JP2020122465A - 揺動板式可変容量圧縮機 - Google Patents

揺動板式可変容量圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020122465A
JP2020122465A JP2019016038A JP2019016038A JP2020122465A JP 2020122465 A JP2020122465 A JP 2020122465A JP 2019016038 A JP2019016038 A JP 2019016038A JP 2019016038 A JP2019016038 A JP 2019016038A JP 2020122465 A JP2020122465 A JP 2020122465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
inner peripheral
outer ring
ring
retainer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019016038A
Other languages
English (en)
Inventor
落合 芳宏
Yoshihiro Ochiai
芳宏 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Automotive Components Corp
Original Assignee
Sanden Automotive Components Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Automotive Components Corp filed Critical Sanden Automotive Components Corp
Priority to JP2019016038A priority Critical patent/JP2020122465A/ja
Publication of JP2020122465A publication Critical patent/JP2020122465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

【課題】揺動板式可変容量圧縮機において揺動板の回転を阻止する回転阻止機構の組立性を向上させる。【解決手段】回転阻止機構30において、内輪31の外周面311は内輪31の中心線L2を含む平面で切断された断面形状が径方向外側に凸となる凸曲面として形成され、内輪ボール溝312は中心線L2に平行に延びている。外輪32の内周面322はロータ側の円筒状内周面322aと円筒状内周面322aのピストン側の縮径内周面322bとを含み、外輪ボール溝325は外輪32の中心線L5に平行に延びている。保持器34の内周面343は内輪31の外周面311に沿った曲面として形成され、保持器34の外周面342は外輪32の縮径内周面322bに沿った曲面として形成され、抜け止め部材35は外輪32における円筒状内周面322aよりロータ側の位置に取り付けられてる。【選択図】図3

Description

本発明は、回転主軸と共に回転し且つ前記回転主軸の軸線に対する傾斜角度が変更可能な斜板と、ピストンに連結され前記斜板の回転によって揺動して前記ピストンを往復動させる揺動板とを含み、前記斜板の前記傾斜角度に応じて前記ピストンのストロークが変化して吐出容量が変化する揺動板式可変容量圧縮機に関する。
この種の揺動板式可変容量圧縮機の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の揺動板式可変容量圧縮機は、揺動板の回転を阻止する回転阻止機構を備えている。前記回転阻止機構は、内輪、スリーブ、外輪及び複数のボールを有する。前記内輪は、ハウジング内に回転は阻止されるが軸方向に移動可能に設けられ、内径部において軸受を介して回転主軸を相対回転および軸方向に相対移動可能に支持し、及び、それぞれが前記ボールをガイドする複数のガイド溝を有する。前記スリーブは、前記揺動板の揺動運動の揺動中心部材として機能し、前記回転主軸上に回転主軸に対し相対回転および軸方向に移動可能に設けられ、前記内輪と共に軸方向に移動可能に前記内輪に係合されている。前記外輪は、それぞれが前記ボールをガイドする複数のガイド溝を有し、前記スリーブに揺動可能に支持され、外周に前記揺動板を固定支持すると共に軸受を介して斜板を回転可能に支持する。
特許第4829761号公報
特許文献1に記載の揺動板式可変容量圧縮機の前記回転阻止機構においては、前記内輪及び前記外輪の互いに対向するガイド溝が前記回転主軸の中心軸に対して30〜60°の相対角度を持って形成され、前記対向するガイド溝が前記内輪と前記外輪との相対角度がゼロの状態にて前記回転主軸に垂直でかつ前記揺動板の揺動中心を通る平面に対して対称形態となるように配置され、前記内輪のガイド溝の軸と前記外輪のガイド溝の軸との交点上にボールが支持される。このため、前記回転阻止機構の組立が容易とはいえず、この点において改良の余地がある。
そこで、本発明は、揺動板の回転を阻止する回転阻止機構の組立性を向上させることのできる揺動板式可変容量圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、ハウジングと、前記ハウジングに回転可能に両持ち支持された回転主軸と、前記回転主軸に固定され前記回転主軸と共に回転するロータと、連結機構を介して前記ロータに連結され前記回転主軸と共に回転し且つ前記回転主軸に対する傾斜角度が変化可能な斜板と、ピストンに連結され前記斜板の回転によって揺動して前記ピストンを往復動させる揺動板と、前記揺動板の回転を阻止する回転阻止機構と、を含む揺動板式可変容量圧縮機が提供される。前記揺動板式可変容量圧縮機において、前記回転阻止機構は、回転が阻止された状態で前記回転主軸上を軸方向に移動可能に設けられ且つ外周面に複数の内輪ボール溝が形成された内輪と、前記内輪の外側に配置された外輪であって、外周面に前記揺動板が固定され且つ内周面に前記複数の内輪ボール溝に対向する複数の外輪ボール溝が形成された前記外輪と、対向する内輪ボール溝と外輪ボール溝とによってそれぞれが転動可能に保持された複数のボールと、前記内輪と前記外輪との間に配置された保持器であって、前記複数のボールのいずれかをそれぞれが収容する複数のボール収容部を有する前記保持器と、前記外輪に取り付けられて前記保持器の脱落を防止する抜け止め部材と、を有する。前記複数の内輪ボール溝のそれぞれは前記内輪の中心線に平行に延びており、前記複数の外輪ボール溝のそれぞれは前記外輪の中心線に平行に延びている。前記内輪の前記外周面は、前記内輪の中心線を含む平面で切断された断面形状が径方向に凸となる凸曲面として形成され、前記外輪の前記内周面は、前記ロータ側に配置された円筒状内周面と、前記ピストン側に配置され前記円筒状内周面から離れるに従って前記円筒状内周面と同じ径から徐々に縮径する縮径内周面と、を含み、前記保持器の内周面は前記内輪の前記外周面に沿った曲面として形成されると共に前記保持器の外周面は前記外輪の前記縮径内周面に沿った曲面として形成されており、前記抜け止め部材は、前記外輪における前記円筒状内周面より前記ロータ側の位置に取り付けられている。
前記揺動板式可変容量圧縮機によれば、前記複数のボールを前記複数のボール収容部に収容した状態の前記保持器を前記内輪と前記外輪との間に前記ロータ側から組み込み、その後、前記抜け止め部材を取り付けることが可能である。このため、前記回転阻止機構の組立が比較的容易であり、従来に比べて、前記揺動板の回転を阻止する前記回転阻止機構の組立性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る揺動板式可変容量圧縮機の概略構成を示す断面図である。 図1の要部拡大図である。 前記揺動板式可変容量圧縮機の揺動板の回転を阻止する回転阻止機構の分解斜視図である。 前記揺動板式可変容量圧縮機の回転主軸の一端側(リア側)を支持する軸支持部材と前記回転阻止機構を構成する内輪との結合体を示す図であり、(A)は結合体の正面図であり、(B)は結合体の側面図であり、(C)は(A)のA−A断面図である。 前記回転阻止機構を構成する外輪を示す図であり、(A)は外輪の正面図であり、(B)は外輪の側面図であり、(A)のB−B断面図である。 前記回転阻止機構を構成する保持器を示す図であり、(A)は保持器の正面図であり、(B)は保持器の側面図であり、(C)は保持器の背面図であり、(D)は(A)のC−C断面図である。 前記保持器の脱落を防止する抜け止め部材を示す図であり、(A)は抜け止め部材の正面図であり、(B)は(A)のD−D断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る揺動板式可変容量圧縮機1の概略構成を示す断面図である。実施形態に係る揺動板式可変容量圧縮機1は、センタボア2a及びこれを囲むように配置された複数のシリンダボア2bを有するシリンダブロック2と、シリンダブロック2の一端(フロント側)に設けられたフロントハウジング3と、シリンダブロック2の他端(リア側)に設けられたシリンダヘッド4とを含む。そして、シリンダブロック2、フロントハウジング3及びシリンダヘッド4がボルト等によって締結されて揺動板式可変容量圧縮機1のハウジングを構成している。なお、シリンダブロック2とシリンダヘッド4との間には、バルブプレート5が配置されている。また、前記ハウジング内には、シリンダブロック2とフロントハウジング3とによってクランク室C1が形成されており、センタボア2aは、クランク室C1に開口するフロント側ボア部2a1とフロント側ボア部2a1よりも断面積が小さく且つフロント側ボア部2a1の底面に開口するリア側ボア部2a2とを含む。
シリンダヘッド4には、吐出室C2及び吸入室C3が形成されている。吐出室C2は、シリンダヘッド4のほぼ中央に形成され、吸入室C3は、吐出室C2を囲むように形成されている。吐出室C2は吐出通路(図示省略)を介して例えばエアコンシステムの冷媒回路(の高圧側)に接続され、吸入室C3は吸入通路(図示省略)を介して前記冷媒回路(の低圧側)に接続されている。また、吐出室C2はバルブプレート5に形成された吐出孔51と吐出弁52とを介して各シリンダボア2bに連通し、吸入室C3はバルブプレート5に形成された吸入孔53と吸入弁(図示省略)とを介して各シリンダボア2bに連通している。
また、揺動板式可変容量圧縮機1は、外部から回転駆動力が入力される回転主軸6を有している。回転主軸6は、クランク室C1をフロント側からリア側へと貫通して延びている。回転主軸6は、フロント側(図1における左側)がフロントハウジング3に設けられた軸受(滑り軸受)21を介して支持され、リア側(図1における右側)がセンタボア2aのフロント側ボア部2a1に挿入された軸支持部材7及び軸支持部材7に設けられた軸受(滑り軸受)22を介して支持されている。すなわち、回転主軸6は、前記ハウジングに回転可能に両持ち支持されている。なお、回転主軸6の前記リア側は、軸支持部材7及び軸受22に代えて、例えばセンタボア2aのリア側ボア部2a2に設けられた軸受を介して支持されてもよい。
軸支持部材7は、回転が阻止された状態で軸方向に移動可能にセンタボア2aのフロント側ボア部2a1に挿入されている。具体的には、本実施形態において、軸支持部材7は多角柱状(ここでは三角柱状、後述する図3、図4を参照)に形成されると共に、センタボア2aのフロント側ボア部2a1は軸支持部材7に対応する多角柱状穴(三角柱状穴)として形成されており、軸支持部材7は回転が阻止された状態でセンタボア2aのフロント側ボア部2a1に軸方向に移動可能(摺動可能)に挿入されている。但し、これに限られるものではない。例えば、軸支持部材7が円柱状に形成されると共にセンタボア2aのフロント側ボア部2a1が円柱状穴として形成されており、軸支持部材7とセンタボア2aのフロント側ボア部2a1とがスプライン結合されることによって、軸支持部材7が回転を阻止された状態でセンタボア2aのフロント側ボア部2a1に軸方向に移動可能に挿入されてもよい。
クランク室C1内にはフロント側からリア側に向かって順にロータ8、斜板9及び揺動板10が配置されている。ロータ8、斜板9及び揺動板10はいずれも概ね円盤状に形成されている。
ロータ8は、回転主軸6に固定されており、回転主軸6と共に回転する。ロータ8とフロントハウジング3との間にはスラスト軸受23が設けられている。
斜板9は、連結機構(リンク機構)11を介してロータ8に連結されており、回転主軸6(及びロータ8)と共に回転し且つ回転主軸6の軸線L1に対する傾斜角度が変化可能に構成されている。具体的には、本実施形態において、斜板9は、回転主軸6の軸線L1に略直交する状態(最小傾斜角度)から図1に示されるロータ8に当接する状態(最大傾斜角度)まで前記傾斜角度が変化可能である。
揺動板10は、コネクティングロッド12を介して、複数のシリンダボア2bのそれぞれに往復動可能に挿入されたピストン13に連結されている。また、揺動板10は回転阻止機構30によって回転が阻止された状態で斜板9の回転によって揺動するように支持されている。そして、揺動板10は、斜板9の回転によって揺動し、これによって、各ピストン13を対応するシリンダボア2b内で往復動させるように構成されている。
さらに、揺動板式可変容量圧縮機1は、吐出室C2とクランク室C1とを接続する圧力供給通路(図示省略)と、前記圧力供給通路の開度を調整する制御弁40と、クランク室C1と吸入室C3と連通する放圧通路(図示省略)とを有している。
図2、図3を参照して回転阻止機構30の構成についてさらに詳しく説明する。
図2は図1の要部拡大図であり、図3は回転阻止機構30の分解斜視図である。上述のように、回転阻止機構30は斜板9の回転による揺動板10の揺動を許容しつつ揺動板10の回転を阻止するように構成されている。本実施形態において、回転阻止機構30は、軸方向に伸縮可能ないわゆるダブルオフセット型の等速ジョイントと同様の構成を備えており、内輪31と、外輪32と、複数(ここでは6個)のボール33と、保持器34と、抜け止め部材35と、を含む。
内輪31は、軸受(滑り軸受)24を介して回転主軸6に装着されている。但し、本実施形態において、内輪31は、連結部71を介して軸支持部材7と一体化されており、上述のように、軸支持部材7は回転が阻止された状態で軸方向に移動可能にセンタボア2aのフロント側ボア部2a1に挿入されている。したがって、回転主軸6は内輪31に対して回転することが可能であるが、内輪31は回転主軸6回りに回転することができず、内輪31は回転主軸6上を軸支持部材7と共に軸方向に移動することのみが可能である。また、内輪31と軸支持部材7との結合体は、センタボア2aのフロント側ボア部2a1の底面と前記結合体(軸支持部材7)との間に配置された第1付勢バネ25によってフロント側に向かって付勢され、ロータ8と前記結合体(内輪31)との間に配置された第2付勢バネ26によってリア側に向かって付勢されている。
図4は、前記結合体(連結部71を介して一体化された内輪31及び軸支持部材7)を示している。図4(A)は前記結合体の正面図であり、図4(B)は前記結合体の側面図であり、図4(C)は図4(A)のA−A断面図である。
前記結合体(連結部71を介して一体化された内輪31及び軸支持部材7)は、内輪31、連結部71及び軸支持部材7を直線状に貫通する貫通孔Hを有している。そして、前記連結体の軸支持部材7がセンタボア2aのフロント側ボア部2a1に挿入された状態において貫通孔Hに軸受22、24を介して回転主軸6が挿入され、これによって、回転主軸6の前記リア側が軸支持部材7及び軸受22を介して支持されると共に、内輪31が軸受24を介して回転主軸6に装着される。したがって、内輪31はクランク室C1内に配置され、内輪31の一端31aはロータ8側に位置し、内輪31の他端31bがピストン13側に位置している。また、貫通孔Hの中心線が内輪31の中心線L2となり、貫通孔Hに回転主軸6が挿入された状態において、貫通孔Hの中心線(内輪31の中心線L2)は、回転主軸6の軸線L1に一致する。
内輪31の外周面311は、内輪31の中心線L2を含む平面で切断された断面形状が径方向外側に凸となる凸曲面として形成されている。内輪31の外周面311には、複数のボール33の転動をガイドするための複数(ここでは6個)のボール溝(以下「内輪ボール溝」という)312が形成されている。複数の内輪ボール溝312のそれぞれは、ボール33に対応する断面円弧状の溝として形成されている。また、複数の内輪ボール溝312のそれぞれの溝中心線L3は内輪31の中心線L2に平行であり、複数の内輪ボール溝312のそれぞれは内輪31の中心線L2に平行に延びている。さらに、複数の内輪ボール溝312は周方向において互いに等しい距離だけ離れている。すなわち、内輪31の外周面311には、それぞれが内輪31の中心線L2に平行に延びると共にボール33の転動をガイドする複数の内輪ボール溝312が周方向に等間隔で形成されている。
外輪32は、内輪31の外側に配置されている。外輪32の一端32aはロータ8側に位置し、外輪32の他端32bはピストン13側に位置している。外輪32の外周面321のうち一端32a側(すなわち、ロータ8側)の部位321aには軸受(ラジアル軸受)27を介して斜板9が回転可能に支持されている。外輪32の外周面321のうちの他端32b側(すなわち、ピストン13側)の部位321bには揺動板10が固定されている。斜板9と揺動板10との間にはスラスト軸受28が設けられている。
図5は、外輪32を示している。図5(A)は外輪32の正面図であり、図5(B)は外輪32の側面図であり、図5(C)は図5(A)のB−B断面図である。
外輪32の内周面322は、ロータ8側に配置された円筒状内周面322aと、ピストン13側に配置された縮径内周面322bと、を有する。縮径内周面322bは、円筒状内周面322a側の端部(円筒状内周面322aとの接続部)が円筒状内周面322aと同じ径を有しており、円筒状内周面322aから離れるに従って円筒状内周面322aから徐々に縮径するように形成されている。また、本実施形態において、外輪32の内周面322は、円筒状内周面322aのロータ8側に配置された大径内周面322cをさらに有する。大径内周面322cは、円筒状内周面322aよりも大径の円筒状に形成されている。すなわち、本実施形態において、外輪32の内周面322は、ロータ8側からピストン13側に向かって大径内周面322c、円筒状内周面322a及び縮径内周面322bを有して形成されており、外輪32の内側空間は、ロータ8側からピストン13側に向かって段階的に又は徐々に小さくなっている。
外輪32の内周面322における大径内周面322cと円筒状内周面322aとの段差部322dは、外輪32において円筒状内周面322aに対してロータ8側に隣接すると共にロータ8側から外輪32を見たときに大径内周面322cの内側に円環状に露出する端面を構成する。また、大径内周面322cには、段差部322dからロータ8側に所定量だけ離れた位置に取付溝323が形成されている。取付溝323は略環状の溝として形成されている。
外輪32の内周面322には、複数のボール33の転動をガイドするための複数(ここでは6個)のボール溝(以下「外輪ボール溝」という)325が形成されている。複数の外輪ボール溝325のそれぞれは、内輪ボール溝312と同様、ボール33に対応する断面円弧状の溝として形成されている。また、複数の外輪ボール溝325のそれぞれの溝中心線L4は外輪32の中心線L5に平行であり、複数の外輪ボール溝325のそれぞれは外輪32の中心線L5に平行に延びている。さらに、複数の外輪ボール溝325は周方向において互いに等しい距離だけ離れている。そして、外輪32は、複数の外輪ボール溝325が内輪31の複数の内輪ボール溝312に対向するように配置される。すなわち、外輪32の内周面322には、それぞれが外輪32の中心線L5に平行に延びると共にボール33の転動をガイドする複数の外輪ボール溝325が内輪31の外周面311に形成された複数の内輪ボール溝312に対向して形成されている。
複数のボール33のそれぞれは互いに対向する内輪ボール溝312と外輪ボール溝325との間に転動可能に保持されている。
保持器34は、内輪31と外輪32との間に配置されている。保持器34の一端34aはロータ8側に位置し、保持器34の他端34bはピストン13側に位置している。
図6は、保持器34を示している。図6(A)は保持器34の正面図であり、図6(B)は保持器34の側面図であり、図6(C)は保持器34の背面図であり、図6(D)は図6(A)のC−C断面図である。
保持器34は、幅広のリング状に形成され、それぞれが複数のボール33のいずれかを収容する複数(ここでは6個)のボール収容部341を有する。各ボール収容部341は保持器34の外周面342から内周面343まで貫通する貫通孔として形成されている。複数のボール収容部341は、内輪ボール溝312及び外輪ボール溝325と同様、周方向に等間隔で配置されている。保持器34の外周面342は外輪32の内周面322の縮径内周面322bに沿った曲面として形成され、保持器34の内周面343は内輪31の外周面311(凸曲面)に沿った曲面(凹曲面)に形成されている。さらに言えば、保持器34の内周面343は、内輪31の外周面311(凸曲面)に沿うと共に保持器34の中心線L6を含む平面で切断された断面形状が径方向内側に凹となる凹曲面に形成されている。
そして、外輪32と保持器34とは、外輪32の縮径内周面322bの一部と保持器34の外周面342の一部とが接触した状態で相対変位するように構成され、保持器34と内輪31とは、保持器34の内周面343の一部と内輪31の外周面311の一部とが接触した状態で相対変位するように構成されている。
抜け止め部材35は、保持器34が脱落すること、ひいては、回転阻止機構30が分解されることを防止する。抜け止め部材35は、外輪32に取り付けられている。より具体的には、抜け止め部材35は、外輪32における円筒状内周面322aよりロータ8側の位置に取り付けられている。
図7は、抜け止め部材35を示している。図7(A)は抜け止め部材35の正面図であり、図7(B)は図7(A)のD−D断面図である。
本実施形態において、抜け止め部材35は、内側に保持器34のロータ8側の部位を収容可能なリング状プレートとして形成されている。具体的には、抜け止め部材35の内周面351は、保持器34側の径がその反対のロータ8側の径よりも大きく且つ保持器34の外周面342に沿った曲面として形成されている。そして、抜け止め部材35は、内側に保持器34のロータ8側の部位を収容したときにその内周面351が保持器34の外周面342に当接して保持器34の脱落を防止するように構成されている。
また、抜け止め部材35は、外輪32の円筒状内周面322aの径よりも大きく且つ大径内周面322cの径よりも小さい外径を有し、外輪32の内周面322における段差部322dに当接するように取付溝323に装着されたスナップリング36によって取り付けられている。これにより、抜け止め部材35は、外輪32の大径内周面322cと抜け止め部材35の外径とのクリアランス分、外輪32に対して径方向に移動可能であり、且つ、回転阻止機構30の状態(主に内輪31と外輪32との相対的な傾き)にかかわらず内周面351の少なくとも一部が保持器34の外周面に接するように、外輪32における円筒状内周面322aよりロータ8側の位置に取り付けられている。
次に、揺動板式可変圧縮機構1の動作の一例を説明する。
外部からの回転駆動力によって回転主軸6が回転するとロータ8及び斜板9が回転し、揺動板10が揺動する。これにより、各ピストン13が対応するシリンダボア2b内を往復動する。吸入室C3には前記吸入通路を介して前記冷媒回路の冷媒が導かれており、ピストン13の往復動に伴って、吸入室C3内の冷媒が前記吸入弁及び吸入孔53を介してシリンダボア2bに吸入されて圧縮される。圧縮された冷媒は、吐出孔51及び吐出弁52を介して吐出室C2に吐出され、吐出室C2に吐出された冷媒(圧縮後の冷媒)が前記吐出通路を介して前記冷媒回路へと送られる。
また、前記制御弁が開弁すると吐出室C2内の冷媒が前記圧力供給通路を介してクランク室C1に供給されてクランク室C1の圧力が上昇する。そして、クランク室C1の圧力が吸入室C3の圧力よりも高くなると、斜板9の前記傾斜角度が減少すると共に、斜板9、揺動板10及び回転阻止機構30が第1付勢バネ25の付勢力に抗してリア側に移動する。これにより、各ピストン13のストロークが減少して揺動板式可変容量圧縮機1の吐出容量も減少する。一方、前記制御弁が閉弁するとクランク室C1内の冷媒が前記放圧通路を介して吸入室C3に流出してクランク室C1の圧力が低下する。そして、クランク室C1の圧力が吸入室Cの圧力よりも低くなると、斜板9の前記傾斜角度が増加すると共に、斜板9、揺動板10及び回転阻止機構30が第2付勢バネ26の付勢力に抗してフロント側に移動する。これにより、各ピストン13のストロークが増加して揺動板式可変容量圧縮機1の吐出容量も増加する。
本実施形態に係る揺動板式可変容量圧縮機によれば以下のような効果を有する。
揺動板10の回転を阻止する回転阻止機構30において、内輪31に形成された内輪ボール溝312は内輪31の中心線L2に平行に延びており、外輪32に形成された外輪ボール溝325は外輪32に中心線L5に平行に延びている。このため、内輪31における内輪ボール溝312の加工(形成)及び外輪32における外輪ボール溝325の加工(形成)が比較的容易であり、かつ、内輪ボール溝312間の寸法バラツキ及び外輪ボール溝325間の寸法バラツキも抑制される。したがって、従来に比べて、内輪31及び外輪32における溝加工が容易且つ高精度に行える。
また、回転阻止機構30は、内輪ボール溝312が内輪31の中心線L2に平行に延びると共に外輪ボール溝325が外輪32の中心線L5に平行に延びることに加えて、次のような特徴を有している。すなわち、内輪31の外周面311は、内輪31の中心線L2を含む平面で切断された断面形状が径方向外側に凸となる凸曲面として形成されている。外輪32の内周面322は、ロータ8側に配置された円筒状内周面322aとピストン13側に配置されて円筒状内周面322aから離れるに従って円筒状内周面322aと同じ径から徐々に縮径する縮径内周面322bとを有している。内輪31と外輪32との間に配置された保持器34の内周面343は、内輪31の外周面311(凸曲面)に沿った曲面(凹曲面)、さらに言えば、内輪31の外周面311(凸曲面)に沿うと共に、保持器34の中心線L6を含む平面で切断された断面形状が径方向内側に凹となる凹曲面に形成され、保持器34の外周面342は、外輪32の縮径内周面322bに沿った曲面として形成されている。抜け止め部材35は、外輪32における円筒状内周面322aよりもロータ8側の位置に取り付けられている。このため、複数のボール33を複数のボール収容部341に収容した状態の保持器34を内輪31と外輪32との間にロータ8側から組み込み、その後、抜け止め部材35を取り付けることが可能であり、回転阻止機構30の組立が容易である。
なお、回転阻止機構30の動作時において、外輪32と保持器34とは、外輪32の縮径内周面322bの一部と保持器34の外周面342の一部とが接触した状態で相対変位し、保持器34と内輪31とは、保持器34の内周面343の一部と内輪31の外周面311の一部とが接触した状態で相対変位するため、これらの相対変位が円滑に行われ、振動や騒音の発生が抑制される。
さらに、抜け止め部材35は、外輪32に対して径方向に移動可能であり且つ回転阻止機構30の状態にかかわらず内周面351の少なくとも一部が保持器34の外周面342に接するように外輪32に取り付けられている。このため、回転阻止機構30の状態にかかわらず、抜け止め部材35によって保持器34の脱落が防止される。
ここで、抜け止め部材35は、外輪32に対して径方向に移動可能であり且つ抜け止め部材35の内周面351は保持器34の外周面342に沿った曲面として形成されているので、抜け止め部材35の径方向位置を調整することができ、抜け止め部材35を適切な位置に容易に取り付けることができる。このため、抜け止め部材35に高い加工精度や取付精度等が要求されず、製造コストの低減が図れる。
また、抜け止め部材35は、外輪32の内周面322における段差部322d、すなわち、外輪32において円筒状内周面322aに対してロータ8側に隣接する端面に当接するようにスナップリング36によって取り付けられているので、抜け止め部材35の軸方向における位置決めを行うこと及び抜け止め部材35を外輪32に対して径方向に移動可能に取り付けることが容易である。
なお、上述の実施形態において、抜け止め部材35はリング状プレートとして形成されている。しかし、これに限られるものではなく、抜け止め部材35は上述のリング状プレートと同様の構成を有していればよい。例えば、抜け止め部材35は、保持器34のロータ8側の部位を収容可能な貫通孔を有するプレート材であり、外輪32に対して径方向に移動可能であり且つ回転阻止機構30の状態にかかわらず前記貫通孔の内周面の少なくとも一部が保持器34の外周面342に接するように外輪32に取り付けられてもよい。この場合、前記貫通孔の内周面は、保持器34側の径がその反対のロータ8側の径よりも大きく且つ保持器34の外周面342に沿った曲面として形成され、前記貫通孔に保持器34のロータ8側の部位を収容したときに前記貫通孔の内周面が保持器34の外周面342に当接して保持器34の脱落を防止するように構成される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて更なる変形や変更が可能である。
1…揺動板式可変容量圧縮機、2…シリンダブロック(ハウジング)、3…フロントハウジング(ハウジング)、4…シリンダヘッド(ハウジング)、5…バルブプレート、6…回転主軸、7…軸支持部材、8…ロータ、9…斜板、10…揺動板、11…連結機構、30…回転阻止機構、31…内輪、32…外輪、33…ボール、34…保持器、35…抜け止め部材、36…スナップリング、311…内輪の外周面、312…内輪ボール溝、321…外輪の外周面、322…外輪の内周面、322a…円筒状内周面、322b…縮径内周面、322d…段差部、325…外輪ボール溝、341…ボール収容部、342…保持器の外周面、343…保持器の内周面、351…抜け止め部材の内周面

Claims (7)

  1. ハウジングと、前記ハウジングに回転可能に支持された回転主軸と、前記回転主軸に固定され前記回転主軸と共に回転するロータと、連結機構を介して前記ロータに連結され前記回転主軸と共に回転し且つ前記回転主軸の軸線に対する傾斜角度が変化可能な斜板と、ピストンに連結され前記斜板の回転によって揺動して前記ピストンを往復動させる揺動板と、前記揺動板の回転を阻止する回転阻止機構と、を含み、
    前記回転阻止機構は、
    回転が阻止された状態で前記回転主軸上を軸方向に移動可能に設けられ且つ外周面に複数の内輪ボール溝が形成された内輪と、
    前記内輪の外側に配置された外輪であって、外周面に前記揺動板が固定され且つ内周面に前記複数の内輪ボール溝に対向する複数の外輪ボール溝が形成された前記外輪と、
    それぞれが前記内輪ボール溝と前記外輪ボール溝とによって転動可能に保持された複数のボールと、
    前記内輪と前記外輪との間に配置された保持器であって、それぞれが前記複数のボールのいずれかを収容する複数のボール収容部を有する前記保持器と、
    前記外輪に取り付けられて前記保持器の脱落を防止する抜け止め部材と、
    を有し、
    前記複数の内輪ボール溝のそれぞれは前記内輪の中心線に平行に延びており、
    前記複数の外輪ボール溝のそれぞれは前記外輪の中心線に平行に延びており、
    前記内輪の前記外周面は、前記内輪の中心線を含む平面で切断された断面形状が径方向外側に凸となる凸曲面として形成され、
    前記外輪の前記内周面は、前記ロータ側に配置された円筒状内周面と、前記ピストン側に配置され前記円筒状内周面から離れるに従って前記円筒状内周面と同じ径から徐々に縮径する縮径内周面と、を含み、
    前記保持器の内周面は前記内輪の前記外周面に沿った曲面として形成されると共に前記保持器の外周面は前記外輪の前記縮径内周面に沿った曲面として形成されており、
    前記抜け止め部材は、前記外輪における前記円筒状内周面より前記ロータ側の位置に取り付けられている、
    揺動板式可変容量圧縮機。
  2. 前記抜け止め部材は、前記保持器の前記ロータ側の部位を収容可能な貫通孔を有すると共に前記貫通孔の内周面が前記保持器の前記外周面に沿った曲面として形成されており、前記貫通孔に前記保持器の前記ロータ側の部位を収容したときに前記貫通孔の内周面が前記保持器の前記外周面に当接して前記保持器の脱落を防止するように構成されている、請求項1に記載の揺動板式可変容量圧縮機。
  3. 前記抜け止め部材は、前記外輪に対して径方向に移動可能であり且つ前記回転阻止機構の動作状態にかかわらず前記貫通孔の前記内周面の少なくとも一部が前記保持器の前記外周面に接するように前記外輪に取り付けられている、請求項2に記載の揺動板式可変容量圧縮機。
  4. 前記抜け止め部材は、内側に前記保持器の前記ロータ側の部位を収容可能なリング状プレートとして形成されていると共にその内周面が前記保持器の前記外周面に沿った曲面として形成されており、内側に前記保持器の前記ロータ側の部位を収容したときに前記内周面が前記保持器の前記外周面に当接して前記保持器の脱落を防止するように構成されている、請求項1又2に記載の揺動板式可変容量圧縮機。
  5. 前記抜け止め部材は、前記外輪に対して径方向に移動可能であり且つ前記回転阻止機構の動作状態にかかわらず前記内周面の少なくとも一部が前記保持器の前記外周面に接するように前記外輪に取り付けられている、請求項4に記載の揺動板式可変容量圧縮機。
  6. 前記抜け止め部材は、前記外輪において前記円筒状内周面に対して前記ロータ側に隣接する端面に当接するように取り付けられている、請求項1〜5のいずれか一つに記載の揺動板式可変容量圧縮機。
  7. 前記抜け止め部材は、スナップリングによって前記外輪における前記円筒状内周面より前記ロータ側の位置に取り付けられている、請求項1〜6のいずれか一つに記載の揺動板式可変容量圧縮機。
JP2019016038A 2019-01-31 2019-01-31 揺動板式可変容量圧縮機 Pending JP2020122465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019016038A JP2020122465A (ja) 2019-01-31 2019-01-31 揺動板式可変容量圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019016038A JP2020122465A (ja) 2019-01-31 2019-01-31 揺動板式可変容量圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020122465A true JP2020122465A (ja) 2020-08-13

Family

ID=71992409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019016038A Pending JP2020122465A (ja) 2019-01-31 2019-01-31 揺動板式可変容量圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020122465A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10808686B2 (en) Hydraulic rotary machine
JPH03242472A (ja) アキシヤルピストンポンプ装置
JP2009162064A (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
US5239913A (en) Slant plate type compressor
JP4829761B2 (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
JP2020122465A (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
CN110778475A (zh) 液压旋转机
WO2009147933A1 (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
JPH0599137A (ja) 可変容量圧縮機
CN102046974A (zh) 摆动板式可变容量压缩机
JP2001041153A (ja) 可変容量型圧縮機
US20180051682A1 (en) Wobble Plate Type Variable Displacement Compressor
JP5022299B2 (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
US6158325A (en) Swash plate type variable displacement compressor
JP6125237B2 (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
KR20130109485A (ko) 사판식 압축기의 구동축 지지구조
CN102046973A (zh) 摆动板式可变容量压缩机
JP2018127979A (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
JP2012177358A (ja) 揺動板式可変容量圧縮機
JPH02275070A (ja) 斜板式圧縮機
JPH0972277A (ja) 可変容量圧縮機
KR101880076B1 (ko) 가변용량 사판식 압축기
JP2003148332A (ja) 斜板型圧縮機
JP2001165041A (ja) 斜板式圧縮機
KR20030002024A (ko) 가변용량 사판식 압축기의 구동축 지지용 스러스트 베어링지지구조