JP2020172019A - セパレータ、複合セパレータ、セパレータ付両面粘着テープ、粘着剤付研磨パッド及び粘着剤付バックパッド、並びに、複合セパレータの剥離方法 - Google Patents
セパレータ、複合セパレータ、セパレータ付両面粘着テープ、粘着剤付研磨パッド及び粘着剤付バックパッド、並びに、複合セパレータの剥離方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】研磨パッド又はバックパッドを固定するための両面粘着テープを保護するセパレータであって、厚みが75.0μm以下、かつ、密度が0.65g/cm3以上である紙基材を有するセパレータ。
【選択図】 なし
Description
研磨パッドやバックパッドは両面粘着テープと一体化された形態で提供されことが一般的である。該両面粘着テープの研磨パッドやバックパッドに貼着する側とは反対側の面は、取り扱い性を向上させる目的で、セパレータを貼付して保護される。研磨パッドやバックパッドを定盤に貼り付ける際には、該セパレータは剥離される。この際、作業性が向上することから、紙基材を有するセパレータが用いられるようになってきた。しかしながら、紙基材を有するセパレータを複数連結して広幅化すると、剥離時にセパレータが破断して、剥離不良が発生することがあるという問題がある。
以下に本発明を詳述する。
図1は、両面粘着テープからセパレータを剥離する際に、セパレータの破断が発生する様子を説明する模式図である。図1において、セパレータ1aとセパレータ1bとは、背面に連結テープ2を貼付することにより連結されている。このような連結されたセパレータ1の端部を摘まみ、図1中の矢印が示す方向にめくるようにして、両面粘着テープ3からセパレータ1を剥離する。この際、連結テープ2で連結した連結部付近(図1中の丸で囲んだ部分)においてセパレータ1の破断が発生する。とりわけ、連結テープ2の厚みが薄いときに、セパレータ1の破壊が発生しやすくなる。
本発明者らは、更に鋭意検討の結果、紙基材の厚みと密度とを調整することにより、剥離時のセパレータの破断を防止できることを見出し、本発明を完成した。
上記紙基材の種類としては特に限定されず、例えば、グラシン紙、上質紙、クラフト紙等が挙げられる。上記紙基材は、表面に目止め層(クレー層)が積層一体化されていてもよい。目止め層としては、例えばポリエチレンを用いることができる。
本発明のセパレータでは、上記紙基材の厚みを一定以下とすることにより、セパレータの総厚みを薄くすることができることから、剥離時に両面粘着テープ及び研磨パッドにシワが発生するのを防止するという効果も発揮される。
上記粘着剤層を構成する粘着剤としては特に限定されず、例えば、アクリル系粘着剤等の従来公知の粘着剤を用いることができる。
上記離型剤層を形成する方法は特に限定されず、例えば、上記紙基材又は樹脂フィルムの表面に、離型剤を含む離型剤溶液を塗布し、乾燥させる方法等が挙げられる。
本発明のセパレータが、連結テープによって2つ以上連結された複合セパレータであって、連結前の各セパレータの幅が4.5m以下であり、連結後の複合セパレータの幅が5m以上である複合セパレータもまた、本発明の1つである。
なお、本発明において、「幅」とは、セパレータの特定の一辺の長さを意味する。典型的には、連結によって長さが増加する方向(図1及び図2においては紙面左右方向)における、一辺の長さを意味する。また、本発明における「幅方向」とは、セパレータの使用状況やセパレータの製造条件に左右されるものではない。即ち、本発明における「幅方向」は、「セパレータの剥離方向に垂直な方向」や、「セパレータ製造時の流れ方向に垂直な方向」と必ずしも一致するとは限らない。
上記基材としては、特に限定されず、例えば上述のポリエステル系樹脂フィルム等を用いることができる。
上記粘着剤層に用いる粘着剤としては特に限定されず、例えば、アクリル系粘着剤等の従来公知の粘着剤を用いることができる。
本発明のセパレータ又は複合セパレータにより表面が保護されている、セパレータ付両面粘着テープもまた、本発明の1つである。
本発明のセパレータ付両面粘着テープは、上記紙基材が最表面を構成する。ただし、紙基材の表面に上記離型剤層を有していてもよい。
上記両面粘着テープとしては、例えば、研磨パッドやバックパッドを固定するために用いられる、従来公知の両面粘着テープを用いることができる。
なお、上記初期ピーク値とは、ストロークを横軸に剥離力を縦軸にしてグラフを描画したときに、剥離開始時から最初の生じるピークにおける剥離力を意味する。
また、90°剥離試験は、23℃、50%RHの環境下で、剥離角度90°、剥離速度300mm/minの条件にて行う。
両面にコロナ処理が施された、厚み23μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの一方の表面に、アクリル系粘着剤を含有する粘着剤溶液を塗布し、乾燥させて、厚み20μmの粘着剤層を形成した。
この粘着剤層上に、厚み75μm、密度0.66g/cm3のグラシン紙からなる紙基材を重ね合わせて、紙基材/粘着剤層/PETフィルムの構造を有するセパレータを得た。
PETフィルムの厚み、紙基材の厚み、密度を表1のようにした以外は、実施例1と同様にしてセパレータを得た。
実施例及び比較例で得たセパレータについて、以下の方法により評価を行った。
結果を表1に示した。
両面粘着テープとして、積水化学工業社製、♯5608テープを準備した。♯5608テープは、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる厚み75μmの基材の両面に、アクリル系粘着剤からなる厚みがそれぞれ55μm、35μmの粘着剤層が形成された両面粘着テープであり、両面の粘着剤層上に離型フィルムが貼付され保護されている。
得られたセパレータ及び上記♯5608テープをそれぞれA4サイズに切断した。次いで、♯5608テープの一方の面の離型フィルムを剥離し、SUS板に貼り付けた。更に、♯5608テープの他方の面の離型フィルムを剥離し、セパレータを貼付した。この際、セパレータのPETフィルム側を♯5608テープに貼付した。貼付後、その上を2kgゴムローラで1往復した。その後、40℃で24時間養生し、幅50mm、長さ100mmの短冊状に切断し、これを試験片とした。
JIS Z 0237に準ずる90°剥離試験によりセパレータを剥離したときの初期ピーク値を測定した。90°剥離試験は、23℃、50%RHの環境下で、剥離角度90°、剥離速度300mm/minの条件にて行った。
両面粘着テープとして、積水化学工業社製、♯5608テープを準備した。
得られたセパレータ及び上記♯5608テープをそれぞれA4サイズに切断した。次いで、♯5608テープの一方の面の離型フィルムを剥離し、セパレータを貼付した。この際、セパレータのPETフィルム側を♯5608テープに貼付した。その上を5kgゴムローラで5往復した。その後、40℃で24時間養生し、幅50mm、長さ100mmの短冊状に切断した。長辺同士が接するように2枚の短冊を並べ、その継ぎ目を幅50mm、長さ100mmの短冊状の連結テープを用いて連結し、これを試験片とした。連結テープとしては、積水化学工業社製、タフライトNo.835(総厚み80μm)の片面粘着テープ(薄手連結テープ)を用いた。
手でセパレータの端部を摘まみ、ゆっくりとセパレータと♯5608テープとを剥離した。剥離後のセパレータの特に連結部を目視にて観察し、セパレータの破断が認められなかった場合を「〇」と、セパレータの破断が認められた場合を「×」と評価した。
両面粘着テープとして、積水化学工業社製、♯5608テープを準備した。また、軟質ポリウレタンからなる研磨パッドを準備した。得られたセパレータ、♯5608テープ及び研磨パッドをそれぞれA4サイズに切断した。次いで、♯5608テープの一方の面の離型フィルムを剥離し、セパレータを貼付した。この際、セパレータのPETフィルム側を♯5608テープに貼付した。その上を5kgゴムローラで5往復した。更に、♯5608テープの他方の面の離型フィルムを剥離し、研磨パッド(キャボット社製、「D200パッド」、柔軟なシート形状のもの)に貼付し、5kgゴムローラで5往復した。40℃で24時間養生した後、幅50mm、長さ100mmの短冊状に切断し、これを試験片とした。
この試験片を用いて、セパレータを5000mm/minの速度でT字剥離させ、剥離後の試験片を観察した。研磨パッドや両面粘着テープにシワが認められなかった場合を「〇」と、シワが認められた場合を「×」と評価した。
1a セパレータ
1b セパレータ
2 連結テープ
3 両面粘着テープ
4 研磨パッド又はバックパッド
Claims (11)
- 研磨パッド又はバックパッドを固定するための両面粘着テープを保護するセパレータであって、厚みが75.0μm以下、かつ、密度が0.65g/cm3以上である紙基材を有することを特徴とするセパレータ。
- 更に樹脂フィルムを有することを特徴とする請求項1記載のセパレータ。
- 樹脂フィルムの厚みが38.0μm以下であることを特徴とする請求項2記載のセパレータ。
- セパレータの総厚みが120.0μm以下であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のセパレータ。
- 請求項1、2、3又は4記載のセパレータが、連結テープによって2つ以上連結された複合セパレータであって、連結前の各セパレータの幅が4.5m以下であり、連結後の複合セパレータの幅が5m以上であることを特徴とする複合セパレータ。
- 複数のサブセパレータを有し、全体の幅が5m以上である複合セパレータであって、
幅が4.5m以下であるサブセパレータを少なくとも1つ有し、
紙基材を有する第1サブセパレータを少なくとも1つ有し、
前記第1サブセパレータの紙基材は、厚みが75.0μm以下、かつ、密度が0.65g/cm3以上である
ことを特徴とする複合セパレータ。 - 1以上の接続部材を有し、前記接続部材の少なくとも1つが、前記第1サブセパレータと、少なくとも1つの他のサブセパレータとを連結していることを特徴とする請求項6記載の複合セパレータ。
- 請求項1、2、3若しくは4記載のセパレータ、又は、請求項5、6若しくは7記載の複合セパレータにより表面が保護されていることを特徴とするセパレータ付両面粘着テープ。
- JIS Z 0237に準ずる90°剥離試験によりセパレータを剥離したときに、初期ピーク値が0.9N/50mm以下であることを特徴とする請求項8記載のセパレータ付両面粘着テープ。
- 請求項8又は9記載のセパレータ付両面粘着テープを有することを特徴とする粘着剤付研磨パッド又は粘着剤付バックパッド。
- 複数のサブセパレータを有し、全体の幅が5m以上である複合セパレータにより表面が保護されているセパレータ付両面粘着テープを有する粘着剤付研磨パッド又は粘着剤付バックパッドから前記複合セパレータを剥離する方法であって、
前記複合セパレータを、複合セパレータの幅方向に垂直な方向以外の方向に向かって剥離させる
ことを特徴とする複合セパレータの剥離方法。
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