JP2020042582A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】レシートに印刷される決済情報の解析精度を高めることを目的とする。【解決手段】情報処理システム1において、制御サーバーは、管理装置と、決済情報を印刷してレシートを発行する印刷装置と、が接続可能なサーバー通信部と、サーバー通信部を介して、印刷装置から決済情報に関する印刷テキストデータを取得し、印刷テキストデータから決済情報に含まれる項目の項目値を取得するサーバー制御部と、を備える。サーバー制御部は、サーバー通信部を介して、管理装置から地域によって表記形式が異なる項目値の表記形式に係る設定を取得し、設定に基づいて印刷テキストデータから地域によって表記形式が異なる項目値を取得する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、POS端末内の会計処理部から出力された出力データを、外部装置が解釈可能な形式に変換し、変換したデータを外部装置に送信し、送信したデータを外部装置で管理する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のような会計処理を行うPOS端末は、会計処理に応じて、POS端末自身が又はPOS端末に接続される印刷装置が、会計処理における決済に関する決済情報を印刷したレシートを発行する。レシートに印刷される決済情報は、種々の項目に対応する項目値を情報として含んでおり、この項目値の中には後に活用可能な有益な項目値を含んでいる場合がある。このことを踏まえて、従来では、レシートに印刷される決済情報がテキストとして記述されたテキストデータから項目値を取得するといった決済情報の解析が行われている。しかしながら、決済情報に含まれる項目の項目値には、レシートが発行される地域によって表記形式が異なる項目値がある。そのため、レシートによっては適切に或いは的確に項目値を取得できず精度よく決済情報を解析できないといった事態が発生し得る。
特開2012−27633号公報
本発明は、レシートに印刷される決済情報の解析精度を高めることを目的とする。
上記目的を達成する一態様は、制御装置と、決済情報を印刷してレシートを発行する印刷装置と、が接続可能な通信部と、前記通信部を介して、前記印刷装置から前記決済情報に関するテキストデータを取得し、前記テキストデータから前記決済情報に含まれる項目の項目値を取得する制御部と、を備え、前記制御部は、前記通信部を介して、前記制御装置から地域によって表記形式が異なる前記項目値の前記表記形式に係る設定を取得し、前記設定に基づいて前記テキストデータから地域によって前記表記形式が異なる前記項目値を取得する情報処理装置である。
上記情報処理装置において、前記表記形式に係る設定は、少なくとも、金額を示す前記項目値を表記する通貨、小数点、及び、桁区切りのいずれかの記号の設定であってもよい。
上記情報処理装置において、前記小数点の記号は、少なくとも、ドット、カンマ、アポストロフィ、中点のいずれかの記号を含む構成であってもよい。
上記情報処理装置において、前記桁区切りの記号は、少なくとも、ドット、カンマ、アポストロフィ、スペースのいずれかの記号を含む構成であってもよい。
上記情報処理装置において、前記表記形式に係る設定は、前記印刷装置が前記レシートを発行した日にちを示す前記項目値の表記形式に関わる設定であってもよい。
上記目的を達成する別の一態様は、決済情報を印刷してレシートを発行する印刷装置と接続可能な情報処理装置の制御方法であって、前記印刷装置から前記決済情報に関するテキストデータを取得し、前記テキストデータから前記決済情報に含まれる項目の項目値を取得し、前記項目値を取得する際、地域によって表記形式が異なる前記項目値の前記表記形式に係る設定を取得し、前記設定に基づいて前記テキストデータから地域によって前記表記形式が異なる前記項目値を取得する。
上記目的を達成するさらに別の一態様は、決済情報を印刷してレシートを発行する印刷装置と通信可能な情報処理装置の制御部により実行可能なプログラムであって、前記制御部に、前記決済情報に関するテキストデータを取得させ、前記テキストデータから前記決済情報に含まれる項目の項目値を取得させ、前記項目値を取得させる際、地域によって表記形式が異なる前記項目値の前記表記形式に係る設定を取得させ、前記設定に基づいて前記テキストデータから地域によって前記表記形式が異なる前記項目値を取得させる。
情報処理システムの構成を示す図。 情報処理システムの各装置の機能的構成を示すブロック図。 POS端末、印刷装置、制御サーバーの動作を示すフローチャート。 印刷データの一例を示す図。 レシートの一例を示す図。 印刷テキストデータの一例を示す図。 解析プログラム群管理データベースの一例を示す図。 解析データ管理データベースの一例を示す図。 管理装置、制御サーバーの動作を示すフローチャート。 第1設定ユーザーインターフェースの一例を示す図。 管理装置、制御サーバーの動作を示すフローチャート。 第2設定ユーザーインターフェースの一例を示す図。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、複数の店舗システム2を備える。店舗システム2は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア、デパート、飲食店等の店舗に用いられるシステムである。店舗は、商品の提供が行われ、商品の提供に応じて、顧客による会計が行われる施設であればよい。本実施形態において、「商品」は、物体として顧客に引き渡される商品だけでなく、顧客に提供されるサービスや、顧客に提供される飲食物等、対価と引き換えに顧客に提供される対象を意味する。
店舗システム2は、顧客が購入した商品に応じた会計を行う機能、会計に応じてレシートRを発行する機能等を備える。
店舗システム2が適用される店舗には、顧客が会計を行なうレジカウンター(会計カウンター)Lが設けられる。図1では、1の店舗に複数のレジカウンターLが設けられる場合を示しているが、1の店舗に設けられるレジカウンターLは、1つでもよい。レジカウンターLには、印刷媒体の一態様であるロール紙に印刷する機能を有する印刷装置3が設けられる。また、レジカウンターLには、印刷装置3と無線通信可能に接続され、印刷装置3を制御するPOS端末4が設けられる。印刷装置3、及びPOS端末4の詳細については、後述する。
レジカウンターLにおける会計に際し、レジ担当者(会計処理をするオペレーター)は、印刷装置3に接続されたバーコードリーダーBRで商品や商品の包装に付されたバーコードを読み取り、また、POS端末4に対して会計に対応する入力を行う。印刷装置3は、バーコードリーダーBRによる読み取りに基づくデータを、POS端末4に送信する。POS端末4は、印刷装置3から受信したバーコードリーダーBRの読み取りに基づくデータや、レジ担当者による会計に対応する入力に基づいて、印刷装置3を制御し、印刷装置3にレシートRを発行させる。印刷装置3により発行されたレシートRは、レジ担当者により顧客に引き渡される。
店舗システム2は、ローカルエリアネットワークLNを備える。
ローカルエリアネットワークLNには、印刷装置3、及び管理装置5が接続される。管理装置5は、制御装置に相当する。管理装置5の詳細については、後述する。
また、ローカルエリアネットワークLNには、通信装置6が接続される。通信装置6は、ローカルエリアネットワークLNと、インターネット、電話網、その他の通信網を含むグローバルネットワークGNとを接続するインターフェース装置である。通信装置6は、モデム又は、ONU(Optical Network Unit)に係る機能、ルーター機能、NAT(Network Address Translation)機能、及び、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバー機能等を有する。通信装置6は、ローカルエリアネットワークLNに接続された機器と、グローバルネットワークGNに接続された機器との間で行われる通信に際し、機器間で送受信されるデータを転送する。なお、図1では、通信装置6を1つのブロックで表現するが、通信装置6は、機能に応じた複数の装置を有する構成でもよい。
印刷装置3、及び管理装置5は、通信装置6を介して、グローバルネットワークGNにアクセス可能である。
グローバルネットワークGNには、制御サーバー7が接続される。制御サーバー7は、情報処理装置に相当する。制御サーバー7は、印刷装置3、及び管理装置5と通信可能なサーバー装置である。すなわち、制御サーバー7は、クライアントからの要求等をトリガーとして、所定の演算処理を実行する。制御サーバー7は、必要に応じて、演算処理の結果に基づくデータを、クライアントに送信する。なお、図1では、制御サーバー7を、1つのブロックによって表現するが、これは制御サーバー7が単一のサーバー装置により構成されることを意味するものではない。例えば、制御サーバー7は、複数のサーバー装置を含んで構成されたものでもよい。すなわち、制御サーバー7は、後述する各種処理を実行可能な構成であれば、その形態を問わない。
図2は、情報処理システム1が備える各装置の機能的構成を示すブロック図である。
POS端末4は、例えば、前面の広い領域にタッチパネル43が設けられたタブレット型の端末装置である。なお、POS端末4は、デスクトップ型等の据え置き型の端末でもよい。POS端末4は、レジカウンターLにおける会計に際し、会計に関する各種処理を実行して印刷装置3を制御するホストコンピューターとして機能する。
図2に示すように、POS端末4は、POS端末制御部40と、POS端末記憶部41と、POS端末通信部42と、タッチパネル43とを備える。
POS端末制御部40は、ハードウェアとして、CPUやMPU等のプロセッサーや、ROMやRAM等のメモリーデバイス、その他の周辺回路を備える。POS端末制御部40は、具備するプロセッサーが、ROMやPOS端末記憶部41に記憶された制御プログラム41AをRAMに読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により処理を実行する。POS端末4には、所定のアプリケーションが事前にインストールされる。POS端末制御部40は、この所定のアプリケーション、この所定のアプリケーションに付随するプログラム、その他のプログラムをROMやPOS端末記憶部41等から読み出して実行することにより、アプリケーション実行部400として機能する。アプリケーション実行部400については、後述する。
POS端末記憶部41は、制御プログラム41Aやその他の各種データを不揮発に記憶するメモリーデバイスにより構成される。POS端末記憶部41は、POS端末制御部40を構成するROMにより構成されてもよく、ROM以外のメモリーデバイスにより構成されてもよい。また、POS端末記憶部41は、POS端末制御部40を構成するRAMを含んでもよい。
POS端末通信部42は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアにより構成され、POS端末制御部40の制御で、印刷装置3と通信する。なお、通信ハードウェアとしては、通信回路や、通信ポート、通信基板、通信コネクター等のハードウェアが一例として挙げられる。本実施形態のPOS端末通信部42は、所定の無線通信の規格に従って、印刷装置3と通信する。POS端末4と印刷装置3との間で行われる無線通信の通信規格は、アドホックモードに対応する無線LANに係る規格や、インフラストラクチャーモードに対応する無線LANに係る規格、Bluetooth等の近距離無線通信に係る規格等、どのような規格でもよい。Bluetoothは、登録商標である。なお、POS端末通信部42は、所定の有線通信の規格に従って、印刷装置3と通信する構成でもよい。
タッチパネル43は、液晶表示パネル等の表示パネルと、表示パネルに重ねて、或いは一体に設けられたタッチセンサーとを備える。表示パネルは、POS端末制御部40の制御で、各種画像を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、POS端末制御部40に出力する。POS端末制御部40は、タッチセンサーからの入力に基づいて、タッチ操作に対応する処理を実行する。
印刷装置3は、ロール紙を収容し、収容したロール紙にライン型のサーマルヘッドでドットを形成して文字や画像等を印刷するサーマルプリンターである。なお、本実施形態に係る印刷装置3の印刷方式はサーマル方式であるが、印刷装置3の印刷方式は、サーマル方式に限らず、インクジェット方式等の他の印刷方式でもよい。また、印刷装置3の印刷ヘッドは、ライン型に限らず、シリアル型でもよい。
図2に示すように、印刷装置3は、印刷装置制御部30と、印刷装置記憶部31と、印刷部32と、印刷装置通信部33と、印刷装置ネットワーク通信部34と、デバイス通信部35とを備える。
印刷装置制御部30は、ハードウェアとして、CPUやMPU等のプロセッサー、ROMやRAM等のメモリーデバイス、その他の周辺回路を備える。印刷装置制御部30は、具備するプロセッサーが、ROMや印刷装置記憶部31に記憶されたファームウェアなどの制御プログラム31AをRAMに読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により処理を実行する。また、ROMには文字コードに対応するフォントデータが記憶されている。
印刷装置記憶部31は、制御プログラム31Aやその他の各種データを不揮発に記憶するメモリーデバイスにより構成される。印刷装置記憶部31は、印刷装置制御部30を構成するROMにより構成されてもよく、ROM以外のメモリーデバイスにより構成されてもよい。また、印刷装置記憶部31は、印刷装置制御部30を構成するRAMを含んでもよい。
印刷部32は、印刷装置3の筐体に収容されたロール紙を搬送する搬送機構や、サーマルヘッドによってロール紙にドットを形成して画像を印刷する印刷機構、ロール紙を所定の位置で切断する切断機構等のロール紙への印刷に関する各種機構を備える。印刷部32は、印刷装置制御部30の制御で、搬送機構によりロール紙を搬送し、印刷機構によりロール紙にレシートRに係る画像を印刷し、切断機構により所定の位置でロール紙を切断して、レシートRを発行する。
印刷装置通信部33は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアにより構成され、印刷装置制御部30の制御で、POS端末4と通信する。なお、通信ハードウェアとしては、通信回路や、通信ポート、通信基板、通信コネクター等のハードウェアが例として挙げられる。本実施形態の印刷装置通信部33は、所定の無線通信の規格に従って、POS端末4と通信する。なお、印刷装置通信部33は、所定の有線通信の規格に従って、POS端末4と通信する構成でもよい。
印刷装置ネットワーク通信部34は、所定の通信規格に従ったネットワークカード等の無線通信する通信ハードウェアを備え、印刷装置制御部30の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。グローバルネットワークGNと接続する機器には、管理装置5と制御サーバー7とが含まれる。印刷装置ネットワーク通信部34が通信に使用する通信規格は、HTTPや、WebSocket等が例として挙げられる。
デバイス通信部35は、USBの規格に従ったポートや、USB以外のシリアル通信規格に従ったポート、パラレル通信規格に従ったポート、有線LANに係る通信規格に従ったポート、その他ポートを有するインターフェースボードを備える。各ポートには、デバイスが接続可能である。デバイス通信部35は、印刷装置制御部30の制御で、ポートを介して印刷装置3に接続されたデバイスと通信する。なお、デバイス通信部35が、無線通信機能を備え、デバイスと無線通信する構成でもよい。
印刷装置3には、デバイスとして、バーコードリーダーBR、カスタマーディスプレーCD、及び、自動釣銭機JTが接続される。
バーコードリーダーBRは、商品や、商品の包装等に付されたバーコードを読み取り、読取結果を示すデータをデバイス通信部35に出力する。デバイス通信部35は、バーコードリーダーBRから入力されたデータを、印刷装置制御部30に出力する。
カスタマーディスプレーCDは、印刷装置制御部30の制御で、会計に関する情報を表示する。カスタマーディスプレーCDに表示された情報は、レジカウンターLで会計を行う顧客が視認できる。
自動釣銭機JTは、顧客から受け取った貨幣を投入する貨幣受取口と、釣銭に係る貨幣を排出する釣銭排出口とを備え、印刷装置制御部30の制御で、貨幣受取口を介して貨幣が投入された場合、対応する釣銭を釣銭排出口から排出する。
管理装置5は、店舗システム2が適用された店舗を運営する主体が管理する装置である。管理装置5は、デスクトップ型の装置でもよいし、タブレット型の装置でよいし、ラップトップ型の装置でもよい。管理装置5は、店舗の従業員や、店舗を運営する会社の従業員等の操作に権限を有する者により操作される。本実施形態では、図1に示すように管理装置5が1の店舗に1台設けられる場合を例示する。管理装置5は、制御サーバー7と通信して、制御サーバー7から所定のサービスの提供を受け、サービスに対応した動作を行う。例えば、管理装置5は、制御サーバー7から所定のサービスの提供を受け、店舗における売上状況や、店舗における従業員の勤務状況等を管理する。
管理装置5は、管理装置制御部50と、管理装置記憶部51と、管理装置通信部52と、管理装置表示部53と、管理装置入力部54とを備える。
管理装置制御部50は、ハードウェアとして、CPUやMPU等のプロセッサーや、ROMやRAM等のメモリーデバイス、その他の周辺回路を備える。管理装置制御部50は、具備するプロセッサーが、ROMや管理装置記憶部51に記憶された制御プログラム51AをRAMに読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により処理を実行する。管理装置5には、ブラウザーが事前にインストールされる。管理装置制御部50は、ブラウザー、その他の付随するプログラムをROMや管理装置記憶部51等から読み出して実行することにより、ブラウザー実行部500として機能する。ブラウザー実行部500については、後述する。
管理装置記憶部51は、制御プログラム51Aやその他の各種データを不揮発に記憶するメモリーデバイスにより構成される。管理装置記憶部51は、管理装置制御部50を構成するROMにより構成されてもよく、ROM以外のメモリーデバイスにより構成されてもよい。また、管理装置記憶部51は、管理装置制御部50を構成するRAMを含んでもよい。
管理装置通信部52は、所定の通信規格に従ったネットワークカード等の無線通信する通信ハードウェアを備え、管理装置制御部50の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。グローバルネットワークGNと接続する機器には、制御サーバー7とが含まれる。管理装置通信部52が通信に使用する通信規格は、HTTPや、WebSocket等が例として挙げられる。
管理装置表示部53は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、管理装置制御部50の制御に従って、各種情報を表示する。
管理装置入力部54は、管理装置5に設けられた操作スイッチや、管理装置5と接続したキーボード、タッチパネル等の入力手段を備え、管理装置を操作するユーザー(オペレーター)の入力手段に対する操作を検出し、管理装置制御部50に出力する。管理装置制御部50は、管理装置入力部54からの入力に基づいて、入力手段に対する操作に対応する処理を実行する。
制御サーバー7は、サーバー制御部70と、サーバー記憶部71と、サーバー通信部72と、サーバー表示部73と、サーバー入力部74とを備える。サーバー制御部70は、制御部に相当する。サーバー通信部72は、通信部に相当する。
サーバー制御部70は、ハードウェアとして、CPUやMPU等のプロセッサー、ROMやRAM等のメモリーデバイス、その他の周辺回路を備える。サーバー制御部70は、具備するプロセッサーが、ROMやサーバー記憶部71に記憶された制御プログラム71AをRAMに読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により処理を実行する。制御プログラム71Aは、プログラムに相当する。
サーバー記憶部71は、制御プログラム71Aやその他の各種データを不揮発に記憶するメモリーデバイスにより構成される。サーバー記憶部71は、サーバー制御部70を構成するROMにより構成されてもよく、ROM以外のメモリーデバイスにより構成されてもよい。また、サーバー記憶部71は、サーバー制御部70を構成するRAMを含んでもよい。サーバー制御部70は、制御プログラム71Aの他に、解析プログラム群管理データベース71Bと、解析データ管理データベース71Cとを記憶する。これらデータベースについては後述する。
サーバー通信部72は、所定の通信規格に従ったネットワークカード等の無線通信する通信ハードウェアを備え、サーバー制御部70の制御により、グローバルネットワークGNと接続する機器と所定の通信規格に従って通信する。ここでいうグローバルネットワークGNと接続する機器には、印刷装置3、及び管理装置5が含まれる。サーバー通信部72が通信に使用する通信規格は、HTTPや、WebSocket等が例として挙げられる。
サーバー表示部73は、表示パネルを備え、サーバー制御部70の制御で、表示パネルに各種情報を表示する。
サーバー入力部74は、キーボード、マウス、その他の入力手段を備え、入力手段に対するユーザーの操作を検出し、サーバー制御部70に出力する。サーバー制御部70は、サーバー入力部74からの入力に基づいて、入力手段に対するユーザーの操作に対応する処理を実行する。
次に、レジカウンターLで顧客の会計が行われた場合の、POS端末4、印刷装置3、及び制御サーバー7の動作について説明する。
図3は、レジカウンターLで会計が行われた場合のPOS端末4、印刷装置3、及び制御サーバー7の動作を示すフローチャートである。図3のフローチャートFAはPOS端末4の動作を示し、フローチャートFBは印刷装置3の動作を示し、フローチャートFCは制御サーバー7の動作をそれぞれ示す。
図3のフローチャートFAに示すように、POS端末4のPOS端末制御部40のアプリケーション実行部400は、顧客の会計に応じて会計処理を実行し、会計処理に基づいて印刷データIDを生成する(ステップSA1)。
ステップSA1の処理について詳述すると、アプリケーション実行部400は、タッチパネル43に、会計に対応する入力が可能なユーザーインターフェースを表示させる。アプリケーション実行部400は、タッチパネル43に対するレジ担当者の入力や、顧客の会計に伴う印刷装置3からの入力に応じて、会計でなされた決済に関する決済情報を生成する。決済情報の具体的な内容については、後に、例を挙げて説明する。次いで、アプリケーション実行部400は、生成した決済情報に基づいて、印刷データIDを生成する。印刷データIDは、所定のレイアウトで決済情報を印刷し、レシートRとしての発行を指示するデータである。印刷データIDは、印刷装置3のコマンド体系に従った複数の制御コマンドを含んで構成される。
図4は、印刷データIDの一例を示す図である。
図4に示すように、印刷データIDは、グラフィック画像印刷指示コマンドCM1と、文字列印刷関連コマンド群GMと、改行コマンドLFと、カットコマンドCM4とを含む。また、文字列印刷関連コマンド群GMは、文字列装飾コマンドCM2と、文字列印刷指示コマンドCM3とを含む。
グラフィック画像印刷指示コマンドCM1は、専用の命令コードと、ビットマップデータ等のイメージデータとを含み、イメージデータに基づくグラフィック画像の印刷を指示する制御コマンドである。イメージデータとは、ドットマトリックス状に配置されたドットについて、各ドットの色に関する情報を保持するデータである。グラフィック画像は、フォントデータに基づいて印刷される画像ではなく、POS端末4等のホストコンピューターとして機能する装置から受信したイメージデータに基づいて印刷される画像である。後述するロゴ情報J1は、グラフィック画像に相当する。
文字列印刷関連コマンド群GMに含まれる文字列印刷指示コマンドCM3は、1行分の文字列の印刷を指示する制御コマンドである。文字列印刷指示コマンドCM3は、専用の命令コードと、印刷を指示する文字列の情報と、を含む。印刷を指示する文字列の情報とは、文字列を構成する1又は複数の文字の文字コードの組み合わせである。文字コードは、例えば1バイトのいわゆるアスキーコードなどで示される。文字列印刷関連コマンド群GMに含まれる文字列装飾コマンドCM2は、文字列印刷指示コマンドCM3によって印刷が指示された文字列に施す装飾を指定する制御コマンドである。文字列に施す装飾としては、例えば、右寄せや、中央寄せ、左寄せ、太字化、アンダーラインの付加、強調点の付加、白黒の反転、回転、拡大、縮小等が例として挙げられる。
印刷装置3の印刷装置記憶部31は、印刷可能な文字のそれぞれのフォントデータを記憶する。印刷装置3の印刷装置制御部30は、1の文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて文字列を印刷する場合、以下の処理を実行する。
まず、印刷装置制御部30は、所定の手段で、当該1の文字列印刷関連コマンド群GMに含まれる文字列印刷指示コマンドCM3に含まれる文字コードのそれぞれを、ROMを参照して対応するフォントデータのそれぞれを読み出して変換しRAMに記憶する。次いで、印刷装置制御部30は、RAMから読み出したフォントデータのそれぞれに、当該1の文字列印刷関連コマンド群GMに含まれる文字列装飾コマンドCM2が指定する装飾を施したフォントデータにし、改行コマンドLFに基づき、RAMに構成された画像バッファーに行単位の印刷順に展開(記憶)する。次いで、印刷装置制御部30は、画像バッファーに展開したフォントデータのそれぞれを読み出して、印刷部32を制御し、1行分の文字列を印刷する。
改行コマンドLFは、改行を指示するコマンドである。カットコマンドCM4は、ロール紙の切断を指示するコマンドである。
図3のフローチャートFAに示すように、ステップSA1で印刷データIDを生成した後、アプリケーション実行部400は、POS端末通信部42を制御して、生成した印刷データIDを、印刷装置3に送信する(ステップSA2)。
図3のフローチャートFBに示すように、印刷装置3の印刷装置制御部30は、印刷装置通信部33を制御して、印刷データIDを受信する(ステップSB1)。次いで、印刷装置制御部30は、ステップSB1で受信した印刷データIDに基づいて、印刷部32を制御して、レシートRを発行する(ステップSB2)。発行されたレシートRは、顧客に引き渡される。
印刷データIDに基づいて印刷装置3により発行されるレシートRの一例を図5に示す。
なお、本実施形態では、文字コードが割り当てられた対象のことを「記号」と表現する。記号には、少なくとも、文字コードが割り当てられた符号、マークや、文字コードが割り当てられた空白文字等の文字が含まれる。
図5で例示するレシートRには、先頭に、店舗の名称を図案化したロゴ情報J1が印刷される。ロゴ情報J1は、上述したグラフィック画像印刷指示コマンドCM1に基づいて印刷される。
レシートRにおいて、ロゴ情報J1の下方は、店舗の住所を文字列で表す店舗住所情報J2が一行で印刷される。店舗住所情報J2は、中央寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、店舗の住所を表す文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。
レシートRにおいて、店舗住所情報J2の一行下には、店舗の電話番号を文字列で表す店舗電話番号情報J3が一行で印刷される。店舗電話番号情報J3は、中央寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、店舗の電話番号を表す文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。
レシートRにおいて、店舗電話番号情報J3の一行下には、第1エリア分割情報BK1が印刷される。第1エリア分割情報BK1は、「−」の文字が一行内で、所定の個数、連続して構成された文字列である。レシートRは、1つ目の第1エリア分割情報BK1によって印刷領域が区切られ、1つ目の第1エリア分割情報BK1よりも上方がエリア分けされる。以下、レシートRにおいて、第1エリア分割情報BK1よりも上方のエリアを「エリアAA1」とする。エリアAA1には、ロゴ情報J1、店舗住所情報J2、及び、店舗電話番号情報J3が含まれる。
レシートRにおいて、1つ目の第1エリア分割情報BK1の一行下には、レシート識別関連情報J4が印刷される。レシート識別関連情報J4は、レシートを識別する識別情報を文字列で表すレシート識別情報J42を有する。レシート識別情報J42の値は、レシートRごとに異なる。また、レシート識別関連情報J4は、レシート識別情報J42の同一行において、レシート識別情報J42の前方に印刷され、レシート識別情報J42がレシートを識別する識別情報であることを明示する情報を文字列で表すレシート識別明示情報J41を有する。図5に示すように、レシートRに係るレシート識別明示情報J41は、「Check♯:」の文字列からなる情報である。レシート識別関連情報J4は、中央寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、以下の文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。文字列印刷指示コマンドCM3は、レシート識別明示情報J41を表す文字列と、1つの空白文字と、レシート識別情報J42を表す文字列とが連続する文字列の印刷を指示する制御コマンドである。
レシートRにおいて、レシート識別関連情報J4の一行下には、レシートRが発行された日時を文字列で表す発行日時情報J5が印刷される。発行日時情報J5は、印刷装置3がレシートRを発行した日にちを文字列で表す日にち情報J51と、印刷装置3がレシートRを発行した時間を文字列で表す時間情報J52とを有する。発行日時情報J5は、中央寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、レシートRが発行された日時を表す文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。ここでの文字列印刷指示コマンドCM3は、日にち情報J51を表す文字列と、1つの空白文字と、時間情報J52を表す文字列とが連続する文字列の印刷を指示する制御コマンドである。
発行日時情報J5の一行下には、第1エリア分割情報BK1が印刷される。レシートRは、1つ目の第1エリア分割情報BK1と、2つ目の第1エリア分割情報BK1とによって印刷領域が区切られ、これら情報で囲まれた領域がエリア分けされる。以下、レシートRにおいて、1つ目の第1エリア分割情報BK1と、2つ目の第1エリア分割情報BK1とで囲まれたエリアを「エリアAA2」とする。
レシートRにおいて、2つ目の第1エリア分割情報BK1の一行下には、商品情報J6が印刷される。商品情報J6は、顧客が購入した商品に関する情報である。商品情報J6は、顧客が購入した商品の種類ごとに、レシートRに印刷される。従って、例えば、顧客が購入した商品の種類が3つである場合は、3つの種類の商品のそれぞれに対応する3つの商品情報J6が印刷される。レシートRに複数の商品情報J6が印刷される場合、複数の商品情報J6は、異なる行に、1行ずつ連続して印刷される。
商品情報J6は、購入数量情報J61と、商品名情報J62と、単価情報J63とを有する。購入数量情報J61、商品名情報J62、及び、単価情報J63は、同一行に印刷される。購入数量情報J61は、対応する商品の購入数量を文字列で表す情報である。商品名情報J62は、対応する商品の名称を文字列で表す情報である。単価情報J63は、対応する商品の単価を文字列で表す情報である。
商品情報J6は、左寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、以下の文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。文字列印刷指示コマンドCM3は、購入数量情報J61を表す文字列と、1つの空白文字と、商品名情報J62を表す文字列と、1個又は複数個の空白文字と、単価情報J63を表す文字列とが連続する文字列の印刷を指示する制御コマンドである。商品名情報J62を表す文字列と、単価情報J63を表す文字列との間に挿入される空白文字の個数は、単価情報J63の位置が、「行」の末尾に位置するように、調整される。
レシートRにおいて、最下部に印刷される商品情報J6の一行下には、第2エリア分割情報BK2が印刷される。第2エリア分割情報BK2は、「〜」の文字が一行内で、所定の個数、連続して構成された文字列である。レシートRは、2つ目の第1エリア分割情報BK1と、1つ目の第2エリア分割情報BK2とによって印刷領域が区切られ、これら情報で囲まれた領域がエリア分けされる。以下、レシートRにおいて、2つ目の第1エリア分割情報BK1と、1つ目の第2エリア分割情報BK2とで囲まれたエリアを「エリアAA3」とする。
レシートRにおいて、1つ目の第2エリア分割情報BK2の一行下には、小計金額関連情報J7が印刷される。小計金額関連情報J7は、小計金額を文字列で表す小計金額情報J72を有する。また、小計金額関連情報J7は、小計金額情報J72の同一行において、小計金額情報J72の左方に印刷され、小計金額情報J72が小計金額を示す情報であることを明示する情報を文字列によって表す小計金額明示情報J71を有する。図5に示すように、レシートRに係る小計金額明示情報J71は、8個の大文字のアルファベットの文字列「SUBTOTAL」からなる文字列である。
小計金額関連情報J7は、左寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、以下の文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。文字列印刷指示コマンドCM3は、小計金額明示情報J71を表す文字列と、1個又は複数個の空白文字と、小計金額情報J72を表す文字列とが連続する文字列の印刷を指示する制御コマンドである。小計金額明示情報J71を表す文字列と、小計金額情報J72を表す文字列との間に挿入される空白文字の個数は、小計金額情報J72の位置が、「行」の末尾に位置するように、調整される。
レシートRにおいて、小計金額関連情報J7の一行下には、税関連情報J8が印刷される。税関連情報J8は、税額を文字列で表す税額情報J82を有する。また、税関連情報J8は、税額情報J82の同一行において、税額情報J82の左方に印刷され、税額情報J82が税額を示す情報であることを明示する情報を文字列によって表す税明示情報J81を有する。図5に示すように、レシートRに係る税明示情報J81は、3個の大文字のアルファベットの「TAX」からなる文字列である。
税関連情報J8は、左寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、以下の文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。文字列印刷指示コマンドCM3は、税明示情報J81を表す文字列と、1個又は複数個の空白文字と、税額情報J82を表す文字列とが連続する文字列の印刷を指示する制御コマンドである。税明示情報J81を表す文字列と、税額情報J82を表す文字列との間に挿入される空白文字の個数は、税額情報J82の位置が、「行」の末尾に位置するように、調整される。
レシートRにおいて、税関連情報J8の一行下には、合計金額関連情報J9が印刷される。合計金額関連情報J9は、合計金額を文字列で表す合計金額情報J92を有する。また、合計金額関連情報J9は、合計金額情報J92の同一行において、合計金額情報J92の左方に印刷され、合計金額情報J92が合計金額を示す情報であることを明示する情報を文字列によって表す合計金額明示情報J91を有する。図5に示すように、レシートRに係る合計金額明示情報J91は、5個の大文字のアルファベットの「TOTAL」からなる文字列である。
合計金額関連情報J9は、左寄せに係る装飾を指定する文字列装飾コマンドCM2と、以下の文字列印刷指示コマンドCM3とを含む文字列印刷関連コマンド群GMに基づいて印刷される。文字列印刷指示コマンドCM3は、合計金額明示情報J91と、1個又は複数個の空白文字と、合計金額情報J92を表す文字列とが連続する文字列の印刷を指示する制御コマンドである。合計金額明示情報J91を表す文字列と、合計金額情報J92を表す文字列との間に挿入される空白文字の個数は、合計金額情報J92の位置が、「行」の末尾に位置するように、調整される。以下、レシートRにおいて、第2エリア分割情報BK2よりも下方のエリアを「エリアAA4」とする。エリアAA4は、小計金額関連情報J7、税関連情報J8、及び、合計金額関連情報J9を含む。
このように、レシートRは、以下のレイアウトで決済情報が印刷される。すなわち、エリアAA1には、ロゴ情報J1、店舗住所情報J2、及び、店舗電話番号情報J3がこの順番で印刷される。エリアAA2には、レシート識別関連情報J4、及び、発行日時情報J5がこの順番で印刷される。エリアAA3には、1又は複数の商品情報J6が印刷される。また、商品情報J6は、1行内で、右へ向かって購入数量情報J61、商品名情報J62、及び単価情報J63の順番で印刷される。エリアAA4には、小計金額関連情報J7、税関連情報J8、及び、合計金額関連情報J9がこの順番で印刷される。
図3のフローチャートFBの説明に戻り、ステップSB2でレシートRを発行した後、印刷装置制御部30は、印刷データIDに基づいて、印刷テキストデータITDを生成する(ステップSB3)。印刷テキストデータITDは、テキストデータに相当する。印刷テキストデータITDは、印刷データIDに基づいてロール紙に印刷される決済情報のうち、文字として印刷される決済情報が、テキストとして記述されたテキストデータである。以下、ステップSB3の処理について詳述する。
ステップSB3において、印刷装置制御部30は、印刷データIDから、文字列の印刷に関する制御コマンドである文字列印刷指示コマンドCM3、及び、改行コマンドLFを抽出する。次いで、印刷装置制御部30は、抽出した制御コマンドに基づいて、レシートRに文字として印刷される決済情報がテキストとして記述された印刷テキストデータITDを生成する。ここで、印刷装置制御部30は、印刷テキストデータITDに、印刷で行われる改行が反映された状態で決済情報を記述する。また、印刷装置制御部30は、印刷テキストデータITDに、文字列装飾コマンドCM2で指定された装飾を反映しない状態で決済情報を記述する。従って、文字列装飾コマンドCM2によって、文字列に施す装飾として、中央寄せ、右寄せが指示された場合でも、印刷テキストデータITDへのテキストの記述に際し、これら装飾は反映されない。
図6は、図5で例示したレシートRに係る印刷データIDに基づいて生成される印刷テキストデータITDの内容を示す図である。図6と、図5との比較で明らかなとおり、印刷テキストデータITDには、レシートRに文字として印刷される決済情報が、印刷における順番、及び、印刷における改行を反映した状態でテキストとして記述される。
なお、ロゴ情報J1は、グラフィック画像であるため、印刷テキストデータITDには、記述されない。すなわち、文字コードに対応するフォントデータに基づいて印刷される文字以外の情報は、印刷テキストデータITDには記述されない。
図3のフローチャートFBに示すように、ステップSB3で印刷テキストデータITDを生成した後、印刷装置制御部30は、シリアル番号J11、店舗識別情報J12、ステップSB1で受信した印刷データID、及び、ステップSB3で生成した印刷テキストデータITDを、制御サーバー7に送信する(ステップSB4)。
シリアル番号J11は、印刷装置3の製造段階で、印刷装置3に一意に割り当てられる識別情報であり、予め印刷装置記憶部31の所定の記憶領域に記憶される。ステップSB4において、印刷装置制御部30は、印刷装置記憶部31の所定の記憶領域に記憶されたシリアル番号J11を取得する。店舗識別情報J12は、印刷装置3が設けられた店舗を識別する識別情報であり、予め印刷装置記憶部31の所定の記憶領域に記憶される。ステップSB4において、印刷装置制御部30は、印刷装置記憶部31の所定の記憶領域に記憶された店舗識別情報J12を取得する。
なお、本実施形態では、印刷装置3が印刷データIDから印刷テキストデータITDを生成する構成を例示しているが、POS端末4が印刷テキストデータITDを生成する構成でもよい。この場合、印刷装置3は、ステップSB3の処理をスキップし、POS端末4から受信した印刷テキストデータITDを、シリアル番号J11、店舗識別情報J12、及び、印刷データIDと共に制御サーバー7に送信する。また、制御サーバー7が、印刷データIDを印刷装置3から取得し印刷テキストデータITDを生成する構成でもよい。
図3のフローチャートFCに示すように、制御サーバー7のサーバー制御部70は、サーバー通信部72を制御して、印刷装置3が送信したシリアル番号J11、店舗識別情報J12、印刷データID、及び、印刷テキストデータITDを受信する(ステップSC1)。
次いで、サーバー制御部70は、解析プログラム群管理データベース71Bを参照し、ステップSC1で受信したシリアル番号J11の値と同一の値のシリアル番号J11が対応付けられた解析プログラム群KPGを取得する(ステップSC2)。
図7は、解析プログラム群管理データベース71Bの1件のレコードが有する情報を模式的に示す図である。
図7に示すように、解析プログラム群管理データベース71Bの1件のレコードは、シリアル番号J11と、解析プログラム群KPGとを有する。
図7では、解析プログラム群KPGは、第1解析プログラムKP1〜第15解析プログラムKP15の15個の解析プログラムKPを有する。解析プログラムKPのそれぞれについては後述する。
図3のフローチャートFCの説明に戻り、サーバー制御部70は、取得した解析プログラム群KPGに基づいてテキストデータ解析処理を実行する(ステップSC3)。
テキストデータ解析処理は、印刷テキストデータITDから、決済情報に含まれる項目に対応する項目値を表すテキストを印刷テキストデータITDから取得する処理を実行する。以下では、印刷テキストデータITDから項目値テキストを取得することを、単に、印刷テキストデータITDから項目値を取得すると表現する。テキストデータ解析処理は、印刷テキストデータITDから項目値を抽出し、必要に応じて、抽出した項目値の表記形式をユーザーが活用可能な表記形式に変換することによって、印刷テキストデータITDから項目値を取得する。なお、項目値によっては、表記形式の変換が行われない項目値と、表記形式の変換が行われる項目値とがある。そのため、テキストデータ解析処理では、項目によって、最終的に取得する項目値の表記形式が、印刷テキストデータITDから抽出した時点の表記形式である場合と、変換された表記形式である場合とがある。
本実施形態では、決済情報に含まれる項目として、顧客識別情報項目、会計割引情報項目、顧客人数情報項目、払戻有無情報項目、取消有無情報項目、会員情報項目、支払方法情報項目、発行日時情報項目、商品情報項目、レシート識別情報項目、販売方法情報項目、スタッフ情報項目、小計金額情報項目、税情報項目、及び、合計金額情報項目の15個の項目がある。これら項目については、後に詳述する。
上述したように、本実施形態の解析プログラム群KPGは、複数の解析プログラムKPを有している。解析プログラムKPは、所定のスクリプト言語によって記述されたプログラムであり、記述された処理フローが示す解析ルールに沿って、1の項目について、印刷テキストデータITDから対応する項目値を取得する機能を有するプログラムである。解析ルールは、1の項目について、印刷テキストデータITDから対応する項目値を取得するまでのルールであり、少なくとも項目値を印刷テキストデータITDから抽出するまでの抽出ルールを含んでいる。なお、解析プログラムKPによっては、抽出ルールに加えて、抽出した項目値の表記形式を変換する変換ルールを含む解析ルールを有する。
解析プログラム群KPGは、1の印刷テキストデータITDから、解析プログラムKPの数に対応する数分の項目について、項目値を取得する。図7では、解析プログラム群KPGは、第1解析プログラムKP1〜第15解析プログラムKP15から構成されている。つまり、図7の場合では、解析プログラム群KPGは、上記の15の項目のそれぞれについて、項目値の取得を行う機能を有する。
本実施形態では、解析プログラム群KPGは、顧客識別情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第1解析プログラムKP1を含む。
また、解析プログラム群KPGは、会計割引情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第2解析プログラムKP2を含む。
また、解析プログラム群KPGは、顧客人数情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第3解析プログラムKP3を含む。
また、解析プログラム群KPGは、払戻有無情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第4解析プログラムKP4を含む。
また、解析プログラム群KPGは、取消有無情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第5解析プログラムKP5を含む。
また、解析プログラム群KPGは、会員情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第6解析プログラムKP6を含む。
また、解析プログラム群KPGは、支払方法情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第7解析プログラムKP7を含む。
また、解析プログラム群KPGは、発行日時情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第8解析プログラムKP8を含む。
また、解析プログラム群KPGは、商品情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第9解析プログラムKP9を含む。
また、解析プログラム群KPGは、レシート識別情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第10解析プログラムKP10を含む。
また、解析プログラム群KPGは、販売方法情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第11解析プログラムKP11を含む。
また、解析プログラム群KPGは、スタッフ情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第12解析プログラムKP12を含む。
また、解析プログラム群KPGは、小計金額情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第13解析プログラムKP13を含む。
また、解析プログラム群KPGは、税情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第14解析プログラムKP14を含む。
また、解析プログラム群KPGは、合計金額情報項目に対して、項目値を取得する機能を有する第15解析プログラムKP15を含む。
なお、テキストデータ解析処理は、制御サーバー7にインストールされた制御プログラム71A、及び、制御プログラム71Aに付随するプログラムの機能により実行される。
例えば、第15解析プログラムKP15は、印刷テキストデータITDのエリアAA4に含まれる文字列「TOTAL」をキーワード検索し、文字列「TOTAL」を有する行において、空白文字を除き、文字列「TOTAL」の右側に位置する文字列を合計金額情報項目の項目値として抽出するという抽出ルールに従って、合計金額情報項目の項目値を抽出するプログラムである。また、第15解析プログラムKP15は、抽出した項目値に桁区切りを示す記号が含まれている場合、抽出した項目値の表記形式を、桁区切りを示す記号を取り除いた表記形式に変換するという変換ルールに従って、合計金額情報項目の項目値の表記形式を変換するプログラムである。
なお、解析プログラムKPに対して、第1〜第15と識別子を付しているが、この識別子は、項目値を取得する対象の項目が異なることを示している。そのため、例えば、ある解析プログラム群KPGが有する第1解析プログラムKP1と、当該ある解析プログラム群KPGと異なる解析プログラム群KPGが有する第1解析プログラムKP1とは、項目値を取得するための解析ルールが同じであるとは限らない。
図3のフローチャートFCの説明に戻り、サーバー制御部70は、ステップSC3のテキストデータ解析処理の処理結果に基づいて解析データKDを生成する(ステップSC4)。
解析データKDは、上述した項目のそれぞれと、統括識別情報項目、シリアル番号項目、及び、店舗識別情報項目のそれぞれと、項目値とが対応付けて記述されたJSON形式のデータである。また、解析データKDは、項目値を印刷テキストデータITDから取得できなかったことを示す情報が、必要に応じて項目ごとに記述される。なお、項目値を印刷テキストデータITDから取得できなかったことを示す情報としては、null値が一例として挙げられる。
統括識別情報項目は、項目値として、解析データKDを一意に識別する統括識別情報J13が対応付く項目である。シリアル番号項目は、項目値として、シリアル番号J11が対応付く項目である。店舗識別情報項目は、項目値として、店舗を一意に識別する店舗識別情報J12が対応付く項目である。
顧客識別情報項目は、項目値として、会計を行った顧客を識別する識別情報(以下、「顧客識別情報」という)が対応付く項目である。会計において、顧客識別情報が記録された顧客カードが読み取られ、レシートRに顧客識別情報が印刷される場合がある。この場合、決済情報に顧客識別情報が含まれ、印刷テキストデータITDに顧客識別情報を示す文字列が記述される。
会計割引情報項目には、会計割引名称情報項目と、会計割引額情報項目とが含まれる。
会計割引名称情報項目は、項目値として、会計に適用された割引の名称を示す情報(以下、「会計割引名称情報」という)が対応付く項目である。会計割引額情報項目は、項目値として、会計に適用された割引の金額を示す情報(以下、「会計割引額情報」という)が対応付く項目である。会計では、所定の割引が適用される場合がある。この場合において、レシートRに、会計に適用された所定の割引に対応する会計割引名称情報、及び、会計割引額情報がレシートに印刷される場合がある。この場合、決済情報に会計割引名称情報、及び、会計割引額情報が含まれ、印刷テキストデータITDに、会計割引名称情報を示す文字列、及び、会計割引額情報を示す文字列がテキストとして記述される。
顧客人数情報項目は、項目値として、会計を行った顧客の人数を示す情報が対応付く項目である。
払戻有無情報項目は、項目値として、会計において払い戻しがあったか否かを示す情報が対応付く項目である。会計では、払い戻しが行われる場合がある。この場合において、レシートRに、払い戻しが行われたことを示す情報が印刷される場合がある。この場合、印刷テキストデータITDに、払い戻しが行われたことを示す情報を表す文字列がテキストとして記述される。
取消有無情報項目は、項目値として、会計が取り消されたか否かを示す情報が対応付く項目である。会計は、取り消される場合がある。この場合において、レシートRに、会計が取り消されたことを示す情報が印刷される場合がある。この場合、印刷テキストデータITDに、会計が取り消されたことを示す情報を表す文字列が記述される。
会員情報項目には、会員所属情報項目と、会員識別情報項目とが含まれる。
会員所属情報項目は、項目値として、顧客が所属するサービスプログラムの名称を示す情報である。会員識別情報項目は、項目値として、顧客が所属するサービスプログラムにおいて顧客を識別する識別情報である。
支払方法情報項目には、支払方法名称情報項目と、支払額情報項目とが含まれる。
支払方法名称情報項目は、項目値として、支払い方法の名称を示す情報が対応付く項目である。支払額情報項目は、項目値として、支払方法名称情報に係る支払い方法で顧客が支払った金銭の額を示す情報である。
発行日時情報項目は、項目値として、発行日時情報J5が対応付く項目である。発行日時情報項目は、発行日にち項目と、発行時間項目とが含まれる。
発行日にち項目は、項目値として、日にち情報J51が対応付く項目である。
発行時間項目は、項目値として、時間情報J52が対応付く項目である。
なお、発行日時情報J5は、日にち情報J51と時間情報J52とが組み合わさった情報であり、レシートRが発行された日付を示す。
商品情報項目には、商品名情報項目と、購入数量情報項目と、単価情報項目とが含まれる。
商品名情報項目は、項目値として、商品名情報J62が対応付く項目である。
購入数量情報項目は、項目値として、購入数量情報J61が対応付く項目である。
単価情報項目は、項目値として、単価情報J63が対応付く項目である。
レシート識別情報項目は、項目値として、レシート識別情報J42が対応付く項目である。レシート識別情報項目についての詳細な説明は省略する。
販売方法情報項目は、項目値として、商品の販売がどのような方法で行われたかを示す情報が対応付く項目である。販売方法情報項目の詳細な説明は省略する。
スタッフ情報項目は、項目値として、店舗におけるスタッフの名前を示す情報、又は、スタッフを識別する識別情報である。スタッフとは、会計を担当した者や、店舗において顧客に対するサービスの提供を担当した者である。スタッフ情報項目についての詳細な説明は省略する。
小計金額情報項目は、項目値として、小計金額情報J72が対応付く項目である。小計金額情報項目についての詳細な説明は省略する。
税情報項目には、項目値として、税額情報J82が対応付く項目である。税情報項目についての詳細な説明は省略する。
合計金額情報項目は、項目値として、合計金額情報J92が対応付く項目である。合計金額情報項目についての詳細な説明は省略する。
なお、上述した項目値の中には、実際の数値として表現される情報でなく文字列として表現される情報が含まれるが、本実施形態においては項目値として扱う。
図3のフローチャートFCに示すように、サーバー制御部70は、解析データKDを生成すると、生成した解析データKDを解析データ管理データベース71Cに1件のレコードとして登録する(ステップSC5)。
図8は、解析データ管理データベース71Cの1件のレコードが有する情報を模式的に示す図である。
図8に示すように、解析データ管理データベース71Cの1件のレコードは、統括識別情報J13、シリアル番号J11、店舗識別情報J12、発行日時情報J5、印刷データID、印刷テキストデータITD、及び、解析データKDを有する。
ステップSC5において、サーバー制御部70は、解析データKDに、対応する項目と対応付けて記述した統括識別情報J13、シリアル番号J11、店舗識別情報J12、及び、発行日時情報J5と、受信した印刷データID、及び、印刷テキストデータITDとを対応付けたレコードを、解析データ管理データベース71Cに登録する。
制御サーバー7には、複数のWebAPI(Application Programming Interface)が登録される。そして、制御サーバー7は、外部の装置のブラウザーからの要求に応じて、解析データ管理データベース71Cに基づいて、登録されたWebAPIにより処理を行って、ユーザーが必要とする情報を提供することができる。ここでいうユーザーとは、例えば、店舗を経営するオーナーや、店舗を管理する管理会社またはその管理会社の従業員、店舗の責任者等である。
例えば、ユーザーは、管理装置5のブラウザーを立ち上げ、制御サーバー7から項目値を取得するためのユーザーインターフェースの表示に係る制御サーバー7の所定のURLへのアクセスを指示する。URLは、所定の方法で、ユーザーに事前に通知されている。管理装置5の管理装置制御部50のブラウザー実行部500は、ユーザーの指示に応じて、制御サーバー7の所定のURLにアクセスする。そして、制御サーバー7のサーバー制御部70は、所定のURLへのアクセスに応じて、上記のユーザーインターフェースを表示させるHTMLファイルを管理装置5に送信する。管理装置5は、受信したHTMLファイルに基づいて上記のユーザーインターフェースを管理装置表示部53により表示する。ここで、管理装置5が表示するユーザーインターフェースにおいて、合計金額情報J92が指定されたとする。すると、ブラウザー実行部500は、HTTPリクエストとして、制御サーバー7に特定のレシートRに係る合計金額情報J92を要求する。制御サーバー7のサーバー制御部70は、解析データ管理データベース71Cの解析データKDを用いて、特定のレシートRに係る合計金額情報J92をHTTPレスポンスとして管理装置5に送信する。これにより、ユーザーは、特定のレシートRに印刷された合計金額情報J92を活用することができる。
ところで、レシートRに印刷される決済情報に含まれる項目の項目値には、レシートRが発行される地域によって表記形式が異なる項目値がある。ここでいう地域には、大州、国、行政区域、さらに狭い範囲の土地の領域等が含まれる。本実施形態において、地域によって表記形式が異なる項目値は、金額を示す項目値と、日にちを示す項目値である。金額を示す項目値は、商品情報項目の単価情報項目、小計金額情報項目、税情報項目、及び合計金額情報項目のそれぞれに対応する項目値である。すなわち、金額を示す項目値は、単価情報J63、小計金額情報J72、税額情報J82、及び合計金額情報J92である。日にちを示す項目値は、日にち情報J51である。
例えば、金額の表記において、地域によっては慣習により、桁区切りの記号としてカンマの記号である記号「,」を用いるところもあれば、桁区切りの記号としてドットの記号である記号「.」を用いるところもある。また、例えば、金額の表記において、地域によっては、小数点の記号として記号「.」を用いるところもあれば、小数点の記号として記号「,」を用いるところもある。また、例えば、金額の表記では、地域によって、通貨記号として記号「¥(日本円)」が用いられたり、記号「$(アメリカドル)」が用いられたりする。
ここで、抽出した項目値に桁区切りを示す記号「,」が含まれている場合、抽出した項目値の表記形式を、記号「,」を取り除いた表記に変換するという変換ルールを有する第15解析プログラムKP15が有るとする。この第15解析プログラムKP15を、記号「,」が小数点の記号として用いられている「1,00」の項目値に適用すると、最終的に取得される項目値は、「100」のような表記形式に変換され、取得される項目値が誤ったものとなる。
また、抽出した項目値に記号「$」、桁区切りを示す記号「,」、小数点を示す記号「.」が含まれている場合、抽出した項目値の表記形式を、記号「$」、及び記号「,」を取り除き、記号「.」、及び記号「.」に後続する文字列を取り除いた表記形式に変換するという変換ルールを有する第15解析プログラムKP15が有るとする。この第15解析プログラムKP15に、「$10,000.00」の項目値を適用すると、最終的に取得される項目値は、「10000」とシンプルで且つ適切な表記形式の項目値となる。しかしながら、この第15解析プログラムKP15に、例えば、通貨記号が記号「¥」であり桁区切りを示す記号が記号「.」であり小数点を示す記号が記号「,」である「¥10.000,00」の項目値を適用したとする。すると、最終的に取得される項目値は、「¥10」となり、誤った値で且つ通貨記号が除去されていない項目値となる。
また、日にちを示す項目値は、年、月、日を順にバーを示す記号である記号「−」で区切る表記形式であったり、日、月、年の順に記号「−」で区切る表記形式であったりと、地域よって、表記形式が異なる。また、日にちを示す項目値は、例えば、同じ10月を示すアルファベットの文字列でも「Oct」であったり「Okt」であったりと、地域によっては文字列自体の表記が異なる。
ここで、印刷テキストデータITDから文字列「Okt」を有する行において、空白文字を除き、文字列「Okt」を含む文字列を発行日にち項目の項目値として抽出するという抽出ルールを有する第8解析プログラムKP8があるとする。この第8解析プログラムKP8を図6に示す印刷テキストデータITDに適用すると、文字列「Okt」が日にち情報J51に存在しないため、サーバー制御部70は、「2−Oct−2015」の日にち情報J51を図6に示す印刷テキストデータITDから項目値として抽出できない。
また、「印刷テキストデータITDから、年を示す4つの文字列、記号「−」、月を示す2つの文字列、記号「−」、及び、日を示す2つの文字列からなる一連の文字列を、発行日にち項目の項目値として抽出する」という抽出ルールを有する第8解析プログラムKP8があるとする。しかしながら、この第8解析プログラムKP8では、「DD−MM−YYYY」のように、日、記号「−」、月、記号「−」、年からなる文字列で日にち情報J51が表記されると、印刷テキストデータITDから日にちを示す項目値を取得できない。
このように、レシートRが発行される地域によって表記形式が異なる項目値について、レシートRによっては、適切に或いは的確に項目値を取得できず精度よく決済情報を解析できないといった事態が発生し得る。そこで、制御サーバー7は、以下の動作を実行することにより、地域によって表記形式が異なる項目値を適切に或いは的確に印刷テキストデータITDから取得して、レシートRに印刷される決済情報の解析精度を高めることができる。
以下、金額を示す項目値に係る動作と、日にちを示す項目値に係る動作とで分けて、制御サーバー7の動作について説明する。
[金額を示す項目値]
図9は、管理装置5と制御サーバー7との動作を示すフローチャートである。図9において、フローチャートFDは管理装置5の動作を示し、フローチャートFEは制御サーバー7の動作を示す。
図9に示すフローチャートでは、理解の便宜のため、制御サーバー7が金額を示す項目の表記形式を設定するための第1設定ユーザーインターフェースUI1を表示させるHTMLファイルを、管理装置5に送信する処理から示している。しかしながら、このHTMLファイルを制御サーバー7が送信するまでに管理装置5と制御サーバー7とは、このHTMLファイルを送信するための処理を行う。まず、図9のフローチャートを説明する前に、第1設定ユーザーインターフェースUI1を表示させるHTMLファイルを管理装置5に送信するまでの処理について説明する。
ユーザーは、管理装置5のブラウザーを立ち上げ、第1設定ユーザーインターフェースUI1の表示に係る制御サーバー7の所定のURLへのアクセスを指示する。なお、このURLは、所定の方法で、ユーザーに事前に通知されている。
管理装置5の管理装置制御部50のブラウザー実行部500は、ユーザーの指示に応じて、第1設定ユーザーインターフェースUI1の表示に係る制御サーバー7の所定のURLにアクセスする。
制御サーバー7のサーバー制御部70は、ブラウザー実行部500による所定のURLへのアクセスに応じて、第1設定ユーザーインターフェースUI1を表示するためにユーザーIDと、ユーザーIDに対応するパスワードとを入力するための第1入力ユーザーインターフェースを表示させるHTMLファイルをサーバー通信部72により管理装置5へ送信する。
ブラウザー実行部500は、管理装置通信部52により第1入力ユーザーインターフェースを表示させるHTMLファイルを受信すると、受信したHTMLファイルに基づいて第1入力ユーザーインターフェースを管理装置表示部53に表示させる。第1入力ユーザーインターフェースは、ユーザーIDを入力する入力欄、ユーザーIDに対応するパスワードを入力する入力欄、及び、入力欄への入力を確定する確定ボタンを有する。ユーザーIDとパスワードとが対応する入力欄に入力された確定ボタンが操作されると、ブラウザー実行部500は、入力されたユーザーIDとパスワードとを管理装置通信部52により制御サーバー7へ送信する。
制御サーバー7のサーバー制御部70は、サーバー通信部72によって受信したユーザーIDとパスワードとの組み合わせが予め登録されている組み合わせと合致する場合、第2入力ユーザーインターフェースを表示させるHTMLファイルを管理装置5に送信する。第2入力ユーザーインターフェースは、第1入力ユーザーインターフェースに入力したユーザーIDに紐づく店舗の数分、1の店舗に関する店舗関連情報を選択可能に一覧表示するユーザーインターフェースである。店舗関連情報は、店舗のブランド名や、店舗名、店舗の所在地、店舗識別情報J12、店舗に導入されている印刷装置3のシリアル番号J11等を含む情報である。店舗関連情報は、適切に生成され、適切なユーザーIDに予め対応付けられている。
管理装置5のブラウザー実行部500は、第2入力ユーザーインターフェースを表示させるHTMLファイルを管理装置通信部52により受信すると、受信したHTMLファイルに基づいて第2入力インターフェースを管理装置表示部53に表示させる。第2入力ユーザーインターフェースにおいて1の店舗関連情報が選択されると、ブラウザー実行部500は、選択された店舗関連情報に含まれる店舗識別情報J12を制御サーバー7に送信する。
制御サーバー7のサーバー制御部70は、店舗識別情報J12を受信すると、店舗識別情報J12が示す店舗に導入されている1又は複数の印刷装置3に関する第1設定ユーザーインターフェースUI1を表示させるHTMLファイルを管理装置5に送信する(ステップSE1)。
管理装置5のブラウザー実行部500は、第1設定ユーザーインターフェースUI1を表示させるHTMLファイルを受信すると(ステップSD1)、受信したHTMLファイルに基づいて第1設定ユーザーインターフェースUI1を管理装置表示部53に表示する(ステップSD2)。
図10は、第1設定ユーザーインターフェースUI1の一例を示す図である。
図10に示すように、第1設定ユーザーインターフェースUI1は、通貨記号を設定するための通貨記号用領域A1と、小数点を示す記号を設定するための小数点用領域A2と、桁区切りを示す記号を設定するための桁区切り用領域A3とを有する。
通貨記号用領域A1は、表示領域A11と、一覧表示ボタンAB1とを有する。
一覧表示ボタンAB1は、設定の候補となる通貨記号の名称を一覧表示するためのボタンである。一覧表示ボタンAB1は、ユーザーによって選択操作されると、設定の候補となる通貨記号の名称を示す名称情報を、第1設定ユーザーインターフェースUI1において選択可能に一覧表示する。一覧表示される名称情報が示す通貨記号の名称としては、Yenや、US Dollar、Euro、Pound Sterling等が例として挙げられる。なお、一覧表示ボタンAB1が一覧表示する通貨記号の名称は、英語表記に限定されず、JPYやEUR等の通貨コードで表記されてもよい。また、一覧表示ボタンAB1は、通貨記号の名称情報に対応付けて、名称に対応する通貨記号を併せて表示してもよい。
表示領域A11は、一覧表示ボタンAB1が一覧表示した名称情報のうち、選択された名称情報を表示する領域である。図10では、「Euro」の名称を示す名称情報が選択された場合の表示領域A11を示している。
小数点用領域A2は、表示領域A21と、一覧表示ボタンAB2とを有する。
一覧表示ボタンAB2は、小数点として設定される記号の候補を一覧表示するためのボタンである。一覧表示ボタンAB2は、ユーザーによって選択操作されると、小数点として設定される記号の候補を、第1設定ユーザーインターフェースUI1において選択可能な状態で一覧表示する。小数点として設定される記号の候補としては、カンマの記号を示す記号「,」や、ドットの記号を示す記号「.」、アポストロフィの記号を示す記号「‘」、中点の記号を示す記号「・」が少なくとも挙げられる。なお、一覧表示ボタンAB2は、記号に対応付けて、記号の名称を示す文字列を併せて表示してもよい。
表示領域A21は、一覧表示ボタンAB2が一覧表示した記号のうち、選択された記号を表示する領域である。図10では、記号「,」が選択された場合の表示領域A21を示している。
桁区切り用領域A3は、表示領域A31と、一覧表示ボタンAB3とを有する。
一覧表示ボタンAB3は、桁区切りとして設定される記号の候補を一覧表示するためのボタンである。一覧表示ボタンAB3は、ユーザーによって選択操作されると、桁区切りの記号として設定される記号の候補を、第1設定ユーザーインターフェースUI1において選択可能な状態で一覧表示する。桁区切りの記号として設定される記号の候補としては、カンマの記号を示す記号「,」や、ドットの記号を示す記号「.」、アポストロフィの記号を示す記号「‘」、中点の記号を示す記号「・」等が挙げられる。なお、一覧表示ボタンAB3は、記号に対応付けて、記号の名称を示す文字列を併せて表示してもよい。
表示領域A31は、一覧表示ボタンAB3が一覧表示した記号のうち、選択された記号を表示する領域である。図10では、記号「.」が選択された場合の表示領域A31を示している。
第1設定ユーザーインターフェースUI1は、通貨記号用領域A1、小数点用領域A2、及び、桁区切り用領域A3の他、確定ボタンB1を有する。確定ボタンB1は、通貨記号用領域A1、小数点用領域A2、及び、桁区切り用領域A3のそれぞれで選択設定された記号を、金額を示す項目値の表記形式に用いる記号として確定するためのボタンである。確定ボタンB1は、少なくとも小数点用領域A2、及び、桁区切り用領域A3において記号が選択されていれば操作可能な状態となる。これは、レシートRによっては、通貨記号なしで金額が表記される場合があるためである。また、確定ボタンB1は、小数点用領域A2、及び、桁区切り用領域A3において異なる記号が選択されていなければ操作できない構成であることが好ましい。これは、一般に、金額の表記において、小数点と桁区切りとを的確に見分けられるために互いに異なる記号が用いられるためである。また、このことを前提として制御サーバー7は、テキストデータ解析処理において金額を示す項目値の表記形式を変換する場合があるためでもある。
図9に示すフローチャートを参照して、管理装置5のブラウザー実行部500は、金額を示す項目値の表記形式の設定を終了するか否かを判別する(ステップSD3)。例えば、ブラウザー実行部500は、第1設定ユーザーインターフェースUI1において確定ボタンB1が操作された場合、設定を終了すると判別し、確定ボタンB1が操作されない場合、設定を終了しないと判別する。
ブラウザー実行部500は、金額を示す項目値の表記形式の設定を終了しないと判別した場合(ステップSD3:NO)、再度、ステップSD3の処理を実行する。一方で、ブラウザー実行部500は、金額を示す項目値の表記形式の設定を終了すると判別した場合(ステップSD3:YES)、第1設定ユーザーインターフェースUI1の各領域で設定された記号を示す記号設定情報と、店舗識別情報J12とを対応付けて制御サーバー7に送信する。
制御サーバー7のサーバー制御部70は、管理装置5から記号設定情報、及び店舗識別情報J12を受信すると(ステップSE2)、受信した記号設定情報に基づいて変換ルールを生成する(ステップSE3)。なお、記号設定情報を受信することは、表記形式に係る設定を取得したことに相当する。
ここで、ステップSE3について説明する。
説明に際して、ステップSE2において、サーバー制御部70は、通貨記号用領域A1でドルの通貨記号を示す記号「$」が設定され、小数点用領域A2において記号「.」が設定され、桁区切り用領域A3において記号「,」が設定されたことを示す記号設定情報を、管理装置5から受信したとする。
この場合、例えば、サーバー制御部70は、「抽出した項目値の表記形式を、記号「$」、記号「,」を取り除き、且つ、記号「.」、及び記号「.」に後続する文字列を取り除いた表記形式に変換する」という変換ルールを生成する。この変換ルール基づくと、サーバー制御部70は、例えば、「$10、000.00」の項目値の表記形式を、「10000」といったシンプルで且つ変換前後で数値が変わらない適切な表記形式に変換できる。
なお、この変換ルールは、あくまで一例であって、適切な表記形式に変換できるという観点の基、受信した記号設定情報に基づいて生成されればよい。
制御サーバー7のサーバー制御部70は、受信した記号設定情報に基づいて変換ルールを生成すると、ステップSE2で受信した店舗識別情報J12に基づいて、生成した変換ルールを解析プログラム群KPGに適用する(ステップSE4)。
ステップSE4において適用対象となる解析プログラム群KPGは、ステップSE2で受信した店舗識別情報J12と紐づくシリアル番号J11に対応付いた解析プログラム群KPGである。サーバー制御部70は、ステップSE2で受信した店舗識別情報J12をキーとして、解析データ管理データベース71Cから当該店舗識別情報J12を有するレコードを1又は複数特定する。次いで、サーバー制御部70は、特定した1又は複数のレコードのそれぞれから、印刷装置3のシリアル番号J11を取得する。そして、サーバー制御部70は、取得した1又は複数のシリアル番号J11のそれぞれをキーとして、解析プログラム群管理データベース71Bからキーとしたシリアル番号J11を有するレコードを特定する。サーバー制御部70は、特定したレコードが有する解析プログラム群KPGに、変換ルールを適用する。サーバー制御部70は、解析プログラム群KPGが有する15の解析プログラムKPのうち、金額を示す項目値を取得するための解析プログラムKPの変換ルールを、生成した変換ルールに変更する。すなわち、サーバー制御部70は、1の解析プログラム群KPGについて、第9解析プログラムKP9、第10解析プログラムKP10、第13解析プログラムKP13、第14解析プログラムKP14、及び、第15解析プログラムKP15の変換ルールを生成した変換ルールに変更する。
サーバー制御部70は、生成した変換ルールを解析プログラム群KPGに適用すると、適用後に受信する印刷テキストデータITDに対しては、適用後の解析プログラム群KPGによりテキストデータ解析処理を行う。すなわち、サーバー制御部70は、管理装置5で行われた金額を示す項目値の表記形式の設定に基づいて、印刷テキストデータITDから金額を示す項目値を取得する。
このように、サーバー制御部70は、管理装置5から受信した記号設定情報に基づいて、変換ルールを生成して、生成した変換ルールを解析プログラム群KPGに適用することで、適用後、印刷テキストデータITDから適切な表記形式で金額を示す項目値を取得できる。したがって、サーバー制御部70は、地域によって表記形式が異なる金額を示す項目を適切な表記形式で印刷テキストデータITDから取得できるため、レシートRに印刷される決済情報の解析精度が向上する。
図5に示すように、1のレシートRにおいては、金額を示す項目値の表記形式が全て同じ表記形式である蓋然性が高い。そのため、サーバー制御部70は、第9解析プログラムKP9、第10解析プログラムKP10、第13解析プログラムKP13、第14解析プログラムKP14、及び、第15解析プログラムKP15のそれぞれに対して変換ルールを生成せずとも、共通する1の変換ルールを生成すればよい。したがって、サーバー制御部70は、記号設定情報に基づく解析プログラム群KPGの変更に関わる処理負荷を低減しつつ、速やかに解析プログラム群KPGを変更できる。
また、小数点の記号は、少なくともドットの記号である記号「.」、カンマの記号である記号「,」、アポストロフィの記号である記号「‘」、中点の記号である記号「・」のいずれかである。サーバー制御部70は、小数点の記号がこれら記号のうち少なくともいずれかの記号で表記された金額を示す項目値を、印刷テキストデータITDから適切な表記形式で取得できる。また、桁区切りの記号についても、少数点の記号と同様、サーバー制御部70は、桁区切りの記号がこれら記号のうち少なくともいずれかの記号で表記された金額を示す項目値を、印刷テキストデータITDから適切な表記形式で取得できる。
なお、ステップSE3、及びステップSE4の処理は、1の解析プログラムKPが有する解析ルールのうち変換ルールについて、生成、及び適用する処理である。しかしながら、ステップSE3、及びステップSE4の処理は、変換ルールを含む解析ルール自体を生成して解析プログラム群KPGに適用する処理でもよい。但し、この処理の場合、サーバー制御部70は、1の解析プログラムKPに対して、第9解析プログラムKP9、第10解析プログラムKP10、第13解析プログラムKP13、第14解析プログラムKP14、及び、第15解析プログラムKP15のそれぞれの解析ルールを生成する必要がある。これは、変換ルールが同じであっても、項目に応じて抽出ルールが異なる可能性が非常に高いためである。この場合に、サーバー制御部70は、記号設定情報に基づいて抽出ルールを生成してもよい。ここで生成される抽出ルールとしては、以下のルールが一例として挙げられる。
例えば、通貨記号用領域A1でドルの通貨記号を示す記号「$」が設定され、小数点用領域A2においてドットの記号を示す記号「.」が設定され、桁区切り用領域A3においてカンマの記号を示す記号「,」が設定されたことを示す記号設定情報を、管理装置5から受信したとする。この場合、サーバー制御部70は、第15解析プログラムKP15の抽出ルールについて、「印刷テキストデータITDのエリアAA4に含まれる文字列「TOTAL」をキーワード検索し、文字列「TOTAL」を有する行において、記号「$」の右側に位置する文字列を合計金額情報項目の項目値として抽出する」という抽出ルールを生成する。印刷テキストデータITDにおいて1行で「TOTAL $ 10,000.00」が記述されている場合、「文字列「TOTAL」の右側に位置する文字列を抽出する」という抽出ルールでは、第15解析プログラムKP15は、項目値として「$」を抽出する場合もあれば「10,000.00」を抽出する場合もある。そこで、上記のような記号設定情報を踏まえた抽出ルールによって、「$ 10,000.00」のように数値と通貨記号との間に空白文字等が入り込む場合でも、サーバー制御部70は、適切に合計金額情報項目の項目値を抽出できる。
[日にちを示す項目値]
次に、日にちを示す項目値に関する制御サーバー7の処理について説明する。
図11は、管理装置5と、制御サーバー7との動作を示すフローチャートである。図11において、フローチャートFFは管理装置5の動作を示し、フローチャートFGは制御サーバー7の動作を示す。
図11に示すフローチャートでは、制御サーバー7が日にちを示す項目値の表記形式を設定するための第2設定ユーザーインターフェースUI2を表示させるHTMLファイルを管理装置5に送信する処理(ステップSG1)から開始している。管理装置5と制御サーバー7とは、このHTMLファイルを制御サーバー7が送信する処理を行う前に、金額を示す項目値に係る処理と同様な処理を行う。
制御サーバーのサーバー制御部70は、管理装置5から店舗識別情報J12を受信すると、店舗識別情報J12が示す店舗に導入されている1又は複数の印刷装置3に関する第2設定ユーザーインターフェースUI2を表示させるHTMLファイルを管理装置5に送信する(ステップSG1)。
管理装置5のブラウザー実行部500は、第2設定ユーザーインターフェースUI2を表示させるHTMLファイルを受信すると(ステップSF1)、受信したHTMLファイルに基づいて第2設定ユーザーインターフェースUI2を管理装置表示部53に表示する(ステップSF2)。
図12は、第2設定ユーザーインターフェースUI2の一例を示す図である。
図12に示すように、第2設定ユーザーインターフェースUI2は、言語と、その言語が主に用いられている国(以下、「対応言語国」という)との組み合わせを設定するための組み合わせ用領域A4を有する。
組み合わせ用領域A4は、表示領域A41と、一覧表示ボタンAB4とを有する。
一覧表示ボタンAB4は、設定の候補となる言語と対応言語国との組み合わせを一覧表示するためのボタンである。一覧表示ボタンAB4は、ユーザーによって選択操作されると、設定の候補である言語と対応言語国との組む合わせを示す組み合わせ情報を、第2設定ユーザーインターフェースUI2において選択可能に一覧表示する。言語と対応言語国との組み合わせは、事前の調査等で適切な組み合わせとなっている。例えば、言語と対応言語国との組み合わせは、German−Austriaや、German−Switzerland、English−United State、Japanese−Japan等が例として挙げられる。
表示領域A41は、一覧表示ボタンAB4が一覧表示した組み合わせ情報のうち、選択された組み合わせ情報を表示する領域である。図10では、German−Austriaの組み合わせ情報が選択された場合の表示領域A41を示している。
第2設定ユーザーインターフェースUI2は、組み合わせ用領域A4の他、確定ボタンB2を有する。確定ボタンB2は、組み合わせ用領域A4で選択設定された言語と対応言語国との組み合わせを、日にちを示す項目値の表記形式に係る組み合わせとして確定するためのボタンである。
図11に示すフローチャートを参照して、管理装置5のブラウザー実行部500は、日にちを示す項目値の表記形式の設定を終了するか否かを判別する(ステップSF3)。例えば、ブラウザー実行部500は、第2設定ユーザーインターフェースUI2において確定ボタンB2が操作された場合、設定を終了すると判別し、確定ボタンB2が操作されない場合、設定を終了しないと判別する。
ブラウザー実行部500は、日にちを示す項目値の表記形式の設定を終了しないと判別した場合(ステップSF3:NO)、再度、ステップSF3の処理を実行する。一方で、ブラウザー実行部500は、日にちを示す項目値の表記形式の設定を終了すると判別した場合(ステップSF3:YES)、第2設定ユーザーインターフェースUI2で設定された言語と対応言語国との組み合わせを示す組み合わせ設定情報と、店舗識別情報J12とを対応付けて制御サーバー7に送信する(ステップSF4)。
制御サーバー7のサーバー制御部70は、管理装置5から組み合わせ設定情報、及び店舗識別情報J12を受信すると(ステップSG2)、受信した組み合わせ設定情報に基づいて組み合わせに適した抽出ルールを取得する(ステップSG3)。なお、組み合わせ設定情報を受信することは、表記形式に係る設定を取得することに相当する。
ここで、ステップSG3について説明する。
サーバー制御部70は、組み合わせ設定情報を受信すると、所定のデータベースを参照し、受信した組み合わせ設定情報が示す言語と対応言語国との組み合わせに適した抽出ルールを取得する。この所定のデータベースは、言語及び対応言語国の組み合わせと、この組み合わせに適した抽出ルールとが情報として対応付いたレコードを、複数格納している。例えば、この所定のデータベースは、英語−アメリカの組み合わせと、「Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Decのいずれかの文字列を有する行において、空白文字を除き、これらいずれかの文字列を含む文字列を発行日にち項目の項目値として抽出する」という抽出ルールとが、情報として対応付けられたレコードを格納している。組み合わせと、抽出ルールとの対応関係は、事前のテストやシミュレーション等によって予め適切に決定されている。なお、制御サーバー7は、この所定のデータベースをサーバー記憶部71により記憶していてサーバー記憶部71から抽出ルールを取得してもよいし、サーバー通信部72によりこの所定のデータベースにアクセスして抽出ルールを取得してもよい。
また、例えば、サーバー制御部70は、英語−イギリスの組み合わせ情報を受信した場合、所定のデータベースから、「日を示す2つの文字列、記号「−」、月を示す2つの文字列、記号「−」、年を示す4つ文字列からなる一連の文字列を発行日にち項目の項目値として抽出する」という抽出ルールを取得する。この抽出ルールに基づくと、サーバー制御部70は、例えば、「DD−MM−YYYY」の表記形式の項目値を、印刷テキストデータITDから取得できる。
制御サーバー7のサーバー制御部70は、受信した組み合わせ情報に基づいて抽出ルールを取得すると、ステップSA2で受信した店舗識別情報J12に基づいて、取得した抽出ルールを解析プログラム群KPGに適用する(ステップSG4)。ステップSG4において適用対象となる解析プログラム群KPGは、ステップSG2で受信した店舗識別情報J12と紐づくシリアル番号J11に対応付いた解析プログラム群KPGである。サーバー制御部70は、図9のステップSE4で説明したように、ステップSG2で受信した店舗識別情報J12に基づいて、適用対象とする解析プログラム群KPGを1又は複数特定し、特定したレコードが有する解析プログラム群KPGに、抽出ルールを適用する。サーバー制御部70は、解析プログラム群KPGが有する15の解析プログラムKPのうち、日にちを示す項目値を取得するための第8解析プログラムKP8の抽出ルールを、取得した抽出ルールに変更する。なお、第8解析プログラムKP8の解析ルールは、日にちを示す項目値を抽出するルールと、項目値として時間情報J52を印刷テキストデータITDから抽出する抽出ルールとを含んでいる。サーバー制御部70は、日にちを示す項目値を抽出する抽出ルールを変更対象として、変更する。
サーバー制御部70は、取得した抽出ルールを解析プログラム群KPGに適用すると、適用後に受信する印刷テキストデータITDに対しては、適用後の解析プログラム群KPGによりテキストデータ解析処理を行う。すなわち、サーバー制御部70は、管理装置5で行われた日にちを示す項目値の表記形式の設定に基づいて、印刷テキストデータITDから日にちを示す項目値を取得する。
このように、サーバー制御部70は、管理装置5から受信した組み合わせ設定情報に基づいて、抽出ルールを取得して、取得した抽出ルールを解析プログラム群KPGに適用することで、適用後、印刷テキストデータITDから日にちを示す項目値を的確に取得できる。したがって、サーバー制御部70は、地域によって表記形式が異なる日にちを示す項目を的確に印刷テキストデータITDから取得できるため、レシートRに印刷される決済情報の解析精度が向上する。
なお、ステップSG3の処理は、抽出ルールを所定のデータベースから取得する処理を示しているが、組み合わせ設定情報に基づいて抽出ルールを生成してもよい。また、ステップSG3、及びステップSG4の処理は、1の解析プログラムKPが有する解析ルールのうち抽出ルールについて、取得、及び適用する処理である。しかしながら、ステップSG3、及びステップSG4の処理は、抽出ルールを含む解析ルール自体を所定のデータベースから取得して解析プログラム群KPGに適用する処理でもよい。
図9、及び図11のフローチャートを用いた説明では、解析プログラム群KPGの変更が店舗単位で行われる場合を例示しているが、印刷装置3単位で行われてもよい。
また、以上の説明では、管理装置5が第1設定ユーザーインターフェースUI1を表示する構成を説明したが、第1設定ユーザーインターフェースUI1を含むユーザーインターフェースを表示する構成をよい。この場合、管理装置5は、第1設定ユーザーインターフェースUI1を含むユーザーインターフェースを表示させるHTMLファイルを受信する。第2設定ユーザーインターフェースUI2についても同様の構成であってもよい。
以上、説明したように、制御サーバー7は、管理装置5と、決済情報を印刷してレシートRを発行する印刷装置3と、が接続可能なサーバー通信部72と、サーバー通信部72を介して、印刷装置3から決済情報に関する印刷テキストデータITDを取得し、印刷テキストデータITDから決済情報に含まれる項目の項目値を取得するサーバー制御部70と、を備える。サーバー制御部70は、サーバー通信部72を介して、管理装置5から地域によって表記形式が異なる項目値の表記形式に係る設定を取得し、取得した設定に基づいて印刷テキストデータITDから地域によって表記形式が異なる項目値を取得する。
この構成によれば、サーバー制御部70は、管理装置5から取得した表記形式に係る設定に基づいて、印刷テキストデータITDから地域によって表記形式が異なる項目値を取得するため、地域によって表記形式が異なる項目値を、印刷テキストデータITDから適切な表記形式で、或いは的確に取得できる。したがって、サーバー制御部70は、レシートRに印刷される決済情報の解析精度を高めることができる。
表記形式に係る設定は、少なくとも、金額を示す項目値を表記する通貨、小数点、及び、桁区切りのいずれかの記号の設定である。
この構成によれば、印刷テキストデータITDから適切な表記形式で金額を示す項目値を取得できる。したがって、サーバー制御部70は、レシートRに印刷される決済情報の解析精度が向上する。
小数点の記号は、少なくとも、ドット、カンマ、アポストロフィ、中点のいずれかの記号を含む。
この構成によれば、小数点の記号がこれら記号のうち少なくともいずれかの記号で表記された金額を示す項目値について、印刷テキストデータITDから適切な表記形式で取得できる。
桁区切りの記号は、少なくとも、ドット、カンマ、アポストロフィ、スペースのいずれかの記号を含む。
この構成によれば、サーバー制御部70は、桁区切りの記号がこれら記号のうち少なくともいずれかの記号で表記された金額を示す項目値について、印刷テキストデータITDから適切な表記形式で取得できる。
表記形式に係る設定は、印刷装置3がレシートRを発行した日にちを示す項目値の表記形式に関わる設定である。
この構成によれば、印刷テキストデータITDから的確に日にちを示す項目値を取得できる。したがって、サーバー制御部70は、レシートRに印刷される決済情報の解析精度が向上する。
[変形例1]
次に、変形例1について説明する。
変形例1では、第1設定ユーザーインターフェースUI1、及び第2設定ユーザーインターフェースUI2を表示する主体が上記の実施形態と異なる。
変形例1では、サーバー制御部70が、第1設定ユーザーインターフェースUI1、及び第2設定ユーザーインターフェースUI2をサーバー表示部73により表示する。
この構成であっても、上記の実施形態と同様の効果を奏する。
[変形例2]
次に、変形例2について説明する。
変形例2では、第1設定ユーザーインターフェースUI1、及び第2設定ユーザーインターフェースUI2を表示する主体が上記の実施形態、及び変形例1と異なる。
変形例2では、POS端末4が、第1設定ユーザーインターフェースUI1、及び第2設定ユーザーインターフェースUI2をタッチパネル43に表示する。変形例2では、POS端末4が、制御装置に相当する。この場合、POS端末4には、ブラウザーがインストールされており、POS端末制御部40は、ブラウザー実行部500の機能を有する。
この構成でも、上記の実施形態、及び、変形例1と同様の効果を奏する。
なお、上述した実施形態、各変形例は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、POS端末制御部40、印刷装置制御部30、管理装置制御部50、サーバー制御部70の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
また、例えば、上述した情報処理装置に一態様である制御サーバー7の制御方法が、制御サーバー7が備えるコンピューター、又は、制御サーバー7に接続される外部装置を用いて実現される場合、本発明を、当該方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラム、このプログラムをコンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。
また、サーバー制御部70の機能は、制御プログラム71Aを記憶した記憶媒体、制御プログラム71Aを配信するサーバー装置、制御プログラム71Aを伝送する伝送媒体、制御プログラム71Aを搬送波内に具現化したデータ信号等の形態で実現することもできる。記憶媒体としては、コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができ、磁気的、光学的記憶媒体あるいは半導体メモリーデバイスを用いるもののいずれであってもよく、その他の種類の記憶媒体をしようしてもよい。また、メモリーカード等の可搬型記憶媒体であってもよい。また、記憶媒体は、上記装置と通信回線を介して接続された装置が備える記憶媒体であってもよい。制御プログラム71Aは、オペレーティングシステムを実装して動作する装置において、オペレーティングシステム上で動作する単体のアプリケーションプログラムとして実装することができる。また、単体のアプリケーションプログラムに限らず、オペレーティングシステム、デバイスドライバー、及び、アプリケーションプログラムのうち複数の機能として実装されてもよい。
また、例えば、図3、図9、及び図11の処理単位は、POS端末4、印刷装置3、制御サーバー7、及び管理装置5の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、されに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、その処理の順番は、支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
また、図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、POS端末4、印刷装置3、管理装置5、及び制御サーバー7の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
1…情報処理システム、3…印刷装置、4…POS端末(制御装置)、5…管理装置(制御装置)、7…制御サーバー(情報処理装置)、30…印刷装置制御部、31…印刷装置記憶部、31A…制御プログラム、32…印刷部、33…印刷装置通信部、34…印刷装置ネットワーク通信部、35…デバイス通信部、40…POS端末制御部、41…POS端末記憶部、41A…制御プログラム、42…POS端末通信部、43…タッチパネル、50…管理装置制御部、51…管理装置記憶部、51A…制御プログラム、52…管理装置通信部、53…管理装置表示部、54…管理装置入力部、70…サーバー制御部(制御部)、71…サーバー記憶部、71A…制御プログラム、71B…解析プログラム群管理データベース、71C…解析データ管理データベース、72…サーバー通信部(通信部)、73…サーバー表示部、74…サーバー入力部、400…アプリケーション実行部、500…ブラウザー実行部、BR…バーコードリーダー、CD…カスタマーディスプレー、GN…グローバルネットワーク、ITD…印刷テキストデータ(テキストデータ)、R…レシート。

Claims (7)

  1. 制御装置と、決済情報を印刷してレシートを発行する印刷装置と、が接続可能な通信部と、
    前記通信部を介して、前記印刷装置から前記決済情報に関するテキストデータを取得し、前記テキストデータから前記決済情報に含まれる項目の項目値を取得する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記通信部を介して、前記制御装置から地域によって表記形式が異なる前記項目値の前記表記形式に係る設定を取得し、前記設定に基づいて前記テキストデータから地域によって前記表記形式が異なる前記項目値を取得する、
    情報処理装置。
  2. 前記表記形式に係る設定は、少なくとも、金額を示す前記項目値を表記する通貨、小数点、及び、桁区切りのいずれかの記号の設定である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記小数点の記号は、少なくとも、ドット、カンマ、アポストロフィ、中点のいずれかの記号を含む、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記桁区切りの記号は、少なくとも、ドット、カンマ、アポストロフィ、スペースのいずれかの記号を含む、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表記形式に係る設定は、前記印刷装置が前記レシートを発行した日にちを示す前記項目値の表記形式に関わる設定である、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 決済情報を印刷してレシートを発行する印刷装置と接続可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記印刷装置から前記決済情報に関するテキストデータを取得し、前記テキストデータから前記決済情報に含まれる項目の項目値を取得し、
    前記項目値を取得する際、
    地域によって表記形式が異なる前記項目値の前記表記形式に係る設定を取得し、
    前記設定に基づいて前記テキストデータから地域によって前記表記形式が異なる前記項目値を取得する、
    情報処理装置の制御方法。
  7. 決済情報を印刷してレシートを発行する印刷装置と通信可能な情報処理装置の制御部により実行可能なプログラムであって、
    前記制御部に、
    前記決済情報に関するテキストデータを取得させ、
    前記テキストデータから前記決済情報に含まれる項目の項目値を取得させ、
    前記項目値を取得させる際、
    地域によって表記形式が異なる前記項目値の前記表記形式に係る設定を取得させ、
    前記設定に基づいて前記テキストデータから地域によって前記表記形式が異なる前記項目値を取得させる、
    プログラム。
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