JP2020125052A - ボンベ運搬車 - Google Patents

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Yasuyuki Komaki
泰之 小牧
晴義 岩永
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晴義 岩永
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Abstract

【課題】ボンベの交換作業を容易にすることができるボンベ運搬車を提供する。【解決手段】ボンベ運搬車1は、ボンベBを載置可能なベースフレーム21と、ベースフレーム21に支持される走行用車輪23と、上下方向に延出し下端部がベースフレーム21に支持されるマスト24とを有する本体部2と、上下方向に延出しマスト24に上下方向へ移動可能に支持される縦フレーム31と、縦フレーム31の上部に設けられ前後方向に延出する横フレーム33と、横フレーム33に前後移動可能に支持され、ボンベBが係止可能なフック部34とを有する吊下部3と、本体部2と吊下部3との間に設けられ、吊下部3を本体部2に対して上方に付勢するゼンマイばね5とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ボンベを運搬可能なボンベ運搬車に関する。
従来、喘息、肺気腫、または慢性気管支炎等の呼吸系疾患を有する患者に対しては、酸素ボンベから供給される酸素を患者が吸引する酸素療法が行われることがある。この場合、患者が移動しながら酸素ボンベからの酸素を吸引することができるように、酸素ボンベを移動可能に保持するボンベ用カートが用いられることがある。
例えば特許文献1に開示されるボンベ用カートは、酸素ボンベを保持するフレームと、フレームに設けられる車輪とを有しており、患者がこのボンベ用カートを押したり牽引したりすることにより、患者の歩行に伴って酸素ボンベを移動させることが可能となっている。
ここで、酸素ボンベ内に充填される酸素は使用により減少していくため、酸素ボンベ内の酸素を使い切ったときには使用済みの酸素ボンベの交換を行う必要がある。例えば、医療機関や介護施設等の各施設において酸素ボンベを使用する場合、施設の職員が使用済みの酸素ボンベを、酸素が充填された酸素ボンベを保管している保管場所まで運搬し、酸素ボンベの交換を行う必要がある。
酸素ボンベの交換を行う場合、前述のボンベ用カートを用いると、酸素ボンベを保管場所まで容易に運搬することができるが、保管場所においては、職員が使用済みの酸素ボンベを持ち上げてボンベ用カートから積み降ろすとともに、保管されている新たな酸素ボンベを持ち上げてボンベ用カートに積み込むことが必要である。
特開2007−125425号公報
前述のように、酸素ボンベの交換作業において、酸素ボンベを持ち上げてボンベ用カートに対する積み込みおよび積み降ろしをする場合、酸素ボンベは重量物であるため職員にとって酸素ボンベを持ち上げる作業が大きな負担になっていた。
そこで、本発明においては、酸素ボンベ等のボンベの交換作業を容易にすることができるボンベ運搬車を提供するものである。
上記課題を解決するボンベ運搬車は、以下の特徴を有する。
即ち、本発明のボンベ運搬車は、ボンベを載置可能なベースフレームと、前記ベースフレームに支持される走行用車輪と、上下方向に延出し下端部が前記ベースフレームに支持されるマストとを有する本体部と、上下方向に延出し前記マストに上下方向へ移動可能に支持される縦フレームと、前記縦フレームの上部に設けられ前後方向に延出する横フレームと、前記横フレームに前後移動可能に支持され、前記ボンベが係止可能なフック部とを有する吊下部と、前記本体部と前記吊下部との間に設けられ、前記吊下部を前記本体部に対して上方に付勢する付勢部とを備える。
これにより、ボンベの交換作業を容易にすることができる。
また、前記横フレームは前後方向へ伸縮可能に構成され、前記横フレームが伸縮することにより前記フック部が前後方向へ移動可能である。
これにより、交換作業をより行い易くすることができる。
また、前記本体部は、前記吊下部に当接することにより、前記付勢部の付勢力によって前記吊下部が上方へ移動することを規制するロック部材を有する。
これにより、吊下部が付勢部の付勢力によって不意に上昇することがない。
また、前記付勢部は、一端部が前記マストに接続され、他端部が前記縦フレームに接続されるゼンマイばねにて構成される。
これにより、小さなスペースで大きな付勢力を生じさせることが可能となる。
本発明によれば、ボンベの交換作業を容易にすることができる。
ボンベ運搬車を示す側面図である。 ボンベ運搬車を示す正面図である。 ボンベ運搬車を示す斜視図である。 吊下部を示す正面断面図である。 吊下部を示す平面図である。 ロック部材を示す平面断面図である。 吊下部が吊下位置にあり、横フレームが伸長するとともにフック部が横フレームの前端部に移動した状態のボンベ運搬車を示す側面図である。 ボンベ運搬車を用いて使用済みボンベを載置スペースに載置する際の作業手順を示す図である。 充填済みボンベを保管スペースからボンベ運搬車に積み込む際の作業手順を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1〜図3に示すボンベ運搬車1は、本発明に係るボンベ運搬車の一実施形態であり、酸素ボンベ等のボンベBを運搬可能に構成されている。ボンベ運搬車1は、本体部2と、吊下部3と、ゼンマイばね5とを有している。
以下の説明においては、図1における「左側」、「右側」、「紙面奥側」、および「紙面手前側」を、それぞれボンベ運搬車1の「後側」、「前側」、「左側」、および「右側」と規定する。また、図1における「上側」及び「下側」を、それぞれボンベ運搬車1の「上側」及び「下側」と規定する。
本体部2は、ベースフレーム21と、脚フレーム22と、走行用車輪23と、マスト24と、バネ収容ケース25と、ガイド部26と、走行用ハンドル27を有している。
ベースフレーム21は、底面21aと、底面21aの左右両端部に配置される側面21bとを有しており、底面21aにボンベBを載置可能に構成されている。脚フレーム22は左右に一対設けられており、ベースフレーム21を支持している。脚フレーム22は、前方かつ左右外側に向かって延出する前部フレーム22aと、後方かつ左右外側に向かって延出する後部フレーム22bとを有している。
走行用車輪23は、前部フレーム22aに回転可能に支持される前輪23aと、後部フレーム22bに回転可能に支持される後輪23bとを有している。前輪23aおよび後輪23bは、それぞれ左右に一対設けられている。前輪23aおよび後輪23bは、脚フレーム22を介してベースフレーム21支持されている。
マスト24は、上下方向に延出しており、下端部がベースフレーム21の後端部に支持されている。マスト24の左右端部における内側には、上下方向に延設されるスライドレール24aが形成されている。
バネ収容ケース25はマスト24の上端部に配置されており、ゼンマイばね5を収容している。
ガイド部26は、ベースフレーム21に載置されたボンベBの周囲をガイドするガイド部材であり、マスト24の上下途中部に支持されている。
ガイド部26は、マスト24の左右端部から前方へ向かって延出する左右一対のサイドガイド261と、左右一対のサイドガイド261の前後途中部を連結するリアガイド262と、左右一対のサイドガイド261の前端部に配置されるフロントガイド263とを有している。
サイドガイド261は、ベースフレーム21に載置されたボンベBの左右側方に位置し、ボンベBが左右方向へ傾倒することを規制する。リアガイド262は、ベースフレーム21に載置されたボンベBの後方に位置し、ボンベBが後方へ傾倒することを規制する。フロントガイド263はベースフレーム21に載置されたボンベBの前方に位置し、ボンベBが前方へ傾倒することを規制可能である。
フロントガイド263は、左右一方のサイドガイド261の前端部に回動可能に連結されており、サイドガイド261との連結部263aを中心として、ボンベBの前方を覆うガイド位置と、ボンベBの前方を開放する開放位置との間で回動可能に構成されている。
フロントガイド263は、ガイド位置にあるときにボンベBが前方へ傾倒することを規制する。フロントガイド263が開放位置にあるときには、ボンベBはフロントガイド263に移動を規制されることがなく前方へ移動可能である。
本実施形態においては、フロントガイド263の右端部と右方のサイドガイド261とが連結部263aにて連結されている。
左方のサイドガイド261の前端部には係合具42が取り付けられ、フロントガイド263の左端部には係合具42が係合する被係合具43が取付けられている。係合具42を被係合具43に係合することで、フロントガイド263をガイド位置に保持することが可能である。また、係合具42と被係合具43との係合状態を解除することで、フロントガイド263を開放位置に回動させることが可能である。
走行用ハンドル27は、マスト24の上端部に支持されている。走行用ハンドル27はマスト24の上端部から上方へ向かって延出しており、上端部にボンベ運搬車1を操作する作業者が把持可能な走行用グリップ27aを有している。作業者は走行用グリップ27aを把持してボンベ運搬車1の押し操作や牽引操作を行うことが可能である。
吊下部3は、縦フレーム31と、支持部32と、横フレーム33と、フック部34とを有している。
縦フレーム31は、上下方向に延出しており、下端部に支持部32が固定されている。縦フレーム31は、本実施形態においては2本の円管部材を左右に並設して構成されている。支持部32は、マスト23に上下方向へ移動可能に支持されている。
支持部32は、スライドレール24aに嵌合する摺動突起32aを有している。摺動突起32aがスライドレール24aに摺動可能に嵌合することで、支持部32がマスト23によって上下移動可能に支持されている。縦フレーム31は、支持部32を介してマスト23に上下方向へ移動可能に支持されている。
横フレーム33は、縦フレーム31の上端部に設けられており、縦フレーム31から前方に向けて延出している。横フレーム33は、第1フレーム331と、第1フレーム331の内部にスライド可能に支持される第2フレーム332とを有している。
図4、図5に示すように、第1フレーム331は、板状部材の左右端部を下方へ屈曲し、下方へ屈曲した部分の下端部を左右内側に折り曲げた形状に形成されており、左右内側に折り曲げた部分がスライドレール331aとして構成されている。
第2フレーム332は、板状部材の左右端部を下方へ屈曲し、下方へ屈曲した部分の下端部を左右内側に折り曲げた形状に形成されており、左右内側に折り曲げた部分がスライドレール332aとして構成されている。
第2フレーム332の後端部における左右両側には、ローラ332bが取付けられており、ローラ332bが第1フレーム331のスライドレール331aに摺動可能に嵌合している。第2フレーム332においては、左右一対のローラ332bが前後2箇所に設けられている。ローラ332bがスライドレール331aに摺動可能に嵌合することで、第2フレーム332が第1フレーム331によって前後方向へスライド可能に支持されている。
第2フレーム332が第1フレーム331に対して後方へスライドすると横フレーム33は縮小し、第2フレーム332が第1フレーム331に対して前方へスライドすると横フレーム33は伸長する。つまり、横フレーム33は、第2フレーム332が第1フレーム331に対してスライドすることで、前後方向へ伸縮可能に構成されている。
フック部34は、第2フレーム332に支持される支持部341と、支持部341の下端部に固定されるスライド用ハンドル342と、スライド用ハンドル342の左右中央部に取付けられるフック343とを有している。
支持部341は上下方向に延出する軸部材にて構成されている。支持部341の上端部にはローラ341aが取付けられている。支持部341においては、左右一対のローラ341aが前後2箇所に設けられている。ローラ341aは、第2フレーム332のスライドレール332aに摺動可能に嵌合している。ローラ341aがスライドレール332aに摺動可能に嵌合することで、支持部341が第2フレーム332によって前後方向へ移動可能に支持されている。
スライド用ハンドル342は、左右方向に延出する円管状部材にて構成されており、作業者がスライド用ハンドル342を把持することで、フック部34を第2フレーム332に対して前後方向へスライド操作することが可能である。
フック343は、スライド用ハンドル342から前方へ延出しており、ボンベBの上端部に配置される取っ手Baを係止することが可能に構成されている。ボンベBの取っ手Baをフック343に係止することで、ボンベBを吊下部3によって吊下支持することが可能である。
ゼンマイばね5は、本体部2と吊下部3との間に設けられ、吊下部3を本体部2に対して上方に付勢している。ゼンマイばね5は、付勢部の一例である。
図1に示すように、本体部2のバネ収容ケース25は左右方向に延出する支持軸25aを支持しており、支持軸25aにはゼンマイばね5の一端部51が接続されている。ゼンマイばね5の他端部52は吊下部3の支持部32に接続されている。
ゼンマイばね5は帯状部材を渦巻状に巻回して構成されており、巻回された状態のゼンマイばね5の他端部52に力を加えて引き出すことにより、巻回された状態に戻ろうとする方向の付勢力が生じる。ボンベ運搬車1においては、ゼンマイばね5の他端部52が一端部51よりも下方に配置されているため、他端部52を引き出した際には上方への付勢力が生じる。
ゼンマイばね5は、他端部52の引出量にかかわらず一定の大きさの付勢力が生じる定荷重バネに構成されている。吊下部3を上方に付勢する付勢部の構成部材としてゼンマイばね5を用いることで、小さなスペースで大きな付勢力を生じさせることが可能となっている。
ゼンマイばね5は、吊下部3に対して作用する上方への付勢力の大きさが、吊下部3によって吊下支持されるボンベBの重量と略同じ大きさとなるように設定されている。これにより、吊下部3によってボンベBを吊下支持して吊下部3を上下方向へ移動させる際に、ボンベBの重さを殆ど感じることなく上下移動させることが可能となる。
吊下部3は、上下方向において、支持部32がマスト23の下端部に位置し、ベースフレーム21の底面21aにボンベBが載置されるとともにボンベBの取っ手Baがフック343に係止された状態となる保持位置(図1に示す位置)と、支持部32がマスト23の上端部に位置し、ボンベBの取っ手Baがフック343に係止されて、ボンベBが吊下部3によって吊り下げられた状態となる吊り下げ位置(図7に示す位置)とに移動可能に構成されている。また、吊下部3は、上下方向において、支持部32が保持位置の場合よりもマスト23の下方に位置し、吊下部3によって吊り下げられたボンベBが床面に接地する接地位置に移動することも可能である。
本体部2は、吊下部3に当接することにより、ゼンマイばね5の付勢力によって吊下部3が上方へ移動することを規制するロック部材28を有している。ロック部材28は、ガイド部26における左方のサイドガイド261に装着されている。
ロック部材28は、図6に示すように、サイドガイド261に螺装される本体部28aと、本体部28aにおける縦フレーム31に近い側の端部に配置される係止ピン28bと、本体部28aにおけるロック部28bとは反対側の端部に配置される操作部28cとを有している。
縦フレーム31は、ロック部材28の係止ピン28bが係止可能な係止片31aを有している。係止片31aは縦フレーム31と一体的に上下移動可能に構成されている。係止片31aは、上下方向において吊下部3が保持位置にある状態でロック部材28の高さ位置に応じた位置に配置されている。この場合、係止ピン28bが係止片31aよりも若干高い位置に位置する。操作部28cは、作業者が把持してロック部材28の回動操作を行うことが可能に構成されている。
ロック部材28はサイドガイド261に螺装されているため、サイドガイド261に対して回動すると縦フレーム31に近接または離間する方向に移動する。
例えば、操作部28cを操作してロック部材28を図6に実線で示す位置に回動すると、ロック部材28は縦フレーム31に近接する方向へ移動し、上下方向から見て係止ピン28bと係止片31aとが重なる位置に配置されるようになる。これにより、係止ピン28bが係止片31aを係止して、吊下部3の上方への移動が規制される。
一方、操作部28cを操作してロック部材28を図6に2点鎖線で示す位置に回動すると、ロック部材28は縦フレーム31から離間する方向へ移動し、上下方向から見て係止ピン28bと係止片31aとが重ならない位置に配置されるようになる。これにより、係止ピン28bと係止片31aとの係止状態が解除され、吊下部3はゼンマイばね5の付勢力によって上方へ移動することが可能となる。
このように、ロック部材28は吊下部3の上方への移動を規制可能なロック位置と、吊下部3の上方への移動を許容するロック解除位置との間で回動可能に構成されている。
そして、吊下部3が保持位置にある状態でロック部材28をロック位置に回動操作することで、吊下部3を保持位置に保持させることができる。また、ロック部材28をロック解除位置に回動操作することで、吊下部3を吊下位置に移動させることが可能となる。
このように構成されるボンベ運搬車1においては、図1に示すように吊下部3が保持位置にあり、横フレーム33が縮小するとともにフック部34が横フレーム33の後端部に移動した状態にあるときに、ボンベBをベースフレーム21に載置した状態で保持して運搬することが可能である。
また、ボンベ運搬車1においては、図7に示すように、吊下部3が吊下位置にあり、横フレーム33が伸長するとともにフック部34が横フレーム33の前端部に移動した状態にあるときに、ボンベBを高位置かつ本体部2から離れた位置で吊下支持することが可能である。なお、横フレーム33の伸縮度合いおよびフック部34の横フレーム33に対する前後方向の移動位置を適宜変更することで、ボンベBの本体部2からの距離を調節することが可能である。
次に、ボンベ運搬車1を用いてボンベBの交換作業を行う際の手順について説明する。
まず、作業者は、図8(a)に示すように使用済みボンベBpをベースフレーム21に載置して保持した状態のボンベ運搬車1を、使用済みボンベBpを載置する載置スペースSpの近傍まで移動させる。この状態では、吊下部3は保持位置にあり、横フレーム33は縮小し、フック部34は横フレーム33の後端部に移動している。また、ロック部材28はロック位置に回動しており、フロントガイド263はガイド位置に回動している。
作業者は、この状態からフロントガイド263を開放位置に回動させるとともにロック部材28をロック解除位置に回動させた後、スライド用ハンドル342を把持して吊下部3を吊下位置まで上昇させる。この場合、ゼンマイばね5の付勢力は使用済みボンベBpの重量と釣り合う程度の大きさに設定されているため、使用済みボンベBpの重量を殆ど感じることなく容易に吊下部3を上昇させることができる。
また、作業者は、スライド用ハンドル342を把持してフック部34を第2フレーム332に対して前方に移動させる。フック部34が第2フレーム332の前端部に達すると、フック部34は第2フレーム332の前端部に当接してフック部34と第2フレーム332とが一体的に第1フレーム331に対して前方へスライドし、使用済みボンベBpが載置スペースSpの上方位置まで移動する(図8(b)参照)。この場合、使用済みボンベBpは吊下部3によって吊り下げられているため、作業者は使用済みボンベBpの重量を殆ど感じることがない。
次に、作業者は、スライド用ハンドル342を把持して吊下部3を接地位置まで下降させる。これにより、使用済みボンベBpが載置スペースSpに載置される(図8(c)参照)。この場合、ゼンマイばね5の付勢力は使用済みボンベBpの重量と釣り合う程度の大きさに設定されているため、使用済みボンベBpの重量を殆ど感じることなく容易に吊下部3を下降させることができる。
使用済みボンベBpが載置スペースSpに載置された後、作業者はロック部材28をロック位置に回動させるとともに、使用済みボンベBpの取っ手Baをフック343から取り外す。
次に、作業者は、ボンベ運搬車1を、酸素が充填された充填済みボンベBfが保管されている保管スペースSfの近傍まで移動させ、吊下部3のフック343を充填済みボンベBfの取っ手Baに係止させる(図9(a)参照)。
その後、作業者は、ロック部材28をロック解除位置に回動させるとともに、スライド用ハンドル342を把持して吊下部3を吊下位置まで上昇させる(図9(b)参照)。これにより、充填済みボンベBfは保管スペースSfの上方に移動する。
次に、作業者は、スライド用ハンドル342を把持してフック部34を第2フレーム332に対して後方に移動させる。フック部34が第2フレーム332の後端部に達すると、フック部34は第2フレーム332の後端部に当接してフック部34と第2フレーム332とが一体的に第1フレーム331に対して後方へスライドし、充填済みボンベBfはベースフレーム21の上方位置に移動する。この場合、充填済みボンベBfは吊下部3によって吊り下げられているため、作業者は充填済みボンベBfの重量を殆ど感じることがない。
さらに、作業者は、スライド用ハンドル342を把持して吊下部3を保持位置まで下降させる。これにより、充填済みボンベBfはベースフレーム21に載置された状態となる(図9(c))。この場合、ゼンマイばね5の付勢力は充填済みボンベBfの重量と釣り合う程度の大きさに設定されているため、充填済みボンベBfの重量を殆ど感じることなく容易に吊下部3を下降させることができる。
作業者は、充填済みボンベBfがベースフレーム21に載置された状態になると、ロック部材28をロック位置に回動させるとともに、フロントガイド263をガイド位置に回動させる。これにより、充填済みボンベBfがボンベ運搬車1に積み込まれ、ボンベ運搬車1によって保持された状態となる。
作業者は、充填済みボンベBfを保持したボンベ運搬車1を、ボンベBの使用場所まで移動させる。
このように、ボンベ運搬車1を用いてボンベBの交換作業を行う場合、作業者がボンベBの重量を殆ど感じることなくボンベBの移動を行うことができるため、ボンベBの交換作業が容易となる。
特に、使用済みボンベBpの載置スペースSpや充填済みボンベBfの保管スペースSfが箱状に構成されていて、ボンベBの交換作業を行う際にボンベBを高位置に持ち上げる必要がある際には、作業者の負担を大幅に減少させることができる。
また、ボンベ運搬車1においては、横フレーム33は第2フレーム332を第1フレーム331に対してスライドさせることで伸縮可能に構成されているため、使用済みボンベBpを載置スペースSpに載置するときや、充填済みボンベBfを保管スペースSfから持ち上げるときに、ボンベBを本体部2から離れた位置に移動させることができ、交換作業をより行い易くすることができる。
また、ボンベ運搬車1は、吊下部3が上方へ移動することを規制するロック部材28を有しているため、ボンベBをフック部34から取り外す際にロック部材28をロック位置に回動操作することで、吊下部3がゼンマイばね5の付勢力によって不意に上昇することがない。
本実施形態においては、ガイド部26のフロントガイド263が開閉可能に構成されているが、フロントガイド263は常に閉じた状態となるように構成することもできる。この場合、ボンベBを本体部2から離れた位置に移動させるときには、ボンベBを係止した吊下部3を上方に移動させてボンベBの下端をガイド部26よりも上方に位置させた後に横フレーム33を伸長させることで、ボンベBを前方に移動させることができる。
1 ボンベ運搬車
2 本体部
3 吊下部
5 ゼンマイばね
21 ベースフレーム
23 走行用車輪
24 マスト
28 ロック部材
31 縦フレーム
33 横フレーム
331 第1フレーム
332 第2フレーム
34 フック部

Claims (4)

  1. ボンベを載置可能なベースフレームと、前記ベースフレームに支持される走行用車輪と、上下方向に延出し下端部が前記ベースフレームに支持されるマストとを有する本体部と、
    上下方向に延出し前記マストに上下方向へ移動可能に支持される縦フレームと、前記縦フレームの上部に設けられ前後方向に延出する横フレームと、前記横フレームに前後移動可能に支持され、前記ボンベが係止可能なフック部とを有する吊下部と、
    前記本体部と前記吊下部との間に設けられ、前記吊下部を前記本体部に対して上方に付勢する付勢部とを備える
    ことを特徴とするボンベ運搬車。
  2. 前記横フレームは前後方向へ伸縮可能に構成され、前記横フレームが伸縮することにより前記フック部が前後方向へ移動可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のボンベ運搬車。
  3. 前記本体部は、前記吊下部に当接することにより、前記付勢部の付勢力によって前記吊下部が上方へ移動することを規制するロック部材を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボンベ運搬車。
  4. 前記付勢部は、一端部が前記マストに接続され、他端部が前記縦フレームに接続されるゼンマイばねにて構成される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のリフト装置。
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