JP2020201548A - ジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理プログラム - Google Patents

ジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】追い刷りが必要なジョブであっても、ユーザの作業を繁雑にすることなく、適切な順番で印刷を指示することができるジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理プログラムを提供する。【解決手段】印刷ジョブを管理するジョブ管理装置に、印刷ジョブを取得するジョブ取得部と、取得した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定部と、判定された重なりに基づいて、複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定部と、決定された印刷順に基づいて、各々の印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示部と、を設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、ジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理プログラムに関し、特に、追い刷りを行う印刷システムにおけるジョブ管理装置、当該ジョブ管理装置におけるジョブ管理方法及び当該ジョブ管理装置で動作するジョブ管理プログラムに関する。
近年、CMYK以外の色を表現する特色トナーとして、光沢を表現する透明トナーや金(Gold)・銀(Silver)・黒(Black)・白(White)のトナーなど(以下、CMYK以外のトナーを総称してGSBWトナーと呼ぶ。)を備えた印刷装置がリリースされている。この印刷装置では、GSBWトナーで印刷するデータをCMYKプレーンで作成することによって、金・銀・黒・白等の特色の印刷を可能としている。
ここで、CMYKトナーで形成される画像とGSBWトナーなどのCMYK以外のトナーで形成される画像とを含む原稿は、CMYKトナーとGSBWトナーの双方を備える1台の印刷装置で印刷することができるが、この印刷装置は構造や制御が複雑になるため高価になる。そこで、通常のCMYKトナーを備えた印刷装置とGSBWトナーを備えた印刷装置とを組み合わせ、一方の印刷装置で印刷した印刷物を他方の印刷装置で更に印刷する追い刷り(重ね刷りとも言う。)が行われている。
例えば、下記特許文献1には、CMYKトナー又は前記CMYKトナー以外のトナーの一方を備える印刷装置であって、印刷データを受信したら、当該印刷データを解析して、前記CMYKトナー又は前記CMYKトナー以外のトナーの他方を備える他の印刷装置での印刷処理が必要であるかを判断し、前記他の印刷装置での印刷処理が必要と判断した場合は、前記印刷データで特定される印刷内容に基づいて、自印刷装置での印刷処理が先であるかを判断し、自印刷装置での印刷処理が先と判断した場合は、前記印刷データに従って印刷処理を実行すると共に、前記他の印刷装置に対して、保存を指示して前記印刷データを転送し、自印刷装置での印刷処理が後と判断した場合は、前記印刷データを保存ジョブとして保存すると共に、前記他の印刷装置に対して、出力を指示して前記印刷データを転送し、前記他の印刷装置で印刷処理が実行された印刷物に対して、前記保存ジョブに従って印刷処理を実行する構成が開示されている。
特開2014−21876号公報
例えば、GSBWトナーで印刷した用紙にCMYKトナーで追い刷りする方法として、アプリケーションのレイヤー機能を使用して、GSBWの画像とCMYKの画像とを重ね合わせた原稿を作成する方法が考えられる。
しかしながら、この方法では、ユーザがGSBWデータのみのジョブとCMYKデータのみのジョブとに分けて印刷を指示する必要があり、かつ、画像を重ねる順番を考慮する必要がある場合には、CMYKの画像の印刷→GSBWの画像の印刷→CMYKの画像の印刷のように、印刷する順番も考慮しながらワークフローを処理しなければならないため、ユーザの作業が繁雑になる。また、ジョブでは、GSBWデータも実際はCMYKデータとしてPDL(Page Description Language)出力する必要があるため、1つのジョブとしてPDL出力してしまうと、GSBWデータが追い刷りするCMYKデータと混在してしまう可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、追い刷りが必要なジョブであっても、ユーザの作業を繁雑にすることなく、適切な順番で印刷を指示することができるジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、ジョブ管理装置であって、印刷ジョブを取得するジョブ取得部と、取得した前記印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定部と、判定された前記重なりに基づいて、前記複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定部と、決定された前記印刷順に基づいて、各々の前記印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷ジョブを管理するジョブ管理装置におけるジョブ管理方法であって、前記印刷ジョブを取得するジョブ取得処理と、取得した前記印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定処理と、判定された前記重なりに基づいて、前記複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定処理と、決定された前記印刷順に基づいて、各々の前記印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の一側面は、印刷ジョブを管理するジョブ管理装置で動作するジョブ管理プログラムであって、前記ジョブ管理装置の制御部に、前記印刷ジョブを取得するジョブ取得処理、取得した前記印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定処理、判定された前記重なりに基づいて、前記複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定処理、決定された前記印刷順に基づいて、各々の前記印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示処理、を実行させることを特徴とする。
本発明のジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理プログラムによれば、追い刷りが必要なジョブであっても、ユーザの作業を繁雑にすることなく、適切な順番で印刷を指示することができる。
その理由は、印刷ジョブを管理するジョブ管理装置に、印刷ジョブを取得するジョブ取得部と、取得した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定部と、判定された重なりに基づいて、複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定部と、決定された印刷順に基づいて、各々の印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示部と、を設けるからである。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る入稿データ生成端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る入稿データ生成端末に表示される印刷設定画面の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るジョブ管理に利用される装置色材情報データテーブルの一例である。 本発明の一実施例に係るジョブ管理に利用される色材データテーブルの一例である。 本発明の一実施例に係るジョブ管理に利用される印刷装置データテーブルの一例である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末の処理(装置情報取得処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末に表示される共有プリンタ設定画面の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末に表示される印刷装置追加画面の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末の処理(印刷装置追加処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末の処理(印刷順決定処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末に表示される追い刷りワークフロー構築画面の一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末の処理(ワークフロー構築処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る出力指示端末の処理(印刷指示処理)を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、GSBWトナーを備えた印刷装置がリリースされており、CMYKトナーで形成される画像とGSBWトナーで形成される画像とを含む原稿を印刷する場合、通常のCMYKトナーを備えた印刷装置とGSBWトナーを備えた印刷装置とを組み合わせ、一方の印刷装置で印刷した印刷物を他方の印刷装置で更に印刷する追い刷りが行われている。
例えば、GSBWトナーで印刷した用紙にCMYKトナーで追い刷りする方法として、アプリケーションのレイヤー機能を使って、GSBWの画像とCMYKの画像とを重ね合わせた原稿を作成する方法が考えられるが、この方法では、ユーザがGSBWデータのみのジョブとCMYKデータのみのジョブとに分けて印刷する必要があり、かつ、印刷する順番も考慮しながらワークフローを処理しなければならないため、ユーザの作業が繁雑になる。また、ジョブでは、GSBWデータも実際はCMYKデータとしてPDL出力する必要があるため、1つのジョブとしてPDL出力してしまうと、GSBWデータが追い刷りするCMYKデータと混在してしまう可能性がある。
そこで、本発明の一実施の形態では、印刷ジョブを管理するジョブ管理装置に、印刷ジョブを取得するジョブ取得部と、取得した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定部と、判定された重なりに基づいて、複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定部と、決定された印刷順に基づいて、各々の印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示部と、を設ける。
これにより、追い刷りが必要なジョブであっても、ユーザの作業を繁雑にすることなく、適切な順番で印刷を指示することができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係るジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理プログラムについて、図1乃至図16を参照して説明する。図1は、本実施例の印刷システムの構成を模式的に示す図であり、図2乃至図4は、各々、入稿データ生成端末、出力指示端末、印刷装置の構成を示すブロック図である。また、図5は、本実施例の入稿データ生成端末に表示される画面の一例、図6乃至図8は、本実施例のジョブ管理に利用されるテーブルの一例であり、図9は、本実施例の入稿データ生成端末の処理を示すフローチャート図である。また、図10、11、14は、本実施例の出力指示端末に表示される画面の一例であり、図12、13、15、16は、本実施例の出力指示端末の処理を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システム10は、入稿データ生成端末20、出力指示端末30、複数の印刷装置40などで構成され、これらはイーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク50を介して接続されている。以下、各装置について説明する。
[入稿データ生成端末]
入稿データ生成端末20は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、出力指示端末30に印刷ジョブを送信する。この入稿データ生成端末20は、図2(a)に示すように、制御部21、記憶部25、ネットワークI/F部26、表示部27、操作部28などで構成される。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)22とROM(Read Only Memory)23やRAM(Random Access Memory)24などのメモリとで構成され、CPU22は、ROM23や記憶部25に記憶した制御プログラムをRAM24に展開して実行することにより、入稿データ生成端末20全体の動作を制御する。また、図2(b)に示すように、上記制御部21(CPU22)により、OS(Operating System)21a、原稿作成アプリケーション21b、プリンタドライバ21cなどが実行される。
OS21aは、Windows(登録商標)やmacOS(登録商標)、Android(登録商標)などであり、入稿データ生成端末20で原稿作成アプリケーション21bやプリンタドライバ21cを動作可能にする。
原稿作成アプリケーション21bは、文章作成や表計算、画像加工などを行うソフトウェア(例えば、Adobe(登録商標)のIllustrator)であり、印刷指示の際にプリンタドライバ21cを読み出し、原稿作成アプリケーション21bで作成した、複数の印刷オブジェクトを含む原稿データをプリンタドライバ21cに転送する。
プリンタドライバ21cは、原稿作成アプリケーション21bで作成した原稿データを、印刷装置40が解釈可能な言語の印刷ジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換する。この印刷ジョブには、プリンタドライバ21cの印刷設定画面で設定された印刷設定情報が付加されている。
記憶部25は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU22が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、原稿作成アプリケーション21bが作成した原稿データ、プリンタドライバ21cが作成した印刷ジョブ、印刷装置データテーブル、色材データテーブルなどを記憶する。
ネットワークI/F部26は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、入稿データ生成端末20を通信ネットワーク50に接続し、出力指示端末30に印刷ジョブを送信したり、出力指示端末30から装置情報を取得したりする。
表示部27は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、原稿作成アプリケーション21bの原稿作成画面、プリンタドライバ21cの印刷設定画面などを表示する。
操作部28は、マウスやキーボードなどで構成され、原稿作成アプリケーション21bを用いた原稿の作成、プリンタドライバ21cを用いた印刷条件の設定(色材や印刷装置の指定、特色の登録)などの操作を可能にする。
[出力指示端末]
出力指示端末30は、印刷ジョブを管理して印刷装置40に印刷を指示するジョブ管理装置である。この出力指示端末30は、図3(a)に示すように、制御部31、記憶部35、ネットワークI/F部36、表示部37、操作部38などで構成される。
制御部31は、CPU32とROM33やRAM34などのメモリとで構成され、CPU32は、ROM33や記憶部35に記憶した制御プログラムをRAM34に展開して実行することにより、出力指示端末30全体の動作を制御する。
上記制御プログラムとして、原稿をどのように面付して出力し、後処理するかを制御することができるワークフローアプリケーション(ジョブ管理プログラム)が含まれており、このワークフローアプリケーションでは、出力対象として複数の印刷装置40を登録することができる。また、出力指示端末30には、印刷ジョブの受信が可能なホットフォルダ、又は、通信ネットワーク50上で共有可能な仮想プリンタを作成することができ、ホットフォルダや仮想プリンタに対して任意の印刷装置40を複数台割り当てることができる。仮想プリンタ又はホットフォルダから入力された印刷ジョブにより、ワークフローアプリケーションの設定に従って、印刷装置40に印刷を指示することができる。
具体的には、図3(b)に示すように、上記制御部31は、テーブル作成部31a、ジョブ取得部31b、重なり判定部31c、印刷順決定部31d、印刷指示部31eなどとして機能する。
テーブル作成部31aは、各々の印刷装置40の色材情報を取得し、印刷装置40と色材とを対応付けたテーブルを作成する。その際、ネットワーク上で共有可能な仮想プリンタ又はホットフォルダに割り当てた印刷装置の色材情報を、仮想プリンタ毎又はホットフォルダ毎にまとめて取得することができる。
ジョブ取得部31bは、入稿データ生成端末20から直接、又は、仮想プリンタやホットフォルダを介して、印刷ジョブを取得する。
重なり判定部31cは、ジョブ取得部31bが取得した印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する。例えば、各々の印刷オブジェクトの印刷範囲(印刷オブジェクトに外接する矩形で規定される範囲)を抽出し、当該印刷範囲が重複する場合に、印刷オブジェクトが重なると判定する。また、印刷オブジェクトの印刷範囲が重複する場合であっても、レンダリング後の描画範囲(印刷オブジェクトそのものの形状で規定される範囲)が重複しない場合は、印刷オブジェクトが重ならないと判定する。なお、印刷ジョブでは、印刷オブジェクトの形状やサイズ、配置などが規定されており、これらの情報から、印刷オブジェクトに外接する矩形で規定される印刷範囲や印刷オブジェクトそのものの形状で規定される描画範囲を特定することができる。従って、出力指示端末30で、実際に印刷ジョブのレンダリングを実施する必要はないが、出力指示端末30に画像処理部を設け、実際にレンダリングを実施してもよい。また、重なり判定部31cは、印刷ジョブ(PDF/PDL)の特色設定又はPDLで記述されている情報(記述内容)から、印刷オブジェクトの印刷に使用される色材がCMYK以外の色材であるかを判断し、判断結果に基づいて、印刷オブジェクトを印刷装置別に分類し、分類した印刷オブジェクト同士を比較することができる。また、重なり判定部31cは、一の印刷装置で印刷する印刷オブジェクトと他の印刷装置で印刷する印刷オブジェクトとが重なる場合、印刷オブジェクトが重なると判定する(1つの印刷装置でこれらの印刷オブジェクトを印刷できる場合は重なりと判定しない)ことができる。例えば、印刷システム10内にCMYKトナーを搭載したプリンタ1とGSBWトナーを搭載したプリンタ2とがある場合、CMYKオブジェクト同士が重なっているときは重なりと判定せず、CMYKオブジェクトとGSBWオブジェクトとが重なっている場合に重なりがあると判定する。より詳しくは、CMYKオブジェクトの上にGSBWオブジェクトがあり、その上に別のCMYKオブジェクトがあるときは、3つの印刷オブジェクトが重なっていると判定する。
印刷順決定部31dは、重なり判定部31cによって判定された重なりに基づいて、複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する。その際、印刷順決定部31dは、同一の色材を装着した印刷装置が複数あり、かつ、その色材単色の印刷オブジェクトが印刷ジョブ内に存在する場合において、印刷オブジェクトが他の印刷オブジェクトと重なる場合は、印刷オブジェクトの重なり順序に基づいて印刷オブジェクトを印刷する印刷装置を特定して、印刷順を決定することができる。例えば、印刷システム10内にG+CMYKトナーを搭載したプリンタ1とGSBWトナーを搭載したプリンタ2とがあり、印刷ジョブにGオブジェクトが含まれており、GオブジェクトとCオブジェクトとが重なる場合、Gオブジェクトはプリンタ1でもプリンタ2でも印刷することができるが、Gオブジェクトをプリンタ1で印刷するとCオブジェクトを印刷することができないため、Gオブジェクトをプリンタ2で印刷し、Cオブジェクトをプリンタ1で印刷するように印刷順を決定する。また、印刷順決定部31dは、重なりがなく、かつ、同じ印刷装置で出力可能な複数の印刷オブジェクトを、同じ印刷順に設定することができる。例えば、印刷システム10内にCMYKトナーを搭載したプリンタ1とGSBWトナーを搭載したプリンタ2とがあり、第1のCMYKオブジェクトとGSBWオブジェクトとが重なり、第2のCMYKオブジェクトとGSBWオブジェクトとが重ならない場合、第1のCMYKオブジェクトと第2のCMYKオブジェクトを同じ印刷順に設定し、プリンタ1で同時に印刷するようにする。
印刷指示部31eは、印刷順決定部31dが決定した印刷順に基づいて、各々の印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する。その際、印刷指示部31eは、決定された印刷順を表す印刷ワークフローを表示し、印刷ワークフローに、各々の印刷装置での出力結果のプレビューを表示することができる。また、印刷指示部31eは、複数の印刷装置に印刷を指示する際、前段の印刷装置の分割ジョブが完了した後に、後段の印刷装置に分割ジョブを出力したり、後段の印刷装置には分割ジョブを保存ジョブとして出力したりすることができ、どの印刷装置で追い刷り印刷するかを示すバナーページジョブを出力することができる。また、印刷指示部31eは、重なりがあると判定された印刷オブジェクトに対して、印刷順が後の印刷オブジェクトが透過オブジェクトでない場合は、印刷順が先の印刷オブジェクトの内の重なり部分は、印刷対象から除外した分割ジョブを生成することができる。
なお、テーブル作成部31a、ジョブ取得部31b、重なり判定部31c、印刷順決定部31d、印刷指示部31eはハードウェアとして構成してもよいし、制御部31を、テーブル作成部31a、ジョブ取得部31b、重なり判定部31c、印刷順決定部31d、印刷指示部31e(特に、ジョブ取得部31b、重なり判定部31c、印刷順決定部31d、印刷指示部31e)として機能させるジョブ管理プログラムとして構成し、ジョブ管理プログラムをCPU32に実行させる構成としてもよい。
記憶部35は、HDDやSSDなどで構成され、CPU32が各部を制御するためのプログラム、入稿データ生成端末20から受信した印刷ジョブ、テーブル作成部31aが作成したテーブル(後述する装置色材情報データテーブルなど)を保存する。また、記憶部35は、印刷装置順記録部を備え、印刷装置の順番を記録する。また、記憶部35は、印刷装置40毎の仮想キューを備え、印刷指示部31eの指示に従って仮想キューに分割ジョブを格納する。なお、仮想キューとは、バッファとコントローラとで構成され、印刷を指示するデータ(分割ジョブ)を先入れ先出しのリスト構造で保持するものであり、先に格納した分割ジョブから順に印刷装置40のデバイスキューに出力される。
ネットワークI/F部36は、NICやモデムなどで構成され、出力指示端末30を通信ネットワーク50に接続し、入稿データ生成端末20から印刷ジョブを受信したり、印刷装置40から装置情報や色材情報を取得したり、印刷装置40に分割ジョブを送信したりする。なお、本実施例では、印刷ジョブは入稿データ生成端末20より通信ネットワーク50を経由して出力指示端末30へ送信される構成とするが、USB(Universal Serial Bus)等の可搬記憶媒体を用いて出力指示端末30に入力できるようにしてもよい。
表示部37は、液晶表示装置や有機EL表示装置などで構成され、ワークフローアプリケーションの各種画面(例えば、後述する共有プリンタ設定画面や印刷装置追加画面、追い刷りワークフロー構築画面)などを表示する。
操作部38は、マウスやキーボードなどで構成され、ワークフローアプリケーションを用いた共有プリンタの設定、追い刷りワークフローの確認などの操作を可能にする。
[印刷装置]
印刷装置40は、プリンタコントローラとプリントエンジンとを備えるMFP(Multi-Functional Peripherals)などであり、出力指示端末30から受信した分割ジョブに基づいて印刷処理を実行する。本実施例では、印刷システム10に複数の印刷装置40が接続されており、複数の印刷装置40には、CMYKトナーで印刷が可能な印刷装置40と、CMYK以外のトナー(例えば、GSBWトナー)で印刷が可能な印刷装置40と、を含む。この印刷装置40は、図4に示すように、制御部41、記憶部45、ネットワークI/F部46、表示操作部47、画像処理部48、画像形成部49などで構成される。
制御部41は、CPU42とROM43やRAM44などのメモリとで構成され、CPU42は、ROM43や記憶部45に記憶した制御プログラムをRAM44に展開して実行することにより、印刷装置40全体の動作を制御する。例えば、出力指示端末30から情報取得要求に対して、装置情報や色材情報などを提供する。
記憶部45は、HDDやSSDなどで構成され、CPU42が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報などを記憶する。また、記憶部45は、デバイスキューを備え、制御部41の指示に従ってデバイスキューに出力指示端末30から受信した分割ジョブを格納する。なお、デバイスキューも、バッファとコントローラとで構成され、印刷を指示するデータ(分割ジョブ)を先入れ先出しのリスト構造で保持するものであり、先に格納した分割ジョブから順に画像処理部48及び画像形成部49によって処理される。
ネットワークI/F部46は、NICやモデムなどで構成され、印刷装置40を通信ネットワーク50に接続し、出力指示端末30から分割ジョブを受信したり、出力指示端末30に装置情報や色材情報を送信したりする。
表示操作部47は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、印刷処理に関する各種画面を表示し、印刷に関する各種操作を可能にする。
画像処理部48は、RIP部(Raster Image Processor)として機能し、分割ジョブを翻訳して中間データを生成し、レンダリングを行ってビットマップ形式の画像データを生成する(この一連の処理をRIP処理と呼ぶ。)。また、画像処理部48は、必要に応じて、画像データに対して、スクリーン処理、階調補正、濃度バランス調整、細線化、網点処理などを行う。そして、画像処理部48は、生成した画像データを画像形成部49に出力する。
画像形成部49は、画像データに基づいて印刷処理を実行する。この画像形成部49は、画像データに基づいてレーザ光を照射して露光する露光部と、感光体ドラムと現像部と帯電部と感光体クリーニング部と1次転写ローラとを備え、CMYK又はGSBWの各色のトナー像を形成する画像形成部と、ローラによって回転され、画像形成部で形成されたトナー像を用紙に搬送する中間転写体として機能する中間ベルトと、中間ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する2次転写ローラと、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着部と、用紙を搬送する給紙ローラやレジストローラ、ループローラ、反転ローラ、排紙ローラ等の搬送部などで構成される。
なお、図1乃至図4は、本実施例の印刷システム10の一例であり、本実施例のジョブ管理が可能な限りにおいて、各装置の構成や制御は適宜変更可能である。例えば、図1乃至図4では、出力指示端末30をジョブ管理装置として動作させる構成としたが、いずれかの印刷装置40をジョブ管理装置として動作させる(印刷装置40のCPU42にジョブ管理プログラムを実行させる)構成としてもよい。
以下、本実施例の印刷システム10の各装置の動作について説明する。
<入稿データ生成端末20の動作>
入稿データ生成端末20は、印刷ジョブ生成、印刷設定及び印刷ジョブ送信を行う。
[印刷ジョブ生成]
ユーザが原稿データを作成する場合、Illustratorのような汎用的な描画アプリケーションを用いて作成する。このような描画アプリケーションは、印刷原稿内に文字や図形、画像のような印刷オブジェクト(以下、単にオブジェクトと呼ぶ。)を配置し、各オブジェクトの色を指定することで、原稿データを作成することができる。オブジェクトの色の指定に際して、CMYK以外の色材で印刷するオブジェクトは特色名を設定する。特色名は、Pantoneのような汎用的な名称を流用しても良いが、本実施例ではユーザによって命名したオリジナルの特色名を設定するものとする。なお、印刷業者に原稿データを入稿するような場合は、ユーザが作成した原稿データをUSBのような可搬記憶媒体やWeb入稿など用いて出力指示端末30に入力する方法が用いられるが、この場合も、同様に印刷する色材を特色名で設定するものとする。
[印刷設定及び印刷ジョブ送信]
入稿データ生成端末20から出力指示端末30へ印刷ジョブ送信する際のプリンタドライバ21cの印刷設定画面例を図5に示す。なお、本実施例ではプリンタドライバ21cで設定する方法について説明するが、印刷ジョブの送信方法はホットフォルダからダイレクトプリントでも良く、ホットフォルダの印刷設定画面ではプリンタドライバ21cと同等の設定が可能であるとする。また、出力指示端末30に印刷ジョブを保存ジョブとして保存し、印刷する場合もプリンタドライバ21cと同等の設定が可能であるとする。
出力指示端末30へ印刷ジョブを送信する場合、印刷ジョブの各オブジェクトに付与された特色名称がどの色材であるかはプリンタドライバ21c上で設定するため、初めに、印刷設定画面60の「装置情報取得」ボタンを押下すると、プリンタドライバ21cは図9に示す装置情報取得処理を行う。まず、プリンタドライバ21cは、出力指示端末30から、仮想プリンタに割り当てられている各印刷装置40の色材情報を取得する(S101)。この色材情報は、MIB(Management Information Base)などのI/Fを用いて取得することができる。
図6は、プリンタドライバ21cが、出力指示端末30から取得する、印刷装置40とその印刷装置40に装着されている色材とを対応付ける装置色材情報データテーブルである。この装置色材情報データテーブルの「印刷装置」は、仮想プリンタに割り当てられている印刷装置40を示し、「印刷装置ID」は、各印刷装置40を識別するためのIDである。また、「色材」は、各印刷装置40に装着されている色材を示し、「色材ID」は、各色材を識別するためのIDである。
次に、プリンタドライバ21cは、装置色材情報データテーブルを利用して色材データテーブルを更新し(S102)、印刷設定画面60の色材設定欄のコンボボックスに表示する(S103)。図7は、プリンタドライバ21cの色材設定にて表示する際に用いる色材データテーブルである。本実施例では、「Black」は2種類の印刷装置40に装着されており、どちらも同じ色材として扱うものとして説明するが、別の色材として別の色材IDで管理するようにしてもよい。
次に、プリンタドライバ21cは、装置色材情報データテーブルを利用して印刷装置データテーブルを更新し(S104)、印刷設定画面60の印刷装置設定欄のコンボボックスに表示する(S105)。図8は、プリンタドライバ21cの印刷装置設定にて表示する際に用いる印刷装置データテーブルである。この印刷装置データテーブルには、印刷装置40から取得した装置情報とは別に「Auto Select」が用意されており、「Auto Select」が選択された場合は、出力指示端末30にてその色材をどの順番で印刷するかによって自動的に印刷装置40を決定する。この「Auto Select」を識別するための印刷装置IDは、予め出力指示端末30と取り決めた値を用いるものとするが、装置情報取得時に取得する構成としてもよい。
上記印刷設定画面60を用いた印刷設定方法について具体的に説明する。
(1)オブジェクトに対して印刷する色材を指定する場合、印刷設定画面60の特色名の設定欄に、原稿データのオブジェクトに設定した特色名称を入力する。
(2)次に、その特色名で指定されたオブジェクトを印刷する際に使用したい色材を、印刷設定画面60の色材設定欄のコンボボックスの中から選択する。
(3)印刷設定画面60の色材設定欄にて任意の色材が選択された場合、印刷装置設定欄のコンボボックスにその色材が装着されている印刷装置が選択可能に表示される。本実施例の印刷システム10では、その色材が装着された印刷装置が1台の場合はその装置名を表示し、複数台の場合はデフォルトで「Auto Select」を表示し、ユーザがプルダウンメニューで、その色材が装着されている印刷装置を選択して指定する。
(4)「特色名」、「色材」、「印刷装置」を選択した後、「追加」ボタンを押下することによって、これらを印刷設定に追加することができる。また、誤って設定を追加した場合は、その設定を一覧から選択し、「削除」ボタンを押下することによって削除することができる。
そして、全ての色材の登録が終わるまで(1)〜(4)を繰り返す。なお、色材が指定されていないオブジェクトは、CMYKで出力するものとして制御する。
<出力指示端末30の動作>
出力指示端末30は、ワークフローアプリケーションへの印刷装置登録及び共有プリンタ設定、印刷順決定、追い刷りワークフロー構築及び印刷指示を行う。
[ワークフローアプリケーションへの印刷装置登録及び共有プリンタ設定]
出力指示端末30にはワークフローアプリケーションがインストールされており、ワークフローアプリケーションは、仮想プリンタを生成し、仮想プリンタに複数の印刷装置40を割り当て、クラスタプリンティングなどの印刷ワークフローを作成して実行することができる。本実施例では、印刷ジョブを受信するための手段として共有プリンタを生成するが、ホットフォルダ等の他の手段でもよい。
本実施例の印刷システム10のワークフローアプリケーションは、図10に示すような共有プリンタ設定画面61を表示し、共有プリンタに印刷装置40を割り当てる際に色材情報の登録を可能とする。
共有プリンタ設定画面61において、共有プリンタ名の設定欄には、共有プリンタの名称を設定することができ、設定した名称はネットワーク上から共有プリンタとして参照可能になり、印刷ジョブを受信することができる。
印刷装置一覧には、共有プリンタに割り当てられている印刷装置40の一覧が表示され、「追加ボタン」を押下すると図11の印刷装置追加画面62が表示され、他の印刷装置40を追加することができる。また、印刷装置一覧のリスト内の印刷装置40を選択し、「削除ボタン」を押下することによって、印刷装置一覧から選択した印刷装置40を削除することができる。
図11の印刷装置追加画面62の印刷装置追加の設定欄では、印刷装置名の設定欄に追加する印刷装置40の名称を指定する。また、印刷装置IPアドレスの設定欄には、追加する印刷装置40のIP(Internet Protocol)アドレスを入力することができ、「色材情報取得」ボタンを押下することによって、色材一覧の設定欄に反映させることができる。
この色材一覧の設定欄には、印刷装置40の色材情報を登録することができ、色材タイプ名の設定欄では「CMYK」か「特殊色材」かを選択することができる。「CMYK」はCMYK混色で印刷できる印刷装置40を意味し、「特殊色材」は金銀白黒など特殊色材を印刷する印刷装置40を意味する。特殊色材を選択した場合は、色材種類の設定欄にて、印刷装置40に装着されている色材を入力することができる。
そして、出力指示端末30に印刷装置40及び色材情報を登録すると、登録された印刷装置40及び色材毎に、印刷装置ID及び色材IDの割り振りを行い、装置色材情報データテーブルに記録する。この際、異なる印刷装置40で同じ色材が装着されている場合は、色材IDは同じIDを割り振ることで、同じ色材であることを判別することが可能となる。
図12は、上記の印刷装置追加処理を示すフローチャート図であり、テーブル作成部31aによって実行される。
まず、印刷装置追加画面62の印刷装置名の設定欄に追加された印刷装置40に対して印刷装置IDを生成する(S201)。次に、装置色材情報データテーブルを参照して、他の印刷装置40に色材一覧に入力された色材と同じ色材が装着されているかを判断する(S202)。他の印刷装置40に同じ色材がない場合は(S202のNo)、固有の色材IDを生成し(S203)、他の印刷装置40に同じ色材がある場合は(S202のYes)、他の印刷装置40の同じ色材の色材IDを取得する(S204)。そして、印刷装置ID、印刷装置、色材ID、色材を装置色材情報データテーブルに追加し(S205)、全ての色材の登録が完了していなければ(S206のNo)、S202に戻って同様の処理を繰り返す。
[印刷順決定処理]
図13は、ワークフローアプリケーションによる印刷順決定処理を示すフローチャート図であり、ワークフローアプリケーション(ジョブ取得部31b、重なり判定部31c、印刷順決定部31d)によって実行される。
まず、ジョブ取得部31bが、入稿データ生成端末20からPDLなどで記述された印刷ジョブを取得すると、重なり判定部31cは、PDLを解析し(S301)、印刷ジョブで色材が設定されているかを確認し(S302)、印刷ジョブで色材が設定されていない場合は(S302のNo)、一連の処理を終了する。
一方、印刷ジョブで色材が設定されている場合は(S302のYes)、重なり判定部31cは、色材設定リスト(印刷設定画面60で設定された特色名、色材、印刷装置のリスト)をPDLから取得し(S303)、色材設定リストで指定されている特色名と一致するオブジェクトを抽出する(S304)。なお、特色が指定されていないオブジェクトはCMYKのオブジェクトと判断する。
次に、重なり判定部31cは、抽出したオブジェクトを印刷装置別に分類し(S305)、印刷装置別に分類したオブジェクト同士を比較する(S306)。そして、印刷範囲が重複するオブジェクトがあるかを判定し(S307)、印刷範囲が重複するオブジェクトがある場合は(S307のYes)、レンダリング後の描画範囲が重複するオブジェクトがあるかを判定する(S308)。なお、一の印刷装置40で印刷するオブジェクトと他の印刷装置40で印刷するオブジェクトとが重なる場合、オブジェクトが重なると判定することができる。
レンダリング後の描画範囲が重複するオブジェクトがあると判定した場合は(S308のYes)、印刷順決定部31dは、印刷する順番を制御する必要があると判断し、そのオブジェクトの色材が装着されている印刷装置40を特定する(S309)。その際、同一の色材を装着した印刷装置40が複数あり、かつ、その色材単色のオブジェクトが印刷ジョブ内に存在する場合において、オブジェクトが他のオブジェクトと重なる場合は、オブジェクトの重なり順序に基づいてオブジェクトを印刷する印刷装置40を特定することができる。
次に、印刷順決定部31dは、印刷装置順記録部に、比較したオブジェクトの印刷装置40の順番が記録されているかを判断し(S310)、順番が記録されている場合は(S310のYes)、印刷装置順記録部から印刷順管理番号を取得し(S311)、オブジェクトにその印刷順管理番号を関連付ける(S312)。一方、順番が記録されていない場合(S310のNo)、印刷順決定部31dは、印刷装置順記録部に新たな印刷順として記録し(S313)、オブジェクトにその印刷順管理番号を関連付ける(S314)。
印刷範囲に重複がない(S307のNo)、又は、レンダリング後の描画範囲に重複がないと判定した場合は(S308のNo)、印刷順決定部31dは、そのオブジェクトの色材が装着されている印刷装置40を特定し(S315)、印刷装置順記録部からその印刷装置40の印刷順管理番号を取得する(S316)。次に、印刷順決定部31dは、同じ印刷装置40に対して複数の印刷順管理番号が存在するかを判断し(S317)、複数の印刷順管理番号が存在しない場合は(S317のNo)、オブジェクトにその印刷順管理番号を関連付け(S318)、複数の印刷順管理番号が存在する場合は(S317のYes)、オブジェクトに印刷順が最も早い印刷順管理番号を関連付ける(S319)。すなわち、重なりがなく、かつ、同じ印刷装置40で出力可能な複数のオブジェクトを、同じ印刷順に設定する。
例えば、Kトナーで第1のオブジェクトを印刷し、Gトナーで第1のオブジェクトと重なる第2のオブジェクトを印刷し、Kトナーで第2のオブジェクトと重なる第3のオブジェクトを印刷する場合において、第1のオブジェクトと第3のオブジェクトとを同じ印刷装置40で印刷する場合、その印刷装置40には印刷順管理番号1と3が存在するが、Kトナーで第1乃至第3のオブジェクトと重ならない第4のオブジェクトを印刷する場合は、その第4のオブジェクトには、印刷順が最も早い印刷順管理番号1を関連付ける。なお、S319では、最も早い印刷順管理番号を関連付けたが、ユーザ設定によって最も遅い印刷順管理番号を関連付けるなど、どの印刷順管理番号を関連付けるかを変更できるようにしてもよい。
また、図14では、全てのオブジェクトに対して同じ処理を行ったが、「Auto Select」が指定されている場合は、「Auto Select」のみのオブジェクトリストを生成し、この後の処理にてどの印刷装置40で出力するか判断を行う。そして、Auto Select以外のオブジェクトに対して処理を行った後、「Auto Select」のみのオブジェクトに対して処理を行うようにすればよい。
[追い刷りワークフロー構築及び印刷実行]
図14は、ワークフローアプリケーションの追い刷りワークフロー構築画面63の一例であり、印刷順毎に印刷ジョブを分割したのち、印刷順に合わせワークフローの構築を行う。図15は、ワークフローアプリケーションによるワークフロー構築処理を示すフローチャート図であり、ワークフローアプリケーション(印刷指示部31e)によって実行される。
まず、印刷装置順記録部から印刷順を取得する(S401)。次に、取得した印刷順に合わせ、印刷装置40をワークフローアプリケーション内のワークフローに配置することによって印刷順ワークフローを構築する(S402、図14の下側中央の印刷欄の模式図参照)。次に、分割ジョブのサムネイル画像を作成し(S403、図14の下側左側のジョブ振り分け欄の画像参照)、印刷順ごとに重ね合わせた追い刷りサムネイル画像を作成する(S404、図14の下側中央の印刷欄の画像参照)。そして、作成した追い刷りサムネイル画像をワークフロー内に配置した印刷装置40の近くに表示する(S405)。
図16は、ワークフローアプリケーションによる印刷実行処理を示すフローチャート図であり、ワークフローアプリケーション(印刷指示部31e)によって実行される。
ユーザから印刷実行が指示された場合、ジョブの印刷ステータスを実行中に変更する。次に、Nに1を設定し(S501)、印刷設定にてバナーページが指定されているかを判断する(S502)。バナーページが指定されていた場合(S502のYes)、N台目用のバナーページを生成し(S503)、N台目の印刷装置40に分割ジョブ(又は分割ジョブ及びバナーページジョブ)を送信する(S504)。次に、N+1台目の印刷装置40に分割ジョブを保存ジョブとして送信する(S505)。あるいは、前段の印刷装置40の印刷ステータスを取得し、前段の分割ジョブが完了したことを確認した後、次の印刷装置40に分割ジョブを送信する。
そして、N台目の印刷装置40の印刷が完了したかを判断し(S506)、N台目の印刷装置40の印刷が完了したら(S506のYes)、次の印刷装置40での追い刷りがあるかを判断する(S507)。次の印刷装置40での追い刷りがある場合は(S507のYes)、Nに1を加算し(S508)、S502に戻って同様の処理を繰り返し、全ての印刷装置で追い刷り印刷が完了したら(S507のNo)、ジョブのステータスを完了に変更して一連の処理を終了する。
なお、分割ジョブの送信に際して、印刷指示部31eは、重なりがあると判定された印刷オブジェクトに対して、印刷順が後の印刷オブジェクトが透過オブジェクトでない場合は、印刷順が先の印刷オブジェクトの内の重なり部分は、印刷対象から除外した分割ジョブを生成することができる。
以上説明したように、本実施例の印刷システム10では、取得した印刷ジョブを解析して、複数の印刷オブジェクトの重なりを判定し、判定した重なりに基づいて、複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定し、決定した印刷順に基づいて、各々の印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力することにより、追い刷りが必要な印刷ジョブであっても、ユーザの作業を繁雑にすることなく、適切な順番で印刷を指示することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、特色のトナーとしてGSBWトナーを例示したが、CMYK以外の色を表現するトナーであればよく、例えば、印刷物の表面をなだらかにして光沢を表現する透明トナーや蛍光色のトナーなどを用いることができる。
本発明は、追い刷りを行う印刷システムにおけるジョブ管理装置、当該ジョブ管理装置におけるジョブ管理方法、当該ジョブ管理装置で動作するジョブ管理プログラム及び当該ジョブ管理プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 印刷システム
20 入稿データ生成端末
21 制御部
21a OS
21b 原稿作成アプリケーション
21c プリンタドライバ
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 記憶部
26 ネットワークI/F部
27 表示部
28 操作部
30 出力指示端末
31 制御部
31a テーブル作成部
31b ジョブ取得部
31c 重なり判定部
31d 印刷順決定部
31e 印刷指示部
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 記憶部
36 ネットワークI/F部
37 表示部
38 操作部
40 印刷装置
41 制御部
42 CPU
43 ROM
44 RAM
45 記憶部
46 ネットワークI/F部
47 表示操作部
48 画像処理部
49 画像形成部
50 通信ネットワーク
60 印刷設定画面
61 共有プリンタ設定画面
62 印刷装置追加画面
63 追い刷りワークフロー構築画面

Claims (16)

  1. 印刷ジョブを取得するジョブ取得部と、
    取得した前記印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定部と、
    判定された前記重なりに基づいて、前記複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定部と、
    決定された前記印刷順に基づいて、各々の前記印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示部と、を備える、
    ことを特徴とするジョブ管理装置。
  2. 前記重なり判定部は、各々の前記印刷オブジェクトの印刷範囲を抽出し、当該印刷範囲が重複する場合に、前記印刷オブジェクトが重なると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のジョブ管理装置。
  3. 前記重なり判定部は、前記印刷オブジェクトの印刷範囲が重複する場合であっても、レンダリング後の描画範囲が重複しない場合は、前記印刷オブジェクトが重ならないと判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のジョブ管理装置。
  4. 各々の印刷装置の色材情報を取得し、印刷装置と色材とを対応付けるテーブルを作成するテーブル作成部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  5. 前記テーブル作成部は、ネットワーク上で共有可能な仮想プリンタ又はホットフォルダに割り当てた印刷装置の色材情報を、仮想プリンタ毎、又はホットフォルダ毎にまとめて取得する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のジョブ管理装置。
  6. 前記重なり判定部は、前記印刷ジョブの特色設定又は記述内容から、前記印刷オブジェクトの印刷に使用される色材がCMYK以外の色材であるかを判断し、判断結果に基づいて、前記印刷オブジェクトを印刷装置別に分類し、分類した前記印刷オブジェクト同士を比較する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  7. 前記重なり判定部は、一の印刷装置で印刷する印刷オブジェクトと他の印刷装置で印刷する印刷オブジェクトとが重なる場合、前記印刷オブジェクトが重なると判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  8. 前記印刷順決定部は、同一の色材を装着した印刷装置が複数あり、かつ、前記色材単色の印刷オブジェクトが前記印刷ジョブ内に存在する場合において、前記印刷オブジェクトが他の印刷オブジェクトと重なる場合は、印刷オブジェクトの重なり順序に基づいて前記印刷オブジェクトを印刷する印刷装置を特定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  9. 前記印刷順決定部は、重なりがなく、かつ、同じ印刷装置で出力可能な複数の印刷オブジェクトを、同じ印刷順に設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  10. 前記印刷指示部は、決定された前記印刷順を表す印刷ワークフローを表示し、前記印刷ワークフローに、各々の印刷装置での出力結果のプレビューを表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  11. 前記印刷指示部は、複数の印刷装置に印刷を指示する際、前段の印刷装置の前記分割ジョブが完了した後に、後段の印刷装置に前記分割ジョブを出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  12. 前記印刷指示部は、複数の印刷装置に印刷を指示する際、後段の印刷装置には前記分割ジョブを保存ジョブとして出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  13. 前記印刷指示部は、どの印刷装置で追い刷り印刷するかを示すバナーページジョブを出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  14. 前記印刷指示部は、重なりがあると判定された前記印刷オブジェクトに対して、印刷順が後の前記印刷オブジェクトが透過オブジェクトでない場合は、印刷順が先の前記印刷オブジェクトの内の重なり部分は、印刷対象から除外した前記分割ジョブを生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一に記載のジョブ管理装置。
  15. 印刷ジョブを管理するジョブ管理装置におけるジョブ管理方法であって、
    前記印刷ジョブを取得するジョブ取得処理と、
    取得した前記印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定処理と、
    判定された前記重なりに基づいて、前記複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定処理と、
    決定された前記印刷順に基づいて、各々の前記印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示処理と、を実行する、
    ことを特徴とするジョブ管理方法。
  16. 印刷ジョブを管理するジョブ管理装置で動作するジョブ管理プログラムであって、
    前記ジョブ管理装置の制御部に、
    前記印刷ジョブを取得するジョブ取得処理、
    取得した前記印刷ジョブを解析し、前記印刷ジョブに含まれる複数の印刷オブジェクトの重なりを判定する重なり判定処理、
    判定された前記重なりに基づいて、前記複数の印刷オブジェクトの印刷順を決定する印刷順決定処理、
    決定された前記印刷順に基づいて、各々の前記印刷オブジェクトの印刷を指示する分割ジョブを生成して出力する印刷指示処理、を実行させる、
    ことを特徴とするジョブ管理プログラム。
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