JP2020198521A - プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信を用いた情報処理システムにおけるユーザ利便性を向上させること。【解決手段】情報処理装置が有するコンピュータに、所定の条件を満たす第1のグループに属する通信装置から送出された所定の情報に基づく処理を実行し、第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された所定の情報に基づく処理を実行しない処理を実行させるプログラムが提供される。第1のグループが情報処理装置が受信した所定の信号の送出元の通信装置を所定の割合以上または所定の数以上含んでいることに少なくとも基づいて、第1のグループが所定の条件を満たすグループとして特定される。【選択図】図1
Description
本発明は、取得すべき情報の選択技術に関する。
Bluetooth等の通信規格に従ってビーコンを送出するビーコン発生装置と、ビーコンを受信して、受信したビーコンに応じた処理を実行するビーコン受信装置とを含んだシステムが知られている(特許文献1参照)。
複数のビーコン発生装置がそれぞれビーコンを送出する場合、ビーコン受信装置が適切な処理を実行することができないなど、ユーザ利便性が劣化してしまうことがありうる。
本発明は、通信を用いた情報処理システムにおけるユーザ利便性を向上させる技術を提供する。
本発明の一態様によるプログラムは、複数のグループのうちいずれかにそれぞれが属する複数の通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータに、前記複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信ステップと、前記複数のグループの中から、所定の条件を満たす第1のグループを特定する特定ステップと、前記所定の条件を満たす前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行し、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行しない実行ステップと、を実行させ、前記第1のグループが、前記情報処理装置が受信した前記所定の信号の送出元の通信装置を所定の割合以上又は所定の数以上含んでいることに少なくとも基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、ことを特徴とする。
本発明によれば、通信を用いた情報処理システムにおけるユーザ利便性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る通信システムとシステム内の装置の構成例を示す。通信システムは、例えば、情報処理装置101、アクセスポイント131、及び、通信装置151を含んで構成される。また、通信システムは、インターネット120等のネットワークと、そのネットワークを介して情報処理装置101(場合によっては通信装置151)が通信可能なサーバ121を含む。情報処理装置101は、例えば、スマートフォン、携帯端末、ノートPC(Personal Computer)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等の任意の情報処理装置である。なお、以下では、情報処理装置101はスマートフォンであるものとする。また、通信装置151は、ビーコン発生装置であるものとする。ただし、これに限られず、通信装置151は、情報処理装置101と無線通信を行うことが可能である限りにおいて、例えばプリンタなどの任意の電子機器でありうる。なお、通信装置151がプリンタである場合、そのプリンタは、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタなど、様々な方式のプリンタでありうる。また、通信装置151は、複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ等であってもよい。さらに、通信装置151は、複写機能、FAX機能、印刷機能等の、複数の機能を有する複合機であってもよい。また、通信装置151は、一例において照明器具やデジタルサイネージ等に内蔵されていてもよい。すなわち、通信装置151は、ビーコン発生装置として動作可能である限りにおいて、どのような形態をとってもよい。
図1に、本実施形態に係る通信システムとシステム内の装置の構成例を示す。通信システムは、例えば、情報処理装置101、アクセスポイント131、及び、通信装置151を含んで構成される。また、通信システムは、インターネット120等のネットワークと、そのネットワークを介して情報処理装置101(場合によっては通信装置151)が通信可能なサーバ121を含む。情報処理装置101は、例えば、スマートフォン、携帯端末、ノートPC(Personal Computer)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等の任意の情報処理装置である。なお、以下では、情報処理装置101はスマートフォンであるものとする。また、通信装置151は、ビーコン発生装置であるものとする。ただし、これに限られず、通信装置151は、情報処理装置101と無線通信を行うことが可能である限りにおいて、例えばプリンタなどの任意の電子機器でありうる。なお、通信装置151がプリンタである場合、そのプリンタは、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタなど、様々な方式のプリンタでありうる。また、通信装置151は、複写機やファクシミリ装置、携帯端末、スマートフォン、ノートPC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、テレビ等であってもよい。さらに、通信装置151は、複写機能、FAX機能、印刷機能等の、複数の機能を有する複合機であってもよい。また、通信装置151は、一例において照明器具やデジタルサイネージ等に内蔵されていてもよい。すなわち、通信装置151は、ビーコン発生装置として動作可能である限りにおいて、どのような形態をとってもよい。
情報処理装置101は、一例において、入力インタフェース102、CPU103、ROM104、RAM105、外部記憶装置106、出力インタフェース107、通信部109、及び、近距離無線通信部110を有する。なお、これらのブロックは、例えば内部バスを用いて相互に接続される。また、CPUはCentral Processing Unitの、ROMはRead Only Memoryの、RAMはRandom Access Memoryの、頭字語である。また、図1では、情報処理装置101の外部に表示部108(外部表示装置)が存在するような図解がなされているが、表示部108は情報処理装置101に内蔵されたディスプレイ等の情報提示装置であってもよい。なお、これらの構成は一例であり、情報処理装置101は、図示された以外のブロックを含んでもよい。また、図1における複数のブロックが1つのブロックにまとめられてもよいし、1つのブロックが2つ以上のブロックに分割されてもよい。すなわち、情報処理装置101は、後述するような処理を実行可能な範囲で任意の構成をとることができる。
CPU103は、システム制御部であり、情報処理装置101の全体を制御する。ROM104は、CPU103が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みOS(Operating System)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM104に格納されている各制御プログラムは、ROM104に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行うために用いられる。RAM105は、例えば、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static RAM)等によって構成される。なお、RAM105は、不図示のデータバックアップ用の一次電池によってデータが保持されるため、プログラム制御変数等のデータを揮発させずに格納することができる。また、情報処理装置101の設定情報や情報処理装置101の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM105に設けられる。また、RAM105は、CPU103の主メモリ及びワークメモリとしても用いられる。外部記憶装置106は、印刷実行機能を提供するアプリケーションを記憶する。また、外部記憶装置106は、通信部109や近距離無線通信部110を介して接続している通信装置151との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムを記憶する。これらのプログラムが使用する各種情報や、通信部を介して他の情報処理装置やインターネットから得られた画像データも、外部記憶装置106に保存されうる。
入力インタフェース102は、ユーザからのデータ入力や動作指示の受付のためのインタフェースであり、物理キーボードやボタン等で構成される。出力インタフェース107は、表示部108に、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行わせるための制御を行うインタフェースである。表示部108は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などを含んで構成され、データの表示や情報処理装置101の状態のユーザへの通知を行う。なお、ユーザからの操作の受け付け等のための入力インタフェース102と、画面の出力のための後述の出力インタフェース107(及び表示部108)とが、タッチパネル等の1つの装置によって実現されてもよい。例えば、表示部108上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを含んだソフトキーボードを表示させることにより、表示部108を介してユーザからの入力の受け付けが行われうる。なお、出力インタフェース107は、音出力や振動出力によって、不図示の出力部に情報を提示させるための制御を行ってもよい。
通信部109は、サーバ等の装置と接続してデータ通信を実行するための、回路やインタフェースを含んで構成される。例えば、通信部109は、無線通信インタフェース及び無線通信用の通信回路を有しうる。なお、通信部109は、有線通信インタフェース及び有線通信用の通信回路を有してもよい。通信部109が無線通信を行う場合の無線通信方式は、LTE(ロングタームエボリューション)等のセルラ通信方式、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等でありうるが、これら以外の方式が用いられてもよい。ここで、Wi−Fiは、Wireless Fidelityの略称である。通信部109は、例えば、情報処理装置101がインターネット120を介してサーバ121に接続するために用いられる。ここで、通信部109は、情報処理装置101や通信装置151の外部に存在する装置(例えばアクセスポイント131やセルラ基地局)を介して、サーバ121と通信してもよい。また、通信部109は、例えば、サーバ121に備えられた通信機能と直接(有線ケーブル又は無線通信用アンテナを介して)通信してもよい。アクセスポイント131は、例えば、無線LANルータ等の機器でありうる。
近距離無線通信部110は、情報処理装置101と一定の近距離範囲内に存在する通信装置151等の他の装置と無線接続し、データ通信を実行するための回路やアンテナを含んで構成されるデバイスである。近距離無線通信部110は、通信部109と異なる無線通信規格に従って動作する。例えば、近距離無線通信部110は、Bluetooth5.1規格に従って動作し、通信部109は、IEEE802.11シリーズの無線LAN規格に従って動作しうる。
通信装置151は、一例において、ROM152、RAM153、CPU154、通信部156、及び、近距離無線通信部157を有する。なお、これらのブロックは、例えば内部バスを用いて相互に接続される。なお、これらの構成は一例であり、通信装置151は、図示された以外のブロックを含んでもよい。また、図1における複数のブロックが1つのブロックにまとめられてもよいし、1つのブロックが2つ以上のブロックに分割されてもよい。すなわち、通信装置151は、後述するような処理を実行可能な範囲で任意の構成をとることができる。
CPU154は、システム制御部であり、通信装置151の全体を制御する。RAM153は、バックアップ電源を必要とするSRAM等によって構成される。RAM153は、不図示のデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されるため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、通信装置151の設定情報や通信装置151の管理データ等を格納するメモリエリアも、RAM153に設けられる。また、RAM153は、CPU154の主メモリとワークメモリとしても用いられ、外部装置等から受信したガイドアプリで利用する情報等を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。ROM152は、CPU154が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM152に格納されている各制御プログラムは、ROM152に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行うために用いられる。
通信部156は、例えば無線LAN等の無線通信規格に従って通信するための、アンテナや回路等を含んで構成される。通信部156は、例えば、無線LANのステーションとして、アクセスポイント131に接続しうる。また、通信部156は、無線LANのアクセスポイントとして機能し、ステーションとして動作する他の通信装置と接続してもよい。また、通信部156は、自装置がステーションとして動作しながら、ステーションとして動作する他の通信装置と、端末間通信を行うようにしてもよい。また、通信部156は、Bluetooth等の他の無線通信規格や有線通信規格に従って通信するように構成されてもよい。なお、通信部156は、有線通信のためのインタフェース及び回路を含んで構成されてもよい。
近距離無線通信部157は、通信装置151と一定の近距離範囲内に存在する、情報処理装置101等の他の装置と無線接続し、データ通信を実行するための回路やアンテナを含んで構成されるデバイスである。近距離無線通信部157は、通信部156と異なる無線通信規格に従って動作する。
なお、通信装置151には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、通信装置151に保存される情報は、そのメモリに保存されてもよい。また、通信装置151は、メカスイッチボタンなどによる入力部(不図示)を有し、電源制御や簡単な設定等のユーザ入力を受付可能に構成されうる。また、通信装置151は、LED(発光ダイオード)等を用いて構成される簡単な表示部(不図示)を有し、この表示部によって、通信装置151の電源や通信などに関する状態を表示可能に構成されてもよい。
本実施形態では、近距離無線通信部110及び近距離無線通信部157は、Bluetooth5.1規格に準拠して無線通信を行うものとする。なお、Bluetooth5.1には、Classic Bluetooth規格と、Bluetooth Low Energy(BLE)規格とが含まれるが、近距離無線通信部110及び近距離無線通信部157はBLE規格に従って動作するものとする。また、本実施形態では、近距離無線通信部157が、後述のアドバタイズ情報をブロードキャストするアドバタイザ(又はスレーブ)として機能し、近距離無線通信部110が、アドバタイズ情報を受信するスキャナ(又はマスタ)として機能するものとする。また、通信部109および通信部156は無線LAN(Wi−Fi)によって通信を行うものとして説明する。
本実施形態では、情報処理装置101は、ROM104や外部記憶装置106等に所定のアプリケーションを実行するためのプログラム格納しているものとする。所定のアプリケーションは、例えば、近距離無線通信部110を介して通信装置151を検知し、通信装置151に関連する位置情報やその位置情報に対応する情報等を表示するためのアプリケーションプログラムでありうる。このような機能を有するアプリケーションを、以下では「ガイドアプリ」と呼ぶ。本実施形態では、商品販売店舗の情報やその店舗が取り扱う商品をガイドするガイドアプリが用いられる場合について説明する。ただし、所定のアプリケーションは、ガイドアプリに限定されるものではなく、ガイドアプリに加えて又はこれに代えて、ガイド機能以外の機能に対応するアプリケーションであってもよい。
(アドバタイズの概要)
BLE規格におけるアドバタイズ情報の送信及びBLE接続要求の受信の処理について説明する。本実施形態では、上述のように、スレーブ機器として動作する近距離無線通信部157が、このアドバタイズ情報の送信とBLE接続要求の受信の処理を行う。BLEでは、2.4GHzの周波数帯が40チャネル(0〜39ch)に分割され、それらのチャネルを用いた通信が行われる。なお、これらのチャネルのうち、アドバタイズ情報の送信やBLE接続要求の受信には37〜39番目のチャネルが利用され、BLE接続後のデータ通信には0〜36番目のチャネルが利用される。図2は、1つのチャネルを利用してアドバタイズ情報を送信する際の消費電力を各処理別に示している。なお、図2では、縦軸が近距離無線通信部157の消費電力を示し、横軸が時間を示している。TX205は、アドバタイズ情報をブロードキャストする送信処理における総消費電力を示している。また、RX206は、BLE接続要求を受信するために受信器を有効にしておく受信処理における総消費電力を示している。このように、近距離無線通信部157は、所定のチャネルを用いて送信処理(TX205)を行った後、同一のチャネルを用いて受信処理(RX206)を一定時間にわたって行うことにより、情報処理装置101からBLE接続要求が送信されるのを待ち受ける。送信電力202は、送信処理による瞬間消費電力を示している。また、受信電力203は受信処理による瞬間消費電力を示している。また、マイコン動作電力201は、近距離無線通信部157内のマイコンが動作している場合の瞬間消費電力を示している。なお、信号の送信及び受信の処理を実行し又は停止するためにはマイコンが起動している必要があるため、TX205及びRX206の期間中及びその前後にもマイコンが動作するような設定が行われる。また、アドバタイズ情報の送信が複数チャネルで行われる場合は、アドバタイズ情報の送信及びBLE接続要求の受信の待ち受けを行うチャネルの数だけ消費電力が増える。また、近距離無線通信部157の瞬間消費電力は、マイコンが動作を行っておらず、省電力状態となっている間は、スリープ電力204まで抑制される。
BLE規格におけるアドバタイズ情報の送信及びBLE接続要求の受信の処理について説明する。本実施形態では、上述のように、スレーブ機器として動作する近距離無線通信部157が、このアドバタイズ情報の送信とBLE接続要求の受信の処理を行う。BLEでは、2.4GHzの周波数帯が40チャネル(0〜39ch)に分割され、それらのチャネルを用いた通信が行われる。なお、これらのチャネルのうち、アドバタイズ情報の送信やBLE接続要求の受信には37〜39番目のチャネルが利用され、BLE接続後のデータ通信には0〜36番目のチャネルが利用される。図2は、1つのチャネルを利用してアドバタイズ情報を送信する際の消費電力を各処理別に示している。なお、図2では、縦軸が近距離無線通信部157の消費電力を示し、横軸が時間を示している。TX205は、アドバタイズ情報をブロードキャストする送信処理における総消費電力を示している。また、RX206は、BLE接続要求を受信するために受信器を有効にしておく受信処理における総消費電力を示している。このように、近距離無線通信部157は、所定のチャネルを用いて送信処理(TX205)を行った後、同一のチャネルを用いて受信処理(RX206)を一定時間にわたって行うことにより、情報処理装置101からBLE接続要求が送信されるのを待ち受ける。送信電力202は、送信処理による瞬間消費電力を示している。また、受信電力203は受信処理による瞬間消費電力を示している。また、マイコン動作電力201は、近距離無線通信部157内のマイコンが動作している場合の瞬間消費電力を示している。なお、信号の送信及び受信の処理を実行し又は停止するためにはマイコンが起動している必要があるため、TX205及びRX206の期間中及びその前後にもマイコンが動作するような設定が行われる。また、アドバタイズ情報の送信が複数チャネルで行われる場合は、アドバタイズ情報の送信及びBLE接続要求の受信の待ち受けを行うチャネルの数だけ消費電力が増える。また、近距離無線通信部157の瞬間消費電力は、マイコンが動作を行っておらず、省電力状態となっている間は、スリープ電力204まで抑制される。
また、近距離無線通信部157は、図3に示すように、アドバタイズ情報の送信処理と受信処理とを、3つのチャネルのそれぞれについて1回ずつ、合計3回繰り返した後、マイコンの動作を停止させて、一定時間省電力状態に移行する。以下では、所定のチャネルによるアドバタイズ情報の送信処理とBLE接続要求の受信処理との組み合わせをアドバタイズと呼ぶ。また、所定のチャネルにおいてアドバタイズ情報を送信した後にそのチャネルで次にアドバタイズ情報を送信するまでの時間間隔は、アドバタイズ間隔と呼ばれる。なお、1回目のアドバタイズ情報の送信から省電力状態になるまでに繰り返し送信されるアドバタイズ情報の数は、3回以下の任意の数に設定されうる。なお、図3では、アドバタイズ時に、最初に37番目のチャネルが使用され、次に38番目のチャネルが使用され、最後に39番目のチャネルが使用されているが、この順番はランダムであってもよい。また、この順番は、1回目のアドバタイズと2回目のアドバタイズとで異なってもよく、また、1回目と2回目の少なくともいずれかのアドバタイズで用いられる順番と3回目以降のアドバタイズで用いられる順番とが異なっていてもよい。
図4に、近距離無線通信部157が通信装置151の周辺にブロードキャストするアドバタイズ情報の構成例を示す。
近距離無線通信部157は、電力の供給が開始されると初期化処理を行い、アドバタイジング状態となる。近距離無線通信部157は、アドバタイジング状態となると、アドバタイズ間隔に対応する周期で、定期的にアドバタイズ情報を周辺にブロードキャストする。アドバタイズ情報は、基本的なヘッダ情報(そのアドバタイズ情報を送信する装置を識別するための識別情報等)を含む信号であり、ヘッダ401とペイロード402を含んで構成される。情報処理装置101は、このアドバタイズ情報を受信することで、通信装置151の存在を認識することができる。また、情報処理装置101は、アドバタイズ情報によって取得した通信装置151に基づいて、その通信装置151にBLE接続要求を送信することによって、通信装置151とBLE接続することができる。ヘッダ401は、アドバタイズ情報のPDU(Protocol Data Unit)タイプやペイロード402の大きさの情報などを格納する領域である。近距離無線通信部110は、所定のPDUタイプのアドバタイズ情報を受信した場合に、近距離無線通信部157に対してスキャンリクエスト(SCAN_REQ)を発行することができる。近距離無線通信部157は、スキャンリクエストを受信すると、そのスキャンリクエストに対する応答として、スキャンレスポンス情報(SCAN_RSP)を送信する。情報処理装置101は、近距離無線通信部110を介してスキャンレスポンス情報を受け取ることにより、通信装置151から、アドバタイズ情報で取得できる情報に加えてさらなる情報を取得することができる。ペイロード402は、識別情報としてのデバイス名403や、搭載プロファイル情報、通信装置151とBLE接続するための接続情報404、アドバタイズ情報の送信電力(TX Power)405等の情報を格納する。なお、通信装置151の識別情報406がアドバタイズ情報に含められてもよい。通信装置151の識別情報406は、例えば、通信装置151のMACアドレスを含む。また、通信装置151の識別情報406は、通信装置151のサービス情報、通信装置151がアクセスポイント機能を有する場合にそのアクセスポイントのSSID等を含んでもよい。
本実施形態では、近距離無線通信部157は、通信装置151の電源がONになった場合にアドバタイジング状態となり、アドバタイズ情報の送信を開始するものとする。ただし、近距離無線通信部157は、電源ON時ではなく、例えば、BLE機能を有効にするための所定の操作が行われたことに応じた所定のタイミングにおいて、アドバタイズ情報の送信を開始してもよい。また、これら以外のタイミングでアドバタイズ情報の送信が開始されてもよい。
近距離無線通信部157は、第1のアドバタイズ情報を送信し、情報処理装置101から所定期間内にその第1のアドバタイズ情報に対してスキャンリクエストを受信した場合、スキャンレスポンスによって第2のアドバタイズ情報を送信しうる。一例において、第1のアドバタイズ情報はアドバタイズ情報の送信電力に関する情報や近距離無線通信部157の識別情報等を含み、第2のアドバタイズ情報は、通信装置151の識別情報や通信装置151が有する機能やハードウェアに関する情報等を含む。これに基づいて、例えばガイドアプリなどのアプリケーションは、第2アドバタイズ情報をハンドリングするものとして設計される。そのため、後述するようなガイドアプリがハンドリングするアドバタイズ情報は、第2のアドバタイズ情報であるものとする。なお、情報処理装置101は、複数の通信装置151から送出された第1のアドバタイズ情報と第2のアドバタイズ情報を受信し、ガイドアプリ等の所定のアプリケーションによって、これらのアドバタイズ情報をハンドリングすることができる。
通信装置151の近距離無線通信部157は、所定の方向に対してアンテナ利得を高くするような制御を行うことにより指向性を持たせて信号を送信することができる。これにより、例えば、壁面を背面として設置された通信装置151が、その前面の範囲(例えば壁面と反対方向の180度の範囲)に向けて、信号を送信することができる。
また、情報処理装置101の近距離無線通信部110は、通信装置151の近距離無線通信部157が送信したアドバタイズ情報に基づいて、通信装置151がどの方向に存在するかを推定することができる。以下では、通信装置151が存在する方向を情報処理装置101が推定する手法について、図5〜図8を用いて説明する。一例において、図5のように、情報処理装置101の近距離無線通信部110はアンテナ501〜503を有し、通信装置151の近距離無線通信部157はアンテナ504〜506を有しうる。なお、これらは一例に過ぎず、近距離無線通信部110と近距離無線通信部157は、1本又は2本のアンテナのみを有してもよいし、4本以上のアンテナを有してもよい。また、近距離無線通信部110が有するアンテナ本数は、近距離無線通信部157が有するアンテナ本数と異なっていてもよい。また、図5の例は、近距離無線通信部110と近距離無線通信部157において、アンテナが直線上に配列されている例を示しているが、これに限られない。例えば、アンテナは平面上に二次元配列されてもよいし、立体的に三次元配列されてもよい。
図6に、通信装置151の近距離無線通信部157がアドバタイズ情報等の信号を送信する際に用いるBLEのフレームフォーマットの例を示す。Preamble601には、このフレームを受信する装置において、このフレームにおけるビット単位のタイミングを取るために使用されるビット列が格納される。Access−Address602には、このフレームを受信する装置において、このフレームにおけるバイト単位のタイミングを取るために使用されるビット列が格納される。情報処理装置101は、Preamble601及びAccess−Address602を用いてタイミング同期を確立することにより、その後に続くPDUの内容を読み込むことが可能となる。PDU603には、通信装置151によって送信されるアドバタイズ情報の実データが格納される。図4を用いて説明したヘッダ401とペイロード402を含んだアドバタイズ情報は、PDU603に格納される。CRC604には、PDU603の通信時の誤り検出符号値が格納される。Constant Tone Extension(CTE605)には、情報処理装置101に対する通信装置151の方向を検知するために使用されるトーンが配置される。なお、CTE605に、例えば近距離無線通信部110が近距離無線通信部157の方向を推定するための何らかの情報が格納されてもよい。
情報処理装置101が通信装置151の方向を推定する手法は、(1)近距離無線通信部110(受信側)が複数のアンテナを有する場合に実現される手法と、(2)近距離無線通信部157が複数のアンテナを有する場合に実現される手法とに分類される。
これらの手法のうちの(1)の手法を、図7を用いて説明する。図7の構成では、受信側装置である近距離無線通信部110の複数のアンテナを用いて、それぞれのアンテナへ到来した際の電波の位相差に基づいて、近距離無線通信部110が、受信した電波の到来角を推定する。以下では、到来角(Angle of Arrival)をAoAと呼ぶ場合がある。
図7において、近距離無線通信部157は、アンテナ504を用いて、CTE605を含んだ無線フレーム(AoA Radio Signal703)によってアドバタイズ情報を送信する。近距離無線通信部110は、複数のアンテナ(アンテナ501とアンテナ502の両方)でこの無線フレームを受信する。このとき、アンテナ501とアンテナ502のアンテナ間距離701がd1であり、AoA702がθであったとする。この場合、アンテナ501で受信される電波は、アンテナ502で受信される電波より、d1×cos(θ)だけ長い距離を経て受信される。このため、電波の波長をλとすると、アンテナ501で受信される電波の位相は、アンテナ502で受信される電波の位相より、
ψ1=2π×(d1×cos(θ)/λ) ・・・式(1)
だけ遅れることとなる。ここで、ψ1は、アンテナ502で受信される電波の位相と、アンテナ501で受信される電波の位相との差である。式(1)から、AoA702は、
θ=arccos((ψ1×λ)/(2π×d1)) ・・・式(2)
のように算出することができる。したがって、情報処理装置101は、式(2)のような計算を行うことにより、通信装置151の方向を推定することができる。
ψ1=2π×(d1×cos(θ)/λ) ・・・式(1)
だけ遅れることとなる。ここで、ψ1は、アンテナ502で受信される電波の位相と、アンテナ501で受信される電波の位相との差である。式(1)から、AoA702は、
θ=arccos((ψ1×λ)/(2π×d1)) ・・・式(2)
のように算出することができる。したがって、情報処理装置101は、式(2)のような計算を行うことにより、通信装置151の方向を推定することができる。
続いて、上述の手法のうちの(2)の手法を、図8を用いて説明する。図8の構成では、送信側装置である近距離無線通信部157の複数のアンテナから、それぞれ異なる期間において、CTE605を含んだ無線フレーム(AoD Radio Signal803)によってアドバタイズ情報が送信される。例えば、図8の(A)に示すように、アンテナ504によるAoD Radio Signal803の送信期間が設定され、その直後にアンテナ505によるAoD Radio Signal803の送信期間が設定されたものとする。この場合、近距離無線通信部157においては、アンテナ504によるAoD Radio Signal803の送信とアンテナ505によるAoD Radio Signal803の送信との間に、無信号区間は発生しない。一方、近距離無線通信部110は、これらの無線信号を図8の(B)のような形式で受信し得る。すなわち、アンテナ505から送信された信号は、アンテナ504から送信された信号より長い経路を経て、遅れて近距離無線通信部110に到来するため、これらの信号の間に無信号区間が生じる。また、アンテナ505が先に信号を送信した場合は、アンテナ505から送信された信号の全てが近距離無線通信部110に到着する前に、アンテナ504から送信された信号が近距離無線通信部110に届くことになる。また、アンテナ504の信号送信期間の完了後に所定長の無信号区間を設定し、アンテナ505からの信号送信期間を設定した場合、近距離無線通信部110において受信される無線信号においては、その無信号区間が所定長より長く観測される。同様に、アンテナ505の信号送信期間の完了後に所定長の無信号区間を設定し、アンテナ504からの信号送信期間を設定した場合、近距離無線通信部110において受信される無線信号においては、その無信号区間が所定長より短く観測される。このように、複数のアンテナからそれぞれ送信された信号は、近距離無線通信部110においてそれぞれの経路長に応じたタイミングのずれとして観測される。なお、タイミングのずれの観測のために、どのアンテナからどのタイミングで信号が送信されるかのスケジューリングの情報が、(例えば近距離無線通信部157又は他の装置から)事前に近距離無線通信部110に通知される。
なお、受信タイミングのずれは、受信信号の位相のずれに対応する。例えば、図8の例では、アンテナ505から送信された信号は、アンテナ504から送信された信号より、d2×cos(φ)だけ長い経路を経て、近距離無線通信部110に到来する。ここで、d2は、アンテナ504とアンテナ505との間のアンテナ間距離801である。この経路長の差により、光の伝搬速度をcとすると、d2×cos(φ)/c秒の受信タイミングずれが発生するが、同時に
ψ2=2π×d2×cos(φ)/λ ・・・式(3)
だけの位相差が発生する。なお、λは、上述のように、電波の波長である。また、φは、近距離無線通信部157と近距離無線通信部110とを結ぶ直線と、アンテナ504とアンテナ505とを結ぶ直線とのなす角である。なお、このなす角は、Angle of Departureと呼ばれ、以下では、AoD802と表記する。近距離無線通信部110は、例えば、近距離無線通信部157から送信された複数の信号のうちの1つ目に受信された信号を基準として、相関検出を行うことなどによって、位相差ψ2を特定することができる。そして、近距離無線通信部110は、式(3)から、その位相差ψ2を用いて、AoD802を
φ=arccos((ψ2×λ)/(2π×d2)) ・・・式(4)
のように算出することができる。なお、近距離無線通信部110は、事前に、近距離無線通信部157又は他の装置から、アンテナ間距離d2の情報を取得しておく。近距離無線通信部110は、AoD802を式(4)のように算出することにより、近距離無線通信部157から見た近距離無線通信部110の方向を特定することができる。また、近距離無線通信部110は、アンテナ504とアンテナ505が、どのように配置されているかを知ることにより、AoD802に基づいて、電波が到来した方向を推定することができる。すなわち、アンテナ504がアンテナ505の西側に配置されており、AoD802が45度と推定された場合、近距離無線通信部110は、南東方向から電波が到来したと推定することができる。さらに、近距離無線通信部110は、電波の受信強度とその電波の送信電力とから、近距離無線通信部157との距離を推定することができ、これにより、近距離無線通信部157との位置関係を認識することができる。また、近距離無線通信部110は、近距離無線通信部157が配置されている位置の情報を取得することにより、自装置の位置を高精度に推定することができる。
ψ2=2π×d2×cos(φ)/λ ・・・式(3)
だけの位相差が発生する。なお、λは、上述のように、電波の波長である。また、φは、近距離無線通信部157と近距離無線通信部110とを結ぶ直線と、アンテナ504とアンテナ505とを結ぶ直線とのなす角である。なお、このなす角は、Angle of Departureと呼ばれ、以下では、AoD802と表記する。近距離無線通信部110は、例えば、近距離無線通信部157から送信された複数の信号のうちの1つ目に受信された信号を基準として、相関検出を行うことなどによって、位相差ψ2を特定することができる。そして、近距離無線通信部110は、式(3)から、その位相差ψ2を用いて、AoD802を
φ=arccos((ψ2×λ)/(2π×d2)) ・・・式(4)
のように算出することができる。なお、近距離無線通信部110は、事前に、近距離無線通信部157又は他の装置から、アンテナ間距離d2の情報を取得しておく。近距離無線通信部110は、AoD802を式(4)のように算出することにより、近距離無線通信部157から見た近距離無線通信部110の方向を特定することができる。また、近距離無線通信部110は、アンテナ504とアンテナ505が、どのように配置されているかを知ることにより、AoD802に基づいて、電波が到来した方向を推定することができる。すなわち、アンテナ504がアンテナ505の西側に配置されており、AoD802が45度と推定された場合、近距離無線通信部110は、南東方向から電波が到来したと推定することができる。さらに、近距離無線通信部110は、電波の受信強度とその電波の送信電力とから、近距離無線通信部157との距離を推定することができ、これにより、近距離無線通信部157との位置関係を認識することができる。また、近距離無線通信部110は、近距離無線通信部157が配置されている位置の情報を取得することにより、自装置の位置を高精度に推定することができる。
なお、図7及び図8における各近距離無線通信部は、図5に示すアンテナのうちの一部のみを有するような例を示しているが、当然に図5のアンテナように3本のアンテナを有してもよいし、さらに多数のアンテナを有してもよい。例えば、近距離無線通信部110は、3本以上のアンテナを使用し、複数のアンテナのペアのそれぞれに対してAoAを算出して、その平均をAoA702として推定してもよい。同様に、近距離無線通信部110は、近距離無線通信部157で使用されている3本以上のアンテナから送信される信号について、複数のアンテナのペアのそれぞれに対してAoDを算出して、その平均をAoD802として推定してもよい。
また上述の例では、情報処理装置101が、1台の通信装置151が存在する方向を推定する手法について説明したが、この限りではない。情報処理装置101が、2台以上の通信装置151との位置関係を推定してもよい。情報処理装置101は、2台以上の通信装置151との位置関係を推定して、それぞれの推定結果を用いることにより、装置間の距離、方向、位置等を高精度に推定することができる。
ここで、BLE規格におけるGATT(Generic Attribute Profile)通信の概要について説明する。GATTとは、BLE規格において情報の読み取りと書き込み(送受信)を司るプロファイルである。GATTは、データの転送元と転送先とに基づいて、GATTクライアントとGATTサーバとの2つの役割を定義している。GATTクライアントは、GATTサーバにリクエストを送信し、GATTサーバからの応答を受信する役割である。GATTサーバは、GATTクライアントからの要求を受信した場合に応答を返す役割である。なお、GATTサーバは、GATTサーバの状態情報等の情報を格納するデバイスとして動作する。本実施形態では、情報処理装置101がGATTクライアントとなり、通信装置151がGATTサーバとなるものとする。すなわち、情報処理装置101が、通信装置151に対してリクエストを送信し、GATT通信により、通信装置151の記憶領域に格納された各種データや状態情報等のデータの読み取り(リード)及び書き込み(ライト)通信を実行する。
次に、GATTのデータ形式について説明する。GATTのデータは、図9に示すような階層構造を有し、サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタと呼ばれる3つの要素を含んで構成される。サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタは、それぞれに割り当てられた32桁のUUID(Universally Unique Identifier)により識別可能である。1つのサービスに複数のキャラクタリスティックが含まれる場合、各キャラクタリスティックには、それぞれ単一のUUIDが割り当てられ、BLE規格により定義されている情報や利用者で定義されている情報が識別される。GATTクライアントは、サービス及びキャラクタリスティックにそれぞれ対応するUUIDを指定することにより、キャラクタリスティックごとに保持される値に対して、リード・ライトを実行することができる。ここでのUUIDは、ソフトウェア上でオブジェクトを一意に識別するための識別子として使用される。UUIDは128ビットの数値だが、通常は、550e8400−e29b−41d4−a716−446655440000のように16進数で表現される。なお、サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタには、Bluetooth SIGの標準で定義されているものや、ベンダー固有のもの等がある。そして、ベンダー固有の要素のUUIDは、上述のように32桁で表現されるが、Bluetooth SIGの標準で定義されている要素のUUIDは4桁で表現される。例えば、Bluetooth SIGの標準で定義されている要素のUUIDは、2A49のように表現されうる。
サービスは、GATTのデータ中のアトリビュートを共通区分ごとにグループ化したものであり、各サービスには1つ以上のキャラクタリスティックが含まれる。キャラクタリスティックには、キャラクタリスティックごとに単一の値が設定される。複数のキャラクタリスティックを用いることにより、それぞれ別個の情報を保持することができる。ディスクリプタは、キャラクタリスティックに付加情報が必要な際に用いられる属性値が設定される。ディスクリプタは存在しなくてもよい。本実施形態では、近距離無線通信部157が構成するGATTデータにおいて、ディスクリプタが存在しないものとする。サービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタには、それぞれ、GATTクライアントにリードやライトを許可するか否かを示す設定値が、リード・ライトの属性として設定されうる。キャラクタリスティックには、バイト列や文字列などを設定することができ、例えば特定のUUIDに対応した位置情報や店舗情報、画像データなど様々な情報をセットすることができる。ただし、リード・ライトが実行できるか否かは、各サービス、キャラクタリスティックに設定されているリード・ライト属性に基づく。
(処理の流れ)
続いて、上述の通信システムで実行される処理の流れについて説明する。以下では、まず、情報処理装置101が、周囲に存在する通信装置151を検出し、その通信装置151に関連する情報を収集する処理の流れについて図10を用いて説明した後に、その処理を用いたガイドアプリのいくつかの例について説明する。
続いて、上述の通信システムで実行される処理の流れについて説明する。以下では、まず、情報処理装置101が、周囲に存在する通信装置151を検出し、その通信装置151に関連する情報を収集する処理の流れについて図10を用いて説明した後に、その処理を用いたガイドアプリのいくつかの例について説明する。
図10は、情報処理装置101が、通信装置151を検出して、その通信装置151に関連する情報を収集する際に、情報処理装置101と通信装置151との間で実行される処理の流れの例を示している。なお、本処理のうちの通信装置151が実行する処理は、通信装置151のCPU154が、ROM152又は不図示のHDD等の記憶装置に記憶されている制御プログラムをRAM153にロードし、その制御プログラムを実行することによって実現される。また、情報処理装置101が実行する処理は、情報処理装置101のCPU103が、ROM104又は不図示のHDD等の記憶装置に記憶されている制御プログラムをRAM105にロードし、その制御プログラムを実行することによって実現される。
図10の処理では、通信装置151が、所定の間隔でアドバタイズ情報を送信するアドバタイザとして動作し、情報処理装置101が、周辺のアドバタイザから送出されたアドバタイズ情報を待ち受けるスキャナとして動作するものとする。すなわち、通信装置151の近距離無線通信部157は、定期的にアドバタイズ情報を出力する(S1001〜S1003)。このときのアドバタイズ情報は、例えば、宛先の指定がされない信号として送出される。情報処理装置101は、近距離無線通信部110がこのアドバタイズ情報を受信することにより、通信装置151の存在を認識することができる。
情報処理装置101は、通信装置151を認識し、通信装置151と接続することを決定すると、接続要求情報を通信装置151へ送信する。例えば、近距離無線通信部110は、BLEによるネットワーク接続を確立する接続イベントに遷移するための要求であるCONNECT_REQを近距離無線通信部157へ送信する(S1004)。近距離無線通信部157がCONNECT_REQを受信すると、情報処理装置101及び通信装置151は、接続イベントに遷移する準備をする。例えば、近距離無線通信部110及び近距離無線通信部157が、それぞれCPU103及びCPU154にGATT通信のための接続処理を開始することを通知する。その後、情報処理装置101及び通信装置151は、それぞれスキャナとアドバタイザから、マスタとスレーブに遷移し、マスタである情報処理装置101とスレーブである通信装置151は、GATT通信のための接続(BLE接続)を確立する。なお、BLE規格では、マスタは、スレーブと「1:多」のスター型のトポロジーを形成することができる。情報処理装置101と通信装置151は、BLE接続を確立した後に、GATT通信方式によってデータ通信を行うことができる。
情報処理装置101は、GATT通信により、通信装置151のGATTデータにアクセスする前に、通信装置151がどのような構成のGATTデータを有しているかを取得する必要がある。ここで取得されるGATTデータの構成は、例えば、GATTデータ内のサービスの数、キャラクタリスティックの数、それぞれのUUIDの値やリードの可否を示す属性等を含む。GATTデータの構成を情報処理装置101が取得することをディスカバリと呼ぶ。情報処理装置101は、S1004でBLE接続が確立された後に、ディスカバリを開始する。情報処理装置101は、通信装置151のGATTデータの構成を示す情報を要求するためのディスカバリ要求を通信装置151へと送信する。通信装置151は、ディスカバリ要求の応答として、情報処理装置101へGATTデータの構成を示す情報を送信する。情報処理装置101は、GATTデータの構成を示す情報を受信すると、通信装置151のGATTデータ内の、ハッシュ値が格納されている領域を特定し、ハッシュ値を読み出す(S1005)。なおハッシュ値は、図9のCharacteristic UUIDが0x2B2AのDatabase Hashキャラクタリスティックに格納されている値である。通信装置151は、Database Hashキャラクタリスティックの値として、通信装置151があらかじめGATTデータの構成から算出したハッシュ値を格納している。すなわちハッシュ値とは、通信装置151のGATTデータの構成に応じて一意に特定される値である。
本実施形態では、情報処理装置101は、過去に自装置がBLEによって接続した端末から読み出したハッシュ値を、ROM104等のメモリに格納しておく。そして、情報処理装置101は、S1005でハッシュ値を読み出すと、そのハッシュ値が、過去の通信において読み出したハッシュ値(メモリに格納されているハッシュ値)のいずれかと一致するかを判定する(S1006)。すなわち、情報処理装置101は、通信装置151が、過去に自装置がBLE接続したことのある相手装置であるか否かを判定する。このとき、情報処理装置101は、ハッシュ値だけでなく、通信装置151のMACアドレスなどの個体識別情報等の他の情報を判定条件として用いてもよい。
情報処理装置101は、S1006において取得したハッシュ値が記憶済みではないと判定した場合、通信装置151のGATTデータの残りの構成を把握するために、ディスカバリを継続する。この場合、情報処理装置101は、通信装置151のGATTデータの構成を示す情報を要求するためのディスカバリ要求を通信装置151へと送信する(S1007)。通信装置151は、ディスカバリ要求を受信すると、情報処理装置101へGATTデータの構成を示す情報を送信する(S1008)。なお、ディスカバリ要求の送受信及びGATTデータの構成を示す情報の送受信は、GATTデータに含まれるサービス、キャラクタリスティック、ディスクリプタの数の分だけ繰り返し実行される。すなわち、情報処理装置101は、GATTデータの構成を示すすべての情報の送受信が完了するまで、ディスカバリ要求の送信とGATTデータの構成を示す情報の受信とを繰り返す(S1009)。情報処理装置101は、GATTデータの構成を示すすべての情報を受信すると、通信装置151のGATTデータの構成をキャッシュとして自装置内部のメモリに格納する。このとき、情報処理装置101は、通信装置151のGATTデータの構成のキャッシュと通信装置151から得たハッシュ値とを対応付けてメモリに格納する。なお、情報処理装置101は、通信装置151のMACアドレスなどの個体識別情報等の他の情報をさらに対応付けてメモリに格納してもよい。情報処理装置101は、この手順によるハッシュ値の記憶処理を完了したかを判定し(S1010)、完了していない場合は、上述の処理を継続する。
なお、情報処理装置101は、S1006において取得したハッシュ値が記憶済みであると判定した場合、通信装置151のGATTデータの構成がキャッシュ済みであることとなるため、S1007〜S1010までの処理を省略してもよい。
情報処理装置101は、通信装置151のGATTデータの構成を取得した後に、通信装置151との任意のGATT通信を実行することが可能となる。情報処理装置101は、取得したGATTデータに含まれるサービスのリストの中に、所定のUUIDに関連する情報があるかを判定する(S1011)。この所定のUUIDは、通信装置151に関連する情報に対応するUUIDでありうる。すなわち、情報処理装置101は、通信装置151の関連情報に対応する情報がサービスのリストに含まれているかを判定する。サービス情報は、例えば、通信装置151の位置情報や、通信装置151が設置されている店舗に関する店舗情報や商品情報でありうるが、これ以外の情報であってもよい。情報処理装置101は、関連情報の情報量が少ない場合は、通信装置151から直接情報を取得しうる。この場合、情報処理装置101がサーバ121へアクセスする回数を減らすことができ、結果として情報処理装置101のインターネットの通信データ量を減らすことができる。また、関連情報の情報量が多い場合は、通信装置151のRAM容量を超える場合があるため、情報処理装置101は、サーバ121を利用して情報を取得してもよい。情報処理装置101は、サービスのリスト内の上述の関連情報を通信装置151から取得可能と判定した場合には、通信装置151との任意のGATT通信を実行し、その関連情報を取得する(S1012)。情報処理装置101は、GATT通信が完了した後、又は、関連情報を通信装置151から取得可能でないと判定した場合には、通信装置151へ開放要求を送信する(S1013)。通信装置151は、解放要求を受信すると、解放応答を送信し(S1014)、これにより、情報処理装置101と通信装置151との間のBLE接続が切断される。情報処理装置101と通信装置151は、BLE接続が切断されたことに応じて、それぞれスキャナとアドバタイザに戻り、通信装置151は、アドバタイズ情報の送信を再開する。
情報処理装置101は、S1011において、取得したGATTデータに含まれるサービスのリストの中に、所定のUUIDに関連する情報がないと判定した場合、通信部109を用いてインターネット経由でサーバ121に接続する(S1015)。そして、情報処理装置101は、通信装置151が送信したアドバタイズ情報から取得した、通信装置151の関連情報の取得をサーバ121に対して要求する(S1016)。サーバ121は、要求された情報を、インターネット経由で通信部109に送信する(S1017)。なお、本実施形態では、情報処理装置101が、GATT通信と、サーバとの通信とを行う例について説明したが、これに限られない。例えば、情報処理装置101は、これらの通信のいずれか一方のみを行うようにしてもよい。以上のようにして、情報処理装置101は、アドバタイズ情報により検出した周囲の通信装置151について関連情報を収集することができる。
<ガイドアプリの構成例1>
続いて、上述のような通信システムを用いたガイドアプリの構成例について説明する。本例のガイドアプリでは、複数のビーコン発生装置(通信装置151)からのビーコン(アドバタイズ情報)に基づいて、図10のS1001〜S1003に示すようにアドバタイズ情報を受信して各ビーコン発生装置を検出する。そして、情報処理装置101が、検出したビーコン発生装置のうち、ガイドアプリで考慮すべきでないビーコン発生装置を特定し、そのビーコン発生装置の関連情報をガイドアプリにおいて使用しないようにする。これによれば、情報処理装置101の位置や姿勢に応じて、その位置や姿勢において表示すべきでない情報をガイドアプリが表示してしまうことを防ぐことができる。
続いて、上述のような通信システムを用いたガイドアプリの構成例について説明する。本例のガイドアプリでは、複数のビーコン発生装置(通信装置151)からのビーコン(アドバタイズ情報)に基づいて、図10のS1001〜S1003に示すようにアドバタイズ情報を受信して各ビーコン発生装置を検出する。そして、情報処理装置101が、検出したビーコン発生装置のうち、ガイドアプリで考慮すべきでないビーコン発生装置を特定し、そのビーコン発生装置の関連情報をガイドアプリにおいて使用しないようにする。これによれば、情報処理装置101の位置や姿勢に応じて、その位置や姿勢において表示すべきでない情報をガイドアプリが表示してしまうことを防ぐことができる。
図11に、情報処理装置101がガイドアプリに関して実行する処理の流れの例を示す。本処理は、CPU103が、ROM104又は情報処理装置101が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムやガイドアプリをRAM105にロードし、それらのプログラムを実行することで実現される。また本処理は、情報処理装置101においてガイドアプリが起動したことに応じて開始されるものとする。なお、本処理例では、図12に示すように、複数のビーコン発生装置(通信装置151)がそれぞれ配置された、複数の店舗(店舗1200、店舗1201、店舗1202)が存在する位置に、情報処理装置101が進入したものとする。以下では、ビーコン発生装置を「ビーコン」と呼ぶ。店舗1200にはビーコン1203〜1205が配置され、店舗1201にはビーコン1206〜1209が配置され、店舗1202はビーコン1210及び1211が配置されているものとする。ビーコンは特定の範囲内にのみアドバタイズ情報を送出することができる。このため、情報処理装置101は、各ビーコンからのアドバタイズ情報を受信するために、そのビーコンに対応する上述の所定の範囲内に位置する必要がある。一例において、ビーコン1203、ビーコン1204、及びビーコン1205は、各ビーコンの位置と店舗1200の中心とを結ぶ直線±45度の範囲(合計で90度の範囲)内でアドバタイズ情報を送出しうる。同様に、ビーコン1206、ビーコン1207、ビーコン1208、及びビーコン1209は、各ビーコンの位置と店舗1201の中心とを結ぶ直線±45度の範囲(合計で90度の範囲)内でアドバタイズ情報を送出しうる。また、ビーコン1210、及びビーコン1211は、各ビーコンの位置と店舗1202の中心とを結ぶ直線±45度の範囲(合計で90度の範囲)内でアドバタイズ情報を送出しうる。
情報処理装置101は、複数の通信装置151から発せられたアドバタイズの情報を取得する(S1101)。本例では、図12に示すように、ユーザ1212と情報処理装置101は店舗1200内に位置しており、ユーザ1212は、情報処理装置101を体の正面に持って方向1213に向いている(ビーコン1205とほぼ正対している)ものとする。そして、図12に示すように、この状態において、情報処理装置101は、ビーコン1205からのアドバタイズ情報1214及びビーコン1211からのアドバタイズ情報1216を受信するものとする。なお、図示していないが、情報処理装置101は、ビーコン1203及びビーコン1204からもアドバタイズ情報を受信することができる。そして、情報処理装置101は、近距離無線通信を利用して、ビーコンの設置方向を推定する。なお、方向推定方法は上述の通りであり、情報処理装置101は、例えば近距離無線通信部110が複数のアンテナを用いて到来方向推定を実行しうる。また、情報処理装置101は、各ビーコンの位置及び放射角の情報を、ビーコンやサーバ等の他の装置から取得しうる。図12の例では、方向1213を基点として、アドバタイズ情報1214は角度1215、アドバタイズ情報1216は角度1217でそれぞれ入射しているものとする。
図13に、図12に示す環境において、情報処理装置101がS1101において受信したアドバタイズ情報の例を示す。なお、図13のようなリストを、以下では、アドバタイズリスト1300と呼ぶ。なお、本例では、アドバタイズ情報内の「デバイス名」には「ビーコン名」が含まれ、「通信装置の識別情報」には「グループ」と「総数」と「受信許容角度」とが含まれる例を示すが、これらは一例に過ぎず、他の情報構成が用いられてもよい。また、アドバタイズ情報には、上述の各情報のうちのいずれか1つの情報のみが含まれてもよい。「ビーコン名」は、検出された(アドバタイズ情報が情報処理装置101に受信された)ビーコンをそれぞれ識別する情報が格納される。なお、ビーコンを識別可能なビーコン名と異なる情報が用いられてもよい。例えば、UUIDのようなビーコンを一意に識別する識別子がビーコン名に代えて用いられてよい。図12では、ビーコンの指向性により、情報処理装置101は、ビーコン1208及びビーコン1209のビーコンの送出範囲内に位置していない。このため、図13のアドバタイズリスト1300には、ビーコン1208及びビーコン1209の情報は含まれない。
「グループ」は、ビーコンが1つ以上のグループに分類される場合の、そのグループを示す情報である。「グループ」の情報は、あるビーコンとそれとは異なるビーコンが共通のグループに属するかを確認するために用いられる。例えば、アドバタイズリスト1300において、ビーコン1203とビーコン1204とビーコン1205はグループAとなっており、共通のグループに属することが示されている。「総数」は、同一グループに属するビーコンの数を示す。例えば、アドバタイズリスト1300において、グループAの総数は「3」であるため、グループAのビーコンが3つ配置されていることが示されている。このアドバタイズリスト1300の情報から、情報処理装置101は、グループAに存在する3つのビーコン1203〜1205の全てからアドバタイズ情報を受信していることが特定される。「受信許容角度」は、ユーザ1212が所持している情報処理装置101で受信したアドバタイズの受信方向が「受信許容角度」内かを確認するために使用される情報である。情報処理装置101が各ビーコンの正面方向に向いている場合を中心として、情報処理装置101が、その中心からどれだけずれた方向を向いていてもよいかが、受信許容角度として用いられる。換言すれば、情報処理装置101が向いている方向を基準として、各ビーコンから受信されるアドバタイズ情報が受信されるべき角度範囲が受信許容角度として定められ、この角度範囲を越える範囲からのアドバタイズ情報の受信は許容されないことが示される。受信許容角度は、各ビーコンに対して個別に設定される。なお受信許容角度は、各ビーコン間で共通であってもよい。情報処理装置101が、あるビーコンからのアドバタイズ情報をその受信許容角度の範囲外から受信した場合は、情報処理装置101がそのビーコンに関する情報を使用することは許容されない。例えば、受信許容角度が非常に狭いビーコンの場合、そのビーコンの関連情報を使用するには、そのビーコンと情報処理装置101とが略正対する必要がある。一方、受信許容角度が360度のビーコンの場合、情報処理装置101の向きに関係なく、情報処理装置101は、そのビーコンの関連情報を利用することができる。情報処理装置101は、例えば、図10のS1001〜S1003のようなアドバタイズ情報を受信することにより、各ビーコンについての情報を取得することができる。なお、情報処理装置101は、例えば各ビーコンが設置されている店舗情報をアドバタイズ情報から取得し、その店舗情報からグループ化処理を実行してもよい。すなわち、情報処理装置101は、アドバタイズリスト1300に含まれる各要素を直接示す情報をアドバタイズ情報から取得してもよいし、アドバタイズ情報から取得した情報に基づいて各要素の値を導出してもよい。
情報処理装置101は、S1101においてアドバタイズリスト1300を作成すると、アドバタイズリスト1300の「グループ」に基づいて、グループごとに、以下の処理を実行する。そのために、情報処理装置101は、アドバタイズリスト1300によって特定される複数のグループから、S1103の判定の対象となるグループを特定する(S1102)。このとき、既にS1103の判定の対象となるグループとして特定されたことのあるグループは当然に特定されない。次に、S1103において、情報処理装置101は、S1102で特定されたグループの「総数」と、そのグループに属しているビーコンのうち実際に検出されたビーコンの数とが一致するか否かを判定する。そして、情報処理装置101は、S1102で特定されたグループに属するビーコンから送信され、かつ、情報処理装置101によって実際に検出されたすべてのアドバタイズ情報の受信角度が、アドバタイズリスト1300内の「受信許容角度」の範囲内に含まれるかを判定する。情報処理装置101は、上記2つの判定において両方がYES判定となった場合(S1103でYES)、S1102で特定されたグループを、RAM105に、情報取得グループとして登録し(S1104)、処理をS1105に進める。一方、情報処理装置101は、上記2つの判定において、少なくとも一方がNO判定となった場合(S1103でNO)、S1102で特定されたグループを情報取得グループとして登録せず、処理をS1105に進める。
図13のアドバタイズリスト1300においては、グループBの「総数」は4である。しかしながら、アドバタイズリスト1300に示すように、実際には、グループBに属するビーコンは2つ(ビーコン1206とビーコン1207)のみが検出されている。このため、情報処理装置101は、グループBに属するビーコンについてはこれ以降の処理を実行しない。また、グループCはすべてのビーコンがアドバタイズリスト1300にリストアップされているが、それらのビーコンから受信されるアドバタイズ情報の受信方向が受信許容角度(180度)に含まれない。すなわち、アドバタイズリスト1300に示されるようにグループCのビーコンの受信許容角度は180度であるが、それらのビーコンからのアドバタイズ情報を受信した方向は、方向1213を基準とした左右90度(合計180度)の範囲には含まれない。例えば、ビーコン1211から発信されたアドバタイズ情報1216は、方向1213から90度の範囲に含まれない角度1217で入射している。このため、グループCに属するビーコンについてはこれ以降の処理を実行しない。一方、グループAはすべてのビーコンがアドバタイズリスト1300にリストアップされており、かつ、それらのビーコンから受信されるアドバタイズ情報の受信方向が受信許容角度に含まれている。すなわち、アドバタイズリスト1300に示されるようにグループAのビーコンのうち、ビーコン1203は、受信許容角度が360度であるため、明らかにビーコン1203から受信されるアドバタイズ情報の受信方向が受信許容角度に含まれる。一方、ビーコン1204及びビーコン1205は、受信許容角度が180度であるが、これらのビーコンからのアドバタイズ情報は、方向1213を基準とした左右90度(合計180度)の範囲で、情報処理装置101において受信される。例えば、ビーコン1205から発信されたアドバタイズ情報1214は、方向1213から90度の範囲に含まれる角度1215で入射している。このため、情報処理装置101は、グループAを情報取得グループとして登録する。
S1105では、情報処理装置101は、アドバタイズリスト1300によって特定される全てのグループをS1102で特定したか(言い換えれば、全てのグループについてS1103の判定を行ったか)を判定する。情報処理装置101は、NO判定となった場合、S1102に戻り、まだ特定していないグループを新たに特定し、特定されたグループに関してS1103の判定を行う。一方、と、情報処理装置101は、YES判定となった場合、処理をS1106へ移す。
S1106では、情報処理装置101は、情報取得グループに含まれる各ビーコンについて、関連情報を取得する。なお、このとき、情報取得グループに含まれる各ビーコンが、同じアドバタイズ情報を発している場合は、情報処理装置101は、いずれかのビーコンについてのみ関連情報を取得してもよい。情報処理装置101は、例えば、情報取得グループとして特定されたグループに含まれる各ビーコンに対して、図10のS1005以降の処理を実行する。情報処理装置101は、例えば、S1011によって、各ビーコン(通信装置151)からそのビーコンの関連情報を取得してもよいし、S1017によって、サーバ121等の外部装置から各ビーコンの関連情報を取得してもよい。そして、情報処理装置101は、S1106で取得されたビーコンのそれぞれについての関連情報に基づいて、UI表示を行う(S1107)。なお、情報処理装置101は、情報取得グループとして特定されなかったグループに含まれる各ビーコンに対しては、図10のS1005以降の処理を当然に実行しない。このため、情報取得グループとして特定されなかったグループに含まれる各ビーコンの関連情報に基づくUI表示は実行されない。図14に、表示部108に表示されるガイドアプリの画面1400の例を示す。本例では、情報処理装置101は、例えばビーコン1203についての関連情報として、店舗の名前と歓迎メッセージを表示する文面とを取得しうる。そして、情報処理装置101は、この情報を、画面1400内の領域1401に表示し得る。また、情報処理装置101は、例えばビーコン1204についての関連情報として、おすすめ商品がビーコン1204の近傍に存在することを示す情報を取得しうる。そして、情報処理装置101は、例えば、おすすめ商品が存在することと、自装置が向いている方向1213を基準として、そのおすすめ商品が存在する方向であるビーコン1204の方向を指す矢印とを含んだボタン1402を表示する。なお、情報処理装置101は、ビーコン1204の関連情報として、ボタン1402に表示すべき文言を取得して、ボタン1402内に表示するようにしてもよい。なお、ビーコン1204の方向は、上述のようなAoA/AoDの推定によって特定されうる。また、情報処理装置101は、ビーコン1204の関連情報として、ボタン1402が押下された場合の挙動を示す情報を取得しうる。ボタン1402が押下された場合の挙動は、一例において、ブラウザを起動し所定のURLに存在するコンテンツ(例えばおすすめ商品の紹介ページ、店舗内でそのおすすめ商品が置かれている詳細位置を表示するページなど)を表示・再生することでありうる。ただし、これに限られず、例えば、店舗内のおすすめ商品の位置を照明するようにそのおすすめ商品近傍の照明をオン・オフ制御するコマンドを送信する処理が、ボタン1402が押下された場合の挙動として実行されてもよい。また、このような照明の制御処理が実行されていることを情報処理装置101に通知するための画面を表示する処理が、ボタン1402が押下された場合の挙動として行われてもよい。
ボタン1402と同様に、ボタン1403には、ビーコン1205の関連情報に基づく表示がなされる。情報処理装置101は、例えば、ビーコン1205の関連情報として、ビーコン1205の近傍位置にセール品が存在することを示す情報またはボタン1403に表示させるべき文言の情報を取得する。そして、情報処理装置101は、例えば、セール品が存在することと、自装置が向いている方向1213を基準として、そのおすすめ商品が存在する方向であるビーコン1205の方向を指す矢印とを含んだボタン1403を表示する。なお、ビーコン1205の方向は、上述のようなAoA/AoDの推定によって特定されうる。また、情報処理装置101は、ビーコン1205の関連情報として、ボタン1403が押下された場合の挙動を示す情報をも取得しうる。
上述のように、情報処理装置101は、周囲に存在するビーコン発生装置(通信装置151)を検知した場合に、そのビーコン発生装置のうちのいずれに関連する情報を取得するかを判定する。すなわち、ビーコン発生装置がグループ分けされ、情報処理装置101がグループ内の全てのビーコン発生装置からのアドバタイズ情報を受信することを、そのグループ内のビーコン発生装置の関連情報を取得する第1の条件とする。また、情報処理装置101は、グループ内の全てのビーコン発生装置からのアドバタイズ情報が、情報処理装置101が向いている方向を基準として、ビーコン発生装置ごとに定められた所定の角度範囲内で到来したことを、関連情報を取得する第2の条件とする。これにより、不必要に多くのビーコン発生装置についての関連情報を取得することがなくなり、情報処理装置101が不必要なGATT通信やインターネット接続を行うことを防ぐことができる。また、このような不必要な通信が行われないことにより、通信費用が高騰するのを防ぐことができ、さらに、関連情報を使用するガイドアプリ等の所定のアプリケーションにおける処理時間を短縮することができる。
なお、上述の例では、情報処理装置101は、第1の条件及び第2の条件を共に満たしているグループに含まれるビーコン発生装置についての関連情報を取得するように動作するが、これに限られない。すなわち、情報処理装置101は、例えば第1の条件のみを満たすグループに含まれるビーコン発生装置の関連情報を取得するようにしてもよいし、又は第2の条件を満たすグループに含まれるビーコン発生装置の関連情報を取得するようにしてもよい。また、上述の第1の条件は、グループ内の全てのビーコン発生装置からのアドバタイズ情報を受信することではなく、グループ内の所定の割合又は所定の数以上のビーコン発生装置からのアドバタイズ情報を受信することと置き換えられてもよい。なお、上述の例では、所定の割合が10割である(または、所定の数が「総数」と同じ数である)形態について説明したが、この形態に限定されず、所定の割合や所定の数が任意の値であってもよい。同様に、上述の第2の条件は、グループ内の特定の割合以上(又は特定数以上)のビーコン発生装置からのアドバタイズ情報の到来方向が、許容角度範囲内であることと置き換えられてもよい。また、上述の例では、特定の割合が10割である(または、特定の数が「総数」と同じ数である)形態について説明したが、この形態に限定されず、特定の割合や特定の数が任意の値であってもよい。なお、所定の割合と特定の割合(所定の値と特定の値)は一致していてもよいし、所定の割合より特定の割合(所定の値より特定の値)の方が小さい値であってもよい。
なお、ガイドアプリは、複数の方向に対応する表示領域を用意しておき、アドバタイズ情報を受信した方向に応じた表示領域に、その方向に存在すると予測されるビーコン発生装置の関連情報に基づく情報を表示するようにしてもよい。例えば、情報処理装置101が向いている方向を画面の上部の領域に対応させ、その方向の左側及び右側の方向をそれぞれ画面の左側及び右側に対応させ、その方向と反対側の方向を画面の下部に対応させるように、複数の表示領域が設定されうる。なお、情報取得すべきと判定されたビーコン発生装置の数や、ビーコン発生装置の存在する位置に応じた表示領域のテンプレートを複数用意しておき、ガイドアプリが選択的に1つのテンプレートを選択して表示画面を生成するようにしてもよい。これにより、表示される情報に対応するビーコン発生装置の方向と画面上の領域とが関連付けられるため、表示された情報がどの方向に関するものであるかをユーザが容易に認識することができるようになる。また、ガイドアプリは、関連情報に、情報が選択された場合の挙動を示す情報が含まれる場合には図14のようにボタン形式で表示を行い、挙動を示す情報が含まれない場合には非ボタン形式で表示を行うようにしてもよい。
<ガイドアプリの構成例2>
次に、上述のような通信システムを用いたガイドアプリの別の構成例について説明する。本構成例のガイドアプリは、例えば店舗内での推奨移動経路等の動線をユーザに提示したい場合などに、ビーコンの関連情報(詳細情報)を取得する順序を特定する。この順序は、例えばビーコンの設置・運用者が設定するものであり、動線に沿って移動した場合に接近するビーコンの順序等によって定められる。
次に、上述のような通信システムを用いたガイドアプリの別の構成例について説明する。本構成例のガイドアプリは、例えば店舗内での推奨移動経路等の動線をユーザに提示したい場合などに、ビーコンの関連情報(詳細情報)を取得する順序を特定する。この順序は、例えばビーコンの設置・運用者が設定するものであり、動線に沿って移動した場合に接近するビーコンの順序等によって定められる。
図15に、本構成例において情報処理装置101が実行する処理の流れの例を示す。本処理は、CPU103が、ROM104又は情報処理装置101が備えるHDD(不図示)に記憶されている制御プログラムやガイドアプリをRAM105にロードし、それらのプログラムを実行することで実現される。また本処理は、情報処理装置101においてガイドアプリが起動したことに応じて開始されるものとする。図15の処理において、情報処理装置101は、複数のビーコン発生装置(以下、「ビーコン」と呼ぶ。)から送出されたアドバタイズ情報を取得する(S1501)。なお、本例では、初期的に、情報処理装置101を保持したユーザ1600とビーコン1601〜1603との位置関係が、図16(A)のような状態であるものとする。ここで、ユーザ1600は、情報処理装置101を体の正面に持ち、ビーコン1603に正対する方向1604を向いているものとする。情報処理装置101は、S1501において、各ビーコンが送出しているアドバタイズ情報を受信している。本例では、情報処理装置101は、S1501において各ビーコンから受信したアドバタイズ情報に基づいて、図17に示すようなアドバタイズリスト1700を作成する。
アドバタイズリスト1700の「デバイス名」には「ビーコン名」、「通信装置の識別情報」には「前ビーコン名」と「後ビーコン名」と「詳細情報取得距離」とが含まれる。ただし、これらは一例に過ぎず、アドバタイズリスト1700には、これらの情報の一部(例えばいずれか1つ)のみが含まれてもよい。また、アドバタイズリスト1700には、他の情報が含まれてもよい。「ビーコン名」には、図13のアドバタイズリスト1300について説明したのと同様の内容が格納される。「前ビーコン名」及び「後ビーコン名」には、ビーコンの順序を示す情報が格納される。以下では、この順序を示す情報を「順序情報」と呼ぶ。また、順序情報に基づいて特定される順序がk番であるビーコンを第kビーコンと呼ぶ。アドバタイズリスト1700の例では、ビーコン1602についての情報を参照することにより、ビーコン1602より順序が前のビーコンがビーコン1601であり、ビーコン1602より順序が後のビーコンがビーコン1603であることが分かる。すなわち、順序が最初の第1ビーコンがビーコン1601である。そして、第1ビーコンの後ビーコンであり、順序が2番目の第2ビーコンがビーコン1602である。また、第2ビーコンの後ビーコンであり、順序が最後の第3ビーコンがビーコン1603である。なお、順序情報は、「前ビーコン名」や「後ビーコン名」のように、あるビーコンに対して順序が前や後ろであるビーコンを示すことで、そのビーコンの順序を示すものでなくてもよい。例えば、順序情報は、そのビーコンの順序に対応する数字を単に示す情報(例えば第kビーコンについて「k」)であってもよい。「詳細情報取得距離」は、後述の指定領域を定義するための値が格納される。情報処理装置101とビーコンとの間の距離が、詳細情報取得距離に格納されている値以下である場合に、情報処理装置101が指定領域内に位置するとみなされる。なお、詳細情報取得距離は、情報処理装置101がアドバタイズ情報を受信可能(検出可能)な、ビーコンからの距離よりも短い所定の距離である。言い換えれば、指定領域は、情報処理装置101がアドバタイズ情報を受信可能(検出可能)な範囲より狭い領域である。詳細情報取得距離は、各ビーコンに対して個別に特定される。詳細情報取得距離は、各ビーコン間で共通であってもよい。情報処理装置101とビーコンとの間の距離は、従来のBLE規格に準拠する、信号の送信電力と受信信号強度インジケータ(RSSI)とを用いた距離測定手法を用いて測定されうる。
情報処理装置101は、各ビーコンからのアドバタイズ情報を受信して、アドバタイズリスト1700を作成すると、処理をS1502に進める。情報処理装置101は、S1502において、情報を取得すべきビーコンである「情報取得ビーコン」を決定する。情報処理装置101は、S1502において、情報取得ビーコンとして、第kビーコンを特定する。kの値は、1から始まり、S1502が繰り返されるごとにインクリメントされる。
S1503では、情報処理装置101は、UI表示するために情報を取得する必要があると判定された情報取得ビーコンからアドバタイズ情報を受信しているかどうかを判定する。なおいずれのビーコンが情報取得ビーコンであるかは、受信される各アドバタイズ情報に含まれる順番情報に基づいて特定される。情報処理装置101は、YES判定の場合、処理をS1507に進め、NO判定の場合、処理をS1504に進める。
S1503の判定結果がNOの場合に実行されるS1504では、情報処理装置101は、第k指定領域以外の指定領域に、情報処理装置101が位置するか否かを判定する。なお、指定領域とは、各ビーコンの周辺領域として設定される領域であり、第kビーコンの周辺領域が第k指定領域であるものとする。例えば、図16において、ビーコン1601に対応する指定領域が領域1605であり、ビーコン1603に対応する指定領域が領域1606である。なお本判定は、第kビーコン以外のビーコンから受信される(第kビーコン以外のビーコンが送出元である)アドバタイズ情報に基づいて特定される、第kビーコン以外のビーコンと情報処理装置101との距離に基づいて実行される。第kビーコン以外のビーコンと情報処理装置101との距離が所定の閾値以下であれば、第k指定領域以外の指定領域に、情報処理装置101が位置すると判定される。一方、第kビーコン以外のビーコンと情報処理装置101との距離が所定の閾値より大きければ、第k指定領域以外の指定領域に、情報処理装置101が位置しないと判定される。所定の閾値とは例えば、第kビーコン以外のビーコンから受信したアドバタイズ情報に含まれる「詳細情報取得距離」に格納されている値である。すなわち、本判定では、情報処理装置101は、第kビーコンにユーザを誘導すべきである状態で、第kビーコン以外のビーコンの周辺にユーザが位置してしまったかどうかを判定する。情報処理装置101は、YES判定の場合、処理をS1505に進め、NO判定の場合、処理をS1503に戻す。
S1504の判定結果がYESの場合に実行されるS1505では、情報処理装置101は、ユーザが位置する指定領域に対応するビーコンの詳細画面(例えば図18(C))を表示する。図18(C)に示される詳細画面1800において、ビーコンが置かれている位置周辺に陳列されている商品の画像やその商品説明の文面などの詳細情報1803が表示される。なお情報処理装置101は、例えば、詳細画面1800を、ガイドアプリ内に予め含まれている画面情報に基づいて表示してもよい。また、情報処理装置101は、例えば、詳細画面1800を、現在位置している指定領域に対応するビーコンに対応する画面情報をインターネット上のサーバから取得し、その画面情報に基づいて表示を行ってもよい。また、情報処理装置101は、例えば、詳細画面1800を、現在位置している指定領域に対応するビーコンから、BLEによって画面情報を要求し、その画面情報に基づいて表示を行ってもよい。このように、本実施形態では、第kビーコン以外のビーコンに対応する指定領域にユーザが位置してしまった場合に、第kビーコン以外のビーコンに対応する詳細画面1800を表示することができる。なおこの形態に限定されず、例えば、第kビーコン以外のビーコンに対応する指定領域にユーザが位置してしまった場合であっても、第kビーコン以外のビーコンに対応する詳細画面1800を表示しない形態であってもよい。すなわち、第kビーコンに対応する指定領域にユーザが位置した場合にのみ、詳細画面を表示する形態であってもよい。
次に、S1506では、情報処理装置101は、ユーザが位置していた指定領域に、情報処理装置101がまだ位置しているか否かを判定する。本判定も、ユーザが位置していた指定領域に対応するビーコンから受信されるアドバタイズ情報に基づいて特定される、そのビーコンと情報処理装置101との距離に基づいて実行される。情報処理装置101は、YES判定の場合、S1506の判定を繰り返し、NO判定の場合、処理をS1503に戻す。
S1503の判定結果がYESの場合に実行されるS1507では、情報処理装置101は、第kビーコンへユーザを誘導するための誘導画面(例えば図18(A))を表示する。図18(A)に示される詳細画面1800において、第kビーコンの周辺に新商品が存在することや、第kビーコンが位置する方向を示す情報1801が表示される。なお第kビーコンが位置する方向は、上述のようなAoA/AoDの推定によって特定されうる。また、詳細画面1800において、第kビーコンが位置する方向を示すアイコン1802が表示される。なお移動後のユーザの位置や、移動後に受信されるアドバタイズ情報に基づいて、情報1801やアイコン1802の内容が変化しうる。このような形態により、ガイドアプリは、新商品が第kビーコンの方向に存在することをユーザに提示しながら、ユーザの移動に沿ってその後の案内を行うことが可能となる。このように本実施形態では、情報処理装置101は、複数のビーコンからアドバタイズ情報を受信している場合、順番情報に基づく特定のビーコンから受信されるアドバタイズ情報を用い、それ以外のアドバタイズ情報を用いない。具体的には情報処理装置101は、順番情報に基づく特定のビーコンへユーザを誘導するための処理を実行するが、それ以外のビーコンへユーザを誘導するための処理を実行しない。これにより、情報処理装置101は、複数のビーコンからアドバタイズ情報を受信している場合にも、状況に応じた適切なアドバタイズ情報のみ利用することができる。
次にS1508では、情報処理装置101は、第k指定領域に、情報処理装置101が位置するか否かを判定する。なお、本判定は、第kビーコンから受信される(第kビーコンが送出元である)アドバタイズ情報に基づいて特定される、第kビーコンと情報処理装置101との距離に基づいて実行される。すなわち、本判定では、情報処理装置101は、第kビーコンにユーザを誘導することで、第kビーコンの周辺にユーザが移動したかどうかを判定する。情報処理装置101は、YES判定の場合、処理をS1512に進め、NO判定の場合、処理をS1509に進める。
S1508の判定結果がNOの場合に実行されるS1509では、情報処理装置101は、第k指定領域以外の指定領域に、情報処理装置101が位置するか否かを判定する。本処理は、S1504の処理と同様である。情報処理装置101は、YES判定の場合、処理をS1510に進め、NO判定の場合、処理をS1508に戻す。
S1509の判定結果がYESの場合に実行されるS1510では、情報処理装置101は、ユーザが位置する指定領域に対応するビーコンの詳細画面(例えば図18(B))を表示する。本処理は、S1505の処理と同様である。
次にS1511では、情報処理装置101は、ユーザが位置していた指定領域に、情報処理装置101がまだ位置するか否かを判定する。本処理は、S1506の処理と同様である。情報処理装置101は、YES判定の場合、S1511を繰り返し、NO判定の場合、処理をS1503に進める。
S1508の判定結果がYESの場合に実行されるS1512では、情報処理装置101は、第k指定領域に対応するビーコンの詳細画面(例えば図18(B))を表示する。なお、詳細画面1800には、第kビーコンの次のビーコン(第k+1ビーコン)に誘導するためのボタン1804が表示される。
次にS1513では、情報処理装置101は、ユーザが位置していた第k指定領域に、情報処理装置101がまだ位置しているか否かを判定する。本処理は、S1506の処理と同様である。情報処理装置101は、YES判定の場合、処理をS1514に進め、NO判定の場合、処理をS1507に戻す。
次に、S1514では、情報処理装置101は、kの値が、最後の順序に対応する値であるkmaxであるか否かを判定する。情報処理装置101は、YES判定の場合、すべてのビーコンのもとへユーザを案内したとみなして処理を終了し、NO判定の場合、処理をS1515に進める。
次に、S1515では、情報処理装置101は、ボタン1804に対するユーザ操作が行われたか否かを判定する。情報処理装置101は、YES判定の場合、処理をS1516に進め、kの値をインクリメントしてS1502からの処理を繰り返す。一方、情報処理装置101は、NO判定の場合、処理をS1513に戻す。
なお、情報処理装置101は、情報取得ビーコン1(ビーコン1601)についての詳細情報を取得した後に、情報取得ビーコン1の詳細情報取得距離を0とするなど、再度の詳細情報の取得が行われないような処理を実行しうる。これにより、情報処理装置101は、情報取得ビーコン1の詳細情報を不必要に複数回取得することを防ぐことができる。
なお、情報処理装置101は、すでにユーザを誘導したビーコンに対応する指定領域内に位置した場合には、詳細画面1800を表示しなくてもよい。例えば、情報処理装置101は、S1504等の判定において、すでにユーザを誘導したビーコンに対応する指定領域を、第k指定領域以外の指定領域として扱わなくともよい。
なお、ユーザへの誘導対象となる一群のビーコンのうちの全て又は所定の割合以上の数のビーコンが情報処理装置101において検出されていることを条件に、図15のような処理を実行してもよい。また、一群のビーコンのそれぞれが、構成例1で説明したような受信許容角度の範囲内で受信されていることをさらに条件に加えてもよい。この場合、この一群のビーコンが構成例1で説明したグループに相当する。これによれば、例えば隣接する2つの店舗のうちの一方に滞在する情報処理装置101が、隣接店舗のスタートビーコンを検出したことにより、現在滞在している店舗の情報と異なる情報をユーザに通知してしまうなど事象が生じることを防ぐことができる。すなわち、情報処理装置101は、隣接する店舗に対応するグループについて、第1ビーコンのみを検出した場合には、その第1ビーコンに関しては図15の処理を実行しない。一方、情報処理装置101は、現在滞在している店舗の少なくとも一部に対応するグループについて、そのグループ内のほとんど又は全てのビーコンを検出することができることが予想される。このため、情報処理装置101は、現在滞在している店舗のビーコンについて、図15の処理を実行する。これにより、情報処理装置101は、必要な情報を適時に取得して、ガイドアプリを介してユーザに提示することができる。
なお、上述の実施形態では、情報処理装置101が、周囲の通信装置151へユーザを誘導するための情報や通信装置151の周辺に陳列されている商品の詳細情報をUI表示する場合の例について説明した。しかしながら、これは一例に過ぎず、順番情報に基づいて特定されるアドバタイズ情報はどのように利用されてもよい。例えば、情報処理装置101は、順番情報に基づいて特定されるアドバタイズ情報を、内部的な処理に使用してもよい。このような場合であっても、所定の条件を満たすと判定された通信装置151のみから情報が取得されるようにすることで、情報処理装置101が情報取得のための通信を行う頻度を低減し、また、取得した情報を用いた処理の処理負荷を低減することができる。
また、上述の実施形態では、情報処理装置101は、周囲の通信装置151のそれぞれからBLEのアドバタイズ情報を受信してアドバタイズリストを作成する例について説明したが、これに限られない。すなわち、情報処理装置101は、他の通信方式を用いてアドバタイズリストを作成してもよい。また、情報処理装置101は、例えば他の装置(例えばサーバ121)からアドバタイズリストに相当する情報を取得するようにしてもよい。アドバタイズリストに相当する情報は、通信装置を示す情報と、通信装置がどのグループに属しているかを示す情報と、そのグループに属する通信装置の数を示す情報と、通信装置151のそれぞれについての受信許容角度との少なくともいずれかを含み得る。情報処理装置101は、アドバタイズリストに相当する情報を他の装置から取得した場合、近距離無線通信を用いて周囲の通信装置151から送出された所定の信号(例えばBLEのアドバタイズ情報)により、その通信装置151を検出する。そして、情報処理装置101は、どの通信装置151を検出したかに基づいて、各グループに属する通信装置のうちの所定の割合以上の数の通信装置が検出されたかを判定しうる。なお、情報処理装置101は、各グループの識別情報(例えばUUID)とそのグループに属する通信装置の数の情報を他の装置から取得し、各通信装置がどのグループに属するかの情報を、その通信装置から送出される所定の信号によって特定してもよい。すなわち、アドバタイズリストに含まれる情報の一部を他の装置から取得して、他の情報を各通信装置から送出される信号から取得してもよい。また、情報処理装置101は、その所定の信号を用いて、その通信装置151が存在する方向を含んだ位置関係を詳細に特定する。そして、情報処理装置101は、その位置関係と通信装置151のグループに関する情報との少なくともいずれかに基づいて、複数の通信装置151のうちのいずれについての関連情報を取得するかを決定する。これにより、情報処理装置101が情報取得のための通信を行う頻度を低減し、また、取得した情報を用いた処理の処理負荷を低減することができる。同様に、情報処理装置101は、各通信装置について、順番情報、詳細情報取得距離などの情報を含んだアドバタイズリストに相当する情報をBLE以外の通信方式を用いて、又は他の装置から取得してもよい。
<<その他の実施形態>>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:情報処理装置、102:入力インタフェース、103:CPU、104:ROM、105:RAM、107:出力インタフェース、108:表示部、110:近距離無線通信部、151:通信装置、152:ROM、153:RAM、154:CPU、156:通信部、157:近距離無線通信部
Claims (22)
- 複数のグループのうちいずれかにそれぞれが属する複数の通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータに、
前記複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信ステップと、
前記複数のグループの中から、所定の条件を満たす第1のグループを特定する特定ステップと、
前記所定の条件を満たす前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行し、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行しない実行ステップと、
を実行させ、
前記第1のグループが、前記情報処理装置が受信した前記所定の信号の送出元の通信装置を、所定の割合以上または所定の数以上、含んでいることに少なくとも基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、
ことを特徴とするプログラム。 - 前記第1のグループが、前記情報処理装置の向いている方向を基準とした所定の角度範囲内で到来した前記所定の信号の送出元の通信装置を、所定の割合以上または所定の数以上、含んでいることにさらに基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
- 前記所定の割合と前記特定の割合、または、前記所定の数と前記特定の数は、同じであることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
- 複数のグループのうちいずれかにそれぞれが属する複数の通信装置と通信する情報処理装置のコンピュータに、
前記複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信ステップと、
前記複数のグループの中から、所定の条件を満たす第1のグループを特定する特定ステップと、
前記所定の条件を満たす前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行し、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行しない実行ステップと、
を実行させ、
前記第1のグループが、前記情報処理装置の向いている方向を基準として所定の角度範囲内で到来した前記所定の信号の送出元の通信装置を、所定の割合以上または所定の数以上、含んでいることに基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、
ことを特徴とするプログラム。 - 前記所定の角度範囲は、前記複数の通信装置のそれぞれに対して個別に定められる、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記実行される前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理は、前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく画面を表示部に表示する処理であり、
前記実行されない前記第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理は、前記第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく画面を前記表示部に表示する処理であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプログラム。 - 情報処理装置のコンピュータに、
複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信ステップと、
前記複数の通信装置のうち第1の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行する第1実行ステップと、
前記複数の通信装置のうち第1の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理が実行された後、前記第1の通信装置について定められた所定の領域に前記情報処理装置が移動した場合、前記複数の通信装置のうち前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行する第2実行ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記第1の通信装置について定められた前記所定の領域の範囲は、前記第1の通信装置が送出する前記所定の信号を前記情報処理装置が検出可能な範囲より狭い、ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
- 前記第1の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理は、前記情報処理装置に対して前記第1の通信装置が位置する方向を示す情報を含んだ画面を表示部に表示させる処理であることを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。
- 前記情報処理装置に対して前記第1の通信装置が位置する方向は、前記第1の通信装置から送出される前記所定の信号に基づいて検出されることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
- 前記第1の通信装置について定められた前記所定の領域に前記情報処理装置が移動した場合、前記情報処理装置に対して前記第1の通信装置が位置する方向を示す情報を含んだ画面と異なる他の画面を表示部に表示させるようにさらに構成されることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記他の画面に対するユーザ操作が行われたことに基づいて、前記第2の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理が実行されることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
- 前記情報処理装置と前記第1の通信装置との間の距離に基づいて、前記第1の通信装置について定められた前記所定の領域に前記情報処理装置が移動したか否かを判定する判定ステップを前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項7から12のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記情報処理装置と前記第1の通信装置との間の距離は、前記第1の通信装置から送出される前記所定の信号に基づいて検出されることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
- 前記所定の信号は、Bluetooth Low Energy(BLE)のアドバタイズ情報を含む信号である、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記所定の信号は、Bluetooth5.1の規格に含まれるBLEのアドバタイズ情報を含む信号であることを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
- 複数のグループのうちいずれかにそれぞれが属する複数の通信装置と通信する情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
前記複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信ステップと、
前記複数のグループの中から、所定の条件を満たす第1のグループを特定する特定ステップと、
前記所定の条件を満たす前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行し、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行しない実行ステップと、
を含み、
前記第1のグループが、前記情報処理装置が受信した前記所定の信号の送出元の通信装置を、所定の割合以上または所定の数以上、含んでいることに少なくとも基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、
ことを特徴とする情報処理方法。 - 複数のグループのうちいずれかにそれぞれが属する複数の通信装置と通信する情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
前記複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信ステップと、
前記複数のグループの中から、所定の条件を満たす第1のグループを特定する特定ステップと、
前記所定の条件を満たす前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行し、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行しない実行ステップと、
を含み、
前記第1のグループが、前記情報処理装置の向いている方向を基準として所定の角度範囲内で到来した前記所定の信号の送出元の通信装置を、所定の割合以上または所定の数以上、含んでいることに基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、
ことを特徴とする情報処理方法。 - 情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信ステップと、
前記複数の通信装置のうち第1の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行する第1実行ステップと、
前記複数の通信装置のうち第1の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理が実行された後、前記第1の通信装置について定められた所定の領域に前記情報処理装置が移動した場合、前記複数の通信装置のうち前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行する第2実行ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 複数のグループのうちいずれかにそれぞれが属する複数の通信装置と通信する情報処理装置であって、
前記複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信手段と、
前記複数のグループの中から、所定の条件を満たす第1のグループを特定する特定手段と、
前記所定の条件を満たす前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行し、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行しない実行手段と、
を有し、
前記第1のグループが、前記情報処理装置が受信した前記所定の信号の送出元の通信装置を、所定の割合以上または所定の数以上、含んでいることに少なくとも基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、
ことを特徴とする情報処理装置。 - 複数のグループのうちいずれかにそれぞれが属する複数の通信装置と通信する情報処理装置であって、
前記複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信手段と、
前記複数のグループの中から、所定の条件を満たす第1のグループを特定する特定手段と、
前記所定の条件を満たす前記第1のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行し、前記第1のグループと異なる第2のグループに属する通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行しない実行手段と、
を有し、
前記第1のグループが、前記情報処理装置の向いている方向を基準として所定の角度範囲内で到来した前記所定の信号の送出元の通信装置を、所定の割合以上または所定の数以上、含んでいることに基づいて、前記第1のグループが前記所定の条件を満たすグループとして特定される、
ことを特徴とする情報処理装置。 - 情報処理装置であって、
複数の通信装置から送出された所定の信号を受信する受信手段と、
前記複数の通信装置のうち第1の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行する第1実行手段と、
前記複数の通信装置のうち第1の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理が実行された後、前記第1の通信装置について定められた所定の領域に前記情報処理装置が移動した場合、前記複数の通信装置のうち前記第1の通信装置と異なる第2の通信装置から送出された前記所定の情報に基づく処理を実行する第2実行手段と、
を含むことを特徴とする情報処理装置。
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