JP2021028536A - 差動減速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアピンの抜け止め部材が配置されるザグリ部分の加工範囲を小さくすることができる差動減速機に関するものである。【解決手段】内歯歯車と、ケーシング内において軸受16を介して回転可能に支持される第1キャリア部材4aと、ケーシング内に配置される第2キャリア部材と、第1キャリア部材4aと第2キャリア部材との間に配置され、内歯歯車に内接して噛み合う外歯歯車と、第1キャリア部材4aと第2キャリア部材とを一体的に結合する複数のピン25と、を備える差動減速機において、第1キャリア部材4aには、複数のピン25がそれぞれ配置される複数のピン孔27と、ピン25を抜け止めする抜け止め部材28が配置されるザグリ穴29とが形成されている。ザグリ穴29の軸線O4とピン孔27の軸線O3とが、中心軸の方向から見たときに所定の方向にずれていることにより、ザグリ穴29の内径を小さくすることができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、偏心搖動型の差動減速機に関し、特にキャリアピンの抜け止め構造に関する。
従来、特許文献1には、偏心揺動型の遊星歯車装置が開示されている。この遊星歯車装置は、外歯歯車、内歯歯車、およびキャリヤを備えている。キャリヤには、外歯歯車を貫通するキャリヤピン(柱部材)が連結されている。キャリヤは、円板状の大径部と、大径部の負荷側に一体的に形成された小径部とを有し、キャリヤピンは大径部の負荷側に突出している。突出部には係止溝が形成されており、係止溝にはキャリヤピンの抜けを防止するスナップリング(抜け止め部材)が配置されている。また、キャリヤの負荷側の端面には、円径の凹部がキャリヤピン貫通孔と同軸に形成されており、スナップリングは凹部と当接している。
特開2016−194324号公報
しかしながら、上記の円径の凹部(ザグリ)は、スナップリングを配置する作業上、スナップリングよりも大きめに形成する必要があり、ザグリ部分の加工範囲が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ザグリ部分の加工範囲を小さくすることができる差動減速機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の差動減速機は、内歯歯車を有するケーシングと、前記ケーシング内において軸受を介して中心軸を中心に回転可能に支持される第1キャリア部材と、前記ケーシング内に配置される第2キャリア部材と、前記第1キャリア部材と前記第2キャリア部材との間に配置され、前記内歯歯車に内接して噛み合っており、複数の貫通孔を有している外歯歯車と、前記貫通孔にそれぞれ遊挿され、前記第1キャリア部材と前記第2キャリア部材とを一体的に結合する複数のピンと、を備えており、前記第1キャリア部材には、前記複数のピンがそれぞれ配置される複数のピン孔と、前記ピンを抜け止めする抜け止め部材が配置されるザグリ穴とが形成され、前記中心軸の方向から見たときに、前記ザグリ穴の軸線は、前記ピン孔の軸線に対して、所定の方向にずれていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の差動減速機は、請求項1に記載の差動減速機であって、更に、前記抜け止め部材は、円周上1箇所に切割り部を有する止め輪であり、前記止め輪は、前記切割り部が前記所定の方向に向かうように配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の差動減速機は、請求項1または2に記載の差動減速機であって、更に、前記所定の方向は、前記中心軸に向かう方向であることを特徴とするものである。
また、請求項4記載の差動減速機は、請求項1または2に記載の差動減速機であって、更に、前記所定の方向は、前記中心軸を中心とした円周方向であることを特徴とするものである。
請求項1記載の差動減速機によれば、ピン孔の軸線と、抜け止め部材が配置されるザグリ穴の軸線とがずれているため、抜け止め部材の形状に合せて最小限のザグリ穴を形成するだけで済む。このため、ザグリ穴を小さくすることができる。
また、請求項2記載の差動減速機によれば、抜け止め部材の向きが固定されるため、差動減速機の組み付け作業性が向上する。
また、請求項3記載の差動減速機によれば、ザグリ穴に対してピンを径方向外側に寄せることができるので、差動減速機のトルク特性が向上する。
また、請求項4記載の差動減速機によれば、ピン孔の軸線に対してザグリ穴の軸線を円周方向にずらすことで、ザグリ穴を小さくしつつ、ザグリ穴の径方向内側及び径方向外側の肉厚を確保することができる。
第1実施形態に係る差動減速機の中央縦断面図である。 図1におけるニードルベアリング及びその付近の一部拡大図である。 図1におけるピン及びその付近の一部拡大図である。 図1の差動減速機を出力側から見た図(左側面図)である。 図4における止め輪及びその付近の一部拡大図である。 第1キャリア部材にピンを圧入する際の状態を示す説明図である。 第2キャリア部材の断面図である。 第2実施形態に係る差動減速機の止め輪及びその付近の一部拡大図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である差動減速機1Aの中央縦断面図である。
差動減速機1Aは、第1外歯歯車2aと、第2外歯歯車2bと、ケーシング3と、キャリア4と、入力軸5とを備えている。ケーシング3は、内周面に内歯歯車6を一体に設けた円筒状の中ケース7と、中ケース7における軸方向の一方(出力側、図1の左側)に配置される円筒状の外ケース8と、他方(入力側、図1の右側)に配置される円盤状のケースカバー9とから成り、中ケース7、外ケース8、及びケースカバー9は、ケースカバー9側から中ケース7を貫通して外ケース8に螺合される複数のボルト10により一体に結合されている。ケーシング3における中ケース7と外ケース8との間には、シールのためのOリング11が挟まれている。また、中ケース7とケースカバー9との間には、シールのためのOリング12が挟まれている。外ケース8はクロスローラベアリング13の外輪も兼ねているため熱処理が施されており、硬度が高くなっている。外ケース8における出力側の側面には、複数のボルト穴14が形成され、該ボルト穴14を利用して、相手側装置の固定部と連結される。
キャリア4は、第1キャリア部材4aと第2キャリア部材4bとで構成されている。第1キャリア部材4aは、外ケース8の内側にクロスローラベアリング13を介して回転可能に軸支されている。第1キャリア部材4aはクロスローラベアリング13の内輪も兼ねているため熱処理が施されており、硬度が高くなっている。一方、第2キャリア部材4bには熱処理は施されていない。第1キャリア部材4aにおける軸方向の出力側の側面には、複数のボルト穴15が形成され、該ボルト穴15を利用して、相手側装置の被駆動部と連結される。
ケーシング3の内側には、2個のボールベアリング16,16を介して、中空筒状の入力軸5が、内歯歯車6の軸線と同軸で、第1キャリア部材4a、第2キャリア部材4b、及びケースカバー9に回転可能に軸支されている。入力軸5において、ボールベアリング16,16の間には、軸方向の出力側から順に第1偏心部17a及び第2偏心部17bが隣接して形成されている。第1偏心部17aと第2偏心部17bとは、外径及び偏心量δ1が互いに等しく、偏心方向が互いに180度異なる位相となっている。入力軸5における軸方向の入力側の端部には、中心軸に垂直な方向に複数のボルト穴18が形成されている。
第1偏心部17aには、全周に亘って配設される円柱状の複数のころ20,20・・からなる第1ニードルベアリング21aが設けられている。第2偏心部17bには、第1ニードルベアリング21aと同形状の第2ニードルベアリング21bが設けられている。第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bは、中心に貫通穴23が形成され、それぞれの貫通穴23の内周面に、第1ニードルベアリング21a及び第2ニードルベアリング21bが配置されている。第1ニードルベアリング21aを介して、第1偏心部17aには第1外歯歯車2aが回転可能に外装され、第2ニードルベアリング21bを介して、第2偏心部17bには第2外歯歯車2bが回転可能に外装されている。
第1キャリア部材4aにおける軸方向の入力側には、第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bが配置され、第1キャリア部材4aと第2キャリア部材4bとで、第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bを挟むようになっている。第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bは、内歯歯車6の歯数よりも僅かに少ない歯数を有して内歯歯車6に偏心位置で内接している。第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bは、それぞれ形状が同じ歯車であり、入力軸5の軸線である入力中心軸O1からそれぞれ互いに180度異なる方向に偏心量δ1だけオフセットした軸線O2を中心に配置されている。第1外歯歯車2aと第2外歯歯車2bとは、僅かな隙間をあけて互いに摺動するようになっている。第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bには、熱処理が施されており、表面硬度が高くなっている。
第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bには、軸線O2を中心とした同心円上に、複数の円形のピン孔24が、周方向に等間隔で形成されて、このピン孔24に、入力中心軸O1を中心とした同心円上で当該軸線と平行に架設される外径D1のピン25がそれぞれ遊挿されている。このピン25の両端は、第1キャリア部材4a及び第2キャリア部材4bに設けられた孔に圧入され、ピン25によって第1キャリア部材4a及び第2キャリア部材4bは一体に回転可能となっている。ピン25の外周には筒状のメタル26が外装され、第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bのピン孔24の内周面には、メタル26が接触している。
外ケース8と第1キャリア部材4aとの間でクロスローラベアリング13の外側には、オイルシール41が配置されている。また、第1キャリア部材4aと入力軸5との間でボールベアリング16の外側には、オイルシール42が配置されている。また、ケースカバー9と入力軸5との間でボールベアリング16の外側には、オイルシール43が配置されている。Oリング11、Oリング12、オイルシール41、オイルシール42、及びオイルシール43により、差動減速機1Aの内部空間が封止されている。
図2は、図1のA部拡大図であり、第1ニードルベアリング21a、第2ニードルベアリング21b、及びその付近を詳細に説明した図である。第1ニードルベアリング21aと第1外歯歯車2aとは、入力中心軸O1に垂直な方向より見て、第1ニードルベアリング21aのころ20の長さ方向の中心B1と第1外歯歯車2aの厚さ方向の中心C1とがずれた位置になるように配置されている。また、第2ニードルベアリング21bと第2外歯歯車2bとは、同じく入力中心軸O1に垂直な方向より見て、第2ニードルベアリング21bのころ20の長さ方向の中心B2と第2外歯歯車2bの厚さ方向の中心C2とが、ずれた位置になるように配置されている。
第1外歯歯車2aの厚さ方向の中心C1と第2外歯歯車2bの厚さ方向の中心C2との距離L1よりも、第1ニードルベアリング21aの長さ方向の中心B1と第2ニードルベアリング21bの長さ方向の中心B2との距離L2のほうが長い(L1<L2)。つまり、第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bに対して、第1ニードルベアリング21a及び第2ニードルベアリング21bは、入力中心軸O1方向の外側寄りにそれぞれ配置されるようになっている。また、第1外歯歯車2aの厚さ方向の中心C1と第1ニードルベアリング21aのころ20の長さ方向の中心B1とのずれ量L5と、第2外歯歯車2bの厚さ方向の中心C2と第2ニードルベアリング21bのころ20の長さ方向の中心B2とのずれ量L6とが等しい(L5=L6)。
図3は、図1のB部拡大図であり、ピン25及びその付近を詳細に説明した図である。第1キャリア部材4aには、ピン25の一端が圧入されるピン孔27が形成されており、ピン孔27は、入力中心軸O1方向における出力側から順に、ピン25の軸方向の移動を規制する止め輪28が配置されるザグリ穴29、ピン25の外径D1よりもわずかに大きい内径D3でピン25に対して非接触の内周面を有する逃がし部30(D1<D3)、及びピン25の外径D1よりも小さい内径D2の内周面を有する第1圧入部31が形成されている(D1>D2)。第1圧入部31とピン25との締め代は、D1−D2である。
ピン25の出力側の一端の外周には、溝32が形成されており、溝32には、止め輪28が配置されている。止め輪28がザグリ穴29の底面に当接することにより、ピン25の入力側への移動が規制される。図4は、図1の差動減速機1Aを出力側から見た図(左側面図)であり、図5は、図4のC部拡大図である。ザグリ穴29は円型であり、ザグリ穴29の軸線O4はピン孔27の軸線O3よりも径方向内側になるように形成されている。止め輪28は、切割り部33を入力中心軸O1に向かう方向A1に向けて配置されている。
尚、本実施形態では、ピン25は、第1キャリア部材4aにおける出力側から圧入することが好ましい。図6は、第1キャリア部材4aにピン25を圧入する際の状態を示す説明図である。このように圧入することで、逃がし部30が、ピン25圧入時の案内として機能する。また、逃がし部30の軸方向の長さL4は、ピン25の外径D1よりも長くなっている(L4>D1)。
図7は、第2キャリア部材4bの断面図である。第2キャリア部材4bには、ピン25の入力側の一端が圧入される第2圧入部34が形成されている。第2圧入部34の内径D4は、ピン25の外径D1よりは小さいが、第1圧入部31の内径D2よりは大きくなっている(D2<D4<D1)。第2圧入部34とピン25との締め代はD1−D4であり、第1圧入部31とピン25との締め代のほうが、第2圧入部24とピン25との締め代のよりも大きい(D1−D2>D1−D4)。つまり、第1圧入部31におけるピン25の圧入荷重Faのほうが、第2圧入部34におけるピン25の圧入荷重Fbよりも大きい(Fa>Fb)。
以上のように構成された差動減速機1Aにおいて、図示しないモータによって入力軸5が回転することで、第1偏心部17a及び第2偏心部17bがそれぞれ対称的に偏心運動し、第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bが内歯歯車6に内接した状態で偏心及び自転運動する。このため、各ピン孔24も偏心及び自転運動するが、各ピン孔24はメタル26を含むピン25よりも大径に形成されているので、各ピン25はピン孔24に内接した状態で相対的に偏心運動して偏心成分を吸収し、各ピン25からは自転成分のみが取り出される。よって、ピン25を介して第1キャリア部材4a及び第2キャリア部材4bが同期回転し、第1キャリア部材4aに設けられた出力部から相手側装置に回転が伝達される。このとき、差動減速機1A内に充填された潤滑剤は、オイルシール41、オイルシール42、オイルシール43、Oリング11、及びOリング12によって封止される。
また、入力軸5が回転する際、第1偏心部17aは第1ニードルベアリング21aを介して第1外歯歯車2aを押すため、第1ニードルベアリング21aは第1外歯歯車2aから反力を受ける。このとき、第1ニードルベアリング21aのころ20の長さ方向の中心B1と、第1外歯歯車2aの厚さ方向の中心C1とが、入力中心軸O1に垂直な方向から見てずれているため、第1外歯歯車2aには転倒モーメントと、転倒モーメントに起因するスラスト力(入力中心軸O1方向の力)が発生する。第1外歯歯車2aには、第2外歯歯車2b側に押される方向のスラスト力F1が発生する。
また、第2偏心部17bは第2ニードルベアリング21bを介して第2外歯歯車2bを押すため、第2ニードルベアリング21bは第2外歯歯車2bから反力を受ける。このとき、第2ニードルベアリング21bのころ20の長さ方向の中心B2と、第2外歯歯車2bの厚さ方向の中心C2とが、入力中心軸O1に垂直な方向から見てずれているため、第2外歯歯車2bには転倒モーメントと、転倒モーメントに起因するスラスト力が発生する。第2外歯歯車2bには、第1外歯歯車2a側に押される方向のスラスト力F2が発生する。
このように、上記形態の差動減速機1Aによれば、ピン孔27の軸線O3と、止め輪28が配置されるザグリ穴29の軸線O4とがずれているため、止め輪28の形状に合せて最小限のザグリ穴29を形成するだけで済む。このため、ザグリ穴29の大きさを小さくすることができる。
また、止め輪28の向きはザグリ穴29に合わせて所定の方向A1に向けて固定されるため、差動減速機1Aの組み付け時における止め輪28の組み付け作業性が向上する。
また、止め輪28の向きは全て入力中心軸O1に向かう方向になっているため、ピン孔27に対してザグリ穴29は径方向内側寄りになっている。このため、オイルシール41の内径も小さくすることができ、オイルシール41における損失が低減する。また、逆の見方をするならば、ザグリ穴29に対してピン孔27及びピン25を径方向外側寄りに配置することができ、差動減速機1Aのトルク特性が向上するとも言える。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図8を参照して説明する。図8は、第2実施形態における差動減速機1Bの止め輪及びその付近の一部拡大図であり、第1実施形態の図5に対応した図である。第2実施形態では、ザグリ穴39の形状と、止め輪28の向きが、第1実施形態とは異なる。尚、上記を除く差動減速機1Bの構成と動作とについては、上述の第1実施形態と同様なので、詳細な説明は省略する。
ザグリ穴39は円型であり、ザグリ穴39の軸線O5はピン孔27の軸線O3に対して入力中心軸O1を中心とする円周方向A2にずれている。止め輪28は、切割り部33が入力中心軸O1を中心とする円周方向A2に向かうように配置されている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得る。上記形態の差動減速機1Bによれば、ピン孔27の軸線O3に対してザグリ穴39の軸線O5が入力中心軸O1を中心とする円周方向A2にずれているため、止め輪28の形状に合せて最小限のザグリ穴39を形成するだけで済み、ザグリ穴39の径方向内側の肉厚(ザグリ穴39とオイルシール42が配置される部分との間の肉厚)及び径方向外側の肉厚(ザグリ穴39とオイルシール41が配置される部分との間の肉厚)を確保することができる。
[変形例]
本実施形態では、ザグリ穴は円型であったが、本実施形態の変形例においては、ザグリ穴は長穴でも良く、または楕円でも良い。ザグリ穴が長穴であっても楕円であっても長径と短径との交点をザグリ穴の軸線とすることで、本実施形態と同様の効果を奏する。
[本発明と実施形態との構成の対応関係]
本実施形態の第1外歯歯車2a及び第2外歯歯車2bは、本発明の外歯歯車の一例である。本実施形態のクロスローラベアリング13は、本発明の軸受けの一例である。本実施形態の止め輪28は、本発明の抜け止め部材の一例である。本実施形態の入力中心軸O1は、本発明の中心軸の一例である。
1A、1B 差動減速機
2a 第1外歯歯車
2b 第2外歯歯車
3 ケーシング
4a 第1キャリア部材
4b 第2キャリア部材
6 内歯歯車
13 クロスローラベアリング
23 貫通孔
24 ピン孔
25 ピン
28 止め輪
29、39 ザグリ穴
33 切割り部
O1 入力中心軸
O3 ピン孔の軸線
O4、O5 ザグリ穴の軸線
A1、A2 所定の方向

Claims (4)

  1. 内歯歯車を有するケーシングと、
    前記ケーシング内において軸受を介して中心軸を中心に回転可能に支持される第1キャリア部材と、
    前記ケーシング内に配置される第2キャリア部材と、
    前記第1キャリア部材と前記第2キャリア部材との間に配置され、前記内歯歯車に内接して噛み合っており、複数の貫通孔を有している外歯歯車と、
    前記貫通孔にそれぞれ遊挿され、前記第1キャリア部材と前記第2キャリア部材とを一体的に結合する複数のピンと、
    を備えており、
    前記第1キャリア部材には、前記複数のピンがそれぞれ配置される複数のピン孔と、前記ピンを抜け止めする抜け止め部材が配置されるザグリ穴とが形成され、
    前記中心軸の方向から見たときに、前記ザグリ穴の軸線は、前記ピン孔の軸線に対して、所定の方向にずれている
    ことを特徴とする差動減速機。
  2. 前記抜け止め部材は、円周上1箇所に切割り部を有する止め輪であり、
    前記止め輪は、前記切割り部が前記所定の方向に向かうように配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の差動減速機。
  3. 前記所定の方向は、前記中心軸に向かう方向である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の差動減速機。
  4. 前記所定の方向は、前記中心軸を中心とした円周方向である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の差動減速機。
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