JP2020138245A - カボチャ切断方法および装置、それに用いるカボチャ切断用刃物 - Google Patents

カボチャ切断方法および装置、それに用いるカボチャ切断用刃物 Download PDF

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Abstract

【課題】カボチャを無駄なく所定の規格内に収まるように切断する。【解決手段】横方向に切られた半切カボチャ1に対し、その頂部の一定範囲6がその他の部分7から分離可能となるよう第1の刃物11A,11Bにより傾斜角度αで環状切れ込み5を形成する第1工程と、環状切れ込み5が形成された半切カボチャ1を第2の刃物21により縦割りに切断する第2工程とを備え、第2工程は、第2の刃物21が、半切カボチャ1と同軸状に半径Rを有する環状刃22と、環状刃22の中心を基準に外へ延びる第1および第2ラジアル刃23A,23Bとを有し、第1工程は、第1の刃物11A,11Bの先端が、半切カボチャ1の外周側から内側に向かい、半切りカボチャ1の底面4における半径Rを有する仮想環に向かう状態で、半切カボチャ1に対して環状切れ込み5を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、カボチャを所定規格の形状・重量に切断するカボチャ切断方法および装置、それに用いるカボチャ切断用刃物に関するものである。
食材の鮮度を保持したままで食卓に供給できる冷凍食品は、近年、衛生面からの評価も高く、市場規模が増加している。このような冷凍食品は、市場からの要請により、工場出荷時に、食べやすくかつ均等な重量となる断片にカットしておくる必要がある。
冷凍カボチャにおいては、一般に、形状を四角錘台や三角錘台とし、重量を40g前後とした断片に切断加工することが行われている。
カボチャをはじめとした野菜の切断加工に関する先行技術文献として、本出願人は下記の特許文献1〜3を把握している。
実用新案登録第3140411号公報 実公昭50−19535号公報 特開2017−213640号公報
上記特許文献1は、南瓜の自動乱切り機に関するものであり、下記の記載がある。
[0009]
本考案による南瓜の自動乱切り機は以下のように作動する。
駆動装置13によりテーブル6が割り出し位置A,B,C,D,E及びFで一時停止する形で図2中時計方向Nに間欠回転駆動される。駆動装置の運転前に作業者によって水平に2分割された南瓜Kが南瓜載置部1に載置される。続いてテーブル6が回転駆動されて割り出し位置Aに来たときに円筒面状刃物2,2が南瓜Kの上部を円形状にくりぬくためにくりぬく部分の周囲に向けて南瓜Kに対して上方から突き刺さる。割り出し位置Bにおいても同様に円筒面状刃物2,2が南瓜Kの上部を円形状にくりぬくために南瓜Kに対して割り出し位置Aとは異なる方向から南瓜Kのくりぬく部分の周囲に突き刺さる。割り出し位置Cにおいては、南瓜の自動乱切り機の南瓜載置部1において南瓜載置部底部板10上の中央にある貫通孔15より、南瓜載置部1に臨んでいる図1に示す南瓜上部排出器4が昇降駆動装置14によってテーブル6の下方から突き上げ、南瓜の上部くりぬき部12を上方へ跳ね上げて南瓜の自動乱切り機の外方へ弾き出す。それまでは南瓜Kを狭持していた把持ハンド7(図4)は、割り出し位置Cの作業が終了した後、制御装置により把持ハンド7は開放状態となり、南瓜は狭持されない状態となる(図3)。
[0010]
割り出し位置Dにおいては、南瓜の裁断が行われる。フレーム8に割り出し位置Dに相応する位置に昇降装置11と共に取り付けられた乱切り用切断刃5が設けられている。乱切り用切断刃5は南瓜Kの上方に亘って南瓜全体を見下ろすように、昇降装置11の軸線の回りに放射状に、例えば、90度間隔で4個又は6個数又はそれ以上の数配置されることができる。昇降装置11の作動により下降する乱切り用刃物5により南瓜Kが同時に4分割又は6分割されることができる。更に割り出し位置Eにおいても、同様に切断刃5によって南瓜が同時に4分割又は6分割されることができる。結果的に南瓜が8分割又は12分割されることができる。勿論乱切り刃物5による切断は、割り出し位置Dによる切断で終わり後にそれ以上の切断の必要としない場合には、制御装置により不作動とされて割り出し位置Eにおける切断は行なわれない。
上記特許文献2は、かぼちゃ類切割機に関するものであり、下記の記載がある。
[公報第1頁左欄第28行〜第35行]
1は本体で、その下方にシリンダー2を有し、圧力源によりピストンが作動し昇降杆3を上下動する。
昇降杆3の上端には材料載台4が取付けられこれにかぼちや等の材料5が載架される。
昇降杆3の上部には対向して放射状に刃物6が本体1に固定されていてその中心位置には先端が刃物になつた芯取管7を有するものである。
[公報第1頁右欄第5行〜第11行]
今材料載台4を下方に位置してこの上にかぼちや等の材料5を載架してシリンダー2内に圧力を作動せしめて昇降杆3を上昇せしめる、すると材料5は刃物6により放射状に分割されると共に芯取管7によつて芯部が取り去られ芯は管7内を順次押し上げられて送られ本体1の外部において廃棄される。
上記特許文献3は、スティックサラダを製造するための食品切断刃に関するものであり、下記の記載がある。
[0034]
<食品切断刃の説明−2>
図3に示されるように、食品切断刃10は、環状刃20と直線刃30とを有する。・・・
[0036]
<環状刃の説明−1>
まず、環状刃20は、第1の環状刃21と、第2の環状刃22とを少なくとも有する。実施形態では、第3の環状刃23と、第4の環状刃24とを更に有する。
[0037]
<環状刃の説明−2>
第1の環状刃21は、所定の中心を囲むように連続的に形成される。第1の環状刃21は、後述する第2の環状刃22などとは環形状が異なる。具体的には、・・・一辺20mmの正方形である。ただし、第1の環状刃21は、円形であってもよい。・・・
[0038]
<環状刃の説明−3>
第2の環状刃22は、第1の環状刃21の外側に同心状に形成される。第2の環状刃22の環状形状は、円形あるいは、円に内接又は外接する多角形である。・・・
[0039]
<環状刃の説明−4>
第3の環状刃23は、第2の環状刃の外側に同心状に形成される。第3の環状刃23の環状形状は、円形あるいは、円に内接又は外接する多角形である。・・・
[0040]
<環状刃の説明−5>
第4の環状刃24は、第3の環状刃23の外側に同心状に形成される。第4の環状刃24の環状形状は、円形あるいは、円に内接又は外接する多角形である。・・・
[0041]
<環状刃の説明−6>
第4の環状刃24の外側は、切断領域の外縁が形成される。その外縁の形状は、円形あるいは、円に内接又は外接する多角形であってよく、実施形態では、・・・円形である。
[0042]
<直線刃の説明−1>
次に、直線刃30は、第2の直線刃32と、第3の直線刃33とを少なくとも有する。実施形態では、第1の直線刃31と、第4の直線刃34と、第5の直線刃35とを更に有する。
[0043]
<直線刃の説明−2>
第1の直線刃31は、第1の環状刃21の中心から第1の環状刃21の間に形成される。実施形態では、第1の直線刃31は、4本であるが、第1の環状刃21の形状及び寸法によっては、3本であってもよく、あるいは、1本も有さないこともある。
[0044]
<直線刃の説明−3>
第2の直線刃32は、第1の環状刃21と第2の環状刃22との間に複数形成される。第2の直線刃32は、第1の環状刃21の中心からの放射方向に一致するように等間隔に形成され、隣り合う第2の直線刃32同士は平行でない。実施形態では、第2の直線刃32は、45度間隔で形成され、8本である。
[0045]
<直線刃の説明−4>
第3の直線刃33は、第2の環状刃22の外側であって、第2の環状刃22と第3の環状刃23との間に複数形成される。第3の直線刃33は、第1の環状刃21の中心からの放射方向に一致するように等間隔に形成され、隣り合う第3の直線刃33同士は平行でない。実施形態では、第3の直線刃33は、22.5度間隔で形成され、16本である。
[0046]
<直線刃の説明−5>
第4の直線刃34は、第3の環状刃23の外側であって、第3の環状刃23と第4の環状刃24との間に複数形成される。第4の直線刃34は、第1の環状刃21の中心からの放射方向に一致するように等間隔に形成され、隣り合う第4の直線刃34同士は平行でない。実施形態では、第4の直線刃34は、22.5度間隔で形成され、16本である。
[0047]
<直線刃の説明−6>
第5の直線刃35は、第4の環状刃24の外側に複数形成される。第5の直線刃35は、第1の環状刃21の中心からの放射方向に一致するように等間隔に形成され、隣り合う第5の直線刃35同士は平行でない。実施形態では、第5の直線刃35は、22.5度間隔で形成され、16本である。
[0048]
<直線刃の説明−7>
実施形態では、第3の直線刃33と、第4の直線刃34と、第5の直線刃35とは、同じ放射線上に形成されているが、異なる放射線上に角度がずらされて形成されてもよい。第1の直線刃31及び第2の直線刃32についても同様である。
[0051]
<野菜と環状刃との関係の説明−2>
よって、図5に示されるように、実施形態の食品切断刃10は、第1の環状刃21が胡瓜Kの太さにほぼ対応し、第2の環状刃22又は第3の環状刃23が人参Nの太さにほぼ対応し、第3の環状刃23又は第4の環状刃24が大根Dの太さにほぼ対応する。なお、図5中の網掛け部は、野菜Vが食品切断刃10で切断された場合に、商品にならない部分である(図6についても同様)。
[0052]
<スティックサラダの製造方法の説明−1>
ここで、実施形態の食品切断刃10を用いて、食品をスティック状に切断するスティックサラダの製造方法について説明する。食品切断装置100の食品切断刃10上に、野菜Vを載置し、押圧板135により押圧すると、野菜Vは、食品切断刃10に食い込み始め、更に押圧されることで、環状刃20及び直線刃30により複数に分割切断され、スティック状となって、下方の収納箱113に落下する。このように食品切断刃10を用いて、塊状の野菜Vを切断することで、スティックサラダを製造することができる。
上記特許文献1の装置は、南瓜Kの上部を円形状にくりぬいて上部くりぬき部12を除去し、その後の南瓜を縦に8分割または12分割することにより乱切りを行うものである。このため、上部くりぬき部12を無駄にしないためには、それを集めて別途切断しなければならない。
また、重量1〜2.5kg程度のエビス種カボチャであれば、所定の規格(たとえば四角錘台や三角錘台の形状で40g前後の重量)に切断できるが、重量2〜4kg程度のケント種カボチャでは、切断後の断片が大きすぎて、上記の規格を外れてしまう。ケント種カボチャは、大型に品種改良されたもので味もよく、加工食品用として需要が増大している。ケント種カボチャを所定の規格内に切断加工できる装置の開発が望まれている。
上記特許文献2の装置は、カボチャを縦に8等分するだけのものであり、切断加工したものは、上述した規格(たとえば四角錘台や三角錘台の形状で40g前後の重量)には切断できない。特に、大形のケント種カボチャにおいてそれが顕著となる。
上記特許文献3の切断刃は、胡瓜K・人参N・大根Dをスティック状にするものである。この文献には、カボチャを所定の規格(たとえば四角錘台や三角錘台の形状で40g前後の重量)に切断するという技術思想は存在しない。
本発明は、上記課題を解決することを目的とし、カボチャを無駄なく所定の規格内に収まるように切断加工することができるカボチャ切断方法および装置、それに用いるカボチャ切断用刃物を提供する。
請求項1記載のカボチャ切断方法は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として切断するカボチャ切断方法であって、
上記半切カボチャに対し、その頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう1または2以上の第1の刃物により所定の傾斜角度で環状切れ込みを形成する第1工程と、
上記環状切れ込みが形成された半切カボチャを第2の刃物により縦割りに切断する第2工程とを備え、
上記第2工程は、上記第2の刃物が、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有するものであり、
上記第1工程は、上記第1の刃物の先端が、上記半切カボチャの外周側から内側に向かい、かつ、上記半切りカボチャの底面における上記半径Rを有する仮想環に向かう状態で、上記半切カボチャに対して上記環状切れ込みを形成する。
請求項2記載のカボチャ切断方法は、上記請求項1記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記第1の刃物の上記傾斜角度は、上記半切りカボチャの底面に対して60度以下である。
請求項3記載のカボチャ切断方法は、上記請求項1または2記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記環状刃と仮想環は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形である。
請求項4記載のカボチャ切断方法は、上記請求項1または2記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記環状刃と仮想環は、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形である。
請求項5記載のカボチャ切断方法は、上記請求項3または4記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記ラジアル刃として、
上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する。
請求項6記載のカボチャ切断装置は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として切断するカボチャ切断装置であって、
上記半切カボチャに対し、その頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう所定の傾斜角度で環状切れ込みを形成する1または2以上の第1の刃物と、
上記環状切れ込みが形成された半切カボチャを縦割りに切断する第2の刃物とを備え、
上記第2の刃物は、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有し、
上記第1の刃物は、その先端が、上記半切カボチャの外周側から内側に向かい、かつ、上記半切りカボチャの底面における上記半径Rを有する仮想環に向かう状態で、上記半切カボチャに対して上記環状切れ込みを形成するように構成されている。
請求項7記載のカボチャ切断装置は、上記請求項6記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記第1の刃物の上記傾斜角度は、上記半切りカボチャの底面に対して60度以下である。
請求項8記載のカボチャ切断装置は、上記請求項6または7記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記環状刃と仮想環は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形である。
請求項9記載のカボチャ切断装置は、上記請求項6または7記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記環状刃と仮想環は、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形である。
請求項10記載のカボチャ切断装置は、上記請求項8または9記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記ラジアル刃として、
上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する。
請求項11記載のカボチャ切断用刃物は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として縦割りに切断するカボチャ切断用刃物であって、
上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有し、
上記環状刃は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形であり、
上記ラジアル刃として、
上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する。
請求項12記載のカボチャ切断用刃物は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として縦割りに切断するカボチャ切断用刃物であって、
上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有し、
上記環状刃は、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形であり、
上記ラジアル刃として、
上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する。
請求項1記載のカボチャ切断方法は、横方向に半切りされた半切カボチャを第1工程と第2工程により切断する。
上記第1工程では、上記半切カボチャに対し、その頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう第1の刃物により所定の傾斜角度で環状切れ込みを形成する。
上記第2工程は、上記環状切れ込みが形成された半切カボチャを第2の刃物により縦割りに切断する。
上記第2の刃物は、環状刃と複数のラジアル刃を有する。上記環状刃は、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状を呈する。上記ラジアル刃は、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる。
上記第1工程は、上記半切カボチャに対して上記環状切れ込みを形成する際、上記第1の刃物の先端が、上記半切カボチャの外周側から内側に向かい、かつ、上記半切りカボチャの底面における上記半径Rを有する仮想環に向かう状態である。
これにより、横方向に半切りされた半切カボチャは、頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう所定の傾斜角度で環状切れ込みが形成される。その状態で上記環状刃とラジアル刃によって縦割りに切断される。このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
請求項2記載のカボチャ切断方法は、上記第1の刃物の上記傾斜角度が、上記半切りカボチャの底面に対して60度以下である。
このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
請求項3記載のカボチャ切断方法は、上記環状刃と仮想環は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形である。
このため、切断加工された断片は、包丁で切ったような直線的な切り口であり、加工食品としての市場での商品価値を確保できる。
請求項4記載のカボチャ切断方法は、上記環状刃と仮想環が、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形である。
このため、切断加工された断片は、包丁で切ったような直線的な切り口であり、加工食品としての市場での商品価値を確保できる。
請求項5記載のカボチャ切断方法は、上記ラジアル刃として第1ラジアル刃と第2ラジアル刃が存在する。上記第1ラジアル刃は、上記多角形の各頂点を通るよう設けられる。上記第2ラジアル刃は、上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分するよう1または2以上が設けられる。
このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
請求項6記載のカボチャ切断装置は、横方向に半切りされた半切カボチャを第1の刃物と第2の刃物により切断する。
上記第1の刃物は、上記半切カボチャに対し、その頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう所定の傾斜角度で環状切れ込みを形成する。
上記第2の刃物は、上記環状切れ込みが形成された半切カボチャを縦割りに切断する。
上記第2の刃物は、環状刃と複数のラジアル刃を有する。上記環状刃は、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状を呈する。上記ラジアル刃は、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる。
上記第1の刃物の先端は、上記半切カボチャに対して上記環状切れ込みを形成する際、上記半切カボチャの外周側から内側に向かい、かつ、上記半切りカボチャの底面における上記半径Rを有する仮想環に向かう状態である。
これにより、横方向に半切りされた半切カボチャは、頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう所定の傾斜角度で環状切れ込みが形成される。その状態で上記環状刃とラジアル刃によって縦割りに切断される。このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
請求項7記載のカボチャ切断装置は、上記第1の刃物の上記傾斜角度が、上記半切りカボチャの底面に対して60度以下である。
このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
請求項8記載のカボチャ切断装置は、上記環状刃と仮想環は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形である。
このため、切断加工された断片は、包丁で切ったような直線的な切り口であり、加工食品としての市場での商品価値を確保できる。
請求項9記載のカボチャ切断装置は、上記環状刃と仮想環が、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形である。
このため、切断加工された断片は、包丁で切ったような直線的な切り口であり、加工食品としての市場での商品価値を確保できる。
請求項10記載のカボチャ切断装置は、上記ラジアル刃として第1ラジアル刃と第2ラジアル刃が存在する。上記第1ラジアル刃は、上記多角形の各頂点を通るよう設けられる。上記第2ラジアル刃は、上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分するよう1または2以上が設けられる。
このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
請求項11記載のカボチャ切断用刃物は、環状刃と複数のラジアル刃を有し、横方向に半切りされた半切カボチャを縦割りに切断する。上記環状刃は、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する。上記ラジアル刃は、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる。上記環状刃は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形である。上記ラジアル刃として、第1ラジアル刃と第2ラジアル刃が存在する。上記第1ラジアル刃は、上記多角形の各頂点を通るように設けられる。上記第2ラジアル刃は、上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分するよう1または2以上設けられる。
このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
請求項12記載のカボチャ切断用刃物は、環状刃と複数のラジアル刃を有し、横方向に半切りされた半切カボチャを縦割りに切断する。上記環状刃は、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する。上記ラジアル刃は、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる。上記環状刃は、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形である。上記ラジアル刃として、第1ラジアル刃と第2ラジアル刃が存在する。上記第1ラジアル刃は、上記多角形の各頂点を通るように設けられる。上記第2ラジアル刃は、上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分するよう1または2以上設けられる。
このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
本発明の実施形態であるカボチャ切断方法の工程の概略を説明する図である。 第1工程と第2工程の詳細を説明する図である。 第2の刃物と押圧部材を説明する図である。 環状刃を説明する図である。 本発明の実施形態であるカボチャ切断装置の構成を説明する図である。 ターンテーブルを説明する図である。 第1の刃物の動作を説明する図である。 第2の刃物の変形例を示す図である。
図1〜図7は、本発明の実施形態を説明する図である。
◆切断方法
〔切断対象品〕
本実施形態では、横方向に半切りされた半切カボチャ1を対象品として切断する。
図1(A1)は、切断加工の対象品であり、上記半切カボチャ1の縦断面図である。
図1(A2)は、切断加工の対象品であり、上記半切カボチャ1の平面図である。
上記半切カボチャ1は、この例では、収穫されたカボチャ果実について、芯抜き、半切り、ワタ取りが行われたものである。
上記芯抜きは、カボチャ果実の中央に上下に貫通する芯穴2をあける。これにより、ヘタと花落ち(ヘタと反対側の中央部)を含む芯部を除去する。
上記半切りは、芯抜きされたカボチャ果実を横方向に2つに切断する。
上記ワタ取りは、芯抜きと半切りされた半切り状態のカボチャについて、ワタの部分を除去する。ワタが除去された部分は凹面3となる。
したがって、上記半切カボチャ1は、中央に芯穴2があるボール状を呈する。上記芯穴2は、ヘタもしくは花落ちを含む芯部が除去されたものである。半切りの切断面側のワタが除去されてボールのような凹面3が形成される。
本実施形態では、上記半切カボチャ1を、ボールを伏せるように、半切りの切断面を底面4として所定の位置に置き、後述する第1工程と第2工程を行う。
本実施形態では、第1工程と第2工程により、上記半切カボチャ1が乱切り状となるように切断加工する。
〔第1工程の概要〕
図1(B1)は、上記第1工程において上記半切カボチャ1の縦断面を見た状態である。
図1(B2)は、上記第1工程において上記半切カボチャ1を上から見た状態である。 図2(A)は、第1の刃物を構成する1個の単体刃物12の端面図である。
図2(B)は、第1工程を説明するもので、半切カボチャ1を上から見た状態である。
上記第1工程では、上記半切カボチャ1に対し、その頂部の一定範囲6がその他の部分7から分離可能となるよう1または2以上の第1の刃物11A,11Bにより所定の傾斜角度αで環状切れ込み5を形成する。
上記第1工程では、まず、上記半切カボチャ1を後述する第2の刃物21上に載置する。第2の刃物は、上からみた状態で、半切カボチャ1の底面4を載置できる大きさの円形を呈している。
▽第1の刃物11A,11B
上記第1の刃物11A,11Bは、この例では、それぞれ2個一組であり、それが2組用いられる。
図2(A)に示すように、上記第1の刃物11A,11Bを構成する1個の単体刃物12は、いずれも上面が凹となるようシャベル状に曲がっている。
一対の第1の刃物11Aは、上記半切カボチャ1の外周側から内側に向かうように所定の傾斜角度αで配置されている。上記一対の第1の刃物11Aは、上記傾斜角度αを保持した状態で半切カボチャ1に向かって進退する。上記一対の第1の刃物11Aは、半切カボチャ1の中心軸に対して対称に、対向して配置されて進退する。もう一対の第1の刃物11Bも同様である。
▽環状切れ込み5の形成
図2(B)に示すように、まず、上記半切カボチャ1に対して対向する一対の第1の刃物11Aにより、対向する2つの切れ込みを入れる。つぎに、半切カボチャ1に対する相対位置が90度回転した向きで、もう一対の第1の刃物11Bにより、同様の対向する2つの切れ込みを入れる。これにより、2組の第1の刃物11A,11Bによって形成される4つの切れ込みが環状に繋がって、上記環状切れ込み5が形成される。
上記第1の刃物11A,11Bの上記傾斜角度αは、上記半切りカボチャ1の底面4に対して60度以下とするのが好ましい。より好ましいのは50度以下であり、さらに好ましいのは45度以下である。上記傾斜角度αが大きすぎると、乱切り状に切断された断片の大きさや形状が不ぞろいになり、所定の規格内に切断加工できなくなるおそれがあるからである。特に大型に品種改良されたケント種カボチャにおいて、その傾向が顕著になる。
上記環状切れ込み5によって、上記半切カボチャ1は、頂部の一定範囲6がその他の部分7から分離可能となる。頂部の一定範囲6は、中央に芯穴2がある、浅型のボールを伏せた状態を呈する。上記頂部の一定範囲6の上記環状切れ込み5に相当する面は、外周側から内側に向かって傾斜する環状の傾斜面となる。上記その他の部分7は、半切カボチャ1の底面4を含む環状を呈する。上記その他の部分7の上記環状切れ込み5に相当する面は、外周側から内側に向かって傾斜する環状の傾斜面となる。
〔第2工程〕
図1(C1)は、上記第2工程において上記半切カボチャ1の縦断面を見た状態である。
図1(C2)は、上記第2工程において上記半切カボチャ1を上から見た状態である。
図1(C3)は、上述した第2の刃物21を上から見た図である。
図1(C4)は、上記第2工程で用いる押圧部材31である。
図2(C)は、第2工程を説明するもので、上記半切カボチャ1を縦断面で見た状態である。
図3(A)は、上記第2の刃物21を上から見た状態である。
図3(B)は、上記第2の刃物21の刃部の断面である。
図3(C)は、上記押圧部材31を下から見た状態である。
図3(D)は、上記押圧部材31を横から見た状態である。
図4は、上記第2の刃物21における環状刃22を説明する図である。
上記第2工程では、上記環状切れ込み5が形成された半切カボチャ1を第2の刃物21により縦割りに切断する。
▼第2の刃物
図3(A)に示すように、上記第2の刃物21は、円形のフレーム24の内側に、環状刃22と複数のラジアル刃を有する。この例では、上記ラジアル刃として、第1ラジアル刃23Aと第2ラジアル刃23Bが存在する。
▽環状刃22
上記環状刃22は、上記半切カボチャ1と同軸状となる半径Rを有する。この例では、上記環状刃22は、上記半径Rを有する正多角形である。
図4に示すように、上記環状刃22は、その上記正多角形が、上記半径Rの仮想円Oに内接する位置Iから外接する位置Cにかけた領域Fに存在するように構成するのが好ましい。図4では、上記正多角形が正六角形である例を示しているが、正五角形、正七角形、正八角形等の形状を採用することもできる。また、上記環状刃22は、上記半径Rの仮想円Oに内接する正六角形と外接する正六角形だけを示しているが、上記領域F内に存在する正多角形であればよい趣旨である。
図3(B)に示すように、上記環状刃22は、上下に刃を有する両刃である。
図3(A)に示す第2の刃物21では、上記環状刃22の上記正多角形が正七角形であり、上記正七角形が半径Rの仮想円Oに内接する例である。
このように、上記環状刃22が、上記半径Rの仮想円Oに内接する位置Iから外接する位置Cにかけた領域Fに存在する多角形であるため、切断加工された断片は、包丁で切ったような直線的な切り口であり、加工食品としての市場での商品価値を確保できる。
上記環状刃22と仮想環は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形とすることもできる。
▽第1および第2ラジアル刃23A,23B
図3(A)に示すように、上記第1および第2ラジアル刃23A,23Bは、上記環状刃22の中心を基準にラジアル方向に延びる。
上記第1ラジアル刃23Aは、上記正多角形の各頂点を通るように配置される。
上記第2ラジアル刃23Bは、上記環状刃22の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃23Aに挟まれた領域を等分するよう、1または2以上が配置される。この例では、隣接する2つの上記第1ラジアル刃23Aに挟まれた領域が、1つの第2ラジアル刃23Bで2等分されている。
図3(B)に示すように、上記第1および第2ラジアル刃23A,23Bは、上下に刃を有する両刃である。
図3(A)に示す第2の刃物21では、上記環状刃22が正七角形である。したがって、上記第1ラジアル刃23Aは7つの頂点を通過するように7本配置されている。また、この例では、上記第2ラジアル刃23Bは、隣接する第1ラジアル刃23Aに挟まれた領域を2等分するよう、7本配置されている。
この例の第2の刃物21では、上記環状刃22の内側において、上記第1ラジアル刃23Aと上記環状刃22が形成する三角形の領域が、縦割りに切断されたカボチャの切断片が通過する第1通過空間25Aである。
また、上記環状刃22の外側において、上記第1および第2ラジアル刃23A,23Bと上記環状刃22ならびにフレーム24が形成する花弁状の領域が、縦割りに切断されたカボチャの切断片が通過する第2通過空間25Bである。
この例の第2の刃物21では、上記環状刃22の内側では、上記半切カボチャ1を7等分に縦割りする。上記環状刃22の内側で縦割りに切断されたカボチャの切断片は、第1通過空間25Aを通過して落下する。
また、上記環状刃22の外側では、上記半切カボチャ1を14等分に縦割りする。上記環状刃22の外側で縦割りに切断されたカボチャの切断片は、第2通過空間25Bを通過して落下する。
この例では、上記第2工程は、まず、上記環状切れ込み5が形成された半切カボチャ1を、ボールを伏せるように半切りの切断面を底面4として第2の刃物21のうえに置く。この状態で、上記半切カボチャ1を押圧部材31で上側から押圧力を加える。これにより、上記半切カボチャ1を上記環状刃22と第1および第2ラジアル刃23A,23Bによって縦割りに切断する。
▼押圧部材31
図3(C)(D)に示すように、上記押圧部材31は、円板状の基板32と第1および第2押圧ブロック33A,33Bとを含んで構成されている。
上記基板32は、上記第2の刃物21と同等の大きさに設定された円形である。上記基板32の上面には、上記押圧部材31を昇降させて上記半切カボチャ1に押圧力を加えるための昇降機構34が設けられている。
上記第1および第2押圧ブロック33A,33Bは、上記第2の刃物21の環状刃22と第1および第2ラジアル刃23A,23Bの配置に応じ、環状刃22と第1および第2ラジアル刃23A,23Bの存在しない上記第1および第2通過空間25A,25Bに適合した大きさ形状に設定される。
上記第1押圧ブロック33Aは、上記環状刃22の内側において、上記第1通過空間25Aに適合するよう、二等辺三角形に形成されている。したがって、上記第1押圧ブロック33Aは、二等辺三角形の二等辺が形成する頂点を中心に向け、周方向に7つが均等間隔で配置されている。上記第2工程の縦割り切断の際、上記第1押圧ブロック33A同士の間にある第1の隙間35Aには、上記第1ラジアル刃23Aの中心側が入り込む。
上記第2押圧ブロック33Bは、上記環状刃22の外側において、上記第2通過空間25Bに適合するよう、台形に形成されている。したがって、上記第2押圧ブロック33Bは、台形の上底を中心側に向け、周方向に14個が均等間隔で配置されている。上記第2工程の縦割り切断の際、上記第2押圧ブロック33B同士の間にある第2の隙間35Bには、上記第1および第2ラジアル刃23A,23Bの周辺側が入り込む。
上記各第1押圧ブロック33Aと、各第2押圧ブロック33Bの間には第3の隙間35Cが設けられている。上記第3の隙間35Cには、上記第2工程の縦割り切断の際、上記環状刃22が入り込む。
〔第1工程の詳細〕
図2(A)(B)(C)に示すように、上記第1工程は、上記第1の刃物11A,11Bの先端Pが、上記半切カボチャ1の外周側から内側に向かい、かつ、上記半切カボチャ1の底面4における上記半径Rを有する仮想環Aに向かう状態で、上記半切カボチャ1に対して上記環状切れ込み5を形成する。
ここで、上記第1の刃物11A,11Bの先端Pは、第1の刃物11A,11Bを構成する1個の単体刃物12の先の中央である。
図4に示すように、上記仮想環Aは、上記半径Rの仮想円Oに内接する位置Iから外接する位置Cにかけた領域Fに存在する正多角形とすることが好ましい。図4では、上記正多角形が正六角形である例を示しているが、正五角形、正七角形、正八角形等の形状を採用することもできる。また、上記仮想環Aは、上記半径Rの仮想円Oに内接する正六角形と外接する正六角形だけを示しているが、上記領域F内に存在する正多角形であればよい趣旨である。
このようにして第1工程を行い、その後上述したように第2工程を行う。これにより、横方向に半切りされた半切カボチャ1は、頂部の一定範囲6がその他の部分7から分離可能となるよう所定の傾斜角度αで環状切れ込み5が形成される。その状態で上記環状刃22と第1および第2ラジアル刃23A,23Bによって縦割りに切断される。このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。
◆切断装置
図5は、上記切断方法を実現するための切断装置の構成を説明する図である。図5(A)は正面図、図5(B)は側面図である。
図6は、上記切断装置が備えるターンテーブル51を上から見た図である。
この装置は、筐体41内に、ターンテーブル51が設けられている。
上記ターンテーブル51には、上述した半切カボチャ1が載置されて加工される加工ステージ54が4つ設けられている。上記加工ステージ54は、円形の開口部に上述した第2の刃物21が嵌め込まれている(図6には第2の刃物21を示していない)。
装置の正面側に第1ステージS1、左側に第2ステージS2、背面側に第3ステージD3、右側に第4ステージS4が配置される。この状態で、上記ターンテーブル51は、回転駆動手段52により回転軸53を軸芯として、90度ずつ矢印Q方向に間欠的に回動するように構成されている。これにより、上記各加工ステージ54が、第1〜第4ステージS1〜S4の位置でそれぞれ一旦停止して、第1〜第4ステージS1〜S4を順に受け持つように構成されている。
上記第1ステージS1は、切断加工の対象とする半切カボチャ1を載置して装置に投入する投入作業を行うステージである。このとき、加工ステージ54にはめ込まれた第2の刃物21の上に、上記半切カボチャ1の底面4が下になるように載置する。
上記第2ステージS2と上記第3ステージS3は、上述した第1工程を行うステージである。
図7(A1)(A2)は、上記第2ステージS2での加工を説明する図である。
上記第2ステージS2では、一対の第1の刃物11Aにより、上記半切カボチャ1に対して対向する2つの切れ込み5Aを入れる。図において、符号61Aは上記第1の刃物11Aを半切カボチャ1に向かって進退させる進退手段である。
図7(B1)(B2)は、上記第3ステージS3での加工を説明する図である。
上記第3ステージS3では、もう一対の第1の刃物11Bにより、上記半切カボチャ1に対して対向する2つの切れ込み5Bを入れる。図において、符号61Bは上記第1の刃物11Aを半切カボチャ1に向かって進退させる進退手段である。
上記第2ステージS2で形成した対向する2つの切れ込み5Aと、上記第3ステージS3で形成した対向する2つの切れ込み5Bが繋がって、環状切れ込み5が形成される。
上記第4ステージS4は、上述した第2工程を行うステージである。
上記第4ステージS4には、第2の刃物21と対面するように、上部に押圧部材31が配置されている。上記押圧部材31は昇降機構34により昇降され、第2の刃物21に向かって押圧部材31が進退する。このとき、上記第1工程で環状切れ込み5が形成された半切カボチャ1を押圧部材31が上から押圧する。これにより、上述したように、第2の刃物21の環状刃22と第1および第2ラジアル刃23A,23Bによって、半切カボチャ1は縦割りに切断される。
このとき、上記環状刃22の内側では、上記環状刃22の内側で縦割りに切断されたカボチャの切断片が、第1通過空間25Aを通過して落下する。また、上記環状刃22の外側では、上記環状刃22の外側で縦割りに切断されたカボチャの切断片が、第2通過空間25Bを通過して落下する。落下したカボチャの切断片は、シュータ65で導かれ、図示しない所定の容器内に溜められる。
〔実施形態の効果〕
上記実施形態は、上記構成により、つぎの作用効果を奏する。
すなわち、横方向に半切りされた半切カボチャ1は、頂部の一定範囲6がその他の部分7から分離可能となるよう所定の傾斜角度αで環状切れ込み5が形成される。その状態で上記環状刃22と第1および第2ラジアル刃23A,23Bによって縦割りに切断される。このため、無駄なく所定形状・所定重量の規格内に切断加工される。したがって、特許文献1のようにくりぬき部を別途切断する必要がない。特に、大型に品種改良されたケント種カボチャも、上述した所定の規格内に切断加工できる。
また、切断加工された断片は、包丁で切ったような直線的な切り口であり、加工食品としての市場での商品価値を確保できる。
◆変形例
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
図8は、第2の刃物21の変形例を示す図である。
図8(A1)は、環状刃22が正六角形であり、第1および第2のラジアル刃23A,23Bがそれぞれ6つずつ設けられた例である。第2工程において、半切りカボチャ1は、環状刃22の内側で6等分に縦割り切断され、環状刃22の外側で12等分に縦割り切断される。
図8(A2)は、図8(A1)のものに中抜刃26を設けたものである。
図8(B1)は、環状刃22が正七角形であり、第1および第2のラジアル刃23A,23Bがそれぞれ7つずつ設けられた例である。第2工程において、半切りカボチャ1は、環状刃22の内側で7等分に縦割り切断され、環状刃22の外側で14等分に縦割り切断される。
図8(B2)は、図8(B1)のものに中抜刃26を設けたものである。
図8(C1)は、環状刃22が正八角形であり、第1および第2のラジアル刃23A,23Bがそれぞれ8つずつ設けられた例である。第2工程において、半切りカボチャ1は、環状刃22の内側で8等分に縦割り切断され、環状刃22の外側で16等分に縦割り切断される。
図8(C2)は、図8(C1)のものに中抜刃26を設けたものである。
上記実施形態では、第1工程において、2対の第1の刃物11A,11Bで環状切れ込み5を形成するようにしたが、これに限定するものではない。たとえば、3対以上の第1の刃物を使って環状切れ込み5を形成してもよいし、1本の第1の刃物を回転駆動して環状切れ込み5を形成することもできる。
A:仮想環
O:仮想円
R:半径
C:外接する位置
I:内接する位置
F:領域
P:先端
α:所定の傾斜角度
S1:第1ステージ
S2:第2ステージ
S3:第3ステージ
S4:第4ステージ
1:半切カボチャ
2:芯穴
3:凹面
4:底面
5:環状切れ込み
5A:切れ込み
5B:切れ込み
6:頂部の一定範囲
7:その他の部分
11A:第1の刃物
11B:第1の刃物
12:単体刃物
21:第2の刃物
22:環状刃
23A:第1ラジアル刃
23B:第2ラジアル刃
24:フレーム
25A:第1通過空間
25B:第2通過空間
26:中抜刃
31:押圧部材
32:基板
33A:第1押圧ブロック
33B:第2押圧ブロック
34:昇降機構
35A:第1の隙間
35B:第2の隙間
35C:第3の隙間
41:筐体
51:ターンテーブル
52:回転駆動手段
53:回転軸
54:加工ステージ
61A:進退手段
61B:進退手段
65:シュータ

Claims (12)

  1. 横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として切断するカボチャ切断方法であって、
    上記半切カボチャに対し、その頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう1または2以上の第1の刃物により所定の傾斜角度で環状切れ込みを形成する第1工程と、
    上記環状切れ込みが形成された半切カボチャを第2の刃物により縦割りに切断する第2工程とを備え、
    上記第2工程は、上記第2の刃物が、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有するものであり、
    上記第1工程は、上記第1の刃物の先端が、上記半切カボチャの外周側から内側に向かい、かつ、上記半切りカボチャの底面における上記半径Rを有する仮想環に向かう状態で、上記半切カボチャに対して上記環状切れ込みを形成する
    ことを特徴とするカボチャ切断方法。
  2. 上記第1の刃物の上記傾斜角度は、上記半切りカボチャの底面に対して60度以下である
    請求項1記載のカボチャ切断方法。
  3. 上記環状刃と仮想環は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形である
    請求項1または2記載のカボチャ切断方法。
  4. 上記環状刃と仮想環は、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形である
    請求項1または2記載のカボチャ切断方法。
  5. 上記ラジアル刃として、
    上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
    上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する
    請求項3または4記載のカボチャ切断方法。
  6. 横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として切断するカボチャ切断装置であって、
    上記半切カボチャに対し、その頂部の一定範囲がその他の部分から分離可能となるよう所定の傾斜角度で環状切れ込みを形成する1または2以上の第1の刃物と、
    上記環状切れ込みが形成された半切カボチャを縦割りに切断する第2の刃物とを備え、
    上記第2の刃物は、上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有し、
    上記第1の刃物は、その先端が、上記半切カボチャの外周側から内側に向かい、かつ、上記半切りカボチャの底面における上記半径Rを有する仮想環に向かう状態で、上記半切カボチャに対して上記環状切れ込みを形成するように構成されている
    ことを特徴とするカボチャ切断装置。
  7. 上記第1の刃物の上記傾斜角度は、上記半切りカボチャの底面に対して60度以下である
    請求項6記載のカボチャ切断装置。
  8. 上記環状刃と仮想環は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形である
    請求項6または7記載のカボチャ切断装置。
  9. 上記環状刃と仮想環は、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形である
    請求項6または7記載のカボチャ切断装置。
  10. 上記ラジアル刃として、
    上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
    上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する
    請求項8または9記載のカボチャ切断装置。
  11. 横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として縦割りに切断するカボチャ切断用刃物であって、
    上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有し、
    上記環状刃は、上記半径Rのプラスマイナス20%の半径を有する仮想円が存在しうる領域に存在する多角形であり、
    上記ラジアル刃として、
    上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
    上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する
    ことを特徴とするカボチャ切断用刃物。
  12. 横方向に半切りされた半切カボチャを対象品として縦割りに切断するカボチャ切断用刃物であって、
    上記半切カボチャと同軸状に半径Rを有する環状刃と、上記環状刃の中心を基準にラジアル方向に延びる複数のラジアル刃とを有し、
    上記環状刃は、上記半径Rの仮想円に内接する位置から外接する位置にかけた領域に存在する多角形であり、
    上記ラジアル刃として、
    上記多角形の各頂点を通る第1ラジアル刃と、
    上記環状刃の外側において、隣接する2つの上記第1ラジアル刃に挟まれた領域を等分する1または2以上の第2ラジアル刃とが存在する
    ことを特徴とするカボチャ切断用刃物。
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