JP2020132002A - 燃料タンクの取付け構造 - Google Patents
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Abstract
Description
このような場合に、燃料タンクは、後突を考慮して可及的前側に配置することが好ましいが、燃料タンクを、取付けバンドを介して車体に取付けた後に、リヤサスペンション、例えば、トーションビーム式リヤサスペンションを車体に搭載する際、燃料タンクとリヤサスペンションとが接触すると、リヤサスペンションの塗装が剥がれ防錆効果が低下するという問題点があった。
すなわち、燃料タンクは、エンジン停止時に蒸発燃料が外部に出ないよう密閉にする必要があり、燃料タンクを密閉にするとタンク内圧が上昇して、上述の凹部がタンク内圧で外方に膨張することが懸念される。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来構造の上記クランクベルトは、タンク内圧に起因する燃料タンクの凹部の膨張を防止するためのベルト懸吊具ではない。
上述の燃料タンク非上面部は、燃料タンクの上面部以外の面部を意味する。また、上述の燃料タンクは軽量化のために合成樹脂で形成されることが好ましい。
上述のガイド部は、ガイドフランジ部で構成してもよい。
上記構成によれば、拘束ブラケットの水平フランジ部に共締めされる部位と、上記凹部に当接する部位との間の角度変位を抑制し、当該拘束ブラケットにて燃料タンクの凹部の膨張を確実に抑制することができる。
上記構成によれば、上述の凹部はトーションビームと対向する部位に設けられているので、燃料タンクを車体に取付けた後に、リヤサスペンションを車体に搭載する時、上記凹部にて、トーションビームと燃料タンクとの接触を回避することができるうえ、上述の拘束ブラケットにより燃料タンクの凹部の膨張を抑制することができる。
図面は燃料タンクの取付け構造を示し、図1は本実施例の燃料タンクの取付け構造を示す斜視図、図2は燃料タンクとリヤサスペンションとの関連構造を示す断面図、図3は燃料タンクの車体への取付け構造を示す断面図、図4は図3のA−A線矢視断面図である。
上述のクロスメンバ11および後部クロスメンバ13は、何れも車体強度部材である。
このトーションビーム式リヤサスペンション15は、左右一対のトレーリングアーム16,16と、これら左右一対のトレーリングアーム16,16間を車幅方向に連結するねじり棒ばねとしてのトーションビーム17と、当該トーションビーム17とトレーリングアーム16とが交差する交差部において、トーションビーム17とトレーリングアーム16との間に跨がって設けられたロアスプリングシート18と、を備えており、トレーリングアーム16の車両前端側の枢支部16aは、後部車体に対して揺動可能に枢支されており、車両後端側にて後輪を支持するよう構成されている。
この実施例では、上述の燃料タンク20は、トレーリングアーム16,16間における車幅方向の中間部に配設されている。なお、図2においては、トーションビーム式リヤサスペンション15を、その中立位置にて図示している。
図2、図3で示すように、この実施例では、前側の水平フランジ部21の上下方向の高さ位置が、後側の水平フランジ部22の上下方向の高さ位置に対して、高くなるよう形成されている。
また、図1に示すように、燃料タンク20の車両左側の側面部20LEには、当該燃料タンク20に対する燃料供給を行なうインレットポート23が設けられている。
上述の取付けバンド30は、前面部30Fと、後面部30Rと、底面部30Bと、前面部30Fの上端から車両前方に延びるフランジ部30Cと、後面部30Rの上端から車両後方に延びるフランジ部30Dと、を一体形成した金属製のタンクバンドである。
上述の取付けブラケット31は、ボディ側フランジ部31aと、タンク側フランジ部31bと、これら両フランジ部31a,31bを連結する連結部31cと、を一体形成した金属製のブラケットである。
同様に、燃料タンク20の後側においては、水平フランジ部22にボルト27、ナット28を用いて、取付けブラケット31のタンク側フランジ部31bと、取付けバンド30のフランジ部30Dとを締結固定している。
図2に示すように、上述の取付けブラケット31の車幅方向両サイドにも、下方に延びるフランジ31dが一体形成されており、当該フランジ31dにより取付けブラケット31の剛性向上を図るよう構成している。
この実施例の燃料タンク20は上述の水平フランジ部21,22に取付けられる取付けブラケット31,31を介して車体としてのクロスメンバ11および後部クロスメンバ13に取付けられるよう構成している。
図3に示すように、該拘束ブラケット40は金属製である。また、当該拘束ブラケット40は、上記凹部24に沿うように後方側へ突出する円弧形状部40aと、この円弧形状部40aの上部に設けられて取付けバンド30の前面部30F背面に当接する上辺部40bと、上記円弧形状部40aの下部に設けられて取付けバンド30の前面部30F背面に当接する下辺部40cと、上記上辺部40bの上端から車両前方に向けて延びるフランジ部40dと、を一体形成したものである。
これにより、燃料タンク20の凹部24のタンク内圧上昇に起因する膨張を、取付けバンド30の拘束力を利用して、拘束ブラケット40にて抑制し、しかも、取付けバンド30としては特別なタンクバンドを要することなく、汎用のタンクバンドを用いるよう構成したものである。
これにより、取付けバンド30の架設方向(上下方向)で上述の拘束ブラケット40を介して燃料タンク20の凹部24を確実に押え、複数の拘束ブラケット40,40間は、凹部24の最も凹んだ部位、すなわち、燃料タンク20が最も膨らみやすい部分を、連結部材41にて確実に押えると共に、拘束ブラケット40、連結部材41、取付けバンド30から成る燃料タンク拘束構造の軽量化を図るよう構成したものである。
なお、図中矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
この構成によれば、拘束ブラケット40の上記所定部にガイド部40e,40fを形成したので、このガイド部40e,40fにより拘束ブラケット40の剛性向上効果を確保しつつ、燃料タンク20の内圧上昇時においても、上記拘束ブラケット40の充分な耐力を確保することができ、かつ、上記ガイド部40e,40fにて取付けバンド30の位置ずれ防止効果をも確保することができる。
上記拘束ブラケット40は最凹部24Aの形状に沿って燃料タンク20の外方側から当接するもので、取付けバンド30の拘束力で当該拘束ブラケット40を燃料タンク20の最凹部24Aに当接させるよう構成している。
図8の(b)に示すように、該ガイド部40g,40gは、拘束ブラケット40の車幅方向の左右両側にそれぞれ設けられている。このように、拘束ブラケット40の少なくとも取付けバンド当接部(上辺部40b、下辺部40c、フランジ部40d)にガイド部40gを形成することにより、当該ガイド部40gにて拘束ブラケット40の剛性向上効果を確保しつつ、燃料タンク20の内圧上昇時においても、上述の拘束ブラケット40の充分な耐力を確保し、かつ、該ガイド部40gにて取付けバンド30の位置ずれ防止効果をも確保するよう構成している。
そして、図7に示すように、前側の水平フランジ部21に対して、タンクカバー36のフランジ部36aと、取付けブラケット31のタンク側フランジ部31bと、拘束ブラケット40のフランジ部40dと、取付けバンド30のフランジ部30Cとが、ボルト25、ナット26を用いて共締め固定されている。
なお、図5〜図8で示した実施例2においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例1と略同様であるから、図5〜図8において、前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明のフロアパネルは、実施例のリヤフロアパネル10に対応し、
以下同様に、
凹部は、実施例1の凹部24、実施例2の最凹部24Aに対応し、
リヤサスペンションは、トーションビーム式リヤサスペンション15に対応し、
燃料タンク非上面部は、燃料タンク20の前面部20Fに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
15…リヤサスペンション
17…トーションビーム
20…燃料タンク
20F…前面部(燃料タンク非上面部)
21…水平フランジ部
24…凹部
24A…最凹部
30…取付けバンド
31…取付けブラケット
40…拘束ブラケット
40e,40f,40g…ガイド部
41…連結部材
Claims (5)
- 燃料タンクの取付け構造であって、
フロアパネルの下方に配設され、燃料タンク非上面部に凹部が形成される燃料タンクと、
上記燃料タンクを下方側から拘束し、当該燃料タンクを上記フロアパネルに支持する取付けバンドと、を備え、
上記燃料タンクの上記凹部の形状に沿って当該燃料タンクの外方側から当接する拘束ブラケットを備え、
上記取付けバンドの拘束力で上記拘束ブラケットを上記燃料タンクの上記凹部に当接させる
燃料タンクの取付け構造。 - 上記取付けバンドおよび上記拘束ブラケットが車幅方向に離間して複数設けられ、
該拘束ブラケットは上記凹部の略全体にわたって上記取付けバンドの架設方向に設けられると共に、
上記凹部が上記拘束ブラケット間に連続して形成されており、
上記凹部に近接しつつ、該凹部の最も凹んだ部位に対応して上記拘束ブラケット間を車幅方向に橋渡す連結部材を備えた
請求項1に記載の燃料タンクの取付け構造。 - 上記拘束ブラケットの取付けバンド当接部には、バンド位置を規制するガイド部が形成された
請求項1または2に記載の燃料タンクの取付け構造。 - 上記燃料タンクの上下方向中間部に水平フランジ部が形成され、
該燃料タンクが上記水平フランジ部に取付けられる取付けブラケットを介して車体に取付けられる構造であって、
上記取付けブラケット、上記取付けバンドおよび上記拘束ブラケットが上記水平フランジ部に共締め固定された
請求項1〜3の何れか一項に記載の燃料タンクの取付け構造。 - 上記燃料タンクの下部寄りの前方に近接してリヤサスペンションのトーションビームが配設されており、
上記トーションビームと対向する部位に上記凹部が形成された
請求項1〜4の何れか一項に記載の燃料タンクの取付け構造。
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