JP2021032976A - スクリーンの昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】横方向の寸法が長い昇降式スクリーンにおいても、スクリーンがたわんで皺にならず、機構物や重量物の昇降による人的な危険性を無くすことができるスクリーンの昇降装置を提供する。【解決手段】中央の主回転体3に接続された主スクリーン1と、主回転体の両側に設置された2つの副回動体5,5にそれぞれ接続された2つの副スクリーン2,2とからなり、副スクリーン2は主スクリーン1の後方にて一部分が重複し、主回動体3と副回動体5の正逆回動によって、巻き上げ収納と巻き出し展開を行うスクリーンの昇降装置。【選択図】図1
Description
この発明は、会議室、宴会場、体育館、劇場等の屋内、室内において、未使用時は天井付近収納され、使用時に下方に延ばして展開するスクリーンに関し、特に劇場や講堂、大広間など広い空間で用いられる横幅が広い画面のスクリーンを昇降させるスクリーンの昇降装置に関するものである。
会議室、宴会場、体育館、劇場等の屋内や比較的大きな室内において、説明や娯楽のためにプロジェクター映写、スライド映写、映画鑑賞等を行う場合、映像を映写するためのスクリーンが必要となるが、映写の度にスクリーンを設置するのは面倒であるので、予め天井付近にスクリーンを巻回して設置しておき、映写の必要時にスクリーンを天井付近から下方に引きだして、その状態でスクリーンに対して映像を映写し、映写が終了すれば、またスクリーンを巻回して天井付近へ収納することが行われている。
上記のスクリーンを使用時に下ろし、未使用時に天井付近に収納するためのスクリーンの昇降装置は、手動によるもの(例えば、特許文献1参照)や、モータ等の駆動による自動のもの(例えば、特許文献2参照)等、各種のものが提案され実用化されているが、特に一般的な構造の昇降装置としては、特許文献2のように、上側に設置した筒状の巻き取りローラにスクリーン生地を巻回させておき、巻き取りローラーをモーターによって正逆回転させることで、スクリーン生地を昇降動作させるものがある。
ところで、最近は、劇場や講堂で映写される映像が大型化する傾向にあり、それに伴いスクリーンも大型化しており、スクリーンの縦方向は室内の上下寸法で定まるが、スクリーンの横方向は室内の広さに応じて比較的余裕があるためスペースがある限り大型化が求められてきている。
しかし、スクリーンの横幅が大きくなると、スクリーンを巻回する回動体の長さも長くなり、この回動体の長さがあまりに長い場合、スクリーンを巻回する構造上、回動体の長さ方向の途中で軸承支持することができずに両端部でのみ支持されているので、回動体の自重とスクリーンの重さで中央付近が下方向に歪んでたわんでしまい、この状態でスクリーンを回動体に巻回するとスクリーンに皺が生じたり、展開したスクリーンも上辺の回動体がたわんでいるためにスクリーンに皺が生じたまま使用することになるなど問題が生じてしまう。
この対策として図3に示すような構造が考えられており、スクリーン21の上辺を複数箇所の接続部22で構造物に接続し、スクリーン2の下辺は回動体23と接続し、回動体23を回転させてスクリーン21を巻き上げるようにしてあり、このような構造であると、スクリーン21の横方向の寸法が長くても複数箇所の接続部22でスクリーン21を直接支持することができるので、スクリーン21の上辺がたわまず皺になったりしない。
図3のような下巻き方式のスクリーンの場合、横寸法の長いスクリーン21であっても複数箇所の接続部22により上辺がたわむことなく固定されるので皺が生じない利点があるが、スクリーン下辺に接続されてスクリーンを巻回して上昇していく回動体23については、スクリーン21を巻回または引き出しつつの昇降動が必要となる。
この回動体23の回動及び昇降動は、回動体23の両端部にて上側からワイヤー24等を用いて回動体23の回転と昇降動を連動させて行わなくてはならず、このワイヤー24等の機構がスクリーン21の両側辺に露出しており、室内の人に当たる危険が高くなると共に、スクリーン21を券回する重量のある回動体23が人の居る空間まで下降してくる点でも危険性が高くなる問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決し、横方向の寸法が長い昇降式スクリーンにおいても、スクリーンがたわんで皺になったりせず、また、機構物や重量物の昇降による人的な危険性を無くすことができるスクリーンの昇降装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1の発明は、上方に設置固定された水平な軸で回動自在な回動体に上端辺が接続されたスクリーンを、回動体への巻き上げによる収納と、回動体から巻き出しによる展開を行うスクリーンの昇降装置において、
スクリーンは、中央の主回転体に接続された主スクリーンと、主回転体の両側に設置された2つの副回動体にそれぞれ接続された2つの副スクリーンとからなり、副スクリーンは主スクリーンの後方にて一部分が重複するようになっていることを特徴とするスクリーンの昇降装置である。
スクリーンは、中央の主回転体に接続された主スクリーンと、主回転体の両側に設置された2つの副回動体にそれぞれ接続された2つの副スクリーンとからなり、副スクリーンは主スクリーンの後方にて一部分が重複するようになっていることを特徴とするスクリーンの昇降装置である。
また、請求項2の発明は、上記請求項1に記載のスクリーンの昇降装置において、
主スクリーンおよび副スクリーンはそれぞれ主回動体および副回動体の前方から引き出されており、副回動体は主回動体の下側に設置されている構成を採用したものである。
主スクリーンおよび副スクリーンはそれぞれ主回動体および副回動体の前方から引き出されており、副回動体は主回動体の下側に設置されている構成を採用したものである。
上記請求項1の発明によると、横方向の寸法が長いスクリーンの昇降装置であっても、スクリーンを券回する回動体を横方向に3つに分断しているので、各回動体の寸法が短くなり、回動軸の自重やスクリーンの重量によるたわみが少なくなり、スクリーンに皺が生じたり回動軸のスクリーンの巻き取りに支障が生じたりすることがない。
また、中央の主スクリーンの両側の副スクリーンは、主スクリーンの後側でオーバーラップしており、中央付近に居る観客から見た際、主スクリーンの両側辺の端部断面が見えず、副スクリーンの内側の側辺の端部断面は主スクリーンの後側になるので、スクリーンを分割していても、主スクリーンと副スクリーンでの境界部が目立ちにくい。
なお、主スクリーンの横方向寸法は、主回動体がたわんだりしない限りにおいてできるだけ大きく取っておけば、その分、前方から見て主スクリーンの端部断面が見えない範囲が広くなる。
更に、主スクリーン、副スクリーンの昇降動を行う重量物の回動体やモーターは、天井付近に設置固定されており、人が居る付近に降りてこないと共に、スクリーンの両側部にワイヤ等の駆動機構も無いので、これらの機構が人に当たる事故の危険性が少なくなる。
また、請求項2に記載の発明によると、主スクリーンおよび副スクリーンはそれぞれ主回動体および副回動体の前方から引き出されているので、巻き取り、巻き出しに伴うスクリーンの前後方向への移動が同じ方向であり、両者の前後の間隔を狭く採ることができると共に、副回動体は主回動体の下側に設置されているので、主スクリーンの後方に副スクリーンを設ける際、副回動体を主スクリーンに干渉することなく設置することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面を参考にして説明する。
図1及び図2に示すのは、この発明のスクリーンの昇降装置の実施形態の一例であり、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図2は、要部拡大側面図である。
図1及び図2に示すのは、この発明のスクリーンの昇降装置の実施形態の一例であり、図1(A)は平面図、図1(B)は正面図、図2は、要部拡大側面図である。
まず、スクリーンを設置する場所のスクリーン幅方向に沿った方向に、長尺状の柱材やL字材からなり、対象となるスクリーンの横幅より長い寸法の横桟材10が、並列2列で天井付近の構造物に接続固定されている。
この横桟材10の下側で、この横桟材10の長さ方向に沿って、中央の主スクリーン1とその左右の副スクリーン2,2とからなる3枚構成のスクリーンが設置される。
主スクリーン1は、上端辺が回動自在の主回動軸3に固定され、主回動体3の正転によって主回動体3に券き上げられて上昇して収納され、主回動軸3の逆転によって主回動体3から巻き出されて下降するようになっており、また下端辺にはスクリーン生地の揺れや弛み、皺の発生を防止するため棒状体7を接続している。
上記主回動体3は、その両端部から突出する中心軸が、横桟材10に接続固定された固定枠11に軸承され、右側の中心軸はこの固定枠11に設置されているモーター4の回転軸に接続されており、モーター4の正逆転の制御により主スクリーン1は昇降自在となる。なお、主回動体3の左側の固定枠11には、モーター4の制御用リレー等の電気回路を収納した制御部14が設けられている。
主スクリーン1の両側後方に、副スクリーン2、2が主スクリーン1と少しの幅だけ重ねてオーバラップして設けられている。
両副スクリーン2、2は、それぞれの上端辺が副回動体5に固定され、前記主スクリーン1と主回動体3の関係と同様、副回動軸5の正逆転によって副スクリーン2は副回動軸5に券き上げられたり巻き出されることにより昇降動するようになっており、主スクリーン1と同様、スクリーン生地の揺れや弛み、皺の発生を防止するため下端辺に棒状体7を接続している。
上記副回動体5は、その両端部の中心軸が、横桟材10に接続されて後方に延びて下側に向かい更に前方に突出するコ字状の接続枠12に接続固定された固定枠13に軸承され、右側の中心軸はこの固定枠11に固定設置されているモーター6の回転軸に接続されており、モーター6の正逆回転制御により副スクリーン2は昇降自在となる。なお、副回動体5の左側の固定枠13には、モーター6の制御用リレー等の電気回路を収納した制御部15が設けられている。
上記した主回動体3や副回動体5は、強度、剛性を有するものであれば特に材質は限定されないが、通常は剛性と重量のバランスから中空の筒状で主としてアルミニウム合金、スチールなどの金属製からなる。
上記のように、前方に中央の主スクリーン1、その両側面の後方に両副スクリーン2、2が配置されるようにすると、中央の主スクリーン1の側辺部1aの端部断面が、外側を向いているので前方から鑑賞する際に、あまり断面が見えない。一方、両側の副スクリーン2のスクリーン内方向の側辺部2aの端部断面は、前方からは内側向きになるが、主スクリーン1の後側で隠れて見えることがない。よって、主スクリーン1の両側部の副スクリーン2との境界部の端部断面が目立たず、スクリーンの繋ぎ目が目立たない。
また、図2に示すように、主スクリーン1および副スクリーン2はそれぞれ主回動体3および副回動体5の前方から引き出されて同じ方向に回転して昇降動するので、スクリーンの巻き取り、巻き出しに伴うスクリーンの前後方向への移動が同じ方向であり、主スクリーン1および副スクリーン2の前後の間隔を狭くすることができる。
また、副回動体5は主回動体3の下側に設置されているので、主スクリーン1の後方に一部重ねて副スクリーン2を設ける際、副回動体5が主スクリーン1に干渉することなく設置できる。
本実施形態では、スクリーン全体の大きさを、高さ約8m、横幅約16mとしておき、主スクリーン1の横方向寸法を約9m、副スクリーン2の横方向寸法をそれぞれ約3.5mとし、主スクリーン1の両側で副スクリーン2と約500mmずつオーバラップするようにしており、また主スクリーン1と副スクリーン2との前後方向の間隔は約20mm程度としてある。
なお、これらの寸法は、使用される屋内の大きさやその用途によって定まり、特にこの実施形態のものに限定されるものではないが、主スクリーン1の寸法や全体からの割合については、主スクリーン1は映写される映像の中心部を担うスクリーンであり、また、副スクリーン2との境界部をなるべく外側にするのが好ましいので、本発明の目的である主回動体3の撓みにより不具合が生じない範囲内で極力大きめの寸法を取るのが好ましい。
まず、スクリーン未使用時は、主スクリーン1はその殆どが上昇位置で主回動体3に券回されており、図2中一点鎖線で示すように、主回動体3に主スクリーン1を巻き付けた券回体8の前方の最外部8aから下方に主スクリーン1下端辺の棒状体7が少し垂れ下がった状態である。
また、主スクリーン1の両側の副スクリーン2も同様に、上昇位置で副回動体5に券回されており、図2中一点鎖線で示すように、副回動体5に副スクリーン2を巻き付けた券回体9の前方の最外部9aから少し下方に副スクリーン2下端辺の棒状体7が主スクリーン1の棒状体7とほぼ同じ高さに位置する状態である。
この状態から、モーター4の正転により券回体8が図2での反時計方向に回動することで、主スクリーン1が引き出されて降下する。
その際、副スクリーン2側のモーター6もモーター4と同期して正転し、券回体9が図2での反時計方向に回動することで、副スクリーン2も主スクリーン1と同様に引き出されて降下する。
主スクリーン1及び副スクリーン2がスクリーンを使用できる状態まで下降すれば、モーター4とモーター6を停止制御し、その際の主スクリーン1側の券回体8の前方の最外部8bから下方に主スクリーン1が展開し、同様に副スクリーン2側の券回体9の前方の最外部9bから下方に副スクリーン2が展開している。
スクリーン使用後、スクリーンを上方に収納する際は、モーター4とモーター6を逆転させて図2中で時計方向に同期回転制御することで、主スクリーン1と副スクリーン2を主回動体3と副回動体5により巻き上げて収納する。
1 主スクリーン
1a 側辺部
2 副スクリーン
2a 側辺
3 主回動体
4 モーター
5 副回動体
6 モーター
7 棒状体
8 券回体
8a 最外部
8b 最外部
9 券回体
9a 最外部
9b 最外部
10 横杆材
11 固定枠
12 取付片
13 固定枠
14,15 制御部
1a 側辺部
2 副スクリーン
2a 側辺
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7 棒状体
8 券回体
8a 最外部
8b 最外部
9 券回体
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9b 最外部
10 横杆材
11 固定枠
12 取付片
13 固定枠
14,15 制御部
Claims (2)
- 上方に設置固定された水平な軸で回動自在な回動体に上端辺が接続されたスクリーンを、回動体への巻き上げによる収納と、回動体から巻き出しによる展開を行うスクリーンの昇降装置において、
スクリーンは、中央の主回転体に接続された主スクリーンと、主回転体の両側に設置された2つの副回動体にそれぞれ接続された2つの副スクリーンとからなり、副スクリーンは主スクリーンの後方にて一部分が重複するようになっていることを特徴とするスクリーンの昇降装置。 - 主スクリーンおよび副スクリーンはそれぞれ主回動体および副回動体の前方から引き出されており、副回動体は主回動体の下側に設置されている請求項1に記載のスクリーンの昇降装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019151111A JP2021032976A (ja) | 2019-08-21 | 2019-08-21 | スクリーンの昇降装置 |
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2019
- 2019-08-21 JP JP2019151111A patent/JP2021032976A/ja active Pending
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