JP2020173379A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリア回収ローラー等の耐久性を良好に保持しつつ、キャリア回収装置の取外し再取付があっても当該キャリア回収装置のキャリア回収口から回収済みキャリアがこぼれることを防止して、それにより良好な画質を保持する。【解決手段】像担持体(10)に付着したキャリアを回収するキャリア回収装置(20)は、キャリアを引き付けるキャリア回収ローラー(21)と、ケーシング(22)とを有する。ケーシングは、キャリア回収口(26)と廃キャリア貯留部(27)とを有する。キャリア回収口の縁との間に隙間(26a,26b)が形成された状態でキャリア回収ローラーの回転が可能とされるとともに、当該隙間のうち少なくとも廃キャリア貯留部に隣接する隙間(26a)を閉じるか又はケーシング内部で廃キャリア貯留部から遮蔽する開閉動作可能な遮蔽機構(30)が設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置におけるキャリア回収に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、感光体に形成された静電潜像を、現像装置によりトナーとキャリアと含む現像剤を供給してトナー像に現像することが行われる。さらに、感光体に形成されたトナー像を中間転写体に転写(一次転写)し、中間転写体から記録媒体(用紙)に転写(二次転写)することが行われる。
特許文献1には、感光体と現像部をハウジングに一体的に収納したトナーカードリッジであって、感光体を外部に臨ませるためにハウジングに設けられた開口を開閉するシャッターを有したものが記載されている。同シャッターは、ハウジングの外側で開口を覆うように設けられている。
特開2001−324910号公報
ところで、現像により感光体に付着したキャリアをそのままにして画像形成プロセスを続行すると、現像位置より下流のプロセスへ影響を与え転写ベルトの破損や、感光体表面を清掃するクリーニングブレードの異常摩耗等により結果として画像不良を引き起こす原因となる。
これを防止するため、以下に説明するようなキャリア回収装置が採用される場合がある。
キャリア回収装置は、ACバイアスが印加されるとともに内部のマグネットから磁界が印加されて回転するキャリア回収ローラーを、ケーシングに設けられたキャリア回収口を介して、現像位置の次の位置の感光体表面に非接触で近接配置する。感光体上に付着したキャリアに対しキャリア回収ローラーの磁界と電界により引力(電磁気力)を作用させてキャリア回収ローラーの表面にキャリアを引き付け、キャリア回収ローラーの回転によりケーシング内に回収する。
ケーシング内に回収されたキャリアは、キャリアに対して斥力(電磁気力)を作用させる剥離極位置でキャリア回収ローラーから剥離され、ガイド板に沿ってケーシング内の廃キャリア貯留部に溜まり、最終的には搬送スクリューにてケーシング外まで搬送・排出される。
キャリア回収装置は、感光体に近接した位置へ配置する必要があるため、感光体ユニットを取り外す場合に、キャリア回収装置も取り外しが必要となる場合がある。
また、キャリア回収装置は、キャリア回収口を下向きにした状態で感光体の上側に近接配置される機器構成とされることがある。キャリア回収装置は、定期メンテナンス等のために取り外され画像形成装置本体外に一時安置される際に、本体に設置される時の向きとは異なり、キャリア回収口を上向き、もしくは横向きにして置かれる場合がある。そのような場合に、キャリア回収装置内の回収済キャリアが通常貯留している箇所から移動し、再度本体内へ設置する際など姿勢を変える際にキャリア回収口からのキャリアこぼれが発生することがあった。
以上のようなキャリア回収装置からのキャリアこぼれを防止するために、常に貯留部の回収済キャリアを排出しておくことは難しく、また、キャリア回収ローラーとハウジング間をゴムブレード、スクレーパー等により常に密着封止することも、繰返し接触による摩耗でシール性が低下し、短寿命であるという難点がある。
さらに、特許文献1に倣い、ケーシングの外側でキャリア回収口を覆うようにシャッターを設ける場合には、取外し時のキャリア回収口からのキャリアこぼれを防止できるが、シャッターにキャリアが溜まるため、シャッターが開く際にシャッターに溜まったキャリアがこぼれ、機内を汚染してしまうおそれがある。キャリア回収口からこぼれたキャリアが一時的にシャッターに保持された後シャッターが開く際にシャッターからこぼれるから、結局、キャリア回収装置のキャリア回収口からのキャリアこぼれが発生している。感光体上にキャリアがこぼれると画像が劣化することがある。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、像担持体に付着したキャリアを、回転するキャリア回収ローラーの電磁気力により引き付けて回収するキャリア回収装置を備えた電子写真方式の画像形成装置において、キャリア回収ローラー等の耐久性を良好に保持しつつ、当該キャリア回収装置の取外し再取付があっても当該キャリア回収装置のキャリア回収口から回収済みキャリアがこぼれることを防止して、それにより良好な画質を保持することを課題とする。
以上の課題を解決するための発明の一態様は、トナーとキャリアからなる現像剤によりトナー像を現像する現像装置と、前記トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に付着したキャリアを回収するキャリア回収装置とを備える画像形成装置であって、
前記キャリア回収装置は、前記像担持体からキャリアを電磁気力により引き付けて回収するキャリア回収ローラーと、前記キャリア回収ローラーを保持するケーシングとを有し、
前記ケーシングは、キャリアを当該ケーシング内に回収するためのキャリア回収口と、回収したキャリアを貯留する廃キャリア貯留部とを有し、
前記キャリア回収ローラーが、その周面に引き付けたキャリアを、自らの回転により前記キャリア回収口を通して前記ケーシング内に運び、同ケーシング内で同回転による遠心力と電磁気力による斥力を作用させて前記廃キャリア貯留部に放出するよう構成され、
前記キャリア回収口の縁と前記周面との間に隙間が形成された状態で前記キャリア回収ローラーの回転が可能とされるとともに、当該隙間のうち少なくとも前記廃キャリア貯留部に隣接する隙間を閉じるか又は前記ケーシング内部で前記廃キャリア貯留部から遮蔽する開閉動作可能な遮蔽機構が設けられた画像形成装置である。
本発明によれば、像担持体に付着したキャリアを、回転するキャリア回収ローラーの電磁気力により引き付けて回収するキャリア回収装置を備えた電子写真方式の画像形成装置において、キャリア回収ローラーの非接触回転によりキャリア回収ローラー等の耐久性を良好に保持しつつ、当該キャリア回収装置の取外し再取付があっても当該キャリア回収装置のキャリア回収口から回収済みキャリアがこぼれることを防止して、それにより良好な画質を保持することができる。
本発明の第1−第3実施形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す断面模式図である。 本発明の第1実施形態に係るキャリア回収装置の断面模式図であって、遮蔽機構が開放状態であるところを示す。 本発明の第1実施形態に係るキャリア回収装置の断面模式図であって、遮蔽機構が遮蔽状態であるところを示す。 本発明の第2実施形態に係るキャリア回収装置の断面模式図であって、遮蔽機構が開放状態であるところを示す。 本発明の第2実施形態に係るキャリア回収装置の断面模式図であって、遮蔽機構が遮蔽状態であるところを示す。 本発明の第3実施形態に係るキャリア回収装置の断面模式図であって、遮蔽機構が開放状態であるところを示す。 本発明の第3実施形態に係るキャリア回収装置の断面模式図であって、遮蔽機構が遮蔽状態であるところを示す。 本発明の実施例及び比較例の性能を試験するためのこぼれ落下試験におけるキャリア回収装置の梱包状態を示す斜視図である。 本発明の実施例及び比較例の概要と試験結果を記載した表である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図1に示すように本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1は、トナー像を担持する像担持体としての感光体ドラム10と、帯電装置11と、露光装置12と、現像装置13と、キャリア回収装置20と、中間転写ベルト14と、クリーニング装置15と、除電装置16と、を備える。
感光体ドラム10の周囲に、感光体ドラム10の回転方向に沿って帯電装置11、露光装置12、現像装置13、キャリア回収装置20、中間転写ベルト14、クリーニング装置15、除電装置16の順で配置される。
帯電装置11は、感光体ドラム10の表面を一定の電位に一様に帯電させる。露光装置12は、帯電装置11によって帯電させられた感光体ドラム10の表面を露光し、画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置13は、感光体ドラム10の表面に現像剤を供給して露光装置12によって形成された静電潜像をトナー像に現像する。現像剤としては、トナーとキャリアからなる2成分現像剤が適用されている。
感光体ドラム10の表面に付着したキャリアをキャリア回収装置20により回収した後、感光体ドラム10の表面に担持されたトナー像は中間転写ベルト14に転写される。その後、中間転写ベルト14から記録媒体にトナー像が転写され、定着処理される。
一方、クリーニング装置15は、クリーニングブレード等によって感光体ドラム10上のトナー等を堰き止めて、感光体ドラム10を清掃する。除電装置16は、感光体ドラム10の表面を除電する。
中間転写ベルト14は、感光体ドラム10と接触する位置を上下方向に走行するよう設けられている。キャリア回収装置20は、現像装置13による現像位置と、中間転写ベルト14への転写位置との間に配置される。
図1、図2に示すようにキャリア回収装置20は、キャリア回収ローラー21と、ケーシング22と、ガイド板23、搬送スクリュー24、マグネット25等を備える。
キャリア回収装置20は、ACバイアスが印加されるとともに内部のマグネット25から磁界が印加されて回転するキャリア回収ローラー21を、ケーシング22に設けられたキャリア回収口26を介して、現像位置の次の位置の感光体ドラム10の表面に非接触で近接配置する。キャリア回収ローラー21の周面が、感光体ドラム10の周面に対向する配置である。
キャリア回収ローラー21は、中空構造であり、回転する。キャリア回収ローラー21の中に固定配置されたマグネット25は、キャリア回収ローラー21の回転方向に沿って、主極(N1)、搬送極(S1)、搬送極(N1)、剥離極(S2)、剥離極(S3)の順でこれらを配置する。
ケーシング22は、キャリア回収ローラー21、ガイド板23、搬送スクリュー24、マグネット25、遮蔽機構30等を保持する。ケーシング22は、キャリアを当該ケーシング22内に回収するためのキャリア回収口26と、回収したキャリアを貯留する廃キャリア貯留部27とを有する。
搬送スクリュー24は廃キャリア貯留部27に配置される。ガイド板23は、図2に示すように先端23aをキャリア回収ローラー21に近接させて、廃キャリア貯留部27のキャリア回収ローラー21に隣接する内壁27aに接して配置されている。
キャリア回収ローラー21は、ケーシング22内部からキャリア回収口26を介して外部に臨むように配置されている。マグネット25の主極(N1)は、キャリア回収口26の位置に配置される。
現像により感光体ドラム10上に付着したキャリアに対しキャリア回収ローラー21の磁界と電界により引力(電磁気力)を作用させてキャリア回収ローラー21の表面にキャリアを引き付け、キャリア回収ローラー21の回転によりケーシング内に回収する。主極(N1)の位置で、感光体ドラム10上のキャリアと、キャリア回収ローラー21との電磁相互作用による引力を作用させることで、感光体ドラム10上のキャリアをキャリア回収ローラー21の表面に引き付け保持する。搬送極(S1)、搬送極(N1)の位置では保持力を維持する。キャリア回収ローラー21が剥離極(S2)、剥離極(S3)の間の位置に差し掛かると、キャリア回収ローラー21上のキャリアと、キャリア回収ローラー21との間に斥力が作用し、キャリア回収ローラー21の回転により当該キャリアに遠心力が作用しているので、当該キャリアがキャリア回収ローラー21から剥離される。この剥離が起こる位置が、ケーシング22の内部に配置される。
すなわち、ケーシング22内に回収されたキャリアは、キャリアに対して斥力(電磁気力)を作用させる剥離極(S2,S3)位置でキャリア回収ローラーから剥離され、遠心力により飛翔し、ガイド板23に沿ってケーシング内の廃キャリア貯留部27に溜まる。廃キャリア貯留部27に溜まったキャリアは、最終的には搬送スクリュー24にてケーシング22外まで搬送・排出される。
以上のように、キャリア回収ローラー21が、その周面に引き付けたキャリアを、自らの回転によりキャリア回収口26を通してケーシング22内に運び、同ケーシング22内で同回転による遠心力と電磁気力による斥力を作用させて廃キャリア貯留部27に放出する。ガイド板23は、キャリア回収ローラー21から放出されたキャリアを廃キャリア貯留部27に案内する。
図1及び図2は、キャリア回収装置20が画像形成装置1本体に装着されている状態を示す。図2に示すようにキャリア回収口26の縁とキャリア回収ローラー21の周面との間に隙間26a,26bが形成されている。この隙間26a,26bが形成された状態で、以上説明したキャリア回収のためにキャリア回収ローラー21の回転が可能とされている。したがって、キャリア回収ローラー21が回転する必要があるキャリア回収動作時は、キャリア回収ローラー21の周面は他の部材に接触することはなく、摩耗が防がれる。したがって、キャリア回収ローラー21等の耐久性を良好に保持できる。
遮蔽機構30は、上記隙間26a,26bのうち廃キャリア貯留部27に隣接する隙間26aをケーシング22内部で廃キャリア貯留部27から遮蔽する。
そのために遮蔽機構30は、遮蔽部材31を有する。遮蔽部材31はケーシング22の内部に配置され、図3に示すように廃キャリア貯留部27に隣接する隙間26aを廃キャリア貯留部27から遮蔽する。遮蔽機構30は、開放状態(図2)から遮蔽状態(図3)への閉動作、遮蔽状態(図3)から開放状態(図2)への閉動作が可能、すなわち、開閉動作可能な遮蔽機構である。
遮蔽機構30は、図2から図3への動作で示されるように遮蔽部材31をガイド板23の先端部23bに接させることで、閉動作する。遮蔽部材31は、キャリア回収ローラー21に対しては常に非接触である。
遮蔽部材31は、キャリア回収ローラー21の外径よりやや大きい内径の円筒を軸方向に分割してできる1ピースに相当する形状をしており、キャリア回収ローラー21の周面に沿って当該周面と一定ギャップを保って設けられている。
そして遮蔽機構30は、遮蔽部材31をキャリア回収ローラー21の中心軸回りに回動させることで開閉動作する。
キャリア回収装置20は、画像形成装置1本体に対して着脱可能に装着される。遮蔽機構30は、キャリア回収装置20の取り外す動作に閉動作が連動するように構成されている。図2及び図3に示す例としては、次の通りである。遮蔽部材31がキャリア回収ローラー21の中心軸回りに回動するようにガイドされているとともに、図3の遮蔽状態となるようにバネで付勢されている。遮蔽部材31に連結された装着時係止部材32が、画像形成装置1本体側に固定配置された部材1aに係止されることで、キャリア回収装置20の装着が完了する。装着時係止部材32を部材1aに係止するには、バネの弾性力に抗って遮蔽部材31を開位置(図2)まで開動作させる必要がある。キャリア回収装置20を画像形成装置1本体から取り外す時には、装着時係止部材32の部材1aによる拘束が解かれるので、バネの弾性力によって閉位置(図3)まで閉動作する。以上のようにキャリア回収装置20の取り外す動作に閉動作が連動する。したがって、キャリア回収装置20を取り外している時に確実に遮蔽状態(図3)とすることができ、隙間26aを通って回収済みキャリアがこぼれることが防止される。また、キャリア回収装置20の装着する動作に開動作が連動する。したがって、キャリア回収装置20を装着している時に確実に開放状態(図2)とすることができ、キャリア回収動作が可能となる。開放状態(図2)では、キャリア回収ローラー21から廃キャリア貯留部27へ飛翔するキャリアの妨げとならない程度以上に、遮蔽部材31が開状態となる。
図1に示すようにキャリア回収装置20は、キャリア回収口26を下向きにして装着される。ここで、下向きには斜め下向きも含む。
さらに、キャリア回収装置20は、廃キャリア貯留部27の底27bをキャリア回収口26より低位置にして装着される。
以上の構成により、装着状態においてはキャリア回収口26から回収されたキャリアがキャリア回収口26より低い位置に溜まって保持される。
一方、キャリア回収装置20は、定期メンテナンス等のために取り外され画像形成装置1本体外に一時安置される場合がある。その場合に本体に設置される時の向きとは異なり、キャリア回収口26を上向き、もしくは横向きにして置かれる場合がある。すなわち、ケーシング22の上面22aを下にして置いたときは、キャリア回収口26は上向きになり、ケーシング22の側面22bを下にして置いたときは、キャリア回収口26は横向きになり、それぞれ本体に設置される時の下向きとは異なる。これより内部のキャリアが移動する。
このような置き方がされた後、キャリア回収装置20が再装着されると、さらに内部のキャリアが移動する。
しかし、その間、遮蔽部材31は図3の遮蔽状態となっているから、キャリア回収口26から回収済みキャリアがこぼれることが防止される。
以上の例に拘わらず、開閉と取付、取外しの連動動作は、センサー類、アクチュエーター類を用いたコンピューター制御により実現するなど、他の構成で実現してもよい。
また以上の実施形態に拘わらず、廃キャリア貯留部27から遠い隙間26bについても同様に遮蔽機構を設けてもよいが、廃キャリア貯留部27から遠い隙間26bからのキャリアこぼれは起こりにくいのでそれを設けなくてもよい。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、上記第1実施形態の画像形成装置1と同様に構成される。但し、上記第1実施形態のキャリア回収装置20における遮蔽機構30を、図4及び図5に示す遮蔽機構30Bに代えたキャリア回収装置20Bを適用する。
遮蔽機構30Bにあっては、遮蔽部材31Bがガイド板31Bで構成される。キャリア回収装置20Bが画像形成装置1本体に装着されている時、図4に示すように遮蔽部材(ガイド板)31Bは、上記第1実施形態のガイド板23(図2)と同様にキャリア回収ローラー21から放出されたキャリアを廃キャリア貯留部27に案内するよう機能する。
キャリア回収装置20Bが画像形成装置1本体から取り外されている時、図5に示すように遮蔽部材(ガイド板)31Bの先端部がキャリア回収ローラー21の周面に接していることで、隙間26aを廃キャリア貯留部27から遮蔽する。キャリア回収ローラー21を傷つけないために遮蔽部材(ガイド板)31Bの先端部32Bは、発泡樹脂材などの柔軟な材料とされている。
遮蔽部材(ガイド板)31Bがキャリア回収ローラー21に接触、離間するようにスライド動作可能にされている。遮蔽機構30Bは、遮蔽部材(ガイド板)31Bをキャリア回収ローラー21の周面に接させることで、図4→図5で示す遮蔽部材(ガイド板)31Bのスライド動作による閉動作を行う。また、図5→図4で示す遮蔽部材(ガイド板)31Bのスライド動作による開動作を行う。
遮蔽部材(ガイド板)31Bの開閉動作は、上記第1実施形態と同様にキャリア回収装置20Bの取付、取外しに連動させてもよい。その連動も、上記第1実施形態と同様に、手動操作のみで完結してもよいし、アクチュエーターの動作を介在させてもよい。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について説明する。
本実施形態も上記第2実施形態と同様に、遮蔽機構30Cは、遮蔽部材(ガイド板)31Cをキャリア回収ローラー21の周面に接させることで、図6→図7で示す遮蔽部材(ガイド板)31Cの蝶開動作による閉動作を行う。また、図7→図6で示す遮蔽部材(ガイド板)31Cの蝶開動作による開動作を行う。
キャリア回収装置20Cが画像形成装置本体に装着されている時、図6に示すように遮蔽部材(ガイド板)31Cのガイド面32Cは、上記第1実施形態のガイド板23(図2)のガイド面と同様にキャリア回収ローラー21から放出されたキャリアを廃キャリア貯留部27に案内するよう機能する。なお、可動のガイド面32Cがキャリアを廃キャリア貯留部27に案内するガイド面の全部である必要はない。可動のガイド面と固定のガイド面とを連結させてガイド面全体を構成してもよい。
キャリア回収装置20Cが画像形成装置1本体から取り外されている時、図7に示すように遮蔽部材(ガイド板)31Cの先端部がキャリア回収ローラー21の周面に接していることで、隙間26aを廃キャリア貯留部27から遮蔽する。
本実施形態において遮蔽部材は、ガイド板の蝶開動作する部分31Cである。ガイド面32Cの反対面33Cが、図7の遮蔽状態において廃キャリア貯留部27側を向く。このような状態で、ガイド板の蝶開動作する部分31Cが隙間26aを廃キャリア貯留部27から遮蔽する。
部分31Cの蝶開動作する折り曲げ部に連続し、ケーシング22に対して固定される部分34Cと、部分31Cとが一枚の樹脂シート等を折り曲げた部材であってもよい。当該樹脂シートの弾性により、図7の状態から図6の状態に弾性回復するように構成することができ、開閉機構におけるバネとして利用することができる。
遮蔽部材(ガイド板)31Cの開閉動作は、上記第1実施形態と同様にキャリア回収装置20Cの取付、取外しに連動させてもよい。その連動も、上記第1実施形態と同様に、手動操作のみで完結してもよいし、アクチュエーターの動作を介在させてもよい。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態においては、隙間26aをケーシング22内部で廃キャリア貯留部27から遮蔽する。これに拘わらず、隙間26aを閉じてもよい。
例えば上記第2実施形態において、ケーシング22の内壁27aを構成する部分を、上記ガイド板を兼ねるものとしてスライド動作させれば、隙間26a自体を閉じる(隙間が26a消失する)ように動作する。また、遮蔽部材が隙間26aに侵入するようにすれば、隙間26a自体を閉じる(隙間が26a消失する)ようにできる。
〔効果、実証実験〕
以上の実施形態によれば、像担持体(10)に付着したキャリアを、回転するキャリア回収ローラー21の電磁気力により引き付けて回収するキャリア回収装置20(20B,20C)を備えた電子写真方式の画像形成装置において、キャリア回収ローラー21等の耐久性を良好に保持しつつ、当該キャリア回収装置の取外し再取付があっても当該キャリア回収装置のキャリア回収口26から回収済みキャリアがこぼれることを防止して、それにより良好な画質を保持することができる。
以上の効果を確認するための実証実験を以下に開示する。
(共通条件)
キャリア回収ローラー21の外径をφ25mmとした。キャリア回収ローラー21の軸方向長さを342mmとした。廃キャリア貯留部27に貯蓄限界容量の約50%に相当する50gのキャリアを貯留した。事前に画像形成装置にて画像(20%CW ハーフトーン)を1000枚の記録媒体に形成する耐久試験を行った。
(実施例)
実施例1は、上記第1実施形態に従う実施例とした。半円筒型の遮蔽部材31の内径をφ27mm、厚みを0.5mm、長さを350mm、キャリア回収ローラー21とのギャップを1mm、材質を硬質プラスチック(ABS)とした。ガイド板23の先端23aとキャリア回収ローラー21とのギャップを1mmとした。ガイド板23の長さを344mmとした。
実施例2は、上記第2実施形態に従う実施例とした。スライド動作する遮蔽部材31Bの厚みを0.5mm、長さを344mm、材質を硬質プラスチック(ABS)とした。先端部32Bは、厚み0.5mm発泡樹脂材とした。
実施例3は、上記第3実施形態に従う実施例とした。遮蔽部材31C+34Cを、厚みが0.1mmで長さが350mmの樹脂シート(PET)とした。部分34Cと、部分31Cとの間のキャリア回収ローラー21の軸方向に平行な折り目を1本とした。
実施例4は、上記第3実施形態に従う実施例とした。遮蔽部材31C+34Cを、厚みが0.1mmで長さが350mmの樹脂シート(PET)とした。部分34Cと、部分31Cとの間のキャリア回収ローラー21の軸方向に平行な折り目を2本とした。
(比較例)
比較例1は、実施例の条件に対して、遮蔽部材31が無い条件とした。
比較例2は、比較例1に対して、キャリア回収口26をケーシング22の外側で覆う半円筒型の遮蔽部材を設けた。
(こぼれ落下試験)
試験方法は、JIS Z0202(包装貨物 落下試験方法 自由落下試験を用いた場合)を簡易化し実施した。
まず、上記耐久試験後の実施例1−4、比較例1−2のキャリア回収装置を画像形成装置から取り外す。実施例1−4、比較例2については、取外しと同時に遮蔽部材を遮蔽状態とした。
次に、取り外した実施例1−4、比較例1−2のキャリア回収装置を、それぞれ梱包部材で梱包する。
梱包は、図8に示すように透明ポリ袋41内に密封したキャリア回収装置(20)を発泡緩衝材を充填した段ボール箱42に収める態様とした。
発泡緩衝材は、段ボール箱42と透明ポリ袋41との間に、両者が接触しないよう充填されている。また段ボール箱42の形状は直方体である。キャリア回収装置(20)における開口部(26)が、段ボール箱42の底面42aと対向する配置とした。
以上の準備の上、落下試験を行う。底面42aを下にし、所定の高さから落下させる。 高さは、5cm,30cmの2水準とした。
落下後、こぼれ評価を行った。段ボール箱42を開梱し、透明ポリ袋41の全面の色を目視観察して、キャリアがこぼれているか確認した。キャリアこぼれがなかった場合は○、キャリアこぼれがあった場合は×として図9に掲載した表に示す。
(落下試験後画像評価)
画像評価機:コニカミノルタ製 bizhub PRESS C1100改造機。
現像プロセス下流かつ転写プロセス上流位置にキャリア回収装置を設置した。
評価方法:上記こぼれ落下試験後に、キャリア回収装置を評価機に再設置し、ハーフトーン画像をA3用紙に出力する。このA3用紙に出力された画像の5点(四角+中央)をキーエンス社製マイクロスコープVHXにて観察し、キャリア付着および白ポチ個数を確認した。
図9に掲載した表に結果を示す。白ポチ、キャリア付着未発生を〇、白ポチ未発生、キャリア微小付着発生(1個/cm未満)を△、白ポチ発生(市場NGレベル)を×とした。
なお、白ポチは、こぼれたキャリアが下流プロセスである転写ベルトを傷付けることで発生する。
(総評)
実施例1−4にあっては、キャリアこぼれ及び再取付後における画像不良は未発生だった。
比較例1では、遮蔽部材が無いので、キャリアこぼれが発生した。
比較例2では、こぼれ落下試験でのこぼれは未発生だったが、遮蔽部材がケーシングの外側であり、再取付時にキャリアこぼれ発生するため、再取付後の画像評価で不良が生じた。
したがって、本発明の実施例1−4により、稼働時キャリア回収ローラー21が非接触で回転するためキャリア回収ローラー21等の耐久性を良好に保持しつつ、当該キャリア回収装置の取外し再取付があっても当該キャリア回収装置のキャリア回収口26から回収済みキャリアがこぼれることを防止して、それにより良好な画質を保持することができることが確認できた。本発明の実施例1−4は、遮蔽部材なし(比較例1)や外側に遮蔽部材を配置する場合(比較例2)に比較して有利な効果を奏した。
1 画像形成装置
10 感光体ドラム
11 帯電装置
12 露光装置
13 現像装置
14 中間転写ベルト
15 クリーニング装置
16 除電装置
20 キャリア回収装置
20B キャリア回収装置
20C キャリア回収装置
21 キャリア回収ローラー
22 ケーシング
23 ガイド板
24 搬送スクリュー
25 マグネット
26 キャリア回収口
26a,26b隙間
27 廃キャリア貯留部
30 遮蔽機構
30B 遮蔽機構
30C 遮蔽機構
31 遮蔽部材
31B 遮蔽部材(ガイド板)
31C 遮蔽部材(ガイド板)
32 装着時係止部材

Claims (11)

  1. トナーとキャリアからなる現像剤によりトナー像を現像する現像装置と、前記トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に付着したキャリアを回収するキャリア回収装置とを備える画像形成装置であって、
    前記キャリア回収装置は、前記像担持体からキャリアを電磁気力により引き付けて回収するキャリア回収ローラーと、前記キャリア回収ローラーを保持するケーシングとを有し、
    前記ケーシングは、キャリアを当該ケーシング内に回収するためのキャリア回収口と、回収したキャリアを貯留する廃キャリア貯留部とを有し、
    前記キャリア回収ローラーが、その周面に引き付けたキャリアを、自らの回転により前記キャリア回収口を通して前記ケーシング内に運び、同ケーシング内で同回転による遠心力と電磁気力による斥力を作用させて前記廃キャリア貯留部に放出するよう構成され、
    前記キャリア回収口の縁と前記周面との間に隙間が形成された状態で前記キャリア回収ローラーの回転が可能とされるとともに、当該隙間のうち少なくとも前記廃キャリア貯留部に隣接する隙間を閉じるか又は前記ケーシング内部で前記廃キャリア貯留部から遮蔽する開閉動作可能な遮蔽機構が設けられた画像形成装置。
  2. 前記遮蔽機構は、前記ケーシング内部に配置され、前記廃キャリア貯留部に隣接する隙間を前記廃キャリア貯留部から遮蔽する遮蔽部材を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記キャリア回収ローラーから放出されたキャリアを前記廃キャリア貯留部に案内するガイド板が、先端を前記キャリア回収ローラーに近接させて、前記廃キャリア貯留部の前記キャリア回収ローラーに隣接する内壁に接して配置され、
    前記遮蔽機構は、前記遮蔽部材を前記ガイド板の先端部に接させることで、閉動作する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記遮蔽部材は、前記キャリア回収ローラーの周面に沿って当該周面と一定ギャップを保って設けられ、
    前記遮蔽機構は、前記遮蔽部材を前記キャリア回収ローラーの中心軸回りに回動させることで開閉動作する請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記キャリア回収ローラーから放出されたキャリアを前記廃キャリア貯留部に案内するガイド板が、先端を前記キャリア回収ローラーに近接させて、前記廃キャリア貯留部の前記キャリア回収ローラーに隣接する内壁に接して配置され、
    前記遮蔽部材は、前記ガイド板で構成され、
    前記遮蔽機構は、前記遮蔽部材を前記キャリア回収ローラーの周面に接させることで、閉動作する請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記ガイド板が前記キャリア回収ローラーに接触、離間するようにスライド動作可能にされた請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記遮蔽部材は、前記ガイド板の蝶開動作する部分である請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記キャリア回収装置は、着脱可能に装着される請求項1から請求項7のうちいずれか一に記載の画像形成装置。
  9. 前記遮蔽機構は、前記キャリア回収装置の取り外す動作に閉動作が連動するように構成されている請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記キャリア回収装置は、前記キャリア回収口を下向きにして装着される請求項1から請求項9のうちいずれか一に記載の画像形成装置。
  11. 前記キャリア回収装置は、前記廃キャリア貯留部の底を前記キャリア回収口より低位置にして装着される請求項10に記載の画像形成装置。
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