JP2020133074A - 繊維製品の処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このような繊維製品を除菌するための成分として、第4級アンモニウム塩が知られている。
特許文献2には、セルロース系繊維を含む不織布と、前記不織布に含浸させた、第四級アンモニウム塩及び無機塩を含む水溶液とを含有し、セルロース系繊維を含む不織布に対して第四級アンモニウム塩の吸着が抑制でき、均一に第四級アンモニウム塩を含む水溶液を含浸させることが、従来の技術よりも短時間で可能であり、有効に殺菌効果及び防カビ性を発揮することができ、かつ、液の泡立ちと拭き残りを同時に抑制できる、ウェットワイパーが開示されている。
特許文献3には、繊維材料から構成された基布に、正電荷を帯びた殺菌消毒成分と、アミノ酸と、ノニオン系界面活性剤を含む水溶液を含浸させることで、基布への吸着を防止して有効に殺菌消毒効果を発揮することができる殺菌消毒剤が開示されている。
(b1)成分:カリウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンから選ばれる1種以上の無機性陽イオン
(b2)成分:硫酸イオン、フッ素イオン、及び塩素イオンから選ばれる1種以上の無機性陰イオン
R9c−O−[(EO)a(PO)b]−H (c2)
〔式中、R9cは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、a及びbは平均付加モル数であり、aは3以上50以下、bは0以上3以下の数であり、aとbの合計は6以上53以下の数である。EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、EOとPOが存在する場合、それらの配列状態は問わない。〕
特定構造の水溶性の4級アンモニウム塩は殺菌剤として知られており、該化合物を含有する水性組成物は、スプレーとして使用する場合は、空気中や対象面以外の不要な拡散を無くすためにスプレー時の噴霧面積は制限されるか、或いは該水性組成物中の4級アンモニウム塩濃度が低濃度に設計される。4級アンモニウム塩濃度が低濃度の場合、4級アンモニウム塩の繊維製品における拡散は殆ど見られず、噴霧面積も狭いため、繊維製品における4級アンモニウム塩の拡散性の改善が必要である。4級アンモニウム塩濃度が高い場合、繊維製品の拡散の影響は殆どない。これまでこのような4級アンモニウム塩濃度が低濃度の場合の繊維製品における拡散の課題を見出した者はいなかった。なお特許文献2、3は、溶液を不織布に浸漬してから1日ないしは数週間後の拡散を考慮していることから、本発明のような短時間で繊維製品に4級アンモニウム塩を拡散させるという技術課題を提案するものではない。
本発明は、(a)成分を0.1質量%以上0.5質量%以下、(b)成分を0.5質量%以上5質量%以下、(c)成分を0.05%質量以上0.6%質量以下、並びに水を含有し、(a)成分(b)成分及び(c)成分の合計含有量が0.8質量%以上である水性組成物を、繊維製品にスプレー又は塗布する、繊維製品の処理方法を提供する。
本発明の繊維製品の処理方法に用いられる水性組成物が、本発明の水性組成物である。
以下に、本発明の水性組成物について説明する。本発明の水性組成物は、繊維製品にスプレー又は塗布により適用される用途に好適である。
(a)成分は、炭素数8以上18以下の炭化水素基を1つ又は2つ有する水溶性4級アンモニウム塩である。(a)成分の炭素数8以上18以下の炭化水素基は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい、
(a)成分は殺菌効果を示す化合物であり、また帯電防止効果も有する化合物である。
本発明の水溶性4級アンモニウム塩について、水溶性とは、20℃の水100gに溶解する量が5g以上であることをいう。
一般式(a1)中、pが1である場合、Yは、水溶性の観点から、−C(=O)O−、又は−C(=O)NH−が好ましい。pは0が好ましい。
一般式(a1)中、kは、水溶性の観点から、0以上、そして、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは2以下の数である。
一般式(a1)中、qは好ましくは0である。
一般式(a1)中、X−は、十分な臭い抑制効果を得る観点から、CH3SO4 −又はCH3CH2SO4 −が好ましい。
(a11)成分:一般式(a1)中、R1a及びR2aが炭素数8以上18以下の直鎖アルキル基であり、pが0、qが0であり、R3a及びR4aがメチル基又はエチル基である第4級アンモニウム塩
(a12)成分:一般式(a1)中、R1aが炭素数8以上18以下の直鎖アルキル基であり、pが0、qが0であり、R2a、R3a及びR4aが、それぞれ独立に、メチル基又はエチル基である第4級アンモニウム塩。
(a13)成分:一般式(a1)中、R1aが炭素数8以上18以下の分岐鎖アルキル基であり、R2a、R3a及びR4aが、それぞれ独立に、メチル基又はエチル基である第4級アンモニウム塩。
(a14)成分:一般式(a1)中、R1aが炭素数8以上18以下の直鎖アルキル基であり、R4aがベンジル基、R2a及びR3aがメチル基である第4級アンモニウム塩。
(b)成分は、下記(b1)成分の無機性陽イオン、及び下記(b2)成分の無機性陰イオンの組合せからなる1種以上の水溶性無機塩である。
(b1)成分:カリウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンから選ばれる1種以上の無機性陽イオン
(b2)成分:硫酸イオン、フッ素イオン、及び塩素イオンから選ばれる1種以上の無機性陰イオン
(b)成分は、(a)成分を含有する水性組成物を、繊維製品にスプレーないし塗布した時の、繊維製品における(a)成分の拡散を高める上で含有される成分である。
本発明の水溶性無機塩について、水溶性とは、20℃の水100gに溶解する量が10g以上であることをいう。
(c)成分は、(a)成分の拡散を高める観点から、下記一般式(c1−1)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(以下、(c1−1)成分という)、一般式(c1−2)で示されるアミンオキシド型界面活性剤(以下、(c1−2)成分という)、及び一般式(c2)で示されるノニオン界面活性剤(以下、(c2)成分という)から選ばれる1種以上の界面活性剤である。
〔式中、R1cは炭素数1以上22以下のアルキル基又は炭素数3以上22以下のアルケニル基であり、R2cは炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数3以上22以下のアルケニル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシルアルキル基又はベンジル基であり、R3cは炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基又はベンジル基である。〕
R9c−O−[(EO)a(PO)b]−H (c2)
〔式中、R9cは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、a及びbは平均付加モル数であり、aは3以上50以下、bは0以上3以下の数であり、aとbの合計は6以上53以下の数である。EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、EOとPOが存在する場合、それらの配列状態は問わない。〕
本発明の水性組成物は、(c)成分として、消臭性の付与と安定性の観点から、(c1−1)成分、及び(c1−2)成分から選ばれる1種以上のアミンオキシド型界面活性剤と(c2)成分のノニオン界面活性剤とを含有することが好ましく、さらには(c1−2)成分、及び(c2)成分を含有することがより好ましい。そして各成分の好ましい構造は前記した好ましい条件であることがさらにより好ましい。
本発明の水性組成物は、(a)成分を、繊維製品への直接的なスプレーないし塗布を考慮する観点から、0.1質量%以上、好ましくは0.2質量%以上、そして、0.5質量%以下、好ましくは0.4質量%以下含有する。(a)成分の含有量は、水溶性4級アンモニウム塩の塩が塩化物イオンに換算した値を用いる。
本発明の水性組成物は、水を、好ましくは75質量%以上、より好ましくは80質量%以上、更に好ましくは90質量%以上、そして、好ましくは99.2質量%以下、より好ましくは99質量%以下、更に好ましくは98質量%以下含有する。
(d)成分としては、エタノール、イソプロパノール等の炭素数2以上4以下の低級アルコールが挙げられ、エタノール及びイソプロパノールから選ばれる1種以上が好ましく、エタノールがより好ましい。
(e)成分としては、下記一般式(e1)で表されるポリヒドロキシアミン化合物及び/又はその塩が挙げられる。(e)成分は、繊維製品に消臭効果を付与する目的からも配合することが好ましい成分である。
一般式(e1)において、R2eは、消臭性能及び入手性の観点から、水素原子、炭素数1以上3以下のアルキル基、又は炭素数1以上3以下のヒドロキシエチル基が好ましく、水素原子がより好ましい。
(e)成分は、消臭性能等の観点から、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシエチル−1,3−プロパンジオール、及びこれらと塩酸等の無機酸との塩から選ばれる1種以上がより好ましい。
香料成分としては、例えば「香料と調香の基礎知識、中島基貴編著、産業図書株式会社発行、2005年4月20日 第4刷」に記載の香料及び特表平10−507793号公報記載の香料を使用することができる。また特開2014−213072に記載の賦香剤の技術を用いることができケイ酸エステル香料やマイクロカプセル香料もまた利用することができる。
繊維製品とは、織布からなる衣料、タオル、シーツ等の繊維製品であって、ソファー、布団等の表面が織布で覆われている製品も対象とする。素材は特に問わないが、本発明は天然素材の繊維製品、特に綿、麻、ウール及び絹等の製品における、(a)成分の拡散性という本願の課題を解決するものとして好適である。
なお厳密には、スプレーとは液体を微小の液滴として適用する行為であり、塗布とは液体そのものを適用する行為であるが、繊維製品に適用する際の液滴の大きさに係らず本願の課題は存在し、実質的な違いはない。本発明は繊維製品にスプレー又は塗布することでそれら課題を解決することができる。
本発明の繊維製品の処理方法は、繊維製品にスプレーする場合、本発明の水性組成物をスプレー容器に充填して用いることが好ましい。
すなわち本発明により、本発明の水性組成物を、スプレー容器に充填してなる、スプレー式水性組成物物品が提供される。
スプレー容器としては、トリガースプレー容器(直圧あるいは蓄圧型)やディスペンサータイプのポンプスプレー容器等の公知のスプレー容器を用いることができる。
本発明は、(a)成分を0.1質量%以上0.5質量%以下、及び水を含有する水性組成物に、(b)成分を0.5質量%以上5質量%以下、(c)成分を0.05質量%以上0.6質量%以下で、且つ(a)成分と(b)成分と(c)成分の合計含有量が0.8質量%以上となるように含有させて、繊維製品にスプレー又は塗布することで、繊維製品における(a)成分の拡散を促進させる方法を提供する。
本発明の(a)成分の拡散を促進させる方法は、本発明の繊維製品の処理方法、水性組成物、スプレー式水性組成物物品に記載した事項を適宜適用することができる。
表1に示す配合処方の水性組成物を以下の通り調製した。イオン交換水に(a)成分、(b)成分、(c)成分を投入し、均一溶解する迄混合し、水性組成物を調製した。調製した各水性組成物の25℃のpHは、6〜9であった。
実施例、及び比較例で用いた各配合成分をまとめて以下に示す。
(a)成分
・(a−1):アルキル(炭素数12〜16)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド(サニゾールC、花王株式会社製)、一般式(a1)中、R1aが炭素数12〜16のアルキル基、pが0、qが0、R4aがベンジル基、R2a、及びR3aがメチル基、X−が塩素イオンである化合物
(b)成分
表中に記載した化合物を用いた。
(c)成分
・(c−1):ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(ソフタゾリンLAO−C 川研ファインケミカル株式会社製)、一般式(c1−2)中、R4cが炭素数11のアルキル基、Zが−C(=O)NR8c−、R8cが水素原子、R7cがプロピレン基、R5c、及びR6cがメチル基である化合物
・(c−2):ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル(エマルゲン109P 花王株式会社製)、一般式(c2)中、R9cが炭素数12のアルキル基、aが9、bが0の化合物
予めエマルゲン120(ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテル、花王株式会社製)を用いて洗濯し乾燥させた綿メリヤス生地(大阪府大阪市東淀川区の谷頭商店より購入「綿メリヤス 蛍光晒し」)を6.0cm×6.0cm角に裁断し、試験布とした。この試験布に対し、表1に示す配合処方の水性組成物とブロムフェノールブルー0.1w/v%溶液(50v/v%のエタノール水溶液100mlにブロムフェノールブルーを0.10g溶解した水溶液)を9:1の質量比で混合したものを、マイクロピペットを用いて前記試験布に240μl滴下し、30分自然乾燥した後の状態を目視で観察した。(a)成分の拡散性の評価は、試験布におけるブロムフェノールブルー由来の色素の拡散状態を元に判断し、下記の評価基準で目視判定した。結果を表1に示す。また試験布におけるブロムフェノールブルー由来の色素の拡散面積(色素に染まった面積)を表1に示す。なおブロモフェノールブルーは、酸塩基指示薬の他に、Cl−イオンを対イオンとする化合物に吸着して変色する吸着指示薬としても知られており、本実施例では、(a)成分の対イオンがCl−イオンであるため、(a)成分の拡散と色素の拡散を同じとみなすことができる。
1:水性組成物を滴下したときと同じ程度であり、拡散しない(拡散面積2.5〜4.5cm2)。
2:水性組成物を滴下したときよりも若干拡散する(拡散面積4.6〜7.5cm2)。
3:水性組成物を滴下したときに濡れた部分全体の4割まで拡散する(拡散面積7.6〜9.5cm2)。
4:水性組成物を滴下したときに濡れた部分全体の5割まで拡散する(拡散面積9.6〜10.9cm2)。
5:水性組成物を滴下したときに濡れた部分全体の6割まで拡散する(拡散面積11.0〜13.0cm2)。
6:水性組成物を滴下したときに濡れた部分全体の7割以上拡散する(拡散面積13.1〜16.0cm2)。
Claims (5)
- (a)炭素数8以上18以下の炭化水素基を1つ又は2つ有する水溶性4級アンモニウム塩(以下、(a)成分という)を0.1質量%以上0.5質量%以下、(b)下記(b1)成分の無機性陽イオン、及び下記(b2)成分の無機性陰イオンの組合せからなる1種以上の水溶性無機塩(以下、(b)成分という)を0.5質量%以上5質量%以下、(c)下記一般式(c1−1)で示されるアミンオキシド型界面活性剤、一般式(c1−2)で示されるアミンオキシド型界面活性剤、及び一般式(c2)で示されるノニオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤(以下、(c)成分という)を0.05%質量以上0.6%質量以下、並びに水を含有し、(a)成分(b)成分及び(c)成分の合計含有量が0.8質量%以上である水性組成物を、繊維製品にスプレー又は塗布する、繊維製品の処理方法。
(b1)成分:カリウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンから選ばれる1種以上の無機性陽イオン
(b2)成分:硫酸イオン、フッ素イオン、及び塩素イオンから選ばれる1種以上の無機性陰イオン
〔式中、R1cは炭素数1以上22以下のアルキル基又は炭素数3以上22以下のアルケニル基であり、R2cは炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数3以上22以下のアルケニル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシルアルキル基又はベンジル基であり、R3cは炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基又はベンジル基である。〕
〔式中、R4cは炭素数1以上22以下のアルキル基又は炭素数3以上22以下のアルケニル基であり、R5cは炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数3以上22以下のアルケニル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシルアルキル基又はベンジル基であり、R6cは炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基又はベンジル基である。R7cは炭素数1以上5以下のアルキレン基であり、Zは−C(=O)NR8c−、−NR8cC(=O)−、−C(=O)O−又は−OC(=O)−である。ここで、R8cは水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基である。〕
R9c−O−[(EO)a(PO)b]−H (c2)
〔式中、R9cは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、a及びbは平均付加モル数であり、aは3以上50以下、bは0以上3以下の数であり、aとbの合計は6以上53以下の数である。EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、EOとPOが存在する場合、それらの配列状態は問わない。〕 - (b)成分が塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、及び塩化ナトリウムから選ばれる1種以上の水溶性無機塩である、請求項1に記載の繊維製品の処理方法。
- (a)成分が、下記一般式(a1)で示される水溶性4級アンモニウム塩である、請求項1又は2に記載の繊維製品の処理方法。
〔式中、R1aは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、Yは、−C(=O)O−、−OC(=O)−、−C(=O)NH−、−NHC(=O)−、又はフェニレン基(o−、m−、又はp−体)であり、pは0又は1の数である。R5aは、炭素数1以上6以下のアルキレン基、又は−(O−A)k−であり、Aはエチレン基又はプロピレン基であり、kは、O−Aの平均付加モル数であり、0以上10以下の数であり、qは0又は1の数である。R2aは、R1a−[Y]p−[R5a]q−、メチル基、エチル基、ベンジル基又は炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基である。R3a、R4aは、それぞれ独立にメチル基、エチル基、ベンジル基又は炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基である。X−はCH3SO4 −、CH3CH2SO4 −、又はハロゲンイオンである。〕 - (a)炭素数8以上18以下の炭化水素基を1つ又は2つ有する水溶性4級アンモニウム塩(以下、(a)成分という)を0.1質量%以上0.5質量%以下、(b)下記(b1)成分の無機性陽イオン、及び下記(b2)成分の無機性陰イオンの組合せからなる1種以上の水溶性無機塩(以下、(b)成分という)を0.5質量%以上5質量%以下、(c)下記一般式(c1−1)で示されるアミンオキシド型界面活性剤、一般式(c1−2)で示されるアミンオキシド型界面活性剤、及び一般式(c2)で示されるノニオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤(以下、(c)成分という)を0.05%質量以上0.6%質量以下、並びに水を含有し、(a)成分、(b)成分、及び(c)成分の合計含有量が0.8質量%以上である、水性組成物であって、繊維製品にスプレー又は塗布により適用される水性組成物。
(b1)成分:カリウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンから選ばれる1種以上の無機性陽イオン
(b2)成分:硫酸イオン、フッ素イオン、及び塩素イオンから選ばれる1種以上の無機性陰イオン
〔式中、R1cは炭素数1以上22以下のアルキル基又は炭素数3以上22以下のアルケニル基であり、R2cは炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数3以上22以下のアルケニル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシルアルキル基又はベンジル基であり、R3cは炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基又はベンジル基である。〕
〔式中、R4cは炭素数1以上22以下のアルキル基又は炭素数3以上22以下のアルケニル基であり、R5cは炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数3以上22以下のアルケニル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシルアルキル基又はベンジル基であり、R6cは炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基又はベンジル基である。R7cは炭素数1以上5以下のアルキレン基であり、Zは−C(=O)NR8c−、−NR8cC(=O)−、−C(=O)O−又は−OC(=O)−である。ここで、R8cは水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基である。〕
R9c−O−[(EO)a(PO)b]−H (c2)
〔式中、R9cは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、a及びbは平均付加モル数であり、aは3以上50以下、bは0以上3以下の数であり、aとbの合計は6以上53以下の数である。EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、EOとPOが存在する場合、それらの配列状態は問わない。〕 - (a)炭素数8以上18以下の炭化水素基を1つ又は2つ有する水溶性4級アンモニウム塩(以下、(a)成分という)を0.1質量%以上0.5質量%以下、及び水を含有する水性組成物に、(b)下記(b1)成分の無機性陽イオン、及び下記(b2)成分の無機性陰イオンの組合せからなる1種以上の水溶性無機塩(以下、(b)成分という)を0.5質量%以上5質量%以下、(c)下記一般式(c1−1)で示されるアミンオキシド型界面活性剤、一般式(c1−2)で示されるアミンオキシド型界面活性剤、及び一般式(c2)で示されるノニオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤(以下、(c)成分という)を0.05%質量以上0.6%質量以下で、且つ(a)成分と(b)成分と(c)成分の合計含有量が0.8質量%以上となるように含有させて、繊維製品にスプレー又は塗布することで、繊維製品における(a)成分の拡散を促進させる方法。
(b1)成分:カリウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンから選ばれる1種以上の無機性陽イオン
(b2)成分:硫酸イオン、フッ素イオン、及び塩素イオンから選ばれる1種以上の無機性陰イオン
〔式中、R1cは炭素数1以上22以下のアルキル基又は炭素数3以上22以下のアルケニル基であり、R2cは炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数3以上22以下のアルケニル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシルアルキル基又はベンジル基であり、R3cは炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基又はベンジル基である。〕
〔式中、R4cは炭素数1以上22以下のアルキル基又は炭素数3以上22以下のアルケニル基であり、R5cは炭素数1以上22以下のアルキル基、炭素数3以上22以下のアルケニル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシルアルキル基又はベンジル基であり、R6cは炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基又はベンジル基である。R7cは炭素数1以上5以下のアルキレン基であり、Zは−C(=O)NR8c−、−NR8cC(=O)−、−C(=O)O−又は−OC(=O)−である。ここで、R8cは水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基である。〕
R9c−O−[(EO)a(PO)b]−H (c2)
〔式中、R9cは炭素数8以上18以下の炭化水素基であり、a及びbは平均付加モル数であり、aは3以上50以下、bは0以上3以下の数であり、aとbの合計は6以上53以下の数である。EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基であり、EOとPOが存在する場合、それらの配列状態は問わない。〕
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- 2019-02-25 JP JP2019031203A patent/JP7145787B2/ja active Active
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