JP2020173370A - 照明光学系および画像投射装置 - Google Patents

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勇樹 前田
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勇樹 前田
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Abstract

【課題】 簡易な構成で可視光と赤外光を切り替えて投射することを可能にした画像投射装置を提供すること。【解決手段】 光変調素子を有する画像投射装置であって、光源からの光束の第1波長光(可視光)を反射させ、第2波長光(紫外光)を透過させる波長分離素子と、前記波長分離素子を透過した弟2波長光を第3波長光(赤外光)に変換する波長変換素子(蛍光体)と、前記波長分離素子で反射した光を光変調素子に導く照明光学系と、光変調素子からの光束を投射する投射光学系と、を備え、第1波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第1波長光を照明光学系に導き、第3波長光を光学系外に導き、 第3波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第3波長光を照明光学系に導き、第1波長光を光学系外に導くこと特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像投射装置に関し、特に照明光学系に関する。
従来、画像投射装置で赤外光の画像を投射する場合、可視光を発光する光源とは別に赤外光を発光する光源を照明光学系に配置する方法があり、特許文献1に開示されている。また、一般的な画像投射装置の光源として使われている高圧水銀ランプは、赤外光も発光しており、高圧水銀ランプから発光される赤外光を利用した方法が特許文献2に開示されている。
特開2010−140017号公報 特開2008−176195号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示された従来技術では、可視光用の光源と別に赤外光用の光源を設ける必要があり、画像投射装置が大型化してしまう。上記の特許文献2に開示された従来技術では、赤外光用の画像変調素子を設ける必要があるため、画像投射装置が大型化してしまう。また、赤外光の投射時も可視光が投射されてしまうため、本来肉眼では見えていけない画像が見えるため、赤外光用のゴーグルを使用したシミュレーションで問題になる。また、可視光画像に赤外光の映像を重ねた場合、可視光が漏れていると可視光画像に影響を与え画質劣化が生じる。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で可視光と赤外光を切り替えて投射することを可能にした画像投射装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像投射装置は、
光変調素子を有する画像投射装置であって、光源からの光束の第1波長光(可視光)を反射させ、第2波長光(紫外光)を透過させる波長分離素子と、前記波長分離素子を透過した弟2波長光を第3波長光(赤外光)に変換する波長変換素子(蛍光体)と、前記波長分離素子で反射した光を光変調素子に導く照明光学系と、光変調素子からの光束を投射する投射光学系と、を備え、第1波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第1波長光を照明光学系に導き、第3波長光を光学系外に導き、 第3波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第3波長光を照明光学系に導き、第1波長光を光学系外に導くこと特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で可視光と赤外光を切り替えて投射することを可能にした画像投射装置の提供を実現できる。
実施例1における可視光投射時の光学系の断面図 実施例1における赤外光投射時の光学系の断面図 実施例2における可視光投射時の光学系の断面図 実施例2における赤外光投射時の光学系の断面図
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である画像投射装置としての液晶プロジェクタの光学系全体の構成を示している。
液晶プロジェクタの光学系は、液晶パネル10と、光源ユニット12と、光源ユニット12からの光を液晶パネル10に照明する照明光学系と、投射光学系11とにより構成させる。光源ユニット12は、超高圧水銀ランプやキセノンランプ等の光源1と、該光源1からの光を反射するリフレクタ2とを有する。なお、光源ユニット12として、LEDやレーザを用いてもよい。また、蛍光光を利用するレーザと蛍光体の構成でもあってもよい。
照明光学系は、波長分離素子である紫外透過ミラー3、集光レンズ4、波長変換素子である蛍光体13、第1のフライアイレンズ5と、第2のフライアイレンズ6と、偏光変換素子7と、コンデンサーレンズ8と、偏光ビームスプリッタ9により構成される。
紫外透過ミラー3は、可視光(430nm−670nm)を反射して、紫外光(380nm−430nm)を透過するミラーである。集光レンズ4は、紫外透過ミラー3を透過した紫外光を蛍光体13に集光させるレンズである。蛍光体13は、紫外光を赤外光(700nm−900nm)に波長変換する光学素子である。
紫外透過ミラー3を光軸中心で回転させる機構を有しており、図1は可視光投射時を表している。図2は赤外光投射時を表している。
可視光投射時の光学的な作用について図1を用いて説明する。
光源ユニット12からの可視光および赤外光は、紫外透過ミラー3で反射され、第1のフライアイレンズ5に入射する。
第1のフライアイレンズ5に入射した光束は、複数の光束に分割されるとともに集光される。分割された複数の光束は、第2のフライアイレンズ6を通過して複数の光源像を形成する。光源像が形成される位置の近傍には、偏光変換素子7が設けられている。
偏光変換素子7に入射した無偏光光としての複数の光束は、偏光変換素子7によって所定の偏光方向を有する偏光光(ここではS偏光とする)に変換されて、コンデンサーレンズ8に入射する。
コンデンサーレンズ8に入射した複数の光束は、偏光ビームスプリッタ9を反射して、互いに重畳されるように液晶パネル10に向けて集光される。
液晶パネル10で変調された光は、偏光ビームスプリッタ9を透過して、投射光学系11を介して、不図示のスクリーンに投影される。
紫外透過ミラー3を透過した紫外光は、集光レンズ4を通過し、蛍光体13に集光される。蛍光体13で、紫外光は赤外光に変更され、紫外透過ミラー3に再入射する。可視光反射ミラー3に再入射した赤外光は、紫外透過ミラー3で反射され、光学系外に導かれる。
次に、赤外光投射時の光学的な作用について図2を用いて説明する。
光源ユニット12から紫外光は、紫外透過ミラー3および集光レンズ4を通過し、蛍光体13に集光される。蛍光体13で、紫外光は赤外光に変更され、紫外透過ミラー3に再入射する。紫外透過ミラー3に再入射した赤外光は、紫外透過ミラー3で反射され、第1のフライアイレンズ5に入射する。第1のフライアイレンズ5以降の光学的な作用は、可視光投射時の可視光の光学的な作用と同じである。
光源ユニット12からの紫外透過ミラー3で反射した可視光および赤外光は、光学系外に導かれる。
従って、赤外光投射時は、エネルギーの高い可視光をランプに戻すことなく赤外光を投射することが可能である。また、可視光が投射されないため、可視光画像と重ねた場合でも可視光画像に影響を与えない。
本実施例では、液晶パネル10を1枚のみ示しているが、実際の一般的なプロジェクタでは、R,G,Bに対応した3つの液晶パネルが設けられる。偏光ビームスプリッタまたは偏光板は、これら3つの液晶パネルに対してR,G,Bの各色照明光を導き、3つの液晶パネルからの各色画像光を合成する、いわゆる色分解合成光学系の一部を構成する。
以下、更に望ましい構成について説明する。
前記色分解合成系を構成する光学系においては、赤外光投射時の赤外光をRの液晶パネルに導くことが望ましい。波長帯域が近いため、位相差を有する波長板や反射防止膜などの波長依存性のある光学素子の設計を容易にすることが可能である。
赤外光投射時には、照明光学系の光路中に可視光をカットする可視カットフィルターを挿入することが望ましい。紫外透過ミラー3で、可視光を100%反射することは膜設計上困難であり、赤外光投射時に一部の可視光が混入してしまうためである。
紫外透過ミラー3は、紫外帯域の透過率は75%以上、可視帯域の反射率が85%以上、赤外帯域の反射率が75%以上の特性を有する素子であることが望ましい。
更に望ましくは、紫外帯域の透過率は85%以上、可視帯域の反射率が92%以上、赤外帯域の反射率が85%以上の特性を有する素子であることが望ましい。
リフレクタ2の反射面に可視光を反射し、紫外光と赤外光を透過する反射膜が使われることが一般的であるが、可視光と紫外光を反射するコートを蒸着することが望ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
図3には、本発明の実施例2である画像投射装置としての液晶プロジェクタの光学系全体の構成を示している。
液晶プロジェクタの光学系は、液晶パネル30と、光源ユニット32と、光源ユニット32からの光を液晶パネル30に照明する照明光学系と、投射光学系31とにより構成させる。光源ユニット32は、超高圧水銀ランプやキセノンランプ等の光源21と、該光源21からの光を反射するリフレクタ22とを有する。なお、光源ユニット32として、LEDやレーザを用いてもよい。また、蛍光光を利用するレーザと蛍光体の構成でもあってもよい。
照明光学系は、赤外透過ミラー23、集光レンズ24、蛍光体33、第1のフライアイレンズ25と、第2のフライアイレンズ26と、偏光変換素子27と、コンデンサーレンズ28と、偏光ビームスプリッタ29により構成される。
赤外透過ミラー23は、可視光(430nm−670nm)を反射して、赤外光(700nm−900nm)を透過するミラーである。集光レンズ24は、赤外透過ミラー3を反射した可視光を蛍光体33に集光させるレンズである。蛍光体33は、可視光を赤外光に波長変換する光学素子である。赤外透過ミラー3を光軸中心で回転させる機構を有しており、図3は可視光投射時を表している。図4は赤外光投射時を表している。
可視光投射時の光学的な作用について図3を用いて説明する。
光源ユニット32からの光束は、赤外透過ミラー23で可視光が反射され、第1のフライアイレンズ25に入射する。第1のフライアイレンズ25以降の光学系の作用は実施例1と同様である。
次に、赤外光投射時の光学的な作用について図4を用いて説明する。
光源ユニット32からの赤外透過ミラー23で反射した可視光は、集光レンズ24を通過し、蛍光体33に集光される。蛍光体33で、可視光は赤外光に変更され、赤外透過ミラー23を透過して、第1のフライアイレンズ25に入射する。第1のフライアイレンズ25以降の光学系の作用は実施例1と同様である。
従って、赤外光投射時は、可視光が赤外光を変換されるため、可視光画像と重ねた場合でも可視光画像に影響を与えない。
以下、更に望ましい構成について説明する。
前記色分解合成系を構成する光学系においては、赤外光投射時の赤外光をRの液晶パネルに導くことが望ましい。波長帯域が近いため、位相差を有する波長板や反射防止膜などの波長依存性のある光学素子の設計を容易にすることが可能である。
赤外光投射時には、照明光学系の光路中に可視光をカットする可視カットフィルターを挿入することが望ましい。蛍光体33で可視光を赤外光に変換することは困難であり、赤外光投射時に一部の可視光が混入してしまうためである。
赤外透過ミラー23は、可視帯域の反射率が85%以上、赤外帯域の透過率が75%以上の特性を有する素子であることが望ましい。更に望ましくは、可視帯域の反射率が92%以上、赤外帯域の透過率が85%以上の特性を有する素子であることが望ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 光源、2 リフレクタ、3 紫外透過ミラー、4 集光レンズ、
5 第1のフライアイレンズ、6 第2のフライアイレンズ、
7 偏光変換素子、8 コンデンサーレンズ、9 偏光ビームスプリッタ、
10 液晶パネル、11 投射光学系、12 光源ユニット、13 蛍光体

Claims (7)

  1. 光変調素子を有する画像投射装置であって、光源からの光束の第1波長光(可視光)を反射させ、第2波長光(紫外光)を透過させる波長分離素子と、前記波長分離素子を透過した弟2波長光を第3波長光(赤外光)に変換する波長変換素子(蛍光体)と、前記波長分離素子で反射した光を光変調素子に導く照明光学系と、光変調素子からの光束を投射する投射光学系と、を備え、第1波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第1波長光を照明光学系に導き、第3波長光を光学系外に導き、 第3波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第3波長光を照明光学系に導き、第1波長光を光学系外に導くこと特徴とする画像投射装置。
  2. 前記波長分離素子は、紫外帯域の透過率は75%以上、可視帯域の反射率が85%以上、赤外帯域の反射率が75%以上の特性を有することを特徴とする請求項1に記載の画像投射装置。
  3. 光変調素子を有する画像投射装置であって、光源からの光束の第1波長光(可視光)を反射させる波長分離素子と、前記波長分離素子を透過した弟1波長光を第3波長光(赤外光)に変換する波長変換素子(蛍光体)と、前記波長分離素子で反射した光を光変調素子に導く照明光学系と、光変調素子からの光束を投射する投射光学系と、を備え、第1波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第1波長光を照明光学系に導き、第3波長光を光学系外に導き、第3波長光の画像を投射する場合は、前記波長分離素子は第3波長光を照明光学系に導くこと特徴とする画像投射装置。
  4. 前記波長分離素子は、可視帯域の反射率が85%以上、赤外帯域の透過率が75%以上の特性を有することを特徴とする請求項3に記載の画像投射装置。
  5. 前記波長分離素子を回転させることで、可視光の投射と赤外光の投射を切り替えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像投射装置。
  6. 赤外光の投射時に照明光学系に可視光を除去する可視カットフィルターを入れることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像投射装置。
  7. 可視光を青光、緑光、赤光に分離して、其々の色光に対応した光変調素子に導く色分離光学系を有する画像投射装置であって、前記色分離光学系は、赤外光を赤光用の光変調素子に導くことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の画像投射装置。
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