JP2020126020A - レール計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易に、且つ確実にレールの状態を計測できるレール計測装置を提供する。【解決手段】レール計測装置10は、少なくともレール2の幅方向D2に沿った所定範囲について非接触で対象物との相対位置を測定することで、レール2の上面2aの形状を検出する形状検出部12を備える。レール計測装置10は、形状検出部12によって上面2aの形状が検出される箇所の、絶対位置を検出する位置検出部13を備える。これにより、レール2の上面2aの形状と、当該形状を有する箇所の絶対位置とを紐付けた情報を記憶部24に記録しておくことができる。このように記録された情報を組み合わせた三次元モデル(図6参照)を作成することで、レール2の状態を長手方向D1にわたって正確に評価することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、レール計測装置に関する。
レール上を走行するクレーンとして、特許文献1に記載されたものが知られている。このようなクレーンでは、走行性能を確保するために、レールの状態を計測する必要があった。レールの状態を計測する方法として、レールに沿って張ったピアノ線を基準に、トランジェットを利用して、レールの長手方向に沿って垂直な面に対して基準からの距離を多点測定する方法が挙げられる。
しかしながら、上述のような計測方法は、人手がかかる上、ピアノ線の設置などに時間を要し、当該計測中はクレーンを利用できないなどの問題が生じる。従って、より簡易に、且つ確実にレールの状態を計測することが求められていた。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、簡易に、且つ確実にレールの状態を計測できるレール計測装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係るレール計測装置は、クレーンが走行するレールの状態を計測するレール計測装置であって、少なくともレールの幅方向に沿った所定範囲についてレーザスキャナで対象物との相対位置を測定することで、レールの上面の形状を検出する形状検出部と、形状検出部によって上面の形状が検出される箇所の、絶対位置を検出する位置検出部と、を備える。
レール計測装置は、少なくともレールの幅方向に沿った所定範囲についてレーザスキャナで対象物との相対位置を測定することで、レールの上面の形状を検出する形状検出部を備える。このような形状検出部は、レールの上面の幅、高さ、位置などの情報を形状データとしてレーザスキャナで検出することができる。また、レール計測装置は、形状検出部によって上面の形状が検出される箇所の、絶対位置を検出する位置検出部を備える。これにより、レールの上面の形状と、当該形状を有する箇所の絶対位置とを紐付けた情報を記録しておくことができる。このように記録された情報を組み合わせた三次元モデルを作成することで、レールの状態を長手方向にわたって正確に評価することができる。また、これらの情報は、ピアノ線などの特殊な道具を正確に位置合わせして設置しなくとも、レール計測装置をレールに沿って走行させるだけで、容易に記録することができる。以上により、簡易に、且つ確実にレールの状態を計測できる。
レール計測装置において、形状検出部は、レールの上面の形状に基づいて、レールの継ぎ目の状況を検出してよい。例えば、レールの継ぎ目において食い違いが生じていればレールの上面の幅が急激に変化し、レールの継ぎ目において隙間が形成されているとレールの上面に途切れが生じる。このように、継ぎ目の状況はレールの上面の形状に表れる。従って、形状検出部は、レールの上面の形状に基づくことで、レールの継ぎ目の状況を検出することが可能となる。
レール計測装置において、形状検出部は、レールの上面の形状に加え、クレーンの車輪の形状を検出することができる。この場合、クレーンの車輪とレールとの位置関係を把握することも可能となる。これにより、車輪のレールに対する片当たり等により生じる摩耗の状況などを評価することができる。
レール計測装置において、位置検出部は、GPSを用いて絶対位置を検出してよい。この場合、位置検出部は、絶対位置を容易に且つ正確に検出することができる。
本発明によれば、簡易に、且つ確実にレールの状態を計測できるレール計測装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係るレール計測装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るレール計測装置が適用されるクレーン設備を示す概略図である。図1に示すように、クレーン設備100は、対象物を吊り下げて搬送するクレーン1と、クレーン1が走行する一対のレール2と、を備える。クレーン1は、レール2上をそれぞれ走行する一対の走行部3と、一対の走行部3間で延びるガーダー部4と、ガーダー部4に沿って横行するトロリ5と、を備える。なお、レール2が延びる方向をレール2の長手方向D1と称し、長手方向D1と直交する水平方向をレール2の幅方向D2と称する場合がある。本実施形態に係るレール計測装置10は、少なくとも一方の走行部3に設けられる。なお、クレーン設備100は、屋内の設備、又は屋外の設備のいずれであってもよい。また、クレーン1の種類は特に限定されず、レール2上を走行するものであれば、本実施形態に係るレール計測装置10によって計測可能である。
次に、図2及び図3を参照して、レール計測装置10の構成について説明する。図2は、レール計測装置10及びその周辺構造を長手方向D1から見た概略構成図である。図3は、レール計測装置10及びその周辺構造を幅方向D2から見た概略構成図である。
レール計測装置10は、レール2の状態を計測する装置である。レール計測装置10は、形状検出部12と、位置検出部13と、制御装置20と、を備える。形状検出部12及び位置検出部13は、走行部3の端部6に設けられた台座11に取り付けられている。なお、走行部3の端部6には、車輪7が回転可能に設けられている。車輪7は、走行部3の端部6に設けられた軸受部15によって回転可能に軸支されている。車輪7は、レール2の上面2aと接触する円柱状の本体部7aと、本体部7aの幅方向D2における両端側に設けられる一対の拡径部7bと、を備える。レール計測装置10は、レール2及び車輪7の上方に配置されている。
形状検出部12は、少なくともレール2の幅方向D2に沿った所定範囲について非接触で対象物との相対位置を測定することで、レール2の上面2a及び車輪7の形状を検出する。形状検出部12は、多次元(二次元または三次元)の距離計によって構成される。形状検出部12は、当該形状検出部12と、測定対象となる対象物との間の距離を検出する。形状検出部12は、例えば、レーザスキャナによって構成される。形状検出部12は、測定範囲ME内でレーザを走査させ、対象物に反射して戻ってきた光を検出することで、対象物との距離を検出する。このように、形状検出部12は、非接触で複数箇所の距離の測定が可能であるため、機械的な誤差の影響を低減でき、また、レール2に傷を付ける事などを防止できる。
形状検出部12は、レール2の上方であって、レーザが遮られない位置に配置されている。形状検出部12は、下方へ向けてレーザを照射し、少なくとも幅方向D2の方向成分を有して広がる測定範囲MEの範囲で走査する。レーザのうち、レール2以外の箇所ではレール2が設置された地面で反射する。レーザのうち、レール2が設置された箇所では、レール2の上面2aで反射する。
従って、形状検出部12は、周囲よりも高さが高くなっている箇所をレール2の上面2aとして検出することができる。また、形状検出部12は、レール2の上面2aの寸法情報、形状検出部に対する相対位置情報、湾曲具合などを、上面2aの形状として検出することができる。
形状検出部12は、レール2の継ぎ目においては、図8(e)に示す継ぎ目の食い違いや、図8(f)に示す隙間なども、レール2の上面2aの形状として検出することができる。形状検出部12が三次元の距離計によって構成されている場合、測定範囲MEは、長手方向D1にも所定の広がりを有しているため、継ぎ目の食い違いや隙間などを検出可能である。
一方、形状検出部12が二次元の距離計によって構成されている場合、図4に示すように、形状検出部12は、長手方向D1に対して傾斜するように配置される。図4では、形状検出部12の幅方向における中心線CL1が長手方向D1に延びる基準線SLに対して角度θだけ傾斜している。これにより、測定範囲MEは、幅方向D2に対して傾斜する。すなわち、測定範囲MEは、幅方向D2における方向成分に加えて、長手方向D1における方向成分の広がりを有する。形状検出部12は、継ぎ目を跨いでレール2のエッジ部を特徴点Pとして検出し、特徴点Pの形状検出部12からの角度及び距離を形状情報として測定する。制御装置20は、これらの特徴点Pの角度及び距離を台座11の基準点からの相対位置に換算することで、継ぎ目の状態を取得することができる。
形状検出部12は、車輪7の内側面7cを検出可能な位置に配置される。内側面7cは、一対の拡径部7bの主面のうち、レール2を挟んで互いに対向する面である。図3に示すように、測定範囲MEは、長手方向D1において本体部7aの外周面の端部EG1と、拡径部7bの外周面の端部EG2との間を通過する。これにより、図2に示すように、レーザは、本体部7aに遮られることなくレール2の上面2aに到達すると共に、車輪7の内側面7cの一部にも到達する。形状検出部12は、内側面7cの幅方向D2における相対位置などを、内側面7cの形状として検出できる。これにより、車輪7のつば部の摩耗量状況を検出することができる。また、レーザの光軸と車輪外径の間の距離を測定することにより、車輪7の径方向摩耗状況を検出することもできる。
位置検出部13は、形状検出部12によって上面2aの形状が検出される箇所の、絶対位置を検出する。絶対位置とは、少なくともクレーン設備100内で固定された絶対座標系の中における位置を示す。位置検出部13は、当該位置検出部13が配置されている台座11の基準点の位置を検出し、当該基準点の位置とレール2の上面2aの形状検出部12との相対位置とを足し合わせることで、上面2aの形状が検出された箇所の絶対位置を検出する。なお、当該演算は、制御装置20によって行われてよい。
位置検出部13は、クレーン設備100内の構造物を基準位置とした絶対位置を検出してよい。例えば、図5に示すように、クレーン設備100が設けられる建屋の壁Wなど、クレーン設備100のレール2に対して不動な構造物を基準位置としてよい。この場合、図5に示すように、壁Wの原点となる箇所にレーザ発振器34を設ける。レーザ発振器34は、長手方向D1に平行にレーザを発振する。
台座11側の位置検出部13は、レーザ発振器34の光を受ける半透明スクリーン31と、半透明スクリーン31に映されたレーザの点LPを検出するカメラ32と、台座11から壁Wまでの距離を測定する距離計33と、を備える。台座11の絶対位置に変化があった場合、半透明スクリーン31及びカメラ32が台座11と共に移動する。従って、半透明スクリーン31に映される点LPの位置が変化する。これにより、位置検出部13は、半透明スクリーン31の点LPに基づいて、幅方向D2及び上下方向における台座11の絶対位置を検出できる。また、位置検出部13は、距離計33の測定結果に基づいて、長手方向D1における台座11の絶対位置を検出できる。
その他、位置検出部13は、GPS(Global Positioning System)によって構成されてよい。これにより、位置検出部13は、台座11の基準点の緯度及び経度を検出することができる。このように、位置検出部13は、クレーン設備100外を基準として絶対位置を検出してよい。
制御装置20は、プロセッサ、メモリ、ストレージ、通信インターフェース及びユーザインターフェースを備え、一般的なコンピュータとして構成されている。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)などの演算器である。メモリは、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体である。ストレージは、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体である。通信インターフェースは、データ通信を実現する通信機器である。ユーザインターフェースは、液晶やスピーカなどの出力器、及び、キーボードやタッチパネルやマイクなどの入力器である。プロセッサは、メモリ、ストレージ、通信インターフェース及びユーザインターフェースを統括し、後述する機能を実現する。制御装置20では、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。制御装置20は、複数のコンピュータから構成されていてもよい。
制御装置20は、位置検出制御部21と、形状検出制御部22と、演算部23と、記憶部24と、を備える。
位置検出制御部21は、位置検出部13による位置検出の動作を制御する。位置検出制御部21は、位置検出部13が位置検出を行うタイミングを設定する。また、位置検出制御部21は、位置検出部13での位置検出に必要な演算を行う。位置検出制御部21は、請求項における「位置検出部」の一部を構成する。
形状検出制御部22は、形状検出部12による形状検出の動作を制御する。形状検出制御部22は、形状検出部12が位置検出を行うタイミングを設定する。また、形状検出制御部22は、形状検出部12での形状検出に必要な演算を行う。形状検出制御部22は、請求項における「形状検出部」の一部を構成する。
演算部23は、各種演算を行う。演算部23は、レール計測装置10によるレール2の状態を把握するために必要な各種演算を行う。記憶部24は、位置検出部13によって検出された位置情報と形状検出部12によって検出されたレール2の上面2aの形状情報とを、互いに紐付けた状態で記憶する。記憶部24は、各位置におけるレール2の上面2aの形状を蓄積してゆく。
次に、上述のレール計測装置10を用いてレールの状態を評価するレール評価方法の手順について説明する。
まず、クレーン1の走行部3にレール計測装置10を設ける。このとき、図7(a)に示すように、一方の走行部3に対してのみレール計測装置10を設けてよい。この場合、一方のレール2の状態についてレール計測装置10での計測を行って、記憶部24にデータを蓄積する。その後、他方のレール2の状態についてレール計測装置10での計測を行って、記憶部24にデータを蓄積する。この場合、一つのレール計測装置10だけで両方のレール2の状態を計測することができる。または、図7(b)に示すように、両方の走行部3に対してそれぞれレール計測装置10を設けてよい。この場合、一度に両方のレール2の状態を計測できる。
レール計測装置10を取り付けられた走行部3は、レール2の一端から他端の全域にわたって走行する。このとき、レール計測装置10は、レール2の各位置において、形状検出及び位置検出を行う。形状検出及び位置検出は、レール2の長手方向D1に沿って所定のピッチで行われてよい。例えば、走行部3が一定速度で走行し、形状検出部12が一定の時間間隔で形状検出を行い、形状検出が行われたタイミングで位置検出部13が位置検出を行ってよい。または、位置検出部13が常時位置検出を行い、レール計測装置10が一定ピッチとなるような位置に到達したタイミングで、形状検出部12が形状検出を行ってよい。
次に、レール2の上面2aの形状、及び当該上面2aの形状が検出された箇所の絶対位置に基づいてレール2の三次元モデルを作成する。例えば、図6に示すように、建屋の壁W(図7参照)の所定の基準点SPを原点とし、高さ、クレーン1の走行位置、及び幅方向の位置を軸とした座標系を設定する。記憶部24から検出されたデータを読み出し、上面2a及び車輪7の内側面7cの形状データを紐付けられた絶対位置と対応するように座標中に並べる。各位置における上面2aの中心を結んだラインTLは、レール2の上面2aの中心の軌跡を示す。当該軌跡を示すラインTLは、一対のレール2に対してそれぞれ作成される。なお、図6では、ラインTLの様子を示すために、上面2a及び内側面7cの形状データの一部を省略している。
なお、図7(a)に示すように、一方の走行部3に対してのみレール計測装置10を設けて一回目の計測を行い、別のタイミングで他方の走行部3に対してレール計測装置10を設けて二回目の計測を行った場合の三次元モデルの作成方法について説明する。このとき、一回目の計測結果に基づいて作成されたレール2の三次元モデルと、二回目の計測結果に基づいて作成されたレール2の三次元モデルとが合成されることで、図6に示すような三次元モデルが作成される。
図7(b)に示すように、両方の走行部3に対してそれぞれレール計測装置10が設けられた場合、一度に両方のレール2の計測データが得られる。従って、図6に示すような三次元モデルを一度に作成することができる。
次に、三次元モデルを用いてレール2の状態を評価する。評価内容を図8に示す。図8(a)に示すように、一対のレール同士の幅方向D2における離間距離を示すスパンS1が評価される。スパンS1は、各レール2について作成されたラインTL間の距離を測定することで求めることができる。スパンS1の評価は、レール2の長手方向D1における各位置について行われる。図8(b)に示すように、両方のレール2の高低差h1が評価される。高低差h1は、一方のレールのラインTLと他方のレール2のラインTLとの間の高さの差によって求められる。高低差h1の評価は、レール2の長手方向D1における各位置について行われる。
図8(c)に示すように、一本のレール2のレール勾配が評価される。レール勾配h2は、単位長さLにおけるラインTLの端部間高さの差で求められる。また、図8(d)に示すように、一本のレール2のレール直線度W1が評価される。レール直線度W1は、単位長さLの中において、ラインTLの幅方向D2における振幅の大きさを示している。
図8(e)に示すように、レール2の継ぎ目における食い違いが評価される。食い違いの大きさW2は、継ぎ目での上面2aの幅方向D2の端部のずれ量によって求められる。また、図8(f)に示すように、レール2の継ぎ目における隙間が評価される。隙間GPは、継ぎ目において上面2aが途切れている箇所の大きさによって求められる。
レール2の上面2aの形状データの中には、上面2aの幅寸法のデータも含まれる。従って、図9に示すように、各位置における上面2aの幅寸法を評価することで、レール2の摩耗具合を評価することができる。例えば、レール2の一部が摩耗した場合(図中、FPで示す)、当該箇所でのレール2の上面2aの幅寸法は、規定のレール2の上面2aの幅寸法より短くなっている。また、レール計測装置10は車輪7の内側面7cの形状も検出しているため、車輪7とレール2との相対位置関係を評価することができる。例えば、レール2の中心線CL2と車輪7の中心線CL3がどの程度ずれているかを評価できる。また、車輪7の一方の内側面7cがレール2に片当たりしている箇所も特定することができる。
次に、本実施形態に係るレール計測装置10の作用・効果について説明する。
レール計測装置10は、少なくともレール2の幅方向D2に沿った所定範囲についてレーザスキャナで対象物との相対位置を測定することで、レール2の上面2aの形状を検出する形状検出部12を備える。このような形状検出部12は、レール2の上面2aの幅、高さ、位置などの情報を形状データとしてレーザスキャナで検出することができる。また、レール計測装置10は、形状検出部12によって上面2aの形状が検出される箇所の、絶対位置を検出する位置検出部13を備える。これにより、レール2の上面2aの形状と、当該形状を有する箇所の絶対位置とを紐付けた情報を記憶部24に記録しておくことができる。このように記録された情報を組み合わせた三次元モデル(図6参照)を作成することで、レール2の状態を長手方向D1にわたって正確に評価することができる。また、これらの情報は、ピアノ線などの特殊な道具を正確に位置合わせして設置しなくとも、レール計測装置10を走行中のクレーン1に設けるだけで、容易に記録することができる。例えば、ピアノ線を設置して測定を行う場合、当該設置に時間がかかることに加え、測定中はクレーン1を運転することができない。すなわち、レール2の検査のためにクレーン1を運転できない時間が長期化する。これに対し、レール計測装置10は、クレーン1自体に設けた上で測定を行うことができる上、測定自体も短時間で行う事ができる。以上により、簡易に、且つ確実にレール2の状態を計測できる。
レール計測装置10において、形状検出部12は、レール2の上面2aの形状に基づいて、レール2の継ぎ目の状況を検出する。例えば、レール2の継ぎ目において食い違いが生じていればレール2の上面2aの幅が急激に変化し、レール2の継ぎ目において隙間が形成されているとレール2の上面2aに途切れが生じる。このように、継ぎ目の状況はレール2の上面2aの形状に表れる。従って、形状検出部12は、レール2の上面2aの形状に基づくことで、レール2の継ぎ目の状況を検出することが可能となる。
レール計測装置10において、形状検出部12は、レール2の上面2aの形状に加え、クレーン1の車輪7の形状を検出する。この場合、クレーン1の車輪7とレール2との位置関係を把握することも可能となる。これにより、車輪7のレール2に対する片当たり等により生じる摩耗の状況などを評価することができる。
レール計測装置10において、位置検出部13は、GPSを用いて絶対位置を検出してよい。この場合、位置検出部13は、絶対位置を容易に且つ正確に検出することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、レール計測装置の各構成要素の配置は特に限定されるものではなく、形状検出部12と位置検出部13との位置関係は適宜変更されてもよい。
また、レール計測装置は、車輪の形状を検出しなくともよい。この場合、クレーンの走行部の車輪付近にレール計測装置を設けなくともよい。または、レール計測装置は、クレーンの走行部とは独立した台車を有しており、クレーンから独立してレール上を走行してもよい。
1…クレーン、2…レール、7…車輪、10…レール計測装置、12…形状検出部、13…位置検出部、21…位置検出制御部(位置検出部)、22…形状検出制御部(形状検出部)。
Claims (4)
- クレーンが走行するレールの状態を計測するレール計測装置であって、
少なくとも前記レールの幅方向に沿った所定範囲についてレーザスキャナで対象物との相対位置を測定することで、前記レールの上面の形状を検出する形状検出部と、
前記形状検出部によって前記上面の形状が検出される箇所の、絶対位置を検出する位置検出部と、を備えるレール計測装置。 - 前記形状検出部は、前記レールの前記上面の形状に基づいて、前記レールの継ぎ目の状況を検出する、請求項1に記載のレール計測装置。
- 前記形状検出部は、前記レールの前記上面の形状に加え、前記クレーンの車輪の形状を検出する、請求項1又は2に記載のレール計測装置。
- 前記位置検出部は、GPSを用いて前記絶対位置を検出する、請求項1〜3の何れか一項に記載のレール計測装置。
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