JP2020150186A - 静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法 - Google Patents

静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020150186A
JP2020150186A JP2019047833A JP2019047833A JP2020150186A JP 2020150186 A JP2020150186 A JP 2020150186A JP 2019047833 A JP2019047833 A JP 2019047833A JP 2019047833 A JP2019047833 A JP 2019047833A JP 2020150186 A JP2020150186 A JP 2020150186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
electric device
induction electric
surface portion
static induction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019047833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7298211B2 (ja
Inventor
広和 林田
Hirokazu Hayashida
広和 林田
洋平 岡崎
Yohei Okazaki
洋平 岡崎
賢造 柿沼
Kenzo Kakinuma
賢造 柿沼
学 西條
Manabu Saijo
学 西條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2019047833A priority Critical patent/JP7298211B2/ja
Publication of JP2020150186A publication Critical patent/JP2020150186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7298211B2 publication Critical patent/JP7298211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

【課題】装置全体の大型化を回避でき、折流部材の取付箇所における流体の漏れを抑制しつつ、折流部材の取り付けの作業性を改善できるようにすること。【解決手段】静止誘導電器は、上下方向に複数積層された状態で内側円筒(12)及び外側円筒(13)の間の空間(SP)に配置される円板巻線(11)を備えている。空間には、内側円筒と円板巻線の内周側との間に形成された内側垂直冷却路(16)と、外側円筒と円板巻線の外周側との間に形成された外側垂直冷却路(17)とが形成される。折流部材(20)は、内側垂直冷却路及び外側垂直冷却路の所定位置に設けられる。折流部材は、円板巻線の側面に取り付けられる板状の取付面部(21)と、各垂直冷却路の流体の流れを妨げる板状の案内部(21)とが一体形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法に関し、特に、巻線を内側円筒と外側円筒との間に配置して冷却用の流体を流す静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法に関する。
変圧器やリアクトル等の静止誘導電器の巻線にあっては、絶縁油、SF6、空気等の流体を流すことで、運転時の損失による発熱を冷却する構成が知られている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1の誘導電器巻線は、水平流体通路となる間隔を保って高さ方向に円板状巻線層を積み重ね、かかる円板状巻線層を内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に配置して構成されている。円板状巻線層と、内側、外側絶縁筒との間には内側、外側垂直流体通路が形成され、かかる内側、外側垂直流体通路を折流板によって交互に閉鎖して折流区間が形成されている。特許文献1では、下方の折流区間から上方の折流区間に順に、内側、外側垂直流体通路を通じて水平流体通路に流体を流すことで巻線を冷却するようになっている。
特許文献2では、折流板に加えて該折流板と同様に油の流れをほぼ閉塞する閉塞部材を開示している。閉塞部材は、巻線の水平方向の端部と、内側絶縁筒或いは外側絶縁筒との間に配置され、内側、外側垂直流体通路を交互に閉塞している。閉塞部材は、巻線に直交する断面形状が方形となるブロック状に形成されている。
特開昭63−305727号公報 特開2016−154160号公報
特許文献1にあっては、折流板の上下両側に水平流体通路を形成するため、折流板の上下両側に位置する巻線の間隔を拡げる必要がある。このため、巻線全体の上下寸法が大きくなり、ひいては、静止誘導電器全体が大型化する、という問題がある。
また、特許文献2の閉塞部材にあっては、ブロック状に形成されるので、円周方向に所定長さに亘り配置するためには、細分化した閉塞部材を複数並べる等の煩雑な作業や準備が要求される。しかも、細分化した複数の閉塞部材では、巻線や内側絶縁筒、外側絶縁筒に対して隙間が生じ易くなる上、隣り合う閉塞部材の間にも隙間が発生する。かかる隙間から、冷却用の流体が漏れてしまい、流体による冷却効果が低下する、という問題がある。
ここで、特許文献2の閉塞部材を巻線の円周方向に沿って湾曲形成することも考えられる。ところが、ブロック状となる閉塞部材を曲げる作業負担が大きくなるばかりでなく、巻線の曲率に合わせて閉塞部材を曲げることが難しく、これによっても、巻線や絶縁筒に対して隙間が生じて流体の漏れが発生する、という問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、装置全体の大型化を回避でき、折流部材の取付箇所における流体の漏れを抑制しつつ、折流部材を取り付ける作業性を改善することができる静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法を提供することを目的の一つとする。
本発明における一態様の静止誘導機器は、内側円筒と、外側円筒と、上下方向に複数積層された状態で前記内側円筒及び前記外側円筒の間の空間に配置される円板巻線とを備え、前記空間の下方から上方に流体を流して前記円板巻線を冷却する静止誘導電器であって、前記空間には、前記内側円筒と前記円板巻線の内周側との間に形成された内側垂直冷却路と、前記外側円筒と前記円板巻線の外周側との間に形成された外側垂直冷却路と、が形成され、前記内側垂直冷却路及び前記外側垂直冷却路の所定位置に設けられた折流部材を備え、前記折流部材は、前記円板巻線の側面に取り付けられる板状の取付面部と、前記内側垂直冷却路または前記外側垂直冷却路における上下方向の流体の流れを妨げる板状の案内部とが一体形成されることを特徴とする。
本発明によれば、円板巻線の側面に折流部材が取り付けられるので、上下に並ぶ円板巻線間に折流板を設ける従来構造に比べ、円板巻線の上下間隔が大きくなることを回避することができる。これにより、円板巻線全体の上下寸法を小さくして、装置全体が大型化することを回避することができる。更に、折流部材が板状の取付面部及び案内部とで一体形成されるので、円板巻線の円周方向に沿う湾曲形成を簡単且つ広範囲で行うことができ、折流部材を設置する作業性を改善することができる。しかも、板状の折流部材の曲げ変形によって円周面となる円板巻線の側面や円筒の内面に対する密着性を高めることができ、隙間の発生を防止して流体による冷却効果の低下を抑制することができる。
実施の形態に係る変圧器の部分概略断面図である。 実施の形態に係る変圧器の概略平面断面図である。 図2のC−C線断面図である。 内側冷却路に設けられる折流部材の展開図である。 外側冷却路に設けられる折流部材の展開図である。 図6A〜図6Dは、第1〜第4の変形例に係る折流部材の断面図である。 図7A及び図7Bは、第5及び第6の変形例に係る折流部材の断面図である。 図8Aは、第7の変形例に係る内側冷却路に設けられる折流部材の展開図であり、図8Bは、第8の変形例に係る外側冷却路に設けられる折流部材の展開図である。
以下、本発明の実施の形態に係る静止誘導電器について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る静止誘導電器を油入絶縁変圧器に適用する場合について説明する。しかしながら、本発明の適用対象は、油入絶縁変圧器に限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、乾式変圧器やガス変圧器に適用することもできる。静止誘導機器としては変圧器の他、リアクトルとすることが例示できる。
実施の形態の変圧器(油入絶縁変圧器)は、特に限定されるものでないが、上下方向に延在する鉄心の脚部に巻回されて同心円上に配置された外側巻線(誘導電器巻線)及び内側巻線(誘導電器巻線)を備え、それらが密閉された筐体内に配置されている。外側巻線及び内側巻線は、径寸法が異なる以外は、ほぼ同様の構成をなしており、以下においては、外側巻線だけに関する冷却構造について説明する。また、以下の説明では、外側巻線を単に「巻線」と称して説明する。
図1は、実施の形態に係る静止誘導電器の部分概略断面図である。図2は、実施の形態に係る静止誘導電器の概略平面断面図である。なお、図1は、図2のA−A線断面図である。図1に示すように、巻線10は、複数の円板巻線11を上下方向に積層するように形成されている。円板巻線11は素線を円板状に巻回することによって形成される。巻線10は、絶縁性の内側円筒12と外側円筒13との間の空間SPに配置されている。巻線10、内側円筒12及び外側円筒13は、上下方向に延びる鉄心の脚部(不図示)を中心として同心に配置されている。
巻線10、内側円筒12及び外側円筒13を収容する筐体(不図示)内には、絶縁及び冷却を行う流体(絶縁油)が充填されている。充填された流体は、図1の太線矢印で示すように、空間SPの内部を下方から上方に流れて循環され、巻線10が冷却されるようになる。流体の循環は、自然対流を利用する場合と、ポンプ等で強制的に循環させる場合とがあり、自然対流でも強制対流でも各円筒12、13間での流体の流れは上向きとなる。従って、流体の流れは、巻線10や各円筒12、13の「下側」が上流側となり、「上側」が下流側となる。なお、循環する流体にあっては、筐体の外部に設置された熱交換器を介して強制的に熱交換をするようにしてもよい。
上下に隣り合う円板巻線11の間には、水平スペーサ(図示省略)を介して水平冷却路15が形成されている。内側円筒12と円板巻線11(巻線10)の内周側の端部との間には、内側縦スペーサ(スペーサ)S1(図2参照、図1では不図示)を介して内側垂直冷却路16が形成されている。外側円筒13と円板巻線11の外周側の端部との間には、外側縦スペーサ(スペーサ)S2(図2参照、図1では不図示)を介して外側垂直冷却路17が形成されている。内側縦スペーサS1及び外側縦スペーサS2は、上下方向(図1の紙面直交方向)に延出し、且つ、円板巻線11の周方向に等角度毎に複数設けられている。本実施の形態では、内側縦スペーサS1及び外側縦スペーサS2は、それらの円板巻線11の周方向における角度位置が同一となるよう(円板巻線11の径方向に並ぶよう)16体ずつ設けられている。
図1に戻り、内側垂直冷却路16及び外側垂直冷却路17には、上下に並ぶ円板巻線11の所定設置数毎に折流部材20が設けられている。本実施の形態では、折流部材20は、上下に並ぶ4体の円板巻線11毎に、内側垂直冷却路16及び外側垂直冷却路17における上下方向の流体の流れを交互に妨げるように設けられている。ここにおいて、上下に隣り合う折流部材20の間の領域が、それぞれ折流区間SEとして形成される。
それぞれの折流区間SEでは、流体の流入部及び流出部が形成されている。流入部は、下方に隣り合う折流区間SEの最上位の円板巻線11における内外の端部において、折流部材20が非設置となる方の端部側に形成される。流出部は、折流区間SEの最上位の円板巻線11における内外の端部において、折流部材20が非設置となる方の端部側に形成される。例えば、図1中上方から2番目の折流区間SEでは、図中太線矢印で示すように、内側垂直冷却路16を流れる流体が水平冷却路15を流れてから外側垂直冷却路17に流入する。そして、その流体は、図1中最上位の折流区間SEにて、外側垂直冷却路17から水平冷却路15を経て内側垂直冷却路16を流れる。従って、上述のように折流部材20を交互に設けたことで、上下に隣り合う折流区間SEの水平冷却路15での流体の流れを左右で逆向きとし、上方に向かってジグザグに流体が流れて効率的に各円板巻線11を冷却可能となっている。
続いて、折流部材20の具体的構成及び取付方法について説明する。折流部材20は、それぞれ板状の取付面部21、案内部22及び延長面部23が一体形成され、図1の断面視でコ字状(U字状)をなす形状に設けられている。
図3は、図2のC−C線断面図である。図1及び図3に示すように、内側垂直冷却路16に設けられる折流部材20の取付面部21は、円板巻線11の側面となる内周面に沿って配置される。外側垂直冷却路17に設けられる折流部材20の取付面部21は、円板巻線11の側面となる外周面に沿って配置される。取付面部21は、内側縦スペーサS1或いは外側縦スペーサS2(図1では不図示)と円板巻線11の内周面或いは外周面とに挟まれた状態となり、かかる状態となることで折流部材20が円板巻線11に取り付けられる。
案内部22は、取付面部21の上端に連なって形成され、内側垂直冷却路16或いは外側垂直冷却路17を塞ぐように該上端から水平方向に延出している。言い換えると、案内部は、取付面部21との境界にて折り曲げて形成された平面状の案内面部を有する形状に設けられる。案内部22の水平方向の長さは、各垂直冷却路16、17の水平方向の幅寸法と概略同一若しくは若干大きく形成されている。よって、内側垂直冷却路16での案内部22の一端(図1中左端)は内側円筒12の外面に接触し、外側垂直冷却路17での案内部22の一端(図1中右端)は外側円筒13の内面に接触する。これにより、案内部22は、各垂直冷却路16、17における上方への流体の流れを妨げるようになる。
延長面部23は、案内部22における取付面部21と反対側(内側円筒12や外側円筒13側)に連なって形成される。よって、案内部22の一方側に取付面部22、他方側に延長面部23が一体形成される。内側垂直冷却路16に設けられる折流部材20の延長面部23は、内側円筒12の外面に接触する位置に配設される。外側垂直冷却路17に設けられる折流部材20の延長面部23は、外側円筒13の内面に接触する位置に配設される。延長面部23は、案内部22との境界位置から下方向(図3中紙面奥行方向)に向けられている。
図3に示すように、案内部22及び延長面部23には、各スペーサS1、S2の設置位置に応じて切欠24が形成されている。切欠24は、各スペーサS1、S2に沿う矩形状に形成され、各スペーサS1、S2を受容するように設けられている。これにより、切欠24の形成縁以外の案内部22及び延長面部23が各スペーサS1、S2に対し非接触としつつ、取付面部21に各スペーサS1、S2が接触可能な状態となる。切欠24は、上方から見て、円板巻線11の周方向両側から各スペーサS1、S2を挟むように配置され、切欠24と各スペーサS1、S2とが嵌合するようになって折流部材20の該周方向での位置決めがなされる。
図4は、内側冷却路に設けられる折流部材の展開図である。図5は、外側冷却路に設けられる折流部材の展開図である。図4に示す折流部材20は、内側垂直冷却路16(図2参照)に設けられるものであり、図5に示す折流部材20は、外側垂直冷却路17(図2参照)に設けられるものである。図4及び図5の折流部材20は、シート状や板状の薄厚体Bを適宜な平面形状に形成し、該薄厚体Bの一部となる図4中破線で示す位置にて曲げ変形させて形成される。折流部材20の材質は、絶縁材であれば特に限定されるものでないが、セルロースを主成分としたクラフトパルプ、或いはアラミド繊維を原料とし、繊維を抄紙、積層、圧縮し、板状にしたプレスボード或いはアラミドボードを単層、又は2乃至3層重ねたものが用いられる。
ここで、内側垂直冷却路16及び外側垂直冷却路17は上方から見て円環状に形成されるので(図2参照)、これに応じた曲率にて内側垂直冷却路16及び外側垂直冷却路17に設けられる折流部材20も円環状に形成される。本実施の形態では、1体の折流部材20を四分円弧状の平面形状に形成し、かかる折流部材20を4体接続することで円環状に形成して内側垂直冷却路16及び外側垂直冷却路17での流体の流れを妨げ可能に設けられる。
図4に示す展開した折流部材20は概略四分円弧状をなし、その径方向外側から内側に向けて順に取付面部21、案内部22、延長面部23が形成されている。案内部22及び延長面部23に形成される切欠24は、内側縦スペーサS1(図3参照)の設置位置に応じた箇所に形成される。また、図5に示す展開した折流部材20も概略四分円弧状をなし、その径方向内側から外側に向けて順に取付面部21、案内部22、延長面部23が形成されている。案内部22及び延長面部23に形成される切欠24は、外側縦スペーサS2(図3参照)の設置位置に応じた箇所に形成される。折流部材20にて、取付面部21は、円板巻線11(図3参照)の側面に沿う円周方向にて複数の切欠24を跨いで連続する領域を備える。また、案内部22及び延長面部23は、該円周方向にて切欠24の形成位置で非連続となって断続する領域を備える。切欠24には上記のようにスペーサS1、S2が配置されるので、取付面部21が複数のスペーサS1、S2を通過するように連続し、案内部22及び延長面部23がスペーサS1、S2によって区切られるようになる。
図4及び図5の破線で示すように、取付面部21及び案内部22の境界位置と、案内部22及び延長面部23の境界位置とが折り曲げ位置とされる。従って、かかる折り曲げ位置を介して取付面部21と案内部22とが連なって形成され、案内部22と延長面部23とが連なって形成されるようになる。また、折流部材20は、延長面部23と案内部22との境界にて折り曲げて形成される。
上記静止誘導電器の製造においては、巻線機上に内側円筒12を配置して心線を巻き、内側円筒12の外側に複数の円板巻線11を上下方向に積層するように巻線10を形成する。このとき、内側縦スペーサS1と心線との間に、内側垂直冷却路16用の折流部材20の取付面部21を挿入するようにして該折流部材20を取り付ける。巻線機での巻線10の形成完了後、巻線10に外側縦スペーサS2を取り付ける際に、外側縦スペーサS2と円板巻線11との間に外側垂直冷却路17用の折流部材20の取付面部21を挿入するようにして該折流部材20を取り付ける。その後、外側円筒13内に巻線10を挿入する、或いは、巻線10の外側に外側円筒13を被せ、外側円筒13内に巻線10が配置された状態とすることで、図1及び図3に示す静止誘導電器の構造として製造することができる。なお、巻線10に取り付けられた折流部材20において、取付面部21、案内部22及び延長面部23を断面視で凸形状とし、該凸が巻線10と外側円筒13との接近方向に対して突出或いは膨むよう設けられることが望ましい。さらに言えば、案内部22と延長面部23との境界から延長面部23が延長する方向と、外側円筒13の巻線10に対する相対的な挿入方向が一致するように外側円筒13を被せられればよい。このような配置とすることで、巻線10と外側円筒13との取り付けを円滑に行うことが可能となる。
このような実施の形態においては、図1に示すように、折流部材20が円板巻線11の側方に取り付けられる。従って、上下に隣り合う円板巻線11の間で折流部材20が嵩張ることがなくなり、従来のように折流板を配置すべく上下に隣り合う円板巻線の間隔を広げなくてよくなる。これにより、巻線10全体の上下寸法が拡大することを回避でき、巻線10を含む変圧器の高さが大きくなることを抑制できる。
しかも、薄厚体Bを曲げ変形させることで、折流部材20の取付面部21、案内部22及び延長面部23それぞれを形成することができる。このように薄厚体Bとしたことで、円板巻線11や各円筒12、13の周面に対し、取付面部21や延長面部23が沿うように湾曲する柔軟性を発揮可能となり、折流部材20の取り付け作業の負担軽減や短時間化を図ることができる。
更に、取付面部21や延長面部23を容易に湾曲変形できることで、それらを円板巻線11や各円筒12、13の周面に密着した状態にし易くすることができる。このように密着性を高めることで、折流部材20の取付箇所における流体の漏れを抑制でき、流体による冷却効果を良好に発揮することができる。また、折流部材20を円板巻線11の周方向に沿う長い形状に簡単に形成でき、1つの折流部材20を広範囲に亘って配設することが可能となる。
また、折流部材20が延長面部23を備えていることで、案内部22と延長面部23との折り曲げ角度を調整することで、折流部材20全体の水平方向寸法を簡単に調整することができる。これにより、内側垂直冷却路16及び外側垂直冷却路17の幅に変化が生じた場合、かかる変化に対応して延長面部23と各円筒12、13の周面との接触状態を良好に維持でき、これによっても折流部材20での流体の漏れを抑制できる。
また、折流部材20では延長面部23にて各円筒12、13の周面と面接触させ易くなり、それらの密着性を向上できる上、延長面部23と各円筒12、13の周面との摩擦を確保することもできる。これにより、流体の流れによって折流部材20の案内部22が上方に捲れるような力が作用しても、該捲れを回避して折流部材20での流体の漏れを抑制することができる。
また、折流部材20では薄厚体Bの弾性を利用し、折り曲げ位置での折り曲げ角度を90°から大きくなる方向に付勢する力を発揮可能となる。これにより、延長面部23を各円筒12、13の周面に押し当てるようにして面接触させることができ、これによっても折流部材20での流体の漏れを抑制することができる。
なお、折流部材20は、薄厚体Bを曲げ変形させて取付面部21に案内部22が連なって形成される限りにおいて、図6及び図7に示すように、種々の変更が可能である。図6A〜図6Dは、第1〜第4の変形例に係る折流部材の断面図である。図7A及び図7Bは、第5及び第6の変形例に係る折流部材の断面図である。図8Aは、第7の変形例に係る内側冷却路に設けられる折流部材の展開図であり、図8Bは、第8の変形例に係る外側冷却路に設けられる折流部材の展開図である。
図6Aの第1の変形例において、折流部材20は、平坦な薄厚体Bを折り曲げずに形成したものであり、案内部22及び延長面部23が上方に膨出する半円弧状に湾曲して連なって形成される。図6Aの折流部材20では、薄厚体Bを撓るように弾性変形させ、該弾性による復元力によって延長面部23を各円筒12、13の周面に密着させることができる。
図6Bの第2の変形例において、折流部材20では、案内部22が取付面部21の上端から斜め上方に延出する部分22aと、該部分22aの上端にて屈曲して斜め下方に延出する部分22bとを有し、案内部22の先端が各円筒12、13の周面に接触するようにしている。図6Cの第3の変形例において、折流部材20は、上記実施の形態の延長面部23を省略し、案内部22の先端が各円筒12、13の周面に接触するようにしている。従って、図6B及び図6Cの折流部材20にあっても、各垂直冷却路16、17における流体の流れを妨げることができる。
図6Dの第4の変形例において、折流部材20は、複数枚(図では2枚)の薄厚体Bを重ねて形成している。言い換えると、取付面部21、案内部22及び延長面部23は、それぞれ複数の板状部材を積層して形成される。図6Dでは、外側の薄厚体Bより内側の薄厚体Bの方が小さく形成されるように図示したが、同一の平面形状となる薄厚体Bを重ねて配置することができる。例えば、図3において、円板巻線11と周方向(図3中上下方向)にて、スペーサS1、S2と切欠24との間に隙間が生じた場合、複数枚の薄厚体Bの何れか一方を変位して隙間を塞ぐことができ、折流部材20での流体の漏れを抑制することができる。
図7Aの第5の変形例において、折流部材20は、上記実施の形態の折流部材20を上下反転した状態として取り付けている。図7Bの第6の変形例において、折流部材20では、上記案内部22が取付面部21から斜め下方に延出し、延長面部23が案内部22の下端から各円筒12、13の周面に接触しつつ下方に延出している。
図8Aの第7の変形例における折流部材20は、内側垂直冷却路16(図2参照)に設けられるものであり、図8Bの第8の変形例における折流部材20は、外側垂直冷却路17(図2参照)に設けられるものである。第7及び第8の変形例では、折流部材20の展開した形状を直線方向に延出する形状に形成している。かかる展開形状に形成しても、薄厚体Bの折り曲げによって取付面部21、案内部22、延長面部23を形成でき、上記実施の形態と同様に、上方から見て円板巻線11の内周及び外周に沿う円弧状に折流部材20を湾曲形成することができる。
図8A及び図8Bにおいて、切欠24は開口幅が次第に変化する形状に形成され、これにより、折流部材20を湾曲形成したときに、スペーサS1、S2に沿って切欠24の形成縁が位置するようになる。第7及び第8の変形例における直線状の展開形状とすれば、原反等の一枚の大きなシートに対する折流部材20の形成数を増大させることができ、工数や材料費の削減を図ることができる。
また、上記実施の形態において、1体の折流部材20により流体を遮断する領域が、上方からみて各垂直冷却路16、17の四分円弧状の領域とする場合を説明したが、これに限られず、各垂直冷却路16、17の周方向に延長若しくは短縮してもよい。例えば、各垂直冷却路16、17の半円弧状の領域としたり、周方向に隣り合うスペーサS1、S2間の領域としたりしてもよい。
本発明の実施の形態は上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。更には、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。従って、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
上記において、本発明の実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
10 巻線(誘導電器巻線)
11 円板巻線
12 内側円筒
13 外側円筒
16 内側垂直冷却路
17 外側垂直冷却路
20 折流部材
21 取付面部
22 案内部
23 延長面部
24 切欠
B 薄厚体
S1 内側縦スペーサ(スペーサ)
S2 外側縦スペーサ(スペーサ)
SP 空間

Claims (12)

  1. 内側円筒と、外側円筒と、上下方向に複数積層された状態で前記内側円筒及び前記外側円筒の間の空間に配置される円板巻線とを備え、前記空間の下方から上方に流体を流して前記円板巻線を冷却する静止誘導電器であって、
    前記空間には、前記内側円筒と前記円板巻線の内周側との間に形成された内側垂直冷却路と、
    前記外側円筒と前記円板巻線の外周側との間に形成された外側垂直冷却路と、が形成され、
    前記内側垂直冷却路及び前記外側垂直冷却路の所定位置に設けられた折流部材を備え、
    前記折流部材は、前記円板巻線の側面に取り付けられる板状の取付面部と、前記内側垂直冷却路または前記外側垂直冷却路における上下方向の流体の流れを妨げる板状の案内部とが一体形成されることを特徴とする静止誘導電器。
  2. 前記案内部は、前記取付面部との境界にて折り曲げて形成された平面状の案内面部を有することを特徴とする請求項1に記載の静止誘導電器。
  3. 前記案内部は、その一端が前記内側円筒の外面または前記外側円筒の内面と接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の静止誘導電器。
  4. 前記折流部材は、前記案内部の一方側に前記取付面部、他方側に延長面部が一体形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の静止誘導電器。
  5. 前記折流部材は、前記延長面部と前記案内部との境界にて折り曲げて形成されることを特徴とする請求項4に記載の静止誘導電器。
  6. 前記延長面部は、前記内側円筒の外面または前記外側円筒の内面と接触することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の静止誘導電器。
  7. 前記取付面部は円周方向に連続する領域を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の静止誘導電器。
  8. 前記案内部は円周方向に断続する領域を備えることを特徴とする1ないし請求項7のいずれかに記載の静止誘導電器。
  9. 前記外側円筒と前記円板巻線の外周との間及び前記内側円筒と前記円板巻線の内周との間にはスペーサが設けられ、
    前記円板巻線と前記スペーサとの間に前記取付面部が挟まれることで、前記折流部材が前記円板巻線に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の静止誘導電器。
  10. 前記外側円筒と前記円板巻線の外周との間及び前記内側円筒と前記円板巻線の内周との間には上下方向に延出するスペーサが設けられ、
    前記案内部には、前記スペーサを受容する切欠が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の静止誘導電器。
  11. 前記取付面部および前記案内部は、それぞれ複数の板状部材を積層して形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の静止誘導電器。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の静止誘導電器の製造方法であって、
    前記内側円筒に心線を巻いて前記円板巻線を形成しつつ、該内側円筒と前記円板巻線の内側側面との間に前記折流部材を取り付けた後、
    上下方向に複数積層された状態の前記円板巻線の外側側面に前記折流部材を取り付け、
    前記折流部材の取り付け後、前記外側円筒内に該折流部材が取り付けられた前記円板巻線が配置された状態とすることを特徴とする静止誘導電器の製造方法。
JP2019047833A 2019-03-15 2019-03-15 静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法 Active JP7298211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019047833A JP7298211B2 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019047833A JP7298211B2 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020150186A true JP2020150186A (ja) 2020-09-17
JP7298211B2 JP7298211B2 (ja) 2023-06-27

Family

ID=72430864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019047833A Active JP7298211B2 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7298211B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023008055A (ja) * 2021-07-05 2023-01-19 富士電機株式会社 静止誘導電器
JP2023176844A (ja) * 2022-06-01 2023-12-13 富士電機株式会社 静止誘導電器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103414U (ja) * 1982-12-28 1984-07-12 株式会社東芝 自然冷却誘導電器巻線
JPH11121250A (ja) * 1997-10-08 1999-04-30 Toshiba Corp 誘導電器巻線
JP2010153440A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Toshiba Corp 静止誘導電器装置
JP2016154160A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社日立製作所 静止誘導電器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103414U (ja) * 1982-12-28 1984-07-12 株式会社東芝 自然冷却誘導電器巻線
JPH11121250A (ja) * 1997-10-08 1999-04-30 Toshiba Corp 誘導電器巻線
JP2010153440A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Toshiba Corp 静止誘導電器装置
JP2016154160A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社日立製作所 静止誘導電器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023008055A (ja) * 2021-07-05 2023-01-19 富士電機株式会社 静止誘導電器
JP2023176844A (ja) * 2022-06-01 2023-12-13 富士電機株式会社 静止誘導電器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7298211B2 (ja) 2023-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4022067B2 (ja) 凹部をもった表面を有する発電機ステータの冷却装置
EP2518868B1 (en) Cooling arrangement for an electric machine
US6577027B2 (en) Electrical equipment winding structure providing improved cooling fluid flow
JP2020150186A (ja) 静止誘導電器及び静止誘導電器の製造方法
JP5742805B2 (ja) 回転電機の固定子
US10587167B2 (en) Rotor assembly having improved cooling path
CN110277856B (zh) 旋转电机的定子
US20110186274A1 (en) Plate heat exchanger
JP5930780B2 (ja) リアクトル
JPWO2016092612A1 (ja) 静止誘導機器
JP2017174950A (ja) ラジエータパネル、ラジエータ及び静止誘導機器
JP6448422B2 (ja) マルチギャップ型回転電機
JP2011078233A (ja) 電機子鉄心
KR102618677B1 (ko) 권선을 포함하는 변압기
US12567529B2 (en) Static electric induction device and operating method
JP6552779B1 (ja) 静止誘導器
JP2023176844A (ja) 静止誘導電器
JP2010153440A (ja) 静止誘導電器装置
JP2014007304A (ja) 静止誘導電気機器
JP2019204883A (ja) 誘導電器巻線の冷却構造及び誘導電器
CN107404173B (zh) 一种层间绝缘纸及具有其的复数层绕组式电动机
JP2013243167A (ja) 静止誘導器
JP6871731B2 (ja) 変圧器
CN115206647B (zh) 静态感应设备
JP5387225B2 (ja) 電機子用ヨーク及び電機子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7298211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150