JP2021005656A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の基板の積層構造において、更なる性能の向上を実現可能な半導体装置を提供する。【解決手段】半導体装置が、第1能動素子を含む第1素子層と、第1素子層上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、第1配線層上に配置された第2能動素子を含む第2素子層と、第2素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、第1基板と第2基板とが積層されて構成され、第2の能動素子が、化合物半導体基板に設けられる。【選択図】図4
Description
本開示に係る技術(本技術)は、半導体装置及びその製造方法に関する。
従来、トランジスタ等の素子がそれぞれ形成された複数の基板を積層することにより、縦方向に素子密度を増大させる方法が知られている(特許文献1参照)。この方法では、平面を1面使用するだけでなく、積層する毎に2面、3面と素子数を増大させることが特徴である。面積が限られている素子に使用する場合、素子を増大させ、複雑な回路を小さい面積に構成することができる。
イメージセンサでは、画素サイズが固定されており、画素毎に形成する素子面積が画素サイズに限定されている。そのため、素子の大きさを自由に変更できず、更に回路を複雑にするために素子数を増やすことには限界があるため、イメージセンサのような素子面積が制限されているデバイスには、複数の基板の積層構造による素子面積の増大は非常に有益な方法となる。
複数の基板の積層構造を用いたイメージセンサにおいて、低消費電力化、発熱の抑制、耐圧の向上、可視光領域外への応用展開等の、更なる性能の向上が要望されている。
本技術は、複数の基板の積層構造において、更なる性能の向上を実現可能な半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本技術の一態様に係る半導体装置は、第1能動素子を含む第1素子層と、第1素子層上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、第1配線層上に配置された第2能動素子を含む第2素子層と、第2素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、第1基板と第2基板とが積層されて構成され、第2の能動素子が、化合物半導体基板に設けられることを要旨とする。
本技術の他の態様に係る半導体装置は、光電変換部と、光電変換部上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、第1配線層上に配置された能動素子を含む素子層と、素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、第1基板と第2基板とが積層されて構成され、光電変換部が、化合物半導体基板に設けられることを要旨とする。
本技術の更に他の態様に係る半導体装置の製造方法は、第1能動素子を含む第1素子層上に第1配線層を形成することにより、第1素子層及び第1配線層を含む第1基板を形成し、第2能動素子を含む第2素子層を形成した第2基板を用意し、第1基板の第1配線層側に、第2基板の第2素子層側を貼り合わせることにより、第1配線層上に第2素子層を形成し、第2素子層上に第2配線層を形成することを含むことを要旨とする。
本技術の更に他の態様に係る半導体装置の製造方法は、化合物半導体基板に設けられた光電変換部上に第1配線層を形成することにより、光電変換部及び第1配線層を含む第1基板を形成し、能動素子を含む素子層を形成した第2基板を用意し、第1基板の第1配線層側に、第2基板の素子層側を貼り合わせることにより、第1配線層上に素子層を形成し、素子層上に第2配線層を形成することを含むことを要旨とする。
以下において、図面を参照して本技術の第1〜第3実施形態等を説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
(第1実施形態)
<半導体装置の構成>
本技術の第1実施形態に係る半導体装置として、裏面照射型のCMOSイメージセンサ(固体撮像装置)を例示する。本技術の第1実施形態に係る半導体装置は、図1に示すように、画素領域(単位セル領域)1001、垂直駆動回路1003、カラム信号処理回路1004、水平駆動回路1005、出力回路1006及び制御回路1007を備える。
<半導体装置の構成>
本技術の第1実施形態に係る半導体装置として、裏面照射型のCMOSイメージセンサ(固体撮像装置)を例示する。本技術の第1実施形態に係る半導体装置は、図1に示すように、画素領域(単位セル領域)1001、垂直駆動回路1003、カラム信号処理回路1004、水平駆動回路1005、出力回路1006及び制御回路1007を備える。
画素領域1001は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素(単位セル)1002を有する。複数の画素1002のそれぞれは、光電変換部と、複数の画素トランジスタ(セル用回路)とを有している。複数の画素トランジスタは、例えば、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタ及び増幅トランジスタの4つのトランジスタを採用できる。
垂直駆動回路1003は、例えばシフトレジスタで構成される。垂直駆動回路1003は、画素駆動配線1008aを順次選択し、選択した画素駆動配線1008aに画素1002を駆動するためのパルスを供給し、各画素1002を行単位で駆動する。即ち、垂直駆動回路1003は、画素領域1001の各画素1002を行単位で順次垂直方向に選択走査し、各画素1002の光電変換部で生成した信号電荷に基づく画素からの出力信号(画素信号)を、垂直信号線1008bを通してカラム信号処理回路1004に供給する。
カラム信号処理回路1004は、例えば、画素1002の列毎に配置されており、1行分の画素1002から出力される信号を画素列毎にノイズ除去等の信号処理を行う。例えば、カラム信号処理回路1004は、画素固有の固定パターンノイズを除去するための相関2重サンプリング(CDS)及びアナログ・デジタル(AD)変換等の信号処理を行う。
水平駆動回路1005は、例えばシフトレジスタで構成される。水平駆動回路1005は、水平走査パルスをカラム信号処理回路1004に順次出力して、カラム信号処理回路1004を順番に選択し、選択したカラム信号処理回路1004に、信号処理が行われた画素信号を水平信号線1009に出力させる。出力回路1006は、カラム信号処理回路1004の各々から水平信号線1009を通して、順次に供給される画素信号に対し信号処理を行って出力する。
制御回路1007は、垂直同期信号、水平同期信号、及びマスタクロック信号に基づいて、垂直駆動回路1003、カラム信号処理回路1004、及び水平駆動回路1005等の動作の基準となるクロック信号や制御信号を生成する。そして、制御回路1007は、生成したクロック信号や制御信号を、垂直駆動回路1003、カラム信号処理回路1004及び水平駆動回路1005等に出力する。
本技術の第1実施形態に係る半導体装置は、図1に示した構成を、図2に示すように、積層化により3次元構造としている。即ち、本技術の第1実施形態に係る半導体装置は、第1基板(センサ基板)1101、第2基板(画素トランジスタ基板)1102、第3基板(ロジック基板)1103の3つの基板を貼り合わせた積層構造で構成されている。
第1基板1101は、入射光を光電変換する光電変換部が形成された光電変換部形成領域1101aを含む。光電変換部形成領域1101aには、光電変換部に加えて、光電変換された信号電荷を制御する転送トランジスタ等の画素トランジスタの少なくとも一部が形成されていてもよい。
第2基板1102は、光電変換された信号電荷を制御する画素トランジスタの少なくとも一部が形成された画素トランジスタ形成領域1102aを含む。画素トランジスタ形成領域1102aは、例えばリセットトランジスタ、選択トランジスタ及び増幅トランジスタ等の画素トランジスタの少なくとも一部が形成されていてもよい。なお、画素トランジスタのうち、例えば増幅トランジスタだけを第2基板1102に設け、リセットトランジスタ及び選択トランジスタのいずれか一方、又は両方を第3基板1103に設けてもよい。
第3基板1103は、信号処理を実行するロジック回路が形成されたロジック回路形成領域1103aを含む。ロジック回路形成領域1103aは、ロジック回路として、例えば図1に示した垂直駆動回路1003、カラム信号処理回路1004、水平駆動回路1005、出力回路1006及び制御回路1007の少なくとも一部を含んでよい。
なお、図2では第1基板1101、第2基板1102、第3基板1103の3つの基板を貼り合わせた積層構造を例示するが、例えば第1基板1101及び第2基板1102の2つの基板を貼り合わせた積層構造であってもよい。その場合、例えば第3基板1103のロジック回路形成領域1103aを第2基板1102等に形成してもよい。また、第3基板1103上に更に1つ以上の基板を貼り合わせた積層構造であってもよい。
図3は、本技術の第1実施形態に係る半導体装置の画素1002の等価回路の一例を示す。図3中に破線で境界を示すように、画素1002は、第1基板1101内に設けられた能動素子を含む回路と、第2基板1102内に設けられた能動素子を含む回路から構成されている。「能動素子」とは、トランジスタのように増幅機能若しくはスイッチング機能を有する半導体素子である。
図3に示すように、第1基板1101内にはアノードが接地された光電変換部であるフォトダイオードPDと、フォトダイオードPDのカソードにソースが接続された転送トランジスタT1を能動素子として含む。転送トランジスタT1のドレインには、浮遊状態の電荷蓄積領域(フローティング・ディフュージョン領域)FDが接続されている。電荷蓄積領域FDは、第2基板1102内に設けられた能動素子であるリセットトランジスタT2のソースと、能動素子である増幅トランジスタT3のゲートに接続される。第2基板1102内には更に選択トランジスタT4が能動素子として設けられている。増幅トランジスタT3のソースは選択トランジスタT4のドレインに接続され、増幅トランジスタT3のドレインは電源Vddに接続される。選択トランジスタT4のソースは垂直信号線VSLに接続される。リセットトランジスタT2のドレインは電源Vddに接続される。
第1実施形態に係る半導体装置の動作時には、フォトダイオードPDで生成された信号電荷が転送トランジスタT1を介して電荷蓄積領域FDに蓄積され、電荷蓄積領域FDに蓄積された信号電荷が読み出されて、増幅トランジスタT3のゲートに印加される。選択トランジスタT4のゲートには水平ラインの選択用制御信号が垂直シフトレジスタから与えられる。選択用制御信号をハイ(H)レベルにすることにより、選択トランジスタT4が導通し、増幅トランジスタT3で増幅された電荷蓄積領域FDの電位に対応する電流が垂直信号線VSLに流れる。また、リセットトランジスタT2のゲートに印加するリセット用制御信号をハイ(H)レベルにすることにより、リセットトランジスタT2が導通し、電荷蓄積領域FDに蓄積された信号電荷をリセットする。
図4は、第1実施形態に係る半導体装置の断面構造の一部を模式的に示す。第1実施形態に係る半導体装置は、第1基板1101、第2基板1102及び第3基板1103の3つの基板を貼り合わせて接合した積層構造を有する。第1実施形態に係る半導体装置は裏面照射型の固体撮像装置であり、裏面側(図4の下側)から光を入射する。
第1基板1101は、センサ層1010と、センサ層1010上に配置された、第1能動素子1021を含む第1素子層1020と、第1素子層1020上に配置された第1配線層1030とを備える。第2基板1102は、第1配線層1030上に層間絶縁膜1042を介して配置された、第2能動素子1052,1053,1054,1055を含む第2素子層1050と、第2素子層1050上に配置された第2配線層1060とを備える。第3基板1103は、第2配線層1060上に配置された第3配線層1070と、第3配線層1070上に配置された能動素子を含む第3素子層1080とを備える。
センサ層1010は、シリコン(Si)等の半導体基板(Si基板)1011に形成された複数の光電変換部1011a,1011b,1011cを有する。光電変換部1011a,1011b,1011cのそれぞれはフォトダイオードで構成される。フォトダイオードは、Si基板1011に形成されたp型のウェル領域(不図示)と、n型の電荷生成領域(不図示)とのpn接合で構成される。
隣接する光電変換部1011a,1011b,1011c同士は、素子分離部1012により素子分離されている。素子分離部1012は、図4の下側から見た場合に、例えば格子状に形成されている。素子分離部1012は、隣接する光電変換部1011a,1011b,1011c同士を電気的且つ光学的に分離する機能を有する。素子分離部1012は、例えばSi基板1011に設けられた溝部に埋め込まれた絶縁膜で構成することができる。絶縁膜は、例えばハフニウム酸化膜(HfO2膜)等の固定電荷膜と、シリコン酸化膜(SiO2膜)との積層構造であってもよい。或いは、素子分離部1012は、Si基板1011に設けられた溝部に埋め込まれた絶縁膜と、溝部に絶縁膜を介して埋め込まれたタングステン(W)等の遮光性の金属膜とにより構成されていてもよい。素子分離部1012の下側には、タングステン(W)等の遮光膜(不図示)が配置されていてもよい。
センサ層1010の裏面側には、平坦化膜1091、カラーフィルタ1092、マイクロレンズ1093、配線(不図示)等が配置されている。平坦化膜1091は、光電変換部1011a,1011b,1011cの裏面側を平坦化する。マイクロレンズ1093は、光電変換部1011a,1011b,1011cへの入射光を集光する。カラーフィルタ1092は、光電変換部1011a,1011b,1011cへの入射光を色分離する。
第1素子層1020は、例えば、複数の光電変換部1011a,1011b,1011cによる入射光の光電変換によって生成された電気信号を独立に取り出す第1セル用回路を構成する。第1素子層1020は、Si基板1011の表面に形成された、第1セル用回路を構成する第1能動素子1021を備える。第1能動素子1021は、例えば図3に示した転送トランジスタT1で構成することができる。転送トランジスタT1は、MOSトランジスタで能動素子を構成することができるが、より一般的には酸化膜(SiO2膜)以外の材料をゲート絶縁膜に含むMISFETやMISSIT等の絶縁ゲート型トランジスタ(MISトランジスタ)であってもよい。
図4では便宜的に、第1能動素子1021のゲート電極のみを模式的に示している。第1能動素子1021のゲート電極は、例えばT字状の断面形状を有する縦型ゲートであってもよい。なお、図3に示した回路構成とは異なるが、第1素子層1020は、転送トランジスタT1に加えて、リセットトランジスタT2、増幅トランジスタT3及び選択トランジスタT4等の画素トランジスタの少なくともいずれかを更に備えていてもよい。
第1配線層1030は、第1素子層1020と電気的に接続されている。第1配線層1030は、層間絶縁膜1035に埋め込まれた配線1031,1032,1033,1034を有する。配線1031,1032,1033,1034の材料としては、例えば銅(Cu)等の金属が使用可能であり、層間絶縁膜1035の材料としては、シリコン酸化膜(SiO2膜)等が使用可能である。図4では、下側の配線1031,1032と、上側の配線1033,1034とで2層配線構造をなす場合を例示するが、第1配線層1030の配線の層数はこれに限定されない。例えば、第1配線層1030の配線の層数は1層でもよく、3層以上であってもよい。下側の配線1031,1032と、上側の配線1033,1034とは、ビア(不図示)により電気的に接続されていてよい。
第2素子層1050は、例えば、複数の画素1002のそれぞれに対応して、第1素子層1020に接続された第2セル用回路を構成する。第2素子層1050は、Siからなる半導体基板(Si基板)1051に形成され、第2セル用回路を構成する第2能動素子1052,1053,1054,1055を有する。例えば、第2能動素子1052,1053,1054,1055のそれぞれは、図3に示したリセットトランジスタT2、増幅トランジスタT3及び選択トランジスタT4の少なくともいずれかで構成することができる。リセットトランジスタT2、増幅トランジスタT3及び選択トランジスタT4のそれぞれは、MOSトランジスタで構成することができるが、より一般的にはMISトランジスタであってもよい。図4では便宜的に、第2能動素子1052,1053,1054,1055のゲート電極のみを模式的に示している。
第2素子層1050は、Siからなる半導体基板(Si基板)1051aと、Si基板1051a上に配置された化合物半導体からなる半導体基板(化合物半導体基板)1051bとの積層構造を有する。第2素子層1050は、化合物半導体基板1051bに形成された第2能動素子1052,1053,1054,1055を有する。即ち、第2能動素子1052,1053,1054,1055のソース領域及びドレイン領域が化合物半導体基板1051bに形成されている。
化合物半導体基板1051bの材料としては、例えば窒化ガリウム(GaN)、ガリウム砒素(GaAs)、炭化ケイ素(SiC)等の化合物半導体を使用可能であり、素子特性が所望の性能が得られるならば、これに限定されない。化合物半導体基板1051bの材料として、インジウム燐(InP)等の半導体も使用可能であり、更にアルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)等の3元以上の半導体も使用可能である。なお、化合物半導体以外のSiとは異なる半導体材料も採用し得る。
表1に、Siと、化合物半導体であるGaAs、SiC、GaNの、移動度、飽和電子速度、熱伝導率、破壊電圧、走行電子濃度をそれぞれ示す。
表1から分かるように、化合物半導体は、Siと比較して電子移動度が高く、飽和電子濃度が高いため、効率的に動作するトランジスタを用いることで低消費電力が実現できる。更に、化合物半導体は、Siと比較して高電圧、高周波でのスイッチング損失を低減することができる。更に、例えばSiCは、Siと比較して3倍以上の熱伝導率を持ち、素子駆動による発熱を抑え、放熱する効果がある。更に、SiCやGaNは、Siと比較して耐圧が高く、高電圧駆動の特性上の優れた効果が得られる。
従来の半導体装置では、複数の基板の積層構造とする場合、一般的に、各基板の素子をSi基板を用いて形成していた。しかしながら、Si素子の限界があり、高温での動作、高電圧での駆動、放熱性が制限される等の問題があった。これに対して、本技術の第1実施形態に係る半導体装置によれば、第2素子層1050が化合物半導体からなる第2能動素子1052,1053,1054,1055を有することにより、優れた性能の第2能動素子1052,1053,1054,1055と、Siからなるフォトダイオードを有する光電変換部1011a,1011b,1011cがハイブリッドで形成され、従来のSi素子では成しえなかった性能を得ることができる。
第2配線層1060は、第2素子層1050と電気的に接続されている。第2配線層1060は、層間絶縁膜1065に埋め込まれた配線1061,1062,1063,1064を有する。配線1061,1062,1063,1064の材料としては、例えば銅(Cu)等の金属が使用可能であり、層間絶縁膜1065の材料としては、シリコン酸化膜(SiO2膜)等が使用可能である。図4では、下側の配線1061,1062と、上側の配線1063,1064との2層配線構造をなす場合を例示するが、第2配線層1060の配線の層数はこれに限定されない。例えば、第2配線層1060の配線の層数は1層でもよく、3層以上であってもよい。下側の配線1061,1062と、上側の配線1063,1064とは、ビア(不図示)により電気的に接続されていてよい。
第2配線層1060の最下層の配線1061には接続配線1066の上端が接続されている。接続配線1066は、第2素子層1050及び第1配線層1030を貫通するように上下方向に延伸する。接続配線1066の下端は、第1素子層1020に含まれるSi基板1011の上部に設けられたコンタクト部(不図示)に接続されている。例えば、接続配線1066は、配線1061を介して電気的に接続される第2能動素子1053で構成される増幅トランジスタのゲート電極と、第1素子層1020に含まれるSi基板1011の上部に形成された電荷蓄積領域とを電気的に接続してもよい。
また、第2配線層1060の最下層の配線1062には接続配線1067の上端が接続されている。接続配線1067は、第2素子層1050を貫通するように上下方向に延伸する。接続配線1067の下端は、第1配線層1030の配線1034に接続されている。
第3配線層1070は、層間絶縁膜1075に埋め込まれた配線1071,1072,1073,1074を有する。配線1071,1072,1073,1074の材料としては、例えば銅(Cu)等の金属が使用可能である。図4では、下側の配線1071,1072と上側の配線1073,1074とで2層配線構造をなす場合を例示するが、第3配線層1070の配線の層数はこれに限定されない。例えば、第3配線層1070の配線の層数は1層でもよく、3層以上であってもよい。最下層の配線1071,1072は、第2配線層1060の最上層の配線1063,1064と電気的に接続されている。
第3素子層1080は、Siからなる半導体基板(Si基板)1081に形成され、ロジック回路を構成する能動素子を有する。能動素子のそれぞれは、MOSトランジスタで構成することができるが、より一般的にはMISトランジスタであってもよい。図4では便宜的に、能動素子のゲート電極のみを模式的に示している。
第1実施形態に係る半導体装置によれば、フォトダイオードが設けられた第1基板1101と、画素トランジスタの少なくとも一部が設けられた第2基板1102とを分けて形成しておき、それを貼り合わせることにより、フォトダイオードと画素トランジスタを同じ基板に設けた場合よりも、フォトダイオード面積及びトランジスタ面積をそれぞれ拡大することができる。
更に、第2素子層1050が化合物半導体からなる第2能動素子1052,1053,1054,1055を有することにより、低消費電力、高い放熱性、高耐圧等の優れた性能の第2能動素子1052,1053,1054,1055と、Siからなるフォトダイオードを有する光電変換部1011a,1011b,1011cがハイブリッドで形成され、従来のSi素子では成しえなかった性能を得ることができる。
なお、第1基板1101がSi基板1011を有する場合を例示したが、Si基板11の代わりに例えば窒化ガリウム(GaN)、ガリウム砒素(GaAs)、炭化ケイ素(SiC)等の化合物半導体基板を使用してもよい(第2実施形態で後述する)。即ち、光電変換部1011a,1011b,1011c及び第1素子層1020が、化合物半導体基板に形成されていてよい。同様に、第3基板1103がSi基板1081を有する場合を例示したが、Si基板1081の代わりに例えば窒化ガリウム(GaN)、ガリウム砒素(GaAs)、炭化ケイ素(SiC)等の化合物半導体基板を使用してもよい。
<半導体装置の製造方法>
次に、図5A〜図10を参照して、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。
次に、図5A〜図10を参照して、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。
まず、Si基板1011上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト膜をパターニングする。パターニングされたフォトレジスト膜をエッチング用マスクとして用いて、反応性イオンエッチング(RIE)等のドライエッチングにより垂直側壁を有する深い溝部(トレンチ)を形成する。その後、フォトレジスト膜を除去し、Si基板1011を清浄化する。そして、原子層堆積(ALD)法又は化学気相成長(CVD)法等により、溝部内部に絶縁膜、或いは絶縁膜と金属膜との積層構造を埋め込む。その後、エッチバック又は化学的機械研磨(CMP)等により、Si基板1011上の絶縁膜や金属膜を除去する。この結果、図5Aに示すように、Si基板1011の上部に素子分離部1012が壁状に形成される。
次に、フォトリソグラフィ技術、イオン注入及び熱処理等により、Si基板1011の上部にフォトダイオードを構成するp型のウェル領域及びn型の電荷生成領域を形成し、光電変換部1011a,1011b,1011cを形成する。また、Si基板1011の上部にn型の電荷蓄積領域等の拡散層も形成される。更に、CVD法、リソグラフィ技術及びエッチング等により、第1能動素子1021のゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する。この結果、図5Bに示すように、第1能動素子1021が形成されて、第1素子層1020が形成される。
次に、デュアルダマシン法等により、図6Aに示すように、Si基板1011上に層間絶縁膜1035と配線1031,1032,1033,1034とを交互に積層することにより、第1配線層1030を形成する。
一方、Si基板1051a及び薄膜の化合物半導体基板1051bを別途用意し、Si基板1051aと薄膜の化合物半導体基板1051bとを貼り合わせることにより、Si基板1051a及び化合物半導体基板1051bの積層基板を形成する(図4参照)。そして、フォトリソグラフィ技術、イオン注入及び熱処理等により、化合物半導体基板1051bの上部に第2能動素子1052,1053,1054,1055のソース領域及びドレイン領域を形成する。また、CVD法、フォトリソグラフィ技術及びエッチング等により、化合物半導体基板1051b上に第2能動素子1052,1053,1054,1055のゲート絶縁膜及びゲート電極を形成することにより、第2能動素子1052,1053,1054,1055を形成する(図4参照)。更に、図6Bに示すように、CVD法等により層間絶縁膜1056を堆積する。
次に、化合物半導体基板1051bの第2能動素子1052,1053,1054,1055が形成された面(表面)に接着剤等を用いて支持基板1057を接着する。そして、CMP等により、Si基板1051aを裏面から研削することにより、図7Aに示すように、Si基板1051aを薄化する。この結果、第2素子層1050が形成する。
次に、図7Aに示した第2素子層1050のSi基板1051aの裏面側を、図6Aに示した第1基板1101の層間絶縁膜1042の表面側と対向させて、図7Bに示すように接着する。接着方法としては、例えばプラズマを照射した後、水洗を行い、ウェハ接合装置にてウェハとウェハを接着させる。但し、接着方法はこれに限定されず、例えば接着材等を用いて接着してもよい。更に、支持基板1057をはがし、支持基板1057との接着に用いた接着剤を洗浄により剥離する。
次に、フォトレジスト技術及びRIE等のドライエッチング等により、第2素子層1050、第1配線層1030を貫通し、Si基板1011の表面を露出する、接続配線1066を形成するための溝部と、第2素子層1050を貫通し、配線1034の表面を露出する、接続配線1067を形成するための溝部をそれぞれ形成する。そして、CVD法等により溝部を埋め込むように金属膜を堆積し、エッチバック又はCMP等により層間絶縁膜1056上の金属膜を除去する。この結果、Si基板1011に下端が接続する接続配線1066と、配線1034に下端が接続する接続配線1067が形成される(図4参照)。第2素子層1050のSi基板1051a及び化合物半導体基板1051bには、接続配線1066,1067の外周面を囲むように絶縁構造が形成される。なお、第2素子層1050のSi基板1051a及び化合物半導体基板1051bの、接続配線1066,1067が貫通する部分に予め絶縁層が形成する場合には、Si基板1051a及び化合物半導体基板1051bに絶縁構造を形成しなくてもよい。
次に、デュアルダマシン法等により、図8に示すように、層間絶縁膜1056上に、層間絶縁膜1065と配線1061,1062,1063,1064とを交互に積層することにより、第2配線層1060を形成する。第2配線層1060の配線1061は、接続配線1066の上端と接続するように形成される。第2配線層1060の配線1062は、接続配線1067の上端と接続するように形成される。
一方、図9に示すように、Si基板1081を別途用意し、フォトリソグラフィ技術、イオン注入及び熱処理等により、Si基板1081の上部に能動素子のソース領域及びドレイン領域を形成する。また、CVD法、フォトリソグラフィ技術及びエッチング等により、能動素子のゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する。この結果、能動素子が形成され、第3素子層1080が形成される。更に、デュアルダマシン法等により、Si基板1081上に層間絶縁膜1075と配線1071,1072,1073,1074とを交互に積層することにより、第3配線層1070を形成する。この結果、第3基板1103が形成される。
次に、図9に示した第3基板1103の第3配線層1070の配線1071,1072側を、図8に示した第2基板1102の第2配線層1060の配線1063,1064側と対向させて、図10に示すように貼り合わせる。
次に、CMP等により、Si基板1011を裏面から研削することにより、素子分離部1012を露出させ、光電変換部1011a,1011b,1011cを素子分離する。更に、Si基板1011の裏面に配線(不図示)、平坦化膜1091、カラーフィルタ1092及びマイクロレンズ1093等を形成する。その後、CMP等により、Si基板1081を表面側から研削することにより、Si基板1081を薄化する。この結果、図1に示した第1実施形態に係る半導体装置が完成する。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、第2素子層1050が化合物半導体からなる第2能動素子1052,1053,1054,1055を有することにより、優れた性能の第2能動素子1052,1053,1054,1055と、Siからなるフォトダイオードを有する光電変換部1011a,1011b,1011cがハイブリッドで形成され、従来のSi素子では成しえなかった性能を得ることができる半導体装置を製造可能となる。
<第1実施形態の変形例>
本技術の第1実施形態の変形例に係る半導体装置は、図11に示すように、第2素子層1050が、Si基板1051aを有さず、化合物半導体からなる単層の半導体基板(化合物半導体基板)1051bで構成されている点が、図4に示した本技術の第1実施形態に係る半導体装置と異なる。本技術の第1実施形態の変形例に係る半導体装置の他の構成は、図4に示した本技術の第1実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
本技術の第1実施形態の変形例に係る半導体装置は、図11に示すように、第2素子層1050が、Si基板1051aを有さず、化合物半導体からなる単層の半導体基板(化合物半導体基板)1051bで構成されている点が、図4に示した本技術の第1実施形態に係る半導体装置と異なる。本技術の第1実施形態の変形例に係る半導体装置の他の構成は、図4に示した本技術の第1実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
本技術の第1実施形態の変形例に係る半導体装置によれば、第2素子層1050が化合物半導体からなる第2能動素子1052,1053,1054,1055を有することにより、優れた性能の第2能動素子1052,1053,1054,1055と、Siからなるフォトダイオードを有する光電変換部1011a,1011b,1011cがハイブリッドで形成され、従来のSi素子では成しえなかった性能を得ることができる。
更に、第2素子層1050が、単層の化合物半導体基板1051bで構成されているため、図4に示した本技術の第1実施形態に係る半導体装置のように、Si基板1051aと化合物半導体基板1051bの積層構造の場合と比較して薄くなると共に、製造工程を簡略化することができ、コストを抑制することができる。更に、Si基板1051aと化合物半導体基板1051bの積層構造の場合と比較して、化合物半導体基板1051bの貫通部分が薄いので、形成が容易となる。
(第2実施形態)
<半導体装置の構成>
本技術の第2実施形態に係る半導体装置は、本技術の第1実施形態に係る半導体装置と同様に固体撮像装置等に適用可能である。本技術の第2実施形態に係る半導体装置の全体構成は、図1に示した本技術の第1実施形態に係る半導体装置の全体構成と同様であるので、重複した説明を省略する。
<半導体装置の構成>
本技術の第2実施形態に係る半導体装置は、本技術の第1実施形態に係る半導体装置と同様に固体撮像装置等に適用可能である。本技術の第2実施形態に係る半導体装置の全体構成は、図1に示した本技術の第1実施形態に係る半導体装置の全体構成と同様であるので、重複した説明を省略する。
図12は、第2実施形態に係る半導体装置の断面構造の一部を模式的に示す。第2実施形態に係る半導体装置は、第1基板2101、第2基板2102及び第3基板2103の3つの基板を貼り合わせて接合した積層構造を有する。第2実施形態に係る半導体装置は裏面照射型の固体撮像装置であり、裏面側(図12の下側)から光を入射する。
第1基板2101は、センサ層2010と、センサ層2010上に配置された配置された第1配線層2030とを備える。第2基板2102は、第1配線層2030上に配置された、能動素子を含む第1素子層2050と、第1素子層2050上に配置された第2配線層2060とを備える。第3基板2103は、第2配線層2060上に配置された第3配線層2070と、第3配線層2070上に配置された能動素子を含む第2素子層2080とを備える。
センサ層2010は、化合物半導体からなる基板(化合物半導体基板)2011に形成された複数の光電変換部2011a,2011bを有する。光電変換部2011a,2011bは図12に模式的に示した一点鎖線の位置で区画されている。なお、隣接する光電変換部2011a,2011bの間に素子分離部を設けて素子分離してもよい。光電変換部2011a,2011bのそれぞれはフォトダイオードで構成される。フォトダイオードは、化合物半導体基板2011に形成されたp型のウェル領域(不図示)と、n型の電荷生成領域(不図示)とのpn接合で構成される。
化合物半導体基板2011の材料としては、可視光領域よりも長波長側の赤外光領域に光吸収感度を有する材料としては、Siよりも禁制帯幅の狭い化合物半導体(ナローバンドギャップ半導体)が使用可能であり、例えばシリコンゲルマニウム(SiGe)、ゲルマニウム(Ge)、インジウムガリウム砒素(InGaAs)、インジウム砒素(InAs)、インジウムアンチモン(InSb)等が使用可能である。化合物半導体基板2011の材料としては、可視光領域よりも短波長側の紫外光領域に光吸収感度を有する材料としてはSiよりも禁制帯幅の広い化合物半導体(ワイドバンドギャップ半導体)が使用可能であり、例えば窒化ガリウム(GaN),窒化アルミニウム(AlN)等が使用可能である。化合物半導体基板2011の材料は、上記材料で限定されず、対象とする波長領域に応じて適宜選択可能である。
センサ層2010の上面側には、p型の拡散層2021,2022が設けられている。拡散層2021,2022は、例えば亜鉛(Zn)等の不純物をイオン注入し、活性化させることで形成可能である。拡散層2021,2022は、光電変換部2011a,2011bからの電荷を転送トランジスタ等の画素トランジスタに転送する。なお、拡散層2021,2022は、浮遊拡散層(フローティングディフュージョン層)であってもよく、センサ層2010の上面側に、浮遊拡散層2021,2022へ電荷を転送する転送トランジスタ等の画素トランジスタが設けられていてよい。即ち、第1基板2101が、センサ層2010の上面側に、転送トランジスタ等の能動素子を含む素子層を有していてよい。
図示を省略するが、センサ層2010の裏面側には、光電変換部2011a,2011bの裏面側を平坦化する平坦化膜、光電変換部2011a,2011bへの入射光を色分離するカラーフィルタ、光電変換部2011a,2011bへの入射光を集光するマイクロレンズや、その他の配線、電極等が配置されていてもよい。
第1配線層2030は、センサ層2010と電気的に接続されている。第1配線層2030は、層間絶縁膜2031を有する。層間絶縁膜2031の材料としては、シリコン酸化膜(SiO2膜)等が使用可能である。第1配線層2030は、層間絶縁膜2031に埋め込まれた配線を有していてもよい。配線の材料としては、例えば銅(Cu)等の金属が使用可能である。第1配線層2030の配線の層数は特に限定されない。例えば、第1配線層2030の配線の層数は1層でもよく、3層以上であってもよい。配線間は、ビアにより電気的に接続されていてよい。
第1素子層2050は、例えば、複数の光電変換部2011a,2011bによる入射光の光電変換によって生成された電気信号を独立に取り出す第1セル用回路を構成する。第1素子層2050は、化合物半導体基板2011の表面に形成された、第1セル用回路を構成する第1能動素子(2052a,2053a,2054a),(2052b,2053b,2054b)を備える。第1能動素子(2052a,2053a,2054a),(2052b,2053b,2054b)は、例えば図3に示した転送トランジスタT1等の画素トランジスタで構成することができる。画素トランジスタは、MOSトランジスタで能動素子を構成することができるが、より一般的には酸化膜(SiO2膜)以外の材料をゲート絶縁膜に含むMISFETやMISSIT等の絶縁ゲート型トランジスタ(MISトランジスタ)であってもよい。
第1能動素子(2052a,2053a,2054a)は、Siからなる半導体基板(Si基板)2051に設けられたソース領域2053a及びドレイン領域2054aと、Si基板2051上にゲート絶縁膜(不図示)を介して設けられたゲート電極2054aを備える。第1能動素子(2052b,2053b,2054b)は、Siからなる半導体基板(Si基板)1051に設けられたソース領域領域2053b及びドレイン領域2054bと、Si基板2051上にゲート絶縁膜(不図示)を介して設けられたゲート電極2054bを備える。
なお、Si基板2051の代わりに、本技術の第1実施形態に係る半導体装置と同様に、化合物半導体基板を使用してもよい。そして、第1能動素子(2052a,2053a,2054a),(2052b,2053b,2054b)を化合物半導体基板に設けてもよい。
第2配線層2060は、第1素子層2050と電気的に接続されている。第2配線層2060は、層間絶縁膜2062に埋め込まれた配線2063,2064,2065,2065を有する。配線2063,2064,2065,2065の材料としては、例えば銅(Cu)等の金属が使用可能であり、層間絶縁膜2062の材料としては、シリコン酸化膜(SiO2膜)等が使用可能である。第2配線層2060の配線の層数はこれに限定されない。例えば、第2配線層2060の配線の層数は1層でもよく、3層以上であってもよい。
第1能動素子(2052a,2053a,2054a)のゲート電極2054aは、最下層の配線2063及び接続配線2032を介して拡散層2021に電気的に接続されている。第1能動素子(2052b,2053b,2054b)のゲート電極2054bは、最下層の配線2063及び接続配線2033を介して浮遊拡散層2022に電気的に接続されている。接続配線2032,2033は、第1素子層2050及び第1配線層2030を貫通するように上下方向に延伸する。
第3配線層2070は、層間絶縁膜2071に埋め込まれた配線2073,2074,2075を有する。配線2073,2074,2075の材料としては、例えば銅(Cu)等の金属が使用可能である。第3配線層2070の配線の層数は特に限定されない。例えば、第3配線層2070の配線の層数は1層でもよく、3層以上であってもよい。最下層の配線2073は、第2配線層2060の最上層の配線2066と電気的に接続されている。
第2素子層2080は、例えば、複数の画素のそれぞれに対応して、第1素子層2050に接続された第2セル用回路を構成する。第2素子層2080は、Siからなる半導体基板(Si基板)2081に形成され、第2セル用回路を構成する第2能動素子(2082a,2083a,2084a),(2082b,2083b,2084b)を有する。例えば、第2能動素子(2082a,2083a,2084a),(2082b,2083b,2084b)のそれぞれは、図3に示したリセットトランジスタT2、増幅トランジスタT3及び選択トランジスタT4等の画素トランジスタで構成することができる。画素トランジスタのそれぞれは、MOSトランジスタで構成することができるが、より一般的にはMISトランジスタであってもよい。
第2能動素子(2082a,2083a,2084a)は、Si基板2081に設けられたソース領域2082a及びドレイン領域2083aと、Si基板2081下にゲート絶縁膜(不図示)を介して設けられたゲート電極2084aを備える。第2能動素子(2082b,2058b,2084b)は、Si基板2081に設けられたソース領域2082b及びドレイン領域2083bと、Si基板2081下にゲート絶縁膜(不図示)を介して設けられたゲート電極2084bを備える。
第2実施形態に係る半導体装置によれば、光電変換部2011a,2011bを構成するフォトダイオードが設けられた第1基板2101と、画素トランジスタの少なくとも一部が設けられた第2基板2102とを分けて形成しておき、それを貼り合わせることにより、フォトダイオードと画素トランジスタを同じ基板に設けた場合よりも、フォトダイオード面積及びトランジスタ面積をそれぞれ拡大することができる。
また、従来のイメージセンサでは光電変換部2011a,2011bをSi基板に設けており、可視光領域外への応用展開ができなかった。これに対して、第1基板2101、第2基板2102及び第3基板2103の3つの基板等を貼り合わせた積層構造において、光電変換部2011a,2011bを化合物半導体基板2011に設けることにより、紫外光又は赤外光に対して、大きな開口をとれるため、高感度なイメージセンサを実現可能となる。
なお、第2実施形態に係る半導体装置では、第2基板2102がSi基板2051を有する場合を例示したが、Si基板2051の代わりに、インジウム燐(InP)、窒化ガリウム(GaN)、ガリウム砒素(GaAs)、炭化ケイ素(SiC)等の化合物半導体基板を使用してもよい。同様に、第3基板2103がSi基板1081を有する場合を例示したが、Si基板1081の代わりに例えばインジウム燐(InP)、窒化ガリウム(GaN)、ガリウム砒素(GaAs)、炭化ケイ素(SiC)等の化合物半導体基板を使用してもよい。
<半導体装置の製造方法>
本技術の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法は、基本的には本技術の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様であるので、重複した説明を省略する。本技術の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法として、化合物半導体基板2011を形成する工程に着目して説明する。ここでは、アスペクト比トラッピング(ART)法を用いて化合物半導体基板を形成する場合を例示する。
本技術の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法は、基本的には本技術の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法と同様であるので、重複した説明を省略する。本技術の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法として、化合物半導体基板2011を形成する工程に着目して説明する。ここでは、アスペクト比トラッピング(ART)法を用いて化合物半導体基板を形成する場合を例示する。
まず、Siからなる支持基板2101を用意し、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術により、図13Aに示すように、支持基板2101の上部に溝部を形成する。次に、CVD法等により、支持基板2101上にSiO2膜等の絶縁膜2102を堆積する。そして、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術により、絶縁膜2102の一部を除去することにより、図13Bに示すように、絶縁膜2102を貫通する開口部を形成する。
次に、エピタキシャル成長法により、絶縁膜2102の貫通孔を埋めるように、柱状又は板状のSiGe又はGe等の化合物半導体からなるエピタキシャル成長層(ART層)2103を形成する。次に、エピタキシャル成長法により、ART層2103の上部を接続するように、絶縁膜2102の上面に連続するエピタキシャル成長層2104を形成する。そして、CMPによりエピタキシャル成長層2104を平坦化する。更に、CVD法等により、エピタキシャル成長層2104上にSiO2膜等の絶縁膜2105を堆積する。
一方、Siからなる支持基板2106を用意し、CVD法等により、支持基板2106上にSiO2膜等の絶縁膜2107を堆積する。そして、絶縁膜2107が形成された面と、図14Bに示した構造体の絶縁膜2105が形成された面とを対向させて、図14Cに示すように貼り合わせる。
次に、硝フッ酸等を用いて、支持基板2101を図15Aに示すように除去する。更に、フッ酸等を用いて、絶縁膜2102を図15Bに示すように除去する。更に、CMPにより、ART層2103を図15Cに示すように除去し、エピタキシャル成長層2104の表面を平坦化する。この結果、残存したエピタキシャル成長層2104を、図12に示した化合物半導体基板2011として使用可能である。
<第2実施形態の第1変形例>
本技術の第2実施形態の第1変形例として、化合物半導体基板の他の製造方法を例示する。まず、Siからなる支持基板2201を用意する。そして、図16Aに示すように、エピタキシャル成長法により、InGaAs等の化合物半導体を含み、表面側が低欠陥となるように格子定数を徐々に変化させた歪み緩和バッファ層(SRB層)2202を支持基板2201上に形成する。更に、エピタキシャル成長法により、SRB層2202上に、InGaAs等の化合物半導体からなるエピタキシャル成長層2203を形成する。更に、CVD法等により、エピタキシャル成長層2203上にSiO2膜等の絶縁膜2204を堆積する。
本技術の第2実施形態の第1変形例として、化合物半導体基板の他の製造方法を例示する。まず、Siからなる支持基板2201を用意する。そして、図16Aに示すように、エピタキシャル成長法により、InGaAs等の化合物半導体を含み、表面側が低欠陥となるように格子定数を徐々に変化させた歪み緩和バッファ層(SRB層)2202を支持基板2201上に形成する。更に、エピタキシャル成長法により、SRB層2202上に、InGaAs等の化合物半導体からなるエピタキシャル成長層2203を形成する。更に、CVD法等により、エピタキシャル成長層2203上にSiO2膜等の絶縁膜2204を堆積する。
一方、Siからなる支持基板2205を用意し、支持基板2205上にSiO2膜等の絶縁膜2206を堆積する。そして、絶縁膜2206が形成された面を、図16Cに示した構造体の絶縁膜2204が形成された面とを図17Aに示すように対向させて貼り合わせる。その後、硝フッ酸等を用いて、支持基板2201を図17Bに示すように除去する。更に、CMP等により、SRB層2202を図17Cに示すように除去する。この結果、残存したエピタキシャル成長層2203を、図12に示した化合物半導体基板2011として使用可能である。
<第2実施形態の第2変形例>
本技術の第2実施形態の第2変形例に係る半導体装置は、図18に示すように、化合物半導体基板2011の裏面側に反射防止膜2012が設けられている点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。化合物半導体基板2011の裏面側に反射防止膜2012を設けることにより、光の反射を抑制することができ、ゴーストやフレアの発生を抑制することができる。本技術の第2実施形態の第2変形例に係る半導体装置の他の構成は、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
本技術の第2実施形態の第2変形例に係る半導体装置は、図18に示すように、化合物半導体基板2011の裏面側に反射防止膜2012が設けられている点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。化合物半導体基板2011の裏面側に反射防止膜2012を設けることにより、光の反射を抑制することができ、ゴーストやフレアの発生を抑制することができる。本技術の第2実施形態の第2変形例に係る半導体装置の他の構成は、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
<第2実施形態の第3変形例>
本技術の第2実施形態の第3変形例に係る半導体装置は、図19に示すように、第1基板2101に設けられた複数の光電変換部2011a,2011b,2011cの位置と、第2基板2102及び第3基板2103に設けられた要素の位置とが半周期ずれている点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。本技術の第2実施形態の第3変形例に係る半導体装置の他の構成は、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
本技術の第2実施形態の第3変形例に係る半導体装置は、図19に示すように、第1基板2101に設けられた複数の光電変換部2011a,2011b,2011cの位置と、第2基板2102及び第3基板2103に設けられた要素の位置とが半周期ずれている点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。本技術の第2実施形態の第3変形例に係る半導体装置の他の構成は、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
<第2実施形態の第4変形例>
本技術の第2実施形態の第4変形例に係る半導体装置は、図20に示すように、隣接する光電変換部2011a,2011b同士が、素子分離部2013により素子分離されている点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。素子分離部2013は、図20の下側から見た場合に、例えば格子状に形成されている。素子分離部2013は、隣接する光電変換部2011a,2011b同士を電気的且つ光学的に分離する機能を有する。素子分離部2013は、例えば化合物半導体基板2011に設けられた溝部に埋め込まれた絶縁膜で構成することができる。絶縁膜は、例えばハフニウム酸化膜(HfO2膜)等の固定電荷膜と、シリコン酸化膜(SiO2膜)との積層構造であってもよい。或いは、素子分離部2013は、化合物半導体基板2011に設けられた溝部に埋め込まれた絶縁膜と、溝部に絶縁膜を介して埋め込まれたタングステン(W)等の遮光性の金属膜とにより構成されていてもよい。素子分離部2013の下側には、タングステン(W)等の遮光膜(不図示)が配置されていてもよい。本技術の第3実施形態に係る半導体装置の他の構成は、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
本技術の第2実施形態の第4変形例に係る半導体装置は、図20に示すように、隣接する光電変換部2011a,2011b同士が、素子分離部2013により素子分離されている点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。素子分離部2013は、図20の下側から見た場合に、例えば格子状に形成されている。素子分離部2013は、隣接する光電変換部2011a,2011b同士を電気的且つ光学的に分離する機能を有する。素子分離部2013は、例えば化合物半導体基板2011に設けられた溝部に埋め込まれた絶縁膜で構成することができる。絶縁膜は、例えばハフニウム酸化膜(HfO2膜)等の固定電荷膜と、シリコン酸化膜(SiO2膜)との積層構造であってもよい。或いは、素子分離部2013は、化合物半導体基板2011に設けられた溝部に埋め込まれた絶縁膜と、溝部に絶縁膜を介して埋め込まれたタングステン(W)等の遮光性の金属膜とにより構成されていてもよい。素子分離部2013の下側には、タングステン(W)等の遮光膜(不図示)が配置されていてもよい。本技術の第3実施形態に係る半導体装置の他の構成は、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
<第2実施形態の第5変形例>
本技術の第2実施形態の第5変形例に係る半導体装置は、図21に示すように、第1基板2101が、第1化合物半導体基板2011と、第1化合物半導体基板2011の裏面に設けられた第2化合物半導体基板2014と、第1化合物半導体基板2011の表面に設けられた第3化合物半導体基板2015との積層構造である点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。拡散領域2021,2022は、第2化合物半導体基板2014に設けられている。
本技術の第2実施形態の第5変形例に係る半導体装置は、図21に示すように、第1基板2101が、第1化合物半導体基板2011と、第1化合物半導体基板2011の裏面に設けられた第2化合物半導体基板2014と、第1化合物半導体基板2011の表面に設けられた第3化合物半導体基板2015との積層構造である点が、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と異なる。拡散領域2021,2022は、第2化合物半導体基板2014に設けられている。
第1化合物半導体基板2011の材料としては、本技術の第2実施形態に係る半導体装置の化合物半導体基板2011と同様の化合物半導体が使用可能であり、例えばインジウムガリウム砒素(InGaAs)を使用可能である。第2化合物半導体基板2014及び第3化合物半導体基板2015の材料としては、例えば、第1化合物半導体基板2011よりも禁制帯幅の広い化合物半導体が使用可能である。第2化合物半導体基板2014及び第3化合物半導体基板2015の材料としては、例えばインジウム燐(InP)が使用可能である。第2化合物半導体基板2014及び第3化合物半導体基板2015の材料は互いに同一でもよく、異なっていてもよい。本技術の第2実施形態に係る半導体装置の他の構成は、図12に示した本技術の第2実施形態に係る半導体装置と同様であるので、重複した説明を省略する。
なお、図21では、3層構造の第1基板2101を例示したが、第1基板2101が、第1化合物半導体基板2011と、第1化合物半導体基板2011の裏面に設けられた第2化合物半導体基板2014との2層構造であってもよい。また、第1基板2101が、第1化合物半導体基板2011と、第1化合物半導体基板2011の表面に設けられた第3化合物半導体基板2015との2層構造であってもよい。
(第3実施形態)
図22は、本技術の第3実施形態に係る撮像装置1の概略構成の一例を表したものである。撮像装置1は、3つの基板(第1基板10、第2基板20、第3基板30)を備えている。撮像装置1は、3つの基板(第1基板10、第2基板20、第3基板30)を貼り合わせて構成された3次元構造の撮像装置である。第1基板10、第2基板20および第3基板30は、この順に積層されている。
図22は、本技術の第3実施形態に係る撮像装置1の概略構成の一例を表したものである。撮像装置1は、3つの基板(第1基板10、第2基板20、第3基板30)を備えている。撮像装置1は、3つの基板(第1基板10、第2基板20、第3基板30)を貼り合わせて構成された3次元構造の撮像装置である。第1基板10、第2基板20および第3基板30は、この順に積層されている。
第1基板10は、半導体基板11に、光電変換を行う複数のセンサ画素12を有している。複数のセンサ画素12は、第1基板10における画素領域13内に行列状に設けられている。第2基板20は、半導体基板21に、センサ画素12から出力された電荷に基づく画素信号を出力する読み出し回路22を4つのセンサ画素12ごとに1つずつ有している。第2基板20は、行方向に延在する複数の画素駆動線23と、列方向に延在する複数の垂直信号線24とを有している。第3基板30は、半導体基板31に、画素信号を処理するロジック回路32を有している。ロジック回路32は、例えば、垂直駆動回路33、カラム信号処理回路34、水平駆動回路35およびシステム制御回路36を有している。ロジック回路32(具体的には水平駆動回路35)は、センサ画素12ごとの出力電圧Voutを外部に出力する。ロジック回路32では、例えば、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、CoSi2やNiSiなどのサリサイド (Self Aligned Silicide)プロセスを用いて形成されたシリサイドからなる低抵抗領域が形成されていてもよい。
垂直駆動回路33は、例えば、複数のセンサ画素12を行単位で順に選択する。カラム信号処理回路34は、例えば、垂直駆動回路33によって選択された行の各センサ画素12から出力される画素信号に対して、相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling:CDS)処理を施す。カラム信号処理回路34は、例えば、CDS処理を施すことにより、画素信号の信号レベルを抽出し、各センサ画素12の受光量に応じた画素データを保持する。水平駆動回路35は、例えば、カラム信号処理回路34に保持されている画素データを順次、外部に出力する。システム制御回路36は、例えば、ロジック回路32内の各ブロック(垂直駆動回路33、カラム信号処理回路34および水平駆動回路35)の駆動を制御する。
図23は、センサ画素12および読み出し回路22の一例を表したものである。以下では、図23に示したように、4つのセンサ画素12が1つの読み出し回路22を共有している場合について説明する。ここで、「共有」とは、4つのセンサ画素12の出力が共通の読み出し回路22に入力されることを指している。
各センサ画素12は、互いに共通の構成要素を有している。図23には、各センサ画素12の構成要素を互いに区別するために、各センサ画素12の構成要素の符号の末尾に識別番号(1,2,3,4)が付与されている。以下では、各センサ画素12の構成要素を互いに区別する必要のある場合には、各センサ画素12の構成要素の符号の末尾に識別番号を付与するが、各センサ画素12の構成要素を互いに区別する必要のない場合には、各センサ画素12の構成要素の符号の末尾の識別番号を省略するものとする。
各センサ画素12は、例えば、フォトダイオードPDと、フォトダイオードPDと電気的に接続された転送トランジスタTRと、転送トランジスタTRを介してフォトダイオードPDから出力された電荷を一時的に保持するフローティングディフュージョンFDとを有している。フォトダイオードPDは、光電変換を行って受光量に応じた電荷を発生する。フォトダイオードPDのカソードが転送トランジスタTRのソースに電気的に接続されており、フォトダイオードPDのアノードが基準電位線(例えばグラウンド)に電気的に接続されている。転送トランジスタTRのドレインがフローティングディフュージョンFDに電気的に接続され、転送トランジスタTRのゲートは画素駆動線23に電気的に接続されている。転送トランジスタTRは、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
1つの読み出し回路22を共有する各センサ画素12のフローティングディフュージョンFDは、互いに電気的に接続されるとともに、共通の読み出し回路22の入力端に電気的に接続されている。読み出し回路22は、例えば、リセットトランジスタRSTと、選択トランジスタSELと、増幅トランジスタAMPとを有している。なお、選択トランジスタSELは、必要に応じて省略してもよい。リセットトランジスタRSTのソース(読み出し回路22の入力端)がフローティングディフュージョンFDに電気的に接続されており、リセットトランジスタRSTのドレインが電源線VDDおよび増幅トランジスタAMPのドレインに電気的に接続されている。リセットトランジスタRSTのゲートは画素駆動線23(図22参照)に電気的に接続されている。増幅トランジスタAMPのソースが選択トランジスタSELのドレインに電気的に接続されており、増幅トランジスタAMPのゲートがリセットトランジスタRSTのソースに電気的に接続されている。選択トランジスタSELのソース(読み出し回路22の出力端)が垂直信号線24に電気的に接続されており、選択トランジスタSELのゲートが画素駆動線23(図22参照)に電気的に接続されている。
転送トランジスタTRは、転送トランジスタTRがオン状態となると、フォトダイオードPDの電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。転送トランジスタTRのゲート(転送ゲートTG)は、例えば、後述の図25に示したように、半導体基板11の表面からウェル層42を貫通してPD41に達する深さまで延在している。リセットトランジスタRSTは、フローティングディフュージョンFDの電位を所定の電位にリセットする。リセットトランジスタRSTがオン状態となると、フローティングディフュージョンFDの電位を電源線VDDの電位にリセットする。選択トランジスタSELは、読み出し回路22からの画素信号の出力タイミングを制御する。増幅トランジスタAMPは、画素信号として、フローティングディフュージョンFDに保持された電荷のレベルに応じた電圧の信号を生成する。増幅トランジスタAMPは、ソースフォロア型のアンプを構成しており、フォトダイオードPDで発生した電荷のレベルに応じた電圧の画素信号を出力するものである。増幅トランジスタAMPは、選択トランジスタSELがオン状態となると、フローティングディフュージョンFDの電位を増幅して、その電位に応じた電圧を、垂直信号線24を介してカラム信号処理回路34に出力する。リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELは、例えば、CMOSトランジスタである。
増幅トランジスタAMPのソース(読み出し回路22の出力端)が垂直信号線24に電気的に接続されており、FD転送トランジスタFDGが、リセットトランジスタRSTのソースと増幅トランジスタAMPのゲートとの間に設けられており、増幅トランジスタAMPのゲートがFD転送トランジスタFDGのソースに電気的に接続されている。
FD転送トランジスタFDGは、変換効率を切り替える際に用いられる。一般に、暗い場所での撮影時には画素信号が小さい。Q=CVに基づき、電荷電圧変換を行う際に、フローティングディフュージョンFDの容量(FD容量C)が大きければ、増幅トランジスタAMPで電圧に変換した際のVが小さくなってしまう。一方、明るい場所では、画素信号が大きくなるので、FD容量Cが大きくなければ、フローティングディフュージョンFDで、フォトダイオードPDの電荷を受けきれない。さらに、増幅トランジスタAMPで電圧に変換した際のVが大きくなりすぎないように(言い換えると、小さくなるように)、FD容量Cが大きくなっている必要がある。これらを踏まえると、FD転送トランジスタFDGをオンにしたときには、FD転送トランジスタFDG分のゲート容量が増えるので、全体のFD容量Cが大きくなる。一方、FD転送トランジスタFDGをオフにしたときには、全体のFD容量Cが小さくなる。このように、FD転送トランジスタFDGをオンオフ切り替えることで、FD容量Cを可変にし、変換効率を切り替えることができる。
図24は、複数の読み出し回路22と、複数の垂直信号線24との接続態様の一例を表したものである。複数の読み出し回路22が、垂直信号線24の延在方向(例えば列方向)に並んで配置されている場合、複数の垂直信号線24は、読み出し回路22ごとに1つずつ割り当てられていてもよい。例えば、図24に示したように、4つの読み出し回路22が、垂直信号線24の延在方向(例えば列方向)に並んで配置されている場合、4つの垂直信号線24が、読み出し回路22ごとに1つずつ割り当てられていてもよい。なお、図24では、各垂直信号線24を区別するために、各垂直信号線24の符号の末尾に識別番号(1,2,3,4)が付与されている。
図25は、撮像装置1の垂直方向の断面構成の一例を表したものである。図25には、撮像装置1において、センサ画素12と対向する箇所の断面構成が例示されている。撮像装置1は、第1基板10、第2基板20および第3基板30をこの順に積層して構成されており、さらに、第1基板10の裏面側(光入射面側)に、カラーフィルタ40および受光レンズ50を備えている。カラーフィルタ40および受光レンズ50は、それぞれ、例えば、センサ画素12ごとに1つずつ設けられている。つまり、撮像装置1は、裏面照射型の撮像装置である。
第1基板10は、半導体基板11上に絶縁層46を積層して構成されている。ここで、半導体基板11は、本技術の第2実施形態と同様に、赤外光又は紫外光に対する吸収係数を有する化合物半導体基板で構成してもよい。化合物半導体基板の材料としては、可視光領域よりも長波長側の赤外光領域に光吸収感度を有する材料としては、Siよりも禁制帯幅の狭い化合物半導体(ナローバンドギャップ半導体が使用可能であり、例えばシリコンゲルマニウム(SiGe)、ゲルマニウム(Ge)、インジウムガリウム砒素(InGaAs)、インジウム砒素(InAs)、インジウムアンチモン(InSb)等が使用可能である。化合物半導体基板の材料としては、可視光領域よりも短波長側の紫外光領域に光吸収感度を有する材料としてはSiよりも禁制帯幅の広い化合物半導体(ワイドバンドギャップ半導体)が使用可能であり、例えばGaN,AlNが使用可能である。化合物半導体基板の材料は、上記材料で限定されず、対象とする波長領域に応じて適宜選択可能である。
第1基板10は、層間絶縁膜51の一部として、絶縁層46を有している。絶縁層46は、半導体基板11と、後述の半導体基板21との間隙に設けられている。半導体基板11は、シリコン基板で構成されている。半導体基板11は、例えば、表面の一部およびその近傍に、pウェル層42を有しており、それ以外の領域(pウェル層42よりも深い領域)に、pウェル層42とは異なる導電型のPD41を有している。pウェル層42は、p型の半導体領域で構成されている。PD41は、pウェル層42とは異なる導電型(具体的にはn型)の半導体領域で構成されている。半導体基板11は、pウェル層42内に、pウェル層42とは異なる導電型(具体的にはn型)の半導体領域として、フローティングディフュージョンFDを有している。
第1基板10は、フォトダイオードPD、転送トランジスタTRおよびフローティングディフュージョンFDをセンサ画素12ごとに有している。第1基板10は、半導体基板11の表面側(光入射面側とは反対側、第2基板20側)の部分に、転送トランジスタTRおよびフローティングディフュージョンFDが設けられた構成となっている。第1基板10は、各センサ画素12を分離する素子分離部43を有している。素子分離部43は、半導体基板11の法線方向(半導体基板11の表面に対して垂直な方向)に延在して形成されている。素子分離部43は、互いに隣接する2つのセンサ画素12の間に設けられている。素子分離部43は、互いに隣接するセンサ画素12同士を電気的に分離する。素子分離部43は、例えば、酸化シリコンによって構成されている。素子分離部43は、例えば、半導体基板11を貫通している。第1基板10は、例えば、さらに、素子分離部43の側面であって、かつ、フォトダイオードPD側の面に接するpウェル層44を有している。pウェル層44は、フォトダイオードPDとは異なる導電型(具体的にはp型)の半導体領域で構成されている。第1基板10は、例えば、さらに、半導体基板11の裏面に接する固定電荷膜45を有している。固定電荷膜45は、半導体基板11の受光面側の界面準位に起因する暗電流の発生を抑制するため、負に帯電している。固定電荷膜45は、例えば、負の固定電荷を有する絶縁膜によって形成されている。そのような絶縁膜の材料としては、例えば、酸化ハフニウム、酸化ジルコン、酸化アルミニウム、酸化チタンまたは酸化タンタルが挙げられる。固定電荷膜45が誘起する電界により、半導体基板11の受光面側の界面にホール蓄積層が形成される。このホール蓄積層によって、界面からの電子の発生が抑制される。カラーフィルタ40は、半導体基板11の裏面側に設けられている。カラーフィルタ40は、例えば、固定電荷膜45に接して設けられており、固定電荷膜45を介してセンサ画素12と対向する位置に設けられている。受光レンズ50は、例えば、カラーフィルタ40に接して設けられており、カラーフィルタ40および固定電荷膜45を介してセンサ画素12と対向する位置に設けられている。
第2基板20は、半導体基板21上に絶縁層52を積層して構成されている。ここで、半導体基板21は、本技術の第1実施形態と同様に、化合物半導体基板で構成してもよい。化合物半導体基板の材料としては、可視光領域よりも長波長側の赤外光領域に光吸収感度を有する材料としては、Siよりも禁制帯幅の狭い化合物半導体(ナローバンドギャップ半導体が使用可能であり、例えばシリコンゲルマニウム(SiGe)、ゲルマニウム(Ge)、インジウムガリウム砒素(InGaAs)、インジウム砒素(InAs)、インジウムアンチモン(InSb)等が使用可能である。化合物半導体基板の材料としては、可視光領域よりも短波長側の紫外光領域に光吸収感度を有する材料としてはSiよりも禁制帯幅の広い化合物半導体(ワイドバンドギャップ半導体)が使用可能であり、例えばGaN,AlNが使用可能である。化合物半導体基板の材料は、上記材料で限定されず、対象とする波長領域に応じて適宜選択可能である。
第2基板20は、層間絶縁膜51の一部として、絶縁層52を有している。絶縁層52は、半導体基板21と、半導体基板31との間隙に設けられている。半導体基板21は、シリコン基板で構成されている。第2基板20は、4つのセンサ画素12ごとに、1つの読み出し回路22を有している。第2基板20は、半導体基板21の表面側(第3基板30側)の部分に読み出し回路22が設けられた構成となっている。第2基板20は、半導体基板11の表面側に半導体基板21の裏面を向けて第1基板10に貼り合わされている。つまり、第2基板20は、第1基板10に、フェイストゥーバックで貼り合わされている。第2基板20は、さらに、半導体基板21と同一の層内に、半導体基板21を貫通する絶縁層53を有している。第2基板20は、層間絶縁膜51の一部として、絶縁層53を有している。絶縁層53は、後述の貫通配線54の側面を覆うように設けられている。
第1基板10および第2基板20からなる積層体は、層間絶縁膜51と、層間絶縁膜51内に設けられた貫通配線54を有している。上記積層体は、センサ画素12ごとに、1つの貫通配線54を有している。貫通配線54は、半導体基板21の法線方向に延びており、層間絶縁膜51のうち、絶縁層53を含む箇所を貫通して設けられている。第1基板10および第2基板20は、貫通配線54によって互いに電気的に接続されている。具体的には、貫通配線54は、フローティングディフュージョンFDおよび後述の接続配線55に電気的に接続されている。
第1基板10および第2基板20からなる積層体は、さらに、層間絶縁膜51内に設けられた貫通配線47,48(後述の図31参照)を有している。上記積層体は、センサ画素12ごとに、1つの貫通配線47と、1つの貫通配線48とを有している。貫通配線47,48は、それぞれ、半導体基板21の法線方向に延びており、層間絶縁膜51のうち、絶縁層53を含む箇所を貫通して設けられている。第1基板10および第2基板20は、貫通配線47,48によって互いに電気的に接続されている。具体的には、貫通配線47は、半導体基板11のpウェル層42と、第2基板20内の配線とに電気的に接続されている。貫通配線48は、転送ゲートTGおよび画素駆動線23に電気的に接続されている。
第2基板20は、例えば、絶縁層52内に、読み出し回路22や半導体基板21と電気的に接続された複数の接続部59を有している。第2基板20は、さらに、例えば、絶縁層52上に配線層56を有している。配線層56は、例えば、絶縁層57と、絶縁層57内に設けられた複数の画素駆動線23および複数の垂直信号線24を有している。配線層56は、さらに、例えば、絶縁層57内に複数の接続配線55を4つのセンサ画素12ごとに1つずつ有している。接続配線55は、読み出し回路22を共有する4つのセンサ画素12に含まれるフローティングディフュージョンFDに電気的に接続された各貫通配線54を互いに電気的に接続している。ここで、貫通配線54,48の総数は、第1基板10に含まれるセンサ画素12の総数よりも多く、第1基板10に含まれるセンサ画素12の総数の2倍となっている。また、貫通配線54,48,47の総数は、第1基板10に含まれるセンサ画素12の総数よりも多く、第1基板10に含まれるセンサ画素12の総数の3倍となっている。
配線層56は、さらに、例えば、絶縁層57内に複数のパッド電極58を有している。各パッド電極58は、例えば、Cu(銅)、Al(アルミニウム)などの金属で形成されている。各パッド電極58は、配線層56の表面に露出している。各パッド電極58は、第2基板20と第3基板30との電気的な接続と、第2基板20と第3基板30との貼り合わせに用いられる。複数のパッド電極58は、例えば、画素駆動線23および垂直信号線24ごとに1つずつ設けられている。ここで、パッド電極58の総数(または、パッド電極58とパッド電極64(後述)との接合の総数は、第1基板10に含まれるセンサ画素12の総数よりも少ない。
第3基板30は、例えば、半導体基板31上に層間絶縁膜61を積層して構成されている。なお、第3基板30は、後述するように、第2基板20に、表面側の面同士で貼り合わされていることから、第3基板30内の構成について説明する際には、上下の説明が、図面での上下方向とは逆となっている。半導体基板31は、シリコン基板で構成されている。第3基板30は、半導体基板31の表面側の部分にロジック回路32が設けられた構成となっている。第3基板30は、さらに、例えば、層間絶縁膜61上に配線層62を有している。配線層62は、例えば、絶縁層63と、絶縁層63内に設けられた複数のパッド電極64を有している。複数のパッド電極64は、ロジック回路32と電気的に接続されている。各パッド電極64は、例えば、Cu(銅)で形成されている。各パッド電極64は、配線層62の表面に露出している。各パッド電極64は、第2基板20と第3基板30との電気的な接続と、第2基板20と第3基板30との貼り合わせに用いられる。また、パッド電極64は、必ずしも複数でなくてもよく、1つでもロジック回路32と電気的に接続が可能である。第2基板20および第3基板30は、パッド電極58,64同士の接合によって、互いに電気的に接続されている。つまり、転送トランジスタTRのゲート(転送ゲートTG)は、貫通配線54と、パッド電極58,64とを介して、ロジック回路32に電気的に接続されている。第3基板30は、半導体基板21の表面側に半導体基板31の表面を向けて第2基板20に貼り合わされている。つまり、第3基板30は、第2基板20に、フェイストゥーフェイスで貼り合わされている。
[効果]
従来、2次元構造の撮像装置の1画素あたりの面積の微細化は、微細プロセスの導入と実装密度の向上によって実現されてきた。近年、撮像装置の更なる小型化および1画素あたりの面積の微細化を実現するため、3次元構造の撮像装置が開発されている。3次元構造の撮像装置では、例えば、複数のセンサ画素を有する半導体基板と、各センサ画素で得られた信号を処理する信号処理回路を有する半導体基板とが互いに積層されている。これにより、今までと同等のチップサイズで、センサ画素の集積度をより高くしたり、信号処理回路のサイズをより大きくしたりすることができる。
従来、2次元構造の撮像装置の1画素あたりの面積の微細化は、微細プロセスの導入と実装密度の向上によって実現されてきた。近年、撮像装置の更なる小型化および1画素あたりの面積の微細化を実現するため、3次元構造の撮像装置が開発されている。3次元構造の撮像装置では、例えば、複数のセンサ画素を有する半導体基板と、各センサ画素で得られた信号を処理する信号処理回路を有する半導体基板とが互いに積層されている。これにより、今までと同等のチップサイズで、センサ画素の集積度をより高くしたり、信号処理回路のサイズをより大きくしたりすることができる。
ところで、3次元構造の撮像装置において、半導体チップを3層積層する場合には、全ての半導体基板を表面側の面同士(フェイストゥーフェイス)で貼り合わせることができない。漫然と半導体基板を3層積層した場合には、半導体基板同士を電気的に接続する構造に起因して、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまう可能性がある。
一方、本実施の形態では、センサ画素12および読み出し回路22が互いに異なる基板(第1基板10および第2基板20)に形成されている。これにより、センサ画素12および読み出し回路22を同一基板に形成した場合と比べて、センサ画素12および読み出し回路22の面積を拡大することができる。その結果、光電変換効率を向上させたり、トランジスタノイズを低減したりすることができる。また、センサ画素12を有する第1基板10と、読み出し回路22を有する第2基板20とが、層間絶縁膜51内に設けられた貫通配線54によって互いに電気的に接続されている。これにより、パッド電極同士の接合や、半導体基板を貫通させた貫通配線(例えばTSV(Thorough Si Via))によって、第1基板10と第2基板20とを互いに電気的に接続した場合と比べて、チップサイズをより小型化することができる。また、1画素あたりの面積の更なる微細化により、解像度をより高くすることができる。また、従前と同様のチップサイズとした場合には、センサ画素12の形成領域を拡大することができる。また、本実施の形態では、読み出し回路22およびロジック回路32が互いに異なる基板(第2基板20および第3基板30)に形成されている。これにより、読み出し回路22およびロジック回路32を同一基板に形成した場合と比べて、読み出し回路22およびロジック回路32の面積を拡大することができる。また、読み出し回路22およびロジック回路32の面積が素子分離部43によって律束されないので、ノイズ特性を向上させることができる。また、本実施の形態では、第2基板20および第3基板30は、パッド電極58,64同士の接合によって、互いに電気的に接続されている。ここで、読み出し回路22は第2基板20に形成され、ロジック回路32は第3基板30に形成されていることから、第2基板20と第3基板30とを互いに電気的に接続するための構造を、第1基板10と第2基板20とを互いに電気的に接続するための構造と比べて、配置や接続のためのコンタクトの数などをより自由なレイアウトで形成することが可能である。従って、第2基板20と第3基板30との電気的な接続に、パッド電極58,64同士の接合を用いることができる。このように、本実施の形態では、基板の集積度に応じて基板同士の電気的な接続がなされている。これにより、基板同士を電気的に接続する構造に起因して、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまうことがない。その結果、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。
また、本実施の形態では、フォトダイオードPD、転送トランジスタTRおよびフローティングディフュージョンFDを有するセンサ画素12が第1基板10に形成され、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELを有する読み出し回路22が第2基板20に形成されている。これにより、センサ画素12および読み出し回路22を同一基板に形成した場合と比べて、センサ画素12および読み出し回路22の面積を拡大することができる。その結果、第2基板20と第3基板30との電気的な接続に、パッド電極58,64同士の接合を用いた場合であっても、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまうことがない。その結果、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。具体的には、第1基板10に設けるトランジスタが少なくなることにより、特にセンサ画素12のフォトダイオードPDの面積を拡大することができる。それにより、光電変換における飽和信号電荷量を増加させ、光電変換効率を高めることができる。第2基板20では、読み出し回路22における各トランジスタのレイアウトの自由度を確保することができる。また、各トランジスタの面積を拡大することができるので、特に増幅トランジスタAMPの面積を拡大することで、画素信号に影響するノイズを低減することができる。第2基板20と第3基板30との電気的な接続に、パッド電極58,64同士の接合を用いた場合であっても、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまうことがない。その結果、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。
また、本実施の形態では、第2基板20は、半導体基板11の表面側に半導体基板21の裏面を向けて第1基板10に貼り合わされており、第3基板30は、半導体基板21の表面側に半導体基板31の表面側を向けて第2基板20に貼り合わされている。これにより、第1基板10と第2基板20との電気的な接続に貫通配線54を用い、第2基板20と第3基板30との電気的な接続に、パッド電極58,64同士の接合を用いることにより、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。
また、本実施の形態では、貫通配線54の断面積は、パッド電極58,64同士の接合箇所の断面積よりも小さくなっている。これにより、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。
また、本実施の形態のロジック回路32では、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、CoSi2やNiSiなどのサリサイド (Self Aligned Silicide)プロセスを用いて形成されたシリサイドからなる低抵抗領域が形成されている。シリサイドからなる低抵抗領域は、半導体基板の材料と金属との化合物で形成されている。ここで、ロジック回路32は、第3基板30に設けられている。そのため、センサ画素12や読み出し回路22を形成するプロセスとは別のプロセスで、ロジック回路32を形成することができる。その結果、センサ画素12や読み出し回路22を形成する際に、熱酸化などの高温プロセスを用いることができる。また、ロジック回路32には、耐熱性の低い材料であるシリサイドを用いることもできる。従って、ロジック回路32のソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、シリサイドからなる低抵抗領域を設けた場合には、接触抵抗を低減することができ、その結果、ロジック回路32での演算速度を高速化することができる。
また、本実施の形態では、第1基板10には、各センサ画素12を分離する素子分離部43が設けられている。しかし、本実施の形態では、フォトダイオードPD、転送トランジスタTRおよびフローティングディフュージョンFDを有するセンサ画素12が第1基板10に形成され、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELを有する読み出し回路22が第2基板20に形成されている。これにより、1画素あたりの面積の微細化によって素子分離部43で囲まれた面積が小さくなった場合であっても、センサ画素12および読み出し回路22の面積を拡大することができる。その結果、素子分離部43を用いた場合であっても、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまうことがない。従って、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。
また、本実施の形態では、素子分離部43は、半導体基板11を貫通している。これにより、1画素あたりの面積の微細化によってセンサ画素12同士の距離が近づいた場合であっても、隣接するセンサ画素12間での信号クロストークを抑制でき、再生画像上での解像度低下や混色による画質劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態では、第1基板10および第2基板20からなる積層体は、センサ画素12ごとに、3つの貫通配線54,47,48を有している。貫通配線54は、転送トランジスタTRのゲート(転送ゲートTG)に電気的に接続され、貫通配線47は、半導体基板11のpウェル層42に電気的に接続され、貫通配線48は、フローティングディフュージョンFDに電気的に接続されている。つまり、貫通配線54,47,48の数は、第1基板10に含まれるセンサ画素12の数よりも多くなっている。しかし、本実施の形態では、第1基板10と第2基板20との電気的な接続には、断面積の小さな貫通配線54が用いられている。これにより、チップサイズをより小型化することができ、また、第1基板10における1画素あたりの面積をより微細化することができる。その結果、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。
(変形例)
以下に、上記実施の形態に係る撮像装置1の変形例について説明する。なお、以下の変形例において、上記実施の形態と共通の構成に対しては、同一の符号が付与されている。
以下に、上記実施の形態に係る撮像装置1の変形例について説明する。なお、以下の変形例において、上記実施の形態と共通の構成に対しては、同一の符号が付与されている。
[変形例A]
図26は、上記実施の形態に係る撮像装置1の垂直方向の断面構成の一変形例を表したものである。図26には、図25に記載の断面構成の一変形例が示されている。本変形例では、転送トランジスタTRが、平面型の転送ゲートTGを有している。そのため、転送ゲートTGは、ウェル層42を貫通しておらず、半導体基板11の表面だけに形成されている。転送トランジスタTRに平面型の転送ゲートTGが用いられる場合であっても、撮像装置1は、上記実施の形態と同様の効果を有する。
図26は、上記実施の形態に係る撮像装置1の垂直方向の断面構成の一変形例を表したものである。図26には、図25に記載の断面構成の一変形例が示されている。本変形例では、転送トランジスタTRが、平面型の転送ゲートTGを有している。そのため、転送ゲートTGは、ウェル層42を貫通しておらず、半導体基板11の表面だけに形成されている。転送トランジスタTRに平面型の転送ゲートTGが用いられる場合であっても、撮像装置1は、上記実施の形態と同様の効果を有する。
[変形例B]
図27、図28は、上記実施の形態に係る撮像装置1の水平方向の断面構成の一変形例を表すものである。図27、図28の上側の図は、図25の断面Sec1での断面構成の一変形例であり、図27の下側の図は、図25の断面Sec2での断面構成の一変形例である。なお、図27、図28の上側の断面図では、図25の断面Sec1での断面構成の一変形例を表す図に、図25の半導体基板11の表面構成の一変形例を表す図が重ね合わされるとともに、絶縁層46が省略されている。また、図27、図28の下側の断面図では、図25の断面Sec2での断面構成の一変形例を表す図に、半導体基板21の表面構成の一変形例を表す図が重ね合わされている。
図27、図28は、上記実施の形態に係る撮像装置1の水平方向の断面構成の一変形例を表すものである。図27、図28の上側の図は、図25の断面Sec1での断面構成の一変形例であり、図27の下側の図は、図25の断面Sec2での断面構成の一変形例である。なお、図27、図28の上側の断面図では、図25の断面Sec1での断面構成の一変形例を表す図に、図25の半導体基板11の表面構成の一変形例を表す図が重ね合わされるとともに、絶縁層46が省略されている。また、図27、図28の下側の断面図では、図25の断面Sec2での断面構成の一変形例を表す図に、半導体基板21の表面構成の一変形例を表す図が重ね合わされている。
図27、図28に示したように、複数の貫通配線54、複数の貫通配線48および複数の貫通配線47(図中の行列状に配置された複数のドット)は、第1基板10の面内において第1方向V1(図27、図28の左右方向)に帯状に並んで配置されている。なお、図27、図28には、複数の貫通配線54、複数の貫通配線48および複数の貫通配線47が第1方向V1に2列に並んで配置されている場合が例示されている。読み出し回路22を共有する4つのセンサ画素12において、4つのフローティングディフュージョンFDは、例えば、素子分離部43を介して互いに近接して配置されている。読み出し回路22を共有する4つのセンサ画素12において、4つの転送ゲートTG(TG1,TG2,TG3,TG4)は、4つのフローティングディフュージョンFDを囲むように配置されており、例えば、4つの転送ゲートTGによって円環形状となる形状となっている。
絶縁層53は、第1方向V1に延在する複数のブロックで構成されている。半導体基板21は、第1方向V1に延在するとともに、絶縁層53を介して第1方向V1と直交する第2方向V2に並んで配置された複数の島状のブロック21Aで構成されている。各ブロック21Aには、例えば、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELが設けられている。4つのセンサ画素12によって共有される1つの読み出し回路22は、例えば、4つのセンサ画素12と正対して配置されておらず、第2方向V2にずれて配置されている。
図27では、4つのセンサ画素12によって共有される1つの読み出し回路22は、第2基板20において、4つのセンサ画素12と対向する領域を第2方向V2にずらした領域内にある、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELによって構成されている。4つのセンサ画素12によって共有される1つの読み出し回路22は、例えば、1つのブロック21A内の増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRSTおよび選択トランジスタSELによって構成されている。
図28では、4つのセンサ画素12によって共有される1つの読み出し回路22は、第2基板20において、4つのセンサ画素12と対向する領域を第2方向V2にずらした領域内にある、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMP、選択トランジスタSELおよびFD転送トランジスタFDGによって構成されている。4つのセンサ画素12によって共有される1つの読み出し回路22は、例えば、1つのブロック21A内の増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRST、選択トランジスタSELおよびFD転送トランジスタFDGによって構成されている。
本変形例では、4つのセンサ画素12によって共有される1つの読み出し回路22は、例えば、4つのセンサ画素12と正対して配置されておらず、4つのセンサ画素12と正対する位置から第2方向V2にずれて配置されている。このようにした場合には、配線25を短くすることができ、または、配線25を省略して、増幅トランジスタAMPのソースと、選択トランジスタSELのドレインとを共通の不純物領域で構成することもできる。その結果、読み出し回路22のサイズを小さくしたり、読み出し回路22内の他の箇所のサイズを大きくしたりすることができる。
[変形例C]
図29は、上記実施の形態に係る撮像装置1の水平方向の断面構成の一変形例を表すものである。図29には、図31の断面構成の一変形例が示されている。
図29は、上記実施の形態に係る撮像装置1の水平方向の断面構成の一変形例を表すものである。図29には、図31の断面構成の一変形例が示されている。
本変形例では、半導体基板21が、絶縁層53を介して第1方向V1および第2方向V2に並んで配置された複数の島状のブロック21Aで構成されている。各ブロック21Aには、例えば、一組のリセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELが設けられている。このようにした場合には、互いに隣接する読み出し回路22同士のクロストークを、絶縁層53によって抑制することができ、再生画像上での解像度低下や混色による画質劣化を抑制することができる。
[変形例D]
図30は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1の水平方向の断面構成の一例を表したものである。
図30は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1の水平方向の断面構成の一例を表したものである。
本変形例では、第1基板10は、フォトダイオードPDおよび転送トランジスタTRをセンサ画素12ごとに有し、フローティングディフュージョンFDを4つのセンサ画素12ごとに共有している。従って、本変形例では、4つのセンサ画素12ごとに、1つの貫通配線54が設けられている。
マトリクス状に配置された複数のセンサ画素12において、1つのフローティングディフュージョンFDを共有する4つのセンサ画素12に対応する単位領域を、1つのセンサ画素12分だけ第1方向V1にずらすことにより得られる領域に対応する4つのセンサ画素12を、便宜的に、4つのセンサ画素12Aと称することとする。このとき、本変形例では、第1基板10は、貫通配線47を4つのセンサ画素12Aごとに共有している。従って、本変形例では、4つのセンサ画素12Aごとに、1つの貫通配線47が設けられている。
本変形例では、第1基板10は、フォトダイオードPDおよび転送トランジスタTRをセンサ画素12ごとに分離する素子分離部43を有している。素子分離部43は、半導体基板11の法線方向から見て、センサ画素12を完全には囲っておらず、フローティングディフュージョンFD(貫通配線54)の近傍と、貫通配線47の近傍に、隙間(未形成領域)を有している。そして、その隙間によって、4つのセンサ画素12による1つの貫通配線54の共有や、4つのセンサ画素12Aによる1つの貫通配線47の共有を可能にしている。本変形例では、第2基板20は、フローティングディフュージョンFDを共有する4つのセンサ画素12ごとに読み出し回路22を有している。
[変形例E]
図31は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1の回路構成の一例を表したものである。本変形例に係る撮像装置1は、列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサである。
図31は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1の回路構成の一例を表したものである。本変形例に係る撮像装置1は、列並列ADC搭載のCMOSイメージセンサである。
図31に示すように、本変形例に係る撮像装置1は、光電変換素子を含む複数のセンサ画素12が行列状(マトリックス状)に2次元配置されてなる画素領域13に加えて、垂直駆動回路33、カラム信号処理回路34、参照電圧供給部38、水平駆動回路35、水平出力線37およびシステム制御回路36を有する構成となっている。
このシステム構成において、システム制御回路36は、マスタクロックMCKに基づいて、垂直駆動回路33、カラム信号処理回路34、参照電圧供給部38および水平駆動回路35などの動作の基準となるクロック信号や制御信号などを生成し、垂直駆動回路33、カラム信号処理回路34、参照電圧供給部38および水平駆動回路35などに対して与える。
また、垂直駆動回路33は、画素領域13の各センサ画素12とともに、第1基板10形成されており、さらに、読み出し回路22の形成されている第2基板20にも形成される。カラム信号処理回路34、参照電圧供給部38、水平駆動回路35、水平出力線37およびシステム制御回路36は、第3基板30に形成される。
センサ画素12としては、ここでは図示を省略するが、例えば、フォトダイオードPDの他に、フォトダイオードPDで光電変換して得られる電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する転送トランジスタTRとを有する構成のものを用いることができる。また、読み出し回路22としては、ここでは図示を省略するが、例えば、フローティングディフュージョンFDの電位を制御するリセットトランジスタRSTと、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた信号を出力する増幅トランジスタAMPと、画素選択を行うための選択トランジスタSELとを有する3トランジスタ構成のものを用いることができる。
画素領域13には、センサ画素12が2次元配置されるとともに、このm行n列の画素配置に対して行毎に画素駆動線23が配線され、列毎に垂直信号線24が配線されている。複数の画素駆動線23の各一端は、垂直駆動回路33の各行に対応した各出力端に接続されている。垂直駆動回路33は、シフトレジスタなどによって構成され、複数の画素駆動線23を介して画素領域13の行アドレスや行走査の制御を行う。
カラム信号処理回路34は、例えば、画素領域13の画素列毎、即ち垂直信号線24毎に設けられたADC(アナログ−デジタル変換回路)34−1〜34−mを有し、画素領域13の各センサ画素12から列毎に出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
参照電圧供給部38は、時間が経過するにつれてレベルが傾斜状に変化する、いわゆるランプ(RAMP)波形の参照電圧Vrefを生成する手段として、例えばDAC(デジタル−アナログ変換回路)38Aを有している。なお、ランプ波形の参照電圧Vrefを生成する手段としては、DAC38Aに限られるものではない。
DAC38Aは、システム制御回路36から与えられる制御信号CS1による制御の下に、当該システム制御回路36から与えられるクロックCKに基づいてランプ波形の参照電圧Vrefを生成してカラム処理部15のADC34−1〜34−mに対して供給する。
なお、ADC34−1〜34−mの各々は、センサ画素12全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、センサ画素12の露光時間を1/Nに設定してフレームレートをN倍、例えば2倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作を選択的に行い得る構成となっている。この動作モードの切り替えは、システム制御回路36から与えられる制御信号CS2,CS3による制御によって実行される。また、システム制御回路36に対しては、外部のシステムコントローラ(図示せず)から、通常フレームレートモードと高速フレームレートモードの各動作モードとを切り替えるための指示情報が与えられる。
ADC34−1〜34−mは全て同じ構成となっており、ここでは、ADC34−mを例に挙げて説明するものとする。ADC34−mは、比較器34A、計数手段である例えばアップ/ダウンカウンタ(図中、U/DCNTと記している)34B、転送スイッチ34Cおよびメモリ装置34Dを有する構成となっている。
比較器34Aは、画素領域13のn列目の各センサ画素12から出力される信号に応じた垂直信号線24の信号電圧Vxと、参照電圧供給部38から供給されるランプ波形の参照電圧Vrefとを比較し、例えば、参照電圧Vrefが信号電圧Vxよりも大なるときに出力Vcoが"H"レベルになり、参照電圧Vrefが信号電圧Vx以下のときに出力Vcoが"L"レベルになる。
アップ/ダウンカウンタ34Bは非同期カウンタであり、システム制御回路36から与えられる制御信号CS2による制御の下に、システム制御回路36からクロックCKがDAC18Aと同時に与えられ、当該クロックCKに同期してダウン(DOWN)カウントまたはアップ(UP)カウントを行うことにより、比較器34Aでの比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間を計測する。
具体的には、通常フレームレートモードでは、1つのセンサ画素12からの信号の読み出し動作において、1回目の読み出し動作時にダウンカウントを行うことにより1回目の読み出し時の比較時間を計測し、2回目の読み出し動作時にアップカウントを行うことにより2回目の読み出し時の比較時間を計測する。
一方、高速フレームレートモードでは、ある行のセンサ画素12についてのカウント結果をそのまま保持しておき、引き続き、次の行のセンサ画素12について、前回のカウント結果から1回目の読み出し動作時にダウンカウントを行うことで1回目の読み出し時の比較時間を計測し、2回目の読み出し動作時にアップカウントを行うことで2回目の読み出し時の比較時間を計測する。
転送スイッチ34Cは、システム制御回路36から与えられる制御信号CS3による制御の下に、通常フレームレートモードでは、ある行のセンサ画素12についてのアップ/ダウンカウンタ34Bのカウント動作が完了した時点でオン(閉)状態となって当該アップ/ダウンカウンタ34Bのカウント結果をメモリ装置34Dに転送する。
一方、例えばN=2の高速フレームレートでは、ある行のセンサ画素12についてのアップ/ダウンカウンタ34Bのカウント動作が完了した時点でオフ(開)状態のままであり、引き続き、次の行のセンサ画素12についてのアップ/ダウンカウンタ34Bのカウント動作が完了した時点でオン状態となって当該アップ/ダウンカウンタ34Bの垂直2画素分についてのカウント結果をメモリ装置34Dに転送する。
このようにして、画素領域13の各センサ画素12から垂直信号線24を経由して列毎に供給されるアナログ信号が、ADC34−1〜34−mにおける比較器34Aおよびアップ/ダウンカウンタ34Bの各動作により、Nビットのデジタル信号に変換されてメモリ装置34Dに格納される。
水平駆動回路35は、シフトレジスタなどによって構成され、カラム信号処理回路34におけるADC34−1〜34−mの列アドレスや列走査の制御を行う。この水平駆動回路35による制御の下に、ADC34−1〜34−mの各々でAD変換されたNビットのデジタル信号は順に水平出力線37に読み出され、当該水平出力線37を経由して撮像データとして出力される。
なお、本技術には直接関連しないため特に図示しないが、水平出力線37を経由して出力される撮像データに対して各種の信号処理を施す回路等を、上記構成要素以外に設けることも可能である。
上記構成の本変形例に係る列並列ADC搭載の撮像装置1では、アップ/ダウンカウンタ34Bのカウント結果を、転送スイッチ34Cを介して選択的にメモリ装置34Dに転送することができるため、アップ/ダウンカウンタ34Bのカウント動作と、当該アップ/ダウンカウンタ34Bのカウント結果の水平出力線37への読み出し動作とを独立して制御することが可能である。
[変形例F]
図32は、図31の撮像装置を3つの基板(第1基板10,第2基板20,第3基板30)を積層して構成した例を表す。本変形例では、第1基板10において、中央部分に、複数のセンサ画素12を含む画素領域13が形成されており、画素領域13の周囲に垂直駆動回路33が形成されている。また、第2基板20において、中央部分に、複数の読み出し回路22を含む読み出し回路領域15が形成されており、読み出し回路領域15の周囲に垂直駆動回路33が形成されている。第3基板30において、カラム信号処理回路34、水平駆動回路35、システム制御回路36、水平出力線37および参照電圧供給部38が形成されている。これにより、上記実施の形態およびその変形例と同様、基板同士を電気的に接続する構造に起因して、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまうことがない。その結果、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。なお、垂直駆動回路33は、第1基板10のみに形成されても、第2基板20のみに形成されてもよい。
図32は、図31の撮像装置を3つの基板(第1基板10,第2基板20,第3基板30)を積層して構成した例を表す。本変形例では、第1基板10において、中央部分に、複数のセンサ画素12を含む画素領域13が形成されており、画素領域13の周囲に垂直駆動回路33が形成されている。また、第2基板20において、中央部分に、複数の読み出し回路22を含む読み出し回路領域15が形成されており、読み出し回路領域15の周囲に垂直駆動回路33が形成されている。第3基板30において、カラム信号処理回路34、水平駆動回路35、システム制御回路36、水平出力線37および参照電圧供給部38が形成されている。これにより、上記実施の形態およびその変形例と同様、基板同士を電気的に接続する構造に起因して、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまうことがない。その結果、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置1を提供することができる。なお、垂直駆動回路33は、第1基板10のみに形成されても、第2基板20のみに形成されてもよい。
[変形例G]
図33は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1の断面構成の一変形例を表す。上記実施の形態およびその変形例では、撮像装置1は、3つの基板(第1基板10,第2基板20,第3基板30)を積層して構成されていた。しかし、上記実施の形態およびその変形例において、撮像装置1が、2つの基板(第1基板10,第2基板20)を積層して構成されていてもよい。このとき、ロジック回路32は、例えば、図33に示したように、第1基板10と、第2基板20とに分けて形成されている。ここで、ロジック回路32のうち、第1基板10側に設けられた回路32Aでは、高温プロセスに耐え得る材料(例えば、high−k)からなる高誘電率膜とメタルゲート電極とが積層されたゲート構造を有するトランジスタが設けられている。一方、第2基板20側に設けられた回路32Bでは、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、CoSi2やNiSiなどのサリサイド (Self Aligned Silicide)プロセスを用いて形成されたシリサイドからなる低抵抗領域26が形成されている。シリサイドからなる低抵抗領域は、半導体基板の材料と金属との化合物で形成されている。これにより、センサ画素12を形成する際に、熱酸化などの高温プロセスを用いることができる。また、ロジック回路32のうち、第2基板20側に設けられた回路32Bにおいて、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、シリサイドからなる低抵抗領域26を設けた場合には、接触抵抗を低減することができる。その結果、ロジック回路32での演算速度を高速化することができる。
図33は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1の断面構成の一変形例を表す。上記実施の形態およびその変形例では、撮像装置1は、3つの基板(第1基板10,第2基板20,第3基板30)を積層して構成されていた。しかし、上記実施の形態およびその変形例において、撮像装置1が、2つの基板(第1基板10,第2基板20)を積層して構成されていてもよい。このとき、ロジック回路32は、例えば、図33に示したように、第1基板10と、第2基板20とに分けて形成されている。ここで、ロジック回路32のうち、第1基板10側に設けられた回路32Aでは、高温プロセスに耐え得る材料(例えば、high−k)からなる高誘電率膜とメタルゲート電極とが積層されたゲート構造を有するトランジスタが設けられている。一方、第2基板20側に設けられた回路32Bでは、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、CoSi2やNiSiなどのサリサイド (Self Aligned Silicide)プロセスを用いて形成されたシリサイドからなる低抵抗領域26が形成されている。シリサイドからなる低抵抗領域は、半導体基板の材料と金属との化合物で形成されている。これにより、センサ画素12を形成する際に、熱酸化などの高温プロセスを用いることができる。また、ロジック回路32のうち、第2基板20側に設けられた回路32Bにおいて、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、シリサイドからなる低抵抗領域26を設けた場合には、接触抵抗を低減することができる。その結果、ロジック回路32での演算速度を高速化することができる。
図34は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1の断面構成の一変形例を表す。上記実施の形態およびその変形例に係る第3基板30のロジック回路32において、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、CoSi2やNiSiなどのサリサイド (Self Aligned Silicide)プロセスを用いて形成されたシリサイドからなる低抵抗領域37が形成されていてもよい。これにより、センサ画素12を形成する際に、熱酸化などの高温プロセスを用いることができる。また、ロジック回路32において、ソース電極およびドレイン電極と接する不純物拡散領域の表面に、シリサイドからなる低抵抗領域37を設けた場合には、接触抵抗を低減することができる。その結果、ロジック回路32での演算速度を高速化することができる。
[変形例H]
上記実施の形態およびその変形例において、導電型が逆になっていてもよい。例えば、上記実施の形態およびその変形例の記載において、p型をn型に読み替えるとともに、n型をp型に読み替えてもよい。このようにした場合であっても、上記実施の形態およびその変形例と同様の効果を得ることができる。
上記実施の形態およびその変形例において、導電型が逆になっていてもよい。例えば、上記実施の形態およびその変形例の記載において、p型をn型に読み替えるとともに、n型をp型に読み替えてもよい。このようにした場合であっても、上記実施の形態およびその変形例と同様の効果を得ることができる。
(適用例)
図35は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1を備えた撮像システム2の概略構成の一例を表したものである。
図35は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1を備えた撮像システム2の概略構成の一例を表したものである。
撮像システム2は、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、スマートフォンやタブレット型端末等の携帯端末装置などの電子機器である。撮像システム2は、例えば、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1、DSP回路141、フレームメモリ142、表示部143、記憶部144、操作部145および電源部146を備えている。撮像システム2において、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1、DSP回路141、フレームメモリ142、表示部143、記憶部144、操作部145および電源部146は、バスライン147を介して相互に接続されている。
上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1は、入射光に応じた画像データを出力する。DSP回路141は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1から出力される信号(画像データ)を処理する信号処理回路である。フレームメモリ142は、DSP回路141により処理された画像データを、フレーム単位で一時的に保持する。表示部143は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等のパネル型表示装置からなり、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1で撮像された動画又は静止画を表示する。記憶部144は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1で撮像された動画又は静止画の画像データを、半導体メモリやハードディスク等の記録媒体に記録する。操作部145は、ユーザによる操作に従い、撮像システム2が有する各種の機能についての操作指令を発する。電源部146は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1、DSP回路141、フレームメモリ142、表示部143、記憶部144および操作部145の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
次に、撮像システム2における撮像手順について説明する。
図36は、撮像システム2における撮像動作のフローチャートの一例を表す。ユーザは、操作部145を操作することにより撮像開始を指示する(ステップS101)。すると、操作部145は、撮像指令を撮像装置1に送信する(ステップS102)。撮像装置1(具体的にはシステム制御回路36)は、撮像指令を受けると、所定の撮像方式での撮像を実行する(ステップS103)。
撮像装置1は、撮像により得られた画像データをDSP回路141に出力する。ここで、画像データとは、フローティングディフュージョンFDに一時的に保持された電荷に基づいて生成された画素信号の全画素分のデータである。DSP回路141は、撮像装置1から入力された画像データに基づいて所定の信号処理(例えばノイズ低減処理など)を行う(ステップS104)。DSP回路141は、所定の信号処理がなされた画像データをフレームメモリ142に保持させ、フレームメモリ142は、画像データを記憶部144に記憶させる(ステップS105)。このようにして、撮像システム2における撮像が行われる。
本適用例では、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1が撮像システム2に適用される。これにより、撮像装置1を小型化もしくは高精細化することができるので、小型もしくは高精細な撮像システム2を提供することができる。
例えば、本技術は第1〜第3実施形態に係る半導体装置は、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、撮像機能を有する携帯電話等、撮像機能を備えたあらゆるタイプの電子機器に適用することができる。例えば、図37に示す電子機器(カメラ)に適用することができる。図37に示す電子機器は、例えば、静止画または動画を撮影可能なビデオカメラであり、半導体装置3200と、光学系(光学レンズ)3201と、シャッタ装置3202と、半導体装置3200及びシャッタ装置3202を駆動する駆動部3204と、信号処理部3203とを有する。
半導体装置3200は、第1〜第3実施形態に係る半導体装置を適用可能である。光学系3201は、被写体からの像光(入射光)を半導体装置3200の画素領域へ導く。この光学系3201は、複数の光学レンズから構成されていてもよい。シャッタ装置3202は、半導体装置3200への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動部3204は、半導体装置3200の転送動作及びシャッタ装置3202のシャッタ動作を制御する。信号処理部3203は、半導体装置3200から出力された信号に対し、各種の信号処理を行う。信号処理後の映像信号は、メモリ等の記憶媒体に記憶されるか、或いは、モニタ等に出力される。
本技術の一実施の形態に係る撮像装置によれば、基板の集積度に応じて基板同士の電気的な接続をするようにしたので、基板同士を電気的に接続する構造に起因して、チップサイズが大きくなったり、1画素あたりの面積の微細化を阻害したりしてしまうことがない。その結果、今までと同等のチップサイズで、1画素あたりの面積の微細化を阻害することのない3層構造の撮像装置を提供することができる。なお、本技術の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されず、本明細書中に記載されたいずれの効果であってもよい。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。
また、本技術の第1〜第3実施形態に係る半導体装置として、裏面照射型のCMOS型イメージセンサを例示したが、裏面照射型のCCD型イメージセンサ等の固体撮像装置に適用することもできる。更に、本技術の半導体装置は、固体撮像装置以外の、例えば半導体を用いた記憶装置、半導体を用いた表示装置、半導体を用いたセンサ装置、半導体を用いた計算装置等の各種の半導体装置に適用してもよい。
例えば、光電変換部を有する画素の代わりに、単位セルとしてのメモリセルを有する、DRAM等の半導体記憶装置の構成でもよい。現在のDRAMは1トランジスタ型のメモリセル(単位セル)であるが、本技術の積層構造を採用することにより、1970年代に使われた3トランジスタ型のメモリセル(単位セル)を有するDRAMを、集積密度を低下することなく構成できる。
また、本技術の第1〜第3実施形態に係る半導体装置では、負の電荷(電子)を信号電荷として用いる場合を例に説明したが、正の電荷(正孔)を信号電荷として用いる場合に適用することもできる。正孔を信号電荷として用いる場合には、p型領域とn型領域を逆に構成すればよい。
(第4実施形態)
以下、本開示の第4実施形態に係る撮像装置1について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1. 実施の形態(3つの基板の積層構造を有する撮像装置)
2. 変形例1(平面構成の例1)
3. 変形例2(平面構成の例2)
4. 変形例3(平面構成の例3)
5. 変形例4(画素アレイ部の中央部に基板間のコンタクト部を有する例)
6. 変形例5(プレーナー型の転送トランジスタを有する例)
7. 変形例6(1つの画素回路に1つの画素が接続される例)
8. 変形例7(画素分離部の構成例)
9. 適用例(撮像システム)
10.応用例
以下、本開示の第4実施形態に係る撮像装置1について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1. 実施の形態(3つの基板の積層構造を有する撮像装置)
2. 変形例1(平面構成の例1)
3. 変形例2(平面構成の例2)
4. 変形例3(平面構成の例3)
5. 変形例4(画素アレイ部の中央部に基板間のコンタクト部を有する例)
6. 変形例5(プレーナー型の転送トランジスタを有する例)
7. 変形例6(1つの画素回路に1つの画素が接続される例)
8. 変形例7(画素分離部の構成例)
9. 適用例(撮像システム)
10.応用例
<1.実施の形態>
[撮像装置1の機能構成]
[撮像装置1の機能構成]
図38は、本開示の一実施の形態に係る撮像装置(撮像装置1)の機能構成の一例を示すブロック図である。
[撮像装置1の機能構成]
[撮像装置1の機能構成]
図38は、本開示の一実施の形態に係る撮像装置(撮像装置1)の機能構成の一例を示すブロック図である。
図38の撮像装置1は、例えば、入力部510A、行駆動部520、タイミング制御部530、画素アレイ部540、列信号処理部550、画像信号処理部560および出力部510Bを含んでいる。
画素アレイ部540には、画素541がアレイ状に繰り返し配置されている。より具体的には、複数の画素を含んだ画素共有ユニット539が繰り返し単位となり、これが、行方向と列方向とからなるアレイ状に繰り返し配置されている。なお、本明細書では、便宜上、行方向をH方向、行方向と直交する列方向をV方向、と呼ぶ場合がある。図38の例において、1つの画素共有ユニット539が、4つの画素(画素541A,541B,541C,541D)を含んでいる。画素541A,541B,541C,541Dは各々、フォトダイオードPD(後述の図43等に図示)を有している。画素共有ユニット539は、1つの画素回路(後述の図40の画素回路210)を共有する単位である。換言すれば、4つの画素(画素541A,541B,541C,541D)毎に、1つの画素回路(後述の画素回路210)を有している。この画素回路を時分割で動作させることにより、画素541A,541B,541C,541D各々の画素信号が順次読み出されるようになっている。画素541A,541B,541C,541Dは、例えば2行×2列で配置されている。画素アレイ部540には、画素541A,541B,541C,541Dとともに、複数の行駆動信号線542および複数の垂直信号線(列読出し線)543が設けられている。行駆動信号線542は、画素アレイ部540において行方向に並んで配列された、複数の画素共有ユニット539各々に含まれる画素541を駆動する。画素共有ユニット539のうち、行方向に並んで配列された各画素を駆動する。後に図41を参照して詳しく説明するが、画素共有ユニット539には、複数のトランジスタが設けられている。これら複数のトランジスタをそれぞれ駆動するために、1つの画素共有ユニット539には複数の行駆動信号線542が接続されている。垂直信号線(列読出し線)543には、画素共有ユニット539が接続されている。画素共有ユニット539に含まれる画素541A,541B,541C,541D各々から、垂直信号線(列読出し線)543を介して画素信号が読み出される。
行駆動部520は、例えば、画素駆動するための行の位置を決める行アドレス制御部、言い換えれば、行デコーダ部と、画素541A,541B,541C,541Dを駆動するための信号を発生させる行駆動回路部とを含んでいる。
列信号処理部550は、例えば、垂直信号線543に接続され、画素541A,541B,541C,541D(画素共有ユニット539)とソースフォロア回路を形成する負荷回路部を備える。列信号処理部550は、垂直信号線543を介して画素共有ユニット539から読み出された信号を増幅する増幅回路部を有していてもよい。列信号処理部550は、ノイズ処理部を有していてもよい。ノイズ処理部では、例えば、光電変換の結果として画素共有ユニット539から読み出された信号から、系のノイズレベルが取り除かれる。
列信号処理部550は、例えば、アナログデジタルコンバータ(ADC)を有している。アナログデジタルコンバータでは、画素共有ユニット539から読み出された信号もしくは上記ノイズ処理されたアナログ信号がデジタル信号に変換される。ADCは、例えば、コンパレータ部およびカウンタ部を含んでいる。コンパレータ部では、変換対象となるアナログ信号と、これと比較対象となる参照信号とが比較される。カウンタ部では、コンパレータ部での比較結果が反転するまでの時間が計測されるようになっている。列信号処理部550は、読出し列を走査する制御を行う水平走査回路部を含んでいてもよい。
タイミング制御部530は、装置へ入力された基準クロック信号やタイミング制御信号を基にして、行駆動部520および列信号処理部550へ、タイミングを制御する信号を供給する。
画像信号処理部560は、光電変換の結果得られたデータ、言い換えれば、撮像装置1における撮像動作の結果得られたデータに対して、各種の信号処理を施す回路である。画像信号処理部560は、例えば、画像信号処理回路部およびデータ保持部を含んでいる。画像信号処理部560は、プロセッサ部を含んでいてもよい。
画像信号処理部560において実行される信号処理の一例は、AD変換された撮像データが、暗い被写体を撮影したデータである場合には階調を多く持たせ、明るい被写体を撮影したデータである場合には階調を少なくするトーンカーブ補正処理である。この場合、撮像データの階調をどのようなトーンカーブに基づいて補正するか、トーンカーブの特性データを予め画像信号処理部560のデータ保持部に記憶させておくことが望ましい。
入力部510Aは、例えば、上記基準クロック信号、タイミング制御信号および特性データなどを装置外部から撮像装置1へ入力するためのものである。タイミング制御信号は、例えば、垂直同期信号および水平同期信号などである。特性データは、例えば、画像信号処理部560のデータ保持部へ記憶させるためのものである。入力部510Aは、例えば、入力端子511、入力回路部512、入力振幅変更部513、入力データ変換回路部514および電源供給部(不図示)を含んでいる。
入力端子511は、データを入力するための外部端子である。入力回路部512は、入力端子511へ入力された信号を撮像装置1の内部へと取り込むためのものである。入力振幅変更部513では、入力回路部512で取り込まれた信号の振幅が、撮像装置1の内部で利用しやすい振幅へと変更される。入力データ変換回路部514では、入力データのデータ列の並びが変更される。入力データ変換回路部514は、例えば、シリアルパラレル変換回路により構成されている。このシリアルパラレル変換回路では、入力データとして受け取ったシリアル信号がパラレル信号へと変換される。なお、入力部510Aでは、入力振幅変更部513および入力データ変換回路部514が、省略されていてもよい。電源供給部は、外部から撮像装置1へ供給された電源をもとにして、撮像装置1の内部で必要となる各種の電圧に設定された電源を供給する。
撮像装置1が外部のメモリデバイスと接続されるとき、入力部510Aには、外部のメモリデバイスからのデータを受け取るメモリインタフェース回路が設けられていてもよい。外部のメモリデバイスは、例えば、フラッシュメモリ、SRAMおよびDRAM等である。
出力部510Bは、画像データを装置外部へと出力する。この画像データは、例えば、撮像装置1で撮影された画像データ、および、画像信号処理部560で信号処理された画像データ等である。出力部510Bは、例えば、出力データ変換回路部515、出力振幅変更部516、出力回路部517および出力端子518を含んでいる。
出力データ変換回路部515は、例えば、パラレルシリアル変換回路により構成されており、出力データ変換回路部515では、撮像装置1内部で使用したパラレル信号がシリアル信号へと変換される。出力振幅変更部516は、撮像装置1の内部で用いた信号の振幅を変更する。変更された振幅の信号は、撮像装置1の外部に接続される外部デバイスで利用しやすくなる。出力回路部517は、撮像装置1の内部から装置外部へとデータを出力する回路であり、出力回路部517により、出力端子518に接続された撮像装置1外部の配線が駆動される。出力端子518では、撮像装置1から装置外部へとデータが出力される。出力部510Bでは、出力データ変換回路部515および出力振幅変更部516が、省略されていてもよい。
撮像装置1が外部のメモリデバイスと接続されるとき、出力部510Bには、外部のメモリデバイスへとデータを出力するメモリインタフェース回路が設けられていてもよい。外部のメモリデバイスは、例えば、フラッシュメモリ、SRAMおよびDRAM等である。
[撮像装置1の概略構成]
図39および図40は、撮像装置1の概略構成の一例を表したものである。撮像装置1は、3つの基板(第1基板100、第2基板200、第3基板300)を備えている。図39は、第1基板100、第2基板200、第3基板300各々の平面構成を模式的に表したものであり、図40は、互いに積層された第1基板100、第2基板200および第3基板300の断面構成を模式的に表している。図40は、図39に示したIII−III’線に沿った断面構成に対応する。撮像装置1は、3つの基板(第1基板100、第2基板200、第3基板300)を貼り合わせて構成された3次元構造の撮像装置である。第1基板100は、半導体層100Sおよび配線層100Tを含む。第2基板200は、半導体層200Sおよび配線層200Tを含む。第3基板300は、半導体層300Sおよび配線層300Tを含む。ここで、第1基板100、第2基板200および第3基板300の各基板に含まれる配線とその周囲の層間絶縁膜を合せたものを、便宜上、それぞれの基板(第1基板100、第2基板200および第3基板300)に設けられた配線層(100T、200T、300T)と呼ぶ。第1基板100、第2基板200および第3基板300は、この順に積層されており、積層方向に沿って、半導体層100S、配線層100T、半導体層200S、配線層200T、配線層300Tおよび半導体層300Sの順に配置されている。第1基板100、第2基板200および第3基板300の具体的な構成については後述する。図40に示した矢印は、撮像装置1への光Lの入射方向を表す。本明細書では、便宜上、以降の断面図で、撮像装置1における光入射側を「下」「下側」「下方」、光入射側と反対側を「上」「上側」「上方」と呼ぶ場合がある。また、本明細書では、便宜上、半導体層と配線層を備えた基板に関して、配線層の側を表面、半導体層の側を裏面と呼ぶ場合がある。なお、明細書の記載は、上記の呼び方に限定されない。撮像装置1は、例えば、フォトダイオードを有する第1基板100の裏面側から光が入射する、裏面照射型撮像装置となっている。
図39および図40は、撮像装置1の概略構成の一例を表したものである。撮像装置1は、3つの基板(第1基板100、第2基板200、第3基板300)を備えている。図39は、第1基板100、第2基板200、第3基板300各々の平面構成を模式的に表したものであり、図40は、互いに積層された第1基板100、第2基板200および第3基板300の断面構成を模式的に表している。図40は、図39に示したIII−III’線に沿った断面構成に対応する。撮像装置1は、3つの基板(第1基板100、第2基板200、第3基板300)を貼り合わせて構成された3次元構造の撮像装置である。第1基板100は、半導体層100Sおよび配線層100Tを含む。第2基板200は、半導体層200Sおよび配線層200Tを含む。第3基板300は、半導体層300Sおよび配線層300Tを含む。ここで、第1基板100、第2基板200および第3基板300の各基板に含まれる配線とその周囲の層間絶縁膜を合せたものを、便宜上、それぞれの基板(第1基板100、第2基板200および第3基板300)に設けられた配線層(100T、200T、300T)と呼ぶ。第1基板100、第2基板200および第3基板300は、この順に積層されており、積層方向に沿って、半導体層100S、配線層100T、半導体層200S、配線層200T、配線層300Tおよび半導体層300Sの順に配置されている。第1基板100、第2基板200および第3基板300の具体的な構成については後述する。図40に示した矢印は、撮像装置1への光Lの入射方向を表す。本明細書では、便宜上、以降の断面図で、撮像装置1における光入射側を「下」「下側」「下方」、光入射側と反対側を「上」「上側」「上方」と呼ぶ場合がある。また、本明細書では、便宜上、半導体層と配線層を備えた基板に関して、配線層の側を表面、半導体層の側を裏面と呼ぶ場合がある。なお、明細書の記載は、上記の呼び方に限定されない。撮像装置1は、例えば、フォトダイオードを有する第1基板100の裏面側から光が入射する、裏面照射型撮像装置となっている。
画素アレイ部540および画素アレイ部540に含まれる画素共有ユニット539は、ともに、第1基板100および第2基板200の双方を用いて構成されている。第1基板100には、画素共有ユニット539が有する複数の画素541A,541B,541C,541Dが設けられている。これらの画素541のそれぞれが、フォトダイオード(後述のフォトダイオードPD)および転送トランジスタ(後述の転送トランジスタTR)を有している。第2基板200には、画素共有ユニット539が有する画素回路(後述の画素回路210)が設けられている。画素回路は、画素541A,541B,541C,541D各々のフォトダイオードから転送トランジスタを介して転送された画素信号を読み出し、あるいは、フォトダイオードをリセットする。この第2基板200は、このような画素回路に加えて、行方向に延在する複数の行駆動信号線542および列方向に延在する複数の垂直信号線543を有している。第2基板200は、更に、行方向に延在する電源線544を有している。第3基板300は、例えば、入力部510A,行駆動部520、タイミング制御部530、列信号処理部550、画像信号処理部560および出力部510Bを有している。行駆動部520は、例えば、第1基板100、第2基板200および第3基板300の積層方向(以下、単に積層方向という)において、一部が画素アレイ部540に重なる領域に設けられている。より具体的には、行駆動部520は、積層方向において、画素アレイ部540のH方向の端部近傍に重なる領域に設けられている(図39)。列信号処理部550は、例えば、積層方向において、一部が画素アレイ部540に重なる領域に設けられている。より具体的には、列信号処理部550は、積層方向において、画素アレイ部540のV方向の端部近傍に重なる領域に設けられている(図39)。図示は省略するが、入力部510Aおよび出力部510Bは、第3基板300以外の部分に配置されていてもよく、例えば、第2基板200に配置されていてもよい。あるいは、第1基板100の裏面(光入射面)側に入力部510Aおよび出力部510Bを設けるようにしてもよい。なお、上記第2基板200に設けられた画素回路は、別の呼称として、画素トランジスタ回路、画素トランジスタ群、画素トランジスタ、画素読み出し回路または読出回路と呼ばれることもある。本明細書では、画素回路との呼称を用いる。
第1基板100と第2基板200とは、例えば、貫通電極(後述の図43の貫通電極120E,121E)により電気的に接続されている。第2基板200と第3基板300とは、例えば、コンタクト部201,202,301,302を介して電気的に接続されている。第2基板200にコンタクト部201,202が設けられ、第3基板300にコンタクト部301,302が設けられている。第2基板200のコンタクト部201が第3基板300のコンタクト部301に接し、第2基板200のコンタクト部202が第3基板300のコンタクト部302に接している。第2基板200は、複数のコンタクト部201が設けられたコンタクト領域201Rと、複数のコンタクト部202が設けられたコンタクト領域202Rとを有している。第3基板300は、複数のコンタクト部301が設けられたコンタクト領域301Rと、複数のコンタクト部302が設けられたコンタクト領域302Rとを有している。コンタクト領域201R,301Rは、積層方向において、画素アレイ部540と行駆動部520との間に設けられている(図40)。換言すれば、コンタクト領域201R,301Rは、例えば、行駆動部520(第3基板300)と、画素アレイ部540(第2基板200)とが積層方向に重なる領域、もしくはこの近傍領域に設けられている。コンタクト領域201R,301Rは、例えば、このような領域のうち、H方向の端部に配置されている(図39)。第3基板300では、例えば、行駆動部520の一部、具体的には行駆動部520のH方向の端部に重なる位置にコンタクト領域301Rが設けられている(図39,図40)。コンタクト部201,301は、例えば、第3基板300に設けられた行駆動部520と、第2基板200に設けられた行駆動線542とを接続するものである。コンタクト部201,301は、例えば、第3基板300に設けられた入力部510Aと電源線544および基準電位線(後述の基準電位線VSS)とを接続していてもよい。コンタクト領域202R,302Rは、積層方向において、画素アレイ部540と列信号処理部550との間に設けられている(図40)。換言すれば、コンタクト領域202R,302Rは、例えば、列信号処理部550(第3基板300)と画素アレイ部540(第2基板200)とが積層方向に重なる領域、もしくはこの近傍領域に設けられている。コンタクト領域202R,302Rは、例えば、このような領域のうち、V方向の端部に配置されている(図39)。第3基板300では、例えば、列信号処理部550の一部、具体的には列信号処理部550のV方向の端部に重なる位置にコンタクト領域301Rが設けられている(図39,図40)。コンタクト部202,302は、例えば、画素アレイ部540が有する複数の画素共有ユニット539各々から出力された画素信号(フォトダイオードでの光電変換の結果発生した電荷の量に対応した信号)を、第3基板300に設けられた列信号処理部550へと接続するためのものである。画素信号は、第2基板200から第3基板300に送られるようになっている。
図40は、上記のように、撮像装置1の断面図の一例である。第1基板100、第2基板200、第3基板300は、配線層100T、200T、300Tを介して電気的に接続される。例えば、撮像装置1は、第2基板200と第3基板300とを電気的に接続する電気的接続部を有する。具体的には、導電材料で形成された電極でコンタクト部201,202,301,302を形成する。導電材料は、例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、金(Au)、などの金属材料で形成される。コンタクト領域201R、202R、301R、302Rは、例えば電極として形成された配線同士を直接接合することで、第2基板と第3基板とを電気的に接続し、第2基板200と第3基板300との信号の入力及び/又は出力を可能にする。
第2基板200と第3基板300とを電気的に接続する電気的接続部は、所望の箇所に設けることができる。例えば、図40においてコンタクト領域201R、202R、301R、302Rとして述べたように、画素アレイ部540と積層方向に重なる領域に設けても良い。また、電気的接続部を画素アレイ部540と積層方向に重ならない領域に設けても良い。具体的には、画素アレイ部540の外側に配置された周辺部と、積層方向に重なる領域に設けても良い。
第1基板100および第2基板200には、例えば、接続孔部H1,H2が設けられている。接続孔部H1,H2は、第1基板100および第2基板200を貫通している(図40)。接続孔部H1,H2は、画素アレイ部540(または画素アレイ部540に重なる部分)の外側に設けられている(図39)。例えば、接続孔部H1は、H方向において画素アレイ部540より外側に配置されており、接続孔部H2は、V方向において画素アレイ部540よりも外側に配置されている。例えば、接続孔部H1は、第3基板300に設けられた入力部510Aに達しており、接続孔部H2は、第3基板300に設けられた出力部510Bに達している。接続孔部H1,H2は、空洞でもよく、少なくとも一部に導電材料を含んでいても良い。例えば、入力部510A及び/又は出力部510Bとして形成された電極に、ボンディングワイヤを接続する構成がある。または、入力部510A及び/又は出力部510Bとして形成された電極と、接続孔部H1,H2に設けられた導電材料とを接続する構成がある。接続孔部H1,H2に設けられた導電材料は、接続孔部H1,H2の一部または全部に埋め込まれていても良く、導電材料が接続孔部H1,H2の側壁に形成されていても良い。
なお、図40では第3基板300に入力部510A、出力部510Bを設ける構造としたが、これに限定されない。例えば、配線層200T、300Tを介して第3基板300の信号を第2基板200へ送ることで、入力部510A及び/又は出力部510Bを第2基板200に設けることもできる。同様に、配線層100T、200Tを介して、第2基板200の信号を第1基板1000へ送ることで、入力部510A及び/又は出力部510Bを第1基板100に設けることもできる。
図41は、画素共有ユニット539の構成の一例を表す等価回路図である。画素共有ユニット539は、複数の画素541(図41では、画素541A,541B,541C,541Dの4つの画素541を表す)と、この複数の画素541に接続された1の画素回路210と、画素回路210に接続された垂直信号線5433とを含んでいる。画素回路210は、例えば、4つのトランジスタ、具体的には、増幅トランジスタAMP、選択トランジスタSEL、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDを含んでいる。上述のように、画素共有ユニット539は、1の画素回路210を時分割で動作させることにより、画素共有ユニット539に含まれる4つの画素541(画素541A,541B,541C,541D)それぞれの画素信号を順次垂直信号線543へ出力するようになっている。複数の画素541に1の画素回路210が接続されており、この複数の画素541の画素信号が、1の画素回路210により時分割で出力される態様を、「複数の画素541が1の画素回路210を共有する」という。
画素541A,541B,541C,541Dは、互いに共通の構成要素を有している。以降、画素541A,541B,541C,541Dの構成要素を互いに区別するために、画素541Aの構成要素の符号の末尾には識別番号1、画素541Bの構成要素の符号の末尾には識別番号2、画素541Cの構成要素の符号の末尾には識別番号3、画素541Dの構成要素の符号の末尾には識別番号4を付与する。画素541A,541B,541C,541Dの構成要素を互いに区別する必要のない場合には、画素541A,541B,541C,541Dの構成要素の符号の末尾の識別番号を省略する。
画素541A,541B,541C,541Dは、例えば、フォトダイオードPDと、フォトダイオードPDと電気的に接続された転送トランジスタTRと、転送トランジスタTRに電気的に接続されたフローティングディフュージョンFDとを有している。フォトダイオードPD(PD1,PD2,PD3,PD4)では、カソードが転送トランジスタTRのソースに電気的に接続されており、アノードが基準電位線(例えばグラウンド)に電気的に接続されている。フォトダイオードPDは、入射した光を光電変換し、その受光量に応じた電荷を発生する。転送トランジスタTR(転送トランジスタTR1,TR2,TR3,TR4)は、例えば、n型のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。転送トランジスタTRでは、ドレインがフローティングディフュージョンFDに電気的に接続され、ゲートが駆動信号線に電気的に接続されている。この駆動信号線は、1の画素共有ユニット539に接続された複数の行駆動信号線542(図38参照)のうちの一部である。転送トランジスタTRは、フォトダイオードPDで発生した電荷をフローティングディフュージョンFDへと転送する。フローティングディフュージョンFD(フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4)は、p型半導体層中に形成されたn型拡散層領域である。フローティングディフュージョンFDは、フォトダイオードPDから転送された電荷を一時的に保持する電荷保持手段であり、かつ、その電荷量に応じた電圧を発生させる、電荷―電圧変換手段である。
1の画素共有ユニット539に含まれる4つのフローティングディフュージョンFD(フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4)は、互いに電気的に接続されるとともに、増幅トランジスタAMPのゲートおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGのソースに電気的に接続されている。FD変換ゲイン切替トランジスタFDGのドレインはリセットトランジスタRSTのソースに接続され、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGのゲートは駆動信号線に接続されている。この駆動信号線は、1の画素共有ユニット539に接続された複数の行駆動信号線542のうちの一部である。リセットトランジスタRSTのドレインは電源線VDDに接続され、リセットトランジスタRSTのゲートは駆動信号線に接続されている。この駆動信号線は、1の画素共有ユニット539に接続された複数の行駆動信号線542のうちの一部である。増幅トランジスタAMPのゲートはフローティングディフュージョンFDに接続され、増幅トランジスタAMPのドレインは電源線VDDに接続され、増幅トランジスタAMPのソースは選択トランジスタSELのドレインに接続されている。選択トランジスタSELのソースは垂直信号線543に接続され、選択トランジスタSELのゲートは駆動信号線に接続されている。この駆動信号線は、1の画素共有ユニット539に接続された複数の行駆動信号線542のうちの一部である。
転送トランジスタTRは、転送トランジスタTRがオン状態となると、フォトダイオードPDの電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。転送トランジスタTRのゲート(転送ゲートTG)は、例えば、いわゆる縦型電極を含んでおり、後述の図43に示すように、半導体層(後述の図43の半導体層100S)の表面からPDに達する深さまで延在して設けられている。リセットトランジスタRSTは、フローティングディフュージョンFDの電位を所定の電位にリセットする。リセットトランジスタRSTがオン状態となると、フローティングディフュージョンFDの電位を電源線VDDの電位にリセットする。選択トランジスタSELは、画素回路210からの画素信号の出力タイミングを制御する。増幅トランジスタAMPは、画素信号として、フローティングディフュージョンFDに保持された電荷のレベルに応じた電圧の信号を生成する。増幅トランジスタAMPは、選択トランジスタSELを介して垂直信号線543に接続されている。この増幅トランジスタAMPは、列信号処理部550において、垂直信号線543に接続された負荷回路部(図38参照)とともにソースフォロアを構成している。増幅トランジスタAMPは、選択トランジスタSELがオン状態となると、フローティングディフュージョンFDの電圧を、垂直信号線543を介して列信号処理部550に出力する。リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELは、例えば、N型のCMOSトランジスタである。
FD変換ゲイン切替トランジスタFDGは、フローティングディフュージョンFDでの電荷―電圧変換のゲインを変更する際に用いられる。一般に、暗い場所での撮影時には画素信号が小さい。Q=CVに基づき、電荷電圧変換を行う際に、フローティングディフュージョンFDの容量(FD容量C)が大きければ、増幅トランジスタAMPで電圧に変換した際のVが小さくなってしまう。一方、明るい場所では、画素信号が大きくなるので、FD容量Cが大きくなければ、フローティングディフュージョンFDで、フォトダイオードPDの電荷を受けきれない。さらに、増幅トランジスタAMPで電圧に変換した際のVが大きくなりすぎないように(言い換えると、小さくなるように)、FD容量Cが大きくなっている必要がある。これらを踏まえると、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGをオンにしたときには、FD変換ゲイン切替トランジスタFDG分のゲート容量が増えるので、全体のFD容量Cが大きくなる。一方、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGをオフにしたときには、全体のFD容量Cが小さくなる。このように、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGをオンオフ切り替えることで、FD容量Cを可変にし、変換効率を切り替えることができる。FD変換ゲイン切替トランジスタFDGは、例えば、N型のCMOSトランジスタである。
なお、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGを設けない構成も可能である。このとき、例えば、画素回路210は、例えば増幅トランジスタAMP、選択トランジスタSELおよびリセットトランジスタRSTの3つのトランジスタで構成される。画素回路210は、例えば、増幅トランジスタAMP、選択トランジスタSEL、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGなどの画素トランジスタの少なくとも1つを有する。
選択トランジスタSELは、電源線VDDと増幅トランジスタAMPとの間に設けられていてもよい。この場合、リセットトランジスタRSTのドレインが電源線VDDおよび選択トランジスタSELのドレインに電気的に接続されている。選択トランジスタSELのソースが増幅トランジスタAMPのドレインに電気的に接続されており、選択トランジスタSELのゲートが行駆動信号線542(図38参照)に電気的に接続されている。増幅トランジスタAMPのソース(画素回路210の出力端)が垂直信号線543に電気的に接続されており、増幅トランジスタAMPのゲートがリセットトランジスタRSTのソースに電気的に接続されている。なお、図示は省略するが、1の画素回路210を共有する画素541の数は、4以外であってもよい。例えば、2つまたは8つの画素541が1の画素回路210を共有してもよい。
図42は、複数の画素共有ユニット539と、垂直信号線543との接続態様の一例を表したものである。例えば、列方向に並ぶ4つの画素共有ユニット539が4つのグループに分けられており、この4つのグループ各々に垂直信号線543が接続されている。図42には、説明を簡単にするため、4つのグループが各々、1つの画素共有ユニット539を有する例を示したが、4つのグループが各々、複数の画素共有ユニット539を含んでいてもよい。このように、撮像装置1では、列方向に並ぶ複数の画素共有ユニット539が、1つまたは複数の画素共有ユニット539を含むグループに分けられていてもよい。例えば、このグループそれぞれに、垂直信号線543および列信号処理回路550が接続されており、それぞれのグループから画素信号を同時に読み出すことができるようになっている。あるいは、撮像装置1では、列方向に並ぶ複数の画素共有ユニット539に1つの垂直信号線543が接続されていてもよい。このとき、1つの垂直信号線543に接続された複数の画素共有ユニット539から、時分割で順次画素信号が読み出されるようになっている。
[撮像装置1の具体的構成]
図43は、撮像装置1の第1基板100、第2基板100および第3基板300の主面に対して垂直方向の断面構成の一例を表したものである。図43は、構成要素の位置関係を分かりやすくするため、模式的に表したものであり、実際の断面と異なっていてもよい。撮像装置1では、第1基板100、第2基板200および第3基板300がこの順に積層されている。撮像装置1は、さらに、第1基板100の裏面側(光入射面側)に受光レンズ401を有している。受光レンズ401と第1基板100との間に、カラーフィルタ層(図示せず)が設けられていてもよい。受光レンズ401は、例えば、画素541A,541B,541C,541D各々に設けられている。撮像装置1は、例えば、裏面照射型の撮像装置である。撮像装置1は、中央部に配置された画素アレイ部540と、画素アレイ部540の外側に配置された周辺部540Bとを有している。
図43は、撮像装置1の第1基板100、第2基板100および第3基板300の主面に対して垂直方向の断面構成の一例を表したものである。図43は、構成要素の位置関係を分かりやすくするため、模式的に表したものであり、実際の断面と異なっていてもよい。撮像装置1では、第1基板100、第2基板200および第3基板300がこの順に積層されている。撮像装置1は、さらに、第1基板100の裏面側(光入射面側)に受光レンズ401を有している。受光レンズ401と第1基板100との間に、カラーフィルタ層(図示せず)が設けられていてもよい。受光レンズ401は、例えば、画素541A,541B,541C,541D各々に設けられている。撮像装置1は、例えば、裏面照射型の撮像装置である。撮像装置1は、中央部に配置された画素アレイ部540と、画素アレイ部540の外側に配置された周辺部540Bとを有している。
第1基板100は、受光レンズ401側から順に、絶縁膜111、固定電荷膜112、半導体層100Sおよび配線層100Tを有している。半導体層100Sは、例えばシリコン基板により構成されている。半導体層100Sは、例えば、表面(配線層100T側の面)の一部およびその近傍に、pウェル層115を有しており、それ以外の領域(pウェル層115よりも深い領域)に、n型半導体領域114を有している。例えば、このn型半導体領域114およびpウェル層115によりpn接合型のフォトダイオードPDが構成されている。pウェル層115は、p型半導体領域である。
図44Aは、第1基板100の平面構成の一例を表したものである。図44Aは、主に、第1基板100の画素分離部117、フォトダイオードPD、フローティングディフュージョンFD、VSSコンタクト領域118および転送トランジスタTRの平面構成を表している。図43とともに、図44Aを用いて第1基板100の構成について説明する。
半導体層100Sの表面近傍には、フローティングディフュージョンFDおよびVSSコンタクト領域118が設けられている。フローティングディフュージョンFDは、pウェル層115内に設けられたn型半導体領域により構成されている。画素541A,541B,541C,541D各々のフローティングディフュージョンFD(フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4)は、例えば、画素共有ユニット539の中央部に互いに近接して設けられている(図44A)。詳細は後述するが、この共有ユニット539に含まれる4つのフローティングディフュージョン(フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4)は、第1基板100内(より具体的には配線層100Tの内)で、電気的接続手段(後述のパッド部120)を介して互いに電気的に接続されている。更に、フローティングディフュージョンFDは、第1基板100から第2基板200へ(より具体的には、配線層100Tから配線層200Tへ)と電気的手段(後述の貫通電極120E)を介して接続されている。第2基板200(より具体的には配線層200Tの内部)では、この電気的手段により、フローティングディフュージョンFDが、増幅トランジスタAMPのゲートおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGのソースに電気的に接続されている。
VSSコンタクト領域118は、基準電位線VSSに電気的に接続される領域であり、フローティングディフュージョンFDと離間して配置されている。例えば、画素541A,541B,541C,541Dでは、各画素のV方向の一端にフローティングディフュージョンFDが配置され、他端にVSSコンタクト領域118が配置されている(図44A)。VSSコンタクト領域118は、例えば、p型半導体領域により構成されている。VSSコンタクト領域118は、例えば接地電位や固定電位に接続されている。これにより、半導体層100Sに基準電位が供給される。
第1基板100には、フォトダイオードPD、フローティングディフュージョンFDおよびVSSコンタクト領域118とともに、転送トランジスタTRが設けられている。このフォトダイオードPD、フローティングディフュージョンFD、VSSコンタクト領域118および転送トランジスタTRは、画素541A,541B,541C,541D各々に設けられている。転送トランジスタTRは、半導体層100Sの表面側(光入射面側とは反対側、第2基板200側)に設けられている。転送トランジスタTRは、転送ゲートTGを有している。転送ゲートTGは、例えば、半導体層100Sの表面に対向する水平部分TGbと、半導体層100S内に設けられた垂直部分TGaとを含んでいる。垂直部分TGaは、半導体層100Sの厚み方向に延在している。垂直部分TGaの一端は水平部分TGbに接し、他端はn型半導体領域114内に設けられている。転送トランジスタTRを、このような縦型トランジスタにより構成することにより、画素信号の転送不良が生じにくくなり、画素信号の読み出し効率を向上させることができる。
転送ゲートTGの水平部分TGbは、垂直部分TGaに対向する位置から例えば、H方向において画素共有ユニット539の中央部に向かって延在している(図44A)。これにより、転送ゲートTGに達する貫通電極(後述の貫通電極TGV)のH方向の位置を、フローティングディフュージョンFD、VSSコンタクト領域118に接続される貫通電極(後述の貫通電極120E,121E)のH方向の位置に近づけることができる。例えば、第1基板100に設けられた複数の画素共有ユニット539は、互いに同じ構成を有している(図44A)。
半導体層100Sには、画素541A,541B,541C,541Dを互いに分離する画素分離部117が設けられている。画素分離部117は、半導体層100Sの法線方向(半導体層100Sの表面に対して垂直な方向)に延在して形成されている。画素分離部117は、画素541A,541B,541C,541Dを互いに仕切るように設けられており、例えば格子状の平面形状を有している(図44A,図44B)。画素分離部117は、例えば、画素541A,541B,541C,541Dを互いに電気的および光学的に分離する。画素分離部117は、例えば、遮光膜117Aおよび絶縁膜117Bを含んでいる。遮光膜117Aには、例えば、タングステン(W)等が用いられる。絶縁膜117Bは、遮光膜117Aとpウェル層115またはn型半導体領域114との間に設けられている。絶縁膜117Bは、例えば、酸化シリコン(SiO)によって構成されている。画素分離部117は、例えば、FTI(Full Trench Isolation)構造を有しており、半導体層100Sを貫通している。図示しないが、画素分離部117は半導体層100Sを貫通するFTI構造に限定されない。例えば、半導体層100Sを貫通しないDTI(Deep Trench Isolation)構造であっても良い。画素分離部117は、半導体層100Sの法線方向に延在して、半導体層100Sの一部の領域に形成される。
半導体層100Sには、例えば、第1ピニング領域113および第2ピニング領域116が設けられている。第1ピニング領域113は、半導体層100Sの裏面近傍に設けられており、n型半導体領域114と固定電荷膜112との間に配置されている。第2ピニング領域116は、画素分離部117の側面、具体的には、画素分離部117とpウェル層115またはn型半導体領域114との間に設けられている。第1ピニング領域113および第2ピニング領域116は、例えば、p型半導体領域により構成されている。
半導体層100Sと絶縁膜111との間には、負の固定電荷を有する固定電荷膜112が設けられている。固定電荷膜112が誘起する電界により、半導体層100Sの受光面(裏面)側の界面に、ホール蓄積層の第1ピニング領域113が形成される。これにより、半導体層100Sの受光面側の界面準位に起因した暗電流の発生が抑えられる。固定電荷膜112は、例えば、負の固定電荷を有する絶縁膜によって形成されている。この負の固定電荷を有する絶縁膜の材料としては、例えば、酸化ハフニウム、酸化ジルコン、酸化アルミニウム、酸化チタンまたは酸化タンタルが挙げられる。
固定電荷膜112と絶縁膜111との間には、遮光膜117Aが設けられている。この遮光膜117Aは、画素分離部117を構成する遮光膜117Aと連続して設けられていてもよい。この固定電荷膜112と絶縁膜111との間の遮光膜117Aは、例えば、半導体層100S内の画素分離部117に対向する位置に選択的に設けられている。絶縁膜111は、この遮光膜117Aを覆うように設けられている。絶縁膜111は、例えば、酸化シリコンにより構成されている。
半導体層100Sと第2基板200との間に設けられた配線層100Tは、半導体層100S側から、層間絶縁膜119、パッド部120,121、パッシベーション膜122、層間絶縁膜123および接合膜124をこの順に有している。転送ゲートTGの水平部分TGbは、例えば、この配線層100Tに設けられている。層間絶縁膜119は、半導体層100Sの表面全面にわたって設けられており、半導体層100Sに接している。層間絶縁膜119は、例えば酸化シリコン膜により構成されている。なお、配線層100Tの構成は上述の限りでなく、配線と絶縁膜とを有する構成であれば良い。
図44Bは、図44Aに示した平面構成とともに、パッド部120,121の構成を表している。パッド部120,121は、層間絶縁膜119上の選択的な領域に設けられている。パッド部120は、画素541A,541B,541C,541D各々のフローティングディフュージョンFD(フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4)を互いに接続するためのものである。パッド部120は、例えば、画素共有ユニット539毎に、平面視で画素共有ユニット539の中央部に配置されている(図44B)。このパッド部120は、画素分離部117を跨ぐように設けられており、フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4各々の少なくとも一部に重畳して配置されている(図43,図44B)。具体的には、パッド部120は、画素回路210を共有する複数のフローティングディフュージョンFD(フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4)各々の少なくとも一部と、その画素回路210を共有する複数のフォトダイオードPD(フォトダイオードPD1,PD2,PD3,PD4)の間に形成された画素分離部117の少なくとも一部とに対して、半導体層100Sの表面に対して垂直な方向に重なる領域に形成される。層間絶縁膜119には、パッド部120とフローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4とを電気的に接続するための接続ビア120Cが設けられている。接続ビア120Cは、画素541A,541B,541C,541D各々に設けられている。例えば、接続ビア120Cにパッド部120の一部が埋め込まれることにより、パッド部120とフローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4とが電気的に接続されている。
パッド部121は、複数のVSSコンタクト領域118を互いに接続するためのものである。例えば、V方向に隣り合う一方の画素共有ユニット539の画素541C,541Dに設けられたVSSコンタクト領域118と、他方の画素共有ユニット539の画素541A,541Bに設けられたVSSコンタクト領域118とがパッド部121により電気的に接続されている。パッド部121は、例えば、画素分離部117を跨ぐように設けられており、これら4つのVSSコンタクト領域118各々の少なくとも一部に重畳して配置されている。具体的には、パッド部121は、複数のVSSコンタクト領域118各々の少なくとも一部と、その複数のVSSコンタクト118の間に形成された画素分離部117の少なくとも一部とに対して、半導体層100Sの表面に対して垂直な方向に重なる領域に形成される。層間絶縁膜119には、パッド部121とVSSコンタクト領域118とを電気的に接続するための接続ビア121Cが設けられている。接続ビア121Cは、画素541A,541B,541C,541D各々に設けられている。例えば、接続ビア121Cにパッド部121の一部が埋め込まれることにより、パッド部121とVSSコンタクト領域118とが電気的に接続されている。例えば、V方向に並ぶ複数の画素共有ユニット539各々のパッド部120およびパッド部121は、H方向において略同じ位置に配置されている(図44B)。
パッド部120を設けることで、チップ全体において、各フローティングディフュージョンFDから画素回路210(例えば増幅トランジスタAMPのゲート電極)へ接続するための配線を減らすことができる。同様に、パッド部121を設けることで、チップ全体において、各VSSコンタクト領域118への電位を供給する配線を減らすことができる。これにより、チップ全体の面積の縮小、微細化された画素における配線間の電気的干渉の抑制、及び/又は部品点数の削減によるコスト削減などが可能になる。
パッド部120、121は、第1基板100、第2基板200の所望の位置に設けることができる。具体的には、パッド部120、121を配線層100T、半導体層200Sの絶縁領域212のいずれかに設けることができる。配線層100Tに設ける場合には、パッド部120、121を半導体層100Sに直接接触させても良い。具体的には、パッド部120、121が、フローティングディフュージョンFD及び/又はVSSコンタクト領域118の各々の少なくとも一部と直接接続される構成でも良い。また、パッド部120、121に接続するフローティングディフュージョンFD及び/又はVSSコンタクト領域118の各々から接続ビア120C,121Cを設け、配線層100T、半導体層200Sの絶縁領域2112の所望の位置にパッド部120、121を設ける構成でも良い。
特に、パッド部120、121を配線層100Tに設ける場合には、半導体層200Sの絶縁領域212におけるフローティングディフュージョンFD及び/又はVSSコンタクト領域118に接続される配線を減らすことができる。これにより、画素回路210を形成する第2基板200のうち、フローティングディフュージョンFDから画素回路210に接続するための貫通配線を形成するための絶縁領域212の面積を削減することができる。よって、画素回路210を形成する第2基板200の面積を大きく確保することができる。画素回路210の面積を確保することで、画素トランジスタを大きく形成することができ、ノイズ低減などによる画質向上に寄与することができる。
特に、画素分離部117にFTI構造を用いた場合、フローティングディフュージョンFD及び/又はVSSコンタクト領域118は、各画素541に設けることが好ましいため、パッド部120、121の構成を用いることで、第1基板100と第2基板200とを接続する配線を大幅に削減することができる。
また、図44Bのように、例えば複数のフローティングディフュージョンFDが接続されるパッド部120と、複数のVSSコンタクト118が接続されるパッド部121とは、V方向において直線状に交互に配置される。また、パッド部120、121は、複数のフォトダイオードPDや、複数の転送ゲートTGや、複数のフローティングディフュージョンFDに囲まれる位置に形成される。これにより、複数の素子を形成する第1基板100において、フローティングディフュージョンFDとVSSコンタクト領域118以外の素子を自由に配置することができ、チップ全体のレイアウトの効率化を図ることができる。また、各画素共有ユニット539に形成される素子のレイアウトにおける対称性が確保され、各画素541の特性のばらつきを抑えることができる。
パッド部120,121は、例えば、ポリシリコン(Poly Si)、より具体的には、不純物が添加されたドープドポリシリコンにより構成されている。パッド部120,121はポリシリコン、タングステン(W)、チタン(Ti)および窒化チタン(TiN)等の耐熱性の高い導電性材料により構成されていることが好ましい。これにより、第1基板100に第2基板200の半導体層200Sを貼り合わせた後に、画素回路210を形成することが可能となる。以下、この理由について説明する。なお、以下の説明において、第1基板100と第2基板200の半導体層200Sを貼り合わせた後に、画素回路210を形成する方法を、第1の製造方法と呼ぶ。
ここで、第2基板200に画素回路210を形成した後に、これを第1基板100に貼り合わせることも考え得る(以下第2の製造方法という)。この第2の製造方法では、第1基板100の表面(配線層100Tの表面)および第2基板200の表面(配線層200Tの表面)それぞれに、電気的接続用の電極を予め形成しておく。第1基板100と第2基板200を貼り合わせると、これと同時に、第1基板100の表面と第2基板200の表面のそれぞれに形成された電気的接続用の電極同士が接触する。これにより、第1基板100に含まれる配線と第2基板200に含まれる配線との間で電気的接続が形成される。よって、第2の製造方法を用いた撮像装置1の構成とすることで、例えば第1基板100と第2基板200の各々の構成に応じて適切なプロセスを用いて製造することができ、高品質、高性能な撮像装置を製造することができる。
このような第2の製造方法では、第1基板100と第2基板200とを貼り合わせる際に、貼り合せ用の製造装置に起因して、位置合わせの誤差が生じることがある。また、第1基板100および第2基板200は、例えば、直径数十cm程度の大きさを有するが、第1基板100と第2基板200とを貼り合わせる際に、この第1基板100、第2基板200各部の微視的領域で、基板の伸び縮みが発生するおそれがある。この基板の伸び縮みは、基板同士が接触するタイミングが多少ずれることに起因する。このような第1基板100および第2基板200の伸び縮みに起因して、第1基板100の表面および第2基板200の表面それぞれに形成された電気的接続用の電極の位置に、誤差が生じることがある。第2の製造方法では、このような誤差が生じても、第1基板100および第2基板200それぞれの電極同士が接触するように対処しておくことが好ましい。具体的には、第1基板100および第2基板200の電極の少なくとも一方、好ましくは両方を、上記誤差を考慮して大きくしておく。このため、第2の製造方法を用いると、例えば、第1基板100または第2基板200の表面に形成された電極の大きさ(基板平面方向の大きさ)が、第1基板100または第2基板200の内部から表面に厚み方向へ延在する内部電極の大きさよりも大きくなる。
一方、パッド部120,121を耐熱性の導電材料により構成することで、上記第1の製造方法を用いることが可能となる。第1の製造方法では、フォトダイオードPDおよび転送トランジスタTRなどを含む第1基板100を形成した後、この第1基板100と第2基板200(半導体層2000S)とを貼り合わせる。このとき、第2基板200は、画素回路210を構成する能動素子および配線層などのパターンは未形成の状態である。第2基板200はパターンを形成する前の状態であるため、仮に、第1基板100と第2基板200を貼り合わせる際、その貼り合せ位置に誤差が生じたとしても、この貼り合せ誤差によって、第1基板100のパターンと第2基板200のパターンとの間の位置合わせに誤差が生じることはない。なぜならば、第2基板200のパターンは、第1基板100と第2基板200を貼り合わせた後に、形成するからである。なお、第2基板にパターンを形成する際には、例えば、パターン形成のための露光装置において、第1基板に形成されたパターンを位置合わせの対象としながらパターン形成する。上記理由により、第1基板100と第2基板200との貼り合せ位置の誤差は、第1の製造方法においては、撮像装置1を製造する上で問題とならない。同様の理由で、第2の製造方法で生じる基板の伸び縮みに起因した誤差も、第1の製造方法においては、撮像装置1を製造する上で問題とならない。
第1の製造方法では、このようにして第1基板100と第2基板200(半導体層200S)とを貼り合せた後、第2基板200上に能動素子を形成する。この後、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGV(図43)を形成する。この貫通電極120E,121E,TGVの形成では、例えば、第2基板200の上方から、露光装置による縮小投影露光を用いて貫通電極のパターンを形成する。縮小露光投影を用いるため、仮に、第2基板200と露光装置との位置合わせに誤差が生じても、その誤差の大きさは、第2基板200においては、上記第2の製造方法の誤差の数分の一(縮小露光投影倍率の逆数)にしかならない。よって、第1の製造方法を用いた撮像装置1の構成とすることで、第1基板100と第2基板200の各々に形成される素子同士の位置合わせが容易になり、高品質、高性能な撮像装置を製造することができる。
このような第1の製造方法を用いて製造された撮像装置1は、第2の製造方法で製造された撮像装置と異なる特徴を有する。具体的には、第1の製造方法により製造された撮像装置1では、例えば、貫通電極120E,121E,TGVが、第2基板200から第1基板100に至るまで、略一定の太さ(基板平面方向の大きさ)となっている。あるいは、貫通電極120E,121E,TGVがテーパー形状を有するときには、一定の傾きのテーパー形状を有している。このような貫通電極120E,121E,TGVを有する撮像装置1は、画素541を微細化しやすい。
ここで、第1の製造方法により撮像装置1を製造すると、第1基板100と第2基板200(半導体層200S)とを貼り合わせた後に、第2基板200に能動素子を形成するので、第1基板100にも、能動素子の形成の際に必要な加熱処理の影響が及ぶことになる。このため、上記のように、第1基板100に設けられたパッド部120,121には、耐熱性の高い導電材料を用いることが好ましい。例えば、パッド部120,121には、第2基板200の配線層200Tに含まれる配線材の少なくとも一部よりも、融点の高い(すなわち耐熱性の高い)材料を用いていることが好ましい。例えば、パッド部120,121にドープトポリシリコン、タングステン、チタンあるいは窒化チタン等の耐熱性の高い導電材を用いる。これにより、上記第1の製造方法を用いて撮像装置1を製造することが可能となる。
パッシベーション膜122は、例えば、パッド部120,121を覆うように、半導体層100Sの表面全面にわたって設けられている(図43)。パッシベーション膜122は、例えば、窒化シリコン(SiN)膜により構成されている。層間絶縁膜123は、パッシベーション膜122を間にしてパッド部120,121を覆っている。この層間絶縁膜123は、例えば、半導体層100Sの表面全面にわたって設けられている。層間絶縁膜123は、例えば酸化シリコン(SiO)膜により構成されている。接合膜124は、第1基板100(具体的には配線層100T)と第2基板200との接合面に設けられている。即ち、接合膜124は、第2基板200に接している。この接合膜124は、第1基板100の主面全面にわたって設けられている。接合膜124は、例えば、窒化シリコン膜により構成されている。
受光レンズ401は、例えば、固定電荷膜112および絶縁膜111を間にして半導体層100Sに対向している(図43)。受光レンズ401は、例えば画素541A,541B,541C,541D各々のフォトダイオードPDに対向する位置に設けられている。
第2基板200は、第1基板100側から、半導体層200Sおよび配線層200Tをこの順に有している。半導体層200Sは、シリコン基板で構成されている。半導体層200Sでは、厚み方向にわたって、ウェル領域211が設けられている。ウェル領域211は、例えば、p型半導体領域である。第2基板20には、画素共有ユニット539毎に配置された画素回路210が設けられている。この画素回路210は、例えば、半導体層200Sの表面側(配線層200T側)に設けられている。撮像装置1では、第1基板100の表面側(配線層100T側)に第2基板200の裏面側(半導体層200S側)が向かうようにして、第2基板200が第1基板100に貼り合わされている。つまり、第2基板200は、第1基板100に、フェイストゥーバックで貼り合わされている。
図45〜図49は、第2基板200の平面構成の一例を模式的に表している。図45には、半導体層200Sの表面近傍に設けられた画素回路210の構成を表す。図46は、配線層200T(具体的には後述の第1配線層W1)と、配線層200Tに接続された半導体層200Sおよび第1基板100の各部の構成を模式的に表している。図47〜図49は、配線層200Tの平面構成の一例を表している。以下、図43とともに、図45〜図49を用いて第2基板200の構成について説明する。図45および図46ではフォトダイオードPDの外形(画素分離部117とフォトダイオードPDとの境界)を破線で表し、画素回路210を構成する各トランジスタのゲート電極に重なる部分の半導体層200Sと素子分離領域213または絶縁領域214との境界を点線で表す。増幅トランジスタAMPのゲート電極に重なる部分では、チャネル幅方向の一方に、半導体層200Sと素子分離領域213との境界、および素子分離領域213と絶縁領域213との境界が設けられている。
第2基板200には、半導体層200Sを分断する絶縁領域212と、半導体層200Sの厚み方向の一部に設けられた素子分離領域213とが設けられている(図43)。例えば、H方向に隣り合う2つの画素回路210の間に設けられた絶縁領域212に、この2つの画素回路210に接続された2つの画素共有ユニット539の貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGV(貫通電極TGV1,TGV2,TGV3,TGV4)が配置されている(図46)。
絶縁領域212は、半導体層200Sの厚みと略同じ厚みを有している(図43)。半導体層200Sは、この絶縁領域212により分断されている。この絶縁領域212に、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVが配置されている。絶縁領域212は、例えば酸化シリコンにより構成されている。
貫通電極120E,121Eは、絶縁領域212を厚み方向に貫通して設けられている。貫通電極120E,121Eの上端は、配線層200Tの配線(後述の第1配線W1,第2配線W2,第3配線W3,第4配線W4)に接続されている。この貫通電極120E,121Eは、絶縁領域212、接合膜124、層間絶縁膜123およびパッシベーション膜122を貫通して設けられ、その下端はパッド部120,121に接続されている(図43)。貫通電極120Eは、パッド部120と画素回路210とを電気的に接続するためのものである。即ち、貫通電極120Eにより、第1基板100のフローティングディフュージョンFDが第2基板200の画素回路210に電気的に接続される。貫通電極121Eは、パッド部121と配線層200Tの基準電位線VSSとを電気的に接続するためのものである。即ち、貫通電極121Eにより、第1基板100のVSSコンタクト領域118が第2基板200の基準電位線VSSに電気的に接続される。
貫通電極TGVは、絶縁領域212を厚み方向に貫通して設けられている。貫通電極TGVの上端は、配線200Tの配線に接続されている。この貫通電極TGVは、絶縁領域212、接合膜124、層間絶縁膜123、パッシベーション膜122および層間絶縁膜119を貫通して設けられ、その下端は転送ゲートTGに接続されている(図43)。このような貫通電極TGVは、画素541A,541B,541C,541D各々の転送ゲートTG(転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4)と、配線層200Tの配線(行駆動信号線542の一部、具体的には、後述の図48の配線TRG1,TRG2,TRG3,TRG4)とを電気的に接続するためのものである。即ち、貫通電極TGVにより、第1基板100の転送ゲートTGが第2基板200の配線TRGに電気的に接続され、転送トランジスタTR(転送トランジスタTR1,TR2,TR3,TR4)各々に駆動信号が送られるようになっている。
絶縁領域212は、第1基板100と第2基板200とを電気的に接続するための前記貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVを、半導体層200Sと絶縁して設けるための領域である。例えば、H方向に隣り合う2つの画素回路210(共有ユニット539)の間に設けられた絶縁領域212に、この2つの画素回路210に接続された貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGV(貫通電極TGV1,TGV2,TGV3,TGV4)が配置されている。絶縁領域212は、例えば、V方向に延在して設けられている(図45,図46)。ここでは、転送ゲートTGの水平部分TGbの配置を工夫することにより、垂直部分TGaの位置に比べて、貫通電極TGVのH方向の位置が貫通電極120E,121EのH方向の位置に近づくように配置されている(図44A,図46)。例えば、貫通電極TGVは、H方向において、貫通電極120E,120Eと略同じ位置に配置されている。これにより、V方向に延在する絶縁領域212に、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVをまとめて設けることができる。別の配置例として、垂直部分TGaに重畳する領域のみに水平部分TGbを設けることも考え得る。この場合には、垂直部分TGaの略直上に貫通電極TGVが形成され、例えば、各画素541のH方向およびV方向の略中央部に貫通電極TGVが配置される。このとき、貫通電極TGVのH方向の位置と貫通電極120E,121EのH方向の位置とが大きくずれる。貫通電極TGVおよび貫通電極120E,121Eの周囲には、近接する半導体層200Sから電気的に絶縁するため、例えば、絶縁領域212を設ける。貫通電極TGVのH方向の位置と貫通電極120E,121EのH方向の位置とが大きく離れる場合には、貫通電極120E,121E,TGV各々の周囲に絶縁領域212を独立して設けることが必要となる。これにより、半導体層200Sが細かく分断されることになる。これに比べ、V方向に延在する絶縁領域212に、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVをまとめて配置するレイアウトは、半導体層200SのH方向の大きさを大きくすることができる。よって、半導体層200Sにおける半導体素子形成領域の面積を大きく確保することができる。これにより、例えば、増幅トランジスタAMPのサイズを大きくし、ノイズを抑えることが可能となる。
画素共有ユニット539は、図41を参照して説明したように、複数の画素541のそれぞれに設けられたフローティングディフュージョンFDの間を電気的に接続し、これら複数の画素541が1つの画素回路210を共有する構造を有している。そして、前記フローティングディフュージョンFD間の電気的接続は、第1基板100に設けられたパッド部120によってなされている(図43、図44B)。第1基板100に設けられた電気的接続部(パッド部120)と第2基板200に設けられた画素回路210は、1つの貫通電極120Eを介して電気的に接続されている。別の構造例として、フローティングディフュージョンFD間の電気的接続部を第2基板200に設けることも考え得る。この場合、画素共有ユニット539には、フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4各々に接続される4つの貫通電極が設けられる。したがって、第2基板200において、半導体層200Sを貫通する貫通電極の数が増え、これら貫通電極の周囲を絶縁する絶縁領域212が大きくなる。これに比べ、第1基板100にパッド部120を設ける構造(図43,図44B)は、貫通電極の数を減らし、絶縁領域212を小さくすることができる。よって、半導体層200Sにおける半導体素子形成領域の面積を大きく確保することができる。これにより、例えば、増幅トランジスタAMPのサイズを大きくし、ノイズを抑えることが可能となる。
素子分離領域213は、半導体層200Sの表面側に設けられている。素子分離領域213は、STI(Shallow Trench Isolation)構造を有している。この素子分離領域213では、半導体層200Sが厚み方向(第2基板200の主面に対して垂直方向)に掘り込まれており、この掘り込みに絶縁膜が埋め込まれている。この絶縁膜は、例えば、酸化シリコンにより構成されている。素子分離領域213は、画素回路210を構成する複数のトランジスタ間を、画素回路210のレイアウトに応じて素子分離するものである。素子分離領域213の下方(半導体層200Sの深部)には、半導体層200S(具体的には、ウエル領域211)が延在している。
ここで、図44A,図44Bおよび図45を参照して、第1基板100での画素共有ユニット539の外形形状(基板平面方向の外形形状)と、第2基板200での画素共有ユニット539の外形形状との違いを説明する。
撮像装置1では、第1基板100および第2基板200の両方にわたり、画素共有ユニット539が設けられている。例えば、第1基板100に設けられた画素共有ユニット539の外形形状と、第2基板200に設けられた画素共有ユニット539の外形形状とは互いに異なっている。
図44A,図44Bでは、画素541A,541B,541C,541Dの外形線を一点鎖線で表し、画素共有ユニット539の外形形状を太線で表している。例えば、第1基板100の画素共有ユニット539は、H方向に隣接して配置された2つの画素541(画素541A,541B)と、これにV方向に隣接して配置された2つの画素541(画素541C,541D)により構成されている。即ち、第1基板100の画素共有ユニット539は、隣接する2行×2列の4つの画素541により構成されており、第1基板100の画素共有ユニット539は、略正方形の外形形状を有している。画素アレイ部540では、このような画素共有ユニット539が、H方向へ2画素ピッチ(画素541の2個分に相当するピッチ)、かつ、V方向へ2画素ピッチ(画素541の2個分に相当するピッチ)、で隣接して配列されている。
図45および図46では、画素541A,541B,541C,541Dの外形線を一点鎖線で表し、画素共有ユニット539の外形形状を太線で表している。例えば、第2基板200の画素共有ユニット539の外形形状は、H方向において第1基板100の画素共有ユニット539よりも小さく、V方向において第1基板100の画素共有ユニット539よりも大きくなっている。例えば、第2基板200の画素共有ユニット539は、H方向には画素1個分に相当する大きさ(領域)で形成され、V方向には、画素4個分に相当する大きさで形成されている。即ち、第2基板200の画素共有ユニット539は、隣接する1行×4列に配列された画素に相当する大きさで形成されており、第2基板200の画素共有ユニット539は、略長方形の外形形状を有している。
例えば、各画素回路210では、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGがこの順にV方向に並んで配置されている(図45)。各画素回路210の外形形状を、上記のように、略長方形状に設けることにより、一方向(図45ではV方向)に4つのトランジスタ(選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDG)を並べて配置することができる。これにより、増幅トランジスタAMPのドレインと、リセットトランジスタRSTのドレインとを一の拡散領域(電源線VDDに接続される拡散領域)で共有することができる。例えば、各画素回路210の形成領域を略正方形状に設けることも可能である(後述の図58参照)。この場合には、一方向に沿って2つのトランジスタが配置され、増幅トランジスタAMPのドレインと、リセットトランジスタRSTのドレインとを一の拡散領域で共有することが困難となる。よって、画素回路210の形成領域を略長方形状に設けることにより、4つのトランジスタを近接して配置しやすくなり、画素回路210の形成領域を小さくすることができる。即ち、画素の微細化を行うことができる。また、画素回路210の形成領域を小さくすることが不要であるときには、増幅トランジスタAMPの形成領域を大きくし、ノイズを抑えることが可能となる。
例えば、半導体層200Sの表面近傍には、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGに加えて、基準電位線VSSに接続されるVSSコンタクト領域218が設けられている。VSSコンタクト領域218は、例えば、p型半導体領域により構成されている。VSSコンタクト領域218は、配線層200Tの配線および貫通電極121Eを介して第1基板100(半導体層100S)のVSSコンタクト領域118に電気的に接続されている。このVSSコンタクト領域218は、例えば、素子分離領域213を間にして、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGのソースと隣り合う位置に設けられている(図45)。
次に、図44Bおよび図45を参照して、第1基板100に設けられた画素共有ユニット539と第2基板200に設けられた画素共有ユニット539との位置関係を説明する。例えば、第1基板100のV方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうち、一方(例えば図44Bの紙面上側)の画素共有ユニット539は、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうちの一方(例えば、図45の紙面左側)の画素共有ユニット539に接続されている。例えば、第1基板100のV方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうち、他方(例えば図44Bの紙面下側)の画素共有ユニット539は、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうちの他方(例えば、図45の紙面右側)の画素共有ユニット539に接続されている。
例えば、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539では、一方の画素共有ユニット539の内部レイアウト(トランジスタ等の配置)が、他方の画素共有ユニット539の内部レイアウトをV方向およびH方向に反転させたレイアウトに略等しくなっている。以下、このレイアウトによって得られる効果を説明する。
第1基板100のV方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539では、各々のパッド部120が、画素共有ユニット539の外形形状の中央部、即ち、画素共有ユニット539のV方向およびH方向の中央部に配置される(図44B)。一方、第2基板200の画素共有ユニット539は、上記のように、V方向に長い略長方形の外形形状を有しているので、例えば、パッド部120に接続される増幅トランジスタAMPは、画素共有ユニット539のV方向の中央から紙面上方にずれた位置に配置されている。例えば、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539の内部レイアウトが同じであるとき、一方の画素共有ユニット539の増幅トランジスタAMPと、パッド部120(例えば、図44の紙面上側の画素共有ユニット539のパッド部120)との距離は比較的短くなる。しかし、他方の画素共有ユニット539の増幅トランジスタAMPと、パッド部120(例えば、図44の紙面下側の画素共有ユニット539のパッド部120)との距離が長くなる。このため、この増幅トランジスタAMPとパッド部120との接続に要する配線の面積が大きくなり、画素共有ユニット539の配線レイアウトが複雑になるおそれがある。このことは、撮像装置1の微細化に影響を及ぼす可能性がある。
これに対して、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539で、互いの内部レイアウトを少なくともV方向に反転させることにより、これら2つの画素共有ユニット539の両方の増幅トランジスタAMPとパッド部120との距離を短くすることができる。したがって、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539の内部レイアウトを同じにした構成と比べて、撮像装置1の微細化を行いやすくなる。なお、第2基板200の複数の画素共有ユニット539各々の平面レイアウトは、図45に記載の範囲では左右対称であるが、後述する図46に記載の第1配線層W1のレイアウトまで含めると、左右非対称のものとなる。
また、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539の内部レイアウトは、互いに、H方向にも反転されていることが好ましい。以下、この理由について説明する。図46に示したように、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539はそれぞれ、第1基板100のパッド部120,121に接続されている。例えば、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のH方向の中央部(H方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539の間)にパッド部120,121が配置されている。したがって、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539の内部レイアウトを、互いに、H方向にも反転させることにより、第2基板200の複数の画素共有ユニット539それぞれとパッド部120,121との距離を小さくすることができる。即ち、撮像装置1の微細化を更に行いやすくなる。
また、第2基板200の画素共有ユニット539の外形線の位置は、第1基板100の画素共有ユニット539のいずれかの外形線の位置に揃っていなくてもよい。例えば、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうち、一方(例えば図46の紙面左側)の画素共有ユニット539では、V方向の一方(例えば図46の紙面上側)の外形線が、対応する第1基板100の画素共有ユニット539(例えば図44Bの紙面上側)のV方向の一方の外形線の外側に配置されている。また、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうち、他方(例えば図46の紙面右側)の画素共有ユニット539では、V方向の他方(例えば図46の紙面下側)の外形線が、対応する第1基板100の画素共有ユニット539(例えば図44Bの紙面下側)のV方向の他方の外形線の外側に配置されている。このように、第2基板200の画素共有ユニット539と、第1基板100の画素共有ユニット539とを互いに配置することにより、増幅トランジスタAMPとパッド部120との距離を短くすることが可能となる。したがって、撮像装置1の微細化を行いやすくなる。
また、第2基板200の複数の画素共有ユニット539の間で、互いの外形線の位置は揃っていなくてもよい。例えば、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539は、V方向の外形線の位置がずれて配置されている。これにより、増幅トランジスタAMPとパッド部120との距離を短くすることが可能となる。したがって、撮像装置1の微細化を行いやすくなる。
図44Bおよび図46を参照して、画素アレイ部540での画素共有ユニット539の繰り返し配置について説明する。第1基板100の画素共有ユニット539は、H方向に2つ分の画素541の大きさ、およびV方向に2つ分の画素541の大きさを有している(図44B)。例えば、第1基板100の画素アレイ部540では、この4つの画素541に相当する大きさの画素共有ユニット539が、H方向へ2画素ピッチ(画素541の2つ分に相当するピッチ)、かつ、V方向へ2画素ピッチ(画素541の2つ分に相当するピッチ)、で隣接して繰り返し配列されている。あるいは、第1基板100の画素アレイ部540に、画素共有ユニット539がV方向に2つ隣接して配置された一対の画素共有ユニット539が設けられていてもよい。第1基板100の画素アレイ部540では、例えば、この一対の画素共有ユニット539が、H方向へ2画素ピッチ(画素541の2つ分に相当するピッチ)、かつ、V方向へ4画素ピッチ(画素541の4つ分に相当するピッチ)、で隣接して繰り返し配列している。第2基板200の画素共有ユニット539は、H方向に1つ分の画素541の大きさ、およびV方向に4つ分の画素541の大きさを有している(図46)。例えば、第2基板200の画素アレイ部540には、この4つの画素541に相当する大きさの画素共有ユニット539を2つ含む、一対の画素共有ユニット539が設けられている。この画素共有ユニット539は、H方向に隣接して配置され、かつ、V方向にはずらして配置されている。第2基板200の画素アレイ部540では、例えば、この一対の画素共有ユニット539が、H方向へ2画素ピッチ(画素541の2個分に相当するピッチ)、かつ、V方向へ4画素ピッチ(画素541の4個分に相当するピッチ)、で隙間なく隣接して繰り返し配列されている。このような画素共有ユニット539の繰り返し配置により、画素共有ユニット539を隙間なく配置することが可能となる。したがって、撮像装置1の微細化を行いやすくなる。
増幅トランジスタAMPは、例えば、Fin型等の三次元構造を有していることが好ましい(図43)。これにより、実効のゲート幅の大きさが大きくなり、ノイズを抑えることが可能となる。選択トランジスタSEL、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGは、例えば、プレーナー構造を有している。増幅トランジスタAMPがプレーナー構造を有していてもよい。あるいは、選択トランジスタSEL、リセットトランジスタRSTまたはFD変換ゲイン切替トランジスタFDGが、三次元構造を有していてもよい。
配線層200Tは、例えば、パッシベーション膜221、層間絶縁膜222および複数の配線(第1配線層W1,第2配線層W2,第3配線層W3,第4配線層W4)を含んでいる。パッシベーション膜221は、例えば、半導体層200Sの表面に接しており、半導体層200Sの表面全面を覆っている。このパッシベーション膜221は、選択トランジスタSEL、増幅トランジスタAMP、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDG各々のゲート電極を覆っている。層間絶縁膜222は、パッシベーション膜221と第3基板300との間に設けられている。この層間絶縁膜222により、複数の配線(第1配線層W1,第2配線層W2,第3配線層W3,第4配線層W4)が分離されている。層間絶縁膜222は、例えば、酸化シリコンにより構成されている。
配線層200Tには、例えば、半導体層200S側から、第1配線層W1、第2配線層W2、第3配線層W3、第4配線層W4およびコンタクト部201,202がこの順に設けられ、これらが互いに層間絶縁膜222により絶縁されている。層間絶縁膜222には、第1配線層W1、第2配線層W2、第3配線層W3または第4配線層W4と、これらの下層とを接続する接続部が複数設けられている。接続部は、層間絶縁膜222に設けた接続孔に、導電材料を埋設した部分である。例えば、層間絶縁膜222には、第1配線層W1と半導体層200SのVSSコンタクト領域218とを接続する接続部218Vが設けられている。例えば、このような第2基板200の素子同士を接続する接続部の孔径は、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVの孔径と異なっている。具体的には、第2基板200の素子同士を接続する接続孔の孔径は、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVの孔径よりも小さくなっていることが好ましい。以下、この理由について説明する。配線層200T内に設けられた接続部(接続部218V等)の深さは、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVの深さよりも小さい。このため接続部は、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVに比べて、容易に接続孔へ導電材を埋めることができる。この接続部の孔径を、貫通電極120E,121Eおよび貫通電極TGVの孔径よりも小さくすることにより、撮像装置1の微細化を行いやすくなる。
例えば、第1配線層W1により、貫通電極120Eと増幅トランジスタAMPのゲートおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGのソース(具体的にはFD変換ゲイン切替トランジスタFDGのソースに達する接続孔)とが接続されている。第1配線層W1は、例えば、貫通電極121Eと接続部218Vとを接続しており、これにより、半導体層200SのVSSコンタクト領域218と半導体層100SのVSSコンタクト領域118とが電気的に接続される。
次に、図47〜図49を用いて、配線層200Tの平面構成について説明する。図47は、第1配線層W1および第2配線層W2の平面構成の一例を表したものである。図48は、第2配線層W2および第3配線層W3の平面構成の一例を表したものである。図49は、第3配線層W3および第4配線層W4の平面構成の一例を表したものである。
例えば、第3配線層W3は、H方向(行方向)に延在する配線TRG1,TRG2,TRG3,TRG4,SELL,RSTL,FDGLを含んでいる(図48)。これらの配線は、図41を参照して説明した複数の行駆動信号線542に該当する。配線TRG1,TRG2,TRG3,TRG4は各々、転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4に駆動信号を送るためのものである。配線TRG1,TRG2,TRG3,TRG4は各々、第2配線層W2、第1配線層W1および貫通電極120Eを介して転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4に接続されている。配線SELLは選択トランジスタSELのゲートに、配線RSTLはリセットトランジスタRSTのゲートに、配線FDGLは、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGのゲートに各々駆動信号を送るためのものである。配線SELL,RSTL,FDGLは各々、第2配線層W2、第1配線層W1および接続部を介して、選択トランジスタSEL,リセットトランジスタRST,FD変換ゲイン切替トランジスタFDG各々のゲートに接続されている。
例えば、第4配線層W4は、V方向(列方向)に延在する電源線VDD、基準電位線VSSおよび垂直信号線543を含んでいる(図49)。電源線VDDは、第3配線層W3、第2配線層W2、第1配線層W1および接続部を介して増幅トランジスタAMPのドレインおよびリセットトランジスタRSTのドレインに接続されている。基準電位線VSSは、第3配線層W3、第2配線層W2、第1配線層W1および接続部218Vを介してVSSコンタクト領域218に接続されている。また、基準電位線VSSは、第3配線層W3、第2配線層W2、第1配線層W1、貫通電極121Eおよびパッド部121を介して第1基板100のVSSコンタクト領域118に接続されている。垂直信号線543は、第3配線層W3、第2配線層W2、第1配線層W1および接続部を介して選択トランジスタSELのソース(Vout)に接続されている。
コンタクト部201,202は、平面視で画素アレイ部540に重なる位置に設けられていてもよく(例えば、図40)、あるいは、画素アレイ部540の外側の周辺部540Bに設けられていてもよい(例えば、図43)。コンタクト部201,202は、第2基板200の表面(配線層200T側の面)に設けられている。コンタクト部201,202は、例えば、Cu(銅)およびAl(アルミニウム)などの金属により構成されている。コンタクト部201,202は、配線層200Tの表面(第3基板300側の面)に露出している。コンタクト部201,202は、第2基板200と第3基板300との電気的な接続および、第2基板200と第3基板300との貼り合わせに用いられる。
図43には、第2基板200の周辺部540Bに周辺回路を設けた例を図示した。この周辺回路は、行駆動部520の一部または列信号処理部550の一部等を含んでいてもよい。また、図40に記載のように、第2基板200の周辺部540Bには周辺回路を配置せず、接続孔部H1,H2を画素アレイ部540の近傍に配置するようにしてもよい。
第3基板300は、例えば、第2基板200側から配線層300Tおよび半導体層300Sをこの順に有している。例えば、半導体層300Sの表面は、第2基板200側に設けられている。半導体層300Sは、シリコン基板で構成されている。この半導体層300Sの表面側の部分には、回路が設けられている。具体的には、半導体層300Sの表面側の部分には、例えば、入力部510A、行駆動部520、タイミング制御部530、列信号処理部550、画像信号処理部560および出力部510Bのうちの少なくとも一部が設けられている。半導体層300Sと第2基板200との間に設けられた配線層300Tは、例えば、層間絶縁膜と、この層間絶縁膜により分離された複数の配線層と、コンタクト部301,302とを含んでいる。コンタクト部301,302は、配線層300Tの表面(第2基板200側の面)に露出されており、コンタクト部301は第2基板200のコンタクト部201に、コンタクト部302は第2基板200のコンタクト部202に各々接している。コンタクト部301,302は、半導体層300Sに形成された回路(例えば、入力部510A、行駆動部520、タイミング制御部530、列信号処理部550、画像信号処理部560および出力部510Bの少なくともいずれか)に電気的に接続されている。コンタクト部301,302は、例えば、Cu(銅)およびアルミニウム(Al)等の金属により構成されている。例えば、接続孔部H1を介して外部端子TAが入力部510Aに接続されており、接続孔部H2を介して外部端子TBが出力部510Bに接続されている。
ここで、撮像装置1の特徴について説明する。
一般に、撮像装置は、主な構成として、フォトダイオードと画素回路とからなる。ここで、フォトダイオードの面積を大きくすると光電変換の結果発生する電荷が増加し、その結果画素信号のシグナル/ノイズ比(S/N比)が改善し、撮像装置はよりよい画像データ(画像情報)を出力することができる。一方、画素回路に含まれるトランジスタのサイズ(特に増幅トランジスタのサイズ)を大きくすると、画素回路で発生するノイズが減少し、その結果撮像信号のS/N比が改善し、撮像装置はよりよい画像データ(画像情報)を出力することができる。
しかし、フォトダイオードと画素回路とを同一の半導体基板に設けた撮像装置において、半導体基板の限られた面積の中でフォトダイオードの面積を大きくすると、画素回路に備わるトランジスタのサイズが小さくなってしまうことが考えられる。また、画素回路に備わるトランジスタのサイズを大きくすると、フォトダイオードの面積が小さくなってしまうことが考えられる。
これらの課題を解決するために、例えば、本実施の形態の撮像装置1は、複数の画素541が1つの画素回路210を共有し、かつ、共有した画素回路210をフォトダイオードPDに重畳して配置する構造を用いる。これにより、半導体基板の限られた面積の中で、フォトダイオードPDの面積をできるだけ大きくすることと、画素回路210に備わるトランジスタのサイズをできるだけ大きくすることとを実現することができる。これにより、画素信号のS/N比を改善し、撮像装置1がよりよい画像データ(画像情報)を出力することができる。
複数の画素541が1つの画素回路210を共有し、これをフォトダイオードPDに重畳して配置する構造を実現する際、複数の画素541各々のフローティングディフュージョンFDから1つの画素回路210に接続される複数の配線が延在する。画素回路210を形成する半導体基板200の面積を大きく確保するためには、例えばこれらの延在する複数の配線の間を相互に接続し、1つにまとめる接続配線を形成することができる。VSSコンタクト領域118から延在する複数の配線についても同様に、延在する複数の配線の間を相互に接続し、1つにまとめる接続配線を形成することができる。
例えば、複数の画素541各々のフローティングディフュージョンFDから延在する複数の配線の間を相互に接続する接続配線を、画素回路210を形成する半導体基板200において形成すると、画素回路210に含まれるトランジスタを形成する面積が小さくなってしまうことが考えられる。同様に、複数の画素541各々のVSSコンタクト領域118から延在する複数の配線の間を相互接続して1つにまとめる接続配線を、画素回路210を形成する半導体基板200に形成すると、これにより画素回路210に含まれるトランジスタを形成する面積が小さくなってしまうことが考えられる。
これらの課題を解決するために、例えば本実施の形態の撮像装置1は、複数の画素541が1つの画素回路210を共有し、かつ、共有した画素回路210をフォトダイオードPDに重畳して配置する構造であって、前記複数の画素541各々のフローティングディフュージョンFDの間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、前記複数の画素541のそれぞれに備わるVSSコンタクト領域118の間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、を第1基板100に設けた構造を備えることができる。
ここで、前記複数の画素541各々のフローティングディフュージョンFDの間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、前記複数の画素541各々のVSSコンタクト領域118の間を相互に接続して1つにまとめる接続配線とを、第1基板100に設けるための製造方法として、先に述べた第2の製造方法を用いると、例えば、第1基板100および第2基板200各々の構成に応じて適切なプロセスを用いて製造することができ、高品質、高性能な撮像装置を製造することができる。また、容易なプロセスで第1基板100および第2基板200の接続配線を形成することができる。具体的には、上記第2の製造方法を用いる場合、第1基板100と第2基板200の貼り合せ境界面となる第1基板100の表面と第2基板200の表面とに、フローティングディフュージョンFDに接続する電極とVSSコンタクト領域118に接続する電極とをそれぞれ設ける。さらに、第1基板100と第2基板200を貼り合せた際にこれら2つの基板表面に設けた電極間で位置ずれが発生してもこれら2つの基板表面に形成した電極同士が接触するように、これら2つの基板表面に形成する電極を大きくすることが好ましい。この場合、撮像装置1に備わる各画素の限られた面積の中に上記電極を配置することが難しくなってしまうことが考えられる。
第1基板100と第2基板200の貼り合せ境界面に大きな電極が必要となる課題を解決するために、例えば本実施の形態の撮像装置1は、複数の画素541が1つの画素回路210を共有し、かつ、共有した画素回路210をフォトダイオードPDに重畳して配置する製造方法として、先に述べた第1の製造方法を用いることができる。これにより、第1基板100および第2基板200各々に形成される素子同士の位置合わせが容易になり、高品質、高性能な撮像装置を製造することができる。さらに、この製造方法を用いることによって生じる固有の構造を備えることができる。すなわち、第1基板100の半導体層100Sと配線層100Tと第2基板200の半導体層200Sと配線層200Tをこの順で積層した構造、言い換えれば、第1基板100と第2基板200をフェイストゥーバックで積層した構造を備え、かつ、第2基板200の半導体層200Sの表面側から、半導体層200Sと第1基板100の配線層100Tを貫通して、第1基板100の半導体層100Sの表面へと至る、貫通電極120E,121Eを備える。
前記複数の画素541各々のフローティングディフュージョンFDの間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、前記複数の画素541各々のVSSコンタクト領域118の間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、を第1基板100に設けた構造において、この構造と第2の基板200とを前記第1の製造方法を用いて積層し第2の基板200に画素回路210を形成すると、画素回路210に備わる能動素子を形成する際に必要となる加熱処理の影響が、第1基板100に形成した上記接続配線に及んでしまう可能性がある。
そこで、上記接続配線に対して、上記能動素子を形成する際の加熱処理の影響が及んでしまう課題を解決するために、本実施の形態の撮像装置1は、前記複数の画素541各々のフローティングディフュージョンFD同士を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、前記複数の画素541各々のVSSコンタクト領域118の間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、に耐熱性の高い導電材料を用いることが望ましい。具体的には、耐熱性の高い導電材料は、第2基板200の配線層200Tに含まれる配線材の少なくとも一部よりも、融点の高い材料を用いることができる。
このように、例えば本実施の形態の撮像装置1は、(1)第1基板100と第2基板200をフェイストゥーバックで積層した構造(具体的には、第1基板100の半導体層100Sと配線層100Tと第2基板200の半導体層200Sと配線層200Tをこの順で積層する構造)と、(2)第2基板200の半導体層200Sの表面側から、半導体層200Sと第1基板100の配線層100Tを貫通して、第1基板100の半導体層100Sの表面へと至る、貫通電極120E,121Eを設けた構造と、(3)複数の画素541のそれぞれに備わるフローティングディフュージョンFDの間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、複数の画素541のそれぞれに備わるVSSコンタクト領域118の間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、を耐熱性の高い導電材料で形成した構造と、を備えることで、第1基板100と第2基板200との界面に大きな電極を備えることなく、第1基板100に、複数の画素541のそれぞれに備わるフローティングディフュージョンFDの間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、複数の画素541のそれぞれに備わるVSSコンタクト領域118の間を相互に接続して1つにまとめる接続配線と、を設けることを可能としている。
[撮像装置1の動作]
次に、図50および図51を用いて撮像装置1の動作について説明する。図50および図51は、図40に各信号の経路を表す矢印を追記したものである。図50は、外部から撮像装置1に入力される入力信号と、電源電位および基準電位の経路を矢印で表したものである。図51は、撮像装置1から外部に出力される画素信号の信号経路を矢印で表している。例えば、入力部510Aを介して撮像装置1に入力された入力信号(例えば、画素クロックおよび同期信号)は、第3基板300の行駆動部520へ伝送され、行駆動部520で行駆動信号が作り出される。この行駆動信号は、コンタクト部301,201を介して第2基板200に送られる。更に、この行駆動信号は、配線層200T内の行駆動信号線542を介して、画素アレイ部540の画素共有ユニット539各々に到達する。第2基板200の画素共有ユニット539に到達した行駆動信号のうち、転送ゲートTG以外の駆動信号は画素回路210に入力されて、画素回路210に含まれる各トランジスタが駆動される。転送ゲートTGの駆動信号は貫通電極TGVを介して第1基板100の転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4に入力され、画素541A,541B,541C,541Dが駆動される(図50)。また、撮像装置1の外部から、第3基板300の入力部510A(入力端子511)に供給された電源電位および基準電位は、コンタクト部301,201を介して第2基板200に送られ、配線層200T内の配線を介して、画素共有ユニット539各々の画素回路210に供給される。基準電位は、さらに貫通電極121Eを介して、第1基板100の画素541A,541B,541C,541Dへも供給される。一方、第1基板100の画素541A,541B,541C,541Dで光電変換された画素信号は、貫通電極120Eを介して画素共有ユニット539毎に第2基板200の画素回路210に送られる。この画素信号に基づく画素信号は、画素回路210から垂直信号線543およびコンタクト部202,302を介して第3基板300に送られる。この画素信号は、第3基板300の列信号処理部550および画像信号処理部560で処理された後、出力部510Bを介して外部に出力される。
次に、図50および図51を用いて撮像装置1の動作について説明する。図50および図51は、図40に各信号の経路を表す矢印を追記したものである。図50は、外部から撮像装置1に入力される入力信号と、電源電位および基準電位の経路を矢印で表したものである。図51は、撮像装置1から外部に出力される画素信号の信号経路を矢印で表している。例えば、入力部510Aを介して撮像装置1に入力された入力信号(例えば、画素クロックおよび同期信号)は、第3基板300の行駆動部520へ伝送され、行駆動部520で行駆動信号が作り出される。この行駆動信号は、コンタクト部301,201を介して第2基板200に送られる。更に、この行駆動信号は、配線層200T内の行駆動信号線542を介して、画素アレイ部540の画素共有ユニット539各々に到達する。第2基板200の画素共有ユニット539に到達した行駆動信号のうち、転送ゲートTG以外の駆動信号は画素回路210に入力されて、画素回路210に含まれる各トランジスタが駆動される。転送ゲートTGの駆動信号は貫通電極TGVを介して第1基板100の転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4に入力され、画素541A,541B,541C,541Dが駆動される(図50)。また、撮像装置1の外部から、第3基板300の入力部510A(入力端子511)に供給された電源電位および基準電位は、コンタクト部301,201を介して第2基板200に送られ、配線層200T内の配線を介して、画素共有ユニット539各々の画素回路210に供給される。基準電位は、さらに貫通電極121Eを介して、第1基板100の画素541A,541B,541C,541Dへも供給される。一方、第1基板100の画素541A,541B,541C,541Dで光電変換された画素信号は、貫通電極120Eを介して画素共有ユニット539毎に第2基板200の画素回路210に送られる。この画素信号に基づく画素信号は、画素回路210から垂直信号線543およびコンタクト部202,302を介して第3基板300に送られる。この画素信号は、第3基板300の列信号処理部550および画像信号処理部560で処理された後、出力部510Bを介して外部に出力される。
[効果]
本実施の形態では、画素541A,541B,541C,541D(画素共有ユニット539)と画素回路210とが互いに異なる基板(第1基板100および第2基板200)に設けられている。これにより、画素541A,541B,541C,541Dおよび画素回路210を同一基板に形成した場合と比べて、画素541A,541B,541C,541Dおよび画素回路210の面積を拡大することができる。その結果、光電変換により得られる画素信号の量を増大させ、かつ、画素回路210のトランジスタノイズを低減することが可能となる。これらにより、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1は、よりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。また、撮像装置1の微細化(言い換えれば、画素サイズの縮小および撮像装置1の小型化)が可能となる。撮像装置1は、画素サイズの縮小により、単位面積当たりの画素数を増加させることができ、高画質の画像を出力することができる。
本実施の形態では、画素541A,541B,541C,541D(画素共有ユニット539)と画素回路210とが互いに異なる基板(第1基板100および第2基板200)に設けられている。これにより、画素541A,541B,541C,541Dおよび画素回路210を同一基板に形成した場合と比べて、画素541A,541B,541C,541Dおよび画素回路210の面積を拡大することができる。その結果、光電変換により得られる画素信号の量を増大させ、かつ、画素回路210のトランジスタノイズを低減することが可能となる。これらにより、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1は、よりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。また、撮像装置1の微細化(言い換えれば、画素サイズの縮小および撮像装置1の小型化)が可能となる。撮像装置1は、画素サイズの縮小により、単位面積当たりの画素数を増加させることができ、高画質の画像を出力することができる。
また、撮像装置1では、第1基板100および第2基板200が、絶縁領域212に設けられた貫通電極120E,121Eによって互いに電気的に接続されている。例えば、第1基板100と第2基板200とをパッド電極同士の接合により接続する方法や、半導体層を貫通する貫通配線(例えばTSV(Thorough Si Via))により接続する方法も考え得る。このような方法に比べて、絶縁領域212に貫通電極120E,121Eを設けることにより、第1基板100および第2基板200の接続に要する面積を小さくすることができる。これにより、画素サイズを縮小し、撮像装置1をより小型化することができる。また、1画素あたりの面積の更なる微細化により、解像度をより高くすることができる。チップサイズの小型化が不要なときには、画素541A,541B,541C,541Dおよび画素回路210の形成領域を拡大することができる。その結果、光電変換により得られる画素信号の量を増大させ、かつ、画素回路210に備わるトランジスタのノイズを低減することが可能となる。これにより、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1はよりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。
また、撮像装置1では、画素回路210と列信号処理部550および画像信号処理部560とが互いに異なる基板(第2基板200および第3基板300)に設けられている。これにより、画素回路210と列信号処理部550および画像信号処理部560とを同一基板に形成した場合と比べて、画素回路210の面積と、列信号処理部550および画像信号処理部560の面積とを拡大することができる。これにより、列信号処理部550で生じるノイズを低減したり、画像信号処理部560により高度な画像処理回路を搭載することが可能となる。よって、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1はよりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。
また、撮像装置1では、画素アレイ部540が、第1基板100および第2基板200に設けられ、かつ、列信号処理部550および画像信号処理部560が第3基板300に設けられている。また、第2基板200と第3基板300とを接続するコンタクト部201,202,301,302は、画素アレイ部540の上方に形成されている。このため、コンタクト部201,202,301,302は、画素アレイに備わる各種配線からレイアウト上の干渉を受けずに自由にレイアウトにすることが可能となる。これにより、第2基板200と第3基板300との電気的な接続に、コンタクト部201,202,301,302を用いることが可能となる。コンタクト部201,202,301,302を用いることにより、例えば、列信号処理部550および画像信号処理部560はレイアウトの自由度が高くなる。これにより、列信号処理部550で生じるノイズを低減したり、画像信号処理部560により高度な画像処理回路を搭載することが可能となる。したがって、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1はよりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。
また、撮像装置1では、画素分離部117が半導体層100Sを貫通している。これにより、1画素あたりの面積の微細化によって隣り合う画素(画素541A,541B,541C,541D)の距離が近づいた場合であっても、画素541A,541B,541C,541Dの間での混色を抑制できる。これにより、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1はよりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。
また、撮像装置1では、画素共有ユニット539毎に画素回路210が設けられている。これにより、画素541A,541B,541C,541D各々に画素回路210を設けた場合に比べて、画素回路210を構成するトランジスタ(増幅トランジスタAMP,リセットトランジスタRST,選択トランジスタSEL,FD変換ゲイン切替トランジスタFDG)の形成領域を大きくすることが可能となる。例えば、増幅トランジスタAMPの形成領域を大きくすることにより、ノイズを抑えることが可能となる。これにより、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1はよりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。
更に、撮像装置1では、4つの画素(画素541A,541B,541C,541D)のフローティングディフュージョンFD(フローティングディフュージョンFD1,FD2,FD3,FD4)を電気的に接続するパッド部120が、第1基板100に設けられている。これにより、このようなパッド部120を第2基板200に設ける場合に比べて、第1基板100と第2基板200とを接続する貫通電極(貫通電極120E)の数を減らすことができる。したがって、絶縁領域212を小さくし、画素回路210を構成するトランジスタの形成領域(半導体層200S)を十分な大きさで確保することができる。これにより、画素回路210に備わるトランジスタのノイズを低減することが可能となり、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1はよりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。
以下、上記実施の形態に係る撮像装置1の変形例について説明する。以下の変形例では、上記実施の形態と共通の構成に同一の符号を付して説明する。
<2.変形例1>
図52〜図56は、上記実施の形態に係る撮像装置1の平面構成の一変形例を表したものである。図52は、第2基板200の半導体層200Sの表面近傍の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図45に対応する。図53は、第1配線層W1と、第1配線層W1に接続された半導体層200Sおよび第1基板100の各部の構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図46に対応する。図54は、第1配線層W1および第2配線層W2の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図47に対応する。図55は、第2配線層W2および第3配線層W3の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図48に対応する。図56は、第3配線層W3および第4配線層W4の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図49に対応する。
図52〜図56は、上記実施の形態に係る撮像装置1の平面構成の一変形例を表したものである。図52は、第2基板200の半導体層200Sの表面近傍の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図45に対応する。図53は、第1配線層W1と、第1配線層W1に接続された半導体層200Sおよび第1基板100の各部の構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図46に対応する。図54は、第1配線層W1および第2配線層W2の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図47に対応する。図55は、第2配線層W2および第3配線層W3の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図48に対応する。図56は、第3配線層W3および第4配線層W4の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図49に対応する。
本変形例では、図53に示したように、第2基板200のH方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうち、一方(例えば紙面右側)の画素共有ユニット539の内部レイアウトが、他方(例えば紙面左側)の画素共有ユニット539の内部レイアウトをH方向にのみ反転させた構成となっている。また、一方の画素共有ユニット539の外形線と他方の画素共有ユニット539の外形線との間のV方向のずれが、上記実施の形態で説明したずれ(図46)よりも大きくなっている。このように、V方向のずれを大きくすることにより、他方の画素共有ユニット539の増幅トランジスタAMPと、これに接続されたパッド部120(図44に記載のV方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539のうちの他方(紙面下側)のパッド部120)との間の距離を小さくすることができる。このようなレイアウトにより、図52〜図56に記載の撮像装置1の変形例1は、H方向に並ぶ2つの画素共有ユニット539の平面レイアウトを互いにV方向に反転させることなく、その面積を、上記実施の形態で説明した第2基板200の画素共有ユニット539の面積と同じにすることができる。なお、第1基板100の画素共有ユニット539の平面レイアウトは、上記実施の形態で説明した平面レイアウト(図44A,図44B)と同じである。したがって、本変形例の撮像装置1は、上記実施の形態で説明した撮像装置1と同様の効果を得ることができる。第2基板200の画素共有ユニット539の配置は、上記実施の形態および本変形例で説明した配置に限定されるものではない。
<3.変形例2>
図57〜図62は、上記実施の形態に係る撮像装置1の平面構成の一変形例を表したものである。図57は、第1基板100の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図44Aに対応する。図58は、第2基板200の半導体層200Sの表面近傍の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図45に対応する。図59は、第1配線層W1と、第1配線層W1に接続された半導体層200Sおよび第1基板100の各部の構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図46に対応する。図60は、第1配線層W1および第2配線層W2の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図47に対応する。図61は、第2配線層W2および第3配線層W3の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図48に対応する。図62は、第3配線層W3および第4配線層W4の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図49に対応する。
図57〜図62は、上記実施の形態に係る撮像装置1の平面構成の一変形例を表したものである。図57は、第1基板100の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図44Aに対応する。図58は、第2基板200の半導体層200Sの表面近傍の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図45に対応する。図59は、第1配線層W1と、第1配線層W1に接続された半導体層200Sおよび第1基板100の各部の構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図46に対応する。図60は、第1配線層W1および第2配線層W2の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図47に対応する。図61は、第2配線層W2および第3配線層W3の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図48に対応する。図62は、第3配線層W3および第4配線層W4の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図49に対応する。
本変形例では、各画素回路210の外形が、略正方形の平面形状を有している(図58等)。この点において、本変形例の撮像装置1の平面構成は、上記実施の形態で説明した撮像装置1の平面構成と異なっている。
例えば、第1基板100の画素共有ユニット539は、上記実施の形態で説明したのと同様に、2行×2列の画素領域にわたって形成されており、略正方形の平面形状を有している(図57)。例えば、各々の画素共有ユニット539では、一方の画素列の画素541Aおよび画素541Cの転送ゲートTG1,TG3の水平部分TGbが、垂直部分TGaに重畳する位置からH方向において画素共有ユニット539の中央部に向かう方向(より具体的には、画素541A,541Cの外縁に向かう方向、かつ画素共有ユニット539の中央部に向かう方向)に延在し、他方の画素列の画素541Bおよび画素541Dの転送ゲートTG2,TG4の水平部分TGbが、垂直部分TGaに重畳する位置からH方向において画素共有ユニット539の外側に向かう方向(より具体的には、画素541B,541Dの外縁に向かう方向、かつ画素共有ユニット539の外側に向かう方向)に延在している。フローティングディフュージョンFDに接続されたパッド部120は、画素共有ユニット539の中央部(画素共有ユニット539のH方向およびV方向の中央部)に設けられ、VSSコンタクト領域118に接続されたパッド部121は、少なくともH方向において(図57ではH方向およびV方向において)画素共有ユニット539の端部に設けられている。
別の配置例として、転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4の水平部分TGbを垂直部分TGaに対向する領域のみに設けることも考え得る。このときには、上記実施の形態で説明したのと同様に、半導体層200Sが細かく分断されやすい。したがって、画素回路210のトランジスタを大きく形成することが困難となる。一方、転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4の水平部分TGbを、上記変形例のように、垂直部分TGaに重畳する位置からH方向に延在させると、上記実施の形態で説明したのと同様に、半導体層200Sの幅を大きくすることが可能となる。具体的には、転送ゲートTG1,TG3に接続された貫通電極TGV1,TGV3のH方向の位置を、貫通電極120EのH方向の位置に近接させて配置し、転送ゲートTG2,TG4に接続された貫通電極TGV2,TGV4のH方向の位置を、貫通電極121EのH方向の位置に近接して配置することが可能となる(図59)。これにより、上記実施の形態で説明したのと同様に、V方向に延在する半導体層200Sの幅(H方向の大きさ)を大きくすることができる。よって、画素回路210のトランジスタのサイズ、特に増幅トランジスタAMPのサイズを大きくすることが可能となる。その結果、画素信号のシグナル/ノイズ比を改善して、撮像装置1はよりよい画素データ(画像情報)を出力することが可能となる。
第2基板200の画素共有ユニット539は、例えば、第1基板100の画素共有ユニット539のH方向およびV方向の大きさと略同じであり、例えば、略2行×2列の画素領域に対応する領域にわたって設けられている。例えば、各画素回路210では、V方向に延在する1の半導体層200Sに選択トランジスタSELおよび増幅トランジスタAMPがV方向に並んで配置され、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGおよびリセットトランジスタRSTがV方向に延在する1の半導体層200Sに、V方向に並んで配置されている。この選択トランジスタSELおよび増幅トランジスタAMPが設けられた1の半導体層200Sと、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGおよびリセットトランジスタRSTが設けられた1の半導体層200Sとは、絶縁領域212を介してH方向に並んでいる。この絶縁領域212はV方向に延在している(図58)。
ここで、第2基板200の画素共有ユニット539の外形について、図58および図59を参照して説明する。例えば、図57に示した第1基板100の画素共有ユニット539は、パッド部120のH方向の一方(図59の紙面左側)に設けられた増幅トランジスタAMPおよび選択トランジスタSELと、パッド部120のH方向の他方(図59の紙面右側)に設けられたFD変換ゲイン切替トランジスタFDGおよびリセットトランジスタRSTとに接続されている。この増幅トランジスタAMP、選択トランジスタSEL、FD変換ゲイン切替トランジスタFDGおよびリセットトランジスタRSTを含む第2基板200の共有ユニット541の外形は、次の4つの外縁により決まる。
第1の外縁は、選択トランジスタSELおよび増幅トランジスタAMPを含む半導体層200SのV方向の一端(図59の紙面上側の端)の外縁である。この第1の外縁は、当該画素共有ユニット539に含まれる増幅トランジスタAMPと、この画素共有ユニット539のV方向の一方(図59の紙面上側)に隣り合う画素共有ユニット539に含まれる選択トランジスタSELとの間に設けられている。より具体的には、第1の外縁は、これら増幅トランジスタAMPと選択トランジスタSELとの間の素子分離領域213のV方向の中央部に設けられている。第2の外縁は、選択トランジスタSELおよび増幅トランジスタAMPを含む半導体層200SのV方向の他端(図59の紙面下側の端)の外縁である。この第2の外縁は、当該画素共有ユニット539に含まれる選択トランジスタSELと、この画素共有ユニット539のV方向の他方(図59の紙面下側)に隣り合う画素共有ユニット539に含まれる増幅トランジスタAMPとの間に設けられている。より具体的には、第2の外縁は、これら選択トランジスタSELと増幅トランジスタAMPとの間の素子分離領域213のV方向の中央部に設けられている。第3の外縁は、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGを含む半導体層200SのV方向の他端(図59の紙面下側の端)の外縁である。この第3の外縁は、当該画素共有ユニット539に含まれるFD変換ゲイン切替トランジスタFDGと、この画素共有ユニット539のV方向の他方(図59の紙面下側)に隣り合う画素共有ユニット539に含まれるリセットトランジスタRSTとの間に設けられている。より具体的には、第3の外縁は、これらFD変換ゲイン切替トランジスタFDGとリセットトランジスタRSTとの間の素子分離領域213のV方向の中央部に設けられている。第4の外縁は、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGを含む半導体層200SのV方向の一端(図59の紙面上側の端)の外縁である。この第4の外縁は、当該画素共有ユニット539に含まれるリセットトランジスタRSTと、この画素共有ユニット539のV方向の一方(図59の紙面上側)に隣り合う画素共有ユニット539に含まれるFD変換ゲイン切替トランジスタFDG(不図示)との間に設けられている。より具体的には、第4の外縁は、これらリセットトランジスタRSTとFD変換ゲイン切替トランジスタFDGとの間の素子分離領域213(不図示)のV方向の中央部に設けられている。
このような第1,第2,第3,第4の外縁を含む第2基板200の画素共有ユニット539の外形では、第1,第2の外縁に対して、第3,第4の外縁がV方向の一方側にずれて配置されている(言い換えればV方向の一方側にオフセットされている)。このようなレイアウトを用いることにより、増幅トランジスタAMPのゲートおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGのソースをともに、パッド部120にできるだけ近接して配置することが可能となる。したがって、これらを接続する配線の面積を小さくし、撮像装置1の微細化を行いやすくなる。なおVSSコンタクト領域218は、選択トランジスタSELおよび増幅トランジスタAMPを含む半導体層200Sと、リセットトランジスタRSTおよびFD変換ゲイン切替トランジスタFDGを含む半導体層200Sとの間に設けられている。例えば、複数の画素回路210は、互いに同じ配置を有している。
このような第2基板200を有する撮像装置1も、上記実施の形態で説明したのと同様の効果が得られる。第2基板200の画素共有ユニット539の配置は、上記実施の形態および本変形例で説明した配置に限定されるものではない。
<4.変形例3>
図63〜図68は、上記実施の形態に係る撮像装置1の平面構成の一変形例を表したものである。図63は、第1基板100の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図44Bに対応する。図64は、第2基板200の半導体層200Sの表面近傍の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図45に対応する。図65は、第1配線層W1と、第1配線層W1に接続された半導体層200Sおよび第1基板100の各部の構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図46に対応する。図66は、第1配線層W1および第2配線層W2の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図47に対応する。図67は、第2配線層W2および第3配線層W3の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図48に対応する。図68は、第3配線層W3および第4配線層W4の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図49に対応する。
図63〜図68は、上記実施の形態に係る撮像装置1の平面構成の一変形例を表したものである。図63は、第1基板100の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図44Bに対応する。図64は、第2基板200の半導体層200Sの表面近傍の平面構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図45に対応する。図65は、第1配線層W1と、第1配線層W1に接続された半導体層200Sおよび第1基板100の各部の構成を模式的に表しており、上記実施の形態で説明した図46に対応する。図66は、第1配線層W1および第2配線層W2の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図47に対応する。図67は、第2配線層W2および第3配線層W3の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図48に対応する。図68は、第3配線層W3および第4配線層W4の平面構成の一例を表しており、上記実施の形態で説明した図49に対応する。
本変形例では、第2基板200の半導体層200Sが、H方向に延在している(図65)。即ち、上記図58等に示した撮像装置1の平面構成を90度回転させた構成に略対応している。
例えば、第1基板100の画素共有ユニット539は、上記実施の形態で説明したのと同様に、2行×2列の画素領域にわたって形成されており、略正方形の平面形状を有している(図63)。例えば、各々の画素共有ユニット539では、一方の画素行の画素541Aおよび画素541Bの転送ゲートTG1,TG2が、V方向において画素共有ユニット539の中央部に向かって延在し、他方の画素行の画素541Cおよび画素541Dの転送ゲートTG3,TG4が、V方向において画素共有ユニット539の外側方向に延在している。フローティングディフュージョンFDに接続されたパッド部120は、画素共有ユニット539の中央部に設けられ、VSSコンタクト領域118に接続されたパッド部121は、少なくともV方向において(図63ではV方向およびH方向において)画素共有ユニット539の端部に設けられている。このとき、転送ゲートTG1,TG2の貫通電極TGV1,TGV2のV方向の位置が貫通電極120EのV方向の位置に近づき、転送ゲートTG3,TG4の貫通電極TGV3,TGV4のV方向の位置が貫通電極121EのV方向の位置に近づく(図65)。したがって、上記実施の形態で説明したのと同様の理由により、H方向に延在する半導体層200Sの幅(V方向の大きさ)を大きくすることができる。よって、増幅トランジスタAMPのサイズを大きくし、ノイズを抑えることが可能となる。
各々の画素回路210では、選択トランジスタSELおよび増幅トランジスタAMPがH方向に並んで配置され、選択トランジスタSELと絶縁領域212を間にしてV方向に隣り合う位置にリセットトランジスタRSTが配置されている(図64)。FD変換ゲイン切替トランジスタFDGは、リセットトランジスタRSTとH方向に並んで配置されている。VSSコンタクト領域218は、絶縁領域212に島状に設けられている。例えば、第3配線層W3はH方向に延在し(図67)、第4配線層W4はV方向に延在している(図68)。
このような第2基板200を有する撮像装置1も、上記実施の形態で説明したのと同様の効果が得られる。第2基板200の画素共有ユニット539の配置は、上記実施の形態および本変形例で説明した配置に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態および変形例1で説明した半導体層200Sが、H方向に延在していてもよい。
<5.変形例4>
図69は、上記実施の形態に係る撮像装置1の断面構成の一変形例を模式的に表したものである。図69は、上記実施の形態で説明した図40に対応する。本変形例では、撮像装置1が、コンタクト部201,202,301,302に加えて、画素アレイ部540の中央部に対向する位置にコンタクト部203,204,303,304を有している。この点において、本変形例の撮像装置1は、上記実施の形態で説明した撮像装置1と異なっている。
図69は、上記実施の形態に係る撮像装置1の断面構成の一変形例を模式的に表したものである。図69は、上記実施の形態で説明した図40に対応する。本変形例では、撮像装置1が、コンタクト部201,202,301,302に加えて、画素アレイ部540の中央部に対向する位置にコンタクト部203,204,303,304を有している。この点において、本変形例の撮像装置1は、上記実施の形態で説明した撮像装置1と異なっている。
コンタクト部203,204は、第2基板200に設けられており、第3基板300との接合面の露出されている。コンタクト部303,304は、第3基板300に設けられており、第2基板200との接合面に露出されている。コンタクト部203は、コンタクト部303と接しており、コンタクト部204は、コンタクト部304と接している。即ち、この撮像装置1では、第2基板200と第3基板300とが、コンタクト部201,202,301,302に加えてコンタクト部203,204,303,304により接続されている。
次に、図70および図71を用いてこの撮像装置1の動作について説明する。図70には、外部から撮像装置1に入力される入力信号と、電源電位および基準電位の経路を矢印で表す。図71には、撮像装置1から外部に出力される画素信号の信号経路を矢印で表している。例えば、入力部510Aを介して撮像装置1に入力された入力信号は、第3基板300の行駆動部520へ伝送され、行駆動部520で行駆動信号が作り出される。この行駆動信号は、コンタクト部303,203を介して第2基板200に送られる。更に、この行駆動信号は、配線層200T内の行駆動信号線542を介して、画素アレイ部540の画素共有ユニット539各々に到達する。第2基板200の画素共有ユニット539に到達した行駆動信号のうち、転送ゲートTG以外の駆動信号は画素回路210に入力されて、画素回路210に含まれる各トランジスタが駆動される。転送ゲートTGの駆動信号は貫通電極TGVを介して第1基板100の転送ゲートTG1,TG2,TG3,TG4に入力され、画素541A,541B,541C,541Dが駆動される。また、撮像装置1の外部から、第3基板300の入力部510A(入力端子511)に供給された電源電位および基準電位は、コンタクト部303,203を介して第2基板200に送られ、配線層200T内の配線を介して、画素共有ユニット539各々の画素回路210に供給される。基準電位は、さらに貫通電極121Eを介して、第1基板100の画素541A,541B,541C,541Dへも供給される。一方、第1基板100の画素541A,541B,541C,541Dで光電変換された画素信号は、画素共有ユニット539毎に第2基板200の画素回路210に送られる。この画素信号に基づく画素信号は、画素回路210から垂直信号線543およびコンタクト部204,304を介して第3基板300に送られる。この画素信号は、第3基板300の列信号処理部550および画像信号処理部560で処理された後、出力部510Bを介して外部に出力される。
このようなコンタクト部203,204,303,304を有する撮像装置1も、上記実施の形態で説明したのと同様の効果が得られる。コンタクト部303,304を介した配線の接続先である、第3基板300の回路等の設計に応じてコンタクト部の位置および数等を変えることができる。
<6.変形例5>
図72は、上記実施の形態に係る撮像装置1の断面構成の一変形例を表したものである。図72は、上記実施の形態で説明した図43に対応する。本変形例では、第1基板100にプレーナー構造を有する転送トランジスタTRが設けられている。この点において、本変形例の撮像装置1は、上記実施の形態で説明した撮像装置1と異なっている。
図72は、上記実施の形態に係る撮像装置1の断面構成の一変形例を表したものである。図72は、上記実施の形態で説明した図43に対応する。本変形例では、第1基板100にプレーナー構造を有する転送トランジスタTRが設けられている。この点において、本変形例の撮像装置1は、上記実施の形態で説明した撮像装置1と異なっている。
この転送トランジスタTRは、水平部分TGbのみにより転送ゲートTGが構成されている。換言すれば、転送ゲートTGは、垂直部分TGaを有しておらず、半導体層100Sに対向して設けられている。
このようなプレーナー構造の転送トランジスタTRを有する撮像装置1も、上記実施の形態で説明したのと同様の効果が得られる。更に、第1基板100にプレーナー型の転送ゲートTGを設けることにより、縦型の転送ゲートTGを第1基板100に設ける場合に比べて、より半導体層100Sの表面近くまでフォトダイオードPDを形成し、これにより、飽和信号量(Qs)を増加させることも考え得る。また、第1基板100にプレーナー型の転送ゲートTGを形成する方法は、第1基板100に縦型の転送ゲートTGを形成する方法に比べて、製造工程数が少なく、製造工程に起因したフォトダイオードPDへの悪影響が生じにくい、とも考え得る。
<7.変形例6>
図73は、上記実施の形態に係る撮像装置1の画素回路の一変形例を表したものである。図73は、上記実施の形態で説明した図41に対応する。本変形例では、1つの画素(画素541A)毎に画素回路210が設けられている。即ち、画素回路210は、複数の画素で共有されていない。この点において、本変形例の撮像装置1は、上記実施の形態で説明した撮像装置1と異なっている。
図73は、上記実施の形態に係る撮像装置1の画素回路の一変形例を表したものである。図73は、上記実施の形態で説明した図41に対応する。本変形例では、1つの画素(画素541A)毎に画素回路210が設けられている。即ち、画素回路210は、複数の画素で共有されていない。この点において、本変形例の撮像装置1は、上記実施の形態で説明した撮像装置1と異なっている。
本変形例の撮像装置1は、画素541Aと画素回路210とを互いに異なる基板(第1基板100および第2基板200)に設ける点では、上記実施の形態で説明した撮像装置1と同じである。このため、本変形例に係る撮像装置1も、上記実施の形態で説明したのと同様の効果を得ることができる。
<8.変形例7>
図74は、上記実施の形態で説明した画素分離部117の平面構成の一変形例を表したものである。画素541A,541B,541C,541D各々を囲む画素分離部117に、隙間が設けられていてもよい。即ち、画素541A,541B,541C,541Dの全周が画素分離部117に囲まれていなくてもよい。例えば、画素分離部117の隙間は、パッド部120,121近傍に設けられている(図44B参照)。
図74は、上記実施の形態で説明した画素分離部117の平面構成の一変形例を表したものである。画素541A,541B,541C,541D各々を囲む画素分離部117に、隙間が設けられていてもよい。即ち、画素541A,541B,541C,541Dの全周が画素分離部117に囲まれていなくてもよい。例えば、画素分離部117の隙間は、パッド部120,121近傍に設けられている(図44B参照)。
上記実施の形態では、画素分離部117が半導体層100Sを貫通するFTI構造を有する例(図43参照)を説明したが、画素分離部117はFTI構造以外の構成を有していてもよい。例えば、画素分離部117は、半導体層100Sを完全に貫通するように設けられていなくてもよく、いわゆる、DTI(Deep Trench Isolation)構造を有していてもよい。
<9.適用例>
図75は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1を備えた撮像システム7の概略構成の一例を表したものである。
図75は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1を備えた撮像システム7の概略構成の一例を表したものである。
撮像システム7は、例えば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、スマートフォンやタブレット型端末等の携帯端末装置などの電子機器である。撮像システム7は、例えば、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1、DSP回路243、フレームメモリ244、表示部245、記憶部246、操作部247および電源部248を備えている。撮像システム7において、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1、DSP回路243、フレームメモリ244、表示部245、記憶部246、操作部247および電源部248は、バスライン249を介して相互に接続されている。
上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1は、入射光に応じた画像データを出力する。DSP回路243は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1から出力される信号(画像データ)を処理する信号処理回路である。フレームメモリ244は、DSP回路243により処理された画像データを、フレーム単位で一時的に保持する。表示部245は、例えば、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等のパネル型表示装置からなり、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1で撮像された動画又は静止画を表示する。記憶部246は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1で撮像された動画又は静止画の画像データを、半導体メモリやハードディスク等の記録媒体に記録する。操作部247は、ユーザによる操作に従い、撮像システム7が有する各種の機能についての操作指令を発する。電源部248は、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1、DSP回路243、フレームメモリ244、表示部245、記憶部246および操作部247の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
次に、撮像システム7における撮像手順について説明する。
図76は、撮像システム7における撮像動作のフローチャートの一例を表す。ユーザは、操作部247を操作することにより撮像開始を指示する(ステップS101)。すると、操作部247は、撮像指令を撮像装置1に送信する(ステップS102)。撮像装置1(具体的にはシステム制御回路36)は、撮像指令を受けると、所定の撮像方式での撮像を実行する(ステップS103)。
撮像装置1は、撮像により得られた画像データをDSP回路243に出力する。ここで、画像データとは、フローティングディフュージョンFDに一時的に保持された電荷に基づいて生成された画素信号の全画素分のデータである。DSP回路243は、撮像装置1から入力された画像データに基づいて所定の信号処理(例えばノイズ低減処理など)を行う(ステップS104)。DSP回路243は、所定の信号処理がなされた画像データをフレームメモリ244に保持させ、フレームメモリ244は、画像データを記憶部246に記憶させる(ステップS105)。このようにして、撮像システム7における撮像が行われる。
本適用例では、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1が撮像システム7に適用される。これにより、撮像装置1を小型化もしくは高精細化することができるので、小型もしくは高精細な撮像システム7を提供することができる。
<10.応用例>
[応用例1]
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
[応用例1]
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図77は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図77に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図77の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図78は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図78では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101,12102,12103,12104,12105を有する。
撮像部12101,12102,12103,12104,12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102,12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図78には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。具体的には、上記実施の形態およびその変形例に係る撮像装置1は、撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、ノイズの少ない高精細な撮影画像を得ることができるので、移動体制御システムにおいて撮影画像を利用した高精度な制御を行うことができる。
[応用例2]
図79は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図79は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図79では、術者(医師)11131が、内視鏡手術システム11000を用いて、患者ベッド11133上の患者11132に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム11000は、内視鏡11100と、気腹チューブ11111やエネルギー処置具11112等の、その他の術具11110と、内視鏡11100を支持する支持アーム装置11120と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート11200と、から構成される。
内視鏡11100は、先端から所定の長さの領域が患者11132の体腔内に挿入される鏡筒11101と、鏡筒11101の基端に接続されるカメラヘッド11102と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒11101を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡11100を図示しているが、内視鏡11100は、軟性の鏡筒を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒11101の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡11100には光源装置11203が接続されており、当該光源装置11203によって生成された光が、鏡筒11101の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者11132の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡11100は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド11102の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU: Camera Control Unit)11201に送信される。
CCU11201は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡11100及び表示装置11202の動作を統括的に制御する。さらに、CCU11201は、カメラヘッド11102から画像信号を受け取り、その画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。
表示装置11202は、CCU11201からの制御により、当該CCU11201によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
光源装置11203は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源から構成され、術部等を撮影する際の照射光を内視鏡11100に供給する。
入力装置11204は、内視鏡手術システム11000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置11204を介して、内視鏡手術システム11000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、内視鏡11100による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示等を入力する。
処置具制御装置11205は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具11112の駆動を制御する。気腹装置11206は、内視鏡11100による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者11132の体腔を膨らめるために、気腹チューブ11111を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ11207は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ11208は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
なお、内視鏡11100に術部を撮影する際の照射光を供給する光源装置11203は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成することができる。RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置11203において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置11203は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
また、光源装置11203は、特殊光観察に対応した所定の波長帯域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察すること(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得ること等を行うことができる。光源装置11203は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
図80は、図79に示すカメラヘッド11102及びCCU11201の機能構成の一例を示すブロック図である。
カメラヘッド11102は、レンズユニット11401と、撮像部11402と、駆動部11403と、通信部11404と、カメラヘッド制御部11405と、を有する。CCU11201は、通信部11411と、画像処理部11412と、制御部11413と、を有する。カメラヘッド11102とCCU11201とは、伝送ケーブル11400によって互いに通信可能に接続されている。
レンズユニット11401は、鏡筒11101との接続部に設けられる光学系である。鏡筒11101の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド11102まで導光され、当該レンズユニット11401に入射する。レンズユニット11401は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。
撮像部11402は、撮像素子で構成される。撮像部11402を構成する撮像素子は、1つ(いわゆる単板式)であってもよいし、複数(いわゆる多板式)であってもよい。撮像部11402が多板式で構成される場合には、例えば各撮像素子によってRGBそれぞれに対応する画像信号が生成され、それらが合成されることによりカラー画像が得られてもよい。あるいは、撮像部11402は、3D(Dimensional)表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成されてもよい。3D表示が行われることにより、術者11131は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部11402が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット11401も複数系統設けられ得る。
また、撮像部11402は、必ずしもカメラヘッド11102に設けられなくてもよい。例えば、撮像部11402は、鏡筒11101の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
駆動部11403は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部11405からの制御により、レンズユニット11401のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部11402による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
通信部11404は、CCU11201との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11404は、撮像部11402から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル11400を介してCCU11201に送信する。
また、通信部11404は、CCU11201から、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を受信し、カメラヘッド制御部11405に供給する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。
なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、ユーザによって適宜指定されてもよいし、取得された画像信号に基づいてCCU11201の制御部11413によって自動的に設定されてもよい。後者の場合には、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡11100に搭載されていることになる。
カメラヘッド制御部11405は、通信部11404を介して受信したCCU11201からの制御信号に基づいて、カメラヘッド11102の駆動を制御する。
通信部11411は、カメラヘッド11102との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11411は、カメラヘッド11102から、伝送ケーブル11400を介して送信される画像信号を受信する。
また、通信部11411は、カメラヘッド11102に対して、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を送信する。画像信号や制御信号は、電気通信や光通信等によって送信することができる。
画像処理部11412は、カメラヘッド11102から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。
制御部11413は、内視鏡11100による術部等の撮像、及び、術部等の撮像により得られる撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部11413は、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を生成する。
また、制御部11413は、画像処理部11412によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部等が映った撮像画像を表示装置11202に表示させる。この際、制御部11413は、各種の画像認識技術を用いて撮像画像内における各種の物体を認識してもよい。例えば、制御部11413は、撮像画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギー処置具11112の使用時のミスト等を認識することができる。制御部11413は、表示装置11202に撮像画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させてもよい。手術支援情報が重畳表示され、術者11131に提示されることにより、術者11131の負担を軽減することや、術者11131が確実に手術を進めることが可能になる。
カメラヘッド11102及びCCU11201を接続する伝送ケーブル11400は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
ここで、図示する例では、伝送ケーブル11400を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド11102とCCU11201との間の通信は無線で行われてもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る内視鏡手術システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、内視鏡11100のカメラヘッド11102に設けられた撮像部11402に好適に適用され得る。撮像部11402に本開示に係る技術を適用することにより、撮像部11402を小型化もしくは高精細化することができるので、小型もしくは高精細な内視鏡11100を提供することができる。
以上、実施の形態およびその変形例、適用例ならびに応用例を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。なお、本明細書中に記載された効果は、あくまで例示である。本開示の効果は、本明細書中に記載された効果に限定されるものではない。本開示が、本明細書中に記載された効果以外の効果を持っていてもよい。
また、例えば、本開示は以下のような構成を取ることができる。
(1)
第1能動素子を含む第1素子層と、前記第1素子層上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、
前記第1配線層上に配置された第2能動素子を含む第2素子層と、前記第2素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、
前記第1基板と前記第2基板とが積層されて構成され、
前記第2の能動素子が、第1化合物半導体基板に設けられる、半導体装置。
(2)
前記第1能動素子が、シリコン基板に設けられる、
前記(1)に記載の半導体装置。
(3)
前記第1能動素子が、第1シリコン基板に設けられ、
前記第2能動素子が、第2シリコン基板上に積層された前記第1化合物半導体基板に設けられる、請求項(1)に記載の半導体装置。
(4)
前記第2基板上に第3基板が積層されている、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の半導体装置。
(5)
前記第1基板が、前記第1素子層下に配置された光電変換部を更に含む、前記(1)に記載の半導体装置。
(6)
前記第1能動素子及び前記光電変換部が、第2化合物半導体基板に設けられる、前記(5)に記載の半導体装置。
(7)
固体撮像装置を構成する、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の半導体装置。
(8)
光電変換部と、前記光電変換部上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、
前記第1配線層上に配置された能動素子を含む素子層と、前記素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、
前記第1基板と前記第2基板とが積層されて構成され、
前記光電変換部が、第1化合物半導体基板に設けられる、半導体装置。
(9)
前記第1化合物半導体基板が、シリコンよりも禁制帯幅の広い半導体からなる、前記(8)に記載の半導体装置。
(10)
前記第1化合物半導体基板が、シリコンよりも禁制帯幅の狭い半導体からなる、前記(8)に記載の半導体装置。
(11)
前記能動素子が、第2化合物半導体基板に設けられる、前記(8)〜(10)のいずれかに記載の半導体装置。
(12)
前記第1化合物半導体基板が、第3化合物半導体基板上に設けられる、前記(8)〜(11)のいずれかに記載の半導体装置。
(13)
第1能動素子を含む第1素子層上に第1配線層を形成することにより、前記第1素子層及び前記第1配線層を含む第1基板を形成し、
第2能動素子を含む第2素子層を形成した第2基板を用意し、
前記第1基板の前記第1配線層側に、前記第2基板の前記第2素子層側を貼り合わせることにより、前記第1配線層上に前記第2素子層を形成し、
前記第2素子層上に第2配線層を形成する
ことを含む、半導体装置の製造方法。
(14)
化合物半導体基板に設けられた光電変換部上に第1配線層を形成することにより、前記光電変換部及び前記第1配線層を含む第1基板を形成し、
能動素子を含む素子層を形成した第2基板を用意し、
前記第1基板の前記第1配線層側に、前記第2基板の前記素子層側を貼り合わせることにより、前記第1配線層上に前記素子層を形成し、
前記素子層上に第2配線層を形成する
ことを含む、半導体装置の製造方法。
(1)
第1能動素子を含む第1素子層と、前記第1素子層上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、
前記第1配線層上に配置された第2能動素子を含む第2素子層と、前記第2素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、
前記第1基板と前記第2基板とが積層されて構成され、
前記第2の能動素子が、第1化合物半導体基板に設けられる、半導体装置。
(2)
前記第1能動素子が、シリコン基板に設けられる、
前記(1)に記載の半導体装置。
(3)
前記第1能動素子が、第1シリコン基板に設けられ、
前記第2能動素子が、第2シリコン基板上に積層された前記第1化合物半導体基板に設けられる、請求項(1)に記載の半導体装置。
(4)
前記第2基板上に第3基板が積層されている、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の半導体装置。
(5)
前記第1基板が、前記第1素子層下に配置された光電変換部を更に含む、前記(1)に記載の半導体装置。
(6)
前記第1能動素子及び前記光電変換部が、第2化合物半導体基板に設けられる、前記(5)に記載の半導体装置。
(7)
固体撮像装置を構成する、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の半導体装置。
(8)
光電変換部と、前記光電変換部上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、
前記第1配線層上に配置された能動素子を含む素子層と、前記素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、
前記第1基板と前記第2基板とが積層されて構成され、
前記光電変換部が、第1化合物半導体基板に設けられる、半導体装置。
(9)
前記第1化合物半導体基板が、シリコンよりも禁制帯幅の広い半導体からなる、前記(8)に記載の半導体装置。
(10)
前記第1化合物半導体基板が、シリコンよりも禁制帯幅の狭い半導体からなる、前記(8)に記載の半導体装置。
(11)
前記能動素子が、第2化合物半導体基板に設けられる、前記(8)〜(10)のいずれかに記載の半導体装置。
(12)
前記第1化合物半導体基板が、第3化合物半導体基板上に設けられる、前記(8)〜(11)のいずれかに記載の半導体装置。
(13)
第1能動素子を含む第1素子層上に第1配線層を形成することにより、前記第1素子層及び前記第1配線層を含む第1基板を形成し、
第2能動素子を含む第2素子層を形成した第2基板を用意し、
前記第1基板の前記第1配線層側に、前記第2基板の前記第2素子層側を貼り合わせることにより、前記第1配線層上に前記第2素子層を形成し、
前記第2素子層上に第2配線層を形成する
ことを含む、半導体装置の製造方法。
(14)
化合物半導体基板に設けられた光電変換部上に第1配線層を形成することにより、前記光電変換部及び前記第1配線層を含む第1基板を形成し、
能動素子を含む素子層を形成した第2基板を用意し、
前記第1基板の前記第1配線層側に、前記第2基板の前記素子層側を貼り合わせることにより、前記第1配線層上に前記素子層を形成し、
前記素子層上に第2配線層を形成する
ことを含む、半導体装置の製造方法。
1…撮像装置、2,7…撮像システム、10…第1基板、12…センサ画素、21…半導体基板、22…読み出し回路、23…画素駆動線、24…垂直信号線、30…第3基板、31…半導体基板、32…ロジック回路、34…カラム信号処理回路、35…水平駆動回路、36…システム制御回路、38…参照電圧供給部、40…カラーフィルタ、42…pウェル層、43…素子分離部、44…pウェル層、45…固定電荷膜、46…絶縁層、47,48…貫通配線、50…受光レンズ、51…層間絶縁膜、52,53…絶縁層、54…貫通配線、55…接続配線、56…配線層、57…絶縁層、58…パッド電極、59…接続部、61…層間絶縁膜、64…パッド電極、62…配線層、63…絶縁層、64…パッド電極、100…第1基板、100S,200S,300S…半導体層、100T,200T,300T…配線層、111…絶縁膜、112…固定電荷膜、113…第1ピニング領域、114…n型半導体領域、115…pウェル層、116…第2ピニング領域、117…画素分離部、117A…遮光膜、117B…絶縁膜、118,218…VSSコンタクト領域、119,123,222…層間絶縁膜、120,121…パッド部、120E,121E…貫通電極、122,221…パッシベーション膜、124…接合膜、141…DSP回路、142…フレームメモリ、143…表示部、144…記憶部、145…操作部、146…電源部、147…バスライン、200…第2基板、201,202,203,204,301,302,303,304…コンタクト部、212…絶縁領域、213…素子分離領域、218V,TGV…接続孔、300…第3基板、401…受光レンズ、541A,541B,541C,541D…画素、1001…画素領域、1002…画素、1003…垂直駆動回路、1004…カラム信号処理回路、1005…水平駆動回路、1006…出力回路、1007…制御回路、1008a…画素駆動配線、1008b…垂直信号線、1009…水平信号線、1010…センサ層、1011…半導体基板(Si基板)、1011a,1011b,1011c…光電変換部、1012…素子分離部、1020…第1素子層、1021…第1能動素子、1030…第1配線層、1031,1032,1033,1034…配線、1035…層間絶縁膜、1042…絶縁膜、1050…第2素子層、1051a…半導体基板(Si基板)、1051b…半導体基板(化合物半導体基板)、1052,1053,1054,1055…第2能動素子、1060…第2配線層、1070…第3配線層、1080…第3素子層、1081…半導体基板(Si基板)、1091…平坦化膜、1092…カラーフィルタ、1093…マイクロレンズ、1101…第1基板、1101a…光電変換部形成領域、1102…第2基板、1102a…画素トランジスタ形成領域、1103…第3基板、1103a…ロジック回路形成領域、2011…化合物半導体基板、2012…反射防止膜、2013…素子分離部、2021,2022…拡散層、2051…半導体基板(Si基板)、2081…半導体基板(Si基板)、2101…支持基板、2102…絶縁膜、2103…エピタキシャル成長層(ART層)、2104…エピタキシャル成長層、2105…絶縁膜、2106…支持基板、2107…絶縁膜、2201…支持基板、2202…歪み緩和バッファ層(SRB層)、2203…エピタキシャル成長層、2204…絶縁膜、2205…支持基板、2206…絶縁膜、3200…半導体装置、3201…光学系(光学レンズ)、3202…シャッタ装置、3204…駆動部、3203…信号処理部、TR…転送トランジスタ、TG…転送ゲート、RST…リセットトランジスタ、AMP…増幅トランジスタ、SEL…選択トランジスタ、FDG…FD転送トランジスタ、FD…フローティングディフュージョン
Claims (14)
- 第1能動素子を含む第1素子層と、前記第1素子層上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、
前記第1配線層上に配置された第2能動素子を含む第2素子層と、前記第2素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、
前記第1基板と前記第2基板とが積層されて構成され、
前記第2の能動素子が、第1化合物半導体基板に設けられる、半導体装置。 - 前記第1能動素子が、シリコン基板に設けられる、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1能動素子が、第1シリコン基板に設けられ、
前記第2能動素子が、第2シリコン基板上に積層された前記第1化合物半導体基板に設けられる、
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記第2基板上に第3基板が積層されている、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1基板が、前記第1素子層下に配置された光電変換部を更に含む、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1能動素子及び前記光電変換部が、第2化合物半導体基板に設けられる、請求項5に記載の半導体装置。
- 固体撮像装置を構成する、請求項1に記載の半導体装置。
- 光電変換部と、前記光電変換部上に配置された第1配線層とを含む第1基板と、
前記第1配線層上に配置された能動素子を含む素子層と、前記素子層上に配置された第2配線層とを含む第2基板とを備え、
前記第1基板と前記第2基板とが積層されて構成され、
前記光電変換部が、第1化合物半導体基板に設けられる、半導体装置。 - 前記第1化合物半導体基板が、シリコンよりも禁制帯幅の広い半導体からなる、請求項8に記載の半導体装置。
- 前記第1化合物半導体基板が、シリコンよりも禁制帯幅の狭い半導体からなる、請求項8に記載の半導体装置。
- 前記能動素子が、第2化合物半導体基板に設けられる、請求項8に記載の半導体装置。
- 前記第1化合物半導体基板が、第3化合物半導体基板上に設けられる、請求項8に記載の半導体装置。
- 第1能動素子を含む第1素子層上に第1配線層を形成することにより、前記第1素子層及び前記第1配線層を含む第1基板を形成し、
第2能動素子を含む第2素子層を形成した第2基板を用意し、
前記第1基板の前記第1配線層側に、前記第2基板の前記第2素子層側を貼り合わせることにより、前記第1配線層上に前記第2素子層を形成し、
前記第2素子層上に第2配線層を形成する
ことを含む、半導体装置の製造方法。 - 化合物半導体基板に設けられた光電変換部上に第1配線層を形成することにより、前記光電変換部及び前記第1配線層を含む第1基板を形成し、
能動素子を含む素子層を形成した第2基板を用意し、
前記第1基板の前記第1配線層側に、前記第2基板の前記素子層側を貼り合わせることにより、前記第1配線層上に前記素子層を形成し、
前記素子層上に第2配線層を形成する
ことを含む、半導体装置の製造方法。
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