軌道スラブ5の側面5Aに架け渡されるように貼付されている。
上段のテープ型枠32Bは、下段のテープ型枠32Aよりも短く、軌道スラブ5の側面5Aに沿って2つの軌道スラブ5の側面5Aに架け渡されるように設けられ、これによりこれらの軌道スラブ5の間隙の側部を閉塞する。
図3に示されるように、下段のテープ型枠32Aには、前後方向において軌道スラブ5に対応する適宜な位置に、填充材を装填するための装填開口40をなす開口部が形成されている。図示例では、1つの軌道スラブ5に対して3つの装填開口40が形成されている。装填開口40は、填充層3の高さに対応する位置、すなわち、填充材装填空間21における軌道スラブ5の側面5A側に形成されている。
図2、図3及び図5に示されるように、箱状型枠50は、発泡スチロールや発泡ウレタン等の発泡樹脂からなり、平面視で矩形をなす底壁52と底壁52の3辺から立ち上がる側壁54とを有している。箱状型枠50は、軌道スラブ5の側方に、平面視で装填開口40を取り囲むように配置される。箱状型枠50の軌道スラブ5側の面には、弾性を有するシール部材56が設けられている。
箱状型枠50は、レール9(図2及び図3等では図示省略)に係止される止め金具58によって軌道スラブ5に圧接した状態で固定される。箱状型枠50が止め金具58によって固定された設置状態では、シール部材56が軌道スラブ5及びテープ型枠32Aの形状に追従して変形することでこれらに密着する。
設置状態の箱状型枠50は、軌道スラブ5の下面5Bよりも高い位置に上向きの填充材注入口60を形成すると共に、填充材注入口60と装填開口40との間に第1填充材注入通路62Aを画定している。すなわち、箱状型枠50は填充材注入通路62を形成する注入用型枠である。第1填充材注入通路62Aは、装填開口40にて填充材装填空間21に連通しており、填充材注入口60にて上方に開放している。
図2に示されるように、袋状型枠70は、ポリウレタンフィルム等の可撓材製の樹脂製シートによって構成された可撓性及び弾性を有する気密袋体である。袋状型枠70は、直径50mm程度の円形の断面形状を有して内部に気密室を画定しており、気密室に注入される空気等の気体によって膨らむバルーン構造の直線状の型枠である。
袋状型枠70は、互いに隣接する2つの軌道スラブ5の間に挿入され、これらの軌道スラブ5の間に隙間なく配置される。袋状型枠70は、空気圧によって前後の軌道スラブ5に弾接することで摩擦によって固定される。あるいは、袋状型枠70と突起部13との間に支持部材を設けて袋状型枠70を固定してもよい。袋状型枠70は、テープ型枠32から離間した位置に配置されることにより、テープ型枠32と協働してテープ型枠32との間に第2填充材注入通路62Bを画定する。すなわち、袋状型枠70はテープ型枠32協働して填充材注入通路62を形成する注入用型枠である。
第2填充材注入通路62Bは、上端がなす填充材注入口60を軌道スラブ5の下面5Bよりも高い位置に形成すると共に、下端がなす装填開口40を填充材装填空間21における軌道スラブ5の前面又は後面側に形成する。
次に、第1実施形態による補修型枠30を用いた填充層補修工法の手順を、主に図6〜図8を参照して説明する。当該填充層補修工法では、以下に説明する作業工程がこの順に実行される。
填充層補修工法では、まず、填充層3を外周囲から水平方向に所定の深さまで除去する除去工程を行う。除去工程は填充層3の側縁に沿ってその全長にわたって行われ、この除去工程により、填充層3の外周部の路盤コンクリート1と軌道スラブ5との間に側方に開放する空隙S(図4及び図5参照)が形成される。
次に、図6(A)に示されるように、路盤コンクリート1の上面1Aと軌道スラブ5の側面5Aとのうち、テープ型枠32が貼付される領域にプライマー72を塗布するプライマー塗布工程を行う。プライマー塗布工程は任意であり、行われなくてもよい。プライマー72には、テープ型枠32の粘着剤に適した材料のものを用いればよい。プライマー72には、例えば、コニシ株式会社製の商品名:ボンドG7700Nや、商品名:ボンドG17スプレーを用いることができる。
図6(B)に示されるように、下段のテープ型枠32Aを、L字形をなして路盤コンクリート1の上面1Aと軌道スラブ5の側面5Aとに架け渡すように貼付する第1テープ型枠設置工程を行う。第1テープ型枠設置工程により、空隙Sの開放側の側部が閉塞されて填充層3の外周部に填充材装填空間21が画定される。また、これと並行して、上段のテープ型枠32Bを、互いに隣接する2つの軌道スラブ5の側面5Aに架け渡すように貼付する第2テープ型枠設置工程を行う。第2テープ型枠設置工程により、2つの軌道スラブ5の間隙の側部が閉塞される。
図6(C)及び図3に示されるように、下段のテープ型枠32Aをカッター等によって切断して開口部を形成する第1テープ型枠切断工程を行う。テープ型枠切断工程により、填充材装填空間21における軌道スラブ5の側面5A側に填充材を装填するための装填開口40が形成される。装填開口40がテープ型枠32Aに形成された開口部からなるため、テープ型枠32Aを軌道スラブ5の全長にわたって設置した後に、所望の位置に開口部をつくって装填開口40を形成することができる。
図2に示されるように、箱状型枠50を、軌道スラブ5の側方に、平面視で装填開口40を取り囲むように配置すると共に、袋状型枠70を、2つの軌道スラブ5の間に隙間なく配置する注入用型枠設置工程を行う。注入用型枠設置工程により、図2及び図5に示されるように、軌道スラブ5の下面5Bよりも高い位置にて上向きに開口する填充材注入口60を有し、填充材装填空間21に連通する填充材注入通路62が画定される。
箱状型枠50は、軌道スラブ5の側方に、平面視で装填開口40を取り囲むように配置することで容易に設置することができる。袋状型枠70は、軌道スラブ5の間に隙間なく配置することでテープ型枠32と協働して第2填充材注入通路62Bを画定するため、互いに隣接する2つの軌道スラブ5の間に、第2填充材注入通路62Bを容易に形成することができる。
図5及び図7((D)〜(F))に示されるように、填充材供給装置によって供給される填充材を填充材注入口60から填充材注入通路62に注入し、填充材を填充材装填空間21に装填する填充材装填工程を行う。填充材の注入は重力によって行われ、前後方向の一方から他方に向けて順に行われる。填充層3の左右の両外周部に填充材装填空間21が形成されている場合は、左右の填充材注入口60に同時に填充材を注入するとよい。テープ型枠32が透明又は半透明であるため、填充材装填空間21における填充材の装填状態を視覚で確認することができ、装填状態を確認しながら填充材の注入及び注入する填充材注入口60の移動を行うことができる。そのため、填充材装填空間21に填充材を確実に装填することができる。これにより、従来の型枠を用いた場合のように脱型後に発見された空隙箇所に填充材を再注入する再補修作業が不要である。
填充材装填工程においては、図7(D)に示されるように、填充材装填空間21の上部にエア溜まりが生じることがある。この場合、図7(E)に示されるように、テープ型枠32Aにおける填充材装填空間21の上部に対応する位置にエア抜き孔74を穿設するエア抜き孔穿設工程を行う。エア抜き孔穿設工程により、テープ型枠32Aの裏側に溜まっているエアがエア抜き孔74から外部に排出され、填充材装填空間21の上部にも填充材が装填されるようになる。エア抜き孔74は、エアが所望の速度で抜けられるサイズの範囲においてできるだけ小さくするとよい。填充材装填空間21の上部に填充材が装填されると、填充材がエア抜き孔74から外部に漏れてくる。
そのため、エア抜きが完了した後には、図7(F)に示されるように、テープ型枠32Aにテープ76を貼付してエア抜き孔74を閉塞するエア抜き孔閉塞工程を行う。テープ76にはテープ型枠32を小さく切断したものを用いることができる。テープ76を貼付する前には、エア抜き孔74から漏れた填充材を拭き取るとよい。エア抜き孔閉塞工程により、填充材の漏れが止まる。なお、エア抜き孔閉塞工程は任意である。すなわち、填充材には上記のように骨材が混合されており、テープ型枠32Aが不織布36を有している。そのため、填充材の漏れがしばらく続くと、骨材が不織布36に絡んでエア抜き孔74が目詰まりを起こす。これにより、填充材の漏れはいずれ止まる。
このように、エア抜き孔穿設工程とエア抜き孔閉塞工程とを行うことにより、簡単且つ所望の位置にエア抜き孔74を穿設し、エア抜きが終わった後にテープ76の貼付によって簡単にエア抜き孔74を閉塞することができる。したがって、填充材装填空間21に確実に填充材を装填することができる。
1つの填充材注入口60から填充材装填空間21への填充材の注入が完了した後には、図8に示されるように、填充材装填空間21と填充材注入通路62との連通部に堰板78を挿入する堰板挿入工程を行う。堰板挿入工程により、填充材の硬化後に箱状型枠50を撤去する際に、箱状型枠50内の填充材注入通路62に溜まった状態で固まった填充材を容易に撤去することができる。図8には箱状型枠50及び第1填充材注入通路62Aを示しているが、袋状型枠70とテープ型枠32との間に形成される第2填充材注入通路62Bと填充材装填空間21との連通部にも同様に堰板78を挿入する。
填充材の硬化後、箱状型枠50及び袋状型枠70を撤去する注入用型枠撤去工程を行う。これと同時に、或いは注入用型枠撤去工程の後、填充材注入通路62にて硬化した不要な填充材を撤去する不要填充材撤去工程を行う。注入用型枠撤去工程及び不要填充材撤去工程にて、不要な注入用の袋状型枠70及び不要な填充材を撤去することで、見栄えよく填充層3を補修することができる。
その後、テープ型枠32を撤去するテープ型枠撤去工程を行う。なお、テープ型枠撤去工程は任意である。すなわち、テープ型枠32は路盤コンクリート1の上面1Aや軌道スラブ5の側面5A、填充材の硬化によって補修された填充層3の側縁から突出するものではないため、撤去せずにそのまま残してもよい。以上の工程により、填充層補修工法が完了する。
このように、スラブ式軌道の填充層補修工法では、填充層3を外周囲から除去する除去工程、補修型枠30を設置する型枠設置工程(図6、図3及び図2)、並びに、填充材を填充材装填空間21に装填する填充材注入工程(図7)を行う。これらの工程により、除去工程の後に補修型枠30を迅速且つ容易に設置できる。したがって、除去工程の後、早期に填充材注入工程を行うことができる。あるいは、大量のテープ型枠32を現場に持ち込めるため、除去工程の後、比較的長い延長にわたって補修型枠30を設置して、填充材注入工程を比較的長い延長にわたって連続的にまとめて行うことができる。
本実施形態のスラブ式軌道用の補修型枠30では、図4に示されるように、路盤コンクリート1の上面1Aと軌道スラブ5の側面5Aとに架け渡すようにテープ型枠32を貼付することによって空隙Sの開放側の側部を閉塞することができる。したがって、型枠の設置作業を迅速且つ容易に行える。また、テープ型枠32を剥がすことによって撤去できるため、型枠の撤去作業も迅速且つ容易に行える。なお、テープ型枠32を撤去しない場合には填充層3の補修が一層容易になる。また、テープ型枠32を、L字形をなして架け渡すように路盤コンクリート1の上面1Aと軌道スラブ5の側面5Aとに貼付するため、空隙Sの外周部分に型枠配置用のスペースが不要であり、空隙Sの全体の填充材を装填できる。したがって、見栄えよく填充層3を補修することができる。また、テープ型枠32はロールの状態で取り扱えることから、型枠材料の保管や運搬が簡単になる。
また、テープ型枠32のテープ基材が樹脂フィルム34における粘着剤層38が設けられた側の面に不織布36を有しているため、テープ型枠32が厚くなることを抑制しつつテープ型枠32のせん断強度を高くすることができる。これにより、せん断強度が高いことによってテープ型枠32が破れ難くなることから、型枠撤去作業が容易になり、厚くないためにテープ型枠32が変形容易なことから、型枠設置作業が容易になる。また、不織布36が、填充材が硬化熱によるテープ型枠32の伸びを抑制することから、填充材の装填後にテープ型枠32が外方に膨出して填充材装填空間21に空間が生じることが抑制される。
粘着剤層38が樹脂フィルム34及び不織布36からなるテープ基材の一方の面に設けられている。テープ型枠32は、軌道スラブ5の外側に屈曲して路盤コンクリート1の上面1Aに貼付されているため、軌道スラブ5の外側で路盤コンクリート1に貼付することができる。したがって、テープ型枠32の設置作業(貼付作業)が容易である。
次に、図9を参照して第1実施形態の変形例を説明する。なお、第1実施形態と同一の部材や部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。この変形例では、図示されるように、装填開口40が、互いに離間するように設けられた2つのテープ型枠32Aによって形成されている。この構成では、第1実施形態の第1テープ型枠設置工程(図6(B))のようにテープ型枠32Aを軌道スラブ5の全長にわたって連続的に設置することはできないが、テープ型枠32Aの延長を短くすることができる。
図10は、第2実施形態による補修型枠30を示す斜視図である。ここでも、第1実施形態と同一の部材や部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。以降で説明する他の実施形態においても同様とする。図示されるように、この実施形態では、互いに隣接する軌道スラブ5の間に第2填充材注入通路62Bが形成されておらず、填充層3の外周部に形成された空隙Sの前後方向に開放する前部及び後部が、袋体80によって閉塞されている。テープ型枠32は、下段のテープ型枠32Aのみが設けられ、上段には設けられていない。
袋体80は、袋状型枠70と同様に、可撓材製の樹脂製シートによって構成された可撓性及び弾性を有する気密のものであり、気密室に注入される空気等の気体によって膨らむバルーン構造の型枠である。袋体80は、2つの軌道スラブ5の間に横向きに倒した状態で挿入され、注入された気体によって膨らんで空隙Sの前部及び後部に密着する。袋体80は、路盤コンクリート1及び軌道スラブ5に対して摩擦によって固定され、填充層3の外周部に填充材装填空間21を画定する。
このような構成によっても第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図11は、第3実施形態による補修型枠30を示す斜視図である。図示されるように、この実施形態でも、互いに隣接する軌道スラブ5の間に第2填充材注入通路62Bが形成されていない。前後方向に開放する空隙Sの前部及び後部は、テープ型枠32Aによって閉塞されている。テープ型枠32Aは、軌道スラブ5の前面又は後面と路盤コンクリート1の上面1Aとに架け渡されるように貼付されてL字形をなし、空隙Sの前部又は後部を閉塞している。
このような構成によっても填充材装填空間21を画定することができ、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
図12は、第4実施形態による補修型枠30を示す図4に相当する断面図である。図示されるように、この実施形態では、填充層3の高さに配置された下段のテープ型枠32(32Cあるいは32D)が軌道スラブ5の内側に屈曲して路盤コンクリート1の上面1Aに貼付されている。
図13は、図12に示されるテープ型枠32の詳細構成の3つの例を示す模式的断面図である。図13(A)に示されるように、このテープ型枠32Cでは、粘着剤層38が、テープ基材の両面の全面に塗布されている。テープ型枠32Cのテープ基材は、樹脂フィルム34(図4)を備えず、不織布36のみを備えている。他の形態では、テープ型枠32Cのテープ基材が樹脂フィルム34(図4)を備えていてもよい。この場合、不織布36は、樹脂フィルム34の両面に設けられてもよく、両面に設けられてもよい。或いは、不織布36が設けられなくてもよい。
このように、テープ型枠32Cは、テープ基材の両方の面に粘着剤層38が設けられた両面テープとされている。これにより、図12に示されるようにテープ型枠32Cを軌道スラブ5の内側に屈曲して路盤コンクリート1の上面1Aに貼付することが可能になる。
図13(B)に示されるように、このテープ型枠32Dでは、粘着剤層38が、テープ基材の上部において一方の面に設けられ、下部において他方の面に設けられている。テープ基材は、テープ型枠32Dの全幅にわたって設けられた樹脂フィルム34と、樹脂フィルム34の上部において一方の面に設けられ、下部において他方の面に設けられた不織布36とによって構成されている。上部に設けられた不織布36及び粘着剤層38と下部に設けられた不織布36及び粘着剤層38とは、使用前のロール状態のときに互いに接着しないように上下方向に離間して形成されている。
図13(C)に示されるように、このテープ型枠32Eでは、上記実施形態に比べて幅が狭い2つのテープ型枠素材を、粘着剤層38同士を対向させ且つ上下方向にオーバーラップさせた状態で互いに当接させることで粘着剤層38にて互いに接合させている。
このように、粘着剤層38は、テープ型枠32D、32Eの上部にてテープ基材の一方の面に設けられ、テープ型枠32D、32Eの下部にてテープ基材の他方の面に設けられる。これにより、図12に示されるようにテープ型枠32D、32Eを軌道スラブ5の内側に屈曲して路盤コンクリート1の上面1Aに貼付することが可能になる。
そして、テープ型枠32C、32D、32Eが軌道スラブ5の内側に屈曲して路盤コンクリート1の上面1Aに貼付されことにより、填充材装填空間21に装填された填充材の圧力によってテープ型枠32C、32D、32Eが外側に膨らむことを防止できる。すなわち、図4に示されるようなテープ型枠32Aの路盤コンクリート1に対する接着面の外方への後退によってテープ型枠32が弛んで膨らむことを防止できる。
図14は第5実施形態による補修型枠30を示す断面図である。図14に示されるように、補修型枠30は、テープ型枠32と、テープ型枠32に外方へ延びるように一体に設けられた填充材注入用の管状型枠90とを備えている。テープ型枠32は、図13(A)に示されるような、粘着剤層38がテープ基材の両面の全面に塗布され両面テープとされている。他の実施形態では、テープ型枠32が図13(B)、(C)に示されるような両面の一部ずつに粘着剤層38が塗布された一部両面テープであってもよく、図4に示されるような片面テープであってもよい。
管状型枠90は、注入管92及び注入ホース94を有している。注入管92は、継手パイプ96と、継手パイプ96の一端に一体に設けられたフランジ98とを有している。注入管92は、樹脂製であっても金属製であってもよく、その他の材料から形成されてもよい。テープ型枠32には継手パイプ96を挿通させ得る大きさの円形開口100が形成されている。この円形開口100はテープ型枠32の組立時に適宜な位置に形成される。注入管92は、テープ型枠32の内側から継手パイプ96が円形開口100に挿入されてフランジ98がテープ型枠32の内面に接合されることによってテープ型枠32に一体に取り付けられる。
注入管92のフランジ98は、テープ型枠32の内面に設けられた粘着剤層38によってテープ型枠32に接着されている。また、本実施形態では、フランジ98をより強固にテープ型枠32に接着させるために、フランジ98の外径よりも大きな外径とフランジ98の外径よりも小さな内径とを有する円環状の取付テープ102が設けられている。取付テープ102は、フランジ98を挟むようにテープ型枠32の内面に接着されている。注入管92は、テープ型枠32の組立時にテープ型枠32に取り付けられる。
注入ホース94は、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン等の可撓材製の樹脂製シートによって構成されており、可撓性を有し、伸縮性を有していない。注入ホース94の樹脂材の内部にポリエステル等の糸が入っていてもよい。注入ホース94は、バンド104によって注入管92の継手パイプ96に一端を取り付けられている。注入ホース94の他端は開放されている。
補修型枠30がこのように構成されていることにより、図14中に想像線で示すように、注入用ノズル106を注入ホース94に挿入、接続することで、図示しないポンプからの圧送によって填充材を填充材装填空間21に注入することができる。そのため、填充材の注入効率を向上できる。また、型枠組立時に任意の位置に填充材注入用の管状型枠90を設けることができる。なお、管状型枠90は、注入管92及び注入ホース94の少なくとも一方を備えていればよい。
なお、管状型枠90から填充材を注入した後には、注入ホース94を紐やロープ等で縛ることにより、管状型枠90内の填充材注入通路62からの填充材の漏出を防止すればよい。填充材の硬化後には、テープ型枠32と共に管状型枠90を撤去する。管状型枠90内の填充材注入通路62に溜まった状態で固まった填充材は、管状型枠90の撤去後に切断、除去する。これにより、見栄えよく填充層3を補修することができる。
図15は第6実施形態によるテープ型枠32Fの使用前状態を示す斜視図である。図14に示されるように、本実施形態のテープ型枠32Fは、図13(C)に示される2つのテープ型枠素材を互いに接着させたテープ型枠32Eに対し、テープ基材(34、36)の上部側の一方の面に設けられた粘着剤層38を覆う上側用の内側離型紙110と、テープ基材の下部側の他方の面に設けられた粘着剤層38を覆う下側用の外側離型紙112とを備える点で相違している。図示例では、内側離型紙110及び外側離型紙112は、粘着剤層38が露出する部分(上下のテープ型枠素材が重ならない部分)のみに設けられている。他の例では、内側離型紙110及び外側離型紙112が対応するテープ型枠素材と同じ幅を有していてもよい。
外側離型紙112には、テープ長手方向に沿って延びる複数の切込線114がテープ幅方向に間隔を空けて設けられている。各切込線114は、外側離型紙112を上下に分断する形態で設けられてもよく、ミシン目状に設けられてもよい。或いは、各切込線114が外側離型紙112の一方の面に厚さ方向の一部のみに(外側離型紙112の厚さよりも小さい深さをもって)設けられてもよい。複数の切込線114は、例えば、1cm間隔や5mm間隔等に設けられてよい。外側離型紙112の最も下端側に設けられる切込線114は、外側離型紙112の下縁から3cm以上離れた位置に設けられる(W1>3cm)。また、切込線114に対応する後述する高さHの寸法が、テープ長手方向に適宜の間隔を空けて外側離型紙112に印刷されているとよい。図15では、テープ型枠32Fが直線状に示されているが、使用前の状態では、テープ型枠32Fは芯材に巻かれたロール状とされている。
図16及び図17は、第6実施形態によるテープ型枠32Fの組立手順の説明図である。本実施形態では、テープ型枠設置工程が上記実施形態と異なり、その他の工程は上記実施形態と同一である。以下、テープ型枠設置工程について説明する。
図16(A)に示されるように、まず、路盤コンクリート1の上面1Aから軌道スラブ5の下面5Bまでの高さHを計測する計測工程を行う。次に、指矩(L型定規)や水平器、下げ振り等の適宜な工具116を用いて、路盤コンクリート1の上面1Aにおける軌道スラブ5の側面5Aの直下に印118を付ける位置出し工程を行う。計測工程と位置出し工程とは、どちらを先に行ってもよい。
次に、図16(C)に示されるように、路盤コンクリート1の上面1Aから軌道スラブ5の下面5Bまでの高さHに応じた切込線114に沿って外側離型紙112の下端部を取り除く。続いて、図17(D)に示されるように、テープ型枠32Fの下部を軌道スラブ5の内側に向けて外側離型紙112の下縁を印118に合わせ、テープ型枠32Fを路盤コンクリート1の上面1Aに貼付する路盤側貼付工程を行う。外側離型紙112の上側部分は取り除かれていないため、テープ型枠32Fは印118よりも軌道スラブ5の内側でのみ路盤コンクリート1の上面1Aに接着する。
次に、図17(E)に示されるように、内側離型紙110を取り除き、図17(F)に示されるように、テープ型枠32FをL字形に曲げ起こしてテープ型枠32Fの上部を軌道スラブ5の側面5Aに貼付するスラブ側貼付工程を行う。これにより、空隙Sの開放側の側部が閉塞されて填充層3の外周部に填充材装填空間21が画定される。図16(C)において外側離型紙112の下端部を取り除く切込線114は、テープ型枠32Fを曲げ起こした際に、下側のテープ型枠素材の上縁が軌道スラブ5の下面5Bに整合する位置に設けられたもの(前記高さHに応じたもの)である。したがって、上側のテープ型枠素材の粘着剤層38はその全面にわたって軌道スラブ5の側面4Aに接着し、填充材装填空間21に露出しない。すなわち、下側のテープ型枠素材の樹脂フィルム34だけが填充材装填空間21に露出する。
このように、図16(C)の工程にて、路盤コンクリート1の上面1Aから軌道スラブ5の下面5Bまでの高さHに応じた位置で外側離型紙112の下端部を取り除き、図17(D)の路盤側貼付工程にて、外側離型紙112の下縁を印118に合わせることで、容易にテープ型枠32Fを適切な位置に設置することができる。即ち、路盤コンクリート1の上面1Aに接着させたテープ型枠32Fが必要以上に広い範囲にわたって路盤コンクリート1に接着することがなく、図17(F)のスラブ側貼付工程にて、容易にテープ型枠32FをL字形に曲げ起こして軌道スラブ5の側面5Aに貼付することができる。
また、テープ型枠32Fの上部にて軌道スラブ5の側面5A側に設けられた粘着剤層38が不要に大きく空隙Sに面することが抑制される。これにより、填充材の注入、硬化後にテープ型枠32Fを除去する際に、テープ型枠32Fが充填材に接着して除去し難くなることが抑制される。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記のテープ型枠32はテープ基材として不織布36を有しているが、不織布36を有する代わりに織布を有していてもよく、不織布36や織布を有していなくてもよい。また、補修型枠30が、第1填充材注入通路62Aを画定する箱状型枠50を備えずに、第2填充材注入通路62Bを画定する袋状型枠70だけを備えていてもよい。更に、第2填充材注入通路62Bを画定する注入用型枠として、袋状型枠70の代わりに堰板状の型枠が用いられてもよい。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 路盤コンクリート
1A 上面
3 填充層
5 軌道スラブ
5A 側面
5B 下面
21 填充材装填空間
30 補修型枠
32 テープ型枠
32A、32C、32D、32E、32F 下段のテープ型枠
32B 上段のテープ型枠
34 樹脂フィルム(テープ基材)
36 不織布(テープ基材)
38 粘着剤層
40 装填開口
50 箱状型枠(注入用型枠)
60 填充材注入口
62 填充材注入通路
62A 第1填充材注入通路
62B 第2填充材注入通路
70 袋状型枠(注入用型枠)
74 エア抜き孔
76 テープ
78 堰板
90 管状型枠(注入用型枠)
92 注入管
94 注入ホース
110 内側離型紙
112 外側離型紙
114 切込線
118 印
H 路盤コンクリート1の上面1Aから軌道スラブ5の下面5Bまでの高さ
S 空隙

Claims (16)

  1. 路盤コンクリートと軌道スラブとの間に填充層が設けられ、前記軌道スラブにレールが締結されたスラブ式軌道の前記填充層の外周部に側方に開放するように形成された空隙を液状の填充材の注入によって補修するための補修型枠であって、
    シート状のテープ基材及び当該テープ基材の少なくとも一方の面に設けられた粘着剤層を有するテープ型枠と、
    前記空隙に連通する填充材注入通路を画定する注入用型枠とを備え、
    前記テープ型枠が、前記空隙の開放側の側部を閉塞して前記填充層の外周部に填充材装填空間を画定するべく、前記路盤コンクリートの上面と前記軌道スラブの側面とに架け渡されるように貼付されてL字形をなしていることを特徴とするスラブ式軌道用の補修型枠。
  2. 前記テープ型枠が透明又は半透明であることを特徴とする請求項1に記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  3. 前記テープ基材が、不織布又は織布を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  4. 前記粘着剤層が前記テープ基材の一方の面に設けられており、前記テープ型枠が前記軌道スラブの外側に屈曲して前記路盤コンクリートの前記上面に貼付されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  5. 前記テープ型枠が、前記テープ基材の両方の面に前記粘着剤層が設けられた両面テープであり、前記軌道スラブの内側に屈曲して前記路盤コンクリートの前記上面に貼付されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  6. 前記粘着剤層が前記テープ型枠の上部にて前記テープ基材の一方の面に設けられ、前記テープ型枠の下部にて前記テープ基材の他方の面に設けられており、前記テープ型枠が前記軌道スラブの内側に屈曲して前記路盤コンクリートの前記上面に貼付されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  7. 前記填充材装填空間における前記軌道スラブの側面側に前記填充材を装填するための装填開口が形成され、
    前記注入用型枠が、前記軌道スラブの側方に、平面視で前記装填開口を取り囲むように配置され、前記軌道スラブの下面よりも高い位置に填充材注入口を形成する箱状型枠を含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  8. 前記装填開口が前記テープ型枠に形成された開口部であることを特徴とする請求項7に記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  9. 前記装填開口が、互いに離間するように設けられた2つの前記テープ型枠によって形成されていることを特徴とする請求項7に記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  10. 前記テープ型枠が、互いに隣接する2つの前記軌道スラブの間隙の側部を閉塞するべく、2つの前記軌道スラブの前記側面に架け渡されるように貼付され、
    前記注入用型枠が、2つの前記軌道スラブの間に隙間なく配置されて前記テープ型枠と協働して上方に開放するように前記填充材注入通路を画定し、前記軌道スラブの下面よりも高い位置に填充材注入口を形成する可撓材製の袋状型枠を含むことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  11. 前記注入用型枠が、前記テープ型枠に外方へ延びるように一体に設けられた注入管及び注入ホースの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスラブ式軌道用の補修型枠。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の補修型枠を用いたスラブ式軌道の填充層補修工法であって、
    前記填充層を外周囲から水平方向に所定の深さまで除去する除去工程と、
    前記填充材装填空間を画定すべく、前記除去工程によって前記路盤コンクリートと前記軌道スラブとの間にできた前記空隙の開放側の側部を閉塞するように前記スラブ式軌道用の補修型枠を設置する型枠設置工程と、
    液状の前記填充材を前記填充材注入通路に注入して前記填充材装填空間に装填する填充材注入工程とを含むことを特徴とするスラブ式軌道の填充層補修工法。
  13. 前記テープ型枠における前記填充材装填空間の上部に対応する位置にエア抜き孔を穿設するエア抜き孔穿設工程と、
    前記填充材の前記填充材装填空間への装填によって前記エア抜き孔からエアが抜けた後に前記テープ型枠にテープを貼付して前記エア抜き孔を閉塞するエア抜き孔閉塞工程とを更に含むことを特徴とする請求項12に記載のスラブ式軌道の填充層補修工法。
  14. 前記填充材の硬化後に前記注入用型枠を撤去する注入用型枠撤去工程と、
    前記填充材注入通路にて硬化した不要填充材を撤去する不要填充材撤去工程とを更に含むことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のスラブ式軌道の填充層補修工法。
  15. 前記填充材の前記填充材装填空間への装填の後、前記填充材装填空間と前記填充材注入通路との連通部に堰板を挿入する堰板挿入工程を更に含むことを特徴とする請求項14に記載のスラブ式軌道の填充層補修工法。
  16. 請求項6に記載の補修型枠を用いたスラブ式軌道の填充層補修工法であって、
    前記填充層を外周囲から水平方向に所定の深さまで除去する除去工程と、
    前記填充材装填空間を画定すべく、前記除去工程によって前記路盤コンクリートと前記軌道スラブとの間にできた前記空隙の開放側の側部を閉塞するように前記スラブ式軌道用の補修型枠を設置する型枠設置工程と、
    液状の前記填充材を前記填充材注入通路に注入して前記填充材装填空間に装填する填充材注入工程とを含み、
    前記テープ型枠は、使用前状態において、前記テープ基材の上部側の前記一方の面に設けられた前記粘着剤層を覆う上側用の内側離型紙と、前記テープ基材の下部側の前記他方の面に設けられた前記粘着剤層を覆う下側用の外側離型紙とを備え、前記外側離型紙にはテープ長手方向に沿って延びる複数の切込線がテープ幅方向に間隔を空けて設けられており、
    前記型枠設置工程が、
    前記路盤コンクリートの前記上面に、前記軌道スラブの前記側面の直下に印を付ける位置出し工程と、
    前記路盤コンクリートの前記上面から前記軌道スラブの下面までの高さに応じた切込線に沿って前記外側離型紙の下端部を取り除き、前記テープ型枠の下部を前記軌道スラブの内側に向けて前記外側離型紙の下縁を前記印に合わせ、前記テープ型枠を前記路盤コンクリートの前記上面に貼付する路盤側貼付工程と、
    前記内側離型紙を取り除き、前記テープ型枠をL字形に曲げ起こして前記テープ型枠の上部を前記軌道スラブの前記側面に貼付するスラブ側貼付工程とを含むことを特徴とするスラブ式軌道の填充層補修工法。
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