JP2020192965A - 熱交換システム - Google Patents
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Abstract
【課題】室外熱交換器の着霜を防止しつつ、暖房運転を行うことの可能な熱交換システムを提供する。【解決手段】ヒートポンプサイクル2は、圧縮機20と水冷コンデンサ21と内部熱交換器22と第1膨張弁23と第2膨張弁24とチラー25とエバポレータ26とを有している。高温水回路3は、水冷コンデンサ21と、空調風を加熱するヒータコア31と、冷却水と外気との熱交換を行う第1室外熱交換器32とを有している。低温水回路5は、チラー25と、そのチラー25から流出した冷却水が流れる内部熱交換器22と、その内部熱交換器22から流出した冷却水と外気との熱交換を行う第2室外熱交換器51とを有している。内部熱交換器22は、ヒートポンプサイクル2において水冷コンデンサ21から流出した高圧冷媒により、低温水回路5においてチラー25から流出した冷却水を加熱する。【選択図】図1
Description
本発明は、熱交換システムに関するものである。
従来、車室内の暖房および冷房などに用いられる熱交換システムが知られている。
特許文献1に記載の熱交換システムは、ヒートポンプサイクルと冷却水回路を備えている。この熱交換システムで暖房運転が行われる際、ヒートポンプサイクルでは、圧縮機→ヒータコア→膨張弁→水冷コンデンサ→アキュムレータ→圧縮機の順に冷媒が循環する。一方、冷却水回路では、水冷コンデンサ→室外熱交換器→水冷コンデンサの順に冷却水が循環する。なお、室外熱交換器は、三流体熱交換器であり、水冷コンデンサを循環する冷却水と外気の他に、電動車両の駆動モータなどの熱源を循環する冷却水も流れるように構成されている。
特許文献1に記載の熱交換システムは、ヒートポンプサイクルと冷却水回路を備えている。この熱交換システムで暖房運転が行われる際、ヒートポンプサイクルでは、圧縮機→ヒータコア→膨張弁→水冷コンデンサ→アキュムレータ→圧縮機の順に冷媒が循環する。一方、冷却水回路では、水冷コンデンサ→室外熱交換器→水冷コンデンサの順に冷却水が循環する。なお、室外熱交換器は、三流体熱交換器であり、水冷コンデンサを循環する冷却水と外気の他に、電動車両の駆動モータなどの熱源を循環する冷却水も流れるように構成されている。
ところで、従来、熱交換システムでは、外気温の低下に伴い室外熱交換器が着霜すると、室外熱交換器の熱交換性能が大幅に低下するといった問題がある。
その問題に対し、特許文献1に記載の熱交換システムでは、室外熱交換器が着霜した場合、電動車両の駆動モータなどの熱源を循環する冷却水を利用して室外熱交換器の除霜を行う構成である。そして、この熱交換システムは、除霜運転を行う場合、水冷コンデンサと室外熱交換器とを接続する配管に設けた電磁弁の開度を小または閉にして暖房能力を大きく制限している。また、特許文献1には、室外熱交換器を除霜する能力が駆動モータなどの熱源の発熱量に依存することから、電気ヒータを補助的に追加する実施例も記載されている。
その問題に対し、特許文献1に記載の熱交換システムでは、室外熱交換器が着霜した場合、電動車両の駆動モータなどの熱源を循環する冷却水を利用して室外熱交換器の除霜を行う構成である。そして、この熱交換システムは、除霜運転を行う場合、水冷コンデンサと室外熱交換器とを接続する配管に設けた電磁弁の開度を小または閉にして暖房能力を大きく制限している。また、特許文献1には、室外熱交換器を除霜する能力が駆動モータなどの熱源の発熱量に依存することから、電気ヒータを補助的に追加する実施例も記載されている。
なお、一般に、室外熱交換器に着霜が生じた場合、ヒートポンプサイクルを循環する高温高圧冷媒を室外熱交換器に流入させるホットガス除霜が行われることもある。しかし、ホットガス除霜は除霜時間が比較的長くなり、圧縮機の消費エネルギも増大するといった問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、室外熱交換器の着霜を防止しつつ、暖房運転を行うことの可能な熱交換システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、熱交換システムにおいて、
冷媒を圧縮する圧縮機(20)と、圧縮機で圧縮された冷媒と冷却水との熱交換を行う水冷コンデンサ(21)と、水冷コンデンサから流出した冷媒と冷却水との熱交換を行う内部熱交換器(22)と、内部熱交換器から流出した冷媒を減圧膨張させる第1膨張弁(23)および第2膨張弁(24)と、第1膨張弁で減圧された冷媒と冷却水との熱交換を行うチラー(25)と、第2膨張弁で減圧された冷媒と空調風との熱交換を行うエバポレータ(26)とが冷媒配管(27、271、272)により接続されたヒートポンプサイクル(2)と、
水冷コンデンサと、水冷コンデンサで加熱された冷却水により空調風を加熱するヒータコア(31)と、水冷コンデンサで加熱された冷却水と外気との熱交換を行う第1室外熱交換器(32)とが配管(34、35、36)により接続された高温水回路(3)と、
チラーと、チラーから流出した冷却水が流れる内部熱交換器と、内部熱交換器から流出した冷却水と外気との熱交換を行う第2室外熱交換器(51)とが配管(56、57、58)により接続された低温水回路(5)と、を備え、
内部熱交換器は、ヒートポンプサイクルにおいて水冷コンデンサから流出した高圧冷媒により、低温水回路においてチラーから流出した冷却水を加熱するように構成されている。
冷媒を圧縮する圧縮機(20)と、圧縮機で圧縮された冷媒と冷却水との熱交換を行う水冷コンデンサ(21)と、水冷コンデンサから流出した冷媒と冷却水との熱交換を行う内部熱交換器(22)と、内部熱交換器から流出した冷媒を減圧膨張させる第1膨張弁(23)および第2膨張弁(24)と、第1膨張弁で減圧された冷媒と冷却水との熱交換を行うチラー(25)と、第2膨張弁で減圧された冷媒と空調風との熱交換を行うエバポレータ(26)とが冷媒配管(27、271、272)により接続されたヒートポンプサイクル(2)と、
水冷コンデンサと、水冷コンデンサで加熱された冷却水により空調風を加熱するヒータコア(31)と、水冷コンデンサで加熱された冷却水と外気との熱交換を行う第1室外熱交換器(32)とが配管(34、35、36)により接続された高温水回路(3)と、
チラーと、チラーから流出した冷却水が流れる内部熱交換器と、内部熱交換器から流出した冷却水と外気との熱交換を行う第2室外熱交換器(51)とが配管(56、57、58)により接続された低温水回路(5)と、を備え、
内部熱交換器は、ヒートポンプサイクルにおいて水冷コンデンサから流出した高圧冷媒により、低温水回路においてチラーから流出した冷却水を加熱するように構成されている。
これによれば、熱交換システムにより暖房運転が行われる場合、低温水回路を流れる冷却水は、チラーで冷却された後、内部熱交換器で加熱されてから第2室外熱交換器に流入する。そのため、第2室外熱交換器に流れる冷却水の温度を高くすることが可能となる。したがって、この熱交換システムは、暖房運転を行う際、第2室外熱交換器の着霜を防ぐことができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1を参照しつつ説明する。本実施形態の熱交換システム1は、例えば電動車両等に搭載され、車室内空調を行うと共に、電池冷却およびモータジェネレータなど駆動機器の冷却にも用いられるものである。
第1実施形態について図1を参照しつつ説明する。本実施形態の熱交換システム1は、例えば電動車両等に搭載され、車室内空調を行うと共に、電池冷却およびモータジェネレータなど駆動機器の冷却にも用いられるものである。
<熱交換システム1の構成>
熱交換システム1の構成について説明する。
図1に示すように、熱交換システム1は、ヒートポンプサイクル2、高温水回路3、および低温水回路5を備えている。
熱交換システム1の構成について説明する。
図1に示すように、熱交換システム1は、ヒートポンプサイクル2、高温水回路3、および低温水回路5を備えている。
まず、ヒートポンプサイクル2の構成について説明する。
ヒートポンプサイクル2は、圧縮機20、水冷コンデンサ21、内部熱交換器22、第1膨張弁23、第2膨張弁24、チラー25、およびエバポレータ26が冷媒配管27、271、272により接続された蒸気圧縮式冷凍機である。ヒートポンプサイクル2は、冷媒として例えばHFC系冷媒(例えば、R134a)またはHFO系冷媒(例えば、R1234yf)等を用いており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルを構成している。
なお、図では、配管の参照符号の末尾にアルファベットを付している。以下の説明では、必要に応じて、配管の参照符号の末尾にアルファベットを付すこととする。
ヒートポンプサイクル2は、圧縮機20、水冷コンデンサ21、内部熱交換器22、第1膨張弁23、第2膨張弁24、チラー25、およびエバポレータ26が冷媒配管27、271、272により接続された蒸気圧縮式冷凍機である。ヒートポンプサイクル2は、冷媒として例えばHFC系冷媒(例えば、R134a)またはHFO系冷媒(例えば、R1234yf)等を用いており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界冷凍サイクルを構成している。
なお、図では、配管の参照符号の末尾にアルファベットを付している。以下の説明では、必要に応じて、配管の参照符号の末尾にアルファベットを付すこととする。
圧縮機20は、冷媒吸入口から吸入した冷媒を圧縮し、冷媒吐出口から冷媒配管27aに吐き出すものである。圧縮機20は、図示しない電動モータの動力により駆動される。圧縮機20として、固定容量型または可変容量型のいずれを採用してもよい。なお、圧縮機20の回転数は、図示しない制御装置により制御される。
圧縮機20から吐き出された高圧冷媒は、冷媒配管27aを通じて水冷コンデンサ21に流入する。水冷コンデンサ21は、圧縮機20から吐き出された冷媒と、高温水回路3を循環する冷却水との熱交換を行う熱交換器である。水冷コンデンサ21を流れる冷媒は、冷却水に放熱して凝縮する。また、水冷コンデンサ21の冷媒流路の途中には気液分離器としてのレシーバ211が設けられている。
水冷コンデンサ21の下流側には内部熱交換器22が設けられている。内部熱交換器22は、水冷コンデンサ21から流出した高圧冷媒と、低温水回路5を循環する冷却水との熱交換を行う熱交換器である。内部熱交換器22では、水冷コンデンサ21から流出した高圧冷媒の放熱により、低温水回路5においてチラー25から流出した冷却水が加熱される。
内部熱交換器22の下流側の冷媒配管27cは、冷媒分岐部28を介して第1分岐配管271aと第2分岐配管272aとに分かれている。第1分岐配管271には、第1膨張弁23とチラー25が設けられている。第1膨張弁23は、オリフィスまたはノズルなどの固定絞り、或いは、温度式膨張弁または電子式膨張弁などの可変絞りにより構成される。第1膨張弁23は、内部熱交換器22から流出した冷媒を減圧膨張させる減圧手段である。第1膨張弁23を通過して減圧された冷媒は、気液二相状態となってチラー25に流入する。
チラー25は、第1膨張弁23で減圧されて気液二相状態となった冷媒と、低温水回路5を循環する冷却水との熱交換を行う熱交換器である。チラー25では、気液二相状態となった冷媒が、低温水回路5を循環する冷却水から吸熱して蒸発する。また、チラー25を流れる冷却水は、チラー25を流れる冷媒に放熱して冷却される。
一方、第2分岐配管272には、第2膨張弁24とエバポレータ26が設けられている。第2膨張弁24も、第1膨張弁23と同様に、内部熱交換器22から流出した冷媒を減圧膨張させる減圧手段である。第2膨張弁24を通過して減圧された冷媒は、気液二相状態となってエバポレータ26に流入する。
エバポレータ26は、エアコンユニット4内に設けられている。エバポレータ26は、第2膨張弁24で減圧されて気液二相状態となった冷媒と、エアコンユニット4から車室内に供給される空調風との熱交換を行う熱交換器である。エバポレータ26では、気液二相状態となった冷媒が空調風から吸熱して蒸発する。また、エアコンユニット4を流れる空調風は、エバポレータ26を流れる冷媒に放熱して冷却され、車室内に吹き出される。
第1分岐配管271cと第2分岐配管272cとは冷媒合流部29で接続されている。冷媒合流部29と圧縮機20の冷媒吸入口とは冷媒配管27dを介して接続されている。そのため、チラー25で蒸発した気相冷媒とエバポレータ26で蒸発した気相冷媒は、冷媒合流部29で合流した後、圧縮機20に吸入される。
次に、高温水回路3の構成について説明する。
高温水回路3は、第1ウォータポンプ30、水冷コンデンサ21、ヒータコア31、および第1室外熱交換器32などが第1〜第3高温水配管34、35、36により接続された回路である。高温水回路3を循環する冷却水には、例えば、エチレングリコールなどを主成分とした不凍液、ロングライフクーラント(LLC)などが用いられる。
高温水回路3は、第1ウォータポンプ30、水冷コンデンサ21、ヒータコア31、および第1室外熱交換器32などが第1〜第3高温水配管34、35、36により接続された回路である。高温水回路3を循環する冷却水には、例えば、エチレングリコールなどを主成分とした不凍液、ロングライフクーラント(LLC)などが用いられる。
第1高温水配管34の一端と第2高温水配管35の一端と第3高温水配管36の一端とは、第1接続部38により接続されている。第1高温水配管34の他端と第2高温水配管35の他端と第3高温水配管36の他端とは、第2接続部39により接続されている。
第1ウォータポンプ30と水冷コンデンサ21は、第1高温水配管34に設けられている。第1ウォータポンプ30は、高温水回路3に冷却水を循環させる。上述したように、水冷コンデンサ21は、高温水回路3を循環する冷却水と、圧縮機20から吐き出された高圧冷媒との熱交換を行う熱交換器である。水冷コンデンサ21を流れる冷却水は、ヒートポンプサイクル2の高温高圧冷媒によって加熱される。
ヒータコア31は、第2高温水配管35に設けられている。ヒータコア31は、エアコンユニット4内に設けられている。ヒータコア31は、水冷コンデンサ21で加熱された冷却水と、エアコンユニット4から車室内に供給される空調風との熱交換を行う熱交換器である。エアコンユニット4を流れる空調風は、ヒータコア31を流れる高温の冷却水により加熱され、車室内に吹き出される。
第1室外熱交換器32は、第3高温水配管36に設けられている。第1室外熱交換器32は、水冷コンデンサ21で加熱された冷却水と外気との熱交換を行う熱交換器である。第1室外熱交換器32を流れる冷却水は、外気に放熱して冷却される。なお、第1室外熱交換器32と後述する第2室外熱交換器51とは一体化されたモジュールとして構成された複合熱交換器である。
第1室外熱交換器32と第2室外熱交換器51は、車両のボンネット内の前方の部位に、外気の流れ方向に並ぶように配置されている。また、第1室外熱交換器32と第2室外熱交換器51に対して外気を送付するためのファン37が設置される。なお、この複合熱交換器は、第1室外熱交換器32を流れる冷却水と第2室外熱交換器51を流れる冷却水とが混ざらないように構成されている。
第2高温水配管35a、35bの途中には第1電磁弁40が設けられている。また、第3高温水配管36a、36bの途中には第2電磁弁41が設けられている。第1電磁弁40と第2電磁弁41の駆動は、図示しない制御装置により制御される。第1電磁弁40と第2電磁弁41は、第2高温水配管35を流れる冷却水の流量と、第3高温水配管36を流れる冷却水の流量とを調整可能な流量調整弁である。
続いて、低温水回路5の構成について説明する。
低温水回路5は、第2ウォータポンプ50、チラー25、内部熱交換器22、第2室外熱交換器51、電池冷却器52、第3ウォータポンプ53、および駆動系冷却器54、55などが第1〜第3低温水配管56、57、58により接続された回路である。低温水回路5を循環する冷却水にも、高温水回路3と同様に、例えば、エチレングリコールなどを主成分とした不凍液、ロングライフクーラント(LLC)などが用いられる。
低温水回路5は、第2ウォータポンプ50、チラー25、内部熱交換器22、第2室外熱交換器51、電池冷却器52、第3ウォータポンプ53、および駆動系冷却器54、55などが第1〜第3低温水配管56、57、58により接続された回路である。低温水回路5を循環する冷却水にも、高温水回路3と同様に、例えば、エチレングリコールなどを主成分とした不凍液、ロングライフクーラント(LLC)などが用いられる。
第2ウォータポンプ50とチラー25と内部熱交換器22と第2室外熱交換器51は、第1低温水配管56に設けられている。第2ウォータポンプ50は、低温水回路5に冷却水を循環させる。上述したように、チラー25は、低温水回路5を循環する冷却水と、ヒートポンプサイクル2の第1膨張弁23で減圧されて気液二相状態となった冷媒との熱交換を行う熱交換器である。低温水回路5においてチラー25を流れる冷却水は、ヒートポンプサイクル2においてチラー25を流れる冷媒に放熱して冷却される。
上述したように、内部熱交換器22は、低温水回路5を循環する冷却水と、ヒートポンプサイクル2の水冷コンデンサ21から流出した高圧冷媒との熱交換を行う熱交換器である。内部熱交換器22では、ヒートポンプサイクル2において水冷コンデンサ21から流出した高圧冷媒の放熱により、低温水回路5においてチラー25から流出した冷却水が加熱される。
第2室外熱交換器51は、低温水回路5を循環する冷却水と外気との熱交換を行う熱交換器である。第2室外熱交換器51には、内部熱交換器22から流出した冷却水が流れる。第2室外熱交換器51を流れる冷却水の温度が外気温より低い場合、第2室外熱交換器51を流れる冷却水は、外気から吸熱する。第2室外熱交換器51から流出した冷却水は、第1低温水配管56g、56h、56aを通り、チラー25に流れる。
第1低温水配管56b、56cのうち、チラー25の冷却水出口と内部熱交換器22の冷却水入口とを接続する部位の途中に第1分岐部59が設けられている。また、第1低温水配管56a、56hのうち、第2室外熱交換器51の冷却水出口とチラー25の冷却水入口とを接続する部位の途中に第2分岐部60が設けられている。第2低温水配管57は、その第1分岐部59と第2分岐部60とを接続する配管である。
第2低温水配管57b、57cの途中には、電池冷却器52が設けられている。電池冷却器52は、第2低温水配管57を流れる冷却水と、車両に搭載される電池との熱交換により電池を冷却するための熱交換器である。電池冷却器52を流れる冷却水は、電池の発熱により加熱される。
第1低温水配管56c、56dのうち、第1分岐部59と内部熱交換器22との途中の部位には第3電磁弁61が設けられている。また、第2低温水配管57a、57bのうち、第1分岐部59と電池冷却器52との途中の部位には第4電磁弁62が設けられている。第3電磁弁61と第4電磁弁62の駆動は、図示しない制御装置により制御される。第3電磁弁61と第4電磁弁62は、第1低温水配管56c〜56hを流れる冷却水の流量と、第2低温水配管57を流れる冷却水の流量を調整可能な流量調整弁である。
第1低温水配管56e、56fのうち、内部熱交換器22の冷却水出口と第2室外熱交換器51の冷却水入口とを接続する部位の途中に第3分岐部63が設けられている。また、第1低温水配管56g、56hのうち、第2室外熱交換器51の冷却水出口とチラー25の冷却水入口とを接続する部位の途中に第4分岐部64が設けられている。詳細には、第4分岐部64は、第1低温水配管56g、56hのうち、第2室外熱交換器51の冷却水出口と第2分岐部60とを接続する部位の途中に設けられている。第3低温水配管58は、その第3分岐部63と第4分岐部64とを接続する配管である。
第3低温水配管58の途中には、第3ウォータポンプ53と駆動系冷却器54、55が設けられている。第3ウォータポンプ53は、第3低温水配管58に冷却水を流すためのポンプである。駆動系冷却器54、55は、モータジェネレータ用冷却器54とインバータ冷却器55などである。駆動系冷却器54、55は、第3低温水配管58を流れる冷却水と、モータジェネレータおよびインバータなどの駆動系機器との熱交換により、駆動系機器を冷却するための熱交換器である。第3低温水配管58を流れる冷却水は、駆動系機器の発熱により加熱される。第3低温水配管58において駆動系機器の発熱により加熱された冷却水は、第3分岐部63から第1低温水配管56fを通り、第2室外熱交換器51に流れる。第2室外熱交換器51を流れる冷却水の温度が外気温より高い場合、第2室外熱交換器51を流れる冷却水は外気に放熱する。
<熱交換システム1の作動>
熱交換システム1の作動について説明する。
熱交換システム1の作動について説明する。
<暖房運転>
まず、熱交換システム1により暖房運転が行われる場合について説明する。暖房運転時、ヒートポンプサイクル2では、圧縮機20→水冷コンデンサ21→内部熱交換器22→第1膨張弁23→チラー25→圧縮機20の順に冷媒が循環する。圧縮機20で圧縮された高圧冷媒は、水冷コンデンサ21で凝縮し、内部熱交換器22で過冷却度を大きくした後、第1膨張弁23で減圧されてチラー25で蒸発し、圧縮機20に吸入される。
まず、熱交換システム1により暖房運転が行われる場合について説明する。暖房運転時、ヒートポンプサイクル2では、圧縮機20→水冷コンデンサ21→内部熱交換器22→第1膨張弁23→チラー25→圧縮機20の順に冷媒が循環する。圧縮機20で圧縮された高圧冷媒は、水冷コンデンサ21で凝縮し、内部熱交換器22で過冷却度を大きくした後、第1膨張弁23で減圧されてチラー25で蒸発し、圧縮機20に吸入される。
なお、除湿暖房運転時には、ヒートポンプサイクル2の冷媒は、チラー25と共にエバポレータ26にも流れる。そのため、エアコンユニット4を流れる空調風は、エバポレータ26を通過する際に空気中に含まれる水蒸気が凝縮する。これにより、車室内の除湿が行われる。
高温水回路3では、第1ウォータポンプ30→水冷コンデンサ21→ヒータコア31→第1ウォータポンプ30の順に冷却水が循環する。高温水回路3を循環する冷却水は、水冷コンデンサ21で加熱された後、ヒータコア31を流れる際にエアコンユニット4を流れる空調風を加熱する。これにより、車室内の暖房が行われる。
なお、高温水回路3を循環する冷却水が水冷コンデンサ21で高圧冷媒から吸熱した熱量が車室内の暖房に要求される熱量より大きい場合、高温水回路3を循環する冷却水は、ヒータコア31と共に第1室外熱交換器32にも流れる。これにより、第1室外熱交換器32で冷却水から外気へ放熱が行われる。
なお、高温水回路3を循環する冷却水が水冷コンデンサ21で高圧冷媒から吸熱した熱量が車室内の暖房に要求される熱量より大きい場合、高温水回路3を循環する冷却水は、ヒータコア31と共に第1室外熱交換器32にも流れる。これにより、第1室外熱交換器32で冷却水から外気へ放熱が行われる。
低温水回路5では、第2ウォータポンプ50→チラー25→内部熱交換器22→第2室外熱交換器51→第2ウォータポンプ50の順に冷却水が循環する。低温水回路5を循環する冷却水は、チラー25で冷却され、内部熱交換器22で加熱された後、第2室外熱交換器51で外気と熱交換を行う。このとき、内部熱交換器22で冷却水を加熱し、第2室外熱交換器51に流入する冷却水の温度を0℃以上とすることで、第2室外熱交換器51の着霜を防ぐことができる。
なお、第3電磁弁61と第4電磁弁62の開度を調整し、第2低温水配管57に設けられた電池冷却器52に冷却水を循環させることで、電池の冷却を行うことが可能である。また、第3ウォータポンプ53を駆動し、第3低温水配管58に冷却水を循環させることで、モータジェネレータおよびインバータなどの駆動系機器を冷却することが可能である。その際、電池または駆動系機器から冷却水が吸熱した熱を、第2室外熱交換器51で冷却水から外気に放熱することや、チラー25で冷却水から冷媒に放熱することも可能である。
<冷房運転>
次に、熱交換システム1により冷房運転が行われる場合について説明する。冷房運転時、ヒートポンプサイクル2では、圧縮機20→水冷コンデンサ21→内部熱交換器22→第2膨張弁24→エバポレータ26→圧縮機20の順に冷媒が循環する。圧縮機20で圧縮された高圧冷媒は、水冷コンデンサ21で凝縮した後、第2膨張弁24で減圧されてエバポレータ26で蒸発し、圧縮機20に吸入される。
次に、熱交換システム1により冷房運転が行われる場合について説明する。冷房運転時、ヒートポンプサイクル2では、圧縮機20→水冷コンデンサ21→内部熱交換器22→第2膨張弁24→エバポレータ26→圧縮機20の順に冷媒が循環する。圧縮機20で圧縮された高圧冷媒は、水冷コンデンサ21で凝縮した後、第2膨張弁24で減圧されてエバポレータ26で蒸発し、圧縮機20に吸入される。
高温水回路3では、第1ウォータポンプ30→水冷コンデンサ21→第1室外熱交換器32→第1ウォータポンプ30の順に冷却水が循環する。高温水回路3を循環する冷却水は、水冷コンデンサ21で加熱された後、第1室外熱交換器32を流れる際に外気に放熱する。
なお、冷房運転時には、低温水回路5の冷却水の循環を停止してもよい。
但し、電池の冷却を行う場合、ヒートポンプサイクル2では、第1膨張弁23および第2膨張弁24の開度が調整され、エバポレータ26と共にチラー25にも冷媒が流れる。そして、低温水回路5では、第2ウォータポンプ50が駆動し、第3電磁弁61が閉じられ、第4電磁弁62が開かれる。そのため、低温水回路5の冷却水は、チラー25で冷却された後、第2低温水配管57を通り電池冷却器52に流れる。これにより、電池の冷却が行われる。
また、駆動系機器の冷却を行う場合、第3ウォータポンプ53を駆動する。これにより、駆動系冷却器54、55と第2室外熱交換器51とを冷却水が循環し、駆動系機器の冷却が行われる。
但し、電池の冷却を行う場合、ヒートポンプサイクル2では、第1膨張弁23および第2膨張弁24の開度が調整され、エバポレータ26と共にチラー25にも冷媒が流れる。そして、低温水回路5では、第2ウォータポンプ50が駆動し、第3電磁弁61が閉じられ、第4電磁弁62が開かれる。そのため、低温水回路5の冷却水は、チラー25で冷却された後、第2低温水配管57を通り電池冷却器52に流れる。これにより、電池の冷却が行われる。
また、駆動系機器の冷却を行う場合、第3ウォータポンプ53を駆動する。これにより、駆動系冷却器54、55と第2室外熱交換器51とを冷却水が循環し、駆動系機器の冷却が行われる。
以上説明した第1実施形態の熱交換システム1は、低温水回路5においてチラー25の冷却水出口と第2室外熱交換器51の冷却水入口とを接続する配管56d、56eの途中に内部熱交換器22を備えている。内部熱交換器22は、低温水回路5においてチラー25から流出した低温の冷却水を、ヒートポンプサイクル2において水冷コンデンサ21から流出した高圧冷媒により加熱するように構成されている。
これにより、熱交換システム1により暖房運転が行われる場合、第2室外熱交換器51に流れる冷却水の温度を高くすることが可能である。具体的には、内部熱交換器22から第2室外熱交換器51に流入する冷却水の温度は0℃以上とされる。したがって、この熱交換システム1は、暖房運転を行う際、第2室外熱交換器51の着霜を防ぐことができる。
これにより、熱交換システム1により暖房運転が行われる場合、第2室外熱交換器51に流れる冷却水の温度を高くすることが可能である。具体的には、内部熱交換器22から第2室外熱交換器51に流入する冷却水の温度は0℃以上とされる。したがって、この熱交換システム1は、暖房運転を行う際、第2室外熱交換器51の着霜を防ぐことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してヒートポンプサイクル2の構成の一部を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してヒートポンプサイクル2の構成の一部を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図2に示すように、第2実施形態では、ヒートポンプサイクル2に冷媒流路切替弁201と冷媒配管接続部203と冷媒バイパス通路202が設けられている。冷媒流路切替弁201は、水冷コンデンサ21の下流側、且つ、内部熱交換器22の上流側の部位に設けられた三方弁である。冷媒流路切替弁201は、水冷コンデンサ21から流出した冷媒の流れを内部熱交換器22または冷媒バイパス通路202に切り替えることが可能である。また、冷媒配管接続部203は、内部熱交換器22の下流側、且つ、第1膨張弁23および第2膨張弁24の上流側の部位に設けられている。
冷媒バイパス通路202は、冷媒流路切替弁201と冷媒配管接続部203とを接続する冷媒配管である。すなわち、冷媒バイパス通路202は、冷媒配管27のうち水冷コンデンサ21の下流側かつ内部熱交換器22の上流側の部位27bと、内部熱交換器22の下流側かつ第1膨張弁23および第2膨張弁24の上流側の部位27cとを接続している。冷媒流路切替弁201の制御により、水冷コンデンサ21から流出した冷媒が冷媒バイパス通路202に流れるように流路が切り替えられると、冷媒は内部熱交換器22を迂回して第1膨張弁23または第2膨張弁24へ流れる。
以上説明した第2実施形態では、冷房運転が行われる場合、冷媒が冷媒バイパス通路202を流れ、内部熱交換器22を流れないようにすることで、内部熱交換器22による圧力損失の増加を防ぐことができる。また、第2実施形態の熱交換システム1も、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対して低温水回路5の構成の一部を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対して低温水回路5の構成の一部を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図3に示すように、第3実施形態では、低温水回路5に第5電磁弁65と冷却水バイパス通路66が設けられている。第5電磁弁65は、第1低温水配管56a、56hのうち、第2室外熱交換器51の下流側、且つ、チラー25の上流側の部位に設けられた三方弁である。また、第3実施形態では、第3電磁弁61も三方弁である。そして、冷却水バイパス通路66は、その第3電磁弁61と第5電磁弁65とを接続する冷却水配管である。すなわち、冷却水バイパス通路66は、第1低温水配管56のうち第2室外熱交換器51の下流側かつチラー25の上流側の部位56hと、チラー25の下流側かつ内部熱交換器22の上流側の部位56c、56dとを接続している。
また、第3実施形態では、第1低温水配管56のうち、第4分岐部64と第5電磁弁65とを接続する部位56hの途中に第2ウォータポンプ50が設けられている。また、第2低温水配管57の途中に第4ウォータポンプ67が設けられている。
第3実施形態では、冷房運転が行われる場合、低温水回路5において、第2ウォータポンプ50→冷却水バイパス通路66→内部熱交換器22→第2室外熱交換器51→第2ウォータポンプ50の順に冷却水が流れるようにすることが可能である。これにより、内部熱交換器22を流れる低温水回路5の冷却水により、ヒートポンプサイクル2の高圧冷媒の過冷却度を大きくすることができる。
また、第3実施形態では、低温水回路5において、第4ウォータポンプ67→チラー25→電池冷却器52→第4ウォータポンプ67の順に冷却水を循環させて、電池冷却を行うことも可能である。
さらに、第3実施形態の熱交換システム1も、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、第3実施形態の熱交換システム1も、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(1)上記各実施形態で説明した熱交換システム1の回路構成において、ウォータポンプ、電磁弁などは、必要に応じて適宜追加することが可能であり、位置を移動することも可能である。また、1つの電磁弁を複数の電磁弁で構成することが可能であり、複数の電磁弁を1つの電磁弁で構成することも可能である。
例えば、高温水回路3に設けた第1電磁弁40と第2電磁弁41を、三方弁として第1接続部38に設けてもよい。また、低温水回路5に設けた第3電磁弁61と第4電磁弁62を、三方弁として第1分岐部59に設けてもよい。
例えば、高温水回路3に設けた第1電磁弁40と第2電磁弁41を、三方弁として第1接続部38に設けてもよい。また、低温水回路5に設けた第3電磁弁61と第4電磁弁62を、三方弁として第1分岐部59に設けてもよい。
(2)上記各実施形態では、第1室外熱交換器32と第2室外熱交換器51は一体化された1つのモジュールとして構成されるものとしたが、これに限るものではない。第1室外熱交換器32と第2室外熱交換器51は別個に構成されるものとしてもよい。
(3)上記各実施形態では、熱交換システム1は、電動車両に搭載されるものとして説明したが、これに限るものではない。熱交換システム1は、例えば建造物等の空調に用いることも可能である。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、熱交換システムは、ヒートポンプサイクル、高温水回路および低温水回路を備える。
ヒートポンプサイクルは、圧縮機と水冷コンデンサと内部熱交換器と第1膨張弁と第2膨張弁とチラーとエバポレータとが冷媒配管により接続されている。圧縮機は、冷媒を圧縮する。水冷コンデンサは、圧縮機で圧縮された冷媒と冷却水との熱交換を行う。内部熱交換器は、水冷コンデンサから流出した冷媒と冷却水との熱交換を行う。第1膨張弁と第2膨張弁は、内部熱交換器から流出した冷媒を減圧膨張させる。エバポレータは、第1膨張弁で減圧された冷媒と冷却水との熱交換を行うチラーと、第2膨張弁で減圧された冷媒と空調風との熱交換を行う。
高温水回路は、水冷コンデンサと、その水冷コンデンサで加熱された冷却水により空調風を加熱するヒータコアと、水冷コンデンサで加熱された冷却水と外気との熱交換を行う第1室外熱交換器とが配管により接続されている。
低温水回路は、チラーと、そのチラーから流出した冷却水が流れる内部熱交換器と、内部熱交換器から流出した冷却水と外気との熱交換を行う第2室外熱交換器とが配管により接続されている。そして、その内部熱交換器は、ヒートポンプサイクルにおいて水冷コンデンサから流出した高圧冷媒により、低温水回路においてチラーから流出した冷却水を加熱するように構成されている。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、熱交換システムは、ヒートポンプサイクル、高温水回路および低温水回路を備える。
ヒートポンプサイクルは、圧縮機と水冷コンデンサと内部熱交換器と第1膨張弁と第2膨張弁とチラーとエバポレータとが冷媒配管により接続されている。圧縮機は、冷媒を圧縮する。水冷コンデンサは、圧縮機で圧縮された冷媒と冷却水との熱交換を行う。内部熱交換器は、水冷コンデンサから流出した冷媒と冷却水との熱交換を行う。第1膨張弁と第2膨張弁は、内部熱交換器から流出した冷媒を減圧膨張させる。エバポレータは、第1膨張弁で減圧された冷媒と冷却水との熱交換を行うチラーと、第2膨張弁で減圧された冷媒と空調風との熱交換を行う。
高温水回路は、水冷コンデンサと、その水冷コンデンサで加熱された冷却水により空調風を加熱するヒータコアと、水冷コンデンサで加熱された冷却水と外気との熱交換を行う第1室外熱交換器とが配管により接続されている。
低温水回路は、チラーと、そのチラーから流出した冷却水が流れる内部熱交換器と、内部熱交換器から流出した冷却水と外気との熱交換を行う第2室外熱交換器とが配管により接続されている。そして、その内部熱交換器は、ヒートポンプサイクルにおいて水冷コンデンサから流出した高圧冷媒により、低温水回路においてチラーから流出した冷却水を加熱するように構成されている。
第2の観点によれば、低温水回路は、第1分岐部と、第2分岐部と、電池冷却器とをさらに有する。第1分岐部は、チラーの冷却水出口と内部熱交換器の冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられる。第2分岐部は、第2室外熱交換器の冷却水出口とチラーの冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられる。電池冷却器は、第1分岐部と第2分岐部とを接続する配管の途中に設けられ、冷却水と電池との熱交換を行う。
これによれば、低温水回路を循環する冷却水により電池の冷却を行うことができる。
これによれば、低温水回路を循環する冷却水により電池の冷却を行うことができる。
第3の観点によれば、低温水回路は、第3分岐部と、第4分岐部と、駆動系冷却器とをさらに有する。第3分岐部は、内部熱交換器の冷却水出口と第2室外熱交換器の冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられる。第4分岐部は、第2室外熱交換器の冷却水出口とチラーの冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられる。駆動系冷却器は、第3分岐部と第4分岐部とを接続する配管の途中に設けられ、冷却水と車両駆動機器との熱交換を行う。
これによれば、低温水回路を循環する冷却水により車両駆動機器の冷却を行うことができる。
これによれば、低温水回路を循環する冷却水により車両駆動機器の冷却を行うことができる。
第4の観点によれば、ヒートポンプサイクルは、冷媒バイパス通路と冷媒流路切替弁をさらに有する。冷媒バイパス通路は、冷媒配管のうち水冷コンデンサの下流側かつ内部熱交換器の上流側の部位と、内部熱交換器の下流側かつ第1膨張弁および第2膨張弁の上流側の部位とを接続する。冷媒流路切替弁は、水冷コンデンサから流出した冷媒の流れを冷媒バイパス通路または内部熱交換器に切り替える。
これによれば、熱交換システムにより冷房運転が行われる場合、冷媒が冷媒バイパス通路を流れ、内部熱交換器を流れないようにすることで、内部熱交換器による圧力損失の増加を防ぐことができる。
これによれば、熱交換システムにより冷房運転が行われる場合、冷媒が冷媒バイパス通路を流れ、内部熱交換器を流れないようにすることで、内部熱交換器による圧力損失の増加を防ぐことができる。
第5の観点によれば、低温水回路は、冷却水バイパス通路と電磁弁をさらに有する。冷却水バイパス通路は、冷却水配管のうち第2室外熱交換器の下流側かつチラーの上流側の部位と、チラーの下流側かつ内部熱交換器の上流側の部位とを接続する。電磁弁は、第2室外熱交換器から流出した冷却水の流れを冷却水バイパス通路またはチラーに切り替える。
これによれば、熱交換システムにより冷房運転が行われる場合、内部熱交換器を流れる低温水回路の冷却水により、ヒートポンプサイクルの高圧冷媒の過冷却度を大きくすることができる。また、低温水回路の冷却水が冷却水バイパス通路を流れ、チラーを流れないようにすることで、チラーによる圧力損失の増加を防ぐことができる。
これによれば、熱交換システムにより冷房運転が行われる場合、内部熱交換器を流れる低温水回路の冷却水により、ヒートポンプサイクルの高圧冷媒の過冷却度を大きくすることができる。また、低温水回路の冷却水が冷却水バイパス通路を流れ、チラーを流れないようにすることで、チラーによる圧力損失の増加を防ぐことができる。
1 熱交換システム
2 ヒートポンプサイクル
3 高温水回路
5 低温水回路
21 水冷コンデンサ
22 内部熱交換器
25 チラー
31 ヒータコア
32 第1室外熱交換器
51 第2室外熱交換器
2 ヒートポンプサイクル
3 高温水回路
5 低温水回路
21 水冷コンデンサ
22 内部熱交換器
25 チラー
31 ヒータコア
32 第1室外熱交換器
51 第2室外熱交換器
Claims (5)
- 熱交換システムにおいて、
冷媒を圧縮する圧縮機(20)と、前記圧縮機で圧縮された冷媒と冷却水との熱交換を行う水冷コンデンサ(21)と、前記水冷コンデンサから流出した冷媒と冷却水との熱交換を行う内部熱交換器(22)と、前記内部熱交換器から流出した冷媒を減圧膨張させる第1膨張弁(23)および第2膨張弁(24)と、前記第1膨張弁で減圧された冷媒と冷却水との熱交換を行うチラー(25)と、前記第2膨張弁で減圧された冷媒と空調風との熱交換を行うエバポレータ(26)とが冷媒配管(27、271、272)により接続されたヒートポンプサイクル(2)と、
前記水冷コンデンサと、前記水冷コンデンサで加熱された冷却水により空調風を加熱するヒータコア(31)と、前記水冷コンデンサで加熱された冷却水と外気との熱交換を行う第1室外熱交換器(32)とが配管(34、35、36)により接続された高温水回路(3)と、
前記チラーと、前記チラーから流出した冷却水が流れる前記内部熱交換器と、前記内部熱交換器から流出した冷却水と外気との熱交換を行う第2室外熱交換器(51)とが配管(56、57、58)により接続された低温水回路(5)と、を備え、
前記内部熱交換器は、前記ヒートポンプサイクルにおいて前記水冷コンデンサから流出した高圧冷媒により、前記低温水回路において前記チラーから流出した冷却水を加熱するように構成されていることを特徴とする、熱交換システム。 - 前記低温水回路は、
前記チラーの冷却水出口と前記内部熱交換器の冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられた第1分岐部(59)と、
前記第2室外熱交換器の冷却水出口と前記チラーの冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられた第2分岐部(60)と、
前記第1分岐部と前記第2分岐部とを接続する配管(57)の途中に設けられ、冷却水と電池との熱交換を行う電池冷却器(52)と、をさらに有する、請求項1に記載の熱交換システム。 - 前記低温水回路は、
前記内部熱交換器の冷却水出口と前記第2室外熱交換器の冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられた第3分岐部(63)と、
前記第2室外熱交換器の冷却水出口と前記チラーの冷却水入口とを接続する配管の途中に設けられた第4分岐部(64)と、
前記第3分岐部と前記第4分岐部とを接続する配管の途中に設けられ、冷却水と車両駆動機器との熱交換を行う駆動系冷却器(54、55)と、をさらに有する、請求項1または2に記載の熱交換システム。 - 前記ヒートポンプサイクルは、
冷媒配管のうち前記水冷コンデンサの下流側かつ前記内部熱交換器の上流側の部位と、前記内部熱交換器の下流側かつ前記第1膨張弁および前記第2膨張弁の上流側の部位とを接続する冷媒バイパス通路(202)と、
前記水冷コンデンサから流出した冷媒の流れを前記冷媒バイパス通路または前記内部熱交換器に切り替える冷媒流路切替弁(201)と、をさらに有する、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換システム。 - 前記低温水回路は、
冷却水配管のうち前記第2室外熱交換器の下流側かつ前記チラーの上流側の部位と、前記チラーの下流側かつ前記内部熱交換器の上流側の部位とを接続する冷却水バイパス通路(66)と、
前記第2室外熱交換器から流出した冷却水の流れを前記冷却水バイパス通路または前記チラーに切り替える電磁弁(61、65)と、をさらに有する、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換システム。
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| JP2019101543A JP2020192965A (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 熱交換システム |
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- 2019-05-30 JP JP2019101543A patent/JP2020192965A/ja active Pending
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