JP2020176777A - 空気調和システム及び個室ブース - Google Patents
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Abstract
【課題】狭いブースでの空調におけるショートサーキット現象を抑制し、空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる空気調和システム及び個室ブースを提供する。【解決手段】使用者が出入りする扉を有し側壁で囲まれ床面に机が設置された空間に空気を調和する空気調和手段を設け、空間の上方と床面との間で空気を循環させて空気調和空間を形成する空気調和システムであって、床面近傍の空気を側壁の外側に設けられた空気通路を通じて吸い上げ、空間の上方に排出する搬送手段を備えた。【選択図】図4
Description
本発明は、空気調和システム及び個室ブースに関する。
床暖房手段と、天井側から床面に向けて給気する給気手段とを備え、上記床暖房手段からの暖気と、上記給気手段からの給気とで空気調和空間を形成する空気調和システムであって、上記空気調和空間に配置した机の天板の下方において天板手前から天板奥側へと排気を流して上記空気調和空間から排出する排気口を設けた空気調和システムが知られている(特許文献1)。
吹出口から吹き出される調和空気の風向調整を行う機能を有する壁掛け式の空調室内機であって、吹出口、及び吹出口よりも上方に位置する吸込口を有する本体ケーシングと、少なくとも調和空気の風向を上方へ変更する手段を含む風向調整機構と、を備え、吹出口の上壁には、下向きに突出し、調和空気のショートサーキット流れを抑制する凸状部が形成されている空調室内機も知られている(特許文献2)。
本発明は、狭いブースでの空調におけるショートサーキット現象を抑制し、空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる空気調和システム及び個室ブースを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の空気調和システムは、
使用者が出入りする扉を有し側壁で囲まれ床面に机が設置された空間に空気を調和する空気調和手段を設け、前記空間の上方と前記床面との間で空気を循環させて空気調和空間を形成する空気調和システムであって、
前記床面近傍の前記空気を前記側壁の外側に設けられた空気通路を通じて吸い上げ、前記空間の上方に排出する搬送手段を備えた、
ことを特徴とする。
使用者が出入りする扉を有し側壁で囲まれ床面に机が設置された空間に空気を調和する空気調和手段を設け、前記空間の上方と前記床面との間で空気を循環させて空気調和空間を形成する空気調和システムであって、
前記床面近傍の前記空気を前記側壁の外側に設けられた空気通路を通じて吸い上げ、前記空間の上方に排出する搬送手段を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
前記空気通路は、前記机が設置されている側と反対側の前記側壁に前記床面近傍の前記空気を吸い込む吸込口を有し、前記側壁の上方に前記空気を排出する排気口を有する、
ことを特徴とする。
前記空気通路は、前記机が設置されている側と反対側の前記側壁に前記床面近傍の前記空気を吸い込む吸込口を有し、前記側壁の上方に前記空気を排出する排気口を有する、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空気調和システムにおいて、
前記排気口は、前記空気調和手段の前面に向かって前記空気を排出する向きに設けられている、
ことを特徴とする。
前記排気口は、前記空気調和手段の前面に向かって前記空気を排出する向きに設けられている、
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の空気調和システムにおいて、
前記排気口は、前記空気調和手段の側面に向かって前記空気を排出する向きに設けられている、
ことを特徴とする。
前記排気口は、前記空気調和手段の側面に向かって前記空気を排出する向きに設けられている、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の空気調和システムにおいて、
前記吸込口は前記扉側に設けられ、前記排気口は前記空気調和手段が設置されている側に設けられている、
ことを特徴とする。
前記吸込口は前記扉側に設けられ、前記排気口は前記空気調和手段が設置されている側に設けられている、
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれか1項に記載の空気調和システムにおいて、
前記搬送手段は、前記排気口から前記空気を水平に噴出して前記空間の上方にエアカーテンを形成する、
ことを特徴とする。
前記搬送手段は、前記排気口から前記空気を水平に噴出して前記空間の上方にエアカーテンを形成する、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気調和システムにおいて、
前記扉が開放されたとき、前記搬送手段の出力動作を停止する、
ことを特徴とする。
前記扉が開放されたとき、前記搬送手段の出力動作を停止する、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空気調和システムにおいて、
前記扉が開放されたとき、前記搬送手段の出力動作を低下させる、
ことを特徴とする。
前記扉が開放されたとき、前記搬送手段の出力動作を低下させる、
ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
前記使用者の予約情報に基づいて前記空気調和手段及び前記搬送手段を動作させ、前記扉が開放された場合、前記空気調和手段及び前記搬送手段の出力動作を低下させる、
ことを特徴とする。
前記使用者の予約情報に基づいて前記空気調和手段及び前記搬送手段を動作させ、前記扉が開放された場合、前記空気調和手段及び前記搬送手段の出力動作を低下させる、
ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9に記載の空気調和システムにおいて、
前記扉が閉鎖された場合、前記空気調和手段及び前記搬送手段の出力動作を継続する、
ことを特徴とする。
前記扉が閉鎖された場合、前記空気調和手段及び前記搬送手段の出力動作を継続する、
ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9に記載の空気調和システムにおいて、
前記使用者の利用情報に基づいて、空気調和手段の目標設定温度を設定する、
ことを特徴とする。
前記使用者の利用情報に基づいて、空気調和手段の目標設定温度を設定する、
ことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の空気調和システムにおいて、
前記空間内を加圧又は減圧する加減圧手段を更に備え、前記空間が設置された地下鉄駅の列車通過時刻に合わせて前記加減圧手段を動作させる、
ことを特徴とする。
前記空間内を加圧又は減圧する加減圧手段を更に備え、前記空間が設置された地下鉄駅の列車通過時刻に合わせて前記加減圧手段を動作させる、
ことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12に記載の空気調和システムにおいて、
前記空間と前記地下鉄駅との間に設置された列車風を計測する風向風速計の風速情報に基づいて、前記加減圧手段を動作させる、
ことを特徴とする。
前記空間と前記地下鉄駅との間に設置された列車風を計測する風向風速計の風速情報に基づいて、前記加減圧手段を動作させる、
ことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項13に記載の空気調和システムにおいて、
前記列車風の風速が予め定められた閾値以上になったことを検知して前記加減圧手段の出力動作を開始すると共に前記閾値を下回ったことを検知して前記加減圧手段の出力動作を停止し、前記空間内の気圧を常時一定とする、
ことを特徴とする。
前記列車風の風速が予め定められた閾値以上になったことを検知して前記加減圧手段の出力動作を開始すると共に前記閾値を下回ったことを検知して前記加減圧手段の出力動作を停止し、前記空間内の気圧を常時一定とする、
ことを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の空気調和システムにおいて、
前記空間は上方で繋がり仕切り壁で仕切られた複数の小空間からなり、前記空気調和手段は複数の前記小空間の一に設置され、前記搬送手段は、それぞれの前記小空間の床面に設けられた吸気口から前記空気を吸気して前記小空間の上方に排出する、
ことを特徴とする。
前記空間は上方で繋がり仕切り壁で仕切られた複数の小空間からなり、前記空気調和手段は複数の前記小空間の一に設置され、前記搬送手段は、それぞれの前記小空間の床面に設けられた吸気口から前記空気を吸気して前記小空間の上方に排出する、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項16に記載の個室ブースは、
使用者が出入りする扉を有し側壁で囲まれ床面に机が設置された空間と、
前記空間の上方と前記床面との間で空気を循環させて空気調和空間を形成する空気調和手段と、
前記床面近傍の前記空気を前記側壁の外側に設けられた空気通路を通じて吸い上げ、前記空間の上方に排出する搬送手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
使用者が出入りする扉を有し側壁で囲まれ床面に机が設置された空間と、
前記空間の上方と前記床面との間で空気を循環させて空気調和空間を形成する空気調和手段と、
前記床面近傍の前記空気を前記側壁の外側に設けられた空気通路を通じて吸い上げ、前記空間の上方に排出する搬送手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項16に記載の個室ブースにおいて、
前記空気通路は、前記机が設置されている側と反対側の前記側壁に前記床面近傍の前記空気を吸い込む吸込口を有し、前記側壁の上方に前記空気を排出する排気口を有する、
ことを特徴とする。
前記空気通路は、前記机が設置されている側と反対側の前記側壁に前記床面近傍の前記空気を吸い込む吸込口を有し、前記側壁の上方に前記空気を排出する排気口を有する、
ことを特徴とする。
請求項18記載の発明は、請求項17に記載の個室ブースにおいて、
前記吸込口は前記扉側に設けられ、前記排気口は前記空気調和手段が設置されている側に設けられている、
ことを特徴とする。
前記吸込口は前記扉側に設けられ、前記排気口は前記空気調和手段が設置されている側に設けられている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、狭いブースでの空調におけるショートサーキット現象を抑制し、空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
請求項2に記載の発明によれば、床面側の冷たい空気を吸気して空間の上方へ搬送することができる。
請求項3、4に記載の発明によれば、空気調和手段のショートサーキットを抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、床面の扉側から空気を吸気して空気調和手段へ向かって搬送することで空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
請求項6に記載の発明によれば、天井がない空間であっても空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
請求項7、8に記載の発明によれば、出入りの扉が開いた際に空間内の空気の入れ換えを抑制することができる。
請求項9に記載の発明によれば、空間利用の予約がある場合に、空間内を予め適切な温度に保つことができる。
請求項10に記載の発明によれば、空間内を適切な温度に保つことができる。
請求項11に記載の発明によれば、使用者に応じて空間内を適切な温度に保つことができる。
請求項12、13、14に記載の発明によれば、地下鉄駅内に設置された空間のエアカーテンの破壊を抑制することができる。
請求項15に記載の発明によれば、複数の小空間内の空調におけるショートサーキット現象を抑制し、小空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
請求項16に記載の発明によれば、狭いブースでの空調におけるショートサーキット現象を抑制し、空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
請求項17に記載の発明によれば、床面側の冷たい空気を吸気して空間の上方へ搬送することができる。
請求項18に記載の発明によれば、空気調和手段のショートサーキットを抑制することができる。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
「第1実施形態」
(1)個室ブースの全体構成
図1は本実施形態に係る空気調和システムを使用した個室ブース1の内部構成を示す要部斜視図、図2は個室ブース1の内部構成を示す正面一部断面図である。以下、図面を参照しながら、空気調和システムを使用した個室ブース1の全体構成を説明する。
(1)個室ブースの全体構成
図1は本実施形態に係る空気調和システムを使用した個室ブース1の内部構成を示す要部斜視図、図2は個室ブース1の内部構成を示す正面一部断面図である。以下、図面を参照しながら、空気調和システムを使用した個室ブース1の全体構成を説明する。
図1、図2に示すように、個室ブース1は、全体が箱型で、内部に机11、椅子12、空気調和手段の一例としてのエアコン13、側部に搬送手段の一例としての吸込口と排気口を有する空気搬送ダクト20が設置され、利用者は個室ブース1内に形成される空気調和空間内で、この椅子12に座って机11に向かい仕事や勉強を行うように設定される。また、個室ブース1は、工場等で組み立てられ、トラック等の荷台に載せて運搬し、所定の設置場所で設置面FL上に設置できる構成になっている。
個室ブース1は、設置面FL上に設けられる土台部2と、土台部2上に設けられた床板部3と、土台部2上に立設された側壁パネル4と、側壁パネル4上に設けられた天井パネル5と、土台部2の下方に設けられたキャスター6と、土台部2の下方でキャスター6の近傍に転倒防止板8を介して設けられた固定具7と、を備えている。
土台部2は、個室ブース1の底形状に対応した矩形状をなすように、4本の梁材を互いに接合したもので、例えば、角形鋼管からなる。
床板部3は、土台部2の内側に突出するように設けられた床支持部材2aに当接して支持され、例えば、木質の板材である構造用合板上にフロアマットが積層されている。
側壁パネル4は、奥側壁を構成する第1側壁パネル41と、左右壁を構成する第2側壁パネル42、第3側壁パネル43と、手前壁を構成する第4側壁パネル44とからなる。第4側壁パネル44は出入り口となる開口部44aを有し、この開口部44aに扉45が装着されている。本実施形態においては、扉45は引き戸となっている。
天井パネル5は、側壁パネル4で形成された上方の開口部を塞ぐように、側壁パネル4の上端部に固定され、例えば、木質の板材である構造用合板からなる。尚、天井パネル5を取り付けず、側壁パネル4で形成された上方は開口したままであってもよい。
キャスター6は、土台部2の下方の4隅に設けられ、工場等で組み立てられた個室ブース1を設置場所へ設置する際に、トラック等の荷台に載せて運搬し、設置場所ではキャスター6を介して移動させ設置面FL上に設置する。
固定具7は、高さ調整可能に構成されており、設置面FLと土台部2との間でキャスター6を設置面FLから浮かして個室ブース1を設置面FLに移動不可の状態に固定する。
(2)空気調和システム
図20は、空気搬送ダクトを備えていない比較例の個室ブース200における空間内における空気循環を説明する図である。
天井がある個室ブースの空間内においては、暖かい空気は上方に、冷たい空気は下方(床面近傍)に集まりやすい。また、個室ブース1においては、室内(空間内)における人(利用者)や机11などの障害物の占める空間割合が大きく、エアコン13からの空調風がこれらの障害物や側壁パネル4に衝突して空気流が直ぐにエアコン13の吸気部13aに戻り、いわゆるショートサーキット現象が発生してエアコン空調制御が停止し、空調したい場所の温度が適切にならない虞があった。
図20は、空気搬送ダクトを備えていない比較例の個室ブース200における空間内における空気循環を説明する図である。
天井がある個室ブースの空間内においては、暖かい空気は上方に、冷たい空気は下方(床面近傍)に集まりやすい。また、個室ブース1においては、室内(空間内)における人(利用者)や机11などの障害物の占める空間割合が大きく、エアコン13からの空調風がこれらの障害物や側壁パネル4に衝突して空気流が直ぐにエアコン13の吸気部13aに戻り、いわゆるショートサーキット現象が発生してエアコン空調制御が停止し、空調したい場所の温度が適切にならない虞があった。
例えば、エアコン13は、冷房時には水平方向に吐き出すが、個室ブースの空間は狭く障害物等が吸気部13aに近く、冷気がエアコン13に戻りやすい。また暖房時には空気が軽いため下方に向けても上昇気流になりやすく、床面まで到達せず、足元が寒い現象が発生する。
また、室内容積に対して、扉開口面積が大きく、利用者の室入退出により空調済みの空気の入れ替わりも激しく所定の設定温度になりにくいという虞もあった。
また、室内容積に対して、扉開口面積が大きく、利用者の室入退出により空調済みの空気の入れ替わりも激しく所定の設定温度になりにくいという虞もあった。
(2.1)空気調和システムの構成
図3は個室ブース1の空間内における空気循環を模式的に示す側面断面図、図4は個室ブース1の空間内における空気循環を模式的に示す正面断面図である。
本実施形態に係る空気調和システムは、空気調和手段の一例としてのエアコン13と、床板部3近傍の空気を第3側壁パネル43の外側に設けられた空気通路21を通じて吸い上げ、空間の上方に排出する搬送手段としての空気搬送ダクト20とを備え、エアコン13からの暖気と、空気搬送ダクト20からの給気とで空気調和空間を形成している。
図3は個室ブース1の空間内における空気循環を模式的に示す側面断面図、図4は個室ブース1の空間内における空気循環を模式的に示す正面断面図である。
本実施形態に係る空気調和システムは、空気調和手段の一例としてのエアコン13と、床板部3近傍の空気を第3側壁パネル43の外側に設けられた空気通路21を通じて吸い上げ、空間の上方に排出する搬送手段としての空気搬送ダクト20とを備え、エアコン13からの暖気と、空気搬送ダクト20からの給気とで空気調和空間を形成している。
図2、図3に示すように、空気搬送ダクト20は、個室ブース1の左壁を構成する第3側壁パネル43の奥行き方向における略中央部に床面から天井に垂直に延びる様に設けられている。
空気搬送ダクト20は、吸気ファン22を備え、この吸気ファン22の駆動により、第3側壁パネル43の床面近傍に設けた吸込口43aを介して空気通路21内へ吸込む。また、空気搬送ダクト20は、排気ファン23を備え、この排気ファン23の駆動により、第3側壁パネル43の天井パネル5近傍に設けた排気口43bを介して空間内へ排出する。
図3、図4に空気の流れを模式的に示すように、エアコン13は、上部に設けられた吸気部13aから空間内で循環する空気を吸い込み、所定の温度に調整された空気(空調風)を吐出部13bから空間内で下方に向けて吹き出す(図3、4中 二点鎖線で示す領域参照)。
空気搬送ダクト20の吸込口43aは、第3側壁パネル43の下方で床面の近傍に向かって形成され、床板部3に近い領域の空気(暖房の場合は、冷たい空気)を吸込み(図3、4中 一点鎖線で示す領域参照)、床面近傍は低圧になる。また、空気搬送ダクト20の排気口43bは、第3側壁パネル43の上方で天井の近傍に向かって形成され、天井パネル5に近い領域に空気通路21を通じて吸い上げた空気を排出する(図3、4中 一点鎖線で示す領域参照)。具体的には、エアコン13の前面に向かって排出する。また、排気口43bには、排気方向を変更可能な羽根部材(可動フラップ:不図示)を設け、排気方向をエアコン13の側面に向かって排出してもよい。
これにより、エアコン13から吹き出された空調風は、個室ブース1内に障害物があった場合であっても、吸気ファン22の吸気によって低圧となった床板部3の近傍まで到達して空気搬送ダクト20の吸込口43aから空気通路21内へ吸込まれる。排気口43bからエアコン13の前面に向かって排出された空気は、エアコン13の吸気部13aからエアコン13内に取り込まれ空調風として吐出部13bから吹き出される。
このようにして、個室ブース1にはエアコン13から吹き出される空調風の空気調和空間が形成され、ショートサーキット現象を抑制し、個室ブース1の空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
このようにして、個室ブース1にはエアコン13から吹き出される空調風の空気調和空間が形成され、ショートサーキット現象を抑制し、個室ブース1の空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
「変形例1」
図5は変形例1に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Aの内部構成を示す要部斜視図、図6は個室ブース1Aにおける空気搬送ダクト20の取り付け及び空気循環を個室ブース1Aの内面側から模式的に示す図である。
変形例に係る空気調和システムの空気搬送ダクト20Aは、吸込口43Aaは扉45側に設けられ、排気口43Abはエアコン13が設置されている側に設けられている。
図5は変形例1に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Aの内部構成を示す要部斜視図、図6は個室ブース1Aにおける空気搬送ダクト20の取り付け及び空気循環を個室ブース1Aの内面側から模式的に示す図である。
変形例に係る空気調和システムの空気搬送ダクト20Aは、吸込口43Aaは扉45側に設けられ、排気口43Abはエアコン13が設置されている側に設けられている。
図6に示すように、空気搬送ダクト20の吸込口43Aaは、第3側壁パネル43の下方で床面の扉45側の近傍に向かって形成され、出入り口に近い領域の空気(暖房の場合は、冷たい空気)を吸込む。また、空気搬送ダクト20の排気口43Abは、第3側壁パネル43の上方でエアコン13の近傍に向かって形成され、エアコン13に近い領域に空気通路21Aを通じて吸い上げた空気を排出する。
これにより、利用者の室入退出のために出入り口の扉45が開閉された場合であっても、出入り口近傍の入れ替わりの激しい空気を吸気して循環させ、空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
「変形例2」
図7は変形例2に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Bにおける空気循環を模式的に示す正面断面図である。
変形例2に係る個室ブース1Bは、個室ブース1における天井パネル5を有せず、天井は全面が外部に開放されている。これは、火災防止のための法定要件を考慮したものである。
すなわち、建物の内部に閉じた空間の個室を設けると、その個室にも、火災防止の観点から建物と同様の法定要件を満たす必要が生じ、例えばスプリンクラーや火災感知器などを設けなければならない。そこで、天井を開放することでこのような法定要件が免除され、個室ブース1Bの設置を促進することが可能となる。
図7は変形例2に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Bにおける空気循環を模式的に示す正面断面図である。
変形例2に係る個室ブース1Bは、個室ブース1における天井パネル5を有せず、天井は全面が外部に開放されている。これは、火災防止のための法定要件を考慮したものである。
すなわち、建物の内部に閉じた空間の個室を設けると、その個室にも、火災防止の観点から建物と同様の法定要件を満たす必要が生じ、例えばスプリンクラーや火災感知器などを設けなければならない。そこで、天井を開放することでこのような法定要件が免除され、個室ブース1Bの設置を促進することが可能となる。
個室ブース1Bの右壁を構成する第2側壁パネル42の上部には、エアコン13が設置されている。この第2側壁42と向かい合う左壁を構成する第3側壁パネル43の外側には空気搬送ダクト20が配置されている。空気搬送ダクト20は、吸気ファン22を備え、この吸気ファン22の駆動により、第3側壁パネル43の床面近傍に設けた吸込口43aを介して空気通路21内へ吸込む。また、空気搬送ダクト20は、排気ファン23Aを備え、この排気ファン23Aの駆動により、第3側壁パネル43の天井パネル5近傍に設けた排気口43bを介して空間内へ排出する。
排気ファン23Aは、例えばDCファンであり、排出する空気が排気口43bに対向した位置に設置されているエアコン13に充分に届くだけの風量及び静圧を有していることが望ましい。排気ファン23Aは、空気通路21を通じて吸い上げた空気を水平に打ち出し、対面側に設置されたエアコン13の吸気部13aまで搬送し、開放された天井にエアカーテンを形成する。排気口43bからエアコン13の前面に向かって排出された空気は、エアコン13の吸気部13aからエアコン13内に取り込まれ空調風として吐出部13bから床面に向かって吹き出される。
このようにして、個室ブース1Bには開放された天井にはエアカーテンが形成されるとともにエアコン13から吹き出される空調風の空気調和空間が形成され、ショートサーキット現象を抑制し、個室ブース1Bの空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
(2.2)空気調和システムの動作制御
図8は空気調和システムの動作制御機能を示す機能ブロック図、図9は空気調和システムの動作の流れを示すフローチャートである。
空気調和システムは、エアコン13の空調能力及び空気搬送ダクト20の空気搬送能力を調整して、空気調和空間の上下方向温度分布を制御する制御手段としての制御装置30を備えている。
図8は空気調和システムの動作制御機能を示す機能ブロック図、図9は空気調和システムの動作の流れを示すフローチャートである。
空気調和システムは、エアコン13の空調能力及び空気搬送ダクト20の空気搬送能力を調整して、空気調和空間の上下方向温度分布を制御する制御手段としての制御装置30を備えている。
制御装置30は、CPU、ROM、RAM、記憶装置からなる小型コンピュータや組み込みコンピュータ等で構成することができ、図8に示すように、エアコン13の運転及び空調能力を制御するエアコン制御部31、空気搬送ダクト20の吸気ファン22の駆動を制御する吸気ファン制御部32、排気ファン23の駆動を制御する排気ファン制御部33、ネットワークNWとの通信を行う通信部34、個室ブース1の扉45の開閉を検知する開閉検知部35を備えている。
本実施形態に係る空気調和システムは、図9に一例として示す動作フローに従ってエアコン13の空調能力及び空気搬送ダクト20の空気搬送能力を調整して、空気調和空間の上下方向温度分布を制御する。
制御装置30は、ネットワークNWを介して、個室ブース1の利用予約情報を取得(S101)し、利用予約の有無を判定する(S102)。利用予約がある場合(S102:Yes)、更に利用予約をした利用者の利用履歴の有無を確認する(S103)。利用者の利用履歴は、例えばネットワークNWを介して取得される利用情報を参照することによって取得できる。
利用者の利用履歴がある場合(S103:Yes)、利用履歴に基づいてエアコン13の目標設定温度を設定(S104)し、エアコン13、空気搬送ダクト20の吸気ファン22、排気ファン23を稼働させる(S105)。これにより、個室ブース1の予約がある場合に、空間内を予め適切な温度に保つことができる。
利用者の利用履歴がある場合(S103:Yes)、利用履歴に基づいてエアコン13の目標設定温度を設定(S104)し、エアコン13、空気搬送ダクト20の吸気ファン22、排気ファン23を稼働させる(S105)。これにより、個室ブース1の予約がある場合に、空間内を予め適切な温度に保つことができる。
空気調和システムを稼働させた後、扉開閉センサSNRの検知情報を取得(S106)、扉45が開放されたか否か判断する(S107)。扉45が開放された場合(S107:Yes)、エアコン13、空気搬送ダクト20の吸気ファン22、排気ファン23を停止する(S108)。尚、扉45の開放が短時間である場合には、空気搬送ダクト20の吸気ファン22、排気ファン23の出力動作を低下させてもよい。そして、扉45が閉鎖されたか否か判断(S109)し、扉45が閉鎖された場合(S109:Yes)、エアコン13、空気搬送ダクト20の吸気ファン22、排気ファン23の稼働を継続する(S110)。これにより、出入りの扉45が開いた際に空間内の空気の入れ換えを抑制することができる。
「第2実施形態」
図10は第2実施形態に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Cが設置された地下空間における進入する列車Tによる列車風W1を説明する断面模式図、図11は第2実施形態に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Cが設置された地下空間における離れる列車Tによる列車風W2を説明する断面模式図である。
図10は第2実施形態に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Cが設置された地下空間における進入する列車Tによる列車風W1を説明する断面模式図、図11は第2実施形態に係る空気調和システムを使用した個室ブース1Cが設置された地下空間における離れる列車Tによる列車風W2を説明する断面模式図である。
(1)地下空間における列車風
本実施形態における地下空間とは、地下鉄駅と地上部との間に形成されているコンコース空間、連絡通路などの空間からなる地下空間であり、図10に示すように、地下鉄駅のプラットホーム110を取り囲むように地下鉄駅空間としてのプラットホーム空間100が位置する。そしてこのプラットホーム空間100の両側にそれぞれ左右のトンネル空間120、130が接続されている。
本実施形態における地下空間とは、地下鉄駅と地上部との間に形成されているコンコース空間、連絡通路などの空間からなる地下空間であり、図10に示すように、地下鉄駅のプラットホーム110を取り囲むように地下鉄駅空間としてのプラットホーム空間100が位置する。そしてこのプラットホーム空間100の両側にそれぞれ左右のトンネル空間120、130が接続されている。
プラットホーム空間100の上方には、コンコース空間140が位置し、連絡通路141を介してプラットホーム空間100とコンコース空間140が接続されている。コンコース空間140のさらに上方には、地上部150があり、連絡通路151を介してコンコース空間140と地上部150が接続されている。
本実施形態に空気調和システムを使用した個室ブース1Cは、図1に示すように、コンコース空間140に設置される。
本実施形態に空気調和システムを使用した個室ブース1Cは、図1に示すように、コンコース空間140に設置される。
図10に示すプラットホーム空間100はコンコース空間140と接続されており、地下鉄の利用者は、地上からプラットホーム空間100に入り列車Tに乗り込むことができる。この利用者のための通路は外気との経路にもなっており、外気風が入り込んだり、プラットホーム空間100から地上に空気が出て行くことになる。
図10において、左側のトンネル空間120から列車Tが進入してくると、列車Tの前方には列車Tと同じ方向に列車風W1が吹く。この列車風W1はプラットホーム空間100内に進入し、図10中において右側のトンネル空間130や、連絡通路141、151を通過して外部に排出されることになる。
また、図11に示すように、プラットホーム空間100において、列車Tがプラットホーム110から右側のトンネル空間130へ向かって離れるときには列車Tの後方には負圧が発生し、列車Tの進行方向と同じ方向に列車風W2が吹く。この列車風W2によって、地上部150から連絡通路141、151を通じてコンコース空間140へ、また、コンコース空間140からプラットホーム空間100およびトンネル空間130へ多量の空気が流れ込む。
このような列車風W1、W1が発生するプラットホーム空間100と連絡通路141で繋がったコンコース空間140に設置される個室ブース1Cにおいては、列車風W1、W2による加圧と負圧で個室ブース1C内の空間の気圧バランスが崩れ、天井領域に形成されたエアカーテンが破壊される虞があった。エアカーテンが破壊されると、外気の流入及び内気の流出が発生し、個室ブース1Cの空気調和空間が形成できなくなる。
(2)空気調和システムの動作制御
図12は第2実施形態に係る空気調和システムの動作制御機能を示す機能ブロック図、図13は空気調和システムの動作の流れを示すフローチャート、図14は加減圧ファン24による加圧時の個室ブース1Cにおける空気循環を説明する図、図15は加減圧ファン24による減圧時の個室ブース1Cにおける空気循環を説明する図である。
図12は第2実施形態に係る空気調和システムの動作制御機能を示す機能ブロック図、図13は空気調和システムの動作の流れを示すフローチャート、図14は加減圧ファン24による加圧時の個室ブース1Cにおける空気循環を説明する図、図15は加減圧ファン24による減圧時の個室ブース1Cにおける空気循環を説明する図である。
本実施形態の空気調和システムは、個室ブース1Cの空間内を加圧又は減圧する加減圧手段の一例としての加減圧ファン24と、加減圧ファン24の動作を制御する制御装置30Aを備え、個室ブース1Cが設置された地下鉄駅の列車通過時刻に合わせて加減圧ファン24を動作させる。
制御装置30Aは、図12に示すように、エアコン13の運転及び空調能力を制御するエアコン制御部31、空気搬送ダクト20の吸気ファン22の駆動を制御する吸気ファン制御部32、排気ファン23の駆動を制御する排気ファン制御部33、ネットワークNWとの通信を行う通信部34、プラットホーム空間100及びコンコース空間140に設置された風向風速計160の風速Vを検知する風速検知部36、加減圧ファン24の駆動を制御する加減圧ファン制御部37を備えている。
制御装置30Aは、ネットワークNWを介して個室ブース1Cが設置されている地下鉄駅の列車通過時刻情報を取得する(S201)。列車通過時刻は、時刻表情報及び遅延情報を含む現在の運行情報をもとに取得することができる。そして、取得した列車通過時刻よりも所定時間前になった場合(S202:Yes)、加減圧ファン24を加圧動作させる(S203)。具体的には、図14に示すように、加減圧ファン24を駆動してコンコース空間の空気を個室ブース1C内に吸気して個室ブース1Cの空間を加圧状態にする。これにより、列車Tが左側のトンネル空間120からプラットホーム空間100に進入してくるときの列車風W1によるエアカーテンの破壊を抑制して個室ブース1Cに空気調和空間を形成することができる。
次に、列車Tの出発時刻になった場合(S204:Yes)、加減圧ファン24を減圧動作させる(S205)。具体的には、図15に示すように、吸気モードで駆動されている加減圧ファン24を排気モードに切り替えて個室ブース1Cの空間を負圧状態にする。これにより、列車Tがプラットホーム110から右側のトンネル空間130へ向かって離れるときの列車風W2によるエアカーテンの破壊を抑制して個室ブース1Cに形成されている空気調和空間を維持することができる。出発時刻から所定時間経過した場合(S206:Yes)、加減圧ファン24の運転を停止する(S207)。これにより、個室ブース1Cは吸気ファン22、排気ファン23及びエアコン13により空気循環が形成された状態になる。
「変形例」
図16は変形例に係る空気調和システムの動作の流れを示すフローチャートである。空気調和システムは、プラットホーム空間100及びコンコース空間140に設置された風向風速計160の風速情報に基づいて、加減圧ファン24を動作させ、列車風W1、W2によるエアカーテンの破壊を抑制する。
図16は変形例に係る空気調和システムの動作の流れを示すフローチャートである。空気調和システムは、プラットホーム空間100及びコンコース空間140に設置された風向風速計160の風速情報に基づいて、加減圧ファン24を動作させ、列車風W1、W2によるエアカーテンの破壊を抑制する。
制御装置30Aの風速検知部36を介して個室ブース1Cが設置されているプラットホーム空間100及びコンコース空間140に設置された風向風速計160の風速検知情報を取得する(S301)。そして、取得した風向風速計160の風速Vが予め定められた風速閾値Vthよりも大きいか否か判断する(S302)。制御装置30Aは、ステップ302において、列車Tが左側のトンネル空間120からプラットホーム空間100に進入してくるのを検知することになる。
風速Vが予め定められた風速閾値Vthよりも大きい場合(S302:Yes)、加減圧ファン24を加圧動作させる(S303)。具体的には、加減圧ファン24を駆動してコンコース空間の空気を個室ブース1C内に吸気して個室ブース1Cの空間を加圧状態にする(図14 参照)。これにより、列車Tが左側のトンネル空間120からプラットホーム空間100に進入してくるときの列車風W1によるエアカーテンの破壊を抑制して個室ブース1Cに空気調和空間を形成することができる。
次に、風速Vが予め定められた風速閾値Vthよりも小さいか否か判断する(S304)。制御装置30Aは、ステップ304において、列車Tがプラットホーム110から右側のトンネル空間130へ向かって離れたかを検知することになる。風速Vが予め定められた風速閾値Vthよりも小さい場合(S304:Yes)、加減圧ファン24の運転を停止する(S305)。この後、個室ブース1Cは吸気ファン22、排気ファン23及びエアコン13により空気循環が形成された状態になる。
「第3実施形態」
図17は第3実施形態に係る空気調和システムを適用した個室ブース1Dの内部構成を示す平面断面図、図18は第3実施形態に係る空気調和システムを適用した個室ブース1Dの空間内における空気循環を説明する図、図19は第3実施形態に係る空気調和システムを適用した個室ブース1Dの他の空間内における空気循環を説明する図である。
図17は第3実施形態に係る空気調和システムを適用した個室ブース1Dの内部構成を示す平面断面図、図18は第3実施形態に係る空気調和システムを適用した個室ブース1Dの空間内における空気循環を説明する図、図19は第3実施形態に係る空気調和システムを適用した個室ブース1Dの他の空間内における空気循環を説明する図である。
本実施形態に係る空気調和システムは、図17に示すように、個室ブース1Dの空間は上方で繋がり仕切り壁46で仕切られた複数(本実施形態においては2室)の小空間RM1、RM2からなり、空気調和手段としてのエアコン13は複数の小空間の一方に設置され、搬送手段としての空気搬送ダクト20A、20Bは、それぞれの小空間RM1、RM2の床面に設けられた吸込口から空気を吸気してそれぞれの小空間RM1、RM2の上方に排出する。尚、エアコン13は、それぞれの小空間に設置されてもよく、また、天井は天井パネル5によって閉鎖されていてもよい。
図17に示すように、空気搬送ダクト20A、20Bは、仕切り壁46の両面に配置されている。仕切り壁46の小空間RM2側に配置された空気搬送ダクト20Aは、図18(図17におけるA−A線に沿った断面図)に示すように、吸込口43Aaから小空間RM1の床面3Aの近傍の空気を空気通路21内へ吸込み、排気口43Abを介して小空間RM1内へ排出する。
仕切り壁46の小空間RM1側に配置された空気搬送ダクト20Bは、図19(図17におけるB−B線に沿った断面図)に示すように、吸込口43Baから小空間RM2の床面3Bの近傍の空気を空気通路21内へ吸込み、排気口43Bbを介して小空間RM2内へ排出する。
また、それぞれの小空間RM1、RM2の床面3A、3Bの近傍には温度センサSR1、SR2を配置することが望ましい。制御装置30B(不図示)は、温度センサSR1、SR2の検知するそれぞれの床面3A、3B近傍の温度情報に基づいて、エアコン13、空気搬送ダクト20A、20Bの吸気ファン22、排気ファン23の駆動を制御することで、複数の小空間RM1、RM2内の空調におけるショートサーキット現象を抑制し、小空間内の全体の温度を設定した温度に導くことができる。
1、1B、1C、1D・・・個室ブース
2・・・土台部
3、3A、3B・・・床板部
4・・・側壁パネル
5・・・天井パネル
6・・・キャスター
7・・・固定具
8・・・転倒防止板
11・・・机
12・・・椅子
13・・・エアコン
20、20A、20B・・・空気搬送ダクト
21、21A・・・空気通路
22・・・吸気ファン
23、23A・・・排気ファン
24・・・加減圧ファン
30、30A・・・制御装置
2・・・土台部
3、3A、3B・・・床板部
4・・・側壁パネル
5・・・天井パネル
6・・・キャスター
7・・・固定具
8・・・転倒防止板
11・・・机
12・・・椅子
13・・・エアコン
20、20A、20B・・・空気搬送ダクト
21、21A・・・空気通路
22・・・吸気ファン
23、23A・・・排気ファン
24・・・加減圧ファン
30、30A・・・制御装置
Claims (18)
- 使用者が出入りする扉を有し側壁で囲まれ床面に机が設置された空間に空気を調和する空気調和手段を設け、前記空間の上方と前記床面との間で空気を循環させて空気調和空間を形成する空気調和システムであって、
前記床面近傍の前記空気を前記側壁の外側に設けられた空気通路を通じて吸い上げ、前記空間の上方に排出する搬送手段を備えた、
ことを特徴とする空気調和システム。 - 前記空気通路は、前記机が設置されている側と反対側の前記側壁に前記床面近傍の前記空気を吸い込む吸込口を有し、前記側壁の上方に前記空気を排出する排気口を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。 - 前記排気口は、前記空気調和手段の前面に向かって前記空気を排出する向きに設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和システム。 - 前記排気口は、前記空気調和手段の側面に向かって前記空気を排出する向きに設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和システム。 - 前記吸込口は前記扉側に設けられ、前記排気口は前記空気調和手段が設置されている側に設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載の空気調和システム。 - 前記搬送手段は、前記排気口から前記空気を水平に噴出して前記空間の上方にエアカーテンを形成する、
ことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の空気調和システム。 - 前記扉が開放されたとき、前記搬送手段の出力動作を停止する、
ことを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の空気調和システム。 - 前記扉が開放されたとき、前記搬送手段の出力動作を低下させる、
ことを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の空気調和システム。 - 前記使用者の予約情報に基づいて前記空気調和手段及び前記搬送手段を動作させ、前記扉が開放された場合、前記空気調和手段及び前記搬送手段の出力動作を低下させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和システム。 - 前記扉が閉鎖された場合、前記空気調和手段及び前記搬送手段の出力動作を継続する、
ことを特徴とする請求項9に記載の空気調和システム。 - 前記使用者の利用情報に基づいて、空気調和手段の目標設定温度を設定する、
ことを特徴とする請求項9に記載の空気調和システム。 - 前記空間内を加圧又は減圧する加減圧手段を更に備え、前記空間が設置された地下鉄駅の列車通過時刻に合わせて前記加減圧手段を動作させる、
ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の空気調和システム。 - 前記空間と前記地下鉄駅との間に設置された列車風を計測する風向風速計の風速情報に基づいて、前記加減圧手段を動作させる、
ことを特徴とする請求項12に記載の空気調和システム。 - 前記列車風の風速が予め定められた閾値以上になったことを検知して前記加減圧手段の出力動作を開始すると共に前記閾値を下回ったことを検知して前記加減圧手段の出力動作を停止し、前記空間内の気圧を常時一定とする、
ことを特徴とする請求項13に記載の空気調和システム。 - 前記空間は上方で繋がり仕切り壁で仕切られた複数の小空間からなり、前記空気調和手段は複数の前記小空間の一に設置され、前記搬送手段は、それぞれの前記小空間の床面に設けられた吸気口から前記空気を吸気して前記小空間の上方に排出する、
ことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の空気調和システム。 - 使用者が出入りする扉を有し側壁で囲まれ床面に机が設置された空間と、
前記空間の上方と前記床面との間で空気を循環させて空気調和空間を形成する空気調和手段と、
前記床面近傍の前記空気を前記側壁の外側に設けられた空気通路を通じて吸い上げ、前記空間の上方に排出する搬送手段と、を備えた、
ことを特徴とする個室ブース。 - 前記空気通路は、前記机が設置されている側と反対側の前記側壁に前記床面近傍の前記空気を吸い込む吸込口を有し、前記側壁の上方に前記空気を排出する排気口を有する、
ことを特徴とする請求項16に記載の個室ブース。 - 前記吸込口は前記扉側に設けられ、前記排気口は前記空気調和手段が設置されている側に設けられている、
ことを特徴とする請求項17に記載の個室ブース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019079753A JP2020176777A (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | 空気調和システム及び個室ブース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019079753A JP2020176777A (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | 空気調和システム及び個室ブース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020176777A true JP2020176777A (ja) | 2020-10-29 |
Family
ID=72936298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019079753A Pending JP2020176777A (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | 空気調和システム及び個室ブース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2020176777A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023228502A1 (ja) * | 2022-05-27 | 2023-11-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 送風装置 |
| JP2023174430A (ja) * | 2022-05-27 | 2023-12-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 送風装置 |
| WO2024202921A1 (ja) * | 2023-03-31 | 2024-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システム、気流発生装置、制御方法及びプログラム |
-
2019
- 2019-04-19 JP JP2019079753A patent/JP2020176777A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023228502A1 (ja) * | 2022-05-27 | 2023-11-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 送風装置 |
| JP2023174430A (ja) * | 2022-05-27 | 2023-12-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 送風装置 |
| WO2024202921A1 (ja) * | 2023-03-31 | 2024-10-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御システム、気流発生装置、制御方法及びプログラム |
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